2010年05月

2010年05月31日

もうすぐワールドカップだけれど

367de531.jpg昨日はサッカーの対イングランド戦をテレビで見た。
決定力不足が伝統の日本代表なのに、昨日は3点を上げる活躍ぶり。もっとも、そのうちの2点はオウンゴールで自分のゴールへ叩き込んだけれど(^^ゞ


6月11日からワールドカップである。(日本の試合があるのは14日から)
しかし報道によれば世間的にはあまり盛り上がっていないらしい。
私もあまりワクワクしていない。
何となく弱そうだからね。
でも昨日はあまり悪い印象はなかった。良くもなかったが。



さて過去の大会をおさらいしてみると、


●1993年Jリーグ発足
  誰もが、にわかサッカーファンになる。


●1994年アメリカ大会
  オフト監督
  いわゆるドーハの悲劇で予選落ちして出場ならず。


●1998年フランス大会
  最初は加茂監督だったが、アジア予選の途中で更迭され岡田監督に。
  予選のイラン戦で岡野がゴールを決め、ワールドカップ出場決定。
  しかしカズは代表に選ばれずフランスから帰国させられる。
  1次リーグで敗退


●2002年日韓共催大会
  トルシエ監督
  3バック4バックの論争起きる。
  1次リーグを突破しベスト16入り。
  ただし韓国はベスト4まで進出。


●2006年ドイツ大会
  ジーコ監督
  1次リーグで敗退
  ちなみにドイツ大会に関するこのブログのエントリーはここと、ここ


●いつか忘れたがオシム監督が病気になり、岡田監督に交代。


こうやって眺めてみると、2002年までかな〜楽しかったのは。2006年は弱かったし、ジーコ監督のキャラのせいか暗かった。今もなんとなくその雰囲気を引きずっている気がする。


まあ、どうせ始まれば熱心にテレビを見るだろう。今思うと日韓開催の時に、日本代表戦じゃなくても、何か見に行けばよかったと後悔している。ちなみに日本は2018年と2022年の開催地に立候補しているらしい。長生きしないと。


本日は常々思っているサッカーへの疑問をいくつか。



その1
ドーハの悲劇は今でもときどきそのシーンが放送される。私が見る限りどう見ても、カズが相手に抜かれたことがゴールにつながっている。でも、どの評論家もそれを指摘しないことがちょっと不満。別にカズを責めているわけでもないし、あのとき大きなミスをしたとも思わないけれど、事実関係として何となくうやむやになっている気がする。


その2
私は新幹線で、オフト監督の後ろの席に座ったことがある。
これは疑問じゃなくて自慢(^^ゞ


その3
フランス大会のアジア予選を突破したとき岡田監督はヒーローだった。そのとき彼はいつもジャージ姿で「岡ちゃん」などと呼ばれ、とても気さくで低姿勢な人物だった。それがいつのまにかスーツ姿も凛々しく、川淵(名誉)会長よりも貫禄ある姿に。いつ変身したの?


その4
試合の時、監督やコーチはピッチ(なぜサッカーのコートのことをピッチというのかも疑問の一つである)の外から、大声で叫んで指示を出す。試合の時は観客の声援もすごいのに、あれって聞こえているの?


その5
聞こえているとしたら、その指示は敵チームにも聞こえる理屈になる。それじゃ意味ない気がするのは私だけ? あるいは暗号や符牒で指示している?


その6
ときどき退場者が出る。9名になることは滅多にないが、10名はたまにある。データ的に10名になる確率はどれくらいなんだろう? それと自分または相手が10名になったときの守り方や攻め方は練習しているんだろうか?


その6
岡田監督は目標を聞かれて4強入りと答えている。
いうまでもなく4強とは準決勝進出である。

しかし、たいていのスポーツ大会でそうだけれど、準決勝に進出できるチームというのは、その大会において最高の実力を持っているチームであって、後は試合当日のコンディション、気合い、ノリ、運の善し悪しーーーのわずかな違いが優勝するチームとそうでないチームを分ける。つまり準決勝に進出できるチームというのは優勝できる力を持ったチームと同義語である。

日本代表はワールドカップで優勝できる力を持っている? イエスと答える人はいないと思うのだが、誰か岡田監督に、そういうツッコミいれてくれないかなあ。

wassho at 16:18|PermalinkComments(0) ノンジャンル 

2010年05月27日

安全保障って?

タイトルは変えたけれど一応前回の続き。

安全保障をネットの大辞林で引くと、

   外部からの侵略に対して国家の安全を保障すること。

ネット百科事典のWikipediaでは

   ある集団が生存や独立などの価値ある何かを、その価値の保全を
   脅かす何らかの脅威から、何かの手段を以って守ることである。


なんのこっちゃ?

抽象的にいえば上に書いたようなことだろうが、日本の場合、安全保障とは、具体的にはシーレーンの確保である。シーレーンとは船で運ぶ海上輸送ルートのこと。資源小国である日本は資源を輸入に頼っている。資源とは石油などのエネルギー資源であり、材料となる様々な資源であり、また食糧資源である。これが途絶えれば日本は干上がってしまう。


人類はずっと戦争している。宗教戦争を別とすれば、昔は領土的野心や覇権確立がその動機だったと思う。日本の戦国時代なんかを考えるとわかりやすい。それがだんだんと資源を巡る争いに変わってくる。第二次世界大戦で日本と米英が衝突したのも中国と東南アジアの権益についてであり、つまりは資源争奪戦である。

注1:私のうろ覚えの世界史です。正確には自分で勉強してください。


逆に言えば、今日において他国が日本を単に占領したいがために攻めてくることは考えられない。そんなことをしても経済的に勘定が合わないし、国際関係的には致命的なマイナスである。

注2:戦術的に国土が部分的に攻撃されることは充分ある。
注3:今、朝鮮半島がヒートアップしかかっているが、あれは内戦
   みたいなものだから、この議論とは別である。
注4:世の中の歯車が狂って、核ミサイルをバンバン撃ち合うような
   事態になれば、もちろん話は別である。そうなりゃ皆オダブツ
   だから、それに備えても仕方がない。



