2009年07月

2009年07月30日

世界水泳と高速水着

一昨日、寝る前に世界水泳をやっていたので、つい見てしまった。
種目は男子背泳100メートル決勝。
結果はご存じの通り、日本の古賀選手が金メダル、入江選手が4位。


何度か書いたが、中学の時は水泳部で専門は背泳だった。
つまり私は彼らの大先輩である。よく頑張った!後輩諸君(^^ゞ


実をいうと、そんな熱心な水泳ファンでもないので入江選手は知っていたけれど、古賀選手は知らなかった(ゴメン)。しかし、決勝に日本人が2人進出するとは、日本の水泳も選手層が厚くなったものだ。大先輩は嬉しいゾ←モウエエカ


入江選手を多少知っていたのは、世界水泳のCMにも出ていたし、なんといってもオデコにペットボトルをのせて泳ぐあの映像である。
それがどれだけ難しいかは、背泳で泳いだことのない人でも想像できるだろう。私には、はっきりわかる。100年練習しても私には無理!


人間というか陸上の動物は、仰向けになって泳ぐようにはできていない。だから背泳は泳ぎ方としては実は不安定な泳ぎ方である。身体の押さえが効かないし、空しか見えないので軸がぶれやすい。腕もクロールのように自然に回しているのではなく、言葉だけで説明するのは困難だが、肩と腕が平行になったあたりから、肘を回転させ前腕で水を下方向に持って行き、最後は手首をスナップするように泳ぐ。

私はクロールは普通に泳げたけれど、背泳では「腰がふらついている」といつも注意されていた。入江選手は、よほどバランス感覚が優れているのか、あるいは努力の賜か。会う機会があれば、ぜひ泳ぎ方を教えて欲しい←大先輩のプライドゼロ(^^ゞ

ところで、“水つながり”でそう連想するのか、
入江選手と「さかな君」が似ていると思うのは私だけ?


北京オリンピックの時と同じく、今回も水着の問題が何かと騒がれている。しかも北京を席巻したレーザーレーサーは、今や遅い水着で、イタリアのジャケド社製の水着を着た選手が好タイムをたたき出しているというからテクノロジーの進化は早い。しかし水着みたいな、あんなに薄く、シンプルな用具が、そんなにタイムに影響するとは思っても見なかった。できたら一度は着て泳いでみたい。


ところが昨日、国際水泳連盟は高速水着を今後は禁止する方針を打ち出した。その正式な理由はわからないが「選手の能力以上の泳ぎを引き出す」という批判に対応するためらしい。


個人的にはあまり楽しくない決定である。水着に羽や突起がついているとか、バネのような伸縮性で身体の動きをサポートするようなら反則だと思うが、素材の科学だけの進化なら認めるべきだと私は思う。陸上選手だって、東京オリンピックの時のスパイクを履いて、今のタイムは出せないはずだ。


今回の禁止決定で初めて知ったのは、高速水着はゴムやポリウレタンなど水を透さない素材でできているらしい。それで、今後はこれらの素材が禁止され、織物素材(水を透すという意味だと思う)の水着しか許可されない。

水を透さないと、なぜ高速になるのかは知らない。ひょっとして水着と身体の間の空気も逃げないから浮力がつくのか? あるいは水が水着の外側と内側を通過するときに抵抗が生じるのか?


いずれにせよ、新しい水着になってタイムが落ちるようになったらツマラナイ。選手が公平に着用できる機会を担保しつつ、もっとタイムが上がる水着を開発するようにメーカーに働きかけるーーー私なら逆の決定をしたけど。


決まったことらしいので、仕方ないけれど
後輩諸君に、こっそりアドバイス。


      たっぷり防水スプレーを吹き付けろ(^^ゞ

wassho at 11:44|PermalinkComments(0) ノンジャンル 

2009年07月28日

民主党の選挙必勝戦略(後編)

これと、これの続き。
私にご一報いただければ、コンサルティング費はふんだくられるけれど(^^ゞ選挙に勝てることを示す、1つだけの特別披露。


民主党が選挙に向けアピールしている政策について、自民党やマスコミから批判されているのは

    財源の裏付けのない絵空事

という点である。それに対して民主党は

    予算の無駄遣いを見直して財源を捻出する

と主張している。

民主党がアピールしている政策にかかる費用はざっと15兆円。日本の予算規模は80兆円くらいだから、無駄遣いの見直し程度で、そんな金額を捻出できるのかという疑問が出てくるのは当然。


私自身は十分に可能だと思っている。

少し古い話になるが、名古屋の中部国際空港は事業予算7680億円から5950億円と1730億円=約20%も費用を削減して完成したことが話題となった。予定より費用がかさむことはあっても削減できたためしは、もちろんこのレベルの公共事業として前例はない。空港社長がトヨタ出身者だったため「さすがにトヨタの経営手腕はすごい」と評価された。私も素晴らしいことだと思う。

でも、公共事業なんて無駄の固まりである。だから、この程度の削減は私がやってもできたし、(もし公務員でなければ)あなたにもできた。官僚の言いなりにならなければいいのである。知り合いの鬼嫁ならもっと、もっとバッサリ削減したに違いない(^^ゞ

効率の悪い無駄、必要のないことをやる無駄をなくせば、税金なんて今の半分で、10倍いい国になると私は固く確信している。まあ時々、省庁のその無駄遣いでのおかげで仕事が回ってくるけれどーーー


