2008年03月

2008年03月28日

企業の社会的責任の基本は

略してCSR(Corporate Social Responsibility)といわれることが多い。
この言葉にどれだけ馴染みがあるかどうかは、その人の職業によるけれど、経営企画的な分野では6〜7年前から合い言葉になっている。ネットで調べてもらえば、難解な説明がいっぱい見つかるが、簡単に言えば社会人として立派な企業でありましょうということ。不正ややましいことをせず正直にと、そして例えば環境問題に配慮するなど善良という考え方がミックスされた概念。


難しい話はさておいといて、
先日、いつものように駅前の東急ストアに行くと「3月末で閉店します」の張り紙が。エー!キイテナイヨ(←もう古いか)


よく見ると、「(すぐ近くの)仮店舗で営業します」の案内が小さく書かれている。ホッとしたのもつかの間、「仮店舗では食料品は扱いません」とさらに小さな文字が。それじゃ意味ナイィ!


ちょっと待てよ? 仮店舗で営業ということは改装でもするのだろうから、しばらくの我慢かと思ったけれど、その張り紙に営業再開時期は書かれていない。何となく店員にも聞きそびれたので、自宅で東急ストア(東京、神奈川じゃ名の知られたチェーン店です)のホームページを見ても何の情報もなし。いろいろヨソで検索してみると、何と改装期間は2年間!!との情報が。


とっても困るのである。
私の胃袋に入るものの半分くらいは、このスーパーで買っている。夜12時の閉店間際までいつも客で賑わっていいるから、この近辺に困る人はたくさんいるはず。駅から10分のところに夜12時までやっているスーパーがもう一軒あるが、自宅へは逆方向に10分離れているから、そこまでは行けない。ダイエーは自宅まで多少遠回りになる程度だけれど閉店は午後9時半。平日に寄れる日はほとんどない。だから、とっても困るのである。


本日は “企業の社会的責任とは、難しい話もいろいろ大事であるが、ごく普通に営業を営むとか、ごく普通に商品を製造することが、実はやっぱりメインかも。コンサルタントとか広告代理店は何かと新しいことを仕掛けたがるけれど、経営者の皆さんはそれを忘れないでね” の下書きでした。


しかし2年間とは新しいビルが建つ期間。2年も掛けて、どんな改装をするのかナゾ。しかもこのスーパーは線路の高架下を利用している店舗だから、建物を広げたりすることはできない。ますますナゾ。

wassho at 18:45|PermalinkComments(0) マーケティング、ビジネス 

2008年03月27日

地下鉄と国土交通省にお願い

東京の桜は二日前に咲き出し、あっというまに満開になった。

桜を見ると思うこと

頭のイメージにある桜はピンクなんだけれど、実際の桜はほとんど白に近い。これは桜のイラストなどがピンク色で描かれている影響だと思う。しかし毎年、ああキレイだなあと見とれているのに、なぜイメージが修正されないのだろう。畏るべしメディアのチカラ。


最近、ブログの更新が少ないというメールを何通かいただいた。
はい、本人も自覚しております。
だって、忙しいんだもぉ〜ん。


まあ3月というのはたいていの業界が忙しい。
年末ギリギリにならないと年賀状を書き始めないのと同じで、年度内に完了しなければいけない仕事がズルズルとクライアントに溜まっている。こんな時に無理難題を引き受けるのがプロというもの。おかげでエライ目にあってます(^^ゞ


先日もふと気がつくと終電の時間はとっくに過ぎていた。
仕方がないのでタクシーで帰る。


最近は酔っぱらったときは別として、できるだけタクシーに乗らないようにしている。理由はもちろん「もったいないから」。特に710円に初乗り料金が値上げされてからは乗るたびにムカツク。


さて、なぜタクシーで帰らなければいけないのか。
それは電車が止まっているからである。

私の場合は12時半くらいが終電時刻。この24時間社会になぜ、そんなに早いのか大いに疑問である。物騒だから乗ったことはないけれどニューヨークの地下鉄は24時間運行している。国際都市東京(←あんまり関係ないけど)も24時間地下鉄・電車を運行すべきである。都市機能の向上と、その経済効果は計り知れない!!!


