2004年11月30日

パレートの法則

イタリアのパレート(経済学者)が所得統計を分析して発見した法則。世の中の2割のリッチマンが全体の8割の所得を得ているというのがオリジナル(だったと思う)。そろそろ20世紀になろうかという頃の話。


そこから転じて、顧客の中の上得意客2割が売上の8割を占めているとか、不良品の8割は2割の原因に集中するとか応用されている。品質管理分野への応用のほうが早かったと記憶する。マーケティングでパレートの法則が脚光を浴びだしたのは、ここ10年くらいだ(たぶん)。


品質管理は知らないが、マーケティングでの応用は結構いい加減。きちんと検証もせずに、品揃えのうち2割が−−−などと平気でいわれることも多い。さらに法則は一人歩きして「仕事の成果の8割は、費やした時間の2割にあたる重要な努力に左右される」などとパレート「道」にまで昇華している。


この法則は、直感的にそうなんだろうなと思わせる力を持っているし、シンプルで応用が利くので一人歩きするもの理解できる。日本人が好きなタイプの定理かも知れない。マーケティングや経営に、もちろん有効だが、事実関係は検証してから使ってね。


話は変わるがブログを見てくれた友人知人からのメールで多かったのは「意外とまじめな内容で驚いた」。ウ〜ン、本人は普段からまじめなつもりなのに。しかし謙虚に受け止めよう。


そこでパレートの法則の応用編を。
「人は20%のところで他人から判断される」(^^ゞ


それをさらに応用して本日は“ブランドイメージは、ブランドの20%の要素で形成される”の下書きでした。

wassho at 12:21│Comments(0) マーケティング、ビジネス 

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