2007年11月

2007年11月29日

3位転落だし15位だし

最近見つけたブログの法則。
得意でない分野のことを書くと
話をまとめられないので
長く続けられる(^^ゞ



昨日の続き。

高校生になったら、もっと具体的にお金の仕組みや、世の中にどんなビジネスや職業があるかを教えるべきだと思う。

その狙いは「稼ごう」というモチベーションを呼び起こすためである。
そして、ベンチャースピリットのある人々がたくさん出てきて欲しい。
なぜなら、日本はもっと「稼がないと」ヤバイからである。


日本は経済大国ということになっている。1位がアメリカ、2位は日本なのはご存じのはず。そして意外と知らない人も多いけれど中国はドイツと3位を争っている。


国の経済力比較で一番使われるのはGDP(国内総生産)という指標。GDPをネットで調べてもらうと、いろいろ難しいことが書いてあるが、ごくシンプルに解説すると、稼いだ金額の合計である。

 ●粗利段階での合計値。
 ●粗利=売り上げー仕入れ。 人件費がかさんで赤字になったとかは関係なし。
 (サラリーマンの給料は会社が儲けたものだからGDPには入らない。自営業者は対象になる)
 ●他にもいろいろ計算する項目あるが、とりあえず無視。

GDPは国際比較する場合ドルで換算して表記される。

アメリカ     14兆ドル
日本      4兆5千億ドル
ドイツ/中国  2兆8千億ドル


さて中国。日本とはまだ開きがあるように見えるが、ご存じのように猛烈に経済成長している。経済成長すると元(中国の通貨)も高くなりドル換算すればさらに金額はふくれあがる。中国の高い経済成長率(日本はほとんど停滞状態)と元の通貨価値上昇率を掛け合わせると中国のGDPはいずれ日本を追い抜く。


その時期は後3〜4年後だと計算されている。


ガ〜ン! もうすぐ世界第3位に日本は転落である(/o\)
なにかショック感じない?
(ついでにいうと元の通貨価値は中国政府が低めに設定しているから、元がまともな対ドルレートなら、すでに中国のGDPは日本より大きいともいわれている)


もっとも、豊かさという点では日本が中国に追い抜かれるわけではない。日本の人口は約1億人、中国は約13億人。例えるなら年収1千万円で1人暮らしと、家族13人を養うのでは、生活レベルはかなり違う。つまり豊かさは国民1人あたりのGDPで考える必要がある。


安心した?


ところが日本のGDPは世界2位でも、国民1人あたりGDPは世界15位なのである。何となくガッカリというか、どうりで働けど働けどーーー


日本は経済大国ーーーコンセンサスというか信用している安心している気分もあるが、努力して稼ぎ続けなければ、それはもちろん保証されない。ニートやフリーターなんて呑気なことを言っていられる社会が後どれくらい続くのか? それに少子高齢化で人口は減るし、労働人口はもっと減る。(養う家族も減るが、その辺の計算の仕方は勉強不足でよく知らない)


日本は加工貿易の国ーーーと学校で習ったけれど、それがかなり怪しくなってきているのはご存じの通り。これからは稼ぎ方自体を新たに見つけて、稼いでいかなければならない。その辺のところ教育関係者と経済関係者の皆さんは仲良く知恵を絞ってよろしく。ビンボーはイヤじゃあ〜!



ついでなんで、まだ続きます。たぶん。

wassho at 16:58|PermalinkComments(0) ノンジャンル 

2007年11月28日

ゆとり教育を見直すのなら

1日飛んだけれど、
めずらしく3日も話が続く。


一昨日のファンドマネーの話が何となくシマリのない終わり方になっている理由は単純で、私がファンドマネーとかマーケットとかに、それほど知識を持っていないから。ファンドマネーが相場形成を歪ませているという直感はあるけれど、そこから先を深読み分析するほどのオツムが今のところはない。


話はそれるが、ちょっと前まで「デフレスパイラルからの脱却」なんて力説されていたが、その観点から見れば最近のいろいろな値上げラッシュはどう映るのだろう? どこかにやさしく解説しているところナイ?


