2015年10月
2015年10月29日
歯の役目は噛むだけにあらず
20年ほど前に歯に詰めたものがポロッと取れたので歯医者に行ったら、あなたの歯は歯石だらけだと叱られ、その歯石取り治療?とともにスクラッピング法というやり方での歯磨きに励んでいることは以前に書いた。その成果あって、今は歯医者によく磨けていると褒められている。
歯石取りに2回通い、3回目に取れた詰め物のところを埋め、また上の歯左側の虫歯を何本か治療した。4回目は上の歯右側を治療、そして先日の5回目で下の歯右側を治療してめでたく治療は終了した。下の歯左側はとりあえず大丈夫らしい。
ただし結局、何本治療したのかよくわからず。先生は治療しながら「次、行きますね」みたいなことは言ってくれるが何本目とは言わなかったし、麻酔が効いているから歯のどこを削っているかの感覚もない。また上の歯は鏡の前で口を開いた程度では奥の方までよく見えない。さっき領収書を確かめたら本数は書いていなかった。
治療費は全部で1万8000円ほど。5回で割ると平均3600円。相場を知らないので高いのか安いのかよくわからず。20年前に大学病院で治療を受けた時は、親知らずを抜く手術の時以外は500円玉でお釣りがあったような記憶もあるが定かではない。でも全部キレイになったのだからよしとしよう。別に歯が痛かったりシミるということもなかったのだが、早めに対処しておいて悪いことはないはず。
歯医者には小学校の時に何度か行き、その次は大学生の時だと思う。幸いにもあまり世話にならずにすんでいる。でもその頃は麻酔を掛けるということがなかったから、あの脳天を突き抜けるような痛みがトラウマになって、いまだに歯医者が怖い。
20年前の時は麻酔があったが、水平になっている親知らずの切開・粉砕・抜歯というのは別次元の恐怖。でも今回私が受けた程度の治療なら(たぶん、それほど深くは削っていないと思う)、麻酔が効いてほとんど痛みは感じない。3回目と4回目はまったくの無痛だった。5回目は2〜3回軽く脳天に来たが。
ただ麻酔を歯茎に打つ時はちょっと痛い。大学病院では麻酔を打つ前に麻酔を歯茎に塗って、注射の痛みを感じないようにしてくれたが、今回の歯医者でそんな処置はなかった。頼もうかと思ったが、1〜2秒の注射を3回ほどなのでガマンして耐えた。
とにかく歯医者が怖いと思って我慢している皆さん、とっとと治療に行きましょう!
さて本題。
上下左右の4本の親知らずを抜いた時、親知らずの隣にある下の奥歯も左右2本抜いた。親知らずが悪さをして隣の奥歯が虫歯になり、でも歯医者が怖くて歯がボロボロになるまで治療に行かないとそうなる。このパターンは割と多いらしい。
というわけで私は下の一番奥、左右の奥歯がない。
どこかで私が身元不明の死体で発見されたら誰か思い出してね(^^ゞ
下の一番奥の奥歯がないということは、上の一番奥の奥歯は噛み合わせる相手がいないということである。歯医者が言うには、こうなると上の奥歯はだんだんと下がってきて、やがて抜けるらしい。下の奥歯を抜いた時にそんな説明は受けていないんだけれど(涙)。
でも「まあ、役に立っていない上の奥歯だからいいや」と私が言うと、先生は「全然役に立っていないわけではない」と話し出した。
何の役に立っているかというと堤防の役目。
歯の一番の役目は食べ物を噛み砕くこと。噛み砕かれて細かくなった食物は舌の上を通ってのどに入る。そして舌の上というのは歯で囲まれたエリアの内側である。歯が抜けていると砕かれた食物がそこから外側に漏れる。今までそんな発想をしたことはなかったが、言われてみれば納得する話。
実は私は下側の奥歯から3本ほどの歯の外側部分によく食べ物が挟まったりひっついたりする。だから食後は爪楊枝が欠かせない。そういえば昔はそんなことはなかった。そうなるようになったのが親知らず&奥歯を抜いた時からかどうかは、今となっては思い出せないのだが、たぶん堤防が左右1本ずつ欠けたからなんだろう。
ところで歯磨きのことは褒めてくれるのに、来々月あたりにまた歯石を取りに来いと言われた。それくらいがベストタイミングとのこと。最初に歯石を取った時期から計算すると年に3回ということになる。どうやらリピート顧客にするつもりらしい。
歯石取りに2回通い、3回目に取れた詰め物のところを埋め、また上の歯左側の虫歯を何本か治療した。4回目は上の歯右側を治療、そして先日の5回目で下の歯右側を治療してめでたく治療は終了した。下の歯左側はとりあえず大丈夫らしい。
ただし結局、何本治療したのかよくわからず。先生は治療しながら「次、行きますね」みたいなことは言ってくれるが何本目とは言わなかったし、麻酔が効いているから歯のどこを削っているかの感覚もない。また上の歯は鏡の前で口を開いた程度では奥の方までよく見えない。さっき領収書を確かめたら本数は書いていなかった。
治療費は全部で1万8000円ほど。5回で割ると平均3600円。相場を知らないので高いのか安いのかよくわからず。20年前に大学病院で治療を受けた時は、親知らずを抜く手術の時以外は500円玉でお釣りがあったような記憶もあるが定かではない。でも全部キレイになったのだからよしとしよう。別に歯が痛かったりシミるということもなかったのだが、早めに対処しておいて悪いことはないはず。
歯医者には小学校の時に何度か行き、その次は大学生の時だと思う。幸いにもあまり世話にならずにすんでいる。でもその頃は麻酔を掛けるということがなかったから、あの脳天を突き抜けるような痛みがトラウマになって、いまだに歯医者が怖い。
20年前の時は麻酔があったが、水平になっている親知らずの切開・粉砕・抜歯というのは別次元の恐怖。でも今回私が受けた程度の治療なら(たぶん、それほど深くは削っていないと思う)、麻酔が効いてほとんど痛みは感じない。3回目と4回目はまったくの無痛だった。5回目は2〜3回軽く脳天に来たが。
ただ麻酔を歯茎に打つ時はちょっと痛い。大学病院では麻酔を打つ前に麻酔を歯茎に塗って、注射の痛みを感じないようにしてくれたが、今回の歯医者でそんな処置はなかった。頼もうかと思ったが、1〜2秒の注射を3回ほどなのでガマンして耐えた。
とにかく歯医者が怖いと思って我慢している皆さん、とっとと治療に行きましょう!
さて本題。
上下左右の4本の親知らずを抜いた時、親知らずの隣にある下の奥歯も左右2本抜いた。親知らずが悪さをして隣の奥歯が虫歯になり、でも歯医者が怖くて歯がボロボロになるまで治療に行かないとそうなる。このパターンは割と多いらしい。
というわけで私は下の一番奥、左右の奥歯がない。
どこかで私が身元不明の死体で発見されたら誰か思い出してね(^^ゞ
下の一番奥の奥歯がないということは、上の一番奥の奥歯は噛み合わせる相手がいないということである。歯医者が言うには、こうなると上の奥歯はだんだんと下がってきて、やがて抜けるらしい。下の奥歯を抜いた時にそんな説明は受けていないんだけれど(涙)。
でも「まあ、役に立っていない上の奥歯だからいいや」と私が言うと、先生は「全然役に立っていないわけではない」と話し出した。
何の役に立っているかというと堤防の役目。
歯の一番の役目は食べ物を噛み砕くこと。噛み砕かれて細かくなった食物は舌の上を通ってのどに入る。そして舌の上というのは歯で囲まれたエリアの内側である。歯が抜けていると砕かれた食物がそこから外側に漏れる。今までそんな発想をしたことはなかったが、言われてみれば納得する話。
実は私は下側の奥歯から3本ほどの歯の外側部分によく食べ物が挟まったりひっついたりする。だから食後は爪楊枝が欠かせない。そういえば昔はそんなことはなかった。そうなるようになったのが親知らず&奥歯を抜いた時からかどうかは、今となっては思い出せないのだが、たぶん堤防が左右1本ずつ欠けたからなんだろう。
ところで歯磨きのことは褒めてくれるのに、来々月あたりにまた歯石を取りに来いと言われた。それくらいがベストタイミングとのこと。最初に歯石を取った時期から計算すると年に3回ということになる。どうやらリピート顧客にするつもりらしい。
2015年10月27日
与野公園で秋バラ その2
カマキリ発見!
カマキリなんてウン十年振りに見たように思う。
きれいなバラは後ろから見ても美しい。
しかしきれいなバラにはトゲがある。
バラを女性に置き換えても通用するかな?
ところでカマキリは交尾後にメスがオスを食べるという。
バラを見に行くと、いろいろと戒めを得られます(^^ゞ
バラ園の中に建つ銅像。
横から撮ったのは正面からだと逆光で真っ暗にしか写らないから。後で調べたら「翔」という題名らしい。作者まではわからず。西洋風の雰囲気だけれど天女のような気もする。
バラ園の中にあった石碑。
裏側を見ると、こんな記述が。
与野公園の中のバラ園を井原勇記念園と呼ぶということらしい。井原勇は与野市長を5期18年も務めた人物。ここに来たのは初めてだから再整備前の状況はもちろん知らない。いくらの寄付でどれだけ整備がなされたのか下世話に気になるところ。でもいい話である。
お約束の花と青空。
ちょっと日の当たり方が足りなかった。
それと空を背景にする=下から撮る=普段とはバラを見る角度が違うので、
これはオレンジ色のツバキみたいに見えるし(葉っぱの形も似ている)、
こっちは花だけ見ているとまるでチューリップ。
与野公園のバラ園は飾り植えがほとんどなくて、ただ並べて植えてあるだけでお洒落なイメージはゼロ。そのあたりがちょっと惜しい。しかし種類は豊富だし、ネームプレートも充実しているのでじっくりバラを眺めるには向いている。なんたって無料。
ただしこの公園の最大の欠点は騒音。公園は国道17号(新大宮バイパス)という幹線道路に面しており、国道の上には首都高も通っている(写真では木立に隠れてあまり見えていない)。しばらくすると多少は慣れてくるが、常にクルマの騒音を聞きながらバラを鑑賞しなければならないのは誠に残念。
ところで、このところ風があったりしてバラ園でバラの香りをあまり感じられないことが多かったが、この日はいい香りが漂っていた。やはりバラの香りの空気の中を歩くのは気持ちがいい。ただバラは品種によっては変な臭いのものもあり、その品種の割合が少しヨソより多いような気もした。(どの品種の匂いが変なのかまでは知らない。バラ園をブラブラ歩いていて鼻が嗅ぎ分けた感想)
またここは春バラに力を入れているらしく、バラ祭りなどのイベントも春しかおこなわれない。ネットで探しても春バラの情報がほとんど。そのせいなのかどうかは不明だが、今までのどのバラ園よりも人が少なかったのはラッキー。ちなみに春バラ・秋バラというのは同じバラが春と秋に咲くということ。一般的には春バラ=花が大きい、秋バラ=花は小さいが色が濃くて香りも強いといわれている。でも私自身はそんなに違いがあるとはあまり感じていない。なお春にしか咲かないバラもある。
バラ園を離れて少し公園内を探検。
とりあえず登ってみる。
頂上部分があるだけで、ただ小高くなっているだけだった。
ここからバラ園は見えない。
バラ園とは反対側を見おろすと池になっていた。
噴水あり。
小さな祠(ほこら)がある。
武州・与野・銭洗(ぜにあらい)弁天という名前。
武州とは武蔵国(むさしのくに)の別称。武蔵国は埼玉+東京+川崎+横浜あたり。
霊験あらたかな霊泉だが飲めないらしい。
でも鴨は気持ちよさそうに泳いでいた。
なぜか白い砂が撒かれた大きな木のエリア。
何が目的か気になる。
公園にいたのは2時間弱くらい。帰りもまったく渋滞なしの奇跡の1日で、往きと同じく50分ほどで自宅まで戻れた。走行83キロ。このルートの首都高はクネクネしていてクルマだと楽しいのだが、バイクだとちょっとびびってしまう。それにコーナーではクルマに引き離されるから凹むんだなあ。
おしまい
カマキリなんてウン十年振りに見たように思う。
きれいなバラは後ろから見ても美しい。
しかしきれいなバラにはトゲがある。
バラを女性に置き換えても通用するかな?
