2017年05月
2017年05月31日
熱海 アカオ・ハーブ&ローズガーデン(3)
バラの谷の斜面を降りていき、
平地になったところからがプロポーズガーデン。
バラのアーチをくぐりロマンティックな気分になったところでプロポーズしましょうということらしい。そんな安直な発想ができてうらやましい(^^ゞ
こんなものがあった。
ウエディングベルはプロポーズの時じゃなくて、結婚式で鳴らすものじゃないの?
アーチにバラの花がたくさん絡まっていると、適当に撮ってもそれなりにサマになる。
斜面を振り返って。
懲りもせずバラのアップ。前日の雨で濡れているものもある。
これは撮影をミスって赤がくすんだように見えるが、実際にこういう少し朱色がかったバラ。珍しい色だと思う。あまりキレイとはいえないが。
プロポーズガーデンまで来ると全行程の半分くらいを歩いたことになる。それを見計らってカフェが設けられている。
そしてこのカフェを抜けたところにあるバラが、
黄色と赤が超絶にあざやかで美しかった。
カフェの一段下に広がる「フランスの香りのバラの庭」。
こんな入口から入って、
あれこれバラを楽しむ。
これは地面を這って咲いているように写真では見える。実際は土の部分が斜面で、上から花が垂れ下がっている。
このエリアにあるのはフレンチローズ。一番最初に訪れたイングリッシュローズガーデンに植えられているのはイングリッシュローズ。イングリッシュローズは前回のエントリーで書いた「バラの系統」の1つなのに対して、フレンチローズはフランスのバラ生産者が開発したバラという区分。つまりバラの分類は歴史や樹木の形態、花の姿形(系統)以外にもいろんな切り口があって実に複雑。イングリッシュローズにしても系統に入れる考えもあれば、フレンチローズと同じように産地ブランド的に扱う場合もある。またバラマニアなら香りの分類も重視するらしい。バラ学にはあまり深入りしない方がよさそう(^^ゞ
ところでこのエリアは「フランスの香りのバラの庭」となっているが、フレンチローズが特別に香りが強いバラということはない。このアカオ・ハーブ&ローズガーデンでは散策していてほのかにバラの香りを感じることもあったけれど、他の植物との混栽スタイルだから単位面積あたりのバラ密度はそれほど高くないし、また基本的に海風が常にあるのでバラの香りに包まれる、香りにむせかえるということはなかった。香りを楽しむ点ではバラ畑みたいなバラ園のほうが向いているかと思う。
それにしても「フランスの香り」ってどんな香り?
昔、とあるクルマの開発会議に参加した時「都会的な走りの追求」というようなキーワードが用意されていた。「都会的な走りって具体的に説明してもらえますか?」と質問したら、サーッと場の空気が一変したのを思い出した。言葉に酔って中身がないことに気付かないのはよくある話。
いろんな草花。
これはナデシコだと思うが、ナデシコはたくさん種類があるので自信がない。
またまたアップで。
このエリアの入口付近はマーブル模様のバラが多かった。
マーブル以外。
ーーー続く
平地になったところからがプロポーズガーデン。
バラのアーチをくぐりロマンティックな気分になったところでプロポーズしましょうということらしい。そんな安直な発想ができてうらやましい(^^ゞ
こんなものがあった。
ウエディングベルはプロポーズの時じゃなくて、結婚式で鳴らすものじゃないの?
アーチにバラの花がたくさん絡まっていると、適当に撮ってもそれなりにサマになる。
斜面を振り返って。
懲りもせずバラのアップ。前日の雨で濡れているものもある。
これは撮影をミスって赤がくすんだように見えるが、実際にこういう少し朱色がかったバラ。珍しい色だと思う。あまりキレイとはいえないが。
プロポーズガーデンまで来ると全行程の半分くらいを歩いたことになる。それを見計らってカフェが設けられている。
そしてこのカフェを抜けたところにあるバラが、
黄色と赤が超絶にあざやかで美しかった。
カフェの一段下に広がる「フランスの香りのバラの庭」。
こんな入口から入って、
あれこれバラを楽しむ。
これは地面を這って咲いているように写真では見える。実際は土の部分が斜面で、上から花が垂れ下がっている。
このエリアにあるのはフレンチローズ。一番最初に訪れたイングリッシュローズガーデンに植えられているのはイングリッシュローズ。イングリッシュローズは前回のエントリーで書いた「バラの系統」の1つなのに対して、フレンチローズはフランスのバラ生産者が開発したバラという区分。つまりバラの分類は歴史や樹木の形態、花の姿形(系統)以外にもいろんな切り口があって実に複雑。イングリッシュローズにしても系統に入れる考えもあれば、フレンチローズと同じように産地ブランド的に扱う場合もある。またバラマニアなら香りの分類も重視するらしい。バラ学にはあまり深入りしない方がよさそう(^^ゞ
ところでこのエリアは「フランスの香りのバラの庭」となっているが、フレンチローズが特別に香りが強いバラということはない。このアカオ・ハーブ&ローズガーデンでは散策していてほのかにバラの香りを感じることもあったけれど、他の植物との混栽スタイルだから単位面積あたりのバラ密度はそれほど高くないし、また基本的に海風が常にあるのでバラの香りに包まれる、香りにむせかえるということはなかった。香りを楽しむ点ではバラ畑みたいなバラ園のほうが向いているかと思う。
それにしても「フランスの香り」ってどんな香り?
昔、とあるクルマの開発会議に参加した時「都会的な走りの追求」というようなキーワードが用意されていた。「都会的な走りって具体的に説明してもらえますか?」と質問したら、サーッと場の空気が一変したのを思い出した。言葉に酔って中身がないことに気付かないのはよくある話。
いろんな草花。
これはナデシコだと思うが、ナデシコはたくさん種類があるので自信がない。
またまたアップで。
このエリアの入口付近はマーブル模様のバラが多かった。
マーブル以外。
ーーー続く
2017年05月30日
熱海 アカオ・ハーブ&ローズガーデン(2)
イングリッシュローズガーデンに続いて向かいのコレクションガーデンへ。バスの運転手がコレクションガーデンと案内していて、一体何のことだろうと思っていたが、こういうことだった。上田善弘は有名なバラの研究者らしい。
バラの回廊を楽しむ。
このコレクションガーデンからは眼下に海が見える。
ツルバラは下向きに咲くものが多いような気がする。植物的に何か理由があるのだろうが、花を見やすくて人間にも好都合。
バラといろいろな植物が混栽されていい雰囲気。
コップタワシみたいな花も。
前回のエントリーでバラの6分類について書いた。それは一番基本的な枠組みたいなもので、それとは別に花の姿形で区別した系統というものがある。だいたい30〜40種類ほど。この園芸会社のホームページには代表的な系統が写真で紹介されている。バラを見て「これはノアゼットローズ系だね」とか言えれば箔がつくが、まあおそらく一生無理だろう(^^ゞ
これは最初に紹介したバラ回廊に咲いていたバラ。バラと聞いて連想する形とかけ離れているのが、たいていは原種バラかそれに近い園芸種だと(勝手に)認識している。単純に花としてみればきれいなのだが、バラのイメージとはかけ離れているから原種バラはあまり好きになれない。
バラと聞いて連想する形とかけ離れているのが原種バラという私の理論からすると、先ほどのツルバラなんかは本当に原種バラ?という気もするけれど。ちなみにアカオ・ハーブ&ローズガーデンでは品種名の表示はない。
まあ細かなことは気にせずにバラのモコモコを楽しむ。
こちらは超ミニチュアサイズのバラ。それにしてもバイクの鍵の溝に何かこびりついているのに今初めて気がついた(>_<)
コレクションガーデンを見終わって坂道を下っていく。
石垣の模様が浮き出た苔。
ここは「夜の女王の庭」と名付けられた一画。
階段を上った先は小人でも出てきそうなメルヘンな風景。
その奥に見えるのは、まぶしいばかりの新緑!
夜の女王はいずこに? ナゾ
次にあらわれるのがバラの谷への入口。
しばらく歩くとドッカーンと視界が広がる。
この斜面部分がバラの谷。
つづら折りになっている道を降りながらバラを眺めるという趣向。
いろんな植物。
こいつは紫の部分が耳で、白が目で、黄色が鼻に見えてしかたがなかった。
ちょっと怒っている表情なのが花にしては珍しい。
これはジキタリス。園内のあちこちで咲いていた。
ツリガネソウ(釣鐘草)。
アカオ・ハーブ&ローズガーデンの案内マップ。
6番が夜の女王の庭で、7番がバラの谷。ところでこのマップを入口でもらうのを忘れ、でも順番に降りていくだけだから別にいいだろうと思っていた。この後7番〜9番〜10番〜11番〜12番と、つまりバラの谷から一直線に進んだのだが、少し離れたところに8番もあることを自宅に戻ってから発見(/o\)
8番はクライミングローズガーデン。クライミングローズとは前回のエントリーで書いた形態の2分類でツルバラのこと。まあツルバラはどのガーデンにもあったし、またここに来る理由ができたからいいかと。
ーーーまだまだ続く
バラの回廊を楽しむ。
このコレクションガーデンからは眼下に海が見える。
ツルバラは下向きに咲くものが多いような気がする。植物的に何か理由があるのだろうが、花を見やすくて人間にも好都合。
バラといろいろな植物が混栽されていい雰囲気。
コップタワシみたいな花も。
前回のエントリーでバラの6分類について書いた。それは一番基本的な枠組みたいなもので、それとは別に花の姿形で区別した系統というものがある。だいたい30〜40種類ほど。この園芸会社のホームページには代表的な系統が写真で紹介されている。バラを見て「これはノアゼットローズ系だね」とか言えれば箔がつくが、まあおそらく一生無理だろう(^^ゞ
これは最初に紹介したバラ回廊に咲いていたバラ。バラと聞いて連想する形とかけ離れているのが、たいていは原種バラかそれに近い園芸種だと(勝手に)認識している。単純に花としてみればきれいなのだが、バラのイメージとはかけ離れているから原種バラはあまり好きになれない。
バラと聞いて連想する形とかけ離れているのが原種バラという私の理論からすると、先ほどのツルバラなんかは本当に原種バラ?という気もするけれど。ちなみにアカオ・ハーブ&ローズガーデンでは品種名の表示はない。
まあ細かなことは気にせずにバラのモコモコを楽しむ。
こちらは超ミニチュアサイズのバラ。それにしてもバイクの鍵の溝に何かこびりついているのに今初めて気がついた(>_<)
コレクションガーデンを見終わって坂道を下っていく。
石垣の模様が浮き出た苔。
ここは「夜の女王の庭」と名付けられた一画。
階段を上った先は小人でも出てきそうなメルヘンな風景。
その奥に見えるのは、まぶしいばかりの新緑!
夜の女王はいずこに? ナゾ
次にあらわれるのがバラの谷への入口。
しばらく歩くとドッカーンと視界が広がる。
この斜面部分がバラの谷。
つづら折りになっている道を降りながらバラを眺めるという趣向。
いろんな植物。
こいつは紫の部分が耳で、白が目で、黄色が鼻に見えてしかたがなかった。
ちょっと怒っている表情なのが花にしては珍しい。
これはジキタリス。園内のあちこちで咲いていた。
ツリガネソウ(釣鐘草)。
アカオ・ハーブ&ローズガーデンの案内マップ。
6番が夜の女王の庭で、7番がバラの谷。ところでこのマップを入口でもらうのを忘れ、でも順番に降りていくだけだから別にいいだろうと思っていた。この後7番〜9番〜10番〜11番〜12番と、つまりバラの谷から一直線に進んだのだが、少し離れたところに8番もあることを自宅に戻ってから発見(/o\)
8番はクライミングローズガーデン。クライミングローズとは前回のエントリーで書いた形態の2分類でツルバラのこと。まあツルバラはどのガーデンにもあったし、またここに来る理由ができたからいいかと。
ーーーまだまだ続く
2017年05月27日
熱海 アカオ・ハーブ&ローズガーデン
前日の金曜日は早起きの必要があった。それで午前5時半頃の天気予報が、このアカオ・ハーブ&ローズガーデンをロケ地に放送されていた。単なるバラ園ではなくガーデンとして構成されているとの紹介。実は近場のバラ園はほとんど訪れたし、単にバラがたくさん咲いているバラ畑のようなところでは満足できなくなってきている。このアカオガーデンのことは知らなかったから、やっぱり早起きは三文の得かも。
というわけで2週続けてのツーリング。
もうすぐ梅雨だし今年の夏は酷暑らしいから乗れるうちに乗っておこうかと正当化。
東名を厚木インターで小田原厚木道路に乗り換えて終点まで走るのは先週のツーリングと同じ。今回はそこから熱海を目指す。伊豆半島の東海岸をつなぐのは国道135号線だが、往きは時間節約のため有料バイパスである真鶴道路と熱海ビーチラインも使う。バラを見た後は宇佐見まで走って伊豆ツーリングの雰囲気を少しだけ楽しみ、帰りは湯河原でこれまた2週連続となる温泉というプラン。
出発は午前7時。前日は長雨だったから道路はまだ湿っている。本日は晴れの予報なものの厚い雲で今にも降り出しそう。とりあえず天気予報を信じて出発。気温は22度でバイクで走り出すとやや肌寒い。
東名の下りは西向きである。天気は西から変わるというが、西の空は相変わらず暗い。熱海まで行って雨じゃシャレにならないから、降り出したら帰ろうと思いながら走る。しかし小田原厚木道路に入った頃から急速に天候が回復。信じてよかった天気予報。
小田原からしばらく135号線は崖の上を通っているので海はあまりよく見えないが、進むにつれて高度が下がり海沿いの道路となる。なぜか海が近くだとテンションが上がる。真鶴道路は半分トンネル。しかし湯河原の先からの熱海ビーチラインは海が荒れていれば潮を被るほどのシーサイド道路。ただし、どちらもETCに対応していないので、特にバイクだと料金の支払いが面倒。田舎の高速道路より交通量は多いはずだから早くETCを導入して欲しいものである。
熱海の中心街を抜けて数キロ先の錦ヶ浦というところにアカオ・ハーブ&ローズガーデンはある。到着は開園時刻と同じ午前9時。駐車場はこの奥にも広がっているが、もう相当数のクルマで埋まっている。かなり人気のある場所のようだ。バイクを駐める専用区画はなく、係員によると「軽四の場所が空いていたらそこ。空いていなければ普通車のところに駐めてくれ」とのこと。
駐車場から入口をみたところ。右側の門が国道135号に面している。ほとんどの人がやってくる東京方面からだと右折して進入することになる。対向車も多くてなかなか右折できず、道幅は狭くて後続車がつかえ、この付近の渋滞を作り出しているのがこのガーデンであることが判明。
上の写真の左側の階段でガーデン入口に上がる。
ガーデンのセンスのよさを予感させる案内看板。
チケット売り場。クルマの数から長い行列を想像していたが、そうでもなかった。実際は9時より前から開いているのかもしれない。
入園料は1200円。ホームページのクーポン画面をスマホで見せると1000円になる。
ガーデンは山の斜面に沿って造られている。マイクロバスで頂上まで運ばれて、そこから歩いて下りながら見学する。平地の少ない熱海ならではの工夫のある仕組み。
超久し振りに乗るマイクロバス。頂上までの途中に運転手がいくつかに分けられている各ガーデンの説明をしてくれる。
終点到着。
この上に曽我浅間神社という私設?の神社がある。階段を登らなくてもおさい銭は納められるというありがたい配慮つき(^^ゞ
ハーブ&ローズガーデンなのに最初にあるのは日本庭園。
アカオ・ハーブ&ローズガーデンは熱海で2軒のホテルを経営するアカオリゾートの系列である。創業者である赤尾氏の銅像があった。熱海では伝説の経営者らしい。
ここは日本庭園というより写真中央の世界最大といわれる盆栽を展示するためのエリア。歩いている人と比較するとそのサイズがよくわかる。この日は天気もよく海を背景に絶景である。
盆栽は鳳凰(ほうおう)の松と名付けられている。姿形はお見事。しかし盆栽って樹木を小さなサイズに凝縮して育てることじゃなかったけ?
