2005年04月

2005年04月28日

観察が基本

一昨日、楽天が100敗するのは130億円の売り上げ予算が30億円しか達成できないということか、そりゃ大変だと書いたが、「優勝に130試合全勝は必要ない」というメールをもらった。時々いいことを書いたつもりでも誰もほめてくれないけど、ミスるとすぐ友人からメールが飛んでくる。ちなみに調べてみると、昨年優勝のダイエーは133試合で77勝だった。仮に同じ試合数/優勝に必要な勝ち試合数だとして、100敗するというのは77億円の売り上げ予算が33億円しか達成できないことになる。やっぱり大変だ。


さて楽天の話 (/_')/ソレハコッチニオイトイテ


先日、ジーンズを買いに行った。ハイそうです、それまでのジーンズが きつくて苦しいからです(^^ゞ


試着してウエストの余裕を確認し、裾上げの寸法を測ってもらってお終い。きわめて短時間。ところで、その店の試着室は男女共用で女性客のほうが多い。試着室のカーテンの中が狭いせいもあるが、ほとんどの女性客がカーテンの外に出て鏡の前で念入りにチェックしている。観察しているとお尻や太ももの裏側のフィット具合を気にしている人が多い。体をひねりながら何回も何回も確認している。裾上げ寸法も何度も修正している。そんなにファッショナブルな女性たちには見えなかったのに、私と較べるととっても念入りである。


女性が使う商品のマーケティングを考えることも多いけれど、ちょっと反省させられた。女性がファッションというか美というか、そういうことに対するこだわりや執着心を本当に理解していたかどうかと。


世の中の女性向け商品も、多くは男性が企画したり最終ジャッジをしたりしている。アンケート調査をしたりインタビューをしたり、女性のニーズや嗜好を理解するのはもちろんだとして、もっと密着して何かを感じ取らないと本当の姿は捉えられないかもしれない。


本日は“分析だけじゃなくて、やはり観察がマーケティングの基本。感性以上の理解というのは残念ながらあり得ないのかもしれない”の下書きでした。ついでに衣料品店の皆さん、三面鏡を用意すれば顧客満足度が上がりますよ。

wassho at 20:45|PermalinkComments(2) マーケティング、ビジネス 

2005年04月26日

落合監督

プロ野球では楽天が負け続けているらしい。昨日で5勝20敗、このペースだと年間100敗以上らしい。野球に詳しくないので例年の最下位チームが何敗するものかは知らないが、年間試合数は130位だったはず。130億円の売り上げ予算が30億円しか達成できないということか? そりゃ大変だ。


昨年セリーグは中日が優勝したので落合監督のインタビュー記事をよく見かけた。例によってどこで読んだか忘れてしまったが「私(監督)が選手とコーチの間に入って調整するから、うまくいく」という話が印象に残っている。ふつうは監督→コーチ→選手という指揮系統のはず。そんな固定概念にとらわれず自分が最も能力を発揮できる役割を見つける・作り出すところに落合マネジメントの秘訣を感じた。具体的にどんな調整をしたのか知るよしもないが 「管理職ではなく支援職」を主張する私にとっては、とても納得のいく話でもある。


本日は“私とクライアント担当者の間に入って調整してくれる社長がいるような企業と仕事がしたい(^_^) それは冗談としても、ちょっと立ち位置変えると仕事がうまく進むかもね「管理職」の皆さん”の下書きでした。

wassho at 21:36|PermalinkComments(0) マーケティング、ビジネス 

2005年04月25日

目立ちたくない広告

トレンドマイクロ社が23日に配布したパソコン・ウイルス対策ソフトのアップデート・ファイルに欠陥があり、JRなど大手企業だけで60数社のパソコンがダウンし、法人個人併せた問い合わせが30万件も殺到するという事故が起きた。ウイルス対策ソフトの会社がウイルスをばらまいたようなものであり、被害者は現実的には対応しようのない事態である。


さて、不祥事を起こした大きな企業は新聞に、問題の告知やお詫びの広告を出すことになる。たいてい最終面の下の方に載る。雪印事件の頃あたりから、新聞のこの欄はとみに賑わっているような印象を受ける。


