2012年08月

2012年08月29日

河口湖・大石公園  山中湖・花の都公園

またまたタイトル変更であるが25日土曜日の続き。

根場浜から西湖を時計回りに走る。西湖には昔よくウインドサーフィンに来た。いつも同じコテージに泊まっていたから、そのコテージがなくなっていても湖岸を見ればその場所がわかると思っていたのに、まったく思い出せず。まあ25年ほど前の話だから仕方ないか。それよりも、あれから25年もたっていることの方がショックだ。


西湖にサヨナラして河口湖へ向かう。湖北側と湖南側と少し迷ったが湖北側を進む。湖岸を半分くらい進んだところに大石公園というのがあったので入ってみた。
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駐車場は無料。係員もおらず、ちょうど日陰になっているところがバイクを駐めるのに都合良さそうだったので。でもよく考えたら、この赤いコーンは「ここには駐めるな」との印だったのかな?
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時計台のある建物が河口湖自然生活館。中は土産物屋。公園の中に施設があるのか、この施設のための公園なのかは不明。


湖岸に下りようと思ったら、こんな看板があったので右方向へ進んでみる。
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これが花のナイアガラ。
近づいてみるとベゴニアだった。
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ちょっと企画倒れか(^^ゞ


この公園は花が名物らしい。
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紫なのはラベンダー。
もう盛りが過ぎているのか、鼻を近づけないと香りがしなかった。
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後で調べたらラベンダーの季節には、このあたりの湖岸一面がラベンダー畑になるらしい。その頃にまた是非訪れたいものの、問題はラベンダーが咲くのが6月下旬から7月上旬と梅雨の時期なこと。


これが看板にあった花街道。なかなか可愛かった。
でも誰か奥にある目障りな別荘の看板を引っこ抜いてくれないかな。
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ベゴニアが積み上げられているのが花小富士。
大石公園はベゴニアで仕掛けを作るのが好きみたい。
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いちばん目を引くのがこれ。
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このマリモみたいな植物はコキア。和名は箒木(ほうきぎ)。掃除の時に使うホウキはこれで作られている。秋になると紅葉?して赤くなる。ピンクになる種類もあってとてもキレイ。ちなみにコキアの実が畑のキャビアなどと呼ばれるトンブリである。


大石公園は事前にノーマークだったが、花咲か爺さんとしては楽しめた。
でも次の目的地もお花畑でテーマがかぶっちゃった。


最後の目的地は山中湖の近くにある花の都公園。4月に訪れた忍野八海の近く。標高が高く花が咲いているのは5月から9月くらいまでなので、そのときは訪れられなかった。


花の都公園に到着。
駐車場は広い。バイクは100円。
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こちらの赤いコーンは駐車禁止エリアではなく、係員にここに駐めてくれといわれた場所。係員のオッチャン、オジイチャンたちはとても親切だった。駐車場を出るときはゲートの精算機にお金を入れる。でもバイクはあまりこないからかバイク用の金額設定はなく、係員にお金を渡して手動でゲートを上げてもらう。
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百日草。ジニアともいう。菊の仲間。
本当に100日かどうかは知らないが、夏の間長く咲いている花である。
何色もあって賑やか。
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ローアングルで。
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NEX-5Nは液晶モニターが上向き・下向きに動かせるので何かと便利。
この写真のように低い位置から撮ったり、こちらの写真のように下からアオって撮ると、ちょっとは上手な写真に見える?
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チルト1




花一面で。
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ちょっとアップで。
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いつもなら、この後はドアップの写真になる。
しかしなぜか今回はドアップにすると花にピントが合わなかった。

ドアップで撮るときはカメラをマクロモードにする。どういう仕組みになっているのかまったく理解していないのだが、とりあえずマクロモードにすると普通モードではピントの合わなかった近い距離でもピントが合うようになる。イクシーのときは手動でマクロモードに切り替えていた。NEX-5Nは「おまかせオートモード」にすると、被写体が近くなると自動的にマクロモードに切り替わる。その切り替えがうまくいっていなかったのだろうか? NEX-5Nでも手動でマクロモードは設定できる。でもちょっと難しいことだと頼めないような「おまかせ」モードでは役に立たないんだけど。

話は変わるがマクロ=巨視的、ミクロ=近視的・微視的である。カメラのマクロは接写なんだから、マクロではなくミクロのような気がする。ナゼにマクロ? ついでにミクロとマイクロは同じ意味。スペルはどちらもmicro。マイクロが英語読みでミクロがラテン語読み。


たった1枚だけ成功したドアップ。本当はこれほどドアップではなかったけれど、写真を切り抜いてごまかしている。
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ブログの中に貼り付けたサイズではキレイに見えているかもしれない。でもクリックして大きなサイズにすれば花の手前にしかピントが合っていないのがわかる。
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黄花コスモス(きばなこすもす)
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普通のコスモスも植えられていたが、まだほとんど咲いていなかった。



ヒマワリの成長が遅れているお知らせ。
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こういう状態だと野菜に見える。
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百日草や黄花コスモスの畑の見学は無料。
この橋を渡った向こう側が有料ゾーン。
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入場料500円。
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あまり人影はなく。
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写真には写っていないが奥の方には温室や湧水池などが配置された公園もある。でも百日草や黄花コスモスでお腹いっぱいになったので無料ゾーンだけで引き上げてきた。


ヒマワリ、黄花コスモス、百日草と富士山。
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富士山周辺はとにかく広いし、いろんな観光スポットがあるから何度来ても飽きることはなさそう。もう少し近かったらいいのにと思う。

午前7時出発で帰宅は午後8時。走行距離約340キロ。12時間以上遊ぶとちょっと疲れる。
ブーツを脱いで1分後に、セットしておいたお風呂に大石公園で買ったラベンダーの入浴剤をいれてザブーン。ゴクラクゴクラク(^^ゞ


おしまい


2012.10.18追記
マクロに関する訂正投稿
http://blog.livedoor.jp/wassho/archives/52907002.html

wassho at 08:34|PermalinkComments(0)   *ツーリング | お花畑探訪

2012年08月28日

開拓道路 〜 西湖

タイトルは変えたが土曜日のツーリングの続き。


白糸の滝の後は富士五湖方面へ北上する。
素直に行くなら国道139号線。景色はいいのだが休日はかなり混む。ちなみに国道139号線は、払沢の滝を見に行った帰りに通った松姫峠のある道である。つまり富士山西側の朝霧高原と奥多摩をつないでいるという変わった目的の道路。

混雑を嫌って一本富士山よりの県道71号線で北上。富士山山頂を境に北側が山梨県、南側が静岡県で、71号線は山梨県道71号線でもあり静岡県道71号線でもある。あまり道路行政に詳しくないのだが、一本の道路を違う県で同じ番号というのは珍しいのでは? また71号線は開拓道路という通称がついている。開拓って北海道をイメージするけれど、富士山にもそんな時代があったのかな。でも開拓道路のいわれをネット検索してもヒットしなかった。


富士山周辺の拡大地図を作ってみた。
すると富士山のところが白山岳となっている。あれっ、富士山の正式名称は白山岳なの?と思って調べてみるとーーー
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富士山頂の真ん中は火山の火口跡で窪んでいる。それで、その縁のデコボコに色々と山の名称がついているらしい。ちなみに一番高いのは剣が峰。写真で見るとこんなイメージ。出典は国交省富士砂防事務所
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さて71号線はところどころ草原も見えて、いかにも高原に来たという感じがする。交通量も少ない。しかしたまに大型ダンプが猛スピードで走っている。未だに開拓中?


寄り道して、去年も訪れた富士クラシックというゴルフ場前。クラブハウスの後ろに富士山がそびえているはずだが、この時は雲がかかっていて残念。去年は撮りそびれたBMW F800Rと富士山のツーショットを企んでいたのに。
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71号線から富士クラシックへ続く道は、晴れていたら富士山を正面に捉えて走ることになる。残念ながら富士山は雲の中。天気全体としては晴天なのだが、富士山だけに雲がかかっている。まあ富士山は標高が高いせいかこのパターンが多い。

というわけで富士クラシックから71号線に戻る途中で撮影。
この道の気持ちよさが伝わるかな。
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この道はゴルフ場の客くらいしか利用しない。だからゴルフ・プレー中のこの時間帯はほとんどクルマも走っていない。堂々と道の真ん中に立っての撮影(^^ゞ


71号線はさらに北上すると、山の中の峠道っぽくなってくる。
撮影スポットマークのある駐車場があったので立ち寄ってみた。
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いい景色といえばいい景色。しかし富士山周辺でこの程度なら撮影スポットというほどでもないのにと思っていると、
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本栖湖が見えた。
手前は青木ヶ原の樹海。
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ついでに恒例のBMW F800Rと青空撮影。
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しばらく走ると71号線も樹海の中を通る。
とりあえず記念撮影。
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青木ヶ原の樹海は地面が岩や露出した木の根っこでゴツゴツしているが、このあたりはそうでもなかった。やたら密集している森という感じ。
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紅葉を見に行ったときにも立ち寄った西湖(さいこ)の西の端にある根場浜。
やや雲が多いが富士山も見えている。
(案内地図は立ち位置に合わせて上が南になっている)
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根場浜の全景。
こぢんまりとした場所。
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いかにも溶岩な感じ。
西湖と西隣の精進湖は1つの湖だったが、大昔の富士山噴火の溶岩によって分断されたとされている。
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キレイなエメラルドグリーンだった。
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半周走って、西湖の東の端あたり。
根場浜のあたりは湖のコブのような地形で、そこからだと西湖は池程度の大きさにしか見えない。こちらからだと湖らしい風景。
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夏らしい明るい空。
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なのに湖を撮るとなぜか暗い(/o\)
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夕方みたいな景色になっている。
これでもフォトショップ(画像調整ソフト)で明るさを調整している。あまり明るくすると全体のバランスが崩れるので、これくらいが限度。

NEX-5N(デジカメの機種名)は色合いは正確だと思うけれど、若干、暗めに写ることが多いような気がする(上の湖の写真は極端に暗かった)。どういうときに暗くなるのか、何か法則をつかめれば対処できる気もするのだが、現在そこまでの経験値に達せず。撮影した直後の液晶モニターをほとんど見ていないのも失敗写真が多い理由のひとつ。でもあまりカメラのことばかり気にしていては景色や出来事を楽しめないから、その習慣は変わらないと思う。


ーーー続く

wassho at 10:52|PermalinkComments(0)   *ツーリング 

2012年08月25日

白糸の滝(しらいとのたき) 富士宮市

白糸の滝という名前を持つ滝は日本各地にある。滝が落ちる姿を白糸にたとえるのはごく自然な発想なのだろう。関東で有名なのは軽井沢と富士宮。もっと小さなサイズの白糸の滝なら数え切れないくらい。今回訪れたのは富士山の西側にある富士宮の白糸の滝。


海派の私だがこの夏はほとんど海岸線を走っていない。やっぱり暑いからね。それで標高が高く涼しいところといえば、とりあえずは富士山なのだが、実は富士山は9月になってから行くつもりでいた。富士山はバイクやクルマで五合目まで登れる。でも8月は登山客優先でマイカー規制が敷かれて通行できないから。

が、しか〜し、なんと白糸の滝は遊歩道の工事に入るため、滝壺まで降りて間近に眺められるのは8月26日までなのである。8月最後の週末なんて渋滞必至なのだが、せっかく今年の夏のテーマは滝と決めたのでバイクツーリング決行。


地図はグーグルマップ。
ところどころアルファベットがあるのは地図に線を引くためについてしまうものだから気にしないで。東京から東名で御殿場まで行き、そこから時計方向に富士山を回ってきた。
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富士山はちょっと遠い。御殿場までだいたい100キロ。つまりそれだけで往復200キロ。そして今回のように目的地が富士山の西側にある場合は、それだけ見て引き返すのももったいないから、結局ぐるっと1周してしまうことになる。そして富士山は広い。地図で富士山を1周している面積を東京に当てはめると、東京23区がすっぽり覆われるくらいだということがわかる。



白糸の滝に行くだけなら東名を御殿場ではなく、もっと先の富士インターチェンジで降りた方が近い。そうしなかったのは富士山南側の2合目付近を東西に伸びる富士山スカイラインを走りたかったから。途中で五合目に登る道路と接続して、そちらはマイカー規制だが2合目の道路は関係ない。全長約22キロ。

