2012年06月
2012年06月30日
プロ野球観戦
プロ野球を観に行ってきた。
小学生の時に一度観たきりだから実に40数年ぶりかな。友人が会社の接待がらみで入手したチケットが運良くまわってくる。大学からの友人4名で行く予定だったが、1名の都合が急遽悪くなったので、野球のルールなどまったく知らないと尻込みする中国人の知り合いを、日本のスポーツ文化に触れるいい機会だからと誘う。
神宮球場。
阪神対ヤクルト戦。午後2時プレーボールのデイゲーム。
プロ野球についてまったく詳しくない。せいぜいニュース番組のスポーツコーナーを眺める程度。だから名前は知っているかなあという選手は両軍とも1/4程度。名前を聞いて顔まで思い出せるのはほんの数名。だから応援する楽しみというのはない。それでも選手がプレーしている様子をナマで見れば、なんとなくワクワクしてくる。
5〜6年前まではジョギングコースのある公園の球場で野球、サッカー、アメフトの試合をよく見ていた。大学生や社会人チームの練習試合だからプロの試合とはレベルが全然違うが、目の前で繰り広げられる「実感」としてのスポーツは、テレビではけっして得られないものなのである。
わりと早めに到着したので球場をグルッと一周。
スワローズのチアリーダー。
座席は8番の位置。
ネット裏、少しだけレフトよりのいい場所。
球場に入る。
阪神練習中。
座席からの眺め。
練習中はネット際まで寄って見学してもOK。
でも写真はネットに焦点が合ってしまってピンぼけ(^^ゞ
試合前のチアリーディング。
途中の回の交代時にも2回ほどあった。
始球式。
投げているのが誰なのかアナウンスは聞き逃した。
試合風景。
1回の表からホームランが飛び出してテンポのいい展開。
観客の入りは8割くらいかな。
何となく阪神側のほうが人が多いようにも見えたが、阪神ファンは黄色い服を着ていて目立つからかも知れない。
ヤクルト名物の傘の応援。(クリックで写真は大きくなります)
7回のヤクルト攻撃前には、チアリーダーも傘を持って東京音頭に合わせてダンスする。
阪神は7回に風船を飛ばすのが有名だが神宮球場では禁止。それを観られなかったのが残念。
ビール売りガールも可愛くて営業スマイルを振りまいている。
でも頻繁に座席の前を通るのでちょっと目障り。
たまたま縦縞のビール売りが写っているが、これは阪神のユニフォームではなくサッポロビールのユニフォーム。ビールのデザインが白黒だからかな。ちなみに生ビール(売り子が背中にタンクをしょっている)は750円。缶ビールは500円。缶ビールも紙コップに入れてくれる。これはサービスというより試合に興奮して缶ビールを投げたら危ないからと聞いたことがある。
阪神6点ヤクルト4点でゲームセット。
ホームラン4本に加えて三塁打も観られてラッキー。
私はプロ野球中継の解説が大嫌い。他のスポーツも解説者はいらないと思っているけれど、特にプロ野球のあの一方的でネチネチとした解説が、スポーツ鑑賞の楽しみをそいでいると信じて疑わない。球場で試合を観れば解説を聞かずにすむので、純粋に爽やかに試合を楽しめる。以前にも書いたが、スポーツ中継は音声切り替えで中継アナウンスだけと、解説者つきを視聴者が選べるようにして欲しいと思う。
ところでプロ野球といえば、あの一斉に歌ったり掛け声をかけたりする応援スタイル。基本的に団体行動は苦手なタイプだし(^^ゞ それにあんな騒々しい応援じゃスポーツ観戦の大事な要素であるスポーツが発する音が聞こえないじゃないかと思っていた。
実際にそれを球場で体験してみるとーーー。
まあ、楽しそうにやっているんだから、試合の盛り上げに一役買っているのも確かだし、いいんじゃないかなという気持ち半分くらいなってきた。今回観戦したのはバックネット裏の「上品な座席」で、それほどうるさくはなかったからかも知れない。阪神とヤクルトのファンが入り交じっているので、両方のヤジが聞けたのもおもしろかった。
何はともあれ、楽しいプロ野球観戦だった。
よくいわれるが、やっぱり「球場に足を運ぶ」べきなのである。テレビで観るのとは全然違う、五感で感じられるスポーツの世界がそこにはある。次はサッカーを観に観に行きたい。
小学生の時に一度観たきりだから実に40数年ぶりかな。友人が会社の接待がらみで入手したチケットが運良くまわってくる。大学からの友人4名で行く予定だったが、1名の都合が急遽悪くなったので、野球のルールなどまったく知らないと尻込みする中国人の知り合いを、日本のスポーツ文化に触れるいい機会だからと誘う。
神宮球場。
阪神対ヤクルト戦。午後2時プレーボールのデイゲーム。
プロ野球についてまったく詳しくない。せいぜいニュース番組のスポーツコーナーを眺める程度。だから名前は知っているかなあという選手は両軍とも1/4程度。名前を聞いて顔まで思い出せるのはほんの数名。だから応援する楽しみというのはない。それでも選手がプレーしている様子をナマで見れば、なんとなくワクワクしてくる。
5〜6年前まではジョギングコースのある公園の球場で野球、サッカー、アメフトの試合をよく見ていた。大学生や社会人チームの練習試合だからプロの試合とはレベルが全然違うが、目の前で繰り広げられる「実感」としてのスポーツは、テレビではけっして得られないものなのである。
わりと早めに到着したので球場をグルッと一周。
スワローズのチアリーダー。
座席は8番の位置。
ネット裏、少しだけレフトよりのいい場所。
球場に入る。
阪神練習中。
座席からの眺め。
練習中はネット際まで寄って見学してもOK。
でも写真はネットに焦点が合ってしまってピンぼけ(^^ゞ
試合前のチアリーディング。
途中の回の交代時にも2回ほどあった。
始球式。
投げているのが誰なのかアナウンスは聞き逃した。
試合風景。
1回の表からホームランが飛び出してテンポのいい展開。
観客の入りは8割くらいかな。
何となく阪神側のほうが人が多いようにも見えたが、阪神ファンは黄色い服を着ていて目立つからかも知れない。
ヤクルト名物の傘の応援。(クリックで写真は大きくなります)
7回のヤクルト攻撃前には、チアリーダーも傘を持って東京音頭に合わせてダンスする。
阪神は7回に風船を飛ばすのが有名だが神宮球場では禁止。それを観られなかったのが残念。
ビール売りガールも可愛くて営業スマイルを振りまいている。
でも頻繁に座席の前を通るのでちょっと目障り。
たまたま縦縞のビール売りが写っているが、これは阪神のユニフォームではなくサッポロビールのユニフォーム。ビールのデザインが白黒だからかな。ちなみに生ビール(売り子が背中にタンクをしょっている)は750円。缶ビールは500円。缶ビールも紙コップに入れてくれる。これはサービスというより試合に興奮して缶ビールを投げたら危ないからと聞いたことがある。
阪神6点ヤクルト4点でゲームセット。
ホームラン4本に加えて三塁打も観られてラッキー。
私はプロ野球中継の解説が大嫌い。他のスポーツも解説者はいらないと思っているけれど、特にプロ野球のあの一方的でネチネチとした解説が、スポーツ鑑賞の楽しみをそいでいると信じて疑わない。球場で試合を観れば解説を聞かずにすむので、純粋に爽やかに試合を楽しめる。以前にも書いたが、スポーツ中継は音声切り替えで中継アナウンスだけと、解説者つきを視聴者が選べるようにして欲しいと思う。
ところでプロ野球といえば、あの一斉に歌ったり掛け声をかけたりする応援スタイル。基本的に団体行動は苦手なタイプだし(^^ゞ それにあんな騒々しい応援じゃスポーツ観戦の大事な要素であるスポーツが発する音が聞こえないじゃないかと思っていた。
実際にそれを球場で体験してみるとーーー。
まあ、楽しそうにやっているんだから、試合の盛り上げに一役買っているのも確かだし、いいんじゃないかなという気持ち半分くらいなってきた。今回観戦したのはバックネット裏の「上品な座席」で、それほどうるさくはなかったからかも知れない。阪神とヤクルトのファンが入り交じっているので、両方のヤジが聞けたのもおもしろかった。
何はともあれ、楽しいプロ野球観戦だった。
よくいわれるが、やっぱり「球場に足を運ぶ」べきなのである。テレビで観るのとは全然違う、五感で感じられるスポーツの世界がそこにはある。次はサッカーを観に観に行きたい。
2012年06月26日
まぜまぜ ビールとコーヒー
2つ前に書いた
レッドアイ=ビールのトマトジュース割りで、
もうひとつ昔の話を思い出した。
これも70年代後半、私が大学生だった頃。仲間大勢とスキーに行ってランチタイム。食べ終わってテーブルの上には飲み残しのビールもたくさんあって。そこで何かゲームをした。負けた人には罰ゲーム。あまりに昔のことでゲームの内容も覚えていないが、何度かの罰ゲームが終わった後、誰かがテーブルにあったビールと缶コーヒーを混ぜた飲み物を作った。これが次の罰ゲーム。見るからに気持ち悪い飲み物。
それで誰かがゲームに負けて、皆の注目の元、恐る恐るビールのコーヒー割りを口元に。「勘弁してくれ」という泣き言が聞き入れられるはずもなくーーー
彼が飲んだ。
キャーハッハという歓声の中、しかし彼は冷静に「これ、おいしい」とひと言。そして「おいしいから、お前らも飲んでみろ」と言い出した。「そんな見え透いた手にのるか」と誰も相手にしなかったが、あまり熱心にいうので誰かが根負けして飲んだ。「どこがおいしいネン!」というお約束のツッコミの期待に反して、二人目も「これ、おいしい」と。それで皆で飲み、これはウマイということで、さらにビールと缶コーヒーを買ってくる羽目に(^^ゞ
当時の缶コーヒーはミルク砂糖たっぷりで、かなり甘かった。ゲレンデでは体力を使うから普段は食べないお汁粉なんかがやたらおいしい。このビールの缶コーヒー割りも、その甘さがちょうどよかったのかも知れない。その後スキーに行った時に何度か作ったけれど、いつのまにか忘れてしまった。
ワインのコーラ割りはあっても、さすがにビールのコーヒー割りはないだろうと思って検索。世界は広いね、ありました。
ハワイのコナビールのパイプラインポーターというビール。缶コーヒー割りとはずいぶん違うタイプに思えるが、どんな味がするか興味津々。冬季限定発売らしいから今から待ち遠しい。懐かしのビール缶コーヒー割りも久しぶりに作ってみるか。ブラックアイで割ったらハードなカクテルになるかな?
レッドアイ=ビールのトマトジュース割りで、
もうひとつ昔の話を思い出した。
これも70年代後半、私が大学生だった頃。仲間大勢とスキーに行ってランチタイム。食べ終わってテーブルの上には飲み残しのビールもたくさんあって。そこで何かゲームをした。負けた人には罰ゲーム。あまりに昔のことでゲームの内容も覚えていないが、何度かの罰ゲームが終わった後、誰かがテーブルにあったビールと缶コーヒーを混ぜた飲み物を作った。これが次の罰ゲーム。見るからに気持ち悪い飲み物。
それで誰かがゲームに負けて、皆の注目の元、恐る恐るビールのコーヒー割りを口元に。「勘弁してくれ」という泣き言が聞き入れられるはずもなくーーー
彼が飲んだ。
キャーハッハという歓声の中、しかし彼は冷静に「これ、おいしい」とひと言。そして「おいしいから、お前らも飲んでみろ」と言い出した。「そんな見え透いた手にのるか」と誰も相手にしなかったが、あまり熱心にいうので誰かが根負けして飲んだ。「どこがおいしいネン!」というお約束のツッコミの期待に反して、二人目も「これ、おいしい」と。それで皆で飲み、これはウマイということで、さらにビールと缶コーヒーを買ってくる羽目に(^^ゞ
当時の缶コーヒーはミルク砂糖たっぷりで、かなり甘かった。ゲレンデでは体力を使うから普段は食べないお汁粉なんかがやたらおいしい。このビールの缶コーヒー割りも、その甘さがちょうどよかったのかも知れない。その後スキーに行った時に何度か作ったけれど、いつのまにか忘れてしまった。
ワインのコーラ割りはあっても、さすがにビールのコーヒー割りはないだろうと思って検索。世界は広いね、ありました。
ハワイのコナビールのパイプラインポーターというビール。缶コーヒー割りとはずいぶん違うタイプに思えるが、どんな味がするか興味津々。冬季限定発売らしいから今から待ち遠しい。懐かしのビール缶コーヒー割りも久しぶりに作ってみるか。ブラックアイで割ったらハードなカクテルになるかな?
