2013年08月
2013年08月31日
パスとスルー
何か提案があった時に、例えば「飲みに行く?」と誘われて「やめておく」というかわりに「パスする」という言い方をする。最近は「スルーする」という言い方も多くなってきた。私も割と使っているような気がする。
パス(pass)には「渡す」「通す」という意味の他に「遠慮する」という意味があるので、やめるという意味で「パスする」というのは日本語と英語のチャンポンといえる。しかし英語のスルー(through)に「終わった」という意味はあるが「〜を通って、〜を使って」という意味がメインで「やめる、遠慮する」という意味は辞書に載っていない。だいたい動詞でもない。だから「スルーする」というのは「通り抜ける→接触しない→関わらない」と拡大解釈された和製英語としての使い方だと思う。またその拡大解釈の変形で「無視する」という意味でもよく使われる。
スルーという言葉が最初に使われたのは、マクドナルドのドライブスルーが最初だといわれている。しかし「スルーする」と動詞的になり日常会話的に使われるようになったのは、サッカーの「スルーパス」というテクニックが知られるようになってからだと思う。スルーとパス、先輩後輩がセットになっている偶然がおもしろいと思った、ただその話だけのエントリーでした。
パス(pass)には「渡す」「通す」という意味の他に「遠慮する」という意味があるので、やめるという意味で「パスする」というのは日本語と英語のチャンポンといえる。しかし英語のスルー(through)に「終わった」という意味はあるが「〜を通って、〜を使って」という意味がメインで「やめる、遠慮する」という意味は辞書に載っていない。だいたい動詞でもない。だから「スルーする」というのは「通り抜ける→接触しない→関わらない」と拡大解釈された和製英語としての使い方だと思う。またその拡大解釈の変形で「無視する」という意味でもよく使われる。
スルーという言葉が最初に使われたのは、マクドナルドのドライブスルーが最初だといわれている。しかし「スルーする」と動詞的になり日常会話的に使われるようになったのは、サッカーの「スルーパス」というテクニックが知られるようになってからだと思う。スルーとパス、先輩後輩がセットになっている偶然がおもしろいと思った、ただその話だけのエントリーでした。
2013年08月28日
夏のバイクツーリングの秘密兵器 その4
【速乾性アンダーウエア】
ユニクロのエアリズムのような、普段着る肌着としての速乾下着のことは以前に書いた。それのもう少し高性能版のようなものがスポーツウエアとして売られている。今回買ったのはRSタイチというバイク用品メーカーの製品。
普通の速乾下着との違いは、たぶん繊維としての速乾性能が優れているんだろう。値段も高いし。ちなみに私の買ったのは定価8400円がバイク用品店で2割引ほどの6580円で売られていた。
それ以外の違いとしては長袖でハイネックなスタイル。これはできるだけ身体の多くの部分を、この繊維で覆ったほうが涼しいという理屈だと思う。RSタイチには同じ素材のパンツ版もあるが、夏に履くのに何と足首まであるタイツである。
そして超タイトフィット、つまりピチピチのサイズになっている。汗を繊維で吸い取って、それをすぐに繊維から放出するのが速乾性の仕組みだから、身体に密着させるのは理にかなっている。
ジョギング、自転車、登山などのアウトドア用としてはかなり前から売られていたが、バイク用品メーカーがラインナップを増やしてきたのは昨シーズンからだと思う。しかし、いずれにせよ今までこの手の商品に手を出さないできた。
理由その1
アンダーウエアではあるが、Tシャツと同じように夏のツーリングで革ジャンの下に着るのはこれ1枚である。そして私は革ジャンを脱いで、こんなピチピチのタイツのようなシャツを着た姿を人前に晒してはいけない体型をしている(^^ゞ
理由その2
値段なりの効果をイマイチ信用できないでいた。
今回は秘密その3で書いたドライクールベストを買ったので、理由その1が消滅。理由その2は残っているが少しでも涼しくなればと猛暑に負けた。
確かに速乾性はあって肌がサラッとした状態をキープする機能はある。だが気化熱で涼しいかといえば、それはない。こんなピチピチのものを着ているのに暑苦しくないから気化熱効果はあるのだろうが、ピチピチの暑苦しさとでプラスマイナスがゼロといったところ。また首周りとか脇とか汗を多くかく場所では速乾性が追いつかなくて濡れた状態になる。特に首回りはハイネックが裏目に出てかなり不快。
秘密兵器その1でも書いたが、バイク用品メーカーの製品だから、色が黒しかなく見た目に暑苦しいし、革ジャンを脱げば熱を吸収する色である。RSタイチの製品を買ったのは、他メーカーが黒一色しかないのに多少は黒以外の色を使っているから。バイク業界の黒信仰マインドコントロールが解けること切に願う。今回はたまたまバイク用品店で購入したが「クロ命」でなければジョギングや自転車向けに売られているものから選んだ方がいい。マーケットが大きいから価格もバイク用より安い。
結論としては普通のTシャツよりは「楽な」感じはする。コストパフォーマンスは微妙なところであるが、ツーリングの時に着るだけだから何年かは使えるだろうし。私と同じように体型に問題がある人は、ジャケットを脱いだ後に半袖のシャツでも羽織ってごまかせばいいかもしれない。
ーーー続く
ユニクロのエアリズムのような、普段着る肌着としての速乾下着のことは以前に書いた。それのもう少し高性能版のようなものがスポーツウエアとして売られている。今回買ったのはRSタイチというバイク用品メーカーの製品。
普通の速乾下着との違いは、たぶん繊維としての速乾性能が優れているんだろう。値段も高いし。ちなみに私の買ったのは定価8400円がバイク用品店で2割引ほどの6580円で売られていた。
それ以外の違いとしては長袖でハイネックなスタイル。これはできるだけ身体の多くの部分を、この繊維で覆ったほうが涼しいという理屈だと思う。RSタイチには同じ素材のパンツ版もあるが、夏に履くのに何と足首まであるタイツである。
そして超タイトフィット、つまりピチピチのサイズになっている。汗を繊維で吸い取って、それをすぐに繊維から放出するのが速乾性の仕組みだから、身体に密着させるのは理にかなっている。
ジョギング、自転車、登山などのアウトドア用としてはかなり前から売られていたが、バイク用品メーカーがラインナップを増やしてきたのは昨シーズンからだと思う。しかし、いずれにせよ今までこの手の商品に手を出さないできた。
理由その1
アンダーウエアではあるが、Tシャツと同じように夏のツーリングで革ジャンの下に着るのはこれ1枚である。そして私は革ジャンを脱いで、こんなピチピチのタイツのようなシャツを着た姿を人前に晒してはいけない体型をしている(^^ゞ
理由その2
値段なりの効果をイマイチ信用できないでいた。
今回は秘密その3で書いたドライクールベストを買ったので、理由その1が消滅。理由その2は残っているが少しでも涼しくなればと猛暑に負けた。
確かに速乾性はあって肌がサラッとした状態をキープする機能はある。だが気化熱で涼しいかといえば、それはない。こんなピチピチのものを着ているのに暑苦しくないから気化熱効果はあるのだろうが、ピチピチの暑苦しさとでプラスマイナスがゼロといったところ。また首周りとか脇とか汗を多くかく場所では速乾性が追いつかなくて濡れた状態になる。特に首回りはハイネックが裏目に出てかなり不快。
秘密兵器その1でも書いたが、バイク用品メーカーの製品だから、色が黒しかなく見た目に暑苦しいし、革ジャンを脱げば熱を吸収する色である。RSタイチの製品を買ったのは、他メーカーが黒一色しかないのに多少は黒以外の色を使っているから。バイク業界の黒信仰マインドコントロールが解けること切に願う。今回はたまたまバイク用品店で購入したが「クロ命」でなければジョギングや自転車向けに売られているものから選んだ方がいい。マーケットが大きいから価格もバイク用より安い。
結論としては普通のTシャツよりは「楽な」感じはする。コストパフォーマンスは微妙なところであるが、ツーリングの時に着るだけだから何年かは使えるだろうし。私と同じように体型に問題がある人は、ジャケットを脱いだ後に半袖のシャツでも羽織ってごまかせばいいかもしれない。
ーーー続く
2013年08月27日
絶対零度で考えると
昨日今日と東京は少し涼しい。昨日の最高気温28.9度。本日は最低気温が20.3度まで下がり最高気温の予報は30度。もっとも水曜日からはまた32度〜34度の予報となっている。でも37〜38度あった頃から較べれば「この暑さを乗り切るぞ」と思える気温である。ニュースでは今年の最高気温41度を記録した四万十市で、月曜日の気温が27度だったというようなことをいっていた。
猛暑も後しばらくだから皆様がんばりましょうというご挨拶はさておいて、今から書くのはちょっと暑苦しい話である。しかも私自身の考えがしっかりと固まっていない(^^ゞ
真夏の気温が41度なら暑くて27度なら涼しい。夏に限っていえば暑いの反対語は涼しいである。41÷27=1.51。41度は27度の1.5倍暑く感じるかどうかはともかく、1.5倍気温が高いのは単純な割り算結果。
でも、それは摂氏0度を基準とした温度での計算。
温度にはマイナスがあるが、それはマイナス273.15度が一番低い値。いわゆる絶対零度。どんなものでも温度というのはそれ以上低くはならない。理科で習ったはずだけれど忘れていたら自分で調べてね。
その絶対零度であるマイナス273.15度を0度として表すのがケルビンという温度の単位。だから摂氏からケルビンに換算するには単純に273.15を足せばいい。(面倒なので273に切り捨て)
摂氏41度=41+273=314ケルビン
摂氏27度=27+273=300ケルビン
ケルビンなら、ほとんど差がないように感じてしまう。
314÷300=1.047で誤差みたいな違いでしかない。「本日の札幌の気温は300ケルビンでしたが、四万十市はなんと314ケルビンと日本の最高気温記録を更新しました!」といわれても、比較してちっとも暑そうじゃない。
数字のトリックによって、人が受ける印象は大きく変わるーーーみたいなことがテーマでもない。もう少しおつきあいを。その手のトリックは職業柄熟知しているが、商売に差し支えるとイケナイのでブログには書かない(^^ゞ
世の中は2種類の人間に別けられる。
物事を2種類に別けられると思う人間と、
そう思わない人間に。
というのは、私が好きなブラックジョーク。
まあ、それくらい人間はいろんなことを2つに別けるのが好きである。
2つに別けられたものは対立的に捉えられる。夏に限っていえば暑いの反対語は涼しいと書いた。しかし、絶対温度で較べればそれらは対立しているのではなく、暑いと涼しいは相対的な尺度に過ぎない(と先ほど説明したつもり)。つまり対立的に見えるものでも本当にそうなのか?というお話。
たとえば、
やさしい人←→やさしくない人、誠実な人←→誠実でない人、明るい人←→暗い人ーーーとか、いろいろ対立的に人は人を区別する。
その
やさしいとか、誠実とかの絶対零度って、どれくらい?
書き逃げご容赦m(_ _)m
猛暑も後しばらくだから皆様がんばりましょうというご挨拶はさておいて、今から書くのはちょっと暑苦しい話である。しかも私自身の考えがしっかりと固まっていない(^^ゞ
真夏の気温が41度なら暑くて27度なら涼しい。夏に限っていえば暑いの反対語は涼しいである。41÷27=1.51。41度は27度の1.5倍暑く感じるかどうかはともかく、1.5倍気温が高いのは単純な割り算結果。
でも、それは摂氏0度を基準とした温度での計算。
温度にはマイナスがあるが、それはマイナス273.15度が一番低い値。いわゆる絶対零度。どんなものでも温度というのはそれ以上低くはならない。理科で習ったはずだけれど忘れていたら自分で調べてね。
その絶対零度であるマイナス273.15度を0度として表すのがケルビンという温度の単位。だから摂氏からケルビンに換算するには単純に273.15を足せばいい。(面倒なので273に切り捨て)
摂氏41度=41+273=314ケルビン
摂氏27度=27+273=300ケルビン
ケルビンなら、ほとんど差がないように感じてしまう。
314÷300=1.047で誤差みたいな違いでしかない。「本日の札幌の気温は300ケルビンでしたが、四万十市はなんと314ケルビンと日本の最高気温記録を更新しました!」といわれても、比較してちっとも暑そうじゃない。
数字のトリックによって、人が受ける印象は大きく変わるーーーみたいなことがテーマでもない。もう少しおつきあいを。その手のトリックは職業柄熟知しているが、商売に差し支えるとイケナイのでブログには書かない(^^ゞ
世の中は2種類の人間に別けられる。
物事を2種類に別けられると思う人間と、
そう思わない人間に。
というのは、私が好きなブラックジョーク。
まあ、それくらい人間はいろんなことを2つに別けるのが好きである。
2つに別けられたものは対立的に捉えられる。夏に限っていえば暑いの反対語は涼しいと書いた。しかし、絶対温度で較べればそれらは対立しているのではなく、暑いと涼しいは相対的な尺度に過ぎない(と先ほど説明したつもり)。つまり対立的に見えるものでも本当にそうなのか?というお話。
たとえば、
やさしい人←→やさしくない人、誠実な人←→誠実でない人、明るい人←→暗い人ーーーとか、いろいろ対立的に人は人を区別する。
その
やさしいとか、誠実とかの絶対零度って、どれくらい?
