2016年04月
2016年04月30日
高蔵寺のシャクナゲ
ゴールデンウイークのツーリングは今のところノープラン。渋滞するからあまり遠くに出かけるつもりもない。それで本日は突然思いついて東京都町田市にある高蔵寺(こうぞうじ)にシャクナゲを見に行ってきた。
今年は冬の前半がとても暖冬だったので、春の花はどれも10日から半月くらい早くピークを迎えているようだ。例年ならツツジはゴールデンウイークが最盛期のはずが、東京近郊はもう見頃過ぎの模様。シャクナゲはツツジの仲間であるが、ツツジより咲くのがワンテンポ遅れるからそれに期待して。
ところでツツジと違ってシャクナゲの名所というのはあまり多くない。近場だと神代植物園と高蔵寺しか見つけられなかった。それでたまにはお寺参りもよかろうと高蔵寺に出かけてきた。別名シャクナゲ寺と呼ばれているらしい。
高蔵寺は東京都道3号線、通称世田谷通りと呼ばれる道路の小田急線・鶴川駅付近から少し南に下がったあたりにある。自宅からは環七〜世田谷通りと走ったほうが距離は短いが、世田谷通りはよく渋滞するので、環七〜国道246号〜神奈川県道12号というルートで向かった。これが正解で12号線は周りに高い建物がない開放感抜群の道路だった。246号とは田園都市線あざみ野駅の先あたりで分離する。こんな場所にこんな田舎っぽいエリアが残っていたのかと驚いた。
高蔵寺に隣接する葬儀会館の駐車場にバイクを駐める。
山門(入口)。右側にシャクナゲが咲いている。一番多く咲いていたのがこの場所だった。
真言宗のお寺。
足利将軍家ゆかりの寺で650年ほどの歴史があるらしい。
短い階段を上ると、口を開いた阿形(あぎょう)と口を結んだ吽形(うんぎょう)がお出迎え? 金剛力士像はたいてい山門の中に設置されている。こういうオープンエアな銅像タイプは珍しいと思う。
こちらは真言宗開祖の空海・弘法大師。
他にもいくつかの銅像があり、高蔵寺は銅像が好きみたいだ。
本堂の横に分かれ道。
ふしぎな場所というのに好奇心をそそられたが、まずはシャクナゲ苑を目指す。
周りは普通の住宅街なのに、
まるで別世界のように鬱蒼(うっそう)と木々が生い茂っている。
とはいってもこぢんまりとしたお寺。
30秒で目的地到着。
やっぱりもう最盛期は過ぎたみたい(/o\)
ある程度まとまって花が残っているところもあったが、痛んだモノも多いのでキレイな花を選んでアップで撮影。シャクナゲは大きな花で、その大きさに元気を感じられて好きなのだが、ここのはそれほど大きくなかった。
シャクナゲはツボミも迫力がある。
これは白いシャクナゲのつぼみで、白はまだこれからも咲くみたいだ。
こちらはボタン。
これもボタンだと思うが、真ん中まで花びらで埋まっているから違うのかな。
正体不明なれど何かの花が咲き終わった形跡。これはかなりたくさんあった。
春なのに紅葉しているモミジ。
青いモミジをみるのがけっこう好き。高蔵寺は秋には紅葉でも有名らしい。
シャクナゲ苑を見終えて、
興味津々のふしぎな場所へ向かう。
ふしぎ・その1は樫と椿の木が絡まったもの。
看板に書かれていた通り、これに足を載せて、
これを握ってみた。
ビビッと身体に何か流れるかと期待したが特に何も起こらず(^^ゞ
この仏具と木はヒモで結ばれている。やっぱり電線のほうがいいんじゃない?
ふしぎ・その2は龍の形をした流木。目のところに入れてあるのはミカンじゃなくて金属製のもの。龍の姿は何となくお茶目(^^ゞ
本堂に戻る。
改修工事中ということで閉鎖されていた。
隣にある仮本堂は扉が少し開いて仏像が見えるようになっている。
心の中で南無阿弥陀仏と唱えるが、あっ!ここは真言宗。
本堂の横にも庭というか散策コースのようなものがある。
滝があったり水車が回っていたり。
そこで本日の大発見! 青いモミジの葉の下に、赤い花のようなものがたくさんぶら下がっている。雄しべや雌しべはないから花ではないようだが。
後で調べてみると、これは花が咲いた後にできるモミジの種。ずいぶんと薄っぺらいが、これが茎から離れてクルクルとプロペラのように回って遠くまで飛んでいくらしい。植物だから花を咲かせて種を作っても不思議ではないが、今までモミジにそんなイメージを持っていなかったのですごく意外だった
この可憐な花はたぶん「みやこわすれ」。
鎌倉幕府と朝廷が対立した承久の乱で、敗れて佐渡に流された順徳上皇が「この花を見ると都のことを忘れられる」といったのでその名前がついたとか。ところでこの「みやこわすれ」のエピソードに最近(たぶん3ヶ月以内)どこかで接した記憶があるのだけれど、それが何だったかまったく思い出せない。昔のことはよく覚えているのに(/o\)
築山のようなところが散策路になっている。
大きなボタンがいくつか残っていた。
これはたぶん「ケマンソウ」。鯛が釣り竿にぶら下がっているみたいだから別名「タイツリソウ(鯛釣り草)」とも呼ばれる。華鬘(けまん)は仏教の装飾品だからお寺に植えてあるのかも。
他には塔やお地蔵さんをみたりして高蔵寺を後にする。
広くはないが見所たくさんなお寺だった。
もう1週間早く来たら咲き乱れるシャクナゲを見られたかも。
世田谷通りは東京方向が超渋滞していたので、往きと同じく246号で帰ってきた。午後1時に出発して帰宅が4時半のお手軽ツーリング。走行は55キロ。近場で楽しめるところをもっと探そうかな。
今年は冬の前半がとても暖冬だったので、春の花はどれも10日から半月くらい早くピークを迎えているようだ。例年ならツツジはゴールデンウイークが最盛期のはずが、東京近郊はもう見頃過ぎの模様。シャクナゲはツツジの仲間であるが、ツツジより咲くのがワンテンポ遅れるからそれに期待して。
ところでツツジと違ってシャクナゲの名所というのはあまり多くない。近場だと神代植物園と高蔵寺しか見つけられなかった。それでたまにはお寺参りもよかろうと高蔵寺に出かけてきた。別名シャクナゲ寺と呼ばれているらしい。
高蔵寺は東京都道3号線、通称世田谷通りと呼ばれる道路の小田急線・鶴川駅付近から少し南に下がったあたりにある。自宅からは環七〜世田谷通りと走ったほうが距離は短いが、世田谷通りはよく渋滞するので、環七〜国道246号〜神奈川県道12号というルートで向かった。これが正解で12号線は周りに高い建物がない開放感抜群の道路だった。246号とは田園都市線あざみ野駅の先あたりで分離する。こんな場所にこんな田舎っぽいエリアが残っていたのかと驚いた。
高蔵寺に隣接する葬儀会館の駐車場にバイクを駐める。
山門(入口)。右側にシャクナゲが咲いている。一番多く咲いていたのがこの場所だった。
真言宗のお寺。
足利将軍家ゆかりの寺で650年ほどの歴史があるらしい。
短い階段を上ると、口を開いた阿形(あぎょう)と口を結んだ吽形(うんぎょう)がお出迎え? 金剛力士像はたいてい山門の中に設置されている。こういうオープンエアな銅像タイプは珍しいと思う。
こちらは真言宗開祖の空海・弘法大師。
他にもいくつかの銅像があり、高蔵寺は銅像が好きみたいだ。
本堂の横に分かれ道。
ふしぎな場所というのに好奇心をそそられたが、まずはシャクナゲ苑を目指す。
周りは普通の住宅街なのに、
まるで別世界のように鬱蒼(うっそう)と木々が生い茂っている。
とはいってもこぢんまりとしたお寺。
30秒で目的地到着。
やっぱりもう最盛期は過ぎたみたい(/o\)
ある程度まとまって花が残っているところもあったが、痛んだモノも多いのでキレイな花を選んでアップで撮影。シャクナゲは大きな花で、その大きさに元気を感じられて好きなのだが、ここのはそれほど大きくなかった。
シャクナゲはツボミも迫力がある。
これは白いシャクナゲのつぼみで、白はまだこれからも咲くみたいだ。
こちらはボタン。
これもボタンだと思うが、真ん中まで花びらで埋まっているから違うのかな。
正体不明なれど何かの花が咲き終わった形跡。これはかなりたくさんあった。
春なのに紅葉しているモミジ。
青いモミジをみるのがけっこう好き。高蔵寺は秋には紅葉でも有名らしい。
シャクナゲ苑を見終えて、
興味津々のふしぎな場所へ向かう。
ふしぎ・その1は樫と椿の木が絡まったもの。
看板に書かれていた通り、これに足を載せて、
これを握ってみた。
ビビッと身体に何か流れるかと期待したが特に何も起こらず(^^ゞ
この仏具と木はヒモで結ばれている。やっぱり電線のほうがいいんじゃない?
ふしぎ・その2は龍の形をした流木。目のところに入れてあるのはミカンじゃなくて金属製のもの。龍の姿は何となくお茶目(^^ゞ
本堂に戻る。
改修工事中ということで閉鎖されていた。
隣にある仮本堂は扉が少し開いて仏像が見えるようになっている。
心の中で南無阿弥陀仏と唱えるが、あっ!ここは真言宗。
本堂の横にも庭というか散策コースのようなものがある。
滝があったり水車が回っていたり。
そこで本日の大発見! 青いモミジの葉の下に、赤い花のようなものがたくさんぶら下がっている。雄しべや雌しべはないから花ではないようだが。
後で調べてみると、これは花が咲いた後にできるモミジの種。ずいぶんと薄っぺらいが、これが茎から離れてクルクルとプロペラのように回って遠くまで飛んでいくらしい。植物だから花を咲かせて種を作っても不思議ではないが、今までモミジにそんなイメージを持っていなかったのですごく意外だった
この可憐な花はたぶん「みやこわすれ」。
鎌倉幕府と朝廷が対立した承久の乱で、敗れて佐渡に流された順徳上皇が「この花を見ると都のことを忘れられる」といったのでその名前がついたとか。ところでこの「みやこわすれ」のエピソードに最近(たぶん3ヶ月以内)どこかで接した記憶があるのだけれど、それが何だったかまったく思い出せない。昔のことはよく覚えているのに(/o\)
築山のようなところが散策路になっている。
大きなボタンがいくつか残っていた。
これはたぶん「ケマンソウ」。鯛が釣り竿にぶら下がっているみたいだから別名「タイツリソウ(鯛釣り草)」とも呼ばれる。華鬘(けまん)は仏教の装飾品だからお寺に植えてあるのかも。
他には塔やお地蔵さんをみたりして高蔵寺を後にする。
広くはないが見所たくさんなお寺だった。
もう1週間早く来たら咲き乱れるシャクナゲを見られたかも。
世田谷通りは東京方向が超渋滞していたので、往きと同じく246号で帰ってきた。午後1時に出発して帰宅が4時半のお手軽ツーリング。走行は55キロ。近場で楽しめるところをもっと探そうかな。
2016年04月27日
東京ドイツ村で芝桜 その3
レストランのあるところから再び芝桜の丘に戻る。
シャボン玉カーは園内をずっと走り回っているみたいだ。
普通のシャボン玉は透明。しかしこれは白いシャボン玉を出す。どういう仕組みで白くしているのかわからないものの、不透明なものがプカプカ空中に浮かんでいるからとても不思議な感じがする。(写真をクリックして大きくした方が不思議感をより味わえると思う)
先ほどは芝桜の丘を下から眺めただけだったが今度は丘を上る。立ち止まって身体をグルリと回転させ視界360度に芝桜を見渡すのが快感。写真で伝えられないのが残念。
久し振りにスイングパノラマで撮った写真。
とにかく広い風景が気持ちいい。
普通のパノラマ写真を撮ったことがないから知らないのだが、たぶん風景の左側、真ん中、右側と写真を何枚か撮って後で合成するのだと思う。スイングパノラマというのはソニーの独自機能でカメラを振る(スイング)ように動かして撮る。スイングしている間にカメラが100枚ほどの連写をして(たぶん1枚1枚は縦に細長く撮影した写真を)自動的に合成してくれる。下の説明写真にあるような、いわゆる横長のパノラマ写真だと見にくいので私はカメラを縦に構えてスイングさせている。
同じ場所からズームレンズの広角側一杯の24mm(35mm換算)で撮ったもの。
24ミリというのは充分に広角ではあるが、こういう場所に来るとやっぱりもの足らない。スイングパノラマが何ミリ相当になるのか不明。しかし両者を見較べると広々感がかなり違う。ただしスイングパノラマは少し風景が湾曲して写ることもある。魚眼レンズの一歩手前の広角度合いなんだろう。
芝桜の丘の上。丘の2/3くらいの高さのところが通路になっている。写真左側の丘の一番高いところには上れなかった。
見おろして芝桜の三色ミックス。
ここだけピンクと紫が混ざって植えられていた。苗が足らなくなった?