日本瓦越しに海を眺めることはあまりないかも。遠くに見えているのは初島。
日本庭園を出て数十メートル下ると、いよいよバラのガーデン。道路の左側がイングリッシュローズガーデン。右側にあるのがコレクションガーデン。
イングリッシュローズガーデンに入る。
ちなみにバラは大きく6つのセグメントに分けられる。まず歴史的に3分類。
原種バラあるいはワイルドローズと呼ばれるのは、いってみれば野生のばら。200種類くらいあるが祖先をたどると8品種といわれる。そのうちの2品種「ノイバラ」「テリハノイバラ」は日本原産。バラって西洋のイメージが強いのに、オリジナルの2/8=25%が日本由来なのは意外。
野生のバラから人間によって園芸品種がどんどんと開発された。現在で約4万品種以上ともいわれる。それで1867年(明治維新の1年前)に生み出されたラ・フランスという品種を境に、ラ・フランスを含んでそれ以降の園芸品種をモダン・ローズ、それ以前をオールド・ローズと区分する。ラ・フランスがそれだけ園芸的には画期的だったからだが、オールド・ローズとの一番の違いは四季咲きなこと(日本の屋外で冬は咲かないが)。オールド・ローズは一季咲きで基本的に春から夏。それほどバラの世界では別格扱いのラ・フランスであるが、洋梨の名前と同じなのが紛らわしい。もっとも洋梨をラ・フランスと呼ぶのは日本だけで和製仏語なんだけど。
形態的にバラは枝が伸びるものと、ツルが伸びるものの2つに分類できる。先ほどの歴史的3分類と掛け合わせて合計6分類。イングリッシュローズはモダンローズで枝とツルの両方ある。
立体的なガーデンでいい雰囲気。
ツルバラが多かったかな。
このゲートのところで写真を撮りたかったのに、ご覧のように人が途切れることがなく。
仕方なく別の場所で「壁の花」を(^^ゞ
バラ以外にもいろいろ咲いている。
こういういろんな花や草が混じったガーデンな雰囲気が空き。
こちらはイングリッシュローズガーデンと続きになっている「黄金のバラの庭」というゾーン。黄色系のバラと黄色いリーフ(葉っぱ)の植物で構成されている。
ところで山のモコモコ感もなかなか素敵。
バラのアップでいろいろ。
ーーーかなり長く続く
というわけで2週続けてのツーリング。
もうすぐ梅雨だし今年の夏は酷暑らしいから乗れるうちに乗っておこうかと正当化。
東名を厚木インターで小田原厚木道路に乗り換えて終点まで走るのは先週のツーリングと同じ。今回はそこから熱海を目指す。伊豆半島の東海岸をつなぐのは国道135号線だが、往きは時間節約のため有料バイパスである真鶴道路と熱海ビーチラインも使う。バラを見た後は宇佐見まで走って伊豆ツーリングの雰囲気を少しだけ楽しみ、帰りは湯河原でこれまた2週連続となる温泉というプラン。
出発は午前7時。前日は長雨だったから道路はまだ湿っている。本日は晴れの予報なものの厚い雲で今にも降り出しそう。とりあえず天気予報を信じて出発。気温は22度でバイクで走り出すとやや肌寒い。
東名の下りは西向きである。天気は西から変わるというが、西の空は相変わらず暗い。熱海まで行って雨じゃシャレにならないから、降り出したら帰ろうと思いながら走る。しかし小田原厚木道路に入った頃から急速に天候が回復。信じてよかった天気予報。
小田原からしばらく135号線は崖の上を通っているので海はあまりよく見えないが、進むにつれて高度が下がり海沿いの道路となる。なぜか海が近くだとテンションが上がる。真鶴道路は半分トンネル。しかし湯河原の先からの熱海ビーチラインは海が荒れていれば潮を被るほどのシーサイド道路。ただし、どちらもETCに対応していないので、特にバイクだと料金の支払いが面倒。田舎の高速道路より交通量は多いはずだから早くETCを導入して欲しいものである。
熱海の中心街を抜けて数キロ先の錦ヶ浦というところにアカオ・ハーブ&ローズガーデンはある。到着は開園時刻と同じ午前9時。駐車場はこの奥にも広がっているが、もう相当数のクルマで埋まっている。かなり人気のある場所のようだ。バイクを駐める専用区画はなく、係員によると「軽四の場所が空いていたらそこ。空いていなければ普通車のところに駐めてくれ」とのこと。
駐車場から入口をみたところ。右側の門が国道135号に面している。ほとんどの人がやってくる東京方面からだと右折して進入することになる。対向車も多くてなかなか右折できず、道幅は狭くて後続車がつかえ、この付近の渋滞を作り出しているのがこのガーデンであることが判明。
上の写真の左側の階段でガーデン入口に上がる。
ガーデンのセンスのよさを予感させる案内看板。
チケット売り場。クルマの数から長い行列を想像していたが、そうでもなかった。実際は9時より前から開いているのかもしれない。
入園料は1200円。ホームページのクーポン画面をスマホで見せると1000円になる。
ガーデンは山の斜面に沿って造られている。マイクロバスで頂上まで運ばれて、そこから歩いて下りながら見学する。平地の少ない熱海ならではの工夫のある仕組み。
超久し振りに乗るマイクロバス。頂上までの途中に運転手がいくつかに分けられている各ガーデンの説明をしてくれる。
終点到着。
この上に曽我浅間神社という私設?の神社がある。階段を登らなくてもおさい銭は納められるというありがたい配慮つき(^^ゞ
ハーブ&ローズガーデンなのに最初にあるのは日本庭園。
アカオ・ハーブ&ローズガーデンは熱海で2軒のホテルを経営するアカオリゾートの系列である。創業者である赤尾氏の銅像があった。熱海では伝説の経営者らしい。
ここは日本庭園というより写真中央の世界最大といわれる盆栽を展示するためのエリア。歩いている人と比較するとそのサイズがよくわかる。この日は天気もよく海を背景に絶景である。
盆栽は鳳凰(ほうおう)の松と名付けられている。姿形はお見事。しかし盆栽って樹木を小さなサイズに凝縮して育てることじゃなかったけ?
日本瓦越しに海を眺めることはあまりないかも。遠くに見えているのは初島。
日本庭園を出て数十メートル下ると、いよいよバラのガーデン。道路の左側がイングリッシュローズガーデン。右側にあるのがコレクションガーデン。
イングリッシュローズガーデンに入る。
ちなみにバラは大きく6つのセグメントに分けられる。まず歴史的に3分類。
原種バラあるいはワイルドローズと呼ばれるのは、いってみれば野生のばら。200種類くらいあるが祖先をたどると8品種といわれる。そのうちの2品種「ノイバラ」「テリハノイバラ」は日本原産。バラって西洋のイメージが強いのに、オリジナルの2/8=25%が日本由来なのは意外。
野生のバラから人間によって園芸品種がどんどんと開発された。現在で約4万品種以上ともいわれる。それで1867年(明治維新の1年前)に生み出されたラ・フランスという品種を境に、ラ・フランスを含んでそれ以降の園芸品種をモダン・ローズ、それ以前をオールド・ローズと区分する。ラ・フランスがそれだけ園芸的には画期的だったからだが、オールド・ローズとの一番の違いは四季咲きなこと(日本の屋外で冬は咲かないが)。オールド・ローズは一季咲きで基本的に春から夏。それほどバラの世界では別格扱いのラ・フランスであるが、洋梨の名前と同じなのが紛らわしい。もっとも洋梨をラ・フランスと呼ぶのは日本だけで和製仏語なんだけど。
形態的にバラは枝が伸びるものと、ツルが伸びるものの2つに分類できる。先ほどの歴史的3分類と掛け合わせて合計6分類。イングリッシュローズはモダンローズで枝とツルの両方ある。
立体的なガーデンでいい雰囲気。
ツルバラが多かったかな。
このゲートのところで写真を撮りたかったのに、ご覧のように人が途切れることがなく。
仕方なく別の場所で「壁の花」を(^^ゞ
バラ以外にもいろいろ咲いている。
こういういろんな花や草が混じったガーデンな雰囲気が空き。
こちらはイングリッシュローズガーデンと続きになっている「黄金のバラの庭」というゾーン。黄色系のバラと黄色いリーフ(葉っぱ)の植物で構成されている。
ところで山のモコモコ感もなかなか素敵。
バラのアップでいろいろ。
ーーーかなり長く続く
2017年05月25日
湯遊び処・箱根の湯
タイトルは変えたが、5月20日に山のホテルへツツジとシャクナゲを見に行ったツーリングの続き。ポーラ美術館でピカソとシャガール展を鑑賞して、次は第3目的地の温泉。
箱根だから日帰り温泉もたくさんある。ネットで調べて選んだのが「箱根の湯」という施設。それほど口コミなどを読み込んだわけじゃなく何となく直感で。でもアタリだったと思う。
ポーラ美術館を出たのが午後1時頃。箱根裏街道という恐ろしい名前が付いている国道138号を進むと宮の下で国道1号に切り替わる。下の地図では往きに箱根に登った箱根新道沿いにあるように見えるが、実際には箱根新道と平行している旧東海道である県道732号沿いにある。ちなみに箱根の湯は箱根の温泉エリアでいうと箱根湯本。
30分ほどで到着。それにしても「箱根の湯」とは大胆なネーミング(^^ゞ
駐車場はそこそこ広くて、バイクは奥の方に指定エリアがある。駐車料金は無料。
下駄箱にバイクブーツを何とか押し込んで入館。入場料は1050円。バスタオルと普通のタオルがセットの貸出料金が350円。フロントのカウンター脇にある券売機でチケットを買う。券売機とフロントの係員とは2メートルも離れていないのだから、直接チケットを売ればいいのにと思うが。下駄箱のキーはフロントに預け、それと交換にロッカーのキーを受け取るシステム。カウンターの中にいた男性は無愛想だったが、いろいろ説明してくれたオバチャンは親切だった。
館内は写真が撮れないため、箱根の湯のホームページから拝借。内風呂の他に露天風呂が2つと寝ながらつかる風呂があった。
バイブラ湯。バイブラという言葉は何語かも不明だが、床から気泡が出てくる泡風呂という意味だと思う。打たせ湯も併設されている。
こちらの浴槽にはジェットバスがあった。
寝湯は泡風呂でもある。浴槽は浅くて寝そべってはいる。
内湯。
けっこう広いのに、中にいたのは私を含めて最初は5名で最大でも8名とガラガラ。ジェットバス装置は2つしかなくバイブラ湯も泡が出ているのはごく一部のスペースでも、充分に独占することができた。というかほとんどの人は浴槽にゆったり浸かっているだけ。ジェットだ泡だと喜んでいるのは私だけみたい(^^ゞ
お湯はよかったと思う。わずかにぬめり気を感じるけれど、肌あたりはとてもサラッとしている。ここは基本的に源泉掛け流しで一部濾過装置併用という構造。お湯はとてもキレイでまた新鮮な温泉に感じた。ただし、この日は快晴でお湯への日当たりもよかったから余計に透明度を高く感じた可能性もある。温度は熱からず冷たからず。湯温計は41度だった。そういえば初めての日帰り温泉体験だった湯河原の「こごめの湯」はぬるかった。
浸かっては上がってベンチで休憩。それの繰り返し。まったりと至福のリラックスタイム。結局1時間位を温泉で過ごした。
無料休憩所。これもホームページからの拝借。寝転がっている人が多かった。なおこの施設は食べ物や飲み物の持ち込みができる。
昔懐かしいコーヒー牛乳を売っていた。
でもキャップは紙で牛乳栓抜き(知っている?)で開けるのではなく、プラスチック製のものを回して外す。
午後3時頃に箱根の湯を出発。帰り際、愛想のいいオバチャンに「いつもこんなに空いているのか?」と尋ねると「今日は天気がいいから」という返事。天気がいいとあちこち観光する人が多いので、昼間は空いていて夕方から混み始めるらしい。なるほど。
午後5時過ぎに帰宅。走行205キロ。ツツジとシャクナゲ、ピカソとシャガール、そして温泉といろいろ楽しめたツーリングだった。しかし自宅で鏡を見てびっくり。露天風呂に1時間もいたせいか顔が真っ赤に日焼け(^^ゞ
おしまい
箱根だから日帰り温泉もたくさんある。ネットで調べて選んだのが「箱根の湯」という施設。それほど口コミなどを読み込んだわけじゃなく何となく直感で。でもアタリだったと思う。
ポーラ美術館を出たのが午後1時頃。箱根裏街道という恐ろしい名前が付いている国道138号を進むと宮の下で国道1号に切り替わる。下の地図では往きに箱根に登った箱根新道沿いにあるように見えるが、実際には箱根新道と平行している旧東海道である県道732号沿いにある。ちなみに箱根の湯は箱根の温泉エリアでいうと箱根湯本。
30分ほどで到着。それにしても「箱根の湯」とは大胆なネーミング(^^ゞ
駐車場はそこそこ広くて、バイクは奥の方に指定エリアがある。駐車料金は無料。
下駄箱にバイクブーツを何とか押し込んで入館。入場料は1050円。バスタオルと普通のタオルがセットの貸出料金が350円。フロントのカウンター脇にある券売機でチケットを買う。券売機とフロントの係員とは2メートルも離れていないのだから、直接チケットを売ればいいのにと思うが。下駄箱のキーはフロントに預け、それと交換にロッカーのキーを受け取るシステム。カウンターの中にいた男性は無愛想だったが、いろいろ説明してくれたオバチャンは親切だった。
館内は写真が撮れないため、箱根の湯のホームページから拝借。内風呂の他に露天風呂が2つと寝ながらつかる風呂があった。
バイブラ湯。バイブラという言葉は何語かも不明だが、床から気泡が出てくる泡風呂という意味だと思う。打たせ湯も併設されている。
こちらの浴槽にはジェットバスがあった。
寝湯は泡風呂でもある。浴槽は浅くて寝そべってはいる。
内湯。
けっこう広いのに、中にいたのは私を含めて最初は5名で最大でも8名とガラガラ。ジェットバス装置は2つしかなくバイブラ湯も泡が出ているのはごく一部のスペースでも、充分に独占することができた。というかほとんどの人は浴槽にゆったり浸かっているだけ。ジェットだ泡だと喜んでいるのは私だけみたい(^^ゞ
お湯はよかったと思う。わずかにぬめり気を感じるけれど、肌あたりはとてもサラッとしている。ここは基本的に源泉掛け流しで一部濾過装置併用という構造。お湯はとてもキレイでまた新鮮な温泉に感じた。ただし、この日は快晴でお湯への日当たりもよかったから余計に透明度を高く感じた可能性もある。温度は熱からず冷たからず。湯温計は41度だった。そういえば初めての日帰り温泉体験だった湯河原の「こごめの湯」はぬるかった。
浸かっては上がってベンチで休憩。それの繰り返し。まったりと至福のリラックスタイム。結局1時間位を温泉で過ごした。
無料休憩所。これもホームページからの拝借。寝転がっている人が多かった。なおこの施設は食べ物や飲み物の持ち込みができる。
昔懐かしいコーヒー牛乳を売っていた。
でもキャップは紙で牛乳栓抜き(知っている?)で開けるのではなく、プラスチック製のものを回して外す。
午後3時頃に箱根の湯を出発。帰り際、愛想のいいオバチャンに「いつもこんなに空いているのか?」と尋ねると「今日は天気がいいから」という返事。天気がいいとあちこち観光する人が多いので、昼間は空いていて夕方から混み始めるらしい。なるほど。
午後5時過ぎに帰宅。走行205キロ。ツツジとシャクナゲ、ピカソとシャガール、そして温泉といろいろ楽しめたツーリングだった。しかし自宅で鏡を見てびっくり。露天風呂に1時間もいたせいか顔が真っ赤に日焼け(^^ゞ
おしまい
2017年05月24日
箱根 山のホテルでツツジとシャクナゲ その3
天気も最高だったし、場所によっては富士山も視界に入りながらのツツジ鑑賞は実にいい気分。ずっと眺めていたい気持ちだったが、そうもいってられないので出入り口に向かう。そこでこんな看板を発見。
次に訪れる予定のポーラ美術館入館料が200円引き\(^o^)/ ポーラ美術館は一度訪れるとスタンプカードをくれて、次回にそれを見せると200円引きになる。4回目のスタンプを押すと200円引きプラス5回目は無料になるという仕組み。今までそれで200円引きだったのだが、2回目にスタンプを押してから2年間という有効期限がある。それに引っかかって私のスタンプカードは期限切れ。チェッと思っていたのに捨てる神あれば拾う神あり。
庭園からはこのスロープを昇ってホテル館内に入る。
リゾート気分なテラス。
フロントはあまり大きくない。ここで美術館のチケットを購入。
正面玄関より退出。ホテルは傾斜地に建っていて玄関やフロントがあるのは2階。
2階と同じ平面の第1駐車場。駐まっていたクルマはけっこう庶民的。
第2駐車場はホテル1階の高さ。バイクを駐めたのはさらに下の道路に面した場所。そこに向かって下っていくと芦ノ湖に突き出した桟橋が見えた。
お店のようなものもあったので道路を渡ってさらに下ってみる。
建物は山のホテルの別館だった。1階がカフェで2階が食器などを売っているらしい。
遊歩道が元箱根方面へ続いている。ずっと湖畔沿いを歩けるのかな?