とはいうものの、
無駄遣いの見直しで財源を捻出するという主張はやはり「弱い」。どこからいくら削減するという発表があるとしても、シミュレーションの域を出ないというか、絵に描いた餅感が「強い」。つじつま合わせの数字と、いくつかの目玉政策だけではチェンジをイメージすることは難しいだろう。半年間の例外期間を除いて、ずっと政権党だった自民党を倒すには、現実以上のリアリティが民主党には必要である。

ならば、


    「選挙中に来年度の予算案を発表する」


予算とは政治そのものである。それに政権をとったら、どうせ年内に予算案をまとめ、年明けに国会に提出しなければいけない。今から準備したって無駄にはならないし、本気を示すこともできる。もちろん概略でいい。


さて、
まず予算というのは、財源とその使い道を示している。つまり予算案ができれば「財源の裏付けがない」という批判は消滅する。


また
民主党の政策は票欲しさのバラマキであるとも批判されている。私もそう思う。しかし予算というのは何かを増やせば、何かを減らさなければいけないから、つまり予算案ができれば「バラマキ」という批判も消滅する。

もっとも国債で借金するという抜け道があって、それを続けてきたから国の借金が850兆円(収入の15年分以上)まで膨れ上がった訳で、そういう意味では財源の裏付けのない=借金をしなければ成り立たない政策を長年続けてきたのは自民党(と霞ヶ関)だともいえる。ただし、これからも借金をバンバン増やすという予算じゃ選挙に勝てないから、まっとうな予算案を示せば民主党の政権担当能力を示すことになる。ついでに書いておくと、より価値のある政策を、より少ない税金で達成するのが政治の能力である。


さらに
マニフェストには、じっくり読めばいろいろ書いてあるのだろうけれど議論のテーマとなるのは、その目玉の政策だけである。たとえば独身で子供がいなくて、農家でもなくクルマも持っていないなら、民主党のマニフェストに関心を持つことは難しい。マーケティング的に表現するならターゲットにならない。予算案なら、仕事や生活の多くの領域をカバーするからターゲットが増える。人は自分に関心のあることを基準に判断するものである。



あと半月ほどで予算案をまとめる。
こんなクラクラ目まいがする(^^ゞ
必勝戦略がいっぱい。
さっ、鳩山さん、ご決断を。

wassho at 12:19|PermalinkComments(0) 社会、政治、経済 

2009年07月26日

快晴です

57ea610b.JPG写真は本日の午後3時くらい。
東京はまさに「雲ひとつない」快晴。
あまりにキレイだったので、ベランダからパチリ。

気温は外で32度。
室内はリビングの窓から一番離れたところにおいてある
温度計で30度、湿度62%を指している。

自宅にいるとき、どんなに暑くても
夕方まではエアコンなしで過ごせるけれど
気温が下がっているはずの日が暮れてからは
エアコンをつけないと我慢できない。
体内時計と連動した身体の活動が関連しているのだろうか、ナゾ。

部屋の中より風が吹いている(というより空気が動いている)
ベランダの方が涼しい。
同じ理屈で家にいるより、日が当たる場所でなければ公園に
いる方が涼しい。
だから夏は時々、昼間はずっと
公園にいて読書していることもある。

安上がりに暮らしています(^^ゞ

wassho at 16:30|PermalinkComments(2) 生活、日常 

2009年07月24日

民主党の選挙必勝戦略

次の選挙で自民党が議席を減らし、民主党が議席を増やす。
これは間違いない。
問題は「どれだけ」かである。


民主党が政権を取るというムードが強いようだが、
ハードルはとてつもなく高い。

衆議院の定員は480名。
だから過半数は241名。
この数字が天国と地獄の分かれ目である。

解散時議席は

 自民党:303
 民主党:112

民主党に必要なのは241ー112=130名の増加。
    率でいえば241÷112=215%の増加である。


さてビジネスマンの皆さん。すごい新商品が開発できたとして、すごく優秀な社長が就任したとして、すごく有力な新規得意先が獲得できたとして、「来期の売り上げ目標は、今期の2倍です」といわれて達成できる自信ある?


選挙のでは時々、地滑り的勝利と呼ばれる圧勝がある。なぜ地滑りというのかよくわからないけれど、勝利が勝利を呼び込んで想像もつかなかったくらいに勝ってしまうことの意味である。

過去の地滑り的勝利といわれた選挙を見てみると


1)マドンナ候補がたくさん当選し、土井たか子が「山が動いた」と得意絶頂だった89年の参議院選の場合(ちょっと検索しただけでは細かな数字を見つけられなかったが)社会党は改選議席を倍増し46議席を占めたとある。とりあえず

    23名増加=200%

としておく。

2)消費税導入後初となる、翌90年の衆議院選挙でも社会党は大勝した。85議席から51議席アップの136議席獲得。

    51名増加=160%


3)小泉さんで圧勝した前回の郵政選挙。自民党は212議席から84議席アップの296議席獲得。

    84名増加=140%



過去に地滑り的大勝利といわれたこれらと比較しても、今回、民主党が確保しなければいけない

    130名増加=215%

というのが、どれだけハードルが高いが理解できる。

1)のマドンナ選挙の時は200%を実現しているとはいえ、絶対値が23名と少ない。100万円の貯金を200万円に増やすのより、1000万円を2000万円に増やす方が大変である。

3)の郵政選挙では84名の新たな自民議員が当選したことになっている。しかし郵政改革に反対した約40名を公認せず刺客を送り込んだので、解散時の議席からは47名しか増えていない。刺客候補は公認されなかった議員の潜在獲得票がある程度滑り落ちてきたはずで、新規増加としては実質的には50〜60名増くらいと見るべきである。


