2005年10月

2005年10月31日

ビールかけをうらやむ気持ち

ちょっとタイミングを逃した話になるが、日本シリーズはロッテが31年ぶりの優勝。当然、優勝祝賀会では恒例のビールかけ。用意されたビールは4000本だそうだ。


まあテレビ局の演出にのってワザとらしい騒ぎ方のような気もするし、食べ物(飲み物)を無駄にしているという批判もあるらしいけれど、まあいいじゃない、あまり目くじらたてなくても。そういえば瓶ビールって買ったことがないが、1本500円として4000本だと200万円なり! 優勝って高くつくね(^_^)


選手は本当に嬉しそうな顔だった。何てったって31年ぶり。生まれる前の出来事の選手も多いはず。で、その顔を見てふと思う。自分は仕事であんなに喜べるかと。


彼らは仕事とはいえ、やはりあれはスポーツで、チーム競技で、長いリーグ戦を勝ち抜いたという末の笑顔。自分の仕事と較べてみても仕方ないけれど、うらやましいことには変わりない。どんなに大きな仕事をしても、あの達成感や笑顔には遠い。他人事ではあるが、もし楽天がTBSの買収に成功したとしてもビールは4000本も開くまい。


本日は“だからといって、むなしくなったりしないで、贔屓のチームを作って、優勝の折りには一緒に達成感を。それも大人のスポーツの楽しみ方”の下書きでした。

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2005年10月28日

M<M<M<M(3)

26日のブログの続き。


経済規模が小さく、世の中にお金のない時代は、いかに資金を調達して事業を始められるかどうかが問われるマネーの時代。経済が発達して資金を調達できる会社が増えると、競争になるので「売れるものを売る」能力が問われるマーケティングの時代。そんなものの見方の続き。


いったん始まった競争経済は元には戻らないからマーケティングの価値が減ることはない。しかし一番大事なのはマーケティングからマネジメントに移るというのが3番目のM論。


理由はマーケティングの理論や手法は、これから先そんなに進化しないから。もうくるべきところまで来ているというのが私の大局観。それに企業のマーケティング水準は充分に向上した。さらにがんばって他社に差をつけるというのは難しくなってくる。他社だってがんばるのだから。(あくまで全体論、大局的な話です)


もうひとつの理由はマーケティングが発達したゆえに、それを支える産業というか人材の層が厚くなったから。つまり、昔、マーケティングということが五里霧中だった頃は企業はすべて自社でまかなわなければならなかった。マーケティングをすること事態が難しい挑戦だった。今は「じゃマーケティングに力を入れよう」と思えば、その業務を支援する会社はいくらでもある、マーケティングを職業とする人間は社内外を問わず掃いて捨てるほどいる。


もうマーケティングで、そんなに差は出ない。そして実は商品開発もそうだというのが私の考え。いいモノを作れば売れると単純に信じている人はさすがにもういないけれど、でもできたら信じたいと思っている人は多い。いいモノと、いいマーケティングが噛み合わないと売れませんよと何回いったことか。

しかし本当にいいたいのは「いいモノなんてできない」ということ。いいモノとは他社が開発に3年くらいかかるような優れた商品のこと。これならその間に、間違いなく売れる。たまにそんな商品もある。しかし。それを開発できたのは宝くじに当たったような幸運の産物。目指す努力するのはいいが、そんなことをあてにして経営はできない。


マーケティングからマネジメントの時代へというお話しは次回。

(続く)

wassho at 17:41|PermalinkComments(0) マーケティング、ビジネス 

2005年10月27日

トイレタリー業界にお願い

M<M<M<Mの話は今日は休み。


石けんやシャンプーのことをトイレタリー用品というようになったのはいつ頃からか? たぶん20年は経っていないと思う。マーケティングの業界ではごく当たり前にいわれているが、普通の人が内容をイメージできるようになったのは、それ程昔じゃないはず。


トイレタリー用品の定義は曖昧。洗面所、トイレ、風呂場にあるものの総称みたい。もちろん洗面所に化粧水や口紅をおいていても、それはトイレタリー用品とはいわない。タオル類は微妙。洗濯洗剤は入らないけれど、トイレの洗剤は入るらしい。シャンプーはトイレタリー用品、では歯磨きは? 今ひとつよくわからない。


英語圏では、どんな語感なのか。先日、翻訳家(ただし、こういった分野は専門外)に尋ねたら「単語としてはあるけれど、どうでしょう」とはぐらかされた(^^ゞ
海外旅行英会話の初歩では「トイレどこ?」という場合は「バスルームどこ?」だと教えられる。トイレやトイレットは英語的には便器そのもののニュアンス。


個人的にはシャンプーが「トイレ」タリーと呼ばれるのは、いまだにしっくりこない。まっいいか、そんなこと。前振りがとても長くなったけれど本日のテーマはトイレタリーの定義ではありません。


実は3年前から困っていることがある。なぜか10月から5月のゴールデンウイークくらいまで、フケに悩まされるのである。3年前から突然である。朝、髪を洗う。髪の毛は短いからすぐ乾く。すると、もうふけがふたつみっつ見える。泣きたい気持ち(/o\) わかってもらえる?


