2012年09月

2012年09月29日

馬堀海岸〜観音崎〜佐島

始まりはそれほど暑くなく、お盆過ぎから猛暑っぽくなり、その残暑がずっと続いていた東京の夏。でも十日ほど前から突然秋になって涼しい日々。しかし予報によると、この29日だけ暑さが盛り返して最高32度の予想。

今年の夏は暑さ対策で海ツーリングを封印してきた。でも標高の高い場所は遠いし、やっぱり夏=海だし、せっかく夏が1日だけ戻ってきたのだから海でも眺めに行こうかと。真夏と違って湿度は高くなく、夕方になれば気温も早く下がるはず。というわけで三浦半島から湘南方面をグルッと回ってきた。


ルート案内するほどの場所でもないので、地図はバイクを停めた地点のみ。まずは第三京浜〜横浜新道〜横浜横須賀道路と高速を乗り継いで終点の馬堀海岸まで。
まっぷ


馬堀(まほり)海岸は2キロくらいの長さだと思うが、その前後の横須賀や観音崎と違って思いっきり南国風である。横須賀方面から走ってくると突然、宮崎にでもワープしたような錯覚に陥る。だだし道路を走っていて海は見えない。駐車場もないので、今まで海沿いのの壁の向こう側は見たことがなかった。
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ここは駐車場がない。
バイクを適当なスペースに駐めて馬堀海岸探検。


南国風に感じるのはフェニックスがあるから。真冬の関東地方でも育つのだからかなり寒さに強いともいえるが、やはりこれがあると南国ムード漂うね。
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壁を渡ると遊歩道があって、さらに一段低いところにも遊歩道があった。ナンのため? そして真ん中にある大きな石の下は海水が流れている。堤防になっているのは高い位置の遊歩道部分だけのようである。何か目的があるのだろうけれど、よく理解できない構造。
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堤防への疑問(/_')/ソレハコッチニオイトイテ
ボケーッと海を眺める。

横須賀方向。
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馬堀海岸は北向きなので、正面は千葉ではなく横浜か川崎だと思う。
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観音崎方向。
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3.11以降、この注意書きには敏感である(>_<)
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これはふざけたり酔っぱらって落ちた人用かな?
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釣りは禁止らしいが、
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潜って捕ってはダメとは書いていなかった。何が捕れるのか興味があったが、泳いで向こうの方にいってしまったので成果は確認できず。
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馬堀海岸から観音崎へは2キロほど。
バイクでここに来たのは今日で5回目くらいか。高速が渋滞していなければ自宅から1時間で来られる。自然の海岸線を眺められる一番近い場所だから気に入っている。
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おなじみの海岸。山の上の白い塔は灯台ではなく、東京湾海上交通センターのレーダー。ここから東京湾を航行する船舶を管制している。
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おなじみの謎の構造物。
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どこでも必ずいるおなじみの釣り人。
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いつも思うのだが、観音崎や三浦海岸当たりは潮の香りが強い。海岸によって強さが違う理由は何かあるのだろうか?


こっちが観音崎灯台。
公園の遊歩道を歩いていたら、思った以上に暑かったので登らなかった。
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大きな船をNEX-5Nのデジタルズームで拡大して。空荷なのか、押したら倒れそうなくらい船が浮かび上がっている。ちなみに灯台もデジタルズーム。3倍程度までだったら、まあまあキレイに撮れる。
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地面すれすれのローアングルで。調子に乗って波打ち際ギリギリまで近づいたら、カメラに波飛沫(しぶき)が掛かってしまった。
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以前も通った洞窟トンネル。
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このトンネルを抜けると公園の外に出る。
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展望園地に行ってみることにする。
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観音崎公園は70ヘクタール以上ある広大な敷地。今までは観音崎園地と呼ばれるエリアの海沿いしか歩いたことがない。
観音崎公園


こんな坂を下っていく。
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左手に大砲のようなものが見えた。
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そんなに広いスペースじゃない。
観音崎園地から300メートルほど離れただけだから、見える海の景色も同じ。
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先ほどの大砲。
黒船来港当時ではなく、明治時代の東京湾防衛用?で観音崎にはいくつもの砲台があったらしい。
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28サンチ? センチなのかインチなのかどっち? 
正解はセンチ。センチのフランス語読みがサンチらしい。
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砲身のところにスリットが入っているので冷却用の二重構造の砲身かーーーと勝手に想像する。しかし、よく見るとこの大砲はオール木製! スリットではなく細長い板で丸い砲身を作るためだったのね(^^ゞ 地元のボランティアが製作したと解説版にあった。
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暑かったので屋根付きのベンチで休憩。
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代わり映えしないが海の写真。
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展望園地からは海沿いの遊歩道ではなく、
公園の中を走っている車道を歩いて帰ってきた。

途中のトンネル。
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心霊写真でも撮れるかと思ってシャッターを押してみたら、やたら明るく写ってしまった。実際のトンネルの中はもっと薄暗い。NEX-5Nはカメラマニアから高感度番長と呼ばれている。たぶんフラッシュを使わなくても暗い場所で撮れるという意味。フラッシュを使うのは好きじゃないから、それは私にとって好都合。でも暗いところは暗い感じで、つまり見た目どおりに写って欲しい。逆に明るい場所で暗く写ることがよくあるのも困りもの。

とりあえず本日の教訓:NEX-5Nは心霊スポット探検には向かない(^^ゞ


このかわいらしい灯台は
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ガードレール代わり。なかなか洒落てる。
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せっかくなので三浦半島を横切って湘南の海も見て帰ることにする。
何となくやってきたのが佐島という場所。

ここには佐島マリーナがある。逗子や葉山のマリーナに較べれば全国的な知名度は今ひとつな存在。湘南海岸を走るのは国道134号線だが、佐島のあたりでは少し山側に位置しており国道から佐島は見えない。
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佐島マリーナの隣にはオモチャ・コレクターの北原照久氏の自宅がある。旧皇族の別邸で、家の中にボートを引き込める施設のある、たぶん日本で唯一の存在。彼が手放すときは私が買おうと思っている(^^ゞ

どんな家かは「北原 自宅」とかで検索すればいっぱい紹介されている。とりあえず概略はここで。佐島マリーナに行くにはその家の前を通る。当日はガーデンパーティーみたいなことをやっていた。門は開きっぱなしだったので、バイクに乗る格好じゃなければ潜り込めたかも。


写真を整理していて初めて気付いた。
ここから先は立ち入り禁止だったらしい(^^ゞ
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佐島マリーナ。
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ヨット。
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クルーザー。
エアコンの室外機がついていた。そういえば長らく松方弘樹がマグロを釣っている番組を見ていない。以前はよく放送していて、けっこう好きだったのに。
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マリーナの隣は漁港。
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漁船はそれほど大きくないのに、漁港においてある網は巨大だった。絡まったら大変だろうなといらぬ心配をする。
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やっぱり、どこにでも釣り人はいる。
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佐島では漁港の堤防に遮られて海がよく見えなかったので、そのまま湘南海岸を江ノ島方向に走る。

写真は由比ヶ浜(ゆいがはま)。浜の奥の方は材木座海岸。遠くに見えるマンション群は逗子マリーナ。西武が開発したが、今はブライダル産業のリビエラグループの所有でリビエラ・逗子マリーナと呼ばれる。
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台風17号接近で波が入っていると期待していたが、まだ遠すぎたみたい。


江ノ島を眺めて、その後は辻堂あたりで湘南海岸を離れて東京に戻ってきた。走行距離不明。ガレージでメーターを見てくるのを忘れた。まあ徘徊だから(^^ゞ 台風が過ぎ去ったら一気に気温が下がるのかな。というわけでもうすぐ10月だけれどサヨナラ2012年の夏なツーリングでした。

wassho at 17:04|PermalinkComments(0)   *ツーリング 

2012年09月28日

ナイスカットミル 続き

3月に書いたコーヒーミルのエントリーを読んだ人から、ナイスカットミル(私が買ったミル=コーヒー豆を挽く器具)購入のいきさつをもう少し教えてくれというリクエストがあった。ナイスカットミルとボダムというメーカーのミルで迷っているらしい。とりあえず2つとも買うのが確実な解決策とアドバイスしておいた(^^ゞ



改めて自分のブログを読み直してみるとコーヒー関連のエントリーを

   3月に6つ
   5月に3つ
   6月に2つ

書いている。(全部にリンクを張るのは面倒だから、興味があったら上の月別のリンクからスクロールしてね)


