2005年04月14日

恵まれた環境にいると

とある商材が必要となったのでネットで検索してみる。


もちろん山ほどヒットしたが、ネット通販のお店ばかり!   ちょっとややこしい依頼をしたいので通販で発注するのはためらわれる。そこでネット通販の店でも近くにあるなら出向いてみようとチェックしてみると、見事に地方のお店ばかり!


●ネットによってビジネスのあり方は確かに変化していると改めて確認した次第。


と、呑気なことばかりいっていられないので、その商材名と近所の住所をAND検索で最トライ。思うような検索結果が得られない。


ふと閃いてタウンページのサイトで検索してみる。ここなら確実にお店の所在地を検索条件に入れられる。タウンページのコマーシャルはよく見るが使うのは初めて。


結論を言うと、お店の名前や電話番号はわかるものの、電話帳と同じで単なるリストで表示されるだけなので、どんなお店なのかはさっぱりわからない。つまり使えない。

しかし、おそらく特別掲載料金を払っている何軒かの店は、少し詳しい情報を別ページで見ることができる。今回は5軒そんな店があった。そのページにいってみる。ガッカリ。お店の概要が多少増えているだけで、どんなことを得意とするお店というか 業者さん(^_^)なのかまったくわからない。


ただし、お店自身のホームページは5軒とも掲載されていたので、そこからたどってみる。で、またガッカリするハメになる。最初に検索した地方のネット通販のお店とは、ホームページで得られる情報の質・量が全然違う。それにいかにも金のかかっていない「デザインレス」なホームページばかりで、問い合わせてみようという気が失せる。


地方と違って、商圏エリアの客も多いのでネットには力を入れていないのだろうが「もうちょっとしっかりしてくれ、東京に実店舗のあるお店(怒)」と叫びたくなる。


ずいぶんと前だが、東京に本社があって全国にお店がある物販チェーンの店舗リサーチをしたことがある。そのとき発見した法則は、

●店長の力量は本社との距離に比例する。

つまり地方ほど優秀な店長が多い。地方ほどマーケットが小さいからより努力する。小さいマーケットでいったん捕まえた顧客を失うとたいへんなので顧客満足向上に懸命になる。都内の店長は何か問題があると本部にすぐ駆け込んで解決を頼むけれど、地方の店長はそんなことができないから自分で努力する。そういった背景があるとレポートを書いた。


本日は“恵まれた環境で楽な商売をしていると、おごれる平家も久しからずになる”の下書きでした。

wassho at 23:54│Comments(0) マーケティング、ビジネス 

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