書き逃げご容赦m(_ _)m
2013年08月25日
夏のバイクツーリングの秘密兵器 その3
【ドライ クール ベスト】
詳しい説明は発売元のホームページを読んで。
あまりの暑さにたまらず本屋に涼みに入り、立ち読みで久しぶりに読んだバイク雑誌で発見。1時間後には注文していた。
胸の上にある注入口から水を入れ、それが徐々に蒸発する気化熱で涼しさを得るというアイテム。気化熱ウエアやアイテムはいくつかあるが、私の知る限り「濡らせて絞る」方式のものしかなかった。つまり濡れたものを着ている不快感がついて回る。絞ってから5分ほど乾かせという面倒なものもある。
このドライクールベストは表地と裏地のあいだに吸水素材の入った中間層があり、そこに直接水を入れる。ベストの生地は気化した水蒸気は透すが、水滴のような大粒は透さないから濡れた感じはまったくしない。
この商品の評価というか装着感を表現するのはなかなか難しい。涼しく感じるとは言い難いが、冷たいものが身体に当たっているという感覚は確かにある。それで別に涼しくは感じないのだが、暑さによる疲労は確かに軽減されているように思う。真夏に高速道路のサービスエリアへオシッコ&タバコ休憩だけで立ち寄った時でも、今までは革ジャンを必ず脱いでいた。それがドライクールベストを着ていると「面倒だから革ジャンを脱ぐのはやめとこう」となることも多い。頭での評価以上に身体はこの商品を好んでいるのかもしれない。
またTシャツにメッシュのジャケットを着て高速を走ると風通しはいいが、真夏である一定以上の気温になると、風が吹き抜けて涼しいんじゃなくて熱風が身体にまとわりついてサウナに入っているように感じる時がある。このベストは穴は空いているものの、生地自体は水を透さないのだから風も透さない。だからそのサウナ熱風をブロックする役割を果たす。サウナツーリングは一気に疲れるので、これは想定外のうれしい特性だった。
冷たいが涼しくはないので、身体にかく汗の量もおそらく変わらない。これさえあれば真夏でもバイクにガンガン乗る気になるということは決してない。でも、もしバイクで熱中症になるとしたら、それを3時間くらい遅らせる効果はあるかな。今のところの評価はそんなところ。でも、それはたいしたことかもしれない。
なおベストだけを見ているとそんな感じはしないが、実際に着てみると救命胴衣っぽい印象がぬぐえなくて、ちょっと笑える。
ーーー続く
詳しい説明は発売元のホームページを読んで。
あまりの暑さにたまらず本屋に涼みに入り、立ち読みで久しぶりに読んだバイク雑誌で発見。1時間後には注文していた。
胸の上にある注入口から水を入れ、それが徐々に蒸発する気化熱で涼しさを得るというアイテム。気化熱ウエアやアイテムはいくつかあるが、私の知る限り「濡らせて絞る」方式のものしかなかった。つまり濡れたものを着ている不快感がついて回る。絞ってから5分ほど乾かせという面倒なものもある。
このドライクールベストは表地と裏地のあいだに吸水素材の入った中間層があり、そこに直接水を入れる。ベストの生地は気化した水蒸気は透すが、水滴のような大粒は透さないから濡れた感じはまったくしない。
この商品の評価というか装着感を表現するのはなかなか難しい。涼しく感じるとは言い難いが、冷たいものが身体に当たっているという感覚は確かにある。それで別に涼しくは感じないのだが、暑さによる疲労は確かに軽減されているように思う。真夏に高速道路のサービスエリアへオシッコ&タバコ休憩だけで立ち寄った時でも、今までは革ジャンを必ず脱いでいた。それがドライクールベストを着ていると「面倒だから革ジャンを脱ぐのはやめとこう」となることも多い。頭での評価以上に身体はこの商品を好んでいるのかもしれない。
またTシャツにメッシュのジャケットを着て高速を走ると風通しはいいが、真夏である一定以上の気温になると、風が吹き抜けて涼しいんじゃなくて熱風が身体にまとわりついてサウナに入っているように感じる時がある。このベストは穴は空いているものの、生地自体は水を透さないのだから風も透さない。だからそのサウナ熱風をブロックする役割を果たす。サウナツーリングは一気に疲れるので、これは想定外のうれしい特性だった。
冷たいが涼しくはないので、身体にかく汗の量もおそらく変わらない。これさえあれば真夏でもバイクにガンガン乗る気になるということは決してない。でも、もしバイクで熱中症になるとしたら、それを3時間くらい遅らせる効果はあるかな。今のところの評価はそんなところ。でも、それはたいしたことかもしれない。
なおベストだけを見ているとそんな感じはしないが、実際に着てみると救命胴衣っぽい印象がぬぐえなくて、ちょっと笑える。
ーーー続く
2013年08月23日
夏のバイクツーリングの秘密兵器 その2
【エアヘッド】
エアヘッドというのは商品名。
たぶん今年から発売されたと思う。
商品だけ見ても、さっぱり使い道がわからないが
こういう風にヘルメットの中に装着する。
モトリモーダというバイクウエアのセレクトショップみたいなところが発売している。オフィスの近くなので歩いて買いに行った。
ヘルメットに装着した写真のほうがわかりやすいと思うが、突起がいくつもついている。これによりヘルメットと頭のあいだに空間を作るのが目的。たいていのヘルメットは内側に空気を取り入れるエアインテークを備えているが、ヘルメットと頭が密着していたら空気を取り入れたって流れない。そこに着目したなかなかのアイデア商品。
そこで疑問がひとつ。こんなものを仕込んだらヘルメットのサイズが小さくなって被れなくなるのではないか? (ちなみにバイクのヘルメットは、被ったことがない人が初めて被ったらビックリするくらいキツキツなものです)
そんな疑問があるのになぜ買ったのか? 実はこれを買った第1の目的は涼しさじゃなくて、少し大きめだったヘルメットのサイズ調整だったから。
ヘルメットを買う時にLサイズでは少し小さく、XLサイズでは少し大きかった。それでXLサイズを買ったのだが、ヘルメットというものは使っているうちに内装材がヘタって薄くなり、つまりサイズ的に伸びて大きくなってくる。2年半経った現在、Lサイズにしておけばよかったという状態になっている。ヘルメットのサイズ調整のためのフィッティング材のようなものも売られていて、そろそろそういうものが必要かな思っていた時に、このエアヘッドを発見したという次第。
使ってみた結果、ヘルメットのブカブカ感は解消。ということは、たぶんピッタリサイズのヘルメットなら、これを付ければかなりきつくなるんじゃないかな。素材はシリコン製で柔らかく、部分的に突起をハサミやニッパーで切ることは簡単だから、ある程度は自分で調節できるだろうけれど。
本来の機能である涼しさや風の流れについてはまったく感じない。ただしこれには説明が必要で、前回のエントリーで紹介したように私はインナーキャップを被っているから。キャップ越しに風を感じるほど、もともとヘルメットの中に風は入ってこない。ただしインナーキャップが汗びっしょりで絞れるような状態になったり、そのインナーキャップを脱いだら髪の毛がビショビショでペッチャンコになっているというようなことは、これを装着してからなくなった。つまり涼しいほどかどうかは別として、ヘルメット内の空気の流れについてはそれなりに改善されていると思う。
誤解のないように補足するとインナーキャップが極端にビショビショにならなくなったということであり、汗はかくからそれなりにインナーキャップは濡れる。これを使ったら夏でも髪の毛はサラサラというようなことにはならない。それがインナーキャップなしで乗らない理由でもある。
私の場合はヘルメットのサイズ調整がメインだったから元は取れて入る。でも涼しさだけを期待したり、これを着けてヘルメットが小さくなりすぎたりしたら評価は微妙になるかな。
ーーー続く
エアヘッドというのは商品名。
たぶん今年から発売されたと思う。
商品だけ見ても、さっぱり使い道がわからないが
こういう風にヘルメットの中に装着する。
モトリモーダというバイクウエアのセレクトショップみたいなところが発売している。オフィスの近くなので歩いて買いに行った。
ヘルメットに装着した写真のほうがわかりやすいと思うが、突起がいくつもついている。これによりヘルメットと頭のあいだに空間を作るのが目的。たいていのヘルメットは内側に空気を取り入れるエアインテークを備えているが、ヘルメットと頭が密着していたら空気を取り入れたって流れない。そこに着目したなかなかのアイデア商品。
そこで疑問がひとつ。こんなものを仕込んだらヘルメットのサイズが小さくなって被れなくなるのではないか? (ちなみにバイクのヘルメットは、被ったことがない人が初めて被ったらビックリするくらいキツキツなものです)
そんな疑問があるのになぜ買ったのか? 実はこれを買った第1の目的は涼しさじゃなくて、少し大きめだったヘルメットのサイズ調整だったから。
ヘルメットを買う時にLサイズでは少し小さく、XLサイズでは少し大きかった。それでXLサイズを買ったのだが、ヘルメットというものは使っているうちに内装材がヘタって薄くなり、つまりサイズ的に伸びて大きくなってくる。2年半経った現在、Lサイズにしておけばよかったという状態になっている。ヘルメットのサイズ調整のためのフィッティング材のようなものも売られていて、そろそろそういうものが必要かな思っていた時に、このエアヘッドを発見したという次第。
使ってみた結果、ヘルメットのブカブカ感は解消。ということは、たぶんピッタリサイズのヘルメットなら、これを付ければかなりきつくなるんじゃないかな。素材はシリコン製で柔らかく、部分的に突起をハサミやニッパーで切ることは簡単だから、ある程度は自分で調節できるだろうけれど。
本来の機能である涼しさや風の流れについてはまったく感じない。ただしこれには説明が必要で、前回のエントリーで紹介したように私はインナーキャップを被っているから。キャップ越しに風を感じるほど、もともとヘルメットの中に風は入ってこない。ただしインナーキャップが汗びっしょりで絞れるような状態になったり、そのインナーキャップを脱いだら髪の毛がビショビショでペッチャンコになっているというようなことは、これを装着してからなくなった。つまり涼しいほどかどうかは別として、ヘルメット内の空気の流れについてはそれなりに改善されていると思う。
誤解のないように補足するとインナーキャップが極端にビショビショにならなくなったということであり、汗はかくからそれなりにインナーキャップは濡れる。これを使ったら夏でも髪の毛はサラサラというようなことにはならない。それがインナーキャップなしで乗らない理由でもある。
私の場合はヘルメットのサイズ調整がメインだったから元は取れて入る。でも涼しさだけを期待したり、これを着けてヘルメットが小さくなりすぎたりしたら評価は微妙になるかな。
ーーー続く
2013年08月22日
夏のバイクツーリングの秘密兵器
8月10日に書いた真夏にバイクに乗るための秘密兵器2つ。
ごく最近買ったのは2つだけれど、
ついでだから秘密兵器じゃなくても夏物を順にいろいろ紹介。
【メッシュの革ジャン】
正確に言うならメッシュ織りじゃなくて、革にパンチ穴が空いているからパンチの革ジャン。でも革アパレル界ではあまりそういう言い方はしない。(クリックで拡大したらパンチ穴が見える)
RSAレザーというマイナーなブランドの製品。オーダーメイドではないけれど、いろいろ補正したり、オプションをつけたり、オプションにはないオーダーをしたりでかなり高くついた。
バイクウエアは黒っぽいのばかりだがRSAレザーは色数が豊富。作りもとてもしっかりしている。ただし、そのせいかちょっと重い。安全性を考えて今のところバイクウエアは革を選ぶようにしている。ただし真冬用のジャケットは革だと寒いので繊維製。
【インナーキャップ】
これを被ってからヘルメットを被る。汗をこれに吸収させて、ヘルメットがベタついたり臭くなるのを防ぐためのもの。その効果もあるが額にかいた汗が顔に落ちてこない点が重宝する。ただしこれだけ被っていると謎の東洋人にしか見えないのが欠点(^^ゞ
ツーリングの時は2〜3着持っていって、濡れてきたら交換している。おかげでヘルメットは今のところイヤな匂いはまったくしない。まあ毎回ファブリースもスプレーしているが。
これはRSタイチというバイク界ではメジャーなブランドの製品。ちなみに2年半ほど前にバイクに乗り始めた時に、バイクって小さなマーケットだなと実感したのは、バイク界でメジャーとされているブランドで世間一般的な認知のあるものが皆無なこと。唯一の例外はゴールドウインだが、ゴールドウインがバイクウエアを作っていることも逆に知らなかった。
【メッシュの革パンツ】
これは今年になって買った。ヒョウドウというところの製品。ちなみに今までオールシーズン的にはいていた革パンはクシタニの製品。両者はバイクウエア界の2大ブランドと言っていいが、(あなたがバイクに乗っていないなら)ねっ、聞いたことないでしょ。
メッシュの革ジャンは1年目に買ったのに、革パンは普通ので2年間我慢したのは、下半身は上半身ほど暑さを感じないので意外と我慢できたから。ただし、それは走っている時の話で、ツーリング先でブラブラする時などはやっぱり暑い。またバイクは自宅から少し離れたところにガレージを借りていて、そこへ行くだけで暑くてイライラしてくる。とうとう今年に堪忍袋の緒が切れてというわけ。
これはジーンズタイプの革パン。クシタニにも同じような製品があるが、ブルージーンズとブラックジーンズ的な色しかなく、ヒョウドウにはやや明るめのグレーがあったのでこちらにした。これのメッシュではないシリーズにはオレンジ色があるのにメッシュは黒とこの色しかないのが不満。
シルエットは割とダボッとしており、またブーツカットタイプで裾も広め。あまり気に入っていないし、革ジャンとのマッチングもイマイチ。でも黒以外の革メッシュのパンツは、世の中にこれしかないから仕方がない。なぜかライダーは黒が大好きで、真夏でも黒ずくめな人が多い。見ているだけで暑苦しいんだけど平気なの? (色数の多いRSAレザーにメッシュ革パンのラインアップはない。オーダーしたら作ってくれるかもしれないが、確実に値段も張るから問い合わせなかった)
革パンの下は下着だけ。つまり服の中の皮膚の露出度(ヘンな表現ではあるが)が高いので、革ジャン以上にメッシュの革パンは涼しい。ちょっと風が吹いただけで股間を風が吹き抜けていく(^^ゞ ただしバイクで走っている時は、それほど風が入っている感じがしないのが不思議。逆にエンジン周りの熱は容赦なく入ってくる。
このメッシュ革パンを履いて初めて気付いたが、BMW F800Rはエンジンの左側がかなり熱い。正確に言うならエンジンの熱がフレームに伝わってしまうのか、フレーム近くにある左足首当たりが強烈に熱い。なぜ右側が熱くならないのかは不明。
写真はmotorcycle-usaから
ーーー続く(次回から秘密兵器っぽくなってくる)
ごく最近買ったのは2つだけれど、
ついでだから秘密兵器じゃなくても夏物を順にいろいろ紹介。
【メッシュの革ジャン】
正確に言うならメッシュ織りじゃなくて、革にパンチ穴が空いているからパンチの革ジャン。でも革アパレル界ではあまりそういう言い方はしない。(クリックで拡大したらパンチ穴が見える)
RSAレザーというマイナーなブランドの製品。オーダーメイドではないけれど、いろいろ補正したり、オプションをつけたり、オプションにはないオーダーをしたりでかなり高くついた。
バイクウエアは黒っぽいのばかりだがRSAレザーは色数が豊富。作りもとてもしっかりしている。ただし、そのせいかちょっと重い。安全性を考えて今のところバイクウエアは革を選ぶようにしている。ただし真冬用のジャケットは革だと寒いので繊維製。
【インナーキャップ】
これを被ってからヘルメットを被る。汗をこれに吸収させて、ヘルメットがベタついたり臭くなるのを防ぐためのもの。その効果もあるが額にかいた汗が顔に落ちてこない点が重宝する。ただしこれだけ被っていると謎の東洋人にしか見えないのが欠点(^^ゞ
ツーリングの時は2〜3着持っていって、濡れてきたら交換している。おかげでヘルメットは今のところイヤな匂いはまったくしない。まあ毎回ファブリースもスプレーしているが。
これはRSタイチというバイク界ではメジャーなブランドの製品。ちなみに2年半ほど前にバイクに乗り始めた時に、バイクって小さなマーケットだなと実感したのは、バイク界でメジャーとされているブランドで世間一般的な認知のあるものが皆無なこと。唯一の例外はゴールドウインだが、ゴールドウインがバイクウエアを作っていることも逆に知らなかった。
【メッシュの革パンツ】
これは今年になって買った。ヒョウドウというところの製品。ちなみに今までオールシーズン的にはいていた革パンはクシタニの製品。両者はバイクウエア界の2大ブランドと言っていいが、(あなたがバイクに乗っていないなら)ねっ、聞いたことないでしょ。
メッシュの革ジャンは1年目に買ったのに、革パンは普通ので2年間我慢したのは、下半身は上半身ほど暑さを感じないので意外と我慢できたから。ただし、それは走っている時の話で、ツーリング先でブラブラする時などはやっぱり暑い。またバイクは自宅から少し離れたところにガレージを借りていて、そこへ行くだけで暑くてイライラしてくる。とうとう今年に堪忍袋の緒が切れてというわけ。
これはジーンズタイプの革パン。クシタニにも同じような製品があるが、ブルージーンズとブラックジーンズ的な色しかなく、ヒョウドウにはやや明るめのグレーがあったのでこちらにした。これのメッシュではないシリーズにはオレンジ色があるのにメッシュは黒とこの色しかないのが不満。
シルエットは割とダボッとしており、またブーツカットタイプで裾も広め。あまり気に入っていないし、革ジャンとのマッチングもイマイチ。でも黒以外の革メッシュのパンツは、世の中にこれしかないから仕方がない。なぜかライダーは黒が大好きで、真夏でも黒ずくめな人が多い。見ているだけで暑苦しいんだけど平気なの? (色数の多いRSAレザーにメッシュ革パンのラインアップはない。オーダーしたら作ってくれるかもしれないが、確実に値段も張るから問い合わせなかった)
革パンの下は下着だけ。つまり服の中の皮膚の露出度(ヘンな表現ではあるが)が高いので、革ジャン以上にメッシュの革パンは涼しい。ちょっと風が吹いただけで股間を風が吹き抜けていく(^^ゞ ただしバイクで走っている時は、それほど風が入っている感じがしないのが不思議。逆にエンジン周りの熱は容赦なく入ってくる。
このメッシュ革パンを履いて初めて気付いたが、BMW F800Rはエンジンの左側がかなり熱い。正確に言うならエンジンの熱がフレームに伝わってしまうのか、フレーム近くにある左足首当たりが強烈に熱い。なぜ右側が熱くならないのかは不明。
写真はmotorcycle-usaから
ーーー続く(次回から秘密兵器っぽくなってくる)
2013年08月20日
エアコンが壊れた?
帰宅してエアコンのリモコンを押す。
ピッピッと音がして作動開始。
ーーーのはずが、音はすれども風が出てこない。
エアコンの吹き出し口は閉じられたまま。
えつ?故障?このクソ暑い時に?ウソ?
殺す気か!
思わずダチョウ倶楽部の古いギャグを思い出した(^^ゞ
ランプがひとつ点滅している。暖房の時は先に室外機が暖機運転をするのか、とても寒い日に5分くらい作動しないことがある。でも冷房では記憶がない。
7〜8分待っても変化なし。いったん電源を切って再度リモコンをオン。ピッピッと音はするが先ほどと変わらず。
フィルターが詰まっているのかと引き出してみるが、それほど汚れていない。でも掃除機でキレイにしてから再々度リモコンをオン。変化なし(>_<)
もうギャグをいう元気も失せる。説明書を引っ張り出してきて調べる。ランプの点滅やルーバーの状況から、こういう場合はマイナスイオン発生器が汚れている可能性があるらしい。マイナスイオン発生器? そんなものがついていることはすっかり忘れていた。3ヶ月に一度クリーニングしろと書いてある。たぶん一度も触っていない。
マイナスイオン発生器は針のような形をしたもので、吹き出し口の奥の方にある。高圧電流がかかっていて危ないものらしく、周りを柵のようなもので囲まれている。これをどうやって掃除するのだと、もう一度説明書を読むと、柵の隙間から綿棒を突っ込んで針を拭けと書いてあった。意外とお茶目なクリーニング方法。
動いた\(^o^)/
たいして綿棒に汚れはつかなかったんだけどなあ。でも皆さん、エアコンの定期的なエアコンのクリーニングは忘れずに。先日、懸垂をすると絶望すると書いたが、真夏にエアコンが動かないと恐怖に駆られるよ。
ピッピッと音がして作動開始。
ーーーのはずが、音はすれども風が出てこない。
エアコンの吹き出し口は閉じられたまま。
えつ?故障?このクソ暑い時に?ウソ?