御殿場側から富士山スカイラインに入ってすぐのところに自衛隊の駐屯地がある。この日は富士総合火力演習という大規模な公開訓練の日だったので、見学客を乗せた観光バスが次々と基地に入っていく。なお陸上自衛隊のホームページでは26日実施としか書かれていないが、25日にもやっていたし夜のニュースでも報道されていた。ナゼに26日としか書かれていない?  
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駐屯地からしばらく走ったところ。
だんだんと山っぽくなってくる。
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そして!
もちろん肝試しに侵入したりはしない(^^ゞ
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富士山スカイラインは適度なカーブがあって楽しい道。ただし、それなりに交通量があって、遅いクルマにブロックされると見通しがきかないので抜くタイミングが難しい。それと路面はけっこう荒れている。コーナーの途中で凸凹しているところも多い。最後(西側)は直線と高速ヘアピンの組み合わせが10数回連続。高速ヘアピン=180度ターンだがコーナーのRは大きい=コーナーが長い=直線番長にはつらい(^^ゞ

2合目といっても標高は1500メートルほどあるので気温は25度くらいと低い。バイクで走っていると涼しいというよりちょっと寒かった。5合目は2300メートルなのでTシャツとメッシュジャケットだけでは無理かなと思う。




白糸の滝駐車場到着。
駐めたのは公営駐車場。かなり広くて、写っている範囲の数倍のスペースがある。
バイクは100円。
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バイクスペースは奥の方に10台分ほど。
ちゃっかり一番奥の日陰のところに駐める。
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滝への通り道。
お土産屋があって
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さらに歩くと、
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またお土産屋がある。
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ちなみに駐車場はお土産屋の方が安いし滝に近い。
バイクならいくらかは訪ねなかった。

この店ではないけれど、
朝霧高原の牛乳で作ったというソフトクリームは濃厚でおいしかった。
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富士宮やきそばに心惹かれるも、まだランチには早く。
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白糸の滝の手前に音止めの滝というのがある。ここがその滝口を見る場所の入り口。小さな看板が出ているだけだから目立たない。
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いちおう神社ということになっている。
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しかし、こんな狭いスペースがあるだけ。
建物はない。土産物屋の間に余った敷地を観光客向けに神社にして、お賽銭を落としてもらおうという魂胆としか思えない。
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流れてきた川が
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細くなって
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この空き地、じゃなかった神社の境内(^^ゞの横から落ちている。
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写真で見るより実物は迫力があるが、それほどいいものを見たという印象は受けず。


こちらが音止めの滝を見る場所。
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でも手すりが老朽化しているのか、こんな柵が。
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だから柵の外側からだとこんな感じで、まったく物足りない。
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しかし、土産物屋の場所から少し離れると
このド迫力!
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落差も25メートルと充分だが、横幅が広いのが素晴らしい。

残念ながら、ここも先ほどの手すりの延長上の場所で、これより下には降りられなかった。跳ね返っている水煙から考えて、滝壺の手前からならさぞかし見応えがあるだろうに残念。

ところで左側の壁に注目。
コンクリートやん(>_<)



白糸の滝の滝口に降りる場所の土産物屋。
この突き当たりを右に降りていく。
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ラムネ冷えて〼
しかしカレーラムネっておいしいの?
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わさび1つ600円。
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土産物屋の前の展望コーナーから見た白糸の滝。
ワオ! テンションあがる。
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こんな階段を降りていく。
上りでもそれほどきつくない。階段を1/4くらい降りると明らかに涼しくなる。
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階段の降り口にあった看板。
期間は来年の12月まで。土産物屋はどうするのかな。
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途中の手洗い場?
飲めないとの注意書き。
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滝壺の前の橋の上から。
左側の建物の先が滝に一番近い観瀑スポット。
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これは橋を滝側から見たもの。
階段は建物の後ろ側に降りる。建物は土産物屋のようだが、もう使われていないみたい。白糸の滝はU字型にえぐれた渓谷で、滝以外の場所でも左右から水が流れ込んでいる。
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水は美しく青い。
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常に24ミリの広角レンズと、それを18ミリにまで広げるコンバーターもバッグに入れてあるのだが、交換が面倒で使ったことがなかった。試し撮り以外では初めてのレンズ交換撮影。(数字はすべて35ミリ換算:意味がわからなかったら調べてね)


いつもの27ミリ(ズームレンズの広角側)
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24ミリ
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18ミリ(24ミリにコンバーター追加)
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今回は右側に影があったので、ワイドにした効果が少々わかりづらい。でも風景を撮るには24ミリくらいが、実際の見た目とのイメージの差が少ないかな。しかしズームで画角(写る範囲)を調整できないのはやはり不便。

やっぱりレンズ交換は面倒だった。立ったままカバンの中をゴソゴソやるのはイライラしてくる。私には向いていないことを改めて実感。

NEX-5Nを買ったときズームレンズの長さに戸惑った。だからコンパクトなサイズで24ミリから120ミリくらいのズームレンズが欲しいと以前に書いた。でも長さは、もう慣れちゃった。だからコンパクトにしなくていいから(その方が価格も安いと思う)24ミリから150ミリくらいのズームレンズを出してくれないかなと今は思っている。



白糸の滝のバリエーション。
滝口
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真ん中あたりと下の方。
水しぶき感じられるかな?
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滝壺
ややエメラルドグリーンな色がキレイだった。
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白糸の滝は今まで見た中で一番気に入った。何本もの滝の集合体なので景色として奥行きがある。水自体もキレイだし、南向きで日当たりがいいので光が反射してより清らかに見える。しばらく工事中になるので見に行けとお奨めできないのが残念。それと、どうせなら工事するなら音止めの滝も間近までいけるようにして欲しい。


ーーーー続く。

wassho at 23:40|PermalinkComments(0)   *ツーリング | 滝巡り

2012年08月23日

両国にて

昨日、所用があって両国に行った。
それで本日も両国に。なぜ二日続けて出かけたかというと、昨日の訪問先に忘れ物をしたから(/o\) 最近、脳が緩み始めているのかな、イヤきっと暑さのせいだ(^^ゞ


東京は8月の最初までは割と涼しい夏だったのに、中旬からはやたら暑い。ただし2年前の記録的な猛暑の夏と違って夜は涼しい。でもとにかく昼間は猛烈に暑い。

暑い夏とそうでない夏がある。冬も同じ。なぜそうなるかというと高気圧が張り出しているからとか、南から暖かい空気が流れ込んでくるとか、あるいはエルニーニョ現象が起きたからといった気象的な説明がなされる。それは正しい説明かもしれないが、私が知りたいのはなぜそうなるかである。


けっこう子供の頃から私が唱えている仮説は

地球は太陽から熱を受けている。そして地球は太陽から約1億5000万キロ離れた軌道上をぐるぐる回っている。これは46億年前に地球が完成してから変わっていないーーーというのが天文学のイロハ。

宇宙という広い範囲で考えればそうなのかもしれない。でも、そんなにいつもいつもピタッと同じ軌道を回るか?、多少はブレるやろというのが私の疑問。つまり猛暑の夏は軌道が太陽にチョビット寄っていて、冷夏の夏は逆にチョビット離れている。どう?合理的な説明でしょ(^^ゞ だいたい太陽から地球までの距離なんて大昔に学説として定着してからは、いつも計測しているわけでもないし。気象庁の皆さん、毎月太陽までの距離を計測すれば、天気予報に役立つかもよ。


まったく両国と関係ない話になってしまった。

オフィスのある銀座と両国とは比較的近い。
有楽町(銀座の西に隣接している)から山手線で東京→神田→秋葉原と3駅。そこから総武線に乗り換えて浅草橋→両国と2駅。合計15分ほど。


両国駅のホームから国技館。
この位置からだと安っぽい寺みたい。
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江戸東京博物館。
現在「二条城展」開催中。
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撮影したのはiPhoneでズームはないから、もっと近寄って撮るかと思ってホームを歩いて行くとスカイツリーが見えた。
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改札口には相撲取り。
写真なのか絵なのかよくわからなかった。
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蛍光灯で顔が隠れちゃったのはこの人。
しかし、なにゆえこの二人?
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両国駅はなかなかレトロな建物。
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このあたりは横網という地名。
似た漢字であるが、横綱(よこづな)じゃなくて横網(よこあみ)ね。
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相撲は詳しくない。でも霧島の顔くらいは知っている。
ビルの8階すべてを占めているお店なんてすごいね。
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駅前の道路にあった彫像。
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残念ながら相撲取りは昨日も今日も見かけなかった。
真っ昼間だから練習中かな。


帰りに秋葉原駅で、先日の「マウリッツハイス美術館展」の広告を見かけた。
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しかし【「この」少女とーーー】と限定しておかないと、勘違いして問題を起こす奴が出てきそうな気が(^^ゞ


9月になってもこの暑さは続くらしい。
ご自愛のほどを。
いつ涼しくなるんだろう。
誰か太陽を観測して!

wassho at 23:24|PermalinkComments(0) 生活、日常 

2012年08月22日

名水百選:洒水の滝の湧き水を飲み較べ

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先日バイクでツーリングしてきた神奈川県山北町にある洒水の滝。ここは日本の滝百選と名水百選の両方に選ばれていることは既に書いた。現地で飲んだときは特別おいしいとも思わなかったのだが、とりあえず2リッターのペットボトルに汲んで自宅に持って帰ってきた。


H2Oの純水には味がないが、飲料水にはミネラルほか微生物などいろんなものが溶け込んでいるので味がする。さらに水道水なら消毒に使うカルキの味がする。ちなみにミネラルウォーターはいいイメージで、カルキは悪いイメージだが、カルキもミネラルの一種である。そのミネラルはわかったようでわからない存在。鉄とかマグネシウムとかカルシウムなどの鉱物の成分という理解でとりあえずいいのではないかと思う。カルシウムと聞くと骨とか貝殻などを思い浮かべるが、カルシウム自体は金属元素である。


ちょっと話がそれたが、そういうわけで水には味がある。しかし、その味は当たり前だがごく薄い。一口含んだだけで「わー!おいしい」と叫ぶほど味を感じられるわけではない。そういう人が多いのはテレビの悪い影響かな。洒水の滝にも「おいしい、おいしい」と連発している人がいた。グルメ番組のレポーターは、出された料理が味付けするのを忘れていようが、たとえ腐っていようが「わー!おいしい」と目をパチクリさせるのがお仕事。



というわけで比較実験。
「六甲のおいしい水」と飲み較べてみた。
結論を言うと「洒水の水」は「六甲のおいしい水」と較べて

   よく言うなら、口当たりがまろやか
   悪くいうなら、クターっとしていて腰がない
   舌に感じる味という点では両者に差はない
   よく言われる水の甘みも差はない(というか、どちらにも感じられない)

というのが私の評価。これは冷やしても常温でも同じ。まろやか・クターっというのは常温の方が強く感じられた。

水には軟水・硬水という区別がある。一般にまろやかなのは「より軟水」ということであり、軟水・硬水はミネラル含有量の少ない・多いで決まる。ということは「洒水の水」はミネラルが少ないということなのかな。そこまで判断できるほどの知識はなし。


コーヒーで較べてみた。
これは「六甲のおいしい水」との比較ではなく、普段の「水道水をブリタの浄水ポットで濾過して、そのポットには炭も沈ませてある」水との比較。

まずは、最近はこっちの方が多くなったカフェ・アメリカーノで。
やはり少しまろやかになる。でもそれほど大きな差はない。エスプレッソベースのコーヒーで、もともと苦みが勝っている味だからと思う。


次は普通のドリップで。
こちらははっきりとまろやか。(説明すると長くなるので)コーヒーに詳しい人にしかわからない表現で恐縮だが、挽いた豆の微粉や薄皮をほとんど取り除いてドリップした味に似ている。

しかしである。
そのまろやかなコーヒーがおいしいかというと、それは別問題。どこか物足りない味になる。(だから私は微粉除去の道具を持っているが滅多に使わない)ひょっとしたらお茶ならおいしいかもしれない。しかし残念ながら「洒水の水」を使い切ってしまったので実験ならず。


総合結論
「洒水の水」はコーヒーを淹れるにはまろやかすぎて私の好みではないけれど、夏にゴクゴク飲むには、まろやかで柔らかい口当たりだから飲みやすい。ただし味的に特においしいわけではない。あくまでまろやかさがアドバンテージ。


