2005年04月15日
いつのまにか「いつもお世話になります」
ささやかな抵抗を一つ。
たいていのメールには一番上に「晴れ時々マーケティング様」と宛先の名前が書いてある。そしてビジネスメールの場合は、「いつもお世話になります」とかの言葉が続く。私も大体そうしている。
これが結構気に入らなかったりする。まだインターネットがなくてパソコン通信の時代からメールを使っていたから私のメール歴は古い。メールが登場した当時、
メールは手紙と違って本文前後の儀礼はいらない。つまり前略・敬具とか英語ならDear Wassho・Best regardsとかは省略して、いきなり単刀直入に、しかもごく簡潔に要件だけを書いても
失礼にならない
ものとされていた。せっかく瞬時に相手に届くメールなんだから、虚礼を廃してスピーディーなコミュニケーションをしようぜ!というのが趣旨だったと思う。コンピューターネットワークを最初に使い始めたエンジニアたちは、たぶんカジュアルなスピリットの持ち主だったんだろう。
それがメールが普及して多くの人が使うようになって、いつのまにか「晴れ時々マーケティング様」「いつもお世話になります」と書くようになってきた。今はそういった文言が入っていないメールは失礼だと感じる人が多いと思う。
カジュアルなスピリット(ナンノコッチャ)の持ち主である私は、だから「晴れ時々マーケティング様」場合によっては、ご丁寧にその前に社名まで書いてあったりする「いつもお世話になります」なメールを受け取るたびに、ということは毎日毎日ナンダカナ〜と思い、自分も同じようなメールを書いてナンダカナ〜と思っているのである。
ささやかな抵抗としてときどき「〇〇さんへ」なんて書き出しにしたりするが、たぶん元の単刀直入なメール文化に戻ることはないだろう。良くも悪くも虚礼が潤滑油になっている世の中なのである。
本日は“普及率によって物事の意味合いやポジショニングが変わることもある。その潮時を見極めないとマーケティングもうまくいかない”の下書きでした。
ちなみに私のパソコンは「;い」と打つと「いつもお世話になります」と変換されるように辞書を設定してある。メールをやりとりしている皆さん、虚礼ですみませんm(_ _)m
たいていのメールには一番上に「晴れ時々マーケティング様」と宛先の名前が書いてある。そしてビジネスメールの場合は、「いつもお世話になります」とかの言葉が続く。私も大体そうしている。
これが結構気に入らなかったりする。まだインターネットがなくてパソコン通信の時代からメールを使っていたから私のメール歴は古い。メールが登場した当時、
メールは手紙と違って本文前後の儀礼はいらない。つまり前略・敬具とか英語ならDear Wassho・Best regardsとかは省略して、いきなり単刀直入に、しかもごく簡潔に要件だけを書いても
失礼にならない
ものとされていた。せっかく瞬時に相手に届くメールなんだから、虚礼を廃してスピーディーなコミュニケーションをしようぜ!というのが趣旨だったと思う。コンピューターネットワークを最初に使い始めたエンジニアたちは、たぶんカジュアルなスピリットの持ち主だったんだろう。
それがメールが普及して多くの人が使うようになって、いつのまにか「晴れ時々マーケティング様」「いつもお世話になります」と書くようになってきた。今はそういった文言が入っていないメールは失礼だと感じる人が多いと思う。
カジュアルなスピリット(ナンノコッチャ)の持ち主である私は、だから「晴れ時々マーケティング様」場合によっては、ご丁寧にその前に社名まで書いてあったりする「いつもお世話になります」なメールを受け取るたびに、ということは毎日毎日ナンダカナ〜と思い、自分も同じようなメールを書いてナンダカナ〜と思っているのである。
ささやかな抵抗としてときどき「〇〇さんへ」なんて書き出しにしたりするが、たぶん元の単刀直入なメール文化に戻ることはないだろう。良くも悪くも虚礼が潤滑油になっている世の中なのである。
本日は“普及率によって物事の意味合いやポジショニングが変わることもある。その潮時を見極めないとマーケティングもうまくいかない”の下書きでした。
ちなみに私のパソコンは「;い」と打つと「いつもお世話になります」と変換されるように辞書を設定してある。メールをやりとりしている皆さん、虚礼ですみませんm(_ _)m
wassho at 22:18│Comments(2)│
│社会、政治、経済
この記事へのコメント
1. Posted by carina 2005年04月17日 21:37
最初日本語を使うときに、***さんへという礼儀を知らなかった。そして、いつか分かってきたときに、電気代とネット接続費用も増えました。今でも、本当に仲間じゃない人だったら、気をつけて書いていますよ。***様 それでも、日本人の考え方を100% を捕まえないです。
2. Posted by 晴れ時々マーケティング 2005年04月18日 01:36
カリナさんへ
お久しぶりです。外国語を学ぶのは、それだけでも難しいのに、その国の文化も理解しないといけないから大変ですよね。そこにいろいろと発見があって楽しいことも多いですけれど。
それと中国語と日本語では同じ漢字でも微妙に意味が違うものもあるから。先日中国からもらった手紙の最後に「敬礼」とありました。日本語で敬礼は軍隊式の挨拶のことです。やっぱり難しいですね。
お久しぶりです。外国語を学ぶのは、それだけでも難しいのに、その国の文化も理解しないといけないから大変ですよね。そこにいろいろと発見があって楽しいことも多いですけれど。
それと中国語と日本語では同じ漢字でも微妙に意味が違うものもあるから。先日中国からもらった手紙の最後に「敬礼」とありました。日本語で敬礼は軍隊式の挨拶のことです。やっぱり難しいですね。