季節的には空気の乾燥と相関している気がするものの、10月は早すぎるし5月は遅すぎる。実はシャンプーは使っていない。マルセイユ石けんとかそんな類で身体も髪も洗っている。それがいけないのか。でもシャンプーを使わなくなったのはもっと以前から。原因はよくわからない。


フケに悩まされるといっても、量的には本人にしかわからない程度だから今まで何もしないできた。でも今年はシャンプーや石けんをいろいろ変えて試してみようかなと思っている。フケ防止で有名だったのはメリットシャンプー。「ジンクピリチオン配合」なんて口を噛みそうな言葉まで覚えている。でもフケで悩まされる人が減ったのか、メリットもしばらく前からフケ防止ではなく家族愛みたいなことしか訴求していない。今でもジンクピリチオンを配合しているかまでは調べていないが。


本日は“トイレタリー業界にお願い。10月から5月までのフケに効くシャンプー、できたら石けんを作って”の下書きでした。

wassho at 16:48|PermalinkComments(2) 生活、日常 

2005年10月26日

M<M<M<M(2)

昨日の続き。


経済規模の小さかった昔は、資金を集めることが一苦労で、それさえクリアすれば競争に勝てたも同然。誤解はないと思うが、今でも資金は重要。あなたではなく、世の中に資金があったかどうかが論点。


さて、だんだんと経済の規模が拡大してくる。世の中で事業に回せるお金が増えてくると、資金調達は楽になってくる。つまりマネーは企業にとって最も問われる要件ではなくなる。資金を得て事業を始める企業が増えると、さらに経済は拡大して高度成長期の始まり。


高度成長時代の最初は、作った端から飛ぶように売れたんだろうけれど、やがて事業を始める企業の増加しすぎて競争経済になる。消費者の目も肥えてくる。ここからが「売れるものを売る」マーケティングの出番。


資金を調達して事業を始めることが最も重要だったマネーの時代から、競争に勝ちあるいは市場を開拓することが運命を分けるマーケティングの時代へ。逆にいえば企業が増えたからマーケティングが生み出された。経済学はやっていないから、こんな区分が正しいかどうかはわからない。あくまで私のものの見方。例を当てはめれば北朝鮮はいまだマネーの時代、中国はマーケティングの時代に入った。


競争状態がなくなることはないから、今もこれからもマーケティングは重要。しかし今の日本企業において一番重要かというと、そうじゃない気がしている

(続く)

wassho at 18:46|PermalinkComments(0) マーケティング、ビジネス 

2005年10月25日

M<M<M<M

マーケティング分野で仕事を始めてから20年以上たつ。それなりに実績は残してきたつもりだが、この仕事を始めるときから思っていたことがある。

それは「これからはマーケティングではなくてマネジメントの時代だ」ということ。


企業にとって最も問われる力は何かということなのだが、説明するには、もう少し時代をさかのぼる必要がある。


戦前〜戦後高度成長期に入る前くらいまで、最も大事なのはマネーだったと考えている。事業には資金が不可欠だけれど、今よりはるかに規模の小さい日本経済、資金を用意することはとても困難だった。世の中にお金自体が少なかったからである。逆に資金さえ手配できて事業を始められれば、消費社会やマーケティング的にはまだまだ未熟な時代だから、極論すれば経営が少々タコでも成功は保証される。つまり、金を握ったものが勝ちの時代。(大きな事業でイメージしてください)


余談になるが、規模の小さい経済下で資金を用意しようと思えば、税金は貴重な調達先。戦前の財閥、大実業家が政府や政治家と密接なつながりを持っていたのは、そういう構造が影響していると思う。今の時代、ホリエモンも三木谷氏も政府や政治家とそれほど密接とは思えない。税金をあてにせずマーケットから資金を調達できるからである。経済規模が大きくなれば「政経分離」が進み、世の中はクリーンになる。政経べったりな業界は、やはりダーティーなことをやらかす。

(続く)

wassho at 16:35|PermalinkComments(0) マーケティング、ビジネス 

2005年10月24日

情報処世術

情報化社会である。
インターネットによって個人で入手可能な情報は飛躍的に多くなった。


さっそく話はずれるけれど情報化社会って何?
いつから始まったの?

私はニュースステーション(現:報道ステーション)の番組開始から日本の情報化社会が始まったと勝手に思っているが、別にたいしたロジックや根拠はありません。


さて話を戻すと、受け取る情報はドンドン多くなるから、それらを取捨選択しないと情報洪水に溺れてしまうなどといわれる。あるいはもっと過激に、情報は集めるより捨てることが大事で能力が問われるとも。


基本的に異存はない、しかしながら−−−


このようなことをいうのは「識者」である。識者でない普通の人と較べれば、多くの分野、多くの分量の情報に接しているし、頭へ取り込む能力にも秀でている。情報洪水に溺れない処世術は必要だろう。


普通の人(微妙な表現だが)が、それほどの情報を取り込んでいるかは疑問。調査の仕事をしていると、実に多くの情報は届いていないと感じる。情報に接してはいるのだが関心をもたれないというか−−−。識者が心配するよりも、普通の人は情報洪水に、結果的にタフである。


本日は“自分をスタンダードに考えると世間とずれることもある。識者、指導者の皆さん、その辺ご注意”の下書きでした。

wassho at 19:04|PermalinkComments(0) マーケティング、ビジネス 

2005年10月21日

頻繁な偶然?

