2011年07月
2011年07月31日
ウォール・ストリート(映画)
土曜日は雨でツーリングがキャンセルになったのでDVDを借りてきた。そういえばここ何ヶ月かは借りていなかった気もする。それで観たのがウォール・ストリート。知ってる人は知っている「ウォール街」の続編ものである。ちなみに前作も英語のタイトルはウォール・ストリート。前回はマイケル・ダグラスとチャーリー・シーンの共演だったけれど、今回はチャーリー・シーンにかわってシャイア・ラブーフというあまり知らない若手が起用されている。
偶然にも、この映画ではバイクが登場するシーンが2つあった。1つはシャイア・ラブーフが勤務先の投資銀行にバイクで通勤しているという設定。バイクはドウカティというイタリアのメーカーの「ストリートファイター」という車種。私のBMW F800Rと似たような雰囲気だが、もっと高性能なバイクである。ところでヘタッピの私が言うのも気が引けるが、シャイア・ラブーフ君のライディングは腕を突っ張りすぎ。撮影時にはもうちょっと演技指導が欲しかった。
もう1つのシーンではシャイア・ラブーフと敵役のブレトン・ジェームスが郊外の山の中をバイクで競争する。ブレトン・ジェームスはシャイア・ラブーフが勤める投資銀行の社長でバイクが趣味という設定。バイクは同じくドカティのスポーツタイプ。ドカティがこの映画に協賛しているのかな? こちらはもちろんプロのライダーがスタント役で走らせている。
主役クラスがバイクに乗っているなんて素敵な映画と思いたいところだが、この映画でバイクは彼ら二人のリスクを恐れない向こう見ずな生き方の演出として扱われている。まあ世間的にはバイクというのはそんなものか。ちなみに私は石橋のあるところへは近づかない小心者です。
ところで昨日のエントリーでバイク宅急便が欲しいと書いた.この栄華で山の中で競争するシーンでは、バイクは現地でメカニックが整備していて、そこまでは会社の屋上からヘリで移動という贅沢さ。 私もウォール街で一旗揚げたい!
前作のウォール街は名作だったと思う。Greed is good(強欲は善だ)で始まるマイケル・ダグラス演じるゴードン・ゲッコーのスピーチはド迫力だった。ところでDVDのパッケージに「あれから23年」と書かれている。そんなに時間がたったのかと軽く目が眩んだ。でも23年たってもマイケル・ダグラスはそんなに歳を取った印象がない。アップになると顔に細かなシワが目立つ程度。私の今と23年前の顔はーーー較べたくもない(>_<)。
びっくりしたのはチョイ役で出てくる前回主役のチャーリー・シーン。なんか顔がおかしい。ドラッグやアルコール中毒というニュースをたまに見るが、明らかに「イッてる顔」なのである。ちょっとショックを受けた。
さて肝心の作品のできばえだが、前作ウォール街に感動した人がちょっと昔をなつかしんで観るには楽しい映画でも、それ以上の価値はないと言っておこう。前作は悪徳投資家ゴードン・ゲッコーと一緒に共犯しているようなゾクゾクする感覚、つまり映画のストーリーに引き込まれるような魅力があったが、今回は目の前で繰り広げられるストーリーを鑑賞できただけの印象。
前作はインサイダー取引や企業乗っ取りというわかりやすい犯罪がモチーフだったのに対し、23年たって複雑怪奇になった金融取引やリーマンショックを下敷きにしたストーリーなのも影響している。つまり経済ドラマとして描き切れていないから、そこから伝わるものもない。人間ドラマとしても登場人物のそれぞれの設定が「お約束」的すぎる。ウォール街の続編ならある程度の興行収入は見込めるから、ちょっと手を抜いたんじゃないかと思えてくる。
まあ、名作の続編はこっちの期待値も高い分評価が辛くなるということで。
レンタルしても損はしないよ。
偶然にも、この映画ではバイクが登場するシーンが2つあった。1つはシャイア・ラブーフが勤務先の投資銀行にバイクで通勤しているという設定。バイクはドウカティというイタリアのメーカーの「ストリートファイター」という車種。私のBMW F800Rと似たような雰囲気だが、もっと高性能なバイクである。ところでヘタッピの私が言うのも気が引けるが、シャイア・ラブーフ君のライディングは腕を突っ張りすぎ。撮影時にはもうちょっと演技指導が欲しかった。
もう1つのシーンではシャイア・ラブーフと敵役のブレトン・ジェームスが郊外の山の中をバイクで競争する。ブレトン・ジェームスはシャイア・ラブーフが勤める投資銀行の社長でバイクが趣味という設定。バイクは同じくドカティのスポーツタイプ。ドカティがこの映画に協賛しているのかな? こちらはもちろんプロのライダーがスタント役で走らせている。
主役クラスがバイクに乗っているなんて素敵な映画と思いたいところだが、この映画でバイクは彼ら二人のリスクを恐れない向こう見ずな生き方の演出として扱われている。まあ世間的にはバイクというのはそんなものか。ちなみに私は石橋のあるところへは近づかない小心者です。
ところで昨日のエントリーでバイク宅急便が欲しいと書いた.この栄華で山の中で競争するシーンでは、バイクは現地でメカニックが整備していて、そこまでは会社の屋上からヘリで移動という贅沢さ。 私もウォール街で一旗揚げたい!
