2009年08月

2009年08月30日

足が温かくなる不思議

選挙に行ってきた。
報道によると、今のところ午後4時現在の投票率は、前回より微減らしい。もう勝負ついちゃってる感があって、行く気をなくした人も多いかな。

前の自宅もそうだったけれど、私が行く投票所は学校である。学校に入るのがちょっとウレシイというか、選挙の楽しみである。学校に行っているときは、学校なんて好きでもなかったのに、それに自分の母校でもないのに不思議である。


選挙は5時頃行った。外に出てみると「おお、寒っ!」。今日が8月とは信じられない。短パンに半袖シャツ1枚じゃ風邪を引きそうである。温暖化はどこへ行った? 投票所から戻ってしばらくすると、雨が降り出した。食糧備蓄がゼロになっていたので、仕方なく買い物に行く。着替えるのが面倒だったので服はそのまま。ちなみにサンダルだから素足。


スーパーから出ると雨は本降りで風も激しくなっていた。明日は台風が来るらしい。スーパーまでは徒歩10分ほどの距離。当然帰りは足がびちゃびちゃになる。冷たいです(>_<)


家に戻って足を拭く。
すると何となく足が温かくなってくる。今は1時間以上たっているけれど、まだ温かい。冷たい雨に濡れたのにナンデ?

以前、足にお湯がかかったあとは何時間も足が温かいと書いた。お風呂やシャワーでは、そうならないから不思議と書いたが、まあお湯だから。しかし冷たい水で濡れて温かくなるのはなぜ? ドウナッテル私の足(^^ゞ


ついうっかり、DVDを借りてくるのを忘れた。今日は今から選挙報道ばかりになる。開票の途中経過なんて興味がないから私は見ない。1局くらい映画を何本も流せばいいのに。視聴率稼げると思うよ。今日は部屋の片付けでもしようっと。

wassho at 20:09|PermalinkComments(0) 生活、日常 

2009年08月27日

反撃せよ!霞ヶ関

どの政党も霞ヶ関を変革とか解体とかいっている。
自民か民主か忘れたが、霞ヶ関に100名単位で国会議員を送り込んで行政改革をするらしい。

霞ヶ関という言葉に象徴される中央集権的な行政システムが、何かと機能不全を起こしている、というか時代に沿わなくなってきているという議論は、私もそう思う。


しかしである。


1)
国会議員というのは自分の選挙区に無理やり新幹線の駅を作ったり、自分の名前のつく道路や橋を造る人種である。大事なことは料亭でナイショで決める。こいつらに行政を仕切らせて大丈夫か?


2)
この国の統治コンセプトは三権分立である(立法、行政、司法:順不同)。互いに独立することによって間違いを防ぐ設計。その設計は間違っているのか?


3)
解体したとして、代わりはどこにある?



現在、霞ヶ関は諸悪の根源扱いである。役人の役人による役人のための行政といわれている。それはもちろん改めなくてはいけないが、その方法論として国会議員が、よりダイレクトに行政にタッチするのがいいのかというのは別問題。


まだ解散するかどうかもめてた頃だと思うが、
どこかの省の幹部が「民主党と我が省の政策には、かなり隔たりがあるので、しっかりと説明していきたい」というような発言をした。マスコミは民主党が政権を取ることを前提に「政治にたてつく官僚の思い上がった態度」というような扱いだった。

だが、それはおかしい。説明することは彼の当然の職務である。マスコミはすぐに単純な善と悪に分けたがるけれど、三権分立なんだから官僚は政党や議員に服従する必要は全くない。従うべきなのは大臣の業務命令と法律だけである。



政治主導の行政改革ーーーもっともらしく聞こえるが、私は疑問に思っている。みんなが賛成するようなことは、たいてい落とし穴がある。また政治家の力量や知力に疑問を持つ人がほとんどなのに、政治主導の行政改革が支持されているのも、この議論の不思議なところである。

霞ヶ関には三権の一翼を担うプロとして、この政治主導の行政改革におおいにケンカを売ってもらいたい。その切磋琢磨が正しい方向を開く。ナアナアだったり、それぞれの内輪だけでブツクサいうだけなのが間違いの元だったのだ。いっそ行政主導の政治改革があったっていい。霞ヶ関の変革でも解体(して出直し)でもいいけれど、単に壊れたーーーということでは困るのだ。

wassho at 15:48|PermalinkComments(0) 社会、政治、経済 

2009年08月26日

その他の政党あれこれ3

【新党日本】

よくわからないなあ(^^ゞ
実は田中康夫が参議院議員だったことも知らなかったというか、関心の対象ではなかった。彼は知事の方が似合う気がする。




【幸福実現党】

347名が出馬するしないの騒ぎも広報戦略のウチか?

