2014年04月
2014年04月28日
日本再活性化計画
タイトルは大げさだけれど27日遅れのエイプリルフールのつもりで。
日本という国がこれからどうなるのか?
いろんな要因があって視点も様々。だからあまり単純に論ずべきでないことは承知している。しかし、この先の見通しドウヨ?と問われたらあまり楽観的にはなれない。
おおざっぱに書けば一番の要因は高齢化である。統計的に高齢化社会というのは人口に占める65歳以上の割合で示す場合が多い。
現在:約25% つまり4人に1人
今から21年後の2035年の推定:約33% つまり3人に1人
ついでに書くと現在は75歳以上が約18%である。もうひとつオマケで私が生まれた頃に65歳以上は約5%だった。つまり20人に1人、わかりやすく?いえばクラスの男子で1人だけという割合だから、年寄りという存在はごく少数派だったのである。高齢化の状況が世界各国と較べてどうだとか、それが社会あるいは財政的にどれくらいの負担になるかなどは、いろいろな発表があるから関心があれば検索して調べてほしい。
高齢化社会は子供を産む数が少なくなるから起こる(ゴッチャになっている人も多いが高齢化社会と長寿化とは視点が違う)。合計特殊出生率と難しそうな名前で呼ばれるのは1人の女性が何人の子供を産むかを表す数字。子供を作るには男女の2名が必要で、子供を産まない人もたくさん生む人もいて平均して2名出産なら人口は維持される。実際には乳幼児の死亡率はその後と較べて高いので、戦争などがなければ先進国で2.08が人口維持に必要とされている。
団塊世代が生まれた終戦後の第1次ベビーブームの頃:4.5
2.08を上回っていたのは41年前の1973年まで
2005年には1.26を記録
少し持ちなおして2012年の統計では1.41
男女2名のペアで1.41名の子供ができるということは7掛けということ。それが二世代続けば7掛けの7掛けで4.9掛けとなる。三世代続けば3.4掛け。その先はもう計算するのもおそろしい(^^ゞ 親と子供が同時に生きている期間があるから7掛けといっても人口はカクンと減らずになだらかに減少する。だから実感しづらいが人口減は41年前からセットされていたことなのである。昨年は一昨年より21万7000人の人口減となった。1億2800万人といわれる日本の人口と較べるとわずかのように感じるかもしれないが、これは東京の調布市とか兵庫県の宝塚市などの人口規模と同じである。統計では34年後に日本の人口は1億人を割り込み、46年後には9000万人を割り込むと推計されている。それは12年で1000万人減だから1年に今の3.8倍である83万人というハイペース。ちなみに都道府県別人口で第42位の佐賀県がそのくらいの規模である。
さて高齢化社会といったって、昔と違って70歳80歳くらいじゃピンピンしているし、高齢者向けのマーケットを開発することで経済、ひいては日本も活性化するという論調は多い。そもそも65歳から高齢者と決めつける定義が時代に合っていないという意見もある。それは間違っていないし、私もときどきアクティブ・シニアマーケットなどのテーマで稼がせてもらっている。
でも、次のこともまた事実である。
人間は歳を取ると、
いわゆる頭が固くなる
新しいことにチャレンジしなくなる
世の中の動きに疎くなる、ついていけない
好奇心、向上心がなくなる
行動力が落ちる
自分の価値観に凝り固まる
変化を嫌うようになる
自分を守りたがる
ーーーなどなど
あくまで一般論だから例外はあるだろうし、それぞれに反論もあると思う。でもこれは私自身が我が身に感じていることであり、日々抵抗を試みていることでもある。
さて私が懸念する高齢化社会とは21年後とか34年後の話ではなく、今もう始まっている危機のことである。
人口ピラミッドというのは男女別の年齢別人口を左右の棒グラフにしたもの。
下は2011年のピラミッド。
もともとピラミッドというのは三角形から名付けられた。しかし年齢別の人口構成比によって形は変わってくる。下のグラフは国道交通省のホームページのもの。三角形から真ん中が膨らんだ壺のような形になり、さらに高齢化が進めば逆三角形に。
さて話はいきなり変わって明治維新。
その立役者達が大政奉還のあった1867年11月9日に何歳だったかを計算すると
坂本 龍馬: 31歳
木戸 孝允: 34歳
大久保 利通:37歳
西郷 隆盛: 39歳
岩倉 具視: 42歳
勝 海舟: 44歳
と、ものの見事に30〜40歳代。
時代が違うし平均寿命が今より短かったとはいえ、明治維新という大事業を始めて成し遂げられたのは、この年代が中心になって動いたからこそと思う。
もちろん当時の人口ピラミッドはまさにピラミッドの三角形。だから彼らが存分に活躍できた。そして現在、30〜40歳代の上にはその世代より人口の多い高齢者がドーンとのしかかっている。頭が固くなり、自分の価値観に凝り固まり、変化を嫌うのが高齢者である。いるだけならいいが彼らは30〜40歳代の新しいチャレンジを批判し反対し潰しにかかる。ロジックが乱暴なのは承知しているが、これが私の認識している今もう始まっている高齢化社会の危機=日本の停滞の正体である。
残念ながら、これから訪れる超高齢化社会を止めることはできない。5人6人兄弟が当たり前だった時代には戻れないし、海外から若い移民だけをドッと入れるのも無理な話である。だからこそピチピチの30〜40歳代が充分に活躍できるシステムを作る必要があると考えるこの頃なのである。
その1
まずは政治。以前にこんなことも書いたが、もっと過激に国会も地方議会も含めてすべての議員は59歳までとする。40歳代ではなく50歳代まで含めたことに根拠はない、単なる直感。現在、60歳以上の国会議員は3割くらいだが、もちろんその(悪)影響力は比率以上に大きい。そして議員に年齢制限をしても人口が多く得票率も高い高齢者層に媚びを売る議員がいたら意味がない。だから選挙権も59歳までに制限。これは高齢者を切り捨てているのではなく、高齢者も含めた日本全体のことを考えて行動できる政治家が選ばれると信じている。
その2
次は行政と経済。官公庁、大企業の定年を50歳とする。アホな(正確に言うなら歳を取ってワカラズ屋なってしまった)上司や役員が新しい企画やプロジェクトを潰してきた、あるいは決断ができず結果としてタイミングを逃してしまった例はイヤというほど見てきた。最近の日本企業の停滞はそのせいだと確信に近いものを持っている。
ところで50歳で定年だと、ほとんどの人はまだ稼がなければやっていけない。だから中小企業に人材が回るし、あるいは起業も増える。これは大企業も中小企業も活性化させる企みでもある。もちろん天下り的な行為は官も民も厳しく規制する。転職してきた50歳以上の人が大活躍して大企業になったらーーーそれは、また今度考えよう。
もうすぐ憲法記念日なのに、思い切り基本的人権を無視することを書いてしまった。
それはめでたく本日のハッピーバースデイ TO MEを記念して。
まだしばらく選挙権はあるぜ!
できるだけいつまでも頭は柔軟でありたいと願う。そして頭皮も!
日本という国がこれからどうなるのか?
いろんな要因があって視点も様々。だからあまり単純に論ずべきでないことは承知している。しかし、この先の見通しドウヨ?と問われたらあまり楽観的にはなれない。
おおざっぱに書けば一番の要因は高齢化である。統計的に高齢化社会というのは人口に占める65歳以上の割合で示す場合が多い。
現在:約25% つまり4人に1人
今から21年後の2035年の推定:約33% つまり3人に1人
ついでに書くと現在は75歳以上が約18%である。もうひとつオマケで私が生まれた頃に65歳以上は約5%だった。つまり20人に1人、わかりやすく?いえばクラスの男子で1人だけという割合だから、年寄りという存在はごく少数派だったのである。高齢化の状況が世界各国と較べてどうだとか、それが社会あるいは財政的にどれくらいの負担になるかなどは、いろいろな発表があるから関心があれば検索して調べてほしい。
高齢化社会は子供を産む数が少なくなるから起こる(ゴッチャになっている人も多いが高齢化社会と長寿化とは視点が違う)。合計特殊出生率と難しそうな名前で呼ばれるのは1人の女性が何人の子供を産むかを表す数字。子供を作るには男女の2名が必要で、子供を産まない人もたくさん生む人もいて平均して2名出産なら人口は維持される。実際には乳幼児の死亡率はその後と較べて高いので、戦争などがなければ先進国で2.08が人口維持に必要とされている。
団塊世代が生まれた終戦後の第1次ベビーブームの頃:4.5
2.08を上回っていたのは41年前の1973年まで
2005年には1.26を記録
少し持ちなおして2012年の統計では1.41
男女2名のペアで1.41名の子供ができるということは7掛けということ。それが二世代続けば7掛けの7掛けで4.9掛けとなる。三世代続けば3.4掛け。その先はもう計算するのもおそろしい(^^ゞ 親と子供が同時に生きている期間があるから7掛けといっても人口はカクンと減らずになだらかに減少する。だから実感しづらいが人口減は41年前からセットされていたことなのである。昨年は一昨年より21万7000人の人口減となった。1億2800万人といわれる日本の人口と較べるとわずかのように感じるかもしれないが、これは東京の調布市とか兵庫県の宝塚市などの人口規模と同じである。統計では34年後に日本の人口は1億人を割り込み、46年後には9000万人を割り込むと推計されている。それは12年で1000万人減だから1年に今の3.8倍である83万人というハイペース。ちなみに都道府県別人口で第42位の佐賀県がそのくらいの規模である。
さて高齢化社会といったって、昔と違って70歳80歳くらいじゃピンピンしているし、高齢者向けのマーケットを開発することで経済、ひいては日本も活性化するという論調は多い。そもそも65歳から高齢者と決めつける定義が時代に合っていないという意見もある。それは間違っていないし、私もときどきアクティブ・シニアマーケットなどのテーマで稼がせてもらっている。
でも、次のこともまた事実である。
人間は歳を取ると、
いわゆる頭が固くなる
新しいことにチャレンジしなくなる
世の中の動きに疎くなる、ついていけない
好奇心、向上心がなくなる
行動力が落ちる
自分の価値観に凝り固まる
変化を嫌うようになる
自分を守りたがる
ーーーなどなど
あくまで一般論だから例外はあるだろうし、それぞれに反論もあると思う。でもこれは私自身が我が身に感じていることであり、日々抵抗を試みていることでもある。
さて私が懸念する高齢化社会とは21年後とか34年後の話ではなく、今もう始まっている危機のことである。
人口ピラミッドというのは男女別の年齢別人口を左右の棒グラフにしたもの。
下は2011年のピラミッド。
もともとピラミッドというのは三角形から名付けられた。しかし年齢別の人口構成比によって形は変わってくる。下のグラフは国道交通省のホームページのもの。三角形から真ん中が膨らんだ壺のような形になり、さらに高齢化が進めば逆三角形に。
さて話はいきなり変わって明治維新。
その立役者達が大政奉還のあった1867年11月9日に何歳だったかを計算すると
坂本 龍馬: 31歳
木戸 孝允: 34歳
大久保 利通:37歳
西郷 隆盛: 39歳
岩倉 具視: 42歳
勝 海舟: 44歳
と、ものの見事に30〜40歳代。
時代が違うし平均寿命が今より短かったとはいえ、明治維新という大事業を始めて成し遂げられたのは、この年代が中心になって動いたからこそと思う。
もちろん当時の人口ピラミッドはまさにピラミッドの三角形。だから彼らが存分に活躍できた。そして現在、30〜40歳代の上にはその世代より人口の多い高齢者がドーンとのしかかっている。頭が固くなり、自分の価値観に凝り固まり、変化を嫌うのが高齢者である。いるだけならいいが彼らは30〜40歳代の新しいチャレンジを批判し反対し潰しにかかる。ロジックが乱暴なのは承知しているが、これが私の認識している今もう始まっている高齢化社会の危機=日本の停滞の正体である。
残念ながら、これから訪れる超高齢化社会を止めることはできない。5人6人兄弟が当たり前だった時代には戻れないし、海外から若い移民だけをドッと入れるのも無理な話である。だからこそピチピチの30〜40歳代が充分に活躍できるシステムを作る必要があると考えるこの頃なのである。
その1
まずは政治。以前にこんなことも書いたが、もっと過激に国会も地方議会も含めてすべての議員は59歳までとする。40歳代ではなく50歳代まで含めたことに根拠はない、単なる直感。現在、60歳以上の国会議員は3割くらいだが、もちろんその(悪)影響力は比率以上に大きい。そして議員に年齢制限をしても人口が多く得票率も高い高齢者層に媚びを売る議員がいたら意味がない。だから選挙権も59歳までに制限。これは高齢者を切り捨てているのではなく、高齢者も含めた日本全体のことを考えて行動できる政治家が選ばれると信じている。
その2
次は行政と経済。官公庁、大企業の定年を50歳とする。アホな(正確に言うなら歳を取ってワカラズ屋なってしまった)上司や役員が新しい企画やプロジェクトを潰してきた、あるいは決断ができず結果としてタイミングを逃してしまった例はイヤというほど見てきた。最近の日本企業の停滞はそのせいだと確信に近いものを持っている。
ところで50歳で定年だと、ほとんどの人はまだ稼がなければやっていけない。だから中小企業に人材が回るし、あるいは起業も増える。これは大企業も中小企業も活性化させる企みでもある。もちろん天下り的な行為は官も民も厳しく規制する。転職してきた50歳以上の人が大活躍して大企業になったらーーーそれは、また今度考えよう。
もうすぐ憲法記念日なのに、思い切り基本的人権を無視することを書いてしまった。
それはめでたく本日のハッピーバースデイ TO MEを記念して。
まだしばらく選挙権はあるぜ!
できるだけいつまでも頭は柔軟でありたいと願う。そして頭皮も!
2014年04月26日
おおた芝桜まつり (太田市北部運動公園)
去年、ひたち海浜公園で見たネモフィラと本栖湖リゾートの芝桜にはいたく感激した。ネモフィラというものは初めてだったたし、芝桜は見たことがあっても周囲一面の芝桜というのも初めての体験だった。先日の大宮花の丘農林公苑ではどちらも植えられていたけれど、あの程度じゃ物足りず。今年も見に行こうかな〜、ちょっと遠いしなあ〜、同じところに2年続けていくのも芸がないしなあ〜と思案していたら、そこそこの規模でネモフィラと芝桜の両方を見られる「おおた芝桜まつり」を発見。
場所は群馬県太田市にある北部運動公園。距離的にはひたち海浜公園や本栖湖リゾートと変わらないものの1カ所で2つ見ることができるから一石二鳥なツーリング。
午前9時半出発。例によって首都高の山手トンネルの状況は出発直前にiPhoneのアプリでチェック。幸い渋滞はなさそうなので山手トンネルルートで東北自動車道に向かう。先日はトンネルに入った時に17.5度で最高30度まで温度が上がったが、本日は21.5度→29度だった。外気温と正比例ではないようだ。
東北道に入って行程の1/3ほど進んだ頃、電光掲示板に「事故渋滞10キロ、3時間」の表示。クルマはノロノロ運転ではなくほとんど止まっている状態。上手に運転しているバイクがいたので、それを先導に付いていくことにする。3キロほど進んだところで全焼した軽自動車。車線の中央部分に少し斜めになって駐まっていたので突然出火したのか。丸焦げという言葉があるが、ボディの鉄板が白くなるような燃え方だった。あんなに全焼したクルマを見たのは初めてかもしれない。ここで終わりかと思いきや渋滞はまだずっと続いている。そして渋滞10キロの最後にあったのはクルマ4〜5台の衝突事故。1台はトランク部分がペッシャンコになっていた。不思議なことにそのクルマが最後尾。追突したクルマはもう片付けたのかな。
バイクの機動性に助けられて?約25分くらいで渋滞脱出。クルマなら諦めて途中で帰っていたかもしれない。それはともかく交通安全を心掛けましょう。地図で左折しているところが岩舟ジャンクション。そこから北関東自動車道に入って、出口の太田桐生インターまでは25キロくらい。降りて数キロ走れば太田市北部運動公園に到着する。
クルマは500円だがバイクの駐車料金は無料。
BMW F800Rの隣に駐まっているのは、ほぼ同時に到着したカワサキのNinja(忍者)1000というバイク。迫力があってカッコ良かった。40代中頃の人のよさそうなライダーで「子供は遊んでくれないしヨメも相手にしてくれないので休日は1人でバイクに乗っている(涙)」と一期一会の会話。がんばれ日本のオトウサン!