いつも感じるが、このお詫び広告は見過ごしてしまうくらいとても地味である。白黒なのはいいとして、ほとんどベタうちに近い素っ気ないレイアウト、見出しもたいていの場合本文と同じフォントの同じサイズ。できるだけ目立ちたくないという世にも珍しい広告を見ることができる。この欄の広告はお詫びだけの場合もあるが「当社の〇〇という製品の〇〇年〜〇〇年に作られたものは使用中に出火のおそれがあるのですぐ修理が必要」というような重大な告知もある。その場合も談合したかのように各社とも地味表現で「広告」の機能を果たしているとは言い難いものがほとんど。


何か問題があるときにどう対処するかで人も企業も本質が見えてくる場合は多い。企業不祥事の場合はホームページで、どのようにその不祥事が扱われているか、どのような情報を提供しているかで企業体質をかいま見ることができる。それらは広報テクニックのうまいヘタで企業体質とはまた別という意見もあるが、人も企業もまず見た目で判断されることを忘れてはいけない。以前に、それらの不祥事ページを集めた資料集を見たことがあるが、誠意のあるなしは一目瞭然で伝わってくる。


人間のすることにミスはつきもの。しかし社会が高度になり製品の技術レベルが上がるほど、そのリカバリーもより重要になってくる。普段の商品広告に注ぐ百分の一でいいからお詫び広告にも目立とう精神をと思う次第。本日は“お詫び広告をカラーで出す企業が現れれば、その企業の株は買い”の下書きでした。

wassho at 21:07|PermalinkComments(0) 社会、政治、経済 | マーケティング、ビジネス

2005年04月22日

エミュレーションじゃ企業は変われない

生まれて初めてウインドウズのパソコンを操作する。今までもちょっとくらいは触ったことがあるが、興味もないのでせいぜい1分以内。今回はソフトのインストールからネットワーク環境の設定その他もろもろとドップリ。


パソコンはずっとマックを使っている。使い始めた当時のマイクロソフト陣営はまだ命令文を打ち込まなければいけないMS-DOSの時代。そんなものはまっぴらゴメンとGUI(グラフィカル・ユーザー・インターフェース/アイコンをマウスでクリックすればいいパソコン)のマックを選んだ。どちらも一長一短あろうがウインドウズは感覚的に私にはあわない。慣れの問題はもちろんあるが、操作画面の美意識だけでもマックを使う価値はあると思っている。


マックとウインドウズについては本日の下書きになるネタはいっぱいあるけれど、それはまたいずれ。仕方なくウインドウズを使う機会も増えそうなのでお楽しみに。


パソコンでマックは圧倒的に少数派。ビジネスソフトとなるとほとんどがウインドウズ用しかない。そんなわけで今回あるビジネスソフトが必要となったのでウインドウズをいじる羽目に。


実はそのウインドウズ用のソフトはマックにインストールして使うことにした。 バーチャルPCというソフトを使うとマックの中に仮想的にウインドウズ・パソコンを作り、そこにウインドウズをインストールし、そのウインドウズを使ってビジネスソフトを動かすことができる。説明がややこしくてゴメン。このバーチャルPCのようなソフトを エミュレーターという。


エミュレーター(emulator)とはもともと見習う人、模倣する人という意味である。つまりマックの中に模倣したウインドウズ・パソコンができる。本物のウインドウズ・パソコンではないから、スピードはあまり速くない。ウインドウズそのものの機能も100%は利用できない。細かな不具合もいろいろと出る。本格的に使うならエミュレーターなどを介さず、本物のウインドウズ・パソコンを用意した方がもちろんいい。今回はモノは試しということでやっているだけ。


さて本日は、ちょっと長いけど“企業改革、企業体質を変えるなどのプロジェクト。いくら体制を整え新しい施策を立てても本当にやる気がなければエミュレーターの上の出来事でしかない。だからいつまでたっても何も変わらなかったり、新規事業に腰が据わらなかったり、同じような不祥事を何回も繰り返したりする”の下書きでした。バーチャルPCを動かすとウインドウズ・パソコンを使っている気がしてくるのでご注意!

wassho at 20:47|PermalinkComments(0) マーケティング、ビジネス 

2005年04月20日

下手なホームページは全世界に恥をさらす

ちょっと特殊な事務機器を検討するため、メーカーに問い合わせたりショールームに見学に出かけたりしている。購入するのは販売代理店(取引のある問屋)を通じてなのだが、商品内容に関してはメーカーと直接やりとりをしている。