3月29日のエントリーで、プロペラ式以外の電動ミル(家庭用)を

  Aタイプ:家電的なデザイン。値段も様々。
  Bタイプ:業務用のミルのミニチュア版。Aタイプより値段は高い。
  Cタイプ:エスプレッソ用の豆を挽くことに特化した、あるいはそれを
       売り物にしているもの。

の3つに分類した。

それで家電的デザインのAタイプ。
(具体的な機種紹介は3月31日と3月27日のエントリーで)

ネットでチョコチョコと調べると、このタイプは挽かれたコーヒー豆が落ちる容器がプラスチック製なので、コーヒー豆が挽かれるときに発生する静電気によって、コーヒー粉が容器にへばりつくことがわかった。

プロペラ式のミルでも静電気が発生して、コーヒー豆を挽いた後に、ミルを逆さかにしてトントン叩いたくらいではすべて落ちず、容器から指で書き出してやる必要がある。プロペラ式の場合は、そこにカッターがあるわけで、多少触れたくらいで指が切れるわけでもないのだがちょっと緊張する。それに水洗いでもしない限り、へばりついたコーヒー粉は容器に多少残るから見た目にも汚い。電動式のミルを使ったことがない人にはイメージしづらいと思うが、とにかくこの静電気というのはやっかいなのである。

というわけで、この時点でAタイプは私の購入対象から外れた。価格的には魅力的だったんだけれどーーー。ただしAタイプでもボダムのビストロというミルは、容器がガラス製で静電気が少ないという評判だったので最終選考リストに残る。



業務用のミルのミニチュア版のBタイプは静電気の発生が少ないとされている。Aタイプのボディがオールプラスチック製なのに対して、Bタイプは金属部分が多いからかもしれない。(ナイスカットミルの場合、パッと見はすべて金属のように見えるが、実は土台部分とモーター部分を支える柱はプラスチック製)。ただし容器の材質は「みるっこ」とナイスカットミルが金属製、ボンマックはプラスチックである。ボンマックは静電気的には厳しいかもしれない。

となるとBタイプでは「みるっこ」とナイスカットミルの比較になる。当時の実売価格は

  みるっこ     3万8000円
  ナイスカットミル 1万5000円

結論を出すのに時間は掛からなかった(^^ゞ
それと、どちらも昔からあるコーヒーミルのデザインだが、ナイスカットミルにはシルバーのモデルがあって、ちょっとクラシックモダンなイメージに見えるのも気に入った。


さて最後はナイスカットミルとビストロの比較である。ビストロの実売価格は1万2000円だから大差はない。ただしデザインのテイストは180度違う。またビストロには6色のカラーバリエーションもあって、オレンジやキミドリはポップで見ているだけで楽しそうである。私は朝用、夜用、エスプレッソ用と3種類のコーヒー豆を使い分けているので、本当はビストロを3色「大人買い」したかった。



結局、最終的にはナイスカットミルを選んだわけだが、その決定に特に大きな理由はない。違う日に購入したらビストロを(1台)買っていたかもしれない。それくらいの気分的な判断。

あえて分析的に考えれば、

1)
置き場所の関係で、安定感のありそうなナイスカットミルの方が自宅に適していた。

2)
ビストロの容器には蓋(ふた)がついている。蓋があれば、それを取ったり付けたりの手間が掛かる。対してナイスカットミルは単なるカップ。埃の多いところに置いておくわけでもなく、蓋がない方が楽でいいかなと。

3)
ボダムは家電メーカー、カリタは業務用品のメーカーである。ナイスカットミルは家庭向け製品とはいえ、なんとなくボダムよりは丈夫で長持ちしそうな気がした。


ミルの性能、あるいはコーヒーの味の違いについては最初から考慮しなかった。同じような方式で挽くからそんなに差が出るとは思っていないし、挽き較べたり飲み較べたりする機会はないし、仮に機会があったとしてもそこまで労力を使って真剣にミル選びをする気もない。ネットでユーザーの評価も検索できるが、素人が自分の機種単独で下した主観的な評価が参考になるとも思えなかった。


というわけで、ナイスカットミルとビストロに絞り込むまではそれなりに理由はあったものの、最終決定についてはその日の気分だったと、購入のいきさつをリクエストしてくれた人にはあまり参考にならない話になってしまった。でも本当なんだから仕方ないね。

ナイスカットミルを使ってみての感想は来週にでも。静電気がビストロを除くAタイプを除外した選考の判断材料だったが、実は静電気がないことで新たな問題もある。




話は変わるが、3月にナイスカットミルを買ったエントリーを書いたとき、ブログを見た何人かの知り合いから「おっきいミル買ったなあ」といわれた。ブログではミニチュア版と書いておいたのだけれど、喫茶店などで見たことのある業務用のミルとイメージがダブるのか、かなり大きなサイズだと感じる人が多いようである

実際のサイズは幅12×奥行21.8×高さ34.3センチ。
とってもピンとこないだろうから
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土台部分の床面積はティッシュの箱の4/5くらい。
置き場所に困るようなサイズじゃない。

wassho at 08:39|PermalinkComments(1) 生活、日常 

2012年09月23日

初めての競馬場 続き

レースの模様。

NEX-5Nにセットでついているズームレンズは望遠側で82.5ミリ(35ミリ換算)なので、競馬場で馬を撮るにはまったく役不足。前席の人の頭が写っているのは私の腕不足。だって走っている馬をカメラで追いかけていると、ほかのものが目に入らないんだもん(^^ゞ
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3階の室内席だけでなく、コースサイドに降りたりして競馬を楽しむ。やはり間近で見た方が迫力があるし、馬の蹄の音もよく聞こえて競馬場に来たという実感がある。この日は空いていたのでフェンス際まで寄るのも楽勝。
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これは失敗写真。
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  1つ前の写真でわかるようにコースはフェンス際より高い位置にある。
  フェンス際から見上げて撮ると白い柵の当たりに馬の顔が来てしまう。

  それにモニター画面の前で撮ってしまったので馬と画面がかぶった。
  レースがスタートするまで違う映像が流れていたので気付かなかったのが原因。

  これはデジタルズームの倍率をかなり上げて撮っている。
  全体にぼんやりした印象になっているのと、ピントが手前のロープに
  合っている。ぼんやりはカメラのせいで、ピントは私のせい。


3階席で俯瞰してみているとテレビで見るのと変わらないけれど、間近で見ると馬の走るスピードはとても速く感じられる。アッという間に目の前を過ぎ去っていく。もちろんバイクでなら何ということもないスピードだが、あのスピードで揺れる馬の上にまたがっているジョッキーは大変だろうなと思ったり。


地下1階の食堂街。かなりの混雑。
ガラガラの競馬場でこれなんだから、もっと人が多く集まるレースの時はお弁当を持って行った方がいいかも。
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吉野家とかマクドナルドもあった。
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ビックマックセットは、ドリンクをアイスコーヒーにすると150円の追加料金を取られた。なんで? 

来賓席は3階A指定席と同じ並び。
だから2800円相当のようだ。
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当日のレースは全部で12レース。うち第9〜第11レースには「行川特別」「九十九里特別」「ながつきステークス」と名前がついている。そのほかのレースは「サラブレッド系3歳以上」とか出走馬の概要を示す表示だけ。この「なんとか特別」ってよく耳にするが、何が特別なのかよくわからない。それと本日のメインレースは「ながつきステークス」だったが、何を持ってメインレースなんだろう? ギャンブルとしての仕組みは変わらない。メインレースでも馬券が値上がりすることもなく100円から買える。観戦の結果、メインレースの馬は走るのが速いということもなかった。このあたり競馬の知識は皆無に等しい。まあ別にどうでもいいことなんだが。



お昼過ぎになると人も多くなってきた。
それでもこの程度。テレビで見る有名レースの混雑度合いとはずいぶん違う。
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スイングパノラマで撮った競馬場。
手前が芝生のコースで、その内側がダート(土の地面)のコースになっている。(このエントリーの最初の写真でダートコースを馬が走っている) そのさらに内側が柵を跳び越えたりする障害コース。同じ芝生コースでもレースによってスタート位置が違って、走る距離が1800メートルだったり2500メートルだったりする。
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上から見たパドック。
馬券の参考にはならなくても、馬を見ているのは楽しい。
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レースは基本的に30分間隔で行われる。
1つのレースが終わって、次のレースの馬券をどれにしようかと考えたりしているとけっこう慌ただしい。私はスーツにネクタイ姿の時以外は腕時計をしないが、競馬場では腕時計があった方が便利。

それで12レースの馬券を全部買うとなると忙しい1日になってしまう。この日は11レースまでいて、馬券を買ったのはそのうち6レース。


さて、その成果は?

