2008年05月

2008年05月30日

吉兆の薦め

昨日は朝から吉兆廃業記者会見の模様をテレビが盛んに流していた。夜のニュース番組でも取り上げていたと思うが、それは見逃した。コメンテーター達は例の「食べ残し」問題について怒ったり憤ったりしていたし、自分は世間の声を代弁しているような雰囲気だったが、でもそれは「ちょっとずれてるんじゃないの?」という気持ちがする。


日本を代表する最高級料亭が客の食べ残しを別の客に出していたことに、多くの人は驚いたり呆れたりしたと思うが、怒ったり憤ったりしたとは思わない。だって世の中のほとんどの人は吉兆になんて縁がないから被害には遭わない。まあ、むかついたとすれば、今や吉兆の顔となったあの女将についてであろう。彼女が本当はどんな人かはわからないが、テレビ的な好感度は間違いなく低い。(しかし、さすがは料亭の女将だけあって敬語を上手に使うなあと思ってテレビを見ていた。私もそうなんだけれど、使い慣れない敬語を使おうとするととてもクドイ敬語になるものである)


産地偽装で遠のいた客足は徐々に戻ってきていたらしいが、今回の食べ残し問題で客は激減、ついに廃業となった。そりゃ誰だってウン万円も払ったあの料理が食べ残しだったかもと知ったら怒り心頭である。吉兆にいったことがなくってよかった。


さて、吉兆のブランドイメージは地に落ちたのだろうか?
吉兆というだけで世間の人々は、その料理を食べたいと思わないだろうか?


私は、そうではないような気がする。


今回の騒動で吉兆の認知度は間違いなく上がった。そして最高級料亭である(あった)ことも浸透した。この騒動の前、吉兆の知名度はそれほど高くなかったと思われる。ちなみに日本の三大料亭は吉兆の他に、新喜楽、金田中という料亭である。新喜楽と金田中って知ってたあ? 私はさっきブログを書く前にネットで調べて初めて知った。とにかく今、吉兆は、料理の鉄人で有名になった「なだ万」以上の、おそらく日本で一番有名な料亭になったと思われる。


吉兆のイメージをダウンさせたのは、顔は知らないが偽装を指示したとされる前社長と、強欲なイメージがぬぐえない女将と、女将にツブヤキ指示を受けないとまともに喋ることさえできない、あのデキの悪い息子、つまり経営陣達である。幸いなことに料理人や仲居さん達に悪者はいない。


吉兆というのは創業者の子息や親族が五つのグループに分かれて営業しているらしい。今回、廃業になったのは船場吉兆というグループ。グループ間の資本関係や「吉兆」の商標登録の権利がどこにあるのか知らないけれど、


もし
船場吉兆を買収したら「吉兆」ブランドを使用できるのであれば、ビジネス的にはおもしろい。吉兆で「食べ残し」を食べさせられた人以外、つまり世の中のほとんどの人をターゲットに「吉兆」にはブランド価値があると思う。

   日本一の知名度=プラス要因
   高級イメージ=プラス要因
   金儲け主義ででたらめな経営=マイナス要因


だから
もちろん現経営陣は追放するし、昔ながらの料亭商売ではなくマーケティング戦略はいろいろと考えなければならない。新しい吉兆の顔となるカリスマも雇う必要がある。しかし吉兆は民事再生法適用を申請したくらいだから、金に困っている。つまり安く買収できる。吉兆は地に落ちたと思われている今なら「吉兆ブランド」にプレミア価格を上乗せする必要もない。


本日は “起業家投資家の皆さん、よければドバイのリッチマンの皆さんも。どうでしょう、吉兆を買収してブランドとビジネスモデルを立て直せば、がっぽり儲かりますよ。安く買って高く売るのが商売の基本ですものね。

その節には私をコンサルタントとして雇えとまではいいませんので、アイデア料として「吉兆一生食べ放題券」でも進呈いただければ幸いです” の下書きでした。

wassho at 17:07|PermalinkComments(2) マーケティング、ビジネス | 社会、政治、経済

2008年05月27日

ドバイを観てNHKにお願い

何日か前、NHKで中東ドバイの紹介をしていた。
ドバイはアラブ首長国連邦(名前は知っていても今ひとつイメージは湧かないけれど)の都市の1つと思っている人が多いけれど、正確には連邦の首長国のひとつがドバイであり、そのドバイ首長国の首都もドバイという名前である。いずれにせよ最近めざましい経済発展を遂げている国あるいは都市としてドバイの名前をよく耳にするようになった。