さて
どんな資源をどこから、どれだけ輸入しているか把握していないが、少なくとも石油はその多くを中東から輸入している。つまり西から船で運ばれてくる。だから日本は西に対して警戒と備えが必要になる。

注5:東はアメリカ大陸までずっと海で、戦争や紛争を起こせる国がない。
注6:南も同じ。北は重要なシーレーンでない。


日本はその安全保障を米軍に依存する体制である。西に伸びるシーレーン防衛をアメリカに任せるとして、西方面に睨みのきく拠点を国内で探せば、地理的な必然として沖縄ということになる。在日米軍は日本防衛のためだけに存在しているわけじゃなとしても、現時点でアメリカとの補完関係以外に現実的な選択肢はない。


在日米軍の基地は面積比でいうと75%くらいが沖縄にある。そのことが沖縄の過大な負担だとか、本土が沖縄に基地を押しつけているというような議論になっている。また第2次世界大戦で地上戦があったのは沖縄だけだったのも「沖縄が可愛そう、沖縄に申し訳ない」という論調をにつながっている。

注7:75%というのは米軍専用の基地で測った場合。
米軍と自衛隊が共同で利用している基地の面積も加えると1位の北海道が34.1%を占め、沖縄は23.5%で2位となる。これを持って75%という数字は世論誘導のためのでっち上げだという意見もある。でも狭い沖縄に多くの基地があることには変わりない。県の面積の約1割が米軍基地である。



シーレーンの防衛は日本が近代化して以降、昔も今も重要で、その重要性は今の方が高いし、今後はもっと高まる。さっき書き忘れたが、戦争にはイデオロギーによる戦争というのもあった(宗教戦争に近いかな)。少し前まで、自衛隊はソ連の侵攻に備えて北海道を重点的に守っていたけれど、今はその必要性は薄れた。一方西のシーレーンはアジアが豊かになるにつれて、紛争が起こる可能性が高まる。金持ちになると戦争したがる。残念ながら人間はそういうふうにできている。


長くなったので整理すると

 島国の資源小国の日本にとって安全保障とはシーレーンの防衛である。
 日米同盟を結び、シーレーン防衛はアメリカに依存している。
 シーレーンは西に延びており、その拠点は地理的必然として沖縄になる。
 米軍基地の75%が沖縄に集中している。


さて、どうする・どうなる?

ーーー続く(続かないこともよくあります)

wassho at 23:44|PermalinkComments(0) 社会、政治、経済 

2010年05月25日

普天間あれこれ

ここしばらく普天間の基地問題についてニュースを聞かない日はない。橋本政権の時に普天間を返還する日米合意がなされ、その後、その代わりに辺野古(あたり)へ移転することで、渋々かもしれないけれど沖縄とも話がまとまっていたのに、なぜ民主党が政権を取ってから、この話がまた蒸し返されたのかはーーーよく覚えていない。


しかし昨年、鳩山首相が県外または国外移設という方針を打ち出し、この5月末までに決着させると明言した。常識的に考えて、そんなすぐに解決はできないと多くの人は考えたと思うが、果たして常識通りの結果となった。結局昔からの方針どおり辺野古への移転である。


100万円あげるといわれて、後にやっぱりあげるのやめたといわれたら、損はしていないはずなのに損した気持ちになる。ちょっと例えは悪いが、沖縄あるいは普天間や辺野古の人々が怒るのも無理はない。


もちろん鳩山首相の能力が疑われ、政権や日本ののイメージダウンにもなった。一方の当事国の米国に対しては信頼関係が揺らいだ。鳩山首相がオバマ大統領に「信頼してくれ(trust me)」といったとき彼は「お前にできんのか?(can you follow through?)」と返したという報道もある。米国、ロシア、韓国、北朝鮮、台湾など日本周辺の、すなわち日本と密接な外交をする国の担当者は、この問題の報道を時系列に並べるという初歩的な分析作業だけで、この国のアホの程度を探るレポートを書き上げられるだろう。


結果はサエなかったとしても、正面切ってこの問題に取り組んだこと自体は認める。自民党時代ならごく表面的な情報しか伝わらなかっただろうと考えると、ある意味いろいろ勉強?になった。



1)
リーダーたるもの困難にチャレンジせねばならないし、目標設定はもっとも必要な能力である。しかし物事には何事もゲンドがあるゲンドが(^^ゞ 総選挙に勝って政権交代を果たしたときは、自分には無限の能力があると思ってしまったのかな?


2)
大きな問題の一部だけを取り繕おうとしてもうまくいかない。

普天間の返還を進めたは橋本首相だったが、数ある沖縄の基地の中でなぜ普天間だったんだろう。嘉手納基地の面積は約20平方キロ。普天間は5平方キロでそれほど大きくない。大きくないから移せると思ったのかな?

現在、日本には米軍の基地や施設が大小併せて57ある。(他にも自衛隊と共同で使っているところが30カ所ほどある) そのうちの1つをどこかに移したところでどの程度の意味があるのか。また政府の方針は、とにかく移すことが最優先で、たとえばAとBとCの基地があるとすれば、AをBに移し、BはCに移し、気がついたらCがAにやってくるのではと思えるほど泥縄である。


3)
結局は日本の安全保障をどうするのかとか、日米同盟をどうするのかという最上位の国家戦略があやふやだからこういうことになる。その戦略があって、そのことが国民に共有されていて、結果として普天間を移すというのと、とりあえず普天間を移すというのでは大違いである。人は知らないことは理解できない、理解できないことは納得できないようになっている。どっちにしても沖縄の人々は納得しないとしても、世論全体の支持は違ってくるはずだ。


4)
まあ戦略がいい加減で、でも現場で何とか取り繕うというのは日本の「強み」でもある。ビジネスやマーケティングでも、そんなことの方が多い。しかし、そろそろそういうやり方だけでは通用しなくなってきていると日々の仕事で思うことが多い。


5)
結局は日本の安全保障をどうするのかとか、日米同盟をどうするのかーーーと書いたものの、もちろん私も平和ボケした日本国民の一人である。そんなことは考えたこともない(^^ゞ