1レース目を当てたことは昨日書いた。

   2レース目:当てる
   ラッキー!

   3レース目:当てる
   ヤッター!

   4レース目:当てる
   なんと幸運な一日!

   5レース目:当てる
   神か私は(^^ゞ

残念ながら6レース目は外した。
もっとも5レース当てたといっても、どの馬を買っていいのかわからず、いろんな馬の馬券を買ったので、当てた馬券より外した馬券の方が多い。レースによってはトータルではマイナスなものもある。基本的に1レースにつき3種類の馬券を1000円づつ。ただし2レース目は気が乗らず500円で3枚にしたのと、6レース目はマークシートの書き方を間違え2900円分しか買えなかったのでトータル1万6400円の投資。それに対して戻ってきたのは2万7300円。差し引き1万900円の儲け。大学生の時、有馬記念でスッた1万円を同じ中山競馬場で30年以上たって取り返したゼ!


ちなみに同級生のM君とS君は全レース惨敗(/o\) 中国人のT君は、さすが競馬は禁止されていても麻雀の国出身、堅実に稼いでいた。

競馬って楽しいね。
次は大博打を打とうか(^^ゞ


おしまい

wassho at 19:38|PermalinkComments(2) イベント、旅行 

2012年09月22日

初めての競馬場

競馬は今まで2回しか経験がない。

最初は大学1年か2年生の頃。スキーショップのバイトで一緒になったY君が無類の競馬好き。そして強かった。バイトで稼ぐ時給より多くを馬券で当てていた。それでいつのまにか週末になるとバイト仲間がY君にお金を渡し彼に任せて馬券を買うことに。金額は500円とか1000円くらいだったように思う。渡した金額以下になったことはなく12月の終わりまでに各自1万円くらいの儲けになった。Y君いわく「ガチガチの馬券で確実な運用を心掛けている」と。

そして12月末のビッグレース有馬記念。ソコソコ儲かってきたし、ここは少しリスクはあっても高配当な馬券を狙ってもいいのではないかと、Y君を交えたバイト仲間のミーティングで決まった。私の含めてほとんどの人が1万円をY君に渡した。

   結果はまさかの惨敗(>_<) 

ところでそのバイト先にはY君の幼なじみのW君も一緒に働いていた。どっちも「ワル」だったが、彼は競馬には参加していない。皆が意気消沈している中でW君は「アイツは中学1年から馬券を買っているけれど、今まで有馬記念を取ったことは一度もない」とボソッと。先に教えてよ(^^ゞ


有馬記念事件に懲りたというわけでもなかったのだが、もともと競馬には興味がなかったので、その次はそれから25年ほども過ぎた10年近く前。仕事がらみで東京ドーム近くに出かけた。仕事が終わった後、同行していたクライアントのHさんが「せっかく土曜日にこんなところに来たのだから馬券を買いたい」と。東京ドームで馬券を買えるとは、そのときまで知らなかった。実際にはドームの中ではなく同じ敷地にある別のビル、いわゆる場外馬券場。

やたらジイさんバアさんが多かったことを覚えている。Hさんいわく「馬券は1レース100円から買える。1日いても1000円ほどで遊べる。だから年金暮らしの老人には向いている娯楽」。なるほどね。

適当に馬券を買って2レースほどつきあった。レースが始まると、それまでザワザワしていた会場が静まり、みんな食い入るようにモニター画面を見つめていたのが印象的。「なかには息が止まっちゃったジイさんバアさんがいるんじゃない?」と、私と並んでモニターを見ていたHさんの方を向くと、彼の息が止まっていた(^^ゞ



今回も6月のプロ野球と同じく、友人が会社の接待がらみで入手した特別席とやらが回ってきた。持つべきものは友人である。メンバーも前回と同じ。同級生1名欠席で、また中国人の知り合いを連れて行った。いちおう建前が共産主義の中国では、ギャンブルは禁止で競馬というものがないらしい。ただし香港は別扱いでとても盛んとのこと。

大学生の時はバイト先のY君に任せきりだったし、東京ドームの時もクライアントのHさんが色々やってくれて私は適当に数字を言っただけだったので、馬券を買うのは今回が実質初めて。友人二人も同じようなもの。もちろん中国人は競馬が1日に何レースも行われていることすら知らないレベル。

前日にこのページそのほかでお勉強。馬券の種類をチェックする。なんと9種類もある。もし競馬の経験が全くなく、このページに書いてあることの意味がさっぱりわからなくても心配無用。現地に行けば何となくわかってくる。実は私も前日はチンプンカンプンだった。


訪れたのは中山競馬場。
千葉県船橋市にある。自宅からは電車を乗り継いで1時間15分ほど。ここは有馬記念の行われる競馬場でもある。やっぱり縁があったのか?
31)のコピー

集合は駅の改札口に午前9時半。でもせっかく知らない街に行くのだから駅前を少しブラブラしようと午前9時に到着。でもこの試みは失敗。最寄り駅のJR武蔵野線・船橋法典駅には競馬場専用改札口があって、そこから競馬場までは地下通路で結ばれている。だから駅周辺を探索はできず。

地下通路をしばらく歩くと、こんなゲートがある。
入場料200円。競馬場に入るのにお金がいるとは知らなかった。我々は特別席チケットとセットになっているタダ券を使用。
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白黒の冊子が出走表。全部で12レースあるが、どのレースにどの馬が走るのかを書いてある。馬券は馬番号または枠番号(知らなければ、上のリンク・ページで勉強してね)を指定して買うが、その情報が載っている。無料。
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地下通路は長いが、動く歩道があるので楽。
駅から競馬場まで10分ほど。
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これはビギナー向けの解説冊子を配布しているカウンター。その冊子には馬券の種類の説明や、馬券を買うためのマークシートの書き方を始め、競馬を楽しむ基礎知識が書かれている。これも無料。
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競馬場の建物入り口の手前にトンネルがあったので上がってみた。
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競馬場だ!
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まだ人影もまばら。
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建物の中に入る。
チケットを手配してくれた友人が、受付を済まさなければというのでついて行く。なんかエラくなった気分。
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でも本当にエラのは来賓受付の向こう側のカウンター。馬主受付の女性はスーツ姿だが、来賓受付は事務服姿で差別化されている? 平均年齢も馬主受付の方が10歳若い(^^ゞ
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座席チケットを受け取って、手の甲にスタンプを押される。特殊なインクで目には何も見えない。来賓席は3階にあるが2階から3階に上げるエレベータのに乗るときに、係員がブラックライトを当てて手の甲にスタンプが押されているか確認する。


来賓席到着。
先ほどの建物外観写真のガラス窓になっている部分。一般指定席4/5、来賓席1/5位の割合だった。ちなみに馬主席は4階。もちろん立ち入れず。
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座席はこんな感じ。
特に広くもないが、狭くもない椅子とデスク。
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モニターとコンセント付き。
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パドックを見に行く。出走前の馬を眺められるところ。
初めて間近で見る競走馬は、思ったより小さかった。
競馬マニアはここで馬を見て、馬券を買う判断材料を得られるのかな? とりあえず私には、馬に黒と茶色と白の種類がいることがわかっただけ。
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手綱(たづな)を引いてパドックを何周かした後に「と〜ま〜れ〜」と大きなかけ声が掛かる。そうするとジョッキーとスーツを着た人がなだれ込んでくる。スーツ姿はたぶん馬主だと思う。
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その後ジョッキーが馬に乗ってパドックを一周してお披露目終了。
特に馬についての説明はない。
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そのときは、こんな白馬が先導する。
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ちなみに馬って歩きながら、キバルこともなくウンチする(^^ゞ


パドックの隣が、たぶん正面入り口。
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カメラを向けるとポーズを取ってくれる着ぐるみ君。
隣のチェックシャツは競馬場スタッフだが、彼女のポーズの意味は不明。
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2レース目に最初の馬券を買う。1000円を3枚。
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   ワイド6−8的中!

ワイドとは買った馬2頭が1〜3着までのどれかに入っていれば当たりとなる馬券。今回は8番の馬が1着、6番が3着だった。払戻金は4200円。合計3000円買っているから1200円の儲け。さい先ヨシ。




さて馬券の買い方はわかっても、どの馬を買うべきなのかはさっぱりわからない。競馬新聞には競馬記者の予想欄があって、○とか◎とか△とか▲とか注とか※とか書いてあるが、それぞれの意味もよくわからない。5名くらいの予想が載っているが予想がばらばらなものもある。でもまあ、予想欄が空白の馬はさけて、ある程度予想欄が「賑わっている」馬の中から名前で選んだり、前のレースで馬番号が小さい馬を選んだら次のレースでは番号が大きな馬にするなどして選んだ。

ところで競馬新聞、友人が売店で「どの新聞がいいですか?」と尋ねて薦められたものだが500円もする。けっこう高いのね。あるいは初心者丸出しの質問をしたから高い新聞を売りつけられたのかな?