そしてネモフィラ。
やっぱり見に来てよかった。
先日書いたように風があると花が揺れるので→アップで撮る時はシャッタースピード早め→ピントの合う範囲が狭いという写真になってしまう。もうちょっと見た目通りに撮りたい。
ネモフィラの雄しべの先は黒くなっている。
風に揺れる花びらを見つめていると、白地に黒い線で書いた顔が笑っているように見え時がある。本当だって! 春の陽気でアタマがおかしくなったんじゃないよ。
これはケイトウのまだ小さなヤツかと思ったが、後で調べたらストロベリーキャンドルという花だった。まあ逆さまになったイチゴに見えなくもない。クリムソンクローバーやベニバナツメクサともいうらしい。クローバーの仲間だから葉っぱの形は同じ。crimson(英語発音ならクリムゾン)は赤い、深紅色という意味。そういえば中学生の頃キング・クリムゾンというイギリスのロックバンドがいたっけ。
なぜか切り倒された木。
ネモフィラの横の丘に登ると八重桜が咲いていた。
モフモフです!
タンポポは花が終わって種になるシーズン。
これが風に飛ばされて子孫を残すと習ったね。
ネモフィラがあるのは見晴らしの丘。
ここで久々にデジカメのレンズを交換。24ミリの広角レンズにアダプターをつけた18ミリの超広角レンズに交換する。ちなみにいつも使っているのは27ミリから82.5ミリのズームレンズ。何ミリというのは35ミリ換算値というややこしい値で、要は小さいほど広く写り大きいほどアップで写る。レンジ交換ができるのが普通のデジカメと違って私の使っているミラーレスといわれるデジカメの魅力ということになっているが、面倒だから普段は交換しないしレンズも持ち歩いていない。使うのは去年ネモフィラや芝桜を見た時以来だから1年ぶり。
いつもは縦横が2:3の比率の画面設定。18ミリすると横に広くなるのはいいが、縦にも広くなって間が延びた写真になるので縦横9:16の設定にする。
見晴らしの丘の下から。
見晴らしの丘中腹から。18ミリだと肉眼で見るより広々と写る。でも気分的にはこんな感じの空間で開放感たっぷり。ブラウザーの画面を横に広げて写真をクリックしてみて。
向こうがツツジの丘。
ツツジも超広角で。
看板の上端が弓形になっている。
超広角レンズというのはかなり画像が歪む。
ツツジの丘の上が中央広場。
地元のお姐様方がイベント参加。
ここで見るのはお姐様方のイベントではなく(^^ゞ鯉のぼり。
風がないと情けない姿であるが、
ここは「かかあ天下と空っ風」で有名な上州群馬県。
すぐに風が吹き出す。
こんなにたくさんの鯉のぼりを見たのは初めて。
鯉のぼりがあることは公園のホームページで知っていたものの、特に見たいとも思っていなかった。でもこれだけの数の鯉のぼりが風に泳いでいるさまを見ると、とても気持ちよくこちらの身体まで宙に浮いているような感覚になってくる。日本全国で鯉のぼりのイベントがあるのも納得できる。バイクであちこち出かけていると写真や映像を見ただけじゃわからないことは多いと実感する。
鯉のぼりは後ろから眺めるものおもしろいことを発見!
中央広場の隣に池があって、その向こうが芝桜メインの憩いの丘。
その頂上にある展望台。
展望台から鯉のぼり。
芝桜を一望。
咲き具合は満開といっていいが、ところどころ発育不良あり。
白、紫、ピンク。
ピンク・白の芝桜は、しぼんだ花と一緒になっているものが多かったから、ピンク芝桜の色が抜けたもののように思う。
これは花びらが少し細い芝桜。
色はもっと赤に近いが、デジカメでは濃いピンクに写ってしまう。
憩いの丘の端のほうから。
芝桜はかなり香りが強い。どこか懐かしい香りのような気もするのだが、何の香りに似ているのか思い出せない。
一段下の道で展望台方向へ戻る。
「初夏」って感じの風景を堪能する。
憩いの丘の下から展望台を眺める。
この公園はネモフィラもそうだが、苗と苗の間隔が少し広い。もう少し狭めて密集感の向上を希望。それとネモフィラと芝桜は同じ場所に植えられないのかな? もっとカラフルな絨毯が見られそうな気がするけれど。
中央広場へ上る階段。
超広角レンズで撮るととても大変そうに写る。
中央広場の斜面にツツジが植えられている。
機嫌良く散歩していたら、こんな看板が!
再び中央広場で、レンズをズームレンズに戻して望遠側で鯉のぼり。
この日、気に入ったのはネモフィラや芝桜ではなく鯉のぼりかも。
3時間弱ほど公園をブラブラして帰路につく。
帰りもまったく同じルート。
中央広場に屋台はたくさん出ていたが食事系がなかったので、東北自動車道の佐野サービスエリアで遅めのランチ。今まで食べたことがなかった佐野ラーメンを注文する。それは手打ち風の平打ち縮み麺ということを除けば、ごくごく普通の醤油ラーメンだった。ちょっと肩すかしな印象。佐野は栃木県なので宇都宮餃子をお土産に買う。保冷包装してあるのでバイクでも安心。
クルマは多かったが渋滞はなくスムースに帰宅。
走行250キロ。高速道路98%というツーリングだったが久しぶりに走り応えがあった。今年のゴールデンウイークは飛び石連休。でもあと2回くらいはどこかに行きたい。
今回のバイクでハイクは
鯉のぼり
数えてみよう
遠い日々
今年の五月五日にはチマキ食べ食べしようっと。
場所は群馬県太田市にある北部運動公園。距離的にはひたち海浜公園や本栖湖リゾートと変わらないものの1カ所で2つ見ることができるから一石二鳥なツーリング。
午前9時半出発。例によって首都高の山手トンネルの状況は出発直前にiPhoneのアプリでチェック。幸い渋滞はなさそうなので山手トンネルルートで東北自動車道に向かう。先日はトンネルに入った時に17.5度で最高30度まで温度が上がったが、本日は21.5度→29度だった。外気温と正比例ではないようだ。
東北道に入って行程の1/3ほど進んだ頃、電光掲示板に「事故渋滞10キロ、3時間」の表示。クルマはノロノロ運転ではなくほとんど止まっている状態。上手に運転しているバイクがいたので、それを先導に付いていくことにする。3キロほど進んだところで全焼した軽自動車。車線の中央部分に少し斜めになって駐まっていたので突然出火したのか。丸焦げという言葉があるが、ボディの鉄板が白くなるような燃え方だった。あんなに全焼したクルマを見たのは初めてかもしれない。ここで終わりかと思いきや渋滞はまだずっと続いている。そして渋滞10キロの最後にあったのはクルマ4〜5台の衝突事故。1台はトランク部分がペッシャンコになっていた。不思議なことにそのクルマが最後尾。追突したクルマはもう片付けたのかな。
バイクの機動性に助けられて?約25分くらいで渋滞脱出。クルマなら諦めて途中で帰っていたかもしれない。それはともかく交通安全を心掛けましょう。地図で左折しているところが岩舟ジャンクション。そこから北関東自動車道に入って、出口の太田桐生インターまでは25キロくらい。降りて数キロ走れば太田市北部運動公園に到着する。
クルマは500円だがバイクの駐車料金は無料。
BMW F800Rの隣に駐まっているのは、ほぼ同時に到着したカワサキのNinja(忍者)1000というバイク。迫力があってカッコ良かった。40代中頃の人のよさそうなライダーで「子供は遊んでくれないしヨメも相手にしてくれないので休日は1人でバイクに乗っている(涙)」と一期一会の会話。がんばれ日本のオトウサン!
そしてネモフィラ。
やっぱり見に来てよかった。
先日書いたように風があると花が揺れるので→アップで撮る時はシャッタースピード早め→ピントの合う範囲が狭いという写真になってしまう。もうちょっと見た目通りに撮りたい。
ネモフィラの雄しべの先は黒くなっている。
風に揺れる花びらを見つめていると、白地に黒い線で書いた顔が笑っているように見え時がある。本当だって! 春の陽気でアタマがおかしくなったんじゃないよ。
これはケイトウのまだ小さなヤツかと思ったが、後で調べたらストロベリーキャンドルという花だった。まあ逆さまになったイチゴに見えなくもない。クリムソンクローバーやベニバナツメクサともいうらしい。クローバーの仲間だから葉っぱの形は同じ。crimson(英語発音ならクリムゾン)は赤い、深紅色という意味。そういえば中学生の頃キング・クリムゾンというイギリスのロックバンドがいたっけ。
なぜか切り倒された木。
ネモフィラの横の丘に登ると八重桜が咲いていた。
モフモフです!
タンポポは花が終わって種になるシーズン。
これが風に飛ばされて子孫を残すと習ったね。
ネモフィラがあるのは見晴らしの丘。
ここで久々にデジカメのレンズを交換。24ミリの広角レンズにアダプターをつけた18ミリの超広角レンズに交換する。ちなみにいつも使っているのは27ミリから82.5ミリのズームレンズ。何ミリというのは35ミリ換算値というややこしい値で、要は小さいほど広く写り大きいほどアップで写る。レンジ交換ができるのが普通のデジカメと違って私の使っているミラーレスといわれるデジカメの魅力ということになっているが、面倒だから普段は交換しないしレンズも持ち歩いていない。使うのは去年ネモフィラや芝桜を見た時以来だから1年ぶり。
いつもは縦横が2:3の比率の画面設定。18ミリすると横に広くなるのはいいが、縦にも広くなって間が延びた写真になるので縦横9:16の設定にする。
見晴らしの丘の下から。
見晴らしの丘中腹から。18ミリだと肉眼で見るより広々と写る。でも気分的にはこんな感じの空間で開放感たっぷり。ブラウザーの画面を横に広げて写真をクリックしてみて。
向こうがツツジの丘。
ツツジも超広角で。
看板の上端が弓形になっている。
超広角レンズというのはかなり画像が歪む。
ツツジの丘の上が中央広場。
地元のお姐様方がイベント参加。
ここで見るのはお姐様方のイベントではなく(^^ゞ鯉のぼり。
風がないと情けない姿であるが、
ここは「かかあ天下と空っ風」で有名な上州群馬県。
すぐに風が吹き出す。
こんなにたくさんの鯉のぼりを見たのは初めて。
鯉のぼりがあることは公園のホームページで知っていたものの、特に見たいとも思っていなかった。でもこれだけの数の鯉のぼりが風に泳いでいるさまを見ると、とても気持ちよくこちらの身体まで宙に浮いているような感覚になってくる。日本全国で鯉のぼりのイベントがあるのも納得できる。バイクであちこち出かけていると写真や映像を見ただけじゃわからないことは多いと実感する。
鯉のぼりは後ろから眺めるものおもしろいことを発見!
中央広場の隣に池があって、その向こうが芝桜メインの憩いの丘。
その頂上にある展望台。
展望台から鯉のぼり。
芝桜を一望。
咲き具合は満開といっていいが、ところどころ発育不良あり。
白、紫、ピンク。
ピンク・白の芝桜は、しぼんだ花と一緒になっているものが多かったから、ピンク芝桜の色が抜けたもののように思う。
これは花びらが少し細い芝桜。
色はもっと赤に近いが、デジカメでは濃いピンクに写ってしまう。
憩いの丘の端のほうから。
芝桜はかなり香りが強い。どこか懐かしい香りのような気もするのだが、何の香りに似ているのか思い出せない。
一段下の道で展望台方向へ戻る。
「初夏」って感じの風景を堪能する。
憩いの丘の下から展望台を眺める。
この公園はネモフィラもそうだが、苗と苗の間隔が少し広い。もう少し狭めて密集感の向上を希望。それとネモフィラと芝桜は同じ場所に植えられないのかな? もっとカラフルな絨毯が見られそうな気がするけれど。
中央広場へ上る階段。
超広角レンズで撮るととても大変そうに写る。
中央広場の斜面にツツジが植えられている。
機嫌良く散歩していたら、こんな看板が!
再び中央広場で、レンズをズームレンズに戻して望遠側で鯉のぼり。
この日、気に入ったのはネモフィラや芝桜ではなく鯉のぼりかも。
3時間弱ほど公園をブラブラして帰路につく。
帰りもまったく同じルート。
中央広場に屋台はたくさん出ていたが食事系がなかったので、東北自動車道の佐野サービスエリアで遅めのランチ。今まで食べたことがなかった佐野ラーメンを注文する。それは手打ち風の平打ち縮み麺ということを除けば、ごくごく普通の醤油ラーメンだった。ちょっと肩すかしな印象。佐野は栃木県なので宇都宮餃子をお土産に買う。保冷包装してあるのでバイクでも安心。
クルマは多かったが渋滞はなくスムースに帰宅。
走行250キロ。高速道路98%というツーリングだったが久しぶりに走り応えがあった。今年のゴールデンウイークは飛び石連休。でもあと2回くらいはどこかに行きたい。
今回のバイクでハイクは
鯉のぼり
数えてみよう
遠い日々
今年の五月五日にはチマキ食べ食べしようっと。
2014年04月25日
白チューリップが咲いたけれど
ベランダのチューリップはそろそろ終わりの時期を迎え、かなり寂しい感じになってきた。ゴールデンウイークの後半あたりに今シーズンの観察日記総集編を書くことになると思う。
ところが三日前の4月22日に6〜7個のツボミが出てきているのを発見。
これは黄色のツボミみたいだ。
そして昨日24日に開花。
白チューリップが初めて咲いた。
でも写真を見てわかるように最初から傾いていてあまり元気なし。
同時に咲いた黄色チューリップも同様。
これは今までの黄色より少し色が淡いから、これがメルヘンセットのロイデュミディという色のチューリップかもしれない。すると16日にロイデュミディかなと書いたチューリップはどの品種だったんだろう。
1日たった本日、ますます元気なく傾きの度合いを増している。
新しく薄いオレンジ色のツボミも膨らんだが90度以上のおじぎ状態。
傾いている白チューリップを下から撮影。
球根の段階から弱っていたから成長が遅く、咲いても元気がないのかな。せっかく白と黄色が咲いたのに赤チューリップはもうしおれてしまったから、♪並んだ並んだ赤・白・黄色と歌えずに残念である。
現在、賑やかなのは16日にツボミが膨らんだピンクチューリップのみ。写真にある黄色や赤白チューリップはかなり傷んでいる。だから、それが目立たないようなアングルで撮っている。今月いっぱいは何とか楽しませて欲しいな。
ところが三日前の4月22日に6〜7個のツボミが出てきているのを発見。
これは黄色のツボミみたいだ。
そして昨日24日に開花。
白チューリップが初めて咲いた。
でも写真を見てわかるように最初から傾いていてあまり元気なし。
同時に咲いた黄色チューリップも同様。
これは今までの黄色より少し色が淡いから、これがメルヘンセットのロイデュミディという色のチューリップかもしれない。すると16日にロイデュミディかなと書いたチューリップはどの品種だったんだろう。
1日たった本日、ますます元気なく傾きの度合いを増している。
新しく薄いオレンジ色のツボミも膨らんだが90度以上のおじぎ状態。
傾いている白チューリップを下から撮影。
球根の段階から弱っていたから成長が遅く、咲いても元気がないのかな。せっかく白と黄色が咲いたのに赤チューリップはもうしおれてしまったから、♪並んだ並んだ赤・白・黄色と歌えずに残念である。
現在、賑やかなのは16日にツボミが膨らんだピンクチューリップのみ。写真にある黄色や赤白チューリップはかなり傷んでいる。だから、それが目立たないようなアングルで撮っている。今月いっぱいは何とか楽しませて欲しいな。
2014年04月23日
オバマ大統領が銀座でお寿司
オフィスから銀座の並木通りを地下鉄の駅までテクテク歩いていたら、
前方に黒山の人だかり。そして警官多数。
そういえばオバマ大統領が来日して、この日の夜は安倍総理と寿司を食べるというニュースがあったこと思い出す。どこの寿司屋か報道はなかったように思うが、このあたりに野次馬が多いということは有名な「すきやばし次郎」に違いない。去年はボヤ騒ぎを起こしたのに、それはノープロブレムだったのかな。
バリケードで通行止めになっているのが並木通り。時刻は午後8時16分。チラッと見えた範囲で大統領や総理が乗るようなクルマは駐まっていなかったから、この時点ではまだ来店していなかった気がする。警官は「現在、規制がかかっていま〜す」とあちこちで声を張り上げている。並木通りをあと1ブロック進んだところが地下鉄の入り口なのに、このままでは進めない。「憲法で保障されている行動の自由を規制する法的な根拠を示せ」などとクレーマーになることもなく、素直に迂回して晴海通りにでる。
晴海通りもご覧の様子。ちなみに銀座は東西に走る晴海通りと、南北の中央通り(銀座通りとも呼ばれる)がメインストリートである。その2つが交差するところが銀座四丁目の交差点で三越や時計台で有名な和光がある。
それにしても皆、そんなにオバマ大統領を見たいのかなあ。それとも人が集まっていれば、そこを離れられないという群集心理?まあ私も手を上に伸ばしてiPhoneで写真を撮っている野次馬だが。大統領をそれほど見たいとは思わないが、映画でしか見たことがない本物のシークレットサービスがどんな立ち振る舞いをするかには興味があった。でもいつ来るかわからないし、この状態ではどう考えても近づけないので見物せず。
上の写真で赤信号が光っているところが並木通りとの交差点で、そこに地下鉄の入り口もある。もっとも入り口はそこら中にあるのだが、もう一度晴海通り側から並木通りを見てみようかという気持ちもあって交差点のほうへ進む。写真だと人が多くて歩けないように見えるが実際はそうでもない。
ところが地下鉄の駅に降りる階段のところで警官が黄色いテープを張って入り口を閉鎖している。駅に降りる人は誰もいない。閉鎖しているならもっと手前でプラカードでも掲げろよと思ったが、その警官と目があったら、どうぞといわんばかりに手を差し出し軽くお辞儀までして、なぜか黄色いテープをはずして中へ入れてくれた。
階段を降りたらこんな看板があったから、やっぱり閉鎖されていたみたい。
それなのに大統領待遇で通してくれたのか?
