2013年07月

2013年07月28日

たんばらラベンダーパーク

夏のツーリングの基本は涼しいところへ。
今回は群馬県の「たんばらラベンダーパーク」を訪れ、その後に奥利根ゆけむり街道と名前がついている群馬県道63号線でグルッと標高の高い山を周り、途中にある矢木沢ダムにも立ち寄ってきた。


丹原(地名は漢字)や矢木沢といってもピンとこない人のほうが多いと思うが、最寄りのインターチェンジは関越自動車道の沼田になる。そこからの距離というか東京からの距離は苗場スキー場に行くのと同じくらいといえば、(関東地方の人なら)だいたいイメージしてもらえるかな。改めて地図で確認すると東京と日本海を直線で結んだ2/3位の位置にあるところまでツーリングしてきたことになる。そのうちバイクで日本海を見てきたとかブログに書きそうだな(^^ゞ
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話は脱線するが、苗場といえば日本を代表するスキー場。スキーをする人なら新潟県にあることはたいがい知っている。でもその住所が新潟県の南魚沼郡だということは意外と知られていない。そう、あのコシヒカリで有名な南魚沼である。もちろん田んぼはスキー場のような高い山ではなく、ふもとのエリアに広がっているが、地図の描写をを見ればわかるように基本的にこのあたりは標高の高い場所である。

さて、この地域のコシヒカリが有名になった時は「南魚沼郡」であった。しかし7〜8年前に郡の中の3つの町が合併して「市」を作って「郡」を抜けた。それで、その新しい「市」の名前がなんと「南魚沼市」。よほど「南魚沼」というブランドとは別れ難かったらしい。とにかく現在、新潟県には「南魚沼郡」と「南魚沼市」の両方があってややこしい。お互い仲良くやっていけてるのかな?

脱線ついでにもうひとつ地理のお勉強。♪夏が来〜れば思い出すーーの尾瀬。山の中にあることは想像できても、場所まで知っている人は少ない。地図で矢木沢ダムと書いた文字の矢と木の間が、福島と新潟の県境で、それを少し南に下がると群馬県と3つの県境になる。だいたいそのあたりが尾瀬。尾瀬はクルマやバイクでは入れないが、今回はその近くまで行ってきた。



さて
今回のツーリング・エリアは一言でいえば群馬県北部となる。このあたりは前日の土曜日には大雨警報発令でかなりの集中豪雨だった模様。当日の天気予報は群馬県北部の各地とも晴れマークだったものの、山の天気だからいつ急変するかわからない。まあ、その時はその時と割り切って出掛けることにした。

出発は午前6時半。
気温は25度前後とまだ涼しい。
関越自動車道は首都高と直結しておらず、入り口のある練馬まで環七、環八を通って行かなければならないのがちょっと面倒。ところで、環七を走っている時、目黒警察署管内と、隣の世田谷警察署管内の2箇所でネズミ取りの準備をしているところに遭遇。準備の様子から見て午前7時から始める模様。日曜の早朝なんて、普段は渋滞している環七を快適に走れる数少ない時間帯。連中はそこを狙って検挙業績向上を図る魂胆である。皆様ご注意を。


特に問題もなく関越自動車道に入り、関越も空いているとはいえなかったが順調に進めた。徐々に日差しも強くなってくるものの、群馬県に入ってしばらくすれば標高500メーター近くを走るので気温は25度前後をキープ。上下メッシュのライディングウエアだとやや寒いくらい。

沼田を降りてからは県道266号で丹原を目指す。地図で確認した時は、県道への入り方がややこしそうだった。しかし「たんばらラベンダーパーク」のホームページにあった「沼田インターを右折で出て、1つめの信号を右折して、コンビニの手前の信号を右折する」というシンプルな道案内を守ればナビいらずで266号に出ることができる。


266号は適度なクネクネでいい道だが、「たんばらラベンダーパーク」に向かうクルマが多くいるのでゆっくり走ることになる。抜けるポイントはあまりないし、無理に抜いてもすぐ次の集団に追いついてしまう。


こんな感じの道。
全体的にはもう少し道幅が広いところが多い。
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ここに駐まったのは、
強清水の滝(こわしみずのたき)という看板を見つけたから。
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ヘルメットを脱いでも滝というような音はしなかったが
看板の少し横をのぞいてみると
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こんなところに滝があるとは予想していなかったので、とても得した気分。ちなみに滝にもいろいろ種類があって、一般に滝といってイメージする川が滝口から滝壺まで一気に落ちるものは直瀑(ちょくばく)と呼ばれる。ここは崖の途中から地下水が吹き出すタイプの滝で潜流瀑(せんりゅうばく)と分類される。


