2017年04月
2017年04月30日
東松山ぼたん園
ゴールデンウイークの高速道路は渋滞する。バイクは「スリヌケ」ができるからクルマよりは早く移動できる。それでも緊張感を強いられるし楽しいものでは決してない。それに私のバイクはミラーエクステンションというパーツで、バックミラーを少し外側に移動させてあるせいもあってスリヌケはあまり得意ではない。もっともバイクで得意なことって他にも特にないんだけれど。
というわけで、できるだけ近場の目的地を探す。ツツジでも見に行こうと考えたが、お目当てのところはまだ見頃にはなっていなかった。でもツツジをネットで調べているうちにボタン(牡丹)の情報を見つけ、埼玉県の東松山市にヨサゲなところを発見。そこは以前に紅葉を見に行った武蔵丘陵森林公園の近く。そして公園で今は何が咲いているのかをチェックしてみると、なんとルピナスやネモフィラが満開!なのでその2つを訪れるのが今回のツーリング。
ルートは関越自動車道で東松山インターまで。インターを降りて東松山ぼたん園までは5〜6キロ。ぼたん園から武蔵丘陵森林公園までも3〜4キロと現地はあまり走り回らないツーリングである。
出発は午前8時15分。この日の最高気温予想は26度。それに武蔵森林公園ではかなりの距離を歩く。というわけで革ジャンの下は、スポーツ用のピチピチ速乾アンダーウエア(半袖)にTシャツの重ね着で汗対策。ところで東名や第三京浜あるいは首都高の入口までは自宅からすぐだが、関越自動車道の入口である練馬インターはちょっと遠いのが難点。以前にクルマでインターまでが超渋滞で出かけるのを諦めたことがある。幸いこの日は渋滞もなくスムーズ。関越自動車道も東松山インターの手前で1キロほど渋滞していた程度だった。
ぼたん園まではナビまかせ。インターを降りて市役所の前などを通ったが東松山はかなりローカルな雰囲気である。そしてぼたん園に近づく頃には完全にカントリー道路。短い距離だったがツーリング気分を味わえた。
東松山ぼたん園到着は午前10時。道路を挟んだところにある駐車場にバイクを入れようとすると係員に、この入口から園内に入って奥のブランコの隣りに駐めろと言われる。そして中に入ったらエンジンは切ってくれと。写真ではわかりづらいが建物の前でも少し勾配がある。原付じゃないんだからバイクを押して動かすのはけっこう大変。それでエンジンをできるだけ回さないようにして、脚でバイクを漕いでいる振りをして奥に進んだのはナイショ。
バイクの駐車スペース。料金は掛からない。
売店の前を通って、
ぼたん園の入口へ。
入園料は500円。中生咲き牡丹が見頃と書かれているが、早咲きと遅咲きの間のことを園芸用語ではなぜか中生咲きという。チューナマではなく「ちゅうせい」あるいは「なかて」とも発音する。
まさに満開のボタンの花。こんなにたくさんの牡丹を見るのは初めて。
極端に密度が低く植えられている区画。これは次世代の花壇?
ここだけ日よけが掛けられている。日光に弱い品種?
でも他のボタンと花の姿に違いはないように思えたけれど。
奥にあった売店では野菜が売られていた。
藤の花は駐車場の隣の敷地に。
ツツジもきれい。
子供の遊び場が併設されている。
それでその前にある特設ステージ。観客席はなく、つまり遊具で遊んでいる子供にステージが向いている。この時はまだリハーサル中だったが、ちょっと大人っぽい感じの女性ヴォーカル。何かちぐはぐな感じ。
位置関係の写真。
園内はこんなふうに通路でいくつかのブロックに区切られている。その中に入って奥にあるボタンを間近で見られないのが残念。
園内を見渡せる展望台のような物はなく、たくさんの花を写真に収められるのは、ところどころの緩い斜面で。
黄色のボタンは数えるほどしか咲いていなかった。聞こえてきた見物客の会話では黄色は遅咲きらしい。ちなみに遅咲きの園芸用語は晩成。発音は「ばんせい」または「おくて」である。もう死語に近いが「あの子はオクテ」というのはそれに由来する言葉。その場合は奥手とも書く。
アップでいろいろ。まずはピンク。
ところでボタンの花は手を広げたくらいのサイズでかなり大きい。それで風が吹くと花がゆったりと揺れてクシュッと閉じたような状態になる。それが意外と見飽きない。
真ん中がピンクで周りが白いボタン。
赤と白で、赤がメイン。
赤と白で、白がメイン。
赤とピンク。
白。
濃い紫。
薄い紫。
光沢のある赤。
光沢のない赤。
花びらが細いボタン。
他にもあったが、例によってピンぼけ写真も多くーーー。
ところで「立てば芍薬(シャクヤク)座れば牡丹(ボタン)歩く姿は百合の花」という言葉がある。しかしシャクヤクとボタンの花はとてもよく似ている。どちらもボタン科・ボタン属で、シャクヤクが草でボタンが木というちがいはあるものの、欧米では両者を区別していないくらい。英語ではどちらもpeony(ピオニー)。このぼたん園ではシャクヤクも植えられているらしい。時期的にまだ咲いていないと思うが、もしブログに載せた写真にシャクヤクが混ざっていたら気付かなかったことにして(^^ゞ
ーーー続く
というわけで、できるだけ近場の目的地を探す。ツツジでも見に行こうと考えたが、お目当てのところはまだ見頃にはなっていなかった。でもツツジをネットで調べているうちにボタン(牡丹)の情報を見つけ、埼玉県の東松山市にヨサゲなところを発見。そこは以前に紅葉を見に行った武蔵丘陵森林公園の近く。そして公園で今は何が咲いているのかをチェックしてみると、なんとルピナスやネモフィラが満開!なのでその2つを訪れるのが今回のツーリング。
ルートは関越自動車道で東松山インターまで。インターを降りて東松山ぼたん園までは5〜6キロ。ぼたん園から武蔵丘陵森林公園までも3〜4キロと現地はあまり走り回らないツーリングである。
出発は午前8時15分。この日の最高気温予想は26度。それに武蔵森林公園ではかなりの距離を歩く。というわけで革ジャンの下は、スポーツ用のピチピチ速乾アンダーウエア(半袖)にTシャツの重ね着で汗対策。ところで東名や第三京浜あるいは首都高の入口までは自宅からすぐだが、関越自動車道の入口である練馬インターはちょっと遠いのが難点。以前にクルマでインターまでが超渋滞で出かけるのを諦めたことがある。幸いこの日は渋滞もなくスムーズ。関越自動車道も東松山インターの手前で1キロほど渋滞していた程度だった。
ぼたん園まではナビまかせ。インターを降りて市役所の前などを通ったが東松山はかなりローカルな雰囲気である。そしてぼたん園に近づく頃には完全にカントリー道路。短い距離だったがツーリング気分を味わえた。
東松山ぼたん園到着は午前10時。道路を挟んだところにある駐車場にバイクを入れようとすると係員に、この入口から園内に入って奥のブランコの隣りに駐めろと言われる。そして中に入ったらエンジンは切ってくれと。写真ではわかりづらいが建物の前でも少し勾配がある。原付じゃないんだからバイクを押して動かすのはけっこう大変。それでエンジンをできるだけ回さないようにして、脚でバイクを漕いでいる振りをして奥に進んだのはナイショ。
バイクの駐車スペース。料金は掛からない。
売店の前を通って、
ぼたん園の入口へ。
入園料は500円。中生咲き牡丹が見頃と書かれているが、早咲きと遅咲きの間のことを園芸用語ではなぜか中生咲きという。チューナマではなく「ちゅうせい」あるいは「なかて」とも発音する。
まさに満開のボタンの花。こんなにたくさんの牡丹を見るのは初めて。
極端に密度が低く植えられている区画。これは次世代の花壇?
ここだけ日よけが掛けられている。日光に弱い品種?
