2014年12月

2014年12月30日

想定外の発芽

しばらく帰省するので、すべての植物の鉢をベランダに出して年内最後の水やりをする。

今年はツボミをつけたうちの半分くらいが開花しているクリスマス・カクタス。今日から室内に入れて、帰省から戻ってきた頃にはほぼ満開になっている予定。
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特にこちらの剪定した葉っぱを挿して増やしたほうが開花することに期待。
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カクタスのことは22日にも書いたから、本日のテーマはそれがメインじゃない。

カクタスの写真を撮った後に水やりをしていると、
何とチューリップが発芽していることを発見!
しかも今年に買った球根ではなく、昨シーズンに咲いた後に掘り出しておいた球根。

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昨シーズンの球根は色つやも悪く、乾燥してしまったのかとても軽いものもあったから、24球植えたうちから4〜5株が育てばいいかなくらいのつもりだった。それが本日現在で10個の発芽。チューリップの生命力恐るべし!まあどこまで育つか、花を咲かせるかどうかは何とも言えないけれど。それと過去の例と較べて発芽が早すぎるのも気になるところ。(このリンクの一番下に観察記録あり)


しかしほとんど諦めていた球根から芽が出たのはうれしいサプライズ。
今年の最後にめでたく芽が出たということで、終わりよければすべてよし。そしてこれは来年にはいいことがあるという前兆に違いない。

では皆様、よいお年を。

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wassho at 18:13|PermalinkComments(0)   *チューリップ |   *チューリップ以外

2014年12月27日

AccuRadio ネットラジオ

あれよあれよという間に年末になり、何かと慌ただしいのだが、じゃ慌ただしくして何かを片付けたのかと問われれば、??というのは例年通り。

携帯・スマホのネタを前回に書いたついでにもうひとつ。

しばらく前にインストールして重宝しているのがAccuRadioというネットラジオのアプリ。リンクを張ったのはそのホームページ版。読み方はアキュレイディオ。
accuradio

ネットラジオとは電波の代わりにインターネットを使ったラジオである。ラジオ局自体がネットでも配信しているし、ネット専業のところもメジャーなものから海賊局のようなものまで含めていろいろある。CDはクラシックとジャズボーカルしか買わなくなって久しいから、たまに違うジャンルを聞きたい時によくアクセスしている。以前はMac付属のiTuneでネットラジオを聴けたが、バージョンアップにともなっていつの間にかメニューから消えた。


さてAccuRadio。ホームページで見てもらえばわかるが、そのセールスポイントは Over a thousand channels of VARIETY — with unlimited skips!である。

Over a thousand channels of VARIETY はいろんなジャンル別に1000以上のチャンネルがあるということ。画面の左側に大まかなジャンル分けがあり、それをクリックするとたくさんのチャンネルがあらわれる。たとえば一番上のADULT CONTEMPORARYだと、現在は17のチャンネルに別れている。

with unlimited skipsはこのAccuRadioの優れているところで、流れている曲が気に入らなければ、それを飛ばして次の曲が聴ける(それが何回でも可能)という機能。スマホのアプリ版だと「この曲は禁止」「このアーティストは禁止」というボタンもある。どうせならチャンネルではなく、こちらから曲やアーティストを選ばせてくれればいいようなものだが、そうするとラジオではなく単なる無料音楽配信となって、何かと法律的な制約もあるのかも知れない。

ネットラジオが始まった頃は、パソコンで聴いていても曲が途中で止まったりもよくしたが、今はもうそんなことはない。スマホのアプリ版なら外にいる時は携帯の電波でアクセスすることになっても、道路を歩いている時はもちろん、私の通勤経路だと地下鉄の中でも音楽が途切れることはない。地下鉄でネットニュースなどを読んでいると、時々ネットへのアクセスが切れてページが表示されないことがあるのに、なぜかAccuRadioは途切れない。1曲流している間に次の曲をバックグラウンドでせっせと受信しているのかも知れない。それと携帯の電話回線でネットニュースなどを読むと電池の消耗が激しいが、このアプリを使っているだけなら電池があまり減らないのも何となく不思議。音楽ファイルって容量大きそうなのに。


アメリカのネットラジオだから日本の曲はない(K-POPは1チャンネルあるのがクヤシイ)。だから洋楽ファン向き。最新ヒット曲のチャンネルももちろん、10年刻みで昔の音楽を集めたチャンネルが充実しているのでオッサンオバハン向けかな。ときどき懐かしい曲が流れてきて、AccuRadioを使っていなければもう一生聴くことがなかったかもしれないと感涙にむせんでいる。

日本のFM局と違って無駄なシャベリは一切なし。FM横浜やJ-Waveが開局した当時はモアミュージック・レストークというのがポリシーだったはずなのに、ずいぶん前からFM局も深夜のAMラジオ並にダラダラしたシャベリが続く番組ばかりになってしまった。私のように音楽番組のDJは曲名紹介だけでいいと思っている人にはAccuRadioはぴったりである。ちなみにAccuRadioで曲名紹介はないがジャケット写真が表示される。古い年代のチャンネルだとたまに日本語版のレコードの写真が表示されてびっくりすることがある。洋楽だがレコード(CDじゃない)にかかっている帯が日本語なのである。古いジャケット写真はネットで拾ってきているのかも。


ところで最初は懐かしい曲のチャンネルばかり聴いていたが、今は最新ヒット曲のチャンネルをよく聴いている。なんとなく最前線に戻れた気がしてウレシイ(^^ゞ

wassho at 23:08|PermalinkComments(0) 音楽、オーディオ 

2014年12月26日

携帯電話の時計が狂いだした 続き

2つ前のエントリーの続き

ガラケーもスマホも内蔵の時計は、正確な時刻を提供するタイムサーバーと呼ばれるものに時々アクセスして自らの時刻を修正している。アクセスの遅延などの問題があるから100%正確とは言えないとしても、おおむね1/10秒以内の誤差に収まる。

つまり携帯を何台持っていようと、それらが表示する時刻は同じになる。

しかし2ヶ月ほど前に、たまたまガラケーとiPhoneの画面を同時に見て、2つの時刻が異なっているのに気がついた。パソコンと較べてみるとガラケーの時刻がずれていた。パソコンもタイムサーバーにアクセスしているから正確な時刻のはずである。しかし私のパソコンはMacだから、ひょっとしてパソコンとiPhoneがアクセスしているタイムサーバーが同じで、そのサーバーが狂っている可能性もある。そこで朝にテレビ画面に表示される時刻表示とも較べてみた。テレビ、パソコン、iPhone、ガラケーの中でガラケーだけが違う時刻を表示している。


ガラケーのタイムサーバーに接続する設定が何かの拍子に外れてしまったかと思い、確認してみたが異常なし。タイムサーバーに接続しない設定にして、再度接続する設定にもしてみたが時刻表示は変わらず。電源のオンオフをしてみても変化なし。

   ナンデ?

ガラケーがどこのタイムサーバーにアクセスしているかわからないけれど、6年前の機種だからそこがサービス中止になったのか?