上段の展望台から再びスイングパノラマ。もっとも展望台といっても丘の上の通路から張り出しているだけで高さは変わらない。逆にいうと丘の上すべてが展望台レベルなわけで、わざわざ混み合う展望台に登らなくても素晴らしい景色が見られるのが東京ドイツ村のいいところ。
スイングパノラマは連写合成だから、動いているものがあると重なり合って写ってしまう。階段を降りている人の脚が何本もあるのは心霊写真ではありません(^^ゞ
景色を満喫して階段を下る。
振り向いて芝桜の絨毯を目に焼き付ける。
何となく名残惜しい。
帰りはボート池には立ち寄らずに上から眺めた。久し振りに広い空間で芝桜を見て大満足。芝桜の名所は少し遠いところが多いけれど、また来シーズンもどこかに見に行こうと思う。
ゲートに向かう途中にいくつか建物が集まっているところがあって、
まずは椎茸狩りのの温室。
シメジみたいな生え方の椎茸。それにしても棚に生えている椎茸を採って楽しいかな?
温室内はものすごく湿度が高かったので写真を1枚撮って退散。
お花売り場。
いろいろ売っていたがアジサイがキレイだった。
バスケットやサッカーのゴールなどがあって遊べるようになっている。
ゲートに一番近い花壇。三角屋根がふたつ並んでいるのが最初のエントリーで紹介したドライブスルー方式の入口ゲート。
植えられていたのはポピーで、まだ一分咲きといったところ。
東京ドイツ村を出たのが午後4時。その後のことは特には決めていなかったが、房総半島内陸部を縦断する国道410号久留里街道がすぐ近くなので、とりあえずそれを南下することにした。しばらくはほぼ直線道路で両サイドが田んぼの田園風景。やがて適度なアップダウンとクネクネが連続するようになってくる。何度か来ているがいい道である。この日は交通量が少なく、また走っているクルマのペースも速かったので、久し振りにバイクらしい走りを楽しめた。
適当なところで西に向かって海岸沿いに出るつもりだったが、気分よく走っているうちに亀山湖まで来てしまった。道路は県道24号線になっている。そこから西に行くには少し先の房総スカイラインを通るしかない。房総スカイラインは有料道路なので今まで通ったことはない。お金がかかるからというより、バイクなのでお金を出し入れするのが面倒だから。
でも仕方なく房総スカイラインに入る。するとなぜか料金所はなく無料だった。今でも千葉道路公社の有料道路であるが、2年ほど前から「無料措置」という扱いになっているらしい。いきさつは知らないが、とりあえず無料でラッキー! 全長10キロほどの房総スカイラインはなかなかいい感じの道路だった。もっともスカイラインという名前でも、山の中を縫っていくだけで周りの景色はまったく見えない。
房総スカイラインを降りたら県道92号線で北上して君津のインターに向かう。92号線も両サイドが田んぼ。この時期は田んぼに水が張られていて、まだ苗は植えられていない。つまり両サイドが水面の間を走るわけで、これは意外と初めての経験だった。
アクアライン手前はお約束の大渋滞。何とか切り抜けて午後6時半に帰宅。この季節だと、まだ真っ暗になっていないのが何となく助かる。走行約160キロ。さて今週末からはゴールデンウイーク。ツーリングには行きたいが渋滞は避けたいしと思案中。
おしまい
シャボン玉カーは園内をずっと走り回っているみたいだ。
普通のシャボン玉は透明。しかしこれは白いシャボン玉を出す。どういう仕組みで白くしているのかわからないものの、不透明なものがプカプカ空中に浮かんでいるからとても不思議な感じがする。(写真をクリックして大きくした方が不思議感をより味わえると思う)
先ほどは芝桜の丘を下から眺めただけだったが今度は丘を上る。立ち止まって身体をグルリと回転させ視界360度に芝桜を見渡すのが快感。写真で伝えられないのが残念。
久し振りにスイングパノラマで撮った写真。
とにかく広い風景が気持ちいい。
普通のパノラマ写真を撮ったことがないから知らないのだが、たぶん風景の左側、真ん中、右側と写真を何枚か撮って後で合成するのだと思う。スイングパノラマというのはソニーの独自機能でカメラを振る(スイング)ように動かして撮る。スイングしている間にカメラが100枚ほどの連写をして(たぶん1枚1枚は縦に細長く撮影した写真を)自動的に合成してくれる。下の説明写真にあるような、いわゆる横長のパノラマ写真だと見にくいので私はカメラを縦に構えてスイングさせている。
同じ場所からズームレンズの広角側一杯の24mm(35mm換算)で撮ったもの。
24ミリというのは充分に広角ではあるが、こういう場所に来るとやっぱりもの足らない。スイングパノラマが何ミリ相当になるのか不明。しかし両者を見較べると広々感がかなり違う。ただしスイングパノラマは少し風景が湾曲して写ることもある。魚眼レンズの一歩手前の広角度合いなんだろう。
芝桜の丘の上。丘の2/3くらいの高さのところが通路になっている。写真左側の丘の一番高いところには上れなかった。
見おろして芝桜の三色ミックス。
ここだけピンクと紫が混ざって植えられていた。苗が足らなくなった?
上段の展望台から再びスイングパノラマ。もっとも展望台といっても丘の上の通路から張り出しているだけで高さは変わらない。逆にいうと丘の上すべてが展望台レベルなわけで、わざわざ混み合う展望台に登らなくても素晴らしい景色が見られるのが東京ドイツ村のいいところ。
スイングパノラマは連写合成だから、動いているものがあると重なり合って写ってしまう。階段を降りている人の脚が何本もあるのは心霊写真ではありません(^^ゞ
景色を満喫して階段を下る。
振り向いて芝桜の絨毯を目に焼き付ける。
何となく名残惜しい。
帰りはボート池には立ち寄らずに上から眺めた。久し振りに広い空間で芝桜を見て大満足。芝桜の名所は少し遠いところが多いけれど、また来シーズンもどこかに見に行こうと思う。
ゲートに向かう途中にいくつか建物が集まっているところがあって、
まずは椎茸狩りのの温室。
シメジみたいな生え方の椎茸。それにしても棚に生えている椎茸を採って楽しいかな?
温室内はものすごく湿度が高かったので写真を1枚撮って退散。
お花売り場。
いろいろ売っていたがアジサイがキレイだった。
バスケットやサッカーのゴールなどがあって遊べるようになっている。
ゲートに一番近い花壇。三角屋根がふたつ並んでいるのが最初のエントリーで紹介したドライブスルー方式の入口ゲート。
植えられていたのはポピーで、まだ一分咲きといったところ。
東京ドイツ村を出たのが午後4時。その後のことは特には決めていなかったが、房総半島内陸部を縦断する国道410号久留里街道がすぐ近くなので、とりあえずそれを南下することにした。しばらくはほぼ直線道路で両サイドが田んぼの田園風景。やがて適度なアップダウンとクネクネが連続するようになってくる。何度か来ているがいい道である。この日は交通量が少なく、また走っているクルマのペースも速かったので、久し振りにバイクらしい走りを楽しめた。
適当なところで西に向かって海岸沿いに出るつもりだったが、気分よく走っているうちに亀山湖まで来てしまった。道路は県道24号線になっている。そこから西に行くには少し先の房総スカイラインを通るしかない。房総スカイラインは有料道路なので今まで通ったことはない。お金がかかるからというより、バイクなのでお金を出し入れするのが面倒だから。
でも仕方なく房総スカイラインに入る。するとなぜか料金所はなく無料だった。今でも千葉道路公社の有料道路であるが、2年ほど前から「無料措置」という扱いになっているらしい。いきさつは知らないが、とりあえず無料でラッキー! 全長10キロほどの房総スカイラインはなかなかいい感じの道路だった。もっともスカイラインという名前でも、山の中を縫っていくだけで周りの景色はまったく見えない。
房総スカイラインを降りたら県道92号線で北上して君津のインターに向かう。92号線も両サイドが田んぼ。この時期は田んぼに水が張られていて、まだ苗は植えられていない。つまり両サイドが水面の間を走るわけで、これは意外と初めての経験だった。
アクアライン手前はお約束の大渋滞。何とか切り抜けて午後6時半に帰宅。この季節だと、まだ真っ暗になっていないのが何となく助かる。走行約160キロ。さて今週末からはゴールデンウイーク。ツーリングには行きたいが渋滞は避けたいしと思案中。
おしまい
2016年04月26日
東京ドイツ村で芝桜 その2
芝桜の丘を離れて園内をブラブラ。
東京ドイツ村だから村内かな。
芝桜の向かいにある広大な芝生広場。
このロープでできた遊具のようなもので遊んだことはないなあ。子供達の中に入っていく勇気もないから一生このまま未経験で終わる可能性高し。真四角に区切られたジャングルジムより楽しそうなのに。
ところでジャングルジムのジムは、スポーツジムのジムだと今さらながら気がついた。スポーツジムというとトレーニングマシンなどが置かれているところをイメージするけれど、gym本来の意味は体育館の建物を指す。あるいは体操という意味もある。話は変わるが私が通っていた小学校にはラダータワーと呼ばれる変形ジャングルジムがあった。普通のジャングルジムよりよく遊んだ記憶があるが、今でも残っているのだろうか。
賑やかな音楽が聞こえる方向に歩いて行くと、ブラスバンド&ダンスのパフォーマンス。
地元の高校生かな? 少しジャズ風にアレンジした演奏だった。
東京ドイツ村では、たけのこ掘りが体験できる。
ドイツではたけのこは食べないけど(^^ゞ
たけのこ会場とは逆の方向に進むとパターゴルフのコース。
これだけ広いと本物のゴルフコースみたいだ。
少し離れたところから見た芝桜の斜面。
雲の流れは激しく、観覧車の下に来た時にこの日もっとも空が暗くなった。
ドイツ国旗をモチーフにした三角ポールでドイツの雰囲気をアピール?
レストランや売店があるエリアの近くに芝桜発見。ここに芝桜があることは園内マップには記されていない。そして芝桜の下にはツツジ。満開の季節が重なるこのふたつを一緒に見られてラッキー。
今までも何度か書いたように、2年前に足利フラワーパークに行ってからツツジの魅力にはまった。それまでは道路沿いでよく見かけるありきたりの花としか思っていなかったのに、最近はこの季節になると道路の植え込みを見ながらニコニコしている。
色数がいくつかある場合、たいていは色味のついた花が好きだが、なぜかツツジに関しては白に一番惹かれる。ツツジの白は他の花と較べて一番純白な白のような気がする。東京ドイツ村では白ツツジだけがまだツボミのものが多かった。
もっとも芝桜と同じで、ツツジも色が重なり合うように植えてあるとよりキレイ。
白ツツジが純白ということは、それだけデジカメのオートフォーカスがピントを合わせてくれないということでもある(>_<)
この花びらの中に模様があるのも可愛いし、集まって咲いている様子はとても賑やか。
ツツジと芝桜のツーショットは、よほどアングルを考えて撮らないと、こういう風に締まりのない写真になってしまうので注意しましょう。
これがドイツ風なのか判断できる知識はないが、とりあえず西洋風な建物があるエリアにやってきた。
東京ドイツ村は季節に応じていろんな花を植えたり、収穫体験を実施しているみたいだ。
この塔のある建物の内部は売店。
ビール、ソーセージ、バームクーヘンとドイツらしいものが売られているが、
実は店内で多くの面積を占めていたのは千葉の名産品(^^ゞ
ちなみに東京の名産品は売っていなかった。東京ドイツ村なのに。
売店から中庭に抜けたところ。
モアイ像があったり、ペンギンやシロクマがいたり、もはや東京でもドイツでも、そして千葉でもない何でもありの世界が広がっている。
レストランのメニューもソーセージなどが多いように見えるが、全19品のうち12品はドイツとは無関係なメニュー。しっかりと醤油ラーメンもある。
くるくるソーセージ620円也を注文。ドアップで撮ったのと皿の奥までソースがかかっているからそれなりのサイズに見えるが、実はとってもミニサイズでガッカリ。ポテトの大きさと較べてみて。味は普通のソーセージでなおさら後悔。また、ここのマスタードはとても辛く、普通のマスタードのつもりでソーセージにつけると罰ゲームレベルになってしまう。
ソーセージの盛り合わせとかアイスバイン(ドイツ料理で豚肉の香草煮込み)を食べなかったのは、残念ながらこれと一緒に注文できないから。
レストランや売店のあるエリアは少し小高くなっているので、芝桜の丘と最初に見たボート池まで見渡せる。
入口ゲート方向を見たところ。この芝生広場は広大で、この写真で1/3程度しかカバーしていない。ホームページによると6.7ヘクタールの広さ。ドイツビールを飲んで、この芝生で昼寝をしたかったな。
ーーー続く
東京ドイツ村だから村内かな。
芝桜の向かいにある広大な芝生広場。
このロープでできた遊具のようなもので遊んだことはないなあ。子供達の中に入っていく勇気もないから一生このまま未経験で終わる可能性高し。真四角に区切られたジャングルジムより楽しそうなのに。
ところでジャングルジムのジムは、スポーツジムのジムだと今さらながら気がついた。スポーツジムというとトレーニングマシンなどが置かれているところをイメージするけれど、gym本来の意味は体育館の建物を指す。あるいは体操という意味もある。話は変わるが私が通っていた小学校にはラダータワーと呼ばれる変形ジャングルジムがあった。普通のジャングルジムよりよく遊んだ記憶があるが、今でも残っているのだろうか。
賑やかな音楽が聞こえる方向に歩いて行くと、ブラスバンド&ダンスのパフォーマンス。
地元の高校生かな? 少しジャズ風にアレンジした演奏だった。
東京ドイツ村では、たけのこ掘りが体験できる。
ドイツではたけのこは食べないけど(^^ゞ
たけのこ会場とは逆の方向に進むとパターゴルフのコース。
これだけ広いと本物のゴルフコースみたいだ。
少し離れたところから見た芝桜の斜面。
雲の流れは激しく、観覧車の下に来た時にこの日もっとも空が暗くなった。
ドイツ国旗をモチーフにした三角ポールでドイツの雰囲気をアピール?