前作のウォール街は名作だったと思う。Greed is good(強欲は善だ)で始まるマイケル・ダグラス演じるゴードン・ゲッコーのスピーチはド迫力だった。ところでDVDのパッケージに「あれから23年」と書かれている。そんなに時間がたったのかと軽く目が眩んだ。でも23年たってもマイケル・ダグラスはそんなに歳を取った印象がない。アップになると顔に細かなシワが目立つ程度。私の今と23年前の顔はーーー較べたくもない(>_<)。
びっくりしたのはチョイ役で出てくる前回主役のチャーリー・シーン。なんか顔がおかしい。ドラッグやアルコール中毒というニュースをたまに見るが、明らかに「イッてる顔」なのである。ちょっとショックを受けた。
さて肝心の作品のできばえだが、前作ウォール街に感動した人がちょっと昔をなつかしんで観るには楽しい映画でも、それ以上の価値はないと言っておこう。前作は悪徳投資家ゴードン・ゲッコーと一緒に共犯しているようなゾクゾクする感覚、つまり映画のストーリーに引き込まれるような魅力があったが、今回は目の前で繰り広げられるストーリーを鑑賞できただけの印象。
前作はインサイダー取引や企業乗っ取りというわかりやすい犯罪がモチーフだったのに対し、23年たって複雑怪奇になった金融取引やリーマンショックを下敷きにしたストーリーなのも影響している。つまり経済ドラマとして描き切れていないから、そこから伝わるものもない。人間ドラマとしても登場人物のそれぞれの設定が「お約束」的すぎる。ウォール街の続編ならある程度の興行収入は見込めるから、ちょっと手を抜いたんじゃないかと思えてくる。
まあ、名作の続編はこっちの期待値も高い分評価が辛くなるということで。
レンタルしても損はしないよ。
2011年07月30日
運送会社にお願い
午前3時過ぎ起床。
窓からは雨音が聞こえる。
本日は房総半島方面に、海あり山あり、温泉にも入って鮎(あゆ)も食べるというお楽しみ盛りだくさんのバイクツーリングを予定していたのだが、あえなく中止に。
再び寝て昼頃起きると、快晴ではないもののさわやかな晴れ。気象庁のアメダスでチェックすると、午前8時くらいには東京・千葉とも雨は上がっていた模様。(アメダスのサイトでは1時間単位で2日前までのデータを見ることができる) 降水量もたいしたことはないし、少し出発を遅らせれば前半に多少雨があったとしてもツーリングは可能だったように思う。でもまあ雨の中を走るのはツライし危ないし、ただ走るだけの慌ただしいツーリングは楽しくないし、夜遅く帰ってくるのも疲れるから、これでヨシとしよう。
ところでバイクで行きたいところはたくさんあるのだが、問題はその多くが遠方だということである。当然、目的地近くまでは高速道路を使うことになるが、私はバイクで高速道路を走るのがどうも好きになれない。
まず単調なドライブになるので退屈で眠たくなってくる。クルマのように珈琲を飲んだりタバコを吸ったりもできない。次に私のバイクはスクリーン(風よけ)がないタイプなので風圧との格闘になる。もっともスピードを出しすぎないようにスクリーンのないバイクを選んで買ったのであるが。
また高速道路は対向車も交差点もないから一般道よりは安全だけれど、やはりスピードが出ているから何かあったときにはおそらく「とりかえしがつかない」。その不安がどこか頭の片隅にあるから、安全運転で走っているつもりでも気疲れしてしまう。それと一般道と違って信号待ちなどがないから、かなりの時間同じ姿勢で乗り続けることになる。まだ慣れていないせいもあって、これが一番の苦痛である。
というわけでバイクをツーリングの目的地か、そこの県庁所在地まででいいから運んでくれるサービスを運送会社はやってくれないかなあ? イメージとしてはゴルフ宅急便のバイク版。バイクの陸送サービスというのはもちろんある.しかし、あれは引っ越しのための輸送。今日預けて、明日や明後日に届けてくれるサービスじゃない。
まあ、需要が少ないから実現は不可能だろう。でも朝一の飛行機を使って、夜は東京で「今日はちょっと北海道を走ってきた」とか言ってみたい。
窓からは雨音が聞こえる。
本日は房総半島方面に、海あり山あり、温泉にも入って鮎(あゆ)も食べるというお楽しみ盛りだくさんのバイクツーリングを予定していたのだが、あえなく中止に。
再び寝て昼頃起きると、快晴ではないもののさわやかな晴れ。気象庁のアメダスでチェックすると、午前8時くらいには東京・千葉とも雨は上がっていた模様。(アメダスのサイトでは1時間単位で2日前までのデータを見ることができる) 降水量もたいしたことはないし、少し出発を遅らせれば前半に多少雨があったとしてもツーリングは可能だったように思う。でもまあ雨の中を走るのはツライし危ないし、ただ走るだけの慌ただしいツーリングは楽しくないし、夜遅く帰ってくるのも疲れるから、これでヨシとしよう。
ところでバイクで行きたいところはたくさんあるのだが、問題はその多くが遠方だということである。当然、目的地近くまでは高速道路を使うことになるが、私はバイクで高速道路を走るのがどうも好きになれない。
まず単調なドライブになるので退屈で眠たくなってくる。クルマのように珈琲を飲んだりタバコを吸ったりもできない。次に私のバイクはスクリーン(風よけ)がないタイプなので風圧との格闘になる。もっともスピードを出しすぎないようにスクリーンのないバイクを選んで買ったのであるが。
また高速道路は対向車も交差点もないから一般道よりは安全だけれど、やはりスピードが出ているから何かあったときにはおそらく「とりかえしがつかない」。その不安がどこか頭の片隅にあるから、安全運転で走っているつもりでも気疲れしてしまう。それと一般道と違って信号待ちなどがないから、かなりの時間同じ姿勢で乗り続けることになる。まだ慣れていないせいもあって、これが一番の苦痛である。
というわけでバイクをツーリングの目的地か、そこの県庁所在地まででいいから運んでくれるサービスを運送会社はやってくれないかなあ? イメージとしてはゴルフ宅急便のバイク版。バイクの陸送サービスというのはもちろんある.しかし、あれは引っ越しのための輸送。今日預けて、明日や明後日に届けてくれるサービスじゃない。
まあ、需要が少ないから実現は不可能だろう。でも朝一の飛行機を使って、夜は東京で「今日はちょっと北海道を走ってきた」とか言ってみたい。
2011年07月26日
富士山をグルッとバイクでツーリング(続き)
では富士山グルッと一週ツーリングのご紹介といきたいところだが、今回はT氏の後ろをついて走っただけなので、どういうルートで走ったのか詳しくはわからない。地元民&バイクツーリング大好き人間のT氏はもちろん観光マップに載っているような道路はあまり走らないから、地図で確認するのも難しい。それと景色はずっと写真を撮っていたいほど素晴らしかったが、バイク3台でのツーリングだから勝手に撮影タイムというわけにもいかず、ところどころ休憩で停まった場所でしか撮らなかった。
(クリックで拡大)
A地点が集合場所の御殿場インター出口。直接富士山には向かわず、まず案内してくれたのがB地点。ちょっと田舎っぽい感じの集落を抜け、裏道のような山道(舗装はされている)を登っていく。山の緑は濃く、日差しはくっきりと明るい。時間にして20分程度。たった20分だけれど「今年はもう夏休みを取らなくてもいいかも」と思ったくらい夏休み気分を満喫した。ヘルメットを被り革ジャンに革パンツでバイクに乗っているのに、気分は半ズボンにランニングシャツに麦わら帽子の頃にタイムスリップした感覚。私は田舎育ちではないのに不思議。AからB地点に向かう空間には私のDNAに共鳴する何かが潜んでいたのかもしれない。
B地点からの富士。
左右対称の美しい姿。前回のエントリーの足柄サービスエリアと同じ方角から眺めているので残雪の位置もほぼ同じである。この写真のように少しだけ霞んで見えた。
裾野の雄大さにもう一枚。一面の濃い緑。麦わら帽子の気分になってきましたか?