市販のミネラルウォーターは加熱したりハイテクフィルターで濾過したりして、ほぼ無菌の状態になっている。だから賞味期限が2年ある(なぜか小さなペットボトルは1年で、その理由がよくわからない)。しかし湧き水はそういうわけにはいかない(その場で飲む分には問題ないが、保存しているうちに菌が増殖する)。ネットで調べると常温で3ヶ月は大丈夫とか、冷蔵庫で3日が限度とか意見あるいは体験談は様々。湧き水によって含まれている菌や有機物の量が違うから一概には言えないのだろう。

もっともバイクにつけてあるバッグには2リッターのペットボトルで3本くらいが限度だから、保存期間が問題になるほどの量にはならない。滝を見るのは楽しいのだが、いい滝は駐車場から1時間山を登るなんてのがざらにあるのが難点。手頃な滝を見終わったら、名水ツアーに切り替えようかな。

wassho at 07:32|PermalinkComments(0)   *ツーリング 

2012年08月21日

洒水の滝、夕日の滝 その2

ツーリングに出かけた19日はお盆休み最終の日曜日。
帰省のUターンや最後の夏休みを楽しんだ行楽客で、帰りは渋滞するのは目に見えている。午前11時頃に東名にのって大井松田に向かったが、すでに川崎から町田あたりまで東京に向かう上り反対車線はビッシリ渋滞。この渋滞が夕方には大井松田や秦野中井あたりまで延びてくる。つまり東京に帰るまでずっと渋滞になる。東名とだいたい並行している国道246号線も状況は同じ。

足柄街道で山を降りた小山町付近から一本道で東京までつながっているのは東名と246号線だけ。でも道はいっぱいあるわけだから、それらをつなぎながら帰ってくるのが今回の試み。
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それぞれの県道はわかりやすく交差しているわけではないので、曲がるところを間違えると思いもかけないところまでいってしまう可能性もある。それでナビに各県道を走る区間の最初にある公園とか役所などを中継目的地として登録しておき、その道案内を目安に走った。

地図は主に走った県道を書いてある。
77号線は普通に走ったが、その他の県道は脇道を走ったり、こっちが近道かなと適当に曲がったりして帰ってきたので地図と実際は多少違う。


結果的には正解というか楽しかった。東名や246号線と較べればマイナーかもしれないが、それぞれ主要地方道路である。いわゆる知る人ぞ知る抜け道を通ってきたわけではない。それでも地元ナンバーのクルマしか見かけないような道路。普通にツーリングを企画したら走ることはないであろう道、知らない道を走るのはワクワクする。特に77号線は大井松田のあたりで東名と並行して走ったり、足柄街道と変わらないような峠道があったり、緩やかにカーブしながら川沿いを走ったりと変化に富み、この道路を目的にツーリングしてもいいくらいの道路だったのは意外な発見。


実はもうひとつナビで工夫したことがあった。
BMWの純正ナビには

   時間優先
   距離優先
   一般道優先
   有料道優先
   直行

の5つのモードがある。
(このうち直行は直線距離を示すだけで道案内機能はない)

通常は時間優先にしておけば、適当に一般道と高速道路を組み合わせて道案内をする。今回はこれを距離優先に設定。各県道に何カ所か目印となる中継目的地を設定したが、距離優先なら県道が大回りするところを脇道でショートカットしてくれると期待したから。しかし結果は残念ながら思惑通りにはならず。目的地に対する道案内はすべての道路が対象ではなく、比較的大きな道路のみを使って行うみたい。また道案内を無視してわざと脇道にそれても、できるだけ早く大きな道路に戻そうとするようにも思えた。


東京の手前まではほとんど渋滞に引っかからず。しかし距離は長くなったので時間的に早かったかはどうかはわからない。でも知らない道路で新鮮だったし、渋滞をすり抜けして帰ってくるよりストレスもかからない。だから今後もこのパターンを試すと思う。難点は事前にルートを検討して、中継目的地をナビに設定しなければいけないこと。本当はもっとマイナーな道路にピンポイントで中継目的地を設定したいのに、BMWのナビは操作性が悪くてイライラするので今のところ保留。


走行195キロ。
滝とその周辺はもちろん涼しかったし、帰りも30度を一度も上回らなかったのは助かった。走った県道は田舎または郊外にあるので、ヒートアイランド現象による加熱が少ないのだと思う。自宅に近づくにつれて都会になってくるものの、その頃はすでに日没していて30度を超えずに幸い。

そのうち、よく知っているところへ知らない道で行くツーリングを企画しよう。


おしまい

wassho at 09:13|PermalinkComments(0)   *ツーリング 

2012年08月19日

洒水の滝、夕日の滝

お盆休み最終日のツーリングはもちろん滝見物。
今回訪れた夕日の滝は、大野山の後にスコールに遭ってあきらめたX地点。洒水の滝は夕日の滝に行く途中にあって、そのとき看板を見つけた。


地図はいつものグーグルマップ。
往きの道順はきわめてシンプル。
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東名で大井松田のインターまで行き、そこから10キロほど国道246号を走って神奈川県道726号を南下。すぐに洒水の滝入り口の看板が現れる。ミカン畑のようなところを数分走ると駐車場に着く。



300円(クルマ)の有料駐車場もあるが、この町営駐車場は無料。入り口付近に駐めたから奥は見なかったけれど、おそらく10台分くらいのスペース。
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上の写真の真ん中あたりに「旅館へのお客様はそのままクルマでお入りください」と書いてあるから、そのゲートより先は旅館利用客以外は進入禁止のような印象を与える。でも実際にはゲートの先にも町営無料駐車場がある。ちょっと不親切。ゲートのところでUターンしているクルマも何台かいた。
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クマは出ないがハンターがぶっ放す(/o\)
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こんな坂を登っていく。それほどきつくない。
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お寺があったが階段なのでパス。
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滝よりずいぶんと手前にあった解説板。
洒水は「しゃすい」と読む。
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さらに進むと遊歩道っぽい作りになってくる。
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遊歩道の右側は川で、あちこちから水が流れ込んでいる。
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あまり幸せそうには見えない「幸せダルマ」なるもの。
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いたずらで石が詰め込まれているのではなく、
何かいわれが書いてあったが面倒なので読まなかった。
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写真を撮りながらで10分。
あっさりと滝まで到着。
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残念ながら滝の近くまでは近づけない。
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赤い橋のすぐ下流には水遊び客。
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滝の近くはかなり涼しい。
バイクの気温計は東名に乗ったとき35度。大井松田で31度。洒水の滝駐車場で27度。このあたりは25度くらいと思われる。やっぱり夏は滝に限るね。


色々パターンを変えて撮影したものの、少し離れた位置からになるので、どれも同じような写真にしかならない。
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洒水の滝は「滝百選」と「名水百選」のダブルタイトルホルダーである。
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飲んでみると冷たくて気持ちよかった。しかし「ワ〜おいしい」とか「ワ〜甘い」との感じはしなかった。悪い意味でなく普通の水。
でも、ちゃっかり2リットルのペットボトル持参。

ご丁寧にどうも。
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湧き水の出口。
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暗くて見えなかった。新しく買ったデジカメのNEX-5Nはなんとフラッシュが内蔵されていない。買ってから気がついた(/o\) 外付けのフラッシュが同包されていたが、もちろん持ってきていない。できるだけフラッシュ使わない派だから普段は困らないけれど。



洒水の滝を後にし、夕日の滝に向かう。
県道726号をさらに南下し、足柄街道と呼ばれる県道78号線で西に向かう。この道は旧東海道である。

726号から足柄街道に入ったあたりは
適度にクネクネしてとてもいい道である。
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夕日の滝は足柄街道から脇道にそれていく。看板があるから迷うことはない。ただしところどころでクルマのすれ違いができないような細い道を登っていく。


駐車場の奥はバンガロー村になっている。
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満車だったのでクルマの出入りに邪魔にならない場所に駐める。
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よく見たらバイク用のスペース?もあった。
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この駐車場は無料。
ここが一番滝に近い。下の方に有料駐車場もある。


夕日の滝と金時山の標識。
このあたりは金太郎の生まれ故郷である。
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こっちはクマ出るらしい(/o\)
そういや金太郎はクマと相撲を取って強くなったんだっけ。
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こんな道を歩く。
勾配はまったくきつくない。
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この前のスコールとは大違いの青空。
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観光案内。
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しばらくすると川遊び兼バーベキュー広場のようなところに出た。
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クツを洗っている男の子。
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金太郎の歌。
歌詞を読むとクマと相撲を取ったとは書いていなかった。
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金太郎のアップ。
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テントは有料である。
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夕日の滝はこの広場からすぐ。
けっこうゴツゴツしたところを歩いて行く。
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夕日の滝が見えてきた。
ここまで駐車場から10分くらいで楽勝。奥多摩の滝も見習って欲しい(^^ゞ
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なかなかの迫力。
やっぱり滝はかぶりつきで見なければ。洒水の滝や、先日の三頭大滝はその点で物足りなかった。
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滝口。
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滝壺で遊ぶ人たち。
でもすぐ引き上げてしまう。理由は寒いから。おそらく撮影位置で23度、滝壺に入って水しぶきを浴びれば体感温度20度くらいかと思う。
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荒行に挑戦しようとして踏ん切れない若者(^^ゞ
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ちょっと別角度から。
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充分に涼んで、広場の方へ戻る。


いろんなものがある。
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妖精が出てきそうな森。
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まだアジサイが咲いているくらい涼しい。
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駐車場の横にこんな看板があった。
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テントで泊まるのは人気ないみたい。
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夕日の滝から足柄街道に戻り西に進む。
だんだんとクネクネ度合いが厳しくなってくる。道幅も広くなったり狭くなったり。先日スコールで泣きそうになったヘアピンカーブは、晴れていてもけっこう手こずった。



足柄万葉公園。
とりあえず入ってみる。
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あちこちに和歌を刻んだ石がある。
あっ!万葉集の万葉ね。
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道は普通の公園の道じゃない。
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数分進んで下りの階段を見て引き返してきた(^^ゞ
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万葉公園は足柄街道の北側にある。
これは駐車場から南側を撮った写真。
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遠くに見えるのは湘南海岸。
まさかここから海が見えるとは思っていなかった。





万葉公園のしばらく先の「誓いの丘」という広場。
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晴れたら富士山の名所とのこと。
このあたりは気温23度。先日もそれくらいだったものの、それはスコールのせいだと思っていた。どうやらいつも涼しいようだ。標高約800メートル。なお足柄街道の西側は金太郎富士見ラインの名前がついている。


こうやったら願いが叶うのか。
南京錠はいいとして、自転車のワイヤーロックで何を願う? 逆光なので裏側から撮ったらバイクも一緒に写った。駐車場独り占め状態。
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新田次郎の文学碑。
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恒例の青空写真BMW F800R編。
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その後、足柄の山を下って小山町から246号にはいるのは、先日のスコールの時と同じ。ちなみに静岡県小山町と神奈川県南足柄市は「当地こそが金太郎の出生地」と競い合っている。


今回はそこから先の帰り道を一工夫してみた。


ーーー続く。

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2012年08月18日

マウリッツハイス美術館展

マウリッツハイス美術館展 オランダ・フランドル絵画の至宝訪れたのは8月2日。
ブログに書くまでずいぶん日がたってしまった。


フェルメールの「真珠の耳飾りの少女」がやってくるから、この展覧会だけは外すわけにはいかない。気温34度の猛暑の中、仕事の合間に上野公園の東京都立美術館まで行ってきた。









暑すぎて上野公園には誰もいない!
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というのはもちろん偶然のシャッターチャンス(^^ゞ
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東京都立美術館は2年ほど改修工事で閉館していた。リニューアルオープンのこけら落としとなるのが、このマウリッツハイス美術館展。場所は上野動物園の隣にある。


動物園。
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その手前のミニ遊園地。
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東京都立美術館はレンガ張りの建物。
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真珠の耳飾りの少女が窓から見つめている。
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エントランスは地下にある。
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この程度の混雑だった。10分ほど並ぶ。
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●「真珠の耳飾りの少女」フェルメール
1真珠の耳飾りの少女

1665頃の作品とされる。1665年といえばニュートンがリンゴが木から落ちるのを見て万有引力を発見した年。日本は家光の後の4代将軍家綱の時代。

オランダのモナリザともいわれるこの作品。意外と小さかった。変形のA3サイズくらい。この作品は肖像画ではなくトローニーと呼ばれるジャンルに属する。肖像画にはモデルがいて、そのモデルを絵画として表現する。トローニーはモデルがいてもいなくても、表現するのはそのモデルとなった人物そのものではなく、画家の想いとか主張とか。人物を描くことが目的の肖像画と、それが手段のトローニーというような区分。

それでフェルメールは、この少女を通じて何を表現したかったのかというとーーーよくわからない(^^ゞ そういう解釈は専門家に任せておいて、直感で気に入るか気に入らないかが判断基準でいいと想う。


じっくりと眺めて気付いたことが3つ。

  その1)
  年齢的定義にもよるが、少女には見えないなあ。
  アラ・ハタチくらいかな。

  その2)
  耳飾りも真珠には見えなかった。
  だいたい、あんな大きな真珠ってあるの?