番組の前半は見逃したのだけれど、ドバイはバブル経済真っ盛りのようである。
人口140万人の内、工事現場に出稼ぎに来ている外国人が半分を占める。街中で建設ラッシュだが、それが全部完成したら1000万人分の戸数になるそうである。マンションやオフィスは完成前から売買されて価格がつり上げっているが、その取引の9割は投資、つまり住むためではなく転売目的で購入されている。少し前にどこかの国でもよく聞いたようなーーー(^^ゞ 

もっとも銀座や青山でせいぜい数百坪の土地をまとめれば「地上げの帝王」と崇(あが)められた日本と違い、ドバイでは世界一高い高層ビルだったり、人工衛星からも見えるくらい巨大な埋め立て地だったりと、日本のバブルとはスケールがかなり違う。


話は番組とは関係ないが、ドバイに限らず産油国は自国のインフラと世界各地のマネーマーケットで巨大な額の投資を続けている。もちろんその背景は石油収入である。ところで、その産油国の投資計画は(今のところ)石油の価格が30ドル程度だと想定して、その収入から得られる資金をベースに考えられている。

つまり現時点ですでに100ドルほどの余裕がある、あと3倍以上の金額を投資できる計算になるw(゜o゜)w バブルがはじけるのが先か石油が枯れるのが先かわからないにしても、今世紀初頭は中東の時代になるのかも知れない。ドバイの番組を見た人は、あの建設ラッシュを、あと3つ手がけられる資金が「貯まっちゃった」ことが、どれだけスゴイか理解できるはず。アラーの神は偉大なりm(_ _)m


ドバイの話は、またそのうちーーー。


番組は、取り上げる視点がちょっと表面的だった気もするが、まあおもしろかった。NHKはいろいろ批判もあるが民放と較べたらクオリティの高い番組を作っていると思う。私は民放の低俗番組は大好きだが(^^ゞ、タレントが遊んでいるだけのような「手を抜いた」番組は大嫌いである。民放にもいい番組はあるが、多くはその「手を抜いた」番組である。(ひょっとして民放の連中は手を抜いている自覚すらないのではと私は最近疑っている)。深夜になれば手抜き番組がほとんどになる。つまり私は深夜にテレビをあまり楽しめない。


ちょっと文章がうまくつながっていないけれど、


1)NHKには民放にないクオリティの高い番組がたくさんある。

2)私はそれを見たいが、なかなか見る時間がない。
3)いちいち番組表をチェックして録画するタイプでもない。

4)NHKは民放と違いスポンサー収入ではなく受信料で成り立っている。
5)だからNHKの番組はNHKのものではなく国民のものである。

6)つまり我々はNHKの好きな番組を好きなときに観る権利がある。


ということで本日はNHKにお願い “もちろん過去の全ての番組なんて無茶を言わないから、せめて2〜3ヶ月分ぐらい、気合いを入れて作った番組だけでもいいから、ネットで好きなときに観られるようにして” の下書きでした。できたらサーバーにためる番組をどんどん多くして、1つの番組を見終わったら、アマゾンやユーチューブみたいに「この番組を観た人は他にこんな番組を観ています」なんて紹介してくれると楽しいので何分ヨロシク。

wassho at 15:55|PermalinkComments(3) ノンジャンル 

2008年05月26日

土日は雨でした

雨はやみそうになかったので日曜日は本を読んで過ごすことにした。

  ↑↑↑↑↑↑
ネエネエ、ちょっと小説の書き出しっぽくない(^^ゞ

もっとシンプルに「雨はやみそうになかった。」だけから始めた方がいいかな? ミステリー小説の書き出しの最高の見本は「客は広間に集まっていた」だと聞いたことがある。なるほど、この1行だけで何か事件が起こりそうな予感を読者にいだかせる。