殺す気か!
思わずダチョウ倶楽部の古いギャグを思い出した(^^ゞ
ランプがひとつ点滅している。暖房の時は先に室外機が暖機運転をするのか、とても寒い日に5分くらい作動しないことがある。でも冷房では記憶がない。
7〜8分待っても変化なし。いったん電源を切って再度リモコンをオン。ピッピッと音はするが先ほどと変わらず。
フィルターが詰まっているのかと引き出してみるが、それほど汚れていない。でも掃除機でキレイにしてから再々度リモコンをオン。変化なし(>_<)
もうギャグをいう元気も失せる。説明書を引っ張り出してきて調べる。ランプの点滅やルーバーの状況から、こういう場合はマイナスイオン発生器が汚れている可能性があるらしい。マイナスイオン発生器? そんなものがついていることはすっかり忘れていた。3ヶ月に一度クリーニングしろと書いてある。たぶん一度も触っていない。
マイナスイオン発生器は針のような形をしたもので、吹き出し口の奥の方にある。高圧電流がかかっていて危ないものらしく、周りを柵のようなもので囲まれている。これをどうやって掃除するのだと、もう一度説明書を読むと、柵の隙間から綿棒を突っ込んで針を拭けと書いてあった。意外とお茶目なクリーニング方法。
動いた\(^o^)/
たいして綿棒に汚れはつかなかったんだけどなあ。でも皆さん、エアコンの定期的なエアコンのクリーニングは忘れずに。先日、懸垂をすると絶望すると書いたが、真夏にエアコンが動かないと恐怖に駆られるよ。
2013年08月18日
和風で冷たいイタリアンなアメリカン
アイスコーヒーの話である。
以前に紹介したエスプレッソのお湯割りであるカフェ・アメリカーノは、少し濃いめなのでアイスコーヒーにしてもいける。
作り方はこんな感じ。
お湯割りするのと同じ分量の水を鍋に入れ凍らせておく。そしてマキネッタに溜まった熱々のコーヒーを、鍋の氷の上にバサーッと。氷はわずかに残って、かき混ぜたら消えてなくなる程度に溶ける。つまり出来上がった時点で冷たいアイスコーヒーになっているのが、この氷鍋方式のメリット。
アイスコーヒーを普通にドリップで淹れたら熱々のコーヒーなので、しばらく放置して冷まさなければならない。冷めても、ぬるい程度じゃコップに入れた氷がすぐ溶けてアイスコーヒーが薄まってしまうので、さらに冷蔵庫で冷やす必要がある。もっともドリップで淹れるコーヒーの濃さを調節して、氷が張った鍋の上に注げば同じことになるが。でもまあ私はカフェ・アメリカーノのほうが好きなので。
氷の代わりに普通のコーヒーを凍らせて、ブラックアイのアイスコーヒー版も考えられる。でもアイスコーヒーは暑い時にガブガブ飲みたいので、ブラックアイじゃ濃すぎるような気がして今のところ試していない。手間を考えるなら普通にブラックアイを作ってから冷やしたほうがいいかもしれない。
この作り方の難点は、マキネッタはもともとエスプレッソを淹れる道具であるから容量が少ないこと。まとめてアイスコーヒーを作るにはマキネッタで何回も抽出しなければならない。熱せられたマキネッタを分解する時は火傷に気をつけなければならない。アイス用に大きなマキネッタを買うか去年の夏から検討中だが、ついグズグズと決断を先延ばし。
私は、ホットのコーヒーはクリームだけを入れて砂糖は入れない。でもなぜかアイスコーヒーは少し甘みがあるほうが好き。あるとき、思いつきでガムシロップの代わりにきな粉を買って入れてみた。ほのかな甘みときな粉の香りがなかなか美味しい。きな粉のコクもあるのでクリームも必要ない感じ。バイクでツーリングに行く時も、このきな粉入りアイス・カフェ・アメリカーノを水筒(魔法瓶)に入れて持っていく。きな粉は大豆なのでタンパク質だが、ミネラル分もかなり豊富。だから水やお茶を飲むより、熱中症予防にもいいのではないかと思っている。
ただし、きな粉はコーヒーに溶けない。かき混ぜれば拡散しているが口の中に粉っぽさを感じるのはいたしかたないところ。
マキネッタを持っている人はあまりいないだろうけど、市販のアイスコーヒーに、きな粉を入れても美味しいと思うよ。
以前に紹介したエスプレッソのお湯割りであるカフェ・アメリカーノは、少し濃いめなのでアイスコーヒーにしてもいける。
作り方はこんな感じ。
お湯割りするのと同じ分量の水を鍋に入れ凍らせておく。そしてマキネッタに溜まった熱々のコーヒーを、鍋の氷の上にバサーッと。氷はわずかに残って、かき混ぜたら消えてなくなる程度に溶ける。つまり出来上がった時点で冷たいアイスコーヒーになっているのが、この氷鍋方式のメリット。
アイスコーヒーを普通にドリップで淹れたら熱々のコーヒーなので、しばらく放置して冷まさなければならない。冷めても、ぬるい程度じゃコップに入れた氷がすぐ溶けてアイスコーヒーが薄まってしまうので、さらに冷蔵庫で冷やす必要がある。もっともドリップで淹れるコーヒーの濃さを調節して、氷が張った鍋の上に注げば同じことになるが。でもまあ私はカフェ・アメリカーノのほうが好きなので。
氷の代わりに普通のコーヒーを凍らせて、ブラックアイのアイスコーヒー版も考えられる。でもアイスコーヒーは暑い時にガブガブ飲みたいので、ブラックアイじゃ濃すぎるような気がして今のところ試していない。手間を考えるなら普通にブラックアイを作ってから冷やしたほうがいいかもしれない。
この作り方の難点は、マキネッタはもともとエスプレッソを淹れる道具であるから容量が少ないこと。まとめてアイスコーヒーを作るにはマキネッタで何回も抽出しなければならない。熱せられたマキネッタを分解する時は火傷に気をつけなければならない。アイス用に大きなマキネッタを買うか去年の夏から検討中だが、ついグズグズと決断を先延ばし。
私は、ホットのコーヒーはクリームだけを入れて砂糖は入れない。でもなぜかアイスコーヒーは少し甘みがあるほうが好き。あるとき、思いつきでガムシロップの代わりにきな粉を買って入れてみた。ほのかな甘みときな粉の香りがなかなか美味しい。きな粉のコクもあるのでクリームも必要ない感じ。バイクでツーリングに行く時も、このきな粉入りアイス・カフェ・アメリカーノを水筒(魔法瓶)に入れて持っていく。きな粉は大豆なのでタンパク質だが、ミネラル分もかなり豊富。だから水やお茶を飲むより、熱中症予防にもいいのではないかと思っている。
ただし、きな粉はコーヒーに溶けない。かき混ぜれば拡散しているが口の中に粉っぽさを感じるのはいたしかたないところ。
マキネッタを持っている人はあまりいないだろうけど、市販のアイスコーヒーに、きな粉を入れても美味しいと思うよ。
2013年08月17日
鉄棒で絶望
本日も公園で読書。
次に来る時は温度計・湿度計を持ってきて測ってみようと思いながら、毎回忘れているが、とにかく涼しい。汗ひとつかかない。安上がりな夏の過ごし方である。
1冊読み終わって、さあ帰ろうかと思った時に目に入ったのがこの鉄棒。もちろん、ここにあることは前から知っていたが。
ずっとベンチに座って本を読んでいて、身体が縮こまった気がしたので「ぶら下がり健康法」のようにぶら下がってみた。背骨が延びて気持ちがいい。
そして次に、何気なしに懸垂をしてみた。
2回しかできなかった(/o\)
懸垂って逆手でやるものだったけと思い、逆手も試したみたが結果は同じ。しばらく休憩しながら5度くらい挑戦したが、どうしても3回目が上がらない。1回目は軽くジャンプしているから実質的に懸垂できたのは1回半くらいだ。
思い切りヘコむ
ちなみに私は平日の毎朝、スクワット30回と腕立て80回を日課にしている。たまに100回くらいすることもある。だから懸垂が何回できるというイメージは持っていなかったが、まさか2回しかできないとは思っても見なかった。それに自分では見えないが、3回目の懸垂をしようともがいている時は腰だけが前後に揺れてブサイクだったはずだ(>_<)
最後にもう一度試した。
気まぐれで腕の幅が少し狭くなるように鉄棒を握ってみた。
3回目がなんとか上がった!
フォームによって違うのか? 腕立ての場合は腕の幅を狭くするほどキツくなるのだが。あるいは何度か挑戦して身体がほぐれてきたのか?
5回できるまで家には帰らないぞと意気込み、もう一度チャレンジした。
3回目をあげた時、左ももがツッた(>_<)
どこに力を入れているのだ私。
けっこう痛かったので、それを言い訳にチャレンジは終了。
言い訳しないでいうと4回目を上げられる予感はまったくなかった。
トボトボ帰った。
本日の格言
『絶望したければ懸垂をするとよい』
調子に乗りすぎているな、天狗になってるなと感じた時はお試しを(^^ゞ
2013年08月16日
花の都公園でヒマワリ
(8月14日のツーリングのpart3)
道志みちを下り山中湖に出て、いつもの親水公園。
残念ながら富士山は見えず。シートの向こうの木の方向に富士山が隠れている。山中湖の気温は28〜29度とそこそこ。富士五湖の夏は朝夕は涼しいけれど昼間はそれほどでもない。
そして、やってきたのは山中湖のすぐそばにある花の都公園。
去年と同じく百日草(ジニア)が咲いている。
こんな花ね。
どこからか種が飛んできたのか、コスモスが数輪咲いていた。
秋はまだだよ。
道路沿いの花畑は無料で、ここから先が有料ゾーン。
こんな花が咲いているが、あまり関心も持てず。
奥の方に人口の滝もあるらしいが。
でも、このセグウエイには、ちょっとそそられる。
ちなみに10分1000円。
さて
ここに来た目的は百日草でも有料ゾーンでもなく
ヒマワリである。
やっぱり夏はヒマワリを見ると元気が出る。去年はあけぼの山農業公園に見に行った。他にもヒマワリ名所は数々あるが、炎天下のヒマワリ見物は暑くて二の足を踏む。それで今年は標高の高く多少は涼しいここに。
ちなみにベランダのミニヒマワリは、残念ながら8月3日があれでも最盛期だったようでーーー。来年も再挑戦するか、別の花にするか思案中。
それはとにかくドカーンとヒマワリ、ヒマワリである。
アップで。
得意の青空写しは、曇り気味で色がさえない。
ヘンなところから花びらを出しているヒマワリを発見。
ベランダのとはまったく違う、これが正しいヒマワリのツボミ。ただし、うぶ毛が多いのは同じだから、やっぱりベランダに咲いたのも一応ヒマワリだったみたいだ(^^ゞ
少し成長したツボミ。
全景。ここについたのは午後1時頃。この時間帯になるとかなり逆光気味になる。逆光だと目で見たよりヒマワリの真ん中が暗くなって目玉のように写ってしまう。HDRとかDROのレベルを最大にするとか(カメラについている機能。長くなるので説明は省略)、いろいろ工夫してできるだけ暗くならないように撮ったつもり。
そして「逆光なら後ろから撮ろうホトトギス」。開き直って順光になる花の裏側を撮影。ヒマワリの写真なんていっぱいあるけれど、裏側はめずらしいでしょ。
後ろから見てもヒマワリは元気だ。
後ろ姿を撮るなら、とことんスイングパノラマで!
最後はヒマワリと百日草のコラボレーション。1時間あまり夏らしい2つの花を堪能した。ここは、もし雲がなければ背景に富士山が見えるロケーションなのだけが少し残念。
予定ではその後、富士山を反時計方向に回って3つの滝を見るつもりだった。まだ2時過ぎ。時間的には充分な余裕がある。それでその1つめを目指して走り始めたのだが、この付近のメインストリートである139号線がかなり混んでいる。お盆休みのど真ん中だから渋滞は覚悟のツーリングだったが、帰りの高速で20キロとか30キロとかの渋滞に巻き込まれるのがやっぱりイヤダという気持ちになりーーー。
というわけで今回はこれにて撤収。ツーリングも腹八分目がよかろうと、河口湖インターから中央自動車道で帰ってきた。途中10キロくらいの渋滞はあったものの、お盆休みで大型トラックとかはほとんどいないからスリヌケもスムーズ。気温は36.5度まで上昇。しかし夏の秘密兵器のおかげもあって何とか乗り切れた。5時前に帰宅。走行310キロ。
もちろん真夏のツーリングの〆は、玄関入って30秒後にお風呂にザブーン!
ゴクラクゴクラクでした。
おしまい
道志みちを下り山中湖に出て、いつもの親水公園。
残念ながら富士山は見えず。シートの向こうの木の方向に富士山が隠れている。山中湖の気温は28〜29度とそこそこ。富士五湖の夏は朝夕は涼しいけれど昼間はそれほどでもない。
そして、やってきたのは山中湖のすぐそばにある花の都公園。
去年と同じく百日草(ジニア)が咲いている。
こんな花ね。
どこからか種が飛んできたのか、コスモスが数輪咲いていた。
秋はまだだよ。
道路沿いの花畑は無料で、ここから先が有料ゾーン。
こんな花が咲いているが、あまり関心も持てず。
奥の方に人口の滝もあるらしいが。
でも、このセグウエイには、ちょっとそそられる。
ちなみに10分1000円。
さて
ここに来た目的は百日草でも有料ゾーンでもなく
ヒマワリである。
やっぱり夏はヒマワリを見ると元気が出る。去年はあけぼの山農業公園に見に行った。他にもヒマワリ名所は数々あるが、炎天下のヒマワリ見物は暑くて二の足を踏む。それで今年は標高の高く多少は涼しいここに。
ちなみにベランダのミニヒマワリは、残念ながら8月3日があれでも最盛期だったようでーーー。来年も再挑戦するか、別の花にするか思案中。
それはとにかくドカーンとヒマワリ、ヒマワリである。
アップで。
得意の青空写しは、曇り気味で色がさえない。
ヘンなところから花びらを出しているヒマワリを発見。
ベランダのとはまったく違う、これが正しいヒマワリのツボミ。ただし、うぶ毛が多いのは同じだから、やっぱりベランダに咲いたのも一応ヒマワリだったみたいだ(^^ゞ
少し成長したツボミ。
全景。ここについたのは午後1時頃。この時間帯になるとかなり逆光気味になる。逆光だと目で見たよりヒマワリの真ん中が暗くなって目玉のように写ってしまう。HDRとかDROのレベルを最大にするとか(カメラについている機能。長くなるので説明は省略)、いろいろ工夫してできるだけ暗くならないように撮ったつもり。
そして「逆光なら後ろから撮ろうホトトギス」。開き直って順光になる花の裏側を撮影。ヒマワリの写真なんていっぱいあるけれど、裏側はめずらしいでしょ。
後ろから見てもヒマワリは元気だ。
後ろ姿を撮るなら、とことんスイングパノラマで!
最後はヒマワリと百日草のコラボレーション。1時間あまり夏らしい2つの花を堪能した。ここは、もし雲がなければ背景に富士山が見えるロケーションなのだけが少し残念。
予定ではその後、富士山を反時計方向に回って3つの滝を見るつもりだった。まだ2時過ぎ。時間的には充分な余裕がある。それでその1つめを目指して走り始めたのだが、この付近のメインストリートである139号線がかなり混んでいる。お盆休みのど真ん中だから渋滞は覚悟のツーリングだったが、帰りの高速で20キロとか30キロとかの渋滞に巻き込まれるのがやっぱりイヤダという気持ちになりーーー。
というわけで今回はこれにて撤収。ツーリングも腹八分目がよかろうと、河口湖インターから中央自動車道で帰ってきた。途中10キロくらいの渋滞はあったものの、お盆休みで大型トラックとかはほとんどいないからスリヌケもスムーズ。気温は36.5度まで上昇。しかし夏の秘密兵器のおかげもあって何とか乗り切れた。5時前に帰宅。走行310キロ。
もちろん真夏のツーリングの〆は、玄関入って30秒後にお風呂にザブーン!