2012年06月24日
水元公園の菖蒲と、みさと公園
3週間ぶりのバイク。
天気予報は曇りだがイマイチ信用せず、あまり遠出して雨が降ったらイヤなので、5月に訪れて「こんなところが東京にあったのか」と感激した水元公園に菖蒲(しょうぶ)を見に行くことにする。ポピー、バラ、そして今回の菖蒲と、このところバイクに乗ると花咲爺さんになっている。
いつものグーグルマップ。
今回ルートは省略。水元公園は葛飾区の外れにあって自宅からは首都高を使うと25キロくらい。水元公園は「小合溜井(こあいだめい)」と呼ばれる一種の調整池沿いに立地している大きな公園。小合溜井の対岸は埼玉県三郷市で「みさと公園」になっている。
前回は公園入り口付近の自転車やスクーターが何台か停まっていた場所に、適当にバイクを停めた。でも今回は公園の有料駐車場を利用。なぜなら、もう暑くなったので公園を散歩する際には、革ジャンをバイクのシートにくくりつけていくから。通りすがりのヤンチャな連中からの盗難やいたずらを避けるのが目的。まあ気休め程度にしかならないが。バイクの駐車料金は時間に関係なく200円。
駐車場から出てすぐの場所。
なんか賑わっている。
ほとんどが飲食の露店で、少しだけ射的とか輪投げゲームもあった。
久しぶりに金魚すくいでもしたいな。
葛飾菖蒲祭りにあわせて、というか便乗して、こんなことをやっているらしい。ところで、この「大陶器市」って、アチコチの公園で見かける気がする。
陶器の露店。
別に狙って撮っていないのだが、
さっきの露店のところと較べると平均年齢が50歳くらい高い(^^ゞ
ちなみに葛飾菖蒲祭りは、この水元公園と堀切菖蒲園でおこなわれている葛飾区のイベント。堀切菖蒲園は江戸時代からある菖蒲の名所。もっとも菖蒲祭りは6月20日に終了している。
水元公園はあいかわらず素晴らしい風景。
対岸みさと公園のメタセコイア並木。
さて菖蒲園。
100品種、1万4千株で20万本の規模は都内最大。
ちなみに堀切菖蒲園は200品種6000株。
ざっと見たところ、菖蒲は白と紫のバリエーション。
先日見たポピーやバラと違って、控えめで日本的な印象。
ちょっとアップで。
一番の見頃は先週だったかな?
菖蒲は梅雨時の花だからバイクで見に行くのはなかなか難しい。
でも、これだけの花を見られたのだからよかった。
菖蒲についてお勉強しましょう。
なるほどφ(.. )φ(.. )メモメモ
しかし「いずれ『が』」ではなく、「いずれアヤメかカキツバタ」のほうが一般的な表現だと思う。
こちらは生育途中。
なんとなくオコメのようにも見える。
蓮池もある。
ところどころ咲いている。でもほとんどがツボミ。
ここは白の花だけみたい(全体写真をクリックで拡大するとわかる)
水元公園と、みさと公園の地図。
S字を逆さまにした形なのが小合溜井(こあいだめい)の水路。
薄く赤で印をつけたのが菖蒲園のあるところ。
みさと公園側に行くには赤い矢印のところでしか渡れない。
みさと公園コッチの標識。
小合溜井(こあいだめい)の支流。
ちょっとサファリジャケットを着て探検したくなる雰囲気。
少し小高いところにバードウォッチングの施設があった。
スズメしか見えなかった(^^ゞ
これだけの鳥がいるらしい。
いるんだろうけれど、双眼鏡でもないと小さな鳥を見るのは難しい。
ここには載っていないカモとは違う大きな水鳥がいた。
鵜(う)のような気がするが、あまり自信なし。
みさと公園でも川沿いを歩く。
せっかくだから川の中にジャブジャブ入って撮影!
ではもちろんなく、桟橋があったのでそこからパチリ。
カルガモ発見。
子供みたい。カモは群れでいるものなのに(だよね?)、広い川の中でポツン、ポツンとしかいなかった。
水元公園側からみると印象的なメタセコイア並木。
杉の一種で、和名は曙杉(あけぼのすぎ)。
円錐形の形がカッコイイから何となく好き。
あまり遠くまで行くと、戻ってくるのが大変だから
メタセコイア並木の周りにあるベンチで休憩。
それで、ふとメタセコイアを見上げると、たくさん実がなっている。
アップで撮影。
触るとけっこう固かった。食べるのは無理っぽい(^^ゞ
木に実がなってもなんの不思議もないものの、
新しい発見をしたような気分で、ちょっとうれしい。
ベンチでしばらくボーッとして、水元公園へ戻る。
途中の標識。
ホタルもいるのか?と、
一瞬、左に曲がったが昼間じゃ見えないと気づき諦める(^^ゞ
川ばかりじゃなく、こんな広い芝生もある。
地図で水元公園と較べると小さく見えてしまうものの、みさと公園は17ヘクタールもある。水元公園は81ヘクタール。代々木公園が51ヘクタール、駒沢公園41ヘクタールだから水元公園の巨大さがわかる。
ちょっとオシャレに植えてみましたーーーみたいな感じ。
水元公園から、みさと公園へ渡るあたり、つまり小合溜井(こあいだめい)の一番奥から。やっぱり天気がよくないと写真としてキレイじゃないね。それとこの公園は本当にいいところなのに、水が濁っているのがとても残念に思う。
最近バイクを足として使っているだけになっているが、
一応ツーリングだということを忘れないためにパチリ。
帰りは「首都高渋滞:銀座まで70分」の表示が出ていたので下道(したみち:高速道路じゃない一般道の意味)を走った。ナビも使わず適当に走ったのに、渋滞もなく上野駅の前を通ったりして楽しかった。走行60キロ。梅雨が明けるまでは近場中心で遊ぶ予定。
天気予報は曇りだがイマイチ信用せず、あまり遠出して雨が降ったらイヤなので、5月に訪れて「こんなところが東京にあったのか」と感激した水元公園に菖蒲(しょうぶ)を見に行くことにする。ポピー、バラ、そして今回の菖蒲と、このところバイクに乗ると花咲爺さんになっている。
いつものグーグルマップ。
今回ルートは省略。水元公園は葛飾区の外れにあって自宅からは首都高を使うと25キロくらい。水元公園は「小合溜井(こあいだめい)」と呼ばれる一種の調整池沿いに立地している大きな公園。小合溜井の対岸は埼玉県三郷市で「みさと公園」になっている。
前回は公園入り口付近の自転車やスクーターが何台か停まっていた場所に、適当にバイクを停めた。でも今回は公園の有料駐車場を利用。なぜなら、もう暑くなったので公園を散歩する際には、革ジャンをバイクのシートにくくりつけていくから。通りすがりのヤンチャな連中からの盗難やいたずらを避けるのが目的。まあ気休め程度にしかならないが。バイクの駐車料金は時間に関係なく200円。
駐車場から出てすぐの場所。
なんか賑わっている。
ほとんどが飲食の露店で、少しだけ射的とか輪投げゲームもあった。
久しぶりに金魚すくいでもしたいな。
葛飾菖蒲祭りにあわせて、というか便乗して、こんなことをやっているらしい。ところで、この「大陶器市」って、アチコチの公園で見かける気がする。
陶器の露店。
別に狙って撮っていないのだが、
さっきの露店のところと較べると平均年齢が50歳くらい高い(^^ゞ
ちなみに葛飾菖蒲祭りは、この水元公園と堀切菖蒲園でおこなわれている葛飾区のイベント。堀切菖蒲園は江戸時代からある菖蒲の名所。もっとも菖蒲祭りは6月20日に終了している。
水元公園はあいかわらず素晴らしい風景。
対岸みさと公園のメタセコイア並木。
さて菖蒲園。
100品種、1万4千株で20万本の規模は都内最大。
ちなみに堀切菖蒲園は200品種6000株。
ざっと見たところ、菖蒲は白と紫のバリエーション。
先日見たポピーやバラと違って、控えめで日本的な印象。
ちょっとアップで。
一番の見頃は先週だったかな?
菖蒲は梅雨時の花だからバイクで見に行くのはなかなか難しい。
でも、これだけの花を見られたのだからよかった。
菖蒲についてお勉強しましょう。
なるほどφ(.. )φ(.. )メモメモ
しかし「いずれ『が』」ではなく、「いずれアヤメかカキツバタ」のほうが一般的な表現だと思う。
こちらは生育途中。
なんとなくオコメのようにも見える。
蓮池もある。
ところどころ咲いている。でもほとんどがツボミ。
ここは白の花だけみたい(全体写真をクリックで拡大するとわかる)
水元公園と、みさと公園の地図。
S字を逆さまにした形なのが小合溜井(こあいだめい)の水路。
薄く赤で印をつけたのが菖蒲園のあるところ。
みさと公園側に行くには赤い矢印のところでしか渡れない。
みさと公園コッチの標識。
小合溜井(こあいだめい)の支流。
ちょっとサファリジャケットを着て探検したくなる雰囲気。
少し小高いところにバードウォッチングの施設があった。
スズメしか見えなかった(^^ゞ
これだけの鳥がいるらしい。
いるんだろうけれど、双眼鏡でもないと小さな鳥を見るのは難しい。
ここには載っていないカモとは違う大きな水鳥がいた。
鵜(う)のような気がするが、あまり自信なし。
みさと公園でも川沿いを歩く。
せっかくだから川の中にジャブジャブ入って撮影!
ではもちろんなく、桟橋があったのでそこからパチリ。
カルガモ発見。
子供みたい。カモは群れでいるものなのに(だよね?)、広い川の中でポツン、ポツンとしかいなかった。
水元公園側からみると印象的なメタセコイア並木。
杉の一種で、和名は曙杉(あけぼのすぎ)。
円錐形の形がカッコイイから何となく好き。
あまり遠くまで行くと、戻ってくるのが大変だから
メタセコイア並木の周りにあるベンチで休憩。
それで、ふとメタセコイアを見上げると、たくさん実がなっている。
アップで撮影。
触るとけっこう固かった。食べるのは無理っぽい(^^ゞ
木に実がなってもなんの不思議もないものの、
新しい発見をしたような気分で、ちょっとうれしい。
ベンチでしばらくボーッとして、水元公園へ戻る。
途中の標識。
ホタルもいるのか?と、
一瞬、左に曲がったが昼間じゃ見えないと気づき諦める(^^ゞ
川ばかりじゃなく、こんな広い芝生もある。
地図で水元公園と較べると小さく見えてしまうものの、みさと公園は17ヘクタールもある。水元公園は81ヘクタール。代々木公園が51ヘクタール、駒沢公園41ヘクタールだから水元公園の巨大さがわかる。
ちょっとオシャレに植えてみましたーーーみたいな感じ。
水元公園から、みさと公園へ渡るあたり、つまり小合溜井(こあいだめい)の一番奥から。やっぱり天気がよくないと写真としてキレイじゃないね。それとこの公園は本当にいいところなのに、水が濁っているのがとても残念に思う。
最近バイクを足として使っているだけになっているが、
一応ツーリングだということを忘れないためにパチリ。
帰りは「首都高渋滞:銀座まで70分」の表示が出ていたので下道(したみち:高速道路じゃない一般道の意味)を走った。ナビも使わず適当に走ったのに、渋滞もなく上野駅の前を通ったりして楽しかった。走行60キロ。梅雨が明けるまでは近場中心で遊ぶ予定。
2012年06月21日
まぜまぜ アレコレ
前回、前々回とエスプレッソをコーヒーで割ったり、ワインをコーラで割ったりする話を書いた。世間的には、コーヒーにエスプレッソを加えるブラックアイやレッドアイはまったくポピュラーではない飲み方ーーーなんだけれど、電車に乗って中吊り広告をボンヤリ眺めていたら、なんとレッドアイの文字がデカデカと!