足場はグチャグチャでかなり悪かったのだが、少しだけ登ってみた。
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滝に周りにはマイナスイオンが多く発生しているという。それは事実なんだろうが、今まで数多くの滝を訪れても、よく言われるマイナスイオンによって気分が爽快になるとかの効果を感じたことはなかった(森林浴の効果は感じる時がある)。

だからマイナスイオンの効果なんて空気清浄機やドライヤーを売りたい家電メーカーがでっち上げた眉唾物と思っていたが、ここは道路から滝に近づくと明らかに空気の質が違うことを感じる。滝の飛沫のせいで涼しかったからではない。標高は既に1000メーター近くで、もう気温は道路でも充分に涼しかった。滝の周りも上も木々が囲んでいたからマイナスイオンが拡散せず濃度が高かったのかな? とにかく滝の見た目も美しく、気分も爽快になり大満足。
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ラベンダーパークの少し手前で丹原ダムがチラッと見えたが、後で首都圏最大の矢木沢ダムを見に行く予定だったのでスルーして本日の第1目的地到着。

駐車場は写真に写りきらないくらい広大。
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バイクは入り口近くに駐められてラッキー。
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「たんばらラベンダーパーク」は冬には「たんばらスキーパーク」になる。というかスキー場の夏期活用でラベンダーを栽培している。経営は東急グループ。
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午前9時40分に入場。
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入場料は1000円。
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ホームページでもリアルタイムで表示されている東京との温度差。
現在、
    東京32.5度
    丹原20度

なかなか効果的なアピールだと思う。
私も多分にこれに釣られてやってきた。
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入り口の建物を抜けると、こんな光景が目に飛び込んでくる。
このエリアにもラベンダーはあるが、メインはもう少し上でリフトで上がっていく。もちろん歩いてもいい。
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往復700円。
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往復22分だから1分あたり32円。
ちなみに千葉の鋸山ロープウエーが1分あたり130円で、日光の明智平のロープウエイが178円だった。こんな比較に何の意味がある(^^ゞ


スキーには20年は出かけていない。
だからリフトに乗るのも20年ぶりである。うまく乗れるかな?
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乗れました(^^ゞ
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なかなか気持ちがいい。
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途中にいる写真撮影のスタッフ。
帰りに買うことができる。その売り場に行かなかったので値段はわからず。とりあえず満面の笑みを返しておいた。
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落とし物注意の看板。
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20代中頃にスキーに行って友人と一緒にリフトに乗った時のこと。今でもハッキリ覚えているが私が右側に座った。途中でリフトの右側に今まで滑っていないコースが見えたので「次は、あそこを滑ろうか」と右側のコースを指さしながら私が言った。

「うん」という返事の後に「うおー」という友人の叫び声が聞こえた。ビックリして左に振り返ると友人がリフトから落ちていた! あまり高くない場所だったので何事もなかったが、私の信じられない経験ベスト10に入る出来事である。ちなみにリフトから人が落ちても特に上下に揺すられることはなく、リフトは止まらず何事もなかったようにそのまま進んだ。


下りのリフト。その隣の3人掛けのリフトは動いていない。
ところで各リフトには傘がぶら下がっている。?と思ったが、帰る時にその理由がわかることになる。
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意外と楽しかったリフトも終点。
スキー場と違ってかなりの高齢者のお客さんもいる。腰が曲がっていたり杖をついている人が乗る時には、いったんリフトを止めて乗せるルールで運営しているようである。だから途中で何回もリフトが止まり11分じゃなく15分くらい乗っていたような気がする。
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リフトを降りた先は広場になっていて猿回しがいた。
近づいてみると偕楽園に梅を見に行った時にいた人と同じだった。
猿も同じ猿かどうかまでは自信がない。
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子供の遊び場。
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なかなか気が利いていると思ったら
カネ取るみたい。
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ーーー続く

wassho at 22:09|PermalinkComments(0)   *ツーリング | 滝巡り

2013年07月21日

ひまわり観察日記 花びら出現!