  その3)
  右目と左目で捉えているものが違うように見える。
  ひょっとしてガチャ目?

    (※ガチャ目=ひんがら目=ロンパリ=斜視)


背景は黒だけだし、振り向いて何かを言いかけた瞬間を切り抜いたような、きわめてシンプルな作品。それゆえ色々と連想してしまうのが、この絵の魅力かもしれない。私としては頭に巻いたターバンをほどいた姿を見てみたい(^^ゞ


なお、この真珠の耳飾りの少女だけ展示は特別扱い。
まるまるワンコーナーを与えられ、並び方も2通りを選択できる。
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私は順番に並ばないコースを選択。
結果的には正解。順番に並ぶと確かに絵の前まで行けるが、絵の前まで歩いて、ちょっと立ち止まって眺める程度の時間しか与えられない。赤丸印のコースだと好きなだけ眺めていることが可能。それに赤丸印の最前列に行けば、前には青丸印の人が一人いるだけで、作品との距離はさほど変わらない。青丸印の人はどんどん流れていくから、よほど身長が低くない限り赤丸印最前列で充分に鑑賞できる。さすが日本の展示会で、ほとんどの人が青丸印コースに並ぶ。だから赤丸印最前列に進むのは容易。もしこの展示会を訪れたら、会場の動きをよく読んで判断されたし。



●「ディアナとニンフたち」フェルメール
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これもフェルメールの作品だが、初期の作品で宗教画。フェルメール=室内画のイメージとはかなり違う。ありきたりな絵にも見えるが、じっくり眺めているといい絵に見えてくる?

ちなみにディアナ(英語だとダイアナ)はローマ神話の女神。ニンフというのは精霊あるいは神の侍女みたいな存在。この絵では足を洗ってもらっているのがディアナ。



●「四季の精から贈り物を受け取るセレスと、それを取り巻く果実の花輪」
  ヤン・ブリューゲルとヘンドリック・ファン・バーレン
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天使がいるし、一番下の二人の女性は多分ニンフだろうから(女神ならこんな作業はしない)宗教画なことは間違いない。宗教的なテーマは知識がなくてわからないけれど、なんとなく豊穣への感謝みたいなところかな。絵全体が、いかにもヨーロッパな感じがしてとても印象に残った作品である。



●「シメオンの賛歌」レンブラント
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光の魔術師と呼ばれるレンブラント。教科書か何かで初めて「夜警」を見たときの「ワッ、スゲー」と思った感覚は今でも覚えている。

でも、この作品のように周りをやたら暗くしてスポットライトを当てたような描き方は、これ見よがしに光のテクニックを誇示しているようであまり好きになれない。スポットライトはもちろんなく照明といえばローソクだった時代の人々は、こういう絵を見て「チョー、スゲー」と喜んだろうからウケを狙ったのかもしれないが。



●「自画像」レンブラント
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レンブラントは「立派な絵」を描く。だからなんとなく「いかつい」人物を想像する。でも普通の優しそうな人だったのね。



●「聖母被昇天(下絵)」ルーベンス
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真珠の耳飾りの少女のことしか頭になかったからルーベンスも展示されていてラッキー。タイトルにあるように、これは下絵。ただし未完成・下書きという意味ではない。今の画家は自由に作品を描いてそれをマーケットで売る。中世の頃は王侯貴族や有力者から注文を受けて制作するというビジネスモデルだった。それで聖母被昇天の注文を受けたルーベンスが、発注者に「こんな感じでよろしいですか」と見せたのがこの絵。

つまり下絵というより構想見本。だからサイズも小さい。この下絵を元に描かれた本作は5メーター×3メーターのサイズだが、この下絵は90センチ×60センチ。大きなサイズの本作はいわゆる工房システムで、ルーベンスの監修の元に弟子たちが絵を描く。しかし下絵はルーベンスの直筆。オリジナリティに重きを置くなら下絵の方に価値がある。


聖母被昇天というのはイエス・キリストの母親マリアが、死後に天に召されたというストーリーで宗教画にはよく出てくる。ところで同じく天に行くにもイエスの場合は昇天なのだが、マリアの場合は被昇天と呼ばれる。イエスは死んで復活して天に昇る段階ではもう人間ではなく神で、マリアはあくまで人間で連れていってもらった立場だからかな? 

ところで被昇天は聖書には書かれてていない内容。また英語ではassumption。これは思い込みとか仮定の話などの意味。昇天は普通にgo upとかriseなので、被昇天は「マリア様も天に召されたということにしておこう」という、キリスト「教会」側の都合が反映されているように思えるけど間違っているかな。

宗教的なメッセージはともかく絵はキレイだった。。絵の右下で何かをのぞき込んでいる人がいるが、これはマリアが墓にいない(天に昇ったから)ことを知ってビックリしているらしい。ちなみにこの下絵の本作はアントワープ大聖堂にある。つまりフランダースの犬のネロが母親の面影を求めて毎日見に来ていた絵である。


●「ミハエル・オフォヴィウスの肖像」ルーベンス
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ルーベンス=宗教画のイメージが強いが、これは肖像画。でもモデルは神父さん。本人がそうなのかルーベンスの力量なのか、とても高潔な人格者に見える。



●「牡蠣を食べる娘 」ヤン・ステーン
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解説によると当時、牡蠣は精力剤や媚薬として扱われていて、可愛い顔をしたこの少女が、実はエロいというのがこの作品の魅力だそうだ。そんなことよりも解説によると、彼女は牡蠣に塩を振りかけているらしい。牡蠣に塩をかけたらどんな味がするんだろう、しょっぱすぎないんだろうかーーーということがやたら気になった作品。牡蠣のシーズンになったら試してみよう。



私は展覧会で、まずザーッとだいたいを見て、その後に気に入った作品をじっくり見る。でもこの美術館は3層構造で、最初から見直す場合は一番下の階まで降りなければならないのがちょっと不便。

途中の通路にあった展示。
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コスチュームは正確に再現してあるんだろうけれど、マネキンがスリムすぎて絵とはずいぶん印象が違うのが残念。

これはこの展示会のイメージガールの武井咲のコスプレ? 
本物に会えるならフェルメールの描いたモデルより、彼女の方がいいかな(^^ゞ
武井咲



美術館の横の脇道。
上野公園は探検すると色々おもしろそう。
涼しいときにゆっくり歩いてみようと思う。
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同じく上野公園にある、国立西洋美術館で開催している「ベルリン国立美術館展」の看板。
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こちらもフェルメールの作品が目玉。とりあえず今はフェルメールを持ってくれば展示会は成功する。同じアホなら踊らにゃソンソン、これもできたら訪れたい。どちらも展示会も9月17日まで。

wassho at 18:18|PermalinkComments(0) 美術展 

2012年08月16日

払沢の滝、三頭大滝 その1

今年の夏のバイクツーリング・テーマは滝である。去年は別にテーマはなかったし、来年にテーマがあるかどうかはわからないか、とにかく今年のテーマは滝である。理由は単純で、滝は標高の高い場所にあって涼しいから。もっとも往き帰りは普通に暑いわけだが、それでも丸一日暑いよりは楽。それに滝はちょっと遠いところにあって、必然的に朝早く出発することになり、それもツーリングの涼しさ時間割合の向上に貢献する。



今回の滝は奥多摩にある。
地図はいつものグーグルマップで東から西へ。
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いつも必ず渋滞していて嫌いな中央高速だが午前7時に出発したせいか、あるいは夏休みの中日(なかび)だったせいか渋滞はなかった。今回は八王子インターで降りず、その先の八王子ジャンクションで圏央道(けんおうどう:首都圏中央連絡自動車道:地図で南北に走っている部分)で、あきる野まで行く。

そこからは檜原(ひのはら)街道でまた西へ。檜原街道は「山里」を走っている感じがして楽しい。ほぼ秋川渓谷沿いを走ることになるが、道路から渓谷の景色がほとんど見えないのが残念。中央高速でバイクの気温計は32度だったが、檜原街道では29度くらい。道路が木立(こだち)の陰になっている部分などは、もっと温度が低く「冷気」を感じる。BMW F800Rの気温計は30秒か1分間隔で表示が更新されるようで、一瞬で通り過ぎる冷気は表示してくれないが。

払沢の滝(ほっさわのたき)も三頭(みとう)大滝も檜原(ひのはら)村にある。ちなみに檜原村は東京都で唯一の村(離島を覗く)。


午前8時半、払沢の滝の駐車場に到着。
村営の駐車場は無料。檜原村にとって観光は主要産業(だと思う)。
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ガラ空きの駐車場なのに道路の隅っこに止めたのは、バイクの駐車場がなくて遠慮したのではなく、コッチが日陰だったから。
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ちなみに日陰の中にあるものを写真に撮ると、たいてい真っ黒に写るが、これはNEX-5NのDRO=dynamic range optimizerという機能を使って撮った。多少は新しいデジカメに慣れてきたか。でもイチイチ操作するのは面倒なのでフルオートで「私ができるような操作」のことは全部自動でやって欲しい。それと携帯も最近は人間の言葉を理解するのだから、デジカメも「逆光」とか「影の中を撮る」とか「デジタルズーム2倍」とかいえば反応するようにしてくれないかな。


檜原村には滝に恵まれた地形。
ここに載っているのは代表的な13の滝。小さな滝や、観光向きでない山奥の滝を含めると50カ所ほどあるらしい。
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駐車場から坂を下っていく。
ほんの短い坂だが、滝までの行程で一番の急斜面。
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往きは先ほどの坂以外はすべて上り。
坂を下ったら右折して川沿いに登っていく。写真は喫茶食堂みたいな小屋だが、まだ朝早いからか行きも帰りもしまっていた。なお、ここから先に売店とか飲料の自動販売機はない。
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喫茶食堂のすぐ先にあった「ゆうびん館」という聞き慣れない施設。郵便だけでなく為替、貯金、保険、年金まで扱っている。しかしナゼに木曜日が定休日?
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坂はソコソコの勾配。
登って、曲がって、また登る。
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途中にあった美しいミニ滝。
なかなかのものだなあと思っていたら名前がついていた。
日の光の当たり方が複雑で、ほんの数歩離れると、こういうスポットライトで照らしたようには見えない。
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それで、まだまだ登らされる。
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こんなマイクロ滝というか段差は、そこら中にある。
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水道橋?と思っていたら
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こんな看板があって
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人工的なものが目に入ってきた。
水道用のミニダムかな?
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この程度のチョロチョロ流入量で足りるのか、他人事ながら心配。
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休憩所を超えると
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滝が見えてきた。
ちなみに駐車場から、ここまで写真を撮りながら歩いて15分くらい。
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これが本日のメインディッシュ払沢の滝。
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日本三大名瀑の華厳の滝を見た後だから、どうかな?と思っていたけれど、なかなかのたたずまい。少し神々しい雰囲気もありけっこう気に入った。



ところで滝の迫力というのは、たぶんプロのカメラマンでも写真で本当の姿は表現できない。写真に撮ると少し貧弱になる。滝の水流は速いスピードで落下しているから、人間の目の残像効果によって、生で見ると実際の水量より多く見えるから(だと思う:あくまで仮説です)。



滝の横に石積みの階段があったので登ってみると、
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滝壺!
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この滝壺の雰囲気がまたよろしい。払沢の滝はサイズは小振りだけれど、バランス・プロポーションがいいと思う。なお滝壺の横の岩をよじ登れば、滝壺を上からのぞき込むような感じで見られそうだったが、足場的に不安定だったので断念。