実はブラックアイやレッドアイは濃いめのコーヒーだから、アイスコーヒーに向くはずと思っていた。そのうち実験するつもりだったが、同じことを考えているコーヒー飲料メーカーがあったかと思って広告に近づいてみるとーーービールをトマトジュースで割ったカクテルの宣伝だった。そういえば昔に飲んだことがあるような気がする。すっかり忘れていた。
このアサヒビールのレッドアイは発泡酒割りなのが時代を反映している。関係ないけどウォッカをトマトジュースで割ったブラッディ・マリーは結構好き。
それでひょっとしてと思ったのがワインのコーラ割り。こんなアホなことを考えるのは私だけかと思っていたが、検索したらありました!
カリモーチョ、あるいはカリモッチョと呼ばれるスペインのカクテル。
スペイン語の綴りはkalimotxo。このページによると、70年代のスペインでいたんで酸っぱくなった店の赤ワインを飲みやすくするために、ウエイターが作ったのが最初らしい。カリモーチョはなんかカラムーチョみたいな名前だが、それを考えたKalimero君とMotxo君という二人のウエイターの名前が由来とある。
記事では70年代としか書かれていないが、もし70年代後半なら私がワインのコーラ割りを思いついた時期とそれほど変わらない。ああ当時、思いついただけで実際に作らなかったのが悔やまれる。ひょっとしたら、ワッショーチョという名前になったかも知れないのに(^^ゞ
カリモーチョと日本語で検索すると、どうもコカコーラがいろいろとキャンペーンを展開していたようだ。でもカリモーチョなんて名前は誰も知らないから、残念ながらキャンペーンはコケたみたい。
実は私が作ったことがある混ぜ混ぜは、
もうひとつあるーーー続く。
実はブラックアイやレッドアイは濃いめのコーヒーだから、アイスコーヒーに向くはずと思っていた。そのうち実験するつもりだったが、同じことを考えているコーヒー飲料メーカーがあったかと思って広告に近づいてみるとーーービールをトマトジュースで割ったカクテルの宣伝だった。そういえば昔に飲んだことがあるような気がする。すっかり忘れていた。
このアサヒビールのレッドアイは発泡酒割りなのが時代を反映している。関係ないけどウォッカをトマトジュースで割ったブラッディ・マリーは結構好き。
それでひょっとしてと思ったのがワインのコーラ割り。こんなアホなことを考えるのは私だけかと思っていたが、検索したらありました!
カリモーチョ、あるいはカリモッチョと呼ばれるスペインのカクテル。
スペイン語の綴りはkalimotxo。このページによると、70年代のスペインでいたんで酸っぱくなった店の赤ワインを飲みやすくするために、ウエイターが作ったのが最初らしい。カリモーチョはなんかカラムーチョみたいな名前だが、それを考えたKalimero君とMotxo君という二人のウエイターの名前が由来とある。
記事では70年代としか書かれていないが、もし70年代後半なら私がワインのコーラ割りを思いついた時期とそれほど変わらない。ああ当時、思いついただけで実際に作らなかったのが悔やまれる。ひょっとしたら、ワッショーチョという名前になったかも知れないのに(^^ゞ
カリモーチョと日本語で検索すると、どうもコカコーラがいろいろとキャンペーンを展開していたようだ。でもカリモーチョなんて名前は誰も知らないから、残念ながらキャンペーンはコケたみたい。
実は私が作ったことがある混ぜ混ぜは、
もうひとつあるーーー続く。
2012年06月19日
ワインでアメリカン?
前回書いたブラック・アイはコーヒーを濃くするためにエスプレッソを加えるものだが、エスプレッソを苦すぎずに飲みたい私にとってはエスプレッソのコーヒー割りということになる。カフェ・アメリカーノはお湯割りで順当な発想だけれど、コーヒーをコーヒーで割るという意外性がなぜか気に入っている。
その「割り・つながり」で、実はずいぶん昔に思いついたことを思い出した。思いついたのは、たぶん大学の終わりか社会人になった頃だと思うから、よくそんなことを今ごろ思い出したなと自分でも不思議。
それは
赤ワインのコーラ割り
私はシャンパンや発砲ワインがわりと好きななのだが、それらは白かロゼしかない(と思う)。赤ワインでシュワーッとしたのを飲みたいというのが、そもそもの発想。それにコーラで割るというのは、私にとってもっとも馴染みの深い飲み方でもあった。
思いついたのに実行しなかった理由はよく覚えていない。当時ワインはまだ高級な飲み物のイメージがあったから、実験して失敗だったらもったいないと思ったのかもしれない。
あれから四半世紀を楽に超えた先週の日曜日に試してみた。
まずは赤ワインとコーラを半分ずつで割った。
どちらも常温。
アルコールを飲んでいるという感じはあまりしない。味はファンタグレープみたいになった。でも、これはこれで少し冷やせば、ワインとは別の飲み物としていいんじゃないかと思う。レモンを入れてもおいしいはず。
結局ワインとして飲むならワイン3:コーラ1くらいがベストバランス。コーラで甘ったるくなるということはあまりない。ただし口当たりが軽くなってピッチが上がるので飲み過ぎ注意。実際、途中で酔いが回ってきて、コーラのほうが多い比率は実験するのが面倒になってやめた。
特にお薦めはしないし、
私もまた飲みたいとは思っていない。
でもモノズキな人、何かいつもと違うものを飲みたい人は試しにどうぞ。
その「割り・つながり」で、実はずいぶん昔に思いついたことを思い出した。思いついたのは、たぶん大学の終わりか社会人になった頃だと思うから、よくそんなことを今ごろ思い出したなと自分でも不思議。
それは
赤ワインのコーラ割り
私はシャンパンや発砲ワインがわりと好きななのだが、それらは白かロゼしかない(と思う)。赤ワインでシュワーッとしたのを飲みたいというのが、そもそもの発想。それにコーラで割るというのは、私にとってもっとも馴染みの深い飲み方でもあった。
思いついたのに実行しなかった理由はよく覚えていない。当時ワインはまだ高級な飲み物のイメージがあったから、実験して失敗だったらもったいないと思ったのかもしれない。
あれから四半世紀を楽に超えた先週の日曜日に試してみた。
まずは赤ワインとコーラを半分ずつで割った。
どちらも常温。
アルコールを飲んでいるという感じはあまりしない。味はファンタグレープみたいになった。でも、これはこれで少し冷やせば、ワインとは別の飲み物としていいんじゃないかと思う。レモンを入れてもおいしいはず。
結局ワインとして飲むならワイン3:コーラ1くらいがベストバランス。コーラで甘ったるくなるということはあまりない。ただし口当たりが軽くなってピッチが上がるので飲み過ぎ注意。実際、途中で酔いが回ってきて、コーラのほうが多い比率は実験するのが面倒になってやめた。
特にお薦めはしないし、
私もまた飲みたいとは思っていない。
でもモノズキな人、何かいつもと違うものを飲みたい人は試しにどうぞ。
2012年06月17日
ブラック・アイ
以前に紹介したカフェ・アメリカーノというエスプレッソのお湯割り。そこで書いた「ひょっとしてこれが究極?」というコーヒーの飲み方がブラック・アイ。ブラック・アイとは普通のコーヒーつまりドリップコーヒーに、エスプレッソを2ショット加えたもの。カフェ・アメリカーノと同じ文法で書くならエスプレッソのコーヒー割り。でも発想としてはコーヒーのエスプレッソ乗せな飲み方。
エスプレッソの1ショット(1杯)は50cc。
普通サイズのコーヒーカップに入った普通のコーヒーは1杯150ccで、マグカップなら250cc。2ショット分100ccを足さなければいけないからマグカップにエスプレッソ100ccとドリップコーヒー150ccで飲むことになる。比率2:3。
ひょっとして究極?と書いたくらいだからとてもおいしいコーヒー。カフェ・アメリカーノだと(薄まって)エスプレッソの単調さが強調されるけれど、ブラック・アイはエスプレッソのパンチと、ドリップコーヒーの奥行きがブレンドされたような味になる。エスプレッソと違って砂糖を入れなくてもOK。私はドリップと同じようにクリームだけで飲んでいる。
以前書いたようにエスプレッソは同じ分量でドリップの倍の豆を使う。お湯割りのアメリカーノでドリップと同じに薄めても、エスプレッソの味が勝っていてドリップよりハードに感じる。ブラック・アイはコーヒーにエスプレッソを加えたものだからかなり濃い目。私はドリップコーヒーの豆を2/3くらいに減らして淹れて調節している。ただし、あまり減らすとアメリカーノと変わらなくなってしまう。
この飲み方は「フェアゲーム」という映画で知った。主人公の女性の夫が、このコーヒーを注文する。それがちょっと不自然で、例えば空港のコーヒースタンドのようなところで「ブラックアイ」と注文する。店員がナニそれ?みたいな顔をすると、すかさず「コーヒーにエスプレッソを2ショット落としてくれ」と説明する。ちなみにそのシーンでブラックアイを飲もうがコーラを飲もうがストーリーにはまったく関係ない。そんなわざとらしいシーンが3回くらいあった。ブラックアイはスターバックスの隠しメニューにもあるらしいので、スタバが金を払ってシナリオに盛り込んだのかな?(映画に出てくるコーヒーショップがスタバだったかどうかは忘れた) ちなみにこの映画、あまりおもしろくなかった(^^ゞ
ネットでブラックアイを検索してもあまりヒットしない。「ブラックアイ コーヒー」と2つの単語で検索しないとプロレス関連の項目ばかりになる。あまり有名じゃないみたい。
それで英語で検索。こことか、こことか、その他の情報を勘案すると
コーヒーにエスプレッソ1ショット→レッドアイ
コーヒーにエスプレッソ2ショット→ブラックアイ
コーヒーにエスプレッソ3ショット→デッドアイ(死んだ目)
カフェイン抜きコーヒーにエスプレッソ→レイジーアイ(怠けた目)
スタバの本拠地シアトルでは、ショット・イン・ザ・ダークと呼ばれてる
ダンキンドーナッツではターボと呼ばれていてアイスコーヒーもある
などなど。
レッドアイは徹夜に耐えるために飲む、眠くて充血した目で飲むーーーというのが由来みたい。デッドアイは超濃いコーヒーを飲めば死んだような目でもシャキッとするという意味かな? ショット・イン・ザ・ダークも暗くなって飲む=目覚ましという意味だろう。つまり濃いコーヒーということを表現している。ブラックアイだけ由来が違っていて、クリームを入れたコーヒーにエスプレッソを注ぐと、注いだところが黒くなって目のように見えるかららしい。
よかったら、ものは試しに一度飲んでみて。
日本のスタバでも隠しメニューにあるかどうかは知らない。しかし最近はドトールでもどこでもエスプレッソはあるから、作ってもらえなければ普通のコーヒーとエスプレッソの両方を注文してテーブルで混ぜればいい。最初はレッドアイくらいが無難かも知れない。
エスプレッソの1ショット(1杯)は50cc。
普通サイズのコーヒーカップに入った普通のコーヒーは1杯150ccで、マグカップなら250cc。2ショット分100ccを足さなければいけないからマグカップにエスプレッソ100ccとドリップコーヒー150ccで飲むことになる。比率2:3。
ひょっとして究極?と書いたくらいだからとてもおいしいコーヒー。カフェ・アメリカーノだと(薄まって)エスプレッソの単調さが強調されるけれど、ブラック・アイはエスプレッソのパンチと、ドリップコーヒーの奥行きがブレンドされたような味になる。エスプレッソと違って砂糖を入れなくてもOK。私はドリップと同じようにクリームだけで飲んでいる。
以前書いたようにエスプレッソは同じ分量でドリップの倍の豆を使う。お湯割りのアメリカーノでドリップと同じに薄めても、エスプレッソの味が勝っていてドリップよりハードに感じる。ブラック・アイはコーヒーにエスプレッソを加えたものだからかなり濃い目。私はドリップコーヒーの豆を2/3くらいに減らして淹れて調節している。ただし、あまり減らすとアメリカーノと変わらなくなってしまう。
この飲み方は「フェアゲーム」という映画で知った。主人公の女性の夫が、このコーヒーを注文する。それがちょっと不自然で、例えば空港のコーヒースタンドのようなところで「ブラックアイ」と注文する。店員がナニそれ?みたいな顔をすると、すかさず「コーヒーにエスプレッソを2ショット落としてくれ」と説明する。ちなみにそのシーンでブラックアイを飲もうがコーラを飲もうがストーリーにはまったく関係ない。そんなわざとらしいシーンが3回くらいあった。ブラックアイはスターバックスの隠しメニューにもあるらしいので、スタバが金を払ってシナリオに盛り込んだのかな?(映画に出てくるコーヒーショップがスタバだったかどうかは忘れた) ちなみにこの映画、あまりおもしろくなかった(^^ゞ
ネットでブラックアイを検索してもあまりヒットしない。「ブラックアイ コーヒー」と2つの単語で検索しないとプロレス関連の項目ばかりになる。あまり有名じゃないみたい。
それで英語で検索。こことか、こことか、その他の情報を勘案すると
コーヒーにエスプレッソ1ショット→レッドアイ
コーヒーにエスプレッソ2ショット→ブラックアイ
コーヒーにエスプレッソ3ショット→デッドアイ(死んだ目)
カフェイン抜きコーヒーにエスプレッソ→レイジーアイ(怠けた目)
スタバの本拠地シアトルでは、ショット・イン・ザ・ダークと呼ばれてる
ダンキンドーナッツではターボと呼ばれていてアイスコーヒーもある
などなど。
レッドアイは徹夜に耐えるために飲む、眠くて充血した目で飲むーーーというのが由来みたい。デッドアイは超濃いコーヒーを飲めば死んだような目でもシャキッとするという意味かな? ショット・イン・ザ・ダークも暗くなって飲む=目覚ましという意味だろう。つまり濃いコーヒーということを表現している。ブラックアイだけ由来が違っていて、クリームを入れたコーヒーにエスプレッソを注ぐと、注いだところが黒くなって目のように見えるかららしい。
よかったら、ものは試しに一度飲んでみて。
日本のスタバでも隠しメニューにあるかどうかは知らない。しかし最近はドトールでもどこでもエスプレッソはあるから、作ってもらえなければ普通のコーヒーとエスプレッソの両方を注文してテーブルで混ぜればいい。最初はレッドアイくらいが無難かも知れない。
2012年06月15日
アマゾン返品顛末記 その2
私が注文したのは
オルトリーブのスリングイット Sサイズの8リッター
である。しかし箱に入っていたのは
オルトリーブのスリングイット Sサイズの12リッター
だった。Sサイズのところをタイプミスはしていない。おなじSサイズなのにバッグの容量が違うのである。サイズ名と容量は商品タグにしっかりと書かれている。
12リッターというのは普通のショルダーバッグのサイズ。ちょっとした荷物を入れて運ぶにはいいサイズだが、基本はポケットの中のものをカバンにしまいたいという今回の私のニーズには大きすぎる。もともと希望は5リッターだったのだ。
というわけで返品、もし8リッターがあれば交換してもらうことにする。今まで返品したことがないのでアマゾンのホームページでいろいろ調べる。とりあえずホームページ内のフォームに書き込むようだ。
5月29日 午後11時 返品または交換希望の旨を送信
注文したのはSサイズの8リッターだけれど、おなじSサイズで12リッターのものが届いたこと、8リッターがあるなら交換、なければ返品の意向を伝える。本当はもう少し書きたいことがあったのだが、記入フォームの文字制限があって基本的な用件しか書けなかった。
その送信を受け取ったという確認メールは自動応答で瞬時に来た。
次の日、朝起きてメールチェックをするとアマゾンからメールが来ていた。
5月30日 午前2時 アマゾンよりお詫びのメール
早っ!