今回は4人とも競馬初心である。だからいろいろある。

  本日は1つのレースに出走したのは12頭か16頭。でも馬券を買うときに記入する
  マークシートには18番までの馬番号がある。S君は18番の馬を買おうとして
  馬券売り場の係員に笑われる。

  また先ほども書いたようにワイドという馬券は馬2頭を指定して買う。
  M君はワイドで馬3頭を指定して馬券売り場の係員に笑われる。

マークシートは何種類かあって、我々が使ったのはマークシート置き場に初心者用と書かれていたもの。それで昨日予習した枠連単という馬券の種類がマークシートに載っていなかったので、マークシート置き場に取りに行く。でもそれらしいマークシートがない。たまたま通りかかった係員に私が「枠連単のマークシートはどれですか?」と訪ねると、枠連単というのは地方競馬の馬券で中央競馬にはないとのこと。顔は笑っていなかったが、目が「初心者なのね」と笑っていた(^^ゞ


ーーー続く

wassho at 22:58|PermalinkComments(0) イベント、旅行 

2012年09月18日

竜化の滝 (を見られなかった)

旅日記三部作の最終回。

日塩もみじラインが終わると国道400号線に合流する。
数分走ると塩原の温泉街。バイクで走っていても硫黄の匂いが感じられる。
本当は400号線の一本北側が温泉街のメインストリートで、温泉街を流れる箒川(ほうきがわ)の眺めもいいらしい。でも時間も遅くなってきたのでそのまま400号線を直進。
竜化の滝400号線

そして到着したのが本日の最終目的地である竜化の滝。
日光、鬼怒川、塩原、このあたりには滝がたくさんある。たとえば霧降高原道路には日光三名瀑のひとつである霧降の滝、日塩もみじラインにも有名どころがいくつか。しかし今回は500キロ近い行程なので、あちこちの滝を見て回る時間的余裕がない。

それで、あれこれ検討して選んだのが400号線沿いにある竜化の滝(りゅうかのたき)。塩原エリアでは筆頭格の滝。それと竜化の滝に行く遊歩道沿いに抛雪の滝、風挙の滝があり、ほぼ同じ場所に布滝と4つまとめて見学できるというのも好都合だった。
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駐車場は無料。
こんな看板があった。
2

そういえば霧降高原道路を上り初めてすぐに、道路を歩いているサルを2匹見かけた。日光といえばサル被害のニュースをたまに見る。しかし前回と今回の日光周辺ツーリングでもサルを見かけたのはそのときが最初。夏はあまりでないのかな?


400号線にある遊歩道の入り口。
ここを登っていくらしい。
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しかし! しかし! しかし!
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ガーンである。
自宅に戻ってから塩原市のホームページを見ると、こんな記述があった。

   現在『竜化の滝遊歩道』は通行止めになっております。
   台風の影響により増水し遊歩道中の人道橋が破壊されているため、
   通行止め解除は未定です。 更新日 平成24年6月21日

3ヶ月も前から放ったらかし。
役所仕事も甚だしい(怒)
誰か塩原市役所にデモ隊差し向けて。

風挙の滝なんて竜化の滝のおまけ程度の滝なんだけれど、何も見ないで帰るのももったいないので見に行くことにした。


400号線と平行しているこんな遊歩道を上って下るを繰り返す。
上り下りする意味がわからない。これも役所仕事か。
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挙げ句の果てに400号線に降りる。
だったら、ここに駐車場と入り口を作らんかい!
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布滝(ぬのたき)は400号線と平行に流れている箒川の川底が浅くなって滝のようになっているところ。位置関係でいうと400号線を挟んで遊歩道と箒川が並んでいる。
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あまり滝には見えない。
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滝壺は木立に遮られてよく見えず。
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布滝の観瀑台は箒川の向こう岸にあって、少し下流から回ってこなければいけない。徒歩30分くらいかかりそうだし、そこまでの価値もなさそうだったのでパス。


ようやく400号線と平行ではなく山の中へ入っていく。
これが抛雪の滝(ほうせつのたき)。
滝口しか見えなかった。おまけにもならない。
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こんな感じの遊歩道。
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竜化の橋という名前がむなしい(>_<)
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小川沿いを登っていく。
デジカメは実際より明るく撮れることが多い。木が多くて日が差し込まないので、本当はもっと暗かった。
DSC04033

DSC04041


暗い場所で写真を撮るには、明るい場所より

  絞りを開く
  シャッタースピードを遅くする
  ISO(フィルムの感度みたいなもの)の設定を上げる

のいずれか、あるいは組み合わせで対処することくらいは私でも知っている。でもお任せモードで撮っているので、どういう設定なのかはわからない(本当は設定を表示できるが、そんなマニアじゃないので確認していない)。

たぶんシャッタースピードも遅くなっているのだろう。シャッタースピードを遅くするというのは、シャッターが開いている時間を長くして、より多くの光を画像センサー(フィルムに相当するもの)に当てるということである。当然動いているものを撮るのは難しくなる。

だから水の流れがブレて見える。
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(明るくても)こういう撮り方をした方が、水の勢いを表現できるという考え方もあって、滝の写真ではもっとシャッタースピードを遅くして、まるで糸が引いたような写真も多い。でも私は実際にこの目で見たとおりに撮りたいから、こういう写真は不本意。

少し上りがきつくなってくる。
足下も不安定。
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風挙の滝(ふうきょのたき)到着。
なかなかいい形。落差7メートルくらい。
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ちょっと右横から回り込んで。
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ちょっと左下側から見上げて。
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ウラメシヤ〜
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遊歩道の入り口で「竜化の滝には行けません」という立て看板を見たとき、少々道が悪いくらいなら気にせず行ってやろうと考えていたのだが、ロープで厳重に通せんぼしてあるので諦めることにした。無念 旅日記の最初に書いた「想定外のハプニング」とはこのことである。


遊歩道を戻る。
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幾何学模様。
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遊歩道を意味なく上ったり下ったりさせられるのはイヤだったので、遊歩道の途中の切れ目から400号線に出て、そこを歩いて駐車場まで戻った。なだらかな上りになるが、遊歩道の上下に較べれば1/10位の労力。ただし歩道はないし車の通行量はソコソコあるから、真似するなら自己責任で。写真は400号線から見上げた遊歩道。
DSC04069



駐車場に戻ってカメラをカバンにしまおうとしたら、カメラのレンズキャップがないことに気付いた。滝見物のどこかで落としてきたらしい。普通のデジカメはほとんど自動的に開閉するレンズカバーがついているが、レンズ交換式のデジカメは昔ながらのキャップ式。まあNEX-5Nを買ったときから、そのうちなくすだろうとは思っていた。だから、これが最初に書いた「想定内のトラブル」。

もっとも注意していなかったわけではない。私にとって特等席であるパンツの左ポケット(通常ここには鍵が入っている)をレンズキャップのために割り当てていた。今回は押し込み方が足らなかったのかな。土の地面に落としたらレンズキャップは音もしないだろうから気付くのは難しい。まあ、以後気をつけましょう。


走行470キロ。初めての450キロ越え。そして初めての1日3回給油。航続距離的には2回で充分なのだが、給油のタイミングで3回になってしまった。帰りに塩原の山を下るときに3分ほど、東北自動車道に乗ってすぐに10分ほど雨に降られるも大事には至らず。午後8時過ぎに帰宅で12時間のバイク遊び。

今回も日光の涼しさを体感したツーリングだった。日光には七二滝あるらしいから、来年の夏は泊まりで東照宮見物&滝巡りでもしようかなと考えている。


おしまい

wassho at 07:31|PermalinkComments(0)   *ツーリング | 滝巡り

2012年09月17日

霧降高原道路〜日塩もみじライン

15日土曜日の旅日記の続き。

霧降高原道路と日塩もみじライン。
霧降は「きりふり」、日塩は「にちえん」と読む。日光と塩原を結んでいるから日塩なのだが、日光市ではあっても鬼怒川(温泉)と塩原温泉を結んでいるといった方が地理的にはピンとくる。

霧降高原道路は全長16キロ、日塩もみじラインが28キロ。どちらも高いところでは標高1000メートルを超える。16キロ+28キロ=44キロ、両道路の途中の一般道も含めて50キロ以上の高原道路を満喫してきた。