さて自分の知識のなさは棚に上げて、ファンドに限らずお金の世界は複雑である。ヘッジファンドやサブプライム、デリバティブにマルチ商法(^^ゞ そして新聞その他には、知っているような知らないような経済専門用語がいくつも並んでいる。


だが、考えてみるとお金の世界(抽象的な表現だが)のことは学校では教えてくれない。何となくお金のことを学校で教えるのはハバカラレルーーーという考えがあるのかも知れない。しかし社会人になれば人生の多くの時間を金儲けに費やすのである。世の中の仕組みのひとつとしてのお金の世界のことをきちんと教育すべきだと思う。


もちろん小学生にヘッジファンドを教える必要はない。しかし、なぜキュウリが23円だったり98円だったりするかの仕組みを理解できれば、ものの見方が広がり、それは「教育的」だとも思う。ゆとり教育が見直されるらしいけれど、ついでにお金も含めて世の中の仕組みを教えることを検討すべきだ。私の子供の頃と較べると世の中はずいぶん複雑になっている。予備知識なしで放り出すのは酷というものである。


そして高校生になったらーーー


しつこく続く。
続かない場合も、よくあります(^^ゞ

wassho at 21:12|PermalinkComments(0) ノンジャンル 

2007年11月26日

ファンドマネー

キュウリにファンドマネーは関係ないにしても
木曜日の続きーーー


稼いだお金ー使ったお金=余ったお金

私はお金が、あまり余ってていないけれど(^^ゞ 世の中は金余りらしく、それがファンドに流れ込み、ガソリンやら何やらの相場を押し上げている。もっとも私が銀行に預けてある、わずかあまりの余ったお金も、貸し付けや投資先としてファンドにも渡る。個人としては使ったお金である保険や年金も、同様にファンドでも運用される

こうしてファンド(ヘッジファンド)は世の中の余ったお金を吸い集めていく。


ファンドは新規や増資の株を引き受けたりもするが、(たぶん)そのほとんどの資金をマーケットで運用する。(マーケットとは株や商品や為替など〇〇取引所があって相場のあるもの)


つまり、がんばって働いて、より稼いで、より銀行に預けるほど、資金を膨らませたファンドが相場をつり上げて、燃費を気にしながら運転する羽目になる。ちょっと極論だけれど、世の中はそういう不公平な仕組みで動いている。ファンドががっぽり稼げば、資金を出した銀行にも利益配分がある。でも、それで預金金利が上がることはない。だんだん腹が立ってきたでしょ?


ファンドは違法な行為ではない。ましてファンドの舞台であるマーケットは資本主義の心臓でもある。でも何となく資本主義のひずみというか想定外のことというか、そういうことを利用している鬼っ子的な存在のような気もする。


昔々、米相場が暴騰したときは一揆が起こった。
今、一揆を起こせばテロリストになってしまう。


誰か上手に庶民のヒーローになる方法を考えて(^^ゞ





普段よりオチにヒネリのない理由はーーー(続く)

続かない場合も、よくあります。

wassho at 18:25|PermalinkComments(0) ノンジャンル 

2007年11月22日

キュウリの話から

今年の夏はよくキュウリを食べた。

洗う→ヘタを落とす→皮はむかないで→キュウリを手の平で押さえて
→体重をかけて→押し割る(縦に何本かに割れる)→適当な長さにちぎって
→塩と(天然高級な塩の方がいい)→オリーブオイルと
→ちょっとだけレモン(ポッカレモンでいい)をかけて出来上がり。

白っぽい内側と濃い緑色の皮側を、半々くらいで見えるように配置し、
ざっくり立体的に盛りつければ、見た目も料理っぽくなる。


駅前の東急ストアは割といいキュウリを仕入れている(ただしトマトはロクなものがない)。1本から買えるのも便利。それで、このキュウリなんだけれど値段の変動がけっこう激しい。私の知る限り1本23円から98円まで上下する。あまり野菜の値段なんか気にしていないのに、キュウリは売り場の最初にコーナーがあって、大きく値札がでているので、いつのまにかキュウリ価格ウォッチャーになっちゃった。


しかし98円は23円の4.3倍である。
キュウリ相場にファンドマネーでも入っているのか(^^ゞ

ーーー続く

wassho at 21:03|PermalinkComments(0) ノンジャンル 

2007年11月19日

特性を逆手に取る

東京では昨日、木枯らし1号が吹いた。
本日も空気が冷たく冬の気配濃厚である。
それで別に身体が固まっていたわけでもないのだが、
朝、ソックスを穿こうとしたら肩がツッタ