でも他のボタンと花の姿に違いはないように思えたけれど。
奥にあった売店では野菜が売られていた。
藤の花は駐車場の隣の敷地に。
ツツジもきれい。
子供の遊び場が併設されている。
それでその前にある特設ステージ。観客席はなく、つまり遊具で遊んでいる子供にステージが向いている。この時はまだリハーサル中だったが、ちょっと大人っぽい感じの女性ヴォーカル。何かちぐはぐな感じ。
位置関係の写真。
園内はこんなふうに通路でいくつかのブロックに区切られている。その中に入って奥にあるボタンを間近で見られないのが残念。
園内を見渡せる展望台のような物はなく、たくさんの花を写真に収められるのは、ところどころの緩い斜面で。
黄色のボタンは数えるほどしか咲いていなかった。聞こえてきた見物客の会話では黄色は遅咲きらしい。ちなみに遅咲きの園芸用語は晩成。発音は「ばんせい」または「おくて」である。もう死語に近いが「あの子はオクテ」というのはそれに由来する言葉。その場合は奥手とも書く。
アップでいろいろ。まずはピンク。
ところでボタンの花は手を広げたくらいのサイズでかなり大きい。それで風が吹くと花がゆったりと揺れてクシュッと閉じたような状態になる。それが意外と見飽きない。
真ん中がピンクで周りが白いボタン。
赤と白で、赤がメイン。
赤と白で、白がメイン。
赤とピンク。
白。
濃い紫。
薄い紫。
光沢のある赤。
光沢のない赤。
花びらが細いボタン。
他にもあったが、例によってピンぼけ写真も多くーーー。
ところで「立てば芍薬(シャクヤク)座れば牡丹(ボタン)歩く姿は百合の花」という言葉がある。しかしシャクヤクとボタンの花はとてもよく似ている。どちらもボタン科・ボタン属で、シャクヤクが草でボタンが木というちがいはあるものの、欧米では両者を区別していないくらい。英語ではどちらもpeony(ピオニー)。このぼたん園ではシャクヤクも植えられているらしい。時期的にまだ咲いていないと思うが、もしブログに載せた写真にシャクヤクが混ざっていたら気付かなかったことにして(^^ゞ
ーーー続く
2017年04月29日
朝霧高原 道の駅&フードパーク
タイトルは毎回変わっているが
過去3回アップした4月23日の桃花見〜富士山ツーリングの続き。
本栖湖で久し振りにじっくりと富士山を眺めた後、国道139号線沿いにある朝霧高原で道の駅に立ち寄った。
朝霧高原は富士山の西側に広がる高原。そのエリアのだいたいどこにいても富士山が見られる。また朝霧高原を通る139号線には何カ所か車寄せのようなものが設けられている。富士山を眺めるためにクルマを駐めるためのものだと思う。富士山と手前に広がる高原の緑の構図で写真を撮りたかったが、前回のエントリーで書いたように本栖湖を離れる頃から雲が多くなり富士山はお隠れに。
かなり規模の大きな道の駅。
バイクも多数。
店頭での野菜販売。
ついでに雲を被った富士山。
何か食べようとレストランに向かう。しかしお店の手前からショボイ雰囲気が漂っていたので足が止まる。 物産コーナーでも冷やかして帰ろうとすると、駐車場とは反対側、建物の奥に大きな出入り口があり「あさぎりフードパーク」コッチの案内。
それって何?と思って店外に出る。
フードパークというと飲食店がビッシリと建ち並んでいる場所をイメージする。ここはビックリするくらい広い敷地で店舗が見えないくらい。
どうも6件しか店舗がないみたいだ。
これはフードパークのホームページから拝借した店舗名の写真。
ホームページによると『食と自然が融合した、林の中の食品工房』をコンセプトに、食に携わる6社がコラボレートした「食の工房団地」ですーーーとのこと。また「地元農産物の加工はもちろん、最新技術を駆使した製造工程の公開や、見せる工房としての直販も行っております。また、子供から大人まで楽しめる、魅力ある体験プログラムをご用意しております」ーーーとある。いわゆる体験型を狙った商業施設なのだろう。
特別に興味を引かれた店舗はなかったが、
せっかく来たのだからとフードパークを散策。
しかしクルマでしか来られないところで日本酒とは(^^ゞ
お茶工房。最近はほぼ毎日飲んでいる抹茶を買おうと思って店内に入る。でも抹茶には力を入れていないみたいで1種類しかなかった。選ぶ楽しさがなかったので購入に至らず。試飲した普通の日本茶はおいしかった。
レストラン。営業時間外だった(/o\)
11時30分〜ラストオーダー14時30分。訪れたのは午後3時過ぎ。ビュッフェ・レストランというのはバイキング形式のレストランのようで、なぜかランチのみの営業。ちなみに70分で2200円。
こんな屋台のような場所があったので、そこでモッツァレラ・ピザを注文。
想像通りではあるけれどシンプルきわまりないチーズ焼き。チーズはおいしかったが、これで700円はちょっと高いかな。食べ終わってから少し先に、富士宮焼きそば500円の屋台を見つけてショック(/o\) ※ちなみに朝霧高原は富士宮市。
ピザ屋台はこの牛乳工房が出している。
牛乳を試飲。いつも飲んでいる牛乳とあまり違わなかったのでお買い上げはなし。もっと濃厚なものを期待していた。
道の駅の店内に戻ってハムとベーコンを買う。それぞれ835円。保冷剤30円も購入して合計1700円也。
ところでこのベーコン。自宅で切る時に気付いたのだが豚肉は輸入品やんけ!! まあ製造は自分たちでやっているみたいだけれど。そういえば売り場の看板で(2つ前の写真)朝霧特製と書かれているのはハムとソーセージだけだった(>_<) 厚切りにして焼くとおいしかったが何となく騙された気分。それに添加物もスーパーで売っているベーコン並み。
道の駅を出た後はそのまま139号線を南下して新富士インターから新東名に。139号線の一部に昔は有料道路だった区間があり、現在は自動車専用道路となっている。その区間で一般道と接続するところは今でも〇〇インターと名前がついている。
往きの中央自動車道はスムーズだったのに、帰りは御殿場を過ぎて東名に入ってから数カ所で長めの渋滞。のろのろ運転が続いて、ある地点で突然渋滞が解消されるのがいつもながら不思議。
走行340キロは、ほぼ1年振りとなる300キロ越え。帰宅は午後8時ちょっと過ぎでギリギリ12時間以内に収まった。さてゴールデンウイークはどこにツーリングしようかな。
おしまい
過去3回アップした4月23日の桃花見〜富士山ツーリングの続き。
本栖湖で久し振りにじっくりと富士山を眺めた後、国道139号線沿いにある朝霧高原で道の駅に立ち寄った。
朝霧高原は富士山の西側に広がる高原。そのエリアのだいたいどこにいても富士山が見られる。また朝霧高原を通る139号線には何カ所か車寄せのようなものが設けられている。富士山を眺めるためにクルマを駐めるためのものだと思う。富士山と手前に広がる高原の緑の構図で写真を撮りたかったが、前回のエントリーで書いたように本栖湖を離れる頃から雲が多くなり富士山はお隠れに。
かなり規模の大きな道の駅。
バイクも多数。
店頭での野菜販売。
ついでに雲を被った富士山。
何か食べようとレストランに向かう。しかしお店の手前からショボイ雰囲気が漂っていたので足が止まる。 物産コーナーでも冷やかして帰ろうとすると、駐車場とは反対側、建物の奥に大きな出入り口があり「あさぎりフードパーク」コッチの案内。
それって何?と思って店外に出る。
フードパークというと飲食店がビッシリと建ち並んでいる場所をイメージする。ここはビックリするくらい広い敷地で店舗が見えないくらい。
どうも6件しか店舗がないみたいだ。
これはフードパークのホームページから拝借した店舗名の写真。
ホームページによると『食と自然が融合した、林の中の食品工房』をコンセプトに、食に携わる6社がコラボレートした「食の工房団地」ですーーーとのこと。また「地元農産物の加工はもちろん、最新技術を駆使した製造工程の公開や、見せる工房としての直販も行っております。また、子供から大人まで楽しめる、魅力ある体験プログラムをご用意しております」ーーーとある。いわゆる体験型を狙った商業施設なのだろう。
特別に興味を引かれた店舗はなかったが、
せっかく来たのだからとフードパークを散策。
しかしクルマでしか来られないところで日本酒とは(^^ゞ
お茶工房。最近はほぼ毎日飲んでいる抹茶を買おうと思って店内に入る。でも抹茶には力を入れていないみたいで1種類しかなかった。選ぶ楽しさがなかったので購入に至らず。試飲した普通の日本茶はおいしかった。
レストラン。営業時間外だった(/o\)
11時30分〜ラストオーダー14時30分。訪れたのは午後3時過ぎ。ビュッフェ・レストランというのはバイキング形式のレストランのようで、なぜかランチのみの営業。ちなみに70分で2200円。
こんな屋台のような場所があったので、そこでモッツァレラ・ピザを注文。
想像通りではあるけれどシンプルきわまりないチーズ焼き。チーズはおいしかったが、これで700円はちょっと高いかな。食べ終わってから少し先に、富士宮焼きそば500円の屋台を見つけてショック(/o\) ※ちなみに朝霧高原は富士宮市。
ピザ屋台はこの牛乳工房が出している。
牛乳を試飲。いつも飲んでいる牛乳とあまり違わなかったのでお買い上げはなし。もっと濃厚なものを期待していた。
道の駅の店内に戻ってハムとベーコンを買う。それぞれ835円。保冷剤30円も購入して合計1700円也。
ところでこのベーコン。自宅で切る時に気付いたのだが豚肉は輸入品やんけ!! まあ製造は自分たちでやっているみたいだけれど。そういえば売り場の看板で(2つ前の写真)朝霧特製と書かれているのはハムとソーセージだけだった(>_<) 厚切りにして焼くとおいしかったが何となく騙された気分。それに添加物もスーパーで売っているベーコン並み。
道の駅を出た後はそのまま139号線を南下して新富士インターから新東名に。139号線の一部に昔は有料道路だった区間があり、現在は自動車専用道路となっている。その区間で一般道と接続するところは今でも〇〇インターと名前がついている。
往きの中央自動車道はスムーズだったのに、帰りは御殿場を過ぎて東名に入ってから数カ所で長めの渋滞。のろのろ運転が続いて、ある地点で突然渋滞が解消されるのがいつもながら不思議。
走行340キロは、ほぼ1年振りとなる300キロ越え。帰宅は午後8時ちょっと過ぎでギリギリ12時間以内に収まった。さてゴールデンウイークはどこにツーリングしようかな。
おしまい
2017年04月27日
桃の花見帰りに河口湖と本栖湖で富士山
釈迦堂遺跡博物館、一宮町の花見台、御坂路さくら公園の3箇所を回った後のプランは次の3つが頭にあった。
1)温泉に行ってマッタリする
2)河口湖から山中湖に抜け、道志みちでクネクネを楽しむ
3)河口湖と本栖湖で富士山を眺める
どれも捨てがたかったが、河口湖&本栖湖のプランを選択。御坂路さくら公園から137号線の旧道に戻り、しばらく走って137号本道に合流する。137号線は御坂みちと呼ばれ、河口湖の手前で旧御坂みち(県道708号)に分岐している。旧道は罰ゲーム並のクネクネなので、今回はそのまま137号線を走行。途中で新御坂トンネルという3キロ弱の長いトンネルをくぐる。
河口湖まで降りて美術館があるあたりで湖畔を散策しようと思っていたが、その付近は人出がとても多く道路も大渋滞していたので、そのままスルーして毎度おなじみの大石公園まで。到着は午後1時前。
チューリップと富士山。
アップでドン!