パソコンの時刻表示設定画面で秒針まで表示して調べてみると、ガラケーの時計は1分15秒早かった。だから例えば午後1時0分46秒の時なら、iPhoneは13:00でガラケーは13:02と2分も違って表示される。しばらくそのままにしていたものの、2分の差は何となく気持ち悪いので修正することに。ふだんは見較べたりしないのに、つい両方の時計を見てしまうのがおかしい(^^ゞ



手動でガラケーの時刻を修正するのが手っ取り早いが、その前にネットで調べてみた。回りに何人かに尋ねたら2分ほどずれているという人がいたので、ひょっとしたらわりとよくある現象かも知れないと考えたからである。

調べた結果そうだったみたい。
それで修正方法も見つけた。

1.電源を切る
2.携帯のシムカードを抜く。
  シムカードは電話番号などが記録された認証カードのようなもので、これがないと
  電話機としてもネットワーク端末としても機能しない。

3.シムカードを抜いたまま電源を入れる。
  私の機種では日付・時刻設定画面が表示され、タイムサーバーへの接続がONの
  状態になっていた。そのまま何も設定せずOKにすると設定画面は消えて待ち受け
  画面になったのに、日付や時刻は???の表示だった。

4.再び電源を切る。
5.シムカードを挿して電源を入れる。

立ち上げると先ほどと同じように日付・時刻設定画面が表示される。同じく何もせずOKすると、今度は待ち受け画面が正しい時刻表示になっていた。

   一件落着。

どうもタイムサーバーへの接続が上手く機能せず時刻が修正されていなかったらしい。それがシムカードの抜き差しでなぜ直るのかの理由は不明。シムカードは時刻を管理したり、携帯のソフトウエアに何か影響を与える機能はないはずだが。まあ正しい時刻になったから文句はない。携帯の時計がずれた時に思い出してちょうだいな。

wassho at 08:46|PermalinkComments(0) 生活、日常 

2014年12月24日

クリスマスイブは日没から

本日はクリスマスイブ。
以前にも書いたけれどイブは前日という意味ではなく、イブニングつまり夜という意味。キリストの生まれた25日の1日前の24日をクリスマスイブと呼ぶのは、昔と今では暦の数え方が違うから。


現在は午前0時に日付が変わる。
感覚的には夜が明けると新しい1日が始まるイメージ。

それが昔のキリスト教暦では日没が1日のスタートだった。


   <今の暦>  <昔のキリスト教暦>

   24日0時

   24日日没   25日の始まり

   25日0時

   25日日没   25日の終わり・26日の始まり

   26日0時

つまり今は深夜→朝→昼→深夜の順番だが、当時は日没から1日が始まるから1回しかない25日の夜というのは、今の暦だと24日になるという理屈。正確にいうなら本日の日没からがクリスマスイブ。

しかしイブニングだけをクリスマス本体とは別扱いにした理由はよくわからない。クリスマスを祝うようになった頃には、今と同じように午前0時から1日が始まる暦が普及していて、25日がクリスマスだけれど24日に前夜祭もやろうということになって、それで昔の暦をひもといてクリスマスイブとネーミングしたというのが私の推測。

まあとにかくイブというのは前日という意味ではないから、23日をイブイブといったり、誕生日イブとかはキリスト教的?にはおかしな表現である。もっともキリストが生まれた日はいつかわかっていないし、西暦1年はキリストが生まれた年として暦の基準なっていても、実際にはその頃に生まれただろうと推測で決められたもの。それで天罰はくだらないのだからイエス・キリストは心が広いのだ。だから忘年会イブイブ、忘年会イブとかいって毎日飲み歩いても許してくれるに違いない。


なにはともあれメリークリスマス!
クリスマスツリー


ついでに、これも以前に書いたクリスマス・ジョーク。
人は年齢を重ねるにしたがって

   サンタクロースを信じる
     ↓
   サンタクロースを信じなくなる
     ↓
   サンタクロースになる

と成長する(^^ゞ

wassho at 08:00|PermalinkComments(0) ノンジャンル 

2014年12月23日

携帯電話の時計が狂いだした

ケータイはガラケーとスマホのいわゆる2台持ちである。

ガラケーは2009年1月31日に買った富士通のF-03Aという機種。本日現在で5年と10ヶ月と23日使っていることになる。

※ガラ=ガラパゴス=ガラパゴス島の動物のように独自の発展を遂げた=世界標準からは取り残された日本独自の商品。ケーは携帯ね。

電池はだいたい2年でダメになる。最初の交換は2011年に起きた東日本大震災のすぐ後だったから、ブログにも書いたしよく覚えている。2013年の春にも交換して、来年の春が次の交換時期になる計算。まだこの機種の電池売っているかなあ?

この携帯はスライド式なのが気に入って買った。もうスライド式のガラケーは販売されていない。電池がないといわれれば仕方がないけれど、今のところ買い換え予定はない。壊れるまで使うつもり。携帯電話はこれの前に使っていた機種あたりの時代から傷がつきにくい素材になったと思う。そろそろ6年なのにパッと見はそんなにボロい印象はない。スライドさせると液晶画面が表示される仕組みで、半年ほど前から液晶画面が最初はボヤーッとしか映らない場合があるのが気掛かり。30秒くらいすると正常に表示される。電話9割、簡単なメール1割くらいだから特に支障とはなっていない。少なくとも電話を取る時は液晶画面はあまり関係ないし。


iPhoneは2011年の11月8日に購入だから3年と1ヶ月と15日。日数がやたら正確なのはここを使って計算したから。機種はiPhone4S。当時iPhoneはドコモでは扱っておらずソフトバンクと新たに契約する必要があり、つまり2台持ちになり、また機能的にも絶対必要なものでもなかったものの、ジョブズへの香典代わりという理由で正当化して買った(^^ゞ

なんたって自慢はいまだにiOS5.11を使っていること。古いOSを使っている理由は、iOS6になった時に地図アプリがグーグルマップからアップル独自のものになって、当時はそれがとても実用に耐えないものだったのが始まり。地図アプリはバイクでツーリングに行って道に迷ったり、新たにルートを考えたりする時に一番使うアプリだから様子見をしていた。グーグルマップのアプリを入れる手もあったが、まあ慌ててOSをバージョンアップするメリットもあまりないように思えたので。そしてアップルの地図アプリがまともになってきた頃にiOS7になった。このiOS7からアイコンが従来の立体的なものからフラットデザインと呼ばれるデザインに変更になる。「こんなブサイクなアイコンの画面なんて見られるか!(怒)」と今日に至る。
iOS


ときどき新しいアプリをインストールしようとして「iOS6以上が必要です」と表示されて涙を呑むことはあっても、今のところはよく使っているアプリに支障は出ていない。それに現在のiOS8は3年前の機種であるiPhone4Sには荷が重そうだから、よほどの事情が起きない限りはiPhoneを買い換えるまでiOS5.11のままで使うと思う。