以上、銀座から約2時間遅れの報告でした。
前方に黒山の人だかり。そして警官多数。
そういえばオバマ大統領が来日して、この日の夜は安倍総理と寿司を食べるというニュースがあったこと思い出す。どこの寿司屋か報道はなかったように思うが、このあたりに野次馬が多いということは有名な「すきやばし次郎」に違いない。去年はボヤ騒ぎを起こしたのに、それはノープロブレムだったのかな。
バリケードで通行止めになっているのが並木通り。時刻は午後8時16分。チラッと見えた範囲で大統領や総理が乗るようなクルマは駐まっていなかったから、この時点ではまだ来店していなかった気がする。警官は「現在、規制がかかっていま〜す」とあちこちで声を張り上げている。並木通りをあと1ブロック進んだところが地下鉄の入り口なのに、このままでは進めない。「憲法で保障されている行動の自由を規制する法的な根拠を示せ」などとクレーマーになることもなく、素直に迂回して晴海通りにでる。
晴海通りもご覧の様子。ちなみに銀座は東西に走る晴海通りと、南北の中央通り(銀座通りとも呼ばれる)がメインストリートである。その2つが交差するところが銀座四丁目の交差点で三越や時計台で有名な和光がある。
それにしても皆、そんなにオバマ大統領を見たいのかなあ。それとも人が集まっていれば、そこを離れられないという群集心理?まあ私も手を上に伸ばしてiPhoneで写真を撮っている野次馬だが。大統領をそれほど見たいとは思わないが、映画でしか見たことがない本物のシークレットサービスがどんな立ち振る舞いをするかには興味があった。でもいつ来るかわからないし、この状態ではどう考えても近づけないので見物せず。
上の写真で赤信号が光っているところが並木通りとの交差点で、そこに地下鉄の入り口もある。もっとも入り口はそこら中にあるのだが、もう一度晴海通り側から並木通りを見てみようかという気持ちもあって交差点のほうへ進む。写真だと人が多くて歩けないように見えるが実際はそうでもない。
ところが地下鉄の駅に降りる階段のところで警官が黄色いテープを張って入り口を閉鎖している。駅に降りる人は誰もいない。閉鎖しているならもっと手前でプラカードでも掲げろよと思ったが、その警官と目があったら、どうぞといわんばかりに手を差し出し軽くお辞儀までして、なぜか黄色いテープをはずして中へ入れてくれた。
階段を降りたらこんな看板があったから、やっぱり閉鎖されていたみたい。
それなのに大統領待遇で通してくれたのか?
以上、銀座から約2時間遅れの報告でした。
2014年04月19日
駒沢公園まで散歩
久しぶりに駒沢公園まで行ってきた。以前は毎週末にここで10キロほどジョギングしていたのに、最後に走ったのが何年前か思い出せない始末。一番の理由は公園まで徒歩10分ほどのところから引っ越して3倍以上の距離になったから。ウエストも限界を超えて随分になるのでそろそろ考えないと。でも天気のいい日はバイクに乗りたいしなあ。
とりあえず今年はゴールデンウイークに距離は関係なく1回は走るつもり。いきなり走るのはキツイから、その前に2回は長距離な散歩をしようと考えて本日はその1回目。歩いているだけじゃ退屈だからデジカメも持って出かけた。
正式名称は駒沢オリンピック公園。
元々は徳川家の所領だったという説もあるがあまり詳しくはわからない。
1913年(大正2年)に東京ゴルフ倶楽部という日本で3番目に古いゴルフ場ができたのが駒沢公園の前身。ちなみに東京ゴルフ倶楽部は1932年(昭和7年)に埼玉県に移転しているのに、現在も名称は「東京」ゴルフ倶楽部を名乗っている。
戦後プロ野球の球場だった時期もあって、1964年(昭和39年)の東京オリンピックの時にオリンピック第2会場としてほぼ現在の姿になる。東洋の魔女といわれた日本の女子バレーボールチームが金メダルを取ったのは駒沢公園の体育館である。
ツツジがビューティフル。
1週が2140メートルのジョギングコース。
この付近は両側がサクラで花見の名所でもある。
八重桜は満開だが数は多くない。
ユーフォルビアウルフェニーという黄色い花。ユーフォルビアだけだと和名は灯台草らしい。花の形も変わっているけれど葉っぱも特徴的。
この濃いピンクの花はベニハナトキワマンサク。漢字で書くと紅花常磐万作で常磐万作のレッドバージョン。常磐万作という人が見つけたということではないみたい。
花を咲かせながら一部の葉っぱが紅葉している。
駒沢公園は25年以上通っているから、隅から隅までとは言わないがだいたいのところはわかっている。ソメイヨシノを除けば、あまり花の多い公園じゃない。
本日見たかったのはこんな光景。
新緑のみずみずしい雰囲気、写真で伝わるかなあ〜。
これはハナミズキ、漢字なら花水木。
♪君とすきな人が百年続きますように〜 一青窈(ひとと・よう)の歌で有名。
明治45年に日米友好の印として東京市長がアメリカの首都ワシントンにサクラを送ったのは有名な話。そして3年後にその返礼として送られてきたのがハナミズキ。だから原産はアメリカの木である。
白とピンクの花ーーーに見えるが、
実はこれは花びらじゃない。
花びらに見えるのは苞(ほう)と呼ばれるツボミを包んでいた葉っぱが変形したもの。真ん中にプツプツとあるのが花。アジサイの場合は萼(ガク)という本来なら花を支えるヘタみたいなものが花のように変形してるが、それに似たようなもの。素直に花びらを作らずに、いろんなものを変形させて花びらのように見せる植物があるのが不思議。
もともとツボミを包んでいる部分だから、大きく開く前はこんな形になっている。
ハナミズキの花(苞)はわりと高いところに咲くので
写真は下からで後ろ姿になってしまう。
駒沢公園の中央広場。
右側に見えているのは陸上競技場。
駒沢公園の隣は都立大学の跡地だった。
写真左寄り奥に見えるのはそこに建ったマンション。全部で13棟あるから広い跡地だったことがわかる。
中央広場の片隅で縄跳びをやっている連中。
縄跳びで遊ぶ年齢とは思えないが、
ダブルダッチというらしい。(写真をクリックして拡大すればテントに書いてある)
縄跳びしながらヒップホップ系のダンスをしている人も。
ここにいたのはまだ初心者のようだが、
ダブルダッチは縄跳びを使ったダンスパフォーマンスみたい。
これは体育館。東京オリンピック・メモリアルギャラリーというのが併設されていて当時の映像などを見ることもできる。なぜに去年の看板が残っている?
一時は3人バスケットボールの聖地のようだったところ。
今はミニサッカーをしている人のほうが多いのかも。
駒沢通りを都心部方向を向いて。
屋外で50メーターという貴重な存在だった駒沢公園のプール。
残念ながら数年前に老朽化で閉鎖となった。前に見た時は単なる放置だったけれど、いよいよ取り壊し準備に入ったみたい。しかしこのプール閉鎖には東京都納税者として納得できない。無駄な事業は一杯あるのだから税金はプール改修に使うべきである。都民の健康をなんと心得ている。私がデブったのは長年通った愛すべき「駒プー」が閉鎖されたからだゾ! 誰か舛添さんと知り合いなら私のところへ来るように伝えといて。ところで彼は知事になってからニュースで見たことがないな。
ジョギングコースの右側に見える壁。
その向こうは東京都立のアイソトープ研究所だった。アイソトープは同位元素すべてのことだが、一般的には放射性同位元素を意味する。だから研究所(公園の隣の敷地)には放射能マークがあって「公園の隣になぜこんなものが」といつも思っていた。
それが駐車場になっていた!
ここに屋外屋内両方で50メートルプールを建設せよ!
テニスコート。
高齢化が著しいと言われるテニス。観察してみるとオッサン・オバハン・ジイチャン・バアチャンがほとんど。一番若い人でも40代中頃くらいだった。なんでそうなっちゃったのかね。
グランドでは小学生がサッカーの試合をやっていたーーー
が、金網にピントがあってほとんど写っていなかった。
ジョギングコース1週プラスうろうろして久しぶりの駒沢公園を後にする。
午後2時に自宅を出て5時に戻ってきたから3時間の散歩。人が歩くスピードはだいたい時速4キロだから12キロ歩いたことになる。脚は平気だったが足の裏が少し痛い。やっぱり身体を鍛え直さないと。
とりあえず今年はゴールデンウイークに距離は関係なく1回は走るつもり。いきなり走るのはキツイから、その前に2回は長距離な散歩をしようと考えて本日はその1回目。歩いているだけじゃ退屈だからデジカメも持って出かけた。
正式名称は駒沢オリンピック公園。
元々は徳川家の所領だったという説もあるがあまり詳しくはわからない。
1913年(大正2年)に東京ゴルフ倶楽部という日本で3番目に古いゴルフ場ができたのが駒沢公園の前身。ちなみに東京ゴルフ倶楽部は1932年(昭和7年)に埼玉県に移転しているのに、現在も名称は「東京」ゴルフ倶楽部を名乗っている。
戦後プロ野球の球場だった時期もあって、1964年(昭和39年)の東京オリンピックの時にオリンピック第2会場としてほぼ現在の姿になる。東洋の魔女といわれた日本の女子バレーボールチームが金メダルを取ったのは駒沢公園の体育館である。
ツツジがビューティフル。
1週が2140メートルのジョギングコース。
この付近は両側がサクラで花見の名所でもある。
八重桜は満開だが数は多くない。
ユーフォルビアウルフェニーという黄色い花。ユーフォルビアだけだと和名は灯台草らしい。花の形も変わっているけれど葉っぱも特徴的。
この濃いピンクの花はベニハナトキワマンサク。漢字で書くと紅花常磐万作で常磐万作のレッドバージョン。常磐万作という人が見つけたということではないみたい。
花を咲かせながら一部の葉っぱが紅葉している。
駒沢公園は25年以上通っているから、隅から隅までとは言わないがだいたいのところはわかっている。ソメイヨシノを除けば、あまり花の多い公園じゃない。
本日見たかったのはこんな光景。
新緑のみずみずしい雰囲気、写真で伝わるかなあ〜。
これはハナミズキ、漢字なら花水木。
♪君とすきな人が百年続きますように〜 一青窈(ひとと・よう)の歌で有名。
明治45年に日米友好の印として東京市長がアメリカの首都ワシントンにサクラを送ったのは有名な話。そして3年後にその返礼として送られてきたのがハナミズキ。だから原産はアメリカの木である。
白とピンクの花ーーーに見えるが、
実はこれは花びらじゃない。
花びらに見えるのは苞(ほう)と呼ばれるツボミを包んでいた葉っぱが変形したもの。真ん中にプツプツとあるのが花。アジサイの場合は萼(ガク)という本来なら花を支えるヘタみたいなものが花のように変形してるが、それに似たようなもの。素直に花びらを作らずに、いろんなものを変形させて花びらのように見せる植物があるのが不思議。
もともとツボミを包んでいる部分だから、大きく開く前はこんな形になっている。
ハナミズキの花(苞)はわりと高いところに咲くので
写真は下からで後ろ姿になってしまう。
駒沢公園の中央広場。
右側に見えているのは陸上競技場。
駒沢公園の隣は都立大学の跡地だった。
写真左寄り奥に見えるのはそこに建ったマンション。全部で13棟あるから広い跡地だったことがわかる。
中央広場の片隅で縄跳びをやっている連中。
縄跳びで遊ぶ年齢とは思えないが、
ダブルダッチというらしい。(写真をクリックして拡大すればテントに書いてある)
縄跳びしながらヒップホップ系のダンスをしている人も。
ここにいたのはまだ初心者のようだが、
ダブルダッチは縄跳びを使ったダンスパフォーマンスみたい。
これは体育館。東京オリンピック・メモリアルギャラリーというのが併設されていて当時の映像などを見ることもできる。なぜに去年の看板が残っている?
一時は3人バスケットボールの聖地のようだったところ。
今はミニサッカーをしている人のほうが多いのかも。
駒沢通りを都心部方向を向いて。
屋外で50メーターという貴重な存在だった駒沢公園のプール。
残念ながら数年前に老朽化で閉鎖となった。前に見た時は単なる放置だったけれど、いよいよ取り壊し準備に入ったみたい。しかしこのプール閉鎖には東京都納税者として納得できない。無駄な事業は一杯あるのだから税金はプール改修に使うべきである。都民の健康をなんと心得ている。私がデブったのは長年通った愛すべき「駒プー」が閉鎖されたからだゾ! 誰か舛添さんと知り合いなら私のところへ来るように伝えといて。ところで彼は知事になってからニュースで見たことがないな。
ジョギングコースの右側に見える壁。
その向こうは東京都立のアイソトープ研究所だった。アイソトープは同位元素すべてのことだが、一般的には放射性同位元素を意味する。だから研究所(公園の隣の敷地)には放射能マークがあって「公園の隣になぜこんなものが」といつも思っていた。
それが駐車場になっていた!