アマゾンの返品担当者は深夜にも仕事しているらしい。
これは自動応答メールではない。なぜなら、ちょっと込み入った事情が書いてあったから。もっとも状況に応じて各種用意してあるメールの文面を選び、商品名をコピーペーストしただけだろうが。
以下はそのメール■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■
Amazon.co.jpにご連絡いただき、ありがとうございます。
このたびは、ご注文とは異なる商品をお届けしてしまい、お客様にご迷惑をおかけしておりますことをお詫び申し上げます。
ご連絡いただきましたご注文商品『オルトリーブ(ORTLIEB) スリングイット S ホワイトロゴ 8L メッセンジャーバッグ K8103 K8103』につきましては、通常であれば早急に正しい商品を送るよう手配させていただいておりますが、このたびは商品ページに誤りがある可能性がございますので、再度、異なる商品をお届けしてしまうことが考えれられます。
今回の商品につきましては、一度担当部署にて、商品ページに誤りがないかどうか調査を行い、結果が分かりしだいEメールにてご連絡させていただきます。商品ページに誤りがないことが判明した場合には、交換商品をお送りするよう手配させていただきます。商品ページに誤りがある場合には、商品を返品いただいたうえで、代金を全額返金させていただきます。
商品の在庫状況によりましては、交換商品のお届けに時間がかかる場合や、交換商品を手配できないため、返品のうえでの返金対応となる場合もございますので、あらかじめご了承くださいますようお願いいたします。
お客様にご不便をおかけし申し訳ございませんが、調査が完了するまでいましばらくお待ちくださいますようお願いいたします。
なお、お手元の商品につきましては、お手数ですが、現時点ではご返送なさらず、できるかぎり商品到着時の状態にて保管をお願いいたします。
このたびは、Amazon.co.jpへお問い合わせいただき、ありがとうございました。
========================================
Amazon.co.jp カスタマーサービス ●●
Amazon.co.jp は、お客様からのご意見により、地球上で最もお客様を大切にする会社を目指しています。
========================================
■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■メール終わり■■■■■■
カスタマーサービスの担当者の名前は伏せ字にしておいた。
●●さん、深夜勤務ご苦労様。
アマゾンのメールがいいたいことは、スリングイットのSサイズは本来12リッターで、商品ページで8リッターと紹介していたことが間違いだったかも知れないという意味である。
実はそうなのである。スリングイットのSサイズは12リッターが正解。
エッ? 知っていてクレーマーになるつもりで注文したのかって?
ウン、ちょっとムシャクシャしていて(^^ゞ というのは冗談で、スリングイットはどうも最近ラインアップを変更したようで、以前はSサイズが8リッターだった(と思う)のだ。ちなみに、この販売店のホームページも未だに8リッターと表示している。
それでアマゾンでSサイズ8リッターの商品を見つけた時「ラッキー!古いラインナップが残っていた」と思って注文したのである。記入ホームに書きたかった要件というのはそのことである。
5月31日 午前0時 アマゾンより調査完了のメール
以下はそのメール■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■
Amazon.co.jpにご連絡いただき、ありがとうございます。
このたびは、お客様へのご返答にお時間がかかり、大変ご迷惑をおかけしましたことを深くお詫び申し上げます。
また、ご注文商品『』とは異なる商品をお届いたしまして、お客様に大変ご迷惑をおかけしたことをお詫び申し上げます。
正しい商品を早急にお送りするべきところではございますが、お調べしましたところ、商品ページの情報に誤りがあり正しい商品をお送りすることができないことがわかりました。在庫商品も同様に12リッターの商品でした。そのため、今回はお手元の商品のご返送後に、代金をクレジットカードに全額返金いたしますことをご了承ください。
■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■メール終わり■■■■■■
メールはこの後、具体的な返品方法などが書いてあった。担当者は前回と同じ人。深夜勤務専門なのかな? 今回は『』内に商品名を入れ忘れているけれど、素早い対応だったから大目に見よう。
31日にコンビニから着払いで発送し、その後の処理もスムーズに進んだ。
一連のやりとりの日付を再度書くと
5月28日 午前1時 発注
5月28日 午後6時 発送したとの連絡メール
5月29日 商品到着
5月29日 午後11時 返品または交換希望の旨を送信
5月30日 午前2時 アマゾンよりお詫びのメール
5月31日 午前0時 アマゾンより調査完了のメール
違う商品が届いたのはもちろんアマゾンのミスであるが、このスピード感にはちょっと感銘を受けた。アマゾンでエライ目にあった友人を何名か知っているが、かなり以前の話だし、今は優れたオペレーションシステムで運営されているようだ。特にこのクレーム処理の早さはミスを補ってあまりあるものといえる。実際、私は全然ムカついていない。人間というのは不思議なもので、状況は何も解決していないのに(8リッターのバッグを手に入れていない)、応対に満足すれば許せてしまうのだ。ビジネスでトラブルが起きた時こそ気合いの入れ処。私のクライアントには元私の被害者がたくさんいる(^^ゞ
それに元はといえばSサイズ8リッターなどという旧タグを12リッターの新しい商品につけた、あるいはついているのを見過ごして出荷したのは、例のイギリスのwiggleが日本に販売しないようにオルトリーブ本社に泣きついた日本の代理店の仕事。旧ラインナップの商品を紹介している販売店のホームページがアチコチにあるのを放置しているのも彼らの職務怠慢。さらに自社のホームページすらSサイズ16リッター、Mサイズ21リッターなどとトンチンカンな表示をしている。正しくはS:12リッター、M:17リッターである。XS:3リッター、L:22リッターのラインナップもあるのに書かれていない。こんなボンクラ連中でも商売が続けられるんだから、私も何かの輸入販売の仕事でもしようかな(^^ゞ
※wiggleがオルトリーブ商品を日本に販売しないのが、
日本の代理店の圧力だというのは、あくまで噂です。
ナニ? 今回はアマゾン絶賛のヨイショ記事かって?
まあクレーム処理のスピードに感心したのは確かであるが、
それを紹介するだけなんてオチのない話を書くわけないじゃない。
5月30日アマゾンはSサイズ8リッターの商品は存在せず、
ホームページに誤りがあったことを認めた。
深夜に仕事をしてがんばった。
さてそれから半月たった現在、アナオソロシヤ
アマゾンでは、まだSサイズ8リッターの商品を売っている!
まだ在庫が3つあるらしいから、誰が注文して返品してみたら?
いずれリンク先のページはなくなるだろうから画面のコピーを。
6月16日土曜日にお届けしますって書いてあるでしょ。(クリックで拡大)
あれだけの巨大ストアを運営する難しさはわかるとしても、
その場その場の対応スピード命で、各部門の連携はまったくとれていないようだ。
アマゾン君、まだまだ詰めが甘いようで。
おしまい
オルトリーブのスリングイット Sサイズの8リッター
である。しかし箱に入っていたのは
オルトリーブのスリングイット Sサイズの12リッター
だった。Sサイズのところをタイプミスはしていない。おなじSサイズなのにバッグの容量が違うのである。サイズ名と容量は商品タグにしっかりと書かれている。
12リッターというのは普通のショルダーバッグのサイズ。ちょっとした荷物を入れて運ぶにはいいサイズだが、基本はポケットの中のものをカバンにしまいたいという今回の私のニーズには大きすぎる。もともと希望は5リッターだったのだ。
というわけで返品、もし8リッターがあれば交換してもらうことにする。今まで返品したことがないのでアマゾンのホームページでいろいろ調べる。とりあえずホームページ内のフォームに書き込むようだ。
5月29日 午後11時 返品または交換希望の旨を送信
注文したのはSサイズの8リッターだけれど、おなじSサイズで12リッターのものが届いたこと、8リッターがあるなら交換、なければ返品の意向を伝える。本当はもう少し書きたいことがあったのだが、記入フォームの文字制限があって基本的な用件しか書けなかった。
その送信を受け取ったという確認メールは自動応答で瞬時に来た。
次の日、朝起きてメールチェックをするとアマゾンからメールが来ていた。
5月30日 午前2時 アマゾンよりお詫びのメール
早っ!