40粒ほど種をまいて27つ発芽したが、
ハダニにやられて結局残っているのは4本。

    発芽率 27÷40=68%
    残存率 4÷27=15%

というわけで栽培にもテンション上がらず。

が先週の木曜日18日に小さな花びらがのぞいているのを発見!


木曜日の写真。
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本日、日曜日の写真。
1ミリほど成長したかな?
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しかしアップで撮るとひまわりというのはウブ毛が多いね。

以前にレンズ交換式のカメラは専用のマクロレンズを買わないと、普通のデジカメのようにマクロ=接写撮影ができないと書いた。そうしたらクローズアップレンズというフィルターのようなものを使えば接写できると、親切にコメント欄に書き込んでくれた人がいた。

マクロレンズは数万円するがクローズアップレンズは千円ほどの価格。それはラッキーと思い購入した。確かにクローズアップレンズを装着すると被写体に寄れるようにはなる。でも普通のデジカメのマクロモード撮影のように「舐めるような近さ」まで寄れるわけでもない。チューリップを育てている頃に購入したが、チューリップは花も大きいのであまり効果を感じられず。

というわけでお蔵入りしていたが、このひまわりの花びらはまだ数ミリと小さいので、久しぶりに、といっても今回で2回目だがクローズアップレンズをつけて撮影したのが日曜日の写真。

やっぱり、あまり変わらないか?
木曜日の写真と較べてカメラとの距離は2/3くらいになっているが、本当は黄色の花びら部分が写真の縦の長さの半分くらいを占める程度まで接近したい。




ハダニはあれから2回殺虫剤を吹き付け、念のため本日もシュッシュ。たぶんもう駆除できたと思う。コバエは今でも数匹見かけるが、コバエホイホイを4つも置いた効果は現れている。水撒きは種をまいた時から週に2回のペース。


しかし、このひまわり。
本当に花が咲くんだろうか?
去年、あけぼの山農業公園で見たひまわりのつぼみとはずいぶん形が違うし、ミニひまわりとはいえ、背丈も15センチくらいからいっこうに大きくならない。このブログで残暑見舞いのエントリーをアップする時にはひまわりの花でページを飾りたいのに。

wassho at 18:17|PermalinkComments(0)   *チューリップ以外 

2013年07月19日

袋田の滝 & 月待ちの滝

タイトルが毎回違うが14日のツーリングの続き。

461号線は一部の林道レベル区間を過ぎると片側1車線道路に戻る。ただし花貫渓谷のような楽しいクネクネ道ではなく、ごく普通の道路。袋田の滝への道案内はあちらこちらに出ているので迷うことはない。

淡々と走って袋田の滝に到着。
ここから先は車両進入禁止で、
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その手前が土産物屋ストリート。
この写真では落ち着いた雰囲気に見えるが、この写真のもっと向こう側、つまり袋田の滝から少し離れた所は駐車場の客引きなどが盛ん。さらに1キロほど先なら無料の駐車場もあるが、今回は一番滝に近い土産物屋の無料駐車場=何か買うか食べるのが無料の条件の場所に駐めた。
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橋を渡って川沿いを歩いて行く。
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これがその川。
滝川という安直なネーミング(^^ゞ
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袋田の滝を見るにはトンネルの中を通らなければいけない。
通行料300円。
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トンネルで山を登った所に第1観瀑台があり、さらにそこからエレベーターで垂直に上がると第2観瀑台に出られる仕組み。
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トンネルの入り口。
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トンネルの内部。
デジカメだと明るく撮れてしまう。実際はもっと薄暗い。
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途中にある横穴。
先ほどの解説看板にも165メートル地点と書いてあるだけで名前もない。
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滝はおろか川も見えない。
何のため?? 換気用の空気穴??
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次にあるのは吊り橋に出る横穴。
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横穴から出ると袋田の滝が目に飛び込んでくる。
ここで滝が見られるとは予想していなかったのでサプライズ感あり。
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滝川を渡る吊り橋。
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吊り橋から第1観瀑台が見える。
ここから眺めると袋田の滝は、ものすごく狭い峡谷に落ちていることがわかる。それを正面から見るためにトンネルまで掘ったのは風景を愛でる情熱か、商売への執着か(^^ゞ
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さらに歩いていよいよ第1観瀑台。
ちなみにトンネルの勾配はきつくない。
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ここはもう横穴から滝が見えてテンションが上がる。
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THIS IS 袋田の滝。
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先ほどの吊り橋。
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第2観瀑台に上がるエレベータへ。
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これが第2観瀑台。
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第2観瀑台から見た袋田の滝。
3段になっていて、第1観瀑台の正面に見えていたのは3段目。
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大迫力に感激\(^o^)/ーーーといいたいところだが、梅雨の雨が少なかったせいか、かなり水量が少なく、なんとなく残念な滝の姿(/o\) 実は土産物屋の横を流れる滝川の水かさを見た時から悪い予感がしていた。