昨日、EMSのブログを書いたら偶然にも郵政公社は全日空と提携して、この分野に力を入れていくと発表があった。おねがいガンバッテ。


気のせいだと思うのだけれど、2月7日にライブドアネタを書いたら、2月8日にライブドアのニッポン放送株買い占めが発表された。ブログを昔から読んでくれている人はご存じのように、今年は中国とパキスタンに行った。その後(すぐじゃないとしても)反日デモや地震など大きな出来事が起こった。何かビジネス関係の書籍を買うと、そのテーマでの仕事の依頼がよくある(ラッキー)。予知能力に似た、事前に何か関係のあることをしてしまう能力あるかも。


実は先日、二日続けて滅多にできない体験をした。そのうち休日ブログのネタにするつもりだったが、ついでに披露。


朝、電車に乗った。私の席の向こう側に若いサラリーマン風の男性が二人。ずっと二人で喋っている。そのうちの一人が何か面白いことを言った(内容まではよく聞こえない)。するとツボをつかれたのか、もう一人が爆笑し、口から噛んでいるガムを落とした。人が口からガムを落とすところなんて滅多に見られないなと思っていたら、帰りの電車で今度は立っていたカップル。これまた男性が爆笑し口からガムをポロリ。そのガムが隣で立っていた私の靴にあたるというおまけ付き。

赤の他人が口からガムを落とす瞬間、見たことありますか?
しかも1日に2回。


次の日、電車は混んでいたけれど幸運にも私は座っていた。ある駅で隣の席の人が立った。当然その前の人が私の隣に座ろうとする。若くてちょっとかわいい女性だった。彼女が身体を後ろ向きにして屈んで座ろうとした瞬間、電車がガタッと揺れた。彼女はバランスを崩して私の脚に座った。見た目より体重はあったがかわいかったので、そんなに悪い気はしなかった(^^ゞ

青春映画なら、ここからラブストーリーが発展するはずなのだが、現実は「すみません」「いえいえ」で終わった(;_;)。

何とその日の帰り、また同じようなシチュエーションで、今度は少しオバサンな女性が私の脚に。意外とこのオバサンは運動神経がよくて、よろけながらも体勢を立て直し、彼女のお尻は私の脚に少しぶつかっただけですんだ。ヨカッタ。


電車で人に座られる体験って、あんまりないでしょ?
しかも1日に2回。


チャンスも誰にも等しく偶然にやってくる、それを活かせるかどうかはーーーなんてクサイ話はしません。今日はこれだけです。やっぱり休日ネタにしたらよかった。

wassho at 21:21|PermalinkComments(0) ノンジャンル 

2005年10月20日

EMSを初めて使ってみたが

急ぎの書類を外国に送りたかったのでEMSを利用してみた。EMSとは「国際スピード郵便」。郵便局で扱っている。略語はフルネームで覚えるのが ポリシーなのだが、EMSの伝票にも郵便局のホームページにもEMSが何の略か書いていない。不満。
国際宅配便ならDHLが有名だが、EMSがそのようなネットワークで郵政公社が日本での扱い代理店なのか、あるいは郵政公社自前のネットワークなのかもわからない。どうでもいいけど不満。


昨日の午前中10時に郵便局に持って行く。窓口の人はとても愛想が良かった。「今なら午後の2時の集荷で、今日の夜に成田から飛び立ちます。向こうの国に着いてからどれくらいかかるかまではわからないけれど(^_^)」というような説明を受ける。普通のエアメイルよりは早く届くはずだし、もう郵便局に来ちゃったし、またDHLで作り直すのも面倒だったので出すことにする。


7時頃、ひょっとしたらホームページで、郵便物がどこまで届いているか確認できるサービスがあるかと思い郵便局のホームページをチェック。ありました!   EMSのほかに小包、書留、翌朝10時便の4種類で追跡ができる。やるじゃん郵政公社。

さっそく伝票番号を打ち込む。


「データが登録されていません。番号を確認の上、お出しになられた郵便局にお問い合わせください」


ガーン! もう9時間もたっている。あの愛想のいい局員が何かミスでもしたか?もちろん番号は何度も確認した。


とにかく、この書類は急ぐのである。もう閉まっているかもと思いつつ郵便局に電話。つながった。あの局員だった。それで状況を説明すると「データが反映されるまで結構タイムラグがあるんですよ〜」との答え。バーコードをこすってから、9時間以上かかる情報システムって何だ! 彼に、封筒がどこかに紛れ込んでいて、それでデータが登録されていない可能性はないかと尋ねたが「それはない、私も出したことを覚えている」というので、とりあえずあきらめる。


本日の朝、追跡サービスに番号を打ち込む。
画面が追跡データの画面に変わる\(^o^)/

えっ? 
成田発が本日の午後3時43分になっているじゃないか
凸(-_-") Fuck You!!