まっ、(/_')/ソレハコッチニオイトイテ


東京の週末は土日とも雨だったので、どこにも出かけず本を読んでいたのは本当の話。でも2日も続けて本を読み続けたのは久しぶりだなあ。というかここ数年は読書量がめっきり減ってしまった。


特に理由はないのだが、やっぱりネットに時間をとられていることは事実。ご存じのように世間では出版不況・書店不況が叫ばれて久しい。書店がどんどん減っているので、暇つぶしや訪問時間の調整にふらっと書店に立ち寄る機会も減った→とうぜん衝動買いの機会も連動して減った。それに残った書店も余裕がなくなって、どうしても売れ筋中心の品揃えになるから、私のようにちょっと興味の方向が人とはずれている人間向けの本が店頭に並ばなくなったような気もする。あの業界もいわゆるドツボスパイラルである。


私の読書術のひとつに「まったく興味のない本を買う」というのがある。見聞を広めたり、いつもとは頭の違った部分を刺激するのが目的である。一時は本棚に右翼と左翼両方のかなり過激な本が並んでいたこともある。あの時、家宅捜索を受けたらヤバかったかも。 ハーレクイーンロマンスも何冊か買ったことがある(^^ゞ


ウ〜ン、でも最近そういう本はまったく買っていないゾ。こんな言い方は好きじゃないけれど、歳を取ればとるほど、より努力しなければ見聞は広がらない。もちろん頭も固くなってくる。ヤバイ!


そうだ!もっとブックオフに行かなきゃ!
やっぱり、あの業界はドツボスパイラルである(^^ゞ

wassho at 18:29|PermalinkComments(0) ノンジャンル 

2008年05月20日

30年で70%って知ってた?

ニューヨークは地震のない地域である。昔は摩天楼と呼ばれたマンハッタンの高層ビル群は、もし震度5か6の地震があれば9割以上が倒壊するといわれている。地震が起きないからそれほどの耐震構造になっていない。さらにあの有名なブルックリンブリッジは、震度3で「橋が落ちる」程度の強度らしい。日本人の感覚だと、とても怖い気がするけれど、地震は起きないことになっているのだから、それでいいのだろう。


ところで
中国の地震のニュースをいろいろクリックしていたら、首都圏の直下型大地震は2036年までに70%の確立で発生すると国が予想しているという情報に出くわした。


エッ! あと30年ほどの間に70%の確率! ヤバイのは東海地震じゃなかったの! キイテナイヨ!!


阪神大震災の時、地震は【予知】できなかったのかという議論で、専門家が「地震の予知の研究は理論的に解明されていない部分が多く、まだ【ヨチヨチ】歩きでしてーーー」とKYなダジャレを飛ばしていたのを思い出した。きっと70%の確率というのは関係省庁が予算ほしさに大げさな数字をでっち上げたに違いない! 私は都合の悪い占いは信じないで生きてきたのだ、きっと間違いだ!(怯え)


やっぱり昔憧れたニューヨークに住んでみようか(^^ゞ

wassho at 20:33|PermalinkComments(0) ノンジャンル 

2008年05月15日

天災と人災

先週、東京ではいつもより強い地震が2日続けてあった。何千キロも離れた日本での揺れが、その前兆だったかどうかは知るよしもないが、ご存じの通り中国四川省で大地震である。今のところ犠牲者は1万4千人と発表されているが、かなりの数の行方不明者や生き埋めになっている人がいる模様であり、最終的には3万人を越える規模の犠牲者数ともいわれている。また1週間ほど前にはミャンマーでサイクロン。こちらの犠牲者は現時点で3万数千人だが10万人近いという報道もある。ともかく今月に入ってアジアでは、わずかな時間で数多くの人命が失われた。改めて自然の脅威という言葉を思い出さずにはいられない。犠牲者の方々のご冥福を祈りたい。


天災の発生は防ぎようがないが、その被害をくいとどめる努力が足りなければ人災の側面もあらわれてくる。ミャンマーでは避難指示が遅れたとか、中国では建物の耐震基準が緩かったとか、また両国とも海外からの援助を受けることに消極的だとか指摘されている。それぞれのお国の事情や都合というものもあるから、とりあえずはあまり批判しないでおく。阪神大震災の時、日本だって危機管理能力の低さを露呈したんだから、それほどレベルが違わないかも知れない。本日は “天災の発生は防ぎようがないが、実は人災の発生も防ぎようがないようである” の下書きでした。