去年に訪れた、同じく日本三大名瀑:華厳の滝の激しく飛び散る水しぶきや、ゴォーと響く滝の落ちる音は今でも鮮明に覚えている。しかし今回のツーリングから数日経った現在、袋田の滝って「音してたっけ?」というくらい印象が薄い。残念なりや。



というわけで写真も数少なく正午半に観瀑終了。
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観瀑台にいた「たき丸君」。
どこもかしこも、ゆるキャラだらけ。
いわゆるアホのひとつ覚え
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また同じトンネルを下って帰るのも芸がないので、吊り橋を渡って滝川の左岸から降りることにした。
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袋田の滝の上流には生瀬滝というのがある。
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でも、こんな階段を20分間ずーっと登っていく必要があるらしい。
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ご丁寧な解説。
3行目に注目。
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もちろん下り道を選ぶ私(^^ゞ
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バイクを駐めた土産物屋に食堂もあったのでランチタイム。
このあたりは鮎が名物なので塩焼きを頼む。美味しくなくはなかったけれど、やたら丸々と肥っている。鮎独特の香りも薄かったから養殖物かな。まあ久しぶりに鮎を食べたからよしとしよう。写真も撮ったもののアップにしすぎてピンぼけになってしまった。

ランチを食べていたらパラパラと雨が降ってきた。
しばらくしたら本降りに。通り雨っぽいし、ちょうどランチの間に降ってくれてラッキーと思いながら、鮎の他にざるそばを頼みノンアルコールビールまで飲んで「ふ〜っ、お腹いっぱい」となってから「あっ!革ジャンもヘルメットもバイクと一緒に置いてある!」ことに気付く(>_<)


革ジャンはバイクのシートにかぶせるように置いていた。メッシュ(革ジャンなので正確にはパンチ穴が空いている)だから内側までびしょびしょかと覚悟したが意外とそうでもなかった。ヘルメットも横向きにぶら下げていたから、何とか内側は濡れずにひと安心。

袋田の滝を出発する頃には雨はほとんど上がり、次の目的地に向かう。




やってきたのは月待ちの滝という所。
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駐車場があったが、わずかに雨が残っていたので木が雨よけになるように道路にBMW F800Rを駐める。
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通行の邪魔にならないように、ガードレールギリギリに寄せて駐めた。ところでバイクに乗る人しかかわからないかも知れないが、バイクって右側からはとても乗りにくいのはナゼ? あっ、自転車でも同じか
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入り口にあった看板。
ここはもみじ苑という蕎麦屋がある。ナビでは「月待ちの滝 もみじ苑」とセットで表示される。滝があるのが蕎麦屋の敷地、つまりプライベートビーチならぬプライベート滝なのか、たまたま滝の隣が蕎麦屋の敷地なのかは少し気になる。
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竹林の小径を下っていく。
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なかなか雰囲気がいい。
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これが月待ちの滝。
見てわかるように、ここは滝の裏側に入ることができる。
こういう滝を「裏見の滝」とか「くぐり滝」とかいう。
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滝の裏側から。
裏側に入ったからといって特別にいいことがあるわけでもない。
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今回の滝巡りはこれで終了。
その後は国道118号線で常磐自動車道の那珂インターを目指す。
118号線は久慈川という川沿いを走っている。
久慈川では川の中に鮎釣りの人がたくさん入っていた。


那珂インターからは高速道路をひた走る。
最初に訪れた高萩海岸からずっと気温25度前後の快適なツーリングだったが、高速に入ってからしばらくすると30度、33度、35度と真夏の気温に。

     暑い!!!!(>_<)

まあ渋滞がなかったのが救い。

ところが首都高に入ると遠くに見える都心の空が真っ暗。
こりゃヤバイと思っていたら、風が強くなり気温もみるみる24度まで下がり、ついに雨雲の中に突入。それと同時に大渋滞。これがゲリラ豪雨なのか、とにかく超土砂降り。この水量が袋田の滝で欲しかったゼ。