また2台持ちは荷物が増えるがもう慣れた。それとスマホはバッテリー消耗が激しく通話できる時間が短いのと、災害が起きた時にどのキャリア(携帯電話会社)のネットワークがダメになるかわからないから、当分は違うキャリアでスマホとガラケーを持つ体制のつもり。


例によって前置きが長くなったので本題は次回に。

wassho at 14:23|PermalinkComments(0) ノンジャンル 

2014年12月22日

クリスマス・カクタス 今シーズンはそこそこ

2012年シーズンは多少の復活をしたものの、2013年シーズンは春に思い切った剪定をしたのが裏目に出たのかツボミがひとつだけで、しかも開かなかったクリスマス・カクタス。今シーズンは2012年レベルにまで復活してきた。写真一番手前の垂れ下がっている花は11月30日から開花している。ちなみに今年の春は剪定をしていない。
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とはいえ花数は最初の頃とは較べものにならないし、葉の厚みが買ってきた頃と較べるとずいぶん薄く、花が咲くとブラ〜ンと垂れ下がってしまう。
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2013年に増やした鉢も今年は何とか花を咲かせそうである。
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この色味は咲かないパターンなんだけれど、2012年シーズンのように室内に入れたら元気を出してくれるかも知れない。今年は帰省するので、その時に部屋に入れるつもり。2012年から私のクリスマス・カクタスはすっかりお正月カクタスと化している(^^ゞ
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今年もあと10日。
何かと慌ただしくなってきました。

wassho at 08:16|PermalinkComments(0)   *チューリップ以外 

2014年12月21日

ボルダリングのマットでした

11月23日に御岳(みたけ)渓谷にツーリングした時、
カヌーをしている人がたくさんいて、またナゾの大きなマットを背負って歩いている人もたくさんた。
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カヌーのお店にマットのレンタルの看板もあったから、これはカヌーに使う道具だろうけれど、しかしカヌーの中に敷くには大きすぎるしーーーというようなことをブログで書いた
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先日、謎が解明。
あれはボルダリングをする時のためのマット。
カヌーには関係ない。


ボルダリングとは道具やロープを使わないで高さ数メートルの岩を登るスポーツ。
ちなみに岩壁をよじ登るのがロッククライミングで

  登山ルートの途中に岩登りがある=岩登りは手段
  岩登りそのものを楽しむ=岩登りが目的

に分類され、さらに後者は

  岩に足場を打ち込み命綱も使う=リードクライミング
  命綱のみ使う=フリークライミング
  何も使わない=ボルダリング

に別れるみたいである。
ボルダリング=BoulderingのBoulderは大きな石という意味である。

それでボルダリングでは命綱がないから、登る岩の下にマットを敷く。
それがボルダリングマット。クラッシュパッドともいう。
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御岳渓谷はカヌーのフィールドがたくさんあるが、ボルダリングも盛んらしい。調べてみると当日私が歩いた範囲より下流側にボルダリングされている岩があるみたい。カヌーショップにボルダリングマットの看板があったのは、ボルダラーがたくさん来るから副業でレンタルをしているのだろう。



ボルダリングの入門講座はこちらから。

ボルダリングと聞いて思い浮かぶのは、こんな室内練習場かも知れない。
私もアウトドアで岩をよじ登っているイメージはあまりなかった。

ついでに御岳渓谷でのボルダリング動画を集めたサイトがあったので紹介。なかなか楽しそうである。小さな岩でも素手で登り切ったら天下を取った気分に浸れそう。でも私なら20キロはダイエットしないと無理かな(^^ゞ ネットで検索するともっとハードなボルダリングの動画もたくさん見つかる。岩の難易度によって〜級、〜段とランク付けされているみたいだ。


謎が解明したのはオフィスの近くにあるモンベル(アウトドアショップ)を昼休みに冷やかしていて、ボルダリングマットを見かけたから。カヌー売り場ではなく登山売り場にあったので???と思い、たまらず店員に質問。

ひとつ賢くなりました。

wassho at 14:02|PermalinkComments(0) ノンジャンル 

2014年12月20日

チューリップ162球プラス24球植えました

前回はタイトルに「チューリップ162球植えました」と書いたが、昨シーズンに収穫?した球根が24球あるのを書き忘れていた。(そのことを書いたページの一番下に過去のチューリップ日記へのリンクもある)


メインのプランターは12リッターくらいのサイズ。底石を除いた土の容量としては11リッターくらいか。昨シーズンまでのプランター6つ分で66リッター。新たに加えた腐葉土は7リッター。腐葉土はもう少し買ってあるつもりだったが勘違い。さらに培養土も古い土に足すか迷ったが肥料も撒くからまあいいかと。

ところで毎年腐葉土を足しているから、全体の腐葉土比率はそこそこ高いはず。でも買ってきた時は黒々としている腐葉土だが、翌シーズンにプランターから土を取り出すと黒々としたものは見あたらない。私のイメージでは「腐葉土>普通の土」と腐葉土の方が偉いのだが、腐葉土はいつまで腐葉土として機能しているんだろう。


ともあれ1つのゴミ袋の中にはプランター2つ分の古い土22リッターと、新たな腐葉土を三等分した2.3リッターの合計約25リッターが入っている。古い土はところどころ固まっているから、それをまず崩す。その後に袋ごと持ち上げたり回したりして混ぜていく。これがけっこう重労働。土の比重(水と較べた時の重さ)は中身によるが平均で1.7といわれている。つまり土25リッターは42.5キロ! ところどころ袋が破れてこぼれ出したりもするし袋を開くと砂埃がもうもうと立ちこめる。本当は砂遊びのように直接マゼマゼを楽しみたいが、これだけの分量になってくるとベランダでは難しい。タライのようなものに少しずつ移して混ぜていては時間がかかりすぎる。


ゴミ袋を振り回してほぐして腐葉土と混ぜた土を、1つ増やして7つになったプランターと、小さな植木鉢型プランター7つに入れる。小さなプランターは収穫した球根用。底から1/4位まで入れたところで「球根の肥料」というのを薄く撒く。さらに2/4位のところまで土を足して、そこに球根を並べる。


並べ終えた162球プラス24球のチューリップ。
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今まで気にしていなかったが、球根は葉の出る方向が決まっていることを知った。その向きを揃えて植えると、葉が重なり合わず日光がよく当たって成長にいいとのこと。というわけで今年は球根の向きも意識して並べた。

小さいプランターに入っているのは去年に花を咲かせた球根。今年買った球根と較べると明らかに色つやが悪い。表面もカサカサしている。持ってみるとほとんど重さを感じなくなっているものもあった。とりあえず全部並べる。まあ、まともに育ってきれいな花を付けるとは思っていない。あくまで実験感覚。以前に1球だけ試したことがあって、その時はスミレみたいな形の小さな花が咲いた。



球根が少し埋まる程度までかけたところでビニール袋で混ぜ合わせた土は終了。それで赤玉と培養土と園芸用の土をブレンドしようと思ったら、園芸用の土と思って買ったものも培養土だったことが判明(/o\)