ということで
自分の身は自分で守らなきゃ。
買おう買おうと思っている防災グッズセットは未だに買っていないが、とりあえず自宅にはミネラルウオーター10本を備蓄してある。食料はあまり買い置きしていないし、特に火もお湯も使わないで食べられるような食糧の備蓄はゼロだけれど、たぶん1週間くらいならウエストに貯め込んであるメタボでなんとかしのげるか。

wassho at 12:58|PermalinkComments(0) 社会、政治、経済 

2008年05月12日

パンサーって覚えてる?

bf021940.jpg写真は最近買ったニューバランス(メーカー名)のスニーカー。色はこれじゃなくて、ややくすんだグリーン。ちょっとスリムな形で、そのせいか足の甲のフィット感が抜群にいい。私の履いてきたスニーカーで歴代2位の履き心地。


第3位は以前に書いたロックポート(メーカー名)のスニーカー。
これはソール(靴底)がとてもソフトで足あたりがグッド。
今回も本当はロックポートの同じソールで、ちょっと春っぽい色のスニーカーを買いに行ったのだが、見あたらなかったのでニューバランスを買うことになった。それくらい足あたりは気に入っている。ちなみにロックポートは何足か履いてきたけれど、ソールの素材によって履き心地は結構違う。


栄光の第1位は10年前くらいに買ったどこかの無名ブランド。
値段は1500円! スニーカー屋の店頭ワゴンの特売品。
これこそ捻挫(ねんざ)も治りそうなくらい超ソフトな履き心地だった。革靴の履き心地はだいたい値段に比例するのに対して、スニーカーはそうじゃないところがおもしろい。だから私はときどき特売品も買うことにしている。ただしデキがよくても、次に同じスニーカーをまず見つけられないのが難点。


さて今回のニューバランスのスニーカー。写真ではわかりづらいかも知れないが、スニーカーとしてはソールがかなり薄い。


■■■ここから先の話は中年以上の人じゃないとわからないかも■■■


履いてすぐ、このソールが薄い、つまり足裏と地面の近い感覚に「懐かしさ」を覚え、そしてすぐに思い出した。あの「パンサー」である。


小学校の頃、ほとんどの連中はパンサーをはいていた。私の小学校で同学年の場合、5年生くらいになるとバスケットシューズっぽいタイプに取って代わったものの、少なくとも2年生から4年生まではずっとパンサー。運動靴(当時はスニーカーという言葉はまだなかった気がする)といえばパンサーであった。


ネットで調べてみるとパンサーを作っていた「世界長(せかいちょう:思えばヘンな名前である)」は倒産してオカモトグループの販社となり、すでに靴は作っていないようである。もちろんパンサーはもうとっくの昔に生産中止。数年前に復刻版が出たらしいけれど、それは私の知っているパンサーとはかなり違う今っぽいデザイン。パンサーはあくまで布製でソールが地下足袋(じかたび)のように超薄くなくてはならない。私は白いラインのパンサーの、白地に白の組み合わせがスポーティーな感じがして好きだった


しかしパンサーはソールがとても薄かったので、(今のようなハイテクソールと違って)履き心地は悪かった。また、その薄さゆえに雨の日は最悪。雨水がすぐに浸みてきた。それに当時の小学校の廊下は「油引き」だったので、その油でもすぐ汚れた。なぜ、あんなに人気があったのか今考えると不思議である。でも、懐かしき子供の頃の想い出。


では、私と同年代のオッサン・オバハン諸君。
このページをクリックして感涙にむせびたまえ!
デッドストックも探せばあるらしいですゾ。



★★★★★★★★★2009.10.28追記★★★★★★★★★
↑で、このページをクリックして感涙にむせびたまえ!と書いたのに、リンクを張ったページは既に消滅している。パンサーの色違いのシリーズがたくさん載っていて、とても参考になるページだったのに。残念無念。


というわけで、ネットでいろいろ検索してみる。
でも、なかなか見つからない。グーグルで「パンサー スニーカー 世界長」と入力して画像検索すると、何とこのブログが1ページ目にヒットした!(^^ゞ