ーーーとぶちあげておいて何だけれど、24時間運行は実は無理なのである。24時間電車が走っていたら、線路を点検したり補修することができないから。ニューヨークの地下鉄はどうしているかというと、路線が複々線化されているので、本数の少ない深夜は交互に片方だけの路線を使って、点検や補修を実施しているらしい。


ということで本日は地下鉄や電鉄会社にお願い “24時間運行しろなんて無理は言わないとしても、別に毎日補修しているわけじゃないし、たまには臨時に終電の時間を繰り上げても文句は言わないから、終電は基本午前3時くらいにして。言い訳スルナ!絶対できるはず!タクシー代返せ!(^^ゞ” の下書きでした。


さて24時間運行には複々線化が必要。都会に張り巡らされた地下鉄を今から複々線化するのは途方もない事業であることは素人でもわかる。
だから本日はその2 “59兆円だっけ? クルマも売れてないのに10年間でバンバン造る道路の予算は。君らも成り行きとシガラミで、そんな計画を立てたんだろ? 実に無駄遣いなことは一番知っているだろ? だから二酸化炭素排出削減にも貢献するという大義名分も立ついい計画教えてあげるよ。今からでも遅くないから、こっちに乗り換えなって” の下書きでした。

wassho at 19:46|PermalinkComments(0) 社会、政治、経済 

2008年03月21日

コストフル

 【Costfull】 コスト(費用)が多くかかる

念のためにいっておくと、こんな英語はありません。


自動販売機で煙草を買うのに、成人であることを証明する(自動販売機に読み込ませる)カードが必要になるらしい。いつの間に、そんな仕組みが導入されることになったのか知らなかったけれど、九州の一部ではすでに実施されているらしい。


未成年者の喫煙防止が建前。それに反対する理由はないとして、そのために、こんな手の込んだ仕組みを作るかあ?というのが正直な感想。カードの発行は無料らしいが、そのためのコスト(一説によると900億円)は当然かかっているわけで、それが煙草価格に含まれているのか、他の税金から持ってくるのかわからないが、未成年者の喫煙防止に多少は効果があるとしても、これだけのシステム投資が社会的にペイするとは思えない。


建前が正しければ、費用対効果は考えない。
たぶん、この事業は役人が考え出したんだろうな(/o\)

煙草を買うにはお店でもこのカードが必要。しかしお酒を買うのにも、エッチなDVDを借りるのにもこのカードが必要ーーーではないらしい。このカードを未成年に貸しても、特に処罰される法律もなくーーー。

自分が担当している仕事の守備範囲のことしか考えない。
たぶん、この事業は役人が考え出したんだろうな(/o\)


1年半ほどまえから駐車違反の取り締まりが民間に委託されるようになった。それはヨシとして、取り締まりをおこなう「監視員」が2名ペアで行動している理由がわからない。違反切符を切るときに間違いが起こらないように確認しあうために? 違反車両はデジカメで撮影するからそんな必要はないはず。私には人件費の無駄遣いとしか思えない。


大きな政府、小さな政府という議論がある。前者は税金が高いけれどいろいろな面倒を国が見る(例えば社会保険料が高くても医療費は国が負担してタダとか)仕組み、後者は税金は安いかわりに国・行政のサービスは絞り込む仕組み。本日は “大きくても小さくても、どっちでもいいけれど目指して欲しいのは効率のいい政府” の下書きでした。


ところで日本の租税負担率(収入から税金や社会保険料とし手差し引かれる金額の割合)は他国と較べて低いとされてきたが、今や40%を超えて50%に迫ろうとしている。租税負担率は大きな政府にするか小さな政府にするかにもよるから、その数字だけを議論してもあまり意味はない。しかしそれでも本日はその2 “せいぜい25%位じゃないと働き気もなくなるゼ” の下書きでした。


ちなみにアメリカの租税負担率は世界中に軍隊を派遣して、あらゆる紛争に首を突っ込んでいるのに実質ベースで日本より低い。つまり(その数字だけで判断すると)かなり効率のいい政府である。本日はその3 “だれか政府・行政の効率についてわかりやすい解説の本かホームページ書いて政治家に読ませて。できたら「効率指数」の数字も作ってください。数字があれば競い合わせることも期待できるし” の下書きでした。