ところでカマキリは交尾後にメスがオスを食べるという。
バラを見に行くと、いろいろと戒めを得られます(^^ゞ
バラ園の中に建つ銅像。
横から撮ったのは正面からだと逆光で真っ暗にしか写らないから。後で調べたら「翔」という題名らしい。作者まではわからず。西洋風の雰囲気だけれど天女のような気もする。
バラ園の中にあった石碑。
裏側を見ると、こんな記述が。
与野公園の中のバラ園を井原勇記念園と呼ぶということらしい。井原勇は与野市長を5期18年も務めた人物。ここに来たのは初めてだから再整備前の状況はもちろん知らない。いくらの寄付でどれだけ整備がなされたのか下世話に気になるところ。でもいい話である。
お約束の花と青空。
ちょっと日の当たり方が足りなかった。
それと空を背景にする=下から撮る=普段とはバラを見る角度が違うので、
これはオレンジ色のツバキみたいに見えるし(葉っぱの形も似ている)、
こっちは花だけ見ているとまるでチューリップ。
与野公園のバラ園は飾り植えがほとんどなくて、ただ並べて植えてあるだけでお洒落なイメージはゼロ。そのあたりがちょっと惜しい。しかし種類は豊富だし、ネームプレートも充実しているのでじっくりバラを眺めるには向いている。なんたって無料。
ただしこの公園の最大の欠点は騒音。公園は国道17号(新大宮バイパス)という幹線道路に面しており、国道の上には首都高も通っている(写真では木立に隠れてあまり見えていない)。しばらくすると多少は慣れてくるが、常にクルマの騒音を聞きながらバラを鑑賞しなければならないのは誠に残念。
ところで、このところ風があったりしてバラ園でバラの香りをあまり感じられないことが多かったが、この日はいい香りが漂っていた。やはりバラの香りの空気の中を歩くのは気持ちがいい。ただバラは品種によっては変な臭いのものもあり、その品種の割合が少しヨソより多いような気もした。(どの品種の匂いが変なのかまでは知らない。バラ園をブラブラ歩いていて鼻が嗅ぎ分けた感想)
またここは春バラに力を入れているらしく、バラ祭りなどのイベントも春しかおこなわれない。ネットで探しても春バラの情報がほとんど。そのせいなのかどうかは不明だが、今までのどのバラ園よりも人が少なかったのはラッキー。ちなみに春バラ・秋バラというのは同じバラが春と秋に咲くということ。一般的には春バラ=花が大きい、秋バラ=花は小さいが色が濃くて香りも強いといわれている。でも私自身はそんなに違いがあるとはあまり感じていない。なお春にしか咲かないバラもある。
バラ園を離れて少し公園内を探検。
とりあえず登ってみる。
頂上部分があるだけで、ただ小高くなっているだけだった。
ここからバラ園は見えない。
バラ園とは反対側を見おろすと池になっていた。
噴水あり。
小さな祠(ほこら)がある。
武州・与野・銭洗(ぜにあらい)弁天という名前。
武州とは武蔵国(むさしのくに)の別称。武蔵国は埼玉+東京+川崎+横浜あたり。
霊験あらたかな霊泉だが飲めないらしい。
でも鴨は気持ちよさそうに泳いでいた。
なぜか白い砂が撒かれた大きな木のエリア。
何が目的か気になる。
公園にいたのは2時間弱くらい。帰りもまったく渋滞なしの奇跡の1日で、往きと同じく50分ほどで自宅まで戻れた。走行83キロ。このルートの首都高はクネクネしていてクルマだと楽しいのだが、バイクだとちょっとびびってしまう。それにコーナーではクルマに引き離されるから凹むんだなあ。
おしまい
2015年10月24日
与野公園で秋バラ
例年なら秋バラは11月になってから出かけている。1週間か2週間早いかなと思いつつ秋バラを見に行ったのは、早めに見に行きたかったからである。その理由は後で書く。
今回のバラ園は関東での名所のひとつである埼玉県の与野公園。今はさいたま市だが、その名の通り合併前の与野市にある。いわゆる平成の大合併で誕生したさいたま市は2001年に浦和市+大宮市+与野市でスタートし、2005年に岩槻市も編入されている。
話はそれるが、文章を書く時に平仮名の区切りがわかりづらいから、地名や建物や施設の名前に平仮名を使うのは避けるべきだと思っている。でもどんどん増える一方(/o\) 何となく昔から関西のほうが平仮名を使うのが好きなような気がする。
水色で塗られているルートの95%は首都高速。
ところで与野公園に行くには首都高環状線→5号池袋線→埼玉大宮線という順序で走る。出かける前に地図で確認すると埼玉大宮線の浦和北という出入り口が最寄りで、その少し北側に与野公園があった。しかしグーグルマップのルート検索では1つ手前の5号池袋線の最終出入り口である浦和南で降りる指示になっている。バイクのナビも同じく浦和南を指定した。ナンデ? ちなみに浦和南、浦和北のどちらで降りても首都高の料金は同じである。それと埼玉大宮線というのは国道17号の上を走っている。公園からの帰りは国道17号を南下したが、浦和北という出入り口の標識は見なかった。それも不思議。
のんびり午後1時前に出発。首都高の5号池袋線に出るには都心の真ん中を回る都心環状線と、山手トンネルのある中央環状線の2つのルートがある。山手トンネルは内部が超高温になるライダー抹殺設計だから、まだこの季節でも渋滞時は避けたい。しかし出発前のチェックでどちらも渋滞表示はなし。でも天気がよかったので都心環状線を選ぶ。
それにしても都心環状線は昔からある名前だけれど、新しくできたのが中央環状線とは紛らわしいネーミングである。中央環状線より外側に首都高の環状線を新たに造ることはないのだから、外環状線という名前のほうが体を表してわかりやすいのに。東京外環状自動車道路という高速道路が別にあるから、それとバッティングがイヤなら首都高・外回り線でもいい。
首都高の渋滞はーーー本当にまったくなかった。ひょっとして昼間では初めての体験かも。浦和南を降りて国道17号は少し混んでいたものの、それでも45分ほどで与野公園に到着。
公園は道路で2つに分断されていて、こちら側はバラ園とは反対側。
レンタサイクルの貸し出し施設があった。他の場所で乗り捨てできるのかどうかわからないが、こういうのがもっと増えて欲しいと思う。
この道を挟んで、
向こう側にバラ園。
無料駐車場にはバイク用のスペースは設けられていなかったので、自転車が並んでいる場所にバイクを駐める。
バラ園の全景。南北に延びた敷地で手前が南になる。
敷地は公園全体で5.1ヘクタール。バラ園は約1割の0.55ヘクタール=約1700坪。与野公園の開園は1877年(明治10年)だから、日本で公園というものが整備され始めた頃にできたもの。参考までに芝公園が明治6年、日比谷公園は明治36年である。バラ園の開設は1977年で、現在170種類、3000株のバラが植えられている。
公園の中央付近。これは東向きの写真。
公園の北側。南側よりこちらのほうがよく咲いていた。
バラにはすべて品種名が掲示されていて親切。
「ベルサイユのばら」というのもあった。あまりキレイに咲いておらず、ボツにするレベルの写真だけれど、名前が面白かったのでとりあえず。
まだ何も咲いていないバラのアーチ。
冒頭に書いた早めに見に行きたかった理由とは。
花にしろ紅葉にしろ、そういう植物鑑賞は一番きれいな時に見に行きたいもの。暇のある日と天候と植物の状態の3つを睨みながら出かける日を決めるわけであるが、バイクであちこち見に行くことを重ねているうちに気がついたことがある。
植物の状態がいわゆる見頃になっているかどうかについては、今はネットで調べればだいたい見当がつく。その場所のホームページがたいていはあるし、そこを訪れた人の写真付きブログなどもよく参考にしている。ただし入園料を取るところでは、たくさん客を集めようと、見頃をかなり早い時期から打ち出している場合もあるので要注意。
それで例えば花なら、満開の花が一番多くなった時が見頃ということになる。しかしである。花は一斉にツボミが膨らんで同時期に咲くわけではない。早く咲く花もあれば遅く咲く花もある。その中で一番数多くが満開になっている時期が見頃と一般には呼ばれる。言い換えればその時期には、早く咲いて枯れてしまったり痛んでいる花もかなり混じることになる。
花を見に行った時、写真に撮るのはきれいな状態の花だけだから、ブログではそんな花ばかりのようにも思えてしまうが、実際にはかなり汚い花混じりで花を見ている。時にはそれでテンションが下がることもある。
それで今回はいつもより早く秋バラを見に来たというわけ。要は花数を重視するか花の状態を重視するか。しかし、ただきれいな花だけを見たければ花屋に行けばいいわけで、これは悩ましいところ。私はボリューム重視というか、きれいな花がたくさん咲いている密集感が好きなのでなおさら。
今回は今までよりきれいな状態でバラを見ることができたが、それでもどちらがいいかは何ともいえない。もう1週間後にしたほうが飽きるほど見たという満足度は大きかったかも知れない。逆に状態重視ならもう1週間前でもよかったかもしれない。でもすべてが公園南側程度の開花状態だったら寂しい。与野公園は無料だが、もしそうでなければ「金を払って損した」とガッカリするだろう。
(/_')/ソレハコッチニオイトイテ
アップであれこれ。
ーーー続く。
今回のバラ園は関東での名所のひとつである埼玉県の与野公園。今はさいたま市だが、その名の通り合併前の与野市にある。いわゆる平成の大合併で誕生したさいたま市は2001年に浦和市+大宮市+与野市でスタートし、2005年に岩槻市も編入されている。
話はそれるが、文章を書く時に平仮名の区切りがわかりづらいから、地名や建物や施設の名前に平仮名を使うのは避けるべきだと思っている。でもどんどん増える一方(/o\) 何となく昔から関西のほうが平仮名を使うのが好きなような気がする。
水色で塗られているルートの95%は首都高速。
ところで与野公園に行くには首都高環状線→5号池袋線→埼玉大宮線という順序で走る。出かける前に地図で確認すると埼玉大宮線の浦和北という出入り口が最寄りで、その少し北側に与野公園があった。しかしグーグルマップのルート検索では1つ手前の5号池袋線の最終出入り口である浦和南で降りる指示になっている。バイクのナビも同じく浦和南を指定した。ナンデ? ちなみに浦和南、浦和北のどちらで降りても首都高の料金は同じである。それと埼玉大宮線というのは国道17号の上を走っている。公園からの帰りは国道17号を南下したが、浦和北という出入り口の標識は見なかった。それも不思議。