対岸の八木崎公園ではサクラがたくさん咲いているようだ。美術館周辺でもサクラがまとまって咲いているところがあったが、この大石公園のサクラはポツンポツンとある程度。
でも芝桜が見られたのでラッキー。大規模に植えられている芝桜のような迫力はないが、これはこれで可愛いものだ。
芝桜と菜の花とサクラ。
芝桜とチューリップ。
遊歩道の両側にたくさんの花が植えられている「花街道」は現在閉鎖中。
大石公園は湖畔沿いを歩くことはできないが、こういう水辺がいくつかある。
魚を釣っている人。他にも何人かいた。勝手に入れるのか入漁料のようなものが必要なのかどうかは知らないが、場所によっては富士山の写真を撮るのにジャマな存在。
この日は絵を描いている人もたくさんいた。
冬じゃなければいつ来ても何か咲いている大石公園は私の定番スポットのひとつ。
現地周辺のルートマップ。大石公園の後、西湖と精進湖はパスして本栖湖へ。この河口湖と西湖を結ぶ湖北ビューラインは景色のいい道路。
ところでこの日(4月23日)はマラソン大会だったようで走っている人がたくさんいた。ところどころ道幅が狭く歩道もないところでは、カーブを回った先にランナーがいてビックリすることも。なぜかたまに見かけるマラソン大会と較べてペースが遅いし、リュック等を背負っている人も多かった。
後で調べてみると「チャレンジ富士五湖ウルトラマラソン」という大会。それでそのコース設定は118キロ! 100キロ! 71キロ!の三種。そりゃ早く走れないはずだ。このマラソン大会は1991年から続いている由緒あるものらしい。
坂道を走るランナーに申し訳ない気持ちでアクセルを吹かし(^^ゞ本栖湖に到着。
ここはいつも本栖湖で写真を撮る場所の少し先にある中ノ倉峠というところ。正確にいうと峠道の下にある駐車場。1000円札の富士山はこの中ノ倉峠で撮影されたもの。
中ノ倉峠までは約30分ほどらしいが、かなり険しそうな登山道。断念というか最初から登るつもりはなかった。いいカメラに買い換えて、かつ湖面が逆さ富士になっている時に訪れたらチャレンジすることにしよう。
ということで駐車場からの富士山。ここからでも充分に美しい。富士五湖では本栖湖から見る富士山が一番好き。
この湖畔はそのうち歩いてみたい。
駐車場の下はキャンプ場になっている。
サクラ越しに富士山。
ちょうどいいタイミングで本栖湖に着いたようで、この後は雲が多くなって富士山が隠れるようになってしまった。
ーーー続く
1)温泉に行ってマッタリする
2)河口湖から山中湖に抜け、道志みちでクネクネを楽しむ
3)河口湖と本栖湖で富士山を眺める
どれも捨てがたかったが、河口湖&本栖湖のプランを選択。御坂路さくら公園から137号線の旧道に戻り、しばらく走って137号本道に合流する。137号線は御坂みちと呼ばれ、河口湖の手前で旧御坂みち(県道708号)に分岐している。旧道は罰ゲーム並のクネクネなので、今回はそのまま137号線を走行。途中で新御坂トンネルという3キロ弱の長いトンネルをくぐる。
河口湖まで降りて美術館があるあたりで湖畔を散策しようと思っていたが、その付近は人出がとても多く道路も大渋滞していたので、そのままスルーして毎度おなじみの大石公園まで。到着は午後1時前。
チューリップと富士山。
アップでドン!
対岸の八木崎公園ではサクラがたくさん咲いているようだ。美術館周辺でもサクラがまとまって咲いているところがあったが、この大石公園のサクラはポツンポツンとある程度。
でも芝桜が見られたのでラッキー。大規模に植えられている芝桜のような迫力はないが、これはこれで可愛いものだ。
芝桜と菜の花とサクラ。
芝桜とチューリップ。
遊歩道の両側にたくさんの花が植えられている「花街道」は現在閉鎖中。
大石公園は湖畔沿いを歩くことはできないが、こういう水辺がいくつかある。
魚を釣っている人。他にも何人かいた。勝手に入れるのか入漁料のようなものが必要なのかどうかは知らないが、場所によっては富士山の写真を撮るのにジャマな存在。
この日は絵を描いている人もたくさんいた。
冬じゃなければいつ来ても何か咲いている大石公園は私の定番スポットのひとつ。
現地周辺のルートマップ。大石公園の後、西湖と精進湖はパスして本栖湖へ。この河口湖と西湖を結ぶ湖北ビューラインは景色のいい道路。
ところでこの日(4月23日)はマラソン大会だったようで走っている人がたくさんいた。ところどころ道幅が狭く歩道もないところでは、カーブを回った先にランナーがいてビックリすることも。なぜかたまに見かけるマラソン大会と較べてペースが遅いし、リュック等を背負っている人も多かった。
後で調べてみると「チャレンジ富士五湖ウルトラマラソン」という大会。それでそのコース設定は118キロ! 100キロ! 71キロ!の三種。そりゃ早く走れないはずだ。このマラソン大会は1991年から続いている由緒あるものらしい。
坂道を走るランナーに申し訳ない気持ちでアクセルを吹かし(^^ゞ本栖湖に到着。
ここはいつも本栖湖で写真を撮る場所の少し先にある中ノ倉峠というところ。正確にいうと峠道の下にある駐車場。1000円札の富士山はこの中ノ倉峠で撮影されたもの。
中ノ倉峠までは約30分ほどらしいが、かなり険しそうな登山道。断念というか最初から登るつもりはなかった。いいカメラに買い換えて、かつ湖面が逆さ富士になっている時に訪れたらチャレンジすることにしよう。
ということで駐車場からの富士山。ここからでも充分に美しい。富士五湖では本栖湖から見る富士山が一番好き。
この湖畔はそのうち歩いてみたい。
駐車場の下はキャンプ場になっている。
サクラ越しに富士山。
ちょうどいいタイミングで本栖湖に着いたようで、この後は雲が多くなって富士山が隠れるようになってしまった。
ーーー続く
2017年04月25日
山梨で桃の花見:一宮町 花見台&御坂路さくら公園
釈迦堂遺跡博物館を後にして再び中央自動車道。とはいっても釈迦堂パーキングエリアから一宮御坂(みさか)インターまでは5キロ程度。インターを降りてからは御坂みちと呼ばれる笛吹市から河口湖まで続いている国道137号を、これまた5キロほど走って一宮町にある花見台を目指す。
花見台はグーグルマップに載っているが、複雑に分岐する細い農道の先にある。とりあえず国道から県道34号に入り「ももの里温泉」という施設を目指す。そして、その付近から農道を上っていく。そのまま道沿いに進めば花見台に着くはずなのだが、途中の分岐で道を間違えたらしい。何となく目的地からそれているような雰囲気。でも適当に走り回っていたら少し遠回りしたかもしれないが花見台に着いた。こういう場合は野生の勘みたいなものに頼るしかない。
到着は午前11時過ぎ。
こういう櫓(やぐら)形式の展望台が建っている。
そこから目の前に広がる桃畑を眺めるというもの。
櫓(やぐら)の上から。
のどかな風景にピンク色が被さって、ふんわりと幸せな気分。
レンズの倍率を大きくして。
これは櫓からではなく畑に降りて撮ったもの。
前回のエントリーで桃にはフルーツ生産用の桃と、花を観賞するために品種改良された花桃があると書いた。花だけを見せられてどちらかを見分ける自信はないが、フルーツ生産用の桃には支柱が立っていて、そこからワイヤーで枝を吊っていることを発見。実の重みで枝が垂れ下がるのを防ぐためだろう。それとフルーツ生産用の桃はピンクのものだけのようだ。
櫓の上から盆地と反対方向の光景。
盆地側の桃は花が萎れかけていたが反対側はまだキレイだった。
ここは庭ではなく農地。入っていいともいけないとも書かれていなかった。本来、農地は私有地だから入れない。でも観光用の花見台に隣接している場所だから、まあいいかなと。
たぶん受粉の作業中。
ネットは基本的に若木を守るためのもののよう。
しかし、かなり大きな木にもネットが張られていた。
畑をブラブラ歩いてピンクの花を楽しむ。花の香りはまったくしなかった。
花桃も少し植えられている。後ろの白いのは桜。
地面にはタンポポ多し。
1時間弱くらい桃を眺めて花見台を後にする。
途中の農道で桃とBMW F800Rとのツーショット。
県道37号まで戻る。帰りに下った農道は分岐点に道順が書いてあった。それでそのルートは私が花見台に向かったのとほぼ同じ。往きに道順の表示は見かけなかったし、花見台への道路は狭いので往きと帰りで別のルートが設定されている、つまり一方通行が推奨なことを思い出した。ということは往きは県道37号から農道に入る場所を間違えたらしい。でもどこから農道に入れというような案内はなかったんだよなあ。
国道137号には戻らず、その側道のような道路を走る。これがなかなか景色よし。これで道路沿いの桃に花が咲いていれば最高だったのだが。ここと花見台との標高差は数百メートルくらいと思う。桃の花はその差に敏感らしい。
花見台の次に向かったのは御坂路さくら公園。そのあたりは花見台より標高がさらに100メートルほど高く、まだ桃の花がたくさん残っているというのがネットで得た情報。つまり目的地は公園ではなくその周辺。
しかし先ほどの側道から国道137号の旧道に入り、公園コッチの案内板に従って脇道にそれると、いつの間にか公園の中に入ってしまった。この御坂路さくら公園は不思議な造りで特に公園の入口というものはなかった。かなり広いエリアが公園に指定され、そのところどころにキャンプやバーベキューをする広場が配置されているというレイアウトらしい。
わけのわからないまま坂道を進むと通行止めになっており、その手前に広場があったのでバイクで乗り入れる。散りかけの桜があるだけの場所なんだけれど、ここが何とも落ち着く空間だった。
見晴らしもよし。写真中央を横切っているのが国道137号の旧道。
八重桜だけで桃はなし。なんたってその名前の通り、ここは御坂路さくら公園(^^ゞ
垂れ桜とBMW F800R。
桃を見に来て桜を愛でるのもオツなもの?