ゴクラクゴクラクでした。
おしまい
2013年08月15日
エビラ沢の滝 的様の滝 2
エビラ沢から76号線を引き返し、道志みちをまたいで北上する。
しばらく走ると、前回に間違って76号線を走った時にあった道志ダムに出た。今回は道を間違えていないことがわかりひと安心。道志みちを超えてしばらくは、あちこち分岐があってどちらが76号線なのかわかりづらい。簡単な標識のようなものがあるが、このあたりの地名を熟知しているわけではないので「ドコソコ方面→」と書かれていてもよくわからない。また76号線を途中で曲がって517号線を経由して目的の35号線に出る必要があるが、そのあたりもけっこう複雑。今回は適当に走ってうまくいったが、76号〜35号と走る場合は途中にある神奈川カントリーか秋山カントリーのゴルフ場をナビで設定しておくといいだろう。
76号線と35号線の前半はずっとクネクネ道が続く。
楽しいといえば楽しい道だが、ちょっと飽きてくる。「まっすぐ走らせてくれ〜、信号待ちで休ませてくれ〜」と心の中で叫ぶ。
道志みちは山あいを走るかなり「田舎色」の濃い道路である。でも国道だし、そのさらに山奥を走る県道35号線は、ほとんど林道のようなものだと想像していた。でも実際は道路幅も充分にあり、また路面の状況もよくかなり快適なコースであった。そんなに山岳路でもなく日当たりもいい。この日は夏休みで道志みちはクルマが多かったが、こちらはガラガラ。走ることをメインに考えればお薦め。ただし道志みちの入り口から山中湖までをグーグルマップで測ると44キロなのに対し、途中で76号〜35号〜24号を走って道志みちに戻って山中湖に行くと81キロと約2倍の距離になるのが難点。
35号線の後半は割と平坦な直線が続く。気温も31度くらいあったが、都会とは空気感が違うので、ほとんど暑さは感じず。途中でリニア実験線の車両基地の横を通る。線路とかは全然見えずに残念。その後、都留市で35号線から24号線に乗り換え再び道志みちに向かう。この24号線は道志みち近くで、かなりハードなコーナーが続く。標高も高くなって気温は25度くらいまで下がった。ところどころ景色のいい場所もある。ここまで書いて76号〜35号〜24号で1枚も写真を撮っていないことに気付いたm(_ _)m
最後に山を下って道志みちに出る。そこから相模原方向へ少し戻って的様の滝を目指す。道志みちに滝の標識はないが、そこら中に案内看板のある村営「道志の湯」の奥にあるので迷うことはない。
道志の湯を過ぎて、こんな道を上っていくと
こんな看板が目に入る。
水は出ていなかったーーー。
ここを下る。小さな子供を連れた三家族くらいの団体が上がってきた。子供は水着姿だったから水遊びをしていたのかな。私と入れ違いに彼らが去った後は独占状態。
階段を降りると上流と下流方向に分かれている。
こちらは上流側で奥に見えるのは滝ではなく堰(せき)。
さわやかな清流。
水上片品線をツーリングした時と同じく、水しぶきを捉えたくてシャッタースピードを上げて撮ってみる。今回は1/1000秒。上の写真はカメラが自動的に選んだ1/60秒。1/1000秒秒÷1/60秒=約1/17。フィルムでいえば露光時間がそれだけ短くなるわけだから写真は暗くなってしまう。それは物理法則みたいなもので仕方がない。
しかしフォトショップでレタッチ(おまかせモード)をすれば、このとおり明るくなる。
デジカメで撮った写真データーは、いくらかの画像処理を施されて画像ファイルになる(画像処理をおこなわず生データーを後で自分で画像処理する方法も選べるが、私は面倒だから使っていない)。そしてデジカメは写真を撮る時に測光(明るさを測る)している。と、いうことはである。シャッタースピードを上げて撮って生データが暗くても、オリジナルの明るさに戻す処理をして画像ファイルに収めることができるはずである。そういう撮影モードを是非搭載して欲しいものだ。マニアックにカメラを操りたいのではなく、私のニーズは「(できるだけ簡単に)見たままに写真に収めたい」のただ一点。そういう人のほうがマニアより多いと思うけど。
水しぶきの写真をもう少し。
でも、なんで水しぶきが好きなんだろう(^^ゞ
アクシデント発生!
写真の印をつけたところ、濡れているのはわかっていたんだけれど、ただ濡れているだけじゃなくてヌルッとしていた。そうとは知らずに足をのせると漫画でバナナの皮に滑ったようにスッテンコロリン(/o\) 身体が宙に浮いて背中から落ちた。よく水の中に落ちなかったものだ。
自分でも笑うくらい、かなりの勢いで転んだが心配ご無用。バイクの革ジャンには背中や肘にプロテクター(ウレタンみたいなもの)が仕込まれているので痛みはまったくなかった。意外なところでバイク用品が役立ちコソッと満足。
この魚の目玉みたいなものが的様(まとさま)の名前の由来となったもの。伝説はいくつかバリエーションがあるが、源頼朝が弓で射貫いた標的がここに倒れて、岩に標的の模様が写ったとされている。ちなみに頼朝が矢を放った地点とここは4キロも離れている。ゴルゴ13の祖先は頼朝らしい(^^ゞ
階段を降りた地点の下流側に滝がある。
滝壺に往くには、ここを通って、
この階段を降りるのだが、一番下のところの階段が無くなっている。
段差は2メートルくらいで、ほぼ垂直でかなりぬかるんでいる。手をついてなら問題なく降りられるが、カメラを持っていたので(レンズが少し大きいのでポケットには入らない)片手だとかなり不安定。上流側でスッテンコロリンしたせいもあって、ここは断念した。無念
的様の滝を後にして正午頃に道志みちに戻り山中湖方向に。
クルマはかなり多い。しばらく行くと道の駅があるが、その手前で渋滞。道の駅の駐車場が満杯で、駐車場待ち渋滞になっていた。標高715メートルなのに気温は32.5度。猛暑はこんな山奥まで浸食しているらしい。バイクはすぐ駐車場に入れたようだがスルーして山中湖に向かう。道の駅から先は1000メートル前後の標高になる。気温も25度まで下がって一息つく。
ーーー続く
しばらく走ると、前回に間違って76号線を走った時にあった道志ダムに出た。今回は道を間違えていないことがわかりひと安心。道志みちを超えてしばらくは、あちこち分岐があってどちらが76号線なのかわかりづらい。簡単な標識のようなものがあるが、このあたりの地名を熟知しているわけではないので「ドコソコ方面→」と書かれていてもよくわからない。また76号線を途中で曲がって517号線を経由して目的の35号線に出る必要があるが、そのあたりもけっこう複雑。今回は適当に走ってうまくいったが、76号〜35号と走る場合は途中にある神奈川カントリーか秋山カントリーのゴルフ場をナビで設定しておくといいだろう。
76号線と35号線の前半はずっとクネクネ道が続く。
楽しいといえば楽しい道だが、ちょっと飽きてくる。「まっすぐ走らせてくれ〜、信号待ちで休ませてくれ〜」と心の中で叫ぶ。
道志みちは山あいを走るかなり「田舎色」の濃い道路である。でも国道だし、そのさらに山奥を走る県道35号線は、ほとんど林道のようなものだと想像していた。でも実際は道路幅も充分にあり、また路面の状況もよくかなり快適なコースであった。そんなに山岳路でもなく日当たりもいい。この日は夏休みで道志みちはクルマが多かったが、こちらはガラガラ。走ることをメインに考えればお薦め。ただし道志みちの入り口から山中湖までをグーグルマップで測ると44キロなのに対し、途中で76号〜35号〜24号を走って道志みちに戻って山中湖に行くと81キロと約2倍の距離になるのが難点。
35号線の後半は割と平坦な直線が続く。気温も31度くらいあったが、都会とは空気感が違うので、ほとんど暑さは感じず。途中でリニア実験線の車両基地の横を通る。線路とかは全然見えずに残念。その後、都留市で35号線から24号線に乗り換え再び道志みちに向かう。この24号線は道志みち近くで、かなりハードなコーナーが続く。標高も高くなって気温は25度くらいまで下がった。ところどころ景色のいい場所もある。ここまで書いて76号〜35号〜24号で1枚も写真を撮っていないことに気付いたm(_ _)m
最後に山を下って道志みちに出る。そこから相模原方向へ少し戻って的様の滝を目指す。道志みちに滝の標識はないが、そこら中に案内看板のある村営「道志の湯」の奥にあるので迷うことはない。
道志の湯を過ぎて、こんな道を上っていくと
こんな看板が目に入る。
水は出ていなかったーーー。
ここを下る。小さな子供を連れた三家族くらいの団体が上がってきた。子供は水着姿だったから水遊びをしていたのかな。私と入れ違いに彼らが去った後は独占状態。
階段を降りると上流と下流方向に分かれている。
こちらは上流側で奥に見えるのは滝ではなく堰(せき)。
さわやかな清流。
水上片品線をツーリングした時と同じく、水しぶきを捉えたくてシャッタースピードを上げて撮ってみる。今回は1/1000秒。上の写真はカメラが自動的に選んだ1/60秒。1/1000秒秒÷1/60秒=約1/17。フィルムでいえば露光時間がそれだけ短くなるわけだから写真は暗くなってしまう。それは物理法則みたいなもので仕方がない。
しかしフォトショップでレタッチ(おまかせモード)をすれば、このとおり明るくなる。
デジカメで撮った写真データーは、いくらかの画像処理を施されて画像ファイルになる(画像処理をおこなわず生データーを後で自分で画像処理する方法も選べるが、私は面倒だから使っていない)。そしてデジカメは写真を撮る時に測光(明るさを測る)している。と、いうことはである。シャッタースピードを上げて撮って生データが暗くても、オリジナルの明るさに戻す処理をして画像ファイルに収めることができるはずである。そういう撮影モードを是非搭載して欲しいものだ。マニアックにカメラを操りたいのではなく、私のニーズは「(できるだけ簡単に)見たままに写真に収めたい」のただ一点。そういう人のほうがマニアより多いと思うけど。
水しぶきの写真をもう少し。
でも、なんで水しぶきが好きなんだろう(^^ゞ
アクシデント発生!
写真の印をつけたところ、濡れているのはわかっていたんだけれど、ただ濡れているだけじゃなくてヌルッとしていた。そうとは知らずに足をのせると漫画でバナナの皮に滑ったようにスッテンコロリン(/o\) 身体が宙に浮いて背中から落ちた。よく水の中に落ちなかったものだ。
自分でも笑うくらい、かなりの勢いで転んだが心配ご無用。バイクの革ジャンには背中や肘にプロテクター(ウレタンみたいなもの)が仕込まれているので痛みはまったくなかった。意外なところでバイク用品が役立ちコソッと満足。
この魚の目玉みたいなものが的様(まとさま)の名前の由来となったもの。伝説はいくつかバリエーションがあるが、源頼朝が弓で射貫いた標的がここに倒れて、岩に標的の模様が写ったとされている。ちなみに頼朝が矢を放った地点とここは4キロも離れている。ゴルゴ13の祖先は頼朝らしい(^^ゞ
階段を降りた地点の下流側に滝がある。
滝壺に往くには、ここを通って、
この階段を降りるのだが、一番下のところの階段が無くなっている。
段差は2メートルくらいで、ほぼ垂直でかなりぬかるんでいる。手をついてなら問題なく降りられるが、カメラを持っていたので(レンズが少し大きいのでポケットには入らない)片手だとかなり不安定。上流側でスッテンコロリンしたせいもあって、ここは断念した。無念
的様の滝を後にして正午頃に道志みちに戻り山中湖方向に。
クルマはかなり多い。しばらく行くと道の駅があるが、その手前で渋滞。道の駅の駐車場が満杯で、駐車場待ち渋滞になっていた。標高715メートルなのに気温は32.5度。猛暑はこんな山奥まで浸食しているらしい。バイクはすぐ駐車場に入れたようだがスルーして山中湖に向かう。道の駅から先は1000メートル前後の標高になる。気温も25度まで下がって一息つく。
ーーー続く
2013年08月14日
エビラ沢の滝 的様の滝
8月10日はあまりの猛暑のために断念したバイクツーリング。本日の予報は東京地方35度と涼しそうだったので(40度以上が4日続いた四万十市のニュースとかを見ていたら感覚が麻痺してきた)、夏休みど真ん中の渋滞は覚悟の上でブラブラ走ってきた。10日に立てた伊豆ツーリングは夏休み初日にしか通用しないプランだから、今回は多少は涼しいことも期待して山中湖方面へ。
途中でツーリングを切り上げたので全体プランは結果的にこんな感じ。東名で海老名まで行き、海老名ジャンクションで圏央道に乗る。ちなみに圏央道(けんおうどう)とは首都圏の外側をグルッと取り囲む高速道路。今のところ全体の半分くらいが開通している。それで東名の海老名と中央自動車道の八王子もいずれつながるが、今年の3月30日に海老名〜八王子の約半分に当たる海老名〜愛川までが開通した。ところがグーグルマップはいまだにその区間が表示されない。ナゼさっさと新しい地図に切り替えないのか疑問。
それはともかく私の自宅から道志みちに行くには圏央道が延びて多少は便利になった。
今回のメイン目的地は山中湖にある「花の都公園」。道志みち経由にしたのはタイトルにある2つの滝を見たかったのが1つ。それと6月に道志みちの北側を走る35号線を走るつもりが、道を間違えて道志みちに戻されてしまったので、どうしても35号線をやっつけておきたかった(^^ゞ
出発は午前6時半。
気温は28.5度。
もう一度書くけど出発したのは午前6時半である(^^ゞ
東名に入ってクルマは多かったが渋滞とまではならず。圏央道はガラガラ。東名と中央自動車道が連結されるまであまり使い道はない道路だろう。4ヶ月前に開通した道路だからとてもキレイである。しばらく相模川沿いを走り、高架になっている高速道路の両側にある壁が低く景色がよく見えて走っていて楽しい。
愛川で降りて道志みちへはナビを頼りに走る。BMWのナビはメインストリートしか誘導しないので渋滞にはまってしまう。地図も見にくいので(バイク用で画面が小さいせいもあるが)、ナビの地図を頼りに抜け道を走るというのもなかなか難しい。このあたりは事前にルートのパターンをいくつか考えて補助的にナビを使うしか現状では対策がない。でもなかなか、そこまで手が回らないんだなあ。
今回は35号線を走るのと2つの滝を見る目的があるから、ちょっといったり来たりのルートになる。まず道志みち:国道413号を12〜13キロほど山中湖方向へ走る。すると神奈川県道76号線とクロスしているので、そこを左折。実はこの76号、北は中央自動車道の相模湖インターと、南は東名高速の大井松田インター近くまでを結んでいるはずなのだが、途中の山の中で切れているという計画倒れの県道である。(だから76号線は2本ある)
最初に向かうのはエビラ沢の滝。
左折した76号はしばらく道志みちと並行して走っている。最初に小さな集落を通過するが、村の中に道志みちと接続する「地道」がいくつもある。76号線も「地道」と変わらない道幅だから区別がつかず、私も2回、道志みちに戻されてしまった。もし、この滝に行く人がいるなら高瀬野キャンプ場の案内看板を目印にして進むといい。
高瀬野キャンプ場の先の神之川キャンプ場を過ぎるとエビラ沢と書かれた橋がある。
橋の少し手前から。
ここに滝があるという表示は何もない。この左側へ分岐した道が滝への進入路。といっても15メーターくらい。奥にクルマ2〜3台が駐められる空き地がある。
エビラ沢の滝が見えてきた。
なかなかいい感じ。
しかし滝壺に降りるには、こんな崩れかけた獣道みたいなものしかない。
ちょっとビビる私。
もちろん、がんばって降りた。
思っていた以上にいい滝だった。
サイズは小さいが、滝の周りがU字型に囲まれているような造りになっており、滝壺に降りて目の前で滝を見上げると、さっきまで走ってきた76号線とは別世界に来た印象を受ける。気温は道路上で29度くらいだったが、滝壺では体感25度くらいとひんやり。
水もきれいで、滝が落ちているところは青みがかって幻想的。
下流側。
エビラ沢と書かれていた橋が見える。
BMW F800Rは76号線に駐めておいた。
ところでガードレールの後ろにある木に注目。
エンドウ豆のようなものがぶら下がっていた。
ジャックと豆の木?