のんびり午後1時前に出発。首都高の5号池袋線に出るには都心の真ん中を回る都心環状線と、山手トンネルのある中央環状線の2つのルートがある。山手トンネルは内部が超高温になるライダー抹殺設計だから、まだこの季節でも渋滞時は避けたい。しかし出発前のチェックでどちらも渋滞表示はなし。でも天気がよかったので都心環状線を選ぶ。
それにしても都心環状線は昔からある名前だけれど、新しくできたのが中央環状線とは紛らわしいネーミングである。中央環状線より外側に首都高の環状線を新たに造ることはないのだから、外環状線という名前のほうが体を表してわかりやすいのに。東京外環状自動車道路という高速道路が別にあるから、それとバッティングがイヤなら首都高・外回り線でもいい。
首都高の渋滞はーーー本当にまったくなかった。ひょっとして昼間では初めての体験かも。浦和南を降りて国道17号は少し混んでいたものの、それでも45分ほどで与野公園に到着。
公園は道路で2つに分断されていて、こちら側はバラ園とは反対側。
レンタサイクルの貸し出し施設があった。他の場所で乗り捨てできるのかどうかわからないが、こういうのがもっと増えて欲しいと思う。
この道を挟んで、
向こう側にバラ園。
無料駐車場にはバイク用のスペースは設けられていなかったので、自転車が並んでいる場所にバイクを駐める。
バラ園の全景。南北に延びた敷地で手前が南になる。
敷地は公園全体で5.1ヘクタール。バラ園は約1割の0.55ヘクタール=約1700坪。与野公園の開園は1877年(明治10年)だから、日本で公園というものが整備され始めた頃にできたもの。参考までに芝公園が明治6年、日比谷公園は明治36年である。バラ園の開設は1977年で、現在170種類、3000株のバラが植えられている。
公園の中央付近。これは東向きの写真。
公園の北側。南側よりこちらのほうがよく咲いていた。
バラにはすべて品種名が掲示されていて親切。
「ベルサイユのばら」というのもあった。あまりキレイに咲いておらず、ボツにするレベルの写真だけれど、名前が面白かったのでとりあえず。
まだ何も咲いていないバラのアーチ。
冒頭に書いた早めに見に行きたかった理由とは。
花にしろ紅葉にしろ、そういう植物鑑賞は一番きれいな時に見に行きたいもの。暇のある日と天候と植物の状態の3つを睨みながら出かける日を決めるわけであるが、バイクであちこち見に行くことを重ねているうちに気がついたことがある。
植物の状態がいわゆる見頃になっているかどうかについては、今はネットで調べればだいたい見当がつく。その場所のホームページがたいていはあるし、そこを訪れた人の写真付きブログなどもよく参考にしている。ただし入園料を取るところでは、たくさん客を集めようと、見頃をかなり早い時期から打ち出している場合もあるので要注意。
それで例えば花なら、満開の花が一番多くなった時が見頃ということになる。しかしである。花は一斉にツボミが膨らんで同時期に咲くわけではない。早く咲く花もあれば遅く咲く花もある。その中で一番数多くが満開になっている時期が見頃と一般には呼ばれる。言い換えればその時期には、早く咲いて枯れてしまったり痛んでいる花もかなり混じることになる。
花を見に行った時、写真に撮るのはきれいな状態の花だけだから、ブログではそんな花ばかりのようにも思えてしまうが、実際にはかなり汚い花混じりで花を見ている。時にはそれでテンションが下がることもある。
それで今回はいつもより早く秋バラを見に来たというわけ。要は花数を重視するか花の状態を重視するか。しかし、ただきれいな花だけを見たければ花屋に行けばいいわけで、これは悩ましいところ。私はボリューム重視というか、きれいな花がたくさん咲いている密集感が好きなのでなおさら。
今回は今までよりきれいな状態でバラを見ることができたが、それでもどちらがいいかは何ともいえない。もう1週間後にしたほうが飽きるほど見たという満足度は大きかったかも知れない。逆に状態重視ならもう1週間前でもよかったかもしれない。でもすべてが公園南側程度の開花状態だったら寂しい。与野公園は無料だが、もしそうでなければ「金を払って損した」とガッカリするだろう。
(/_')/ソレハコッチニオイトイテ
アップであれこれ。
ーーー続く。
2015年10月12日
土のふるい分け
1つのプランターに、いろんなものがバランスよく配合されているとされる園芸用の土を入れて何かを育てたとする。次のシーズンに2つにプランターを増やす場合、仮にプランター1つに入る土が10リッターだとすると、
昨シーズンに使っていた10リッターの園芸用の土
新たに買ってきた6リッターの園芸用の土
腐葉土2リッター
赤玉2リッター
の4種類で20リッターにして混ぜ合わせ、それを2つのプランターに分けて使うということをやって来た。腐葉土というのは葉っぱを腐らせ発酵させた栄養分の高い土。赤玉は赤土を固めて作った粒状の土で、水はけをよくするために使う。腐葉土自体も水はけがよいのだけれど、なぜか赤玉を混ぜて使うことになっている。理由は知らずに何となく園芸の常識に従っているだけなのだが、腐葉土だけだと栄養過多になるのかも知れない。まあとにかく昨シーズンの土を新たに加える腐葉土でパワーアップする発想。
基本はこんな感じではあるが、新規の園芸用の土90%に腐葉土10%位を混ぜたものだけを使う場合もあるし、いろいろ混ぜている途中で土や腐葉土が足らなくなり、やたら赤玉の比率が高くなってしまったこともある。というわけでベランダにある土の配合比率はもはやまったく不明。もっとも園芸用の土とか培養土として売られているものも、何がどれだけ入っているのか中身はわからないから似たようなもの。
話は変わるが、最近は土を100円ショップで買うことが多かった。スーパーで売られているものより分量が少ないので、通勤帰りに少しずつ買うほうが持って帰るのに楽。リッターあたりの価格もスーパーより安い。それで土や腐葉土は問題ないのだけれど、赤玉の粒がやたらデカい。それまで使っていた赤玉は直径2〜3ミリなのに対して1センチ前後ある。100円ショップで買った赤玉比率が増えてきたので、なんというかプランターの土が石混じりみたいな雰囲気になってきた。
またプランターの底には鉢底石という粒の大きな石を敷く。これは水やりをした時に、土がプランターの底から流れ出さないようにするためのもの。プランターに入っている古い土を新しいものと混ぜ合わせる時、プランターを逆さまにして土を取り出し、上側になった鉢底石を取り除くのだが、もちろん全部取ることは難しい。だから土の部分にも鉢底石が混ざってしまうし、その比率は年々上がってくる。
というわけで今シーズンのチューリップ植え付けの前に、ベランダにあるプランターの土を「ふるいにかける」ことにした。
用意したのはこんな道具。
「ふるい」
金網部分はメッシュの荒さの違うものが3枚付属しており、用途に合わせて取り替えられる。荒さは2ミリ、5ミリ、7ミリ程度。写真では7ミリ・メッシュの金網をはめてあるが、実際には5ミリでふるい作業をした。それなりの大きさなのに636円とお手頃価格。
「スコップ兼ふるい」
穴が空いたスコップのようなもので、これで「ふるい」の上に残った土をすくって、鉢底石と大粒赤玉をさらにふるいに掛ける。1237円。
「カラーバケツ」
カラフルなほうが楽しいと思って(^^ゞ ふるいに分けたものを入れたり、土を混ぜ混ぜするのに使う。容量は22リッターで1つ1170円。
今まで100円ショップのバケツを使ってきたが、容量が10リッターくらいしかなく今回の用途には小さかった。それと100円ショップのバケツは厚みがとても薄い。もちろん水を満タン入れて運ぶには問題ないが、土を入れてスコップでかき混ぜる時、スコップがバケツの底に当たるとすぐに割れてしまう。そういうわけでベランダには底がひび割れた100円ショップバケツが3つもある。割れたところにガムテープを貼っておけば土いじりや保管には使えるが。
プランター2杯分の土、約25リッターをふるいに掛けた時点での様子。白バケツが土、赤バケツが大きな赤玉、黄色バケツが鉢底石。この後に白バケツの土はゴミ用のポリ袋に移し替えてバケツを空にする。最初のプランター2杯は段取りを試行錯誤したので30分近く掛かったが、次の2杯からは20分くらいで完了。
ふるいを使ったのは、たぶん幼稚園の時の砂場遊び以来。なぜか私は土いじりがやたら好きで、ふるい作業も至福の時間だった(^^ゞ
メインのプランター7つと、その他の小さなプランターや100円ショップバケツで保管していた土=ベランダにあって植物を植えていない土のすべてをふるいに掛けた結果、大粒赤玉と鉢底石は、それぞれバケツ9割程度になった。土はバケツ8割程度のが4杯分。合計すると約110リッターという計算。
偶然にも、ふるいはバケツにスッポリとはまり作業効率よし。
穴あきスコップもプランターの幅にピッタリ。この長さ65センチで65型といわれるプランターは一番ポピュラーなタイプだから、その幅に合わせて作ってあるのかも知れない。
ちなみにベランダ作業にはお風呂椅子を使う。これは大きなお風呂椅子に替えて、もう使わなくなったもの。しゃがんで作業するより数倍は楽。お風呂で使っているものしかなくても後で洗えばいいだけだから、ベランダ作業には是非使うといいと思う。
肝心の土作りをどうするかはまだ決めていない。鉢底石はもちろんそのまま使うが、大きな赤玉は腐葉土や堆肥と混ぜてプランターの底側に入れる土にしようかなと何となく考えている。植え付けは1ヶ月以上先だから、あれこれ調べて考えるつもり。
昨シーズンに使っていた10リッターの園芸用の土
新たに買ってきた6リッターの園芸用の土
腐葉土2リッター
赤玉2リッター
の4種類で20リッターにして混ぜ合わせ、それを2つのプランターに分けて使うということをやって来た。腐葉土というのは葉っぱを腐らせ発酵させた栄養分の高い土。赤玉は赤土を固めて作った粒状の土で、水はけをよくするために使う。腐葉土自体も水はけがよいのだけれど、なぜか赤玉を混ぜて使うことになっている。理由は知らずに何となく園芸の常識に従っているだけなのだが、腐葉土だけだと栄養過多になるのかも知れない。まあとにかく昨シーズンの土を新たに加える腐葉土でパワーアップする発想。
基本はこんな感じではあるが、新規の園芸用の土90%に腐葉土10%位を混ぜたものだけを使う場合もあるし、いろいろ混ぜている途中で土や腐葉土が足らなくなり、やたら赤玉の比率が高くなってしまったこともある。というわけでベランダにある土の配合比率はもはやまったく不明。もっとも園芸用の土とか培養土として売られているものも、何がどれだけ入っているのか中身はわからないから似たようなもの。