富士の左側に連なっているのは愛鷹山(あいたかではなく、あしたかやまと読む)。
さて、ここからが富士山グルッと一週ツーリングの本格的なスタート。まずは御殿場市の北側、小山町を抜けていく。C地点が富士スピードウエイ。外側の建物がチラッと見えただけだったが。ところで都心では青山通りと呼ばれる国道246号が静岡の沼津まで続いていることは知っていたが、地図を見るとこんなところも通っているのね。
D地点の山中湖の西側を走って(湖は見えなかった)E地点へ。たぶん旧鎌倉往還と呼ばれる国道138号を通った気がする。E地点はつつじヶ原と呼ばれるエリアの少し手前。つつじヶ原はたぶんツツジの名所なんだろうな。ここで少し休憩。
E地点からF地点は本日のメインイベントのひとつのワインディングロード。航空写真では写っていない細い道路。グーグルマップでもかなり拡大しないと表示されない。地元民T氏が一緒でなければ走ることはおそらくなかっただろう。もちろん超クネクネ道。
写真を撮ったのは、それなりに道幅の広いところ。
この道路は航空写真で702と書いてある道路に接続しているのだが、金土日曜はマイカー規制ということで4合目までで通行止め。それがF地点。このあたりで標高約1800メートル。
通行止めの柵。
雲ひとつない快晴だった。
通行止めのところでしばし休憩してUターン。ところでEからF地点まで急な山道を駆け上がってきたわけだから、当たり前であるが帰りは下りになる。T氏が「エンジンを切って走れますよ」というのでエンジンを切りギアをニュートラルにして走る、というか転がり降りる。ヘルメットを切る風の音しか聞こえない。バイクでこんな遊び方があるとは知らなかった。エンジンをかけていないのだからヘルメットを被らなくてもいいはず(たぶん道路交通法は、こんな状況を想定していないと思う)。スピードはそんなに出ないのでヘルメットを脱いでもっと風を感じようかと思ったが、ヘルメットを留めておくところがないので、結局脱がなかった。ちょっと後悔している。次に走る機会があればノーヘルにトライしてみよう。
ちなみにクルマだと、エンジンの動力で油圧を発生させてブレーキを作動させるが、バイクの油圧はブレーキレバーを握ったりペダルを踏んだりする動作で油圧を高めているだけだから、エンジンを切っていてもブレーキは普通に効く。
F地点で休憩しているとき、ご近所同士のT氏とO氏は「この前のトウモロコシはどこで買った? いくらだった?」と実にローカルな会話をしていた。それで上手くて安いトウモロコシを買いに行くことになりE地点まで戻った後はG地点へ。ここは鳴沢村というエリア。
観光地によくある直売所みたいなところ。
評判のいい店らしく次から次へと地元の客がやってくる。
私は別にトウモロコシに興味はなかったので店先でブラブラしていたら、店員のおばさんがトウモロコシの実をナイフでそぎ落として渡してくれた。エッ!ナマで食べるの? 豚の餌じゃあるまいしと思ったが、写真にも写っているようにこれは「生でも食べられるフルーツコーン」。
食べた。衝撃的なおいしさ。すごく水分があるのに、甘くて味が濃い。T氏とO氏、50歳半ばと40歳半ばのオッサンがトウモロコシの情報交換に熱心だった理由がわかったわ。残念ながらバイクにくくりつけてきたバッグに余分なスペースがなかったので私は買わなかった。フルーツコーンって近所のスーパーでも売っているのかな?
またひとっ走りして絶景のH地点へ。
場所は富士クラシックというゴルフ場前。
富士山の法則:近づくほど富士山が小さくなる。
富士山はなだらかに盛り上がっている山。つまり富士山に近づくということは自分も高い位置にいることになり、そこから眺めれば相対的に富士山は低くなる。ここで目の前にある富士山を眺めるより、東名高速や新幹線から見える富士山のほうがかなり雄大である。ちなみにH地点の標高は約1200メートル。標高が高いと空気が薄くてゴルフもよく飛ぶのかな?
I地点にあるネバーランドというお店でランチ。
ネバーランドという名前はマイケル・ジャクソンの自宅で有名。もともとは「おとぎの国」というような意味。
外観はペンション風で、提供される料理は家庭料理的。料理の上手な奥さんが作ったというような味。ポークカツを食べたけれどなかなかおいしかった。湧き水が飲み放題。
H地点やI地点は朝霧高原という場所にある。この日の昼頃は気温25度くらいで、さらっとした空気。汗はまったくかかない。いかにも高原で過ごしている気分であるが、T氏によればいつもこんなに湿気が少ないわけではないらしい。
バイクで大自然の中のクネクネ道をいっぱい走り、こんな高原のレストランのテラスでまったりしていると、いかにもリゾート休日気分。日頃張り詰めている心のテンションが溶けていくのがわかる。溶けすぎたら社会復帰できなくなりそうでコワイ(^^ゞ
木陰に止めた3台のバイク。
先頭がT氏のバイクで、ヤマハのフェザーという車種。たぶん1000cc位のエンジン。リアシートの後ろに付けてあるのはバイク用のトランクで「トップボックス」と呼ばれるもの。まさかあの中にトウモロコシがぎっちり詰まっているとは誰も思うまい。真ん中が私のBMW F800R。800というのは排気量800ccを表している。最後尾がO氏のバイク。ヤマハのバイクだったが車種名は忘れた。だいたいバイクの名前はGPZとかGXRとかアルファベット3文字のものが多くて覚えにくい。O氏のバイクは400cc。排気量が違うから直線では簡単に引き離せるけれど、コーナーが続くとすぐ追いつかれてしまう(^^ゞ
本日最後の写真。
少し雲がかかった富士山。
これはズームして撮ったから大きく見える。
その後は富士山スカイラインのJ地点を走り、それを途中で下りてK地点の道路へ。クルマもほとんどいなくて高速走行を楽しんだ。カーブの連続もよかったが、アップダウンのある直線も普段あまり経験できないのでおもしろかった。本日はバイクの性能を出し切れたと思う。私のテクニックの範囲内なので、もちろん低速ギアでの直線の話だけど(^^ゞ
L地点がT氏の住まいがある場所で2000軒くらいの別荘が建ち並ぶ別荘村。300世帯くらいが定住して暮らしているらしい。奥さんにも久しぶりにお目にかかり、小さな姉妹の歓待を受け、大きなガレージの中に収まっている残り4台のバイクを見学したりして過ごした。
帰りの東名はスムーズな流れ。ただし気温33度の高速道路をメッシュ・ジャケットで走ると、熱風が服の中を吹き抜けていくので妙な感じに暑い。
午後6時前に帰宅したから約11時間の休日。走行距離350キロ。御殿場までが約100キロだから現地で走ったのは150キロくらい。楽しすぎてほとんど疲れを感じなかった。富士山の山頂に雪がかかって景色が変わる頃にまた行こうと思う。
おしまい
<後日追記>
E地点からF地点を走った道路は山梨県営林道の滝沢線。
(クリックで拡大)
A地点が集合場所の御殿場インター出口。直接富士山には向かわず、まず案内してくれたのがB地点。ちょっと田舎っぽい感じの集落を抜け、裏道のような山道(舗装はされている)を登っていく。山の緑は濃く、日差しはくっきりと明るい。時間にして20分程度。たった20分だけれど「今年はもう夏休みを取らなくてもいいかも」と思ったくらい夏休み気分を満喫した。ヘルメットを被り革ジャンに革パンツでバイクに乗っているのに、気分は半ズボンにランニングシャツに麦わら帽子の頃にタイムスリップした感覚。私は田舎育ちではないのに不思議。AからB地点に向かう空間には私のDNAに共鳴する何かが潜んでいたのかもしれない。
B地点からの富士。
左右対称の美しい姿。前回のエントリーの足柄サービスエリアと同じ方角から眺めているので残雪の位置もほぼ同じである。この写真のように少しだけ霞んで見えた。
裾野の雄大さにもう一枚。一面の濃い緑。麦わら帽子の気分になってきましたか?