肩なんかツルか?普通。
身体なまりまくりである。
正直に告白すると、
6月に買ったビリーも4回しかやっていない。
ジョギングもほとんどお休み。
夏は暑かったし昨日は寒かった(^^ゞ
日課の腕立て&スクワットも、たぶん半月はやっていない
そろそろ心を入れ替えないと、
ますますメタ坊になって
スーツから何から全部買い換えないといけなくなる。


英会話のノバの騒動。
発端は辞める人の返金についてだったと思う。

仮に
10回コースが1回1万円で10万円だとすると
30回コースなら1回7千円に割引されて21万円。
その30回コースを申し込んで10回でキャンセルすると、
21万円ー(7千円×10回)=14万円が戻ってくるのではなくて
10回しか利用しないなら10回コースの10万円の計算となり
21万円ー10万円=11万円しか戻ってこなかったので

カネ返せ〜となったと理解している。
(あまり、このニュースに関心を持っていなかったので間違っていたらゴメン)


これが違法とされた(だよね?)から、ノバの経営は傾いた。
違法だから、今後はこの手は使えないけれど
英会話なんて途中でクジケルーーーという特性を利用した見事な?ビジネスモデルだった気もする。


話は変わるけれど、私はサプリメントの類をあまり摂らない。
でも、時々その気になって買う。
サプリメントなんて即効性はないから、そのうち摂らなくなる。
つまり、リピートユーザーにはならない。


しばらく前にテレビ通販であるサプリメントを買った。
テレビ画面でそういっていたかどうか覚えていないのだが、
申し込みの電話をすると「自動継続にしますか?」と尋ねられた。
その時はその気になっているし、酔っぱらってたし「はい」と答えた。
(お酒を飲みながらテレビ通販を見るのは危険である)

というわけで、そのサプリメントが効いているのかどうかよくわからないが、2ヶ月に1度送られてくるので、私はリピートユーザーになってしまった。サプリメントなんて続かないーーーという特性を利用した見事なマーケティング手法である。自動継続だと多少割引されるが、メーカーは十分に元を取ったはず。


ダイエットや運動もなかなか続かない。でもノバの割引コースとかサプリメントの自動継続のように、その人間の特性を逆手に取った「続く方法」がないか思案中である。思いついたらダイエット商売でも始めようっと(^^ゞ それは冗談として人間の特性を逆手に取る発想はマーケティングを考える上でも何かと重要である。



ところでーーーー
ソックスを穿くときは脚を身体に近づけるのではなく、上体を足に近づけるのが正しいらしい。これも何かとヒントになるような、ならないような。

wassho at 17:33|PermalinkComments(0) ノンジャンル 

2007年11月15日

進化している翻訳機能

とある文章の日本語から英語への翻訳を、翻訳会社に依頼している。
この翻訳会社の翻訳能力は、私の英語能力が低いので判断できないけれど、ビジネスマンとしての常識に欠ける会社なので、本当は依頼したくないのだが、いろんなシガラミがあって仕方なくーーー。


それで出来上がってきた翻訳。
もちろん英語として間違っているところは何一つないが、何となく気に入らない。日本語で私が書いた原稿のニュアンスと違う。正確にいうなら、私の英語能力で感じる英文のニュアンスが原稿と違う。しかしニュアンスを云々できるほど英語能力は高くないので、外人が読んだら私とは違うニュアンス=日本語の原稿と同じニュアンスを感じるかもーーーと諦めるというか割り切るしかない。


本日は “能力が中途半端だと悩みが増える” の下書きでした。
現在、自力でちょっと修正しようかどうか思案中。


前にも書いたように、私の英作文の強い味方はスペースアルクの辞書というか例文集である。しかし今回はあまり役だってくれない。要件が伝わればいいビジネスEメールと違って、今回は「ちょっと気の利いたセリフ」をところどころに散りばめた文章なのだ。例文をコピーして主語だけ入れ替えればいいというわけにはいかない。


ところでヤフーやその他のポータルサイトでは辞書の他に、翻訳機能も提供されている。いわゆるコンピューターによる自動翻訳。あまり「使えるイメージ」を持っていなかったのだけれど、試しに英作文させてみる。