今まで買っていたのは園芸用の土は、ダイエーで売られている「花と野菜の土」というような名前の商品。今年はすべて100円ショップで買った。売り場で培養土の隣に「花と野菜の土」と同じようなネーミングと袋のデザインの土があったのでそれを買ってきたのだが、よく見ると「花と野菜の培養土」だった。というわけでやたら栄養価の高そうな土になってしまった。根は下に伸びるから、球根の上にそんな土をかけてもあまり意味がないんだけど。


プランターの上まで土を入れた写真。最後に赤玉を多めに入れて混ぜたので、表面は赤玉がやたら目立つが、その下はそうでもない。
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これからゴールデンウイークくらいまで
芽が出た、大きくなった、倒れた、蕾んだ、咲いた、散ったと楽しみます。





後日追記
園芸用に売られている土と、培養土は名前が違うだけで同じものみたいです。

wassho at 15:44|PermalinkComments(0)   *チューリップ 

2014年12月19日

チューリップ162球植えました

12月14日に植えたチューリップ。
毎度同じ作業だけれど、これも観察日記ということで。


5日に発注したチューリップは12日に配達された。国華園の配達は遅い。昨年は11
月11日に注文してから10日かかり、今年は7日かかった。昨年より早くなったというより、もう出荷のピークを過ぎていたということだろう。

昨年と同じくネットに入っている。昨年は新聞紙でもくるまれていたが今年はなかった。輸送中に球根が段ボール箱の中で動くから、プチプチシートで全体を軽く巻くとかの工夫が欲しい気もする。このお店以外で球根を通販で買ったことがないので、よそがどんな梱包をしているのかはわからない。でもまあ球根にダメージは見られなかったから、これでもいいのかも知れないが。
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去年の特大球と較べると、今年は普通球のものばかりだからちょっと貧弱に見える。それまでダイエーで買っていたのもこれくらいの大きさだったのだが、一度特大球を見てしまうと頼りなく感じるのは仕方ないところ。1球あたりの単価は不本意ながら今年の方が高いのに。



さて楽しい土いじりの始まり(^^ゞ

まず今年のシーズンが終わったままになっているプランターを、ゴミ出し用の袋の中でひっくり返す。できるだけ土を崩さないようにプランターを引き揚げ、プランターの中では底だった部分を一番上にする。これはプランターに敷いてある底石を取り除くため。

底石というのは、こんなゴロッとした石。水はけをよくするために入れる。
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でも底石を取っている途中に土が崩れてくるから、なかなかキレイに取り除けない。それを毎年繰り返しているので、私のプランターの土はかなりの割合で底石が混じっている。そのうちフルイにかけなければと思っているのだが、なかなかそこまで手が回らない。


フルイって、これね。
そういえば幼稚園の頃の砂場遊び以来、フルイを触ったことがないなあ。
hurui


70リッターのゴミ袋にプランター2つ分の土を入れる。去年のプランターは6つだから合計で3袋。今年はプランターを1つ足したし、昨シーズンの終わりに取り出した球根を植える小さなプランターも別にあるから土を増やさなければいけない。


とりあえずゴミ袋の中に腐葉土を投入。腐葉土は読んで字のごとく、葉っぱが腐ってできた土。たまに土のことを砂や石の仲間だと思っている人もいるが、鉱物などの無機物の粒子と、元は植物や動物だった有機物が分解されたものが混じり合ってできたのが土である。

その理屈だと腐葉土は有機物オンリーだから土ではない。まあその辺はネーミングということで。腐葉土は落ちた葉っぱが腐敗したもの。腐るというのは微生物による分解作用。葉っぱの場合はミミズなどの動物によっても分解される。腐っているといっても別に腐ったイヤな臭いはしない。森の中に入った時の匂いに少し似ている。それでこの腐葉土は植物に必要な養分がたっぷりということになっている。実は養分とか肥料についてはほとんど知識がない。あまり細かいことを気にせずに育てられる植物が私の園芸対象。



腐葉土の他に用意したのは

赤玉
赤土を丸く固めたもので玉のサイズはいろいろある。水はけをよくするために土に混ぜるもので、これ自体に栄養分はない(たぶん)


培養土
詳しくは知らないが、腐葉土に少し土や赤玉も混ぜて、さらに肥料も加えたもの。黒くてフカフカな土という印象。見るからに栄養価高そう。


園芸用の土
いわゆる普通の土に腐葉土や堆肥などと、赤玉や砂などを適切な比率でブレンドしたもの(と私は解釈している)。堆肥は葉っぱや糞などを腐葉土のレベルよりもっと完熟させたもの(と私は解釈している)。


土作りというのは、要は栄養系と水はけ系を混ぜあわせることである。だったら最初から混ざっている園芸用の土だけでもいいことになるが、それだとマゼマゼする楽しみがなくなってしまう(^^ゞ

ところで栄養系と水はけ系は相反する存在。この2つを適切な比率で混ぜ合わせないと植物が上手く育たない。これは人生も同じだと思うのは私だけかな。たぶん企業やいろいろな組織や社会にも当てはまると思う。


ーーー続く

wassho at 08:13|PermalinkComments(0)   *チューリップ |   *チューリップ以外

2014年12月14日

チューリップの球根を買い忘れる(>_<)(>_<)(>_<)

なんたる不覚!!!!!!

正確にいえば買い忘れたわけじゃないんだけど。

11月になって今年はプランターを1つ増やそうとプランターを買い、土もまとめて買うと重いから100円ショップで少しずつ買い足していった。それで肝心の球根は、植えるのは12月になってからでいいからと11月の中頃あたりに買うつもりだった。それがちょっとグズグズしてしまい気がつけば12月になりーーー。でも年内に植えれば大丈夫だから、まだ間に合うはず。


そして球根を買おうとネットで調べだしたのが12月5日。
最初は、さてそろそろ買うかとまだ余裕をコイテタ。

それが検索しても検索しても検索しても、ほとんどのお店で売り切れ状態。 つまり忘れていたのは買うことじゃなくて、チューリップの球根は季節商品だから、あまり遅いと売り切れになるということ。12月5日の夜はパソコンの前で一時茫然自失となる(^^ゞ

10球で3500円とかの高級球根はまだ売っている店があったが、そんな球根を買ったら全部で5万円以上になってしまう。チューリップは1回パスして今年はユリでも植えるかとも考えてもみたが、チューリップと違って育て方が難しそうだし。

結局、去年も買った国華園で売れ残りをさらうことに。何球入りかという数の違いも含めて全部で500近くある商品ラインナップのうち、その時点で在庫があったのは10数種類程度だったと思う。去年買った「特大球」というのは花も大きくて気に入ったので、今年はほとんどそれで揃えるつもりだったのに、そんな目論見も夢の彼方に消える。


それで今回購入したのは、というか購入できたのは


●チューリップミックス(無選別) 50球 1,382円 ※価格は税込み 
写真で見るととてもいい感じなのだが、無選別ということは同じものが50球入っている可能性もあるわけで。また写真はフリンジ(ギザギザ)やツートーンの高級なチューリップばかりであるが、そんな球根が入っているとは思っていない。たぶん単色の普通のチューリップ。贅沢は言わないから色数がそこそこあって欲しい。しかしこの無選別セットが一番売れ残っていたのが気掛かり。評判悪い商品なのかなあ。
無選別