桜はやっぱり優しい雰囲気があるなと再認識。
花見台にはベンチなどがなく歩き回っただけだったが、この広場には東屋(あずまや)があったのでゆったり休憩。そうこうしているうちに桃のある場所を探してバイクで走り回る気もなくなってきた。というわけで桃の花見は花見台で終了として、次の目的地に向かうこととした。
ーーー続く
花見台はグーグルマップに載っているが、複雑に分岐する細い農道の先にある。とりあえず国道から県道34号に入り「ももの里温泉」という施設を目指す。そして、その付近から農道を上っていく。そのまま道沿いに進めば花見台に着くはずなのだが、途中の分岐で道を間違えたらしい。何となく目的地からそれているような雰囲気。でも適当に走り回っていたら少し遠回りしたかもしれないが花見台に着いた。こういう場合は野生の勘みたいなものに頼るしかない。
到着は午前11時過ぎ。
こういう櫓(やぐら)形式の展望台が建っている。
そこから目の前に広がる桃畑を眺めるというもの。
櫓(やぐら)の上から。
のどかな風景にピンク色が被さって、ふんわりと幸せな気分。
レンズの倍率を大きくして。
これは櫓からではなく畑に降りて撮ったもの。
前回のエントリーで桃にはフルーツ生産用の桃と、花を観賞するために品種改良された花桃があると書いた。花だけを見せられてどちらかを見分ける自信はないが、フルーツ生産用の桃には支柱が立っていて、そこからワイヤーで枝を吊っていることを発見。実の重みで枝が垂れ下がるのを防ぐためだろう。それとフルーツ生産用の桃はピンクのものだけのようだ。
櫓の上から盆地と反対方向の光景。
盆地側の桃は花が萎れかけていたが反対側はまだキレイだった。
ここは庭ではなく農地。入っていいともいけないとも書かれていなかった。本来、農地は私有地だから入れない。でも観光用の花見台に隣接している場所だから、まあいいかなと。
たぶん受粉の作業中。
ネットは基本的に若木を守るためのもののよう。
しかし、かなり大きな木にもネットが張られていた。
畑をブラブラ歩いてピンクの花を楽しむ。花の香りはまったくしなかった。
花桃も少し植えられている。後ろの白いのは桜。
地面にはタンポポ多し。
1時間弱くらい桃を眺めて花見台を後にする。
途中の農道で桃とBMW F800Rとのツーショット。
県道37号まで戻る。帰りに下った農道は分岐点に道順が書いてあった。それでそのルートは私が花見台に向かったのとほぼ同じ。往きに道順の表示は見かけなかったし、花見台への道路は狭いので往きと帰りで別のルートが設定されている、つまり一方通行が推奨なことを思い出した。ということは往きは県道37号から農道に入る場所を間違えたらしい。でもどこから農道に入れというような案内はなかったんだよなあ。
国道137号には戻らず、その側道のような道路を走る。これがなかなか景色よし。これで道路沿いの桃に花が咲いていれば最高だったのだが。ここと花見台との標高差は数百メートルくらいと思う。桃の花はその差に敏感らしい。
花見台の次に向かったのは御坂路さくら公園。そのあたりは花見台より標高がさらに100メートルほど高く、まだ桃の花がたくさん残っているというのがネットで得た情報。つまり目的地は公園ではなくその周辺。
しかし先ほどの側道から国道137号の旧道に入り、公園コッチの案内板に従って脇道にそれると、いつの間にか公園の中に入ってしまった。この御坂路さくら公園は不思議な造りで特に公園の入口というものはなかった。かなり広いエリアが公園に指定され、そのところどころにキャンプやバーベキューをする広場が配置されているというレイアウトらしい。
わけのわからないまま坂道を進むと通行止めになっており、その手前に広場があったのでバイクで乗り入れる。散りかけの桜があるだけの場所なんだけれど、ここが何とも落ち着く空間だった。
見晴らしもよし。写真中央を横切っているのが国道137号の旧道。
八重桜だけで桃はなし。なんたってその名前の通り、ここは御坂路さくら公園(^^ゞ
垂れ桜とBMW F800R。
桃を見に来て桜を愛でるのもオツなもの?
桜はやっぱり優しい雰囲気があるなと再認識。
花見台にはベンチなどがなく歩き回っただけだったが、この広場には東屋(あずまや)があったのでゆったり休憩。そうこうしているうちに桃のある場所を探してバイクで走り回る気もなくなってきた。というわけで桃の花見は花見台で終了として、次の目的地に向かうこととした。
ーーー続く
2017年04月23日
山梨で桃の花見:釈迦堂遺跡博物館
山桜に続いて今回は桃の花と2週続けてのバイクツーリング。桃は桜と同じ頃に咲き出して桜より開花期間が長い。今年は桜が満開になるのが遅かった。それは桃にも当てはまるわけだが、それにしても見頃の最後が1週間ほど前だったことは承知の上。身体は1つしかないんだから仕方がない。
梅と桜の名所は数え切れないくらいあるが、桃の場合は極端に少ない。今まで訪れたのは茨城県の古河総合公園と埼玉県八潮市にある中川やしおフラワーパークの2つくらい。それで今回は山梨県笛吹市(ふえふきし)の3箇所。山梨県はフルーツとしての桃の産地なのであちこちに桃畑があって、大げさに言えば花のシーズンは郊外がピンク色に染まる。それは承知でも、例えば梅園のように観賞用に管理された庭を訪れればいいというものではなく、桃の栽培地を巡るツーリングになるので、どんなルートにするかなどそれなりのプランが必要。それが面倒なので今まで後回しになっていた。でも今回はもうシーズン終わりに近く、まだ咲いているのは少し小高い場所に限られるので、それが幸いしてプランもシンプルで済むということで腰を上げたしだい。
ルートは地図右上から反時計回り。中央自動車道の釈迦堂パーキングエリアが最初の目的地。それから一宮御坂(みさか)インターで高速道路を降りて、笛吹市一宮町の花見台と御坂町の御坂路さくら公園付近で桃の花を見るのが基本プラン。その後はいくつかのパターンを考えていたが、河口湖と本栖湖で富士山を眺めて、新東名〜東名で帰ってくるというツーリングになった。
出発は午前8時15分。先週に茨城県桜川市の磯部桜川公園にツーリングした時、革ジャンの下は半袖ポロだけだったが、今回も天気は晴れているものの標高の高いエリアだからと下着シャツ&長袖シャツの組み合わせ。現地で寒かった時のことも考えトレーナーも持参。ところがガレージを出た時のバイクの気温計は13.5度。その時は何も感じなかったが、高速道路でスピードが上がると結構な寒さ。現地のことは頭にあったけれど、途中の気温が低いことはまったく想定外。極薄のダウンを着込んでもよかったくらい。結局そのまま走り続けた。
渋滞もなく9時45分に釈迦堂パーキングエリア到着。
どうして高速道路上のパーキングエリアが最初の目的地かというと、このパーキングから釈迦堂遺跡博物館に直接出入りでき、博物館の周りに桃の木がたくさんあるから。
上の写真で右側の階段が博物館へ続く道順。左側にあるのが展望台。
南アルプスをよく見ようと登ってみた後に気がついたのだが、博物館は展望台より高い位置にあるじゃないか(/o\)
南アルプスと甲府盆地。写真中央の一番高い雪山がたぶん北岳。ちなみに3776メートルの富士山に次いで、3193メートルと日本で2番目に高い山。マーケティングの世界では「日本で一番高い山は富士山と誰でも知っているが、2番目の山の名前なんてでてこない。つまり一番になるのと二番になるのでは天と地ほども違う」といつも引き合いに出される気の毒な山である。
釈迦堂遺跡博物館に桃の木が植えてあると思っていたが、博物館の敷地に隣接して農家の所有する桃の栽培地があるということだった。
フェンスの中に入ってみる。フルーツ用の桃だけでなく観賞用の花桃も植えられているようである。フルーツ用と観賞用の違いはよく知らない。たくさんの花の種類が咲いていたら花桃だと思うようにしている。
桃と菜の花。
この区画は生産ではなく庭として多品種の桃が植えられていることがわかる。
赤、ピンク、白。
そして私が好きな白とピンクがミックスの源平桃。
白とピンクのアップ。赤は梅と同じく先に咲くのでいい状態の花はなかった。
見学順路という看板に沿って奥に進む。これはブドウの木かな? 上にワイヤーが貼ってあるので、私の身長だと腰をかがめて歩かなくてはいけない。
菜の花畑の周りに桃が植えられていた。遠くの山並みとの景色がいい感じ。
丸い金属製の柵のようなものを転がしている。何をしている農作業なのか不明。
こちらは上部にブドウ(たぶん)が張っている菜の花畑。
先ほどの農地は博物館の裏手にある。
こちらは博物館の横にある飲み物や苗なんかも売っている園芸園。
休憩用スペースもある。
桃とチューリップとスイセンの競演。
白いスイセンに混じって一輪だけ配色が逆転したような黄色いスイセン。突然変異?