候補となった製品を扱うメーカーは4社あった。1社は誰でも知っている超有名企業。もう1社は、そこの有名な製品の名前を聞けばほとんどの人が思い出す企業。残りの2社はそこそこ大きな会社だが専門会社なので世間的には無名といってもいい。私もほとんど知らなかった。


もちろんインターネット検索で探した。インターネットがなければ、つまりホームページというものがなければ、おそらく「残りの2社」は候補に挙がらなかった。そもそも販売代理店を通さずにコンタクトすることもできなかったはず。 4月14日にも書いたのと同じようにネットによってビジネスのあり方は確実に変化している。売り方もそうだが買い方も変化しているとまたもや実感した次第。


今回の4社はホームページに必要な情報をきちんと掲載していた。「残りの2社」も超有名企業より充実しているくらい。知名度や企業としての安心度では他の2社よりは劣るから、企業規模なりの地味で内容の伴わないホームページだったら問い合わせをしなかったかもしれない。


きちんとしたホームページを作るのは金も労力もかかるが「うちは下位メーカーだからトップメーカーほど立派なホームページでなくてもいいや」と思わないことである。他の販促費用や営業での苦労を考えたら、ホームページに力を注ぐのは「割に合う」場合がほとんど。


しかしホームページは作るより育てる方がたいへん。見かけが立派なものを作るだけだったら、予算さえ許せば、あるレベル以上の制作会社に丸投げすれば済む。しかし中身があるホームページにするには社内の各分野のエキスパートがある程度関わらない限り不可能である。しかも内容を充実させ「続け」ないと見向きされなくなるのがホームページでもある。最低限の情報の更新だけでも結構手間がかかる。


残念なことに私の知るある一部上場企業のトップページは「2004年の最新情報」で始まる。その企業は昨年に創業〇〇周年を迎えたのだが、今年4月になった今もそのままである。トップページがこのていたらくなので、それ以外のページは読む気も失せる。


その企業とは仕事をしていないが社長とは少し親しい。本日は、その社長と1年前のちょうど今頃、6時間ほどぶっ通しで飲んだ(^^ゞときにアドバイスした“ホームページになかなか手が回らない理由はわからないでもない。でもいったんホームページを開いた限りは、ヘタなものを見せれば全世界中に恥をさらすことになる”の下書きでした。せっかくの無料コンサルティングも酒の席では効果がなかったか。明日御注進のメールでも出そう。

wassho at 22:27|PermalinkComments(0) マーケティング、ビジネス 

2005年04月19日

宛先不明

メールを出して、そのアドレスが不明だと戻ってくる。「そのアドレスは当方のリストにありません」などの説明がついてくるが、たいていの場合それは英文で書かれている。


メールを管理するソフトが英語版のソフトなのだからと推測しているが、メールがこれだけ普及した現在、つまり子供もじいちゃんばあちゃんもメールを使う世の中なのだから、もう少し何とかならないものかと思う。英語はわかっても、ネットワークの専門用語すぎて理解できないときもある。ネットワーク関係者の皆さん、是非ご尽力を。


先日、珍しく日本語で「そのアドレスは当方のリストにありません」と戻ってきた。ある企業のある人物に出したメールなのだが、次の日に本人から転職挨拶のハガキが届いた。さて、その戻ってきたメールが日本語なのは評価できるが、どうせならリストにない(というか削除した)お詫びの文面と共に、その人物は退職したとかの情報も書き加えてはどうか。その方がこっちも助かるし、その企業のイメージもアップする。メール管理ソフトはデータベース・ソフトの一種。自動的に書き加えるようにするのは、さほど難しくあるまい。ネットワーク関係者の皆さん、是非ご尽力を。


本日は“親切心なんてちょっとしたところに現れるし感じるもの。その積み重ねが企業好感度”の下書きでした。

wassho at 22:21|PermalinkComments(0) マーケティング、ビジネス 

2005年04月18日

好感度のねじれ現象

中国の反日デモ。参加者の一人を取材したテレビ番組を見た。「日本製品をボイコットせよ」と叫ぶ彼の自宅には日本の家電製品が一杯みたいな内容。取材記者が日本人だったかどうかはわからないが、日本向けの取材だったことは伝わっていたはず。その取材で彼はにこやかだった。