アマゾンの返品担当者は深夜にも仕事しているらしい。
これは自動応答メールではない。なぜなら、ちょっと込み入った事情が書いてあったから。もっとも状況に応じて各種用意してあるメールの文面を選び、商品名をコピーペーストしただけだろうが。
以下はそのメール■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■
Amazon.co.jpにご連絡いただき、ありがとうございます。
このたびは、ご注文とは異なる商品をお届けしてしまい、お客様にご迷惑をおかけしておりますことをお詫び申し上げます。
ご連絡いただきましたご注文商品『オルトリーブ(ORTLIEB) スリングイット S ホワイトロゴ 8L メッセンジャーバッグ K8103 K8103』につきましては、通常であれば早急に正しい商品を送るよう手配させていただいておりますが、このたびは商品ページに誤りがある可能性がございますので、再度、異なる商品をお届けしてしまうことが考えれられます。
今回の商品につきましては、一度担当部署にて、商品ページに誤りがないかどうか調査を行い、結果が分かりしだいEメールにてご連絡させていただきます。商品ページに誤りがないことが判明した場合には、交換商品をお送りするよう手配させていただきます。商品ページに誤りがある場合には、商品を返品いただいたうえで、代金を全額返金させていただきます。
商品の在庫状況によりましては、交換商品のお届けに時間がかかる場合や、交換商品を手配できないため、返品のうえでの返金対応となる場合もございますので、あらかじめご了承くださいますようお願いいたします。
お客様にご不便をおかけし申し訳ございませんが、調査が完了するまでいましばらくお待ちくださいますようお願いいたします。
なお、お手元の商品につきましては、お手数ですが、現時点ではご返送なさらず、できるかぎり商品到着時の状態にて保管をお願いいたします。
このたびは、Amazon.co.jpへお問い合わせいただき、ありがとうございました。
========================================
Amazon.co.jp カスタマーサービス ●●
Amazon.co.jp は、お客様からのご意見により、地球上で最もお客様を大切にする会社を目指しています。
========================================
■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■メール終わり■■■■■■
カスタマーサービスの担当者の名前は伏せ字にしておいた。
●●さん、深夜勤務ご苦労様。
アマゾンのメールがいいたいことは、スリングイットのSサイズは本来12リッターで、商品ページで8リッターと紹介していたことが間違いだったかも知れないという意味である。
実はそうなのである。スリングイットのSサイズは12リッターが正解。
エッ? 知っていてクレーマーになるつもりで注文したのかって?
ウン、ちょっとムシャクシャしていて(^^ゞ というのは冗談で、スリングイットはどうも最近ラインアップを変更したようで、以前はSサイズが8リッターだった(と思う)のだ。ちなみに、この販売店のホームページも未だに8リッターと表示している。
それでアマゾンでSサイズ8リッターの商品を見つけた時「ラッキー!古いラインナップが残っていた」と思って注文したのである。記入ホームに書きたかった要件というのはそのことである。
5月31日 午前0時 アマゾンより調査完了のメール
以下はそのメール■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■
Amazon.co.jpにご連絡いただき、ありがとうございます。
このたびは、お客様へのご返答にお時間がかかり、大変ご迷惑をおかけしましたことを深くお詫び申し上げます。
また、ご注文商品『』とは異なる商品をお届いたしまして、お客様に大変ご迷惑をおかけしたことをお詫び申し上げます。
正しい商品を早急にお送りするべきところではございますが、お調べしましたところ、商品ページの情報に誤りがあり正しい商品をお送りすることができないことがわかりました。在庫商品も同様に12リッターの商品でした。そのため、今回はお手元の商品のご返送後に、代金をクレジットカードに全額返金いたしますことをご了承ください。
■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■メール終わり■■■■■■
メールはこの後、具体的な返品方法などが書いてあった。担当者は前回と同じ人。深夜勤務専門なのかな? 今回は『』内に商品名を入れ忘れているけれど、素早い対応だったから大目に見よう。
31日にコンビニから着払いで発送し、その後の処理もスムーズに進んだ。
一連のやりとりの日付を再度書くと
5月28日 午前1時 発注
5月28日 午後6時 発送したとの連絡メール
5月29日 商品到着
5月29日 午後11時 返品または交換希望の旨を送信
5月30日 午前2時 アマゾンよりお詫びのメール
5月31日 午前0時 アマゾンより調査完了のメール
違う商品が届いたのはもちろんアマゾンのミスであるが、このスピード感にはちょっと感銘を受けた。アマゾンでエライ目にあった友人を何名か知っているが、かなり以前の話だし、今は優れたオペレーションシステムで運営されているようだ。特にこのクレーム処理の早さはミスを補ってあまりあるものといえる。実際、私は全然ムカついていない。人間というのは不思議なもので、状況は何も解決していないのに(8リッターのバッグを手に入れていない)、応対に満足すれば許せてしまうのだ。ビジネスでトラブルが起きた時こそ気合いの入れ処。私のクライアントには元私の被害者がたくさんいる(^^ゞ
それに元はといえばSサイズ8リッターなどという旧タグを12リッターの新しい商品につけた、あるいはついているのを見過ごして出荷したのは、例のイギリスのwiggleが日本に販売しないようにオルトリーブ本社に泣きついた日本の代理店の仕事。旧ラインナップの商品を紹介している販売店のホームページがアチコチにあるのを放置しているのも彼らの職務怠慢。さらに自社のホームページすらSサイズ16リッター、Mサイズ21リッターなどとトンチンカンな表示をしている。正しくはS:12リッター、M:17リッターである。XS:3リッター、L:22リッターのラインナップもあるのに書かれていない。こんなボンクラ連中でも商売が続けられるんだから、私も何かの輸入販売の仕事でもしようかな(^^ゞ
※wiggleがオルトリーブ商品を日本に販売しないのが、
日本の代理店の圧力だというのは、あくまで噂です。
ナニ? 今回はアマゾン絶賛のヨイショ記事かって?
まあクレーム処理のスピードに感心したのは確かであるが、
それを紹介するだけなんてオチのない話を書くわけないじゃない。
5月30日アマゾンはSサイズ8リッターの商品は存在せず、
ホームページに誤りがあったことを認めた。
深夜に仕事をしてがんばった。
さてそれから半月たった現在、アナオソロシヤ
アマゾンでは、まだSサイズ8リッターの商品を売っている!
まだ在庫が3つあるらしいから、誰が注文して返品してみたら?
いずれリンク先のページはなくなるだろうから画面のコピーを。
6月16日土曜日にお届けしますって書いてあるでしょ。(クリックで拡大)
あれだけの巨大ストアを運営する難しさはわかるとしても、
その場その場の対応スピード命で、各部門の連携はまったくとれていないようだ。
アマゾン君、まだまだ詰めが甘いようで。
おしまい
2012年06月14日
アマゾン返品顛末記
バイクに乗る時や、ちょっとした出歩き用途に小型のショルダーバッグを買うことにした。バイクで身の回りのものを持ち歩くのには、今まで主にウエストポーチを使っていたが、それがバイクの楽しみを損ねていることに先日気づいたから(ちょっとオオゲサ)。その話はいずれまた。
選考基準は
5リッターくらいの容量
たすき掛けのできるショルダーバッグ
完全防水あるいは、それに近い防水性能
白を基調としたデザイン
5リッターくらいの容量のイメージが難しいかも知れないけれど、財布や携帯やカメラや、その他細かなものを入れて、さら500ccくらいの水筒を入れて、タオルを入れて、まだ少し余裕がある程度の大きさである。
たすき掛けはバイクに乗っている時はシートの所に留めておくから(この方法も、そのうち紹介しようと思ってからずいぶん立つ)。歩き回る時もたすき掛けのほうが何かと安定して便利。この選考基準はショルダー掛けもできるトートバッグは除外という程度の意味。
バイクで使うから防水機能は当然。私はまともな防水性を持たないバッグをアウトドア用とは認めない。バイク用として売られているバッグのほとんどが防水でないのがどうにも不思議。
バイクの色が白だし、炎天下でも熱くなりにくいし、どんな色のウエアを着てもコーディネートに気を遣う必要がないから、遊び用のバッグに最近は白を選ぶことが多い。
ーーーーそれで、
この条件を満たすバッグは
世の中に存在しない(/o\)
けっこう時間をかけてネットで調べたのにーーー残念。
それでサイズを妥協して選んだのが、オルトリーブのスリングイットというバッグ。Sサイズで8リッター。ちょっと大きめ。
ところでオルトリーブといえば、去年ディパックを買った。当然、割高な国内販売店ではなく海外通販で買うつもりだった。しかし安くて早くて送料無料の優良店wiggleは今はオルトリーブを日本向けに販売していない。いろいろ調べてみると日本の代理店がオルトリーブ(ドイツ)に泣きついて、wiggle(イギリス)に日本に出荷しないよう圧力を掛けているらしい(という噂)。なんともムカツク話。
もちろんwiggle以外でオルトリーブを売っている海外通販は一杯ある。しかし日本での販売価格1万2000円程度のスリングイット1つだけだと、他の海外通販はwiggle程安くはないし送料も掛かるので、1000円ほどしか安くならない。というわけで、その時点で一番安かったアマゾンで購入。
メールでの記録を見ると
5月28日 午前1時 発注
5月28日 午後6時 発送したとの連絡メール
5月29日 商品到着
もともとアマゾンの発送は早かったが、最近はほとんど次の日に商品が届く。街中の店で取り寄せを頼めば、平気で1週間くらい掛かることはザラにあるから、もう勝負にならない。
さて、
早く届いたな、週末のバイクツーリングに間に合ったと喜んで箱を開けると、そこには私が注文したバッグとよく似たバッグが?
ーーー続く
選考基準は
5リッターくらいの容量
たすき掛けのできるショルダーバッグ
完全防水あるいは、それに近い防水性能
白を基調としたデザイン
5リッターくらいの容量のイメージが難しいかも知れないけれど、財布や携帯やカメラや、その他細かなものを入れて、さら500ccくらいの水筒を入れて、タオルを入れて、まだ少し余裕がある程度の大きさである。
たすき掛けはバイクに乗っている時はシートの所に留めておくから(この方法も、そのうち紹介しようと思ってからずいぶん立つ)。歩き回る時もたすき掛けのほうが何かと安定して便利。この選考基準はショルダー掛けもできるトートバッグは除外という程度の意味。
バイクで使うから防水機能は当然。私はまともな防水性を持たないバッグをアウトドア用とは認めない。バイク用として売られているバッグのほとんどが防水でないのがどうにも不思議。
バイクの色が白だし、炎天下でも熱くなりにくいし、どんな色のウエアを着てもコーディネートに気を遣う必要がないから、遊び用のバッグに最近は白を選ぶことが多い。
ーーーーそれで、
この条件を満たすバッグは
世の中に存在しない(/o\)
けっこう時間をかけてネットで調べたのにーーー残念。
それでサイズを妥協して選んだのが、オルトリーブのスリングイットというバッグ。Sサイズで8リッター。ちょっと大きめ。
ところでオルトリーブといえば、去年ディパックを買った。当然、割高な国内販売店ではなく海外通販で買うつもりだった。しかし安くて早くて送料無料の優良店wiggleは今はオルトリーブを日本向けに販売していない。いろいろ調べてみると日本の代理店がオルトリーブ(ドイツ)に泣きついて、wiggle(イギリス)に日本に出荷しないよう圧力を掛けているらしい(という噂)。なんともムカツク話。
もちろんwiggle以外でオルトリーブを売っている海外通販は一杯ある。しかし日本での販売価格1万2000円程度のスリングイット1つだけだと、他の海外通販はwiggle程安くはないし送料も掛かるので、1000円ほどしか安くならない。というわけで、その時点で一番安かったアマゾンで購入。
メールでの記録を見ると
5月28日 午前1時 発注
5月28日 午後6時 発送したとの連絡メール
5月29日 商品到着
もともとアマゾンの発送は早かったが、最近はほとんど次の日に商品が届く。街中の店で取り寄せを頼めば、平気で1週間くらい掛かることはザラにあるから、もう勝負にならない。
さて、
早く届いたな、週末のバイクツーリングに間に合ったと喜んで箱を開けると、そこには私が注文したバッグとよく似たバッグが?