ここに屋外屋内両方で50メートルプールを建設せよ!
テニスコート。
高齢化が著しいと言われるテニス。観察してみるとオッサン・オバハン・ジイチャン・バアチャンがほとんど。一番若い人でも40代中頃くらいだった。なんでそうなっちゃったのかね。
グランドでは小学生がサッカーの試合をやっていたーーー
が、金網にピントがあってほとんど写っていなかった。
ジョギングコース1週プラスうろうろして久しぶりの駒沢公園を後にする。
午後2時に自宅を出て5時に戻ってきたから3時間の散歩。人が歩くスピードはだいたい時速4キロだから12キロ歩いたことになる。脚は平気だったが足の裏が少し痛い。やっぱり身体を鍛え直さないと。
2014年04月17日
ヨーロッパに行くなら
とある人からイタリアとフランスに行くのでアドバイスをもらいたいと相談を受ける。韓国に卒業旅行の経験はあるが、ヨーロッパは初めてということだった。私自身はしばらく海外に行っていないのに、なぜか海外通だと思われているらしい。
一般的なアドバイスはここでは省略して、イタリアやフランスに行く人にいつも勧めていることを紹介。
ご存じの人のほうが多いと思うが、レストランで日本のように無料の水がコップに注がれたりはしない。水を飲みたければミネラルウォーターを注文することになる。そしてミネラルウォーターには普通のミネラルウォーターと、発泡性のミネラルウォーターがある。発泡性のミネラルウォーターは大昔にペリエが流行ったり、最近はコンビニでも売っているが、やはり飲み慣れていないからか普通のミネラルウォーターを注文する人が多いように思う。でもヨーロッパに行ったなら、
絶対に絶対にレストランでは発泡性のミネラルウォーターを注文すべき
なのである。少々硬い水だし炭酸ぽいのが気に入らない、あるいは食事と一緒に飲むのは似合わないと思うかもしれない。でもそこは我慢してヨーロッパにいる間、食事の時には発泡性のミネラルウォーターを飲み続けてもらいたい。
なぜかって?
その意味は日本に帰ってきてからわかる。普段から日本で発泡性のミネラルウォーターをガンガン飲んでいる人は別だが、ヨーロッパで初めて発泡性のミネラルウォーターを飲んだような人なら、日本に帰ってきて発泡性のミネラルウォーターを飲むとヨーロッパに記憶が鮮明によみがえるから。なおかつその記憶は食事の記憶とリンクしている。だから例えばイタリアから帰ってきて、自宅でレトルトのソースでパスタを食べたとしても、一緒に発泡性のミネラルウォーターを飲むと「とってもイタリアンな味」に感じられるのである。
まあこればかりはいくら力説してもわかってもらうのは難しいかもしれない。ウソだと思うならヨーロッパに行って発泡性のミネラルウォーターを飲んできて(^^ゞ
ちなみに発泡性のミネラルウォーターはwater with gas。べつにミネラルと頭につけなくてもいい。waterの発音は日本人には難しいがレストランで注文の時なら、どんな発音でも水のことを言っていると理解してもらえる。
こんなアドバイス役に立ったかなあ?
一般的なアドバイスはここでは省略して、イタリアやフランスに行く人にいつも勧めていることを紹介。
ご存じの人のほうが多いと思うが、レストランで日本のように無料の水がコップに注がれたりはしない。水を飲みたければミネラルウォーターを注文することになる。そしてミネラルウォーターには普通のミネラルウォーターと、発泡性のミネラルウォーターがある。発泡性のミネラルウォーターは大昔にペリエが流行ったり、最近はコンビニでも売っているが、やはり飲み慣れていないからか普通のミネラルウォーターを注文する人が多いように思う。でもヨーロッパに行ったなら、
絶対に絶対にレストランでは発泡性のミネラルウォーターを注文すべき
なのである。少々硬い水だし炭酸ぽいのが気に入らない、あるいは食事と一緒に飲むのは似合わないと思うかもしれない。でもそこは我慢してヨーロッパにいる間、食事の時には発泡性のミネラルウォーターを飲み続けてもらいたい。
なぜかって?
その意味は日本に帰ってきてからわかる。普段から日本で発泡性のミネラルウォーターをガンガン飲んでいる人は別だが、ヨーロッパで初めて発泡性のミネラルウォーターを飲んだような人なら、日本に帰ってきて発泡性のミネラルウォーターを飲むとヨーロッパに記憶が鮮明によみがえるから。なおかつその記憶は食事の記憶とリンクしている。だから例えばイタリアから帰ってきて、自宅でレトルトのソースでパスタを食べたとしても、一緒に発泡性のミネラルウォーターを飲むと「とってもイタリアンな味」に感じられるのである。
まあこればかりはいくら力説してもわかってもらうのは難しいかもしれない。ウソだと思うならヨーロッパに行って発泡性のミネラルウォーターを飲んできて(^^ゞ
ちなみに発泡性のミネラルウォーターはwater with gas。べつにミネラルと頭につけなくてもいい。waterの発音は日本人には難しいがレストランで注文の時なら、どんな発音でも水のことを言っていると理解してもらえる。
こんなアドバイス役に立ったかなあ?
2014年04月16日
桃色チューリップが膨らんだけれど
新しい色が咲いたらブログに記録することになっている。
もう昨日15日になってしまったが、ピンク色のツボミが大きくなっているのを発見した。
ベランダのチューリップは現在ピークを過ぎてやや下降線に入ってきたところ。でもまだ毎朝充分に楽しめている。しかし全部で11色植えたのに3色がまだ咲いていないことに気がついた。
球根を植えた時の記録を見ると
●赤・白・黄・桃・紫が各10球のセット。
赤は一番最初に咲いた。
でもこいつは最初は真っ赤なのに、どんどん色が抜けてピンクになってしまう。
このピンクはなかなかいい色ではあるが、やっぱりパンチの効いた赤がないと寂しい。
黄色と紫は問題なし。
だから白がまだまったくゼロ(/o\)
桃色については後で書く。
●赤白2色咲・桃白2色咲・赤黄2色咲が各10球のセット。
赤白2色はたくさん咲いていてとてもキレイ。
桃白2色も早くから咲いた。こいつはどれも少し背が低い。
このセットの中では赤黄2色が咲いていない(/o\)
●メルヘンチューリップセット 2種20球(各10球)
パッケージとは随分違うが、手前の薄い黄色が写真にあるロイデュミディなのかな?
なんか紫も混じっているけどロイデュミディを当てはめるならこれしか考えられない。
そして赤から変色したピンク以外のピンクはベランダに咲いていない。昨日ツボミが大きくなったピンクがあらわれた。しかしピンクは5色セットとメルヘンセットにあるから、どちらかのピンクがまだということになる。
●オレンジブレンド
同じような色ばかりでブレンドとはいえないものの花数は豊富。
オレンジがあると元気なイメージになるので気に入っている。
いつものベランダ写真とは趣向を変えて、13日の日曜日に撮った部屋からのチューリップ。何となくボヤーッとしているのは窓がきれいじゃないから(^^ゞ 部屋からチューリップが眺められる生活ってなかなかいいでしょ。
もう昨日15日になってしまったが、ピンク色のツボミが大きくなっているのを発見した。
ベランダのチューリップは現在ピークを過ぎてやや下降線に入ってきたところ。でもまだ毎朝充分に楽しめている。しかし全部で11色植えたのに3色がまだ咲いていないことに気がついた。
球根を植えた時の記録を見ると
●赤・白・黄・桃・紫が各10球のセット。
赤は一番最初に咲いた。
でもこいつは最初は真っ赤なのに、どんどん色が抜けてピンクになってしまう。
このピンクはなかなかいい色ではあるが、やっぱりパンチの効いた赤がないと寂しい。
黄色と紫は問題なし。
だから白がまだまったくゼロ(/o\)
桃色については後で書く。
●赤白2色咲・桃白2色咲・赤黄2色咲が各10球のセット。
赤白2色はたくさん咲いていてとてもキレイ。
桃白2色も早くから咲いた。こいつはどれも少し背が低い。
このセットの中では赤黄2色が咲いていない(/o\)
●メルヘンチューリップセット 2種20球(各10球)
パッケージとは随分違うが、手前の薄い黄色が写真にあるロイデュミディなのかな?
なんか紫も混じっているけどロイデュミディを当てはめるならこれしか考えられない。
そして赤から変色したピンク以外のピンクはベランダに咲いていない。昨日ツボミが大きくなったピンクがあらわれた。しかしピンクは5色セットとメルヘンセットにあるから、どちらかのピンクがまだということになる。
●オレンジブレンド
同じような色ばかりでブレンドとはいえないものの花数は豊富。
オレンジがあると元気なイメージになるので気に入っている。
いつものベランダ写真とは趣向を変えて、13日の日曜日に撮った部屋からのチューリップ。何となくボヤーッとしているのは窓がきれいじゃないから(^^ゞ 部屋からチューリップが眺められる生活ってなかなかいいでしょ。
2014年04月15日
大宮花の丘農林公苑 その2
チューリップ畑をブラブラ。
自宅ベランダのチューリップもキレイだし、ひたち海浜公園や佐倉ふるさと広場とかチューリップの名所にあちこち出かけて目も肥えてきたきたので、もう少々のことじゃ驚かない。でもたくさんのチューリップが咲いているとテンション上がるね。
オレンジチューリップ。
黄色チューリップ。
ふたつまとめて。
ピンクと赤チューリップの畑になぜか黄色チューリップが一株。前回に書いたシャッタースピードと絞りの関係で、後ろにあるピンクと赤チューリップがボンヤリしすぎてしまう。
チューリップ畑の横にある橋。
橋の上から覗くと、こんな大きな鯉(こい)が、
たくさん泳いでいる。
鴨もいる。ときどき水の上をバシャバシャバシャと数メートルほど助走するようにしてから飛び上がる姿が見られた。それを写真に撮ろうと何度か試したが、鴨の動きが速すぎてまったくカメラの液晶画面に捉えられず。
少し小高くなったところからチューリップ畑を望む。
単色のチューリップばかりなのでもう少し品種のバラエティが欲しいところ。今のように色数が少ない場合は、もっと色を混ぜて植えた方が賑やかになるよ。それとチューリップを植える間隔が少し広すぎるかな。
チューリップ・コンサルタント談←いつから?
チューリップ畑を抜けて公園の一番北側にある芝生。
ピンクのラインのように見えているのは、
芝桜!
ネモフィラと同じく芝桜も、本栖湖リゾートで見た富士の芝桜のような大パノラマというわけにはいかない。それにしてもこの公園はいろいろな植物が植えてあって見どころが豊富。一番有名なのは秋に真っ赤に咲くサルビアらしい。
少し残念だったのは、このピンクの芝桜しかなかったところ。
複数品種の栽培を希望したい。
チューリップ畑は南北に細長い公園の西側にある。
帰りは東側を歩く。
このピンクと白の花は桃の花。
梅・桜・桃と今年も春の花トップ3をコンプリートできてよかった。
これは読んで字のごとく梅である。
花が咲いていない梅をわざわざ写真に撮ったのは、
梅の実がなっていたから。
木になっている実を見たことはあまりない。
この大きな木に咲いている白い花は、
花びらの形と花柄(花と枝をつなぐ部分)の長さから桜であることに間違いはない。
でもなんという名前の桜なんだろう。名前のプレートはなかった。
品種不明なれど気持ちよさそうに伸びていた若葉。
これはムクゲという木。
初夏から花をつけるらしいが、今のところその気配は微塵もなし。
生け垣でよく見かける緑と赤い葉っぱが一緒に生えている木。自宅のマンションにも植えられていて前からなんという名前か気になっていた。ようやく調べてみたらレッドロビン、和名はベニ・カナメモチと判明。
鉄塔と一緒に。
赤いのが新芽で時間がたつと緑色になる。葉は落ちないが紅葉とは逆の変化。
この付近の草には、
紫色の花が咲いていた。
一部のチューリップ畑で下草のように生えていたのと同じもの。
ネットで調べたらホトケノザ(仏の座)という植物。仏像を置く台を蓮華座(れんげざ)というが、花の下の円形になっている葉っぱがそれに似ているのが名前の由来。薄い紫の部分が花で、濃い紫はツボミ。適当なキーワードで写真検索できるからネットは便利。紙の植物図鑑だったらそう簡単に見つけられなかったかも。きれいな花であるが分類的には雑草扱い。
公園東側の最後にまた小さなチューリップ畑があった。こちらは同じ区画にいろんな色のチューリップが植えてある。余った球根を植えた?
お約束の下から青空写しを忘れていたのでこちらで撮影。
これは逆光で撮影。太陽光線が花びらを透かしておもしろい表情になるが、逆光だと光りが強すぎて空が青くならないのが難点。
この日、風はずっと吹いていた。しかしチューリップが傾いているのは風のためというよりも、南側に少しに傾いて花の中により光りを取り入れようとしているからだと思う。
川のような池の途中まで橋?があった。
川のような池の真ん中で撮影。
鴨はなかなかこちらまで来てくれない。
ところが川のような池の真横もホトケノザ畑になっているのだが、そこに鴨を発見!
地上を歩く鴨なんて初めて見た。
どうやら鴨はホトケノザを食べるみたい。
えさ代わりに栽培しているのかな?
2時間半ほど公園を散歩して駐車場のある南側敷地に戻る。
最後にチューリップ&ビオラの別バージョン。
しだれ桜にチューリップ、ネモフィラと芝桜、それと桃の花まで見られて、まるであちこちにツーリングに出かけたような気分。
それではバイクでハイク。
春の花
見つつ歩いて
目が和み
走行95キロで帰りもまったく同じルート。
首都高がウソのように渋滞がなかったのは春の交通安全運動のおかげ?
おしまい
自宅ベランダのチューリップもキレイだし、ひたち海浜公園や佐倉ふるさと広場とかチューリップの名所にあちこち出かけて目も肥えてきたきたので、もう少々のことじゃ驚かない。でもたくさんのチューリップが咲いているとテンション上がるね。
オレンジチューリップ。
黄色チューリップ。
ふたつまとめて。
ピンクと赤チューリップの畑になぜか黄色チューリップが一株。前回に書いたシャッタースピードと絞りの関係で、後ろにあるピンクと赤チューリップがボンヤリしすぎてしまう。
チューリップ畑の横にある橋。
橋の上から覗くと、こんな大きな鯉(こい)が、
たくさん泳いでいる。
鴨もいる。ときどき水の上をバシャバシャバシャと数メートルほど助走するようにしてから飛び上がる姿が見られた。それを写真に撮ろうと何度か試したが、鴨の動きが速すぎてまったくカメラの液晶画面に捉えられず。
少し小高くなったところからチューリップ畑を望む。
単色のチューリップばかりなのでもう少し品種のバラエティが欲しいところ。今のように色数が少ない場合は、もっと色を混ぜて植えた方が賑やかになるよ。それとチューリップを植える間隔が少し広すぎるかな。
チューリップ・コンサルタント談←いつから?
チューリップ畑を抜けて公園の一番北側にある芝生。
ピンクのラインのように見えているのは、
芝桜!