釈迦堂遺跡博物館は中央自動車道を建設する時に発掘された縄文時代の遺跡を管理するための施設。今回は館内に立ち寄らず。でも桃の花の最盛期で標高の低い盆地のほうがピンク色に染まっている時は、ロビーは高くて見晴らしのいい場所にあるので遺跡に興味がなくても景色目当てで入ってみるのもいいかもしれない。ちなみに入館料は200円。
ところで釈迦堂遺跡博物館は釈迦堂パーキングエリアと同じ敷地ではなく、間に道路が通っている。横断歩道の左側がパーキングエリアに降りる階段。つまり高速道路を使っていなくてもここからパーキングエリアに入れるし、逆に人間だけ高速道路から出ることもできる。サスペンスドラマのアリバイ作りトリックに使えるかも(^^ゞ
ーーー続く
梅と桜の名所は数え切れないくらいあるが、桃の場合は極端に少ない。今まで訪れたのは茨城県の古河総合公園と埼玉県八潮市にある中川やしおフラワーパークの2つくらい。それで今回は山梨県笛吹市(ふえふきし)の3箇所。山梨県はフルーツとしての桃の産地なのであちこちに桃畑があって、大げさに言えば花のシーズンは郊外がピンク色に染まる。それは承知でも、例えば梅園のように観賞用に管理された庭を訪れればいいというものではなく、桃の栽培地を巡るツーリングになるので、どんなルートにするかなどそれなりのプランが必要。それが面倒なので今まで後回しになっていた。でも今回はもうシーズン終わりに近く、まだ咲いているのは少し小高い場所に限られるので、それが幸いしてプランもシンプルで済むということで腰を上げたしだい。
ルートは地図右上から反時計回り。中央自動車道の釈迦堂パーキングエリアが最初の目的地。それから一宮御坂(みさか)インターで高速道路を降りて、笛吹市一宮町の花見台と御坂町の御坂路さくら公園付近で桃の花を見るのが基本プラン。その後はいくつかのパターンを考えていたが、河口湖と本栖湖で富士山を眺めて、新東名〜東名で帰ってくるというツーリングになった。
出発は午前8時15分。先週に茨城県桜川市の磯部桜川公園にツーリングした時、革ジャンの下は半袖ポロだけだったが、今回も天気は晴れているものの標高の高いエリアだからと下着シャツ&長袖シャツの組み合わせ。現地で寒かった時のことも考えトレーナーも持参。ところがガレージを出た時のバイクの気温計は13.5度。その時は何も感じなかったが、高速道路でスピードが上がると結構な寒さ。現地のことは頭にあったけれど、途中の気温が低いことはまったく想定外。極薄のダウンを着込んでもよかったくらい。結局そのまま走り続けた。
渋滞もなく9時45分に釈迦堂パーキングエリア到着。
どうして高速道路上のパーキングエリアが最初の目的地かというと、このパーキングから釈迦堂遺跡博物館に直接出入りでき、博物館の周りに桃の木がたくさんあるから。
上の写真で右側の階段が博物館へ続く道順。左側にあるのが展望台。
南アルプスをよく見ようと登ってみた後に気がついたのだが、博物館は展望台より高い位置にあるじゃないか(/o\)
南アルプスと甲府盆地。写真中央の一番高い雪山がたぶん北岳。ちなみに3776メートルの富士山に次いで、3193メートルと日本で2番目に高い山。マーケティングの世界では「日本で一番高い山は富士山と誰でも知っているが、2番目の山の名前なんてでてこない。つまり一番になるのと二番になるのでは天と地ほども違う」といつも引き合いに出される気の毒な山である。
釈迦堂遺跡博物館に桃の木が植えてあると思っていたが、博物館の敷地に隣接して農家の所有する桃の栽培地があるということだった。
フェンスの中に入ってみる。フルーツ用の桃だけでなく観賞用の花桃も植えられているようである。フルーツ用と観賞用の違いはよく知らない。たくさんの花の種類が咲いていたら花桃だと思うようにしている。
桃と菜の花。
この区画は生産ではなく庭として多品種の桃が植えられていることがわかる。
赤、ピンク、白。
そして私が好きな白とピンクがミックスの源平桃。
白とピンクのアップ。赤は梅と同じく先に咲くのでいい状態の花はなかった。
見学順路という看板に沿って奥に進む。これはブドウの木かな? 上にワイヤーが貼ってあるので、私の身長だと腰をかがめて歩かなくてはいけない。
菜の花畑の周りに桃が植えられていた。遠くの山並みとの景色がいい感じ。
丸い金属製の柵のようなものを転がしている。何をしている農作業なのか不明。
こちらは上部にブドウ(たぶん)が張っている菜の花畑。
先ほどの農地は博物館の裏手にある。
こちらは博物館の横にある飲み物や苗なんかも売っている園芸園。
休憩用スペースもある。
桃とチューリップとスイセンの競演。
白いスイセンに混じって一輪だけ配色が逆転したような黄色いスイセン。突然変異?
釈迦堂遺跡博物館は中央自動車道を建設する時に発掘された縄文時代の遺跡を管理するための施設。今回は館内に立ち寄らず。でも桃の花の最盛期で標高の低い盆地のほうがピンク色に染まっている時は、ロビーは高くて見晴らしのいい場所にあるので遺跡に興味がなくても景色目当てで入ってみるのもいいかもしれない。ちなみに入館料は200円。
ところで釈迦堂遺跡博物館は釈迦堂パーキングエリアと同じ敷地ではなく、間に道路が通っている。横断歩道の左側がパーキングエリアに降りる階段。つまり高速道路を使っていなくてもここからパーキングエリアに入れるし、逆に人間だけ高速道路から出ることもできる。サスペンスドラマのアリバイ作りトリックに使えるかも(^^ゞ
ーーー続く
2017年04月19日
カラフルになってきたチューリップ
開花から1週間後にはほとんどオレンジ色ばかりだった今シーズンのチューリップ。それからまた1週間経って、まだオレンジが半分以上を占めているが、期待通りにだんだんとカラフルに。
赤はフリル状のパロット咲き。
白はパロット咲きと八重咲き。
マーブル咲きは白&紫と、黄色&赤。
同じく黄色&赤のパロット咲き。
ピンクはギザギザ花びらのフリンジ咲きと、まだ開いていないので不明な1種。
例年と較べると今のところ紫が圧倒的に少ないかな。白&紫のマーブルは2〜3本がツボミになっているが、なぜかどれも小さくて背も低い。それと今年はシンプルな普通のチューリップを植えなかったので、いつものカワイイ雰囲気ではなくなんとなくゴージャス感が漂うベランダになっている。
ところで数が多いしガバーッと大きく花が開くのでやたら存在感のあるオレンジのチューリップ。モンテオレンジという品種で、こいつは香りがけっこう強い。チューリップはあまり香りがない花なので、ベランダに出ると香っているというのは新鮮な体験。たいしていい香りじゃないけれど、かといっていやな香りでもない。
とにかくベランダが賑やかになってきてハッピーな気分\(^o^)/
もう1週間後くらいが最盛期かな。
赤はフリル状のパロット咲き。
白はパロット咲きと八重咲き。
マーブル咲きは白&紫と、黄色&赤。
同じく黄色&赤のパロット咲き。
ピンクはギザギザ花びらのフリンジ咲きと、まだ開いていないので不明な1種。
例年と較べると今のところ紫が圧倒的に少ないかな。白&紫のマーブルは2〜3本がツボミになっているが、なぜかどれも小さくて背も低い。それと今年はシンプルな普通のチューリップを植えなかったので、いつものカワイイ雰囲気ではなくなんとなくゴージャス感が漂うベランダになっている。
ところで数が多いしガバーッと大きく花が開くのでやたら存在感のあるオレンジのチューリップ。モンテオレンジという品種で、こいつは香りがけっこう強い。チューリップはあまり香りがない花なので、ベランダに出ると香っているというのは新鮮な体験。たいしていい香りじゃないけれど、かといっていやな香りでもない。
とにかくベランダが賑やかになってきてハッピーな気分\(^o^)/
もう1週間後くらいが最盛期かな。
2017年04月18日
磯部桜川公園でヤマザクラ その2
桜川磯部稲村神社から公園に戻る。
割と高い位置にあるサクラの花が多いし、風で揺れているし、日光が反射してデジカメの液晶画面はほとんど見えないから、花のアップは適当に連写してピントが合っていればラッキーという撮影。磯部桜川公園にはヤマザクラだけで11品種あり、もっとたくさん写真を撮ったのだがーーーほぼ全滅状態で。
公園内をブラブラ。
ヤマザクラも楽しめたが、こんな「イナカー」な風景もよかった。
池があり、その周りにもヤマザクラが植えられていた。
水面に落ちた桜の花びらはーーーキレイじゃなかった(/o\)
地面のほうがましかも(^^ゞ
公園内を1周して、
最初の広場に戻る。
左側のピンクが前回のエントリーにも書いた、この公園で1番美しかったサクラ。
青空にピンクも映える。
モフモフな感じ。
このピンクはヤマザクラではなく園芸種の、つまり人によって品種改良されてできたサクラ。ヤマザクラは自生種でいわば野生の桜。自生種はヤマザクラ以外にエドヒガン(江戸彼岸)やカンヒザクラ(寒緋桜)など8群に分かれるとされる。そしてヤマザクラにもいろいろ種類があって、この磯部桜川公園には11品種が植えられているとのこと。