確定申告を終えると、毎年イキドオリます。

wassho at 18:40|PermalinkComments(0) 社会、政治、経済 

2008年03月14日

株式ならびに報道関係者にお願い

グラフは原油価格。(クリックすると多少大きくなります)
原油グラフ

湾岸戦争の時に40ドルに跳ね上がっているが、90年代はおおむね20ドル。多少デコボコはあるが、上昇傾向に転じるのは2000年になってから。株式市場がうらやむばかりの右肩上がり。グラフは去年までだが、現在の原油価格はとうとう110ドルを突破した。つまり10年前(20年前も同じだけれど)と較べて5倍以上になった。


100ドルの大台を超える・越えないと騒がれ始めたのが昨年の12月。寒くなって石油の需要が増えるのとガソリンの値上げが重なったことがあって、それ以来、原油高のニュースを聞かない日はないくらいである。


いうまでもなく原油はあらゆる燃料になり、原材料になる。クルマは運転しないからガソリンの値上げは直接関係ない人でも、商品のほとんどはクルマで配達されているのだから、やがて商品価格に跳ね返って影響を受ける。事実最近は値上げラッシュである。原油高とは関係ない値上げもあるが、食料品も含めて、あらゆる資源が一斉に急ピッチで値上がっている「資源高」な現在である。


\(^^\)(/^^)/ソレハコッチニオイトイテ

ネエネエ、原油が高くなっているというニュースは知っていたと思うけれど、10年前の5倍という解説は具体的でわかりやすかったでしょ? 人間は比較してモノゴトを理解するようにできているからね。


それで文句をつけたいのが株価(情報)なのである。

本日の日経平均は1万2241円60銭。前日より191円84銭下げた。日経平均くらいは毎日チェックしているので、191円84銭のだいたいのイメージはつかめるけれど、でも、これはこう伝えるべきなのだ。


本日の日経平均:1万2241円60銭
        前日比マイナス191円84銭
        【前日比98.5%】


本日のニュースは「191円84銭安の大幅続落」と伝えているが、比率でいえば1.5%である。株価において1.5%が大幅かどうか考え方・表現がさまざまなのは構わないとしても、もとの価格との比率で考えなければ意味がない。日経平均は単位が一応金額だからまだいいが、TOPIXなんて指数は何ポイント上がった下がったといわれても、サッパリイメージできない。


本日は株式ならびに報道関係者にお願い “判断しやすいように株価は比率で教えて。100円上がった下がった、300円上がった下がったと大げさに騒ぎ立てたい気持ちはわかっているけれど” の下書きでした。

wassho at 17:58|PermalinkComments(0) ノンジャンル 

2008年03月11日

2wayコートでふくらむ世界史の疑問?

土曜日曜と東京は暖かかったが、昨日は一転して真冬の寒さに。そして本日はピクニックにでも行きたくなるくらいの暖かさ。三寒四温とはいうけれど、今年はことのほか気温の差が大きいようである。最近は2wayコートといって、インナーのキルティング部分を取り外しできるコートを愛用しているが、それを日によって付けたり外したりと、けっこう面倒でもある。春よ早く来い来い。


その2wayコート。主に着ているのは2着あって、日本製とイタリア製なんだけれど、インナーの取り付け方にお国柄があらわれていておもしろい。


日本製:
インナーとアウターを取り付けるスナップボタンは襟に1箇所、袖に2箇所、ボタンのあるところ(前身頃っていうのかな?)に5箇所。袖とボタンのところは左右あるから、合計15箇所のスナップボタンしっかりで留める。どんなに激しく動こうと、インナーとアウターがずれることはない。


イタリア製:
スナップボタンは襟に1箇所、左右の脇に1箇所ずつの合計3箇所しかない。着るたびにインナーはズレ、脱ぐたびにスナップボタンが1〜2箇所はずれる(^^ゞ


たった2着の事例だけで、日本製はきめ細やかな配慮、イタリア製はチャランポランと決めつけはしないけれど、ヤッパリなんとなくネ。


イタリアはデザインの国であるーーーといっても、あまり反論はないだろう。ファッションに限らずクルマ、その他もろもろの工業製品でも、イタリアデザインと聞くと何となくオシャレに見えてくる。中には、どう見てもヘンなデザインなのに、イタリア製というブランド価値のおかげで通用している商品もある気がするが。