話は変わるが、最近は土を100円ショップで買うことが多かった。スーパーで売られているものより分量が少ないので、通勤帰りに少しずつ買うほうが持って帰るのに楽。リッターあたりの価格もスーパーより安い。それで土や腐葉土は問題ないのだけれど、赤玉の粒がやたらデカい。それまで使っていた赤玉は直径2〜3ミリなのに対して1センチ前後ある。100円ショップで買った赤玉比率が増えてきたので、なんというかプランターの土が石混じりみたいな雰囲気になってきた。
またプランターの底には鉢底石という粒の大きな石を敷く。これは水やりをした時に、土がプランターの底から流れ出さないようにするためのもの。プランターに入っている古い土を新しいものと混ぜ合わせる時、プランターを逆さまにして土を取り出し、上側になった鉢底石を取り除くのだが、もちろん全部取ることは難しい。だから土の部分にも鉢底石が混ざってしまうし、その比率は年々上がってくる。
というわけで今シーズンのチューリップ植え付けの前に、ベランダにあるプランターの土を「ふるいにかける」ことにした。
用意したのはこんな道具。
「ふるい」
金網部分はメッシュの荒さの違うものが3枚付属しており、用途に合わせて取り替えられる。荒さは2ミリ、5ミリ、7ミリ程度。写真では7ミリ・メッシュの金網をはめてあるが、実際には5ミリでふるい作業をした。それなりの大きさなのに636円とお手頃価格。
「スコップ兼ふるい」
穴が空いたスコップのようなもので、これで「ふるい」の上に残った土をすくって、鉢底石と大粒赤玉をさらにふるいに掛ける。1237円。
「カラーバケツ」
カラフルなほうが楽しいと思って(^^ゞ ふるいに分けたものを入れたり、土を混ぜ混ぜするのに使う。容量は22リッターで1つ1170円。
今まで100円ショップのバケツを使ってきたが、容量が10リッターくらいしかなく今回の用途には小さかった。それと100円ショップのバケツは厚みがとても薄い。もちろん水を満タン入れて運ぶには問題ないが、土を入れてスコップでかき混ぜる時、スコップがバケツの底に当たるとすぐに割れてしまう。そういうわけでベランダには底がひび割れた100円ショップバケツが3つもある。割れたところにガムテープを貼っておけば土いじりや保管には使えるが。
プランター2杯分の土、約25リッターをふるいに掛けた時点での様子。白バケツが土、赤バケツが大きな赤玉、黄色バケツが鉢底石。この後に白バケツの土はゴミ用のポリ袋に移し替えてバケツを空にする。最初のプランター2杯は段取りを試行錯誤したので30分近く掛かったが、次の2杯からは20分くらいで完了。
ふるいを使ったのは、たぶん幼稚園の時の砂場遊び以来。なぜか私は土いじりがやたら好きで、ふるい作業も至福の時間だった(^^ゞ
メインのプランター7つと、その他の小さなプランターや100円ショップバケツで保管していた土=ベランダにあって植物を植えていない土のすべてをふるいに掛けた結果、大粒赤玉と鉢底石は、それぞれバケツ9割程度になった。土はバケツ8割程度のが4杯分。合計すると約110リッターという計算。
偶然にも、ふるいはバケツにスッポリとはまり作業効率よし。
穴あきスコップもプランターの幅にピッタリ。この長さ65センチで65型といわれるプランターは一番ポピュラーなタイプだから、その幅に合わせて作ってあるのかも知れない。
ちなみにベランダ作業にはお風呂椅子を使う。これは大きなお風呂椅子に替えて、もう使わなくなったもの。しゃがんで作業するより数倍は楽。お風呂で使っているものしかなくても後で洗えばいいだけだから、ベランダ作業には是非使うといいと思う。
肝心の土作りをどうするかはまだ決めていない。鉢底石はもちろんそのまま使うが、大きな赤玉は腐葉土や堆肥と混ぜてプランターの底側に入れる土にしようかなと何となく考えている。植え付けは1ヶ月以上先だから、あれこれ調べて考えるつもり。
2015年10月11日
チューリップの球根が届いた
昨シーズンは不覚にもチューリップの球根を買い忘れ、売れ残りのようなものしか手に入らなかった。売れ残っているのは価格も含めた人気の問題で、品質には関係ないとは思う。しかし結果として発芽率50%、そこからの開花率50%。つまりトータルで25%しか花が咲かなかったという絶不調。ちなみにその前のシーズンのトータル開花率は80%で、だいたい今までもそれくらいだった。
という訳で今年は9月7日に発注!
昨シーズンのこともあったから店を変えようとも考えたが、あれこれ調べて探すのも面倒なので今までと同じ国華園というところ。まあ昨々シーズンは大丈夫だったし。
ホームページには9月15日頃から発送と書かれていた。それで届いたのが予定から25日後の昨日10月10日。ここはいつも発送が遅いから、10月下旬になって届かなければ問い合わせようかとこちらも慣れたもの。ザッと検品したところ特に問題はなし。
今年購入したチューリップ。(写真は国華園ホームページから拝借)
「特大球 5色50球セット」 1,285円
「特大球2色咲セット 5種50球(各10球)」 1,717円
「オレンジブレンド(無選別) 30球」 1,069円
「チークペアチューリップセット 2種16球」 1,069円
「キャンディペアチューリップセット 2種16球」 1,177円
「レムズフェイバリット 8球」 529円
「マリリン 8球」 529円
「サンタンダー 8球」 529円
「フレーミングパロット 8球」 529円
「ハネムーン 8球」 529円
あれこれ悩んで以上の10種類・202球。1つのセットに何色かの色が入っているものがあるから、花の色柄で数えると20種類になる。金額は280円の割引が入って8672円。送料700円を取られ合計9382円。たくさん買ってしまった(^^ゞ
1つのプランターには8球・7球・8球と3列に23球を植える。
プランターは7つあるので23球×7プランター=161球。
ということでプランター1つ追加。
なぜかこの一番安いプランターをダイエーでは売らなくなったのでアマゾンで買った。389円。他のものと一緒に買ったので送料は無料。このプランターは95円→198円と買う度に価格が倍になっている。ここにも書いたが、このタイプのプランターはもうスノコ付きで小さな排水穴が1つのものしか売られていない。何となく不安なので私はプランターの底を切って使っている。リンクしたエントリーにはキリで穴を開けてーーーと書いているが、その後にキッチンばさみで突き刺せることを発見。そのままキッチンばさみでカットすれば1〜2分で加工できる。
プランター8つでも 23×8=184 なので18球余る。これはまた正月に帰省した時に実家の庭に植えることにしよう。年が明けてから植えることになるが、今年に植えたのも咲いたらしい。
昨シーズンと同じ轍は踏むまいと球根は早々に買った。ただし開花率25%だったのは球根のせいだという確証はない。水やりはずっと同じやり方だから、残る要因は土。しかしチューリップは球根。球根植物は球根に発芽から花を咲かすまでの栄養分をすべて蓄えている。だから基本的に土はどうでもいいはず。でも土も少し手入れをすることにした。実家の庭に植えたのがきちんと咲いたということは、土が原因だった可能性のほうが高いかも知れない。
という訳で今年は9月7日に発注!
昨シーズンのこともあったから店を変えようとも考えたが、あれこれ調べて探すのも面倒なので今までと同じ国華園というところ。まあ昨々シーズンは大丈夫だったし。
ホームページには9月15日頃から発送と書かれていた。それで届いたのが予定から25日後の昨日10月10日。ここはいつも発送が遅いから、10月下旬になって届かなければ問い合わせようかとこちらも慣れたもの。ザッと検品したところ特に問題はなし。
今年購入したチューリップ。(写真は国華園ホームページから拝借)
「特大球 5色50球セット」 1,285円
「特大球2色咲セット 5種50球(各10球)」 1,717円
「オレンジブレンド(無選別) 30球」 1,069円
「チークペアチューリップセット 2種16球」 1,069円
「キャンディペアチューリップセット 2種16球」 1,177円
「レムズフェイバリット 8球」 529円
「マリリン 8球」 529円
「サンタンダー 8球」 529円
「フレーミングパロット 8球」 529円
「ハネムーン 8球」 529円
あれこれ悩んで以上の10種類・202球。1つのセットに何色かの色が入っているものがあるから、花の色柄で数えると20種類になる。金額は280円の割引が入って8672円。送料700円を取られ合計9382円。たくさん買ってしまった(^^ゞ
1つのプランターには8球・7球・8球と3列に23球を植える。
プランターは7つあるので23球×7プランター=161球。
ということでプランター1つ追加。
なぜかこの一番安いプランターをダイエーでは売らなくなったのでアマゾンで買った。389円。他のものと一緒に買ったので送料は無料。このプランターは95円→198円と買う度に価格が倍になっている。ここにも書いたが、このタイプのプランターはもうスノコ付きで小さな排水穴が1つのものしか売られていない。何となく不安なので私はプランターの底を切って使っている。リンクしたエントリーにはキリで穴を開けてーーーと書いているが、その後にキッチンばさみで突き刺せることを発見。そのままキッチンばさみでカットすれば1〜2分で加工できる。
プランター8つでも 23×8=184 なので18球余る。これはまた正月に帰省した時に実家の庭に植えることにしよう。年が明けてから植えることになるが、今年に植えたのも咲いたらしい。
昨シーズンと同じ轍は踏むまいと球根は早々に買った。ただし開花率25%だったのは球根のせいだという確証はない。水やりはずっと同じやり方だから、残る要因は土。しかしチューリップは球根。球根植物は球根に発芽から花を咲かすまでの栄養分をすべて蓄えている。だから基本的に土はどうでもいいはず。でも土も少し手入れをすることにした。実家の庭に植えたのがきちんと咲いたということは、土が原因だった可能性のほうが高いかも知れない。
2015年10月09日
富士山とススキ
10月3日に富士山五合目で短い短い登山体験をしたエントリーの続き。