そこで仮説。中国人は(と一般化してしまうのは無理があるが)日本製品や日本人個人個人は嫌いじゃなくて、むしろ日本製品には魅力を感じているけれど、国家としての日本が嫌いーーーというもの。


昔、アップルが経営的におかしかったとき、コロコロとポリシーが変わり、またユーザー本位の対応でもなかったので「マックは好きだけれどアップルは嫌い」というマック愛好家が多かった時期がある。  ※マックというパソコンを作っている会社がアップルコンピューターです。


そういう国民と国家、製品と企業に対する好感度のねじれ現象というのは、やもすれば起こりえる。


そこで思いつくのが最近のアレ。ライブドアとフジテレビは、そろそろ一件落着しそうであるが、このゴタゴタの間、ブログなどではフジテレビに対する批判的意見のほうが圧倒的に多かった。でもフジテレビの番組や女子アナの人気は高い。番組は好きだけれど企業としてのフジテレビは気にくわないーーー反日デモとよく似た心理現象である。(私の仮説が正しいとしてだが)


本日は“好かれていれば売れる。しかし売れているから好かれているとは限らない。その辺を勘違いするとしっぺ返しにあう”の下書きでした。

wassho at 21:33|PermalinkComments(0) マーケティング、ビジネス 

2005年04月17日

イヤホンのノーベル賞

子供の頃、水虫かハゲの特効薬を発明したらノーベル賞ものだと聞いたか読んだことがある。水虫薬や育毛剤はたくさん売られているが、その分野でノーベル賞を取ったという話は聞かないから「特効薬」ではなさそうである。


4月13日にiPodのことを書いた。音楽を聴くことに関しては誠に快適。音質もイヤフォンで聴いている限りまずまず。クラシック音楽はまだiPodにインストールしていないけれど、その時はもう少し高級なイヤフォンやヘッドフォンが欲しくなるかも知れない。試しに外部スピーカーにつないでみたが、ややこぢんまりとした音になる。音楽データを圧縮して格納しているせいかも知れない。


本来の目的である英語番組に関しては、細かな操作性にやや難あり。少しだけ巻き戻したり(という表現はテープじゃないからヘンだが)とかは、なかなか上手くできない。ただ説明書はまったく読んでいないし、昨日も音量調節に4つも方法があることを発見したので、もう少しマスターしてから評価しようと思う。


それよりもである。


何が困るって、別にiPodに限ったことではないが、イヤフォンのケーブルがすぐに絡まってしまう。この問題を解決できればノーベル賞は無理でも特許料で大儲けできるに違いない。どなたかがんばって知恵を絞ってください。


イヤフォンの歴史は知らないが、ステレオ式のイヤフォンでもウォークマンがでてきてからだから既に約25年になる。四半世紀の間こんな不便なものを消費者に売りつける企業の神経もイカガナモノカ。それとiPodを追撃しようと躍起になっている企業の皆さん。つまらぬ付加価値はどうでもいいから、イヤフォン問題を解決してくれれば私はすぐ買い換えます。

本日は“本当のニーズとは困っていることとか怒っていること。自分の首を絞めるようでイヤだけれど(^^ゞ 付加価値とか生活提案とかで成功したマーケティングは実は少ない”の下書きでした。

wassho at 23:50|PermalinkComments(0) マーケティング、ビジネス | 音楽、オーディオ

2005年04月15日

いつのまにか「いつもお世話になります」

ささやかな抵抗を一つ。


たいていのメールには一番上に「晴れ時々マーケティング様」と宛先の名前が書いてある。そしてビジネスメールの場合は、「いつもお世話になります」とかの言葉が続く。私も大体そうしている。


これが結構気に入らなかったりする。まだインターネットがなくてパソコン通信の時代からメールを使っていたから私のメール歴は古い。メールが登場した当時、

メールは手紙と違って本文前後の儀礼はいらない。つまり前略・敬具とか英語ならDear Wassho・Best regardsとかは省略して、いきなり単刀直入に、しかもごく簡潔に要件だけを書いても

    失礼にならない

ものとされていた。せっかく瞬時に相手に届くメールなんだから、虚礼を廃してスピーディーなコミュニケーションをしようぜ!というのが趣旨だったと思う。コンピューターネットワークを最初に使い始めたエンジニアたちは、たぶんカジュアルなスピリットの持ち主だったんだろう。