だから
民主党が政権を取るというのは地滑り程度では追いつかず、130名増加=215%を達成するには、富士山と阿蘇山を同時に大噴火させるくらいのパワーが必要なのである。しかし私はマーケティングのプロ。企業が2年間ため込んだ在庫を1週間で売りさばいたこともあるし、全くの新商品をシェア1位に導く戦略を数多くコンサルティングしてきた。選挙を手がけたことはないけれど、マーケティングと選挙の共通点は多々ある。40日間で大噴火は可能である。私なら必ずやって見せます←選挙演説風 (あれっ、どこかで読んだような文章(^^ゞ)


え〜鳩山さん、民主党の皆さん、悲願の政権政党の座を獲得したければ、是非、私にご一報を。もちろん足元を見て、ギャラはベラボーにふっかけます。でも、与党 よとう ヨトウーーーこの言葉の響き、つかんでみたいでしょ(^^ゞ


と、ここで終わると読者から苦情が来るので、
1つだけ特別に公開。


ーーーーー長くなったので後編に続く。

wassho at 12:30|PermalinkComments(0) 社会、政治、経済 

2009年07月23日

靴ひもが、やたらとほどける謎

実はこの半年以上、ずっと悩んでいることがあった。
昔このブログにも書いた、このスニーカー
履き心地は抜群で、たくさん歩くことがわかっているときは、必ずこれを履くぐらい気に入っているのに、なぜか、ある時から左足の靴ひもが頻繁にほどけるようになったのである。


たまにほどけるのではない。
必ずほどける。
1日に何度もほどける。
ひどいときは、道でほどけて、
結び直して3歩あるいたら、またほどけたこともある(>_<)
それくらいほどける。


他の靴ではほどけないから、私の歩き方のせいではない。
右側がほどけないから、結び方が悪いのではない。
だいたい、いくら私が不器用でも蝶々結びくらいちゃんとできる。


靴と、靴ひもも何度となく観察した。
特に異常はない。
念のため、靴ひもは一度ジャブジャブと洗ってみた。
やっぱりほどける。


原因を解明したかったけれど、
不便なので結局、靴ひもを買い換えた。


こういう皮製スニーカーの靴ひもというのは、特殊な長さや直径のものが多く、店頭には置いていない場合が多い。ちなみにこのスニーカーの靴ひもは100センチ。この靴を買ったのは銀座にある品揃えでは有数のお店。その店でも90センチと120センチはあるが100センチはないといわれた。

ということで、このスニーカーのメーカーから取り寄せることに。店員は輸入品だし同じ長さ、直径、素材ものがあるかどうかはわからないとの応対。でもメーカーから届いたのは、スニーカーに付属していたのとは微妙に違いはあったが、ほぼ同じ靴ひも。


本日は靴メーカーにお願い “私のようなケースはまれだと思うけれど、靴ひもは切れる場合もあるから、売った靴と同じ靴ひもは必ず用意しておいて” の下書きでした。


昨日は、新しい靴ひもに換えて初めて履いた。
まったくほどけなかった。
前の靴ひもは左足だけなぜほどけたんだろう。 ナゾ。
持っていると、またいろいろ実験したくなるから(^^ゞ
その靴ひもは捨てた。だから永遠にナゾ。

wassho at 16:21|PermalinkComments(0) 生活、日常 

2009年07月22日

自民党の選挙必勝戦略

昨日はテレビで解散の永田町模様を見た。

麻生さんは、ベランメエー口調のあっけらかんとしたところがアイデンティティだったのに、テレビで見るその顔は、元気がないというか疲れ果てたというか思い詰めているというか、今晩にでも首をつらないか心配になる表情だった。

一方で鳩山さん(兄の方ね)は、線の細いお坊ちゃまだったはずなのに、今や気迫充分な顔つき。腹をくくった者だけが持つ凄みさえ感じる。何となく両者の勢いを象徴しているといえなくもない。

ところで
自民党の議員総会を求めた署名を集めた中川秀直議員が、懇談会(ナンノコッチャ)の最後に「署名をしてくれた130ウン名を代表して、自民党が一致団結するために首相と握手をしたい」と述べたところは、ちょっぴり感激してしまった。彼の中身はあまり知らないけれど、政治家としてのセンスは確かにある。一方で酒が災いして大臣を辞職した中川昭一議員が「首相が反省の弁を述べられていたが、その原因の一つは私にあります」とインタビューに答えていたのには思わず笑った。悪い奴じゃないかも(^^ゞ


さて
マスコミの報道では民主党が勝ちそうな勢いである。確かに自民党は一昨日まで分裂寸前だったし、最近は得点をあげていないし、政権選択の選挙だというのに、なんてったって1年でやめる首相を2人も続けて出した。今日、選挙をすればおそらく大敗するだろう。


しかし
選挙までは40日もある。おそらくは猛暑のまっただ中で、今とは季節感が違うし、夏休みを挟んで人の気持ちも多少は変わる。この1〜2週間に起きたいろいろな出来事は、もう記憶の彼方である。あなたは40日前の政治のこと覚えてる? だから、この投票日まで40日間となるタイミングで解散を設定したのは誰か知らないけれど、なかなかの戦略家である。


もちろん
今の時点で状況を分析すれば自民党の分は悪い。自民党の議員から負けを予想する声すら多く聞こえる。しかし私はマーケティングのプロ。弱い企業の商品をたくさんヒットさせてきたし、できの悪い商品でも市場で負けないような戦略を数多くコンサルティングしてきた。選挙を手がけたことはないけれど、マーケティングと選挙の共通点は多々ある。40日間で挽回は可能である。私なら必ずやって見せます←選挙演説風