富士山スカイラインの登山区間はそのまま引き返すしかルートがない。そして周遊区間を西に進んでから「広域基幹林道・富士山麓線」経由で御殿場に戻ることにした。グーグルマップでラインを引くと、どんな道路でも同じ線になってしまうが、富士山麓線はグーグルマップをかなり拡大しないと画面に現れないマイナーな道路。ただし並の県道以上に立派な道路であることは以前のエントリーにも書いた。
富士山麓線を走るのは1年数ヶ月ぶりで今回が3回目。夏、春と経験して秋は初めてとなる。冬は標高的にちょっと無理かな。
走り出すとススキが生えているところがあったので記念撮影。
もうそんな季節なんだと感じいる。
ところで、この時点では久し振りに見たススキで、珍しさも手伝ってバイクを停めたのだが、実はこの周辺はススキだらけだというのを後に知ることになる。
富士山麓線で富士山のビューポイントは2箇所しかない。そして西から東へ走ると、上の地図を見てわかるようにと富士山から離れていく方向になる。つまり富士山が背になるので、そのビューポイントも気付きにくい。
しかしまあ3回目なので見落とすこともなく。このあたりもススキだらけ。別に先ほどのところで停まる必要はなかった。ここは以前にも書いたが道路の富士山側に電線が通っている場所。
という訳で「富士山とBMW F800Rと電線」という構図(/o\)
電線を避けて富士山とススキを一緒に。
ちょっとススキの割合が少なかったが。
写真右側の山頂に向かって植物が途切れるところに、先ほどまでいた五合目の売店建物が見える。水ヶ塚公園ではほぼ正面に見えた宝永火口がここでは右端にあるから、富士山を見る角度が90度違う位置にいることになる。また水ヶ塚公園では富士山と被って存在感がなかった宝永山が、1つ上の写真では富士山の稜線にコブのように突き出ている様子もわかる。
改めて見ると富士山の山肌はかなり赤い。
五合目で見たときはグレー8割・レンガ色2割程度の地面だったが、離れて眺めるとずいぶんと違うものだ。
ところで絵の世界では「赤富士」という朝日に赤く照らされた富士山を描いた絵がある。人気があるジャンルなので赤富士を専門に描いている画家もいるくらい。それは知っていたが、しかし富士山の山肌自体が赤みを帯びているとは今まで思ってもみなかった。単なる土の色じゃなくて、深みや趣があってとても美しいと思う。
次のビューポイントは見事なススキの草原になっていて、めでたく「富士山とススキとBMW F800R」の図。今までツーリングの度に撮ってきたバイクの写真で一番出来がいいかも知れない。
見渡す限りのススキ。こんな景色は予想していなかったので感激。
富士山麓線は全長10キロほどで東端は国道469号に接続している。469号でさらに東に進むと自衛隊の演習場を横切るところがある。上に貼った地図でグレーになっている部分が演習場。それで演習場の中に入ると両サイドはとてつもなく広い草原が広がっている。そしてその全面がススキになっていた。東京近郊でススキといえば箱根の仙石原が有名。しかしここと較べたら仙石原は猫の額ほどの面積でしかない。
富士山の南側エリアにススキが多いとは知らなかったし、メディアやネットでもあまり取り上げられてもいないように思う。でも見渡す限りのススキを見たかったら富士山裾野の演習場である。残念ながら演習場内にクルマを駐めるスペースはないので走りながら眺めることになる。なんたって演習場だから。バイクなら路肩が広くなったところなら、何とか無理やり駐めることは可能。でも散歩したり草原の中に入ることは難しい。まあ弾は飛んでこないにしても。
全体のルート。
地形図で見ると、いかに富士山が唯一孤高の存在かがよくわかる。ちなみに地図左上側で山がゴツゴツしているところが南アルプス。
走行270キロで午後6時半頃帰宅。「富士山に一度も登らぬ馬鹿、二度登る馬鹿」と江戸時代からいわれているらしい。五合目で30分ほど登山道をうろついてきた私は、ちょうどいい程度の馬鹿かな(^^ゞ
おしまい
富士山スカイラインの登山区間はそのまま引き返すしかルートがない。そして周遊区間を西に進んでから「広域基幹林道・富士山麓線」経由で御殿場に戻ることにした。グーグルマップでラインを引くと、どんな道路でも同じ線になってしまうが、富士山麓線はグーグルマップをかなり拡大しないと画面に現れないマイナーな道路。ただし並の県道以上に立派な道路であることは以前のエントリーにも書いた。
富士山麓線を走るのは1年数ヶ月ぶりで今回が3回目。夏、春と経験して秋は初めてとなる。冬は標高的にちょっと無理かな。
走り出すとススキが生えているところがあったので記念撮影。
もうそんな季節なんだと感じいる。
ところで、この時点では久し振りに見たススキで、珍しさも手伝ってバイクを停めたのだが、実はこの周辺はススキだらけだというのを後に知ることになる。
富士山麓線で富士山のビューポイントは2箇所しかない。そして西から東へ走ると、上の地図を見てわかるようにと富士山から離れていく方向になる。つまり富士山が背になるので、そのビューポイントも気付きにくい。
しかしまあ3回目なので見落とすこともなく。このあたりもススキだらけ。別に先ほどのところで停まる必要はなかった。ここは以前にも書いたが道路の富士山側に電線が通っている場所。
という訳で「富士山とBMW F800Rと電線」という構図(/o\)
電線を避けて富士山とススキを一緒に。
ちょっとススキの割合が少なかったが。
写真右側の山頂に向かって植物が途切れるところに、先ほどまでいた五合目の売店建物が見える。水ヶ塚公園ではほぼ正面に見えた宝永火口がここでは右端にあるから、富士山を見る角度が90度違う位置にいることになる。また水ヶ塚公園では富士山と被って存在感がなかった宝永山が、1つ上の写真では富士山の稜線にコブのように突き出ている様子もわかる。
改めて見ると富士山の山肌はかなり赤い。
五合目で見たときはグレー8割・レンガ色2割程度の地面だったが、離れて眺めるとずいぶんと違うものだ。
ところで絵の世界では「赤富士」という朝日に赤く照らされた富士山を描いた絵がある。人気があるジャンルなので赤富士を専門に描いている画家もいるくらい。それは知っていたが、しかし富士山の山肌自体が赤みを帯びているとは今まで思ってもみなかった。単なる土の色じゃなくて、深みや趣があってとても美しいと思う。
次のビューポイントは見事なススキの草原になっていて、めでたく「富士山とススキとBMW F800R」の図。今までツーリングの度に撮ってきたバイクの写真で一番出来がいいかも知れない。
見渡す限りのススキ。こんな景色は予想していなかったので感激。
富士山麓線は全長10キロほどで東端は国道469号に接続している。469号でさらに東に進むと自衛隊の演習場を横切るところがある。上に貼った地図でグレーになっている部分が演習場。それで演習場の中に入ると両サイドはとてつもなく広い草原が広がっている。そしてその全面がススキになっていた。東京近郊でススキといえば箱根の仙石原が有名。しかしここと較べたら仙石原は猫の額ほどの面積でしかない。
富士山の南側エリアにススキが多いとは知らなかったし、メディアやネットでもあまり取り上げられてもいないように思う。でも見渡す限りのススキを見たかったら富士山裾野の演習場である。残念ながら演習場内にクルマを駐めるスペースはないので走りながら眺めることになる。なんたって演習場だから。バイクなら路肩が広くなったところなら、何とか無理やり駐めることは可能。でも散歩したり草原の中に入ることは難しい。まあ弾は飛んでこないにしても。
全体のルート。
地形図で見ると、いかに富士山が唯一孤高の存在かがよくわかる。ちなみに地図左上側で山がゴツゴツしているところが南アルプス。
走行270キロで午後6時半頃帰宅。「富士山に一度も登らぬ馬鹿、二度登る馬鹿」と江戸時代からいわれているらしい。五合目で30分ほど登山道をうろついてきた私は、ちょうどいい程度の馬鹿かな(^^ゞ
おしまい
2015年10月06日
富士山スカイラインで五合目へ その3
登山道から降りて売店屋上の展望コーナー。
ここからでも普段は目にできないダイナミックな景色を堪能できる。
駿河湾もよく見える。左側の幻想的な山並みは伊豆半島。もう少し寒くなってからのほうがクッキリと見渡せるのかも知れないが、このボンヤリ具合はとても美しかった。
しかしここは富士山。
有料双眼鏡は下界ではなく山を見るためのもの!
それにしても気温は19度!
2合目の水ヶ塚公園より高くなっている。
売店の建物は崖に張り出すように立てられているので、道路とほぼ同じ高さに屋上がある。屋上に入り口があって、下って地下1階が売店、地下2階が食堂という構造。
売店に入ってみた。ごく普通のお土産品ばかりで、特に珍しいものはなし。
外人が喜びそうなTシャツ。でもちょっと地味かな。
金剛杖ではなく登山杖と書かれていた。
同じものが山小屋でも売られていて、ここ五合目では1000円の登山杖が、標高が上がるにつれて徐々に値段も高くなるらしい。
売店の下の食堂。ご覧の通りの古めかしい感じ。演歌風の歌謡曲が流れていていきなり昭和にタイムスリップした気分になる。お客さんが食べているものを覗いてみたが、あまりおいしそうじゃなかった。
屋上に戻ってコーヒータイム。冷気の中で飲むホットコーヒーはおいしかろうと思って持ってきたのに、アイスコーヒーのほうがよかった。
結局、この五合目でダウンジャケットを脱ぎ、半袖ポロシャツに革ジャンで山を降りることにした。ポロシャツ1枚になったとき、この涼しさと軽さなら(バイクの革ジャンは丈夫に作ってあるし、プロテクター類などもあるのでかなり重い)6合目まで楽勝で行けたかもと少し後悔。
標高2400メートルの風景とBMW F800Rの記念撮影。背後にあるのは愛鷹山(あしたかやま)1187.5メートルで、この地点の半分ほどの高さ。その後ろは海を挟んで伊豆半島の山々。
五合目を降りてすぐのところの富士山スカイライン。
これくらい視界が開けているのは五合目付近だけ。
こういう開放的なところを走るのはとても爽快で気持ちがいい。
ーーー続く
ここからでも普段は目にできないダイナミックな景色を堪能できる。
駿河湾もよく見える。左側の幻想的な山並みは伊豆半島。もう少し寒くなってからのほうがクッキリと見渡せるのかも知れないが、このボンヤリ具合はとても美しかった。
しかしここは富士山。
有料双眼鏡は下界ではなく山を見るためのもの!
それにしても気温は19度!