本日は“結論。EMSはDHLほど早くありません。郵政民営化で改善を望む”でした。

wassho at 18:33|PermalinkComments(0) 生活、日常 

2005年10月19日

古田選手兼監督

ヤクルトの古田選手が来年は監督も兼務する。野球は詳しくないが、今まで選手兼監督を務めた20名ほどの中で、成功したのは南海時代の野村氏だけと報道されている。たぶん精神面でハードな仕事なのだろう。がんばって欲しいものである。


子供の頃から疑問に思っているのだが、監督によってチームはどの程度強くなるのか、チームの戦力で監督の占める比率ってどの程度なのだろう。高校時代からの友人で野球部のピッチャーだったH君に聞くと「3割」との答え。でも、まったく根拠はなさそう。


ビジネスに置き換えると、企業トップの力量は業績にどの程度影響するのか。例えば日産とゴーン氏のケースだと3割どころか無限大という気もしてくる。マネジメントとは支援というのが 私の持論だから、優秀なトップが社員の力の何割かを引き延ばして、それが社員同士で掛け算的に作用しあえば無限大というのも理屈では成り立ちそう。


古田氏は例のプロ野球のストライキで「男を上げた」。別にプロ野球は見ないので個人的にはストはどっちでも関係ないけれど、彼の態度にはやはり共感を覚えた。それは彼の発言の裏側に野球に対する愛情が満ちていたからだと思う。サッカーの川淵キャプテンにも同じようにサッカーに対する愛情や情熱を感じる。

じゃナベツネさんやオーナー会議に出てくる面々は?感じるのは計算や裏工作やってそーなことだけ(^^ゞ サッカーが短期間に急成長し、野球が停滞しているのは業界トップの「愛のあるなし」も影響しているに違いない。


本日は“あなたの会社のトップから企業や事業への愛情感じる? ところであなたは?”の下書きでした。

wassho at 19:00|PermalinkComments(0) マーケティング、ビジネス 

2005年10月18日

時計業界にお願い 分針に色づけを!

0fffa4d7.jpg写真の時計は何年か前に買ったもの。カシオのGショックのアナログ版。写真が上下逆さまなのではなく、リュウズが左側に付いている変な時計。Gショックにはマニアックなファンが多数いるが私はそうではない。しかし、この時計はたまたま店頭で見かけソッコーで買った。


デザインはそれほど気に入っていない。それでも買ったのは理由は分針が赤く目立つから。(写真はクリックすると大きくなります)


時計とは「いま何時」かを知りたいのではなく「いま何分」かを知りたい場合が圧倒的に多い。だから分針が目立つのが合理的。私の昔からの持論で時計メーカーの人にも何回もそう話したこともあるけれど、そういう時計は企画されなかった。針の色を塗り分けている場合でも、たいていは秒針。いま何秒かを知りたいケースは滅多にないはずなのに。なおGMTと呼ばれる24時間針に色が塗られていることは多い。しかし海外旅行の時や常に時差を気にする人以外は、あんなものがいつも一番に目に入ってきたらウザッたい。


実は普段はあまり時計はしない。この時計は時間を気にする場合が多いとき、例えばリサーチの現場に出るときや海外や地方の出張の時に使っている。時刻を読み取るスピードに変わりはないと思うけれど、気分的には何か楽。


本日は“時計メーカーやデザイナーの皆さんにお願い。分針を目立つ時計をもっと!”の下書きでした。


ちなみにカシオは私の「分針が目立つべきだ認知工学理論」を理解していたわけではない。それが証拠に、この時計の現在のモデルは分針を塗り分けていない。何と時針に色を付けているモデルさえある(/o\) 単なるデザイナーの気まぐれに幸運にも遭遇しただけかと思うと、ちょっと寂しい。

現在、分針を塗り分けた時計を発売しているのは、私の知る限りスイスののどこかのブランドのダイバーウオッチだけ。100万円近い時計を買う気(と財力)はないので、どこのメーカーか忘れてしまった。探してみてください。


今日書いた話は、実際に体験しないことには伝わらないことはわかっている。そのへんがウ〜ンもどかしい。

wassho at 19:15|PermalinkComments(0) ノンジャンル 

2005年10月17日

無料の価値観

自宅近くのファミリーマートが、いつの間にか100円コンビニになっていたので入ってみる。


普通のコンビニと一番違うのは(価格を除いて)、野菜などの生鮮品が充実していること。100円均一の野菜なんて−−−と敬遠イメージがあったけれど鮮度、品質的に近くのスーパーと遜色ない。ブロッコリーを買ってみる。ちなみに 「米、麦抜きダイエット」を週に2〜3回(じゃだめなのだが)している私にとってブロッコリーは今や主食(^^ゞ 食べた結果は味も問題なし。100円は安いという価格でもないけど。