ーーー続く
途中でツーリングを切り上げたので全体プランは結果的にこんな感じ。東名で海老名まで行き、海老名ジャンクションで圏央道に乗る。ちなみに圏央道(けんおうどう)とは首都圏の外側をグルッと取り囲む高速道路。今のところ全体の半分くらいが開通している。それで東名の海老名と中央自動車道の八王子もいずれつながるが、今年の3月30日に海老名〜八王子の約半分に当たる海老名〜愛川までが開通した。ところがグーグルマップはいまだにその区間が表示されない。ナゼさっさと新しい地図に切り替えないのか疑問。
それはともかく私の自宅から道志みちに行くには圏央道が延びて多少は便利になった。
今回のメイン目的地は山中湖にある「花の都公園」。道志みち経由にしたのはタイトルにある2つの滝を見たかったのが1つ。それと6月に道志みちの北側を走る35号線を走るつもりが、道を間違えて道志みちに戻されてしまったので、どうしても35号線をやっつけておきたかった(^^ゞ
出発は午前6時半。
気温は28.5度。
もう一度書くけど出発したのは午前6時半である(^^ゞ
東名に入ってクルマは多かったが渋滞とまではならず。圏央道はガラガラ。東名と中央自動車道が連結されるまであまり使い道はない道路だろう。4ヶ月前に開通した道路だからとてもキレイである。しばらく相模川沿いを走り、高架になっている高速道路の両側にある壁が低く景色がよく見えて走っていて楽しい。
愛川で降りて道志みちへはナビを頼りに走る。BMWのナビはメインストリートしか誘導しないので渋滞にはまってしまう。地図も見にくいので(バイク用で画面が小さいせいもあるが)、ナビの地図を頼りに抜け道を走るというのもなかなか難しい。このあたりは事前にルートのパターンをいくつか考えて補助的にナビを使うしか現状では対策がない。でもなかなか、そこまで手が回らないんだなあ。
今回は35号線を走るのと2つの滝を見る目的があるから、ちょっといったり来たりのルートになる。まず道志みち:国道413号を12〜13キロほど山中湖方向へ走る。すると神奈川県道76号線とクロスしているので、そこを左折。実はこの76号、北は中央自動車道の相模湖インターと、南は東名高速の大井松田インター近くまでを結んでいるはずなのだが、途中の山の中で切れているという計画倒れの県道である。(だから76号線は2本ある)
最初に向かうのはエビラ沢の滝。
左折した76号はしばらく道志みちと並行して走っている。最初に小さな集落を通過するが、村の中に道志みちと接続する「地道」がいくつもある。76号線も「地道」と変わらない道幅だから区別がつかず、私も2回、道志みちに戻されてしまった。もし、この滝に行く人がいるなら高瀬野キャンプ場の案内看板を目印にして進むといい。
高瀬野キャンプ場の先の神之川キャンプ場を過ぎるとエビラ沢と書かれた橋がある。
橋の少し手前から。
ここに滝があるという表示は何もない。この左側へ分岐した道が滝への進入路。といっても15メーターくらい。奥にクルマ2〜3台が駐められる空き地がある。
エビラ沢の滝が見えてきた。
なかなかいい感じ。
しかし滝壺に降りるには、こんな崩れかけた獣道みたいなものしかない。
ちょっとビビる私。
もちろん、がんばって降りた。
思っていた以上にいい滝だった。
サイズは小さいが、滝の周りがU字型に囲まれているような造りになっており、滝壺に降りて目の前で滝を見上げると、さっきまで走ってきた76号線とは別世界に来た印象を受ける。気温は道路上で29度くらいだったが、滝壺では体感25度くらいとひんやり。
水もきれいで、滝が落ちているところは青みがかって幻想的。
下流側。
エビラ沢と書かれていた橋が見える。
BMW F800Rは76号線に駐めておいた。
ところでガードレールの後ろにある木に注目。
エンドウ豆のようなものがぶら下がっていた。
ジャックと豆の木?
ーーー続く
2013年08月12日
さよならロバート・B・パーカー
ロバート・B・パーカーはいわゆるハードボイルド小説を書くアメリカの作家。亡くなったのは2010年の1月である。訃報がニュースになるほどの著名人ではないので、彼の死を知ったのはその年の春か夏頃だったと思う。たまたま立ち寄った本屋で「追悼」みたいな文字を彼の本に掛けられている帯に見つけた。享年77歳。
それが、どうして今頃「さよならロバート・B・パーカー」なのかというと、本日、彼の最後の作品を読んだから。
スペンサーという私立探偵が主人公の、通称スペンサーシリーズが最初に書かれたのは1973年。日本では1976年に出版されている。私が初めてスペンサーシリーズを読んだのは1985年頃だったと思う。きっかけはよく覚えていないが、どこかで書評を読んだからのようにも思う。年表で確認すると1985年なら、既に11冊出版されていたことになる。
スペンサーは朝鮮戦争の経験があり、元ボクサーで元警官の私立探偵。当然タフガイである。でもハリウッド映画のような現実離れした強さではなく、それなりにリアリティのあるスケールで描かれている。なぜか料理が得意で、料理を作る過程の描写がよくでてくる。
初期の作品では手の込んだ料理とともにビスケットを焼くシーンが多くあった。「なぜビスケットをおかずと一緒に食べる?」と不思議だったが、ケンタッキーフライドチキンがビスケットを発売し始めて(かれこれ30年近く前の話である)、お菓子のビスケットとは別にパンに近い存在のビスケットがあることを知って納得がいったのは読者としてなつかしい思い出。
処女作の「ゴッドウルフの行方」から遺作となった「春嵐」まで39冊が出版されている。全部読んだし、すべての本をまだ持っている。じゃ熱烈なファンかというと実はそうでもない。
最初に読んだスペンサーシリーズのタイトルは覚えていない。「ゴッドウルフの行方」ではなかったように思う。スペンサーと私は対極にある。タフガイな私立探偵と屁理屈でメシを食っているマーケティング・コンサルタント。そんなところに憧れがあったのかもしれない。ただしテーマや手法は違うが情報を集め謎解きをする点では共通項もある。
とにかくスペンサーシリーズが気に入った私は数年掛けて出版されている作品をすべて読み、それからは大体年に1冊のペースで出版される新作を楽しみにしてきた。
だが20作目を超えた頃から、だんだんと飽きてきた。基本的にワンパターンなのである。依頼があって、依頼人には依頼したこと以外に隠された秘密があって、そのことにスペンサーがいろいろと巻き込まれたり、頼まれもしないのに首を突っ込んだり。そしてあれこれあるものの最後は無事解決。もっともこれをワンパターンというなら、ほとんどの探偵小説がそうなのだが。ただロバート・B・パーカーはストーリー作りという点では、たいした才能は持っていないと思う。ハラハラ・ドキドキしたり、この先どうなるんだろうと思わせることは滅多にない。それと過去の依頼人や敵対した相手が、その後の小説にスペンサーの味方として多く登場する。その人物達のキャラクターがお約束的すぎるのも話が退屈になる原因。何となくストーリーに行き詰まったら、昔の人物を登場させてページ数を稼いでいる気がしなくもない。
でもまあスペンサーシリーズは、スペンサーのタフで一本筋の通った生き様や男っぷりを楽しむ小説である。毒にも薬にもならないけれど安心して暇をつぶせるという意味では、私にとっては水戸黄門みたいなもの。 いつからか新刊ではなく文庫本になってから買うようになったが、39作品も読み続けたのはそんなところが理由。男性なら、ちょっと男気が不足してきたと思った時に読んでみるのをお薦めする。初期の作品にはフィリップ・マーロー並とまではいわないが、ハードボイルド小説にはお約束の「気の利いた台詞」もそこそこあったと思う。
夏の読書は公園がお気に入り。
エアコンの効いた部屋より温度は高いはずなのに、なぜか涼しく感じる。
この日は半分くらい読んだ頃に、空がゴロゴロ鳴り出し、ヤバイと思って帰ったが途中でゲリラ豪雨につかまってビショビショに(/o\) ゲリラ豪雨はもう異常気象じゃなくて日本の夏の風物詩かな。
それが、どうして今頃「さよならロバート・B・パーカー」なのかというと、本日、彼の最後の作品を読んだから。
スペンサーという私立探偵が主人公の、通称スペンサーシリーズが最初に書かれたのは1973年。日本では1976年に出版されている。私が初めてスペンサーシリーズを読んだのは1985年頃だったと思う。きっかけはよく覚えていないが、どこかで書評を読んだからのようにも思う。年表で確認すると1985年なら、既に11冊出版されていたことになる。
スペンサーは朝鮮戦争の経験があり、元ボクサーで元警官の私立探偵。当然タフガイである。でもハリウッド映画のような現実離れした強さではなく、それなりにリアリティのあるスケールで描かれている。なぜか料理が得意で、料理を作る過程の描写がよくでてくる。
初期の作品では手の込んだ料理とともにビスケットを焼くシーンが多くあった。「なぜビスケットをおかずと一緒に食べる?」と不思議だったが、ケンタッキーフライドチキンがビスケットを発売し始めて(かれこれ30年近く前の話である)、お菓子のビスケットとは別にパンに近い存在のビスケットがあることを知って納得がいったのは読者としてなつかしい思い出。
処女作の「ゴッドウルフの行方」から遺作となった「春嵐」まで39冊が出版されている。全部読んだし、すべての本をまだ持っている。じゃ熱烈なファンかというと実はそうでもない。
最初に読んだスペンサーシリーズのタイトルは覚えていない。「ゴッドウルフの行方」ではなかったように思う。スペンサーと私は対極にある。タフガイな私立探偵と屁理屈でメシを食っているマーケティング・コンサルタント。そんなところに憧れがあったのかもしれない。ただしテーマや手法は違うが情報を集め謎解きをする点では共通項もある。
とにかくスペンサーシリーズが気に入った私は数年掛けて出版されている作品をすべて読み、それからは大体年に1冊のペースで出版される新作を楽しみにしてきた。
だが20作目を超えた頃から、だんだんと飽きてきた。基本的にワンパターンなのである。依頼があって、依頼人には依頼したこと以外に隠された秘密があって、そのことにスペンサーがいろいろと巻き込まれたり、頼まれもしないのに首を突っ込んだり。そしてあれこれあるものの最後は無事解決。もっともこれをワンパターンというなら、ほとんどの探偵小説がそうなのだが。ただロバート・B・パーカーはストーリー作りという点では、たいした才能は持っていないと思う。ハラハラ・ドキドキしたり、この先どうなるんだろうと思わせることは滅多にない。それと過去の依頼人や敵対した相手が、その後の小説にスペンサーの味方として多く登場する。その人物達のキャラクターがお約束的すぎるのも話が退屈になる原因。何となくストーリーに行き詰まったら、昔の人物を登場させてページ数を稼いでいる気がしなくもない。
でもまあスペンサーシリーズは、スペンサーのタフで一本筋の通った生き様や男っぷりを楽しむ小説である。毒にも薬にもならないけれど安心して暇をつぶせるという意味では、私にとっては水戸黄門みたいなもの。 いつからか新刊ではなく文庫本になってから買うようになったが、39作品も読み続けたのはそんなところが理由。男性なら、ちょっと男気が不足してきたと思った時に読んでみるのをお薦めする。初期の作品にはフィリップ・マーロー並とまではいわないが、ハードボイルド小説にはお約束の「気の利いた台詞」もそこそこあったと思う。
夏の読書は公園がお気に入り。
エアコンの効いた部屋より温度は高いはずなのに、なぜか涼しく感じる。
この日は半分くらい読んだ頃に、空がゴロゴロ鳴り出し、ヤバイと思って帰ったが途中でゲリラ豪雨につかまってビショビショに(/o\) ゲリラ豪雨はもう異常気象じゃなくて日本の夏の風物詩かな。
2013年08月10日
BMW F800Rは欠陥車
全国的に猛暑である。
東京の最高気温は37.4度を記録。
夏のバイク・ツーリングは滝とか高原とか涼しいところへ行くようにしてきた。でも、そればかりじゃ飽きるので、夏休み初日の本日は伊豆半島へ行く計画を立てた。もちろん渋滞必至だし、伊豆は決して涼しい場所じゃない。そこで考えたのがこんなプラン。
超早朝に出発して東名の渋滞を回避。伊豆半島の真ん中を縦断して、途中に滝見物などをして(伊豆半島の南端にある)下田まで降りる。そこから海を眺めながら西海岸を北上。夏休み初日だから伊豆半島に入る(南下する)クルマは多くても帰り道コースの北上はまだ少ないだろうとの考え。同じく帰りの高速も上り方向はそれほど渋滞していないはず。
暑さ対策は、最近、秘密兵器を2つ買った。ただしそれを使ったとしても気休め程度で「暑い〜、助けてくれ〜」とヘロヘロになる覚悟がなければ真夏にバイクは乗れないのだけれど。何を買ったかはそのうち。
というわけで気合いが入っていたのだが、昨日の東京は前日までと比べて一段と気温が高い35度くらいの猛暑。普通に歩いていても汗が吹き出すのに、これでメッシュとはいえ革ジャンや革パンを着て、ヘルメットを被ったら本当に助けてもらうはめになると戦意喪失(/o\) 「明日はさらに暑くなります」と告げる天気予報で早々に中止を決定。それで本日は冷房の効いたお部屋でゴロゴロと。
さてBMW F800Rは欠陥車。
自分のバイクをけなしたくはないが本当だから仕方がない。もっとも走行に関わる部分ではないものの、その状態で走ると危険だし、もし見つかればお巡りさんに捕まって罰金を払う可能性もある。
欠陥はウインカーなどがあるハンドル左側のスイッチユニット。
先日のたんばらラベンダーパーク〜水上片品線ツーリングの時にまた故障した。2011年2月に購入してから2年半のあいだに3回目である。最初の故障はハッキリと覚えていないが2011年の春頃。2回目は2012年8月4日(ブログの日付は違うけど)。10ヶ月に1回の故障ペース。ちなみに私はこのバイクを買ってからオイルはまだ2回しか交換していないのにスイッチユニットは3回交換している!
1回目の故障
ハザードランプが点灯しない。
2回目の故障
右ウインカーが出ない。左ウインカーは出るが止められない。
ハザードは生きていて、ハザードを出して消すと左ウインカーも止まる。
今回の故障
右ウインカーが出ない。
いずれの場合も同じ場所にあるホーンやライトのハイビーム・ロービームの切り替えなどは正常に作動する。なぜか関越自動車道を走ると故障する(^^ゞ
要はウインカーライトを点滅させる配線か回路部品か機構の何かに欠陥がある。私のバイクはF800Rだが、共通のスイッチユニットを使うBMWの他のFシリーズも同じく欠陥車のはず。けっこう頻繁に起きているトラブルらしいのでディーラーはこの欠陥を認識している。当然メーカーも知らないはずがない。でもディーラーの話によるとBMWは対策部品を出す気はないとのこと。今回もまだ故障が現れていない新品の欠陥部品と交換したことになる。FシリーズはBMWのバイクでは廉価版シリーズなので、あまり気にしていないのかもしれない。
だったとしたらムカツクというか、ウインカーは法律で保安部品に指定されている安全に関わる重要な部品である。ナビがアホで使いにくいレベルの話ではない。クルマでこんな不具合があったらリコールでひと騒動ある。まあそれくらい大型バイクなんてのは社会的にはどうでもいい遊び道具的な存在なんだろう。
それにしてもトラクションコントロールとかアクティブサスとか最新のテクノロジーを使った部分が故障するならともかく(私のバイクにはついていないが)、ウインカーみたいな大昔からあるものでなぜ欠陥部品を出すのだろう。ムカツクより前にそっちのほうが不思議。
ウインカーが故障したら腕で合図することになっている。でもバイクの場合はアクセルを操作するから右腕は使えないし、ハンドルを片手で握って回るのはかなり不安定。車線変更の合図なら出せても、交差点での腕ウインカーは実質的に不可能。だからとても困るのである。バイクを買おうとする人が、このブログをどれだけ読んでいるかわからないが、BMW F800Rは欠陥車だし、BMWは安全に関わるリコールレベルの問題を放ったらかしにしている誠意や責任感に欠けるメーカーであるとオーナーの意見として伝えておこう。
毎度毎度で恐縮しているディーラーに文句を言っても始まらないし、メーカーや国土交通省に抗議するつもりも面倒だから今のところはない。20代の頃なら2回目で新車に変えろとゴネただろう(新車に変えても同じ欠陥部品がついているけれど)。30代ならディーラーに展示してある革ジャンやヘルメットの2つや3つは持ち帰ってきたはずだ。それが今では「スイッチユニット交換記録でギネスブックに載るかな?」などと、久しぶりに訪れたディーラーでスタッフと談笑しているのだから私も丸くなったものだ(^^ゞ
ところで1回目の交換の時はバイク本体の保証期間中だった。2回目はよく覚えていないがとにかく無料だった。今回、バイクの保証期間は終わっているが、前回交換から1年以内なので部品の保証期間内の扱いだった。欠陥部品だから、どうせまた故障するはず。それが今回から1年以上たっていたらカネ取られるのな? まっ、その時は思いっきり暴れてやるぜ。
2014年7月17日:追記
その後スイッチユニットは2014年1月16日にリコールが届け出られました。
参考エントリーはこちら。
2015年5月 追記
なんと2014年1月にリコールされたスイッチユニットに、不適切な部品が使用されていたと判明し再リコールになりました(/o\) ※右側のみ
こんな単純な部品のリコールを繰り返すなんて、BMWは技術力ではなくマネジメントに欠陥を抱えているんだと思う。
東京の最高気温は37.4度を記録。
夏のバイク・ツーリングは滝とか高原とか涼しいところへ行くようにしてきた。でも、そればかりじゃ飽きるので、夏休み初日の本日は伊豆半島へ行く計画を立てた。もちろん渋滞必至だし、伊豆は決して涼しい場所じゃない。そこで考えたのがこんなプラン。
超早朝に出発して東名の渋滞を回避。伊豆半島の真ん中を縦断して、途中に滝見物などをして(伊豆半島の南端にある)下田まで降りる。そこから海を眺めながら西海岸を北上。夏休み初日だから伊豆半島に入る(南下する)クルマは多くても帰り道コースの北上はまだ少ないだろうとの考え。同じく帰りの高速も上り方向はそれほど渋滞していないはず。
暑さ対策は、最近、秘密兵器を2つ買った。ただしそれを使ったとしても気休め程度で「暑い〜、助けてくれ〜」とヘロヘロになる覚悟がなければ真夏にバイクは乗れないのだけれど。何を買ったかはそのうち。
というわけで気合いが入っていたのだが、昨日の東京は前日までと比べて一段と気温が高い35度くらいの猛暑。普通に歩いていても汗が吹き出すのに、これでメッシュとはいえ革ジャンや革パンを着て、ヘルメットを被ったら本当に助けてもらうはめになると戦意喪失(/o\) 「明日はさらに暑くなります」と告げる天気予報で早々に中止を決定。それで本日は冷房の効いたお部屋でゴロゴロと。
さてBMW F800Rは欠陥車。
自分のバイクをけなしたくはないが本当だから仕方がない。もっとも走行に関わる部分ではないものの、その状態で走ると危険だし、もし見つかればお巡りさんに捕まって罰金を払う可能性もある。
欠陥はウインカーなどがあるハンドル左側のスイッチユニット。
先日のたんばらラベンダーパーク〜水上片品線ツーリングの時にまた故障した。2011年2月に購入してから2年半のあいだに3回目である。最初の故障はハッキリと覚えていないが2011年の春頃。2回目は2012年8月4日(ブログの日付は違うけど)。10ヶ月に1回の故障ペース。ちなみに私はこのバイクを買ってからオイルはまだ2回しか交換していないのにスイッチユニットは3回交換している!