ーーーー続く

wassho at 21:33|PermalinkComments(0) 社会、政治、経済 

2010年05月24日

インターネットの誤解

ちょっとタイトルが大げさだけれど。


とある人のプレゼンを聞いた。
まあインターネットがどれだけ世の中を変えていくかというような話。

曰く
世界中の情報を知ることができる。
世界中に情報を発信できる。
そしてメールはもちろんブログやツイッターや、あるいはこれからも登場するであろう様々なツールを使って、世界中とコミュニケーションを取ることができる。
インターネットによって世界、そして社会や生活は大きく変わっていく。
インターネットにはまだ我々が気づいていない大いなるチャンスを秘めている。



  基本的に異存はない。
  ただ、英語ができればの話である(^^ゞ

wassho at 18:49|PermalinkComments(0) ノンジャンル 

2010年05月20日

北朝鮮の魚雷のナゾ

韓国海軍の哨戒艦が沈没した事件について、韓国政府は北朝鮮の魚雷攻撃によるものだと断定し発表した。発表までに相当な時間がかかった気がするが、海中で起きた事件を捜査するのはかなり難しいだろうし、沈没して死者が多数出た直後に発表すると、国民の頭に血が上って不測の事態を招きかねないから、しばらく冷却期間をおいたのかもしれない。


証拠の回収された魚雷部品などもニュースで流れていた。専門家じゃないから、それがどれだけ決定的な証拠となるのかはよくわからない。それに魚雷が北朝鮮製としても、北朝鮮が発射したという証拠は何もないから、もしこの事件を裁く裁判があるとしたら、北朝鮮はそこをついてくるだろうなあと思ったりする。


さて、これが北朝鮮による攻撃だと仮定する。
すると何のために、そんなことをしたのかという疑問がわいてくる。
韓国と北朝鮮は(こういう表現が正しいかどうかわからないが)国際法的には朝鮮戦争が終了しておらず戦争状態にあるから、攻撃があってもおかしくはないといえなくないけれど、北朝鮮は自国の関与を全面的に否定しているのだから。


いろいろモーソーしてみると


1)
北朝鮮の外交は六カ国協議だとか核疑惑だとか、ドツボの状態にあってしかも膠着している。そういうときは何か変化を起こして、それに乗じて局面を打開するという戦略が考えられる。その変化が吉と出るか凶と出るかはわからないけれど、彼らには失うものはもうほとんど残っていないという強み?がある。


2)
韓国と北朝鮮は38度線を境に対峙している。ときどき北朝鮮軍が越境して韓国軍を挑発し、韓国軍に追い払われるということをやっている。たまには死者もでる小規模な交戦状態にもなることもある。基本的にたいてい北朝鮮軍が負けている。そういったなにかの紛争のときの報復として哨戒艦を攻撃したのかもしれない。


3)
国家としての軍事作戦ではなく現場の兵士が暴走したのかもしれない。まあボロボロな国家である。軍の規律も緩んでいる可能性はある。北朝鮮の潜水艦の艦長には弟がいて境界線の紛争で韓国軍に射殺された。哨戒艦の艦長がそのときの司令官だと知り復讐のためーーーとモーソーが広がる(^^ゞ 陸軍と海軍がゴッチャだけれど


4)
沈没騒動のさなか先日、金正日は中国を訪問した。今や北朝鮮の主要産業は海外からの援助である。最大のお得意先は中国だけれど、最近は中国も国際世論の手前、以前のように北朝鮮に支援を行っていない。

「すんまへんなあ、ちょっとカネに困ってまして。それで若いモンもつい気が荒くなって、あんなことしてしまいましてん。もうちょっとカネをまわしてもろたら、若いモンも落ち着きますよって、何とかお願いしますわあ。オタクも上海万博の最中に、ウチと韓国がドンパチはじめたら迷惑でっしゃろ」と、計画的な暴走だったりして。


5)
北朝鮮の人々は、そりゃいろいろ不満がたまっている。将軍様といえども、それを放置しておけば危険である。だからときどきガス抜きをしなければならない。内政の不満を外交に目を向けさせることによってごまかすというのは、古今東西の政治家の常套手段である。報復攻撃として韓国海軍を沈没させたとなれば将軍様の株は上がる。しかし北朝鮮は自国の関与を全面的に否定し、韓国のは発表はねつ造だと批判さえしている。

それでも、きっとわかるのである。政府がああいう風に発表しているということは、本当は報復したのだということが北朝鮮の人々には。


6)
報道によれば韓国の哨戒艦は北朝鮮の潜水艦に気づいていなかった。気づかれていないことは潜水艦もわかっていたはず。そういうときは奇襲攻撃のチャンスである。そこで実戦に備えて奇襲攻撃の訓練をおこなった。密かに接近し、魚雷を装填しーーーと、そのとき船が揺れて発射ボタンを押しちゃったーーーなんてことはないのかな?


7)
報復するつもりだった。でも命中させる気はなかった。近くで爆発させてビビらしてやろうと。でも腕が悪かったか、魚雷の制御装置の不具合か、運悪く命中してしまいーーーなんてことはないのかな?




真相がすぐに明らかになることはないと思うが、想像力の訓練をかねていろいろ推理してみましょう。

wassho at 17:12|PermalinkComments(0) 社会、政治、経済 

2010年05月18日

タイに学ぶデモ隊の出し方

タイでデモ隊が街の一部を占拠し、都市機能が麻痺しているとまではいわないまでも、何かと大騒ぎになっているのは報道の通り。死亡したのは現在までに38名。経済活動にも大きな影響が出ている。

タイについては、パキスタンから帰るときの骨休めに一泊二日しただけなので、まったく詳しくはない。微笑みの国にしてはずいぶん物騒な情勢とも思うけれど、あんなキャッチフレーズはどこかの広告代理店がつけたのだろうし、ムエタイ(キックボクシング)が国技の国だから本当はとっても熱い国民性なのかもしれない。