ーーー続く
2012年06月12日
レオナルド・ダ・ヴィンチ 美の理想 展 (続き)
前回「実は特別に見たい絵があったわけではない。でも、これを逃せばたぶん一生見られない光景が、この展覧会にはあったから」と書いたのはモナリザのこと。ダ・ヴィンチといえばモナリザ、モナリザといえばダ・ヴィンチである。
もっともダ・ヴィンチの描いたモナリザはルーブル美術館にあって、もちろんここでは展示されていない。しかしモナリザは今でも画家が練習として模写するように、ダ・ヴィンチの生きていた時代からたくさんの模写がある。この展覧会ではその中でも一流どころを集めたという、なかなか気の利いた企画を催しているのである。
会場を進んでいくとモナリザがズラーッと並んだコーナーにつく。
なぜか思わず愉快で笑ってしまった。
写真はネットの画像検索で拾ってきたもの。
私の盗撮じゃないよ(^^ゞ でも無断借用陳謝。
ところで日本の美術館は写真禁止になっているけれど、海外じゃ別に咎められない。ルーブルじゃモナリザも皆パチパチやっているらしい。私も昔ニューヨークの近代美術館で一杯撮ってきた。今じゃ、ほぼ全員が携帯やスマートフォンを取り出すだろうから一概に解禁賛成ともいえないが。
話はモナリザの模写に戻って、展示されていたのはカラーの油絵で4点、白黒のものが6点くらい。モチーフはモナリザでもアレンジを加えた作品がその他に数点。
●アイルワースのモナリザ
これが今回の目玉作品。
イギリスのアイルワースというところで発見された(らしい)のでアイルワースのモナリザという名前がついている。作者はダ・ヴィンチ本人で、ルーブルにあるモナリザの前に制作したものではないかという学説もあるくらいの一級品。個人所蔵の作品で展覧会に出品されるのは大変珍しいらしい。ある意味ルーブルのモナリザより希少価値かも。
このアイルワースのモナリザ、とっても気に入った。
本家のほうのモナリザは何となく顔が男っぽいし、眉毛がないのも苦手。ミステリアスな魅力があるのは本家のほうで、アイルワースはただの肖像画という気がしなくもないが、どちらか売ってくれるならアイルワースのモナリザを買いたい(^^ゞ
参考までにルーブルにあるダ・ヴィンチの本家モナリザ
他のモナリザもそれぞれよかったというか楽しめた。なかでもエッキングのモナリザという作品はちょっと幽玄な印象があっておもしろかった。残念ながらアイルワース以外は、そんなに有名じゃないのかネットで画像は見つけられず。
ところで模写というものを見たのは初めて。
どんなものなのだろうと興味津々だったが、名曲がいろんな歌手によってカバーバージョンを歌われるのと同じようなものかなという印象。作家によるオリジナリティのつけかたは歌ほどではないから、クラシック音楽の演奏者による違いくらいか。つまりは充分に楽しめる。というよりいろんなバリエーションを味わえてよりいっそう楽しめる。
もともと私は絵に対して「本物にしかない魅力」があるとは思っていない。本物を見ても、雑誌やネットで見ても、その絵から得られる感動やインスピレーションは同じ。違うのはサイズも含めて実物でしか得られないリアリティ、存在感、それとうまく表現できないが絵というモノが経てきた時間の重みーーーなどである。たぶん私はオリジナルと同年代に製作された一級品の贋作なら十二分に満足できるタイプだ。
もっともオリジナルを描いた画家と、それを模写した画家とではクリエイティビティには大差がある。だから両者を同じレベルでは評価しない。しかし作家に対する評価と、できあがった絵を楽しめるかどうかは別次元の話。
まあ一般的には展覧会に出かけて「ホンモノに会えた!」と感激するのが清く正しき市民の姿なんだろうけれど、そんなガラではない私はずらっと並んだ人類の宝とも言うべきモナリザの模写を眺めて、ますます肩の力が抜けてニタニタとほくそ笑んでいたのであった。
また模写とは似て非なるものであるが、どこかの美術館で「世界の名画の贋作展」でもやってくれないかな。
●「裸のモナリザ」レオナルド・ダ・ヴィンチ構想 サライ(帰属)
これはモナリザの変形バージョンとでもいうべき作品。サライというのはダ・ヴィンチの弟子の名前。ダ・ヴィンチの最晩年作品に「洗礼者ヨハネ」という作品があるが、それと何となく顔が似ている。どっちもちょっとカマっぽい(^^ゞ それと、こんなオッパイはないと思うし、肩や首回りはプロレスラー並みに逞しい。なんとも不思議な作風。モナリザにあやかったモナリザ商法という気がしなくもない。
●「フローラ」 カルロ・アントニオ・プロカッチーニと、その子
上の裸のモナリザに対する模写もあって、さらに裸のモナリザからインスピレーションを得て描かれたような作品も何点か展示されていた。これはインスピレーション版のほうでダ・ヴィンチより1世紀ほど後の作品。ここまで変態っぽいと逆に認めたくなる。
●「モナリザ」 作者不詳
模写だけじゃなくて彫刻もあった。
可愛すぎてモナリザといわれなければモナリザには見えないというか、いわれてもモナリザには見えなかったけが。
●「モナリザを描くレオナルド・ダ・ヴィンチ」 チェーザレ・マッカーリ
模写が名曲のカバーなら、これはパロディかな?
ずっと後の19世紀の作品。「神格化されるレオナルド」というコーナーで展示されていた。ちなみにチェーザレ・マッカーリは明治時代にヨーロッパに渡った日本人画家に絵を教えている日本の洋画家の恩人のような人。
というわけで、何十点もの模写やモナリザつながりの絵をたっぷり見られて、なかなか有意義な日だった。メインの模写コーナーには4点プラス白黒1点が展示されていて、その迫力がかなり強烈だったのも印象的。模写にもそっくりにコピーするのと、そうでないのがあるんだろうけれど、もっと盛んになればいいのにと思う。そうすれば、いずれダ・ヴィンチを越えるモナリザが誕生したりしてーーーーと妄想。
あっ! ホンモノのモナリザを見たことなかった(^^ゞ
おしまい
もっともダ・ヴィンチの描いたモナリザはルーブル美術館にあって、もちろんここでは展示されていない。しかしモナリザは今でも画家が練習として模写するように、ダ・ヴィンチの生きていた時代からたくさんの模写がある。この展覧会ではその中でも一流どころを集めたという、なかなか気の利いた企画を催しているのである。
会場を進んでいくとモナリザがズラーッと並んだコーナーにつく。
なぜか思わず愉快で笑ってしまった。
写真はネットの画像検索で拾ってきたもの。
私の盗撮じゃないよ(^^ゞ でも無断借用陳謝。
ところで日本の美術館は写真禁止になっているけれど、海外じゃ別に咎められない。ルーブルじゃモナリザも皆パチパチやっているらしい。私も昔ニューヨークの近代美術館で一杯撮ってきた。今じゃ、ほぼ全員が携帯やスマートフォンを取り出すだろうから一概に解禁賛成ともいえないが。
話はモナリザの模写に戻って、展示されていたのはカラーの油絵で4点、白黒のものが6点くらい。モチーフはモナリザでもアレンジを加えた作品がその他に数点。
●アイルワースのモナリザ
これが今回の目玉作品。
イギリスのアイルワースというところで発見された(らしい)のでアイルワースのモナリザという名前がついている。作者はダ・ヴィンチ本人で、ルーブルにあるモナリザの前に制作したものではないかという学説もあるくらいの一級品。個人所蔵の作品で展覧会に出品されるのは大変珍しいらしい。ある意味ルーブルのモナリザより希少価値かも。
このアイルワースのモナリザ、とっても気に入った。
本家のほうのモナリザは何となく顔が男っぽいし、眉毛がないのも苦手。ミステリアスな魅力があるのは本家のほうで、アイルワースはただの肖像画という気がしなくもないが、どちらか売ってくれるならアイルワースのモナリザを買いたい(^^ゞ
参考までにルーブルにあるダ・ヴィンチの本家モナリザ
他のモナリザもそれぞれよかったというか楽しめた。なかでもエッキングのモナリザという作品はちょっと幽玄な印象があっておもしろかった。残念ながらアイルワース以外は、そんなに有名じゃないのかネットで画像は見つけられず。
ところで模写というものを見たのは初めて。
どんなものなのだろうと興味津々だったが、名曲がいろんな歌手によってカバーバージョンを歌われるのと同じようなものかなという印象。作家によるオリジナリティのつけかたは歌ほどではないから、クラシック音楽の演奏者による違いくらいか。つまりは充分に楽しめる。というよりいろんなバリエーションを味わえてよりいっそう楽しめる。
もともと私は絵に対して「本物にしかない魅力」があるとは思っていない。本物を見ても、雑誌やネットで見ても、その絵から得られる感動やインスピレーションは同じ。違うのはサイズも含めて実物でしか得られないリアリティ、存在感、それとうまく表現できないが絵というモノが経てきた時間の重みーーーなどである。たぶん私はオリジナルと同年代に製作された一級品の贋作なら十二分に満足できるタイプだ。
もっともオリジナルを描いた画家と、それを模写した画家とではクリエイティビティには大差がある。だから両者を同じレベルでは評価しない。しかし作家に対する評価と、できあがった絵を楽しめるかどうかは別次元の話。
まあ一般的には展覧会に出かけて「ホンモノに会えた!」と感激するのが清く正しき市民の姿なんだろうけれど、そんなガラではない私はずらっと並んだ人類の宝とも言うべきモナリザの模写を眺めて、ますます肩の力が抜けてニタニタとほくそ笑んでいたのであった。
また模写とは似て非なるものであるが、どこかの美術館で「世界の名画の贋作展」でもやってくれないかな。
●「裸のモナリザ」レオナルド・ダ・ヴィンチ構想 サライ(帰属)
これはモナリザの変形バージョンとでもいうべき作品。サライというのはダ・ヴィンチの弟子の名前。ダ・ヴィンチの最晩年作品に「洗礼者ヨハネ」という作品があるが、それと何となく顔が似ている。どっちもちょっとカマっぽい(^^ゞ それと、こんなオッパイはないと思うし、肩や首回りはプロレスラー並みに逞しい。なんとも不思議な作風。モナリザにあやかったモナリザ商法という気がしなくもない。
●「フローラ」 カルロ・アントニオ・プロカッチーニと、その子
上の裸のモナリザに対する模写もあって、さらに裸のモナリザからインスピレーションを得て描かれたような作品も何点か展示されていた。これはインスピレーション版のほうでダ・ヴィンチより1世紀ほど後の作品。ここまで変態っぽいと逆に認めたくなる。
●「モナリザ」 作者不詳
模写だけじゃなくて彫刻もあった。
可愛すぎてモナリザといわれなければモナリザには見えないというか、いわれてもモナリザには見えなかったけが。
●「モナリザを描くレオナルド・ダ・ヴィンチ」 チェーザレ・マッカーリ
模写が名曲のカバーなら、これはパロディかな?
ずっと後の19世紀の作品。「神格化されるレオナルド」というコーナーで展示されていた。ちなみにチェーザレ・マッカーリは明治時代にヨーロッパに渡った日本人画家に絵を教えている日本の洋画家の恩人のような人。
というわけで、何十点もの模写やモナリザつながりの絵をたっぷり見られて、なかなか有意義な日だった。メインの模写コーナーには4点プラス白黒1点が展示されていて、その迫力がかなり強烈だったのも印象的。模写にもそっくりにコピーするのと、そうでないのがあるんだろうけれど、もっと盛んになればいいのにと思う。そうすれば、いずれダ・ヴィンチを越えるモナリザが誕生したりしてーーーーと妄想。
あっ! ホンモノのモナリザを見たことなかった(^^ゞ
おしまい
2012年06月09日
レオナルド・ダ・ヴィンチ 美の理想 展
そのうち行こう行こうとグズグズしているうちに、気がつけば会期終了1日前。混んでるだろうな〜入場するまでに並ぶんだろうなあ〜。しかも朝からずっと雨。クジケかけたが何とか見に行ってきた。実は特別に見たい絵があったわけではない。でも、これを逃せばたぶん一生見られない光景が、この展覧会にはあったから。
話は変わるが、昨年は心が滅んでいて?満開になるまで気がつかなかった駅に行く途中のアジサイ。今年は咲き始めから眺めている。ところで実家のアジサイのまわりでよくカタツムリを見かけたせいか、私の意識の中でアジサイとカタツムリはセットの存在である。皿に載ったエスカルゴを別にすれば、もう長い間見ていない。不審者に間違われない程度にアジサイのある植え込みの中を探してみたが、残念ながらカタツムリはいなかった。絶滅危惧種?