といいたいところだが、霧降高原道路では遅いクルマにブロックされて思うように走れず。林道のような超クネクネではないが、ごらんのようなワインディングロードだからパスできるポイントも少ない。遅いクルマが数台いて、その後ろにクルマを抜きかねているバイクが数台いて、それらをまとめては無理なので要所要所での状況判断力と度胸が試される。 
3霧降

もともと有料道路だったところだから道幅もそれなりにある。極端にキツイコーナーもなく、もっとすいていたらとてもいい道だったと思う。もっともいい道だから観光客もやってくるのわけで仕方がない。途中で、クルマをパスするのも面倒になってゆったりツーリングを楽しむことに方針変更。これも状況判断力のうち。景色を楽しみながら走らないともったいない。特に山頂付近の牧場周辺は山道ではなく平坦な地形だから、見通しがよくいかにも高原を走っている気分になる。


途中の駐車場。
私のバイクだけがポツンと写っているが、ほかにバイクとクルマが数台ずつ。
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標高1440メートル。
別に中禅寺湖と比較しなくてもいいと思うのだが、ライバル意識?
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気温は23度。充分に涼しい。
この標識と、バイクの写真をクリックして大きくすればトンボが写っているのがわかる。群馬・栃木はトンボが多いのかな。草木湖で見たのと同じ種類のトンボ。名前は知らず。


立派な?枯れ木。
DSC03929

何となく雲が厚い。
でも霧降という地名なら霧も多いのが普通だろうからと、あまり気にせず。



大笹牧場に到着。
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先ほども書いたように、牧場周辺エリアに入ってからは視界が開けて道路がいい感じ。しかし、どこでバイクを停めようかと考えているうちに牧場に着いてしまい、写真を撮りそびれた。だからネットで見つけた写真を紹介


かなり大きなレストハウス。
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駐車場も広く無料。
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バイクも多かった。
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案内図。
レストハウスに立ち寄っただけで、牛や馬とは触れあえなかった。
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天然水。
写真には写っていないが子供がたくさん集まっていたので
並んでまでは飲まなかった。
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レストハウスの売店。
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レストランがあったが、ジンギスカンが名物メニューの模様。
一人で肉を焼くのもつまらないし、ビールも飲まずに食べる気もしないのでパス。ジンギスカン以外はカレーとソバくらいであまり力が入っていない。

それでレストハウスの外の売店をぶらつく。
イワナとヤマメのお店。牧場なのに(^^ゞ
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焼き串のお店。
コロッケとかフランクフルトもあって、それはケースに入っているのに焼き串が見あたらない。売り切れかと尋ねると「いいえ」ということで一本頼む。
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その場で焼くというか、ある程度焼いたのを暖めるというか。
それにしても小さい!
特においしくもなかった。
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こっちのカフェ屋台では焼きそばとかき氷を売っている。
焼きそばを頼む。愛想のいい店員に焼きたてですと渡されたが、パックに入った焼きそばは生ぬるい。私の前にいた人がかき氷を注文していて、そちらはおいしそうだった。しかし気温23度でかき氷はチョット。
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せっかく牧場に来たのだから牛乳を飲む。
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これも小さな紙コップ。150ccくらいか。
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期待していたが、別に普段の牛乳と変わらず。
かなりガッカリ。ジンギスカンを食べなくて正解だったかもーーー。



駐車場から見た牧場の風景。
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微妙な青空。
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トンボ。
あまりアップにすると気持ち悪い。
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大笹牧場を後にして霧降高原道路を進む。大笹牧場でUターンして引き返す人が多いのか、ここから先はほとんど独走状態。


霧降高原道路の最後にあった川治ダム。
草木ダムほどではないが、ここも渇水気味。
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日塩もみじラインもガラガラ。
名前からわかるように、ここは紅葉がメインの観光道路。
ただし紅葉の頃は、かなり寒いらしい。
4もみじライン

感想は普通の山中道。霧降高原道路ほど視界が開けていない。それと同じパターンを繰り返すコーナーが多い。


小さな駐車場があったので入ってみる。
山が見えるだけで、たいした景色にあらず。
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もみじラインの道路。
DSC03994

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しばらくすると、別の駐車場があって、そこは富士見台という名前がついている。冬の晴天時には富士山が見えると書いてある。
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もちろん、この日は富士山は見えない。
(写真は富士山方向ではない)
DSC04003


こっちは大きな駐車場。
いかに、もみじラインが空いていたかを表現した写真。
DSC04005


今回は渡良瀬渓谷沿いの国道122号線、霧降高原道路、日塩もみじラインと峠道を100キロ以上走った。今回のツーリングはそれがメイン。でも道路を走った感想を文章にするのは難しい。写真もどこでも駐車できるわけではなく、特に峠道は道幅が狭いので駐めるところが限られている。それに「いい景色だな」と思った瞬間には、そこを通り過ぎているわけで。


話は変わるが利き足、軸足の区別はご存じ?
ボールを蹴るのが利き足、その反対が軸足である。人間はたいていのことを利き足からスタートするようにできている。パンツをはくのも靴を履くのも利き足から。軸足からパンツをはくと転けそうになるから試してみて。階段を上るのも下るのも利き足から、というか歩き出すのも必ず利き足からである。利き足は動かす足、軸足は踏ん張る足ともいえる。

バイクで右コーナーを苦手な人が多い。これは軸足が左足だから。バイクは傾いて曲がっていくので右コーナーで内側・下側になる右足に「しっかり感」がないからといわれている。私はサウスポーなので軸足が右足。だから逆に右コーナーが得意で左コーナーが苦手(だった)。

それで今回の長い峠道ツーリングで、左コーナーの曲がり方をいろいろ工夫してみた。バイクなんて顔を向けた方向に曲がるという人もいるが、それほど器用ではないので、体重のかけ方や体のひねり方・動かし方をあれこれ試行錯誤。実際にはきわめて感覚的かつ微妙な動きだから、傍から見れば体を動かしているようには見えないと思う(だからコーナーを早く走れないのかもしれない)。でも工夫の甲斐あって100キロを走り終える頃には左コーナーへの苦手意識はかなり少なくなった。メデタシメデタシ。

が、しか〜しである。
左コーナーは多少うまくなったが、今度は右コーナーがスムーズに曲がれなくなってしまった(>_<) 左コーナーと同じ動きを右コーナーで行っても、バイクがあまり反応しないのである。だから大回りになってしまう。しかも悪いことに、いままでどうやって右コーナーを回っていたかをーーー忘れた(/o\) 

忘れたというか、具体的な方法論だったわけではなく感覚的な操縦だったので、新しい左コーナーの動作を繰り返して身体が覚えた頃に、以前の動作が身体の記憶から消されてしまったみたい。記憶容量少ないゾ私の身体!

これが今回の予想外の出来事その1である。
しかし同じようにやって、なぜ右コーナーでバイクが曲がらないのか?
しかも軸足側なのに。ディーラーに文句いってやろ(^^ゞ


ーーー続く。

wassho at 14:08|PermalinkComments(0)   *ツーリング 

2012年09月15日

まずは渡良瀬渓谷を日光まで

連休だし、来週末はイベントがあってバイクに乗れないし、相変わらず暑いし、
じゃちょっと距離が長くなっても、涼しいところでバイクを楽しもうというのが今回の趣旨というか言い訳。


全体ルート。
 首都高に乗って埼玉の川口から東北自動車道(赤ライン)
 途中で北関東自動車道に乗り換える(ピンクライン)。
 国道122号線で渡良瀬渓谷を日光まで北上(黄色ライン)
 霧降高原道路(オレンジライン)
 日塩もみじライン(ピンクライン)

その後は塩原温泉を抜けて東北自動車道(オレンジライン)で戻ってきた。
1全体ルート


出発は午前8時。
前回、日光にいったとき午前6時だったのに較べると遅め。
それには理由がある。

早朝に出発すれば、帰ってくるのも早いから

  往き(涼しい)→現地の高原(涼しい)→帰り(暑い)

となる。
逆に考えると帰りの暑さを避けるには日が傾いてから帰ればいい。今回は現地の那須塩原から高速に乗れば、自宅から5分のところまでずっと高速である。基本的に夜は危ないし、バイクのライトはクルマと較べて明るくないからあまり走りたくないのだけれど、高速道路なら気にすることもない。その分往きが暑くなるが、往きはまだ元気だし、残暑が続いているとはいえ午前8時頃だと多少は涼しい。それに東北自動車道は東名や中央高速ほど渋滞しないーーーなどを考えての出発時刻。