山中湖や河口湖と違って芦ノ湖は、湖畔沿いをバイクやクルマで1週できる道路はない(たぶん)。グーグルマップを拡大すると細い道が表示されるが、おそらくはこんな遊歩道かハイカーが歩くような道。特に湖畔の西側がそうで、バイクで走れるのはいきなり尾根沿いの芦ノ湖スカイラインとなる。細い道も探検しようと思っているが、未舗装でUターンもできない道幅のところに入り込んだらやっかいなので保留中。
山のホテルを出たのは午前11時半頃。その頃にクルマの駐車場は一杯で、ホテル前の道路は狭くて駐車場入り待ちができないので、係員が元箱根にある公共の駐車場に駐めてここまで歩いてくるか、時間を改めて来て欲しいと説明していた。クルマで来る人は早めに来ましょう。バイクはまあ大丈夫かと思う。
元箱根まで戻り箱根マラソンのほうの国道1号を進む。ナビまかせなのだがポーラ美術館に向かう時は、いつも途中で裏道のような細いところを抜け、しかもすごく急な下り坂を走らされる。まあ美術館まではたどり着くからいいけれど。
ポーラ美術館到着。山のホテルからは30分ほどのクネクネツーリング。
バイクは従業員駐車場の隅に駐めるので無料。
美術館周りにたくさんあるツルツル木肌のヒメシャラはいつ見てもきれい。
ピカソとシャガール展についてはツーリングとは別に、また日を改めて書く予定。
ーーー続く
次に訪れる予定のポーラ美術館入館料が200円引き\(^o^)/ ポーラ美術館は一度訪れるとスタンプカードをくれて、次回にそれを見せると200円引きになる。4回目のスタンプを押すと200円引きプラス5回目は無料になるという仕組み。今までそれで200円引きだったのだが、2回目にスタンプを押してから2年間という有効期限がある。それに引っかかって私のスタンプカードは期限切れ。チェッと思っていたのに捨てる神あれば拾う神あり。
庭園からはこのスロープを昇ってホテル館内に入る。
リゾート気分なテラス。
フロントはあまり大きくない。ここで美術館のチケットを購入。
正面玄関より退出。ホテルは傾斜地に建っていて玄関やフロントがあるのは2階。
2階と同じ平面の第1駐車場。駐まっていたクルマはけっこう庶民的。
第2駐車場はホテル1階の高さ。バイクを駐めたのはさらに下の道路に面した場所。そこに向かって下っていくと芦ノ湖に突き出した桟橋が見えた。
お店のようなものもあったので道路を渡ってさらに下ってみる。
建物は山のホテルの別館だった。1階がカフェで2階が食器などを売っているらしい。
遊歩道が元箱根方面へ続いている。ずっと湖畔沿いを歩けるのかな?
山中湖や河口湖と違って芦ノ湖は、湖畔沿いをバイクやクルマで1週できる道路はない(たぶん)。グーグルマップを拡大すると細い道が表示されるが、おそらくはこんな遊歩道かハイカーが歩くような道。特に湖畔の西側がそうで、バイクで走れるのはいきなり尾根沿いの芦ノ湖スカイラインとなる。細い道も探検しようと思っているが、未舗装でUターンもできない道幅のところに入り込んだらやっかいなので保留中。
山のホテルを出たのは午前11時半頃。その頃にクルマの駐車場は一杯で、ホテル前の道路は狭くて駐車場入り待ちができないので、係員が元箱根にある公共の駐車場に駐めてここまで歩いてくるか、時間を改めて来て欲しいと説明していた。クルマで来る人は早めに来ましょう。バイクはまあ大丈夫かと思う。
元箱根まで戻り箱根マラソンのほうの国道1号を進む。ナビまかせなのだがポーラ美術館に向かう時は、いつも途中で裏道のような細いところを抜け、しかもすごく急な下り坂を走らされる。まあ美術館まではたどり着くからいいけれど。
ポーラ美術館到着。山のホテルからは30分ほどのクネクネツーリング。
バイクは従業員駐車場の隅に駐めるので無料。
美術館周りにたくさんあるツルツル木肌のヒメシャラはいつ見てもきれい。
ピカソとシャガール展についてはツーリングとは別に、また日を改めて書く予定。
ーーー続く
2017年05月22日
箱根 山のホテルでツツジとシャクナゲ その2
しゃくなげ園を見に行く。
ところで前回のエントリーに載せた園内の案内看板では「しゃくなげ庭園」である。けっこう不統一。ホテルのホームページの庭園散策マップでは「しゃくなげ園」となっている。ただし案内看板にあった「つつじ庭園」あるいは「つつじ園」という区分はホームページにはない。おそらく庭園とは基本的にツツジであり、ツツジ以外の場所には個別に名前をつけるという構成。ブランディングの仕事などやっているとこういうことが目についてノンビリ散策できない(^^ゞ
ちなみにこのブログでは植物の名前は基本的に片仮名表記にしている。何となく新聞などでも片仮名のようであるし、平仮名と続けた時にわかりやすいから。例えば
いつつつじが咲く?
いつツツジが咲く?
あしかがフラワーパークもそうだけれど施設の地名部分を平仮名にすることが多くなっている。さいたま市など自治体の名前にも使うことが平成の大合併で増えた。親しみやすい印象にするなど理由はわからなくもないが、文章の中では使いにくいから私はこのネーミング手法には反対。
話を戻して「しゃくなげ園」。
やっぱり平仮名だと「」をつけたくなる。
ここのシャクナゲは背の高いものが多く、低木の「つつじ園」の開放的な雰囲気と違って木々の下をくぐり歩いて花を眺める感じ。
小振りのシャクナゲが多かった。
花はきれいだったのだが写真に撮るとパッとせず。センスのなさを痛感(/o\)
だったら企画モノで勝負。シャクナゲの一生!
ところで「企画」に「モノ」をつけると、とたんに安直なイメージが生まれる(^^ゞ
こいつは違う人生パターンみたい。
ツツジのある場所からは芦ノ湖があまりよく見えないが、ここは少し高い位置にあるので湖面がよく見えた。
つつじ園に戻って
再びツツジを堪能。
赤の手前にある濃いピンクのツツジと紫のツツジは他の色のツツジとは違い、まるで花びらが光を反射しているように鮮やかな発色だった。見つめていると目が痛いくらい。
輝いているイメージが撮れているかな?
ーーー続く
ところで前回のエントリーに載せた園内の案内看板では「しゃくなげ庭園」である。けっこう不統一。ホテルのホームページの庭園散策マップでは「しゃくなげ園」となっている。ただし案内看板にあった「つつじ庭園」あるいは「つつじ園」という区分はホームページにはない。おそらく庭園とは基本的にツツジであり、ツツジ以外の場所には個別に名前をつけるという構成。ブランディングの仕事などやっているとこういうことが目についてノンビリ散策できない(^^ゞ
ちなみにこのブログでは植物の名前は基本的に片仮名表記にしている。何となく新聞などでも片仮名のようであるし、平仮名と続けた時にわかりやすいから。例えば
いつつつじが咲く?
いつツツジが咲く?
あしかがフラワーパークもそうだけれど施設の地名部分を平仮名にすることが多くなっている。さいたま市など自治体の名前にも使うことが平成の大合併で増えた。親しみやすい印象にするなど理由はわからなくもないが、文章の中では使いにくいから私はこのネーミング手法には反対。
話を戻して「しゃくなげ園」。
やっぱり平仮名だと「」をつけたくなる。
ここのシャクナゲは背の高いものが多く、低木の「つつじ園」の開放的な雰囲気と違って木々の下をくぐり歩いて花を眺める感じ。
小振りのシャクナゲが多かった。
花はきれいだったのだが写真に撮るとパッとせず。センスのなさを痛感(/o\)
だったら企画モノで勝負。シャクナゲの一生!
ところで「企画」に「モノ」をつけると、とたんに安直なイメージが生まれる(^^ゞ
こいつは違う人生パターンみたい。
ツツジのある場所からは芦ノ湖があまりよく見えないが、ここは少し高い位置にあるので湖面がよく見えた。
つつじ園に戻って
再びツツジを堪能。
赤の手前にある濃いピンクのツツジと紫のツツジは他の色のツツジとは違い、まるで花びらが光を反射しているように鮮やかな発色だった。見つめていると目が痛いくらい。
輝いているイメージが撮れているかな?
ーーー続く
2017年05月20日
箱根 山のホテルでツツジとシャクナゲ
何度かこのブログでも書いているが、3年前にあしかがフラワーパークへ藤を見に行った。そして藤も素晴らしかったが、ツツジの美しさに圧倒された。ツツジは道路の街路樹によく使われている。照り返しによる高温や乾燥に強く、また排気ガスの浄化作用にも優れているらしい。そんなわけでよく見かける花だが、頭の中では道路沿いの風景と一体化していて鑑賞する花という意識はまったくなかった。街路樹だから汚れていることも多く、それもツツジに気を留めなかった理由かもしれない。
しかし、あしかがフラワーパークでそんな印象も一変。それから毎年のようにツツジの名所に出かけている。またそんなことをしなくても、そこら中に咲いているわけで、汚れる前は大変にキレイだからツツジの季節になると道路を歩いているだけで楽しい。ほとんどの人は街路樹のツツジになんて以前の私と同じように目もくれないから、実にもったいないと思ったりしている。
芦ノ湖のほとりにある「山のホテル」にある庭園はツツジとシャクナゲで有名。ずっと訪れたかったが何かとタイミングが合わず。ようやく見頃の時期にツーリングできることになった。ただし庭園を見るだけでは時間が余る。そこで箱根周辺をあちこち走り回るがむしゃらコースも考えたが、結局はポーラ美術館で開催中の「ピカソとシャガール展」を見て、その後は温泉に浸かるというノンビリコースでツーリングしてきた。
出発は午前7時半。往きのルートは東名を厚木インターで降りて小田原厚木道路に。ここは覆面パトカーが多いので常に緊張を強いられる。小田原厚木道路から箱根へは箱根新道で登った。クルマは多かったがそこそこのペースで快走。芦ノ湖の遊覧船発着場あたりに出て、そこからホテルまでは湖畔沿いに5分くらいの距離である。
山のホテル到着は9時半過ぎ。それにしてもヘンな名前のホテルである。箱根の山にあるから「山のホテル」という名前になったらしい。
つつじ・しゃくなげフェア開催中で、ホテル前の道路沿いには係員がたくさんいる。バイクは道路に面したこの場所に駐めるように指示された。ホテルはもう少し上の方にあるのだが、文句を垂れるほどの距離じゃなかった。
一段上の第2駐車場まで上がると庭園への案内看板。
この風景だけでも期待が高まってくる。
壁沿いに進んで、この角を曲がると、
声を上げずにはいられない光景が飛び込んでくる。
全体のレイアウトはこんな感じ。
ホテルの庭園のほとんどがツツジとシャクナゲで占められていることがわかる。
山のホテルのツツジの特徴は丸く刈られていること。そういえば同じく丸いツツジで有名な塩船観音寺には見頃が終わってから訪れて悲しい思いをした(^^ゞ
この日は富士山もよく見えた。
それでは丸ツツジのボンボンをお楽しみあれ。
ここはツツジ園とシャクナゲ園の中間にある広場。
シャクナゲは写真右側のもう一段高いところにある。
白い藤。ほのかに甘い香りがしていた。
ツツジ園の下にある売店コーナー。
花が売られていたのはシャクナゲだけ。
ツツジ園の隣にあるチャペル。
チャペル前庭にドーム。
周りにはバラが植えられている。そろそろ春バラが見頃のシーズンだが、標高の高い箱根ではまだツボミもなし。
なおチャペルの中はショボかった(^^ゞ
ーーー続く
しかし、あしかがフラワーパークでそんな印象も一変。それから毎年のようにツツジの名所に出かけている。またそんなことをしなくても、そこら中に咲いているわけで、汚れる前は大変にキレイだからツツジの季節になると道路を歩いているだけで楽しい。ほとんどの人は街路樹のツツジになんて以前の私と同じように目もくれないから、実にもったいないと思ったりしている。
芦ノ湖のほとりにある「山のホテル」にある庭園はツツジとシャクナゲで有名。ずっと訪れたかったが何かとタイミングが合わず。ようやく見頃の時期にツーリングできることになった。ただし庭園を見るだけでは時間が余る。そこで箱根周辺をあちこち走り回るがむしゃらコースも考えたが、結局はポーラ美術館で開催中の「ピカソとシャガール展」を見て、その後は温泉に浸かるというノンビリコースでツーリングしてきた。
出発は午前7時半。往きのルートは東名を厚木インターで降りて小田原厚木道路に。ここは覆面パトカーが多いので常に緊張を強いられる。小田原厚木道路から箱根へは箱根新道で登った。クルマは多かったがそこそこのペースで快走。芦ノ湖の遊覧船発着場あたりに出て、そこからホテルまでは湖畔沿いに5分くらいの距離である。