富士の左側に連なっているのは愛鷹山(あいたかではなく、あしたかやまと読む)。
さて、ここからが富士山グルッと一週ツーリングの本格的なスタート。まずは御殿場市の北側、小山町を抜けていく。C地点が富士スピードウエイ。外側の建物がチラッと見えただけだったが。ところで都心では青山通りと呼ばれる国道246号が静岡の沼津まで続いていることは知っていたが、地図を見るとこんなところも通っているのね。
D地点の山中湖の西側を走って(湖は見えなかった)E地点へ。たぶん旧鎌倉往還と呼ばれる国道138号を通った気がする。E地点はつつじヶ原と呼ばれるエリアの少し手前。つつじヶ原はたぶんツツジの名所なんだろうな。ここで少し休憩。
E地点からF地点は本日のメインイベントのひとつのワインディングロード。航空写真では写っていない細い道路。グーグルマップでもかなり拡大しないと表示されない。地元民T氏が一緒でなければ走ることはおそらくなかっただろう。もちろん超クネクネ道。
写真を撮ったのは、それなりに道幅の広いところ。
この道路は航空写真で702と書いてある道路に接続しているのだが、金土日曜はマイカー規制ということで4合目までで通行止め。それがF地点。このあたりで標高約1800メートル。
通行止めの柵。
雲ひとつない快晴だった。
通行止めのところでしばし休憩してUターン。ところでEからF地点まで急な山道を駆け上がってきたわけだから、当たり前であるが帰りは下りになる。T氏が「エンジンを切って走れますよ」というのでエンジンを切りギアをニュートラルにして走る、というか転がり降りる。ヘルメットを切る風の音しか聞こえない。バイクでこんな遊び方があるとは知らなかった。エンジンをかけていないのだからヘルメットを被らなくてもいいはず(たぶん道路交通法は、こんな状況を想定していないと思う)。スピードはそんなに出ないのでヘルメットを脱いでもっと風を感じようかと思ったが、ヘルメットを留めておくところがないので、結局脱がなかった。ちょっと後悔している。次に走る機会があればノーヘルにトライしてみよう。
ちなみにクルマだと、エンジンの動力で油圧を発生させてブレーキを作動させるが、バイクの油圧はブレーキレバーを握ったりペダルを踏んだりする動作で油圧を高めているだけだから、エンジンを切っていてもブレーキは普通に効く。
F地点で休憩しているとき、ご近所同士のT氏とO氏は「この前のトウモロコシはどこで買った? いくらだった?」と実にローカルな会話をしていた。それで上手くて安いトウモロコシを買いに行くことになりE地点まで戻った後はG地点へ。ここは鳴沢村というエリア。
観光地によくある直売所みたいなところ。
評判のいい店らしく次から次へと地元の客がやってくる。
私は別にトウモロコシに興味はなかったので店先でブラブラしていたら、店員のおばさんがトウモロコシの実をナイフでそぎ落として渡してくれた。エッ!ナマで食べるの? 豚の餌じゃあるまいしと思ったが、写真にも写っているようにこれは「生でも食べられるフルーツコーン」。
食べた。衝撃的なおいしさ。すごく水分があるのに、甘くて味が濃い。T氏とO氏、50歳半ばと40歳半ばのオッサンがトウモロコシの情報交換に熱心だった理由がわかったわ。残念ながらバイクにくくりつけてきたバッグに余分なスペースがなかったので私は買わなかった。フルーツコーンって近所のスーパーでも売っているのかな?
またひとっ走りして絶景のH地点へ。
場所は富士クラシックというゴルフ場前。
富士山の法則:近づくほど富士山が小さくなる。
富士山はなだらかに盛り上がっている山。つまり富士山に近づくということは自分も高い位置にいることになり、そこから眺めれば相対的に富士山は低くなる。ここで目の前にある富士山を眺めるより、東名高速や新幹線から見える富士山のほうがかなり雄大である。ちなみにH地点の標高は約1200メートル。標高が高いと空気が薄くてゴルフもよく飛ぶのかな?