もっとも出馬取り下げの理由は「民主党には政権を任せられない。ウチがでることによって保守支持票が(ウチと自民党で)割れ、結果として民主党を利することを避けたい」ーーーだそうであるw(゜o゜)w
やっぱり宗教と妄想は同義語。


ちなみに幸福実現党のデビュー戦となった都議選では立候補した10名が全員落選。しかも法定得票数に達せず全員供託金没収。


選挙の供託金没収制度は、選挙を利用した売名行為を防ぐ観点から設けられている(他にも理由がある)。衆議院選挙の場合、供託金は小選挙区が300万円、比例区が600万円。それで今回の幸福実現党の場合、総額約12億円になる。


全額没収されとしても、超リッチな幸福の科学にしてみれば、宣伝費として安上がりなのかもしれない。東京では選挙CMも流れまくっている。


しかし記憶が定かじゃないけれど、オウム真理教も選挙にたくさん立候補→全員落選して以降、社会からひきこもり、凶悪な集団(もちろん本人達は正しいことと信じている。宗教だから)へ変貌していったような気がする。そのへんが、ちょっと気がかり。




【全国知事会】ーーー政党じゃないけど(^^ゞ

それなりの議論をしているんだろうけれど、道路や新幹線を造る金をもっと寄こせといっている人の集団だから聞く気がしない。東京に住んで税金を払っている身としては、私の税金で無駄なものを作らず、自分たちだけで収支がペイする努力を、まずもっとして欲しいという気持ちが先に立つ。


システムとして行き詰まっている中央集権に代えて、地方分権という発想は悪くない。もっとも知事会が主張しているのは、もっと「分け前を回せ」というレベルであって、分権とか国家の仕組みを考え直そうというふうには聞こえない。


もし
どこか日本から独立するという地方があらわれたら、義勇兵として参加してもいいけど。でも忙しいから二泊三日が限度かな(^^ゞ




羽柴秀吉

今回は立候補しないらしい。
残念だね。

wassho at 19:22|PermalinkComments(0) 社会、政治、経済 

2009年08月25日

その他の政党あれこれ2

この話の続き。



【国民新党】7名(解散前議席数)

郵政民営化に反対するグループが、小泉・竹中ラインに追い詰められ、わびを入れるのもメンツが許さず、自民党から離党してできた政党。表向きの顔は綿貫民輔だが、取り仕切っているのは亀井静香だろう。その兄の亀井郁夫と、血縁ではないけれど同じ名字の亀井久興と、その長女の亀井亜紀子らが幹部に名を連ね、役員名簿を見るとまるで同族経営のようである。


この政党が名前を「国民」「新党」に決めたときは驚いた。「国民」が郵政改革を支持したからこそ、小泉首相は前回の総選挙で圧勝した。この党のメンバーの顔ぶれ(顔つき?)に「新しさ」を期待することは難しい。いっそ「特定の人のための旧体質党」にすればわかりやすかったのに。


郵政改革への怨念で成り立っている党なので、郵政改革反対とか小泉・竹中の構造改革反対とかがまず口をついて出てくる。しかし、じゃ具体的にどうしたいとかの話は聞こえてこない。ホームページやマニフェストには書いてあるのかもしれないが、こんな小党のことをわざわざ調べる人はほとんどいない。そのあたりのことがわかっていない。


長く権力の中枢にいたし、亀井静香は元警察官僚。基本的に上から目線、おい!こら!体質が染みついている。そういえば、自分たちが徹夜でまとめた経済対策がマスコミに取り上げられなかったので、取り上げなかったマスコミ数社を記者会見から閉め出すということもやった。この連中ならやりそうなことである。なぜ、それを非難されたのかも理解できなかっただろう。


郵政民営化反対だから、一定の集票力を持つ特定郵便局長の組織がバックアップしている。メンバーも強者(つわもの)揃いだから選挙は強いはず。自民や民主が、有力対立候補を立てていなければ、そこそこの人数は当選するかもしれない。

ただし、もう国民は郵政民営化などには関心がない。決着がついて済んだことである。また小泉・竹中ラインの郵政民営化と構造改革を嫌う政治家は多いけれど、国民はおおむね支持している。政治家が嫌うのは公共事業削減などで、自分の支持者層が減ったからである。国民新党が典型であるが、そのことをわかる気もない政党は、いくつかの議席を個人の力量で獲得できても、勢力を伸ばすことはない。


さて、もしアドバイスするとしたら、上から目線体質を改めること(無理だろうけど)。それと社民党の時も書いたように、小党は国政全般を語らずテーマを絞った方がいい。構造改革路線が間違っているとは考えないけれど、現実的にうまくいっていない面もある。郵政民営化のような漠然とした大テーマではなく、もっと身近で具体的な訴求に絞り込めば、改革の反作用で、昔の方がよかったと考える人を取り込めるかもしれない。あるいは、もっと「右」に走ってもおもしろい。亀井静香の強面(こわおもて)ならきっと似合う(^^ゞ


ところで2年前の参議院選挙で、ペルーのフジモリ元大統領を候補者として担ぎ出したのはなんだったんだろう。ナゾ




【みんなの党】(4名?)