山のホテル到着は9時半過ぎ。それにしてもヘンな名前のホテルである。箱根の山にあるから「山のホテル」という名前になったらしい。
つつじ・しゃくなげフェア開催中で、ホテル前の道路沿いには係員がたくさんいる。バイクは道路に面したこの場所に駐めるように指示された。ホテルはもう少し上の方にあるのだが、文句を垂れるほどの距離じゃなかった。
一段上の第2駐車場まで上がると庭園への案内看板。
この風景だけでも期待が高まってくる。
壁沿いに進んで、この角を曲がると、
声を上げずにはいられない光景が飛び込んでくる。
全体のレイアウトはこんな感じ。
ホテルの庭園のほとんどがツツジとシャクナゲで占められていることがわかる。
山のホテルのツツジの特徴は丸く刈られていること。そういえば同じく丸いツツジで有名な塩船観音寺には見頃が終わってから訪れて悲しい思いをした(^^ゞ
この日は富士山もよく見えた。
それでは丸ツツジのボンボンをお楽しみあれ。
ここはツツジ園とシャクナゲ園の中間にある広場。
シャクナゲは写真右側のもう一段高いところにある。
白い藤。ほのかに甘い香りがしていた。
ツツジ園の下にある売店コーナー。
花が売られていたのはシャクナゲだけ。
ツツジ園の隣にあるチャペル。
チャペル前庭にドーム。
周りにはバラが植えられている。そろそろ春バラが見頃のシーズンだが、標高の高い箱根ではまだツボミもなし。
なおチャペルの中はショボかった(^^ゞ
ーーー続く
2017年05月16日
亀戸天神の藤
訪れたのはゴールデンウイークの5月3日。
この近くで夕方早めからという中途半端な開始時間の飲み会があり、だったら時間を有効に使おうかと藤の花を見に亀戸天神を訪れたしだい。ちなみに亀戸とかいてカメドではなくカメイドと読む。この方面にはあまり馴染みがないので、私は亀戸とマンガで有名な亀有をいつも混同する。
最寄り駅は錦糸町。
この街を訪れたこともあまりない。しかし錦糸町と聞くと1970年代の中頃にマツダ・コスモが「錦糸町のキャバレーみたいなクルマ」といわれていたのを未だに思い出す。
写真ではわかりづらいが内装が当時は珍しかったベルベット調のシートで、メーター周りの木目の模様が派手だったから。要はケバくて場末の雰囲気ということだろうと理解していた。よし大人になったら錦糸町のキャバレーとやらに行って、その実態を確かめようと思っていたのだが40年経っても果たせず(^^ゞ 時代は流れてもうキャバレーという業態が死語になってしまったが。
ついでに初代のコスモスポーツは今見ても宇宙ぽくてカッコいい。
話は戻って錦糸町からブラブラ歩く。タワーマンションもあって錦糸町も今は大都会。
スカイツリーも近くに見える。
ボーリング場だとかがあったロッテ会館は、いつの間にかホテルになっていた。
駅のすぐそばの錦糸公園。やたら人が大勢いるので入ってみるとフリーマーケットをやっていた。賑わっていたけれど何か買っている人はあまり見なかったかな。
遊戯器具のエリアは子供で順番待ち渋滞。
さらに歩いて西に右折し天神橋で横十間川という運河を渡りると、亀戸天神のある江東区に入る。ちなみに錦糸町は墨田区である。
亀戸天神に近づくにつれて人が多くなってきた。
行列のできているお店。くず餅やあんみつの老舗らしい。
大通りから亀戸天神に入る交差点。
参道はすごい人出! こんなに人がいるとは思わなかった。というか、こんな狭いところとは想像していなかった。
鳥居をくぐって太鼓橋。ズームでアップしたら面白い絵になった。
太鼓橋の上から。藤は短いものが多い。
亀がいるから亀戸なのか? こういう池にはたいてい亀はいるけど。
本殿の手前に2つの池があって、池の周りに藤棚というレイアウト。
それにしても通路が狭くて人で一杯。
藤は何種類かあるようで見頃終わりのものが多かった。これはまだきれいに咲いている藤。ただ亀戸天神の藤はあまり香りがしない。
やっぱり藤は陽の光が透けて見えるような光景がきれい。
藤を背景にツツジのつもりが藤がボケ過ぎ(/o\)
2つ目の太鼓橋の上から。
こういう風に池を向いて写真を撮ると静寂な雰囲気だが、
実際は本殿の周りもこの通り。
神社の名前に天神とか天満宮とあったら、祀られているのはたいてい菅原道真。彼は牛に何かと縁のあった人物。
境内は人で溢れているので散策はあきらめて、とっとと退散。滞在時間は20分ほど。人混みがなければ入って戻って5分ほどの距離を歩いた程度の訪問。
こちらの池を挟んで参道と平行している通路で鳥居に戻る。
池越しに美しい藤と、参道の人混みの対比を眺める。
同じく太鼓橋。
人が多くなければいい雰囲気なんだけれどーーー。
ついでだったとはいえ、ゴールデンウイークに来たのが間違い。藤の花も最盛期を過ぎていたし。でも都心から電車でサックといける距離で藤の数も多かったから、機会があったらいいタイミングを狙ってまた来ることにしよう。
この近くで夕方早めからという中途半端な開始時間の飲み会があり、だったら時間を有効に使おうかと藤の花を見に亀戸天神を訪れたしだい。ちなみに亀戸とかいてカメドではなくカメイドと読む。この方面にはあまり馴染みがないので、私は亀戸とマンガで有名な亀有をいつも混同する。
最寄り駅は錦糸町。
この街を訪れたこともあまりない。しかし錦糸町と聞くと1970年代の中頃にマツダ・コスモが「錦糸町のキャバレーみたいなクルマ」といわれていたのを未だに思い出す。
写真ではわかりづらいが内装が当時は珍しかったベルベット調のシートで、メーター周りの木目の模様が派手だったから。要はケバくて場末の雰囲気ということだろうと理解していた。よし大人になったら錦糸町のキャバレーとやらに行って、その実態を確かめようと思っていたのだが40年経っても果たせず(^^ゞ 時代は流れてもうキャバレーという業態が死語になってしまったが。
ついでに初代のコスモスポーツは今見ても宇宙ぽくてカッコいい。
話は戻って錦糸町からブラブラ歩く。タワーマンションもあって錦糸町も今は大都会。
スカイツリーも近くに見える。
ボーリング場だとかがあったロッテ会館は、いつの間にかホテルになっていた。
駅のすぐそばの錦糸公園。やたら人が大勢いるので入ってみるとフリーマーケットをやっていた。賑わっていたけれど何か買っている人はあまり見なかったかな。
遊戯器具のエリアは子供で順番待ち渋滞。
さらに歩いて西に右折し天神橋で横十間川という運河を渡りると、亀戸天神のある江東区に入る。ちなみに錦糸町は墨田区である。
亀戸天神に近づくにつれて人が多くなってきた。
行列のできているお店。くず餅やあんみつの老舗らしい。
大通りから亀戸天神に入る交差点。
参道はすごい人出! こんなに人がいるとは思わなかった。というか、こんな狭いところとは想像していなかった。
鳥居をくぐって太鼓橋。ズームでアップしたら面白い絵になった。
太鼓橋の上から。藤は短いものが多い。
亀がいるから亀戸なのか? こういう池にはたいてい亀はいるけど。
本殿の手前に2つの池があって、池の周りに藤棚というレイアウト。
それにしても通路が狭くて人で一杯。
藤は何種類かあるようで見頃終わりのものが多かった。これはまだきれいに咲いている藤。ただ亀戸天神の藤はあまり香りがしない。
やっぱり藤は陽の光が透けて見えるような光景がきれい。
藤を背景にツツジのつもりが藤がボケ過ぎ(/o\)
2つ目の太鼓橋の上から。
こういう風に池を向いて写真を撮ると静寂な雰囲気だが、
実際は本殿の周りもこの通り。
神社の名前に天神とか天満宮とあったら、祀られているのはたいてい菅原道真。彼は牛に何かと縁のあった人物。
境内は人で溢れているので散策はあきらめて、とっとと退散。滞在時間は20分ほど。人混みがなければ入って戻って5分ほどの距離を歩いた程度の訪問。
こちらの池を挟んで参道と平行している通路で鳥居に戻る。
池越しに美しい藤と、参道の人混みの対比を眺める。
同じく太鼓橋。
人が多くなければいい雰囲気なんだけれどーーー。
ついでだったとはいえ、ゴールデンウイークに来たのが間違い。藤の花も最盛期を過ぎていたし。でも都心から電車でサックといける距離で藤の数も多かったから、機会があったらいいタイミングを狙ってまた来ることにしよう。
2017年05月14日
ラ・フォル・ジュルネ・オ・ジャポン2017(5)阿波踊り!
今年のラ・フォル・ジュルネのテーマは「ラ・ダンス 舞曲の祭典」。というわけで本場の徳島から阿波踊りのチームが来演。まさかクラシックの音楽祭で阿波踊りが見られるとは。そういえば昨年は和太鼓のコンサートを聴いた。そんな間口の広いところもラ・フォル・ジュルネの魅力のひとつ。
会場は地下のEホール。有料コンサートのチケットかその半券を持っていれば入場できる。Eホールでのイベントやコンサートはすべてその方式で、いわば半無料での開催。午後8時40分からのスタートだったが、屋台でチキンを頬張っている時にメールが来たりして20分ほど遅刻。座席には座れず後ろで立ち見になってしまった。
私が来た時にはひと踊り終わった後のようでリーダーと思われる男性が解説中。
阿波踊りでは「連(れん)」というこのチームの名前は娯茶平(ごちゃへい)。「娯茶平流」「のんき流」「阿呆流」と阿波踊りには3つの流派があるらしい。彼は今まで天皇の前で4回も踊りを披露したそうで、その度に宮内庁から有名なフレーズである「踊るアホウに見るアホウ」は禁句といわれるらしい。見ているのが天皇だからというオチ。ネタかな?
話が終わると皆さんご一緒にと♪♪エライヤッチャ、エライヤッチャが始まる。けっこうな人数が輪に加わって踊り出した。みんな楽しそうである。
これはたまたまブレて撮れてしまった写真。でも踊りの動きが表現されている気もする。デジカメにはブレ防止の機能が付いているが、わざとブレさせるという仕組みがあってもいいかも。
着物のオネエさん。
ハッピ姿のオジョウさん。
リーダーが踊りの上手かった人をステージに上げて表彰。ちなみに踊っていたのは10分ほどだったと思うが、リーダーによると素人がそれ以上踊り続けると、次の日には腕が上がらなくなるらしい。
この娯茶平(ごちゃへい)は海外から招聘されることが多く、この次の週にはポーランドに遠征とのこと。それでポーランドで踊る演目を披露してくれた。阿波踊りってリズムに合わせて練り歩くだけだと思っていたので、踊り方に演出や構成があると知ってビックリ。
(写真はデジタルズームで数倍に拡大して撮影したので画質が荒い)
男性ダンサーズ。この姿勢で踊り続けるのは相当辛いと思うが。しかもスリ足(>_<)
着物ダンサーズ。着物の女性は特に腰を落とした踊り方はしない。
ハッピダンサーズ。こちらは低く構えている。同じ女性でも年齢によって身体への負担を変えているのかな。
男性と女性でこれだけ頭の位置が違う。
ハッピダンサーズのオジョウさんは太ももが逞しい(^^ゞ
最後にリーダーも踊り出し始めた。さすが別格のオーラが漂う。
阿波踊りは前から見たかったので念願かなってラッキー。思っていた以上に見ているだけで楽しくなってくる踊りだった。それと手と足がバラバラに動いているだけの単調な踊りなのに、まったく見飽きないのが不思議。機会があったら参加もしてみたいけれど、あの低くかがんだ姿勢に耐えられるかは心配。東京では高円寺(お寺じゃなくて杉並区の地名)で開かれる阿波踊り大会が有名。一昨年は浅草でサンバを見たから、今年の夏は阿波踊りを見に行ってみようかな。
というわけで3つのコンサートと阿波踊りを見て東京国際フォーラムを後にする。ところでラ・フォル・ジュルネから自宅へは、いつもクラシック音楽の余韻に浸りながら帰るのだが、今年は頭の中が阿波踊りのリズム占拠された(^^ゞ
おしまい
会場は地下のEホール。有料コンサートのチケットかその半券を持っていれば入場できる。Eホールでのイベントやコンサートはすべてその方式で、いわば半無料での開催。午後8時40分からのスタートだったが、屋台でチキンを頬張っている時にメールが来たりして20分ほど遅刻。座席には座れず後ろで立ち見になってしまった。
私が来た時にはひと踊り終わった後のようでリーダーと思われる男性が解説中。
阿波踊りでは「連(れん)」というこのチームの名前は娯茶平(ごちゃへい)。「娯茶平流」「のんき流」「阿呆流」と阿波踊りには3つの流派があるらしい。彼は今まで天皇の前で4回も踊りを披露したそうで、その度に宮内庁から有名なフレーズである「踊るアホウに見るアホウ」は禁句といわれるらしい。見ているのが天皇だからというオチ。ネタかな?