I地点にあるネバーランドというお店でランチ。
ネバーランドという名前はマイケル・ジャクソンの自宅で有名。もともとは「おとぎの国」というような意味。
外観はペンション風で、提供される料理は家庭料理的。料理の上手な奥さんが作ったというような味。ポークカツを食べたけれどなかなかおいしかった。湧き水が飲み放題。
H地点やI地点は朝霧高原という場所にある。この日の昼頃は気温25度くらいで、さらっとした空気。汗はまったくかかない。いかにも高原で過ごしている気分であるが、T氏によればいつもこんなに湿気が少ないわけではないらしい。
バイクで大自然の中のクネクネ道をいっぱい走り、こんな高原のレストランのテラスでまったりしていると、いかにもリゾート休日気分。日頃張り詰めている心のテンションが溶けていくのがわかる。溶けすぎたら社会復帰できなくなりそうでコワイ(^^ゞ
木陰に止めた3台のバイク。
先頭がT氏のバイクで、ヤマハのフェザーという車種。たぶん1000cc位のエンジン。リアシートの後ろに付けてあるのはバイク用のトランクで「トップボックス」と呼ばれるもの。まさかあの中にトウモロコシがぎっちり詰まっているとは誰も思うまい。真ん中が私のBMW F800R。800というのは排気量800ccを表している。最後尾がO氏のバイク。ヤマハのバイクだったが車種名は忘れた。だいたいバイクの名前はGPZとかGXRとかアルファベット3文字のものが多くて覚えにくい。O氏のバイクは400cc。排気量が違うから直線では簡単に引き離せるけれど、コーナーが続くとすぐ追いつかれてしまう(^^ゞ
本日最後の写真。
少し雲がかかった富士山。
これはズームして撮ったから大きく見える。
その後は富士山スカイラインのJ地点を走り、それを途中で下りてK地点の道路へ。クルマもほとんどいなくて高速走行を楽しんだ。カーブの連続もよかったが、アップダウンのある直線も普段あまり経験できないのでおもしろかった。本日はバイクの性能を出し切れたと思う。私のテクニックの範囲内なので、もちろん低速ギアでの直線の話だけど(^^ゞ
L地点がT氏の住まいがある場所で2000軒くらいの別荘が建ち並ぶ別荘村。300世帯くらいが定住して暮らしているらしい。奥さんにも久しぶりにお目にかかり、小さな姉妹の歓待を受け、大きなガレージの中に収まっている残り4台のバイクを見学したりして過ごした。
帰りの東名はスムーズな流れ。ただし気温33度の高速道路をメッシュ・ジャケットで走ると、熱風が服の中を吹き抜けていくので妙な感じに暑い。
午後6時前に帰宅したから約11時間の休日。走行距離350キロ。御殿場までが約100キロだから現地で走ったのは150キロくらい。楽しすぎてほとんど疲れを感じなかった。富士山の山頂に雪がかかって景色が変わる頃にまた行こうと思う。
おしまい
<後日追記>
E地点からF地点を走った道路は山梨県営林道の滝沢線。
2011年07月24日
富士山をグルッとバイクでツーリング
T氏は私とはちょっとジャンルが違うが、御同業のコンサルタントである。歳はそんなに違わないのだがもうガッポリ稼いだらしく、数年前から富士山の麓(ふもと)の別所地に居を移し悠々自適の生活を送っている。いわゆるセミリタイヤ。そんなT氏は筋金入りのバイクキチガイでもある。私も35年ぶりにバイクに乗り始めたので、久しぶりに連絡して今は何に乗っているのか尋ねると5台のバイクの名前が戻ってきた!
一度別荘(彼にとっては本宅だが)にお邪魔して、愛車の数々を拝みに行きますよというと、じゃあウチに来る前に富士山の周りを一緒に走りましょうということになった。
このブログは関東以外の読者も多いようなので、富士・箱根の位置関係をおさらいするためにグーグルの写真地図を貼っておく。(写真はクリックで拡大)
青く塗られているラインは東名高速でA地点が東京の始点の用賀。B地点が御殿場である。自宅から御殿場までは100キロをちょっと切るくらいの距離。B地点の御殿場から南東に下れば箱根であり、その先が伊豆半島になる。富士山は御殿場から西の方向。その北側に山中湖や河口湖など富士五湖が点在している。写真では山頂のあたりに点線があるが、その北側が山梨県で南側が静岡県である。こうやって航空写真で眺めると、東名高速は富士山系と箱根山系を縫うようにして造られているのがよくわかる。
22日の金曜日まで台風の影響か東京は肌寒い日が続いた。23日の土曜日は真夏の天気に戻るとの予報だったが、午前6時45分にガレージを出発するときの気温はなんと19度。夏用の革ジャンはメッシュ素材といって風通しがいいように無数の小さな穴が開いたものである。渋滞に捕まっていればダメだが、スピードが20キロも出ていれば炎天下でもそれなりに涼しく走ることができる。逆に言えば19度の気温でメッシュで高速道路を走ったら凍えてしまうということ。というわけでメッシュの革ジャンの下に薄いウインドブレーカーを着込んで出発。それでも少し寒かった。
ところで自宅から東名高速に乗るには目黒通り→環八という道順。その目黒通りでまだ7時前だというのにネズミ取り(スピード違反の取り締まり)の準備をしている警察官を発見。こんな朝早くからやるのネ。もっとも昼間だと道路が混むからスピードが出ないけれど。場所は目黒通りの環七と環八の中間くらい。
この近辺を休日の早朝に走る人は気をつけましょう。
環八はすでに混み始めていて、東名にのるまで思いのほか時間がかかった。東名に入ると、写真で大和市とあるところの手前で事故があったらしく、料金所の先から延々と渋滞。3車線あるクルマの間をスリヌケながら走る。低速バランスの練習にはなったかもしれない。クルマなら渋滞を抜けるのに2時間近くかかったはず。
事故現場はクルマ6〜7台くらいの玉突き衝突のようだった。かなり傷んでいる車もあったが、ひっくり返ったり壁に衝突しているクルマはなく、たぶん死亡したり大けがをした人はいないような気がする。警官とドライバーが道路に立って「談笑」しているのが印象的だった。
いわゆる見物渋滞というヤツで、事故現場から先はがら空き。その後は順調に走ることができた。
御殿場インターの手前の足柄サービスエリアでオシッコ&タバコ休憩。一番手前のバイクが私のBMW F800R。隣のスズキのバイクはタンクの形がかっこよかった。撮影したときは気づかなかったが下の方に私が影で写っている。でもなんで左手の小指と薬指が伸びているんだろう?