レストランや売店があるエリアの近くに芝桜発見。ここに芝桜があることは園内マップには記されていない。そして芝桜の下にはツツジ。満開の季節が重なるこのふたつを一緒に見られてラッキー。
今までも何度か書いたように、2年前に足利フラワーパークに行ってからツツジの魅力にはまった。それまでは道路沿いでよく見かけるありきたりの花としか思っていなかったのに、最近はこの季節になると道路の植え込みを見ながらニコニコしている。
色数がいくつかある場合、たいていは色味のついた花が好きだが、なぜかツツジに関しては白に一番惹かれる。ツツジの白は他の花と較べて一番純白な白のような気がする。東京ドイツ村では白ツツジだけがまだツボミのものが多かった。
もっとも芝桜と同じで、ツツジも色が重なり合うように植えてあるとよりキレイ。
白ツツジが純白ということは、それだけデジカメのオートフォーカスがピントを合わせてくれないということでもある(>_<)
この花びらの中に模様があるのも可愛いし、集まって咲いている様子はとても賑やか。
ツツジと芝桜のツーショットは、よほどアングルを考えて撮らないと、こういう風に締まりのない写真になってしまうので注意しましょう。
これがドイツ風なのか判断できる知識はないが、とりあえず西洋風な建物があるエリアにやってきた。
東京ドイツ村は季節に応じていろんな花を植えたり、収穫体験を実施しているみたいだ。
この塔のある建物の内部は売店。
ビール、ソーセージ、バームクーヘンとドイツらしいものが売られているが、
実は店内で多くの面積を占めていたのは千葉の名産品(^^ゞ
ちなみに東京の名産品は売っていなかった。東京ドイツ村なのに。
売店から中庭に抜けたところ。
モアイ像があったり、ペンギンやシロクマがいたり、もはや東京でもドイツでも、そして千葉でもない何でもありの世界が広がっている。
レストランのメニューもソーセージなどが多いように見えるが、全19品のうち12品はドイツとは無関係なメニュー。しっかりと醤油ラーメンもある。
くるくるソーセージ620円也を注文。ドアップで撮ったのと皿の奥までソースがかかっているからそれなりのサイズに見えるが、実はとってもミニサイズでガッカリ。ポテトの大きさと較べてみて。味は普通のソーセージでなおさら後悔。また、ここのマスタードはとても辛く、普通のマスタードのつもりでソーセージにつけると罰ゲームレベルになってしまう。
ソーセージの盛り合わせとかアイスバイン(ドイツ料理で豚肉の香草煮込み)を食べなかったのは、残念ながらこれと一緒に注文できないから。
レストランや売店のあるエリアは少し小高くなっているので、芝桜の丘と最初に見たボート池まで見渡せる。
入口ゲート方向を見たところ。この芝生広場は広大で、この写真で1/3程度しかカバーしていない。ホームページによると6.7ヘクタールの広さ。ドイツビールを飲んで、この芝生で昼寝をしたかったな。
ーーー続く
2016年04月23日
東京ドイツ村で芝桜
千葉県は袖ヶ浦市にある東京ドイツ村という「ここはいったいどこ?」な名称のテーマパークへ芝桜を見にツーリングしてきた。東京ドイツ村は冬に行うイルミネーションが「関東三大イルミネーション」の1つに数えられ有名であるが、芝桜については今までノーマークだった。かなりの栽培規模だし東京から近いし、どうして今まで芝桜を調べた時に見逃したんだろう。
ルートは簡単。アクアラインで東京湾を渡り、館山自動車道で姉崎袖ヶ浦のインターを降りて3キロほどのところにある。せっかく千葉まで出かけて高速の往復だけじゃもったいないから、帰りは房総半島内陸部も少し走ってきた。
朝起きると雲が厚い(/o\) 翌日の日曜日は時々雨の予報で、東京ドイツ村の芝桜は早咲きなので次の週には厳しそうという情報。なんだか先週のあけぼの山チューリップと同じような状況である。結局、先週と同じように少し雲が薄くなるのを確かめてから昼前に出発。
アクアラインのトンネルの最初だけが少し渋滞していた程度で順調に走行。ところで今回もトンネル突入前21.5度、トンネル内最高気温29.5度だった。1月に走った時もそうだったが、アクアラインは以前と比べて明らかにトンネル内の温度が下がっている。
午後1時過ぎに東京ドイツ村到着。
これは入口ゲートでドライブスルー方式。東京ドイツ村は園内がいくつかのブロックに分かれており、入園者は自分のクルマで好きなブロックを周り、クルマはそのブロック近くの駐車スペースあるいは通路に駐める仕組み。
しかしバイクは園内走行禁止。ゲート付近の駐輪場に駐めて徒歩で移動となる(/o\) まあいい歳こいて爆音マフラーに換装している連中も多いから差別されてもしかたないかな。ちなみに入園料は1200円。ヘルメットを脱いだりしているとゲートの係員がこちらまで来てくれた。親切で感じよかったが、お釣りを用意していなくて段取りが悪いのがタマにキズ。
私のバイクの手前はV-Rodという水冷エンジンのハーレー。普通のハーレーには興味はないけれど、この水冷ハーレーはデザインが好き。買う気はないが一度乗ってみたいと思っている。もっとも初期のV-Rodはキレイだったが、現行モデルはゴテゴテとイカツイ感じになってしまって残念。
東京ドイツ村はかなり広い。でも面積がはっきりしない。ネットで調べると一番多いのが27万坪と書かれているページ。換算すれば89ヘクタール。でも一緒に東京ドームの27倍と補足されていることが多い。東京ドームは4.7ヘクタールなので27倍したら126.9ヘクタールになってしまう。ネットでは、どこかに書かれたことをそのまま書き写している場合が多いので注意が必要な典型例。
そしてウィキペディアでは91万坪=300ヘクタールと書かれている。しかも東京ドームの19倍とされていてまったく計算が合わない。ウィキペディアを鵜呑みするのも禁物。不思議なことに4.7ヘクタール×19倍=89.3ヘクタールなので、なぜか27万坪情報には一致する。東京ドイツ村のホームページには面積の記述はなかったが90ヘクタール弱なのかな。ちなみにディズニーランドとディズニーシーを合わせて約100ヘクタール、ひたち海浜公園の開業部分が190ヘクタールである。
という訳で東京ドイツ村が広いことは確かだが、全部くまなく見て回るつもりじゃなければ、徒歩でも何とかなる。さいわい芝桜は入口からそう遠くない場所に植えられている。
入口から数百メートルで早くも芝桜が見えてきた。これはボート池といわれる池の周りで、こことその先の広場の二箇所に芝桜が植えられている。
途中の芝生に池で飼われている鴨が歩いていた。黒い頭の鴨はりりしい目つき。
ボート池到着。富士の芝桜以来、それほど広くないところでしか芝桜を見ていなかったので、このスケール感を是非ともまた味わいたかった。
ところで、ここまでの写真を見てわかるように東京ドイツ村に着いた時はかなり曇り空だったのに、ボート池についてしばらくしたら日が射してきた。日頃の行いのよさには自信がある(^^ゞ
向こうの空は暗いが芝桜には太陽が当たっているのがわかるかな。
やっぱり芝桜も青空が似合う!
植えられていたのは紫、薄紫、濃いピンク、白の4種類。薄いピンクや2色模様の芝桜はなかった。白芝桜のアップを撮り忘れた(/o\)
芝桜は塗り絵のように色が分かれているところがいいんだよね。
芝桜が植えられている斜面の上からも楽しむことができる。
見おろす芝桜も美しい。
ところで芝桜には独特の香りがある。「いい香り」というような香りではないが、臭いというわけではない。何かの香りに似ているのだが、何に似ているのかいまだに思い出せない。
ボート池を離れて広場に向かう。
対岸からの眺め。
池にいるのは鴨でもボートは白鳥。
水車を使った自然エネルギー利用なのか、そうでないのかよくわからない装置を発見。
広場につながるすり鉢状の地形にも芝桜が植えられている。
ウッドデッキの通路が複雑に分岐して、抽象画の中を歩いている気分。
ボート池を振り返る。
所々に鴨がいる。人間に慣れていて警戒心ゼロ。私が鴨を見るといつもおいしそうと思っていることを、こいつらは知らないらしい(^^ゞ
メインの芝桜広場に到着。
展望台は2段階になっている。
芝桜の幻想空間をご覧あれ。こちらの広場には薄いピンクの芝桜もあった。
時々やってくるシャボン玉発生装置付きクルマ。
結構大きなシャボン玉で、
割れる時はドライアイスで作ったスモークみたいな感じになる。
芝桜の上を飛んでいると、夢を見ているような気分になってくる。
ーーー続く
ルートは簡単。アクアラインで東京湾を渡り、館山自動車道で姉崎袖ヶ浦のインターを降りて3キロほどのところにある。せっかく千葉まで出かけて高速の往復だけじゃもったいないから、帰りは房総半島内陸部も少し走ってきた。
朝起きると雲が厚い(/o\) 翌日の日曜日は時々雨の予報で、東京ドイツ村の芝桜は早咲きなので次の週には厳しそうという情報。なんだか先週のあけぼの山チューリップと同じような状況である。結局、先週と同じように少し雲が薄くなるのを確かめてから昼前に出発。
アクアラインのトンネルの最初だけが少し渋滞していた程度で順調に走行。ところで今回もトンネル突入前21.5度、トンネル内最高気温29.5度だった。1月に走った時もそうだったが、アクアラインは以前と比べて明らかにトンネル内の温度が下がっている。
午後1時過ぎに東京ドイツ村到着。
これは入口ゲートでドライブスルー方式。東京ドイツ村は園内がいくつかのブロックに分かれており、入園者は自分のクルマで好きなブロックを周り、クルマはそのブロック近くの駐車スペースあるいは通路に駐める仕組み。
しかしバイクは園内走行禁止。ゲート付近の駐輪場に駐めて徒歩で移動となる(/o\) まあいい歳こいて爆音マフラーに換装している連中も多いから差別されてもしかたないかな。ちなみに入園料は1200円。ヘルメットを脱いだりしているとゲートの係員がこちらまで来てくれた。親切で感じよかったが、お釣りを用意していなくて段取りが悪いのがタマにキズ。
私のバイクの手前はV-Rodという水冷エンジンのハーレー。普通のハーレーには興味はないけれど、この水冷ハーレーはデザインが好き。買う気はないが一度乗ってみたいと思っている。もっとも初期のV-Rodはキレイだったが、現行モデルはゴテゴテとイカツイ感じになってしまって残念。
東京ドイツ村はかなり広い。でも面積がはっきりしない。ネットで調べると一番多いのが27万坪と書かれているページ。換算すれば89ヘクタール。でも一緒に東京ドームの27倍と補足されていることが多い。東京ドームは4.7ヘクタールなので27倍したら126.9ヘクタールになってしまう。ネットでは、どこかに書かれたことをそのまま書き写している場合が多いので注意が必要な典型例。
そしてウィキペディアでは91万坪=300ヘクタールと書かれている。しかも東京ドームの19倍とされていてまったく計算が合わない。ウィキペディアを鵜呑みするのも禁物。不思議なことに4.7ヘクタール×19倍=89.3ヘクタールなので、なぜか27万坪情報には一致する。東京ドイツ村のホームページには面積の記述はなかったが90ヘクタール弱なのかな。ちなみにディズニーランドとディズニーシーを合わせて約100ヘクタール、ひたち海浜公園の開業部分が190ヘクタールである。
という訳で東京ドイツ村が広いことは確かだが、全部くまなく見て回るつもりじゃなければ、徒歩でも何とかなる。さいわい芝桜は入口からそう遠くない場所に植えられている。
入口から数百メートルで早くも芝桜が見えてきた。これはボート池といわれる池の周りで、こことその先の広場の二箇所に芝桜が植えられている。
途中の芝生に池で飼われている鴨が歩いていた。黒い頭の鴨はりりしい目つき。
ボート池到着。富士の芝桜以来、それほど広くないところでしか芝桜を見ていなかったので、このスケール感を是非ともまた味わいたかった。
ところで、ここまでの写真を見てわかるように東京ドイツ村に着いた時はかなり曇り空だったのに、ボート池についてしばらくしたら日が射してきた。日頃の行いのよさには自信がある(^^ゞ
向こうの空は暗いが芝桜には太陽が当たっているのがわかるかな。
やっぱり芝桜も青空が似合う!