●八重咲チューリップ福袋(2〜3品種見計らい)30球 1,274円
2品種なら同じものが15球になる。幸い送られてきたのは3品種入っていた。写真は7品種だから3品種でもバラエティー感には欠けるかも。しかも花色は偏る場合があると書いてある。
八重咲



●プリンセス・チューリップセット 3種30球 1,490円
これはなかなかよさそう。
プリンセス



●オーセール 10球 810円
これもなかなかよさそう。
オーセール



●新品種チューリップセット 4種35球 1,814円
悪くないんだけれどオレンジ色が欲しかったな。
新品種



●モンテビデオ 10球 702円
あまり選択の余地がなかったので、
上のセットに同じ品種が入っていることは注文した後に気がついた(/o\)
モンテビデオ



●ハッピージェネレーション 10球 486円
あまり好きなタイプではないのだが白色の代わりに。白いチューリップはそれ自体もキレイだし、違う色のチューリップを引き立ててくれる。
ハッピー





以上175球で7958円プラス送料700円の8658円なり。昨年は130球で3680円だった。1球あたりを計算すると今年は49円で昨年が28円。つまり売れ残っていた値の張る球根を買ったことになる。まあ仕方ないか。

1つのプランターに8球・7球・8球と3列に23球植えるから、プランター7つで植えられるのは161球。あまった14球は年末に帰省したら実家の庭に植えるつもり。ちなみに実家用に14球取り分けたつもりが15球になっており、プランター用にも1つ多かったから、どこかで2球余分に入っていたことになる。ちょっとラッキー。


植えたのは本日。
それはまた後のエントリーででも。

wassho at 22:31|PermalinkComments(0)   *チューリップ 

2014年12月13日

バイクのバッテリー交換 続き

前回のエントリーの間が空いて交換してから1ヶ月ほど経ってしまったが、バイクのバッテリー交換の話の続き。前回のエントリーはこちら


私が買ったバッテリーは日本のユアサの商品だが生産国は台湾。ユアサの日本製だとアマゾンで1万3156円だった(台湾製は6628円)。中身に違いはないはずだし、そんなに人件費が安いとは言えない台湾製と較べても日本製は2倍の価格。日本製品がいかに価格競争力を失っているかをあらためて実感。

実はバイクを買った時、バッテリー交換をする時期が来たらSHORAIというメーカーのバッテリーにしようと思っていた。SHORAIとは日本語の「将来」の意味で、サンフランシスコにあるバッテリーメーカー。興味のある人はホームページを見てもらうとして、一言で言えば高性能、ロングライフで小型軽量。あっ!4言になってしまった(^^ゞ 特に軽さは圧倒的で私のバイクのバッテリーサイズの場合

   ユアサ:4.6キロ
   ショウライ:1.38キロ

と3割の重量しかない。設立は2010年のベンチャー企業で、たまたま設立当初から知っていた。しかしまあ技術的にはすごくても心配なのは信頼性。しかしこの5年で悪い噂も聞かなかったので特に問題はないと判断。

   でも価格が高い(/o\)
   F800R用のサイズなら2万4980円もする(/o\)(/o\)

BMW F800Rのバッテリーは普通のバイクの燃料タンクの場所に収まっている→高い場所にある→そこが3キロ以上軽量化される→バイクの重心が低くなって乗りやすくなりそうーーーなことは魅力的だったものの、ユアサとの差額1万8352円はやっぱりもったいないと思い断念。私の技量なら重心の差なんてわからないに違いないと考えることにした。次にバッテリー交換の時期が来る頃には、もっと安くなっていると期待しよう。

ところで日本のアマゾンで2万4980円のショウライバッテリーは、アメリカのアマゾンでは183.7ドルで売っている。今はかなり円安になって1ドル119円で計算すると2万1860円。差額3120円。つまりボッタクリなし。SHORAI社が早く成長して日本のBMWディーラーを買収して欲しいね。


さてバッテリーは特に問題もなく交換できエンジンの始動も確認したのに、その1週間後にエンジンがかからなくなったとは既に書いたとおり。それも不思議であるが、もうひとつ不思議なことがある。

前回のエントリーでセルボタンを押したら瞬時に回っていたセルが、だんだんと回り始めるまでにタイムラグがでるようになったと書いた。普通バッテリーがダメになってくるとセルモーターの回りが弱くなる。電圧が低下するのだから、それは当然。しかしセルボタンを押してからセルが回り始めるのに時間がかかるというのは聞いたことがなかった。

ネットで調べると、このような症状が出るのは

  セルモーターのマグネッとスイッチの接点(コンタクトポイント)が
  磨り減り、そこにカーボンが溜まり通電に時間を要している。

  セルモーター中にあるソレノイドアクチュエーターという電磁石で動く部品が
  作動不良を起こしている。

などの情報があった。
何となくどういう内容か想像はついても具体的にはチンプンカンプン。でも要はセルモーターがくたびれているのだろう。しかしバッテリーを交換したらタイムラグがでなくなったのだから、セルモーター犯人説も疑問がある。


そんなわけでタイムラグの理由はナゾ。理由を解明しても特に何かいいこともなさそうだから、また症状が出た時に改めて考えるとした。ひょっとしてセルボタンの接触不良というオチだったりして。

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2014年12月10日

三渓園の紅葉 その2

内苑の次は外苑。

内苑の海岸門を出た前の小高い丘を登っていく。
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そこそこの高さまで登るのだが、あまりきつくなかった。
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坂を登ったところにあった案内標識。
展望台の方に向かう。
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標識では展望台の名前が松風閣(しょうふうかく)となっているが、オリジナルの松風閣は原富太郎の養祖父である原善三郎が明治20年頃に三渓園に最初に建てた別荘で、原家のゲストハウスとして使われていた。もともと三渓園は善三郎が購入した土地であり、後に富太郎が引き継いで徐々に伝統建築のテーマパークのようになっていく。しかしこの広い敷地に最初は別荘がポツンと一軒だけだったというのは何とも贅沢というか寂しいというか。ちなみに善三郎の別荘を松風閣と名付けたのは伊藤博文。さすが華麗なる一族。


残念ながらオリジナルの松風閣は関東大震災で倒壊。現在はレンガ造りだった玄関部分(といわれても原型を想像しづらいが)だけが残っている。
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日本の伝統建築を集めた三渓園の中で、ここだけは「ハイカラ」な建物だったのかな。しかし案内板を見ると中国風と書いてある。どんな建物だったのか1枚の白黒写真だけではイメージできない。できたら再建して欲しいなあ。
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こちらは名前を譲り受けた展望台の松風閣。
ごく普通のコンクリートの建物。
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内部の様子。
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ここから見えるのは本牧の埋め立て地。コンビナートの手前の道路は首都高で、展望台に上がるとクルマの騒音が聞こえる。展望台の周り以外は木に囲まれているから園内はまったく静かなもの。
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三渓園が作られた当時ここから見えたのは本牧海岸。海岸が昭和30年代に埋め立てられるまでは海水浴場として賑わっていたらしい。つまりオリジナルの松風閣は海を高台から眺められる別荘だったことになる。たぶん三浦海岸や、その対岸の富津岬あたりを見渡せたはず。