足柄サービスエリアからは富士山も見える。ズームして撮影したから、実際はもっと遠くに見えるけど。ところで富士山は山の上に雪がないと寂しいね。
約束の午前9時の少し前に御殿場インターの出口に到着。T氏と久しぶりの再会。T氏ご近所のO氏も一緒に3人で富士山ツーリングをすることになった。
(続く)
一度別荘(彼にとっては本宅だが)にお邪魔して、愛車の数々を拝みに行きますよというと、じゃあウチに来る前に富士山の周りを一緒に走りましょうということになった。
このブログは関東以外の読者も多いようなので、富士・箱根の位置関係をおさらいするためにグーグルの写真地図を貼っておく。(写真はクリックで拡大)
青く塗られているラインは東名高速でA地点が東京の始点の用賀。B地点が御殿場である。自宅から御殿場までは100キロをちょっと切るくらいの距離。B地点の御殿場から南東に下れば箱根であり、その先が伊豆半島になる。富士山は御殿場から西の方向。その北側に山中湖や河口湖など富士五湖が点在している。写真では山頂のあたりに点線があるが、その北側が山梨県で南側が静岡県である。こうやって航空写真で眺めると、東名高速は富士山系と箱根山系を縫うようにして造られているのがよくわかる。
22日の金曜日まで台風の影響か東京は肌寒い日が続いた。23日の土曜日は真夏の天気に戻るとの予報だったが、午前6時45分にガレージを出発するときの気温はなんと19度。夏用の革ジャンはメッシュ素材といって風通しがいいように無数の小さな穴が開いたものである。渋滞に捕まっていればダメだが、スピードが20キロも出ていれば炎天下でもそれなりに涼しく走ることができる。逆に言えば19度の気温でメッシュで高速道路を走ったら凍えてしまうということ。というわけでメッシュの革ジャンの下に薄いウインドブレーカーを着込んで出発。それでも少し寒かった。
ところで自宅から東名高速に乗るには目黒通り→環八という道順。その目黒通りでまだ7時前だというのにネズミ取り(スピード違反の取り締まり)の準備をしている警察官を発見。こんな朝早くからやるのネ。もっとも昼間だと道路が混むからスピードが出ないけれど。場所は目黒通りの環七と環八の中間くらい。
この近辺を休日の早朝に走る人は気をつけましょう。
環八はすでに混み始めていて、東名にのるまで思いのほか時間がかかった。東名に入ると、写真で大和市とあるところの手前で事故があったらしく、料金所の先から延々と渋滞。3車線あるクルマの間をスリヌケながら走る。低速バランスの練習にはなったかもしれない。クルマなら渋滞を抜けるのに2時間近くかかったはず。
事故現場はクルマ6〜7台くらいの玉突き衝突のようだった。かなり傷んでいる車もあったが、ひっくり返ったり壁に衝突しているクルマはなく、たぶん死亡したり大けがをした人はいないような気がする。警官とドライバーが道路に立って「談笑」しているのが印象的だった。
いわゆる見物渋滞というヤツで、事故現場から先はがら空き。その後は順調に走ることができた。
御殿場インターの手前の足柄サービスエリアでオシッコ&タバコ休憩。一番手前のバイクが私のBMW F800R。隣のスズキのバイクはタンクの形がかっこよかった。撮影したときは気づかなかったが下の方に私が影で写っている。でもなんで左手の小指と薬指が伸びているんだろう?
足柄サービスエリアからは富士山も見える。ズームして撮影したから、実際はもっと遠くに見えるけど。ところで富士山は山の上に雪がないと寂しいね。
約束の午前9時の少し前に御殿場インターの出口に到着。T氏と久しぶりの再会。T氏ご近所のO氏も一緒に3人で富士山ツーリングをすることになった。
(続く)
2011年07月19日
米国民の大半が夏の休暇予定なし
私がつきあっている海外のビジネスマンの夏休み事情を、2つ前のエントリーで紹介したが、ロイターのサイトにこんな記事が。短いので全部引用しておく。
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米国民の大半が夏の休暇予定なし、経済の落ち込み受け=調査
2011年 07月 18日
[ニューヨーク 15日 ロイター] 米国の成人の半数以上が、今夏に休暇を楽しむ予定がなく、また3分の1以上が節約のため休暇の内容を変更したことが、最新の調査で明らかになった。
米マリスト大学世論研究所(MIPO)が実施した電話調査によると、成人の55%が今年の夏の休暇を予定しないと回答し、昨年の52%から増加した。
また、休暇の予定があると答えた人のうち41%が、週末を挟んでの小旅行を数回楽しむ予定と答えた一方、少なくとも1回は長期休暇をとりたいと答えた人の割合は35%だった。
同調査のディレクター、Lee Miringoff博士は「経済の落ち込みが、人々の休暇予定に引き続き影響を与えている」と分析。「来夏の状況が非常に気になるところ」とする一方、米経済の今後の動向がその答えになるだろう、と述べた。
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やっぱり外国でも夏休みは短いネと思ったから引用したのではない。
実にいい加減なというか、不親切な記事だからブログのネタにしてみた。
まず記事では「休暇の予定なし」「休暇を楽しむ予定がない」などと表現されているが、これでは「会社を休む」ことなのか、「その休みに旅行やレジャーをすること」なのかの判別がつかない。
また見出しでは「大半が夏の休暇予定なし」となっているが、本文では「55%」となっている。まあ過半数は超えているものの、55%を大半というのは誇大表現である。
次に、休暇の予定があると答えた人のうち
41% 小旅行を数回
35% 長期休暇を取りたい
というくだり。
記事の文脈からして、おそらく長期休暇(たぶん旅行など)を取る人が減っているといいたいのだろうが、41%対35%じゃそんなに差がある数値ではない。ついでに文句を言うと小旅行を数回(数回が何回なのかにもよるが)と、長期休暇(これも日数によるが)とでは、休暇の質というか費やすお金もそう変わらないはず。
つまりここは、最初に決めた結論に従って、強引にデータで脚色している疑いが濃い。何%と書くと、何となく人はその話全体にに信憑性があるように感じてしまい、面倒だから細かく数字を負わないものである。つまり目ツブシみたいなもの。私もそのテクニックはしょっちゅう使うけど(^^ゞ
最後のMiringoff博士のコメント。
こんなコメントなら博士号を取ってなくても誰でもいえる。
ところで私の夏休みは、
短い休暇でバイクであちこち行くことを数回楽しみたいと思っています。
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米国民の大半が夏の休暇予定なし、経済の落ち込み受け=調査
2011年 07月 18日
[ニューヨーク 15日 ロイター] 米国の成人の半数以上が、今夏に休暇を楽しむ予定がなく、また3分の1以上が節約のため休暇の内容を変更したことが、最新の調査で明らかになった。
米マリスト大学世論研究所(MIPO)が実施した電話調査によると、成人の55%が今年の夏の休暇を予定しないと回答し、昨年の52%から増加した。
また、休暇の予定があると答えた人のうち41%が、週末を挟んでの小旅行を数回楽しむ予定と答えた一方、少なくとも1回は長期休暇をとりたいと答えた人の割合は35%だった。
同調査のディレクター、Lee Miringoff博士は「経済の落ち込みが、人々の休暇予定に引き続き影響を与えている」と分析。「来夏の状況が非常に気になるところ」とする一方、米経済の今後の動向がその答えになるだろう、と述べた。
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やっぱり外国でも夏休みは短いネと思ったから引用したのではない。
実にいい加減なというか、不親切な記事だからブログのネタにしてみた。
まず記事では「休暇の予定なし」「休暇を楽しむ予定がない」などと表現されているが、これでは「会社を休む」ことなのか、「その休みに旅行やレジャーをすること」なのかの判別がつかない。
また見出しでは「大半が夏の休暇予定なし」となっているが、本文では「55%」となっている。まあ過半数は超えているものの、55%を大半というのは誇大表現である。
次に、休暇の予定があると答えた人のうち
41% 小旅行を数回
35% 長期休暇を取りたい
というくだり。
記事の文脈からして、おそらく長期休暇(たぶん旅行など)を取る人が減っているといいたいのだろうが、41%対35%じゃそんなに差がある数値ではない。ついでに文句を言うと小旅行を数回(数回が何回なのかにもよるが)と、長期休暇(これも日数によるが)とでは、休暇の質というか費やすお金もそう変わらないはず。
つまりここは、最初に決めた結論に従って、強引にデータで脚色している疑いが濃い。何%と書くと、何となく人はその話全体にに信憑性があるように感じてしまい、面倒だから細かく数字を負わないものである。つまり目ツブシみたいなもの。私もそのテクニックはしょっちゅう使うけど(^^ゞ
最後のMiringoff博士のコメント。
こんなコメントなら博士号を取ってなくても誰でもいえる。
ところで私の夏休みは、
短い休暇でバイクであちこち行くことを数回楽しみたいと思っています。
2011年07月15日
Konnicsi va
海外とのやりとりはメールが中心になる。
そのメールはどの国であろうと基本的に英語である。
でも初めてのメールを出す時に私が心掛けているのは、
その国の挨拶をその国の言葉で書くこと。つまり
你好 ニーハオ (中国)
안녕하세요 アンニョンハセヨ (韓国)
namaste ナマステ (インド)
Bonjour ボンジュール (フランス)
などである。「挨拶 なになに語」とネットで検索すればすぐ見つかる。たった一言付け加えるだけだけれど、メールを印象づけるのにはなかなか効果がある(と思っている)。先日に届いたハンガリーからのメールには、Jó napot(ヨーナポト)とハンガリー語で「こんにちは」と書いて返信しておいた。そして戻ってきたメールには
こんにちは Konnicsi va
の挨拶が。コミュニケーション成立である。
相手の書いた「こんにちわ」のところは平仮名。しかし文字化けでも心配したのかハンガリー語が添えられてある。「こんにちは」をハンガリー語で書くとKonnicsi vaらしい。なぜvaだけ一文字離れているんだろう?