ネモフィラと同じく芝桜も、本栖湖リゾートで見た富士の芝桜のような大パノラマというわけにはいかない。それにしてもこの公園はいろいろな植物が植えてあって見どころが豊富。一番有名なのは秋に真っ赤に咲くサルビアらしい。
少し残念だったのは、このピンクの芝桜しかなかったところ。
複数品種の栽培を希望したい。
チューリップ畑は南北に細長い公園の西側にある。
帰りは東側を歩く。
このピンクと白の花は桃の花。
梅・桜・桃と今年も春の花トップ3をコンプリートできてよかった。
これは読んで字のごとく梅である。
花が咲いていない梅をわざわざ写真に撮ったのは、
梅の実がなっていたから。
木になっている実を見たことはあまりない。
この大きな木に咲いている白い花は、
花びらの形と花柄(花と枝をつなぐ部分)の長さから桜であることに間違いはない。
でもなんという名前の桜なんだろう。名前のプレートはなかった。
品種不明なれど気持ちよさそうに伸びていた若葉。
これはムクゲという木。
初夏から花をつけるらしいが、今のところその気配は微塵もなし。
生け垣でよく見かける緑と赤い葉っぱが一緒に生えている木。自宅のマンションにも植えられていて前からなんという名前か気になっていた。ようやく調べてみたらレッドロビン、和名はベニ・カナメモチと判明。
鉄塔と一緒に。
赤いのが新芽で時間がたつと緑色になる。葉は落ちないが紅葉とは逆の変化。
この付近の草には、
紫色の花が咲いていた。
一部のチューリップ畑で下草のように生えていたのと同じもの。
ネットで調べたらホトケノザ(仏の座)という植物。仏像を置く台を蓮華座(れんげざ)というが、花の下の円形になっている葉っぱがそれに似ているのが名前の由来。薄い紫の部分が花で、濃い紫はツボミ。適当なキーワードで写真検索できるからネットは便利。紙の植物図鑑だったらそう簡単に見つけられなかったかも。きれいな花であるが分類的には雑草扱い。
公園東側の最後にまた小さなチューリップ畑があった。こちらは同じ区画にいろんな色のチューリップが植えてある。余った球根を植えた?
お約束の下から青空写しを忘れていたのでこちらで撮影。
これは逆光で撮影。太陽光線が花びらを透かしておもしろい表情になるが、逆光だと光りが強すぎて空が青くならないのが難点。
この日、風はずっと吹いていた。しかしチューリップが傾いているのは風のためというよりも、南側に少しに傾いて花の中により光りを取り入れようとしているからだと思う。
川のような池の途中まで橋?があった。
川のような池の真ん中で撮影。
鴨はなかなかこちらまで来てくれない。
ところが川のような池の真横もホトケノザ畑になっているのだが、そこに鴨を発見!
地上を歩く鴨なんて初めて見た。
どうやら鴨はホトケノザを食べるみたい。
えさ代わりに栽培しているのかな?
2時間半ほど公園を散歩して駐車場のある南側敷地に戻る。
最後にチューリップ&ビオラの別バージョン。
しだれ桜にチューリップ、ネモフィラと芝桜、それと桃の花まで見られて、まるであちこちにツーリングに出かけたような気分。
それではバイクでハイク。
春の花
見つつ歩いて
目が和み
走行95キロで帰りもまったく同じルート。
首都高がウソのように渋滞がなかったのは春の交通安全運動のおかげ?
おしまい
2014年04月12日
大宮花の丘農林公苑
先週に続いてお花見ツーリング。
ただし現在、春の交通安全運動・絶賛カツアゲ中なのであまり遠くに行く気がしない。本日も山手通りの陸橋を降りたところで、クルマが白い自転車に乗ったヤンキー2名にインネンをつけられていた。たぶん陸橋の上での車線変更禁止違反かな。この時期はパトカー、白バイだけじゃなく制服制帽姿すべてに目配りが必要である。
あれこれ考えて選んだのが埼玉県のさいたま市にある大宮花の丘農林公苑。もともと大宮市にあったが、平成の大合併で大宮市は「さいたま市」となった。いつも思うのだが、地名が平仮名だと前後の平仮名と混ざって読みにくいからやめて欲しいな。自宅からのルートはほとんど首都高で、首都高を降りて2〜3キロのところにあるから比較的安全地帯かなと。
首都高の池袋線〜大宮線で大宮に向かうことになるが、問題はその手前にある首都高中央環状線の山手トンネル。数年前にこのトンネルができたおかげで、目的地によっては混雑する東京中心部を通らずに済むようになった。しかしこの全長11キロほどのトンネルは換気が悪くて猛烈に暑い。真夏だと40度以上になって渋滞したらバイクでは危険である。一度か二度あまりの暑さに耐えかねて途中の出口から降りたこともある。本日も自宅を出る前にネットで渋滞していないことを確認し、首都高に入る前も電光掲示板をチェックしてから入った。まあ季節的にはまだ大丈夫だが、それでもトンネルに入る前に17.5度だったバイクの気温計は30度まで上がった。
幸い首都高はまったく渋滞しておらず1時間ほどで目的地到着。駐車場は2つあって、最初に入った方はバイクを駐める場所がなかったので、ここは道路を挟んだ公園南側の駐車場。係員がいるのはこの駐車場だけ。駐車料金や公園の入場料は必要ない。
親子連れが楽しそうに遊んでいるのを横目で見て歩くと、
さっそく現れるのが圧巻のピンク×イエロー。
斜めからもう一枚。
黄色いのはビオラ。
スミレ/パンジー/ビオラは同じスミレ属の植物であるが、その違いがイマイチよくわからない。野生に近いのがスミレで、それを園芸用に品種改良したのがパンジー。そのパンジーの中で小さいものをビオラと呼ぶ習わしのようである。ちなみにスミレは英語でviola(ビオラ)。野生のスミレは紫色がほとんどで、だから紫色はviolet(バイオレット)。パンジーはpansyという単語がある。すると日本語のビオラは?
それでこのピンク×イエロー畑はとてもいい香りがする。チューリップは例外的な品種を除いてほとんど香りはしない。このチューリップはごく普通のチューリップ。ということはビオラの香りということになる。しかしパンジーやビオラは道路の植え込みでそこら中にあるけれど、今まで香りを感じたことはなかった。これだけの数があるから漂うほどの香りになったということか。今度、道路のビオラをクンクンして確かめてみよう。
大宮花の丘農林公苑は南北に約1キロの細長い形をしていて、面積は11ヘクタールとほどよい広さ。ちなみに日比谷公園が16ヘクタール。公園は花の丘通りという市道か町道かで南北に分断されている。南側は全体の1/8程度で駐車場が半部くらいを占めている。
これが北側の敷地の入り口で実質的なメインゲート。公園には植木鉢で作った埴輪みたいなものがあちこちにあった。ゆるキャラみたいなものか。
入り口を入ってすぐのところの花壇。
さえない風景に見えるが、ここに植えられているのは
ネモフィラである!
白ネモフィラ。この模様のは初めて見た。
青ネモフィラ。
去年、ひたち海浜公園で見た時は「天国に来てしまったか」と錯覚するほど圧巻だったネモフィラ。さすがにひと山すべてネモフィラのひたち海浜公園とは較べものにならないが、こんなお手軽な場所で見られて得した気分。
できるだけ天国っぽく撮れるよう試みるーーー。
この日は風がソコソコあって花がとても揺れている状態。そういう場合はシャッタースピードを上げる。この日の明るさでカメラのおまかせモードで撮ると1/100秒程度のシャッタースピードに設定されるが、上の写真は1/1000秒。そうするとより瞬間だけを撮影するから、揺れによるピンぼけにはなりにくい。ただしカメラというのは次の2つで光りの量(露出)をコントロールしている。
レンズの絞り
シャッタースピード
もうひとつフィルムやデジカメのセンサーの感度というのもあるが、ややこしくなるので省略。それでシャッタースピードを上げる=光りが瞬間しか入ってこない=それじゃ暗くしか写らないのでレンズの絞りを開くという仕組みにカメラはなっている。明るさに関してはそれで問題ないが、レンズは絞りを開くほどピントが合う距離の範囲が狭くなる=ピントのあったもの以外はボケて写るという特性を持っている(原理は良く理解していないが)。
何かをアップで撮る時はまわりがボケたほうが対象が引き立つからそうすることもある。しかし広い範囲をクッキリ撮りたい、目で見たままを写真に残したいという場合には、絞りを絞ってシャッタースピードを遅くして撮るべきなのである。上の写真で後ろのネモフィラがとてもボンヤリとしか写っていないのはシャッタースピードが速くて絞りが開いているから。カメラは濡らすと故障するが、実は風にも弱い。
ネモフィラの隣にあった育成途中といった様子の花壇。
黄色い花はムルチコーレ。
ここは農林公苑だからか花の名前がしっかり表示されている。
その奥にあったオブジェ?
ムルチコーレあたりまでが前栽みたいなもの。
先へ進む。写真左側はソメイヨシノのサクラ。花は散ってすっかり葉桜。この公園には400本のサクラがあるらしい。
そして本日のメインイベントはチューリップじゃなくて、このしだれ桜。
しだれ桜を見るのは久しぶりである。
今、まさに満開!
来てよかった。
青空だと適当に撮ってもキレイな写真になるからウレシイ。
しだれ桜の下に植えられていたのはナデシコ。
でもナデシコってこんな花だっけ? 調べてみるとナデシコは300種類ほどあり、いわゆる可憐な乙女の象徴とされるのはカワラナデシコで花の形がまったく違う。女子サッカーチームには、この公園のナデシコのほうが似合ってるかも(^^ゞ
まわりが白い縁になっている。
あまり縁がハッキリしていない。
白と赤紫。
ピンクのは雄しべの数が他の色と違う。
白いナデシコ。
サクラのしだれたところとナデシコ。
ナデシコを舐めて下から。
ナデシコがボケ過ぎてイマイチ。それと赤ナデシコのアップを撮るのを忘れた。
しだれ桜は公園全体で3〜4本あっただけ。
もっと植えればいいのに。
小高くなっているところがあったので登る。
丘の上からしだれ桜をもう一度。
丘の向こう側は水辺になっていた。川っぽいけど池のようである。
公園によくある西洋式跳ね橋風。
そして丘を下った先はチューリップ畑。
植木鉢埴輪がお出迎え。
ーーー続く。
ただし現在、春の交通安全運動・絶賛カツアゲ中なのであまり遠くに行く気がしない。本日も山手通りの陸橋を降りたところで、クルマが白い自転車に乗ったヤンキー2名にインネンをつけられていた。たぶん陸橋の上での車線変更禁止違反かな。この時期はパトカー、白バイだけじゃなく制服制帽姿すべてに目配りが必要である。
あれこれ考えて選んだのが埼玉県のさいたま市にある大宮花の丘農林公苑。もともと大宮市にあったが、平成の大合併で大宮市は「さいたま市」となった。いつも思うのだが、地名が平仮名だと前後の平仮名と混ざって読みにくいからやめて欲しいな。自宅からのルートはほとんど首都高で、首都高を降りて2〜3キロのところにあるから比較的安全地帯かなと。
首都高の池袋線〜大宮線で大宮に向かうことになるが、問題はその手前にある首都高中央環状線の山手トンネル。数年前にこのトンネルができたおかげで、目的地によっては混雑する東京中心部を通らずに済むようになった。しかしこの全長11キロほどのトンネルは換気が悪くて猛烈に暑い。真夏だと40度以上になって渋滞したらバイクでは危険である。一度か二度あまりの暑さに耐えかねて途中の出口から降りたこともある。本日も自宅を出る前にネットで渋滞していないことを確認し、首都高に入る前も電光掲示板をチェックしてから入った。まあ季節的にはまだ大丈夫だが、それでもトンネルに入る前に17.5度だったバイクの気温計は30度まで上がった。
幸い首都高はまったく渋滞しておらず1時間ほどで目的地到着。駐車場は2つあって、最初に入った方はバイクを駐める場所がなかったので、ここは道路を挟んだ公園南側の駐車場。係員がいるのはこの駐車場だけ。駐車料金や公園の入場料は必要ない。
親子連れが楽しそうに遊んでいるのを横目で見て歩くと、
さっそく現れるのが圧巻のピンク×イエロー。
斜めからもう一枚。
黄色いのはビオラ。
スミレ/パンジー/ビオラは同じスミレ属の植物であるが、その違いがイマイチよくわからない。野生に近いのがスミレで、それを園芸用に品種改良したのがパンジー。そのパンジーの中で小さいものをビオラと呼ぶ習わしのようである。ちなみにスミレは英語でviola(ビオラ)。野生のスミレは紫色がほとんどで、だから紫色はviolet(バイオレット)。パンジーはpansyという単語がある。すると日本語のビオラは?
それでこのピンク×イエロー畑はとてもいい香りがする。チューリップは例外的な品種を除いてほとんど香りはしない。このチューリップはごく普通のチューリップ。ということはビオラの香りということになる。しかしパンジーやビオラは道路の植え込みでそこら中にあるけれど、今まで香りを感じたことはなかった。これだけの数があるから漂うほどの香りになったということか。今度、道路のビオラをクンクンして確かめてみよう。
大宮花の丘農林公苑は南北に約1キロの細長い形をしていて、面積は11ヘクタールとほどよい広さ。ちなみに日比谷公園が16ヘクタール。公園は花の丘通りという市道か町道かで南北に分断されている。南側は全体の1/8程度で駐車場が半部くらいを占めている。
これが北側の敷地の入り口で実質的なメインゲート。公園には植木鉢で作った埴輪みたいなものがあちこちにあった。ゆるキャラみたいなものか。
入り口を入ってすぐのところの花壇。
さえない風景に見えるが、ここに植えられているのは
ネモフィラである!
白ネモフィラ。この模様のは初めて見た。
青ネモフィラ。
去年、ひたち海浜公園で見た時は「天国に来てしまったか」と錯覚するほど圧巻だったネモフィラ。さすがにひと山すべてネモフィラのひたち海浜公園とは較べものにならないが、こんなお手軽な場所で見られて得した気分。
できるだけ天国っぽく撮れるよう試みるーーー。
この日は風がソコソコあって花がとても揺れている状態。そういう場合はシャッタースピードを上げる。この日の明るさでカメラのおまかせモードで撮ると1/100秒程度のシャッタースピードに設定されるが、上の写真は1/1000秒。そうするとより瞬間だけを撮影するから、揺れによるピンぼけにはなりにくい。ただしカメラというのは次の2つで光りの量(露出)をコントロールしている。
レンズの絞り
シャッタースピード
もうひとつフィルムやデジカメのセンサーの感度というのもあるが、ややこしくなるので省略。それでシャッタースピードを上げる=光りが瞬間しか入ってこない=それじゃ暗くしか写らないのでレンズの絞りを開くという仕組みにカメラはなっている。明るさに関してはそれで問題ないが、レンズは絞りを開くほどピントが合う距離の範囲が狭くなる=ピントのあったもの以外はボケて写るという特性を持っている(原理は良く理解していないが)。
何かをアップで撮る時はまわりがボケたほうが対象が引き立つからそうすることもある。しかし広い範囲をクッキリ撮りたい、目で見たままを写真に残したいという場合には、絞りを絞ってシャッタースピードを遅くして撮るべきなのである。上の写真で後ろのネモフィラがとてもボンヤリとしか写っていないのはシャッタースピードが速くて絞りが開いているから。カメラは濡らすと故障するが、実は風にも弱い。
ネモフィラの隣にあった育成途中といった様子の花壇。
黄色い花はムルチコーレ。
ここは農林公苑だからか花の名前がしっかり表示されている。
その奥にあったオブジェ?
ムルチコーレあたりまでが前栽みたいなもの。
先へ進む。写真左側はソメイヨシノのサクラ。花は散ってすっかり葉桜。この公園には400本のサクラがあるらしい。
そして本日のメインイベントはチューリップじゃなくて、このしだれ桜。
しだれ桜を見るのは久しぶりである。
今、まさに満開!