アップで。
水しぶき、感じられるかな?
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滝壺から流れ出る水流。
すくってみたら、ビックリするほど冷たいというわけではなかった。普通に冷たい。飲むのはやめておいた。
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滝側から見た休憩所。
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ちょっと一服していると温度計発見。
気温25度。やっぱり滝は涼しい!
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その2に続く(下にある)

wassho at 22:37|PermalinkComments(0)   *ツーリング | 滝巡り

払沢の滝、三頭大滝 その2

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払沢の滝の後は、檜原街道沿いに西に進んで「都民の森」という公園というか山歩きレクレーション施設を目指す。このあたりも檜原村。檜原村は東京都の行政区分の中でもかなり面積が広い。ただしほとんどが森林だから人口は2500名ほど。住所は東京都西多摩郡檜原村。郡というのは、たまに住所で市町村の上についているけれど、郡という行政組織があるわけでもなく、何のためにあるのかよくわからない。


都民の森に到着。
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BMW F800Rと青空!
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案内図。
赤く表示されている森林セラピーロード・大滝の路というのを歩いて行く。
駐車場からこの大滝の路の入り口までは少し距離がある。
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これが都民の森の入り口。
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いきなり、キツイんですけど(^^ゞ
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本当ならそれほどきつい坂でもないのだが、きつく感じるのは革パンを履いているせい。膝にプロテクターが入って歩きにくいし重い。もちろん暑い。半ズボンにでも着替えればいいのだが、着替える場所はともかく、革パンを脱ぐにはブーツもいったん脱がなければならないし何かと面倒。夏用にメッシュの革パンもあるが、Gパンスタイルで紺や黒のものしかないから、今のところ買っていない。

話はそれるがバイクウエアメーカーにお願い。
冬用にはオーバーパンツという商品がある。サイドジッパーでズボンをはいたまま、その上から装着するもの。あの構造で夏用の商品を開発して欲しい。そうしたら走るときは、半ズボン&夏用オーバーパンツで安全を確保し、目的地でブラブラするときは半ズボンに楽に変身できる。半ズボンにブーツというのはバランス悪いが、それくらいは我慢しよう。
もちろん革製で膝や腰のプロテクター充実。走るときだけだからメッシュじゃなくてもいいかもしれない。ただしカラーは白とかベージュとかの淡色もラインナップに。しかしバイクに乗る人って、どうして夏でも黒っぽいウエアを着るんだろうか。見てるだけで暑苦しいんだけれど。

企画料は請求しないから、どこかのメーカーが作ってくれないかな。もう一つアイデアを出すと、バイクユーザーはほとんど中高年なので、礼服なんかについている「ウエスト・アジャスター」をライディングパンツに取り入れると売れると思うよ。


しばらくすると階段。
これがまた長い。
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でも青空!
元気出して行こう!
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階段を上りきったところが大滝の路スタート。
正直に言うと20分という表示を見て、回れ右をしそうになった(^^ゞ
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こんな「セラピーロード」が続く。
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道には木材にチップが敷き詰めてある。
これは抜群に歩きやすいし心地よい。
日本中の遊歩道で導入して欲しい。
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クマでるらしい(/o\)
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階段から後は勾配のきつい箇所はない。
まさにセラピーロード、森林浴を楽しみながら散歩できる。
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途中の見晴台。
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看板を見ても、知らない山ばかりで盛り上がらない。
写真に写っている道は奥多摩周遊道路。
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ここで見かけた1/3くらいの人は、こんな登山というか山ハイキングな出で立ちだった。もちろん、このセラピーロードに限れば、その必要はない。
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突然現れる石垣。
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杉並木。
春に花粉所の人は無理かな。
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暗くなってビビりながら歩いていたら、お化けに見えそうな木。
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途中の休憩所。
標高1080メートルだが、そんなに涼しくない。
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ようやく滝到着。
ここまで大滝の路入り口から20分はかからず15分ちょっと。
駐車場からだと25分弱。
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滝の前に吊り橋が架かっている。
そこから滝を眺める仕掛け。
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これが三頭大滝(みとうおおたき)。
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この水がいずれ東京湾に流れるとは、当たり前でも、なぜか感慨深い。途中で自宅の蛇口からも出てくるかな(^^ゞ
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三頭大滝は落差33メートル。先に見た払沢の滝の一段目(滝は下から順番に数える)は26メートルだから、こちらの方が大きいが、橋から滝までの距離が少しあるので迫力は払沢の滝の方が上。それと水量も夏枯れ気味。なお滝壺のようなものはなく、落ちたところからそのまま川として下に流れていた。
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ところで吊り橋は川に架かっている。ということは橋の上に日を遮る木立はない。つまり、この滝を眺めるのはメチャ暑い! 鋼鉄製の橋の欄干を触ると火傷しそうなくらい焼けていた。



三頭大滝の先も道は都民の森の中を続いているが、
時間の関係で同じ道を引き返すことにした。

帰り道も青空!
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こういうところを歩くのはけっこう楽しい。
どのくらい楽しいかというと、バイク乗っているより、コッチの方がいいかも?と思うくらい。次は山ボーイを目指そうか。ただし緩い勾配専門!
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ヤマユリ(だよね?)。
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往きに階段を上り終えて大滝の路のスタート地点だったところ。
森林館という建物があった。
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何があるのだろうと思って、ちょっと見学。
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山の動植物に関する展示コーナー。
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ムササビ。
初めて見た。一緒に写っているのはウリボウと呼ばれるイノシシの子供。可愛いね。
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休憩室。ここは山歩き公園だから重宝するかも。
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畳の休憩室もあった。
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木材工芸センターという建物も並んでいる。
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ここは木工作業の体験ができる。
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1階はキーホルダー製作の無料体験コーナー。
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2階ではこういうものを作れる。
こちらは材料を購入する。
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これは楽しいと思う。
私も子供の頃に来たかったな。
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機材もいろいろ揃っている。
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中庭では丸太切りの体験コーナー。
丸太を一生懸命ノコギリで切るお母さんと
クールにたたずむ息子。
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そろそろ都民の森を後にする。
この急な階段も下りは楽。
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都民の森は奥多摩周遊道路の入り口にある。奥多摩周遊道路は首都圏の飛ばし屋ライダーにとっては聖地みたいな存在。だから都民の森の駐車場にはいつもバイクが多くいるし、バイクの駐車場も広い。でも滝を見に歩いたり木工作業を見学する奴はあまりいないだろうなあ。ちなみに都民の森滞在は約2時間。



駐車場に戻る。
ちょうど正午頃で日差しもキツイ。
右から2代目が私のバイクで、その左3台目のバイクに注目。
なんと日傘!
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しかし熱くなって困るのは主にシートのはずだが(アッチッチと座れないから)、ハンドル周りの何を保護しているのかな。もっと詳しく見ておけばよかった。




グーグルマップはなぜか奥多摩周遊道路をルートに選べない。道路に色をつけられない。地図は画像ソフトでピンクに塗り絵したもの。距離約20キロ。黄色が都民の森。約200ヘクタール。水色部分が奥多摩湖。
地図2



奥多摩湖の西から中央自動車道や甲州街道のある南に下るにはいくつかのルートがある。ひとつは青梅街道=国道411号沿いにぐるっと大回りして甲府に降りるルート。山間部は大菩薩ラインと呼ばれる。柳沢峠を含むこのルートは、後半で山梨県道201号、218号を使って去年に走った



今回は国道139号線。
奥多摩湖から西に進み、山梨県小菅村から南下する。
地図でわかるようにかなりのクネクネ道。奥多摩湖から甲州街道に至るまで約40キロ。
地図3



小菅村に入る。
ここには村営の温泉施設があって、ちょっとそそられたが今回はパス。
なお看板の地図は立ち位置に合わせて南北が逆になっている。
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観光客を呼び込む橋。
その下は清流。
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139号線は国道というより林道レベル。
写真よりもっと細い場所も多い。
とりあえずカーブばかりで、最初は楽しいがだんだんイヤになってくる。

    まっすぐ走りたい!
    信号待ちしたい(^^ゞ
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松姫峠到着。
数台分の駐車場とトイレがある。
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ここは大月市と小菅村の境界線に当たる。
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信玄の五女の松姫が、信長の軍勢から逃れるためにここを通ったのが松姫峠の由来と書かれていることが多い。しかし、ここは昭和の後半にできた道路。この付近のどこかを経由して甲斐の国からから八王子に逃げた松姫の伝説にちなんで、当時の山梨県知事が139号線(延長工事)開通時に松姫峠と命名したのが真相の模様。夢のない話でゴメン。


少しだけ富士山が見えた。
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松姫峠からは基本的に下り。
クネクネしっぱなし。クルマなら同乗者が酔うかも。
それと舗装の状態がよくないので気を遣う。交通量はまったく多くなかったが、忘れた頃に対向車が現れるのでドキッとする。
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それでも青空!
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クネクネがようやく収まってきた頃に湖発見。
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139号線と交わる橋を渡ると公園があった。
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小金沢公園。
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ダムによってできた湖らしい。
しかし水没集落の移転者の石碑を作るなんて税金の無駄遣いだと思う。
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とにもかくにも青空!
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さらに下って、ようやく人里が見えてくる。
山の中ばかり走っていたので、なんとなく安心する。
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小菅村から南下を初めて、甲州街道手前のここまで約1時間半。
かなり暑かったけれど、夏らしい山の景色を見ながら、いかにも夏休みな気分に浸れて楽しかった。



この日は、ここから東京まで中央自動車道でも甲州街道でもなく、どうし道でもない山あいを縫って走るスペシャルルートを計画していた。でも139号線のクネクネでバイク的にはお腹いっぱいになったので、甲州街道で上野原まで走り、そこから高速に乗るという当たり前のルートで帰ってきた。

高速に入った時間が早かったからか、Uターンラッシュの渋滞もなく、ごく一部を除いてスムーズに走れた。3時半頃あっさり帰宅。走行約230キロ。8月13日のツーリングでスコールに遭ったせいか、その腹いせに、やたら青空の写真が多いツーリング・ブログでした。


おしまい

wassho at 22:36|PermalinkComments(0)   *ツーリング | 滝巡り

2012年08月15日

夏の公園でアーウィン・ショー

夏の休みになると楽しみにしていることがひとつある。
それは公園で本を読むこと。
公園が気に入っているのでも、読書がしたいのでもなく
公園にいるとなぜか涼しいから。


家の中にいると暑い。
たとえエアコンで充分に室温が下がっていても何となく暑い。でも、昔から不思議に思っているのだが公園の木陰にいると、たとえ猛暑日でも涼しくて汗ひとつかかないのである。
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理由はよくわからない。理屈的に涼しいはずがないし、気温を計ればエアコンが効いた部屋より高いはずである。公園は広々としていて風がよく通るからくらいしか思いつかないが、木陰とはいえ炎天下の屋外で汗もかかないのは不思議。でもとりあえず涼しくて気持ちいいから、暇なときはよく公園に出かける。


読書するのは、本でも読まないと間が持たないから。
それで涼みに出かけているわけだから、小難しいものは読まない。


アーウィン・ショー(1913-1984年)は短編が多いアメリカの小説家。何となく昔からファンで十数冊ほど持っている。でも、あまり人気がないのか彼の本は現在すべて絶版。心理的葛藤を描くのがうまいといえるが、基本的に毒にも薬にもならない小説で、読んだ次の日に内容を覚えていることはない(^^ゞ 代表作の「夏服を着た女たち」も、どんな話だったかはさっぱり忘れた。でも私はそんな軽いタッチの小説が好きなのである。

それと彼の作品は1930年代から50年代に書かれたものが多い。ネットや携帯はなくても、自動車や旅客機は日常的で、オフィスには大きなタイプライターが並び、スーツの大人は帽子をかぶっていた、いわゆる古き良きアメリカの文明社会が背景。貴族社会のヨーロッパなら空想の世界でも、この頃の外国ならリアリティを感じながら読むことができる。


春頃に、ふと「アーウィン・ショーの小説で読んでいないものって、どれくらいあるんだろう」と思いつき、調べてみると私が読んだのは彼の作品(邦訳)の半分くらいだとわかった。アマゾンで調べたら、そのうちの1冊で新品の在庫があった(中古はたくさん売られている)ので即注文。

本が届いたときに「待てよ、アーウィン・ショーほど夏の公園で読むのにふさわしいものはない」と気づき、本日までキープしておいたしだい。よく考えたら彼の小説を読むのは20年ぶりくらいかな。楽しかったよ、もう内容はほとんど忘れたけれど(^^ゞ