商品数は、たぶんファミマ時代の倍はある。店内は通路が狭く、普通のコンビニと違って棚が高いので見通しも悪い。なんとなくドンキ的。全体のアイテムとしては食品系が中心。味の素とかキューピーとかナショナルブランドも結構多い。まだあまり観察していないが、消費者としては便利な店ができて嬉しい。もちろん24時間営業している。


100円コンビニの元祖である100円ショップが「安かろう悪かろう」ではないことは皆さんもご存じのはず。100円をはるかに超える価値を提供してきたから、今日の発展がある。

最近、問題があるなと感じるのは、いろいろな無料サービス。このブログからトンカツ屋のキャベツお代わり無料まで、あらゆる種類がある。素晴らしい無料サービスもあるが、中には無料なんだからという手抜きや、恩着せがましさを感じるものも多い。遅れている業界や規模の小さな企業のサービスに、やはりそういう傾向がある。


インターネット関連ではソフト、情報はほとんど無料サービスで事足りる。そして一流どころはクオリティも高い。このブログも無料だけれど、何かシステムに不具合があるとライブドアに苦情が殺到する。無料だから我慢するという意識はユーザーにはない。


本日は少々考察不足ではあるが“インターネットが変えたものには「無料の価値観」というものもある”の下書きでした。無料と打ち出していなくても、サービスとして提供している付帯業務は、どんなビジネスでも結構ある。しっかりした会社とそうでない会社の違いは、そういうところにあらわれたりもする。一度ご確認を。

wassho at 18:26|PermalinkComments(0) マーケティング、ビジネス 

2005年10月16日

パキスタン地震

パキスタンの大地震から1週間と少しが経った。この夏に カラチとラホールを訪れた身としては、なんといっても気になる。地震が多いという点では日本も同じだが、何といってもパキスタンは、まだまだ貧しい国。復興には長い年月がかかるだろう。


今年、アジア各国が大津波に襲われたことは皆さんも記憶されていると思う。もちろん、あの時も気の毒に思った。しかし、行ったことのある国と、そうでない国では、やはり気持ちの入り方が違う。ニュースや新聞で見る被災者は、私にとっては懐かしい「パキスタン顔」。心よりのお悔やみを申し上げたい。わずかな金額だが寄付することも決めた。


寄付をするのは生まれて初めて。赤い羽根や緑の羽根は小学校で買ったことがあるが、あれは自分のお小遣いじゃない。パキスタンを訪問するというのは滅多にできる体験ではない。だからこそインパクトがあったし、それが今回の気持ちにつながっている。しかし考えてみると、何かの災害があった時は毎回多額の寄付が集まっている。それは縁もゆかりもないところに寄付する人がたくさんいるということ。ついこの間訪れたところに寄付する私とは情けの深さが違う。何となく反省するというか、時々ブログでエラソーな事を書くより、人間としてやるべきことはたくさんあるなと感じる次第。

wassho at 20:42|PermalinkComments(0) ノンジャンル 

2005年10月14日

統計で嘘をつく方法

全国にタイガースファンは2053万人いるそうである。大阪府立大学の宮本勝浩という教授の試算らしい。日本の大学教授のレベルもここまで落ちたか。


ニュースによると、7月に12万人ほどを対象にした調査で「好きなプロ野球の球団名はタイガース」と答えた人が17.7%という結果になった。これをベースに宮本教授が、統計局にある人口データを掛け合わせると10歳以上のタイガースファンは全国で2053万4000人となった。彼は「(17.7%の調査結果は)標本(母数)が多いこともあり信頼できる」また「村上さんのいう『ファンクラブ十五万人』から意見を聞くだけでは不十分ということがわかった」と話しているという。


彼は熱烈な阪神ファンで、かつ上場断固反対派、村上氏大嫌い人間なんだろう。その気持ちはわかるが日本人の約5人に1人がタイガースファンというのは極端すぎるデッチアゲ。プロ野球ファン自体がその人数より少ない。


結局は「ファン」という言葉の定義によるのだが、この手の誤解は調査では起こりやすい。それを逆手にとって

●統計で嘘をつく方法その1

 自分の都合のいいように言葉や数字を解釈する。

「17.7%の調査結果は標本(母数)が多いこともあり信頼できる」というのは信頼できる要素の1つにしか過ぎない。調査の手法、回答者の選択方法、設問肢の内容や構成など様々な要素で調査の信頼性は決まる。上の記事引用からの正しいコメントは「どの程度好きかの情報がなければ17.7%の数字にそれほど意味はない」である。


●統計で嘘をつく方法その2

 その都合のいい解釈を根拠に、
 数字という客観性を装って主張をごり押しする。


宮本教授は上場阻止のために「15万人全員から意見を聞け! イヤ、それじゃ足りない、2053万4000人全員から意見を聞け! さあ、やってみろ村上!」と言いたい、嫌がらせをしたいのだ。