来てよかった。
青空だと適当に撮ってもキレイな写真になるからウレシイ。
しだれ桜の下に植えられていたのはナデシコ。
でもナデシコってこんな花だっけ? 調べてみるとナデシコは300種類ほどあり、いわゆる可憐な乙女の象徴とされるのはカワラナデシコで花の形がまったく違う。女子サッカーチームには、この公園のナデシコのほうが似合ってるかも(^^ゞ
まわりが白い縁になっている。
あまり縁がハッキリしていない。
白と赤紫。
ピンクのは雄しべの数が他の色と違う。
白いナデシコ。
サクラのしだれたところとナデシコ。
ナデシコを舐めて下から。
ナデシコがボケ過ぎてイマイチ。それと赤ナデシコのアップを撮るのを忘れた。
しだれ桜は公園全体で3〜4本あっただけ。
もっと植えればいいのに。
小高くなっているところがあったので登る。
丘の上からしだれ桜をもう一度。
丘の向こう側は水辺になっていた。川っぽいけど池のようである。
公園によくある西洋式跳ね橋風。
そして丘を下った先はチューリップ畑。
植木鉢埴輪がお出迎え。
ーーー続く。
2014年04月11日
強風で倒れる(>_<)
昨日の深夜はかなり強い風が吹いていた。
部屋の中にいても風の音が聞こえるくらい。
イヤな予感はしていたんだけれど、朝ベランダにでてみるとやっぱりーーー。
倒れてる。
倒れてる。
水平近く倒れてる。
倒れていたのは10本くらい。風の音と較べれば被害は少なかったかもしれない。今までの経験だと花が咲いた後は頭が重たいので、倒れたらなかなか元には戻らない。ブログを書く前にベランダに出てみたが、朝よりは多少マシになっていた程度。でも今年は球根がよかったのか肥料のせいか、今までよりしっかりしたチューリップなので今後の回復に期待。
ちょっと絵に動きが出て、良くなったんじゃないかと強がってみる。
手前にピントを合わせて、後ろの倒れているのをボカしてみる。
ベランダとはいえ自然の中でのことだから仕方ないね。
農家の人の気持ちや苦労が1/100ほどわかった気がする。
部屋の中にいても風の音が聞こえるくらい。
イヤな予感はしていたんだけれど、朝ベランダにでてみるとやっぱりーーー。
倒れてる。
倒れてる。
水平近く倒れてる。
倒れていたのは10本くらい。風の音と較べれば被害は少なかったかもしれない。今までの経験だと花が咲いた後は頭が重たいので、倒れたらなかなか元には戻らない。ブログを書く前にベランダに出てみたが、朝よりは多少マシになっていた程度。でも今年は球根がよかったのか肥料のせいか、今までよりしっかりしたチューリップなので今後の回復に期待。
ちょっと絵に動きが出て、良くなったんじゃないかと強がってみる。
手前にピントを合わせて、後ろの倒れているのをボカしてみる。
ベランダとはいえ自然の中でのことだから仕方ないね。
農家の人の気持ちや苦労が1/100ほどわかった気がする。
2014年04月09日
オレンジチューリップ開花
チューリップ以外のことを書けといわれそうだが、
今年は色別に記録すると決めているのでおつきあいを。
オレンジチューリップ。
昨日は、こんな色のツボミはなかったのに不思議。
オレンジはこの一輪だけで、まわりにそれらしきツボミもない。
「赤×黄色チューリップは4月5日からツボミと開花の中間状態になった」と、昨日に書いたが赤×白チューリップだったみたい。本日、見事に開花でメデタシ。
これは黄色チューリップの生長途中で色が薄いのか、別に植えたパステル色のチューリップなのかハッキリしない。なんとなく二色っぽい雰囲気であるが、そうだとしたら注文した球根にはなく、別の品種が紛れ込んでいたことになる。正体に確信が持てないので開花認定は保留。
上と同じものと思うが、花びらを作るのを半分忘れたような感じ。
キレイどころを何枚か。
毎朝、心が和むね。
理研の小保方晴子ちゃんにも見せてあげたい(^^ゞ
記者会見のダイジェストはニュースで見た。事の真相は別として、謝罪会見としてはパーフェクトなできばえだったと思う。ロジックの組み立て方、話し方はそうとう練られていると感じた。彼女が今回の記者会見で伝えるべきと考えたことは、おそらく100%近く伝えられたのではないか。逆にいえばそうなるように内容を構成した=絞り込んだいうこと。たくさん喋ればたくさん伝わるというものではない。加えて服装とメイクも完璧。最小限の涙を見せたことも効果的だった(うそ泣きと指摘しているんじゃないよ)。
たぶん歴史に残る謝罪会見じゃないかな。
今後、不祥事を起こした人は今回の会見を見て勉強すべきかも。
今年は色別に記録すると決めているのでおつきあいを。
オレンジチューリップ。
昨日は、こんな色のツボミはなかったのに不思議。
オレンジはこの一輪だけで、まわりにそれらしきツボミもない。
「赤×黄色チューリップは4月5日からツボミと開花の中間状態になった」と、昨日に書いたが赤×白チューリップだったみたい。本日、見事に開花でメデタシ。
これは黄色チューリップの生長途中で色が薄いのか、別に植えたパステル色のチューリップなのかハッキリしない。なんとなく二色っぽい雰囲気であるが、そうだとしたら注文した球根にはなく、別の品種が紛れ込んでいたことになる。正体に確信が持てないので開花認定は保留。
上と同じものと思うが、花びらを作るのを半分忘れたような感じ。
キレイどころを何枚か。
毎朝、心が和むね。
理研の小保方晴子ちゃんにも見せてあげたい(^^ゞ
記者会見のダイジェストはニュースで見た。事の真相は別として、謝罪会見としてはパーフェクトなできばえだったと思う。ロジックの組み立て方、話し方はそうとう練られていると感じた。彼女が今回の記者会見で伝えるべきと考えたことは、おそらく100%近く伝えられたのではないか。逆にいえばそうなるように内容を構成した=絞り込んだいうこと。たくさん喋ればたくさん伝わるというものではない。加えて服装とメイクも完璧。最小限の涙を見せたことも効果的だった(うそ泣きと指摘しているんじゃないよ)。
たぶん歴史に残る謝罪会見じゃないかな。
今後、不祥事を起こした人は今回の会見を見て勉強すべきかも。
2014年04月07日
自宅チューリップは40本開花
今年最初の赤チューリップが咲いた4月1日には
こんな状態だったベランダは
それから6日後の本日でこうなっている\(^o^)/
ツボミなのか咲いているのか微妙なものもあるが開花認定は40本。
ところで1つの茎に1つの花が咲く植物の場合、数え方は「輪」でも「本」でも入試問題なら正解にしてもらえる。しかし一輪〜二輪ならしっくりくるけれど、数が多くなって40輪とかはやっぱり変な気がする。
赤チューリップが最初に咲いたのが4月1日。
こいつは日が当たっていると一番ガバーッと開くが、日が当たらないと一番花びらを強く閉じる。なんというかハッキリした性格である。下の写真は雨だった4月3日のもの。開いている時は真っ赤だが、開き方が弱いと白が浮き上がってイチゴを縦に切ったときみたいである。
黄色チューリップは4月3日に最初の開花。
紫チューリップは、あまり花びらが開かない控えめな性格?
4月3日から開花でいいかな。
ピンク×白チューリップは4月4日から。
赤×黄色チューリップは4月5日からツボミと開花の中間状態になった。
というわけで現在5色。
植えたのは11色だから、これからもっとカラフルになるはず。
こんな状態だったベランダは
それから6日後の本日でこうなっている\(^o^)/
ツボミなのか咲いているのか微妙なものもあるが開花認定は40本。
ところで1つの茎に1つの花が咲く植物の場合、数え方は「輪」でも「本」でも入試問題なら正解にしてもらえる。しかし一輪〜二輪ならしっくりくるけれど、数が多くなって40輪とかはやっぱり変な気がする。
赤チューリップが最初に咲いたのが4月1日。
こいつは日が当たっていると一番ガバーッと開くが、日が当たらないと一番花びらを強く閉じる。なんというかハッキリした性格である。下の写真は雨だった4月3日のもの。開いている時は真っ赤だが、開き方が弱いと白が浮き上がってイチゴを縦に切ったときみたいである。
黄色チューリップは4月3日に最初の開花。
紫チューリップは、あまり花びらが開かない控えめな性格?
4月3日から開花でいいかな。
ピンク×白チューリップは4月4日から。
赤×黄色チューリップは4月5日からツボミと開花の中間状態になった。
というわけで現在5色。
植えたのは11色だから、これからもっとカラフルになるはず。
2014年04月05日
江川せせらぎ緑道で桜とチューリップ
花の名所にバイクであちこちに出かけているが、桜(ソメイヨシノ)の花見を目的にツーリングしたことはない。人並みに桜は好きだ。しかし桜はそこら中で咲いているので、バイクでツーリングしてまで見に行こうというモチベーションがなかなか起こらないのがその理由。あまり見かけない河津桜は三浦海岸に見に行ったことがある。
そんなわけで今年も桜を見に行くつもりはなかったが、
数日前このブログを読んでいる知人と話をしたら
知人「チューリップ好きなんですね。あなたのイメージと随分違うけれど」
私 「それは本人が百も承知(^^ゞ」
知人「ところで港北ニュータウンに桜と一緒にチューリップが咲いている
ところがあるのをご存じですか?」
エッ! そんな天国みたいなところがあるのか!
というわけで行ってきたのが横浜市都筑区にある江川せせらぎ緑道というところ。
残念ながら朝からどんより曇りでときどき小雨がパラパラ。東京アメッシュで雨雲レーダーを見たら自宅よりも横浜方面のほうが雨雲が濃く、しかも目的地近くに居座っている。結局午後2時近くまで待って雨雲が取れてから出発。片道20キロほどだけれど、出遅れたので往きは第三京浜(高速道路)で。
江川せせらぎ緑道は第三京浜の港北インターの近くにある。家具のIKEAがあるところといった方が東京近郊ではわかる人が多いかもしれない。緑で塗ったのは桜並木になっている部分で、緑道そのものは第三京浜をくぐって東側に延びて鶴見川に注いでいる。地図の右下の公園はサッカーの日産スタジアムのある新横浜公園の端っこ。公園をさらに右下側に抜ければ新幹線の新横浜駅。
第三京浜入り口の交差点のすぐそばに、こんな場所を見つけてBMW F800Rを駐める。江川せせらぎ緑道は公園ではないので駐車場はない。でもバイクなら緑道のまわりで駐める場所には苦労しないはず。クルマも路駐できそうだがIKEAの駐車場に入れた方がベターかな。なお緑道にはトイレもないよ。
上の地図で緑色に塗った一番右側、つまり港北インターに接続している幹線道路から。
谷のようになったところに小さな水路沿いの桜並木。
満開過ぎで散り始めているのは織り込み済み。
東京の満開は先週の火曜日くらいだった。
せせらぎ緑道に降りてしばらく進むと橋があった。
その橋の手前で歩いてきた方向を振り返る。
奥の水色の橋が最初に写真を撮ったところ。
橋をくぐって進行方向。桜並木も水路があるといっそう趣がでるね。空が白くて桜と一体化してしまっているのが残念。まあ雨降りで来られなかったよりはいいか。
その次の橋には名前のプレートがあった。
川向境橋から振り返る。
花が咲いているところと目線がほぼ同じ高さになるので、花のボリュームを感じられる。
進行方向を橋の上から。
川の中に花壇が作られている。プリムラという花だったかな?
しばらく進むとチューリップが見えてきた。緑道のチューリップのうち咲いていたのは1割程度。まあ桜とチューリップは満開の時期が違うから仕方ないね。
桜のアップ。
私が使っているNEX-5Nというデジカメはオートフォーカスの精度があまり高くない。でも最近、カメラのオートフォーカスモードをデフォルトの「マルチ」から「フレキシブルスポット」にすると多少はマシになることを発見した。機能の説明は長くなるのでいずれそのうち。
しかしマシになったという程度でオートフォーカスはコントラスト方式(説明は省略)なので、色の薄いものや濃淡のないものはやはり苦手。上に貼った写真はそこそこピントが合っているように見えても、クリックして拡大すると何となくボヤーッとしていている。サイズが小さいほど密集状態になるからピントが合っているように見えているだけ。そしてカメラの液晶画面はブログのページの写真より少し小さい。だから撮影時にクッキリとピントが合っているように表示されても、パソコンに取り込んでからガッカリすることが多い。ブログの写真をクリックで拡大して、ピンぼけだったらすぐ閉じてください(^^ゞ
橋には川にせり出しているスペースが設けられている。
せり出しから進行方向を撮る。
チューリップがたくさん咲いている場所が見えてきた。
赤チューリップと桜。
次の橋の上から振り返って。
先を進む。
水草と川に散った桜の花びら。ミレーのオーフィーリアを思い出す。ここなら溺死する心配はない(^^ゞ(1つ前のエントリーです)
タンポポ。
アヤメの仲間のシャガという花。
これが桜並木の最後の橋。
橋の向こう側は水路だけで遊歩道はなかった。スタート地点からここまで1キロちょっとだと思う。ちなみに江川せせらぎ緑道の全長は約2.5キロ。
折り返して右岸を歩く。右岸左岸とは上流から下流を見ての左右。
赤チューリップ一輪。
背の低い黄色い花は先ほど花壇の中にあった(推定)プリムラ。
山崎パンの工場が川沿いにある。
子供がえさをあげているのは、
鯉(こい)。
小さいのはメダカだと思うが自信なし。♪メダカの学校は〜と子供の頃は唱ったので、メダカが絶滅危惧種に指定された時は本当にビックリした。でも、ここにはたくさんいた。
花びらが散った後はこういう風になっているんだと眺める。
昔はドブ川だったのを水処理で「せせらぎ」にしたということらしい。
手づくり郷土賞に認定されている江川せせらぎ緑道。
調べてみると国交省の制度だった。その選定基準は
地域の魅力や個性を創出している良質な社会資本及び
それと関わりがある優れた地域活動が一体となったものを選定
手づくり関係ないやん!
桜とチューリップを土手の上から。
ここのチューリップは近くの小学生が植えているというプレートがあった。
桜とチューリップの組み合わせは珍しい。ただしこの両者がマッチしているかといえば、それはちょっと微妙だったかな。桜には菜の花がよく一緒に植えられる。色は派手でも桜の引き立て役になっている。それと較べればチューリップには自己主張がありすぎるというか。
広場とかベンチとかはない。ところどころの階段でお弁当を食べている人がチラホラ。
土手の上にたこ焼きとか焼き鳥の出店が4軒あった。
帰る頃になって少し青空になってきた。
でも写真が映えるほど青くはならず。
最後に緑道に架かっていた橋まで移動して、桜とBMW F800Rとのツーショット。
帰りはしばらく適当に走ったら綱島街道に出たので、そのまま進む。綱島街道は途中で中原街道と名前を変えて五反田までつながっている。江戸時代初期の中原街道は江戸城と小田原城を結ぶ街道だったらしい。
自宅近くのメジャーな桜の名所である洗足池の桜を横目でチラッと眺めて、お花見ミニツーリング終了。走行40キロ。気温は13度くらいで微妙に寒かった。
それでは恒例の?バイクでハイク
しろ桜
わずかな紅を
愛でるもの
そんなわけで今年も桜を見に行くつもりはなかったが、
数日前このブログを読んでいる知人と話をしたら
知人「チューリップ好きなんですね。あなたのイメージと随分違うけれど」
私 「それは本人が百も承知(^^ゞ」
知人「ところで港北ニュータウンに桜と一緒にチューリップが咲いている
ところがあるのをご存じですか?」
エッ! そんな天国みたいなところがあるのか!