え〜麻生さん、自民党の皆さん、引き続き政権政党を維持したければ、是非、私にご一報を。もちろん足元を見て、ギャラはベラボーにふっかけます。でも、与党 よとう ヨトウーーーこの言葉の響き、手放したくないでしょ(^^ゞ


と、ここで終わると読者から苦情が来るので、
1つだけ特別に。


自民党が負けそうな最大の原因は、麻生さんの不人気にある。これについては別途対策しなければいけないとして、それでも40日間で合格点に達することは不可能。じゃ、どうするか。ソロでだめなら団体戦である。


    「選挙前に次期政権の閣僚名簿を発表する」


現在
衆参会わせた国会議員数は自民385名、民主222名。ざっと自民党が1.7倍多い。個々の議員の中身を考慮しないけれど、自民党の方が人材は厚いといえる。民主党はキャリアが浅く知名度の低い議員が多いので、その意味でも自民党は閣僚名簿合戦では有利である。

とにかく
年功序列や当選年次とか、派閥のバランスとか、前回入閣を我慢してもらった見返りとかは一切無視して、(良くも悪くも)(国民目線で) この内閣なら政権を任せられるという組閣を行う。一人たりとも手を抜かないで全員が目玉人事。ぶっちゃけていえば選挙に勝てる人材で閣僚を構成する。

人材として適当ならば、まだ当選したことのない新人議員を入閣させてもいい。もちろん民間人も最大限活用する。見え透いた人気取りではなく、プロ中のプロを起用する。(法律で決まっているのは総理大臣は衆議院議員から、総理を含めて過半数の閣僚は国会議員から選ぶということだけである)

ところで
東国原知事を引っ張るアイデアは悪くなかったが、タイミングを間違えたし、その前後のストーリーを作っていないから、あんな無様なことになる。一言相談してくれたらよかったのに古賀チャン。


閣僚名簿の発表は公示のしばらく後、それまでの選挙戦の情勢にもよるが、投票日の5日前くらい。あまり早ければサプライズがなくなるし、閣僚候補のスキャンダルが発覚するかもしれない。閣僚に選ばれなかった議員がやる気をなくしたり、新党に流れても困る。


チーム麻生で総選挙を戦う。
こんなクラクラ目まいがする
必勝戦略がいっぱい!
さっ、麻生さん、ご決断を。


    次回予告:民主党の選挙必勝戦略(^^ゞ

wassho at 13:36|PermalinkComments(1) 社会、政治、経済 

2009年07月21日

日食と解散

a769d4f1.jpg明日は(日本国内で見られるものとしては)46年ぶりの皆既日食である。麻生さんも、明日の日食の時間を狙って解散すれば、もっとドラマティックだったのに。そんな余裕はないか(^^ゞ


日食は、太陽が月に隠れる天文現象であるが、場所によって見え方が違う理屈はよく理解していない。とりあえず今回、日本では奄美大島や屋久島などの南の島で皆既日食になる。中国では上海がそのゾーンに入るらしく、真っ暗になってもあわてないようにとテレビで注意を促しているらしい。

太陽が月に完全に隠れて真っ暗になるのは約1分。できたら体験してみたい。天文台の情報によると次は26年後の9月2日に北陸・北関東で皆既日食を見られるらしい。そのエリアなら出かけてもいい。がんばって長生きしませう。でも雨だったらどうしよ(^^ゞ


国立天文台のホームページを見て、ちょっと驚いた。このページは「やってはいけない」観察方法を上げているのだけれど、「ススをつけたガラス」にも×がついているではないか。


小学校の時、日食の観察だったか単なる太陽の観察だったか、理科の授業で「ススをつけたガラス」を作り観察した記憶がある。スス越しに見た太陽ーーーというか白く丸い小さな光は、今でも何となく覚えている。いつの間に禁止になったんだろう。

医学的な見解は知らないが、「ススをつけたガラス」で目を痛めるとは思えない。万が一のことがあってはーーーという過保護、あるいは責任逃れ対策で、楽しい実験の機会を奪わないで欲しいものだ。


日食といえば、
昔、ジャングルに入った探検隊が、人食い人種に捕らえられ、さあ焼いて喰われるという時に、その日が日食だと知っていたので、「我々は神の使いである。こんな事をするなんて神はお怒りである。きっと太陽をお隠しになる。」といって、日食の時間を迎え、人食い人種達は驚いて、彼らを解放し神として崇めたーーーというような話を子供の頃に読んだ。


さて本日、政権獲得の様々な思惑を込めて衆議院が解散。
政治ではなく選挙活動が40日ほど続く。
そして明日は日食。
やっぱり神はお怒りである(^^ゞ

wassho at 15:54|PermalinkComments(0) 生活、日常 

2009年07月18日

イタリアンと韓流(はんりゅう)の適当な出会い

たまには料理もする。
数えていないけれど、作る料理の半分以上はパスタだ。
簡単で、そこそこおいしくできるので飽きもせず食べている。


一番多く作るのはトマトソースのパスタ。
だいたいこんな感じ。


【魚介類】
ホタテ、またはエビ、またはアサリ。
ホタテとエビは冷凍のものを買いだめておく。正しい解凍の仕方というものを知らないのだけれど、ビニールの袋に入れて、小さな鍋に水を入れてつけておく。浮き上がってくるのでコップも一緒に入れて沈めている。1時間くらいで柔らかくなる。アサリは水煮の缶詰。解凍するのが面倒なので最近はこれを使うことが多い。オイルサーデンもたまに使う。