ゲッ! 結構使える。


この前に使ったのは3年くらい前で、トンチンカンな翻訳しかしてくれなかったけれど、この3年ですごく進歩している。簡単なビジネスレターだったら、ほとんど修正なしで使えるかも。


もちろん「ちょっと気の利いたセリフ」は無理だとしても、スペースアルクのように山ほど出てくる例文から探す作業が要らないので、簡単な英作文なら、こちらのほうが便利かも。とりあえず本日はご報告まで。


ボーマン博士とスリリングな会話を交わしたコンピューターHALが登場したのは映画「2001年宇宙の旅」。もう2007年なんだからパソコンメーカーはもっとがんばって欲しい。

wassho at 18:04|PermalinkComments(0) 生活、日常 

2007年11月13日

現場の田中さ〜ん?

昨日、テレビをつけたらニュース番組が始まったところだった。
ロンドンからの生中継で、黒煙がもうもうと上がっている。番組の途中で何回か中継が入ったが、結局テロでもナンデもなく単なる火災。


イギリスくんだりの火事を国際生中継するほどのことか?
テロの可能性が高まった時点で報道すればいいんじゃないか?
視聴率稼げると思ったんだろうなあ。
火事は番組の少し前に発生したらしく、これで「ツカミはOK」と
ほくそ笑んだんだろうなあ。


何か事件が起きたときに現場から中継が入ることがある。

キャスター「現場の田中さ〜ん?」
現場記者 「こちら警察署前です。かなり冷え込んできました」
     「では今回の事件のVTRをご覧下さい」

みたいな感じで、結局、現場記者はVTRの「進行係」をするだけの場合がある。
もちろんVTRは現場ではなくスタジオで作っている。現場とはあまり関係のない背景情報がVTRで流される場合も多い。


キャスター「現場の田中さ〜ん?」「また進展があったら、教えてください」

番組の途中で新しい情報が入った試しはない(^^ゞ



現場からの中継というスタイルを取る臨場感の演出。それで、今まさに何かが起こるかも知れないという気持ちになるから画面から離れられない。メデタク視聴率アップ\(^o^)/


タネのばれている手品を見ても、ビックリもしなければ楽しくもない。だからあまり深く考えないで、透けて見える裏側には目をつむって、テレビを見るときはおバカな大衆になりきって、テレビの演出に踊らされるのが楽しく人生を過ごすコツですよ、皆さん(^_-)-☆

wassho at 18:21|PermalinkComments(0) ノンジャンル 

2007年11月12日

炊飯器メーカーにお願い

国民1人あたりのお米の消費量は

1965年(昭和40年) 111.7kg
2003年(平成15年)  59.5kg

ざっと40年で半分に減っている。
食生活の多様化だとか、女性の社会進出に伴う炊事時間の減少(ご飯を炊いている暇がない)などが、その要因として分析されている。あまり分析されていないが、高齢化社会の進行も影響しているはず。高齢になると食べる量も減るからね。話はずれるけれど、米に限らずあらゆる農産物は、今後高齢化社会の影響を受けるはず。


さて
日本人はやっぱり米の飯を食べないとーーーという人が、どの程度いるのかよくわからないが、私の場合はまったくご飯なしでも平気である。だから自宅でご飯を炊くという習慣はなかったが、昨年引っ越した際に、気まぐれで炊飯器を買った。


でも、やっぱり面倒なので、あまり使っていない。

面倒な理由は炊きあがるまでの時間である。1時間弱かかる。パスタなら7〜8分、厚みのあるショートパスタでも12分なのに、米はあまりに時間がかかる。それに炊飯器を買った理由は無洗米というものができて、米をとがずに楽できると思ったからなのに、買ってみるとビックリ。無洗米は夏なら30分、冬なら1時間は米を水に浸せと書いてあるではないか。まあ、無視してるけれど(^^ゞ


というわけで、1時間も待てないので結局ご飯をあまり炊いていない。だから本日は “お米を売っている店にお願い、お米が古くなるとイヤだから、1kgとか500gとか、もっと少量でも売って” になるはずだったんだけれどーーー


先日、ある雑誌にどこかの男性デザイナーが紹介されていた。カッコイイ男のライフスタイル紹介みたいな感じで。そのデザイナー氏は料理も得意らしく、手際よく夕食を作る風景の写真が載っていて、そのコメントに「米も釜(ガスコンロ)で炊いています。炊飯器より旨いし時間も15分くらいで炊きあがります」と書いてあった。


15分! 炊飯器の1/4じゃん!