調査は対象となる人の一部に対しておこなわれる。なぜ一部の人でいいのかというと、調査業界で使われる古い例えだが「スープの味を確かめるのに、お皿全部を飲み干す必要はない」からである。


ちなみに15万人のファンクラブ会員から上場賛成・反対の意見を調査するなら、統計学的にはいろいろあるのだが、マーケティング実務的には300人で充分である。ただし、その300人はランダムに選択される必要はある。



タイガースの話はさておき、調査の結果というのはある程度、調査設計によって操作できる。同じ内容の質問でも、表現や前後の質問の内容、対象者の選び方で答えは高くも低くもできる。プロだからクライアントから頼まれれば、もちろんやる。そこから先の分析となれば「客観的なデータ」を元に、結論はいかようにでも導き出される。もちろんタイガースファンは2053万4000人なんて、すぐイチャモンのつくようなデッチアゲはしないよ。


本日は“調査はマーケティングに欠かせないものではあるが、酸いも甘いも噛みしめてきた身としては何かと疑問に思うこともある。それとたまにはタイガースファンは2053万4000人なんてオチャメな分析もしてみたい(^^ゞ”の下書きでした。宮本教授のことはまったく知らないが、ひょっとしてこれは大阪的なボケかましたの?

wassho at 19:04|PermalinkComments(2) マーケティング、ビジネス 

2005年10月13日

アパレル業界にお願い

幸いなことに私は小顔である。最近は肉付きが良すぎるけれど。
幸いなことに私は脚が長い。私以下の身長で私より脚が長い人間には出会ったことはない(ただし男性のみ)。

努力して、こうなった訳じゃない。
両親に感謝 m(_ _)m

だから
私の身体、長さのバランスは申し分ない。
太さのバランスは、どうしようもない(/o\)


そんな八頭身体型の私でも、最近のシャツやスーツの袖(そで)は長すぎる。何で、あんなに長く作ってあるのか理解できない。先日、某有名セレクトショップの企画担当の人と話す機会があったので尋ねてみたら「最近は長く作るんですよね〜」としか答えてもらえなかった。


シャツの袖は手首くらいまで、スーツの袖はもう少し短くてシャツが少し見える程度がグッドバランスだと思っているのだが、身長に合わせてスーツを買うと手首のかなり先まで袖がある。シャツも負けじと袖が長い。


ちょっと観察してみてください。普通に立った状態で手の甲の1/3くらいまでスーツの袖が届いている人がとても多いから。ついでに言えばパンツの裾(すそ)も長すぎる人が多い。だから日本人のスーツ姿はダボーッとした印象になる。


本日はアパレル業界やファッションデザイナーの人たちへのお願い“袖を長くしないで”でした。


最近スーツは、いわゆるイージーオーダーがとても安く仕立てられる。バブルの名残のあった頃に仕立てたスーツと較べたら価格は1/10。モノは試しに先日買ってみた。安いだけあって採寸する箇所は限られている。でも袖はしっかり「適正な長さ」にしたつもり。もう届いているが、まだ着ていない。そのうち報告します。

wassho at 22:10|PermalinkComments(0) ノンジャンル 

2005年10月12日

そういうことがあったかもしれない

橋本元首相が歯科医師連盟からの不正献金の裁判で、私は貰ってないはずだけれど、他の人の話から「そういうことがあったかもしれない」と証言した、いや、しらばっくれた。


この手の発言で最も有名なのは、ロッキード事件で小佐野賢治氏が国会喚問で連発した「記憶にございません」だろう。知らないといえばウソになる、忘れた思い出せないといえば、では事実があったのかと突っ込まれかねない。記憶にないというのは実に巧妙な受け答え。当時はちょっとした流行語にもなった。私が高校生くらいの時の話。それと較べると「そういうことがあったかもしれない」という橋本元首相の証言は気が小さいというか、ある意味では良心的というか、彼の性格が現れているように思える。


結局、小佐野氏は証人喚問の偽証罪には問われなかった。記憶にないのだから証言しない、だから偽証そのものが成り立たない。不正とは思うが不法ではない。国会が想定外のレトリックで事態を切り抜けた。悪人ながら見事というしかない。(その後、本命の罪で逮捕されたが)


別に悪事を勧めている訳じゃない。汚職はいけないことだが、こういった知的闘争力が必要な局面は政治の世界にはある。例えば外交。緊迫した事態の外交最前線なんて経験はないものの「そういうことがあったかもしれない」なんて発言しては、うまく立ち回れるはずもない。ビジネスでもときには丁々発止な駆け引きが必要。いつ村上氏やホリエモンがあなたの会社の株主リストに名を連ねるかわからないのだから(^_^)


本日は短く“言葉は身を助ける”の下書きでした。


ところで私が政治家のしらばっくれで一番覚えているのは「記憶にございません」ではない。鈴木善幸元首相が汚職だったか不正献金で得たお金を「貰ったんじゃない。預かっているだけ」と反論したこと。実はそんな屁理屈を冗談で考えていたことがあって、それを本当に言った人間が現れ、それが元首相で、なおかつ、それで罪を逃れたからビックリした次第。う〜ん残念ならが私はまだ言ったことがない。誰か私に預けて(^_^)

wassho at 18:07|PermalinkComments(0) 社会、政治、経済 

2005年10月11日

タイガースを上場したければ

村上ファンド・阪神問題。何となくタイガースの上場のニュースばかりのようだが、それが村上ファンド側の目眩まし作戦のような気もするのは私だけか? タイガースが上場したとして、そのリターンで今回の投資がペイするのかよく分からないのだけれど、誰か計算してくれる? そんなに球団っておいしい?