1回目の故障
ハザードランプが点灯しない。
2回目の故障
右ウインカーが出ない。左ウインカーは出るが止められない。
ハザードは生きていて、ハザードを出して消すと左ウインカーも止まる。
今回の故障
右ウインカーが出ない。
いずれの場合も同じ場所にあるホーンやライトのハイビーム・ロービームの切り替えなどは正常に作動する。なぜか関越自動車道を走ると故障する(^^ゞ
要はウインカーライトを点滅させる配線か回路部品か機構の何かに欠陥がある。私のバイクはF800Rだが、共通のスイッチユニットを使うBMWの他のFシリーズも同じく欠陥車のはず。けっこう頻繁に起きているトラブルらしいのでディーラーはこの欠陥を認識している。当然メーカーも知らないはずがない。でもディーラーの話によるとBMWは対策部品を出す気はないとのこと。今回もまだ故障が現れていない新品の欠陥部品と交換したことになる。FシリーズはBMWのバイクでは廉価版シリーズなので、あまり気にしていないのかもしれない。
だったとしたらムカツクというか、ウインカーは法律で保安部品に指定されている安全に関わる重要な部品である。ナビがアホで使いにくいレベルの話ではない。クルマでこんな不具合があったらリコールでひと騒動ある。まあそれくらい大型バイクなんてのは社会的にはどうでもいい遊び道具的な存在なんだろう。
それにしてもトラクションコントロールとかアクティブサスとか最新のテクノロジーを使った部分が故障するならともかく(私のバイクにはついていないが)、ウインカーみたいな大昔からあるものでなぜ欠陥部品を出すのだろう。ムカツクより前にそっちのほうが不思議。
ウインカーが故障したら腕で合図することになっている。でもバイクの場合はアクセルを操作するから右腕は使えないし、ハンドルを片手で握って回るのはかなり不安定。車線変更の合図なら出せても、交差点での腕ウインカーは実質的に不可能。だからとても困るのである。バイクを買おうとする人が、このブログをどれだけ読んでいるかわからないが、BMW F800Rは欠陥車だし、BMWは安全に関わるリコールレベルの問題を放ったらかしにしている誠意や責任感に欠けるメーカーであるとオーナーの意見として伝えておこう。
毎度毎度で恐縮しているディーラーに文句を言っても始まらないし、メーカーや国土交通省に抗議するつもりも面倒だから今のところはない。20代の頃なら2回目で新車に変えろとゴネただろう(新車に変えても同じ欠陥部品がついているけれど)。30代ならディーラーに展示してある革ジャンやヘルメットの2つや3つは持ち帰ってきたはずだ。それが今では「スイッチユニット交換記録でギネスブックに載るかな?」などと、久しぶりに訪れたディーラーでスタッフと談笑しているのだから私も丸くなったものだ(^^ゞ
ところで1回目の交換の時はバイク本体の保証期間中だった。2回目はよく覚えていないがとにかく無料だった。今回、バイクの保証期間は終わっているが、前回交換から1年以内なので部品の保証期間内の扱いだった。欠陥部品だから、どうせまた故障するはず。それが今回から1年以上たっていたらカネ取られるのな? まっ、その時は思いっきり暴れてやるぜ。
2014年7月17日:追記
その後スイッチユニットは2014年1月16日にリコールが届け出られました。
参考エントリーはこちら。
2015年5月 追記
なんと2014年1月にリコールされたスイッチユニットに、不適切な部品が使用されていたと判明し再リコールになりました(/o\) ※右側のみ
こんな単純な部品のリコールを繰り返すなんて、BMWは技術力ではなくマネジメントに欠陥を抱えているんだと思う。
2013年08月08日
バニラ コカ・コーラ
決してコカ・コーラの回し者だったりステマで小遣いを稼いでいるのではないのだが、10年ほど前に売っていたバニラ味のコーラが、この夏限定で販売されている。ほのかにバニラの香りがしてけっこう好き。
私が行った店舗の中ではセブンイレブンでは売っているが、ファミマでは売っていない。ダイエーと東急ストアでも売っていなかった。宣伝もあまり(ほとんど?)していないみたい。ホームページでも地味な扱い。
コーラは2〜3年に1度、無性に飲みたくなる時がある。だから私のコーラの消費量はその程度なのだが、7月30日発売のこのバニラ コカ・コーラはもう3本飲んだ(^^ゞ 物好きなら、この夏の思い出にどうぞ。
私が行った店舗の中ではセブンイレブンでは売っているが、ファミマでは売っていない。ダイエーと東急ストアでも売っていなかった。宣伝もあまり(ほとんど?)していないみたい。ホームページでも地味な扱い。
コーラは2〜3年に1度、無性に飲みたくなる時がある。だから私のコーラの消費量はその程度なのだが、7月30日発売のこのバニラ コカ・コーラはもう3本飲んだ(^^ゞ 物好きなら、この夏の思い出にどうぞ。
2013年08月06日
水上片品線 奥利根ゆけむり街道
ずいぶんと日にちもたっているしタイトルも違うが、
7月28日に出かけたツーリングのパート4である。
矢木沢ダムに通じている道路を下り県道63号線に戻る。道路の始点と終点をどうやってどちらに決めるのか知らないが、この63号線の行政的別称は、その地名をとって水上片品線。そして観光的には奥利根ゆけむり街道である。もっとも有名な水上(みなかみ)の温泉街はこの道路とは離れたところにあるし、この道路沿いにはそれほど大きな温泉はない。
63号線に戻ってしばらく走ると奈良俣(ならまた)ダムが見えてくる。まさにそびえ立つような大きなダムだった。堤(ダムの壁)の高さは158メートルと日本で4番目に高い。ちなみに矢木沢ダムは131メートルで21位。もっとも貯水量は矢木沢ダムが16位なのにたいして、奈良俣ダムはランキングベスト50位に入っておらず何位かは不明。
今回は矢木沢ダムでお腹いっぱいになっていたから、奈良俣ダムの見学や撮影はなし。すると頭が通り過ぎるモードに入ってしまって、看板や案内もあまり目にとまらず。実はこの近くにあって目的地にしていた「胴元の滝」の入り口も見落としてしまった(/o\)
このあたりは利根川の源流エリアのひとつであり、63号線はかなりの距離を渓流沿いに走っている。標高も高く気温も涼しいが、見た目にも夏向きなルートなのである。ゆけむりは見えないが、水しぶきならいたるところにある。
こんな風景がバイクを駐めて徒歩3秒で目に飛び込んでくる。
ここは橋があったので、その上から撮影。
橋の下流方向。
まさに清流。水の音が聞こえてきそうでしょ。
写っている範囲が少し違うが、同じ場所をシャッタースピードを上げてとってみた。上の写真はオートモードでシャッタースピードは1/20秒をカメラが選択。下の写真はシャッタースピード優先モードで1/800秒に設定した。
糸を引いたような写真は嫌いだと以前にも書いた。1/800秒はクッキリしていて私好み。しかし見較べれば「水の流れ」を感じるのは1/20秒かな。もっといろいろなシャッタースピードを試せばいいのだが、なかなかそこまでカメラ熱心にもなれない。ちなみにこれ以降の写真も設定を変更するのが面倒だったから、すべて1/800秒で撮っている。
数分走ったところで。
景色がいいといって、イチイチ止まってきたらきりがないのだけれど。
ここは段差があって、小さな滝っぽい感じ。
残念ながら木の枝がジャマをして滝だけを写すことはできなかった。
滝から落ちた流れ。
右側の岩肌は、なかなかおもしろい形。
この流れが利根川となって、関東平野を横切って最後に千葉県の銚子・犬吠埼で海に注いでいる。太平洋まで何日かかるんだろう? イッテラッシャ〜イ。
数分走ったところで。
景色がいいといって、イチイチ止まってきたらきりがないのだけれど(^^ゞ
道路の風景は変わらないのに毎回バイクが写っているのはバイクへの熱烈な愛情ーーーではなくて、何か途中に挟んでおかないとデジカメのファイルを整理する時に、どこからどこまでが同じ場所で撮ったものかわかりづらいから。我がBMW F800Rはシオリとしても役に立つ。
ここはさらに滝っぽかった。
先ほどの場所からバイクで数分しか離れていないのに、
岩の感じはずいぶん違う。
63号線はごらんの通り1.5車線くらいの道幅。ところどころ路面状況が悪い箇所も多い。それよりも問題なのはカーブミラーがとても少ないこと。ちょっと道路整備的に手抜きな印象を受ける。
その後、道路はどんどん登っていき、坤六峠(こんろくとうげ)というところで標高は1600メートルを超える。気温は19度まで下がった。さすが11月中頃から5月頃まで冬季閉鎖される道路である。紅葉の名所でもあるらしいが、バイクだと寒いかもしれない。
今回は水上から片品へ向けて走ったが、逆向きでガードレールギリギリを走ったほうが景色のいいポイントや小さな滝を見つけやすいかもしれない。それと道路から離れたところに本格的な滝がいくつかあるみたいなので、もう少し下調べをしてくればよかったと反省している。もっとも滝まで歩く気になるのは徒歩20分の距離が限界。それで滝見物を含めて往復1時間になる。
国道401号線に突き当たって県道63号線は終わる。そこを左折すれば尾瀬方面。大清水というハイキングコースの入り口まで道が続いているというか、そこでクルマやバイクは行き止まりになっている。この季節はマイカー規制があることは何となく知っていて、注意書きの看板もあったが、途中にあるゲートみたいなのは閉められていなかったので、とりあえず向かってみる。
走っているのはハイキング客をピストン輸送している中型バスのみ。大清水の直前に駐車場があったが有料だし、大清水のハイキングコース前は、ピストン輸送のバスばかりで、コソッと隅っこに駐める場所も見あたらず。オマケに途切れた道の先はかなり大粒のジャリ広場だったので、結局Uターンすることにした。10分くらい歩いて「尾瀬でハイキングしてきた」と自慢しようと思っていたのに残念。
国道401号を南下すると、中禅寺湖方面から延びている国道120号と合流し、そこから沼田までは国道120号となる。去年訪れた吹割の滝の横を通過し、最後にちょっとしたクネクネ峠を過ぎれば、沼田市郊外エリアになって村から街へと景色が変わる。
沼田インターから関越道に乗り、後は東京目指してひたすら走る。この日、関東北部は気温が低かったようで、たんばらラベンダーパークの20度や坤六峠の19度は標高があるから別格として、夕方の沼田あたりでも25度程度だった。30度近辺まで気温が上がったのは帰りの埼玉県の半ばを過ぎたあたりから。それでも、もう日は落ちていたので汗びっしょりという感じにはならず。全行程の5/6を25度以下で走れたのは真夏のツーリングとしては望外の涼しさ。
走行は470キロと過去最長。私の場合、現地でブラブラしている時間が長めだから、これくらいの距離が日帰りの限度かも知れない。帰宅も午後9時頃でさすがに疲れた。もうちょっと近ければいいのだけれど、涼しいからあのあたりにまた行きそうな気がする。
ーーーおしまい。
7月28日に出かけたツーリングのパート4である。
矢木沢ダムに通じている道路を下り県道63号線に戻る。道路の始点と終点をどうやってどちらに決めるのか知らないが、この63号線の行政的別称は、その地名をとって水上片品線。そして観光的には奥利根ゆけむり街道である。もっとも有名な水上(みなかみ)の温泉街はこの道路とは離れたところにあるし、この道路沿いにはそれほど大きな温泉はない。
63号線に戻ってしばらく走ると奈良俣(ならまた)ダムが見えてくる。まさにそびえ立つような大きなダムだった。堤(ダムの壁)の高さは158メートルと日本で4番目に高い。ちなみに矢木沢ダムは131メートルで21位。もっとも貯水量は矢木沢ダムが16位なのにたいして、奈良俣ダムはランキングベスト50位に入っておらず何位かは不明。
今回は矢木沢ダムでお腹いっぱいになっていたから、奈良俣ダムの見学や撮影はなし。すると頭が通り過ぎるモードに入ってしまって、看板や案内もあまり目にとまらず。実はこの近くにあって目的地にしていた「胴元の滝」の入り口も見落としてしまった(/o\)
このあたりは利根川の源流エリアのひとつであり、63号線はかなりの距離を渓流沿いに走っている。標高も高く気温も涼しいが、見た目にも夏向きなルートなのである。ゆけむりは見えないが、水しぶきならいたるところにある。
こんな風景がバイクを駐めて徒歩3秒で目に飛び込んでくる。
ここは橋があったので、その上から撮影。
橋の下流方向。
まさに清流。水の音が聞こえてきそうでしょ。
写っている範囲が少し違うが、同じ場所をシャッタースピードを上げてとってみた。上の写真はオートモードでシャッタースピードは1/20秒をカメラが選択。下の写真はシャッタースピード優先モードで1/800秒に設定した。
糸を引いたような写真は嫌いだと以前にも書いた。1/800秒はクッキリしていて私好み。しかし見較べれば「水の流れ」を感じるのは1/20秒かな。もっといろいろなシャッタースピードを試せばいいのだが、なかなかそこまでカメラ熱心にもなれない。ちなみにこれ以降の写真も設定を変更するのが面倒だったから、すべて1/800秒で撮っている。
数分走ったところで。
景色がいいといって、イチイチ止まってきたらきりがないのだけれど。
ここは段差があって、小さな滝っぽい感じ。
残念ながら木の枝がジャマをして滝だけを写すことはできなかった。
滝から落ちた流れ。
右側の岩肌は、なかなかおもしろい形。
この流れが利根川となって、関東平野を横切って最後に千葉県の銚子・犬吠埼で海に注いでいる。太平洋まで何日かかるんだろう? イッテラッシャ〜イ。
数分走ったところで。
景色がいいといって、イチイチ止まってきたらきりがないのだけれど(^^ゞ
道路の風景は変わらないのに毎回バイクが写っているのはバイクへの熱烈な愛情ーーーではなくて、何か途中に挟んでおかないとデジカメのファイルを整理する時に、どこからどこまでが同じ場所で撮ったものかわかりづらいから。我がBMW F800Rはシオリとしても役に立つ。
ここはさらに滝っぽかった。
先ほどの場所からバイクで数分しか離れていないのに、
岩の感じはずいぶん違う。
63号線はごらんの通り1.5車線くらいの道幅。ところどころ路面状況が悪い箇所も多い。それよりも問題なのはカーブミラーがとても少ないこと。ちょっと道路整備的に手抜きな印象を受ける。
その後、道路はどんどん登っていき、坤六峠(こんろくとうげ)というところで標高は1600メートルを超える。気温は19度まで下がった。さすが11月中頃から5月頃まで冬季閉鎖される道路である。紅葉の名所でもあるらしいが、バイクだと寒いかもしれない。
今回は水上から片品へ向けて走ったが、逆向きでガードレールギリギリを走ったほうが景色のいいポイントや小さな滝を見つけやすいかもしれない。それと道路から離れたところに本格的な滝がいくつかあるみたいなので、もう少し下調べをしてくればよかったと反省している。もっとも滝まで歩く気になるのは徒歩20分の距離が限界。それで滝見物を含めて往復1時間になる。
国道401号線に突き当たって県道63号線は終わる。そこを左折すれば尾瀬方面。大清水というハイキングコースの入り口まで道が続いているというか、そこでクルマやバイクは行き止まりになっている。この季節はマイカー規制があることは何となく知っていて、注意書きの看板もあったが、途中にあるゲートみたいなのは閉められていなかったので、とりあえず向かってみる。
走っているのはハイキング客をピストン輸送している中型バスのみ。大清水の直前に駐車場があったが有料だし、大清水のハイキングコース前は、ピストン輸送のバスばかりで、コソッと隅っこに駐める場所も見あたらず。オマケに途切れた道の先はかなり大粒のジャリ広場だったので、結局Uターンすることにした。10分くらい歩いて「尾瀬でハイキングしてきた」と自慢しようと思っていたのに残念。