展覧会は渋谷の東急文化村でおこなわれている。東急百貨店本店に隣接している施設で渋谷駅から行くには109の右側、つまり道玄坂を上がっていけばいい。でもわざと左側の道を進み途中で右折する。そのあたりは円山町。昔の花街で今はラブホテルやクラブ(音楽のほうね)が密集しているエリア。どこか裏渋谷的なイメージがあって何となく好き。
到着したのは2時頃。特に並ぶこともなく入ることができた。
でも会場内はかなり人が多かった。
ところでアジサイを見ればカタツムリが連想ゲームのように思う浮かぶのだが、私は昔からダ・ヴィンチとミケランジェロ、どっちがどっちだったかどうも混乱する。どちらもイタリアのルネサンス期(14〜16世紀)の巨匠で、ダ・ヴィンチが絵画寄り、ミケランジェロが彫刻や建築寄りである。しかし両者の名前の語感はまったく違っても、日本語の語感とはかけ離れているという点で一致しているからだろうか? でも数年前ダ・ヴィンチ・コードという映画があって、あれはダ・ヴィンチの「最後の晩餐」が大きく取り上げているから、それでようやくダ・ヴィンチ=ダ・ヴィンチ・コード=絵のほうの巨匠という区別がぱっと思い出せるようになった。
●「ほつれ髪の女」レオナルド・ダ・ヴィンチ
展示会のポスターにもなっている今回のメイン。30センチ四方くらいの小さな作品。よく描けていると思うが、別に「フ〜ン」というのが正直な感想。
ダ・ヴィンチは誰でも知っている有名画家だが、彼自身が描いて残っている作品は10数点と少ないらしい。だからこの展示会も、ダ・ヴィンチが下絵を描いて弟子が仕上げたとか、ダ・ヴィンチが構想して他の画家が描いたというようなものが多い。ルネサンス期はそういう工房システムで制作されていた時代でもある
●「衣紋の習作」レオナルド・ダ・ヴィンチ
これも数少ないダ・ヴィンチ自身が描いたものだが、こんなもの見せられてもーーー。美大の学生、いや美術部の高校生でも描けるかな。まあ美術品は作家のネームバリューによって価値というか、ありがたみが決まるようなところがあるから、私も「あのダ・ヴィンチが練習書きしたものをこの目で見た」と喜んでおくことにしよう。
●「岩窟の聖母」レオナルド・ダ・ヴィンチと弟子
宗教的な作品。左の赤ちゃんがイエス・キリストで、右の赤ちゃんがイエスに洗礼を与えるヨハネらしい。そのあたりあまりよくわからないが、彼の代表作モナリザもそうだけれど、ダ・ヴィンチは岩山みたいなものを描くのが好きなのかなあと、どうでもいいような想像をしてしまった。
実はこの絵は3枚あって、フランスのルーブルとロンドンのナショナルギャラリーにあるのがダ・ヴィンチ自身によるもの。展示されていたのは弟子との共作みたいなものか。評判がよくて注文が多かったのかな? ロンドン版は非キリスト教徒には同じ構図にしか見えないが、イエスとヨハネの位置が解釈的には逆になっているらしい。ちなみに今回展示されていた絵は個人の所蔵物。どんな金持ち、あるいは由緒正しい人間なのか気になるね。
●「レダと白鳥」レオナルド周辺の画家
レオナルド周辺の画家って誰よ?という気もするが、これはダ・ヴィンチが下絵を描いた作品らしい。ギリシャ神話がモチーフの絵画で、白鳥に変身したゼウスがレダという女性を誘惑しているというストーリー。ゼウスは一番偉い神様なのに、女たらしでも有名な憎めないヤツ。でも変身の術を使うなんてズルイ(^^ゞ
●「カーネーションの聖母」ラファエロとその工房(帰属)
ダ・ヴィンチにもカーネーションの聖母という絵があるが、展示されていたのは同時代のラファエロの作品。ちなみにダ・ヴィンチとミケランジェロとラファエロの3人がルネサンスの三代巨匠ということになっている。
作者名の「ラファエロとその工房」というのはラファエロがプロデュースしている工房で制作された、ラファエロ自身が描き手に加わっていたかどうかはわからないが、全くの無関係ではなかったという意味。そして「帰属」とは学説上ラファエロ工房で制作されたということになっているという意味。というわけで、いったい誰が描いた絵なのかハッキリしないのだが(^^ゞ
しかしラファエロらしい優しい絵で、ダ・ヴィンチ展なのに今回一番気に入ったのがこの絵。ダ・ヴィンチの絵はゴツゴツしているからね。でもこの手の宗教画を見ていつも思うのは、赤ちゃんの顔が大人なこと。ただの赤ちゃんじゃなくて神様や天使だからだろうか?
ちなみに母の日のカーネーションとの関係はよくわからないが、キリスト教でカーネーションは「イエスの受難」を表す植物らしい。イエスが十字架に貼り付けにされて息を引き取ったとき、聖母マリアの流した涙がカーネーションにかわったとか。
ついでにダ・ヴィンチのカーネーションの聖母も参考に。
あっ、やっぱり岩山を描いている!
ーーー続く
話は変わるが、昨年は心が滅んでいて?満開になるまで気がつかなかった駅に行く途中のアジサイ。今年は咲き始めから眺めている。ところで実家のアジサイのまわりでよくカタツムリを見かけたせいか、私の意識の中でアジサイとカタツムリはセットの存在である。皿に載ったエスカルゴを別にすれば、もう長い間見ていない。不審者に間違われない程度にアジサイのある植え込みの中を探してみたが、残念ながらカタツムリはいなかった。絶滅危惧種?
展覧会は渋谷の東急文化村でおこなわれている。東急百貨店本店に隣接している施設で渋谷駅から行くには109の右側、つまり道玄坂を上がっていけばいい。でもわざと左側の道を進み途中で右折する。そのあたりは円山町。昔の花街で今はラブホテルやクラブ(音楽のほうね)が密集しているエリア。どこか裏渋谷的なイメージがあって何となく好き。
到着したのは2時頃。特に並ぶこともなく入ることができた。
でも会場内はかなり人が多かった。
ところでアジサイを見ればカタツムリが連想ゲームのように思う浮かぶのだが、私は昔からダ・ヴィンチとミケランジェロ、どっちがどっちだったかどうも混乱する。どちらもイタリアのルネサンス期(14〜16世紀)の巨匠で、ダ・ヴィンチが絵画寄り、ミケランジェロが彫刻や建築寄りである。しかし両者の名前の語感はまったく違っても、日本語の語感とはかけ離れているという点で一致しているからだろうか? でも数年前ダ・ヴィンチ・コードという映画があって、あれはダ・ヴィンチの「最後の晩餐」が大きく取り上げているから、それでようやくダ・ヴィンチ=ダ・ヴィンチ・コード=絵のほうの巨匠という区別がぱっと思い出せるようになった。
●「ほつれ髪の女」レオナルド・ダ・ヴィンチ
展示会のポスターにもなっている今回のメイン。30センチ四方くらいの小さな作品。よく描けていると思うが、別に「フ〜ン」というのが正直な感想。
ダ・ヴィンチは誰でも知っている有名画家だが、彼自身が描いて残っている作品は10数点と少ないらしい。だからこの展示会も、ダ・ヴィンチが下絵を描いて弟子が仕上げたとか、ダ・ヴィンチが構想して他の画家が描いたというようなものが多い。ルネサンス期はそういう工房システムで制作されていた時代でもある
●「衣紋の習作」レオナルド・ダ・ヴィンチ
これも数少ないダ・ヴィンチ自身が描いたものだが、こんなもの見せられてもーーー。美大の学生、いや美術部の高校生でも描けるかな。まあ美術品は作家のネームバリューによって価値というか、ありがたみが決まるようなところがあるから、私も「あのダ・ヴィンチが練習書きしたものをこの目で見た」と喜んでおくことにしよう。
●「岩窟の聖母」レオナルド・ダ・ヴィンチと弟子
宗教的な作品。左の赤ちゃんがイエス・キリストで、右の赤ちゃんがイエスに洗礼を与えるヨハネらしい。そのあたりあまりよくわからないが、彼の代表作モナリザもそうだけれど、ダ・ヴィンチは岩山みたいなものを描くのが好きなのかなあと、どうでもいいような想像をしてしまった。
実はこの絵は3枚あって、フランスのルーブルとロンドンのナショナルギャラリーにあるのがダ・ヴィンチ自身によるもの。展示されていたのは弟子との共作みたいなものか。評判がよくて注文が多かったのかな? ロンドン版は非キリスト教徒には同じ構図にしか見えないが、イエスとヨハネの位置が解釈的には逆になっているらしい。ちなみに今回展示されていた絵は個人の所蔵物。どんな金持ち、あるいは由緒正しい人間なのか気になるね。
●「レダと白鳥」レオナルド周辺の画家
レオナルド周辺の画家って誰よ?という気もするが、これはダ・ヴィンチが下絵を描いた作品らしい。ギリシャ神話がモチーフの絵画で、白鳥に変身したゼウスがレダという女性を誘惑しているというストーリー。ゼウスは一番偉い神様なのに、女たらしでも有名な憎めないヤツ。でも変身の術を使うなんてズルイ(^^ゞ
●「カーネーションの聖母」ラファエロとその工房(帰属)
ダ・ヴィンチにもカーネーションの聖母という絵があるが、展示されていたのは同時代のラファエロの作品。ちなみにダ・ヴィンチとミケランジェロとラファエロの3人がルネサンスの三代巨匠ということになっている。
作者名の「ラファエロとその工房」というのはラファエロがプロデュースしている工房で制作された、ラファエロ自身が描き手に加わっていたかどうかはわからないが、全くの無関係ではなかったという意味。そして「帰属」とは学説上ラファエロ工房で制作されたということになっているという意味。というわけで、いったい誰が描いた絵なのかハッキリしないのだが(^^ゞ
しかしラファエロらしい優しい絵で、ダ・ヴィンチ展なのに今回一番気に入ったのがこの絵。ダ・ヴィンチの絵はゴツゴツしているからね。でもこの手の宗教画を見ていつも思うのは、赤ちゃんの顔が大人なこと。ただの赤ちゃんじゃなくて神様や天使だからだろうか?
ちなみに母の日のカーネーションとの関係はよくわからないが、キリスト教でカーネーションは「イエスの受難」を表す植物らしい。イエスが十字架に貼り付けにされて息を引き取ったとき、聖母マリアの流した涙がカーネーションにかわったとか。
ついでにダ・ヴィンチのカーネーションの聖母も参考に。
あっ、やっぱり岩山を描いている!