中身はよく知らないけれどネーミングのセンスは悪くない。
公明党は別格として(^^ゞ、自民党は特定の利害関係を持つ支持者層に支えられた政党のイメージがある。民主党も一皮むけば、その元自民党と、労組に支えられた元社会党が牛耳っているから似たようなもの。いってみれば「玄人の政治」。そんなズブズブの政治じゃなくって、一般市民に政治を取り戻そうという意欲が感じられる。


しかし、なんかベタすぎる印象も。
イタリアの実業家であったベルスコーニが、大統領選に出馬する際に結成した新党の名前が「Forza Italia フォルツァ・イタリア」。直訳すれば「がんばれイタリア」。日本語とは言葉の響き方が異なるとはいえ断然カッコイイ。日本の政党の名前も、もう少し工夫できないか。ナントカ新党っていうのは、もう飽きたし。


さて、玄人から一般市民へ政治を取り戻そうという心意気はいいとして、問題は、一般市民=選挙に熱心でない支持者に訴求して、どれだけの得票を継続的に見込めるか。選挙で選ぶ限り、政治において国民とは投票所に行く人と同義である。最大多数の国民の利益を目指す(平たくいえば一般市民をターゲットとする)政治家にとって、これは最大のジレンマになる。この党にとって、常に心がけなければいけないのはネット投票の実現であろう。※投票行動の敷居が下がれば、一般市民の投票率はアップする。


もっとも、みんなの党を立ち上げた渡辺喜美は、この党を自民党や民主党に並ぶ政党に育てることまでは考えていないと思われる。あと数回の総選挙の間に政界は分裂・再編・新規参入を繰り返すだろうから、そのために用意した戦略的組織の側面が強い。


それはいいとして、
できたら、早く多くのメンバーを揃えようとして、レベルの低い人間を迎え入れたり、パッとしない政党と提携をしたりしないほうがいい。(一般市民という言葉と矛盾しそうだが)トヨタに対するBMWというか、ある種の知的ステイタス性の高さをブランドイメージとして持つべきである。本当はトヨタやGMじゃ満足できないけれど、他の選択肢があまりにないので仕方なくーーーつまり、大衆迎合に走らざるを得ない大政党に満足できない層は必ず存在している。だいたい大政党やマスコミが意識する昔ながらの「大衆」がどれだけいるかも怪しい。大政党というより既存政党というべきか。


それで、
約30名の公明党の実績から考えると、たぶん20名の勢力で与党と連立を組めば、年に1つくらいは政策をごり押しできる。そして8年か12年間がんばればチャンスが巡ってくるかも。


ーーー続くかも

wassho at 23:35|PermalinkComments(0) 社会、政治、経済 

2009年08月23日

夏の入浴法

東京で「助けてクレェ〜」というほど暑かったのは2〜3日ほどしかなかった。温暖化も一休みな今年の夏。先週あたりから夕方になると涼しいくらいである。というわけで、このテーマで書くのも気が引けるのだけれど。


夏になったらペットボトルのお茶ではなく、自分で水出し緑茶を作ることはずっと前に書いた。もちろん今も続いている。ところで私は玄米茶があまり好みではないのだが(ただしお茶漬けの時を除く)、冷やして飲む水出し緑茶には玄米茶もイケルことを2年ほど前に発見した。ただしスーパーなどで売っている玄米茶は、あまり上等の茶葉を使っていない。というわけで玄米茶と、ちょっと上等の煎茶を混ぜて使っている。


さて、使い終わった茶葉の入った紙パック。

<使い道その1>
そのままベランダに出しておけば、数日で乾燥する。そのまま放っておくとカチカチに乾燥する。観葉植物の土を作るときに、そのカチカチ茶葉をスコップで砕いて混ぜる。気分的には腐葉土の一種のつもり。ガーデニング的に理にかなっているかどうかはわからないが。ちなみにコーヒーの出し殻を土に混ぜてみたら、エノキダケの短いような白いキノコが生えてきたのでやめた。


昔、ベランダをジャングルのように観葉植物だらけにしていたときは、けっこう活用できたけれど、今はあまり育てていないのでパック袋は捨てていた。でも、ある日閃いた!のが


<使い道その2>
タイトルでネタはばれているとだろうが、お茶の入ったた紙パックを湯船に沈めて「お茶風呂」にする。もともと出がらしだし、お湯を貼るときに転がしておいても、お風呂の温度くらいではお茶は出ない。でも、紙パックをちょこちょこ揉んでいるうちに、だんだん色が出てくる。2袋もあればそれっぽい薄いグリーンになる。気のせいか夏向きのさっぱりしたお湯になる。お茶の香りはあまりしない。よかったらお試しを。

※お茶を出し終わった紙パックは、お風呂で使うまで冷蔵庫で保存しておかないと、変質して臭くなる。


<ついで>に


これは夏とは関係ないが、半年ほど前に発明した入浴法。

湯船の中で、洗面器を使って頭からお湯をかぶる。これを何十回と繰り返す。ただそれだけ。効能としては頭と顔の「こり」がとれる。あまり気づかないけれど、頭皮や顔面は意外と「こっている」ものだ。たぶん育毛や美顔にもいいはず。
それに修行僧の気分も味わえる(^^ゞ 試しにどーぞ。

wassho at 23:20|PermalinkComments(0) 生活、日常 

2009年08月20日

富国強兵と加工貿易と

国家として、そのフレーズを正式に採用したかどうかは別として、富国強兵は明治維新以降の国家基本戦略。がんばって稼いで、軍備を増強し、その軍事力を伴って海外に進出する、あるいは欧米の列強と対峙する。当時の情勢を考えれば納得できる選択であったと思う。