【キノコ類】
シメジ、またはマイタケ、またはブラウンマッシュルーム。
シメジは茶色のより、灰色の方が好きなのに最近はあまり売っていない。


【青い野菜類】
絹さや、またはブロッコリー、またはアスパラ、またはピーマン。今の季節ならオクラ。使わないこともある。茄子の時もある。


【トマトソース】
瓶詰めのタイプ。
どこのスーパーでも売っているこんなのや、高級スーパーで売っている輸入品など。普通に買えるものはほとんど試したが、突出しておいしいブランドはないというのが今の認識。生のトマトがメインの時もある。


材料をオリーブオイルで適当に炒め、トマトソースを足してちょっと煮込む。味付けはガーリック、スライスチーズや粉チーズ、鷹の爪、バジルペースト、赤ワインなどを適当に組み合わせて。たまにカレー粉やエスニック系の調味料を使うこともある。ワンパターンにならないように工夫するというか、気まぐれを優先して作る(^^ゞ 仕上げに黒コショウと、エキストラバージンのオリーブオイル。


味付けよりも大事なのは、茹でるときの塩の量である。これと茹で時間さえ間違わなければ、適当に作ったって食べられる料理にはなる。

パスタはスパゲッティ以外に、フェットチーネ(キシメンみたいなパスタ)やショートパスタもよく使う。ショートパスタではフスィリというグルグルねじれたのが好き。これらを使うとイタリアンを作った!という気分になる(^^ゞ 残念ながらミラノで気に入ったガルガネリというパスタは、まだ日本では見つけていない。ちなみにスパゲッティでは茹で時間指定9分のところ7分くらいがちょうどいいが、なぜかフェットチーネやショートパスタは指定時間通りで茹でないと硬すぎる。


前置きが長くなった。


先日、キムチを入れてみた。
キムチを入れるためのアレンジは一切なし。
上で書いたようなイタリアンなトマトソースパスタの、一つの材料として入れただけ、つまりキムチが増えただけ。


これがなかなかイケル。

たくさん(手で3つかみくらいのイメージ)入れると、カレーと同じように、食べている途中で汗が噴き出してくる。おなかも温かくなる。夏バテ対策にはいいかもしれない。1つかみくらいだとトマトソースの味が勝ってキムチの味はほとんどしない。熱を加えたキムチの酸味がまわって、これも夏向きかもしれない。


前置きと較べて本題が短かったが、気が向いたらお試しあれ。


追伸
調子に乗ってソース焼きそばにもキムチを入れてみた。
信じられないかもしれないけれど、これまたイケます。

wassho at 23:25|PermalinkComments(0) 生活、日常 

2009年07月17日

アーモンドで目が覚めるか試してみた

088b883b.jpg目覚ましにベッドで黒糖を食べるという話を前に書いた。
血糖値が上がって目が覚めるというのは、もちろん私が自分に言い聞かせているだけの話。3口目では、先頭の砂糖は胃袋ではなく、まだ喉の辺りにある。仮に胃袋まで届いたとしても、注射でもそんな瞬時に血糖値は上がらない。(さらにいうなら、砂糖は血糖値を上げるが、血糖値と眠気に関係があるのかどうかも知らない)


しかし実際に、目覚ましが鳴ってベッドで黒糖を食べると、3口目辺りで目がパチッと覚めるのである。普段の私は、ウンウンうなって、煙草を吸って、ようやく起き上がって、オシッコに行って、それでもまだ半分目が覚めていない。この違いは革命的ですらある。


単純に考えて、3口目で砂糖の糖分が関係していないとすれば、後は「噛む」という行為しか残らない。


ーーーと、昨日寝る前に思い立ったので、
ベッドサイドにアーモンドを置いて寝た。


    実験成功!

アーモンドでもバッチリ目が覚めた。
やはり噛むということが、脳を刺激して眠気を追い払うのだろうか。
あり得そうな話だけれど、今までそんなことは聞いたことがない。
ひょっとして、ノーベル賞もらえる?


もう少し詳しく報告すれば、黒糖でもアーモンドでも同じだが、食べ終えてしばらくすると、また眠気が戻ってくる。脳への刺激効果が切れるからかな? だから、パチッと目が覚めたところでサッサと起きて行動に移らないと、食べた意味がなくなる。ずっと黒糖やアーモンドを食べているわけにはいかないから、眠気が戻らないようにガムでも噛むか。あるいは最初からガムを噛めばいいのか? そのうち実験します。

wassho at 18:26|PermalinkComments(0) 生活、日常 

2009年07月16日

カーテンにお願い

先週末に窓を拭いた。
かなり久しぶり。
どれくらい久しぶりかは内緒(^^ゞ


窓を拭くのにじゃまだからカーテンは束ねて、窓にかからないようにどけた。
だから窓辺はスッキリ。
そして久しぶりに透明になった窓ガラスを眺めて、
部屋が明るくなったと喜ぶ。
ただ、ベランダの汚さが目につくようにもなった。
連休に掃除しようっと。


前のマンションではブラインドを使っていた。
ブラインドは機能的には優れているが、掃除がやっかい。
やっかいだから掃除しなくなり、するとホコリと煙草のヤニが合体して、
ちょっとやそっとでは汚れが落ちなくなる。
それを無理に掃除すると、塗装が剥がれたり、羽が折れたりする。
引っ越す前のブライドは、そりゃ無惨なものだった。