遠くの山で咲いているヤマザクラを眺めたことはあるが、近くでまじまじと見たのはたぶん今回が初めて。前回のエントリーで書いたようにヤマザクラは満開の時に葉桜で、しかもそれが赤茶けた葉だから、花はきれいでも全体的な印象はややマイナスになる。ヤマザクラは少し離れたところから風情を楽しむべきサクラかと思う。
ところで日本のサクラの80%はソメイヨシノといわれる。これは品種改良して作られた園芸種。そしてソメイヨシノは寿命が短く60年程度しか持たないという説がある。もしそうだとすると戦後全国各地に植えられ、日本人の目を楽しませてきたサクラがそろそろ一斉に枯れ始めるということ。サクラの咲かない日本の春なんて想像できないけれど本当なんだろうか。ちょっと心配。
公園で配布されているパンフレットには「桜川市には“国指定 天然記念物の桜”と“絶景の山桜”があるのをご存じですか?」と書かれていた。天然記念物の桜は磯部桜川公園や桜川磯部稲村神社で見たヤマザクラのこと。絶景の山桜は高峯という標高500メートルくらいの山に自生しているヤマザクラのことらしい。
桜川市観光協会の写真を拝借すると、こんなヤマザクラのパッチワークな光景らしい。
とても魅力的に思えたが、パンフレットの地図で道順がよくわからなかったし、肝心の林道が桜シーズンは車両進入禁止などと書いてあったので断念。でも国道50号や北関東自動車道から、これほど見事ではないとはいえ似たような光景は見られたので、とりあえずは満足。
現地にいたのは2時間程度。帰りに友部ジャンクションで北関東自動車道から常磐自動車道に乗り換えず、そのまま進めば30キロ程度で大洗の海岸に着く。少し迷ったが、往きとまったく同じルートで帰ってきた。
走行265キロも走ったのに午後2時に帰宅。腹五分目くらいのツーリング。しかし、この方が次のモチベーションにつながっていいかも。
おしまい
割と高い位置にあるサクラの花が多いし、風で揺れているし、日光が反射してデジカメの液晶画面はほとんど見えないから、花のアップは適当に連写してピントが合っていればラッキーという撮影。磯部桜川公園にはヤマザクラだけで11品種あり、もっとたくさん写真を撮ったのだがーーーほぼ全滅状態で。
公園内をブラブラ。
ヤマザクラも楽しめたが、こんな「イナカー」な風景もよかった。
池があり、その周りにもヤマザクラが植えられていた。
水面に落ちた桜の花びらはーーーキレイじゃなかった(/o\)
地面のほうがましかも(^^ゞ
公園内を1周して、
最初の広場に戻る。
左側のピンクが前回のエントリーにも書いた、この公園で1番美しかったサクラ。
青空にピンクも映える。
モフモフな感じ。
このピンクはヤマザクラではなく園芸種の、つまり人によって品種改良されてできたサクラ。ヤマザクラは自生種でいわば野生の桜。自生種はヤマザクラ以外にエドヒガン(江戸彼岸)やカンヒザクラ(寒緋桜)など8群に分かれるとされる。そしてヤマザクラにもいろいろ種類があって、この磯部桜川公園には11品種が植えられているとのこと。
遠くの山で咲いているヤマザクラを眺めたことはあるが、近くでまじまじと見たのはたぶん今回が初めて。前回のエントリーで書いたようにヤマザクラは満開の時に葉桜で、しかもそれが赤茶けた葉だから、花はきれいでも全体的な印象はややマイナスになる。ヤマザクラは少し離れたところから風情を楽しむべきサクラかと思う。
ところで日本のサクラの80%はソメイヨシノといわれる。これは品種改良して作られた園芸種。そしてソメイヨシノは寿命が短く60年程度しか持たないという説がある。もしそうだとすると戦後全国各地に植えられ、日本人の目を楽しませてきたサクラがそろそろ一斉に枯れ始めるということ。サクラの咲かない日本の春なんて想像できないけれど本当なんだろうか。ちょっと心配。
公園で配布されているパンフレットには「桜川市には“国指定 天然記念物の桜”と“絶景の山桜”があるのをご存じですか?」と書かれていた。天然記念物の桜は磯部桜川公園や桜川磯部稲村神社で見たヤマザクラのこと。絶景の山桜は高峯という標高500メートルくらいの山に自生しているヤマザクラのことらしい。
桜川市観光協会の写真を拝借すると、こんなヤマザクラのパッチワークな光景らしい。
とても魅力的に思えたが、パンフレットの地図で道順がよくわからなかったし、肝心の林道が桜シーズンは車両進入禁止などと書いてあったので断念。でも国道50号や北関東自動車道から、これほど見事ではないとはいえ似たような光景は見られたので、とりあえずは満足。
現地にいたのは2時間程度。帰りに友部ジャンクションで北関東自動車道から常磐自動車道に乗り換えず、そのまま進めば30キロ程度で大洗の海岸に着く。少し迷ったが、往きとまったく同じルートで帰ってきた。
走行265キロも走ったのに午後2時に帰宅。腹五分目くらいのツーリング。しかし、この方が次のモチベーションにつながっていいかも。
おしまい
2017年04月16日
磯部桜川公園でヤマザクラ
2月4日に小田原フラワーガーデンに梅を見に出かけて以来だから、2ヶ月ちょっとぶりのバイク。どうも最近は自分がバイクを持っていることを忘れがちである(^^ゞ
今年の東京は3月21日に最初の開花宣言が出てから寒さが戻って、約2週間後の4月2日に満開というニュースが流れた。でも実際は23区内のほとんどでまだ5分咲き程度。フェイクニュースだ!
そんなこんなで何となくタイミングをはぐらかされたようになって、特にサクラを見に出かけずじまい。もっとも東京ではあちらこちらにサクラが植えられているので、普通に出歩いているだけで充分にサクラを楽しめる。
でもどこか心残りな気分があったので、久し振りのツーリングはサクラを見に行くことに。これからサクラの本番を迎えるところもあるが、バイクで行くにはチョット遠い。それでソメイヨシノより開花の遅いヤマザクラを見に行くことにした。ちなみに現在の自宅近所でソメイヨシノは3分残り咲き程度。
磯部桜川公園は茨城県西部の桜川市にある。名前に桜とあるし、市のマークもサクラをデザインしたものだからサクラの多い土地柄なのだろう。ルートは極めてシンプル。首都高から常磐自動車道に入り、友部ジャンクションで北関東自動車道に乗り換え。笠間西インターで降りて国道50号線をしばらく走った先に公園はある。ナビもセットしておいたが、50号線から要所要所に案内看板があるので迷うことはなかった。片道約130キロのうち120キロ以上が高速道路のツーリング。
出発は午前8時半頃。予報で最高気温は26度だったので、半袖ポロシャツに革ジャンというスタイル。暑くもなく寒くもないバイクにとっては貴重なシーズン。渋滞もなく2時間ちょっとでスムーズに磯部桜川公園に到着。バイク置き場はなかったので適当な場所に駐める。なお公園、駐車所とも無料。
ここのサクラは天然記念物らしい。
桜川はいにしえの昔、奈良の吉野と並んでサクラの名所とされたらしい。でも現在の知名度が吉野と較べて雲泥の差なのはどうして?
駐車所から公園に入って最初の広場にあったピンク色のしだれ桜。この公園の中で断トツにキレイだった。これはヤマザクラではなく園芸種だと思う。
さらに奥に進むとヤマザクラらしい光景が広がる。
そのまま公園内を散策するつもりだったが、道順らしきものに沿って進むと公園の外に出てしまった。この先に桜川磯部稲村神社があり公園とセットでヤマザクラの名所になっている。公園の後に訪れるつもりだったが、先に見に行くことにした。
途中にあった竹林。
桜川磯部稲村神社に到着。公園からは5分もかからない。
社殿を一周してみる。
鹿子の木。まるでカモフラージュの迷彩模様みたい。
小さな社殿とミニチュアサイズの社殿。ミニチュアのほうは伊勢神宮内宮摂社と書いてある。
境内の隅のほうに糸桜と書かれた案内板。
矢印の方向に進むと、こんなところを下っていく。
この場所は南北朝・室町時代の館跡らしい。
土塁や空堀があるということは城みたいなもの。しかし桜川磯部稲村神社の創設は景行天皇40年の時といわれている。景行天皇とは12代天皇でヤマトタケルの父とされる天皇。つまり神話時代の人。無理やり実年代を当てはめれば4世紀前半らしい。ということは磯部氏は神社に城を構えたということ? まあ神社の由来なんて古いほどいいとされるから、話を盛っていることがほとんどだけど。
通路を渡ったところにあった満開の糸桜。見物客を避けて地面から少し上を撮影したからサイズ感が希薄。ただビックリするような巨木ではない。
風で揺れるせいもあってピンぼけ気味。
同じ場所に咲いていたヤマザクラ。
ソメイヨシノと違って多くのヤマザクラは満開の時から葉桜である。そしてその葉の色が茶色ぽくて、咲いているのか枯れているのかわからないところがある。そのあたりが園芸種のソメイヨシノなどと違って華やかさに欠けるところ。
境内に戻ると抹茶のサービスをしていた。お手前をしている女性の動作が美しい。写真をクリックして拡大すると、桜の花びらが舞っていている様子もわかる。まさに和の雰囲気。最近、抹茶ファンになったが並んで待っている人が10人ほどいたので断念。
神社の説明看板。
ーーー続く
今年の東京は3月21日に最初の開花宣言が出てから寒さが戻って、約2週間後の4月2日に満開というニュースが流れた。でも実際は23区内のほとんどでまだ5分咲き程度。フェイクニュースだ!