それまで猛暑の中を走ってきたので、濡れることはまったく気にならなかったが、あまりの雨の激しさとバリバリという雷の音に運転する気が失せ、駒形というとろにパーキングエリアがあったので雨宿り。クルマが10台ほど駐められる程度の小さなパーキングだった。トイレや缶飲料の自販機はあるがベンチとかはなし。

突っ立ったり壁にもたれかかったりしながら30〜40分経った頃、豪雨から普通の雨程度になってきた。iPhoneで雨雲レーダーをチェックすると、駒形のすぐ先で雨雲が切れていることを発見。雨宿りにも飽きてきたので再出発。渋滞は相変わらずだったが、しばらく進んだら雨は上がった。雨雲レーダーってかなり正確なのね。


首都高の目黒線に入った頃には路面もドライで雨が降った形跡もなし。駒形での雨宿りとのあまりの違いに、何か別の世界にやってきたよう。海は見られず、滝の水は少なく、最後に土砂降りと何かと散々だったとはいえ、それでもあちこち走り回れて楽しめた。

走行420キロで午後6時過ぎに帰宅。久しぶりの400キロ越え。涼を求めると距離が長くなるのが、ちょっとしんどい。


おしまい

wassho at 00:04|PermalinkComments(0)   *ツーリング | 滝巡り

2013年07月16日

花貫渓谷

海岸は朝靄で残念だったけれど、見たいと思ってみられる光景じゃないから、これはこれで貴重な体験だったような気もする。

さて海岸を離れて花貫(はなぬき)渓谷へ向かう。海沿いを走る国道6号線には、あちこちに花貫渓谷コッチの標識があってナビいらず。

国道461号線に入ってしばらく走って花貫ダムに到着。
「茨城観光百選第二位」の誇らしげな石碑。
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当然1位はどこかが気になる。
しかし茨城観光百選に選ばれたエリアがどこかの情報はいくらでもあるが、その順位を記したものは見つからなかった。1位になったところなら宣伝しているはずと「茨城観光百選 1位」と検索してみるもヒットせず。なにゆえ?


ごく普通のダム湖の風景。
カラ梅雨気味で水不足が心配されているが、ここの水量はたっぷりあった。
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ダムを背景にBMW F800R。
実はこの花貫ダムは全国で唯一の海が見えるダム。たいていのダムはもっと山奥にあるからね。左右の山の稜線が下がって切れている場所に、うっすらと海が見えるらしい。この日は曇りでまったく見えなかったが、見えたとしても特にうれしくもない気がする。
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花貫ダムから、こんな感じの道路をしばらく進むと
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名馬里ヶ淵(なめりがふち)。
「淵」とは川が深くなった所という意味。
反対に浅くなった所が「瀬」。
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ここはノーマークだったが、名馬里ヶ淵の立て札が味わい深かったので訪れてみることにした。駐車場からしていい雰囲気。バイクであちこち訪れているうちに、何となく鼻がきくようになってきた気がする。
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ここを下っていく。
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とてもきれいな淵。
それに滝もあるというオマケ付きでラッキー。
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水遊びしたら気持ちいいに違いない。
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正面から。
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デジタルズームでドアップ。
涼しさを感じてもらえるかな?
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下流方向。
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段差で滝になっているから、その滝壺部分が掘れて深くなったのが淵ということなんだろう。そして深くなれば広くもなる。渓谷の川は伸びた木の枝で覆われていて全体的に薄暗い。でも淵が広くなれば枝も届かなくなって、薄暗い空間の中で、ぽっかりと淵だけに日が差して水に反射する。だから淵というのは何となく神秘的な雰囲気のところが多いのだと思う。




また国道461号を走っていくと花貫渓谷コッチの標識があって、やや細い道に分岐している。こんな感じでハイカーもチラホラ見かけた。
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バイクを駐めたのは不動滝と乙女滝という2つの滝の入り口。この手前に無料の大きな駐車場もある。



こんなところを通って、
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川に降りていく。
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バイクを駐めた所から2分もあれば不動滝に到着する。
しかし、ここで問題発生。
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名馬里ヶ淵では川に転がっている石を足場に利用して淵に近づけた。ここでは少し水深が深くて、ピョンピョンと滝のほうに渡っていけないのである。水深が深いといってもせいぜい15センチなのだが、そこを歩けば確実にブーツの中はビショビショになってしまう。