このマンションに引っ越してきたとき、最初は木製のブラインドにしようと考えていた。雰囲気も良さそうだったし、薄いアルミの羽と違って丈夫かなと思って。ただし木製のブラインドは、アルミのブラインドと較べてゴツイ。何となく部屋の広さと較べて存在感がありすぎるのと、ゴツければ当然、上に引き上げたときにかさばる。窓はできるだけ広く使いたい。ウチの窓は横長なので、窓の上にかさばる木製ブラインドより、窓の横にかさばるカーテンのほうが広く感じると考え方針転換。


カーテンを束ねるものをタッセルという。リンク先のようなオシャレなモノもあるけれど、たいていはカーテンの共布で作る。ウチもそう。カーテンが出来上がってきてタッセルで束ねると、想像以上に面積をとることがわかった。このマンションは窓が大きいことが気に入っていたのに、何となくイメージダウンである(/o\)


それで本日はカーテン屋にお願いのその1 “タッセルは普通、窓の片側に1つだけつけられているが、3つか4つ位つけてカーテンを小さく束ねられるようにして。またタッセルはカーテンを巻き留められる最小限の長さで作って” の下書きでした。


カーテンというのは、それを開いているときは無用の長物である。窓が暗くなるし部屋を小さく感じさせる。ところで寝室にある小窓の「虫除け網戸」は、口で説明するのは難しいのだが、窓枠の中に蛇腹折りに内蔵されていて、必要なときに引き出して使う。使わないときは完全に隠れてしまう優れものだ。


そこで本日はカーテン屋にお願いのその1 “本当はそういうカーテンが理想であるが、すぐにできないというのなら、プリーツ加工して、できるだけ小さく折りたためるようにしてカーテンを開発して” の下書きでした。



      もっと光を(ゲーテ)  ←関係ないけど(^^ゞ

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2009年07月13日

解散には反対

都議会選挙で自民が大敗し、衆議院を麻生首相が強行解散するとかしないとか。


私は解散には反対である。今度の解散ではなく、常に解散には反対である。なぜなら政治のエネルギーが解散かどうかという、政治の中身とは関係のないことに相当費やされるから。そしてそれは政治・行政の停滞につながる。また選挙にはコストがかかる。仮に12年間を解散なしで4年任期を満了すれば3回の選挙だが、3年ごとに解散すれば4回の選挙になる。12年間で3割よけいに金がかかる。しかも金がかかって政治が停滞する。


総理大臣(正確には内閣)は法律上、いつでも何回でも自由に衆議院を解散できる。私はこれを、予算案その他重要な法案(衆議院の議決が優先する法案でもいい)が、否決された場合にのみ、つまり与党内から反対があったときにのみ解散できるに変えた方がいいと考えている。それで解散風に浮き足立つことなく、議員諸君には4年間じっくり仕事に取り組んでもらいたい。


野党が解散を要求するのは、国民の信を問えという理屈であるが、4年に1回、信を問う仕組みになっているのだから、それまで待てといいたい。そして4年間じっくり仕事に取り組んでもらいたい。仮に2大政党だとして、過半数をとれなかった政党は向こう4年間、自分たちの意見が通らないことが自動的に決まる。法律を作ることが国会の仕事だとすれば、極論するなら国会に来なくてもいい。

だから野党の仕事というのは議論をし、対案を示し、次の選挙での選択肢を国民に示すことにある。今の民主党は、その役目をじゅうぶんに果たしていないだろう。嘘だと思うなら民主党の諸君は街に出て、民主党が政権を取ったなら何が変わるのか人々に尋ねてみればいい。ほとんど具体的な答えは返ってこないはずだ。


解散に反対なのは、解散で得るものより、解散に費やすもののほうが大きいと思っているからかも知れない。今度、政権交代になれば何か変わるだろう。でも、とっても変わるとか、今までより良くなるかといったら私は懐疑的でもある。最大の理由は政権が変わっても霞ヶ関が変わるわけではないから。霞ヶ関の話はいずれそのうち。


話は変わるけれど
電車の窓の上のモニター画面で、政府か選挙管理委員会かが、投票に行きましょうというような広告をしていた。その中で、若い人の声が国会に届かないのは、高齢化社会で人口比率的に少ないし、それに輪を掛けて投票率が低いからだという説明をしていた。別のところで得票率は20代なら20%、30代なら30%ーーー70代なら70%と、年齢の数字は同じと聞いたこともある。


その話にだけ影響された訳じゃないけれど、wasshoの国会改革案。
話が長くなるので、途中の理屈は省略。


  衆議院の定数は現在480名。
  これに年齢別の枠を設ける。

   20代   50名(被選挙権が25歳からなので30〜50代の半分にした)
   30代   100名
   40代   100名
   50代   100名
   60代以上 130名


この理由と狙いも話が長くなるので省略。
皆さん、勝手に想像してください。
私の想像だと、国会は素晴らしい機関となる。


大反対が起きるだろうから、しばらくは年齢制限のない480名と、この年齢制限付きの480名の合計960名に【定数を拡大】したって価値がある、国家として元が取れると私は思っている。

wassho at 19:17|PermalinkComments(0) 社会、政治、経済 

2009年07月10日

国語と数学の関係者にお願い

     36,682,100,000


この数字をサッと366億8210万と読めるなら、あなたは仕事で大きな桁数の数字を扱い慣れているか、大金持ちかのどっちかだ(^^ゞ


数字は3ケタごとに位取りのコンマが入る。一方で日本語は千の次からは4ケタごとに単位が変わる。


      1,000,000,000,000
           億    万千 百十一


だから、コンマと単位の言葉が一致しない。
数字の位取りが三ケタなのは、欧米系の言語が元になっているから(たぶん)。
英語以外は知らないけれど、英語に「万」という単位はない。