三渓園の一番南側にある展望台から、
敷地のほぼセンターにある三重の塔に向かう。
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この塔は京都の燈明寺(とうみょうじ)という所から移築されてきたもの。燈明寺は奈良時代に聖武天皇によって建てられた古刹だったが室町時代にいったん廃れ、その後も浮き沈みを繰り返していたようである。この塔は室町時代のものと案内板に書いてあるから、500年から700年くらい前の建築ということになる。そんなものを自宅の敷地に移築するなんてビックリするね。
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展望台からは工業地帯が見えただけだったが、三重の塔のあたりからは三渓園の山々を眺めおろせて見晴らしがいい。
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少し下から三重の塔を撮りたかったのに、木がジャマでうまく撮れなかった。
DSC01412 のコピー



丘を下ったところにある東慶寺仏殿。東慶寺は北鎌倉にある縁切り寺だったことで有名なところ。最近じゃミシュラン・グリーンガイド(観光地案内みたいなランキング)でも三つ星と、燈明寺と違って廃れた寺じゃないから、どうやってこの仏殿を手に入れたんだろう。
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東慶寺仏殿の近くはきれいな紅葉が多い。
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きれいな紅葉のところには記念写真を撮影している新婚さんが。新婚さんといっても、こういう記念写真は前撮りといって結婚式より1〜2ヶ月前に撮ることが多い。だからどのカップルも時期的に幸せオーラ全開(^o^) 結婚式はウエディングドレスだから前撮りは和装というパターンに人気があるらしい。
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大きな合掌造りの家。前回のエントリーで数寄屋風書院造りの意味を知らないと書いたが、よく考えれば合掌造りも正確なところを知っているわけではない。なんとなく茅葺きの大きな屋根の建物を合掌造りと認識しているような気がする。
調べてみると合掌造りと呼ぶには、屋根の骨組みにも満たすべき要件があるらしい。でも私の認識で当たらずといえども遠からず。
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案内板によると1960年に白川郷から移築されたとある。白川郷は1995年に合掌造りで世界遺産になっているが、1961年に完成した御母衣ダム(みぼろダム)によって半数近くの家が水没対象地帯となった。合掌造りは当時から人気があったらしく、そのときに全国各地に移築が進められる。この三渓園の合掌造りもそのひとつだと思う。
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移築の目的は保存だったり店舗や民宿としての利用だったりと様々だが、観光用としての移築もあった。岐阜の下呂温泉にある合掌村もそのひとつで10棟ほどが移築されている。合掌村にはたぶん小学3〜4年の頃だったと思うが家族旅行で行ったことがある。正確にいうと下呂温泉に訪れて、夜になってから父親が突然、合掌村を見に行こうと言い出し、家族4人でテクテクと歩いて出かけた。たぶん温泉にも入って夕食も食べた後だったような気がする。なぜなら旅館の浴衣姿で下駄を履いていた記憶があるから。旅館から合掌村まではかなり距離があり、遠くに合掌村の明かりが見えたあたりで諦めて引き返したと思うが記憶が定かではない。覚えているのは下駄で歩きにくかったことくらい。下駄である程度の距離を歩いたのは、あれが最初で今のところ最後である。


ここは中に上がれるが、バイクブーツを脱ぐのが面倒で入り口の土間のあたりまで入っただけ。中にフランス人の夫婦がいて、ご主人がやたらこういうことに詳しいらしく奥さんに熱心に建物のことを説明していた。もっとも聞き取れたのはシラカワゴウとガッショウヅクリだけだった(^^ゞ
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屋根の形と勾配は写真でよく見る白川郷の合掌造りとはずいぶん違う。今、白川郷にあるのは水没を免れた地域だから、移築されたよその地域では建築様式も多少は違っていたのかも知れない。
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また紅葉がきれいなところを通って池の方に降りる。
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三渓園はとても広い敷地で、紅葉しているのは相対的にはごくわずかだから、紅葉をたくさんたくさん見てお腹一杯という感じにはならない。また写真では真っ赤に写っている紅葉も、私が好きな「くすんでいない、黒や茶色が混ざっていない本当の赤い色」ではなかったのは残念。しかし、とても横浜のど真ん中にあるとは思えない広い日本庭園の中を紅葉を探しながらブラブラするのも悪くない。もっとも庭園らしいのは池の周りだけで他は山里っぽいかな。ところどころに伝統建築が配置されているので、まさに「巡り歩いている」感覚が味わえる。


最後に池の手前にあったのが燈明寺の本堂。燈明寺から三重の塔を移築したのは1914年(大正3年)だが、この本堂が移築されたのは1987年(昭和62年)とかなり後から。原富太郎が亡くなったのは1939年(昭和14年)で、合掌造りとこの本堂は彼の死後の移築。
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立派な建物だけれど、何となく殺風景なイメージもぬぐえない。ここは階段にも上がってはいけないと書いてあった。ズームで仏像を撮るのが精一杯で、内部の様子はあまり見られず。
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池に戻ってくる。最初に歩いたのとは対岸の位置。正面に見えているのはこの日は貸し切りで見学できなかった鶴翔閣(かくしょうかく)。
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橋が架かっていたので渡る。
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橋の上から見上げる三重の塔。
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入り口方面。
来た時は快晴だったのに少し雲が多くなった。
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池にはカモがたくさんいる。茶色や頭が緑色のカモはよく見るが、こんな黒いカモはあまり見たことがない。日本野鳥の会のホームページで調べるとキンクロハジロという種類みたいだ。茶色いのは他でもいろいろ調べてみたがよくわからず。手前にいるのと奥のカモではクチバシの色が違うから別の品種かも知れない。
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何か起こりそうな形になってきた雲と、池をお約束のローアングルで最後に撮って三渓園を後にする。滞在約2時間。しかし池の真ん中に浮かべてある舟は何のために? オブジェ?
書き忘れていたが三渓園の入場料は500円と安い。これだけの広さの庭だから季節ごとの花もいろいろ咲く。春夏秋冬ちょくちょく来てみることにしよう。
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帰りは久しぶりに横浜の山手(地名です)を少し走り、首都高横羽線で戻ってきた。雲に遮られて日が射さなくなり気温7.5度。高速道路ではかなり寒かった。走行72キロで午後4時頃帰宅。バイク2時間・現地2時間の気分転換。これからしばらくはこんなツーリングかな。

地図



おしまい

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2014年12月06日

三渓園の紅葉

12月に入ったこの最初の週末は真冬並みの寒さ。遠出しなくてどこかいいところはないかと考えて、思いついたのが横浜は本牧にある三渓園(さんけいえん)。
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ここはちょっとユニークな日本庭園。簡単にまとめると