戦略は順調に実を結び、日本は近代国家に転身できたが、太平洋戦争に負けたことで「強兵」路線は終わる。その後は、アメリカの庇護の元で平和国家?に転換する。


「強兵」を支えた「富国」は、昔に教科書で習った「加工貿易」。国内で資源はほとんど産出されないので、それを輸入し、加工し製品に仕上げ、つまり付加価値を高めて輸出する=それで稼ぐ。「強兵」路線が終わったあとも、これは続いている。イマ風に表現すれば日本のビジネスモデル。加工貿易というと貿易のほうを連想しがちになるが、もちろん本質は製造業にある。航空機など一部分野で例外はあるものの、日本はモノづくり大国である。


  さて
  しかし


1)
産業別のGDPにおいて、製造業が占める割合(平たくいえば日本全体の稼ぎに占める割合)は21%で、サービス業の22%より少ない。30年前には製造業28%、サービス業14%であった。

この国の産業構造は代わりつつある。
現実はモノづくり一辺倒国家ではない。


2)
リーマンショックのおかげで?各種天然資源の価格は落ち着いているものの、少し前のガソリンのようにいずれ高騰する。世界人口の4割を占める中国とインドが、たとえば日本と同じような生活水準になるまでに、猛烈な勢いで資源を消費する。もちろん他の途上国だって発展する。

資源価格=材料費が上昇した分、製品価格に転嫁できるか? たぶんできない。ガソリンは今125円くらいである。近いうちにまた200円に、つまり6割ほど上昇すると予測してもそう反論されないだろう。でも近いうちに年収が6割増えると思う人はそういないはず。だからストレートに価格転嫁したら売れない。※ちょっと例が単純で強引なことは承知の上で書いている。

つまり、製造業が今よりは儲からない産業になるということである。


3)
より付加価値の高いモノにシフトしなければいけませんと評論家はよく言う。あなたがビジネスマンであるなら、それがどれだけ難しいか知っている(^^ゞ

もちろん高付加価値化は方向としては間違っていない。でも、ちょっと周りを見回して欲しい。「モノ」がよければ、3割4割高くても喜んで買うという商品がどれだけある?

高付加価値化(かつ高価格化)が適用できる商品は、実はそれほど多くない。事例が少ないから成功例がもてはやされる。高付加価値で夢を語るコンサルタントを信じてはいけません。もちろん私はクライアントのレベルに応じて、慎重に言葉を選んでいる(^^ゞ


4)
日本の製造業の代表は自動車産業である。ところで以前、1989年に日本のクルマは世界に並んだと書いた。日本のメーカーが実用的なクルマを売り出したのは1960年くらいからである。つまり約30年で一流になった。

中国の自動車メーカーは、今は日本やヨーロッパのパクリみたいなクルマしか作っていないけれど、間違いなく20年以内に世界水準に並ぶクルマを作ってくる。クルマだけでなく、製造業のあらゆる分野でこういうことが起こる。


加工貿易というのは、一握りの先進国と多数の途上国という状況で成り立つビジネスモデルだと考えている(国の数じゃなくて、人口で考えてね)。そして20年なんて=成り立たなくなるまで、あっというまである。



  さて
  さて


選挙では自民党と民主党が、お互いに経済成長戦略がないと非難しあっている。ないのも当然で、国家百年の計とまでいわなくても、20年後30年後の日本の経営戦略ですら専門家の間でもそんなに議論されていない。読んだり聞いたりできる専門家の議論というのは、それを職業としている人たちによるわけで、金にならない=需要がない=世間の関心の薄い超長期の議論が盛り上がらないのも、これまた当然である。


ところで
製造業が日本経済を支えてきた時代が長く続いたせいか、不況脱出のシナリオとして「モノづくり国家の復権」なんてタイトルは受けがいい。また不景気になれば東京の大田区や東大阪の町工場を取材して「がんばっている人たちをなんとかしなければいけません」なんてワンパターンの報道ばっかりである。

要するに経済や産業という言葉を聞いたときの発想が製造業に偏りすぎている。製造業を大事にするなとは、もちろんいわない。しかし、それに頼れる時代は過ぎようとしている。町工場の経営がうまくいっても、日本の将来は開けない。少し前、金融機関以外に公的資金を資本注入することが決まったが、見事に製造業重視である。これは経済「対策」であっても成長戦略ではない。まあ破綻の先送りくらいしか機能しない。


選挙では「今、そこにある票田」が大事だから、こんなことにかまってられないのはわかる。しかし、どっちの党でもいいから政権を獲得したら、真の意味での成長戦略をしっかりと考えて欲しい。自分たち自身で議論できる能力がないとしても、議論の仕掛け・仕組み作りに汗をかいてもらいたい。バブルがはじけて、失われた10年が流れて、さらに5年ほどたった。予想よりちょっと早く、GDPでいよいよ中国に抜かれそうである。そろそろ国家経営を改革し、リストラ(首切りじゃなくて再構築ね)を進めないとヤバイ。

オバマは「チェンジ!」で躍り出たけれど、その前に必要なのは「シフト!」である。医療に福祉に年金に、これから膨大な金が必要となる。国は借金で首が回らないしお先真っ暗と思われている。しかし、もっと稼げる国になれば、別にヘッチャラはず! そこに知恵を絞り、有望分野に投資配分を高めるのが政治である。