話が終わると皆さんご一緒にと♪♪エライヤッチャ、エライヤッチャが始まる。けっこうな人数が輪に加わって踊り出した。みんな楽しそうである。
これはたまたまブレて撮れてしまった写真。でも踊りの動きが表現されている気もする。デジカメにはブレ防止の機能が付いているが、わざとブレさせるという仕組みがあってもいいかも。
着物のオネエさん。
ハッピ姿のオジョウさん。
リーダーが踊りの上手かった人をステージに上げて表彰。ちなみに踊っていたのは10分ほどだったと思うが、リーダーによると素人がそれ以上踊り続けると、次の日には腕が上がらなくなるらしい。
この娯茶平(ごちゃへい)は海外から招聘されることが多く、この次の週にはポーランドに遠征とのこと。それでポーランドで踊る演目を披露してくれた。阿波踊りってリズムに合わせて練り歩くだけだと思っていたので、踊り方に演出や構成があると知ってビックリ。
(写真はデジタルズームで数倍に拡大して撮影したので画質が荒い)
男性ダンサーズ。この姿勢で踊り続けるのは相当辛いと思うが。しかもスリ足(>_<)
着物ダンサーズ。着物の女性は特に腰を落とした踊り方はしない。
ハッピダンサーズ。こちらは低く構えている。同じ女性でも年齢によって身体への負担を変えているのかな。
男性と女性でこれだけ頭の位置が違う。
ハッピダンサーズのオジョウさんは太ももが逞しい(^^ゞ
最後にリーダーも踊り出し始めた。さすが別格のオーラが漂う。
阿波踊りは前から見たかったので念願かなってラッキー。思っていた以上に見ているだけで楽しくなってくる踊りだった。それと手と足がバラバラに動いているだけの単調な踊りなのに、まったく見飽きないのが不思議。機会があったら参加もしてみたいけれど、あの低くかがんだ姿勢に耐えられるかは心配。東京では高円寺(お寺じゃなくて杉並区の地名)で開かれる阿波踊り大会が有名。一昨年は浅草でサンバを見たから、今年の夏は阿波踊りを見に行ってみようかな。
というわけで3つのコンサートと阿波踊りを見て東京国際フォーラムを後にする。ところでラ・フォル・ジュルネから自宅へは、いつもクラシック音楽の余韻に浸りながら帰るのだが、今年は頭の中が阿波踊りのリズム占拠された(^^ゞ
おしまい
2017年05月13日
ラ・フォル・ジュルネ・オ・ジャポン2017(4)
次に聴くコンサートはCホール。2つ前のエントリーで書いたように東京国際フォーラムで唯一音楽用として設計されたホール。5000人収容の巨大多目的ホールであるAホールのように、15列目までに座席を確保しないと音量的に残念過ぎるということはない。それでも各楽器がバランスよく聞こえるセンター寄りよりも、迫力重視でできるだけ前方が私のポリシー。今回確保できたのは24列あるシートの9列目。ただしほとんど壁際の席。
ホールに入ると楽団員が練習をしていた。そうとわかっていたならもっと早く来たのに。プログラムに、このオーケストラは開演前に練習をする・しないと書いて欲しいと前から思っている。
もっとも練習といってもリハーサルではなく、各人がバラバラにウォーミングアップしているだけ。だから聞こえてくるのは音楽じゃなくて楽器の音のぶつかり合い。でもそんな何の脈絡のない音を聴くのもけっこう楽しいものなのである。
【公演番号:146】
ストラヴィンスキー:バレエ「火の鳥」組曲(1919年版)
ラヴェル:「ダフニスとクロエ」 第2組曲
パスカル・ロフェ (指揮)
フランス国立ロワール管弦楽団
※アーティストの写真は公式ページから借用
「火の鳥」と「ダフニスとクロエ」 はバレエ音楽。今年のラ・フォル・ジュルネのテーマはダンスだから選ばれた曲なのだろう。ストラヴィンスキーとラヴェルに作曲を依頼したのはセルゲイ・ディアギレフというロシア人。今でいったらプロデューサーみたいな人で、そのキャリア後半ではバレエ・リュスというバレエ団を創設し、当時の名だたる作曲家を起用している。また舞台美術をピカソやマティスなどに依頼し、総合芸術としてのバレエを確立した人物らしい。
どちらの曲もたまに聴く。特にダフニスとクロエは昔から好きな曲である。ただ両方ともキレイな曲なんだけれど、構成が複雑で捉えどころのない音楽。ストーリーにあわせた短い曲をつなげたものだから、バレエ音楽は音楽だけ聴くとどうしてもそうなる。
演奏は最高だった。やもすれば間延びしそうになるこれらの作品をノリノリで演奏。目の前に生き物のように音楽が次々と現れては過ぎ去っていく感じ。CDで感じることもある気難しさはまったくなく実に気持ちよく聴くことができた。もちろんそれは目の前で演奏されている効果もある。音楽を楽しむには耳だけでいいが、理解するには目も必要だというのが私の考え。ただし、そんな理屈は抜きにしても素晴らしい演奏だったと思う。それとオーケストラの音数が多いというかカラフルというか響きが豊かでしなやかというか。ウォーミングアップの時からそんな予感はしていたが、オーケストラを聴くって本当に楽しいと思わせてくれた時間だった。
もちろん9列目だから音量的にも充分満足。久しぶりに聴くステージから面で立体的に押し寄せるオーケストラに酔うことができた。オーディオだとスピーカは点音源みたいなものだから、いくらお金をつぎ込んでもこの快感は味わえない。もっとも、つぎ込んではいないから正確なところは不明(^^ゞ
残念だったのは9列目だとステージより低い位置になるので、オーケストラの前のほうで演奏する人たちしか見えなかったこと。つまり管楽器や打楽器は視界に入らない。特に「ダフニスとクロエ」はフルートなどの独奏パートがあるので、その様子は見ておきたかった。でも音量重視で席を取ったのだから仕方がない。
大満足してホールを出る。今までラ・フォル・ジュルネで聴いた中でベスト3に入る演奏だったと思う。1つ前のコンサートはイマイチだったが、それを帳消しにしてお釣りが来るほど。
さっきシンガポール・チキンライスを食べたばかりなのに、それほど分量もなかったので、今度はロティサリー・チキン。串刺しあぶり焼きのチキンのこと。この屋台ではロティスリーと書かれていた。
ビールではなくワインを注文。2杯飲んだのはナイショ(^^ゞ 料理の写真は暗くてピントが合っていなかった。代わりに可愛い店員さん。
この後にはCDを何枚か持っている広瀬悦子やアンヌ・ケフェレックというピアニストのコンサートがある。しかし残念ながらチケットを手配した時には既にどちらも売り切れ。だから私のラ・フォル・ジュルネ2017は先ほどのコンサートで終了。
だったら屋台で食ったり飲んだりせず、とっとと帰ればよさそうなものだがーーー。実はコンサートではなくおもしろいイベントがもうすぐ始まるのである。
ーーー続く
ホールに入ると楽団員が練習をしていた。そうとわかっていたならもっと早く来たのに。プログラムに、このオーケストラは開演前に練習をする・しないと書いて欲しいと前から思っている。
もっとも練習といってもリハーサルではなく、各人がバラバラにウォーミングアップしているだけ。だから聞こえてくるのは音楽じゃなくて楽器の音のぶつかり合い。でもそんな何の脈絡のない音を聴くのもけっこう楽しいものなのである。
【公演番号:146】
ストラヴィンスキー:バレエ「火の鳥」組曲(1919年版)
ラヴェル:「ダフニスとクロエ」 第2組曲
パスカル・ロフェ (指揮)
フランス国立ロワール管弦楽団
※アーティストの写真は公式ページから借用
「火の鳥」と「ダフニスとクロエ」 はバレエ音楽。今年のラ・フォル・ジュルネのテーマはダンスだから選ばれた曲なのだろう。ストラヴィンスキーとラヴェルに作曲を依頼したのはセルゲイ・ディアギレフというロシア人。今でいったらプロデューサーみたいな人で、そのキャリア後半ではバレエ・リュスというバレエ団を創設し、当時の名だたる作曲家を起用している。また舞台美術をピカソやマティスなどに依頼し、総合芸術としてのバレエを確立した人物らしい。
どちらの曲もたまに聴く。特にダフニスとクロエは昔から好きな曲である。ただ両方ともキレイな曲なんだけれど、構成が複雑で捉えどころのない音楽。ストーリーにあわせた短い曲をつなげたものだから、バレエ音楽は音楽だけ聴くとどうしてもそうなる。
演奏は最高だった。やもすれば間延びしそうになるこれらの作品をノリノリで演奏。目の前に生き物のように音楽が次々と現れては過ぎ去っていく感じ。CDで感じることもある気難しさはまったくなく実に気持ちよく聴くことができた。もちろんそれは目の前で演奏されている効果もある。音楽を楽しむには耳だけでいいが、理解するには目も必要だというのが私の考え。ただし、そんな理屈は抜きにしても素晴らしい演奏だったと思う。それとオーケストラの音数が多いというかカラフルというか響きが豊かでしなやかというか。ウォーミングアップの時からそんな予感はしていたが、オーケストラを聴くって本当に楽しいと思わせてくれた時間だった。
もちろん9列目だから音量的にも充分満足。久しぶりに聴くステージから面で立体的に押し寄せるオーケストラに酔うことができた。オーディオだとスピーカは点音源みたいなものだから、いくらお金をつぎ込んでもこの快感は味わえない。もっとも、つぎ込んではいないから正確なところは不明(^^ゞ
残念だったのは9列目だとステージより低い位置になるので、オーケストラの前のほうで演奏する人たちしか見えなかったこと。つまり管楽器や打楽器は視界に入らない。特に「ダフニスとクロエ」はフルートなどの独奏パートがあるので、その様子は見ておきたかった。でも音量重視で席を取ったのだから仕方がない。
大満足してホールを出る。今までラ・フォル・ジュルネで聴いた中でベスト3に入る演奏だったと思う。1つ前のコンサートはイマイチだったが、それを帳消しにしてお釣りが来るほど。
さっきシンガポール・チキンライスを食べたばかりなのに、それほど分量もなかったので、今度はロティサリー・チキン。串刺しあぶり焼きのチキンのこと。この屋台ではロティスリーと書かれていた。
ビールではなくワインを注文。2杯飲んだのはナイショ(^^ゞ 料理の写真は暗くてピントが合っていなかった。代わりに可愛い店員さん。
この後にはCDを何枚か持っている広瀬悦子やアンヌ・ケフェレックというピアニストのコンサートがある。しかし残念ながらチケットを手配した時には既にどちらも売り切れ。だから私のラ・フォル・ジュルネ2017は先ほどのコンサートで終了。
だったら屋台で食ったり飲んだりせず、とっとと帰ればよさそうなものだがーーー。実はコンサートではなくおもしろいイベントがもうすぐ始まるのである。
ーーー続く
2017年05月12日
ラ・フォル・ジュルネ・オ・ジャポン2017(3)
オペレッタこうもりを見て聴いて、外に出たのは午後4時半頃。
まだ明るい。
でも本日2杯目のビール。飲んだ後(^^ゞ
次に聴くコンサートも同じくB7ホール。
座席は10列目。先ほどと変わらないくらい左寄りなのだが、最前列と違って、ある程度の距離があるのでステージに対する角度は緩やか。
ところで開演を待っている時にトラブル発生。私の席に近くに老夫婦がやってきて1名は車椅子。パイプ椅子の後ろに車椅子を停めて二人は縦に並んで座った。車椅子の人は少し精神に問題があるようで、ときどき大きな咳をするというか咳の振りをして大きな声を出す。パイプ椅子に座っている方が振り向いてなだめると収まるのだが、しばらくするとまたーーーの繰り返し。そういう人にも音楽を楽しんで欲しいし、ラ・フォル・ジュルネはあまりマナーをギャーギャーいうようなコンサートでもない。それはわかっていても、あまりにその声が大きくて、これはキツイなあと。
声を出す度に係員も飛んできて、老夫婦とどんなやりとりをしたかはわからないが、何回目かの大声の後、パイプ椅子を後ろに移動し、つまりパイプ椅子と車椅子を並べて座るという配置になった。すると、その後は大声を出すことはなくなった。並んで座れないのが寂しいとアピールしていたのかな。とにかく問題解決してひと安心。演奏が始まってから、チラッと車椅子の人を見たが、まるで子供のような顔で音楽を楽しんでいたのが印象的だった。椅子をひとつずらしただけで皆がハッピーになれたのだから、機転を利かすことって本当に大切。
【公演番号:125】
シューベルト:5つのドイツ舞曲 D90
シューベルト:ヴァイオリンと弦楽のためのロンド イ長調 D438
シューベルト:5つのメヌエット D89
ロベルト・フォレス・ヴェセス (指揮)
オーヴェルニュ室内管弦楽団
辻彩奈 (ヴァイオリン)
※アーティストの写真は公式ページから借用
名前は誰でも知っているシューベルト。生まれたのは1797年。江戸時代が1603年から1868年までだから、ちょうど江戸中期の人。ちなみにモーツァルトは1756年、ベートーヴェンが1770年生まれである。1828年に31歳で夭折。モーツァルトも早死にだったがそれでも35歳。
シューベルトのCDはそこそこの枚数を持っている。でも私の中では何となくイメージが希薄。美しい曲が多いのだが、あまり引き込まれないというか面白味に欠けるというか。ピアノソナタの中には練習曲のように退屈なものもある。まあそういうわけで普段あまりシューベルトは聴いていない。それでも生で聴けばまた違う感じ方をするかと思ったのが、このプログラムを選んだ理由。
「5つのドイツ舞曲」は初めて聴く曲。出だしからシューベルトぽい曲。しかし演奏はちょっと固かったかな。クラシックにこんな表現は似合わないがリズム感というより「グルーブ感」が足らない。楽譜通り機械的に音を出している感じ。あまり慣れていないレパートリーなんだろうか。
「ヴァイオリンと弦楽のためのロンド」は辻彩奈がソロバイオリンを弾く。彼女が入って演奏の雰囲気が少し変わった。音楽が少しは「走り出した」ように思える。しかし彼女が抜けて3曲目の「5つのメヌエット」が始まると、また演奏がこぢんまりとしてきた。ひょっとしたらホールの音響が悪いせいで「音に包まれている感」が少ないから余計にそう感じるのかもしれないが。
4年間ラ・フォル・ジュルネでコンサートを聴いて、どれも楽しかった聴けてよかったと思えたものばかりだったが、残念ながら今回はーーー。聴いて損したとは思わないが、聴いても聴かなくても一緒だったかなというのが正直なところ。まあたまにはハズレもあるさ。それは仕方ないが、シューベルトの魅力を再発見することもオアズケとなった。
ホールの外に出たのは午後6時過ぎ。少し暗くなってきた。
新加坡とはシンガポールのこと。当地で名物のシンガポール・チキンライスの屋台があったのでトライ。海南鶏飯(かいなん・けいはん)や海南のマレー語であるハイナン・チキンライスともいう。ニワトリを茹でてダシを取り、そのダシでご飯を炊いて、ソースをかけたチキンをのせたもの。
あっさりと上品な味でおいしかった。チキンは冷たかったが、上記のような作り方なのでそういうものらしい。
土産物屋のテントをブラブラ。
Passionsは2015年のラ・フォル・ジュルネのテーマ。つまり一昨年の売れ残りのTシャツも売られていた(^^ゞ
ちょっと東京国際フォーラムの敷地を抜け出して。そろそろ夜の雰囲気。
写真中央奥が東京駅の南端。
JRのガード下。オヤジとオヤジギャルの聖地である有楽町ガード下の飲み屋街はここではなく、もっと日比谷寄りにある。
敷地に戻って。毎回ここで写真を撮っているかも。
屋外無料コンサートは休止中。PA(音響)のスタッフも手持ちぶさたの様子。
今年のラ・フォル・ジュルネは例年より人出が少なかったと思う。写真は午後7時頃の様子。いつもなら広場はもっと人でごった返しているのに。
調べてみると公式発表で来場者数は
2014年: 61万2000人
2015年: 42万7000人
2016年: 42万9000人
2017年: 42万2000人
女王レベルのピアニストであるアルゲリッチの出演効果と思われる2014年を除くと過去3年間はほぼ横ばい。しかしこれは大手町や丸の内での無料コンサートを含んだ数字。つまり目分量の人数カウントも含まれている。そこで有料チケットの販売数では
2014年: 15万1001枚 販売率90.2% (販売率=座席数に対して売れた枚数)
2015年: 12万2366枚 販売率80.8%
2016年: 11万4222枚 販売率75.0%
2017年: 11万5778枚 販売率81.8%
あれっ?去年よりわずかだが増えている。私がいた5月4日の夜にたまたま人出が少なかったのかな。
