2005年03月29日

食事を済ましちゃいけない?

昨日に書いたブログ。書きながら気にはなっていたのだが「業者」という表現をしてしまった。私はこの言葉が嫌い。何となく相手を一段低く見ているようなニュアンスがあるから。「出入りの業者」なんて言葉はとても感じが悪い。


じゃなぜブログに業者と書いたのか。それは他にいい表現が思い浮かばなかった、考えている時間がなかったから。企業とか会社と書いても間違いではないけれど、もう少し個人とやりとりしているニュアンスを出したかったのかもしれない。それでも「プログラムとはちょっと筋違いの業者に」ではなく「プログラムとはちょっと筋違いの企業の担当者に」とは何となく書きづらかった。私の感覚では業者は、企業もその従業員も両方含む言葉。


しかし、業者は私としては使用禁止用語なので何か対策を考えなければーーーと思ってはいるものの、すぐにはいいアイデアもない。そうだ!どうしても業者という言葉が必要なときは、とりあえず「業者さん」と呼ぼう(^^ゞ


言葉の感覚は人によってずいぶん違うから、私の意見を理解できない人も多いかもしれない。出入りの業者さんで??と感じる人もいるはずだ。それはある程度仕方がない。


某一流企業、ここの人たちのほとんどは私に何か書いて送ってくるとき「晴れ時々マーケティング殿」と殿づけする。「殿」は上位のものが下位のものを丁寧に呼ぶときに使う言葉。私の感覚ではそうだし、どこかでそう読んだこともあるから、これはたぶん日本の常識。


その一流企業の皆さんは私を下位のものと扱っているわけでは決してない。たぶん彼らの感覚では「様」より「殿」のほうがより高級な言葉なのだ。私より常識のありそうな人たちばかりの会社なのだが、これはもうその会社の企業文化というしかない。


言葉の感覚は人によってずいぶん違うーーー私がすごく印象に残っていることをひとつ。「お食事はもう済まされましたか?」と尋ねるのは、いつもは「メシもう食ったぁ?」という私にとって、とても上品で丁寧な言葉なのである。しかし、どこで読んだか忘れたが「済ます」という言葉に憤慨している人がいた。その人の感覚では「済ます」というのは「片づける」とか「処理する」というニュアンスで、食事という大切な行為を「済ます」とは何事か、そんなことだから社会が乱れるのだー(怒)というような主張だったと記憶する。


その主張を理解できなくもないが、私の感覚とはちょっと相容れない。いずれにせよ何とも言葉遣いは難しい。

本日は〜という、いつもの締めを最近どうも書きづらい。中国日記を書いてから調子が狂ったかも? そのうちまた提案型のマーケティング・ブログに戻すので、気長におつきあいを。

wassho at 23:33│Comments(0) 社会、政治、経済 

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