ついでに余力があれば、
そろそろ「強兵」に代わる国家の目標も必要かな。
目標がないと、やる気も起きないもんね。

wassho at 23:30|PermalinkComments(0) 社会、政治、経済 

2009年08月19日

金大中 元韓国大統領

亡くなられたのは報道の通り。

ある年齢以上の日本人にとって、他の韓国大統領より、彼の存在がひときわ大きいのは、野党時代に日本滞在中のホテルで、韓国中央情報部(アメリカならCIAみたいな組織)によって拉致されたことを知っているからである。

当時、私は中学生だったけれど、一国の政府が外国で政治家を誘拐するなんて、またその場で暗殺するはずだったとか、途中の日本海に沈める予定だったとか聞いて、映画より派手だなと思ったことを覚えている。その後も死刑判決を受けたり、大統領になったり、ノーベル平和賞を受賞したりと、波瀾万丈を絵に描いたような人生だったと思う。


       合掌


さて、アジアの偉大な政治家をネタ振りにして申し訳ないがーーー


最近は韓国・北朝鮮の人名を現地の読みで表現するようになっている。金大中は「キム・デジュン」。でもこれがわかりにくい。やっぱり「きん・だいちゅう」じゃないとピンとこない。


歴代の韓国大統領を記すと
   (漢字/現地読み/日本語読み)


   朴正煕  パク・チョンヒ    ぼく・せいき
   全斗煥  チョン・ドゥファン  ぜん・とかん
   盧泰愚  ノ・テウ       ろ・たいぐ
   金泳三  キム・ヨンサム    きん・えいさん
   金大中  キム・デジュン    きん・だいちゅう
   盧武鉉  ノ・ムヒョン     ろ・ぶげん
   李明博  イ・ミョンバク    り・めいはく

北朝鮮の将軍様と、パパ将軍様は

   金正日  キム・ジョンイル   きん・しょうにち
   金日成  キム・イルソン    きん・にっせい


あれっ????
こうやって並べてみると、もうけっこう慣れてるかな。


ニュースのアナウンスで「ぜん・とかん」と聞いたことがあっても「ろ・たいぐ」はないから、韓国語読みが始まったのは盧泰愚が大統領になった80年代後半から。一説によると日韓両国政府が、互いの文化を尊重しようと、相互に現地読みをしようと取り決めたらしい。本当かな? 韓国では日本人の名前を日本語的に発音しているのかな? もっとも韓国人は、もはや全くといっていいほど漢字を使わないから、つまり漢字を見て自国の発音を連想する機会はないから、抵抗がないかもしれない。


考えてみれば、ペ・ヨンジュンとかイ・ビョンホンとか韓流スターの名前はすべて韓国語読みである。やっぱり文化交流を考えれば、その方がいいのかもしれない。もっとも私は韓流スターに興味がないせいもあるけれど、彼・彼女たちの名前をちっとも覚えられない。なぜなら


     ビル・クリントン/ジョージ・ブッシュ(米)
     ニコラ・サルコジ/ジャック・シラク(仏)
     ウラジミール・プーチン/ボリス・エリツィン(露)
     ノ・ムヒョン/イ・ミョンバク(韓)


韓国語をほとんど知らないせいもあるが、他の外国語と較べて、何となく単語というより「音」のように感じてしまう。意味性がなく記号のようにしか聞こえないから覚えにくい。韓国語ほどでないが中国語もそう感じる。語学のセンスないのかな。


書き出しの発想が途中でくじけて、
しまりのないブログになってしまった。
チェソンハムニダ(すみません)

wassho at 13:33|PermalinkComments(0) 社会、政治、経済 

2009年08月15日

歴史のイフ

歴史にイフはないと誰が言ったが知らないが、
イフを考えることこそが、歴史の醍醐味である。


わずかに知っている歴史=当時の情報と、ありったけのモーソーを駆使して、もしカエサルや信長が暗殺されなかったら、その後の展開はどうなったかなどと想像してみる。脳細胞が活性化されるし、論理力の訓練になるし、何より日頃の現実から逃避できる(^^ゞ


しかし歴史にイフがあって、その後の歴史が違う展開になったとしても、長い年月の間に歴史は収束するというか、今と同じ姿になっている気がする。クレオパトラの鼻がもう少し高かろうが低かろうが、私にもあなたにもたぶん影響はない。


さて本日は終戦記念日
後生に生きる我々は、当時アメリカと戦争をしても勝ち目はなく、引き分けすら不可能なことを知っている。なぜ、あんな愚かな戦争を始めたのだと思う。しかし考えてみれば、ネットはおろかテレビさえなかった時代である。軍や政府の当事者に「がんばったら何とかなる」という現実とはかけ離れた意識や判断が生まれる余地があったのかもしれない。ひょっとしたら現在の北朝鮮の強気も、そこから生まれているのかもーーー。


話がずれた。
本日は歴史のイフである。


あの戦争で、もしアメリカに勝っていたならーーーと想像することはきわめて現実離れしている。ただでさえ国力が違いすぎたし、当時の日本の軍事力は中国と東南アジアの2方面で手一杯で、3方面目を戦う余力はなかったはず。

たとえ戦闘ごとに毎回、神風が吹いて日本海軍がアメリカ海軍を全滅させたとしても、アメリカは軍艦を次から次へと補充しただろう。唯一可能性があるとしたら、日本が先に原爆を完成させ、アメリカの戦意を喪失させるというイフしかないが、アメリカ本土まで原爆を運ぶのはとてつもなくハードルが高い。歴史のイフとは関係ないが、原爆の悲惨さを知る身としては、そんなイフは気も進まない。