どこかいいルートはないかと石の配置を睨んでいたら、写真マニアっぽい夫婦がやってきた。そして彼らは躊躇なくバシャバシャと川を渡っていく。ワイルドだなあと思って眺めていると、二人とも長靴着用。なるほど、本格的に写真を撮る人は滝では長靴を履いてくるんだと納得。
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どんどん滝に近づいていく彼らにたいして、
ビビって足を踏み出せない私。
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あっ、あんなに滝のそばで写真を撮っている。
クヤシイ〜!
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仕方ないので、かなり後ろからデジタルズームで拡大して撮影。しかもやや斜めのポジション。何倍にしたかは忘れたが、かなり荒い写真になった。ブログに貼り付けてある小さなサイズだと目立たないが。
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滝は諦めて、川の石を撮ってみる。
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川原に降りていく道の途中から撮った不動滝。
やっぱり正面から見たかったなあ。
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乙女滝は不動滝の少し上流にある。
両者は歩いて2〜3分の距離。
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これは不動滝の滝口(滝が落ち始める所。落ちた所が滝壺)。
ほとんど何も見えなかったが。
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川沿いを歩いて行く。
ちなみにこの川は花貫川で、下っていけば花貫ダムにつながる。しかし、この場所と花貫ダムとは2〜3キロくらいしか離れていない。こんな小さなせせらぎが、あのダム湖を満タンにしていると思うとちょっと不思議。
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乙女滝が見えてきた。
なかなかいい感じ。どちらかというとガッチリしていて、あまり「乙女」な印象ではないが。
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この滝はすぐそばまで近づくことができた。
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滝壺の周りの岩肌も明るい感じ。
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アップで。
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もっとシャッタースピードを上げて飛沫(しぶき)がハッキリ写るように撮ればよかったと後から反省。ところで滝や川の写真と言えば逆にシャッタースピードを遅くして、糸が引いているような写真のほうがカメラ好きには好まれるようである。でも私はあれが大嫌い。わざとらしいし、テクニックの安っぽい誇示に思えるし、だいいち目にはあんな風に見えない。

この滝はとても気に入ったので、もう一枚。
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貼り付ける順番が後になってしまったが、
高速道路以外のツーリング現地だけに拡大した地図。
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不動滝と乙女滝の入り口がある461号線から分岐した道は、461号線と平行に走っており、しばらく進むとまた461号線に合流する。そこに至るまで清流の花貫川沿いを走ってなかなかいい景色。もし歩いていたら(ハイキングコースになっている)ブログ5日分くらいの写真になりそうなくらい。


461号線に戻って次の目的地である袋田の滝を目指す。461号線はかなり楽しいクネクネ道だった。山道だからコーナーは基本的にブラインド(先が見えない)だけれど、ある程度進入したら先が見えてくるコーナーが多い。つまりほどよい回転半径。腕があるライダーならかなり飛ばせるだろう。もっとも私は直線番長なのでコーナーはほどほどのスピードで。


途中で349号線と交差するあたりで「この先、道幅が狭い」の標識がたくさんでている。しばらく進むと本当にクルマならすれ違いができない林道レベルの道幅になった。基本的に山の中を走るのだが、ところどころの集落では民家の軒先を走るまさに田舎の生活道路のような雰囲気。バイクなら問題ないがクルマなら違うルートを選んだほうがベター。地図では349号線と交差してから北向きに変わるまでの区間が林道レベル。


ーーー続く。

wassho at 23:33|PermalinkComments(0)   *ツーリング | 滝巡り

2013年07月14日

花貫渓谷〜袋田の滝

東京の梅雨明けは7月6日。
例年だと25日くらいだから20日も早かった。

いつもなら「あけましておめでとうございます、いや梅雨が(^^ゞ」と何十年も使い古した持ちネタで冗談でもいうところ。今年は梅雨明けと同時に35度以上の猛暑がいきなり1週間ほど続き、夏バテというより身体が夏モードに切り替わらず何となく倦怠気味。

とかいいつつバイクツーリング。
去年の夏はツーリングのほとんどを滝巡りにした。滝は少し標高の高い所にあるし、滝飛沫(しぶき)の気化熱効果によって涼しいから。今年も夏のツーリングは涼しさ優先。ただし