この目論見は成功したと思う。今回の走行距離は470キロだったが、距離の割には疲れが少なかった。なお今回のツーリングでは想定外のハプニングと、想定内のトラブルがそれぞれ1件。ついでに予想外の出来事も1件。それはツーリング日記後半で。



首都高は荒川沿いに抜ける手前の飛鳥山トンネル付近で渋滞。ここはいつも渋滞している気がする。それ以外は目立った渋滞なし。東北自動車道も数カ所のミニ渋滞だけで順調に走れた。ところで東北自動車道はスリ抜け(渋滞の時にクルマとクルマの間を走ること)がしやすい。東名や中央高速と較べて大型トラックやバスが少なく乗用車がほとんどだからだと思う。


佐野サービスエリアで休憩し、その先の岩舟ジャンクションで北関東自動車道に入る。北関東自動車道はちょっと変わった高速道路で、群馬の高崎市から茨城の「ひたちなか市」を結んでいるのだが、一本の道路ではなく、その途中は東北自動車道が北関東自動車道を兼ねている。またひたちなか市側の最後の10キロ程度も東水戸道路という元からあった高速道路を使っている。つまり北関東自動車道の一部はよその高速道路で、名前だけ北関東自動車道ということにしてある。なにか大人の事情があったのかな?
map02b

今回は岩舟ジャンクションから太田桐生というインターチェンジまでを走った。北関東自動車道が出来始めたのは10年くらい前からで、今回の区間が開通したのは昨年の3月。ナビには、この区間の情報が入っておらずルートを外れたと判断して何度も「再検索中」のアナウンスが流れてうるさい。ちなみにBMW純正のナビは、といってもガーミンというメーカーのOEMだからホンダもヤマハも同じナビだが、未だに新東名や首都高の大橋と西新宿を結ぶ区間などを掲載した新しい地図データを用意していない。やる気ゼロ。パイオニアやアルパインがバイク用のナビを作ってくれないかなあ。マーケットが小さいから無理だろうけど。




さて渡良瀬渓谷を走る国道122号線。
渡良瀬渓谷は、森高千里の名曲「渡良瀬橋」の渡良瀬川上流である。渡良瀬橋も太田桐生インターチェンジの近く。わざわざ見には行かなかったが。もう一つ有名なのが渓谷沿いを走る「わたらせ渓谷鐵道」。一度乗ってみたいと思っている。それと各駅舎がレトロでいい味を出しているらしい。今回は時間の関係で駅には立ち寄らなかったが、これもいずれそのうち。
2渡良瀬渓谷


肝心の道は、まあ普通の山道。悪くはないんだが、交通量がソコソコあって遅いクルマにブロックされることも多く、あまり楽しめない。苦労してパスしても、また次の集団につかまってしまう。道路からは渓谷はほとんど見えない。日光近くにならないと特に涼しくもない。というわけで、あまりいいところがないが、昔クルマで通ったことがあるのでそれは織り込み済み。高速道路を使って霧降高原道路に行くと、前回の日光ツーリングとまったく同じルートのになるので、それを避けたかっただけ。


上の地図でピンクが少し太くなっている箇所がある。
そこは草木湖(くさきこ)というダム湖。
DSC03882

展望台はこの建物の屋上。
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利根川水系の渇水が報じられているが、渡良瀬川も利根川水系。
水、少なっ!
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ボートもはるか下に。
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ダムの上は対岸に渡る道路になっている。
DSC03892


恒例の青空写真。
でも雲の真ん中に黒いシミが。これはレンズの前を横切ったトンボだと思われる。トンボはかなりの数がいた。まだまだ暑くても、季節はそれなりに秋。
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ダムの上で記念撮影。
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122号線は草木湖の西岸を走っていて、東岸は県道343号線。122号線で遅いクルマにブロックされてつまらなかったので、ダムを渡って343号線を走ることにする。

しかし、これが林道レベルの狭いクネクネ道。
先が長いのにペースが上がらず焦る。写真は途中の展望台でスイングパノラマで撮ったもの。クネクネ度合いがわかるかな?
DSC03911

展望台といっても、水が涸れかけている湖を見ても仕方ないが。
ススキが生えているのが秋の気配。対岸の道路が122号線。
DSC03903



途中で橋があったので、122号線へ戻ることにした。
DSC03918

水が少ない様子。
DSC03914

橋の上流側は、さらに少ない。
節水しましょう。
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のんきにカヌーで遊んでいる人。
DSC03915

のんきに記念撮影している私(^^ゞ
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ちょうどお昼頃。太陽はほぼ真上でバイクの黒い部分は影でつぶれてしまった。橋の反対側に停めて撮ればよかったと今頃気付く。それでバイクのつぶれた部分だけを画像ソフトで調整したのが下の写真。
DSC03922-2

多少は見えるようになるが、何となく色が薄くなってしまう。もっと細かい部分ごとを選択して修正すれば、キレイな写真になることは知っているが面倒でやっていられない。カメラのテクノロジーがもっと進歩することを祈るばかりである。



日光に近づくにつれてときどき渡良瀬川も見えるようになる。そして気温25度くらいまで下がる。極めつけは日光手前にある全長3キロほどの日足(にっそく)トンネル。なんとバイクの気温計は19度まで下がった。寒っ! 日足とは日光の日と、足尾の足。足尾とは昔社会科で習った足尾銅山鉱毒事件の足尾である。明治時代、日本最初の公害事件の舞台となった足尾銅山も、現在は観光施設となっている。

122号線は最後に東照宮の参道の手前を通る。具体的に表現するのは難しいが日光ムード満点。観光地的ではあるが、山の景色とも相まって、何となく凛とした雰囲気がある。写真も撮らず素通りしただけだったが、いずれ訪れることもあるでしょう。


ーーー続く。

wassho at 22:21|PermalinkComments(0)   *ツーリング 

2012年09月13日

訂正:静岡県の市町村

9月9日に柿田川公園にバイクで出かけて、そのタイトルは

    柿田川公園 (静岡県三島市)

と書いたが、それは誤り。(今は訂正してある)

柿田川公園があるのは清水町。
看板とかにも清水町と書いてあったから、清水町なのはわかっていたが、三島市清水町だとばかり思っていた。清水町は住所区分としての町・村ではなく地方自治体としての町。正式には静岡県駿東郡(すんとうぐん)清水町。

郡というのは地方自治体の町・村の頭には必ずつくが実態はない。また町や村が1つしかなくても郡がつく。たとえば湘南の葉山は神奈川県三浦郡葉山町だが、三浦郡には葉山町しか存在しない。

ところで静岡には、今は静岡市清水区となっているが清水市があった。清水エスパルスの清水、清水の次郎長の清水市である。清水町と違って、こちらは全国的にも知名度が高い。同じ県内で清水市と清水町があって紛らわしくなかったんだろうか?



12日のエントリーになるが、柿田川公園のあと「せっかくここまで来たので三島の海はどんなものか見てから」と書いた。これも誤り。三島市は海に面していない。

新幹線で伊豆に行く場合、東伊豆なら熱海駅、西伊豆なら三島駅からローカル線に乗り換える。何度か利用したこともある。だから三島=伊豆の入り口で、伊豆=海だから、いつのまにか三島も海に面していると思い込んでいた。



ついでに、その「三島の海」を目指して走り出したが、山があったので直線的に海岸線に向かえず、山を回って降りたところが伊豆の海だったというくだり。内浦というその場所は実は沼津市だった。伊豆というのは伊豆半島という意味だから間違いではないにしても、こんなところまで沼津だとは思ってもみなかった。


白地図の
   水色:沼津市
   ピンク:清水町
   オレンジ:三島市
である。
訂正:静岡県の市町村

話は変わるが、東伊豆町、西伊豆町、南伊豆町は昔からあったけれど、平成の大合併で生まれたのが伊豆市と伊豆の国市とはーーー。伊豆というブランドがどうしても欲しかったんだろうね。


以上、静岡県の市町村に関する訂正でした。
適当に書いているブログだから、そのつもりで読んでね(^^ゞ

wassho at 01:25|PermalinkComments(0)   *ツーリング 

2012年09月12日

伊豆まで徘徊

タイトルは変えたが前回の続き。


柿田川公園にいたのは1時間半くらい。
噂どおり水は抜群にキレイだった。なんたって写真に写らないくらいの透明度なんだから。もちろん水くみ場で飲んでもみたが、以前に書いたように水の味の単独評価ができるほどの舌は持ち合わせていない。だから感想は「普通」。