そんなこんなで何となくタイミングをはぐらかされたようになって、特にサクラを見に出かけずじまい。もっとも東京ではあちらこちらにサクラが植えられているので、普通に出歩いているだけで充分にサクラを楽しめる。
でもどこか心残りな気分があったので、久し振りのツーリングはサクラを見に行くことに。これからサクラの本番を迎えるところもあるが、バイクで行くにはチョット遠い。それでソメイヨシノより開花の遅いヤマザクラを見に行くことにした。ちなみに現在の自宅近所でソメイヨシノは3分残り咲き程度。
磯部桜川公園は茨城県西部の桜川市にある。名前に桜とあるし、市のマークもサクラをデザインしたものだからサクラの多い土地柄なのだろう。ルートは極めてシンプル。首都高から常磐自動車道に入り、友部ジャンクションで北関東自動車道に乗り換え。笠間西インターで降りて国道50号線をしばらく走った先に公園はある。ナビもセットしておいたが、50号線から要所要所に案内看板があるので迷うことはなかった。片道約130キロのうち120キロ以上が高速道路のツーリング。
出発は午前8時半頃。予報で最高気温は26度だったので、半袖ポロシャツに革ジャンというスタイル。暑くもなく寒くもないバイクにとっては貴重なシーズン。渋滞もなく2時間ちょっとでスムーズに磯部桜川公園に到着。バイク置き場はなかったので適当な場所に駐める。なお公園、駐車所とも無料。
ここのサクラは天然記念物らしい。
桜川はいにしえの昔、奈良の吉野と並んでサクラの名所とされたらしい。でも現在の知名度が吉野と較べて雲泥の差なのはどうして?
駐車所から公園に入って最初の広場にあったピンク色のしだれ桜。この公園の中で断トツにキレイだった。これはヤマザクラではなく園芸種だと思う。
さらに奥に進むとヤマザクラらしい光景が広がる。
そのまま公園内を散策するつもりだったが、道順らしきものに沿って進むと公園の外に出てしまった。この先に桜川磯部稲村神社があり公園とセットでヤマザクラの名所になっている。公園の後に訪れるつもりだったが、先に見に行くことにした。
途中にあった竹林。
桜川磯部稲村神社に到着。公園からは5分もかからない。
社殿を一周してみる。
鹿子の木。まるでカモフラージュの迷彩模様みたい。
小さな社殿とミニチュアサイズの社殿。ミニチュアのほうは伊勢神宮内宮摂社と書いてある。
境内の隅のほうに糸桜と書かれた案内板。
矢印の方向に進むと、こんなところを下っていく。
この場所は南北朝・室町時代の館跡らしい。
土塁や空堀があるということは城みたいなもの。しかし桜川磯部稲村神社の創設は景行天皇40年の時といわれている。景行天皇とは12代天皇でヤマトタケルの父とされる天皇。つまり神話時代の人。無理やり実年代を当てはめれば4世紀前半らしい。ということは磯部氏は神社に城を構えたということ? まあ神社の由来なんて古いほどいいとされるから、話を盛っていることがほとんどだけど。
通路を渡ったところにあった満開の糸桜。見物客を避けて地面から少し上を撮影したからサイズ感が希薄。ただビックリするような巨木ではない。
風で揺れるせいもあってピンぼけ気味。
同じ場所に咲いていたヤマザクラ。
ソメイヨシノと違って多くのヤマザクラは満開の時から葉桜である。そしてその葉の色が茶色ぽくて、咲いているのか枯れているのかわからないところがある。そのあたりが園芸種のソメイヨシノなどと違って華やかさに欠けるところ。
境内に戻ると抹茶のサービスをしていた。お手前をしている女性の動作が美しい。写真をクリックして拡大すると、桜の花びらが舞っていている様子もわかる。まさに和の雰囲気。最近、抹茶ファンになったが並んで待っている人が10人ほどいたので断念。
神社の説明看板。
ーーー続く
2017年04月13日
オレンジだけ満開になったチューリップ
今年は4月7日と例年より遅めに開花したチューリップ。それからほぼ1週間経った現在、なぜかオレンジ色だけが満開になっている。
これは最初に咲いた株が入っているプランター。
別のプランターにもオレンジ。
奥のプランターにもオレンジ。
全体的にはこんな状況。とにかく咲いているのはオレンジばかり。
他に咲きそうになっているのは、パロット咲きと呼ばれるフリル状の花びらの赤と白。それとギザギザ花びらのフリンジ咲きの紫。満開になったオレンジは八重咲きのモンテオレンジという品種。
咲いてくれたのはうれしいけれど、オレンジ色ばかりではちょっと寂しい。ちなみに昨年は最初の開花から1週間でこんなにカラフルな光景だった。見較べると別世界(/o\)
例年は単色や2色咲きの球根セットをメインにしていた。それらは色は違っても同じ品種だからほぼ同時期に咲く。今シーズンはバラバラの品種の詰め合わせばかりを購入したようなものだから開花時期も揃わないのかもしれない。ちょっと誤算というかそこまで考えていなかった。
記録写真とは別にオレンジチューリップを少しはカッコ良く撮影することにトライ。もっとも狭いベランダに足の踏み場もなくプランターを並べてあるので思ったような構図は難しいが。
来週にはもう少し色数が増えてくることを期待したい。
これは最初に咲いた株が入っているプランター。
別のプランターにもオレンジ。
奥のプランターにもオレンジ。
全体的にはこんな状況。とにかく咲いているのはオレンジばかり。
他に咲きそうになっているのは、パロット咲きと呼ばれるフリル状の花びらの赤と白。それとギザギザ花びらのフリンジ咲きの紫。満開になったオレンジは八重咲きのモンテオレンジという品種。
咲いてくれたのはうれしいけれど、オレンジ色ばかりではちょっと寂しい。ちなみに昨年は最初の開花から1週間でこんなにカラフルな光景だった。見較べると別世界(/o\)
例年は単色や2色咲きの球根セットをメインにしていた。それらは色は違っても同じ品種だからほぼ同時期に咲く。今シーズンはバラバラの品種の詰め合わせばかりを購入したようなものだから開花時期も揃わないのかもしれない。ちょっと誤算というかそこまで考えていなかった。
記録写真とは別にオレンジチューリップを少しはカッコ良く撮影することにトライ。もっとも狭いベランダに足の踏み場もなくプランターを並べてあるので思ったような構図は難しいが。
来週にはもう少し色数が増えてくることを期待したい。
2017年04月12日
たこ焼きにオリーブオイル
味の素がオリーブオイルのコマーシャルをよく流している。需要拡大を狙ってオリーブオイルとは関連ないと思われている焼き鮭、納豆、味噌汁、冷や奴、目玉焼きなんかにオリーブオイルを垂らして食べるといった内容。そういえばまだ駆け出しだった頃、バターを和食的な家庭料理に使わせるといったマーケティングプランを、隣のチームが乳業メーカーに提案していたことを思い出した。
今ならCMはこちらのホームページからも見られる。
http://www.j-oil.com/sp/cm/
ずいぶんと昔だがオリーブオイルに凝っていた時期があって、いろんな料理や食材にかけて試してみたことがある。結論を言うとたいていのものにあう。特別においしくなるというものではないが、普段とはちょっと違う味になって楽しい。目玉焼きには今でもよく使っている。さすがに味噌汁はまだ試したことはないが。
それでその時に一番の発見だったのが、たこ焼きにオリーブオイルという組み合わせ。スーパーやコンビニで売っている冷凍のやつ。ソースはかけずにオリーブオイルだけで食べる。冷凍のたこ焼きは味付けがかなり濃いのでソースがなくても物足りなさは感じないはず。
物好きだったら試してみてちょうだい(^^ゞ
ちなみに冷凍のたこ焼きを電子レンジで温めると、湿ってクターっとした状態になる。その場合、オーブントースターでしばらく焼くとカリッとした仕上がりになる。
ところでたこ焼きは「外はカリッと、中はトロトロ」がおいしいとされている。それはそうだと思うが、最近はやり過ぎなものも多い。めったにたこ焼きを「外食」することはないのだが、以前食べた「大阪の味」とうたうお店では中がまるで水で薄まったクリームコロッケみたいだった。5年ほど前に新大阪駅の中のお店も同じく。昔の大阪のたこ焼きはそんなにベチャベチャではなかったはず。最近は変わってきたのかな。
追伸
ついでにいうと、ゴマ油もけっこう応用範囲が広い。
今ならCMはこちらのホームページからも見られる。
http://www.j-oil.com/sp/cm/
ずいぶんと昔だがオリーブオイルに凝っていた時期があって、いろんな料理や食材にかけて試してみたことがある。結論を言うとたいていのものにあう。特別においしくなるというものではないが、普段とはちょっと違う味になって楽しい。目玉焼きには今でもよく使っている。さすがに味噌汁はまだ試したことはないが。
それでその時に一番の発見だったのが、たこ焼きにオリーブオイルという組み合わせ。スーパーやコンビニで売っている冷凍のやつ。ソースはかけずにオリーブオイルだけで食べる。冷凍のたこ焼きは味付けがかなり濃いのでソースがなくても物足りなさは感じないはず。
物好きだったら試してみてちょうだい(^^ゞ
ちなみに冷凍のたこ焼きを電子レンジで温めると、湿ってクターっとした状態になる。その場合、オーブントースターでしばらく焼くとカリッとした仕上がりになる。
ところでたこ焼きは「外はカリッと、中はトロトロ」がおいしいとされている。それはそうだと思うが、最近はやり過ぎなものも多い。めったにたこ焼きを「外食」することはないのだが、以前食べた「大阪の味」とうたうお店では中がまるで水で薄まったクリームコロッケみたいだった。5年ほど前に新大阪駅の中のお店も同じく。昔の大阪のたこ焼きはそんなにベチャベチャではなかったはず。最近は変わってきたのかな。
追伸
ついでにいうと、ゴマ油もけっこう応用範囲が広い。
2017年04月09日
チューリップめでたく開花
おそらく最初の開花は4月7日の金曜日だと思う。あいにく木曜から土曜の夜まで出かけており開花の当日に見ることはできなかった。でもしっかり留守を守って咲いてくれたと思うことにしよう。
上の写真と同じ色で開花直前=つぼみは開花レベルの大きさだが、葉から頭を出していないのはもう2つほどある。
これもそういう状態。明日が晴れなら咲くような予感。ちなみに本日の日曜日は雨天であまり明るくない。
この2つは2〜3日後かな。今年は単色の球根は買っていないので、このつぼみがどんな花になるのか予想がつかない。それも楽しみのうち。
もう少し先になると思うがフリンジ(ギザギザの花びら)のツボミも膨らむ。
こちらは1つの株に2つのツボミができている。あちこちのチューリップ園に出かけているがこういうのは見た記憶がない。これはこういう品種なのか、あるいはたまたま奇形的にこうなったのかな?