    1,000  千  サウザンド
   10,000  万 10サウザンド

となる。

そしてサウザンドの次は順番に

    1,000,000  百万  ミリオン
  1,000,000,000  十億  ビリオン


と三ケタごとに単位が変わっていく。

ちなみに次は三ケタと四ケタの公倍数になるので、日本語も英語も同じく単位が変わる。


  1,000,000,000,000  兆  トゥリリオン




とにかく言葉の単位と、コンマの位取りが一致しないから大きな数字を把握しにくい。冒頭の数字がもし日本語の単位に併せて

     366,8210,0000  366億8210万

と位取りされていたなら、ずっと読みやすいはずだ。



なぜ日本語に万という単位があって、4ケタで単位が変わるのかは知らない。別にその理由はどうでもいい。そして日本も含めて世界中で、数字は3ケタでコンマを入れることになっており、これはもう変えようがない。


でも本日は無理を承知で “国語と数学の関係者にお願い。大きな数字をパッと読めるように何とかして。日本語の単位と数字のコンマの折り合いがつくような知恵を絞って” の下書きでした。

wassho at 13:33|PermalinkComments(0) ノンジャンル 

2009年07月07日

七夕です

71ea17b5.gif東京は梅雨の中休みで、まずまずの快晴。
それで本日は七夕(たなばた)。






恥ずかしながら
ほんの数年前まで、天の川は、七夕(その日だけとはいわないが、主に夏に)に出現するものだと思っていた。別に深く確信していた訳じゃないけれど、何となくそういうイメージが頭に。だって見たことないモン(^^ゞ


冷静に考えれば天の川は、遠くにある星の集団だから常に夜空にある。彦星と織り姫も、七夕に限ってググッと動くわけがない。でも七夕だけのワンナイトショーのほうが、ロマンがあっていいような気がするけれど、それは無理か。


七夕は考えてみると不思議なイベントだ。まず何のイベントかはっきりしない。星が主役のような、そうでないような。短冊に願い事を書くことになっているけれど、誰にお祈りするのかも曖昧。そしてメインキャラクターの彦星と織り姫と天の川を見たことがある人は、少なくとも都会ではほとんどいない。それに仮に夜空がキレイだとしても、梅雨のこの時期に晴れて天の川を見られる確率も低い。なぜ七夕をタ・ナ・バ・タと読むのかもよくわからない。


素直に短冊を飾っていた子供の頃に戻りたい(^^ゞ

wassho at 17:16|PermalinkComments(0) 生活、日常 

2009年07月06日

最近の朝ご飯

580894bd.jpg健康のためには朝ご飯を食べた方がいいというのは常識。
抜いた方がいいという話は聞いたことがない。
しかし私、基本的に朝ご飯は食べない。珈琲のみ。
子供の頃は食べていたけれど、大人になってかれこれ25年以上ずっとそう。
それでじゅうぶん健康である。


朝ご飯を食べないのは、単純に食べたくないから。
胃腸がまだ目覚めていない感覚がする。
私に言わせれば、食欲のない時に無理に食べる方が健康に悪い。


基本的に食べないと書いたけれど、例外が2つある。

例外1は出張や旅行の時。
たいていバイキングだが、とってもたくさん食べる。
ひょっとしたら、普段の昼ご飯より多い。
起きたとたんにお腹がすいている感覚がする。
なぜホテルに泊まると「朝ご飯スイッチ」が入るのか、昔から不思議。

例外2は朝から重要なプレゼンテーションなど、頭をフル回転させる必要のあるとき。別に朝ご飯を食べない普段、頭が働かないわけではないが、まあ気合いを込める意味も含めて無理矢理食べる。医学的にそうなのかどうかは別として、私は勝手に「血糖値を上げるため」と考えている。


話は変わって、先日「黒糖」というモノをもらった。
懐かしい味がしますよといわれたのだが、生まれて初めて食べる(^^ゞ

しいていえば、味は飴の「那智黒」に近い。
那智黒って、ずっと前から食べたことも見たこともないけれど、ホームページはしっかりあった。初めて知ったけれど、那智黒は黒糖ベースの飴だった。私の味覚識別能力もまんざらではないか。


ある年齢以上の人にはここをクリックすると,懐かしい写真が(^_^)



さて黒糖とは何かはネットで検索していただくとして、単純にいえば角砂糖である。写真はよその黒糖だが、私のは普通の角砂糖の倍ちょっとの大きさ。結構な大きさ。さて、これをどうする?というときに思いついたのが、

   砂糖→血糖値を上げる→朝ご飯

である。そして、どうせならということで私は黒糖をベッドサイドにおいて、目覚ましラジオが鳴ったと同時にベッドの中で1つ口に含む。砂糖→血糖値を上げるという先入観念があるせいか、3噛み目くらいでバッチリ目が覚める\(^o^)/


朝ご飯を食べなくて、
目覚めが悪くて
物好きな人は,お試しあれ。

wassho at 14:39|PermalinkComments(0) 生活、日常 

2009年07月03日

街角景気診断

リサーチの仕事はアンケートやらサンプル商品やらで、大量の郵送物が発生する。クロネコのヤマト運輸は1日に何回も来て集荷と配貨をする(今、文字変換をして初めて知ったが、配荷ではなく配貨が正しい漢字らしい)。仮にその日になにも配貨(荷物をこちらに届ける配達)がなくても、夕方には集荷するものがないか確認に来る。