チラッとネットで調べたところ、お湯が沸く時間とか、むらし時間とかも必要で、トータルでどれくらいなのかはよくわからなかったが、とにかく電気の炊飯器よりは早いようである。


電気炊飯器はなぜ時間がかかるのか? 火力(熱量)が少ないのか? まあ理由はどうでもいいけれど本日は “炊飯器メーカーにお願い、スイッチ入れてから15分で炊きあがる電気炊飯器開発して。味は現状維持でもヨシとするから” の下書きでした。政府も「もっとお米を食べようキャンペーン」みたいな効果のない(消費量減少が証明している)イベントはやめて、炊飯器メーカーに開発費援助をしたほうが実効性上がると思うよ。


ちなみに
ガス炊飯器:早いかどうか知らないけれど、ウチのマンションはコンロ以外はガスを引けないのでーーー×

ガスコンロで釜でたく:火加減調節とか難しそうなので私にはーーー×

あくまで電気炊飯器メーカーにガンバってもらいたい(^_^)

wassho at 19:13|PermalinkComments(0) ノンジャンル 

2007年11月09日

アイツが戻ってくる

まだちょっと先だけれど、朝青龍が26日に戻ってくるそうで。そうなりゃ亀田のおやっさんも堂々と街を歩ける。防衛省関連のお歴々も一息つける。赤福も再発売するかも? ワイドショーに取り上げられるような「売名行為」をしたい芸能人その他の皆さんは,来週か遅くとも再来週の頭までに「仕込んで」おかないと,朝青龍に全部もっていかれちゃいますよ〜


マスコミはニュースを「事の重要性」と「人々の関心度合い」で取捨選択して報道する。原則は多分そうなんだけれど、現実には視聴率の取れるニュースが絶対的に優先なのはご承知の通り。特にバッシング系はもっとも人気のあるニュースであり、また結婚よりは離婚のニュースのほうが好まれる(^^ゞ


いろいろと批判はあるが、マスコミのあり方は変わらないだろう。視聴率=収益という経済論を持ち出すまでもなく、「ウケ狙い」は何かを発表・発信する人間にとって本能でもある。大事なニュースが報道されないのは困るが、くだらないと思ったニュースは見なければいいのだ。


ところで
某企業の担当者より「これで26日に発表する新製品の記者会見に集まるマスコミが減るかも知れない」と嘆かれる。マーケティングっていろんな事に気を使わなければいけないものなのである。

wassho at 20:18|PermalinkComments(0) ノンジャンル 

2007年11月08日

大将のいましめ

安倍さんが辞めたとき、小泉さんは「人生には上り坂と下り坂と、まさか!がある」といったけれど、小沢さんの辞任ニュースは「またか!」かな(^^ゞ


「大連立なら首相は民主党から出す」というところまでがんばれば、彼もヒーローになれたのに、結局は中途半端な辞任・辞任撤回で政界は無駄なエネルギーを浪費したようだ。しかし「不器用で口下手な東北人気質」という小沢さんの弁解を聞いて、東北の人は気分を害していないのかなあ。民主党は「雨降って地固まる」的なノンキなこといっているが、普通は「雨降ったら地盤が緩む」だよ。よほど固める努力をしないとね。


徳川家康が最晩年に残したとされる文章。


  ■■■大将のいましめ■■■

大将というものは
   敬われているようでその実家来に
   絶えず落ち度を探られているものだ
   恐れられているようで侮られ
   親しまれているようで疎んじられ
   好かれているようで憎まれているものじゃ

大将というものは
   絶えず勉強せねばならぬし
   礼儀もわきまえねばならぬ
   よい家来を持とうと思うなら
   わが食を減らしても
   家来にひもじい思いをさせてはならぬ
   これが三十二年間つくづく
   思い知らされた家康が経験ぞ

家来というものは
   禄でつないではならず 機嫌をとってはならず
   遠ざけてはならず 近づけてはならず
   怒らせてはならず 油断をさせてはならぬものだ
   「ではどうすればよいので」
   家来には 惚れさせなければならぬものよ