球団業界側は上場を絶対阻止する構えのよう。業界といってもナベツネ氏の意見しか知らないが。昨年の「選手ごときが」という発言から類推してわかるように、あの業界は超閉鎖的。オーナー会社によるオーナー会社のためのプロ野球という体質が染みついている。


選手やファンの意見はよく知らない。降って沸いた話で判断が付きかねるというのが実情ではないか。海外での成功・失敗事例も紹介されているが、それを阪神タイガースに当てはめるのもピンとこないだろう。そして理解できないことは反対するのが人間の心理。


村上ファンドはファンや世論を味方につけたければ、上場の仕組みやメリットの解説などよりも「ナベツネ的なるものからの脱却」にメッセージを絞った方がいい。細かな理屈は世間はどうでもいいのだ(と、敢えて言おう)。ほらっ先日、小泉さんだって(^^ゞ

本日は“村上ファンドから学べるかもしれない世論操作のノウハウ”の下書きでした。日本シリーズを彼が観戦しに行くかどうかも密かに注目。総大将が前線に姿を見せるかどうかは戦いの行方にもちろん影響する。

wassho at 21:08|PermalinkComments(0) 社会、政治、経済 

2005年10月07日

三日坊主で一年中坊主

仕事でもプライベートでも、いろんなことをされてますねといわれることが多い。あまり他人と比較したことはないが、まあそうかもしれない。でも、それは私がエネルギッシュで活発な人間だからではない。その秘訣は何事も三日坊主だから。


熱しやすく冷めやすい。この性格は子供の頃から変わらない。たぶん前世からそうだ。冷めるまでの期間は三日のものから、もっと長いものまでいろいろあるけれど、ずっと何かに打ち込むとか、こだわるとか、追求するということができないタチ。ある程度の満腹感で関心が急速に薄れてしまう。この仕事も、いろんな業界のマーケティングに携われるから続けてこられた気がする。


それがいいことかどうかはよくわからないが、
前世からの定めなのだから受け入れるしかないーーー?


三日坊主で何事も続かない自分にイヤになっている人から相談を受けた。それで本日は“そんなに気にすることはない。三日坊主も122回すれば一年中坊主でいられる。チャレンジしなかったり中途半端だったりするよりはずっとイイ”の下書きでした。こんなアドバイスして良かったのかどうか、ちょっと反省。

wassho at 19:59|PermalinkComments(0) ノンジャンル 

2005年10月06日

阪神タイガース上場?

村上ファンドが阪神電鉄の株を38%取得し、阪神タイガースの上場も計画しているなどの報道はご存じの通り。株取得の事実が確認された日、阪神電鉄の社長は、こうコメントしたそうだ。

「会社存亡の危機と認識している」

発言の揚げ足を取るつもりはあまりないけれど、村上ファンドの意志によって現経営陣の首が飛ぶことはあっても、会社がなくなることはただちにはない。オッサン、勘違いしたらアカンでぇ。


しかしこんな発言が受け入れられる土壌が日本にはあるのだろう。ホリエモンvsニッポン放送で多少の免疫はできたとはいえ、敵対的買収というのは、まだまだ忌み嫌われる存在。敵対するのは基本的に現経営陣に対してであるが、何となく社会の和を乱す行為と捉えられがち。


村上ファンドというのは面白い存在。村上氏の意見に好き嫌いはあるかもしれないが、経済的には正論である。たとえ売り抜けだけを狙っていたとしても、それもまた正論的行為には違いない。そして正論を言うだけなら評論家でも学者でできるが、彼の場合、実行力を伴っているところが素晴らしいし、うらやましい。ヌルイ経営陣たちをシャッキとさせる存在として経済社会への貢献を私は認める。


本日は“村上ファンド騒動で気づく、世の中を動かすのは発言ではなく行動”の下書きでした。タイガースファンが上場に賛成か反対かはよくわからないけれど、どんな行動が生まれてくるのかは楽しみ。

wassho at 18:02|PermalinkComments(1) 社会、政治、経済 

2005年10月04日

株式投資

郵便局で投資信託の販売が始まった。目論見どおり郵貯の何パーセントかが投資信託に変わるとすればマーケットは大きく変わる。それほど郵貯は巨大で影響力がある。そのあたりは専門外なので、ちょっと予想が付かない。