   それなりに立派な滝である。
   駐車場からあまり歩かずに見られる。

という私の滝セレクト条件を満たすものは、もう数少なくなってしまった。もちろん距離的にあまり遠い滝も無理である。


それで今回メインディッシュに選んだのが、茨城県にある袋田(ふくろだ)の滝。日光の華厳の滝、和歌山の那智の滝と並んで、日本三大名瀑に数えられている。ただし、かなり遠い。どれくらい遠いかというとこんな感じ。
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今回のルートを簡単に説明すると、常磐自動車道で高萩インターまで行き、花貫渓谷などがある国道461号線で西へ進んで袋田の滝を見て、久慈川沿いの国道118号で那珂(なか)インターまで南下して、往きと同じく常磐自動車道で戻ってくる。全行程のうち、ほとんどが高速道路なのは仕方がないところ。袋田の滝だけなら最初から那珂インターで降りたほうが近いが、高萩(茨城県高萩市)で、いろいろ寄ってみたい所があったのでこんな組み立て。


午前7時出発。
気温はもう28度以上あったが、曇りで直射日光がないのでバイクで走ってしまえば暑さは感じない。予報では本日は猛暑が一休みするとなっていたのもツーリング実施のプッシュ材料となった。高萩市と袋田の滝がある茨城県大子町(だいごまち)の予想最高気温は25度と低め。


ほとんど渋滞はなく高萩インターを降りたのは9時前頃。千葉を超え茨城に入った頃には気温が25度程度に下がっていたと思う。メッシュの革ジャンと、先日買ったばかりのメッシュの革パンの、フルメッシュコンビだと高速道路では寒かったくらい。


高萩で降りて、袋田の滝とは反対方向の海側へ進む。このあたりの海岸は広くて、そして砂がキレイで有名なので一度見ておきたかった。

着いたのは高萩海水浴場。
ここは目的地ではなかったが道を間違えて、この海岸に出てしまった。

が、しかしーーーまさかの朝靄(あさもや)。
大学生の頃はサーフィンをやっていたから、数え切れないくらい海には行っているが、こんなのは初めての体験。全然先が見えない。

でも、とても広い海岸ということはわかる。
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波打ち際に近づいてみると、噂どおり砂は白くてキレイだった。
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高萩海水浴場から15分ほど離れた赤浜という所に行ってみる。
ここはサーフィンのポイントとしても有名らしい。

でも濃霧状態。
見通しは高萩海水浴場より悪かったかも。
だいたい写真を撮る意味があったかすら疑問。
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しかし砂浜はきれいだ。
高萩海水浴場は海水浴場だから海開き(7月20日と看板にあった)を前に清掃も入っただろうが、ここは海水浴場じゃないから、手つかずでキレイということになる。この砂浜がずーっと続く景色を見たかったのに残念。そう滅多にこれる距離じゃないのに。
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波打ち際から振り返った風景。
堤防の上にいるのはサーファー。私が来た時には、もう上がっていた。海に入っていたとしても濃霧で見えなかっただろうけれど。
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ところで見ての通り堤防はとても低い。
たまたま地元の老夫婦に声を掛けられたので地震のことを聞いてみると、高萩市は揺れの被害は大きかったが、津波はたいしたことはなかったらしい。それでも堤防で跳ねた波が堤防の向こう側の畑に落ちたところもあったとのこと。

ところで老夫婦のご主人は釣りが趣味なのだが、地震後はこのあたりでは釣りをせず、大洗とかもっと南の鹿島灘のほうへ行っているらしい。このあたりの魚は放射能がヤバくて食べる気がしないーーーみたいなことを言っていた。福島原発は高萩の北約100キロである。大洗は高萩の南約50キロ。本当にヤバイのか、ここがヤバイとして50キロ先ならOKなのか。よくわからないが、そんな話を聞くと気が重くなる。


ーーー続く。

wassho at 23:36|PermalinkComments(0)   *ツーリング 

2013年07月07日

ひまわり観察日記 ハダニ

昨日、ひまわり観察日記をブログにアップしてからいろいろ調べてみたら、ベランダのひまわりが次々枯れるのはハダニにやられているらしいことがわかった。

ダニの仲間で葉っぱに着くからハダニというのだと思うけれど、ダニはクモの一種でもあるので(初めて知った)、昨日に載せた写真のように巣も張るとのこと。葉から養分を吸って生きている。