いろいろキーワードを変え、ようやく探し当てたのがココ
写真は1つだけだけれど、とりあえず。
まあ、何度見ても懐かしい。


リンク切れは昨日、RYUさんがコメントをくれて、
ブログを読み直したので気がつきました。
ありがとうございます。


★★★★★★★★★再追記★★★★★★★★★

そのページも消滅したようなので、そこで拾った画像を貼っておきます。

世界長パンサー


wassho at 17:42|PermalinkComments(4) ノンジャンル 

2008年05月08日

食糧自給率

食糧自給率が40%を切ったし、先進国の中で最低だしーーーというようなニュースや議論をよく目にするようになった。その論調にはいくつかのパターンがあるように思える。


1)
とりあえず大変だという単純な発想。

2)
戦争でも起きて食料の輸入が止まったら飢え死にするという意見。

3)
上の意見に対抗して、どうせ石油の輸入が止まったら耕耘機も漁船も動かないし、食料を運ぶトラックも走れないのだから食料自給率なんてたいした意味はないという意見。

4)
戦争とかじゃなくて人口の増加で世界的に食糧難になるから輸入に頼っていれば、いずれ食料が手に入らなくなるという意見。

5)
輸入に頼っていたら食の安全性が確保できないという意見。



2)と3)は神学論争みたいなものだ。日本が世界のどこからも食料を売ってもらえなくなるような、例えば世界を相手に戦争をしかけるような方針をとるとは想像しづらい。石油のほうが産地が偏っているから産地で戦争や紛争が起きれば輸入が滞る可能性はある。でも産油国は金持ち国家に見えても石油を売らなきゃやっていけないのだから必死になって輸出を再開する。だから食料も石油も輸入できなくなるという想定は極端すぎて意味がないように思える。


ただし食料品の輸入価格が高くなる可能性は大いにある。4)とも絡むが輸入できるかどうかは日本の国力しだい。たとえばA国で飢饉が起きても、A国民が払うのより高い金で日本人が買うなら、A国の生産者は日本に売る。これが市場原理であり地獄の沙汰も金次第が世の常。3位転落だけれど、ガンバッテ稼がなくてはいけない。


5)は偏った愛国心というか考えが排他的というか思考停止というか。国産なら安全とは当然限らない。なんたって一人前ウン万円もする高級料亭でヨソの客の「残り物」を食べさせられるのが日本なのである(^^ゞ



いろいろ書いたけれど実は食糧自給率について詳しいのでも、熱心に考えているのでもない。ニュースもチラッと見ている程度。でも決定的に欠けている議論があると思う。何%の食糧自給率が妥当なのかという意見を聞いたことがある?


50%なのか80%なのか100%かそれ以上(輸出国になる)、あるいは25%は最低キープなのか、その目標の議論なしに食糧自給率向上や農水業振興の施策をあれこれいっても始まらない。アホな議論からはアホな結論しか生まれない。そもそも議論が前に進まない。結局、1)の単純な発想と変わらない。でも食糧自給率向上を大義名分にアホな税金の無駄遣いが一杯おこなわれるだろうな(/o\)


農業は生産性が低いから、ひらたくいえば他の仕事をするより儲からないからスタれた。国産は高いから輸入品が増えた。40%を切った食糧自給率はいわばナチュラルにバランスした結果である。これをいじるなら(向上させるなら)どこかに負担が増える。それでもトータルに考えて得かどうかーーー

ーーー続く:気が向いたら、そのうち

wassho at 17:28|PermalinkComments(0) 社会、政治、経済 

2008年05月07日

自分の身体のことは自分が

皆さん、小型連休はいかがお過ごしでしたか?
東京は天気があまりパッとしないGWでした。


さて
家族に「病院に行きなさい」といわれているのに「自分の身体のことは自分が一番よく知っているワイ」とかいって抵抗する頑固親父。テレビドラマでよくあるシーンである。たいてい、その後入院するか死ぬことになるね(^^ゞ


私は病気になれば病院に行くけれど、もちろん自分の身体のことはわかっているつもり。おかげさまで今のところ健康である。もっとも私の健康の基準はジョギングで5〜10キロ走れているうちは「健康に違いない」という根拠の薄いものだが。