タイはシャムと呼ばれた昔から日本とはなじみの深い国、しかし、その政治情勢は何か騒動でも起きないとなかなか日本ではニュースにならない。92年に政治を巡る激しい争いがあり、国王が仲裁に入ったニュースはよく覚えている。対立する勢力のトップ二人が国王の前で仲裁を受けるシーンは印象的だった。

椅子に座った国王の前で、日本なら正座でもしてひれ伏すところだが、そのタイの政治家二人は床に寝そべるような姿勢で国王の話を聞いていた。ニュースではあれがタイの作法だと解説。ところ変わればいろいろ文化も違うと実感したものだ。


記憶に新しいのは2年前にデモ隊がバンコクの空港を占拠した事件。今回は東京でいうなら銀座のような一等地の繁華街をデモ隊が占拠しているらしい。ただし同じデモ隊でもこの2つは正反対の勢力である。ニュースでよく名前を聞くタクシンというのは2001年から2006年までタイの首相だった人物。2006年に軍事クーデターがあり、彼は追放され現在は国外にいる(だったと思う)。

その後いろいろあって、その頃からタクシン派と反タクシン派が何かと対立しているのが現在のタイの政治。空港を占拠したのは反タクシン派のPAD(民主市民連合)という組織。今回のデモ隊はタクシン派のUDD(反独裁民主同盟)。

PADは黄色のTシャツで、UDDは赤のTシャツ。政治情勢はわかりづらいけれどデモ隊の区別はわかりやすい(^^ゞ



さて私が注目しているのはデモ隊の人数。
デモ隊なんて入場券を買って参加しているわけではないから、正確な人数は不明。いろいろな報道の数字を見ると今回のデモというか占拠に参加しているのは5000から1万人。空港占拠のときは、たぶんそれより少ない人数。

仮に1万人としておく。
しかもニュースで見る限り、基本的には全く非武装の1万人である。映像で見る印象としては寄せ集めの市民といった感じ。バイト代をもらって参加している人もいそうである。

   非武装の素人1万人で、国家を動かせるんだーーー
   というのが何となく興味深い。


日本で大きなデモというか騒乱があったのは、60年と70年の安保闘争。60年安保の時は約20万人のデモ隊が国会を取り囲んだらしい。ちなみに当時の首相の岸伸介は、警察だけではこのデモ隊を押さえられないと考え、右翼とヤクザにも動員をかけたという、今では考えられない古き良き日本の時代?

しかし60年安保で内閣は退陣して、政治の世界にはいろいろ影響を与えたが、永田町以外に変化を及ぼさなかったと思う。生活や経済に影響があったとは思えない。デモ隊に取り囲まれた国会議事堂の中で岸伸介は「この辺は騒がしいが銀座や後楽園は普段と変わらない」といったとかいわなかったとか。


  20万人で国会を取り囲む。
  1万人で空港や一等地を占拠する。


時代が違うし、目的も違う(タイのデモは政権に対する嫌がらせ行為に近いと思う)としても、どういうデモを仕掛けるかの戦略によって、その影響の出方も大きく左右されるのだなと思う。


鳩山首相は頼りないし、かといって自民党時代に戻る気もないし、とりあえず立ち上げたり「立ち枯れ」たりしている新党もうさんくさいし、中国その他の国に埋もれて日本の将来は危うそうだし、坂本龍馬ブームだし(^^ゞ、いっちょ革命でも!と思う皆さんは、いろいろ研究してい見るのもいいかも。



※「立ち枯れ」:新党の「立ち上がれ日本」は老人政治家ばかりなので
 「立ち枯れ」と揶揄されているらしい

wassho at 16:17|PermalinkComments(0) 社会、政治、経済 

2010年05月17日

医者に見放された?

結論から言うと


  ●骨には異常はない
  ●痛む原因はよくわからない
  ●痛み止めの塗り薬を出すから、しばらく様子を見てくれ


まあ、だいたい予想通りである。
ただ友人からのアドバイスで「湿布を貼って様子を見るといわれる可能性が高い」と聞いていたので、病院に行く前に湿布は試したし、その日もわざわざ貼って行ったのに塗り薬を処方されたのはちょっと想定外。


レントゲンで見る私の骨は、素人目にもわかるくらい何の異常もなかった。ひょっとしたら軟骨でも飛び出しているのかとも思ったが、そうでもなさそうである。「こういう事例は多いのか」と先生に尋ねると、「ウ〜ン、聞いたことがない」という答え。

テニス肘とかゴルフ肘というのはよく聞く。テニス肘は肘の外側、ゴルフ肘は内側が痛む。私の場合は痛いのが肘の峰のところだから、テニス肘やゴルフ肘とは判断されなかったのかもしれない。だいたいテニスもゴルフもしていないし。ただし、このときは先生とテニスやゴルフ肘の話はしなかった。


とりあえず原因不明。こういうのを医者に見放されたっていうの?(^^ゞ

塗り薬は1ヶ月分くらい出すから、様子を見てくれといわれる。塗り薬で治る気がしないけどなあ〜というと、「痛みがひどくなったり、しびれがでたりしたらすぐ来てください」と取り繕ったようにいわれる。やっぱり見放された?


素人判断だけれど、やはり筋肉が炎症を起こしているのだろう。傷ついていればもっと痛いはず。痛み止めの薬は、それを緩和しても根本の原因を治すわけではない。でも風邪薬だって理屈は同じだから、痛み止め+自然の治癒力で治らないとも限らない。まあ本当にしばらくは様子見。


診察が終わり、例のクリアファイルを持って1回の会計に戻る。しばらくすると自分の番号が電光表示板にでる。お金は会計の人に払ってもいいし、自動精算機のようなもので払ってもいい。もうほとんど人は並んでいなかったので(外来の診察は午前のみ)会計で払う。4840円。そのうちの3150円は紹介状ナシのためにかかる費用だから、正味は1690円ということになる。



もちろん医薬分業で薬を外で買うなんて経験も初めて。薬はどこで買えるのかを尋ねると、病院を出てすぐのところに調剤薬局があるといわれる。ただし全国どこの調剤薬局でも処方箋を提示すれば買えると念を押される。病院そばの薬局と病院がつるんでないことを強調したかったようだ。