2合目の水ヶ塚公園より高くなっている。
売店の建物は崖に張り出すように立てられているので、道路とほぼ同じ高さに屋上がある。屋上に入り口があって、下って地下1階が売店、地下2階が食堂という構造。
売店に入ってみた。ごく普通のお土産品ばかりで、特に珍しいものはなし。
外人が喜びそうなTシャツ。でもちょっと地味かな。
金剛杖ではなく登山杖と書かれていた。
同じものが山小屋でも売られていて、ここ五合目では1000円の登山杖が、標高が上がるにつれて徐々に値段も高くなるらしい。
売店の下の食堂。ご覧の通りの古めかしい感じ。演歌風の歌謡曲が流れていていきなり昭和にタイムスリップした気分になる。お客さんが食べているものを覗いてみたが、あまりおいしそうじゃなかった。
屋上に戻ってコーヒータイム。冷気の中で飲むホットコーヒーはおいしかろうと思って持ってきたのに、アイスコーヒーのほうがよかった。
結局、この五合目でダウンジャケットを脱ぎ、半袖ポロシャツに革ジャンで山を降りることにした。ポロシャツ1枚になったとき、この涼しさと軽さなら(バイクの革ジャンは丈夫に作ってあるし、プロテクター類などもあるのでかなり重い)6合目まで楽勝で行けたかもと少し後悔。
標高2400メートルの風景とBMW F800Rの記念撮影。背後にあるのは愛鷹山(あしたかやま)1187.5メートルで、この地点の半分ほどの高さ。その後ろは海を挟んで伊豆半島の山々。
五合目を降りてすぐのところの富士山スカイライン。
これくらい視界が開けているのは五合目付近だけ。
こういう開放的なところを走るのはとても爽快で気持ちがいい。
ーーー続く
2015年10月05日
富士山スカイラインで五合目へ その2
いよいよ富士山スカイラインを登っていく。
五合目までの登山区間の距離は13キロ。日本の名道百選とか、バイクで走るべき道などには必ず選ばれている場所。でも実際に走ってみての感想はごく普通の山道。走りながらいい景色が見えるわけでもないし、一部を除いて両サイドに木が生えているから開放感も特にはない。富士の山頂がたまにチラッと見える程度。期待していただけにちょっとガッカリした。ヘアピンカーブはたくさんあるから、クネクネ大好きな人にはいいかも。道幅は割と広いが路面はかなり荒れたところも多かった。
降りてくるクルマが途切れることはなかったが、登りは五合目手前まで貸し切り状態。一応そのことも計算して当日は少し遅めに自宅を出たのは正解。20分くらいで五合目到着。広い駐車場があるわけではなく、五合目エリアの道路沿いにクルマを駐めるようになっている。バイク用の駐車場はなく適当な場所に駐める。
想定外だったのは気温。水ヶ塚公園の16.5度と変わらず。登山区間を登っている途中では18度を指したこともあった。どうなってる物理の法則! ただし風は少しあったので公園よりは寒く感じた。
この階段を上ったところから山頂への登山ルートが始まる。
他に行くところもないので登ってみる。
階段の途中からバイクを駐めた場所を見おろす。
あそこで標高2380メートル。これは国内でバイクやクルマが通れる最高地点である。
標高2400メートルの看板。
ここからが登山道。
せっかくなので触りだけ登ってみることにした。
地面はいかにも火山から吹き出したものが冷えて固まってできたという感じ。レンガ色とグレー系のものが混ざっている。
まだほんの最初なのに結構ハード。
最初の坂を登り切ったところはトイレだった。
トイレで折り返すのもしゃくなので、もう少し登ることにする。
岩がゴツゴツしていて歩きにくい。
早くも息が切れ始めたのは私の身体が鈍っているからじゃなく空気が薄いからーーーと思いたい(^^ゞ 標高2400メートルだと0メートル地点と較べて空気の密度は74%になる。その分だけ酸素も少ない。よく酸素濃度が低いというけれど、濃度(空気に占める酸素の割合)は平地でもエベレストでも500キロメートル上空までの大気圏内なら同じ(だったと思う)。
低酸素状態による高山病は、だいたい高度2500メートルあたりから起きるという。だから富士山ではそれに相当する五合目エリアに登山口があり、広いスペースが確保されている。山頂まで登山をする人はここで1時間ほど過ごして、身体を薄い空気に慣らしてから登るそうである。私はバイクを駐めてすぐ登り始めたが、まあ少し登るだけだから大丈夫なはず。
これはたぶんカラマツ。気象条件が厳しいからかなり変形している。多少は背丈のある木は、このあたりが最後。
富士山は思っていたよりなだらかな山だった。オフロード用のバイクなら真っ直ぐに突っ切って数分で山頂に到着するような気もする。
少し上のエリアにあるカラマツをアップで。
地面に這いつくばって生えている。この生命力を見習おう。
足元の草。名前はわからず。
一番上から転がってきたら、小石でも相当な破壊力になるんだろうな。
下界を眺める。天気はいいし雲海もキレイで最高の景色。スイングパノラマで2枚合わせて広く撮りたかったが、なかなかつなぎ目の位置を合わせられず。だから2段重ねの合わせ技。雲のあたりを目印に雄大さを感じられたし。
スイングパノラマで山頂方向。同じような写真を何枚も載せているけれど、不思議なことにこの荒涼とした景色がまったく見飽きない。日本ではないというより、ここは地球ではないんじゃないかと思わせるところもある。雪を被っていない富士山はつまらないと常々思っていたのに、五合目から山頂を眺めて考えが少し変わった。
もっと先を歩く人々。私は彼らの道中無事を祈りながら見送った(^^ゞ
バイクの革パンは膝にプロテクターが入っているので歩きにくい。革ジャンも肩と肘のプロテクターがギブスのように窮屈。普通に歩く分には問題はないが、こんなゴツゴツ道を全身を使って歩くと体力を2割くらい余分に消耗する。それに中に着込んだダウンのせいで汗をかくくらい暑かったーーーと言い訳番長。
暖かくていい天気なのだが、実は富士山の登山道はどのルートも、既に冬季閉鎖ということになっている。例年なら9月の終わりくらい、今年は気温が低いので10日から15日まで閉鎖された。ただし富士宮ルートは6合目までは通行可能。
もっとも冬季閉鎖といっても、入り口がゲートで閉じられていたり登ったら法律に触れるわけでもない。ただし山小屋などの施設は営業を停止する。富士山はいわゆる観光登山の山なので、そういう飲食や寝床が提供される登山ができるのは夏の間だけというような意味。
だから秋以降、特に冬に富士山に登るのは登山のエキスパートのみ。気象条件によってはヒマラヤなみにハードらしい。でもいつか周囲360度すべて雪景色の冬の山頂に立ってみたい。もちろんヘリコプターの往復で(^^ゞ
南アルプス方向の雲海を眺めながら下って、短い短い富士山の登山体験は終了。
登山道上にいた時間は30分ほどだったが、想像していた何倍も楽しめたし何となく感激もあった。山頂を目指すのではなくて、途中まで登って宝永火口の横を通って下るルートもあるみたいだから、そういうのなら機会があればトライしてみたい。
ーーー続く
五合目までの登山区間の距離は13キロ。日本の名道百選とか、バイクで走るべき道などには必ず選ばれている場所。でも実際に走ってみての感想はごく普通の山道。走りながらいい景色が見えるわけでもないし、一部を除いて両サイドに木が生えているから開放感も特にはない。富士の山頂がたまにチラッと見える程度。期待していただけにちょっとガッカリした。ヘアピンカーブはたくさんあるから、クネクネ大好きな人にはいいかも。道幅は割と広いが路面はかなり荒れたところも多かった。
降りてくるクルマが途切れることはなかったが、登りは五合目手前まで貸し切り状態。一応そのことも計算して当日は少し遅めに自宅を出たのは正解。20分くらいで五合目到着。広い駐車場があるわけではなく、五合目エリアの道路沿いにクルマを駐めるようになっている。バイク用の駐車場はなく適当な場所に駐める。
想定外だったのは気温。水ヶ塚公園の16.5度と変わらず。登山区間を登っている途中では18度を指したこともあった。どうなってる物理の法則! ただし風は少しあったので公園よりは寒く感じた。
この階段を上ったところから山頂への登山ルートが始まる。
他に行くところもないので登ってみる。
階段の途中からバイクを駐めた場所を見おろす。
あそこで標高2380メートル。これは国内でバイクやクルマが通れる最高地点である。
標高2400メートルの看板。
ここからが登山道。
せっかくなので触りだけ登ってみることにした。
地面はいかにも火山から吹き出したものが冷えて固まってできたという感じ。レンガ色とグレー系のものが混ざっている。
まだほんの最初なのに結構ハード。
最初の坂を登り切ったところはトイレだった。
トイレで折り返すのもしゃくなので、もう少し登ることにする。
岩がゴツゴツしていて歩きにくい。
早くも息が切れ始めたのは私の身体が鈍っているからじゃなく空気が薄いからーーーと思いたい(^^ゞ 標高2400メートルだと0メートル地点と較べて空気の密度は74%になる。その分だけ酸素も少ない。よく酸素濃度が低いというけれど、濃度(空気に占める酸素の割合)は平地でもエベレストでも500キロメートル上空までの大気圏内なら同じ(だったと思う)。
低酸素状態による高山病は、だいたい高度2500メートルあたりから起きるという。だから富士山ではそれに相当する五合目エリアに登山口があり、広いスペースが確保されている。山頂まで登山をする人はここで1時間ほど過ごして、身体を薄い空気に慣らしてから登るそうである。私はバイクを駐めてすぐ登り始めたが、まあ少し登るだけだから大丈夫なはず。
これはたぶんカラマツ。気象条件が厳しいからかなり変形している。多少は背丈のある木は、このあたりが最後。
富士山は思っていたよりなだらかな山だった。オフロード用のバイクなら真っ直ぐに突っ切って数分で山頂に到着するような気もする。
少し上のエリアにあるカラマツをアップで。
地面に這いつくばって生えている。この生命力を見習おう。
足元の草。名前はわからず。
一番上から転がってきたら、小石でも相当な破壊力になるんだろうな。
下界を眺める。天気はいいし雲海もキレイで最高の景色。スイングパノラマで2枚合わせて広く撮りたかったが、なかなかつなぎ目の位置を合わせられず。だから2段重ねの合わせ技。雲のあたりを目印に雄大さを感じられたし。
スイングパノラマで山頂方向。同じような写真を何枚も載せているけれど、不思議なことにこの荒涼とした景色がまったく見飽きない。日本ではないというより、ここは地球ではないんじゃないかと思わせるところもある。雪を被っていない富士山はつまらないと常々思っていたのに、五合目から山頂を眺めて考えが少し変わった。
もっと先を歩く人々。私は彼らの道中無事を祈りながら見送った(^^ゞ
バイクの革パンは膝にプロテクターが入っているので歩きにくい。革ジャンも肩と肘のプロテクターがギブスのように窮屈。普通に歩く分には問題はないが、こんなゴツゴツ道を全身を使って歩くと体力を2割くらい余分に消耗する。それに中に着込んだダウンのせいで汗をかくくらい暑かったーーーと言い訳番長。
暖かくていい天気なのだが、実は富士山の登山道はどのルートも、既に冬季閉鎖ということになっている。例年なら9月の終わりくらい、今年は気温が低いので10日から15日まで閉鎖された。ただし富士宮ルートは6合目までは通行可能。
もっとも冬季閉鎖といっても、入り口がゲートで閉じられていたり登ったら法律に触れるわけでもない。ただし山小屋などの施設は営業を停止する。富士山はいわゆる観光登山の山なので、そういう飲食や寝床が提供される登山ができるのは夏の間だけというような意味。
だから秋以降、特に冬に富士山に登るのは登山のエキスパートのみ。気象条件によってはヒマラヤなみにハードらしい。でもいつか周囲360度すべて雪景色の冬の山頂に立ってみたい。もちろんヘリコプターの往復で(^^ゞ
南アルプス方向の雲海を眺めながら下って、短い短い富士山の登山体験は終了。
登山道上にいた時間は30分ほどだったが、想像していた何倍も楽しめたし何となく感激もあった。山頂を目指すのではなくて、途中まで登って宝永火口の横を通って下るルートもあるみたいだから、そういうのなら機会があればトライしてみたい。
ーーー続く
2015年10月03日
富士山スカイラインで五合目へ
富士山頂に登山をするルートは4つあって、
五合目と呼ばれる登山口まではバイクやクルマで行くことができる。
吉田ルート
須走ルート
御殿場ルート
富士宮ルート
登山で何合目と表されるのは山の高さを均等分割したものではなく、その区間の難易度=所要時間で区切った目安らしい。富士山の標高は3776メートルだから半分の高さは1888メートルになるが、各ルート五合目の標高は
吉田ルート五合目 2300メートル
須走ルート五合目 2000メートル
御殿場ルート五合目 1450メートル
富士宮ルート五合目 2400メートル
とバラバラ。ちなみに富士宮ルートの六合目は2490メートルで五合目とほとんど変わらない。また合という単位には、昔、夜間登山で行灯(あんどん)を使っていた頃、1合の油を使い切った区間を合とした、あるいは途中で休憩してお酒を1合飲んだ場所を何合目と呼んだなど他にもいろんな説がある。
さて御殿場ルートを除いて標高2000メートルを超えている富士山の五合目登山口。気温は高度100メーターごとに0.6度下がるから2000メートルなら12度下がることになる。つまり気温35度の時に23度。これは是非とも真夏に涼を求めてツーリングしたいところ。しかしながら夏には登山客もドッと押し寄せるので、だいたい7月の半ばから9月の半ばまではマイカー規制といって、五合目までの道路はバスやタクシー以外が通行禁止になる。また11月中旬から4月下旬までは雪や凍結による冬季閉鎖もある。
だからバイクやクルマで五合目まで行くことができて、しかも五合目がまともな気温である時期を条件とするとその期間はかなり短い。もちろん雨の日には行かないし、2000メートルというのは雲がかかる高さでもある。だからかなり天気のいい日に行かないと楽しくないわけで、そうなるとチャンスはとても限られている。
ようやくそのチャンスが巡ってきたので、本日は富士宮の五合目まで行ってきた。富士スカイラインというのは富士山の南山麓の二合目付近を東西に横切る静岡県道23号線&180号線、および二合目から五合目に至る152号線の総称。1994年までは有料道路だった。
午前11時半頃に出発。環八、東名とも渋滞もなくスムーズ。気温は26度〜高速道路上で28度くらい。御殿場インターの手前の足柄サービスエリアに入る。この前に来たのがいつかは思い出せないが、かなり広くなってレイアウトも変わったように思う。そしてーーー
エヴァンゲリオン降臨!