さて足柄街道から徘徊してやってきた柿田川公園。予定ではこの後、箱根経由で帰るつもりだったが、せっかくここまで来たので三島の海はどんなものか見てから箱根に戻ろうと思いつく。結果的には、これが予定外の徘徊となってしまった。


このあたりに土地勘はないが、海から4〜5キロ程度しか離れていないことはわかっていた。だからルートを確認することもなく、とりあえず南西に走れば海に出るだろうと思ってスタート。太陽の位置でだいたいの見当をつけて、できるだけ細い道路を適当に走って適当に曲がる作戦。しかしこのあたりは海岸との間にいくつか山があって、なかなか思い通りの方角へ道が延びていない。
チズ2のコピー


それで気がついたら何となく山沿いに南東に走ってしまった。途中から伊豆の国市コッチみたいな標識が出てきたので方向が違うなあとは思っていたのだが、徘徊モードなのであまり気にすることもなく。村の中や田舎道を走るのは楽しいものだし。


ようやく山の切れ目から海岸線に下りたのが内浦というところ。最初はこの場所がどこかわからずiPhoneのグーグルマップで確認すると、伊豆半島の西の付け根に位置するエリアだった。というわけでこの旅日記の一番最初に書いた「気がついたら伊豆まで徘徊していた!」というしだい。
IMG_0306



海岸線に下りて少し西に走ったところに
小さな漁港があったのでバイクを停める。
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何の変哲もない漁港なのだが、ここは正面に富士山を眺められるという、なかなかのビュースポットだった。
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少しだけブラブラ。
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富士山と記念撮影。
港の左側はプレジャーボートのマリーナになっている。
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海岸線を北上する。しばらくは富士山を長めながらのシーサイド・ツーリング。もう少し涼しくなったら伊豆半島をまた走ってみようと思う。



ついでなんで沼津港まで走る。
海口公園というのがあったので入ってみた。
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夏の松の匂いがした。
季節によって松の匂いが変わるのか、だいたい松に匂いがあるのかという反論はあると思うけれど私には感じられる。それは私にとって子供の頃の思い出の匂いでもある。まさか沼津でそんな記憶がフラッシュバックされるとは。やっぱり徘徊は楽しいね。

海口公園という名前だから海に面しているのかと思いきや、こんな堤防とタンクがあるだけだった。ちょっと騙された気分。
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でも富士山が眺められたからよしとしよう。
このあたりの人には当たり前の光景なんだろうけど。
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海口公園のそばに海鮮食堂などが立ち並ぶエリアがある。グルッと一周するも混雑していたので立ち寄らず。


その後は1号線で箱根経由で小田原に降り、小田原厚木道路〜東名で帰ってきた。1号線で西側から箱根に登るのはクルマでも経験がない。一言で表現すると中盤くらいまでは高速ワインディングロード。気落ちいいけれど私の腕前ではちょっと怖い。コーナーでクルマに差を詰められるのでプライドが傷つく(^^ゞ


箱根峠の道の駅で休憩。
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こんなテラスがあって芦ノ湖を眺められる。
気温25度で快適。
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走行280キロ。無駄に走り回って有意義な1日でした。


おしまい


2012.09.13追記
三島は海に面していません。
http://blog.livedoor.jp/wassho/archives/52897374.html

wassho at 07:55|PermalinkComments(0)   *ツーリング 

2012年09月11日

柿田川公園 続き

伏流水とは地下水の一種であるが、地下全般にある地下水ではなく川底の地下を流れているような地下水を指す。川の水と違って地下にあって見えない=伏せた存在だから伏流水。だから伏流水は川とセットの存在。ところがご存じのように富士山には川がない。火山性の土壌できめが粗いから雨は地表を流れず、すべて地下に染み込むからとされている。川がないんだから富士山周辺の地下水は伏流水ではないんじゃないの?というのが素朴な疑問。

たぶん地下水というより伏流水といった方が、清らかそうだし有難味も増すからーーーというマーケティングな企みで、ミネラルウォーターとして売ったり観光地として人を集めたいところでは伏流水という表現を使いたがるのではというのが私の推論。間違ってるかな?


さて柿田川。
富士山の「伏流水」が湧き出して川となっているというややこしい存在(^^ゞ それはともかく湧水量は1日100万トンで日本最大規模といわれている。25メータープールの水の量が500トンだから2000基分という計算。

その柿田川の上流(といっても全長1.2キロしかなく、すぐに狩野川という大きな川に合流するのだが)で、湧き水を楽しむ場所として作られているのが柿田川公園。


駐車場は無料。バイク置き場もある。
駐車場の隣は売店。建物のデザインが統一されていていい感じ。
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水くみ場。
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ポリタンクで汲んでいる人もいた。水量が多いから時間はかからない。この日は「徘徊ツーリング」で、こんな場所に来ることは考えておらずペットボトルの持参はなくて残念。


駐車場は公園の隅の方にあって、この水くみ場の先の裏口のようなところから、いったん公園の外に出る。
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柿田川公園は国道1号線に面している。
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公園の正面から入ったところにある噴水。
柿田川公園と書いてある文字がブルーなのは水をイメージしているのか? でも、なんとなく暴走族の落書きっぽく見えなくもない。
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噴水の隣の水遊び場。
気温31度で暑い。でも国道から公園に一歩入っただけで、違う空気が流れているから不思議。
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全体図。
展望台が2つと、その他遊歩道沿いに湧き水関連の施設がいくつかある。
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とりあえず第1展望台から。
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こんな感じの道を歩いて行く。
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階段を下ると展望台。
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水がきれいすぎて写らない(>_<)
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どこまでが水中の風景か目を凝らしてみてください。
(クリックで拡大)
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森林浴をしながら第2展望台に向かう。
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この階段を降りたところが第2展望台。
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上の写真で、
少し張り出したところから人々がのぞき込んでいるのがコレ。
DSC03768

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キレイなブルーウォーター。神秘的。
筒の底から水が湧き出しているのだが、水の透明度が高いのと、光の反射がけっこう強くて写真では捉えられず。水深も水がレンズのような働きをするので、深いのか浅いのかよくわからなかった。


ブラブラと公園内を散策。
先ほどの水遊び場は、こういう芝生広場の片隅にある。
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公園内に神社があった。
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水遊び場パート2。
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遊歩道。
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ここまで無理せず伐採してもいいと思うけれど。
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柿田川。向こう岸は公園の敷地ではないと思う。
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川にさしてあるパイプ。
ナニユエ? 水が噴き出していることの顕示?
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先ほどの第2展望台の筒は水の透明度をアピールする仕掛けだとして、この筒というか囲いの目的は何だろう。石を敷き詰めている理由もわからない。あちこちに突き刺してあるパイプといい、意外と謎の多い公園である。
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ーーー続く。

wassho at 11:53|PermalinkComments(0)   *ツーリング 

2012年09月09日

柿田川公園 (静岡県清水町)

去年の2月に35年ぶりにバイクを衝動買いしたとき、バイクでブラブラと徘徊することは目的のひとつだった。それから1年半ほどたった本日、特に目的も持たずに出かけて、気がついたら伊豆まで徘徊していたというのが今回のお話。


ところで東京の今年の夏は、かなりメリハリがきいている。前半はそれほど暑くなかった。しかし中盤からはかなりの暑さ(ただし記録的な猛暑だった2年前と違って、夜はそれなりに気温が下がったが)。予報では中盤の猛暑が長く続くといわれていたが、8月の後半からはそれほどでもない。とはいってもタスケテクレ〜というレベルは過ぎたものの、9月になった現在もそれなりに暑い。本日の東京の最高気温は32度を記録。

   この暑さの中、バイクでどこへ行く?

今年の夏、海縁は封印して滝見物ツアーを続けてきた。それはもちろん暑さ対策。しかし滝を見るのもちょっと飽きてきた。それに駐車場から徒歩20分程度までの距離で、そこそこ立派な滝はもうかなり遠方に行かないとなくなってしまったのも現実。

   それで、この暑さの中、バイクでどこへ行く?