実際に会う時にも、もちろんその国の言葉を使う。水曜日にはイタリア人が来社した。
シニョーレ ABC (シニョーレはミスターという意味。ABCは名前)
ボンジョルノ (こんにちは)
ピアチェーレ (はじめまして)
ミキーアモーwassho (私がwasshoです)
というイタリア語で、まるでオペラを歌うように大げさに抑揚をつけて挨拶した。ミーティングの席にはノートを持って行くが、実はその表紙にこの挨拶文をカタカナでポストイットに書いてに貼っておく。カタカナなんて外人は読めないので、まさかカンニングしているとは思われない(^^ゞ
ちなみにそのイタリア人は寿司が大好物で、火曜日の夜に日本に着いて寿司屋に行き(先日レディーガガの行った店だとか)、水曜日の朝は早起きして築地市場へ寿司を食べに行ったらしい。ミーティング後にランチはないがいいかと尋ねると「スシ!マグロ!」と即答。ドンダケ好きヤネン。
というわけでイタリア人を連れて銀座の寿司屋に行ったけれど、なぜか支払いのときに彼が払ってしまった。来日している外人に、よりによって寿司をおごってもらうなんて「日本人としてドウヨ」と、二日たった今でも私は忸怩(じくじ)たる思いが残っている(/o\)
そのメールはどの国であろうと基本的に英語である。
でも初めてのメールを出す時に私が心掛けているのは、
その国の挨拶をその国の言葉で書くこと。つまり
你好 ニーハオ (中国)
안녕하세요 アンニョンハセヨ (韓国)
namaste ナマステ (インド)
Bonjour ボンジュール (フランス)
などである。「挨拶 なになに語」とネットで検索すればすぐ見つかる。たった一言付け加えるだけだけれど、メールを印象づけるのにはなかなか効果がある(と思っている)。先日に届いたハンガリーからのメールには、Jó napot(ヨーナポト)とハンガリー語で「こんにちは」と書いて返信しておいた。そして戻ってきたメールには
こんにちは Konnicsi va
の挨拶が。コミュニケーション成立である。
相手の書いた「こんにちわ」のところは平仮名。しかし文字化けでも心配したのかハンガリー語が添えられてある。「こんにちは」をハンガリー語で書くとKonnicsi vaらしい。なぜvaだけ一文字離れているんだろう?
実際に会う時にも、もちろんその国の言葉を使う。水曜日にはイタリア人が来社した。
シニョーレ ABC (シニョーレはミスターという意味。ABCは名前)
ボンジョルノ (こんにちは)
ピアチェーレ (はじめまして)
ミキーアモーwassho (私がwasshoです)
というイタリア語で、まるでオペラを歌うように大げさに抑揚をつけて挨拶した。ミーティングの席にはノートを持って行くが、実はその表紙にこの挨拶文をカタカナでポストイットに書いてに貼っておく。カタカナなんて外人は読めないので、まさかカンニングしているとは思われない(^^ゞ
ちなみにそのイタリア人は寿司が大好物で、火曜日の夜に日本に着いて寿司屋に行き(先日レディーガガの行った店だとか)、水曜日の朝は早起きして築地市場へ寿司を食べに行ったらしい。ミーティング後にランチはないがいいかと尋ねると「スシ!マグロ!」と即答。ドンダケ好きヤネン。
というわけでイタリア人を連れて銀座の寿司屋に行ったけれど、なぜか支払いのときに彼が払ってしまった。来日している外人に、よりによって寿司をおごってもらうなんて「日本人としてドウヨ」と、二日たった今でも私は忸怩(じくじ)たる思いが残っている(/o\)
2011年07月14日
海外とのビジネス事情
あまりブログをサボっていると
捜索願を出されるかもしれないので(^^ゞ
いろいろとプロジェクトが重なって、ようやくヒトヤマ超えた感じ。なかなかハードな数週間だった。もうちょっと分散してくれないかというのが正直なところだが、たまにはこういう仕事をこなしておかないと頭がなまってしまいそうなので、まあアリガタイと思うことにしている。
何度か書いたように、海外との仕事が増えてきている。昔から私を知っている人には、とても驚かれてしまうが、なぜかそうなってしまった。英語に似たような言葉?しかできないのに、それで何となく仕事が進んでしまうのだから不思議である。
以前に契約についてのエントリーを書いた。それ以外に海外との仕事で世間一般に思われていることと多少違うことをいくつか紹介しておく。
1)外人の夏休みは長い
会社(業界)にもよるとは思うが、私が仕事をしている相手は大体2週間くらいである。日本の夏休みよりは長いが、びっくりするほど長いわけではない。
それと今はメールや携帯があるので、夏休み中でも連絡が取れるし、向こうからも連絡が来る。実は数日前に分厚い報告書をメールでオーストラリア人に送ったところ「休暇でバリ島に来ている。ビーチは静かで、報告書を読むには最適の環境だ」と返事が来たのでびっくり。外国のビジネスマンはオンとオフを完全に切り離すなんていうのも、もはや迷信である。何と本日には質問のメールが届いた(>_<)
2)外人のエライさんには秘書がついている。
秘書という肩書きかどうかは別として、そういう担当の人がいることはある。ただし電話をしたら秘書が取り次ぐなんてのは、たぶん20年前に終わった話。大きな会社ほど直通電話である比率は日本よりはるかに高いし、名刺やメールの署名にはたいてい携帯の番号が書かれている。
世間の常識と違うという趣旨からは離れるけれど
3)フェイスブックは本当に普及している。
フェイスブックってなんぞやーーという人は、まあ自分で調べてください。
オフィスには英語版のホームページもあり、代表メールアドレスも載せているので、時々海外から仕事の問い合わせが来る。インターネットが世界とつながっていると実感するのはそういう時で、今週はインドとハンガリーからメールが届いた。
それで差出人の名前をグーグルで検索すると、その人が開いているフェイスブックのページにヒットすることが多い。もちろん名前だけでは判断がつかないが、勤務先なども記されている場合もあるので、フェイスブックの写真を「へ〜、こんな人なんだ」と眺めている。