薬局は2店舗あって1つはマツキヨだった。どうせならポイントをためようとマツキヨに行く。そこで大発見。マツキヨの調剤薬局ではマツキヨのポイントカードは使えない。初めてなら薬手帳というものを作るかと尋ねられたので、マツキヨのカードは持っているよと答えると、そういう返事だった。受付の女性はそのやりとりを今までに何千回としたに違いない。


客は2〜3人しかいないのに、10分ほど待たされる。出された薬はこれ。3本で500円しなかった。ネットで調べた限りでは湿布より、この薬が今は流行っているらしい。


   ーーーーそのうち経過報告を。

wassho at 18:07|PermalinkComments(0) 生活、日常 

2010年05月16日

病院に行ってきました3

最初は骨が痛いのか筋肉が痛いのか見当もつかなかったが、たぶんこの痛みは筋肉が原因だと思うようになった理由は

 手をグーにして力を込めて握ると痛い。
 手をグーにして肘を曲げると痛いけれど、パーで曲げても痛くない。

からである。
グーにすると肘の筋肉も多少は引っ張られるのが影響しているのだと思っている。


さていよいよ名前を呼ばれて診察室に行く。
その日の整形外科は3つほど診察室が開いていた。私が入った診察室にいたのは30歳前後のとても若い先生だった。ちょっと不安な気持ちになるのは私が年をとったせいか。しかし待合室にあふれかえっている患者を見ると、これだけの人数を毎日こなしているのなら充分な経験だろうと考える。


症状を話す。というか症状を箇条書きにして書いていったメモを渡す。全然びっくりされなかったから、こういう患者も多いのかな?

肘を中心にアチコチ触ったり押されたりする。そうされても全然痛くないことに初めて気がついた。グーとパーの話はもちろんメモに書いてあるけれど、口頭で説明もした。私としては大発見なのだが、先生はそれほど興味を持ってくれなかったみたい。とりあえずレントゲンを撮ることになる。診察時間は数分。丁寧に診察していないというより、メモに充分な情報が書いてあったからという印象を受けた。メモはA4一枚にまとめておいたが、彼はそれを3回読んだ。そういう観察は私は得意である。


例のクリアファイルを持って、レントゲン室に行く。大きな病院なので少し距離がある。途中に小さなカフェのような売店があった。そこだけを写真に撮ったら、まさか病院の中とは思えないような店作りである。何かとこの病院は洒落ている。


レントゲン室は広い部屋で、おなじみの胸を撮影する装置は部屋の片隅にあった。真ん中のテーブルーーーたぶんこれは寝転がって全身のレントゲンを撮るためのものだーーーの隅っこに座って肘のレントゲンを撮る。伸ばしたのと曲げたの2枚。ハイ撮ります、といわれると条件反射で息を止めてしまうのが自分でもおかしかった。


レントゲン写真は数分でできあがり、整形外科に戻って例のクリアファイルと一緒に受付に渡す。しばらくお待ちくださいといわれたけれど、名前を呼ばれるまで30分くらいかかった。本日は合計2時間ほど待たされたことになる。

さて、いよいよ診察が下される。


ーーーー続く。

wassho at 23:33|PermalinkComments(0) 生活、日常 

2010年05月14日

マン・マンでオク

病院の話は1回休み。


ところでもう修正済みだが、2つ前のエントリーで次のように書いてしまった。

★★★★
30秒も経たないうちに冷た気持ちいい感じが広がる。
そういえば、湿布を貼ったのは中学か高校の時に軽いねんざをしたとき以来である。あのときは特に効果があったとも思えず、ただ臭いだけだったけれど、ウン十年たって湿布もずいぶんしたものだと思う。あの湿布独特の匂いもほとんどしない。
★★★★

3行目の後ろの方からの文章は

  ウン十年たって湿布もずいぶん進化したものだと思う。

が正しい。

頭で考えながら文章を打つわけだが、最近この「打ったつもり」になっていることが多い。老化現象かな〜(/o\)



その1つ前のグーグルを電卓代わりに使うエントリーでは、知らなかった・役に立ったという話を何人かから聞いた。お役に立てて光栄です。ついでにグーグル電卓の便利なところをもう一つ上げると、計算式が表示されることである。ミスタイプしたり打ったつもりになっていることの多い私には助かる。


さて、
でも計算は暗算でさっとできた方が便利だしかっこいい。
そこで問題。1万円の商品を10万人に売ったらいくらになるか?

答えは10億円。
こんな計算をさっとするには1つまたは2つだけ計算を覚えておけばいい。

  1万×1万=1億
  千×千=100万

さっきの例題だと、マン・マンでオクの10倍だから10億と計算というかすぐ連想できる。もっと大きな数字を扱うには覚える計算も増えるけれど、日常生活で使う単位なら、だいたいこの二つで足りる。逆に百×百=1万は覚えるまでもなく暗算できるだろう。


これを思いついたのは映画だったかドラマのワンシーンがきっかけ。舞台は、とある場所に道路か新幹線が通ることを事前につかんだ地上げ屋とヤクザ幹部の会話。公表される前に買って、転売して儲けることを企む。


 地上げ屋「1万坪あります。坪1万でどうですか?」
 ニヒルなヤクザ幹部「1億かーーー」

その「1億かーーー」という返答があまりに瞬時だったので、とても頭カッコよかった。それ以来、私はマン・マンでオクと呪文のように唱えている(^^ゞ

wassho at 18:28|PermalinkComments(0) ノンジャンル 

2010年05月13日

病院に行ってきました2

今まで病院には縁がなかったので、
いつ頃からそうなったか知らないのだが、、普通の病気の場合

1)小さな医院、病院にいく
2)そこで手に負えない病気の場合、紹介状を書いてもらって大病院に行く


という仕組みになっている。
紹介状ナシで大病院に行った場合、特定療養費といいうものを取られる。病院によって違うらしいが東京なら3150円が相場。これには保険がきかない。