それがメールが普及して多くの人が使うようになって、いつのまにか「晴れ時々マーケティング様」「いつもお世話になります」と書くようになってきた。今はそういった文言が入っていないメールは失礼だと感じる人が多いと思う。


カジュアルなスピリット(ナンノコッチャ)の持ち主である私は、だから「晴れ時々マーケティング様」場合によっては、ご丁寧にその前に社名まで書いてあったりする「いつもお世話になります」なメールを受け取るたびに、ということは毎日毎日ナンダカナ〜と思い、自分も同じようなメールを書いてナンダカナ〜と思っているのである。


ささやかな抵抗としてときどき「〇〇さんへ」なんて書き出しにしたりするが、たぶん元の単刀直入なメール文化に戻ることはないだろう。良くも悪くも虚礼が潤滑油になっている世の中なのである。


本日は“普及率によって物事の意味合いやポジショニングが変わることもある。その潮時を見極めないとマーケティングもうまくいかない”の下書きでした。

ちなみに私のパソコンは「;い」と打つと「いつもお世話になります」と変換されるように辞書を設定してある。メールをやりとりしている皆さん、虚礼ですみませんm(_ _)m

wassho at 22:18|PermalinkComments(2) 社会、政治、経済 

2005年04月14日

恵まれた環境にいると

とある商材が必要となったのでネットで検索してみる。


もちろん山ほどヒットしたが、ネット通販のお店ばかり!   ちょっとややこしい依頼をしたいので通販で発注するのはためらわれる。そこでネット通販の店でも近くにあるなら出向いてみようとチェックしてみると、見事に地方のお店ばかり!


●ネットによってビジネスのあり方は確かに変化していると改めて確認した次第。


と、呑気なことばかりいっていられないので、その商材名と近所の住所をAND検索で最トライ。思うような検索結果が得られない。


ふと閃いてタウンページのサイトで検索してみる。ここなら確実にお店の所在地を検索条件に入れられる。タウンページのコマーシャルはよく見るが使うのは初めて。


結論を言うと、お店の名前や電話番号はわかるものの、電話帳と同じで単なるリストで表示されるだけなので、どんなお店なのかはさっぱりわからない。つまり使えない。

しかし、おそらく特別掲載料金を払っている何軒かの店は、少し詳しい情報を別ページで見ることができる。今回は5軒そんな店があった。そのページにいってみる。ガッカリ。お店の概要が多少増えているだけで、どんなことを得意とするお店というか 業者さん(^_^)なのかまったくわからない。


ただし、お店自身のホームページは5軒とも掲載されていたので、そこからたどってみる。で、またガッカリするハメになる。最初に検索した地方のネット通販のお店とは、ホームページで得られる情報の質・量が全然違う。それにいかにも金のかかっていない「デザインレス」なホームページばかりで、問い合わせてみようという気が失せる。


地方と違って、商圏エリアの客も多いのでネットには力を入れていないのだろうが「もうちょっとしっかりしてくれ、東京に実店舗のあるお店(怒)」と叫びたくなる。


ずいぶんと前だが、東京に本社があって全国にお店がある物販チェーンの店舗リサーチをしたことがある。そのとき発見した法則は、

●店長の力量は本社との距離に比例する。

つまり地方ほど優秀な店長が多い。地方ほどマーケットが小さいからより努力する。小さいマーケットでいったん捕まえた顧客を失うとたいへんなので顧客満足向上に懸命になる。都内の店長は何か問題があると本部にすぐ駆け込んで解決を頼むけれど、地方の店長はそんなことができないから自分で努力する。そういった背景があるとレポートを書いた。


本日は“恵まれた環境で楽な商売をしていると、おごれる平家も久しからずになる”の下書きでした。

wassho at 23:54|PermalinkComments(0) マーケティング、ビジネス 

2005年04月13日

エベレストと富士山

iPodを買った。ご存じない方はこちらを。アップルの大ヒット商品。最近ジリ貧のアップルのパソコンはiPodの周辺機器とか言われている(^_^)