もし、アメリカと開戦しなかったらーーーー。

これが難しいんだわ。

まず太平洋戦争は、湾岸戦争のような単純な戦争ではない。世界が近代化する過程で積み重なった利害と矛盾が吹き出したような戦争。日独伊vs米英仏&中ソが第二次世界大戦と学校で習うが、実際には50カ国以上が入り乱れて参戦している。何とアルゼンチンやエジプトも実は敵国だったこと知ってる? まあ実際には、書類上で宣戦布告しただけだけれど。

それにカエサルや信長なら10冊も本を読めばおなか一杯になるけれど、なにせ、ついこの前のことなので何かと情報が多い=歴史として複雑である。いろいろ絡み合って、なかなかイフの結論を導き出せない。現在とのつながりも説明しなければならない。だから、歴史を知的レクレーションとして楽しむなら大昔のことに限る(^^ゞ


さて、
現実の歴史にイフはなく、戦争の結末はご存じの通り。多くの命と財産を失い、無条件降伏となった。愚かな戦争とは思うけれど、考えてみれば、太古の昔から人間はずっと殺し合い征服しあっている。あなたも私も、そうして勝ち残ったり生き延びた部族の末裔である。歴史には「歴史は繰り返す」という格言もある。本日は敵も味方も、あの戦争でなくなったすべて人々の冥福を祈り、格言が次は現実にならないことを願おう。

wassho at 20:09|PermalinkComments(0) 社会、政治、経済 

2009年08月13日

海洋深層水

海の深いところから採った水。
よく耳にするようになったのは10年ほど前か。
一番身近な商品はミネラルウォーター。
どのくらい売れているのか知らないけれど、
スーパーには必ずあるから一定の需要はあるのだと思う。
(注意を払っていないのでコンビニにあるかどうかは知らない)


皆さんは飲んだことがありますか?


お中元に海洋深層水のミネラルウォーターの
ペットボトルをもらった。
生まれて初めて飲んでみる。


   海洋深層水って、ビミョーにしょっぱい(^^ゞ


海水だから、当たり前といえば当たり前であるが、ミネラルウォーター(飲料水)にするときに、塩分は抜いてあると思っていた。もちろん、ほとんど抜いてあるから、海水ほどしょっぱいわけじゃない。ミネラル成分として、普通の水よりは多く残っているということか。


スポーツのあとには向いているかも知れないが、普段飲むにはどうもーーーというのが私の感想。他のミネラル成分も豊富だから身体にはいいのだろうけれど。

夏休みの小さな発見でした。

wassho at 23:23|PermalinkComments(0) 生活、日常 

2009年08月12日

裁判員制度とは関係ないけれど

いつ、この制度が提唱・議論され、どういう経緯で導入されたかがよくわからない=あまり関心がないままに始まったという印象が否めない。とにかく2件の裁判が終了。順調な滑り出しのように見えるけれど、それは事案が単純だったからだろう。先日、国会で脳死についての議決があった。たとえば、ああいう正義の本質を問うような裁判に選ばれた裁判員は大変だと思う。


さて
法律を犯せば罪になるというのは、言い換えれば法律が罪を作るということである。たとえば人を殺せば殺人罪になる。ほとんどの国でそうだろう。


しかし
たとえば日本の江戸時代では、親族を殺された場合、その仕返しに相手を殺すことは「仇討ち(あだうち)」として法的に認められていた。奉行所から許可証が発行されたようである。時代劇では美しい行為としてよく描かれる。現在なら、もちろん仇討ちは殺人罪。これは法律が罪を作る典型例である。


ほかにも、
正当防衛が認められれば殺人罪は適用されない。さらに警官が正当な理由を持って犯人を射殺するのもOKである。戦争になれば軍人はたくさん敵を殺すほど、褒め称えられ勲章をもらえる。


だから倫理ではなく法律的には、殺人が絶対的な罪ではなく、法律に規定された殺人が罪ということになる。殺人でさえ、そうだから、普段、違法だと思っていることでも、ところ変わればそうじゃない場合も多い。


たとえば売春は日本では違法である。しかし、そうでない国もけっこうある。途上国ならそうなのかもと思いがちだが、数年前にいったドイツでも合法的な売春があると聞いてびっくりした。


考えてみると、売春が悪であるということを論理的に説明するのは難しい。歌を歌ってお金をもらうのと違いはない気もする。あえてこじつけるならば、売春行為そのものではなく、売春する人の人生が悲惨になるとか、売春によって得られたお金が暴力団などに吸い上げられやすいというような脇筋の理屈しか思い浮かばない。


罪とは何かを考えるのは、けっこう哲学的な思考が必要なのである。


さて、そんな暑苦しい議論は忘れて(^^ゞ
ここで夏休みの宿題である。


(1)ある工夫をすれば、殺人は罪に問われない。
   その工夫とは?

   もちろん正当防衛でもなく、
   あなたが警官や軍人の職務として行うのでもない。



(2)ある工夫をすれば、売春は罪に問われない。
   その工夫とは?