ところで11万5778枚にチケットの平均単価2000円(適当にはじいた金額)を掛けると、これほど大勢の人が集まる賑やかなイベントなのに、たったの2億3000万円。文化事業というのは数多くのスポンサー企業の上に成り立っているものだと改めて実感。
とにかくラ・フォル・ジュルネがこれからも発展しますように。
ーーー続く
まだ明るい。
でも本日2杯目のビール。飲んだ後(^^ゞ
次に聴くコンサートも同じくB7ホール。
座席は10列目。先ほどと変わらないくらい左寄りなのだが、最前列と違って、ある程度の距離があるのでステージに対する角度は緩やか。
ところで開演を待っている時にトラブル発生。私の席に近くに老夫婦がやってきて1名は車椅子。パイプ椅子の後ろに車椅子を停めて二人は縦に並んで座った。車椅子の人は少し精神に問題があるようで、ときどき大きな咳をするというか咳の振りをして大きな声を出す。パイプ椅子に座っている方が振り向いてなだめると収まるのだが、しばらくするとまたーーーの繰り返し。そういう人にも音楽を楽しんで欲しいし、ラ・フォル・ジュルネはあまりマナーをギャーギャーいうようなコンサートでもない。それはわかっていても、あまりにその声が大きくて、これはキツイなあと。
声を出す度に係員も飛んできて、老夫婦とどんなやりとりをしたかはわからないが、何回目かの大声の後、パイプ椅子を後ろに移動し、つまりパイプ椅子と車椅子を並べて座るという配置になった。すると、その後は大声を出すことはなくなった。並んで座れないのが寂しいとアピールしていたのかな。とにかく問題解決してひと安心。演奏が始まってから、チラッと車椅子の人を見たが、まるで子供のような顔で音楽を楽しんでいたのが印象的だった。椅子をひとつずらしただけで皆がハッピーになれたのだから、機転を利かすことって本当に大切。
【公演番号:125】
シューベルト:5つのドイツ舞曲 D90
シューベルト:ヴァイオリンと弦楽のためのロンド イ長調 D438
シューベルト:5つのメヌエット D89
ロベルト・フォレス・ヴェセス (指揮)
オーヴェルニュ室内管弦楽団
辻彩奈 (ヴァイオリン)
※アーティストの写真は公式ページから借用
名前は誰でも知っているシューベルト。生まれたのは1797年。江戸時代が1603年から1868年までだから、ちょうど江戸中期の人。ちなみにモーツァルトは1756年、ベートーヴェンが1770年生まれである。1828年に31歳で夭折。モーツァルトも早死にだったがそれでも35歳。
シューベルトのCDはそこそこの枚数を持っている。でも私の中では何となくイメージが希薄。美しい曲が多いのだが、あまり引き込まれないというか面白味に欠けるというか。ピアノソナタの中には練習曲のように退屈なものもある。まあそういうわけで普段あまりシューベルトは聴いていない。それでも生で聴けばまた違う感じ方をするかと思ったのが、このプログラムを選んだ理由。
「5つのドイツ舞曲」は初めて聴く曲。出だしからシューベルトぽい曲。しかし演奏はちょっと固かったかな。クラシックにこんな表現は似合わないがリズム感というより「グルーブ感」が足らない。楽譜通り機械的に音を出している感じ。あまり慣れていないレパートリーなんだろうか。
「ヴァイオリンと弦楽のためのロンド」は辻彩奈がソロバイオリンを弾く。彼女が入って演奏の雰囲気が少し変わった。音楽が少しは「走り出した」ように思える。しかし彼女が抜けて3曲目の「5つのメヌエット」が始まると、また演奏がこぢんまりとしてきた。ひょっとしたらホールの音響が悪いせいで「音に包まれている感」が少ないから余計にそう感じるのかもしれないが。
4年間ラ・フォル・ジュルネでコンサートを聴いて、どれも楽しかった聴けてよかったと思えたものばかりだったが、残念ながら今回はーーー。聴いて損したとは思わないが、聴いても聴かなくても一緒だったかなというのが正直なところ。まあたまにはハズレもあるさ。それは仕方ないが、シューベルトの魅力を再発見することもオアズケとなった。
ホールの外に出たのは午後6時過ぎ。少し暗くなってきた。
新加坡とはシンガポールのこと。当地で名物のシンガポール・チキンライスの屋台があったのでトライ。海南鶏飯(かいなん・けいはん)や海南のマレー語であるハイナン・チキンライスともいう。ニワトリを茹でてダシを取り、そのダシでご飯を炊いて、ソースをかけたチキンをのせたもの。
あっさりと上品な味でおいしかった。チキンは冷たかったが、上記のような作り方なのでそういうものらしい。
土産物屋のテントをブラブラ。
Passionsは2015年のラ・フォル・ジュルネのテーマ。つまり一昨年の売れ残りのTシャツも売られていた(^^ゞ
ちょっと東京国際フォーラムの敷地を抜け出して。そろそろ夜の雰囲気。
写真中央奥が東京駅の南端。
JRのガード下。オヤジとオヤジギャルの聖地である有楽町ガード下の飲み屋街はここではなく、もっと日比谷寄りにある。
敷地に戻って。毎回ここで写真を撮っているかも。
屋外無料コンサートは休止中。PA(音響)のスタッフも手持ちぶさたの様子。
今年のラ・フォル・ジュルネは例年より人出が少なかったと思う。写真は午後7時頃の様子。いつもなら広場はもっと人でごった返しているのに。
調べてみると公式発表で来場者数は
2014年: 61万2000人
2015年: 42万7000人
2016年: 42万9000人
2017年: 42万2000人
女王レベルのピアニストであるアルゲリッチの出演効果と思われる2014年を除くと過去3年間はほぼ横ばい。しかしこれは大手町や丸の内での無料コンサートを含んだ数字。つまり目分量の人数カウントも含まれている。そこで有料チケットの販売数では
2014年: 15万1001枚 販売率90.2% (販売率=座席数に対して売れた枚数)
2015年: 12万2366枚 販売率80.8%
2016年: 11万4222枚 販売率75.0%
2017年: 11万5778枚 販売率81.8%
あれっ?去年よりわずかだが増えている。私がいた5月4日の夜にたまたま人出が少なかったのかな。
ところで11万5778枚にチケットの平均単価2000円(適当にはじいた金額)を掛けると、これほど大勢の人が集まる賑やかなイベントなのに、たったの2億3000万円。文化事業というのは数多くのスポンサー企業の上に成り立っているものだと改めて実感。
とにかくラ・フォル・ジュルネがこれからも発展しますように。
ーーー続く
2017年05月11日
ラ・フォル・ジュルネ・オ・ジャポン2017(2)
最初のコンサートであるB7ホールにはEホールのある地下から入れた。
あれっ?そうだったけと思い、改めて東京国際フォーラムのレイアウトを確認。
図は施設のホームページから拝借。
東京国際フォーラムはA、B、C、Dのホールのある建物が1列に並び、それにガラス棟が対面してる。Eホールは広場の下からABCD各ホールの地下にかけて位置している。つまりガラス棟から地下に降りれば、Eホールを挟んでそれぞれのホールに連結しているというレイアウト。ラ・フォル・ジュルネ以外に何度もここに来ているのに、今まで正確に把握していなかったなんてトホホ。
B棟にはB5とB7の2つのホールがある。たぶん5階と7階という意味だと思う。これがB7。この講演会場のようなところで音楽を演奏するのかと始めて来た時はビックリしたが、もう慣れてしまった。東京国際フォーラムで音楽ホールとして設計されているのはCホールのみ。後は多目的ホールで音響的にはイマイチなのが残念。でもこんなにたくさんのホールが1箇所に集まっている施設は他にないからまあ仕方ないか。
今回は東京国際フォーラムの売り場ではなくネットでチケットを購入した。過去の経験から例え一番端っこの席であろうとも、できるだけ前の席を取るのが音響のよくない東京国際フォーラムでは大切。今まではチケット売り場の係員にあれこれ尋ねて席を決めていた。
ネットでも同じように座席を指定できると思っていたのだが。しかしB7ホールで指定できるのはいくつかのブロックに分けられたエリアのみ。どの席かまでは決められない。ちなみにCホールは自分で座席を指定できた。
それでネットでエリア指定をクリックして、その後に画面に表示されたのがこの最前列!
文字通りカブリツキで、ピアニストが楽譜に書き込んだ注意書きまで見えたほど。かなり左の端の席でも、パイプ椅子が斜めに配置されているので、あまり隅っこで見ている気はしなかった。
【公演番号:124】
ヨハン・シュトラウス2世:オペレッタ「こうもり」から(日本語版、抜粋)
びわ湖ホール声楽アンサンブル
大川修司 (指揮)
渡辺治子 (ピアノ)
※アーティストの写真は公式ページから借用
オペレッタとはオペラをもっと娯楽的にしたもの。だから悲劇の多いオペラに対して、オペレッタは喜劇がほとんど。またオペラでは基本的に歌手は歌うだけなのに対して、オペレッタではセリフも喋るし踊ったりもする。だからオペラにミュージカル的要素を振りかけたようなもの。もっとも歴史的にはミュージカルのほうが後で生まれているが。もちろんミュージカルのようにマイクやスピーカーを使ったりはせず、オペラと同じくナマの声で上演される。
「こうもり」はオペレッタでもっとも有名な演目のひとつ。見るのは初めてだがオペレッタ名曲集のようなCDを持っていて何曲かは馴染みがある。話は変わるが昔クラシックを聴き始めた頃、オペラを含む声楽にはどうしても馴染めなかった。ソプラノの金切り声が脳天を直撃するような気がして、こんな音楽を好む人がいるなんて信じられないと思ってさえいた。それからウン十年、きっかけは忘れてしまったが、いまではその高音を聴くのが快感になっているのだから人生はわからないものだ。
ところで昨年のラ・フォル・ジュルネではハイドンのオラトリオ「天地創造」を聴いた。その時の感動は今でも覚えているほどで、今年も是非声楽をということでこのプログラムを選んだしだい。
音楽はピアノ1台だけの伴奏というシンプルというか経費節減な舞台(^^ゞ 登場するのは男女各6〜7名。びわ湖ホール声楽アンサンブルというのは滋賀県大津市にある県立びわ湖ホール専属の声楽グループとのこと。
ところで上に貼った写真はフォーマルな服装での公式おすまし写真。その写真でこのオペレッタをイメージすることは難しいかもしれない。ラ・フォル・ジュルネの公式face bookにステージの様子があったので借用して張っておく。何となく雰囲気は伝わったかな?
冒頭の舞台には誰もおらず、ソデから金持ちの主人公とその弁護士の言い争いの声から始まる。そのセリフは「おまえが忖度(そんたく)しないから、こんなことになるんだ!」という内容。今や森友学園ですっかり有名になった忖度という言葉でツカミはOKといったところ。それ以外にもところどころ原作にはないオリジナルの台詞が入る。テノール(男性で一番声の高い歌手)が「消臭リキ〜ッド!」と叫んだりAKB47の曲の一節を唱ったり。元々が喜劇だが、かなり笑いを取ることを意識した演出。
ストーリーは浮気やその他モロモロのことがバレそうになって主人公があたふたするというもの。ところで私の目の前はピアノなので、ついそちらにも目がいってしまう。皆が集まってアハハハハと笑うシーンがあり、それは舞台的には一息つくシーン。しかしピアノ伴奏としてはテンポの速い和音の連打なので、歌手達の満面の笑顔とは対称的にピアニストは必死の形相での演奏だったのが印象的だった。また演奏者が自分で楽譜をめくるのだが、失敗しないように楽譜が山なりに折られていた。それでもたまに上手にめくれないことがあり、その時は目にも見えない早業で手が動く。
なお指揮者がピアノの横でタクトを振っていたが、歌手達は舞台上で一切指揮者を見ることはなかった。ピアニストもしばらく伴奏が途切れてまた再開する時に、そのタイミングを目の隅で確認する程度。いったん伴奏が始まったら目をあわすことはない。ピアノ1台の伴奏で指揮者って必要なのかなというのが正直な感想。指揮者もそれを感じてかどうか、とても寂しげな後ろ姿(^^ゞ
初めて見るオペレッタは演奏がオーケストラではなくピアノだけで、こんなフルスケールのコンサートと較べると舞台も殺風景だったけれど、それでも充分に満足できたし楽しかった。もちろん日本語で上演されて内容がよくわかったこともあるし、びわ湖ホール声楽アンサンブルの芸達者さに負うところも大きい。また本来こうもりは2時間半ほどのステージだが、45分の抜粋での上演だったのも初心者の私にはちょうどよかったと思う。
ーーー続く
あれっ?そうだったけと思い、改めて東京国際フォーラムのレイアウトを確認。
図は施設のホームページから拝借。
東京国際フォーラムはA、B、C、Dのホールのある建物が1列に並び、それにガラス棟が対面してる。Eホールは広場の下からABCD各ホールの地下にかけて位置している。つまりガラス棟から地下に降りれば、Eホールを挟んでそれぞれのホールに連結しているというレイアウト。ラ・フォル・ジュルネ以外に何度もここに来ているのに、今まで正確に把握していなかったなんてトホホ。
B棟にはB5とB7の2つのホールがある。たぶん5階と7階という意味だと思う。これがB7。この講演会場のようなところで音楽を演奏するのかと始めて来た時はビックリしたが、もう慣れてしまった。東京国際フォーラムで音楽ホールとして設計されているのはCホールのみ。後は多目的ホールで音響的にはイマイチなのが残念。でもこんなにたくさんのホールが1箇所に集まっている施設は他にないからまあ仕方ないか。
今回は東京国際フォーラムの売り場ではなくネットでチケットを購入した。過去の経験から例え一番端っこの席であろうとも、できるだけ前の席を取るのが音響のよくない東京国際フォーラムでは大切。今まではチケット売り場の係員にあれこれ尋ねて席を決めていた。
ネットでも同じように座席を指定できると思っていたのだが。しかしB7ホールで指定できるのはいくつかのブロックに分けられたエリアのみ。どの席かまでは決められない。ちなみにCホールは自分で座席を指定できた。
それでネットでエリア指定をクリックして、その後に画面に表示されたのがこの最前列!
文字通りカブリツキで、ピアニストが楽譜に書き込んだ注意書きまで見えたほど。かなり左の端の席でも、パイプ椅子が斜めに配置されているので、あまり隅っこで見ている気はしなかった。
【公演番号:124】
ヨハン・シュトラウス2世:オペレッタ「こうもり」から(日本語版、抜粋)
びわ湖ホール声楽アンサンブル
大川修司 (指揮)
渡辺治子 (ピアノ)
※アーティストの写真は公式ページから借用
オペレッタとはオペラをもっと娯楽的にしたもの。だから悲劇の多いオペラに対して、オペレッタは喜劇がほとんど。またオペラでは基本的に歌手は歌うだけなのに対して、オペレッタではセリフも喋るし踊ったりもする。だからオペラにミュージカル的要素を振りかけたようなもの。もっとも歴史的にはミュージカルのほうが後で生まれているが。もちろんミュージカルのようにマイクやスピーカーを使ったりはせず、オペラと同じくナマの声で上演される。
「こうもり」はオペレッタでもっとも有名な演目のひとつ。見るのは初めてだがオペレッタ名曲集のようなCDを持っていて何曲かは馴染みがある。話は変わるが昔クラシックを聴き始めた頃、オペラを含む声楽にはどうしても馴染めなかった。ソプラノの金切り声が脳天を直撃するような気がして、こんな音楽を好む人がいるなんて信じられないと思ってさえいた。それからウン十年、きっかけは忘れてしまったが、いまではその高音を聴くのが快感になっているのだから人生はわからないものだ。
ところで昨年のラ・フォル・ジュルネではハイドンのオラトリオ「天地創造」を聴いた。その時の感動は今でも覚えているほどで、今年も是非声楽をということでこのプログラムを選んだしだい。
音楽はピアノ1台だけの伴奏というシンプルというか経費節減な舞台(^^ゞ 登場するのは男女各6〜7名。びわ湖ホール声楽アンサンブルというのは滋賀県大津市にある県立びわ湖ホール専属の声楽グループとのこと。
ところで上に貼った写真はフォーマルな服装での公式おすまし写真。その写真でこのオペレッタをイメージすることは難しいかもしれない。ラ・フォル・ジュルネの公式face bookにステージの様子があったので借用して張っておく。何となく雰囲気は伝わったかな?