  明治時代の実業家である原富太郎の自宅跡。
  日本各地から古い建物が移築・保存されている。
  全部で17ある建築物のうち9つが国の重要文化財に指定されている。

原富太郎は生糸貿易で財をなした人物。先日、世界遺産になった富岡製糸場のオーナーだった時代もある。ここの地名が三之谷で三渓と名付けたらしい。彼自身も号(ペンネームみたいなもの)として原三渓とも名乗っている。

広さは17.5ヘクタール。日本じゃ面積の単位として使われる東京ドームが4.7ヘクタールだからドーム3.8個分。坪に直せば5万3000坪。ちなみに彼の養祖父(富太郎は養子だった)である原善三郎の自宅は9.1ヘクタールあり、その跡地は横浜の代表的な公園のひとつである野毛山公園になっている。ジイちゃんと孫で併せて横浜に26.6ヘクタール!こういうのを華麗なる一族というんだろうな。

財閥としての原家はその後衰退していったようだが、関東大震災後の復興事業であったホテルニューグランド創設にも原富太郎は主導的な役割を果たし、現在のホテル会長は原富太郎から数えて3代目の原家当主がつとめている。ちなみにホテルニューグランドは山下公園に面していて、その山下公園も関東大震災で出たガレキで海を埋め立てた造成地=復興事業だった。




朝は寒いし、そんなに遠くないから出発は12時頃。
第三京浜〜首都高で新山下まで行き1時間ほどで三渓園到着。

三渓園の駐車場はあまり広くない。クルマが数台順番待ちをしていた。
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駐車場の中にある数台のバイク置き場は埋まっていたので、ガードマンにどうすればいいか尋ねると、ここに駐めろと入り口のそばにカラーコーン(赤いやつね)を置いて場所を作ってくれた。そこで革ジャンを脱いだりしてしていると公園の中から職員がやってきて「お客さん、ここはーーー」と困った口ぶり。ガードマンに指示されたというと、ああそうですかという返事。三渓園では職員よりガードマンの方がエラいみたい。
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入ったところにある案内地図。
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方位は右に90度回転していて左側が南。三渓園は大きく3つのブロックに別れている。まず池の周り。それからちょうど地図で影になっている敷地の上側が内苑と呼ばれる。ここは自宅として使われていた時代は原家のプライベートゾーンだったエリア。それ以外が外苑。三渓園はいわゆる公園になってから一般に解放されたのではなく、自宅であった当初から横浜市民に楽しんでもらおうと作られた、いってみれば自宅兼日本の伝統建築のテーマパークみたいな存在。原富太郎は関東大震災後の横浜復興にかなりの私財を投じたことでも知れられる篤志家。孫さんや三木谷さんもこういうスケールの大きな人物になって欲しいね。



大池と呼ばれるまさに大きな池。
背後に三渓園のシンボルである三重の塔が見える。
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松とツバキ。
気温9度くらいでバイクで高速を走っている時は寒かったが、快晴で日差しがあって三渓園では寒さを感じず。
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園内では結婚の記念写真を撮っているカップルが多かった。10組近くはいたように思う。しゃがんでいるのがカメラマンでその隣が助手。打ち掛け姿の女性がいると周りの雰囲気がとても華やぐ。
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大池の横を歩いて最初にある建物のほうに行くと残念ながら
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入れなかったのは鶴翔閣(かくしょうかく)という原富太郎の自宅だった建物。床面積950平米の大豪邸。
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茅葺き屋根の昔っぽい作りなのに、入り口のところは上部がせり出しているから車寄せになっているのだろうか。いわゆる普通の古民家では見たことがない建築デザイン。
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鶴翔閣と大池の間には睡蓮池という池が設けられている。全景は見えなかったが大きな家だというのは遠目にもわかる。ちなみに当時は女中が50名ほどいたらしい。
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鶴翔閣は内苑とは独立した分類らしく、
鶴翔閣から離れてしばらくすると内苑の入り口がある。
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御門という立派な門構えをくぐる。
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くぐったところから紅葉越しに三重の塔が見えた。
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池と芝生の前庭付きの建物は臨春閣。3つの建物が雁行して並んでいる。臨春閣は桂離宮と並ぶ数寄屋風書院造りの名作といわれている。もっとも数寄屋風書院造りという言葉はよく聞くが、どういうデザインを指しているのか具体的には知らない。でも美しい建築だということは見ればわかる。
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横に回って臨春閣を眺める。
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この臨春閣は大阪から運ばれてきたものだが、

  秀吉が京都に建てた聚楽第の一部
  紀州徳川家の別荘だった建物

という2つの説がある。どちらがオリジナルにせよ原富太郎が購入した時は、大阪の此花区で会所(集会所みたいなもの)として使われていた建物。昔のいい建物はあちこちに移築して使い回すということをしていたのかな。


建物の中には入れなかったが、外から部屋の一部を見ることはできた。
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臨春閣を過ぎると少し坂を上っていく。階段の上にあるのが月華殿。伏見城にあった大名達の控え室として使われていた建物。
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関係ないけど紅葉を見に行くと、
緑のもみじもキレイだなと見とれてしまうのは私だけかな?
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とはいいつつ紅葉もしっかり堪能。
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聴秋閣(ちょうしゅうかく)
家光が二条城内に建て、後に春日局が譲り受けたとされる建物。この建物も京都の二条城から春日局の孫に当たる人物の江戸屋敷、明治にになってからは新宿にある公爵邸と、三渓園に来るまで3回も移築されている。
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四角ではなく斜めのラインがある珍しいデザイン。
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聴秋閣の先は、小さな渓谷を登って降りる遊歩道となっており紅葉がキレイだった。
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できるだけ人が入らないように写真は撮っているが、実際には紅葉の見物客が多い。ここは渓谷を登ってUターンする場所の橋。
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流れているのは小さな水の流れで、その左岸右岸では多少見える景色が違って楽しめる。これは下り方向の左岸から撮った聴秋閣。
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聴秋閣の周りはレッドオータムだが、次の春草廬(しゅんそうろ)に近づくとイエローオータムに景色が変わる。
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春草廬は信長の弟である織田有楽(うらく)が建てた茶室ともいわれている。
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天井の照明は後で付けたと思うけど(^^ゞ
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これは茶室に入る順番を待つためのものかな。
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屋根に積もったイチョウの葉っぱを撮ってみる。
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春草廬の後は再び赤、黄色、緑のミックスオータムな紅葉を眺め、ついでに竹林を見て、秀吉が母親のために建てたお堂の横を通り、海岸門という門をくぐって内苑見学が終了。
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ーーー続く

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2014年12月04日

バイクのバッテリー交換

ついでにバッテリーの話。

前のエントリーで書いたように、BMW F800Rのエンジンがかからなかった1週間前の11月16日にバッテリーを交換した。このバイクを買ったのは2011年の2月だから、早いものであと3ヶ月ほどで丸4年になる。その間にもちろんバッテリーは交換していない。