ちなみに紹介状を書いてもらうのも費用がかかる。これは2900円と法律で決まっている。ただしこちらは保険がきく。



製薬会社の友人に薦めてもらった病院のホームページを見る。病院のホームページなんて初めて見たが、結構充実しているし親切でわかりやすい作りになっている。病院を見習ったほうがいい企業はたくさんある。

病院の名前で検索すると、その病院の口コミを載せているサイトもたくさん見つかる。いくつかのサイトを見たけれど、どれも誉めている口コミばかりである。たまたま、その2つの病院の評判がいいのかどうか、いちおう信頼度50%くらいの気持ちで読んでおく。


TKという病院に行くことにした。もうひとつのKCという病院もホームページで得られる情報は同じような内容だったが、TKのほうがホームページのデザインの印象が「優しそうだったから」というのがその理由。デザインの匙加減一つで集客に影響するのだ。


TK病院では初診は予約できない。つまり、たぶん長い時間待たされるということである。オープンと同時に行こうと思っていたのに、ちょっと寝坊した。

本筋とは関係ないが、だからタクシーで行った。
自宅近くの大通りを渡る信号のところには灰皿がある。そこでたばこを吸いながらタクシーを待つ。タクシーが来たのでたばこを灰皿に入れてタクシーに乗り込む。

すると運転手に「お客様、このタクシーはたばこを吸っても構いませんので」といわれ驚く。東京のタクシーは禁煙のはずが、このタクシー会社は組合に加入していないので関係ないらしい。窓のステッカーを見ると深夜早朝の割増料金もナシと書いてあった。そんな会社があるとは初めて知った。


病院に着く。
5年ほど前に立て替えられたというTK病院はとても明るくキレイで、私が病院と聞くとイメージする光景とはずいぶん違う。

受付の手前に案内・相談係の看護婦がいる。どの診療科の診察を受ければよいのかわからない場合は、そこで相談しろとホームページに書いてあったので尋ねてみる。彼女によると頭の方から痛みが降りている感覚がないのなら、とりあえず整形外科とのこと。頭から降りてくるって、そんな感覚ってあるのか?


受付に行く。
最初に診察券を作るための用紙をもらう。
カウンターに行き記入して、受付に戻って渡す。すると問診票のようなものを渡されて書けといわれる。だったら最初から一緒に渡せと思ったけれど、問診票を渡すときには診察券ができあがっていたから、合理的なシステムである。受付には10名くらいの女性が働いていて応対も的確で好印象。ホテルのフロント並みとはいわないまでも、この病院を見習った方がいい銀行はたくさんある。なお3150円必要なことも念入りに説明された。


クリアファイルに入った書類を持たされて整形外科のある場所まで行く。書類にはバーコードが印刷されていて、これでいろいろ管理するようである。


整形外科にはまた専門の受付があってクリアファイルを渡す。すまなそうに「本日はたいへん混んでおりました、かなりお待ちいただくと思いますが」といわれる。どれくらいと尋ねると最低1時間は確実にとのこと。「何とかしてくれ」とか「じゃ帰るからタクシー代を弁償しろ」とか「受付ではそんなことはいわれなかった、ふざけるな!」といってどんな反応をするか試してみたい誘惑に駆られそうになるが(^^ゞ、笑顔でわかったと返事する。


結局呼び出されるまで1時間半くらいかかった。でも待たされるのは覚悟の上で雑誌2冊と単行本1冊を持ってきていたので、読書に夢中で苦にはならなかった。


ーーー続く

wassho at 18:51|PermalinkComments(0) 生活、日常 

2010年05月12日

病院に行ってきました(涙)

実は3月の中頃から左肘が痛くなった。
生活に支障をきたすほどではないが、曲げたりものを持ち上げたりすると痛む。
何もしていなくても常に何となく違和感がある。
肘を曲げたときに出っ張るところじゃなくて、
肘の横側の肉が盛り上がっている部分。
ただ本人としては筋肉が痛いのか骨が痛いのかはよくわからなかった。
ゴルフをしたり肘をぶつけたりなど思い当たる節は何もない。


長く生きているんだし(^^ゞ、たまにはどこか痛くなるさと思っていたけれど、1ヶ月たっても収まらないのでちょっと不安になる。病院に行こうかと思っても、こんな時はどこの病院に行けばいいのかもわからない。


製薬会社の友人に電話する。
彼によると骨なら整形外科、筋肉なら神経内科とのこと。
ただし整形外科の医院はいっぱいあるが神経内科はほとんどないから、大きな病院にいく必要があるらしい。自宅から行きやすい病院を2つ推薦してもらう。

彼からのアドバイス

1)その程度の症状なら、たぶん整形外科でレントゲンで骨の異常を調べた後は「湿布を貼ってしばらく様子を見ましょう」ということになるから、病院に行く前に湿布を貼って自分で治療しておけ。(ひょっとしたらそれで治るかもしれないし)


2)大げさに痛い痛いといわないと、真剣に診てくれない医者もいる。
救急車を呼ぶよと冗談で答える。



ゴールデンウイーク前に湿布を買いに行く。湿布といえば「介の字張り」(サロンパスA)である。しかしあんなにテレビで盛んに宣伝しているのに、近所の大手ドラッグストアには売っていなかった。同じ久光製薬の「のびのびサロンシップ」という商品があったので、それを買うことにする。伸縮性があって肘には良さそうである。

ところで「のびのびサロンシップ」には温感と冷感の2種類ある。どちらを使ったらいいのかよくわからない。温めるのと冷やすのでは医療的には真逆である。しかし、店頭でパッケージの説明を読むと「温感と冷感には厳密な区別はありません。気持ちいいと感じる方を使ってください」と書いてあるではないか。湿布っていい加減なのね。


この頃、私はこの傷みは筋肉だという説に傾いていたので冷感を買った。

   貼った。

30秒も経たないうちに冷た気持ちいい感じが広がる。
そういえば、湿布を貼ったのは中学か高校の時に軽いねんざをしたとき以来である。あのときは特に効果があったとも思えず、ただ臭いだけだったけれど、ウン十年たって湿布もずいぶん進化したものだと思う。あの湿布独特の匂いもほとんどしない。