というわけで行ってきたのが横浜市都筑区にある江川せせらぎ緑道というところ。
残念ながら朝からどんより曇りでときどき小雨がパラパラ。東京アメッシュで雨雲レーダーを見たら自宅よりも横浜方面のほうが雨雲が濃く、しかも目的地近くに居座っている。結局午後2時近くまで待って雨雲が取れてから出発。片道20キロほどだけれど、出遅れたので往きは第三京浜(高速道路)で。
江川せせらぎ緑道は第三京浜の港北インターの近くにある。家具のIKEAがあるところといった方が東京近郊ではわかる人が多いかもしれない。緑で塗ったのは桜並木になっている部分で、緑道そのものは第三京浜をくぐって東側に延びて鶴見川に注いでいる。地図の右下の公園はサッカーの日産スタジアムのある新横浜公園の端っこ。公園をさらに右下側に抜ければ新幹線の新横浜駅。
第三京浜入り口の交差点のすぐそばに、こんな場所を見つけてBMW F800Rを駐める。江川せせらぎ緑道は公園ではないので駐車場はない。でもバイクなら緑道のまわりで駐める場所には苦労しないはず。クルマも路駐できそうだがIKEAの駐車場に入れた方がベターかな。なお緑道にはトイレもないよ。
上の地図で緑色に塗った一番右側、つまり港北インターに接続している幹線道路から。
谷のようになったところに小さな水路沿いの桜並木。
満開過ぎで散り始めているのは織り込み済み。
東京の満開は先週の火曜日くらいだった。
せせらぎ緑道に降りてしばらく進むと橋があった。
その橋の手前で歩いてきた方向を振り返る。
奥の水色の橋が最初に写真を撮ったところ。
橋をくぐって進行方向。桜並木も水路があるといっそう趣がでるね。空が白くて桜と一体化してしまっているのが残念。まあ雨降りで来られなかったよりはいいか。
その次の橋には名前のプレートがあった。
川向境橋から振り返る。
花が咲いているところと目線がほぼ同じ高さになるので、花のボリュームを感じられる。
進行方向を橋の上から。
川の中に花壇が作られている。プリムラという花だったかな?
しばらく進むとチューリップが見えてきた。緑道のチューリップのうち咲いていたのは1割程度。まあ桜とチューリップは満開の時期が違うから仕方ないね。
桜のアップ。
私が使っているNEX-5Nというデジカメはオートフォーカスの精度があまり高くない。でも最近、カメラのオートフォーカスモードをデフォルトの「マルチ」から「フレキシブルスポット」にすると多少はマシになることを発見した。機能の説明は長くなるのでいずれそのうち。
しかしマシになったという程度でオートフォーカスはコントラスト方式(説明は省略)なので、色の薄いものや濃淡のないものはやはり苦手。上に貼った写真はそこそこピントが合っているように見えても、クリックして拡大すると何となくボヤーッとしていている。サイズが小さいほど密集状態になるからピントが合っているように見えているだけ。そしてカメラの液晶画面はブログのページの写真より少し小さい。だから撮影時にクッキリとピントが合っているように表示されても、パソコンに取り込んでからガッカリすることが多い。ブログの写真をクリックで拡大して、ピンぼけだったらすぐ閉じてください(^^ゞ
橋には川にせり出しているスペースが設けられている。
せり出しから進行方向を撮る。
チューリップがたくさん咲いている場所が見えてきた。
赤チューリップと桜。
次の橋の上から振り返って。
先を進む。
水草と川に散った桜の花びら。ミレーのオーフィーリアを思い出す。ここなら溺死する心配はない(^^ゞ(1つ前のエントリーです)
タンポポ。
アヤメの仲間のシャガという花。
これが桜並木の最後の橋。
橋の向こう側は水路だけで遊歩道はなかった。スタート地点からここまで1キロちょっとだと思う。ちなみに江川せせらぎ緑道の全長は約2.5キロ。
折り返して右岸を歩く。右岸左岸とは上流から下流を見ての左右。
赤チューリップ一輪。
背の低い黄色い花は先ほど花壇の中にあった(推定)プリムラ。
山崎パンの工場が川沿いにある。
子供がえさをあげているのは、
鯉(こい)。
小さいのはメダカだと思うが自信なし。♪メダカの学校は〜と子供の頃は唱ったので、メダカが絶滅危惧種に指定された時は本当にビックリした。でも、ここにはたくさんいた。
花びらが散った後はこういう風になっているんだと眺める。
昔はドブ川だったのを水処理で「せせらぎ」にしたということらしい。
手づくり郷土賞に認定されている江川せせらぎ緑道。
調べてみると国交省の制度だった。その選定基準は
地域の魅力や個性を創出している良質な社会資本及び
それと関わりがある優れた地域活動が一体となったものを選定
手づくり関係ないやん!
桜とチューリップを土手の上から。
ここのチューリップは近くの小学生が植えているというプレートがあった。
桜とチューリップの組み合わせは珍しい。ただしこの両者がマッチしているかといえば、それはちょっと微妙だったかな。桜には菜の花がよく一緒に植えられる。色は派手でも桜の引き立て役になっている。それと較べればチューリップには自己主張がありすぎるというか。
広場とかベンチとかはない。ところどころの階段でお弁当を食べている人がチラホラ。
土手の上にたこ焼きとか焼き鳥の出店が4軒あった。
帰る頃になって少し青空になってきた。
でも写真が映えるほど青くはならず。
最後に緑道に架かっていた橋まで移動して、桜とBMW F800Rとのツーショット。
帰りはしばらく適当に走ったら綱島街道に出たので、そのまま進む。綱島街道は途中で中原街道と名前を変えて五反田までつながっている。江戸時代初期の中原街道は江戸城と小田原城を結ぶ街道だったらしい。
自宅近くのメジャーな桜の名所である洗足池の桜を横目でチラッと眺めて、お花見ミニツーリング終了。走行40キロ。気温は13度くらいで微妙に寒かった。
それでは恒例の?バイクでハイク
しろ桜
わずかな紅を
愛でるもの
2014年04月04日
ラファエル前派展 テート美術館の至宝 その3
「マリアナ」
ジョン・エヴァレット・ミレー
「ああ〜しんど」というため息が聞こえてきそう。女性の前のテーブルには刺繍を施している生地がおいてあり、その制作途中にひと休みという設定。
マリアナというのはアルフレッド・テニスンというラファエル前派と同時代の詩人の作品名であり、その詩の主人公の女性。その一節は
乙女はただこう言った「わたしの人生は侘しいのです――
あの方がいらっしゃらないから」と。
彼女は言う「わたしはほとほと疲れました――
いっそ死んでしまいたい」と。
マリアナの詩は、シェイクスピアの作品に登場する人物を引用して作られているもので、この絵の背景を理解するにはそれなりの文学的素養が必要。詩に書いてあるように彼女は身体だけでなく心も「しんどい」状況にある。刺繍じゃ暇はつぶせても心は晴れないのが表情から読み取れる。実は彼女は婚約者に逃げられたのだ。でも心配ご無用。そんなことは知らなくても「よう描けてんなあ」「ええ女やなあ」と眺めているだけでこの絵は充分に堪能できる。
例によってラファエル前派ワールド全開で描写は細かい。椅子の脚の光り具合やクッションの皺、極めつけは窓の外の風景。でも床になぜ葉っぱが散らかっているのだろう。刺繍の模様も植物だけれど床の葉っぱとは違う形だからデザインサンプルでもなさそう。この葉っぱだけは状況描写じゃなく心象風景? ところで部屋の壁紙も豪華だし窓にはステンドグラスまであって(受胎告知のシーンだと思うが何か意味があるのかな)、ドレスの生地はたぶんベルベッドとリッチな暮らしぶりのように思えるが床にはネズミが這っている。江戸時代の終わりならそれで普通? それともこれも心象風景なのかな。
「プロセルピナ」
ダンテ・ゲイブリエル・ロセッティ
展覧会のポスターにもなった作品。強烈な存在感とハンパない目ヂカラ。肩幅も広い体格。こんな女性がいたら後ずさりしてしまいそう。右肩が髪で隠れてしまっているせいか、首のあたりだけに目をやれば何となくロクロ首のようにみえなくもない。
プロセルピナはローマやギリシャの神話に登場する女神で、こんな生い立ち。
春の女神で、春になると魔法の絵の具で春の花に色をつける。(メルヘンですね)
その美しい姿を見そめた冥界(あの世)の神プルートーに連れ去られる。
拉致されたプロセルピナは冥界でハンストをおこなう。
その後色々あって(省略)プロセルピナは地上に戻れることになる。
地上に戻る日、ハンストでお腹が空いていたのでプルートーに差し出された
ザクロ12粒のうち6粒を食べてしまう。
冥界のものを食べたたら冥界に属するというルールがあったので、
プロセルピナは1年の半分を冥界でプルートーの妻として過ごすことになる。
とまあ、プロセルピナは何かとややこしい人生を送る羽目になってしまった女神である。絵のテーマは囚われの美女といったところかな。でもプロセルピナは冥界で女王としてかなり怖い女神だったらしいから、そんな雰囲気もでているような気がする。ちなみに冥界と地獄とは別の概念だから女閻魔様をやっていたわけじゃないよ。
この絵のモデルはジェイン・モリスという女性で、ラファエル前派の一員であるウィリアム・モリスの奥さん。でもってロセッティの愛人でもあり、しかもモリス(夫)はロセッティ(仲間)とジェイン(妻)のために別荘を借りたりと、いくつもあるラファエル前派ドロ沼物語でも重要な?存在となっている。
なおロセッティはプロセルピナを同じ構図で7年間で8点も描いている。構図の違うバージョンも含めれば18点あるという説も。そんなにたくさん同じ構図のある作品は珍しいと。よほどプロセルピナに関心があったのか、あるいはジェインにゾッコンだったのかな。
展覧会に出品されているのと違うバージョンを2つ。
髪が赤いのは少し優しい表情に見える。
ところでウィリアム・モリスってどこかで聞いた名前だと思ったら、あの壁紙やカーテンのプリントで有名なデザイナーだった。ウィリアム・モリスはあまり絵は描かなかったようだが、意外なところで今の時代とラファエル前派がつながっていてビックリである。
「オフィーリア」
ジョン・エヴァレット・ミレー
この展示会があるまでラファエル前派って何?というレベルだったが、この絵だけは何となく知っていた。雑誌か何かで観たのかもしれない。
オフィーリアはシェイクスピアのハムレットに登場するハムレットの恋人。訳あってハムレットに冷たくされたと勘違いし、またハムレットが誤って(人違いで)オフィーリアの父親を殺してしまう。彼女はそんなこんなの哀しみのあまりやがて発狂し、自殺だったのか事故で落ちたのか川で溺死する。映画のハムレットならオフィーリアが溺死するシーンが撮られることもあるが、劇中では「こういう事だったのよ」と語られるだけで、そのシーンが演じられることはない(らしい)。だからこそ、いろんな画家がオフィーリアの溺死にインスピレーションをかき立てられて絵を描いてきた。その中でもオフィーリアの最高傑作との名声を得ているのが、このミレーのオフィーリアである。
状況を描写するなら「溺死体の美女」。何とも不思議な美しさにあふれる絵である。間違っても「水深浅そう」とか「流れも穏やかなのに」と突っ込んではいけない(^^ゞ 他の画家のオフィーリアもネットでいろいろ見たが、ほとんどが肖像画か川の側にいる生前の姿。オフィーリアをドザエモンに仕立てたミレーの着想は群を抜いている。
例によって人物はもちろん背景の描写に一切の手抜きなし。日の当たらない葉っぱの緑と木の茶色が画面の多くを占めていて暗いイメージが支配的だが、赤や黄色の鮮やかな数輪の花が強烈なアクセントとなっている。ただし小さな花なのでブログに貼ったサイズではそれを感じ取れないかもしれない(クリックして拡大しても)。
その鮮やかな花はオフィーリアが川に落ちる前に摘んでいたもの。溺死体と、その傍らにある生命力をイヤでも感じさせる鮮やかな花の色。この対比がちょっとゾクッとするくらい見事なアイデアである。
ところで溺死体の美女と書いてきたが、この時点のオフィーリアはまだ死んでいないとする解釈もある。気が触れていたオフィーリアは、川に落ちた状況も理解できず歌を口ずさんでいたというのがハムレットでのストーリー。開いた口はそういう風にも見える。そういえば肌の色にもまだ少し精気がある。
やっぱりシェイクスピアのハムレットを絵にしているから、
「生きているのか、死んでいるのか、それが問題だ」(^^ゞ
「破られた誓い」
フィリップ・ハーモジニーズ・コールデロン(ハモジェニーズ・コールドロン)
展覧会で私はまず全体をザッと回って、気に入った絵のところにまた戻るというスタイルで鑑賞する。この絵にはとても気を引かれたのであるが、最初はタイトルの意味がわからなかった。二度目にじっくり観た時も「なぜ破られた誓い?」と思って眺めていて、ようやく壁越しに男女が描かれていると気がついた。彼氏が他の女といるところに遭遇した場面の絵である。モデルは高校生くらいの年代かな。
先に取り上げた3点と較べれば芸術性のレベルは劣る。芸術性の違いって何かといえば売りに出されたとしたら値段がかなり違うということである(^^ゞ それはともかくドーンと迫ってくるものはないが、何か妙に引っかかる絵なのである。
ラファエル前派だから細かく描き込まれている。しかし他の画家とは技法がかなり違う。ほとんど筆のタッチを感じさせないCG的というか塗り絵的というか。実はそういうのはあまり好みじゃない。でもテクニックは神業的。特にスカートはプリント模様の生地で、フワッとしてヒダがいくつも入っている様子が見事に表現されている。それと袖から覗いているブラウスは、まるで指でつまめそうだった。これだけ丁寧に描くのに、どの程度の時間がかかるのだろう。どうしてもそういうところに目が行くから、壁の後ろにいる男女に気がつかなかったのかもしれない。
表情がなかなか微妙である。一般的には悲しみの場面ということになるのだろうが、それだけには見えなかった。彼女は何となく気が強そうである。泣き出しそうというより「ケッ、こんな男に惚れていた自分が情けないわ」と悲しみ半分嫌悪感半分の表情に思える。どうでもいいけれど、壁の向こうの女性は鼻の一部と唇くらいしか見えないが、あまり美人とは思えない。横顔がわずかに見える男性もアホっぽそうである。「破られた誓い」ということは婚約でもしていたんだろうか。まあ結婚する前につまらない男ということがわかってよかったんじゃないか。以上、私の勝手なモーソーでした(^^ゞ
ミレーのオフィーリアを除いて、初めて観る絵ばかりのラファエル前派はとてもおもしろかった。ディティールに手を抜かない描き方は見応えがあるし、それぞれの絵にテーマや主張があるものが多く、ある意味わかりやすくてのめり込みやすい。そんなに長く展覧会にいなかったのに濃厚な時間を過ごした気がする。彼らがアンチ・ラファエロを旗印にあげていても、もちろん私はラファエロはラファエロで好き。でも次にラファエロの絵を観る時には、今までと違った見方ができそうで楽しみである。ラファエル前派の絵ももっと観たい。
おしまい
ジョン・エヴァレット・ミレー
「ああ〜しんど」というため息が聞こえてきそう。女性の前のテーブルには刺繍を施している生地がおいてあり、その制作途中にひと休みという設定。
マリアナというのはアルフレッド・テニスンというラファエル前派と同時代の詩人の作品名であり、その詩の主人公の女性。その一節は
乙女はただこう言った「わたしの人生は侘しいのです――
あの方がいらっしゃらないから」と。
彼女は言う「わたしはほとほと疲れました――
いっそ死んでしまいたい」と。
マリアナの詩は、シェイクスピアの作品に登場する人物を引用して作られているもので、この絵の背景を理解するにはそれなりの文学的素養が必要。詩に書いてあるように彼女は身体だけでなく心も「しんどい」状況にある。刺繍じゃ暇はつぶせても心は晴れないのが表情から読み取れる。実は彼女は婚約者に逃げられたのだ。でも心配ご無用。そんなことは知らなくても「よう描けてんなあ」「ええ女やなあ」と眺めているだけでこの絵は充分に堪能できる。