植えられていたのは紫、薄紫、濃いピンク、白の4種類。薄いピンクや2色模様の芝桜はなかった。白芝桜のアップを撮り忘れた(/o\)
芝桜は塗り絵のように色が分かれているところがいいんだよね。
芝桜が植えられている斜面の上からも楽しむことができる。
見おろす芝桜も美しい。
ところで芝桜には独特の香りがある。「いい香り」というような香りではないが、臭いというわけではない。何かの香りに似ているのだが、何に似ているのかいまだに思い出せない。
ボート池を離れて広場に向かう。
対岸からの眺め。
池にいるのは鴨でもボートは白鳥。
水車を使った自然エネルギー利用なのか、そうでないのかよくわからない装置を発見。
広場につながるすり鉢状の地形にも芝桜が植えられている。
ウッドデッキの通路が複雑に分岐して、抽象画の中を歩いている気分。
ボート池を振り返る。
所々に鴨がいる。人間に慣れていて警戒心ゼロ。私が鴨を見るといつもおいしそうと思っていることを、こいつらは知らないらしい(^^ゞ
メインの芝桜広場に到着。
展望台は2段階になっている。
芝桜の幻想空間をご覧あれ。こちらの広場には薄いピンクの芝桜もあった。
時々やってくるシャボン玉発生装置付きクルマ。
結構大きなシャボン玉で、
割れる時はドライアイスで作ったスモークみたいな感じになる。
芝桜の上を飛んでいると、夢を見ているような気分になってくる。
ーーー続く
2016年04月20日
Postmodern Jukebox〜Haley Reinhart〜Creep
とりあえず説明抜きで
貼り付けたYou Tubeの画像をクリックして音楽を聴いてみて。
どう?
ガツンときた人、ビビッと電流が走った人、魂を抜かれた人、ボーカルの女性に惚れちゃった人、思わず3回以上再生した人は続きを読んでちょうだい。
演奏しているのはPostmodern Jukebox(ポストモダン・ジュークボックス:略してPMJ)。ロックやポップスの曲をレトロなジャズ風にアレンジするバンド。なんとレディ・ガガの曲でも1920年代風にしちゃうのがすごい。曲だけじゃなくてビジュアル面でも雰囲気を再現している。ピアノを弾いているのがリーダーのスコット・ブラッドリー。
ボーカルはPMJのメンバーじゃなくて曲ごとにゲストを迎えるスタイルみたい。この彼女の名前はHaley Reinhart(ヘイリー・ラインハルト)。現在25歳のアメリカ人。なんとアイドル・オーディション番組出身。どこかの国のアイドルとはずいぶんレベルが違うわ。
歌われているのはRadiohead(レディオヘッド)というイギリスのロックバンドが、1993年にヒットさせたCreep(クリープ)という曲。バンドや曲名は知らなくても何となく耳に覚えがある人は多いはず。ロックの名曲の1つで数多くのミュージシャンがカバーソングを出している。
はい、ここでまたクリックして
ジャジーな雰囲気に酔い浸りましょう(^^ゞ
しばらく前に偶然見つけて、出だしの3秒で一生忘れられない曲になった。多少は音楽に詳しい人に話しても「PMJ?何それ?」な反応ばかりだったので、今回ブログで紹介したしだい。
それにしてもヘイリー・ラインハルトは歌も上手だけれど、まだ若いのにビミョーな美人度合いの「おばちゃん顔」がたまりませんな(^^ゞ ロックやポップスの名曲を集めて、彼女がこんな雰囲気のジャズボーカル・アルバムを出していたら絶対に買う。しかしPMJとはよく共演しているようであるが、別にジャズボーカルが活動のメインではない模様。
この曲でヘイリー・ラインハルトのボーカルが素晴らしいのは間違いないものの、やはり演奏の雰囲気も大事なようで。別のバンド?で同じクリープを歌ったこちらのバージョンは、歌い方は同じなのに「なかなかね」程度の印象しか受けない。
お口直しにPMJをバックにクリープを歌うヘイリー・ラインハルトをもう1つ。ライブ風景なので最初の映像のような凝縮感はないが、最前席で聴いてみたい気になる。
こちらは本家レディオヘッドが唱うクリープ。今まで名曲だと思っていたのに、ヘイリー・ラインハルトを聴いてからは、何というかあっさりしていて物足りない。でも途中でギターがガガッと鳴るところは今聴いてもカッコいい。ところでレディオヘッドってクリープだけの一発屋と思っていたら、今回調べてみるとまだ活動してビックリ。もうすっかりロックやポップスには疎くなってしまっている。
ちなみにCreepはコーヒーにいれるCreapではなくて、陰気な、ウジ虫野郎、キモイ奴などの意味。歌詞の和訳は検索すればいろいろあるが、とりあえずここにリンクしておく。ロックにはよくある内面的な歌詞で、もっとわかりやすくいえばイタい内容で、日本語だと歌にするのは難しい内容かも。
PMJもヘイリー・ラインハルトもYou Tubeに動画がたくさんある。
興味があったら検索してみてちょうだい。
貼り付けたYou Tubeの画像をクリックして音楽を聴いてみて。
どう?
ガツンときた人、ビビッと電流が走った人、魂を抜かれた人、ボーカルの女性に惚れちゃった人、思わず3回以上再生した人は続きを読んでちょうだい。
演奏しているのはPostmodern Jukebox(ポストモダン・ジュークボックス:略してPMJ)。ロックやポップスの曲をレトロなジャズ風にアレンジするバンド。なんとレディ・ガガの曲でも1920年代風にしちゃうのがすごい。曲だけじゃなくてビジュアル面でも雰囲気を再現している。ピアノを弾いているのがリーダーのスコット・ブラッドリー。
ボーカルはPMJのメンバーじゃなくて曲ごとにゲストを迎えるスタイルみたい。この彼女の名前はHaley Reinhart(ヘイリー・ラインハルト)。現在25歳のアメリカ人。なんとアイドル・オーディション番組出身。どこかの国のアイドルとはずいぶんレベルが違うわ。
歌われているのはRadiohead(レディオヘッド)というイギリスのロックバンドが、1993年にヒットさせたCreep(クリープ)という曲。バンドや曲名は知らなくても何となく耳に覚えがある人は多いはず。ロックの名曲の1つで数多くのミュージシャンがカバーソングを出している。
はい、ここでまたクリックして
ジャジーな雰囲気に酔い浸りましょう(^^ゞ
しばらく前に偶然見つけて、出だしの3秒で一生忘れられない曲になった。多少は音楽に詳しい人に話しても「PMJ?何それ?」な反応ばかりだったので、今回ブログで紹介したしだい。
それにしてもヘイリー・ラインハルトは歌も上手だけれど、まだ若いのにビミョーな美人度合いの「おばちゃん顔」がたまりませんな(^^ゞ ロックやポップスの名曲を集めて、彼女がこんな雰囲気のジャズボーカル・アルバムを出していたら絶対に買う。しかしPMJとはよく共演しているようであるが、別にジャズボーカルが活動のメインではない模様。
この曲でヘイリー・ラインハルトのボーカルが素晴らしいのは間違いないものの、やはり演奏の雰囲気も大事なようで。別のバンド?で同じクリープを歌ったこちらのバージョンは、歌い方は同じなのに「なかなかね」程度の印象しか受けない。
お口直しにPMJをバックにクリープを歌うヘイリー・ラインハルトをもう1つ。ライブ風景なので最初の映像のような凝縮感はないが、最前席で聴いてみたい気になる。
こちらは本家レディオヘッドが唱うクリープ。今まで名曲だと思っていたのに、ヘイリー・ラインハルトを聴いてからは、何というかあっさりしていて物足りない。でも途中でギターがガガッと鳴るところは今聴いてもカッコいい。ところでレディオヘッドってクリープだけの一発屋と思っていたら、今回調べてみるとまだ活動してビックリ。もうすっかりロックやポップスには疎くなってしまっている。
ちなみにCreepはコーヒーにいれるCreapではなくて、陰気な、ウジ虫野郎、キモイ奴などの意味。歌詞の和訳は検索すればいろいろあるが、とりあえずここにリンクしておく。ロックにはよくある内面的な歌詞で、もっとわかりやすくいえばイタい内容で、日本語だと歌にするのは難しい内容かも。
PMJもヘイリー・ラインハルトもYou Tubeに動画がたくさんある。
興味があったら検索してみてちょうだい。
2016年04月16日
あけぼの山農業公園でチューリップ
今年のチューリップ・ツーリングは千葉県柏市にある「あけぼの山農業公園」に行ってきた。以前にもブラッと訪れたり、ヒマワリを見に来たこともある。過去のエントリーを見ると2012年の日付でそんなに前だったかと驚く。歳を取るわけだ(^^ゞ
前日の天気予報では晴れ時々曇りで昼間は晴天のはずだったのに、朝起きると空の色はかなりグレー。チューリップは青空の下で元気な姿を見たい。でも翌日は雨の予報で現在満開という情報だし。雨雲は出ていないようだったので昼を過ぎれば晴れるかもと期待して出発。
首都高6号線で都心を抜けて常磐自動車道の柏インターで降りる。そこからは国道16号〜県道7号と続く。公園の手前が少しややこしいが、以前と違って道順を示す立て看板がたくさん出ていた。
ところで自宅近くのセルフスタンドでガソリンを入れたのだけれど、給油ノズルのレバーを握ってもガソリンが出てこなかった。何度か握り直しても同じ。店員を呼んで彼がこちらに来る間にもう一度握ったら出てきた。そんなこともあるんだと初体験。
午後1時前に到着。渋滞がなかったので1時間半ほど。以前より臨時駐車場があちこちにできていた。でも人の歩いていない歩道の片隅に何台かバイクが駐めてあったのでそれに便乗。
オランダ風の風車がお出迎え。風車が動いているのを見たことがないし、だいたい風車の羽根が枠組みだけだから、たぶん回らないんだろう。
チューリップ畑に入るとこんな感じ。ベランダのチューリップもキレイに咲いているけれど、やっぱりこのボリュームや密集感はたまらないね。
少し高いところから。この2枚でだいたい全景をカバーしている。
そんなに広いわけじゃない。
でもこんな風に写真を撮ると延々チューリップが続いているように見える。
観光地の写真にはご用心(^^ゞ
風車とのツーショット。
青空じゃないのが恨めしい。
欲張ってチューリップを大きく写そうとすると風車のピントがぼける(/o\)
一部の畝にはこんなプラカード。
何年何組じゃなくて班単位なのはどうしてだろうと想像してみる。
すべてのチューリップの根本にはビオラが一緒に植えられていた。この組み合わせで植えるところも多い。ビオラはたぶん苗で植えるから、チューリップの球根を植えるより大変かも。ちなみにビオラとパンジーはスミレの仲間で、その区別は曖昧みたい。
基本的にチューリップと同じ色のビオラが植えられ、紫チューリップが青紫ビオラ、赤チューリップがワイン色ビオラの組み合わせだった。
でも大宮花の丘農林公苑で見たようなコントラストのある組み合わせのほうがキレイかも。
突然変異のチューリップ発見!