これは葉が白く縁取られている。今までベランダで育てた中でこういうのは初めて。
最初に貼った花の4月4日のツボミ状態がこんな感じ。
土日毎の定点観察写真の続き。
4月2日
4月9日
クロッカスは見頃がすぎたものの、まだいくつかはキレイに咲いている。チューリップといいタイミングでバトンタッチできそうだ。
今年は例年より2週間ほど開花が遅れた。でも全体的に昨年より元気な印象を受けるから、これからたくさん楽しませてくれるような気がする。もしまた開花率が50%を下回ったら、来シーズンはないぞと水やりをしながら言い聞かせておいた(^^ゞ
2017年04月03日
草間彌生展 我が永遠の魂 その3
草間彌生は1973年(昭和48年)頃に活動の場をアメリカから日本に戻す。アメリカで10年以上連れ添ったパートナーが亡くなったり、体調や精神面を崩したりとかいろいろあったみたい。そこから2000年あたりまでの約25年間が(展覧会の分類では)松本時代〜アメリカ時代に続く第3期の活動となる。
松本時代とアメリカ時代の作品は似ても似つかないが、この第3期もまったく別人のような路線。ついでにいうとこの第3期と、最初のエントリーで紹介した2000年以降から現在に至る第4期もまったく違うので、草間彌生はかなりドラスティックに作風が変化するタイプの人である。
それでこの第3期はなかなかよかったというか私のツボにはまった。ジャンルわけするならシュルレアリスムに近い。しかし、ありがちな摩訶不思議をひけらかしたようなところはなく、落ち着いた雰囲気で絵の中に引き込まれるような魅力がある。頭で考えてインパクトを狙ったのではなく、心で素直に描いたんだというと安直な解釈になってしまうけれど。
「花と自画像」 1973年
「蟲をとる男」 1972年 ※蟲は虫の旧字。ついでに男は写真の中にいる。
「我が巣立ち」 1975年
「夜の目」 1975年
「水に映った蔭」 1977年
「自殺した私」 1977年
この写真の撮影は1982年だから、第3期の中頃にかかる53歳頃の草間彌生。風格が出てきたというかオーラを感じるというか。前2回のエントリーで載せた松本時代とアメリカ時代、そして現在の写真と見較べて変化を追ってみるのもおもしろい。
カボチャは草間彌生が好んで使うモチーフ。瀬戸内海の直島に置かれた大きなオブジェが有名。世間一般に彼女が知られるきっかけとなった作品だと思う。その制作が1994年で下の絵は1999年。展覧会では第3期で展示されていたが内容的には第4期かな。第4期を「21世紀の草間彌生」とネーミングしたから外されてしまったんだろう。
「かぼちゃ」 1999年
最初のエントリーで書いたように第3期の展示を見終わると出口ではなく、第4期つまり現在の作品の展示室に出る。過去の作品を見てから改めて現在の作品に接すると、最初に眺めた時と少し違った印象も受ける。初めは明るくてパワフルで楽しいという風にしか思えなかったものが、もう少し草間彌生の内面的なものを込めたもののように感じられる。作風は何度か大きく変化しているが、伝えたかったことの根底は昔からそう変わっていないのかも知れない。それを読み解くほどのマニアックさは持ち合わせていないけれどーーー。
ただし「今、なぜこの作風?」という興味も湧いてくる。こればかりは本人に尋ねてみないとわからないが、草間彌生なりの時代ニーズの取り込みなのではないかと思っている。アメリカ時代の作品はいかにも前衛的だが、あの時代はああいうものが求められていたんだろう。それで現在において受け入れられるものとして選んだのがこの作風じゃないかと。芸術家にもいろいろなタイプがいるが、彼女は間違いなく自分の作品を広く知ってもらいたい、メッセージを届けたいと考えているはずだ。
「海底の物語」 2014年
ついでにマーケティング的に考えると草間彌生の人気の高さは、現在のヘアスタイルやファッションも相当貢献している。作品との一体感があるし、なにより88歳にしてあのスタイルというインパクトは絶大。あるいは88歳だからこそというべきか。認知し記憶してもらうことはマーケティングの第一歩。彼女はセルフプロデュースにも長けた人物だと思う。
展示室を出るとグッズ販売スペース。ここでも水玉模様で草間ワールドを演出している。ご覧の通りの大混雑。
なんとレジ待ちは売り場を出て会場の外まではみ出している。最低30分は並ぶんじゃないかな。人気の展覧会でグッズ売り場が混雑していることはよくあっても、こんなに行列しているのは初めて見た。
来た時にはそれほど並んでいなかったチケット売り場も帰りにはこの通り。チケットは別のところで買っておくことをお勧めする。
おしまい
松本時代とアメリカ時代の作品は似ても似つかないが、この第3期もまったく別人のような路線。ついでにいうとこの第3期と、最初のエントリーで紹介した2000年以降から現在に至る第4期もまったく違うので、草間彌生はかなりドラスティックに作風が変化するタイプの人である。
それでこの第3期はなかなかよかったというか私のツボにはまった。ジャンルわけするならシュルレアリスムに近い。しかし、ありがちな摩訶不思議をひけらかしたようなところはなく、落ち着いた雰囲気で絵の中に引き込まれるような魅力がある。頭で考えてインパクトを狙ったのではなく、心で素直に描いたんだというと安直な解釈になってしまうけれど。
「花と自画像」 1973年
「蟲をとる男」 1972年 ※蟲は虫の旧字。ついでに男は写真の中にいる。
「我が巣立ち」 1975年
「夜の目」 1975年
「水に映った蔭」 1977年
「自殺した私」 1977年
この写真の撮影は1982年だから、第3期の中頃にかかる53歳頃の草間彌生。風格が出てきたというかオーラを感じるというか。前2回のエントリーで載せた松本時代とアメリカ時代、そして現在の写真と見較べて変化を追ってみるのもおもしろい。
カボチャは草間彌生が好んで使うモチーフ。瀬戸内海の直島に置かれた大きなオブジェが有名。世間一般に彼女が知られるきっかけとなった作品だと思う。その制作が1994年で下の絵は1999年。展覧会では第3期で展示されていたが内容的には第4期かな。第4期を「21世紀の草間彌生」とネーミングしたから外されてしまったんだろう。
「かぼちゃ」 1999年
最初のエントリーで書いたように第3期の展示を見終わると出口ではなく、第4期つまり現在の作品の展示室に出る。過去の作品を見てから改めて現在の作品に接すると、最初に眺めた時と少し違った印象も受ける。初めは明るくてパワフルで楽しいという風にしか思えなかったものが、もう少し草間彌生の内面的なものを込めたもののように感じられる。作風は何度か大きく変化しているが、伝えたかったことの根底は昔からそう変わっていないのかも知れない。それを読み解くほどのマニアックさは持ち合わせていないけれどーーー。
ただし「今、なぜこの作風?」という興味も湧いてくる。こればかりは本人に尋ねてみないとわからないが、草間彌生なりの時代ニーズの取り込みなのではないかと思っている。アメリカ時代の作品はいかにも前衛的だが、あの時代はああいうものが求められていたんだろう。それで現在において受け入れられるものとして選んだのがこの作風じゃないかと。芸術家にもいろいろなタイプがいるが、彼女は間違いなく自分の作品を広く知ってもらいたい、メッセージを届けたいと考えているはずだ。
「海底の物語」 2014年
ついでにマーケティング的に考えると草間彌生の人気の高さは、現在のヘアスタイルやファッションも相当貢献している。作品との一体感があるし、なにより88歳にしてあのスタイルというインパクトは絶大。あるいは88歳だからこそというべきか。認知し記憶してもらうことはマーケティングの第一歩。彼女はセルフプロデュースにも長けた人物だと思う。
展示室を出るとグッズ販売スペース。ここでも水玉模様で草間ワールドを演出している。ご覧の通りの大混雑。
なんとレジ待ちは売り場を出て会場の外まではみ出している。最低30分は並ぶんじゃないかな。人気の展覧会でグッズ売り場が混雑していることはよくあっても、こんなに行列しているのは初めて見た。
来た時にはそれほど並んでいなかったチケット売り場も帰りにはこの通り。チケットは別のところで買っておくことをお勧めする。
おしまい