音楽ももちろん聴くけど、実はNHK英語ラジオ番組(CDで売っている)を、また聴き始めようかと思って買った。英語の話はいずれまた。

昨日テレビニュースでソニーが「ウォークマンを世に出した携帯型音楽プレーヤー本家」のプライドを掛けて対抗商品をいろいろ発売あるいは開発していると解説していた。もちろんiPodのような携帯型デジタルプレーヤーが各社から出ていることを知ってはいた。しかし今回は半分思いつきで買ったこともあって、買うときにiPod以外の選択肢はまったく考えていなかったことに、そのニュースを見て初めて気がついた。


携帯型デジタルプレーヤー=iPodという強烈な思いこみ。こんな商売をしていていうのも何だが、ブランドの威力恐るべしである。

本日は私がよく例えに出す話。“世界で一番高い山はエベレスト、日本で一番高い山は富士山。それは誰でも知っているけれど、じゃ二番目に高い山は知ってる?”の下書きでした。この例えの後に、いろいろ小難しいマーケティングの理論や戦略の話が続くのだが、長くなるのでそのうちに。

wassho at 22:52|PermalinkComments(0) マーケティング、ビジネス 

2005年04月12日

ダイエットと企業改革の共通項

しばらく前から自覚は充分あった。しかし気づかないふりをしていたというか、たいしたことないやと思っていたというか。しかし何かと行動に支障をきたすというと大げさだが、「目に余る」ものがあり、昨日月曜日の朝、意を決して正確な状況判断をおこなうことにした。


ヤバッ! ウエストのサイズが胸囲に1センチまで迫っている(>_<)

まあ昨年の12月にも書いたネタではあるのだけれど、あれからますますーーー。


ということで昨日からダイエット大作戦を実行中である。まず中断していた「平日は飲まずに帰ってきたら、まず腕立てとスクワットを100回する」というルールを昨日から復活させた。ダイエット理論に詳しくはないが、筋肉量を元に戻し基礎代謝を上げる作戦である。半年以上さぼっていたので、すぐ100回ずつは無理なのだが徐々に回数を増やすつもり。勿論ジョギングも再開する。


「平日は飲まずに帰ってきたら」というような緩い条件にしているのは、守れないルールは作らないという私の哲学、あるいはダメなところである(^^ゞ ちなみにこの腕立て&スクワットのヒントを与えてくれたP社A社長は朝にトレーニングをしてから出社する。理由は、毎晩飲んでるから(^_^)


運動の次は食事である。実は2年ほど前に3〜4ヶ月ほど試して結構効果のあった方法がある。私は「米、麦抜きダイエット」と呼んでいるのだが、炭水化物を摂らないダイエット方法である。いろいろ細かなルールはあるらしいのだが、私が実行したルールはきわめてシンプル。

(1)穀物類を食べない。ご飯、パン、麺類、パスタなど。

(2)後は一切自由。トンカツも中華料理もOK。

何か逆のような気もするのだが、このダイエット方法が提唱する理論によれば、穀物の炭水化物は消化がよく、すぐエネルギーになる(だから主食になる)。つまり穀物を食べている限り、エネルギーに変えて無くしてしまいたい贅肉に出番がない。逆に穀物以外のものは消化が遅い。しかしエネルギーがないと困るので身体は贅肉にエネルギーを放出せよと命令を下すーーーというようなもの。医学的に正しいかどうかを判断する知識はないが、何となく納得してしまう理論。実際に効果はあったし、しかも「昼飯に穀物抜きだと食べるものに困るから朝・夕食限定」という私の哲学に沿ったやり方で。

というわけで、来年の夏には人前に水着で出られる身体にしようと、こっそりと企んでいるのである。


企業改革とかを課題にしている方は最初からもう一度お読み下さい。本日は“経営はダイエット方法からいろいろ学ぶことがある。とりあえずダイエットの本を読んだだけで痩せることは絶対ない”の下書きでした。

wassho at 23:46|PermalinkComments(0) 生活、日常 

2005年04月11日

反日デモでマーケティングを反省

中国各地で反日デモの報道である。つい先日に中国へ出張してきた身としては関心を持たずにはいられない。デモ参加者の一部が暴徒化して投石したり窓ガラスを割ったりということだが、全体としてはそれほど大きな被害になっていないのは幸いである。