本日はお盆で終戦記念日。
この2つが同じ日なのは何か意味があるような気がする。
それはともかく、残暑お見舞い申し上げます。
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wassho at 19:53|PermalinkComments(0) 映画、ドラマ、文学 

2012年08月13日

大野山、その後スコールに遭う(/o\)

本日のツーリングは大失敗。
本来ならブログのタイトルは大野山〜丹沢湖〜〇〇〇となるはずだった。でも途中で信じられないようなスコール(強雨)が! しかも私のツーリングルートだけに降った(/o\)


前回の日光ツーリングは400キロ越えだったので、とりあえず今回は短めでプランニング。まず向かったのは大野山(おおのやま)。ここは神奈川県の乳牛育成牧場がある。狭い敷地しかない神奈川県の酪農家の代わりに、乳牛の仔牛を育てている。それでこの大野山からは丹沢湖がキレイに見える(富士山も見えるが季節的に無理)との評判。それとちょっと涼しいらしいということで、まずは最初の目的地に。
地図


割と早起きしたのにロンドン・オリンピックのダイジェストを見てしまい、出発がどんどん遅れる。午前9時を回った頃、どうせこの時間になれば暑いのは同じと結局ガレージを出たのは午前11時前。結果的には、これがよくなかった。

東名は渋滞してるから国道246号線で進む。246号線も渋滞だが、高速道路での「高速すり抜け」は危ないし気疲れするからやりたくなかった。もちろん、やらなきゃいいんだけれど、高速で渋滞したらどうしてもやってしまう。

バイクの気温計はは35〜36度。日差しはカンカン照り。しかし本日はかなり風があったので渋滞のノロノロ運転になっても思いの外涼しかった。厚木を過ぎて伊勢原、秦野と山あいに入ってくると気温も31度くらいに下がる。このあたりは渋滞もないので、とても31度とは思えない快適さ。バイクに乗りすぎて感覚がおかしくなったのかとちょっと心配(^^ゞ


大野山はBMWのナビでは目的地設定できなかった。仕方ないので246号線から大野山に道路が分岐する場所をを目的地設定。そこからは一本道(だと思っていた)。ここで本日最初のミス。246号線から右折すると、そこは246号線も含めて三叉路になっていた。大野山へ行くには一番右側の道へ曲がる。でも真ん中の道へ曲がってしまった。その道の方が立派だったからという理由で。  

すぐ「再検索中です」というナビのアナウンスが聞こえる。ナビが再検索するというのは指定した道を外れた場合である。Uターンしようかと思った時に「2キロ先を右折です」というアナウンスが聞こえた。違う道からも行けるのかと安心して、今度は指定された道を正しく右折。


ところが、これがビックリ林道。細いわ、舗装はガタガタだわ、谷側にガードレールはないわ。バイクに乗っている人にしかわからない表現だが、ところどころのヘアピンは180度ターンかつ急斜面だから、内側の足を前に投げ出さないと怖くて回れない。

それでようやくT字路にさしかかり大野山コッチの標識。正規のルートに戻る。ところがこのルートも、さきほどのビックリ林道ほどではないが、かなり険しい。比較するならヒヤヒヤ林道。フェラーリとかロールスロイスとか幅の広いクルマで大野山に行くのは避けましょう。


夏休みだから子供連れがたくさんいるかと思ったら閑散としていた。売店の横の駐車場を通り過ぎて、とりあえず一番奥でかつ標高の高いところの駐車場でバイクを駐める。

標高685メートル
気温27度。爽快なり
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ここから先は一般車通行止め。
ちょうど上から作業車が降りてきたので、展望台までどれくらいかを訪ねる。
300メートルとのことなので登山決行!
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意味のよくわからない置物?
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牧草地の説明。
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牧草って、どんな植物かずっと疑問に思っていたけれど
とりあえずは、ただの雑草にしか見えなかった。
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山頂到着。
723.1メートル。
先ほどの標高はiPhoneで計ったもの。そこそこ坂はきつかったから50メーターくらいは上ってきたと思う。しかしコンマ1メートルの表示のある山頂は珍しいと思う。
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富士見100景らしい。
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急がないと電車に遅れるよ!
駅まで1時間20分(^^ゞ
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大野山山頂から眺める丹沢湖。
たいした眺めでもなかった。
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それよりも気になったのは丹沢この後ろの山にかかる雨雲。
ゴロゴロと雷の音も遠くに聞こえる。
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丹沢湖は大野山の北側。前半に載せた写真は南側を写したもので、雲は多いものの晴れている。というわけで北側の丹沢湖はキャンセルして、南側に位置する謎のX地点を目指すことにする。ちなみに本日の天気予報は晴れのち曇り、降水確率20%だった。


と思っていたらパラパラと雨が降り出す。
ヤバッと思って駐車場へ駆け出すと10秒後にやむ。
駐車場でバッグを積んでいるときにも、また降ってきた。やや強め。
でも走り出して数百メートルすると雨はやんだというか、道路が濡れていないから降っていなかったんだろう。山の天気は複雑である。それとトータルで1分も雨は降っていないのに、気温は23度まで下がった。山の天気は恐ろしいというのは、こういうことなのかと思った。



正規ルートのヒヤヒヤ林道を下る。
こんな感じの細い道。
バイクのバッグやナビのあたりは濡れているのに、道路は全くのドライ。
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本日、余裕があったのはここまで。
謎のX地点へは246号線まで降りて、少し走ってから南下してから西へ進む。
ところがヒヤヒヤ林道が246号線にさしかかる手前で、また雨が降ってきた。
そのまま246号線で東京へ帰ればよかったのだが、どうせまたすぐ止むと思ったのが本日2回目の判断ミス。今から考えれば、大野山の山頂で降ったり止んだりしていたときは空が明るかったが、この時点で暗くなっていたのに気付かなかった。


246号線から曲がって南下する。
その1分後、雨が強くなってきた。そのさらに1分後、道路に落ちた雨粒が30センチほどはねるくらいの強雨になってきた。

もうこうなると開き直って、雨に濡れること自体はほとんど気にならない。気温も25度くらいに下がったが(雨に濡れて気温計がはっきり見えない)、震えるほどの低温じゃない。


謎のX地点に行くには西に向かって進んでいるこの道の途中で左折してさらに南下する。その左折場所に来たが、とても観光できる天候じゃないので、そのまま西に進んだ。

これが本日3回目の判断ミス。この道路はほぼ246号線と平行に走っていて、いずれまた246号線と交差する。しかしここでUターンして元来た246号線に戻るか、さらに東に進んでから246号線に入るべきだったのだ。なぜならその場所からさらに西側はかなりタフな峠道。(東側は普通のまっすぐな道路)

自宅から丹沢湖までは約85キロ。もうこれくらいの距離だと徘徊の範疇だから事前にルート状況を詳しく調べていない。だから、あんなクネクネ道だとは思ってなかった。

晴れていたら楽しい峠道だったかもしれない。しかし道路はもう雨水が川のように流れている。しかもガスまで出てきてところどころは50メートルくらいしか視界がきかない。ヘアピンカーブも何カ所か連続する。この路面状況だからバイクはできるだけバンク(傾けること)させたくない。きついカーブを深いバンクで駆け抜けるのは難しくて私はなかなかできない。でも本日わかったのは、バイクを傾けないできついカーブを曲がる方がもっと難しい! 

この道路は片側一車線の対面通行。ほとんどのヘアピンでオットットとセンターラインオーバー。もちろん対向車がいないことは確認している。でも、もし対向車がいてセンターラインオーバーできなければ、ひょっとしたら失速転倒したかもしれない。なんせヘアピンの途中が川みたいになっているんだから必死の操縦である。


気温は23.5度まで下がり、ズブ濡れなのでさすがに寒くなってきた。それでようやく山を下り246号線にたどり着く。なんと晴れ!

もちろんところどころ路面は濡れているが、ほんの2〜3分前まで私が格闘して、ひょっとして遭難するかと思ったスコールは何だったのかというような天気。どうやら私は山にかかった雨雲の下をひたすら走ってきたらしい(/o\)


246号線まで戻ると気温は30度。途中で東名にのって32度。濡れた革ジャンが乾く気化熱で涼しく心地よい。いろんな暑さ対策グッズがあるけれど、バイクに関していえばジャケットに水をぶっかけるのが手っ取り早いかもね。



山の天気は変わりやすい、山の天気は恐ろしいことを肌身で感じた1日だった。あと1時間、あの状態で走っていたら体力的にも精神的にも相当きつかっただろう。

謎のX地点は近々リベンジする予定だから、そのときまで内緒。

wassho at 23:26|PermalinkComments(0)   *ツーリング 

2012年08月10日

華厳の滝 吹割の滝 その他の滝 その4

今までのおさらい。
地図2

東北自動車道の宇都宮インターで降りて基本的に西に進むツーリング行程。有料道路の日光宇都宮道路を経て国道120号線。その120号線の道沿いの名所をあれこれ観光してきた。

前回エントリーの航空写真に書かれていたが、120号線には日本ロマンチック街道という名前がついている。これは日光と軽井沢を結ぶ300キロほどの道路につけられた愛称=道路による町おこし・観光客呼び込みを狙った企画。ところどころで分岐した道路も日本ロマンチック街道に含まれるが、メインは日光〜沼田間の120号線、沼田〜軽井沢間の145号線と146号線(だと思う)。


ロマンチック街道の本家はドイツで、中世の面影を残す都市や古城などが点在する場所を結ぶ道路をそう呼んでいるらしい。ドイツでロマンチック街道という呼び方を始めたのは、第2次世界大戦後にアメリカ人観光客を狙ってとされている。しかし日本で使われ出したのがいつ頃で、どこが音頭をとって始めたのか&地図に載るくらいどうやってプロモーションしてるのかは、ざっと調べた限りでははっきりしなかった。

それで日本ロマンチック街道の東側を代表する120号線。バイクやクルマでドライブするにはとってもいい道・楽しいルート。でもどこがロマンチックなのか?と問われれば、ウ〜ンと答えるしかない。



さて湯滝から先はどんどん山を登っていく。ピークは金精峠(こんせいとうげ)で標高1800メートルを超える。ところどころヘアピンカーブが続くが、いろは坂ほど厳しくはない。

途中の路肩から湯の湖が見える。
背景にそびえ立っているのは日光のシンボル男体山(なんたいさん)。
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金精峠を過ぎたら基本的に下り。
金精峠の西側に2つ並んでいる湖は菅沼、丸沼。このあたりで標高1500メートル。丸沼の向かい側の山の斜面はスキー場である。周りにはペンションなんかも多い。
その後、白根温泉を経て片品村。バイクで走っていておもしろいの片品村あたりまでかな。そこから先は普通の田舎道路。片品村は標高約1000メートル。でもかなり暑い。気温は30度に近くなる。

しばらく走って本日の最終目的地である吹割(ふきわれ)の滝。標高約700メートル。ここまで降りてくると平地と変わらない暑さ。




典型的なロードサイド観光地で、無料駐車場への呼び込みが盛ん。無料駐車所といっても、そこの食堂や土産物屋を利用したら無料というのが観光地のお約束。公営の駐車場はなさそうなので、それらのどこへ入ろうかと迷っているうちに、はずれの方まできてしまった(観光地なのは2〜300メートルほどなので、あっという間に通り過ぎてしまう)。

一番最後にあったのが、こんな看板。
NPO? NPOとっても最近は怪しいところも多い。まあいいかとバイクを駐める。
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NPOはこんなお店をやっている(^^ゞ
ただし店を使ってくれといわれることはなかったし、帰りにソフトクリームを買ったら、お店の人はとても感じよかった。
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ところで2つ前の写真のバイクはかなり傾いている。
写真は滝見物の後に撮ったものだけれど、バイクに近寄ってみるとサイドスタンドが日差しの熱で柔らかくなったアスファルトにめり込んでいた(>_<)
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BMW F800Rのサイドスタンドの路面と接する部分の面積はかなり小さい。だからめり込む。はっきり言って欠陥設計。周りに何台かバイクが駐まっていたが、めり込んでいるのは私のバイクだけだった(怒)