ーーー続く
2012年06月07日
宇宙大作戦 長年の謎
宇宙大作戦とはアメリカのテレビドラマシリーズ。カーク船長率いるUSSエンタープライズ号が宇宙のあちこちで、様々な事件に遭遇したり新たな発見をするSF物語。後に映画化もされて、その頃から邦題の宇宙大作戦よりスタートレックという英文の呼び方のほうが一般的になった。トレック(trek)は旅行の意味だが、遠くや困難な場所に出かけるニュアンスがある。
私が初めてテレビで見たのは高校生の頃。その時すでに何度目かの再放送だったように思う。深夜に放送していたので、もっと子供の頃は知らなかったのだろう。でーーー私はいたく気に入り、当時はそんな言葉遣いはなかったが、どっぷりと「ハマった」。
いつかこのブログで高校3年生の6月に大学受験までに勉強できる残り時間を計算し、そのあまりの少なさに慌てて取り憑かれたように受験勉強を始めた話を書いた。その時も宇宙大作戦を観る1時間は、食事や睡眠時間と同じように、生きていく上で必要な時間としてその残り時間から除外して計算したくらいである。
宇宙大作戦の何にハマったかというとSFらしい未来的なハイテク装置や兵器もよかったけれど、なによりも毎回、人間の本質を描くような文学性があったから。怪獣が出てきて退治するだけの日本のSFドラマとはずいぶん違った。本当は「こんな素晴らしいストーリーがあった」と紹介したいところであるものの、あまりに昔のことなので、細かな内容はもうすっかり忘れてしまっている。
宇宙大作戦はその後に何度も再放送され、その度に熱心に観ていたので(まだビデオで録画する時代ではなかった)、たぶん全話見たと思う。その後の6本の映画ももちろんすべて観た。
宇宙大作戦には主役のカーク船長以外にも何名かのレギュラーメンバー(エンタープライズ号の乗組員)が登場する。一番有名なのは、ほぼ主役同格のバルカン星人で副長のスポック。熱血漢のカークに「船長、それは非論理的です」とクールに言い放つスポックは、たぶん私の人格形成にも多大な影響を与えた(^^ゞ
脇役のメンバーにチャーリーという機関主任がいた。設定はスコットランド人の天才的エンジニアで憎めないキャラクター。ところで宇宙大作戦は23世紀が舞台なので、エンタープライズ号のコンピューターはすべて人間が話しかければ答えてくれる。
何作目かの映画でエンタープライズ号はタイムマシン的に1986年の地球に戻ってくる。チャーリーはその現代の地球でパソコンに「コンピューター!」といつものように呼びかけてもウンともスンとも返事がなく、「あっ、ここは昔の世界だと忘れていた。きっとこれがこの時代ではマイクと呼ばれていた音声入力装置だ」と得意げにマウスを握って話しかける。このシーンは映画館でも爆笑の渦。その後、彼は超人的なスピードでキーボードを叩くのだが、その映画で使われていたパソコンがマックだったの印象的だった。マッキントッシュ・プラスという機種で、私が初めて使ったマックでもある。
さて、このチャーリー。テレビの宇宙大作戦ではチャーリーなのに、映画版ではスコットという名前なのである。演じている俳優は同じ。テレビと映画で配役の設定も変わっていない。ナンデ名前が変わるの? 昔のテレビの時に翻訳を間違えたのかとも思ったが、チャーリーとスコットじゃ間違えようもないーーーそれが長年の謎だった。
ところが先々週CNNで”「スター・トレック」俳優の遺灰、宇宙へ”と書かれた記事を見つけた。亡くなっていたことも知らなかったが、何とあの役名は「チャーリー・スコット機関主任」だったのね!
まずは合掌
でも宇宙大作戦で活躍したあなたが
宇宙葬されるなんて本当のハッピーエンドだと思う。
長年の謎とは書きはしたものの、もちろん真剣に悩んでいたわけではない。最初の映画が公開された時、つまりチャーリーじゃなくてスコットに名前が変わった時、まだインターネットはなかった。それでも調べようと思えば調べられただろう。今ならネットの検索で一発である。
今は何でもネットで簡単に調べられて便利で、私もよく検索するけれど、すぐ答えを知ってしまうのではなく、しばらく悩んだり自分で考えたりしないと脳が退化しないかと心配になることもある。また「なんでチャーリーがスコットになった?」と疑問に思ったりするのは、大げさに言えば私の宇宙大作戦の楽しみ方のひとつだったような気もする。
というわけで、私が少々このブログでおかしなことを書いても、
ネットで調べて「間違っている!」なんて言わないで(^^ゞ
2012年06月02日
京成バラ園
先週は何かと忙しくブログを更新できず。最近はほとんどバイクでのお出かけ日記と化しており、マーケティングネタはどうしたと一部から苦情も頂いているが、まあ元々、晴れ「時々」マーケティングだから(^^ゞ。
前の土曜日に、あけぼの山農業公園で真っ赤に咲き誇るポピー畑を見て、いたく乙女心を刺激されたので?今週はバラを見てきた。千葉県八千代市にある京成バラ園。規模・内容ともに日本有数のバラ園といわれている。たぶん首都圏では1番大きい。
ちなみに京成(けいせい)というのは京成電鉄のこと。東京の上野から千葉県を結んでいる私鉄。京成の京は東京の京。成は成田空港の成田。バラ園は京成電鉄の子会社でバラの生産者としても有名。
別に道順を記すようなツーリングでもないが、地図はいつものグーグルマップ。自宅から近くの首都高に乗り首都高環状線で銀座あたりを通過するのは先週と同じ。先週はその後、首都高6号三郷線で北上したが、今回は7号小松原線で西に進む。小松原線は4キロほど直線が続くので自制心の修行になる。なお対向車線を目測150キロ以上でかっ飛ばしていく白バイとすれ違った。いいなあ、捕まる心配がなくて。さて首都高は荒川を渡ったあたりで京葉道路という高速に接続している。10キロ程走って花輪というインターチェンジで降りる。インターチェンジなどどうでもいいのだが、バラを見に行くのに使ったのが花輪というのが気に入って書き込んでみただけ。
京成バラ園では春バラが最盛期を迎える今の時期、通常午前9時の開園を土日は午前6時に繰り上げている。それでも昼過ぎまでは混雑し、駐車場に入るための渋滞もあるらしい。それもイヤだし、午前6時に間に合うよう早起きできるはずもなく、今回はバイクで走って楽しむようなルートも組み込んでいないので、帰りが暗くてもいいやと午後3時過ぎに現地到着。700台ある駐車場は無料。バイクの駐車場はなく自転車と同じ駐輪場に停める。自転車が一杯で停めにくかったので、その付近で適当に停めた。駐車場の係員は大勢いてみんな親切だった。
入園ゲート付近。
このあたりでもうバラのいい香りが漂ってくる。
入園料は1200円。年間パスポートだと3000円。ちなみにバラは春と秋の2回咲く。30分以内で来られる距離なら年間パスポートを買ったと思う。
入園ゲートの隣の売店。
売店の飾りのバラでこの程度ならと期待が膨らむ。
入園する。
バラ!バラ!バラ!
1000品種7000株のバラが咲いているといわれている。
クレーン車でも持ってこなければ全景は捉えきれない。
バラ園の敷地全体で3万平方メートルと説明にある。このメインの庭園部分は野球のグラウンド程度の広さだった。1ヘクタール(1万平方メートル)ちょっとか。以前、都市開発のプロジェクトに参加していたことがあるので更地ならヘクタール単位で見当がつくのだが、こんなにバラが生えていてはよくわからない。とにかく広くてバラだらけである。
あまり語っても仕方ないので写真で楽しんでチョーダイ。
見た目もきれいだったが香りもよかった。香りなんてしばらくすれば鼻が慣れて感じなくなりそうなものだが、ずっとバラの香りにつつまれている感覚があった。これは結構やみつきになりそうないい気分である。
生け花や鉢植えのバラもいいけれど、
バラ園のこの密集感がたまらないね。
なかには、これもバラ?というような形のものもあった。品種名を記したプレートがあったが、それをいちいち確認していたら切りがないので無視してビジュアルのみで楽しむ。
よく見ればけっこう痛んでいる花も。一番の見頃は先週の土日だったかも知れない。でも7000株のバラに圧倒されて、あまりそんなことは気にならない。それと切り花でバラを見るとゴージャスなイメージがあるが、屋外で見ているせいかバラ園だとそういう感じはしないのがおもしろい。
アップで撮るためにバラに近づくと、
ムーッとするくらいバラの香りが漂ってくる。
バラ園といえばアーチとか、いろいろな飾り植えが楽しみ。
ガーデンな雰囲気。
庭としては敷地に対してバラが多すぎてバランスが悪い。あくまでここは庭ではなくバラ畑として、その圧倒的な量を楽しむところだと思う。
結局2時間ほどバラ園をうろつき、その美しさを目で楽しみ、いい香りを鼻で楽しんだ。人は多かったが目線はバラを見ているから、ほとんど気にならない。バラはそこそこ背丈があるから人の姿を隠すついたてにもなっている。
ゲートをでるとバラを売っている。バイクで持って帰るのは厳しいので断念。
チューリップの次は、秋にバラに挑戦してみようかな。
走行距離95キロ。
ツーリングというより足としてバイクを使っただけ。こういう乗り方も私には向いていると思う。アジサイも見に行きたいがアジサイ=梅雨=雨でバイクには向いていないのが残念。
前の土曜日に、あけぼの山農業公園で真っ赤に咲き誇るポピー畑を見て、いたく乙女心を刺激されたので?今週はバラを見てきた。千葉県八千代市にある京成バラ園。規模・内容ともに日本有数のバラ園といわれている。たぶん首都圏では1番大きい。
ちなみに京成(けいせい)というのは京成電鉄のこと。東京の上野から千葉県を結んでいる私鉄。京成の京は東京の京。成は成田空港の成田。バラ園は京成電鉄の子会社でバラの生産者としても有名。
別に道順を記すようなツーリングでもないが、地図はいつものグーグルマップ。自宅から近くの首都高に乗り首都高環状線で銀座あたりを通過するのは先週と同じ。先週はその後、首都高6号三郷線で北上したが、今回は7号小松原線で西に進む。小松原線は4キロほど直線が続くので自制心の修行になる。なお対向車線を目測150キロ以上でかっ飛ばしていく白バイとすれ違った。いいなあ、捕まる心配がなくて。さて首都高は荒川を渡ったあたりで京葉道路という高速に接続している。10キロ程走って花輪というインターチェンジで降りる。インターチェンジなどどうでもいいのだが、バラを見に行くのに使ったのが花輪というのが気に入って書き込んでみただけ。
京成バラ園では春バラが最盛期を迎える今の時期、通常午前9時の開園を土日は午前6時に繰り上げている。それでも昼過ぎまでは混雑し、駐車場に入るための渋滞もあるらしい。それもイヤだし、午前6時に間に合うよう早起きできるはずもなく、今回はバイクで走って楽しむようなルートも組み込んでいないので、帰りが暗くてもいいやと午後3時過ぎに現地到着。700台ある駐車場は無料。バイクの駐車場はなく自転車と同じ駐輪場に停める。自転車が一杯で停めにくかったので、その付近で適当に停めた。駐車場の係員は大勢いてみんな親切だった。
入園ゲート付近。
このあたりでもうバラのいい香りが漂ってくる。
入園料は1200円。年間パスポートだと3000円。ちなみにバラは春と秋の2回咲く。30分以内で来られる距離なら年間パスポートを買ったと思う。
入園ゲートの隣の売店。
売店の飾りのバラでこの程度ならと期待が膨らむ。
入園する。
バラ!バラ!バラ!
1000品種7000株のバラが咲いているといわれている。
クレーン車でも持ってこなければ全景は捉えきれない。
バラ園の敷地全体で3万平方メートルと説明にある。このメインの庭園部分は野球のグラウンド程度の広さだった。1ヘクタール(1万平方メートル)ちょっとか。以前、都市開発のプロジェクトに参加していたことがあるので更地ならヘクタール単位で見当がつくのだが、こんなにバラが生えていてはよくわからない。とにかく広くてバラだらけである。
あまり語っても仕方ないので写真で楽しんでチョーダイ。
見た目もきれいだったが香りもよかった。香りなんてしばらくすれば鼻が慣れて感じなくなりそうなものだが、ずっとバラの香りにつつまれている感覚があった。これは結構やみつきになりそうないい気分である。
生け花や鉢植えのバラもいいけれど、
バラ園のこの密集感がたまらないね。
なかには、これもバラ?というような形のものもあった。品種名を記したプレートがあったが、それをいちいち確認していたら切りがないので無視してビジュアルのみで楽しむ。
よく見ればけっこう痛んでいる花も。一番の見頃は先週の土日だったかも知れない。でも7000株のバラに圧倒されて、あまりそんなことは気にならない。それと切り花でバラを見るとゴージャスなイメージがあるが、屋外で見ているせいかバラ園だとそういう感じはしないのがおもしろい。
アップで撮るためにバラに近づくと、
ムーッとするくらいバラの香りが漂ってくる。
バラ園といえばアーチとか、いろいろな飾り植えが楽しみ。
ガーデンな雰囲気。
庭としては敷地に対してバラが多すぎてバランスが悪い。あくまでここは庭ではなくバラ畑として、その圧倒的な量を楽しむところだと思う。
結局2時間ほどバラ園をうろつき、その美しさを目で楽しみ、いい香りを鼻で楽しんだ。人は多かったが目線はバラを見ているから、ほとんど気にならない。バラはそこそこ背丈があるから人の姿を隠すついたてにもなっている。
ゲートをでるとバラを売っている。バイクで持って帰るのは厳しいので断念。
チューリップの次は、秋にバラに挑戦してみようかな。
走行距離95キロ。
ツーリングというより足としてバイクを使っただけ。こういう乗り方も私には向いていると思う。アジサイも見に行きたいがアジサイ=梅雨=雨でバイクには向いていないのが残念。