他にもないか探したが見つけられず。
花を大きくしかも密集した感じに撮るには倍率の高い望遠レンズで、遠くの景色を切り取るように撮影する。しかし私が持っているのは35ミリ換算(説明省略)で24mm〜105mm相当とあまり望遠タイプじゃない。それでデジタルズームで拡大して撮ることを思いつく。
デジタルズーム2.5倍。だから262mmの望遠レンズ相当。
花が大きくかつ密集感があっても何となくノッペリした写真。
画像自体は荒くなっていることはないのだが。
こちらはデジタルズームなしで105ミリ相当。
較べると立体感がずいぶんと違う。デジタルズームはちょっと期待はずれだった。
このチューリップ畑は1.2ヘクタールで16万球が植えられている。ボリューム的には満足したものの、植えられているのが赤、白、黄色、オレンジ、ピンク、紫の6種類だけ。ベーシックな品種のみで花の形のバリエーションもなく、だからとても単調な印象。正直にいうとつまらない。ベランダでいろいろな種類を育てているし、あちこちにチューリップを見に行って目が肥えてしまったのかもしれない。写真を整理してアップで撮ったものがなかったのは自分でも驚いた。
ちなみに私が見に行った中で一番キレイだったのは昭和記念公園かな。植えられている風景込みでの評価。僅差の2位はひたち海浜公園。ただしここはネモフィラが圧巻なので、それをセットで評価すれば断トツの1位になる。第3位は自宅のベランダということにしておこう(^^ゞ
あけぼの山農業公園にいたのは1時間くらい。帰りに利根川を見ようと思いつく。公園からは1キロ程度である。県道47号線で新大利根橋というのを目指したが、川の手前で土手のほうに降りられるような脇道はなかった。仕方なくそのまま橋を渡る。それでわかったのが、土手と土手の間がとても広く、水が流れている川幅はその1/4くらいの面積なので、もし川沿いを走れたとしても川は見えないということ。目論見失敗。
橋を渡ってUターンして戻ってくると、利根川の土手の手前が広い畑になっていて農道が貫いていることを発見。帰りはそこを通ってきた。畑に一直線に延びる農道を走るととてもツーリング気分。ただし対向車は多いしセンターラインもないので少し緊張する。あけぼの山農業公園はこのルートを推奨しているようで「あけぼの山農業公園帰路」という立て看板がたくさん配置されていた。
やがて常磐自動車道と農道は交差し、高速道路沿いに南下して柏インターまで戻る。そこにも要所要所に「あけぼの山農業公園帰路」の立て看板があり迷うことはない。信号はまったくないので、往きの国道〜県道ルートの半分くらいの時間で柏インターについたと思う。次に来る時があれば、往きもこのルートを使おう。
午後3時半頃帰宅で走行約120キロ。この時間帯だから帰りも渋滞なしで快走。バラエティ感に物足りなさはあったが、今年も広いチューリップ畑を見られてよかった。カラフルな原色がワーッと飛び込んできてまだ目に残っている感じ。
前日の天気予報では晴れ時々曇りで昼間は晴天のはずだったのに、朝起きると空の色はかなりグレー。チューリップは青空の下で元気な姿を見たい。でも翌日は雨の予報で現在満開という情報だし。雨雲は出ていないようだったので昼を過ぎれば晴れるかもと期待して出発。
首都高6号線で都心を抜けて常磐自動車道の柏インターで降りる。そこからは国道16号〜県道7号と続く。公園の手前が少しややこしいが、以前と違って道順を示す立て看板がたくさん出ていた。
ところで自宅近くのセルフスタンドでガソリンを入れたのだけれど、給油ノズルのレバーを握ってもガソリンが出てこなかった。何度か握り直しても同じ。店員を呼んで彼がこちらに来る間にもう一度握ったら出てきた。そんなこともあるんだと初体験。
午後1時前に到着。渋滞がなかったので1時間半ほど。以前より臨時駐車場があちこちにできていた。でも人の歩いていない歩道の片隅に何台かバイクが駐めてあったのでそれに便乗。
オランダ風の風車がお出迎え。風車が動いているのを見たことがないし、だいたい風車の羽根が枠組みだけだから、たぶん回らないんだろう。
チューリップ畑に入るとこんな感じ。ベランダのチューリップもキレイに咲いているけれど、やっぱりこのボリュームや密集感はたまらないね。
少し高いところから。この2枚でだいたい全景をカバーしている。
そんなに広いわけじゃない。
でもこんな風に写真を撮ると延々チューリップが続いているように見える。
観光地の写真にはご用心(^^ゞ
風車とのツーショット。
青空じゃないのが恨めしい。
欲張ってチューリップを大きく写そうとすると風車のピントがぼける(/o\)
一部の畝にはこんなプラカード。
何年何組じゃなくて班単位なのはどうしてだろうと想像してみる。
すべてのチューリップの根本にはビオラが一緒に植えられていた。この組み合わせで植えるところも多い。ビオラはたぶん苗で植えるから、チューリップの球根を植えるより大変かも。ちなみにビオラとパンジーはスミレの仲間で、その区別は曖昧みたい。
基本的にチューリップと同じ色のビオラが植えられ、紫チューリップが青紫ビオラ、赤チューリップがワイン色ビオラの組み合わせだった。
でも大宮花の丘農林公苑で見たようなコントラストのある組み合わせのほうがキレイかも。
突然変異のチューリップ発見!
他にもないか探したが見つけられず。
花を大きくしかも密集した感じに撮るには倍率の高い望遠レンズで、遠くの景色を切り取るように撮影する。しかし私が持っているのは35ミリ換算(説明省略)で24mm〜105mm相当とあまり望遠タイプじゃない。それでデジタルズームで拡大して撮ることを思いつく。
デジタルズーム2.5倍。だから262mmの望遠レンズ相当。
花が大きくかつ密集感があっても何となくノッペリした写真。
画像自体は荒くなっていることはないのだが。
こちらはデジタルズームなしで105ミリ相当。
較べると立体感がずいぶんと違う。デジタルズームはちょっと期待はずれだった。
このチューリップ畑は1.2ヘクタールで16万球が植えられている。ボリューム的には満足したものの、植えられているのが赤、白、黄色、オレンジ、ピンク、紫の6種類だけ。ベーシックな品種のみで花の形のバリエーションもなく、だからとても単調な印象。正直にいうとつまらない。ベランダでいろいろな種類を育てているし、あちこちにチューリップを見に行って目が肥えてしまったのかもしれない。写真を整理してアップで撮ったものがなかったのは自分でも驚いた。
ちなみに私が見に行った中で一番キレイだったのは昭和記念公園かな。植えられている風景込みでの評価。僅差の2位はひたち海浜公園。ただしここはネモフィラが圧巻なので、それをセットで評価すれば断トツの1位になる。第3位は自宅のベランダということにしておこう(^^ゞ
あけぼの山農業公園にいたのは1時間くらい。帰りに利根川を見ようと思いつく。公園からは1キロ程度である。県道47号線で新大利根橋というのを目指したが、川の手前で土手のほうに降りられるような脇道はなかった。仕方なくそのまま橋を渡る。それでわかったのが、土手と土手の間がとても広く、水が流れている川幅はその1/4くらいの面積なので、もし川沿いを走れたとしても川は見えないということ。目論見失敗。
橋を渡ってUターンして戻ってくると、利根川の土手の手前が広い畑になっていて農道が貫いていることを発見。帰りはそこを通ってきた。畑に一直線に延びる農道を走るととてもツーリング気分。ただし対向車は多いしセンターラインもないので少し緊張する。あけぼの山農業公園はこのルートを推奨しているようで「あけぼの山農業公園帰路」という立て看板がたくさん配置されていた。
やがて常磐自動車道と農道は交差し、高速道路沿いに南下して柏インターまで戻る。そこにも要所要所に「あけぼの山農業公園帰路」の立て看板があり迷うことはない。信号はまったくないので、往きの国道〜県道ルートの半分くらいの時間で柏インターについたと思う。次に来る時があれば、往きもこのルートを使おう。
午後3時半頃帰宅で走行約120キロ。この時間帯だから帰りも渋滞なしで快走。バラエティ感に物足りなさはあったが、今年も広いチューリップ畑を見られてよかった。カラフルな原色がワーッと飛び込んできてまだ目に残っている感じ。
2016年04月15日
杉山美術館 J.トレンツ・リャド その3
前回のエントリーを読んで、私が25年前に感じたような印象を持ってくれる人が何人かでもいたらうれしい。実はトレンツ・リャドはマイナーな画家だし、美術界からはあまり高く評価されていない。
どれくらいマイナーかというと、グーグルでモネを検索すると741万件ヒットするのに、トレンツ・リャドだと3万3400件。その比率はわずか0.5%である。ウィキペディアにトレンツ・リャドのページはない。悲しいことにスペインの画家カテゴリーのページにすら載っていない(/o\)
ところで現代の画家には(といってもかなり以前から)、絵だけを描いて売る人と、その(複製)版画も作って売る人がいる。この版画とは絵を写真に撮って、それをリトグラフやシルクスクリーンといった印刷方法で刷ったものである。それは複製であり印刷物には違いないのだが、印刷の仕方が凝っていてインクの発色や紙へののり方に味わいがあるし、限定枚数しか刷らないので、普通の印刷で大量に制作するポスターとは区別して版画と美術業界では呼んでいる。
ここでいう版画の印刷方法やその位置づけはとても複雑で簡単には説明できないので、とりあえずイモ版や浮世絵などの彫って刷る版画と違って、高級印刷のポスターというような理解をして欲しい。
トレンツ・リャドが日本に紹介されたのはバブル経済まっただ中の頃。当時はリトグラフやシルクスクリーンの版画ブームだった。イルカ絵のラッセンや、ヒロ・ヤマガタなんかの名前が記憶にある人も多いと思う。そのブームに乗ってトレンツ・リャドの版画も大量に刷って売られた。一説によるとバブル期だけで5万枚ほどが日本だけで売れたらしい。当時の価格は覚えていないし調べてもわからなかったものの、仮に100万円で5万枚としたら500億円のビックビジネスである。単価はもっと高かったかもしれない。
やがてバブルがはじけると爆発的に売れていた画家には「インテリアアート」の烙印が押されるようになる。これには美術館に展示するような作品ではなく、せいぜい家の中でインテリアとして飾る程度の絵との軽蔑の意味が込められている。またインテリアアートの版画はキャッチセールスで、強引にローンを組ませて購入させるなどの悪徳手法も多かった。トレンツ・リャドの総代理店はまともな会社のようだが、2次画商〜3次画商と販路が広がっていくうちに、まともじゃないところも扱っていた可能性はある。
そんなこんなでトレンツ・リャドは正当に評価されていないのである。実際、今でもトレンツ・リャドをネットで調べると、版画を扱うお店が検索ページにズラーッと並ぶ。現在の版画価格は20〜30万円あたり。まあラッセンやヒロ・ヤマガタと較べればトレンツ・リャドはマイナーだったから値下がり率は少ないほうだろうが。ところで彼の版画がたくさん売れたのに知名度が低いのは矛盾する。たぶんバブル当時に買った人は、絵を気に入っていたとしても、基本的に「資産価値」に期待していたのだから、その夢がしぼんだと同時に画家のことも忘れてしまったのだろう。
というわけでトレンツ・リャドの評価が低いのは、デビューとバブルが重なり作品の売られ方に問題があったからと推察している。しかし2つ前のエントリーに書いたように私が彼を知ったのは、その版画を売るための新聞チラシだったのである。あのチラシを見なかったら彼を知らなかった可能性もある。そう考えると心境は複雑。私自身は世間の評価を気にしたり影響されたりはしないつもり。美術史に残る巨匠達と同じレベルの才能があると思うし、最も好きな画家の1人であることに変わりはない。ただファンとして残念だし、多くの人が知らないのはもったいないと思うのである。
日本で知名度があるとはいえないトレンツ・リャドは、国際的には本国スペインを除くともっと知られていないようである。なぜかというと日本以外のネット検索をしても、ほとんどがスペイン語のページだからである。スペインで頭角を現した頃に日本の画商に出会った〜日本で成功したので海外活動は日本が中心になった〜その後すぐに亡くなり、版画じゃないオリジナルの作品の多くも日本で売ってしまっていたので、他の国で紹介される機会を失ってしまったーーーんじゃないかなと思っている。深く調べたわけではないし、あくまで想像だが。ちなみにウィキペディアにトレンツ・リャドのページがあるのはスペイン語版だけである。
いずれトレンツ・リャドが再評価される時代が来ると信じている。しかし多くの人が見られる作品そのものががないんじゃ、その日は遠いかも(/o\) 彼が住んでいたスペインのマヨルカ島にある邸宅は素敵な雰囲気のトレンツ・リャド美術館になっていたのに、5年ほど前に財政難で閉鎖されたらしい(/o\)(/o\)
なんか暗い話題ばかりになってしまった。
1つ前のエントリーに戻って彼の絵を見て元気になってちょうだい。
話を杉山美術館に戻すと2階の展示室は40畳くらいの広さだったと思う。私が訪れた時に他の客はいなくて受付の女性が1人いただけ。最初は絵を見ている私を見られている気がして緊張したが、しばらくしたら自然と彼女とトレンツ・リャドについての話をするようになった。
そのうちオーナーの杉山氏も展示室にやってきた。自分のコレクションを公開するために美術館を建てるなんて、どんなにセレブでアーティスティックな人かと思っていたら、とても温厚で気さくな普通のオッサンだった(^^ゞ そんなに長く話したわけではないものの、言葉の端々からトレンツ・リャド愛がひしひしと伝わってくる。もちろんそうでなければ美術館を建てるなんて酔狂な芸当はできないが。日本での売られ方が作品評価の足を引っ張っている点については私と同じ意見だったよう。それでも熱烈なファンが全国各地から美術館を訪れているそうだ。
ところでバブル期に日本で売られたトレンツ・リャドの原画は500枚近くだと聞いたことがある。(原画:普通に表現すれば絵であるが、それを版画でたくさん複製したのでオリジナルの絵を原画と呼ぶ)杉山氏がどれだけリッチなのかはわからないが、是非それらを買い占めて美術館の規模を2倍3倍いや10倍と大きくしていただきたい。
杉山美術館にはトレンツ・リャドだけじゃなくベルナール・ガントナー(あまりよく知らない)や私の好きな藤田嗣治の作品も展示されている。でもこの日は目にトレンツ・リャドを焼き付けたかったので一通り眺めた程度。彼の絵はチラシで見た(当時は3ヶ月に1回位の割合で新聞に折り込まれていた)以外は、デパートの展覧会か即売会のようなところで版画を見たことがあった程度。最初のエントリーにも書いたように名前すら忘れていたのに、25年経ってオリジナルの作品を見られて幸せだった。
少しでも絵に関心のある人にはぜひ杉山美術館を訪れることをお勧めする。休館日がやたら多いのが不便だけれど、ひょっとしたらトレンツ・リャドの絵を見られるのは世界でここだけかもしれないので、見せて貰えるだけで感謝すべき。とりあえずゴールデンウイークはずっとお休みです!