   もちろん日本国内である。
   また、お金は払ったが彼女は恋人だと主張するのではない。



正解は、そのうちに。

wassho at 23:53|PermalinkComments(0) ノンジャンル 

2009年08月11日

インドと韓流の適当な出会い

長くこのブログを読んでいる方には、
もうオチがばれてると思うけれど(^^ゞ


この要領で、つまり単にキムチを加えるだけで
このカレーを作ってもイケます。


これでイタリアンと中華とインド料理の3つ成功!
でもソース焼きそばは、中華料理かな?


ところで、世界の三大料理はフランス料理、中華料理、トルコ料理ということになっている。フランスと中華は素直に納得できても、トルコ料理というのがピンとこないというか、どんな料理かが思い浮かばない。

まあ古代から栄えた地域だし、東洋と西洋の接点だったところだし、おいしい料理が生まれる文化的条件は揃っていると思うけれど。東京にどれだけレストランがあるのだろう? そのうち食べに行きたい。


昨日の東京は、土砂降りのち曇り
本日は台風の影響もなく、今は晴れてます。

wassho at 15:49|PermalinkComments(0) 生活、日常 

2009年08月10日

暑中お見舞い申し上げます

のりピー

クスリは隠れてやるものだから、関係者は知らなかったとしても、弟が組員だったことも知らなかったのかな? もちろん本人とは別人格だから、とやかく言う筋合いじゃないけれど、裁判員のPRビデオの主役はやっぱりウ〜ンかな。たぶん執行猶予となるだろうが、刑期を終えたら、こんどは政府の麻薬撲滅キャンペーンに出て欲しい(^^ゞ


押尾学

死ぬかもしれないと思われる人を助けないのは、人間としてもちろんいけない。それで保護責任者遺棄罪という法律で罰せられるという意見をテレビで見た。条文を見る限り「保護する責任のある者」というのはビミョー。行き倒れの人を見つけても、保護する責任のある者になるのかな?


大原麗子

若い頃は、そりゃそりゃキレイだった。綺麗の麗は大原麗子の麗である。ナマで目撃したら気絶したかも。ギランバレー症候群ってゴルゴ13の持病だから、架空の病気と思っていたのに、本物のかなりの難病のようである。またひとつ昭和が遠くになった。ご冥福をお祈りします。




話は変わって、
特に意味はなく、脇毛を剃ったらどうなるかと思って実行してみた(^^ゞ。 脇が微妙にひっついて、ちょっと歩きにくい気もするが特に変化なし。鏡の前で両腕をあげてみても特に違和感なし。別に大変身を期待してたわけじゃないけれど。

髪の毛とひげは、切らないとどこまでも伸びる。そのほかの毛は一定以上伸びない。どういう理由で、そうなっているのだろう? 

髪の毛、まつげ、鼻毛、アソコの毛は、身体の大事な部分の保護という役目があると思う。眉毛、ひげ、脇毛は何のために生えてくるのだろう?




     のんびり夏休みモードで過ごしています。



あっ、書き忘れたけれど「暑中お見舞い申し上げます」と書いたのは私に常識がないのではなく、残暑という言葉は9月から使おうというのが私の主張です。

wassho at 16:39|PermalinkComments(0) 生活、日常 

2009年08月05日

アホのひとつおぼえ

4623e17b.jpg前から気になっていたんだけれど、
最近の記者会見とかでは、
市松模様のパネルが背景にあることが多い。
Jリーグができた頃から増えてきたかな?



グーグルで「記者会見」と入力して、画像検索してみた。


ーーーー猫も杓子も(/o\)


クリエイティビティで食ってるはずの
デザイナーの仕事でさえ、
このザマである。
こういうところが、
やっぱりまだまだ
この国はダメなんだと思う。
大げさかな?



注)
写真は、検索で出てきた画像を、
片っ端から並べて合成しただけで、
個々の画像に意味はありません。

wassho at 11:08|PermalinkComments(0) 社会、政治、経済 

2009年08月04日

その他の政党あれこれ

自民党と民主党の話を書いたので
ま、ついでに。


【社民党】7名(解散前議席)

いっそ和田アキ子でも党首にスカウトしなければ、右肩下がりも行き着くところまで行く気配が濃厚。福島党首は、キャッチフレーズのようなコメントをしゃべるのが好きなようだが、そのできばえは常に「引く」か「痛い」。短いフレーズでコメントすればテレビ局は編集する手間が省けて楽なので、それを狙ってメディア露出を増やそうとする魂胆が透けて見える。しかも中身がなさ過ぎて逆効果。なにより言葉に心がこもっていない。


憲法9条を守ろうとする姿勢は評価する人はいるだろうが、選挙の集票メッセージとしては無価値。おそらく自分たちも、それは百も承知のはずだが、他に訴えるべきポリシーもないのがドツボな現状を物語っている。昔の社会党は「とりあえず反対する」ことに、ある一定の存在価値があったが、時代も変わったし7名じゃ反対「勢力」にはならない。


国政を語るという政党意識を捨て、表現は悪いが政策テロ集団として、身近なテーマ数本に絞って過激に活動すべし。昔は「国会の爆弾男」と呼ばれた社会党の代議士もいたよね。一面の正義があれば、過激であればあるほど支持する人は支持する。環境団体?のグリーンピースとの関係も近いようなので、そっちに走るのもアリである。