吹割の滝へ降りていく道沿いには、ちょっと変わったというか怪しげというか、写真のような雰囲気の売店が並んでいる。
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渓谷まで下っていく。
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さらにどんどん下る。
下ったら帰りは上りなのが難点(^^ゞ
気温は30度以上でまったく涼しくない。
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こんな階段を降りると
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石畳というか岩畳?の滝が見えてくる。
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ここより先はダメの白線。
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ここは吹割の滝ではなく鱒飛の滝(ますとび?のたき)
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ここが鱒が飛ぶ場所かな?
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こんな流れや岩肌を眺めながら
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上流に進んでいく。
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この坂を上ると
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これが吹割の滝。
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川底が岩盤で、その一部が裂け目になっているという滝の構造。

たいていの写真は大きいサイズの方が迫力が出る。しかしこの写真はブログ内の小さなサイズの方が、人が小さくて滝の大きさが強調されるので迫力を感じる。
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上流に吊り橋があったので、それを目指す。
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こんな側道?を歩いて行く。
吹割の滝には滝・川に落ちないための防護柵はない。
落ちないように白線の内側に入るなというアナウンスが時々流れる。
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吊り橋の近くまで来ると流れは穏やか。
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徐々に坂がきつくなる。
高いところから転落するのを防ぐ柵は設けられている。
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家だろうかお店だろうか?
眺めはいいだろうな。
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吊り橋。
しっかりした作りで不安なし。
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吊り橋の上から。
写真の真ん中にある岩は夫婦岩。
でも岩が三つ並んでいるんだけれど。
手前の小さいのは子供?
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吊り橋の上流側。
この川は滝の少し下流で片品川と合流するが、吹割の滝がある川自体の名前は地図に載っていない。
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滝だけじゃなく山の景色もなかなか。
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吊り橋を渡ると観音堂がある。
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もう一本吊り橋を渡ったところの標識。
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吹割渓谷の案内板。
今まで歩いてきたのは川の左岸。(左岸、右岸は上流から下流に向かっての左右で示すのが決まり)右岸は少し高い位置から渓谷を見下ろすように遊歩道が設けられている模様。
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案内板によれば右岸の遊歩道は約1キロ。左岸を引き返すのとほとんど距離は変わらないが、多少の上り下りがありそうだし、さっき間近で見た滝を改めて上から眺めたいとも思わなかったのでパス。何より暑かった。




同じ道を引き返すのだから、目新しい写真はないが。
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吹割の滝は、事前にネットで調べた情報より水量が少なかった。まあ真夏だから仕方がない。それでも充分な迫力。きわめて近くで滝を見られるし、こういう構造の滝はあまりないと思うから見物の価値あり。でも「東洋のナイアガラ」という呼び名はどうかな。「群馬のナイアガラ」くらいにしておかないと誇大広告かな。
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吹割の滝の後は120号線を沼田まで下って、そこから関越自動車道。真夏に高速道路をメッシュの革ジャンで走ると、熱風がジャケットをくぐり抜けて「ぬるいサウナ」に入っているような変な気分。体力も消耗する。


関越に入ってしばらくしてウインカー故障(/o\)
右ウインカーが出ない。左ウインカーは出るが止められない。これはBMW F800Rの欠陥で今回で2回目。要はウインカー周りのスイッチユニットの不良。交換以外に修理方法はない。対策済みユニットもないから、交換してもだいたい半年から1年後にはまた故障すると思われる。BMWの品質管理もたいしたレベルじゃないね。

ちなみに前回の故障の時はハザードランプも点灯しなくなった。今回ハザードは生きていたので、車線変更はウインカーの代わりにハザードを出してごまかしながら走る。止められない左ウインカーも、いったんハザードをつけて止めれば消えることを発見。高速を降りてから交差点を曲がるときは手信号。アクセルを握る右腕は使えないので、左折は腕を地面と水平に伸ばし、右折は肘を曲げて前腕を垂直に。小学校の交通安全教室で習って以来はじめての実践! 3回くらいやってみたが、けっこう恥ずかしい(^^ゞ 結局、一般道でもハザードでごまかして帰ってきた。


午後6時過ぎ帰宅。出発が午前6時過ぎだったから、約12時間のお遊び。走行距離約420キロ。バイクを買って初めての400キロ越え。それなりに疲れた。

日光というのは東照宮のイメージが強いせいか、何となく古くさいイメージしかなかった。あるいは日光江戸村とかの俗っぽいイメージ。でも実際に訪れてみれば、なかなかすてきな高原観光地。何より夏でも涼しい。東京からは軽井沢へ行くのとほぼ同じ距離。もう少し人気があってもいいように思う。

今回はメインストリートである120号線しか走ってないが、脇道にそれるのも楽しそう。まだ見ていない滝もあるし、たまたま見つけた滝も滝口しか見ていないから、またそのうち訪れようと思う。でもあちこち見て回るには日帰りじゃ、ちょっときついかな。求む、近くて涼しいツーリングコース。


おしまい。

wassho at 23:17|PermalinkComments(0)   *ツーリング | 滝巡り

2012年08月09日

中禅寺湖、竜頭の滝、湯滝

タイトルは変えたが
    華厳の滝 吹割の滝 その他の滝 その3
である。

華厳の滝の見物を終えて中禅寺湖へ向かう。
滝は中禅寺湖から流れ出ているから、ほんの数分で到着。

明智平から眺めたときは濃く碧いコバルトブルーに見えたが、間近に見てみるとまあ普通の青さ。でもやっぱり濃いかな。とにかく美しい湖。周囲約25キロ。
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写真をクリックした拡大するとスワンボートが浮かんでいる。
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スワンボート基地。
NEX(新しく買ったデジカメ)は、こういう原色は抜群にキレイに写る。
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中禅寺湖で立ち寄ったのは華厳の滝からほど近い、遊覧船乗り場のあるところ。高速列車っぽいデザインの遊覧船。
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スイングパノラマで遊覧船とスワンボートのツーショット。
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周りはこんな感じ。
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水の透明度も良好。
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こんなところに別荘があればいいな。明治から昭和の初めにかけて、中禅寺湖周辺は軽井沢と並ぶ外国人別荘地だったらしい。
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道路側の風景。
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袴を着た人が写っている。この日は弓道の大会があったらしく、こういうスタイルの人が数百人単位でいた。私にとって生涯でもっとも袴姿の人を見た日である。 



中禅寺湖の北岸を走っているのは国道120号線。
それが中禅寺湖から離れるあたりに岸辺へ降りる道があったので立ち寄ってみた。キャンプ場らしい。中禅寺湖の真ん中よりやや西寄りの位置。先ほどの東端の遊覧船乗り場とは水の色が違う。
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120号線が山の中に入ってしばらくすると、
こんな橋があった。
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この写真には誰も写っていないが、この欄干(らんかん)のところに10人くらい人がいて下を覗いていた。
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橋を渡ったところには駐車場もある。
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これは何かあると思って駐車場にバイクを止め、
橋の方に歩いて行くと。
あっ!滝だ。
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滝というか、岩の上を水が流れているというか。
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橋の反対側はこんな感じの細い流れ。
だからこの橋のところが滝口になっている。
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中禅寺湖と一緒に撮るとなかなかの風情。
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橋のたもとの看板。
竜頭の滝(りゅうずのたき)というらしい。
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実は120号線が山の中に入る手前で「竜頭の滝こっち」の看板があって道が分かれていた。今回は滝を見るツーリングだから、ちょっと心惹かれたが何となくやり過ごしてしまった。それがまさか120号線で再会できるとはラッキー。

しかしたまたま橋の上にたくさんの人がいたから気付いたけれど、誰もいなければ通り過ごしていたのは間違いない。やっぱり日頃の行いがいいと違うね。


滝の横が散策路になっている。
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しかし樹木に遮られて滝はよく見えないし、何よりこの坂がどこまで続いているかはっきりしないので数十メートル降りただけで引き返してきた。その範囲では橋の欄干から以上の眺めはなし。
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自宅に戻ってから調べると滝は一番下流が眺めがいいらしい。それとグーグルマップの航空写真で調べると下流までたった200メーターほどの距離。降りときゃよかった。
竜頭の滝 航空写真

しかし自宅で航空写真をチャチャっとチェックできるなんて、
便利な時代になったものだ。


もしバスで竜頭の滝へ行くなら、写真に写っている「滝上」の停留所が駐車場の前にある。ついでにバイクのシートに革ジャンが載っていないということは、革ジャンを着たまま歩き回ったということ。そろそろ正午頃で気温は27度くらいまで上がってきたが、まだ充分涼しかった。
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下の航空写真の真ん中あたり、緑が薄くなっているところは戦場ヶ原と呼ばれる400ヘクタールの湿原。戦国時代の古戦場ではなく、神話の時代に神さま同士が戦ったのが名前の由来。(写真をクリック拡大すれば、中禅寺湖の遊覧船乗り場やキャンプ場の位置もわかる)
戦場ヶ原航空写真

戦場ヶ原を歩き回るのは相当時間がかかるから、最初からその気はなかったが、どこか景色よく見晴らせる場所で停まろうと思っていた。でも120号線からはあまり戦場ヶ原は見えず、この辺が戦場ヶ原なんだろうなあと思いつつ通過したのみ。

でも、このあたりも相当気持ちのいい道である。
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バイクを停める場所もなかったので、写真は戦場ヶ原をかなり離れた場所。しかし道路ほど撮影の難しい被写体はない。その道の気持ちよさの10%でも撮れたためしがない。この写真もあれこれ構図を考えて、ワケのわからない写真になってしまった。しかもバイクにがっちりピントがあって肝心の道路がボケた状態。カメラ好きは背景がボケた写真を好むから、そうなりやすいカメラ・セッティングになっているのだろうが、ボケ不要の私としては何か対策を考えなければ。



しばらく走ると道路沿いに駐車場があって車がたくさん駐まっていた。
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周囲約3キロのこぢんまりとした湯の湖という湖。
温泉も流れ込んでいるから湯の湖という名前。
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湖の中に入って釣りをする人がチラホラ。
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橋などあったのでブラブラ歩いていると、
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こんな標識を発見。
なに、観瀑台!
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湯の湖から流れ出る滝で湯滝という名前。
ここは湖の端っこがダイレクトに滝口になっている。
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ここから滝の下の方に降りる道はなかった。
航空写真で確認すると、かなり手前から120号線と分岐する道で行くみたい。標識があったかどうかは覚えていない。
湯滝航空写真


今回のツーリングで事前に調べていた滝は、華厳の滝と吹割の滝の2つのみ。竜頭の滝も、この湯滝も全く知らなかった。だからとても得した気分。ちなみに華厳の滝は初日に書いたように日本三大名瀑の1つ。
そしてさらに

    日光三大名瀑
       華厳の滝
       霧降の滝
       裏見滝

    奥日光三大名瀑
       華厳の滝
       竜頭の滝
       湯滝

となっているらしい。
華厳の滝だけ、両方の三大名瀑に名を連ねていてズルイ(^^ゞ
なにはともあれ奥日光三大名瀑ゲット。

滝は見ていて飽きないし、さわやかな気持ちになれるからいいよ。
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ーーー続く

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2012年08月08日

華厳の滝 吹割の滝 その他の滝 その2

明智平から華厳の滝まではあっという間。

かなり広い駐車場。
バイクは出口に近い場所(滝からは遠い)に駐めさせられる。でも出口の係員のいる場所だから防犯的にはいいかも。時間に関係なく100円。
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シートの上に乗っかっているのは革ジャン
脱がなくてもOKな気温だったが、ロープウエイに乗るだけの明智平と違って多少は歩くので。ちなみにバイク用の革ジャンは背中、肘、胸にプロテクター(そんなに強度のあるものでもないが)が入っているのでとても重い。着ていればさほど気にならないが、脱いで持って歩くのはちょっとキツい。
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いつも撮った写真を見るたびに、もっときちんと置くなり畳むなりして撮影すればよかったと反省する。治安に心配がないので鍵付きワイヤーでの固定はなし。ヘルメットもぶら下げっぱなし。


華厳の滝の敷地内?はこんな感じ。
いわゆる観光地モード。中には殺気だって、歩いているだけで身ぐるみ剥がれそうな観光地もあるけれど、ここは割とのんびりしている。
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ここ華厳の滝も明智平と同じ標高1274メートル。
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土産物屋の奥からも華厳の滝を覗ける。
これもなかなかいい感じ。
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観瀑台(かんばくだい)は無料と有料の2つあって、これは無料観瀑台。
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この観瀑台からは滝のやや上から眺めることになる。
ところで滝が落ち終わるところは滝壺。では滝が落ち始めるところは何というか知ってる?
答えは滝口。滝壺と較べると認知度低し。私もさっき調べた。
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ここからでも十分楽しめる。
それと写真を撮るならここからの方がキレイに撮れる(理由は後で書く)。


有料の観瀑台は滝壺に近い位置にある。
正確に言うと観瀑台は無料なんだが、そこまで降りるエレベーターが有料というややこしい仕組み。歩いて降りるルートはない。

まさかエレベータの乗り口とは思わない和風な建物。
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料金は530円。いいなあ独占企業は。
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こんな感じのエレベーター(降り口)。
なぜか私は遺体安置場を連想した(/o\)
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エレベータで地上から100メートルほど降りるだけなんだが、エレベーターから出るとものすごい冷気に包まれる。真夏でも15度前後らしい。岩盤をくりぬいて作った施設だからかな?