帰りは若洲海浜公園で久し振りにゲートブリッジを眺める。
毎度おなじみの光景だけれど、
貸し釣り竿店ができていた。
デイキャンプ場はかなりの賑わい。
そろそろ終わりのサクラと
まだ咲き始めのツツジを見て帰宅。
走行70キロと江戸川区まで行っただけなのに、前回ツーリングの中川やしおフラワーパークより距離が伸びていてビックリ。ゲートブリッジで東京湾を渡っていくとかなり遠回りになると改めて実感。
おしまい
どれくらいマイナーかというと、グーグルでモネを検索すると741万件ヒットするのに、トレンツ・リャドだと3万3400件。その比率はわずか0.5%である。ウィキペディアにトレンツ・リャドのページはない。悲しいことにスペインの画家カテゴリーのページにすら載っていない(/o\)
ところで現代の画家には(といってもかなり以前から)、絵だけを描いて売る人と、その(複製)版画も作って売る人がいる。この版画とは絵を写真に撮って、それをリトグラフやシルクスクリーンといった印刷方法で刷ったものである。それは複製であり印刷物には違いないのだが、印刷の仕方が凝っていてインクの発色や紙へののり方に味わいがあるし、限定枚数しか刷らないので、普通の印刷で大量に制作するポスターとは区別して版画と美術業界では呼んでいる。
ここでいう版画の印刷方法やその位置づけはとても複雑で簡単には説明できないので、とりあえずイモ版や浮世絵などの彫って刷る版画と違って、高級印刷のポスターというような理解をして欲しい。
トレンツ・リャドが日本に紹介されたのはバブル経済まっただ中の頃。当時はリトグラフやシルクスクリーンの版画ブームだった。イルカ絵のラッセンや、ヒロ・ヤマガタなんかの名前が記憶にある人も多いと思う。そのブームに乗ってトレンツ・リャドの版画も大量に刷って売られた。一説によるとバブル期だけで5万枚ほどが日本だけで売れたらしい。当時の価格は覚えていないし調べてもわからなかったものの、仮に100万円で5万枚としたら500億円のビックビジネスである。単価はもっと高かったかもしれない。
やがてバブルがはじけると爆発的に売れていた画家には「インテリアアート」の烙印が押されるようになる。これには美術館に展示するような作品ではなく、せいぜい家の中でインテリアとして飾る程度の絵との軽蔑の意味が込められている。またインテリアアートの版画はキャッチセールスで、強引にローンを組ませて購入させるなどの悪徳手法も多かった。トレンツ・リャドの総代理店はまともな会社のようだが、2次画商〜3次画商と販路が広がっていくうちに、まともじゃないところも扱っていた可能性はある。
そんなこんなでトレンツ・リャドは正当に評価されていないのである。実際、今でもトレンツ・リャドをネットで調べると、版画を扱うお店が検索ページにズラーッと並ぶ。現在の版画価格は20〜30万円あたり。まあラッセンやヒロ・ヤマガタと較べればトレンツ・リャドはマイナーだったから値下がり率は少ないほうだろうが。ところで彼の版画がたくさん売れたのに知名度が低いのは矛盾する。たぶんバブル当時に買った人は、絵を気に入っていたとしても、基本的に「資産価値」に期待していたのだから、その夢がしぼんだと同時に画家のことも忘れてしまったのだろう。
というわけでトレンツ・リャドの評価が低いのは、デビューとバブルが重なり作品の売られ方に問題があったからと推察している。しかし2つ前のエントリーに書いたように私が彼を知ったのは、その版画を売るための新聞チラシだったのである。あのチラシを見なかったら彼を知らなかった可能性もある。そう考えると心境は複雑。私自身は世間の評価を気にしたり影響されたりはしないつもり。美術史に残る巨匠達と同じレベルの才能があると思うし、最も好きな画家の1人であることに変わりはない。ただファンとして残念だし、多くの人が知らないのはもったいないと思うのである。
日本で知名度があるとはいえないトレンツ・リャドは、国際的には本国スペインを除くともっと知られていないようである。なぜかというと日本以外のネット検索をしても、ほとんどがスペイン語のページだからである。スペインで頭角を現した頃に日本の画商に出会った〜日本で成功したので海外活動は日本が中心になった〜その後すぐに亡くなり、版画じゃないオリジナルの作品の多くも日本で売ってしまっていたので、他の国で紹介される機会を失ってしまったーーーんじゃないかなと思っている。深く調べたわけではないし、あくまで想像だが。ちなみにウィキペディアにトレンツ・リャドのページがあるのはスペイン語版だけである。
いずれトレンツ・リャドが再評価される時代が来ると信じている。しかし多くの人が見られる作品そのものががないんじゃ、その日は遠いかも(/o\) 彼が住んでいたスペインのマヨルカ島にある邸宅は素敵な雰囲気のトレンツ・リャド美術館になっていたのに、5年ほど前に財政難で閉鎖されたらしい(/o\)(/o\)
なんか暗い話題ばかりになってしまった。
1つ前のエントリーに戻って彼の絵を見て元気になってちょうだい。
話を杉山美術館に戻すと2階の展示室は40畳くらいの広さだったと思う。私が訪れた時に他の客はいなくて受付の女性が1人いただけ。最初は絵を見ている私を見られている気がして緊張したが、しばらくしたら自然と彼女とトレンツ・リャドについての話をするようになった。
そのうちオーナーの杉山氏も展示室にやってきた。自分のコレクションを公開するために美術館を建てるなんて、どんなにセレブでアーティスティックな人かと思っていたら、とても温厚で気さくな普通のオッサンだった(^^ゞ そんなに長く話したわけではないものの、言葉の端々からトレンツ・リャド愛がひしひしと伝わってくる。もちろんそうでなければ美術館を建てるなんて酔狂な芸当はできないが。日本での売られ方が作品評価の足を引っ張っている点については私と同じ意見だったよう。それでも熱烈なファンが全国各地から美術館を訪れているそうだ。
ところでバブル期に日本で売られたトレンツ・リャドの原画は500枚近くだと聞いたことがある。(原画:普通に表現すれば絵であるが、それを版画でたくさん複製したのでオリジナルの絵を原画と呼ぶ)杉山氏がどれだけリッチなのかはわからないが、是非それらを買い占めて美術館の規模を2倍3倍いや10倍と大きくしていただきたい。
杉山美術館にはトレンツ・リャドだけじゃなくベルナール・ガントナー(あまりよく知らない)や私の好きな藤田嗣治の作品も展示されている。でもこの日は目にトレンツ・リャドを焼き付けたかったので一通り眺めた程度。彼の絵はチラシで見た(当時は3ヶ月に1回位の割合で新聞に折り込まれていた)以外は、デパートの展覧会か即売会のようなところで版画を見たことがあった程度。最初のエントリーにも書いたように名前すら忘れていたのに、25年経ってオリジナルの作品を見られて幸せだった。
少しでも絵に関心のある人にはぜひ杉山美術館を訪れることをお勧めする。休館日がやたら多いのが不便だけれど、ひょっとしたらトレンツ・リャドの絵を見られるのは世界でここだけかもしれないので、見せて貰えるだけで感謝すべき。とりあえずゴールデンウイークはずっとお休みです!
帰りは若洲海浜公園で久し振りにゲートブリッジを眺める。
毎度おなじみの光景だけれど、
貸し釣り竿店ができていた。
デイキャンプ場はかなりの賑わい。
そろそろ終わりのサクラと
まだ咲き始めのツツジを見て帰宅。
走行70キロと江戸川区まで行っただけなのに、前回ツーリングの中川やしおフラワーパークより距離が伸びていてビックリ。ゲートブリッジで東京湾を渡っていくとかなり遠回りになると改めて実感。
おしまい
2016年04月13日
杉山美術館 J.トレンツ・リャド その2
杉山美術館は江戸川区の松島という場所にある。首都高で東京の真ん中を抜けていくのが近道。それじゃつまらないのでゲートブリッジで東京湾を横断して荒川沿いに北上するとした。荒川の土手から道路1本離れた都道308号線を走ると、所々に荒川へ注ぐ小さな川があり、その川沿いには桜が並んで咲いていてきれいだった。
また308号線沿いにもサクラは多数。この季節に外出すると本当にこの国はサクラでできていると実感する。おもしろいのはかなり葉桜になったサクラもあったのに、バイクで数分進むとまだ満開に近いサクラがあったりする。同じソメイヨシノだし、その程度の距離で気温や日当たりに違いがあるとは考えられない。サクラにもセッカチなのとノンビリしたのがいるのかな。
江戸川区役所と新小岩の駅の中間あたりに杉山美術館はある。ナビのデータには登録されていなかったので住所を打ち込んでおいた。ところで住所は江戸川区松島 3‐42‐1なのだが、なぜかナビでは3-42-8以上の数字しか打ち込めない。もうすっかり慣れて忘れていたが、このBMW純正ナビのアホぶりを久し振りに再確認。
ともかくナビの案内に従って308号線から住宅街に進入。当然そこは松島 3‐42‐1ではなく、適当にこっちの方向かなと思ったところに走ったら杉山美術館にたどり着いた。ハイテクのお世話にならなくても野生の勘はまだ健在。
杉山美術館は見てわかるようにごく普通の住宅である。1階がオーナーの杉山氏が経営する社会保険労務士の事務所で2階が美術館になっている。住居としては使っていないようだし、2階右側にある細長い窓以外は窓のない出窓のような部分は、室内では絵を掛ける場所になっていたから、最初から美術館として建てられたのかもしれない。それなら何ゆえこの外観デザイン? (写真はホームページから借用)
ドアに鍵はかかっていないが、インターホンで来訪を告げる仕組み。玄関はまったく普通の住宅で靴を脱いでスリッパに履き替える。美術館じゃなくて人の家にお邪魔しているような気分。階段で2階に上がるのだが、階段から1階の事務所は丸見えである。平日に訪れたら職員さんが仕事をしている横を通り抜けることになる。忙しそうだったら気が引けるかも。
なお建物の隣りに(おそらく杉山氏所有の)貸し駐車場があってバイクはそこに駐めさせてもらった。
さていよいよ25年前にチラシを見て
胸をときめかせたトレンツ・リャドの作品と対面。
バガテルの湖
バガテルはパリにある公園の名前だと思う。
フローレス
スペイン語でフラワー。
プリンシパードの薔薇
プリンシパードはスペインの地名かな?
トレンツ・リャドはキャンパスにフレームを描く手法をよく使う。初めて彼の作品を知った時、まずこれにガツンとやられた。その理由を説明するのは難しいものの、斬新だったしとにかく気に入ったのである。作品によってはそのフレームから色彩や美しさがこぼれ出ていると感じられるものもある。
なお杉山美術館は現在、日本でトレンツ・リャドの原画を見られる(おそらく)唯一の美術館であるが、フローレスとプリンシパードの薔薇は原画ではなくシルクスクリーンなので、メインの場所ではなく受付の後ろの壁に掛けられていた。
倒れ木(静寂の湖水)
光と影
パソコン画面だとややラフなタッチの風景画に見えるはず。細部をかなり潰して描いている部分もある。でも少し絵から離れて眺めると、それが実にいい感じで、また不思議なことに全体として繊細に見えるのである。トレンツ・リャドはモネに通じるところもあって「20世紀最後の印象派」などとも呼ばれる。しかし私の解釈では印象派は「見た通りじゃなくて自分が受けた印象を描く」なんだけれど、トレンツ・リャドは「人に与える印象を考えて描いた絵」のように思える。
また最初の3枚と較べると、あまりに絵に溶け込んで気付かないが、この2枚にもフレームの手法が使われている。フレームを使うと絵が引き締まる効果もある。それをあざといという考えもあると思うが、私は全力で肯定する。フレームがどう影響しているかは別として、私がトレンツ・リャドを好きなのは、彼の絵がひたすらひたすらカッコいいからである。絵を見ればいろいろなことを感じるとしても、カッコいいと思う絵なんて他にはない。25年前に「今までに見たことがない・素晴らしいもの」だと感動したのはたぶんそういうことである。
トリニダット・カンピン嬢
トレンツ・リャドは風景画と肖像画ではまったく違う画風で描く。しかし肖像画も実にカッコいい構図で描くことに変わりはない。この作品はごくノーマルな構図なのに、塗りつぶしたように描いた部分がちょっとナゾ。儚いような謎めいているような不思議な作品。たぶんそれはカンピンちゃん自身の魅力なんだろう。最低でもこの絵より23歳を取っているはずだけれど一度お目にかかりたい(^^ゞ
展示されていたトレンツ・リャドの作品は10数点。
「隠された入江」というトレンツ・リャドワールド全開の素晴らしい作品もあったが、残念ながらネットで絵を見つけられなかった
トレンツ・リャドの作品をまとまって見られるところをリンクしておく。
Pinterest
シーマ・ファインアート
Jazz工房Nishimura
ーーー続く
また308号線沿いにもサクラは多数。この季節に外出すると本当にこの国はサクラでできていると実感する。おもしろいのはかなり葉桜になったサクラもあったのに、バイクで数分進むとまだ満開に近いサクラがあったりする。同じソメイヨシノだし、その程度の距離で気温や日当たりに違いがあるとは考えられない。サクラにもセッカチなのとノンビリしたのがいるのかな。
江戸川区役所と新小岩の駅の中間あたりに杉山美術館はある。ナビのデータには登録されていなかったので住所を打ち込んでおいた。ところで住所は江戸川区松島 3‐42‐1なのだが、なぜかナビでは3-42-8以上の数字しか打ち込めない。もうすっかり慣れて忘れていたが、このBMW純正ナビのアホぶりを久し振りに再確認。
ともかくナビの案内に従って308号線から住宅街に進入。当然そこは松島 3‐42‐1ではなく、適当にこっちの方向かなと思ったところに走ったら杉山美術館にたどり着いた。ハイテクのお世話にならなくても野生の勘はまだ健在。
杉山美術館は見てわかるようにごく普通の住宅である。1階がオーナーの杉山氏が経営する社会保険労務士の事務所で2階が美術館になっている。住居としては使っていないようだし、2階右側にある細長い窓以外は窓のない出窓のような部分は、室内では絵を掛ける場所になっていたから、最初から美術館として建てられたのかもしれない。それなら何ゆえこの外観デザイン? (写真はホームページから借用)
ドアに鍵はかかっていないが、インターホンで来訪を告げる仕組み。玄関はまったく普通の住宅で靴を脱いでスリッパに履き替える。美術館じゃなくて人の家にお邪魔しているような気分。階段で2階に上がるのだが、階段から1階の事務所は丸見えである。平日に訪れたら職員さんが仕事をしている横を通り抜けることになる。忙しそうだったら気が引けるかも。
なお建物の隣りに(おそらく杉山氏所有の)貸し駐車場があってバイクはそこに駐めさせてもらった。
さていよいよ25年前にチラシを見て
胸をときめかせたトレンツ・リャドの作品と対面。
バガテルの湖
バガテルはパリにある公園の名前だと思う。
フローレス
スペイン語でフラワー。
プリンシパードの薔薇
プリンシパードはスペインの地名かな?