ところで
連休の1日をつぶして大掃除をしようと思ったのにーーーついグズグズと。それでもエアコンと換気扇のフィルターを洗った。風呂場で洗剤とシャワーのお湯を使いながらゴシゴシと15分くらい。当然、足はお湯で濡れることになる。


フィルターを洗い終えて休憩。お湯がかかった足が温かいのは、まあ当たり前ーーーなんだけれど、なぜか1時間経っても2時間経っても、結局6時間ほど足がポカポカと暖かく何となく幸せな気分が続いた。


ちょっと不思議な体験である。風呂に入ったり普通にシャワーを浴びたりしても、こんなに足がポカポカしたことはない。今まで風呂場で何かを洗ってお湯で足が濡れたときもこんなことはなかった。


「自分の身体のことは自分が一番よく知っている」つもりだったんだけれど、ひょっとして私は冷え性だったんだろうか、あるいは最近冷え性になったんだろうか? そういえば肩こりではないつもりだったのに、散髪屋でマッサージされるときはいつも「凝ってますねえ」と言われる。そんなことはないと言っても「今週のお客さんの中で一番凝ってます」と言われたりもする。なんとなく「自分の身体のことは自分が一番よく知っている」自信がなくなってきた(^^ゞ


まっいいか、今日も帰ったら足湯しよっと。


本日の疑問:これから暑くなっても足湯って気持ちいいものなのかなあ?

本日の提案:自分が冷え性だなんて考えたこともなかった男性諸君。
      一度足湯チェックしてみましょう。

wassho at 14:15|PermalinkComments(0) 生活、日常 

2008年05月02日

免許の更新に行ってきました

1)
中型免許という区分ができ、その区分ができる前から普通免許を持っている人は「普通」ではなく「中型」の免許となった。とりあえず私は8トンまでのクルマに乗れるらしい。


2)
免許証にICチップが埋め込まれた。そのための暗証番号として4桁の数字を2組入力させられる。なおICチップは外から見る限り免許証のどこに埋めてあるのかわからない。


3)
本籍欄が空欄となった。個人情報保護のためらしい。ICチップには本籍が書き込まれており専用の装置に入れ暗証番号を打ち込めば見られるとのこと。



5年間で、何かいろいろ変わった模様。

本籍が書かれていないとはいえ、名前も住所も生年月日も書かれているのだから、個人情報保護にはあまり役立たないと思うけれど。そういえば講習が終わって免許を渡されるとき係官から「個人情報保護のためお名前ではなく整理券の番号でお呼びします」と告げられた。なんだかなあ〜である。ちなみに免許証に本籍は記載されなくなっても本籍欄は空白のまま残っている。書かないのならデザイン変えてよ。


だいたい本籍なんて制度が必要あるのか、何か役立っているのか疑問。本籍は日本国内ならどこでもよく「東京都千代田区一番地」と皇居を本籍としている人も多くいるらしい。どこか気に入った場所でも見つけたら私も移そうかな。


暗証番号が8桁なのは評価できる。銀行のキャッシュカードやクレジットカードの暗証番号が4桁しかないのは何となく不安。8桁ぐらいなら覚えやすいし、また推測されにくいほどよい桁数だと思う。
なお万が一警察のご厄介になった場合に備えて、免許証の暗証番号は他のカードやパソコンのいろいろな暗証番号とはまったく違うものにしたのはいうまでもない。


どうせ運転するときは眼鏡を掛けるけれど、視力テストも精神力でクリア! 
今回は一度も「わっか」を大きいサイズに戻されなかったから、かなりいい成績を残せたはず。警察はもうちょっと慎重に調べるべきだ(^^ゞ


写真はいつものように「逃走犯」顔である。日本の免許やパスポートの写真では笑ってはいけないルールになっている。国によっては微笑む程度はOKなところも多い。免許証の写真に不満を持っている人はすごく多い。日本もルールを変えるべきだ。「さんじゅうさんっ!」みたいな顔はしないからさ。


手続きは流れ作業で順調に進む。最後に講習。といってもゴールド免許なので30分ビデオを見るだけ。でも、そのビデオを見てびっくり! 前回と同じじゃないか!


以上、都内某警察署からのレポートでした。

wassho at 18:25|PermalinkComments(0) 生活、日常