郵便局も以前はそうだったが、民営化後はサービスが悪くなった。配達には来るのに(ビルの郵便受けに収まる数ではないのでオフィスまで届けに来る)、そこに送るものがあっても、集荷はしない。同じサイズのものを100通以上送る場合に限って、電話をすれば引き取りに来る。私は郵政民営化断固支持だが、こういうサービス低下があっては困る。また正しい住所宛に出しても「住所不明」で戻ってくることも民営化以降に目に見えて多くなったし、配達にかかる日数も長くなった。民間輸送会社にもっと郵便事業を開放し、郵便局はサービスが悪ければ客に嫌われて倒産するという真の民営化を果たすべきである。


出だしから話がそれてしまったが、
そういうわけで配達の人たちとは顔見知りである。



数日前、廊下で一番顔なじみのヤマト運輸のドライバーと、ちょっと雑談。どう調子は?忙しい?みたいなたわいのない雑談。

彼によると、通常この時期はお中元でとってもとっても忙しいはずなのに、今年はお中元がとってもとっても少なくて、普段の月と変わらない忙しさ=配達数らしい。彼いわく

 「今まで、この時期なら、こんな雑談をする余裕もなく、
  クルマまでダッシュで戻らないと配達しきれなかったんですけれど。
  ヤバイッスね、日本経済は」


とのこと。


小さな荷物や書類を急いで送るときは、バイク便や自転車便を使う。それらは数時間でモノを届けられるが、その分価格は高い。ある会社を10年以上利用しているのだが、先日初めて営業がセールスに来た。過去の配達を依頼したパターンを分析したのか、主要な届け先の住所名前を印刷した専用伝票と、特別割引の提案も持ってきた。経費削減でバイク便などの利用を控える企業が多くなってきたんだろうなと想像する。


話をまたそらすけれど、
ヤマト運輸には最大の割引率を適用されてがっちり「囲い」込まれている。郵便局からは、そういう営業提案は一切ない。つまらない問題にエネルギーを使うより、現場をもっと活性化させる努力をしないと。ついでに書くと、ヤマト運輸と郵便局の配達の人を較べると、ビジネスマンあるいは人間としてのレベルの違いが歴然としてある。


ともかく、まだまだ景気は悪いようで。

wassho at 15:23|PermalinkComments(0) 生活、日常 

2009年07月02日

♪白い花なら百合の花

最近流れている日本酒/大関のコマーシャル・ソングが、妙に脳の記憶細胞(そんなものがあるかどうか知りませんが)を刺激するのでホームページで調べてみた。


なるほどーーー。

昔のCMを、役者を変えてほぼそのままリメイクしたとある。
昭和46年というのは今から38年前。
こういう「復刻CM」という手法はめずらしい、というよりたぶん例がない。


大関のホームページで38年前の田宮二郎と稲垣吾郎のCMを見較べてみる。そういえば田宮二郎のCMも記憶がある。ただ稲垣吾郎のCMを見て、そのCMソングを聴いて記憶が呼び起こされたが、田宮二郎の映像のことはホームページを見るまでまったく忘れていた。映像より音楽のほうが記憶に残るのだろうか。


ところで
このCMで男性は、ずっと二枚目な感じなのに、女の人に傘を渡した最後に、なぜかアホな顔になる。38年前も、なぜだろうと思ったことも思い出した。38年たった今も意味は良くわからない。単なるアクセントかな。

ついでに
女優は演技力という客観的評価でも、私のタイプという主観的判断でも、38年前のほうが断然よかった。



CMで歌われているのは、曲の一番だけ。
ネットで探すと五番まで書かれたものがあった。



    白い花なら 百合の花
    人は情けと 男だて
    恋をするなら 命がけ
    酒は大関 こころいき

    赤い花なら はまなすの
    友と語らん ふるさとを
    生まれたからには どんとやれ
    酒は大関 こころいき

    夢はひとには 見せぬもの
    勝負するときゃ 馬鹿になれ
    それでいいのさ 男なら
    酒は大関 こころいき

    花と咲くのも この世なら
    踏まれて生きる 草だって
    歌をうたって 今日もまた
    酒は大関 こころいき

    女泣かせる やつよりも
    好きだと言わない その背に
    女心は 燃えるもの
    酒は大関 こころいき


作詞作曲は小林亜星、歌っているのは加藤登喜子。

ちょっと渋めで、歌としては難しくないし、いつまでたってもサザンじゃなくて、こういう歌をカラオケで歌えば年長者の貫禄を示せるかも。しかし残念ながら、これは完全なCMソングのようで、もし歌うとなれば「♪酒は大関ぃ〜」と声を張らなければならない。残念断念。もっともカラオケにこの曲があるかどうか不明だが。


この曲が何となく心に響いてくるのは、いわゆる五七調だからだろう。

   しろいはななら(7)
   ゆりのはな  (5)
   ひとはなさけと(7)
   おとこだて  (5)
   こいをするなら(7)
   いのちがけ  (5)
   さけはおおぜき(7)
   こころいき  (5)


日本語に五七調のリズムが合うのか、日本語を使う日本人の脳に五七調のリズムが心地よく響くのかわからないが、この曲の魅力は五七調で成り立っている。歌詞をよく読めば、たいした内容じゃないし、それで済めば苦労しないよとツッコミも入れたくなるけれど、五七調のテンポで歌われると、なんかシミジミと心に伝わってくる。五七調おそるべし。

wassho at 18:29|PermalinkComments(0) ノンジャンル