二日ほど貼ると、肘の痛みが少し和らいだ気がした。
しかし、手首や肩に痛みというか違和感が移ったような感覚もある。
自分の腕なのに、どこが痛いのかよくわからなくなってくる。


ーーーーー続く

wassho at 18:48|PermalinkComments(0) 生活、日常 

2010年05月11日

グーグルの便利

昨日の話はちょっと専門的すぎたので、パソコン関連で簡単なネタを。

マックのブラウザーであるサファリの場合、画面右上に検索窓があり、そこに言葉を入力するとグーグルの検索結果ページにジャンプする。ウインドウズのインターネットエクスプローラーも同じ場所に検索窓がある。こちらは初期設定ではグーグルではないけれど、検索窓のさらに右側のところで設定すると使用する検索エンジンを設定できる。


さて、その検索窓に 1+1 と入力してリターンキーを押すとグーグルのページにジャンプして計算結果を知ることができる。電卓代わりに使えて何かと重宝する。

※もちろん検索窓を使わずにグーグルのページで入力することもできる。

※( )を使った少し複雑な計算式にも対応する。

※掛け算をするときは * という記号を使う。この記号はアスタリスクという
 名前で星という意味である。星印と呼ぶ人もいる。
 割り算は /  これはスラッシュという名前。
 
※全角で 3*3 と入力しても計算できる。


他にもグーグルでは検索窓を使った小技がいろいろある。
詳しくは http://www.google.co.jp/intl/ja/help/features.html 
     ↑
     コピーペーストしてください。


パソコンを使うようになってから、めっきり漢字を書けなくなった。たぶん多くの人が読めるけれど書けない症候群にかかっていると思う。パソコンのせいか電卓のせいかははっきりしないが暗算もダメ。昔は4桁の掛け算を暗算できたのに、今じゃ2桁の足し算すら電卓かグーグルを使ってしまう。仕事がらエクセルは常に起動しているので2桁をエクセルで計算したりする。


インターネットが普及して膨大な情報を瞬時に検索できるようになった。だから物事を記憶するより検索する技術を習得しているかどうかが重要になったという議論はよく聞く。私にいわせりゃ両方大事なんだけれど、まあ一理ある。しかし字を書くとか計算するといった頭の使い方の重要性は変わらないと思う。こういった脳の基本的な機能を使わないで退化させると、もっと高度で複雑な思考ができなくなる(あくまで私の推測で医学的な根拠はありませんが)。


私の場合、手書きで文字を書くことはほとんどない。走り書きのメモ程度である。というわけで最近はそのメモを丁寧に書くように心がけている。たとえば本日にこのネタを書くことをメモする場合、今までならせいぜい「ブ グーグル 計算」だったけれど「ブログにグーグルの検索窓を使った計算の話を書く」程度にはメモするようにしている。またメモに人の名前を書く場合、今までずっと「ハトヤマ」のようにカタカナだったのを「鳩山」と漢字で書くようにしている。

ただし、いまだ脳に効果は現れていない(^^ゞ

wassho at 15:04|PermalinkComments(0) ノンジャンル 

2010年05月10日

エクセルの不思議(ちょっと専門的)

de9e0ec7.jpgエクセルというのは表計算のソフト。エクセルを知らない、持っていないという人は残念ながら本日のブログは読んでもつまらないかも。

いつもつまらないという噂もあるけど(^^ゞ


エクセルはオリジナルの.xlsまたは.xlsxというフォーマット以外にも、いろいろなフォーマットでファイルを保存できる。オリジナルフォーマット以外で、数表データの受け渡しに一番多くつかわれるのはcsvフォーマットだろう。エクセルは、このフォーマットについて私の知る限り2つの癖がある。



その1
写真をクリックするとエクセルの画面イメージになっている。
とりあえずこんな感じで入力してみて。
エクセルのフォーマットで保存してファイルを閉じる。
また開く。
入力したのと同じ画面が開く。
まあ当たり前。
今度はそれをcsvフォーマットで保存する。
保存するときにいろいろアラートがでるけれど無視して保存して。
さあ、その保存したcsvフォーマットのファイルを再度エクセルで開くと!

なぜかエクセルは左上詰めでデータを移動する。
他の表計算ソフトでは、このような現象は起きない。
たぶんバグ(プログラムの設計ミス)だと思うので、誰かマイクロソフトに文句言ってくれない?



その2
先ほどのcsvフォーマットのファイルをエクセルで再度開く。
一番左上のセル(1列の1行目)に半角のアルファベット大文字で ID と入力する。保存してファイルを閉じる。
そしてそのファイルを開こうとすると「SYLK:ファイル形式が無効です」という警告が出て開かないはず。

SYLKというのはcsvなどと同じファイルフォーマットの1種。拡張子は.slk。先ほど保存したのはcsvフォーマットだから、これはもう完全にエクセルのバグ。マイクロソフトは「これは仕様です」と開き直っている(怒)


とりあえずcsvで保存するときに、一番左上のセルにIDと入力してはいけないことを覚えておきましょう。


ただしやっかいなのはここから。
エクセル「以外」のソフトで一番左上のセルにIDと書かれているデータを作成し、csvで保存したとする。
なぜかその場合、そのcsvファイルをエクセルは開くことができる。
しかし一文字でも内容を変更し保存すると、次からは「SYLK:ファイル形式が無効です」という警告が出て開かなくなる。

一番多い例としてはウエッブアンケートなどで集めたデータを、アンケートサーバーから出力する時。フォーマットはcsvがもっともポピュラー。そして第1列には回答者番号が振られ、その先頭、つまり一番左上のセルには見出しとしてIDと書かれている場合が多い。


不運にも、そんなファイルの内容を変更してしまい開けなくなった場合はどうするか。

心配ご無用。
csvフォーマットのファイルというのは、実はテキストファイルである。(ファイル形式の細かな説明は省略するから自分で調べてください)。つまりcsvファイルはワープロソフトで開く。そうすると一番先頭がIDとなっているから、それをNOとか番号とか適当な言葉に置き換えて保存する。そうすればエクセルで開くことができる。