綾波レイがいて、
ロンギヌスの槍 も刺さっていた。
どうやらネルフ(NERV)の出張所が開設されたらしい(^^
エヴァンゲリオンの舞台設定は箱根なので、東名のサービスエリアではここが一番近いのが理由かな。エヴァンゲリオンの補足説明を書くと、富士山の話になかなかたどり着けなくなるから割愛。
さすがサービスエリアなので、エヴァンゲリオン・クッキー!
その他にTシャツとかキーフォルダーやiPhoneケース、マグカップなどエヴァンゲリオンのグッズが一杯。7月17日から12月23日までの期間限定ショップ。
まとめて再放送されているのを見た程度でエヴァンゲリオン・オタクではまったくないのだが、なかなか楽しかった。エヴァンゲリオンには展示されていた初号機以外のモデルもいろいろあるから、それらも製作して欲しかったなあ。お台場のガンダムみたいに実物大だとさらによし!
ネルフ出張所と一般の店舗ゾーンの間にはさらに巨大なエヴァンゲリオン。
でもこれも初号機。
エヴァンゲリオの背中にある赤い部分は、見る角度によってユーモラスなことを発見!
さてネルフ出張所で予定外の道草をした後は御殿場インターで降りて、富士山スカイラインの23号線に東側から入る。ちなみに二合目を横切る23号〜180号は周遊区間、五合目と結ぶ152号線は登山区間と呼ばれている。
2時前に登山区間と分岐する交差点近くにある水ヶ塚公園に到着。ここは広い駐車場があってマイカー規制期間中は、ここからバスやタクシーで五合目に向かう。
季節の変わり目は、バイクに乗っている時と現地についてバイクを降りてからの体感温度差が大きいので服装に迷う。2400メートルの高地を目指すならなおさら。あれこれ考えて今回は半袖ポロシャツに革ジャンで走り、この公園で極薄ダウンを革ジャンの下に着込むことにした。収納袋から出したばかりなのでダウンジャケットがシワくちゃ。
水ヶ塚公園の気温は16.5度。ここの標高は1500メートル。
平地26度−(0.6度×15)=17度
だから、だいたい計算通り。ここから900メートル高い五合目の気温は
17度−(0.6度×9)=11.6度
ということになる。
ところで用意周到にダウンジャケットを持ってきたのに、グローブがメッシュのままだったことに、この公園で気付く(^^ゞ
水ヶ塚公園から見る富士山は大迫力である。ここから富士山頂まで水平距離で約7.5キロ。山頂を見上げた角度での距離だとおよそ7.8キロ。
ぽっかりと大きな穴が空いているのは宝永火口。江戸時代中期の宝永4年(1707年)に富士山が噴火したときの火口。火口の手前で盛り上がっている部分が、その時にできた宝永山で標高2693メートル。現在のところ、この宝永噴火が富士山噴火の最後というか最新。
で、いよいよ五合目までのツーリング開始。
上の写真の左側、下から1/4くらい、植物が途切れようとしているあたりで白い建物が小さく見えているのが五合目の売店など建物。クリックして写真を拡大すれば、山肌のところどころに建っている山小屋も写っている。
ーーー続く
五合目と呼ばれる登山口まではバイクやクルマで行くことができる。
吉田ルート
須走ルート
御殿場ルート
富士宮ルート
登山で何合目と表されるのは山の高さを均等分割したものではなく、その区間の難易度=所要時間で区切った目安らしい。富士山の標高は3776メートルだから半分の高さは1888メートルになるが、各ルート五合目の標高は
吉田ルート五合目 2300メートル
須走ルート五合目 2000メートル
御殿場ルート五合目 1450メートル
富士宮ルート五合目 2400メートル
とバラバラ。ちなみに富士宮ルートの六合目は2490メートルで五合目とほとんど変わらない。また合という単位には、昔、夜間登山で行灯(あんどん)を使っていた頃、1合の油を使い切った区間を合とした、あるいは途中で休憩してお酒を1合飲んだ場所を何合目と呼んだなど他にもいろんな説がある。
さて御殿場ルートを除いて標高2000メートルを超えている富士山の五合目登山口。気温は高度100メーターごとに0.6度下がるから2000メートルなら12度下がることになる。つまり気温35度の時に23度。これは是非とも真夏に涼を求めてツーリングしたいところ。しかしながら夏には登山客もドッと押し寄せるので、だいたい7月の半ばから9月の半ばまではマイカー規制といって、五合目までの道路はバスやタクシー以外が通行禁止になる。また11月中旬から4月下旬までは雪や凍結による冬季閉鎖もある。
だからバイクやクルマで五合目まで行くことができて、しかも五合目がまともな気温である時期を条件とするとその期間はかなり短い。もちろん雨の日には行かないし、2000メートルというのは雲がかかる高さでもある。だからかなり天気のいい日に行かないと楽しくないわけで、そうなるとチャンスはとても限られている。
ようやくそのチャンスが巡ってきたので、本日は富士宮の五合目まで行ってきた。富士スカイラインというのは富士山の南山麓の二合目付近を東西に横切る静岡県道23号線&180号線、および二合目から五合目に至る152号線の総称。1994年までは有料道路だった。
午前11時半頃に出発。環八、東名とも渋滞もなくスムーズ。気温は26度〜高速道路上で28度くらい。御殿場インターの手前の足柄サービスエリアに入る。この前に来たのがいつかは思い出せないが、かなり広くなってレイアウトも変わったように思う。そしてーーー
エヴァンゲリオン降臨!
綾波レイがいて、
ロンギヌスの槍 も刺さっていた。
どうやらネルフ(NERV)の出張所が開設されたらしい(^^
エヴァンゲリオンの舞台設定は箱根なので、東名のサービスエリアではここが一番近いのが理由かな。エヴァンゲリオンの補足説明を書くと、富士山の話になかなかたどり着けなくなるから割愛。
さすがサービスエリアなので、エヴァンゲリオン・クッキー!
その他にTシャツとかキーフォルダーやiPhoneケース、マグカップなどエヴァンゲリオンのグッズが一杯。7月17日から12月23日までの期間限定ショップ。
まとめて再放送されているのを見た程度でエヴァンゲリオン・オタクではまったくないのだが、なかなか楽しかった。エヴァンゲリオンには展示されていた初号機以外のモデルもいろいろあるから、それらも製作して欲しかったなあ。お台場のガンダムみたいに実物大だとさらによし!
ネルフ出張所と一般の店舗ゾーンの間にはさらに巨大なエヴァンゲリオン。
でもこれも初号機。
エヴァンゲリオの背中にある赤い部分は、見る角度によってユーモラスなことを発見!
さてネルフ出張所で予定外の道草をした後は御殿場インターで降りて、富士山スカイラインの23号線に東側から入る。ちなみに二合目を横切る23号〜180号は周遊区間、五合目と結ぶ152号線は登山区間と呼ばれている。
2時前に登山区間と分岐する交差点近くにある水ヶ塚公園に到着。ここは広い駐車場があってマイカー規制期間中は、ここからバスやタクシーで五合目に向かう。
季節の変わり目は、バイクに乗っている時と現地についてバイクを降りてからの体感温度差が大きいので服装に迷う。2400メートルの高地を目指すならなおさら。あれこれ考えて今回は半袖ポロシャツに革ジャンで走り、この公園で極薄ダウンを革ジャンの下に着込むことにした。収納袋から出したばかりなのでダウンジャケットがシワくちゃ。
水ヶ塚公園の気温は16.5度。ここの標高は1500メートル。
平地26度−(0.6度×15)=17度
だから、だいたい計算通り。ここから900メートル高い五合目の気温は
17度−(0.6度×9)=11.6度
ということになる。
ところで用意周到にダウンジャケットを持ってきたのに、グローブがメッシュのままだったことに、この公園で気付く(^^ゞ
水ヶ塚公園から見る富士山は大迫力である。ここから富士山頂まで水平距離で約7.5キロ。山頂を見上げた角度での距離だとおよそ7.8キロ。
ぽっかりと大きな穴が空いているのは宝永火口。江戸時代中期の宝永4年(1707年)に富士山が噴火したときの火口。火口の手前で盛り上がっている部分が、その時にできた宝永山で標高2693メートル。現在のところ、この宝永噴火が富士山噴火の最後というか最新。
で、いよいよ五合目までのツーリング開始。
上の写真の左側、下から1/4くらい、植物が途切れようとしているあたりで白い建物が小さく見えているのが五合目の売店など建物。クリックして写真を拡大すれば、山肌のところどころに建っている山小屋も写っている。
ーーー続く
2015年10月02日
こんなリュックは買ってはいけない その2
リュックのストラップを格納式にし、その格納場所をカバンの前側=背中から遠い位置に設けたことが、(トートバッグ用の持ち手もあるので)ストラップが肩からズリ落ちることにつながる設計ミスだということを前回のエントリーで書いた。
そんな位置に格納する、あるいは格納自体による弊害は他にもある。
弊害その1
これはメインのジッパーを開いたところ。
ちなみにポケットのようなものを除いて、カバンのモノを入れるところがいくつかに仕切られている場合、それぞれの区画を気室と呼ぶのがカバン専門用語。2つに分けられていれば2気室のカバンなどという。でも気室というのは本来は空気が入っている場所を指す言葉なので、モノを入れるカバンに使うのはおかしい。いつのまにか不思議な使い方が広まったようである。たぶん日本独特の用語でair roomとかair cellと直訳しても英語として通じない。
それで上の写真だけでは何も問題がないように思えるが、リュックのストラップはこのように常にメインの気室をまたぐように垂れているわけである。つまりカバンからものを取り出すときにはいちいちストラップをどけなければならない。これはかなり煩わしかった。
弊害その2
このカバンの生地はポリウレタン加工が施されたナイロン。これは水をよくはじく。またジッパーも止水ジッパーといってジッパーのかみ合わせ部分から水が侵入しないようになっているタイプ。つまり全体として防水性には気を配った造りになっている。
それだけでこのカバンを選んだわけではないが、ゲリラ豪雨や何十年に1度の集中豪雨が当たり前になってきている今日では、安心材料として評価していた。
しかしである。リュックのストラップを格納場所から引き出して使うとき、そこのジッパーは開き放しなのである!