例によってラファエル前派ワールド全開で描写は細かい。椅子の脚の光り具合やクッションの皺、極めつけは窓の外の風景。でも床になぜ葉っぱが散らかっているのだろう。刺繍の模様も植物だけれど床の葉っぱとは違う形だからデザインサンプルでもなさそう。この葉っぱだけは状況描写じゃなく心象風景? ところで部屋の壁紙も豪華だし窓にはステンドグラスまであって(受胎告知のシーンだと思うが何か意味があるのかな)、ドレスの生地はたぶんベルベッドとリッチな暮らしぶりのように思えるが床にはネズミが這っている。江戸時代の終わりならそれで普通? それともこれも心象風景なのかな。
「プロセルピナ」
ダンテ・ゲイブリエル・ロセッティ
展覧会のポスターにもなった作品。強烈な存在感とハンパない目ヂカラ。肩幅も広い体格。こんな女性がいたら後ずさりしてしまいそう。右肩が髪で隠れてしまっているせいか、首のあたりだけに目をやれば何となくロクロ首のようにみえなくもない。
プロセルピナはローマやギリシャの神話に登場する女神で、こんな生い立ち。
春の女神で、春になると魔法の絵の具で春の花に色をつける。(メルヘンですね)
その美しい姿を見そめた冥界(あの世)の神プルートーに連れ去られる。
拉致されたプロセルピナは冥界でハンストをおこなう。
その後色々あって(省略)プロセルピナは地上に戻れることになる。
地上に戻る日、ハンストでお腹が空いていたのでプルートーに差し出された
ザクロ12粒のうち6粒を食べてしまう。
冥界のものを食べたたら冥界に属するというルールがあったので、
プロセルピナは1年の半分を冥界でプルートーの妻として過ごすことになる。
とまあ、プロセルピナは何かとややこしい人生を送る羽目になってしまった女神である。絵のテーマは囚われの美女といったところかな。でもプロセルピナは冥界で女王としてかなり怖い女神だったらしいから、そんな雰囲気もでているような気がする。ちなみに冥界と地獄とは別の概念だから女閻魔様をやっていたわけじゃないよ。
この絵のモデルはジェイン・モリスという女性で、ラファエル前派の一員であるウィリアム・モリスの奥さん。でもってロセッティの愛人でもあり、しかもモリス(夫)はロセッティ(仲間)とジェイン(妻)のために別荘を借りたりと、いくつもあるラファエル前派ドロ沼物語でも重要な?存在となっている。
なおロセッティはプロセルピナを同じ構図で7年間で8点も描いている。構図の違うバージョンも含めれば18点あるという説も。そんなにたくさん同じ構図のある作品は珍しいと。よほどプロセルピナに関心があったのか、あるいはジェインにゾッコンだったのかな。
展覧会に出品されているのと違うバージョンを2つ。
髪が赤いのは少し優しい表情に見える。
ところでウィリアム・モリスってどこかで聞いた名前だと思ったら、あの壁紙やカーテンのプリントで有名なデザイナーだった。ウィリアム・モリスはあまり絵は描かなかったようだが、意外なところで今の時代とラファエル前派がつながっていてビックリである。
「オフィーリア」
ジョン・エヴァレット・ミレー
この展示会があるまでラファエル前派って何?というレベルだったが、この絵だけは何となく知っていた。雑誌か何かで観たのかもしれない。
オフィーリアはシェイクスピアのハムレットに登場するハムレットの恋人。訳あってハムレットに冷たくされたと勘違いし、またハムレットが誤って(人違いで)オフィーリアの父親を殺してしまう。彼女はそんなこんなの哀しみのあまりやがて発狂し、自殺だったのか事故で落ちたのか川で溺死する。映画のハムレットならオフィーリアが溺死するシーンが撮られることもあるが、劇中では「こういう事だったのよ」と語られるだけで、そのシーンが演じられることはない(らしい)。だからこそ、いろんな画家がオフィーリアの溺死にインスピレーションをかき立てられて絵を描いてきた。その中でもオフィーリアの最高傑作との名声を得ているのが、このミレーのオフィーリアである。
状況を描写するなら「溺死体の美女」。何とも不思議な美しさにあふれる絵である。間違っても「水深浅そう」とか「流れも穏やかなのに」と突っ込んではいけない(^^ゞ 他の画家のオフィーリアもネットでいろいろ見たが、ほとんどが肖像画か川の側にいる生前の姿。オフィーリアをドザエモンに仕立てたミレーの着想は群を抜いている。
例によって人物はもちろん背景の描写に一切の手抜きなし。日の当たらない葉っぱの緑と木の茶色が画面の多くを占めていて暗いイメージが支配的だが、赤や黄色の鮮やかな数輪の花が強烈なアクセントとなっている。ただし小さな花なのでブログに貼ったサイズではそれを感じ取れないかもしれない(クリックして拡大しても)。
その鮮やかな花はオフィーリアが川に落ちる前に摘んでいたもの。溺死体と、その傍らにある生命力をイヤでも感じさせる鮮やかな花の色。この対比がちょっとゾクッとするくらい見事なアイデアである。
ところで溺死体の美女と書いてきたが、この時点のオフィーリアはまだ死んでいないとする解釈もある。気が触れていたオフィーリアは、川に落ちた状況も理解できず歌を口ずさんでいたというのがハムレットでのストーリー。開いた口はそういう風にも見える。そういえば肌の色にもまだ少し精気がある。
やっぱりシェイクスピアのハムレットを絵にしているから、
「生きているのか、死んでいるのか、それが問題だ」(^^ゞ
「破られた誓い」
フィリップ・ハーモジニーズ・コールデロン(ハモジェニーズ・コールドロン)
展覧会で私はまず全体をザッと回って、気に入った絵のところにまた戻るというスタイルで鑑賞する。この絵にはとても気を引かれたのであるが、最初はタイトルの意味がわからなかった。二度目にじっくり観た時も「なぜ破られた誓い?」と思って眺めていて、ようやく壁越しに男女が描かれていると気がついた。彼氏が他の女といるところに遭遇した場面の絵である。モデルは高校生くらいの年代かな。
先に取り上げた3点と較べれば芸術性のレベルは劣る。芸術性の違いって何かといえば売りに出されたとしたら値段がかなり違うということである(^^ゞ それはともかくドーンと迫ってくるものはないが、何か妙に引っかかる絵なのである。
ラファエル前派だから細かく描き込まれている。しかし他の画家とは技法がかなり違う。ほとんど筆のタッチを感じさせないCG的というか塗り絵的というか。実はそういうのはあまり好みじゃない。でもテクニックは神業的。特にスカートはプリント模様の生地で、フワッとしてヒダがいくつも入っている様子が見事に表現されている。それと袖から覗いているブラウスは、まるで指でつまめそうだった。これだけ丁寧に描くのに、どの程度の時間がかかるのだろう。どうしてもそういうところに目が行くから、壁の後ろにいる男女に気がつかなかったのかもしれない。
表情がなかなか微妙である。一般的には悲しみの場面ということになるのだろうが、それだけには見えなかった。彼女は何となく気が強そうである。泣き出しそうというより「ケッ、こんな男に惚れていた自分が情けないわ」と悲しみ半分嫌悪感半分の表情に思える。どうでもいいけれど、壁の向こうの女性は鼻の一部と唇くらいしか見えないが、あまり美人とは思えない。横顔がわずかに見える男性もアホっぽそうである。「破られた誓い」ということは婚約でもしていたんだろうか。まあ結婚する前につまらない男ということがわかってよかったんじゃないか。以上、私の勝手なモーソーでした(^^ゞ
ミレーのオフィーリアを除いて、初めて観る絵ばかりのラファエル前派はとてもおもしろかった。ディティールに手を抜かない描き方は見応えがあるし、それぞれの絵にテーマや主張があるものが多く、ある意味わかりやすくてのめり込みやすい。そんなに長く展覧会にいなかったのに濃厚な時間を過ごした気がする。彼らがアンチ・ラファエロを旗印にあげていても、もちろん私はラファエロはラファエロで好き。でも次にラファエロの絵を観る時には、今までと違った見方ができそうで楽しみである。ラファエル前派の絵ももっと観たい。
おしまい
2014年04月03日
黄色チューリップが開花したのに
本当は黄色チューリップが開花したのは昨日の4月2日。もちろん朝ベランダに出て写真を撮った。ところが仕事から帰ってきてパソコンにデジカメのSDカードを差し込んでみると記録されていない(/o\)
実は先日、観音崎灯台に行った時もSDカードを差し込んだら写真が表示されなかった。Macの場合、標準的な設定ではデジカメやSDカードを接続するとiPhotoという写真整理ソフトが立ち上がって写真が表示される。そこから全部あるいは一部の写真を選んでiPhotoのライブラリーに読み込む仕組み。その時はiPhotoは立ち上がったもののSDカードの中は空っぽという状態だった。
エ〜ッ!ナンデないの〜と思いながらSDカードの中身を直接確認しても、その日の写真だけがなかった(iPhotoではSDカードから既に読み込んである写真は次から表示しない設定にしてある)。私は写真を撮った後にデジカメの液晶画面であれこれ確認することがあまりない。写真を撮ったら、その写真が液晶画面に写し出されるが、撮った直後の写真はSDカードがデジカメに入っていなくても表示される。つまりSDカードかデジカメの不具合で写真がSDカードに記録されていなくても、私の場合は現地では気付かない。
記録されていなかったのかなあと諦めかけた時、ちょっと閃いてパソコンのゴミ箱を開いてみた。するとなぜかゴミ箱に、その日に撮った写真がフォルダーに納められて入っているではないか。SDカードを差し込んでiPhotoが立ち上がるまでパソコンの操作は必要ないから、自分で間違って捨てたということはない。
デジカメ上で捨てた写真が即座に消去されるのかパソコンのようにゴミ箱を空にするまで残っているのかは知らない(デジカメにゴミ箱ってあったっけ?)。しかしデジカメはSDカードに日付毎のフォルダーを作ってそこに写真を保存するが、そのフォルダーを削除するには数ステップの操作が必要。だから誤って操作したりとか、カバンの中でデジカメのボタンが他の荷物に触れて押されてしまって削除されたということも考えられない。
観音崎灯台に行った日の写真フォルダーが、なぜゴミ箱の中にあったのかはわからずじまい。まあその時は、理由を探るより見つかってよかったという気持ちのほうが強かった。
それで昨日も写真が表示されなかった時、まっさきにゴミ箱を探したが写真はなし(/o\) SDカードの中も徹底的に探したけれど写真はなし(/o\)
SDカードがくたびれてきているのか、デジカメのSDカードに記録する部分がおかしいのか。まあとにかく、今後は記録されているかときどき確認した方がよさそうだ。あ〜メンドクサ! ちなみに観音崎灯台の後、念のためにSDカードはフォーマットし直しておいたのに。
という長い言い訳を経て、
開花から一日遅れの再撮影となった黄色チューリップ。
実は先日、観音崎灯台に行った時もSDカードを差し込んだら写真が表示されなかった。Macの場合、標準的な設定ではデジカメやSDカードを接続するとiPhotoという写真整理ソフトが立ち上がって写真が表示される。そこから全部あるいは一部の写真を選んでiPhotoのライブラリーに読み込む仕組み。その時はiPhotoは立ち上がったもののSDカードの中は空っぽという状態だった。
エ〜ッ!ナンデないの〜と思いながらSDカードの中身を直接確認しても、その日の写真だけがなかった(iPhotoではSDカードから既に読み込んである写真は次から表示しない設定にしてある)。私は写真を撮った後にデジカメの液晶画面であれこれ確認することがあまりない。写真を撮ったら、その写真が液晶画面に写し出されるが、撮った直後の写真はSDカードがデジカメに入っていなくても表示される。つまりSDカードかデジカメの不具合で写真がSDカードに記録されていなくても、私の場合は現地では気付かない。
記録されていなかったのかなあと諦めかけた時、ちょっと閃いてパソコンのゴミ箱を開いてみた。するとなぜかゴミ箱に、その日に撮った写真がフォルダーに納められて入っているではないか。SDカードを差し込んでiPhotoが立ち上がるまでパソコンの操作は必要ないから、自分で間違って捨てたということはない。
デジカメ上で捨てた写真が即座に消去されるのかパソコンのようにゴミ箱を空にするまで残っているのかは知らない(デジカメにゴミ箱ってあったっけ?)。しかしデジカメはSDカードに日付毎のフォルダーを作ってそこに写真を保存するが、そのフォルダーを削除するには数ステップの操作が必要。だから誤って操作したりとか、カバンの中でデジカメのボタンが他の荷物に触れて押されてしまって削除されたということも考えられない。
観音崎灯台に行った日の写真フォルダーが、なぜゴミ箱の中にあったのかはわからずじまい。まあその時は、理由を探るより見つかってよかったという気持ちのほうが強かった。
それで昨日も写真が表示されなかった時、まっさきにゴミ箱を探したが写真はなし(/o\) SDカードの中も徹底的に探したけれど写真はなし(/o\)
SDカードがくたびれてきているのか、デジカメのSDカードに記録する部分がおかしいのか。まあとにかく、今後は記録されているかときどき確認した方がよさそうだ。あ〜メンドクサ! ちなみに観音崎灯台の後、念のためにSDカードはフォーマットし直しておいたのに。
という長い言い訳を経て、
開花から一日遅れの再撮影となった黄色チューリップ。
2014年04月01日
今年は赤チューリップから開花!
月も変わって4月1日。
今年最初のチューリップがめでたく開花\(^o^)/
意外なことに大きくつぼみを膨らませていた紫チューリップではなく、赤チューリップが開花一番乗りとなった。
何をもって開花と見なすかは難しいが、葉っぱに覆われていないこと以外に花びらの先が開いているかを基準として判断。
黄色チューリップも蕾が大きくなってきた。
早くたくさん咲いて欲しいような、少しずつ長く楽しませて欲しいような。
ツボミ一番乗りだった紫チューリップの成長記録。
前回紹介した3月29日の状態。
葉っぱから半分顔を出した3月30日。
3月31日に葉っぱは花から離れたが、花びらは閉じたまま。
本日4月1日。今ある中で花の大きさは一番大きいのになぜかまだ開かない。
まあもう咲いているといってもいいんだけれど。
【過去2日間の記録】
3月30日
上に貼った以外に花の形になった紫チューリップがあらわれる。29日は1つだけだった。
赤チューリップのツボミの先端が色づく。
うれしいことに29日に倒れていたチューリップが自力で立ち直っていた。
3月31日
赤チューリップが先端だけでなく上部全体に色づく。
この状態から1日で全部色づいて咲いたことになる。紫チューリップはツボミの段階で全部が紫色だから、色によって成長のパターンが違うみたい。
さて明日の朝はどうなっているか楽しみ。
今年最初のチューリップがめでたく開花\(^o^)/
意外なことに大きくつぼみを膨らませていた紫チューリップではなく、赤チューリップが開花一番乗りとなった。
何をもって開花と見なすかは難しいが、葉っぱに覆われていないこと以外に花びらの先が開いているかを基準として判断。
黄色チューリップも蕾が大きくなってきた。
早くたくさん咲いて欲しいような、少しずつ長く楽しませて欲しいような。
ツボミ一番乗りだった紫チューリップの成長記録。
前回紹介した3月29日の状態。
葉っぱから半分顔を出した3月30日。
3月31日に葉っぱは花から離れたが、花びらは閉じたまま。
本日4月1日。今ある中で花の大きさは一番大きいのになぜかまだ開かない。
まあもう咲いているといってもいいんだけれど。
【過去2日間の記録】
3月30日
上に貼った以外に花の形になった紫チューリップがあらわれる。29日は1つだけだった。
赤チューリップのツボミの先端が色づく。
うれしいことに29日に倒れていたチューリップが自力で立ち直っていた。
3月31日
赤チューリップが先端だけでなく上部全体に色づく。
この状態から1日で全部色づいて咲いたことになる。紫チューリップはツボミの段階で全部が紫色だから、色によって成長のパターンが違うみたい。
さて明日の朝はどうなっているか楽しみ。