冒頭の舞台には誰もおらず、ソデから金持ちの主人公とその弁護士の言い争いの声から始まる。そのセリフは「おまえが忖度(そんたく)しないから、こんなことになるんだ!」という内容。今や森友学園ですっかり有名になった忖度という言葉でツカミはOKといったところ。それ以外にもところどころ原作にはないオリジナルの台詞が入る。テノール(男性で一番声の高い歌手)が「消臭リキ〜ッド!」と叫んだりAKB47の曲の一節を唱ったり。元々が喜劇だが、かなり笑いを取ることを意識した演出。
ストーリーは浮気やその他モロモロのことがバレそうになって主人公があたふたするというもの。ところで私の目の前はピアノなので、ついそちらにも目がいってしまう。皆が集まってアハハハハと笑うシーンがあり、それは舞台的には一息つくシーン。しかしピアノ伴奏としてはテンポの速い和音の連打なので、歌手達の満面の笑顔とは対称的にピアニストは必死の形相での演奏だったのが印象的だった。また演奏者が自分で楽譜をめくるのだが、失敗しないように楽譜が山なりに折られていた。それでもたまに上手にめくれないことがあり、その時は目にも見えない早業で手が動く。
なお指揮者がピアノの横でタクトを振っていたが、歌手達は舞台上で一切指揮者を見ることはなかった。ピアニストもしばらく伴奏が途切れてまた再開する時に、そのタイミングを目の隅で確認する程度。いったん伴奏が始まったら目をあわすことはない。ピアノ1台の伴奏で指揮者って必要なのかなというのが正直な感想。指揮者もそれを感じてかどうか、とても寂しげな後ろ姿(^^ゞ
初めて見るオペレッタは演奏がオーケストラではなくピアノだけで、こんなフルスケールのコンサートと較べると舞台も殺風景だったけれど、それでも充分に満足できたし楽しかった。もちろん日本語で上演されて内容がよくわかったこともあるし、びわ湖ホール声楽アンサンブルの芸達者さに負うところも大きい。また本来こうもりは2時間半ほどのステージだが、45分の抜粋での上演だったのも初心者の私にはちょうどよかったと思う。
ーーー続く
2017年05月04日
ラ・フォル・ジュルネ・オ・ジャポン2017(1)
通い出してから今年で4年目になるラ・フォル・ジュルネ。ゴールデンウイークの3日間に東京国際フォーラム(有楽町にある7つのホールを備えた多目的施設)を中心として開催されるクラシックの音楽祭である。堅苦しいクラシックコンサートと違い、大規模でカジュアルでお祭り騒ぎ的なのが特徴。ちなみにラ・フォル・ジュルネとはフランス語で熱狂の日という意味。
詳しく知りたい人は公式ホームページで。
過去3年のラ・フォル・ジュルネのブログ記事はこちらから。
それぞれ複数のエントリーなので5月にジャンプするようリンクしてあるから、
そこからたどって下さい。
2014年5月
2015年5月
2016年5月
あるいはこのエントリー最下部の「ラ・フォル・ジュルネ・オ・ジャポン」のタグを
クリックすると今年も含めてラ・フォル・ジュルネの記事だけが表示されます。
今年はチケットを手配したのが4月17日と出遅れてしまい、その時点で半数近くのコンサートが売り切れ。でもなんとかプログラム内容、前方の座席が取れる、演奏時間帯が離れていなくて効率よく鑑賞できるーーーなどの条件を満たすものを探し出して、3枚のチケットを買うことができた。
さてツーリングと同じように写真日記。
銀座4丁目の交差点。ご存じ左が時計台のある和光、右が三越銀座店。
本日は見事な五月晴れ。
休日なので銀座通り(中央通りともいう)は歩行者天国。銀座では1970年8月に始まった。小規模なものを除けば実質的に日本で最初の歩行者天国といえる。まだ小学生だったが大きなニュースになっていたことを覚えている。しかし全国で歩行者天国を実施している場所がどんどん減っているらしいのが残念。ところで「ホコ天」なんていうと歳がばれるかな?
上の写真は手を伸ばしてカメラを高い位置にし、ズームレンズを望遠側にして「密集効果」が出るように撮影したもの。ものすごく人がたくさんいるように見える。こちらの写真はローアングルでの撮影。実際の混雑具合はこんな感じ。写真ってけっこうトリックがあるもの。
先ほどまでは北向き京橋や日本橋方向。これは振り返って新橋方向。
松屋にモナリザの大きな広告。よく見るとルイ・ヴィトンの広告のよう。ちなみに松屋は銀座と浅草にだけあるデパート。地方の人に松屋の前で待ち合わせというと、よく牛丼屋の松屋と間違われて変な顔をされる(^^ゞ
アップルストアは松屋の向かい。
銀座1丁目の交差点を曲がると東京国際フォーラムが見える。写真中央のガラスの建物。
この道路は銀座柳通り。銀座と名前が付かない柳通りは別にある。
これは銀座通りから1本西側のガス灯通り(ルノアールの看板の右側に注目)。この付近は電気だが、今でも何本かはガスを使った街灯があるらしい。
銀座柳通りから外堀通りに出る。これは東京駅方向。
数寄屋橋方向。外堀通りは電通通りともいう。しかし電通が銀座から築地へ本社を移したのは1967年。さらに2002年からは汐留なのに、なぜかしぶとく名前が残っている。
外堀通りを渡り有楽町側から東京国際フォーラムに入る。毎度おなじみの光景。
たくさんの屋台。
いつも入口近くにいる帝国ホテルが今年は広場中央付近に移動していた。
石のオブジェにはいつも子供が登って遊んでいる。ラ・フォル・ジュルネは子供に音楽を聴かせることに積極的で、日中のコンサートはすべて3歳児以上なら入場可能。ゼロ歳児でもOKなコンサートもいくつか用意されている。
広場にあるイベントステージでの演奏。これは無料で聴ける。全部で300ほどのコンサートのうち有料無料の比率は半々くらい(だと思う)。残念ながら私が聴き出してすぐ演奏が終わってしまった。
東京国際フォーラムの建物は見上げるとカッコいい。
とりあえず駆けつけ1杯(^^ゞ
それでも時間をもてあましたのでガラス棟という建物をブラブラ。
当日チケットを買う人々の行列。
LA DANCE(ラ・ダンス)舞曲の祭典というのが、今年のラ・フォル・ジュルネのテーマ。
なぜか古書&古い映画のポスターの即売会。
書籍は音楽にまつわる物が多かったけれど。
♪いつものように幕が開き〜 (^^ゞ
ガラス棟の地下にあるEホールに多くの人が集まっている。Eホールのプログラムは、他の有料コンサートのチケットか半券を持っていれば無料で聴くことができる。
オペラだったみたい。チケットを買ったコンサートの開始時刻が迫ってきたのでチラッと眺めただけ。もっと早く来ればよかった。デジタルズームで拡大しているので写真の画質は荒れている。
コンサートの感想などは次回から追い追いに。
ーーー続く
詳しく知りたい人は公式ホームページで。
過去3年のラ・フォル・ジュルネのブログ記事はこちらから。
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2014年5月
2015年5月
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今年はチケットを手配したのが4月17日と出遅れてしまい、その時点で半数近くのコンサートが売り切れ。でもなんとかプログラム内容、前方の座席が取れる、演奏時間帯が離れていなくて効率よく鑑賞できるーーーなどの条件を満たすものを探し出して、3枚のチケットを買うことができた。
さてツーリングと同じように写真日記。
銀座4丁目の交差点。ご存じ左が時計台のある和光、右が三越銀座店。
本日は見事な五月晴れ。
休日なので銀座通り(中央通りともいう)は歩行者天国。銀座では1970年8月に始まった。小規模なものを除けば実質的に日本で最初の歩行者天国といえる。まだ小学生だったが大きなニュースになっていたことを覚えている。しかし全国で歩行者天国を実施している場所がどんどん減っているらしいのが残念。ところで「ホコ天」なんていうと歳がばれるかな?
上の写真は手を伸ばしてカメラを高い位置にし、ズームレンズを望遠側にして「密集効果」が出るように撮影したもの。ものすごく人がたくさんいるように見える。こちらの写真はローアングルでの撮影。実際の混雑具合はこんな感じ。写真ってけっこうトリックがあるもの。
先ほどまでは北向き京橋や日本橋方向。これは振り返って新橋方向。
松屋にモナリザの大きな広告。よく見るとルイ・ヴィトンの広告のよう。ちなみに松屋は銀座と浅草にだけあるデパート。地方の人に松屋の前で待ち合わせというと、よく牛丼屋の松屋と間違われて変な顔をされる(^^ゞ
アップルストアは松屋の向かい。
銀座1丁目の交差点を曲がると東京国際フォーラムが見える。写真中央のガラスの建物。
この道路は銀座柳通り。銀座と名前が付かない柳通りは別にある。
これは銀座通りから1本西側のガス灯通り(ルノアールの看板の右側に注目)。この付近は電気だが、今でも何本かはガスを使った街灯があるらしい。
銀座柳通りから外堀通りに出る。これは東京駅方向。
数寄屋橋方向。外堀通りは電通通りともいう。しかし電通が銀座から築地へ本社を移したのは1967年。さらに2002年からは汐留なのに、なぜかしぶとく名前が残っている。
外堀通りを渡り有楽町側から東京国際フォーラムに入る。毎度おなじみの光景。
たくさんの屋台。
いつも入口近くにいる帝国ホテルが今年は広場中央付近に移動していた。
石のオブジェにはいつも子供が登って遊んでいる。ラ・フォル・ジュルネは子供に音楽を聴かせることに積極的で、日中のコンサートはすべて3歳児以上なら入場可能。ゼロ歳児でもOKなコンサートもいくつか用意されている。
広場にあるイベントステージでの演奏。これは無料で聴ける。全部で300ほどのコンサートのうち有料無料の比率は半々くらい(だと思う)。残念ながら私が聴き出してすぐ演奏が終わってしまった。
東京国際フォーラムの建物は見上げるとカッコいい。
とりあえず駆けつけ1杯(^^ゞ
それでも時間をもてあましたのでガラス棟という建物をブラブラ。
当日チケットを買う人々の行列。
LA DANCE(ラ・ダンス)舞曲の祭典というのが、今年のラ・フォル・ジュルネのテーマ。
なぜか古書&古い映画のポスターの即売会。
書籍は音楽にまつわる物が多かったけれど。
♪いつものように幕が開き〜 (^^ゞ
ガラス棟の地下にあるEホールに多くの人が集まっている。Eホールのプログラムは、他の有料コンサートのチケットか半券を持っていれば無料で聴くことができる。
オペラだったみたい。チケットを買ったコンサートの開始時刻が迫ってきたのでチラッと眺めただけ。もっと早く来ればよかった。デジタルズームで拡大しているので写真の画質は荒れている。
コンサートの感想などは次回から追い追いに。
ーーー続く
2017年05月03日
武蔵丘陵森林公園でアイスランドポピーと少しだけリナリア
4月30日の東松山ぼたん園と武蔵丘陵森林公園を見てきたツーリングの続き。
アイスランドポピーとリナリアが咲いている運動広場に向けて歩き出す。何度も書くが本当にこの日は森の中の道を歩くのが気持ちよかった。森林浴効果で身体の細胞も活性化している実感がある。
初回のエントリーで書いたように、上半身はスポーツ用ピチピチ速乾アンダーウエア(半袖)にTシャツの重ね着が功を奏し、汗はかいているんだろうけれどそれをまったく感じない。しかし問題は下半身。バイクウエアで革パン着用なので当然暑い。それに重たい。膝には転倒した時のためのプロテクターが入っているので歩きにくいの三重苦(/o\)
そしてそれ以上に問題なのがバイク用のブーツ。すったもんだして購入したアルパインスターのこのブーツ、デザインは未だにこれ以上に気に入ったものを見つけていない。ただし、なぜかソール(靴底)がやたらに硬いのである。不思議なのはショックの吸収性は悪くないのに、歩く時にしなって曲がらないということ。もう6年使っているから(といっても履くのはツーリングの時だけだが)多少はマシになってきたが、最初の2年くらいは下駄を履いているみたいだった。私の足がこのブーツに慣れてしまっているとはいえ、やはりこれで何キロも歩くのは辛い。もう一足の安全靴を履いてくるんだったと後悔。バイク用に買った安全靴はデザインも履き心地もいいのだが、さすがに2980円だったので(^^ゞかなりくたびれてしまったのが難点。たまにネットで探しても、これほどのデザインの安全靴ってないんだよなあ。
話がそれた。
痛む足を我慢しながら歩いているとこんな看板が。つまりネモフィラからアイスランドポピーまでは1.6キロということ。普段ならどうってことはない距離なのだが。
疎林とは初めて目にする言葉。調べてみると、読んで字のごとく木が疎ら(まばら)に生えているという意味。でも英語表記のWoodedには「まばら」というニュアンスはないし、Wooded Areaとエリアを修飾して使えば、木が多いエリアという意味になると思うのだが違うのかな。
とにかく歩いて歩いて、ところどころは登り坂で、
ようやく木々の切れ目にポピー畑が見えてきた。
前回エントリーで書いたように、見たかったのはアイスランドポピーではなくリナリア。
それはどこにあるのかと見回すとーーー小っさ!
しかも常に風が吹いていて、リナリアは軽い花なので揺れまくり。ピントはまったく合わず、適当に連写してまぐれ当たりを狙うといういつもの作戦も通用しない。これが一番まともな写真でアップに撮ったものは全滅(>_<)
ちなみにネットでは、リナリアはヒメキンギョソウ(姫金魚草)の和名と説明しているものと、両者は別物とするものがあった。もう少し大きなキンギョソウは形は似ていても品種的に違う系統のようだ。金魚という名前の由来は普通のサカナの形の金魚じゃなくって、リュウキンやデメ金のようにヒラヒラのついている金魚のほうね。
リナリアは期待はずれだったが、気を取り直してアイスランドポピーを楽しむ。かなり広い畑で緩やかな傾斜になっている。どうせなら下から全体を見上げようと思って丘を下る。
途中にあった正体不明の柵。
ポピー畑の隣が運動広場で、白いのが「ぽんぽこマウンテン」と呼ばれるもの。写真では動きがわからないが、巨大な空気トランポリンで子供が飛び跳ねて遊んでいる。どうせ大人は遊べないので離れた場所から写真を撮っただけ。
ここがポピー畑の一番下。
あまりに広すぎて全景を収めることはできなかった。縦に構えた方が広さが伝わるかな。
咲いていたのは黄色7割、オレンジ3割弱、白がごく僅かといった比率。ポピーの花びらは薄く、少しの風でも揺れるからピントはなかなか合わない。
ところでポピー=ヒナゲシであり虞美人草(ぐびじんそう)ともいう。アイスランドポピーとポピーは別物のはずだが、アイスランドポピーのことを単にポピーと呼ぶ場合も多いようだ。
上に向かって登っていく。
下を振り返ったところ。この方向だと逆光なのに普段と違い写真が白っぽくならず、逆に花の色が濃く撮れた。このあたりのカメラの仕組みは未だによく理解していない。
このポピー畑に最初に到着するのは傾斜している敷地の中腹部分。そのすぐ下にリナリアがあって少しガッカリだったのは先ほど書いた通り。実は一番高い部分にもリナリアが咲いていて、それは最後の楽しみにとっておいた。この写真の上の方、ポピーの花が終わった先が少し紫色になっているのがわかるかな?
ーーーと期待して登ってみると、そこに咲いていたはルピナスだった(/o\)
もちろん嫌いじゃないんだけれどーーー。しかし2つ前のエントリーで紹介したように、ルピナスが植えられている公園・庭園樹園というエリアは充分広いのだから、ここはリナリア植えようよ!
せっかくだからルピナスとアイスランドポピーのツーショット。でも距離が離れすぎてポピーは黄色の帯にしか映らず。
さて西口からここまでも遠かったが、ここから中央口まで戻るのも遠い。中央口まで5000円と白タクでも来たらきっと乗っていたな。
ようやく中央口近くのレストランまでたどり着く。ソフトクリームはなかったのでアイスクリームを買う。食券を買って、それを係員に渡してショーケースからカップ入りアイスクリームを選ぶ。なんかヘンな仕組み。
アイスクリームで元気回復。
もう中央口まではあと少しなので、ツツジを撮るなど余裕をカマス。
とうとう中央口の広場が見えてきた。
突然の水鉄砲攻撃!