トレンツ・リャドはキャンパスにフレームを描く手法をよく使う。初めて彼の作品を知った時、まずこれにガツンとやられた。その理由を説明するのは難しいものの、斬新だったしとにかく気に入ったのである。作品によってはそのフレームから色彩や美しさがこぼれ出ていると感じられるものもある。
なお杉山美術館は現在、日本でトレンツ・リャドの原画を見られる(おそらく)唯一の美術館であるが、フローレスとプリンシパードの薔薇は原画ではなくシルクスクリーンなので、メインの場所ではなく受付の後ろの壁に掛けられていた。
倒れ木(静寂の湖水)
光と影
パソコン画面だとややラフなタッチの風景画に見えるはず。細部をかなり潰して描いている部分もある。でも少し絵から離れて眺めると、それが実にいい感じで、また不思議なことに全体として繊細に見えるのである。トレンツ・リャドはモネに通じるところもあって「20世紀最後の印象派」などとも呼ばれる。しかし私の解釈では印象派は「見た通りじゃなくて自分が受けた印象を描く」なんだけれど、トレンツ・リャドは「人に与える印象を考えて描いた絵」のように思える。
また最初の3枚と較べると、あまりに絵に溶け込んで気付かないが、この2枚にもフレームの手法が使われている。フレームを使うと絵が引き締まる効果もある。それをあざといという考えもあると思うが、私は全力で肯定する。フレームがどう影響しているかは別として、私がトレンツ・リャドを好きなのは、彼の絵がひたすらひたすらカッコいいからである。絵を見ればいろいろなことを感じるとしても、カッコいいと思う絵なんて他にはない。25年前に「今までに見たことがない・素晴らしいもの」だと感動したのはたぶんそういうことである。
トリニダット・カンピン嬢
トレンツ・リャドは風景画と肖像画ではまったく違う画風で描く。しかし肖像画も実にカッコいい構図で描くことに変わりはない。この作品はごくノーマルな構図なのに、塗りつぶしたように描いた部分がちょっとナゾ。儚いような謎めいているような不思議な作品。たぶんそれはカンピンちゃん自身の魅力なんだろう。最低でもこの絵より23歳を取っているはずだけれど一度お目にかかりたい(^^ゞ
展示されていたトレンツ・リャドの作品は10数点。
「隠された入江」というトレンツ・リャドワールド全開の素晴らしい作品もあったが、残念ながらネットで絵を見つけられなかった
トレンツ・リャドの作品をまとまって見られるところをリンクしておく。
シーマ・ファインアート
Jazz工房Nishimura
ーーー続く
2016年04月11日
杉山美術館 J.トレンツ・リャド
話は1年少し前と、25年以上前に遡る。
去年の1月にブリヂストン美術館で開催されていたデ・クーニングの展覧会を見て、その後に常設展も見て回った。美術館の展覧会には2種類あって、あるテーマに沿ってあちこちから作品を借りてきて展示する企画展と、自前のコレクションだけで構成している常設展がある。たいていの場合は企画展のチケットを買うと常設展も見られる。
その時に初めて見たのがザオ・ウーキーという画家の絵。5〜6点が展示されていたように記憶しているが、一目見てグッと感じるものがあった。それは「今までに見たことがない素晴らしいもの」だけがもたらす感動であり興奮のようなもの。「今までに見たことがない」と「素晴らしいもの」が両立しているのが大事で、素晴らしくないものにはもちろん感動しないし、素晴らしいものでも今までに(本物じゃなくても)見たことがあったりする場合は、あるいは初めてでも何かに似ている作風なら、満足感はあっても感動するまでにはなかなかいたらない。
その時に見た1つはこの絵で、その他にザオ・ウーキーの作品はここでもいろいろ見られる。でも抽象画なのでパソコン画面の小さなサイズではまったくそのよさが伝わらない。ブリヂストン美術館で「ウ〜ン、ウ〜ン」と声にならない呻き声を出しながら、しばらく作品の前から離れられなかったのだけれど、この写真を見ても何も甦ってこないのが残念なところ。
ところで当時のブログを読み返してみると、不思議なことにザオ・ウーキーについて何も触れていない。あまりの感激に文章にできなかったーーーのではなくて、おそらくデ・クーニングとは別のエントリーにしようと思って、そのまま書くのを忘れてしまったような気がする(^^ゞ
さてザオ・ウーキーで「今までに見たことがない・素晴らしいもの」を見る喜びを感じながら、同時に、ずっと昔にも絵を見て同じような気持ちになった記憶がよみがえっていた。
それはバブル真っ盛りの1990年前後に見た画家の作品。どこかのギャラリーが、その作家のシルクスクリーンやリトグラフ(ちょっと手間のかかる印刷で作られた高級なポスター:印刷とはいえ100万円以上)を新聞チラシでよく宣伝していた。チラシといってもスーパーのチラシなどとは違い、しっかりした用紙で作られたパンフレットのようなもので雑誌レベルのクオリティはあった。
それを見て感動した気持ちと、それがどんな絵だったかはすぐに思い出せた。
しかし肝心の画家の名前がまったく思い出せなかった(/o\)
考えても考えても思い出せない。たいていの情報はネットで調べられるものの、何のキーワードもないのだから検索のしようもない。
それから数ヶ月。その画家のこともすっかり意識から消えていた。なにせザオ・ウーキーをブログに書き忘れるくらいである(^^ゞ しかしある時ふと「そうだ、あれはスペインの画家だった」と思い出す。なぜ意識もしていないことを突然に思い出すのか、いつもながら脳の働きはまことに不思議である。
1つでもキーワードがあればネット検索で何とかなる。
その画家の名前は
Joaquin Torrents Llado ホアキン・トレンツ・リャド
(ホアキンが名前でトレンツ・リャドが名字のようである)
画像検索で懐かしいトレンツ・リャドの絵を眺めながら「そうそう、この絵だ」とニヤニヤ。しかし、あれこれ調べていると1993年に亡くなっていると判明。名前も忘れていたくせに大きなショックを受ける。トレンツ・リャドは1946年生まれで47歳の時に心臓病で急死したようだ。私が彼の絵を知って「今までに見たことがない・素晴らしいもの」と感動してから、しばらく後に亡くなったことになる。
杉山美術館は江戸川区にあるトレンツ・リャドを常設で展示している美術館。といっても自分のコレクションを公開するために個人で運営されている小さな美術館で、週末は隔週でしかオープンしていない。トレンツ・リャドの名前を検索できた時にこの美術館も知ったが、なかなかタイミングが合わずに訪れる機会を持てずにいた。念願かなってようやく4月9日(土)に訪問。
ーーー続く
去年の1月にブリヂストン美術館で開催されていたデ・クーニングの展覧会を見て、その後に常設展も見て回った。美術館の展覧会には2種類あって、あるテーマに沿ってあちこちから作品を借りてきて展示する企画展と、自前のコレクションだけで構成している常設展がある。たいていの場合は企画展のチケットを買うと常設展も見られる。
その時に初めて見たのがザオ・ウーキーという画家の絵。5〜6点が展示されていたように記憶しているが、一目見てグッと感じるものがあった。それは「今までに見たことがない素晴らしいもの」だけがもたらす感動であり興奮のようなもの。「今までに見たことがない」と「素晴らしいもの」が両立しているのが大事で、素晴らしくないものにはもちろん感動しないし、素晴らしいものでも今までに(本物じゃなくても)見たことがあったりする場合は、あるいは初めてでも何かに似ている作風なら、満足感はあっても感動するまでにはなかなかいたらない。
その時に見た1つはこの絵で、その他にザオ・ウーキーの作品はここでもいろいろ見られる。でも抽象画なのでパソコン画面の小さなサイズではまったくそのよさが伝わらない。ブリヂストン美術館で「ウ〜ン、ウ〜ン」と声にならない呻き声を出しながら、しばらく作品の前から離れられなかったのだけれど、この写真を見ても何も甦ってこないのが残念なところ。
ところで当時のブログを読み返してみると、不思議なことにザオ・ウーキーについて何も触れていない。あまりの感激に文章にできなかったーーーのではなくて、おそらくデ・クーニングとは別のエントリーにしようと思って、そのまま書くのを忘れてしまったような気がする(^^ゞ
さてザオ・ウーキーで「今までに見たことがない・素晴らしいもの」を見る喜びを感じながら、同時に、ずっと昔にも絵を見て同じような気持ちになった記憶がよみがえっていた。
それはバブル真っ盛りの1990年前後に見た画家の作品。どこかのギャラリーが、その作家のシルクスクリーンやリトグラフ(ちょっと手間のかかる印刷で作られた高級なポスター:印刷とはいえ100万円以上)を新聞チラシでよく宣伝していた。チラシといってもスーパーのチラシなどとは違い、しっかりした用紙で作られたパンフレットのようなもので雑誌レベルのクオリティはあった。
それを見て感動した気持ちと、それがどんな絵だったかはすぐに思い出せた。
しかし肝心の画家の名前がまったく思い出せなかった(/o\)
考えても考えても思い出せない。たいていの情報はネットで調べられるものの、何のキーワードもないのだから検索のしようもない。
それから数ヶ月。その画家のこともすっかり意識から消えていた。なにせザオ・ウーキーをブログに書き忘れるくらいである(^^ゞ しかしある時ふと「そうだ、あれはスペインの画家だった」と思い出す。なぜ意識もしていないことを突然に思い出すのか、いつもながら脳の働きはまことに不思議である。
1つでもキーワードがあればネット検索で何とかなる。
その画家の名前は
Joaquin Torrents Llado ホアキン・トレンツ・リャド
(ホアキンが名前でトレンツ・リャドが名字のようである)
画像検索で懐かしいトレンツ・リャドの絵を眺めながら「そうそう、この絵だ」とニヤニヤ。しかし、あれこれ調べていると1993年に亡くなっていると判明。名前も忘れていたくせに大きなショックを受ける。トレンツ・リャドは1946年生まれで47歳の時に心臓病で急死したようだ。私が彼の絵を知って「今までに見たことがない・素晴らしいもの」と感動してから、しばらく後に亡くなったことになる。
杉山美術館は江戸川区にあるトレンツ・リャドを常設で展示している美術館。といっても自分のコレクションを公開するために個人で運営されている小さな美術館で、週末は隔週でしかオープンしていない。トレンツ・リャドの名前を検索できた時にこの美術館も知ったが、なかなかタイミングが合わずに訪れる機会を持てずにいた。念願かなってようやく4月9日(土)に訪問。
ーーー続く
2016年04月06日
半分満開になったチューリップ
3月29日に開花宣言したベランダのチューリップ。
1週間ほど経った現在はこんな感じ\(^o^)/
上の写真は昨日4月5日で、この日は寒くて曇っていた。
本日4月6日は晴れで暖かく、そうするととたんに花びらがガバーッと開く。
もっとわかりやすい箇所を。
チューリップは咲き始めると半日単位で様子が変わり、
昨日はみんな元気だったのに本日は傾いているものが出始める(/o\)
ちょっとより気味で2枚。
チューリップは背の低い花だから見おろすことになるけれど、雄しべ雌しべのある中心部より花の側面を愛でるもの。だからちょっと下から仰ぎ見たほうが美しい。
フリンジ(ギザギザ)のあるチューリップ。白い色はデジカメのオートフォーカスが機能しないので手動でピントを合わせたつもりだったが、それでちょっとボケてるかな。
今まで植えていたマーブル模様は何となく和風柄だったが、今年のはそうでもない。
曇っていると花の形はまとまっている。しかし晴れて日が射していたほうが、目で見ても写真でも透明感があってキレイ。あちらをたてれば、こちらがたたずなチューリップ。
ベランダ沿いに置いてあるプランターは、ひと鉢だけあまり咲いていない。
こちらはベランダ隅に、まとまって置いてあるプランター。
ということで今のところ半分満開な状態。
1週間ほど経った現在はこんな感じ\(^o^)/
上の写真は昨日4月5日で、この日は寒くて曇っていた。
本日4月6日は晴れで暖かく、そうするととたんに花びらがガバーッと開く。
もっとわかりやすい箇所を。
チューリップは咲き始めると半日単位で様子が変わり、
昨日はみんな元気だったのに本日は傾いているものが出始める(/o\)
ちょっとより気味で2枚。
チューリップは背の低い花だから見おろすことになるけれど、雄しべ雌しべのある中心部より花の側面を愛でるもの。だからちょっと下から仰ぎ見たほうが美しい。