今回のデモが両国の関係にどのような影響を及ぼすのか、すなわちデモに参加した人の意見や気持ちを中国人がどの程度共有しているのかは、正直よくわからない。昔、日本のクルマや家電製品が米国でのシェアをどんどん上げていったとき、雇用を奪われた労働者が反日デモを行い日本製品をたたき壊すようなニュースがあったのを覚えているが、それは経済での反日感情、いってみれば金で片が付くイザコザ。中国での反日デモは歴史や戦争や領土など「愛国心」も絡んでいそうな問題だけに根が深い問題なのは想像がつく。


外国相手の仕事をすると、その国をマーケットとしてしか見ない、見えない場合がある。先日も「売り込み相手」としての中国人という観察ばかりをしてきた気がする。そのために行ったのだが、その視点だけだとマーケットを正しく把握したことにならないのも事実。国内だとターゲットの価値観や生い立ちまで考えてマーケティングを組み立てるのに、海外だとなかなかそこまで手が回らない。手を回す余裕があるとして、何をすれば最も理解に役立つかはまた別問題でもあるがーーー。


さて、我が振り見て人の振り直せです。本日は“そこのあなた! 国内担当なのに売り込み相手としてしか顧客を見てませんか”の下書きでした。

wassho at 21:19|PermalinkComments(2) マーケティング、ビジネス | 社会、政治、経済

2005年04月04日

吊り皮じゃなくて、吊り棒を!

昨日の帰りは満員電車だった。そして少しラフな運転。当然、駅に停まるときなどに体が倒れそうになる。混んでいるから車内にいるととても押される。


前から思っていたのだが、吊り革はなぜつり「革(皮)」なの?


車内のポールと手で握るリングをつなぐものが、なぜ皮(今はビニールのようなものだが)なのかと疑問に思っている。あそこが皮だからリングは自在にグラグラ動く。混んだ電車で下手な運転手に当たると、押される力に体が耐えきれず将棋倒しになったりする。


実は、ずいぶん昔なのでニューヨークだったかヨーロッパだったか忘れたが、そこで乗った地下鉄は「吊り棒」だった。皮じゃないからリングはグラグラしない。吊り棒のほうが、しっかりと体を支えるというか踏ん張れる気がするのだけれど、どうなんだろうか。席から立ち上がったとき頭をぶつけたら痛いかもしれないが。


鉄道関係者が吊り棒のことを知らないとは思わない、しかし何となく習慣で日本の電車は「吊り革」と決まっているような気もする。是非一度検討していただきたいものである。

本日はちょっと強引に“業績がぐらつくのなら、固定概念を捨てて吊り革を吊り棒に変えるような企業戦略を”の下書きでした。

wassho at 23:37|PermalinkComments(2) マーケティング、ビジネス | 生活、日常

2005年04月03日

温度計で時系列データの再発見を

しばらく前からパソコンに気温を表示するソフトを入れている。どこかの気象データー・サーバーにアクセスして30分ごとに温度とお天気マークが更新される仕組み。これが結構楽しい。どんどん春めいている今は、温度でもそれを確認することができる。少し前には天候不順で昼より夜のほうが温度が高い日もあった。本日は昼間3時頃と、ただ今午後9時の温度が1度しか違わない。いろいろと発見がある。温度というデータと自分の皮膚感覚を較べられるのも面白い。


ある時点で温度計を見て今は15度だと知るのと、一日中温度計を眺めていて何時間前は何度で、少し前は何度で、今は15度だと知るのは、同じ15度でも少し意味合いが違う。どちらが情報的価値が多いかといえば、もちろん後者である。変化を知ることは予測の判断材料となる。マーケティングでは時系列データとか定期観測データといったりする。

私の周りだけなのかもしれないが、時系列データをきちんと取って分析するプロジェクトは減ってきているような気がする。どうもその場しのぎのプランニング勝負の依頼が多い。そういうのも得意ではあるが(^^ゞ

時系列データを取るには、当たり前だけれど定期的にリサーチをしなければならない。どちらかというと基礎データ収集の仕事。その時点では、当たり前すぎて大して役に立たないかもしれないが、時系列で見れば貴重な事実を示してくれるデータの類を集めることになる。そういうことに企業がかまっていられなくなったのは 前にも書いたように「忙しさ」のせいなのかもしれない。


本日は“とりあえず企業のマーケティング担当者の皆さんは温度計ソフト、経営者の皆さんは株価表示ソフトでもインストールして、時系列データの価値、有効性を感じましょう”の下書きでした。

wassho at 22:09|PermalinkComments(0) マーケティング、ビジネス