日本のネットは匿名の世界だが、海外では違うようである。
まっ、私はブログをwasshoで続けるつもりだが(^^ゞ
捜索願を出されるかもしれないので(^^ゞ
いろいろとプロジェクトが重なって、ようやくヒトヤマ超えた感じ。なかなかハードな数週間だった。もうちょっと分散してくれないかというのが正直なところだが、たまにはこういう仕事をこなしておかないと頭がなまってしまいそうなので、まあアリガタイと思うことにしている。
何度か書いたように、海外との仕事が増えてきている。昔から私を知っている人には、とても驚かれてしまうが、なぜかそうなってしまった。英語に似たような言葉?しかできないのに、それで何となく仕事が進んでしまうのだから不思議である。
以前に契約についてのエントリーを書いた。それ以外に海外との仕事で世間一般に思われていることと多少違うことをいくつか紹介しておく。
1)外人の夏休みは長い
会社(業界)にもよるとは思うが、私が仕事をしている相手は大体2週間くらいである。日本の夏休みよりは長いが、びっくりするほど長いわけではない。
それと今はメールや携帯があるので、夏休み中でも連絡が取れるし、向こうからも連絡が来る。実は数日前に分厚い報告書をメールでオーストラリア人に送ったところ「休暇でバリ島に来ている。ビーチは静かで、報告書を読むには最適の環境だ」と返事が来たのでびっくり。外国のビジネスマンはオンとオフを完全に切り離すなんていうのも、もはや迷信である。何と本日には質問のメールが届いた(>_<)
2)外人のエライさんには秘書がついている。
秘書という肩書きかどうかは別として、そういう担当の人がいることはある。ただし電話をしたら秘書が取り次ぐなんてのは、たぶん20年前に終わった話。大きな会社ほど直通電話である比率は日本よりはるかに高いし、名刺やメールの署名にはたいてい携帯の番号が書かれている。
世間の常識と違うという趣旨からは離れるけれど
3)フェイスブックは本当に普及している。
フェイスブックってなんぞやーーという人は、まあ自分で調べてください。
オフィスには英語版のホームページもあり、代表メールアドレスも載せているので、時々海外から仕事の問い合わせが来る。インターネットが世界とつながっていると実感するのはそういう時で、今週はインドとハンガリーからメールが届いた。
それで差出人の名前をグーグルで検索すると、その人が開いているフェイスブックのページにヒットすることが多い。もちろん名前だけでは判断がつかないが、勤務先なども記されている場合もあるので、フェイスブックの写真を「へ〜、こんな人なんだ」と眺めている。
日本のネットは匿名の世界だが、海外では違うようである。
まっ、私はブログをwasshoで続けるつもりだが(^^ゞ
2011年07月02日
水 確保
自宅に備蓄していた12本のミネラルウオーターを3.11後に確認したら、とっくに賞味期限が切れていたという話はこっちに。
駅前のスーパーだけ、しかも私の行くかなり遅めの時間だけしか確認していないが、今でも大きなペットボトルのミネラルウオーターはあまり売っていない。(小さいボトルのは普通にたくさん売っている) まあ、それでも5本程度はあれから買ってあった。徐々に買い足していけばいいかなと。
だったんだけど、たまに来るデパートの通販カタログにミネラルウオーターが載っていたので電話してみることに。2リッター×12本のケースが限定300ケースと書いてあった。カタログが届いたのはしばらく前だから、売り切れているかもと思いつつ問い合わせると、あっさりご用意できますとのこと。本当に限定300ケースだったのか怪しいぞ(^^ゞ というわけで、まんまと品切れ間近商法に引っかかって、本日届いたのがこれ。
12本入りのを2ケース頼んだら、6本入りが4ケース届いた。
以前から3日間のサバイバルに12本あれば充分だと考えていたが、とりあえず救援が来たとしても、その後も何かと不自由しそうだと思い24本にしてみた。もっと買ってもよかったが置く場所も邪魔だし。賞味期限が切れている12本も生活用水用にキープしてある。こんどこそは賞味期限が切れる前に買い換えよう。ケースで買ったので段ボール箱に大きく賞味期限が書かれているので大丈夫だろう。
ちなみに今回買ったミネラルウオーターの賞味期限は2013年5月24日。まあ買い換えるのを忘れるくらい、何事もないのが一番なんだけれどね。
駅前のスーパーだけ、しかも私の行くかなり遅めの時間だけしか確認していないが、今でも大きなペットボトルのミネラルウオーターはあまり売っていない。(小さいボトルのは普通にたくさん売っている) まあ、それでも5本程度はあれから買ってあった。徐々に買い足していけばいいかなと。
だったんだけど、たまに来るデパートの通販カタログにミネラルウオーターが載っていたので電話してみることに。2リッター×12本のケースが限定300ケースと書いてあった。カタログが届いたのはしばらく前だから、売り切れているかもと思いつつ問い合わせると、あっさりご用意できますとのこと。本当に限定300ケースだったのか怪しいぞ(^^ゞ というわけで、まんまと品切れ間近商法に引っかかって、本日届いたのがこれ。
12本入りのを2ケース頼んだら、6本入りが4ケース届いた。
以前から3日間のサバイバルに12本あれば充分だと考えていたが、とりあえず救援が来たとしても、その後も何かと不自由しそうだと思い24本にしてみた。もっと買ってもよかったが置く場所も邪魔だし。賞味期限が切れている12本も生活用水用にキープしてある。こんどこそは賞味期限が切れる前に買い換えよう。ケースで買ったので段ボール箱に大きく賞味期限が書かれているので大丈夫だろう。
ちなみに今回買ったミネラルウオーターの賞味期限は2013年5月24日。まあ買い換えるのを忘れるくらい、何事もないのが一番なんだけれどね。