国道401号を南下すると、中禅寺湖方面から延びている国道120号と合流し、そこから沼田までは国道120号となる。去年訪れた吹割の滝の横を通過し、最後にちょっとしたクネクネ峠を過ぎれば、沼田市郊外エリアになって村から街へと景色が変わる。
沼田インターから関越道に乗り、後は東京目指してひたすら走る。この日、関東北部は気温が低かったようで、たんばらラベンダーパークの20度や坤六峠の19度は標高があるから別格として、夕方の沼田あたりでも25度程度だった。30度近辺まで気温が上がったのは帰りの埼玉県の半ばを過ぎたあたりから。それでも、もう日は落ちていたので汗びっしょりという感じにはならず。全行程の5/6を25度以下で走れたのは真夏のツーリングとしては望外の涼しさ。
走行は470キロと過去最長。私の場合、現地でブラブラしている時間が長めだから、これくらいの距離が日帰りの限度かも知れない。帰宅も午後9時頃でさすがに疲れた。もうちょっと近ければいいのだけれど、涼しいからあのあたりにまた行きそうな気がする。
ーーーおしまい。
2013年08月04日
ひまわり観察日記 開花はしたけれど
7月18日に小さな花びらがのぞいていることを見つけた。(ブログのアップは21日) それは花とはいえないし、ツボミとも言い難い不思議な姿。それが約半月たってどうなったかというと。
<7月27日>
18日の時点でツボミ(便宜的にこう呼ぶ)のついている茎が、下で二手に分かれて、もうひとつツボミらしきものをつけていたのだが、10日後にはその新しいツボミのほうが高くなった。ただし、まだ花びらのようなものは見えない。
<7月31日>
なんと、その後から伸びてきたツボミが開花。
本来ならバンザーイ\(^o^)/ーーーなんだが、黄色い以外はまったくひまわりらしくない花である。一日二日油断して、あまりよく観察していなかったので、開花したのはもう少し前かもしれない。
最初に花びらをのぞかせたツボミは、新しく伸びてきたツボミとの生存競争に負けたのか花になる気配なし。色もくすんできた。
全滅から免れた4本のうち、もう1本も開花。
こちらもツボミが2つあり、下にある方が先に咲いた。
そんなところで咲いてくれたら写真を撮りにくいんだけれど。
<8月3日>
4本のうち、2本は開花の兆しすらなく(/o\)
それにしても4本とも成長が悪い。
花屋にあるミニひまわりの1/3位の大きさしかない。
ツボミの原型のようなものはいちおうあるが、
このままご臨終の予感ーーー。
アップで撮るとなかなかピントが合わず(ピントがあったというマークは出ているのに)、実は毎回ピンぼけ写真を量産している。そこでNEX-5Nの出来の悪いオートフォーカスに見切りをつけて、手動でピントを合わせてみた。
このカメラはレンズのピントを合わすリングを回すと液晶モニターが拡大表示になるので、ピントを合わすのはとても楽。マニュアルフォーカスで撮ったのは今回が初めて。今までももっと活用すべきだったと反省。ただし
ある程度構図を決める。
↓
ピントを合わす時に拡大表示になる。
ピントを合わしているうちに多少カメラの位置がずれる。
↓
シャッターを押す前に普通の表示に戻る。
最初の構図からずれている。
↓
構図を戻す。
ピントがずれる。
というやっかいな問題がある。この悪循環を繰り返していたら、いつまでたってもシャッターを押せないので、構図を戻した後は、気にせずシャッターを押している。それでもピンぼけ写真はオートフォーカスで撮るよりずっと少ない。
それとレンズの最短撮影距離に近いほどオートフォーカスのピントが合わない傾向があるので、マニュアルフォーカスで撮るということは最短撮影距離で撮れる=よりアップで撮れるということ。上の写真は7月21日に書いたクローズアップレンズを装着して撮影した。花の直径は2センチ5ミリ。500円硬貨より少し小さい。撮影した後のトリミング(切り抜いてアップに撮ったように見せること)はしていない。これくらい近づければ、とりあえず満足かな。
ピントはなんとか合わせられたものの、
問題はこれがひまわりの花とは思えないことである(/o\)
<7月27日>
18日の時点でツボミ(便宜的にこう呼ぶ)のついている茎が、下で二手に分かれて、もうひとつツボミらしきものをつけていたのだが、10日後にはその新しいツボミのほうが高くなった。ただし、まだ花びらのようなものは見えない。
<7月31日>
なんと、その後から伸びてきたツボミが開花。
本来ならバンザーイ\(^o^)/ーーーなんだが、黄色い以外はまったくひまわりらしくない花である。一日二日油断して、あまりよく観察していなかったので、開花したのはもう少し前かもしれない。
最初に花びらをのぞかせたツボミは、新しく伸びてきたツボミとの生存競争に負けたのか花になる気配なし。色もくすんできた。
全滅から免れた4本のうち、もう1本も開花。
こちらもツボミが2つあり、下にある方が先に咲いた。
そんなところで咲いてくれたら写真を撮りにくいんだけれど。
<8月3日>
4本のうち、2本は開花の兆しすらなく(/o\)
それにしても4本とも成長が悪い。
花屋にあるミニひまわりの1/3位の大きさしかない。
ツボミの原型のようなものはいちおうあるが、
このままご臨終の予感ーーー。
アップで撮るとなかなかピントが合わず(ピントがあったというマークは出ているのに)、実は毎回ピンぼけ写真を量産している。そこでNEX-5Nの出来の悪いオートフォーカスに見切りをつけて、手動でピントを合わせてみた。
このカメラはレンズのピントを合わすリングを回すと液晶モニターが拡大表示になるので、ピントを合わすのはとても楽。マニュアルフォーカスで撮ったのは今回が初めて。今までももっと活用すべきだったと反省。ただし
ある程度構図を決める。
↓
ピントを合わす時に拡大表示になる。
ピントを合わしているうちに多少カメラの位置がずれる。
↓
シャッターを押す前に普通の表示に戻る。
最初の構図からずれている。
↓
構図を戻す。
ピントがずれる。
というやっかいな問題がある。この悪循環を繰り返していたら、いつまでたってもシャッターを押せないので、構図を戻した後は、気にせずシャッターを押している。それでもピンぼけ写真はオートフォーカスで撮るよりずっと少ない。
それとレンズの最短撮影距離に近いほどオートフォーカスのピントが合わない傾向があるので、マニュアルフォーカスで撮るということは最短撮影距離で撮れる=よりアップで撮れるということ。上の写真は7月21日に書いたクローズアップレンズを装着して撮影した。花の直径は2センチ5ミリ。500円硬貨より少し小さい。撮影した後のトリミング(切り抜いてアップに撮ったように見せること)はしていない。これくらい近づければ、とりあえず満足かな。
ピントはなんとか合わせられたものの、
問題はこれがひまわりの花とは思えないことである(/o\)
2013年08月03日
矢木沢ダム〜奥利根湖
地図は現地でのルート。
地図下部にある関越自動車道の沼田インターを降りて、県道266号でたんばらラベンダーパークまで行ったのが前回までにアップした行程。その後はラベンダーパークを始点に考えれば「の」の字を書くように時計回りに、このあたりの山の中を走ってきた。
メインは奥利根ゆけむり街道と名前がついている県道63号。丹原の北側にあるが直接は行けないので、いったん266号を南下。途中で利根沼田望郷ラインの名前がついている県道265号で西に進む。群馬県は県道に観光地っぽい名前をつけるのが好きみたい。
この265号は低い山のあいだを走る、なんということはない田舎道。景色もさえなくて「望郷」を感じさせるようなものはどこにもなかった。もっとも利根沼田望郷ラインは266号の東側にも延びているので、そちらには何かあるのかもしれない。
関越道をくぐって県道61号に出て北上。
話は変わるがグーグルマップは今まで
高速道路:グリーン
国道や大きな県道:オレンジ
だったのに(というか、どこの地図でもその塗り分けだが)、最近になって高速道路を濃いオレンジに塗り始めた。だからとってもわかりにくくなった。ナンデ、こんなアホな変更するかな?
61号線はところどころ利根川を眺めながら走る。谷川岳とか一ノ倉沢など登山のメッカももうすぐそばだと思うと、気のせいか道路から見える山の稜線も少し迫力を感じる。山と川で風景がなかなか楽しい。
このあたりは基本的に利根川の東側を走るルートになる。そして温泉で有名な水上(みなかみ)の手前でいったん西側に渡って、そのすぐ後にまた東側に戻る。その東側に戻る橋の上でバンジージャンプをやっていた。(写真はバンジージャンプのホームページから拝借)
利根川の上流でバンジージャンプができるところがあるとは何となく知っていたけど、予期せず橋を渡って突然現れたし、橋は2車線でバイクも駐められなかったから通り過ごしてしまった。せっかく通りかかったんだから、橋を降りてからバイクを駐めて見に戻ればよかったと、今はかなり後悔している。
上越線水上駅の前を通り過ぎて少し走れば、いよいよ今回のメインルートである県道63号線に入る。
特にどうってことのないクネクネ道を走って、最初に駐まったのは藤原湖。藤原ダムによってできたダム湖である。
こちらも、どうってことのないダム湖の景色。
利根川水系の貯水量が減少しているといわれるが、ここはそうでもないみたい。
零点高(ぜろてんたか)667メートル。
零点高とは平たくいえば標高のこと。ただし湖底より少し上あたりの標高を指している。だから写真を撮っているダムの堤の上は標高700メートルくらいかな。
藤原湖を左手に見ながら63号を走る。
ダムに堰き止められてできた藤原湖が終わるころに、矢木沢ダムに向かう道の分岐点がある。村の人が作ったような手作りの標識がところどころにあるから迷うことはない。
矢木沢ダムへの道はナゼかグーグルマップではルートを引けない。だから手書きでほとんどまっすぐ線を引いているが、矢木沢ダムの手前の胴元湖(どうげんこ)沿いにクネクネ走るなかなか楽しい道である。
63号から分岐してすぐ、胴元湖を堰き止めている須田貝ダムがある。胴元湖もダム湖である。矢木沢ダムがすぐそばなので、ここはスルー。なおこの道路では数百メートルおきに「雪崩注意」の標識があって注意を促している。まあ雪が積もっている頃に来ることはないだろう。
最後にこんなヘアピンカーブを回って矢木沢ダム到着。
これはネイチャービュー矢木沢というダム見学のための付帯施設。
資料館とかがあるみたい。
駐車場はけっこう広くて、はとバスの観光ルートにもなっている。
駐車場の前から見た湖面。
流木の数に圧倒される。
まずはダム天端(てんば)のほうへ。
天端とはダムや堤防の一番高い部分。
こちらはダムの下流側。
高さ131メートル。
底にあるこの発電所からは常に低い唸り音が聞こえていた。
意外と小さな建物。
胴元湖へ流れる水路。
ほとんど流れていないように見えるが、もしダムから放流がまったくなければ、この水路は干上がっているはずだから、やはり放流しているのだろう。ダムの放流というと堤の中程から勢いよく水が噴き出すイメージ。そんなものはなかったから、底のほうから流しているのかな。
ダムのほぼ中央から見た奥利根湖(矢木沢ダムのダム湖)。先ほど見た藤原湖や、この下の胴元湖と違って地面の露出が目立つ。満水でないことは素人目にも明らかだが、これがこの季節としてどの程度の状況なのかはよくわからないところ。
そこで東京都水道局のデータを調べてみると、矢木沢ダムの貯水率は8月2日現在55%となっている。この地面の見え方で貯水量55%ということは、奥利根湖って広さの割に水深は浅いのかも知れない。
水道局のデータを抜粋すると
利根川水系のダムの貯水量 2億980万立方メートル 貯水率61%
荒川水系のダムの貯水量 7217万立方メートル 貯水率99%
多摩川水系のダムの貯水量 1億5308万立方メートル 貯水率70%
貯水量を合計すると4億3503万立方メートル。
8月1日の配水量(水道に使った水の量という意味だと思う)が433万立方メートルとなっているので
4億3503万 ÷ 433万 =約100日
という計算になる。
もちろんダムに溜まっている水だけが水道になるわけでもないし、水は水道だけに使うものでもないし、また東京都だけがこれらの水源を利用しているのでもない。だからこの計算にはたいした意味はない。
しかし現在10%の取水制限がひかれていて、貯水率何%ですというのはニュースでときどき聞く話。そんなわかったようなわからないような数値より、「このままだと、あと何日でダムが干上がって水がなくなります!」といってくれたほうが節水に励む気が起きると思うけれどどうかな?
ダムの上を歩いて一番端っこまでやってきた。
下の方に降りる階段があった。
もちろんこの手前にはフェンスがあって出入りはできないようになっている。(その気になったら簡単に乗り越えられるフェンスではあるが)
でも、こんなところを降りていくのは根性いるかも。
登るのはもっと大変。
ダムの一番奥から来た方向を眺める。
この歩いてきたところが天端(てんば)である。
ここは普通の標高の表示だった。
ちなみに標高にはTPとELなどの種類がある。面倒だから説明は省略。
ダムの一番奥から見た湖面側。
雪が積もったらボブスレーができそうなこのコンクリートコースは、春頃に大規模な放流をする時に使う水路。ネットで見つけた放流の動画↓ 華厳の滝も真っ青のド迫力である。
http://www.youtube.com/watch?v=WPm20kVVOcE
ネイチャービュー矢木沢の建物の先にある展望コーナー。
こちらから、さっきまでいた方向を眺める。
ダムの幅は352メートルある。
ネイチャービューの建物を裏側から見たところ。
何となくカッコよかったので撮ってみた。
駐車場へ戻って、その先にこんなゲートがあることに気がついた。
その手前には「進入路監視小屋」という物騒なものが。
その名前の割にログハウス風で可愛い建物。
中にいたオッサンが出てきたので話を聞いてみると、先ほどのゲートの先にはボートを湖に出せる場所があるとのこと。しかしである。あまり詳しく話を聞いたわけではないのだが、別に資格も入らず誰でもボートを出せるし、このゲートで入湖料を徴収しているわけでもない。オッサンの仕事はクルマが来たら、無条件でこのゲートを上げるだけ。そんな仕事に何の意味がある? こうやって税金で人件費の無駄遣いがされているんだろうな。
ーーーもう1回続く。
地図下部にある関越自動車道の沼田インターを降りて、県道266号でたんばらラベンダーパークまで行ったのが前回までにアップした行程。その後はラベンダーパークを始点に考えれば「の」の字を書くように時計回りに、このあたりの山の中を走ってきた。
メインは奥利根ゆけむり街道と名前がついている県道63号。丹原の北側にあるが直接は行けないので、いったん266号を南下。途中で利根沼田望郷ラインの名前がついている県道265号で西に進む。群馬県は県道に観光地っぽい名前をつけるのが好きみたい。
この265号は低い山のあいだを走る、なんということはない田舎道。景色もさえなくて「望郷」を感じさせるようなものはどこにもなかった。もっとも利根沼田望郷ラインは266号の東側にも延びているので、そちらには何かあるのかもしれない。
関越道をくぐって県道61号に出て北上。
話は変わるがグーグルマップは今まで
高速道路:グリーン
国道や大きな県道:オレンジ
だったのに(というか、どこの地図でもその塗り分けだが)、最近になって高速道路を濃いオレンジに塗り始めた。だからとってもわかりにくくなった。ナンデ、こんなアホな変更するかな?