このカバンは3WAYタブレットEXトートという名前。メーカーとしてはトートバッグが基本形で、リュックはオマケ機能的にしか考えていなかったのかも知れない。それにしてもなんというマヌケな設計(/o\) スターツという会社の製品である。
いろいろ書いてきたことを買うときに気付かなかったのかというと、実のところそんなことは気にもしていなかった。その前に使っていたカバンの取っ手がおかしくなって、どうしようかと思っていたときに、たまたま昼休みの散歩で入ったLOFTで見つけて、ビジネスカバンにリュックもありかなと思って買ったというのがいきさつ。今までにもリュックはいくつも買ってきたが、ストラップがズリ落ちるなんて経験はない。だから、まさかカバン選びにこんな落とし穴があるとは思ってもみなかったというわけ。
とにかく格納式ストラップのリュックを買う場合、その格納場所には要注意である。
新しく買ったビジネスリュック第2号はこんなカバン。失敗作だった1号はデザイン的にもカジュアルすぎたので、今度は落ち着いたイメージのものを選んだ。これならスーツでも違和感は少ない。ダークトーンだが実は迷彩柄になっているところが気に入っている。もちろんストラップは非格納式!
おしまい
そんな位置に格納する、あるいは格納自体による弊害は他にもある。
弊害その1
これはメインのジッパーを開いたところ。
ちなみにポケットのようなものを除いて、カバンのモノを入れるところがいくつかに仕切られている場合、それぞれの区画を気室と呼ぶのがカバン専門用語。2つに分けられていれば2気室のカバンなどという。でも気室というのは本来は空気が入っている場所を指す言葉なので、モノを入れるカバンに使うのはおかしい。いつのまにか不思議な使い方が広まったようである。たぶん日本独特の用語でair roomとかair cellと直訳しても英語として通じない。
それで上の写真だけでは何も問題がないように思えるが、リュックのストラップはこのように常にメインの気室をまたぐように垂れているわけである。つまりカバンからものを取り出すときにはいちいちストラップをどけなければならない。これはかなり煩わしかった。
弊害その2
このカバンの生地はポリウレタン加工が施されたナイロン。これは水をよくはじく。またジッパーも止水ジッパーといってジッパーのかみ合わせ部分から水が侵入しないようになっているタイプ。つまり全体として防水性には気を配った造りになっている。
それだけでこのカバンを選んだわけではないが、ゲリラ豪雨や何十年に1度の集中豪雨が当たり前になってきている今日では、安心材料として評価していた。
しかしである。リュックのストラップを格納場所から引き出して使うとき、そこのジッパーは開き放しなのである!
このカバンは3WAYタブレットEXトートという名前。メーカーとしてはトートバッグが基本形で、リュックはオマケ機能的にしか考えていなかったのかも知れない。それにしてもなんというマヌケな設計(/o\) スターツという会社の製品である。
いろいろ書いてきたことを買うときに気付かなかったのかというと、実のところそんなことは気にもしていなかった。その前に使っていたカバンの取っ手がおかしくなって、どうしようかと思っていたときに、たまたま昼休みの散歩で入ったLOFTで見つけて、ビジネスカバンにリュックもありかなと思って買ったというのがいきさつ。今までにもリュックはいくつも買ってきたが、ストラップがズリ落ちるなんて経験はない。だから、まさかカバン選びにこんな落とし穴があるとは思ってもみなかったというわけ。
とにかく格納式ストラップのリュックを買う場合、その格納場所には要注意である。
新しく買ったビジネスリュック第2号はこんなカバン。失敗作だった1号はデザイン的にもカジュアルすぎたので、今度は落ち着いたイメージのものを選んだ。これならスーツでも違和感は少ない。ダークトーンだが実は迷彩柄になっているところが気に入っている。もちろんストラップは非格納式!
おしまい
2015年10月01日
こんなリュックは買ってはいけない
5月に通勤カバンをリュックタイプに買い換えて、両手がフリーになるのは実に気分がいいものだと喜んでいたのもつかのま、ストラップをどう調整しても右肩のストラップがすぐにズリ落ちてイライラしていることは先日に書いた。どれくらいズリ落ちるかというと、だいたい15秒から1分ごとにストラップを引き揚げる動作が必要である(/o\) 左右のストラップを胸の前で連結してズリ落ちを防ぐベルトも着いているが、登山じゃないのだから、そんなことを街中でする気にはなれない。
というわけで新しいリュックに買い換えた。そして、なぜズリ落ちるのか、そしてビジネスリュックとしてコレハナイヤロということもわかってきたので記録しておく。これからビジネス用にリュックを買おうかと考えている人の参考になれば幸いである。そんな人がこのブログにたどり着くかどうかは別問題として。
背中側から撮ったリュック。
写真の左側、つまり担ぐときは右肩側になるストラップが反対側と較べて少し外を向いているのがわかると思う。これがズリ落ちる直接的な原因である。縫製が左右で違っているというようなことはない。
ちょっとアップで。
ストラップはリュックに対して左右対称に縫い付けられているのだけれど、このカバンをトートバッグ的に使うときの「持ち手」部分が左側のストラップを押しているようにも思える。この持ち手を右に引っ張って曲げるようにして背中に担ぐと、ズリ落ち頻度が多少は緩和される。でもほとんど焼け石に水的にしか改善されない。
不思議なことに持ち手そのものは別に左側にずれていたり変形しているということはない。だから左側のストラップがなぜ外を向くのかの根本的な原因は今もってナゾ。
ただし、このリュックは構造的にズリ落ちやすいという根本的な問題を抱えている。写真はごく普通のディパックのストラップ部分。一番最初の写真と較べると、左右のストラップの取り付け間隔がまったく違うことがわかるはず。つまりディパックは担いだときに首に近いところから肩に斜めにストラップが掛かるのに対して、問題のリュックは肩に直交してしかも外側にストラップが掛かることになる。
力学的には上手く説明できないが、ストラップの取り付け間隔が広いとズリ落ちやすいような気はする。そこに着目したこんなストラップ構造のリュックも発売されている。
もっともこのリュックも、ストラップが縫い付けられている部分での間隔はそれほど広くない。しかしリュックとして使うときに持ち手は常にあって邪魔するのだから、実質的にストラップの間隔は一番最初の写真のようにとても広いということになる。
さて、このリュックは
トートバッグ
リュック
ショルダーバッグ
として使える3WAYタイプである(ショルダーバッグとして使うためのストラップは別にある)。リュックとして使わないときはリュックのストラップをカバンの中に格納できるようになっている。そして上の写真でわかるように格納場所は背中から一番遠い場所にある。
ここに格納場所を設けたのが、このカバンの致命的な設計ミスである。ここからストラップを引き出す構造だから、持ち手に遮られてストラップの間隔が広くなる。間隔が広いとストラップの肩への掛かり具合が不安定になるから、持ち手に少し押されただけですぐにズリ落ちる。今のところの仮説はそんなところ。
だから格納式にするのであれば、一番背中側にしなければならない。そうすれば持ち手と干渉せずストラップ取り付け部分の間隔を狭くできる。先ほどストラップが直接縫い付けられている間隔はそれほど広くないと書いたが、それでもやや広めなのは、持ち手をまたぐにはあの程度の間隔が必要だったのかも知れない。
結論としてはリュックを買うならストラップの取り付け部分の間隔に注意である。私が買ったような広い間隔のものを選んではいけない。
ついでにいうとストラップの格納場所があの場所にあることで、このカバンにはもう2つマヌケなところがある。
ーーー続く
というわけで新しいリュックに買い換えた。そして、なぜズリ落ちるのか、そしてビジネスリュックとしてコレハナイヤロということもわかってきたので記録しておく。これからビジネス用にリュックを買おうかと考えている人の参考になれば幸いである。そんな人がこのブログにたどり着くかどうかは別問題として。
背中側から撮ったリュック。
写真の左側、つまり担ぐときは右肩側になるストラップが反対側と較べて少し外を向いているのがわかると思う。これがズリ落ちる直接的な原因である。縫製が左右で違っているというようなことはない。
ちょっとアップで。
ストラップはリュックに対して左右対称に縫い付けられているのだけれど、このカバンをトートバッグ的に使うときの「持ち手」部分が左側のストラップを押しているようにも思える。この持ち手を右に引っ張って曲げるようにして背中に担ぐと、ズリ落ち頻度が多少は緩和される。でもほとんど焼け石に水的にしか改善されない。
不思議なことに持ち手そのものは別に左側にずれていたり変形しているということはない。だから左側のストラップがなぜ外を向くのかの根本的な原因は今もってナゾ。
ただし、このリュックは構造的にズリ落ちやすいという根本的な問題を抱えている。写真はごく普通のディパックのストラップ部分。一番最初の写真と較べると、左右のストラップの取り付け間隔がまったく違うことがわかるはず。つまりディパックは担いだときに首に近いところから肩に斜めにストラップが掛かるのに対して、問題のリュックは肩に直交してしかも外側にストラップが掛かることになる。
力学的には上手く説明できないが、ストラップの取り付け間隔が広いとズリ落ちやすいような気はする。そこに着目したこんなストラップ構造のリュックも発売されている。
もっともこのリュックも、ストラップが縫い付けられている部分での間隔はそれほど広くない。しかしリュックとして使うときに持ち手は常にあって邪魔するのだから、実質的にストラップの間隔は一番最初の写真のようにとても広いということになる。
さて、このリュックは
トートバッグ
リュック
ショルダーバッグ
として使える3WAYタイプである(ショルダーバッグとして使うためのストラップは別にある)。リュックとして使わないときはリュックのストラップをカバンの中に格納できるようになっている。そして上の写真でわかるように格納場所は背中から一番遠い場所にある。
ここに格納場所を設けたのが、このカバンの致命的な設計ミスである。ここからストラップを引き出す構造だから、持ち手に遮られてストラップの間隔が広くなる。間隔が広いとストラップの肩への掛かり具合が不安定になるから、持ち手に少し押されただけですぐにズリ落ちる。今のところの仮説はそんなところ。
だから格納式にするのであれば、一番背中側にしなければならない。そうすれば持ち手と干渉せずストラップ取り付け部分の間隔を狭くできる。先ほどストラップが直接縫い付けられている間隔はそれほど広くないと書いたが、それでもやや広めなのは、持ち手をまたぐにはあの程度の間隔が必要だったのかも知れない。
結論としてはリュックを買うならストラップの取り付け部分の間隔に注意である。私が買ったような広い間隔のものを選んではいけない。
ついでにいうとストラップの格納場所があの場所にあることで、このカバンにはもう2つマヌケなところがある。
ーーー続く