富士山は前回行ったし、そのほかの標高の高い涼しいところはちょっと遠い。土曜日ではなく日曜日に400キロ以上のツーリングは、月曜日に差し支えるので避けたい。それで洒水の滝や夕日の滝を見に行ったときに、その涼しさが印象的だった足柄街道にとりあえず出かけることにした。



地図はいつものグーグルマップ。
右上の東京側から反時計回りが今回の全体ルート。
ちず1


東名で大井松田まで行く。
自宅からは70キロほど。午前8時前の出発だったが、夏休みが終わって間もないからか渋滞はなし。

話はそれるが、大井松田の手前の中井パーキングエリアで休憩した。そこで遭遇したのが、アメリカの白バイの制服に似せたお揃いの服装に身を包んだ10台ほどのハーレーの集団。35年前、ハーレーなんて滅多に見かけなかったが、たまに出会うハーレーのほとんどが、このアメリカン白バイ・コスプレだった。とっくに絶滅したと思っていたが、まだこういう種族が残っていたのにビックリ。

私がパーキングに入ったのとほぼ同時に出発したので、どんな人たちかじっくり観察できなかったのが残念。ヘルメット越しにちらっと見えた範囲では65歳前くらいの人たちが多かったかな。私の趣味とは180度違うけれど、年をとっても元気にバイクに乗っていることは素晴らしい。


大井松田を下りたら足柄街道に直結している。しばらくは田舎の市街地道路だが、やがて緩やかなクネクネ道になる。市街地からクネクネ道に入るあたりで白バイに捕まっているクルマを発見。足柄街道の東側前半で即免停になるのは難しくないと思う(^^ゞ

東名を走っているときBMW F800Rの気温計は30〜31度。足柄街道で山を登り始めると25度まで下がる。やっぱりこの道は涼しい。標高は高いところで800メートル。100メートル登れば気温は0.6度下がる。だから5度程下がっても不思議ではない計算。でも、そんなに高いところを走っている感じがしないから、得した気分になる。ちなみに標高800メートルというのは箱根・芦ノ湖周辺と同じくらいの高さ。


本日は東名を走っているときから、雲がかかっているものの富士山山頂がよく見えていた。というわけで前回は富士山が見えなかった足柄街道にある「誓いの丘」。
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富士山の左側。
雄大。
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富士山の右側。
写真中央奥に見えるのは富士スピードウエイ(多分)
レースの音がここまでかすかに聞こえていた。
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記念写真も忘れずに。
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この誓いの丘は気温は25度でも、
日陰というものがないので、写真を撮ったりしているとけっこう暑い。


誓いの丘に着いたのは午前9時半頃。
さて、いよいよ本日のツーリングプランを決めなくてはならない。

プラン1
足柄街道を西へ引き返して、トットト家に帰る。
→来週バイクに乗れるとも限らないので却下

プラン2
足柄街道を何往復もしてライディングテクニックを磨く。
→特に向上心もないので却下。

プラン3
御殿場に下りて、それから箱根に行く。
→箱根の「どこ」に行くという目的地が思い浮かばなかったので却下。


どうしようかなとiPhoneのグーグルマップを眺めていたら、御殿場から南に下がれば三島だということに気付く。そして春に富士の伏流水で有名な忍野八海に行ったときの調べ物で、三島にも柿田川公園という伏流水の名所があることをついでに知っていた。しかし問題は富士の伏流水は冷たいかもしれないが、三島というのは涼しい土地柄ではないこと。でも、それ以上目的地を探すのも面倒だったし、暑ければ帰りに箱根を回って涼めばいいやと柿田川公園に決定。


78号線の足柄街道は西に進むと、78号線と365号線に別れている。今までは2回とも365号線で小山町に下りた。誓いの丘も365号線沿いにある。両者の下りる地点はそれほど変わらないが、三島に行くには78号線の方が近い。それで誓いの丘から少し西に戻って78号線に入る。


足柄街道の西半分は基本的に狭い道路だが、この365号線から分岐する78号線はさらに林道並の狭さ。最後まで舗装されているのか不安になりながら下っていくレベルの道路。しばらくは思いっきりクネクネ。ライディングテクニックというより単なるバランス力を試される。日当たりも悪いところが多く、ところどころ路面をコケが覆っている。サイアク(>_<)

写真は道が少し広くなってから。
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78号線をかなり下ったところでBMW F800Rにトラブル発生! オイル警告灯が点滅し始めた。先日、方向指示器の故障をクレーム交換したときにオイルレベルはディーラーで確認してもらっているのでオイルが減っていることは考えづらい。

バイクを停めてオイルが漏れていないかチェック。異常なし。いったんエンジンを切って再スタート。警告灯も再点滅(^^ゞ

こんな林道みたいなところで悩んでいても仕方ないので走り出す。エンジンの調子はいたって普通。もうほとんど山を下ったので、もしここでエンジンが止まったとして、麓まで歩いてもそれほど時間はかかるまいと案外のんきモード。携帯が通じているかのチェックは忘れた。


足柄街道は御殿場の中心部まで通じている。話は変わるが山を降りて御殿場までは、距離は短いものの、のんびりしたいい雰囲気の田舎道。

さて御殿場に出たら東名のインターチェンジがある。エンジンに変調はなかったが、無理をせずに東名をゆっくり走って引き返すのが最善かと思われた。その前にディーラーに電話しようと思い幹線道路の隅っこにバイクを停める。電話の前にタバコを吸おうと思い一服。タバコを吸い終わってから気まぐれでエンジンスタート。アレッ?警告灯は点滅せず。

結局ツーリングはそのまま続行。
この件はまた別の機会に。



御殿場から394号線で南下。
ナイスな田舎道だった。カーブというほどではないが、ところどころ蛇行しているので走っていて飽きない。


午前11時過ぎに柿田川公園到着。


ーーー続く。

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2012.09.13追記
柿田川公園は三島市ではなく清水町にあります。
http://blog.livedoor.jp/wassho/archives/52897374.html

wassho at 23:26|PermalinkComments(0)   *ツーリング 

2012年09月03日

バグダッド・カフェ

金曜日時点での天気予報は

   土曜日:晴れ時々曇り
   日曜日:雨時々曇り

実際の天候は

   土曜日:晴れ、しかし突然の土砂降りが5〜6回
   日曜日:曇り

おかげで週末は少し涼しかった。
今日からまた猛暑らしいが。

天気予報とは関係なく、いろいろ用事もあって今週のバイク遊びはなし。映画くらい見る時間はあるかと思ってDVDをレンタル。私がよく観るのは基本的にアクション系である。でもツタヤでは4枚1000円なので、いつも1枚くらいは違うタイプの映画を選ぶようにしている。それで借りてきたのが名作の誉れ高いバグダッド・カフェ。
バグダッドカフェ

ベルリンの壁崩壊前の1987年製作の西ドイツ映画。日本公開は89年。日本での興行成績はたいしたことなかったと記憶するが、当時から何かと話題だった。というかバグダッド・カフェをテーマにしておけば、何となく知的でおしゃれな雰囲気が漂うので雑誌なんかで便利に取り扱われていた感じ。ネットはまだなかった時代。テーマ曲のCalling youもヒットし、映画館でもビデオでも映画は観なかったけれど、このCDは私も買った。


観た。
冒頭3秒でズッコケタ!

バグダッド・カフェってイラクの首都バグダッドにあるカフェを舞台にした物語じゃなく、ラスベガス近くの砂漠の道路沿いにある「バグダッド・カフェ」という名前のお店のことだったのね。1980年代中頃の私はワールドミュージックをよく聴いていて、Calling youもそのジャンルのCDとして買った記憶があったる。だから、てっきりバグダッド・カフェ=イラクが舞台だと思い込んでいた。そういえばフセインが捉えられたイラク戦争の時も、イラクつながりでバグダッド・カフェを思い出して借りようとしたっけ。

※ワールドミュージック
  あえて定義すれば、ややマイナーな地域の民族音楽
  をベースとしたポピュラー音楽(ナンノコッチャ?)


主人公のドイツ人女性が旦那と喧嘩別れしてクルマを降りて、砂漠の道路をとぼとぼ歩いてたどり着いたのがバグダッド・カフェという名前の食堂兼モーテル兼ガソリンスタンド。最初は怪しまれるが、やがてカフェを経営する家族や、そのお客さんとも仲良くなるというストーリー。短編小説を映像化したような印象を受ける。

変わった映画である。主人公の台詞はほとんどない。だって英語しゃべれないから。途中で「オチはどうなるの?」と気になってくる。一応オチはあるが、あってもなくてもいいようなエンディング。

一言で表現するなら淡々として、ほのぼのとした映画。演出過剰でジェットコースターのようにストーリーに振り回されるハリウッド映画とは対極にある。そういう意味では新鮮。無駄なシーンやカットも多いが、撮影陣も楽しみながら撮影した気配が伝わってくる気がする。最後はよかったネというエンディング。心温まるとか泣けてくるというものではなく、しみじみとした安心感で終わる。まあ、こういう映画を100本くらい観たら心優しい人間になれるかもしれない(^^ゞ

wassho at 08:30|PermalinkComments(0) 映画、ドラマ、文学