とにかくイタリアはデザインの国ということになっている。


しかし、昔から不思議に思っているんだけれど、一昨年イタリアに行ったときにイタリア人に尋ねようと思って忘れたのだけれどーーーさて、昔習った世界史を思い出してください。


ギリシャ文明:芸術や文化に優れる
ローマ文明:道路や建物など実用性に優れる


ーーーと習ったはず。
いつのまにイタリアは芸術性に優れる国になった? また逆に、いつのまにイタリアはチャランポランな実用性の劣るものを作る国になった? それとローマといえば、古代のヨーロッパを制覇した強い国だったのに、今のイタリアの国力はローマの栄光とは比較にならないくらいショボイ。イタリア人って本当にローマ人の末裔? まあ2000年も経てば、イロイロすっかり変わるのかな?



3月ナンデ、何かと忙しい。
仕事ばっかりしている気がする。
とりあえず春っぽいレシピのイタリア料理くらい食べたい。

wassho at 20:33|PermalinkComments(0) ノンジャンル 

2008年03月05日

火事です!火事です!

地下鉄の日比谷駅で電車のドアが閉まり、さあ発車しようというとき「火災検知器が火災を検知しました」というアナウンスが駅構内に流れた。ただちに電車のドアが開く。まあ、たぶん誤報だろうなあと思っていたら、30秒ほどたって車内アナウンスが「ただいまのは誤報と確認できました。まもなく発車します」と告げた。やっぱりーーと、ひと安心。

それで再びドアが閉まる。すると今度は「火事です!火事です!日比谷駅で火災が発生しました!」と「とても強い口調」のアナウンスが駅構内に響き渡った。そしてこの時は、なぜか電車のドアは閉まったまま(>_<) 

さっきの車内アナウンスがあったので何となく落ち着いていたけれど、よく考えると「火事です!」というアナウンスが誤報=つまり誤報があるということは「ただいまのは誤報と確認できました」という車掌に入った連絡が誤報の可能性も否定できないし、確率的には5分と5分などと頭が回転し始める。

なんたってプラットホームを多くの駅員が走り回っているのが見えている。電車は発車しないし、ドアも開かない。隣の女子高生は「ヤバイよ、ウチラ、コロされるよ」とはしゃいでいる(^^ゞ


結局、誤報が正しかったようで(ヘンな表現だが)、
1〜2分遅れで電車は無事発車した。メデタシ。


ホントに火事だったらと考えてみる。

「火事だ」「火事は誤報だ」という正反対の2つの情報に対して、誤報の可能性は5分5分だと考えたのは我ながらエライ。このブログで何度か書いたように「人間は見たいものしか見ない、信じたいことしか信じない」ものだけれど、できるだけ「見たくないものを見て、信じたくないものを信じる」ように精進してきた成果である。エ〜、なにかと裏切りや失望の多いタフな人生を歩んでおります(^^ゞ


しかし電車が止まっていた間、何をしていたかというとーーー特に何も(/o\)


本当に火事の可能性があると認識したのなら、次の行動をどうするか考えるべきであった。そこまで考えが思い及ばなかったのは

原因その1
火事です!火事です!という強い口調のアナウンスに、実は頭が動転しており、どちらかが誤報の可能性が5分5分と考えるのが精一杯だった。

原因その2
エラソーにいっても「火事は誤報」という車掌のアナウンスを「信じたい」キモチが勝っていた。まだまだ精進が足りないのである。



ボヤ程度ならともかく、大規模な火災が地下鉄で発生したら、かなりヤバイ。路線によるが東京の地下鉄はかなり深いところにある。新しい路線ほど、地中のいろいろなものを避けるために深くなるようで、大江戸線の六本木駅なんてのはビックリするくらい深い。あんな場所で煙りモウモウ、停電で真っ暗なんて想像するだけで気が遠くなる。


話は変わって、本日は “災害に備えての予備知識:停電で真っ暗な時、今や誰でも持っている携帯についているカメラ用のライトが結構重宝します。携帯でライトをつけて写真なんか撮らない人も、ライトの点灯の仕方くらいチェックしておきましょう。家で懐中電灯を閉まってある場所にたどり着くくらいなら充分に役立ちます” の下書きでした。

wassho at 19:48|PermalinkComments(0) 生活、日常