【公明党】31名

選挙の強さと、世渡りのうまさは私が見習いたいくらいで、この政党にコンサルティングすることは何もない。北朝鮮も強気一辺倒じゃなく公明党に学べばいいのに(^^ゞ


仮に民主党が政権を取っても、公明党は今程度の議席を確保するだろうし、民主党が政権でヘタこいて、来年の参議院選挙で負け、つまり今とは逆の衆参ねじれになれば、また、ますます存在価値を増す。あるいは社公民→自公民という鞍替えもあったから、歴史はまた繰り返すかもしれない。


次の選挙で自民/民主のどちらが勝っても、あと数回の総選挙の間に政界は分裂・再編・新規参入を繰り返すだろう。また比例区とかがあって、一気に白黒つけにくい選挙システムにもなっている。だから盤石の選挙組織を持つ公明党は常にキャスティングボートを握れるし、ショックアブソーバーの役目も果たす。


しかし池田大作氏は御年81歳。そのあと数回の総選挙の間に、影響力がなくなる可能性は高い。そのときの公明党(の選挙)がどうなるのか、予測する情報を私は持っていない。でも本当の政界再編はそのときからのような予感がする。公明党が強いあいだは、日本は二大政党制にならない。(二大政党制がいいとも思っていないけれど)


ところで創価学会の人は本当に選挙熱心である。選挙が近くなると何名もから連絡がある。そのうち半分は会ったことがない人だし、会ったことがある人でも15年前が最近(^^ゞ 

神や仏という絶対の存在を持つ、つまり信者(選挙民)に批判の自由のない宗教が自前の政党を持つことを健全だとは考えない。しかし現実に世界最強の選挙組織が存在する。創価学会について批判でも迎合でもない、冷静な分析があればぜひ読んでみたい。


【共産党】9名

不景気で低所得者層が増え、共産党の支持が集まり、次の選挙は善戦するという予測がある。それが正しいとすれば、好景気になれば共産党はアンハッピーになる。自民や民主がアホだと共産党の支持が増える。いずれにせよ他力本願でしか成長しない宿命を負っている。


頭でっかちな政党だから、理屈では時々「そうかもな」ということをいう。じっくり耳を傾ければ、もっと評価できる政党なのかもしれない。そうならないのは、やっぱり「共産」だからだ。政治勢力としてヨーロッパに多少の残り火はあるものの、政治体制としての共産主義はとっくに終焉したのに、この政党はまだ日本を共産主義にすることを目指しているのか? 


本気で政治をしたい、この国を変えたいと思うなら(そう思っていないとも半分疑っている)共産主義を捨て、党名を代えるのが絶対条件。それさえ決断できれば、共産主義に代わる自分たちの存在理由は必ず見つけられる(人間はそういうふうにできている)。組織力も残っているので大化けできる可能性はある。

格差はますます広がり低所得者どころか今後は貧困層も出てくるだろうし、ネットインテリとでも呼ぶべき頭でっかちな人々も増えている。どちらも伝統的に共産主義の支持者層である。民主主義も共産主義も海外で生まれた。がんばってメイド・イン・ジャパンの政治システムを発明しましょう。


不破前書記長はイケメンだったので、女性層から一定の支持があったけれど、志位書記長はブサイクなので党勢が落ちたという説がある。顔で政治が左右されるなんて彼には不本意かもしれないが、政治は常に現実を映す鏡でもある。鏡を見てせめてヘアスタイルでも努力しようね(^^ゞ


ーーー続くかも

wassho at 12:39|PermalinkComments(0) 社会、政治、経済 

2009年08月03日

漁業権に納得できない

ネットで1時間も検索して調べれば、それなりの知識を得られると思うけれど、漁業権について調べたことはない。「読み」なりの意味、国語辞書程度の知識しかないことを最初に断っておく。


でも昔から、この漁業権というものが気にくわないというか、腑に落ちないのだ。
それで、こんなニュースを見たものだから、ついでにブログネタに(^^ゞ


漁業権というのは、平たくいえば漁師が、漁業権を持っている海で独占的に漁業をできる権利である。よく海に潜って見つけても、アワビやサザエを勝手に採ってはいけないといわれる。場所によっては漁協が釣り人やダイバーから金を徴収するところもある。


    ナンデ?
    海はみんなのモンヤロ?


養殖している魚貝類は、もちろん漁師のものである。でも、天然物は誰のものでもないはずだ。農業と違って耕したり肥料をやっているわけではない。話を戻せば、養殖場は賃料を払っていない。海はみんなのモンだからである。賃料を払う相手がいない。


漁師の生活というか営業の権利を守るためにできた〜存在していることは理解できる。漁師を敵に回すつもりはない。それでも、一方的に優遇されている気がしてならない。

例えば海に橋を架けたり埋め立てたりすると、漁獲に影響がでるので漁業補償がでる。海はみんなのモンである。漁師が耕したり肥料をやってきたわけではないのに、その海で勝手に、勝手という言葉が悪ければ、自由意志と自己責任でそのビジネスを行ってきたはずなのに、何となく腑に落ちない。ならば政府のアホな政策によって不景気になったら、ビジネスマンに不景気補償を支払うべきである。

wassho at 16:13|PermalinkComments(0) 社会、政治、経済