というわけで殺虫剤を買って来た。
dx_450


葉っぱの表も裏も念入りにスプレーする。
とはいうものの3つに集約したプランターのうち、2つはもう手遅れの状態。昨日「長くはもたないだろう」と書いた3本のうち2本は本日早くもご臨終(>_<) それらにもたっぷりスプレーして供養してやった。


もう少し早く気がつけばというか、早く行動を起こせばよかったと後悔している。ひまわりは生命力あふれるイメージがあったので油断していた。

ところで子供の頃、夏休みになってからひまわりを植えた記憶もあるので、今から植えても、まだ間に合うんじゃないかなと思いつく。ダイエーで殺虫剤を買うついでに園芸売り場も見てきたが、もう売っていなかったのが残念。私の生活・買い物圏内で花の種を売っている所って他にあったかな〜?

wassho at 23:06|PermalinkComments(0)   *チューリップ以外 

2013年07月06日

ひまわり観察日記 絶不調(/o\)

前回は発芽から3週間の様子を6月1日のブログに書いた。
近くの学校のひまわり(普通サイズ)は先週から咲き始めているが、ベランダのミニひまわりは期待とは裏腹に、なかなか思うように成長してくれていない。


とりあえず時系列で今までの経過を。

<6月1日>
これが前回最後の写真。
ベランダに4つ置いた一番右側のプランター。
0601DSC00410




<6月9日>
同じく一番右側のプランター。
1週間前と較べて下側の4つはほとんど変化がないが、左上の小さな芽の1つはなくなり、1つはなくなりかけている。
0609DSC00645


これは別のプランター。
発芽から1週間経ったのでもう芽が出るものはすべてでたと思っていたが、今頃出てきた芽。
0609DSC00652


クローズアップで。
とてもヒョロイ。
0609DSC00656


前回、コバエホイホイはあまり捕獲しないと書いたが、その後、それなりにコバエが入るようになった。
0609DSC00657





<6月15日>
一番右側のプランター。
先週、なくなりかけていた芽は完全に消滅。
0615DSC00672



あのヒョロイ双葉は、ほとんど成長が見られず。
0615DSC00678



ところどころ、こういう顔色が?悪くなったものが出始めたのが気掛かり。
0615DSC00692




<6月16日>
4つのプランターで育ててきたが、発芽しなかったり発芽してすぐ枯れたりしたものがあって、プランターがスカスカになってきたので、3つに集約してみた。


一番右側。
7本。
0616DSC00694


真ん中。
7本。
0616DSC00695


一番左。
9本。
0616DSC00696


合計23本。6月1日では26本だった。あれから芽が出たものと枯れたものがあるが、この時点で差し引き3本のマイナス。



<6月22日>
3つのうち、一番右側のプランター。
1週間前は7本だったのに、2本が枯れて、1本が枯れかけているのがわかる。
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他のプランターでも、この頃から枯れ出すものが多くなった。

ーーーご臨終
0622DSC00762


ーーー南無。
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ーーーΩ\ζ゜)チーン
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あの最後に芽を出したヒョロも倒れてしまった。
立て直そうそうとしたら、地面から抜けた(/o\)
いちおう埋め戻したがーーー。
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<6月29日>
一番右側のプランター。
1本がしおれている。
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別のプランターのだが、こんな感じになる。
0629DSC00962


こっちには、クモの巣のようなものが張っている。網状じゃないからクモの巣ではないと思うんだけれど、これは何なんだろう?まわりを調べたが、この巣を張ったような虫は見つけられず。この巣のようなもののせいで弱ったかどうかは不明。無駄とは思いつつ、巣のようなものは取り除いてやった。
0629DSC00963



元気なのはこんな感じ。
真ん中に花になる部分が出来始めてきた。
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<7月6日>
3つのプランター:現在の状況。
元気なのは4〜5本しか残っていない。
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一番右側のプランターの3本。
たぶん、長くはもたないだろう(/o\)
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ご臨終のひまわりたち(涙)
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チューリップは水さえやっていればよかったが、
ひまわりはなかなか難しい。


花の芯のようなものが見えてきたものもある。
でも茎がとても細いので、花を支えられるのか心配になってきた。
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とりあえず1輪だけでも咲きますように(願)

wassho at 23:18|PermalinkComments(0)   *チューリップ以外