  ■■■■■■■■■■■■


やっぱり最後の1行はムツカシイよね、一郎君(^_^)

wassho at 18:15|PermalinkComments(0) 社会、政治、経済 

2007年11月06日

山場CM

「やまばCM」と読むと思う。
この言葉は初めて聞いた。
詳しくは朝日新聞のこの記事

記事がなくなったときのために一部を引用しておくと

ーーーーー場面を盛り上げるだけ盛り上げておいてから「正解はCMのあとで」「最新情報はこのあとすぐ」。こんなテレビの「山場CM」が多い番組に視聴者が不快感を抱いていることが、榊博文・慶応義塾大教授(社会心理学)らの調査で明らかになり近著で発表された。国際比較でも日本の山場CMは欧米より格段に多い。テレビ局側の思惑とは裏腹に、そうしたCMへの好感度が低くなり商品の購買意欲も下がるというーーーーー



「正解はCMのあとで」以外にも、番組のエンディングっぽいものを本当の番組終了の少し前に流し、CMも見終わらさせてから、あとほんの少し番組を続ける手もよく使われている。CMとは関係ないものの、〇〇時58分とか中途半端に始まる番組も多い。


すべて、あの手この手の小賢しい(こざかしい)視聴率稼ぎである。日本人は大きな発明はできない(と書くとお叱りも受けるが)けれど、細かな改良は得意である。だから視聴率稼ぎのテクニックも、もはや芸術的領域に達している(^^ゞ


あの手この手でCM視聴率はアップする。しかし、この記事によると、そういうテクニックで流されたCMの商品は「買いたくない」と答えている人が多い。広告主にとっては、これは気になるデータであろう。でも山場CMと普通のタイミングのCM(記事では一段落CMと呼んでいる)で、どんな商品が広告されていたか、それほど区別して識別されているかは疑問でもある。山場CMの肩を持つ気はないが、記事で読む限りこのアンケートはちょっとロジック構成がユルイのが気になる。


さて、
あの手この手のCM視聴率アップについて世論を問えば、たぶん批判的な意見が多いと思う。でも本日はちょっとブラックに “テレビ(民放)というのはCMを見た「ご褒美」としてニュースやドラマを無料でみられるサービスである” の下書きでした。

wassho at 16:28|PermalinkComments(0) マーケティング、ビジネス 

2007年11月01日

困難は分割せよ(デカルト)

教えてもらうスイッチが入ると脳の理解能力が増すのでーーーと昨日書いたが、実は本人もそれは半信半疑なところがある。テキストを読んでも頭に入らないものが、なぜ講師が朗読すると理解できるのか?


ひょっとしたら、こういうことかも知れない。

チョット話は飛ぶが、NHKの英会話番組をiPodに入れて聞いていることは何回か書いた。ヒアリングだけでは何を話しているかわからなくて、テキスト本文(英語)を読んでもよくわからないけれど、ヒアリングをしながらテキストを目で追っていくと何となく内容がわかる場合がある。

つまりこういうことだ。

 ヒアリングだけではわからない
    ーー>そもそも英語能力が低くて聞き取れていない(>_<)

 テキストを読んでもわからない
    ーー>長文すぎて文章のつながり、構造がわからない


ヒアリングしながらテキストを追うと、喋り手の抑揚、間(ま)、話す雰囲気などで、文章の構造がわかってくる。会話の中で大事なところは高いテンションで話しているので、そこに神経を集中して内容を把握すれば、他の部分も連動して理解(連想)できるようになるーーーんじゃないかな。


昨日のセミナーは日本語だから、文章の構造がわからないということはないにしても、講師の朗読の中の微妙なニュアンスの差を感じ取って、理解すべき順番で理解したから理解できたのかも知れない。100の処理能力しかない脳が200の情報量を理解しようとしてもオーバーフロー(パラパラとテキストをめくって頭がクラクラする)だけれど、30ずつ処理していけば何とかなる。講師の朗読は道案内兼ペースメーカーみたいなものか。


まさにデカルトのいうとおり「困難は分割せよ」である。フランス人だから彼も英語は苦手だったのかな<−−−ツッコミいれるところです(^^ゞ


wassho at 18:32|PermalinkComments(0) ノンジャンル