日本人は貯蓄の比率が高く株式投資の割合が低いといわれる。その話はちょっと横に置いて、よく理解できないのは株を買うことが企業に投資すること、企業を応援すること、マネーマーケットの健全化につながる−−−という論調。


株を買ったって、それは誰かが持っている株を買うということ。企業には一銭も入らない。精神的な応援かもしれないが金銭的には無関係。理屈を言えば株をドンドン買って、その企業の株価が上がれば、次の増資の時にその企業はより多くの資金を調達できる。逆に新規株や増資の時以外、ということはほとんどの日常において、株を買うとは株式市場というシステムの維持に貢献しているに過ぎない。あなたの株式投資はとっても間接的な形でしか企業に届かない。もちろん株の売り買いでは儲けられるけど。


株は基本的にマネーゲームつまりバクチ。株式市場のシステム維持への貢献の見返りにバクチが認められているという、ものの見方はヒネクレてるかな(^^ゞ


経済も多少は勉強しているけれど、けっこう根源的な疑問にぶつかることがある。例えばお金って何? もしwassho独立国を作ったら、とりあえずどうするの?

本日は“たまには、よそのフィールドで頭の体操”でした。内容にはあまり自信なし。鵜呑みにしないで下さい。

wassho at 20:49|PermalinkComments(0) ノンジャンル 

2005年10月03日

料亭に行きたい

棚からぼた餅で代議士になっちゃった杉村太蔵議員が「料亭に行きたい」とか、その他もろもろの発言でマスコミネタになっていることは知っている。残念ながらワイドショーの類を見ていないので、どんなニュアンスの発言だったかまでは知らない。興味もない。何かで読んだところによると、最初は「大変けしからん」という論調だったのが最近は「アホキャラ」として一定の人気を集めているらしい。人生いろいろ議員もいろいろである。


政治家は料亭やホテルをよく使う。料亭はどちらかというと内密な会合だろうけど、例えば自民党や民主党内部での会議や打ち合わせを伝えるニュースにホテルは頻繁に登場する。


   政党には会議室がないのか?


と前から不思議。ホテルは快適だし、ちょっとホテルまで出かける気分転換もわかる。(永田町から周辺のホテルまではクルマで10分くらい)議員となればホテルもサービスに手抜かりはない。しかしホテルはそれなりに値のはる施設だし、コーヒーだって1000円以上してサービス料まで取られる。どんな勘定項目で支出されているかは知らないが、それは回り回って政治にかかる費用となる。何でもかんでもホテルすませて「政治には金がかかる」なんてうそぶくのは気に入らない。


それで料亭やホテル。日本の場合、大事な話ほど会議室ではなくて料亭やホテルで決められている気がしないでもない。ああいうところのセキュリティや盗聴対策ってどうなっているのだろうか? 料亭なんて、その手のプロにかかればやり放題と思うのだが。


しかしまあ、機密費が取りざたされたとき、諜報活動に使ったお金はほとんどなくて、議員への背広代に使われていた国。議員同士の会合なんてたいした内容ではないのかも(^^ゞ


本日は“杉村太蔵議員に学ぶ日本のセキュリティ意識の低さ”でした。パキスタンから帰ってきて日本が平和ボケ安全ボケしている気がしてならない。飛行機には手荷物チェックがあるけれど、新幹線は時々不安になる。

wassho at 19:16|PermalinkComments(0) 社会、政治、経済 

2005年10月01日

国税の調査

先週の土曜日のこと。まだ寝ていた午前10時頃、ピンポーン、ピンポーン、ピンポーンとチャイムが3回。ったくモ〜と思いながら、ねぼけ眼でインターフォンに出る。


「国税の調査で伺いました」


瞬時に目が覚め、頭がフル回転、身体中にアドレナリンがみなぎる。  クソッ! まったくの想定外。呼び出しも無しで来るということは−−−ヤバッ! え〜あれはアアだからコウで、あっちはアアいうことで、それでもしアアならアアで−−−。あまり待たしてもと思い、玄関へ急ぐ。どっちにしても自宅には何の書類もないけれど。


注)もちろん私には何らやましいところはございません。納税者としていかに国税局の皆様に協力しようかと賢明に考えていた次第です(^_^)


ドアを開ける。
慌てていたのでキーチェーンを外していなくて1回失敗。
落ち着け自分!


それでドアの向こうに立っていたのは−−−。時節柄、ネタはもうばれているだろうが、そこには年配のおばちゃんが一人。そう、国税ではなくて国勢調査。このおばちゃん、何か訛っているし、老眼鏡を忘れたと言って目一杯腕を伸ばして書類を読み上げるし、おまけに耳まで遠い。こんな人が調査員で大丈夫か心配になってくる。


それで本日は国勢調査の日。やってきました、あのおばちゃん。今日もしっかり「こ・く・ぜ・いの調査です」といって。他人のお国訛りにとやかく言わないけれど、大事なことは正確に発音しましょう。彼女のせいで先週は何人かが心臓発作を起こしたに違いない(^^ゞ 

wassho at 23:51|PermalinkComments(0) 生活、日常