61号線はところどころ利根川を眺めながら走る。谷川岳とか一ノ倉沢など登山のメッカももうすぐそばだと思うと、気のせいか道路から見える山の稜線も少し迫力を感じる。山と川で風景がなかなか楽しい。
このあたりは基本的に利根川の東側を走るルートになる。そして温泉で有名な水上(みなかみ)の手前でいったん西側に渡って、そのすぐ後にまた東側に戻る。その東側に戻る橋の上でバンジージャンプをやっていた。(写真はバンジージャンプのホームページから拝借)
利根川の上流でバンジージャンプができるところがあるとは何となく知っていたけど、予期せず橋を渡って突然現れたし、橋は2車線でバイクも駐められなかったから通り過ごしてしまった。せっかく通りかかったんだから、橋を降りてからバイクを駐めて見に戻ればよかったと、今はかなり後悔している。
上越線水上駅の前を通り過ぎて少し走れば、いよいよ今回のメインルートである県道63号線に入る。
特にどうってことのないクネクネ道を走って、最初に駐まったのは藤原湖。藤原ダムによってできたダム湖である。
こちらも、どうってことのないダム湖の景色。
利根川水系の貯水量が減少しているといわれるが、ここはそうでもないみたい。
零点高(ぜろてんたか)667メートル。
零点高とは平たくいえば標高のこと。ただし湖底より少し上あたりの標高を指している。だから写真を撮っているダムの堤の上は標高700メートルくらいかな。
藤原湖を左手に見ながら63号を走る。
ダムに堰き止められてできた藤原湖が終わるころに、矢木沢ダムに向かう道の分岐点がある。村の人が作ったような手作りの標識がところどころにあるから迷うことはない。
矢木沢ダムへの道はナゼかグーグルマップではルートを引けない。だから手書きでほとんどまっすぐ線を引いているが、矢木沢ダムの手前の胴元湖(どうげんこ)沿いにクネクネ走るなかなか楽しい道である。
63号から分岐してすぐ、胴元湖を堰き止めている須田貝ダムがある。胴元湖もダム湖である。矢木沢ダムがすぐそばなので、ここはスルー。なおこの道路では数百メートルおきに「雪崩注意」の標識があって注意を促している。まあ雪が積もっている頃に来ることはないだろう。
最後にこんなヘアピンカーブを回って矢木沢ダム到着。
これはネイチャービュー矢木沢というダム見学のための付帯施設。
資料館とかがあるみたい。
駐車場はけっこう広くて、はとバスの観光ルートにもなっている。
駐車場の前から見た湖面。
流木の数に圧倒される。
まずはダム天端(てんば)のほうへ。
天端とはダムや堤防の一番高い部分。
こちらはダムの下流側。
高さ131メートル。
底にあるこの発電所からは常に低い唸り音が聞こえていた。
意外と小さな建物。
胴元湖へ流れる水路。
ほとんど流れていないように見えるが、もしダムから放流がまったくなければ、この水路は干上がっているはずだから、やはり放流しているのだろう。ダムの放流というと堤の中程から勢いよく水が噴き出すイメージ。そんなものはなかったから、底のほうから流しているのかな。
ダムのほぼ中央から見た奥利根湖(矢木沢ダムのダム湖)。先ほど見た藤原湖や、この下の胴元湖と違って地面の露出が目立つ。満水でないことは素人目にも明らかだが、これがこの季節としてどの程度の状況なのかはよくわからないところ。
そこで東京都水道局のデータを調べてみると、矢木沢ダムの貯水率は8月2日現在55%となっている。この地面の見え方で貯水量55%ということは、奥利根湖って広さの割に水深は浅いのかも知れない。
水道局のデータを抜粋すると
利根川水系のダムの貯水量 2億980万立方メートル 貯水率61%
荒川水系のダムの貯水量 7217万立方メートル 貯水率99%
多摩川水系のダムの貯水量 1億5308万立方メートル 貯水率70%
貯水量を合計すると4億3503万立方メートル。
8月1日の配水量(水道に使った水の量という意味だと思う)が433万立方メートルとなっているので
4億3503万 ÷ 433万 =約100日
という計算になる。
もちろんダムに溜まっている水だけが水道になるわけでもないし、水は水道だけに使うものでもないし、また東京都だけがこれらの水源を利用しているのでもない。だからこの計算にはたいした意味はない。
しかし現在10%の取水制限がひかれていて、貯水率何%ですというのはニュースでときどき聞く話。そんなわかったようなわからないような数値より、「このままだと、あと何日でダムが干上がって水がなくなります!」といってくれたほうが節水に励む気が起きると思うけれどどうかな?
ダムの上を歩いて一番端っこまでやってきた。
下の方に降りる階段があった。
もちろんこの手前にはフェンスがあって出入りはできないようになっている。(その気になったら簡単に乗り越えられるフェンスではあるが)
でも、こんなところを降りていくのは根性いるかも。
登るのはもっと大変。
ダムの一番奥から来た方向を眺める。
この歩いてきたところが天端(てんば)である。
ここは普通の標高の表示だった。
ちなみに標高にはTPとELなどの種類がある。面倒だから説明は省略。
ダムの一番奥から見た湖面側。
雪が積もったらボブスレーができそうなこのコンクリートコースは、春頃に大規模な放流をする時に使う水路。ネットで見つけた放流の動画↓ 華厳の滝も真っ青のド迫力である。
http://www.youtube.com/watch?v=WPm20kVVOcE
ネイチャービュー矢木沢の建物の先にある展望コーナー。
こちらから、さっきまでいた方向を眺める。
ダムの幅は352メートルある。
ネイチャービューの建物を裏側から見たところ。
何となくカッコよかったので撮ってみた。
駐車場へ戻って、その先にこんなゲートがあることに気がついた。
その手前には「進入路監視小屋」という物騒なものが。
その名前の割にログハウス風で可愛い建物。
中にいたオッサンが出てきたので話を聞いてみると、先ほどのゲートの先にはボートを湖に出せる場所があるとのこと。しかしである。あまり詳しく話を聞いたわけではないのだが、別に資格も入らず誰でもボートを出せるし、このゲートで入湖料を徴収しているわけでもない。オッサンの仕事はクルマが来たら、無条件でこのゲートを上げるだけ。そんな仕事に何の意味がある? こうやって税金で人件費の無駄遣いがされているんだろうな。
ーーーもう1回続く。
2013年08月01日
たんばらラベンダーパーク 2
いよいよラベンダー巡り。
スキー場だから斜面にラベンダーが植えられている。勾配はまったく緩やかで坂を登っているという意識はほとんどない。こんなところをスキーで滑っておもしろいのかと心配になるくらい。
北海道のような見渡す限りのラベンダー畑(写真でしか見たことがないけど)というわけにはいかないが、それなりに満足できる規模。
ラベンダーの香りはほのかに漂っている程度。もっと香りに包まれるようなイメージを持っていたので、やや期待はずれ。でもラベンダーの花は軽く握ると手に香りが移ってかなり強い香りが残る。ここにいるあいだ、私はしょっちゅう自分の手をクンクンしていた(^^ゞ
これは「こいむらさき」というラベンダー。ここでは一番早く咲く品種で、ほぼ満開状態だった。名前の通り紫色が濃い。
こちらは「おかむらさき」。現在5分咲きくらい。香りはこちらのほうが強いらしいのだが、握った感じではそうでもなかった。まだ花があまり開いていないからかな。
ラベンダー畑の頂上部分。
小さな展望台がある。
展望台から。
品種による色の違いがよくわかる。
頂上から少し横にそれたところでシンセサイザーの演奏をやっていた。
弾いていたのはカントリースタイルのオッチャン。IZANAGIというのが名前らしい。なかなか雄大で幻想的な演奏というかシンセサイザーの音色だった。
このラベンダーパークのいいところは、パーク全体にもBGM的に音楽が流れているのだが、それが「今風の曲をオルゴールで演奏したような」ものであること。つまりうるさくないし、それなりに音楽的にも楽しい。このパークの風景にも似合っている。ポップスをガンガン鳴らすだけの観光地は見習って欲しい。
天候は雲が多かったが、時々青空が広がる。気温が低いが雲がなくなった時の日差しはかなり強烈。肌が痛いくらい。ところで青空がキレイだと写真は何となくサマになるね。
ところどころに植えられているブナの木が、なかなか格好よかった。ブナとか白樺とか、白っぽい木を見ると高原リゾートっぽい気がしてくる。
この黄色い花はニッコウキスゲ。
かなり広い面積で植えられていた。
見ての通りユリの仲間。
比較的標高の高い場所に咲く花である。
蕾になる前はこんなヘンな形をしている。
ニッコウキスゲの一生。
ヘンな形から、バナナのような蕾になって、咲いて散る。
ちなみにニッコウキスゲの花は1日しか咲かない。
その他の花々。
これはサルビア。
マリーゴールド。
黄色いマリーゴールドもあった。
ラベンダーっぽいけれど、これはブルーサルビア。
初めて見た。赤いサルビアとはまったく似ていない。
サルビアで作ったハートマーク。
リフトを降りたあたりまで戻ってくるとケーナの演奏をしていた。このパークは音楽好きなのかな。ケーナとは南米ペルーやボリビアあたりがルーツの縦笛。サイモンとガーファンクルでヒットした(40年以上前だけれど)「コンドルは飛んでいく」で有名になった。
吹いていたのはRenという人。ケーナ界では割と有名らしい。いい演奏だったが、小さな縦笛だから写真的にはパッとしないね。
スキー場的にいうならロッジ。
ここでランチを食べることにする。
スキー場の食堂って、こんな感じだったなあと思い出す。
ソバ部門と洋食部門に分かれていた。
頼んだのはハワイ料理のロコモコ。簡単に言うとグレービーソースがけハンバーグどんぶり目玉焼き乗せ。でもここは目玉焼きではなく温泉卵にアレンジしてあった。グレービーソースというのはデミグラスソースのあっさりめみたいなソース。
ついでにいうと、この食堂もそうだったが「ロコモコ丼」と呼んでいるところも多い。でもロコモコは、もともと丼なので、ロコモコ丼と丼をつけると意味が二重になってしまう。まっ、味は見た目通りの味。
下りのリフト。
途中でパラパラと雨が降ってきた。
リフトに傘がぶら下がっているのはこの時のためのもの。山の天気は変わりやすいから通り雨というか狐の嫁入りみたいな雨が頻繁に降るんだと思う。
このキャラクターは「たんばりん」という名前。
前回書いたようにリフトは10分少々。降りる頃にはもう雨は上がっていたから、やっぱり山の天気は変わりやすい。リフト乗り場は私が上がった時と較べて、かなり混雑していた。
売店に入ってみる。
ラベンダーグッズがいっぱい。ハッキリ言って、このラベンダーパークで一番ラベンダーの香りがしているのは、この売店の中である(^^ゞ
ラベンダーの入浴剤が見あたらなかったので、じゃあラベンダーオイルでも買って帰ろうかと考える。
でもパッケージを見たら大阪市東成区産だったのでパス。せっかく来たんだからメイド・イン・たんばらのものが欲しかったのに残念。
正午にラベンダーパーク退場。
駐車場のBMW F800R。
バイクは7〜8台に増えていた。シートの上に乗っている白いものは革ジャンである。
これだけたくさんのラベンダーを見たのは実は初めて。思ったほど濃厚じゃなかったが香りもいいし、紫色がキレイだし、それに空も広いし、なかなかお薦めのスポットである。
ーーーまだまだ続く
スキー場だから斜面にラベンダーが植えられている。勾配はまったく緩やかで坂を登っているという意識はほとんどない。こんなところをスキーで滑っておもしろいのかと心配になるくらい。
北海道のような見渡す限りのラベンダー畑(写真でしか見たことがないけど)というわけにはいかないが、それなりに満足できる規模。
ラベンダーの香りはほのかに漂っている程度。もっと香りに包まれるようなイメージを持っていたので、やや期待はずれ。でもラベンダーの花は軽く握ると手に香りが移ってかなり強い香りが残る。ここにいるあいだ、私はしょっちゅう自分の手をクンクンしていた(^^ゞ
これは「こいむらさき」というラベンダー。ここでは一番早く咲く品種で、ほぼ満開状態だった。名前の通り紫色が濃い。
こちらは「おかむらさき」。現在5分咲きくらい。香りはこちらのほうが強いらしいのだが、握った感じではそうでもなかった。まだ花があまり開いていないからかな。
ラベンダー畑の頂上部分。
小さな展望台がある。
展望台から。
品種による色の違いがよくわかる。
頂上から少し横にそれたところでシンセサイザーの演奏をやっていた。
弾いていたのはカントリースタイルのオッチャン。IZANAGIというのが名前らしい。なかなか雄大で幻想的な演奏というかシンセサイザーの音色だった。
このラベンダーパークのいいところは、パーク全体にもBGM的に音楽が流れているのだが、それが「今風の曲をオルゴールで演奏したような」ものであること。つまりうるさくないし、それなりに音楽的にも楽しい。このパークの風景にも似合っている。ポップスをガンガン鳴らすだけの観光地は見習って欲しい。
天候は雲が多かったが、時々青空が広がる。気温が低いが雲がなくなった時の日差しはかなり強烈。肌が痛いくらい。ところで青空がキレイだと写真は何となくサマになるね。
ところどころに植えられているブナの木が、なかなか格好よかった。ブナとか白樺とか、白っぽい木を見ると高原リゾートっぽい気がしてくる。
この黄色い花はニッコウキスゲ。
かなり広い面積で植えられていた。
見ての通りユリの仲間。
比較的標高の高い場所に咲く花である。
蕾になる前はこんなヘンな形をしている。
ニッコウキスゲの一生。
ヘンな形から、バナナのような蕾になって、咲いて散る。
ちなみにニッコウキスゲの花は1日しか咲かない。
その他の花々。
これはサルビア。
マリーゴールド。
黄色いマリーゴールドもあった。
ラベンダーっぽいけれど、これはブルーサルビア。
初めて見た。赤いサルビアとはまったく似ていない。
サルビアで作ったハートマーク。
リフトを降りたあたりまで戻ってくるとケーナの演奏をしていた。このパークは音楽好きなのかな。ケーナとは南米ペルーやボリビアあたりがルーツの縦笛。サイモンとガーファンクルでヒットした(40年以上前だけれど)「コンドルは飛んでいく」で有名になった。
吹いていたのはRenという人。ケーナ界では割と有名らしい。いい演奏だったが、小さな縦笛だから写真的にはパッとしないね。
スキー場的にいうならロッジ。
ここでランチを食べることにする。
スキー場の食堂って、こんな感じだったなあと思い出す。
ソバ部門と洋食部門に分かれていた。
頼んだのはハワイ料理のロコモコ。簡単に言うとグレービーソースがけハンバーグどんぶり目玉焼き乗せ。でもここは目玉焼きではなく温泉卵にアレンジしてあった。グレービーソースというのはデミグラスソースのあっさりめみたいなソース。
ついでにいうと、この食堂もそうだったが「ロコモコ丼」と呼んでいるところも多い。でもロコモコは、もともと丼なので、ロコモコ丼と丼をつけると意味が二重になってしまう。まっ、味は見た目通りの味。
下りのリフト。
途中でパラパラと雨が降ってきた。
リフトに傘がぶら下がっているのはこの時のためのもの。山の天気は変わりやすいから通り雨というか狐の嫁入りみたいな雨が頻繁に降るんだと思う。
このキャラクターは「たんばりん」という名前。
前回書いたようにリフトは10分少々。降りる頃にはもう雨は上がっていたから、やっぱり山の天気は変わりやすい。リフト乗り場は私が上がった時と較べて、かなり混雑していた。
売店に入ってみる。
ラベンダーグッズがいっぱい。ハッキリ言って、このラベンダーパークで一番ラベンダーの香りがしているのは、この売店の中である(^^ゞ
ラベンダーの入浴剤が見あたらなかったので、じゃあラベンダーオイルでも買って帰ろうかと考える。
でもパッケージを見たら大阪市東成区産だったのでパス。せっかく来たんだからメイド・イン・たんばらのものが欲しかったのに残念。
正午にラベンダーパーク退場。
駐車場のBMW F800R。
バイクは7〜8台に増えていた。シートの上に乗っている白いものは革ジャンである。
これだけたくさんのラベンダーを見たのは実は初めて。思ったほど濃厚じゃなかったが香りもいいし、紫色がキレイだし、それに空も広いし、なかなかお薦めのスポットである。
ーーーまだまだ続く