すぐ滝を見れるのかと思いきや、さらに歩いて下る。
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どんどん下る。
下るということは、帰りは上らなければならない。
もっと最後までエレベーターを通しておいて欲しい。
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さて、いよいよ
ドドッ
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ドーン!
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無料の観瀑台とさほど距離は離れていないのだが、やはり迫力はかなり違う。エレベータ料金530円の価値はあるといっておこう。

写真が何となくボワーっとして見えるのはポンボケとか逆光とかではなくて、滝の飛沫(しぶき)が水蒸気のようになって漂っているから。当然レンズにも水滴がつくので、それも影響しているかもしれない。この位置から無料観瀑台からのようなクッキリした写真を撮るのは無理みたい。

スイングパノラマでちょっと広めに。
たいして有難味を感じられず。
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滝の案内。
この日は毎秒4トンの水量。平均は5〜6トンとのことで、夏枯れでやや水量控えめ。それでも十分に滝の迫力は楽しめた。台風の後は50トンとか100トンの水量になって傘を差してもびしょ濡れになるくらい飛沫が飛んでくるらしい。
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ところで毎秒4トンとかいわれても具体的なイメージがわかない。学校にある25メータープールの容量がだいたい500立方メートル=500トン(だいたいというのは、25メートルは決まっていても、幅や深さがまちまちだから)。計算すれば500トン÷4トン=125。ということは約2分でプールをいっぱいにできる水量。
ーーーやっぱり、あまりイメージがわかないか(^^ゞ



観瀑台の下、つまり滝からは下流を流れていく水。
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観瀑台の横にある小さな滝。華厳の滝の横にあるから小さく見えてしまうが、山歩きの途中で見つけでもしたらヤッターと大喜びするサイズ。
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話は水量に戻るが、4トンというのは水量計でも使って計ってるの?
何となく、今日はちょっと細いから4トンくらいにしておこうかと売店の人が決めているような気がしなくもない。


華厳の滝を取り囲む岩肌。
滝に押されて存在感が希薄だが、こちらもなかなか。
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ローアングルから青空を入れて一枚。
もう少し雲にどいてもらいたかった。
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ーーーまだまだ続く。

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2012年08月04日

華厳の滝 吹割の滝 その他の滝 その1

暑いので涼しげな滝でも見に行くかと思いつく。

さて滝といっても華厳の滝(けごんのたき)くらいしか思い浮かばない。
調べてみると、日本の三大瀑布(滝のこと)は

   華厳の滝 (栃木県 日光市)
   袋田の滝 (茨城県 久慈郡)
   那智の滝 (和歌山県 那智勝浦町)

らしい。

最初に思いついた華厳の滝は外さないとして、そこから袋田の滝までは距離的にちょっときびしい。それでいろいろ検索していると吹割(ふきわれ)の滝というのを比較的近い距離に見つけた。それでこの2つの滝を回ってくるのが今回のツーリングプラン。

改めて地図を眺めてみると、日本海までの距離の半分以上奥まで達している。全行程の4/5はツーリングというより高速道路での移動になるが、こんな遠くまで前日に思いついて出かけるようになってしまった自分がちょっと怖い(^^ゞ
地図1


地図の下から出発して反時計回りが今回のコース。首都高経由で東北自動車道にのり宇都宮まで。出発は午前6時過ぎ。こんな早朝なのに首都高はところどころ自然渋滞。東北自動車道では2カ所ほど事故見物渋滞。でも時間をあまりロスすることなく順調に走れた。気温は出発時が27.5度。宇都宮で30度。


途中の佐野サービスエリアで休憩&給油。
ここまで約100キロで約2時間。
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バイクもかなりいた。
このサービスエリアや高速道路上で荷物をたくさん積んだバイクを多く見かけた。アウトドア用のマットなどをくくりつけていたからキャンプツーリングかな。大学生くらいまでよくキャンプに出かけたが、今は全く興味なし。アウトドアで料理して食べるのは楽しいけれど、寝るときは心地よいベッドが希望なワガママな私。


4〜5台ほど並んでいた屋台。
フランクフルトソーセージを買って食べる。少し細いが長いフランクフルト。やや粗挽きで手作りぽい仕上げ。なかなかおいしかった。
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建物の入り口に霧噴射装置。
暑いときはとても気持ちがいいが、午前8時ではさほどありがたみを感じられず。
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晴れでも雲の多い空模様。
雲が低いのがやや気がかり。
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このサービスエリアでは、デジカメをカバンから出すのが面倒だったので写真はiPhoneで撮った。新しく買ったデジカメはポケットに入らないのが難点。その前のデジカメよりはるかにキレイに撮れるけれど、撮らなきゃ意味がないなと考えたり。


佐野サービスエリアから宇都宮インターまでは約50キロ。宇都宮インターは日光宇都宮道路(通称:日光道)という有料道路に接続している。これが実に爽快でいい道。山の中を走っているのにとても開放感がある。紅葉が有名だが真夏の緑でも十分に楽しめる。

そして日光宇都宮道路で中禅寺湖方向へ進むと、徐々に標高が高くなるのか気温も低くなる。宇都宮インターで30度だったのがバイクの気温計を見ると25.5度。急に気温が下がるのでメッシュの革ジャンで走っていると、さわやかを通り越してちょっと寒い。

日光宇都宮道路は宇都宮から終点の清滝まで約30キロ。終点の一つ手前が日光。それで日光といえば東照宮。しかし見物に2〜3時間はかかるので今回はパス。京都や奈良の寺とは違う賑やかさに興味があるから、そのうちまた見に来よう。




日光宇都宮道路が終わると「いろは坂」という急峻な山道を登っていく。カーブが多いので有名な道路で本当にヘアピンカーブの連続。スピードを出すと曲がりきれないし、あまりスピードが遅いと転けそうな気がするし、なかなかの難所。はっきり言って私のテクニックではちっとも楽しくない。それと途中で気温が22度まで下がった。涼を求めてのツーリングだが寒すぎ!



いろは坂の途中にある明智平(あけちだいら)のパーキング。
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ここ自体は周りの山が見えるだけでたいした景色ではないが、隣の山に展望台があり、そこまでロープウエイで結ばれている。

どうせ華厳の滝を見に行くのだから展望台に上る予定はなかったが、スルスルと上り下りしているゴンドラを見ているうちに、つい乗ってみたくなり(^^ゞ
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往復4分で710円。1分あたり178円。
千葉の鋸山ロープウエイが1分あたり130円だったから割高。
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ゴンドラが動き始めるとテンションも上がる。
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ロープウエイ発着場の屋上が展望台になっている。
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中禅寺湖の水の色が碧くてとても美しい。
そして幻想的。ほんの1.5キロほど先の湖を確かにこの目で見ているのに、なにか絵というか映像というか、そんなものを見ているような=現実ではないような錯覚に襲われる。なぜか湖面だけがほかの景色とは別に存在しているように見えるから不思議(←うまく表現できないから自分でに見に行って)



そして展望台を前に進むと。
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中禅寺湖と華厳の滝のツーショット。
圧巻の風景。静と動の対比。しばし見とれる。



帰りにゴンドラの記念撮影。かなり小さい。
ちなみに往きは私と老夫婦の3名、帰りは私だけで乗った。ここについたのが午前9時半頃だったので、まだ観光客は少なかった。
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パーキングの前もヘアピンカーブ。
とにかくいろは坂はこんなカーブが連続する。
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この標識によると、いろは坂中腹にあるここ明智平の標高は1274メーター。気温は24度。途中の坂の方が寒かったのは冷たい空気がたまりやすい地形だったのかな? とにかく8月の4日だというのに、革ジャンを脱がずに観光できたのには驚き。
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ーーー続く

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2012年08月02日

オリンピックの審判〜権威と真実

ロンドン・オリンピックは寝不足にならない程度に、それなりに楽しんでいる。北京オリンピックの時の男子400メートルリレーのような感激をまた味わいたいものだ。

誰でも知っているようにオリンピックは4年に1度。ということは、あれから4つ歳をとったわけだ。トホホーーーと思いかけて、ふと考える。4年前と較べて、何か歳をとったといえることはあるだろうか? 冷静に、努めて客観的に考えてみる。結論は「何一つない」。ヤッター!とうれしいのが歳をとった証拠か(^^ゞ もっとも成長期の子供じゃないから4年くらいじゃ特に変化がなくても当たり前かもしれない。

誰が考えたか4年に1度というのは絶妙のタイミングである。だからオリンピックの時に、4年に1度の自己診断をしてみるのも悪くない。この4年間に何か進歩したことはあっただろうか? 商売に響くといけないから自己診断結果は非公開。

4年前の8月のブログを読み直してみると、すっかり忘れていたけれど当時は福田内閣だったのね。この4年で日本はーーー。もちろん大震災があったりしたが、仮にそれがなかったとしても、徐々にジリ貧になっているように思えるのが気がかり。


さて、今回のオリンピック。
何かと審判の問題が騒がれている。

柔道の海老沼匡vsチョ・ジュンホ(韓国)戦では、主審副審併せて3名がチョ・ジュンホの判定勝ちとしていたのが、ジュリーと呼ばれる審判委員の指摘を受け、3名とも海老沼匡の判定勝ちに判断を変えた。男子体操団体で日本は最初4位だったが、日本側の抗議によってビデオ判定となり、その再審の結果、得点がアップして銀メダルを獲得した。

どちらも日本側に有利な結果となったから何となくスルーできたものの、逆の立場だったら釈然としないだろう。チョ・ジュンホ選手や、日本が銀メダルに繰り上がったため銅メダルから4位とメダル圏外なったウクライナの体操選手には気の毒に思う。韓国やウクライナの人々がブチ切れる気持ちも理解できる。立場が逆なら私も暴れてる(^^ゞ


最初は、こんなにコロコロ審判の結果が変わるなんて、
このオリンピックはどこかおかしいと思っていた。

ところが柔道の海老沼匡vsチョ・ジュンホ戦で、
判定が覆ったことに対する大会審判関係者のコメント。
だいたいの趣旨はーーー

   審判は一瞬の間にとても難しい判断をしなければならない。
   だからミスもする。
   そのミスをリカバリーするためにジュリーの制度を導入し
   ビデオも撮影して、より正しく判定できるようにした。
   今回は、この新しいシステムが正しく機能したのだ。

ちょっとうなったね。
まったくおっしゃる通り。

柔道と体操以外にもいろいろあったらしく、このオリンピックでは審判に威厳がないという論調もある。しかし審判とはミスなく正しく判定することがすべてであって、審判(員)の威厳のために競技が存在しているわけではないのだ。そしてミスがあることを前提に審判システムを構築するのは、まったくもって理にかなっている。「俺がルールブックだ」とかいっている審判は石器時代で審判をやっていればいい。


とはいうものの、頭では理解できても身体がついていかないというか、審判の判断は後で覆る可能性があるという前提で観戦するのは違和感がある。「物言い」というジュリー制度が確立している相撲のある国に住んでいるのにである。

大げさにいうなら権威と真実の駆け引き。今まで審判はミスをしない=だから権威があるという構図を作り上げて、その権威のもと真実=判定の精度に多少目をつむっても丸く収めるという流儀に長く慣れてきた。
物事は丸く収めなければ次に進めないわけで、これはこれで別の観点で合理的である。それに大衆心理的には、ある程度権威に迎合した方が何かと楽でもある。真実の追求が常に絶対的な正義というわけでもないというのが世の中の難しいところ。

正しいのはどっち?
それは夏休みの宿題にでも。


ころっと話は変わるが、間違ったことを権威のない連中がやろうとしているから、多くの人が政治に怒ったり、あきれたりしているんだろうね。

wassho at 09:09|PermalinkComments(0) 社会、政治、経済