いつかは忘れたが今年始めの寒い頃、久しぶりにバイクに乗ろうと思ったら、セルボタンを押してからセルモーターが回るまでに0.2秒くらいのタイムラグがあった。通常はセルボタンを押したら間髪を入れずにモーターが回るので、バッテリーが弱りかけているのかなあと推測。ただしいったんセルモーターが回ればエンジンは瞬時に始動したし、しばらく走った後は充電効果が現れてセルのタイムラグはなくなった。そのあと1日の乗り始めに2〜3回そんなケースがあったものの、気温が暖かくなるにつれてそれも起きなくなった(原理は知らないがバッテリーは気温が低いと能力が低下する特性を持っている)。


10月の初めだったか、また0.2秒のタイムラグがあらわれた。まだそれほど寒くないのにそんな現象が現れるとは、いよいよバッテリーの寿命が近づいてきたかと考える。タイムラグは0.2秒、0.4秒〜としだいに長くなり、11月3日に山中湖に出かける時は1秒ほど無音だったように思う。11月15日の真鶴ツーリング帰りに東名のサービスエリアで休憩した後では3秒近く無音でちょっと焦った。

まだもう少しは大丈夫そうに思えたものの、これから寒くなるとあまりバイクに乗らなくなるから走っての充電も期待できない。だから、この冬は越せないだろうと交換することにした。

バッテリーの寿命にとっては

  たまにしか乗らない、2ヶ月ほど乗らない場合もある→マイナス要因
  チョイ乗りはせず、乗る時はある程度の距離を走る→プラス要因
  屋根付きのガレージにバイクを保管している→プラス要因

トータルで考えたら4年もったのは、まあ妥当なところだと思っている。




最初にタイムラグがあらわれた時にディーラーからバッテリー交換の見積もりをとっておいた。まだ5%だった消費税込みで2万4780円。
バッテリー見積もり




交換すると決めてからネットでバッテリーの価格を調べた。結局アマゾンで買ったのだが、お値段は8%の消費税込みで6628円。充電されてから送られてくる。

ゆあさ


その差額1万8152円。
その金額でバッテリーをもう3個買える。もちろんアマゾンで買って自分で交換した。しかし、いつものこととはいえディーラーのメンテナンス料金はケンカを売っているとしか思えない価格である。

見積もりに載っているバッテリー交換の3工数とは、おそらくダミータンクのカバーを外す〜バッテリーを交換する〜カバーを取り付けるの3工程だと思う。BMW F800Rの燃料タンクはシートの下ある。燃料タンクのように見えるのはダミーで、その中にバッテリーなどが入っている。下の写真でセンターの黒い部分にビスが見えているが、8本ほど(だったと思う)のビスで黒い部分と白い部分が結合されている。
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私がドライバーで回してもタンクをバラスのに3分はかからない。もちろんバイクのメカニズムに関する知識は一切いらない。ネジを回すだけだからね。ディーラーの整備工場なら当然電動ドライバーだから所要時間1分以下のはず。つまり1工程分の945円は1分の作業工賃。時給に換算すれば60倍だから、なんと5万6700円!

バッテリー交換は汚れを拭き取ったり動作を確認するから3分はかかるかな。それでも時給1万8900円。そしてディーラーは、なんとバッテリーを外すとリセットされるカレンダーの再設定まで請求する魂胆である。これは20秒くらいの作業。時給17万100円という途方もない金額になる。時給17万100円で8時間×20日働けば月給2721万6000円である。ディーラーで1ヶ月だけ働かせてくれないかな(^^ゞ


見積もりに載っているAGMのバッテリーはドイツのボッシュ製。実際の生産国はどこかわからないが、日本ではだいたい1万5千円前後で売られている。2万1000円というのはたぶんディーラーの仕入れ価格の2倍設定だろう。あっぱれなボッタクリ精神に感激さえ覚える。バイクが売れない→儲からないからボッタくる→ますます売れなくなる。典型的なドツボスパイラル



ディーラーのこと、(/_')/ソレハコッチニオイトイテ

ーーー続く

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2014年12月01日

BMW F800R 始動せず

結果的にたいした話でもないのだが記録のために書いておく。

11月23日にエンジンをかけようとしたらセルが回るだけでエンジンはウンともスンとも言わず。エンジンがグズッてかからないのではなく全くの無反応。5秒くらいと少し長めに回してみても同じ(ちなみに通常はセルモーターのスイッチを押せば瞬時にエンジンがかかる)。

ガソリンは入っている。念のためバイクを揺らしたりもしてみたが。5〜6回試したが結果は同じ。あまり無理しちゃいけないかなと思い、ディーラーに見に来てもらうことにした。その時点での私の判断はプラグが死んでいる〜でも(このバイクは2気筒なので)プラグ2本が同時にダメになるとは考えづらいから、プラグそのものではなく点火系を管理している部品かコンピューターがダメになった〜かなりの出費になりそう(/o\)というもの。

結論を言うとディーラーのメカニックが2〜3度私と同じようにセルを回して症状を確認。次に15秒くらいセルを回したらエンジンはかかった! 長めにセルを回す前にアクセルを大きく開いて、そのアクセル開度をエンジン制御のコンピューターに覚えさせているといっていたような気がするが細かくは覚えていない。その後はあれは何だったんだ?というくらいエンジン始動に問題はなし。もちろんエンジンの調子もいつもと同じ。


メカニックによると考えられる原因は2つ。

まずは単純に点火制御の失敗。エンジンに吸い込む空気とガソリンの量=混合気の割合や点火のタイミングなどはコンピューターが制御している。一般にエンジンを始動する時は走っている時より濃いめの混合気を供給して点火しやすくする。昔はクルマやバイクにはチョークという装置があって自分でそれを操作して混合気を濃くした。何かの原因でそれが上手く制御されなかったというもの。


もうひとつ考えられるのはその複雑バージョン。実はその前の週にバッテリーを交換した。話は前後するがコンピューターによるエンジン制御というのは出荷時に組み込まれたプログラムに、その後の走行によって得られたデータをフィードバックして常に最適化しているらしい。バイクのキーを抜いても制御コンピューターはスリープ状態になっているようなものだが、バッテリーを交換する時は完全に電源が遮断される。最適化のために使っているデータは電源が途絶えても保持される仕組みになっているが、まれに保持されないらしい。そうなるとコンピューターは出荷時のプログラムでエンジンを制御しようとする。出荷時=新車と2万5000キロほど走っている今の状態ではずいぶん条件が違うから、制御がうまくいかずエンジンがかからなかったというもの。


今のところ原因不明。
まず単純な点火制御の失敗説だが、気温もそれほど寒くなかったし、5〜6回試したすべてで制御がうまくいかないことってあるのかなあと思っている。バッテリー交換説は説得力があるように思えるが、バッテリー交換後に走ってはいないもののエンジンの始動確認はしている。その時にはまったく問題なく瞬時にエンジンがかかったので、最適化データを失ったからという理屈は通らない。

結論は、優等生のBMWバイクでも、たまには機嫌の悪い時もあるさ(^^ゞ

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