フリンジ(ギザギザ)のあるチューリップ。白い色はデジカメのオートフォーカスが機能しないので手動でピントを合わせたつもりだったが、それでちょっとボケてるかな。
今まで植えていたマーブル模様は何となく和風柄だったが、今年のはそうでもない。
曇っていると花の形はまとまっている。しかし晴れて日が射していたほうが、目で見ても写真でも透明感があってキレイ。あちらをたてれば、こちらがたたずなチューリップ。
ベランダ沿いに置いてあるプランターは、ひと鉢だけあまり咲いていない。
こちらはベランダ隅に、まとまって置いてあるプランター。
ということで今のところ半分満開な状態。
2016年04月05日
サクラ散歩 その2
すずめのお宿緑地公園から少し歩くと碑文谷(ひもんや)八幡宮。
ここの参道のサクラもなかなか見事。
参道からさらに延びる道。視界の限りサクラが続いている。
これは緑道といって、昔は川や用水路が流れていたところを暗渠にして(川にフタをして)、その上が遊歩道になっている構造(写真真ん中は普通の車道で、遊歩道は左側部分)。緑道は目黒区や世田谷区の所々にある。もっとも住宅街の奥まったところにあるものなので、住んだことのない場所のことまでは知らないが。
ほんのりとサクラ色で上品な美しさ。
ツボミはもっと色が濃いのに、その色はどこにいってしまうのだろう。
緑道のサクラ並木に興味はあったが、自宅から離れてしまうのでサレジオ教会に戻る。
教会の手前に八重桜があった。まだほとんどがツボミの状態。
子供の頃、実家の庭に八重桜があったので今でも何となく親近感を持っている。
ブラブラ歩いていると白い大島桜とソメイヨシノが連なっているところがあった。でも梅や桃のピンクと違って、ソメイヨシノも白っぽい花なので紅白のメデタイ感じにはならず。
来た道とは違うルートで自宅に戻る。ここはサレジオ教会の前の道路と違って、両側からサクラのアーチになっている。
こんなところが数え切れないくらいある。だからサクラはわざわざ人で混んでいる名所に出かけずに、近所で手軽に楽しみましょうとなってしまう。ところでサクラが多いのはいいことだけれど、一方でどこもかしこもサクラだらけにしないで、梅や桃やもっと他の木も混ぜて植えたらよかったのにとも思う。
そんなことを考えながら歩いていたら、桃の花が咲いているお宅があった。
私の好きな白とピンクがミックスになった源平桃もあってラッキー。
最後は自宅隣のマンションのツツジ。
ツツジは道路脇に植えられている、ありきたりの木のイメージしか持っていなかった。というかほとんど関心がなかった。しかし2年前に「あしかがフラワーパーク」でツツジを見てその美しさに感激。それ以来、春になってツツジが咲くのが楽しみ。サクラ以上にどこにでもあるので、ツツジのシーズンは街を歩きながらニヤニヤしている(^^ゞ
iPhoneじゃなくてデジカメを持って散歩すると、せっかく持ってきたのだから何か撮ろうという気になるからか、普段よりいろいろなものが目につく。それが気分転換になるし、ただ歩いているより楽しい。
おしまい
ここの参道のサクラもなかなか見事。
参道からさらに延びる道。視界の限りサクラが続いている。
これは緑道といって、昔は川や用水路が流れていたところを暗渠にして(川にフタをして)、その上が遊歩道になっている構造(写真真ん中は普通の車道で、遊歩道は左側部分)。緑道は目黒区や世田谷区の所々にある。もっとも住宅街の奥まったところにあるものなので、住んだことのない場所のことまでは知らないが。
ほんのりとサクラ色で上品な美しさ。
ツボミはもっと色が濃いのに、その色はどこにいってしまうのだろう。
緑道のサクラ並木に興味はあったが、自宅から離れてしまうのでサレジオ教会に戻る。
教会の手前に八重桜があった。まだほとんどがツボミの状態。
子供の頃、実家の庭に八重桜があったので今でも何となく親近感を持っている。
ブラブラ歩いていると白い大島桜とソメイヨシノが連なっているところがあった。でも梅や桃のピンクと違って、ソメイヨシノも白っぽい花なので紅白のメデタイ感じにはならず。
来た道とは違うルートで自宅に戻る。ここはサレジオ教会の前の道路と違って、両側からサクラのアーチになっている。
こんなところが数え切れないくらいある。だからサクラはわざわざ人で混んでいる名所に出かけずに、近所で手軽に楽しみましょうとなってしまう。ところでサクラが多いのはいいことだけれど、一方でどこもかしこもサクラだらけにしないで、梅や桃やもっと他の木も混ぜて植えたらよかったのにとも思う。
そんなことを考えながら歩いていたら、桃の花が咲いているお宅があった。
私の好きな白とピンクがミックスになった源平桃もあってラッキー。
最後は自宅隣のマンションのツツジ。
ツツジは道路脇に植えられている、ありきたりの木のイメージしか持っていなかった。というかほとんど関心がなかった。しかし2年前に「あしかがフラワーパーク」でツツジを見てその美しさに感激。それ以来、春になってツツジが咲くのが楽しみ。サクラ以上にどこにでもあるので、ツツジのシーズンは街を歩きながらニヤニヤしている(^^ゞ
iPhoneじゃなくてデジカメを持って散歩すると、せっかく持ってきたのだから何か撮ろうという気になるからか、普段よりいろいろなものが目につく。それが気分転換になるし、ただ歩いているより楽しい。
おしまい
2016年04月03日
サクラ散歩
東京ではこの週末がサクラ満開なのに天気が今ひとつ。昨日はずっと曇りで、本日は朝にパラッときて午後からも曇り。バイクでツーリングに出かけようという気にはならない空模様。もっともバイクでソメイヨシノを見に出かけたことはない。理由は2つ。まずバイクだとお酒が飲めないから(^^ゞ それと他の花と違ってソメイヨシノは東京中に、つまりは自宅の周りにもたくさん咲いているから。という訳で本日は近所をぶらぶらと散歩。
マンションの宣伝みたいな写真になってしまったが、
自宅近くにはけっこう長いサクラ並木がある。
坂を下ったところにあるのは松田聖子や三浦カズの結婚式でも有名なサレジオ教会。
道路の名前にもなっている。
ここはサレジオ会が建てたからサレジオ教会。日本ではフランシスコ・ザビエルのイエズス会が有名だが、サレジオ会はイエズス会に次ぐ規模を持つカトリックの団体だそうだ。
サレジオ教会の前の交差点で。
本日わかったのは、
白に近いソメイヨシノは青空じゃないと写真がきれいじゃない(>_<)
街中で写真を撮ると電線だらけになる(>_<)
ずいぶん昔のことだが、私はこの交差点で信号待ちをしている時にオカマを掘られたことがある。何事もなかったのは、きっとイエス・キリストのご加護に違いない。
そのまま進むと環七と交差し、そこまでは登り坂。振り返って坂の上からの風景。クルマが途切れた時を狙って、道路の真ん中で写真を撮るのは結構スリリング。
サレジオ教会のすぐ近くにある「すずめのお宿緑地公園」
要約すると、昔このあたりは竹林で雀が多かった。
死後に自宅を寄付した人がいて、そこが公園になったという由来。
敷地の一角に古民家。
屋根が銅葺きに改修されているので遠目にはあまり古いものに見えないが、近づくとなかなかいい雰囲気。江戸時代中頃のものらしい。
公園の半分くらいを占める竹林。
タケノコはなさそう。
同じことを考える人が多いらしく(^^ゞ
ちなみに昭和初期まで、この付近はタケノコの特産地だったそうだ。
芸が細かいのが、竹を模した鉄製のフェンス。
公園と道路を挟んだところに空き地があって、そこにピンクの桜が咲いていた。
この空き地は何の表示もなく、今のところ正体不明。
名札はヒザクラ・ヨコハマと読めるが、正しくは横浜緋桜と語順が逆。
横浜の園芸家が作った品種とのこと。
緋寒桜のように濃いピンク色だが、花の開き方は普通のサクラに近い。
緋寒桜(ヒカンザクラ)は寒緋桜や緋桜ともいう。
ーーー続く
マンションの宣伝みたいな写真になってしまったが、
自宅近くにはけっこう長いサクラ並木がある。
坂を下ったところにあるのは松田聖子や三浦カズの結婚式でも有名なサレジオ教会。
道路の名前にもなっている。
ここはサレジオ会が建てたからサレジオ教会。日本ではフランシスコ・ザビエルのイエズス会が有名だが、サレジオ会はイエズス会に次ぐ規模を持つカトリックの団体だそうだ。
サレジオ教会の前の交差点で。
本日わかったのは、
白に近いソメイヨシノは青空じゃないと写真がきれいじゃない(>_<)
街中で写真を撮ると電線だらけになる(>_<)
ずいぶん昔のことだが、私はこの交差点で信号待ちをしている時にオカマを掘られたことがある。何事もなかったのは、きっとイエス・キリストのご加護に違いない。
そのまま進むと環七と交差し、そこまでは登り坂。振り返って坂の上からの風景。クルマが途切れた時を狙って、道路の真ん中で写真を撮るのは結構スリリング。
サレジオ教会のすぐ近くにある「すずめのお宿緑地公園」
要約すると、昔このあたりは竹林で雀が多かった。
死後に自宅を寄付した人がいて、そこが公園になったという由来。
敷地の一角に古民家。
屋根が銅葺きに改修されているので遠目にはあまり古いものに見えないが、近づくとなかなかいい雰囲気。江戸時代中頃のものらしい。
公園の半分くらいを占める竹林。
タケノコはなさそう。
同じことを考える人が多いらしく(^^ゞ
ちなみに昭和初期まで、この付近はタケノコの特産地だったそうだ。
芸が細かいのが、竹を模した鉄製のフェンス。
公園と道路を挟んだところに空き地があって、そこにピンクの桜が咲いていた。
この空き地は何の表示もなく、今のところ正体不明。
名札はヒザクラ・ヨコハマと読めるが、正しくは横浜緋桜と語順が逆。
横浜の園芸家が作った品種とのこと。
緋寒桜のように濃いピンク色だが、花の開き方は普通のサクラに近い。
緋寒桜(ヒカンザクラ)は寒緋桜や緋桜ともいう。
ーーー続く
2016年04月01日
チューリップの開花宣言は3月29日
チューリップが開花に至る成長過程というのは(写真は2014年のもの)
まず葉に囲まれた中にツボミの子供のようなものができ、
やがてそれが成長して花びらに変わり、
そして茎が伸びて、
最後に茎が一気にグンと伸びて花が葉の高さより高くなって開花となる。つまりツボミが大きくなっても葉に囲まれているうちは花びらが開くスペースがないから、開花には茎が伸びる必要がある。
しかし今年は前回の観察日記で書いたように、
なぜかチューリップの背丈が低いので例年と様子が違う。
前回紹介した二頭身チューリップ。
3月23日の時点でツボミは花といっていい大きさになっている。
3月26日:ツボミの先端はまだほとんど閉じているのだが、
その大きさで葉を押しのけているように見える。
3月28日:ようやく葉から抜け出す。でもこの日はツボミはまだ閉じたまま。
3月29日:花びらが開いたので、この日を今年の開花日と認定。
3月30日:3月30日:ようやく茎の長さがまともになってきた。
なぜチューリップの背丈が伸びないのかわからないが、
なにはともあれ開花してメデタシ\(^o^)/
3月31日の様子。
この2〜3日は暖かいので成長も急ピッチ。
今のところ多いのは赤と黄色と紫系。
オレンジはまだ数が少ない。
白のフリンジもツボミを見せた。
でもやっぱり背が低いのが気になる。
これなんて一頭身(>_<)
全景。そこそこ賑やかになってきた。
まず葉に囲まれた中にツボミの子供のようなものができ、
やがてそれが成長して花びらに変わり、
そして茎が伸びて、
最後に茎が一気にグンと伸びて花が葉の高さより高くなって開花となる。つまりツボミが大きくなっても葉に囲まれているうちは花びらが開くスペースがないから、開花には茎が伸びる必要がある。
しかし今年は前回の観察日記で書いたように、
なぜかチューリップの背丈が低いので例年と様子が違う。
前回紹介した二頭身チューリップ。
3月23日の時点でツボミは花といっていい大きさになっている。
3月26日:ツボミの先端はまだほとんど閉じているのだが、
その大きさで葉を押しのけているように見える。
3月28日:ようやく葉から抜け出す。でもこの日はツボミはまだ閉じたまま。
3月29日:花びらが開いたので、この日を今年の開花日と認定。
3月30日:3月30日:ようやく茎の長さがまともになってきた。
なぜチューリップの背丈が伸びないのかわからないが、
なにはともあれ開花してメデタシ\(^o^)/
3月31日の様子。
この2〜3日は暖かいので成長も急ピッチ。
今のところ多いのは赤と黄色と紫系。
オレンジはまだ数が少ない。
白のフリンジもツボミを見せた。
でもやっぱり背が低いのが気になる。
これなんて一頭身(>_<)
全景。そこそこ賑やかになってきた。