私にとってエクセルは欠かせないソフトであるが、もし家庭用あるいはそれほど多くのデータを扱わないビジネスなら、わざわざエクセルを買わなくてもオープンオフィスという無料ソフトで不足を感じることはないはず。機能はエクセルと互角。256列以上のデータも扱える。ワードやパワーポイントの代わりになるソフトも一緒になっている。もちろんエクセルファイル(.xlsと.xlsx)を開いたり、エクセルフォーマットで保存もできる(.xlsのみ)。

凝ったレイアウトのファイルを作るとマイクロソフトのソフトで開いた場合、少し見栄えが違ってしまうことが多い。その場合はPDFで保存できる機能がついているから、そちらを利用すればいい。マックは標準でPDFを作る機能が備わっているがウインドウズにはないから、それだけでもこのソフトを入れておく価値がある。(※XP以外のウインドウズのことは知らないけれど、今もそうだよね?)

wassho at 16:46|PermalinkComments(0) ノンジャンル 

2010年05月09日

シャワー関連メーカーにお願い

3b525dd1.jpgマンションの水圧が低く、いろいろ苦労して解決したことは以前に書いた。その時に交換したシャワーヘッドの写真も載せたが、実はあれからしばらくしてシャワーヘッドはまた別のものに換えた。

当時は勢いよく出るようになったシャワーがうれしくてうれしくて(^^ゞ


交換したのはTOTOのワンダービートという商品。写真で見ると水が変な感じで捻れている用にしか見えないが、これがワンダービートのマッサージモード。中央の小さなノズルが(水流で)回転して、螺旋状にシャワーが出る。

写真はおそらく高速でシャッターを切った撮影だから水の勢いが表現できていない。実際はびっくりするくらいの勢いでシャワーが出る。体感的にはその前に使っていたシャワーヘッドのマッサージモードの1.5倍くらいの水圧。しかも螺旋状に出ることによってシャワーに振動感があるので超気持ちいいの二乗! マッサージ効果重視でシャワーを浴びたい人には文句なくお勧め。


ただし欠点もある。

1)値段がちょっと高い。東急ハンズで1万円くらいした。


2)次が一番むかつくところなんだけれど、さっき書いたようにこれはTOTOの商品。我が家のINAXのホースにつなぐには別売りのアダプターが必要。それだけじゃむかつかないのだが、この商品にはINAX以外の、あまり名前を聞いたこともないマイナーなメーカー用のアダプターは同封されているのに、INAX用だけが別売りということ。

つまりライバルに対する嫌がらせ。INAXのシャワーヘッドもTOTO用のアダプターを別売りにしているかどうかは調べていないものの、少なくともTOTOとは度量が小さくコザカしいマーケティング(←こういうことをマーケティングと呼びたくはないが)を行う会社という企業イメージが固まってしまった。

ちなみに東急ハンズにINAX用アダプターの在庫はなく、取り寄せに1週間くらいかかった。私の場合、オフィスから東急ハンズ(銀座店)まで徒歩数分だから気にならないが、これがもし休みの日にわざわざ行く店でだったらたぶん買っていない。こういうのを販売における機会ロスという。無料でアダプターが同封されているマイナーなメーカーよりも、INAXのホースを使っているユーザーの多いはず。


3)中央の小さなノズル(写真でシルバーに映っている突起)がクルクル回って螺旋状のシャワーが出る仕組みなになっているが、これがなかなか素直に回ってくれない。シャワーヘッドを振ったり、上下逆さまにしたりしたりしてようやく回り出す。(いったん回り出したら途中で止まることはない) ノズルが回らないと螺旋の時よりさらに強烈な水流になる。これは水圧が強いだけであまり気持ちよくない。構造的な問題か工作精度の問題か不明だが、回り出すまで30秒近く手間がかかることもあり、ちょっとイラツク。


4)いずれにせよ強烈な水流だから、バスルームがビシャビシャになる。バスルームなんだから問題ないように思えるが、気をつけて使わないと天井までビシャビシャになってポタポタたれてくる。トイレや洗面台と一体の、つまりシャワーカーテンを使うタイプのバスルームだと、しっかりとシャワーカーテンを張る必要がある。シャワーカーテンとバスルームの天井の間に隙間のあるタイプだとちょっと厳しいかもしれない。


5)マッサージモードは強烈でも、この商品も基本的には節水タイプである。普通のモードではちょっと水流が弱いというか水の量が少ない。ところで、今や店頭に並んでいるシャワーヘッドのほとんどは節水タイプである。しかし身体を石鹸で洗って、それを洗い流すとき、それに必要なお湯の量は一定である。つまり節水タイプだと時間がかかる。だから節水タイプのシャワーヘッドに私は懐疑的である。



まあ、むかついたり問題があったりはしても、この商品は気に入っている。
しかしーーーである。


前のシャワーヘッドにもいいところがある。
1つはお湯と空気が混ざり合って出てくるモード。ちょっと泡っぽい水流。緩い水流ではあるが、これはこれで気持ちいい。それとこちらのマッサージモードはまあ普通であるが、頭のマッサージにはこっちの方がいい。ワンダービートだとちょっときつすぎる。


ということでーーーバスルームには前のシャワーヘッドも転がっていて、たまに気分によって使い分けている。そこで本日はシャワー関連メーカーにお願いーーーーエッ? ワンダービートのマッサージモードと、普通のマッサージモードと、泡シャワーと、普通のシャワーと節水の普通のシャワーを兼ね備えた商品を作れというのかって? 

残念ハズレ(^^ゞ

それも悪くないアイデアだけれど、シャワーヘッドにはそれぞれ個性があってもいい。私の知らないモードも、まだあるかもしれない。あまりモードを増やすとシャワーヘッドが大きく重くなるかもしれない。それにモードを切り替えるのってけっこうメンドクサイ。


ということで本日は発想を転換してお願い “シャワー用のホースを3本くらいつけて、気分によってシャワーヘッドを選べる水栓を作って”の下書きでした。

wassho at 23:26|PermalinkComments(0) 生活、日常