ーーーではなくて、お約束の噴水ハイスピード撮影。
中央口でベンチに腰掛け、iPhoneのヘルスケア・アプリで確かめてみると7キロ1万2666歩。よく重たい革パンとカチカチブーツでこれだけ歩けたものだ。
走行145キロで午後4時半に帰宅。天気は最高で、渋滞にもほとんど巻き込まれず、足が少し痛くなったものの、花と新緑を楽しめた気持ちのいいGWツーリングだった。
おしまい
アイスランドポピーとリナリアが咲いている運動広場に向けて歩き出す。何度も書くが本当にこの日は森の中の道を歩くのが気持ちよかった。森林浴効果で身体の細胞も活性化している実感がある。
初回のエントリーで書いたように、上半身はスポーツ用ピチピチ速乾アンダーウエア(半袖)にTシャツの重ね着が功を奏し、汗はかいているんだろうけれどそれをまったく感じない。しかし問題は下半身。バイクウエアで革パン着用なので当然暑い。それに重たい。膝には転倒した時のためのプロテクターが入っているので歩きにくいの三重苦(/o\)
そしてそれ以上に問題なのがバイク用のブーツ。すったもんだして購入したアルパインスターのこのブーツ、デザインは未だにこれ以上に気に入ったものを見つけていない。ただし、なぜかソール(靴底)がやたらに硬いのである。不思議なのはショックの吸収性は悪くないのに、歩く時にしなって曲がらないということ。もう6年使っているから(といっても履くのはツーリングの時だけだが)多少はマシになってきたが、最初の2年くらいは下駄を履いているみたいだった。私の足がこのブーツに慣れてしまっているとはいえ、やはりこれで何キロも歩くのは辛い。もう一足の安全靴を履いてくるんだったと後悔。バイク用に買った安全靴はデザインも履き心地もいいのだが、さすがに2980円だったので(^^ゞかなりくたびれてしまったのが難点。たまにネットで探しても、これほどのデザインの安全靴ってないんだよなあ。
話がそれた。
痛む足を我慢しながら歩いているとこんな看板が。つまりネモフィラからアイスランドポピーまでは1.6キロということ。普段ならどうってことはない距離なのだが。
疎林とは初めて目にする言葉。調べてみると、読んで字のごとく木が疎ら(まばら)に生えているという意味。でも英語表記のWoodedには「まばら」というニュアンスはないし、Wooded Areaとエリアを修飾して使えば、木が多いエリアという意味になると思うのだが違うのかな。
とにかく歩いて歩いて、ところどころは登り坂で、
ようやく木々の切れ目にポピー畑が見えてきた。
前回エントリーで書いたように、見たかったのはアイスランドポピーではなくリナリア。
それはどこにあるのかと見回すとーーー小っさ!
しかも常に風が吹いていて、リナリアは軽い花なので揺れまくり。ピントはまったく合わず、適当に連写してまぐれ当たりを狙うといういつもの作戦も通用しない。これが一番まともな写真でアップに撮ったものは全滅(>_<)
ちなみにネットでは、リナリアはヒメキンギョソウ(姫金魚草)の和名と説明しているものと、両者は別物とするものがあった。もう少し大きなキンギョソウは形は似ていても品種的に違う系統のようだ。金魚という名前の由来は普通のサカナの形の金魚じゃなくって、リュウキンやデメ金のようにヒラヒラのついている金魚のほうね。
リナリアは期待はずれだったが、気を取り直してアイスランドポピーを楽しむ。かなり広い畑で緩やかな傾斜になっている。どうせなら下から全体を見上げようと思って丘を下る。
途中にあった正体不明の柵。
ポピー畑の隣が運動広場で、白いのが「ぽんぽこマウンテン」と呼ばれるもの。写真では動きがわからないが、巨大な空気トランポリンで子供が飛び跳ねて遊んでいる。どうせ大人は遊べないので離れた場所から写真を撮っただけ。
ここがポピー畑の一番下。
あまりに広すぎて全景を収めることはできなかった。縦に構えた方が広さが伝わるかな。
咲いていたのは黄色7割、オレンジ3割弱、白がごく僅かといった比率。ポピーの花びらは薄く、少しの風でも揺れるからピントはなかなか合わない。
ところでポピー=ヒナゲシであり虞美人草(ぐびじんそう)ともいう。アイスランドポピーとポピーは別物のはずだが、アイスランドポピーのことを単にポピーと呼ぶ場合も多いようだ。
上に向かって登っていく。
下を振り返ったところ。この方向だと逆光なのに普段と違い写真が白っぽくならず、逆に花の色が濃く撮れた。このあたりのカメラの仕組みは未だによく理解していない。
このポピー畑に最初に到着するのは傾斜している敷地の中腹部分。そのすぐ下にリナリアがあって少しガッカリだったのは先ほど書いた通り。実は一番高い部分にもリナリアが咲いていて、それは最後の楽しみにとっておいた。この写真の上の方、ポピーの花が終わった先が少し紫色になっているのがわかるかな?
ーーーと期待して登ってみると、そこに咲いていたはルピナスだった(/o\)
もちろん嫌いじゃないんだけれどーーー。しかし2つ前のエントリーで紹介したように、ルピナスが植えられている公園・庭園樹園というエリアは充分広いのだから、ここはリナリア植えようよ!
せっかくだからルピナスとアイスランドポピーのツーショット。でも距離が離れすぎてポピーは黄色の帯にしか映らず。
さて西口からここまでも遠かったが、ここから中央口まで戻るのも遠い。中央口まで5000円と白タクでも来たらきっと乗っていたな。
ようやく中央口近くのレストランまでたどり着く。ソフトクリームはなかったのでアイスクリームを買う。食券を買って、それを係員に渡してショーケースからカップ入りアイスクリームを選ぶ。なんかヘンな仕組み。
アイスクリームで元気回復。
もう中央口まではあと少しなので、ツツジを撮るなど余裕をカマス。
とうとう中央口の広場が見えてきた。
突然の水鉄砲攻撃!
ーーーではなくて、お約束の噴水ハイスピード撮影。
中央口でベンチに腰掛け、iPhoneのヘルスケア・アプリで確かめてみると7キロ1万2666歩。よく重たい革パンとカチカチブーツでこれだけ歩けたものだ。
走行145キロで午後4時半に帰宅。天気は最高で、渋滞にもほとんど巻き込まれず、足が少し痛くなったものの、花と新緑を楽しめた気持ちのいいGWツーリングだった。
おしまい
2017年05月02日
武蔵丘陵森林公園でネモフィラ
ルピナスの後は西口ゲート近くにあるネモフィラを見に行く。
気温は25度以上あったと思うが湿度は低く木陰を歩いていると極めて快適。春というか既に初夏の気分を満喫。
そんな雰囲気に似合うシラーという花が咲いていた。
シラーにもいろいろあって、これはカンパヌラータという種類らしい。たぶん釣り鐘の形というような意味。
時々こんな形をした園内バスとすれ違う。
武蔵丘陵森林公園は敷地面積304ヘクタールで、東京ドームの65倍もあり、東京ディズニーランドとディズニーシーを併せた面積でもその3倍と超広大。園内の移動手段は徒歩以外にこの園内バスとレンタサイクルがある。それらの利用も考えたが日頃の運動不足解消のため、ひたすら徒歩。
ちなみに貸し自転車は英語でレンタル・サイクル=rental cycleであり、レンタ・サイクルはrent-a-cycleからきた和製英語とのこと。てっきり「ル」を発音するのが面倒だから言葉が短くなったと思っていた。
というわけで森林浴をしながらテクテク。
公園内の道の一部は古鎌倉街道らしい。
道案内に従って木立から離れると途中に水遊び場があって、ネモフィラはその下の大きな広場の隣に植えられていた。
ふれあい動物園というのがあったので入ろうと思ったら、
有料だった(>_<)
柵で囲まれた外側から触れ合わずに動物を眺める。
そしてネモフィラ。ひたち海浜公園とは規模を較べようもないが、一応は目の前にネモフィラが広がっているという気分は味わえる。
ハイアングル。
ローアングル。
地べたアングル。
いつ見ても愛くるしい小さな花。ほとんどがブルーでごく一部に白い花。ネモフィラは風に揺れると雄しべの黒い部分が目や口に見えて、それが笑っているように思えてくる。あまり長く見つめるとヤバイかも(^^ゞ
ネモフィラの丘の上から広場。偶然、飛行機雲が撮れていた。
公園のホームページで調べた時、今が見頃の花としてルピナスとネモフィラとアイスランドポピーの3つが載っていた。ルピナスとネモフィラは外せないが、アイスランドポピーはそれほど好きでもないし、咲いているのがかなり離れた場所なので当初は見ない予定だった。しかしこの看板でリナリアを発見!
もう結構な距離を歩いたし、中央口まで戻るのにまた同じくらい歩かなければいけないのだけれど、リナリアも見たくなったので運動広場というところまで行くことにした。
レンタルサイクルは30分〜1時間待ち。もっともこの西口で借りたら西口で返さなければいけないので、ここで借りても意味がないが。最初からリナリアのことを知っていたら最初に中央口で自転車を借りたのにと恨み節。
運動広場へ向けて歩き出す。これが遠かった。
ーーー続く
気温は25度以上あったと思うが湿度は低く木陰を歩いていると極めて快適。春というか既に初夏の気分を満喫。
そんな雰囲気に似合うシラーという花が咲いていた。
シラーにもいろいろあって、これはカンパヌラータという種類らしい。たぶん釣り鐘の形というような意味。
時々こんな形をした園内バスとすれ違う。
武蔵丘陵森林公園は敷地面積304ヘクタールで、東京ドームの65倍もあり、東京ディズニーランドとディズニーシーを併せた面積でもその3倍と超広大。園内の移動手段は徒歩以外にこの園内バスとレンタサイクルがある。それらの利用も考えたが日頃の運動不足解消のため、ひたすら徒歩。
ちなみに貸し自転車は英語でレンタル・サイクル=rental cycleであり、レンタ・サイクルはrent-a-cycleからきた和製英語とのこと。てっきり「ル」を発音するのが面倒だから言葉が短くなったと思っていた。
というわけで森林浴をしながらテクテク。
公園内の道の一部は古鎌倉街道らしい。
道案内に従って木立から離れると途中に水遊び場があって、ネモフィラはその下の大きな広場の隣に植えられていた。
ふれあい動物園というのがあったので入ろうと思ったら、
有料だった(>_<)
柵で囲まれた外側から触れ合わずに動物を眺める。
そしてネモフィラ。ひたち海浜公園とは規模を較べようもないが、一応は目の前にネモフィラが広がっているという気分は味わえる。
ハイアングル。
ローアングル。
地べたアングル。
いつ見ても愛くるしい小さな花。ほとんどがブルーでごく一部に白い花。ネモフィラは風に揺れると雄しべの黒い部分が目や口に見えて、それが笑っているように思えてくる。あまり長く見つめるとヤバイかも(^^ゞ
ネモフィラの丘の上から広場。偶然、飛行機雲が撮れていた。
公園のホームページで調べた時、今が見頃の花としてルピナスとネモフィラとアイスランドポピーの3つが載っていた。ルピナスとネモフィラは外せないが、アイスランドポピーはそれほど好きでもないし、咲いているのがかなり離れた場所なので当初は見ない予定だった。しかしこの看板でリナリアを発見!
もう結構な距離を歩いたし、中央口まで戻るのにまた同じくらい歩かなければいけないのだけれど、リナリアも見たくなったので運動広場というところまで行くことにした。
レンタルサイクルは30分〜1時間待ち。もっともこの西口で借りたら西口で返さなければいけないので、ここで借りても意味がないが。最初からリナリアのことを知っていたら最初に中央口で自転車を借りたのにと恨み節。
運動広場へ向けて歩き出す。これが遠かった。
ーーー続く
2017年05月01日
武蔵丘陵森林公園でルピナス
4月30日のツーリングの続き。
東松山ぼたん園を午前11時過ぎに出て武蔵丘陵森林公園へ向かう。距離は3〜4キロ、ゆっくり走っても15分はかからない。
ここは中央口。他に3箇所の入口がある。中央口にクルマの駐車場は261台分あるがバイクは5台分だけ。隣りに余っているスペースもあるので、もう5台くらいは何とかなると思うが。ちなみに4箇所の入口全部で駐車場はクルマ1643台、バイク36台。まあそんなものかな。また入口近くには観光地によく見られる空き地駐車場もあって客引きをしている。
バイクの駐車料金は260円で入園料は410円。以前に訪れた時より、それぞれ10円のアップは2014年4月の消費税改訂の影響。ところでこの公園は4月29日、5月4日と5日は無料開園日となっている。それを知っていて、この日にしたのは有料日のほうが空いていると考えてのこと。
こんな看板に迎えられて、
ゲートをくぐる。
花壇の向こうに噴水。ちょっとゴージャス。
その脇からルピナスの植えられている公園・庭園樹園というエリアを目指す。最初は前回に紅葉を見に来た時と同じルートをたどる。
ハナミズキ。かなりの大木。
彫刻広場の彫刻を横目で見ながら、
美しい新緑の中を歩いて行く。気分爽快。
2013年に紅葉を見たカエデ見本園に到着。
今回はここに用はないのだが、どんな雰囲気になっているかと思い入ってみる。
ヤマツツジがきれいに咲いて、いいアクセントに。
木漏れ日が美しい。
モミジから透けて見える陽の光がなぜか好き。紅葉している時は幻想的だが、緑の葉の場合は生命力を感じる
カエデ見本園を抜けてしばらく歩くと植物園展示棟というところに着く。
さくらそう展をやっていた。サクラソウは何となく知ってはいても、種類も多く具体的なイメージがなかなか記憶に残らない。ナデシコと同じで覚えにくい花。
可憐な花姿。ただし、あまり桜に似ているとは思えないが。
植物園展示棟に近づくにつれて昭和なメロディーが聞こえてくる。その正体は森の音楽会。スイートピーという大正琴のバンド。しかし何ゆえスイートピー?
大正琴って、このアングルで写真を撮るとデスクワークをしているみたい(^^ゞ
植物園展示棟の隣はハーブガーデン。
確かに金色に見えなくはない。
ハーブがメインなので花は脇役。
ハーブガーデンの中に入ったのは、この小さな神様があるのを思いだしたから。ところで守り神を「設置する」という文章には前から違和感を感じている。
さて植物園展示棟から西に進むとルピナスのエリア。
木立の下にルピナスがニョキニョキと!
ルピナスを知らなければ地球の光景と思わないかも。
昨年に訪れた津久井湖城山公園よりかなり大規模。公表されている株数は城山公園の1万2000株に対して森林蔵公園は4万株。とにかくこの辺りすべてがルピナス。
ルピナスをアップでいくつか。
あちこちに置かれているこの人形は公園のキャラクターみたい。
ルピナスの斜面の上ではメンバーが勢揃いしていた。
ルピナスは木々の間に植えられている。だから地面には光と影があって肉眼ではそれがいい感じなのだが、写真に撮るとコントラストがつきすぎる場合もある。この写真をクリックして拡大すれば闇に埋もれたルピナスがゾンビのように見えるかも。
画像ソフトで暗部だけを明るくするとこうなる。
ルピナスがたくさん植えられているところはあまりない。
今年も見ることができて満足。
ーーー続く
東松山ぼたん園を午前11時過ぎに出て武蔵丘陵森林公園へ向かう。距離は3〜4キロ、ゆっくり走っても15分はかからない。
ここは中央口。他に3箇所の入口がある。中央口にクルマの駐車場は261台分あるがバイクは5台分だけ。隣りに余っているスペースもあるので、もう5台くらいは何とかなると思うが。ちなみに4箇所の入口全部で駐車場はクルマ1643台、バイク36台。まあそんなものかな。また入口近くには観光地によく見られる空き地駐車場もあって客引きをしている。
バイクの駐車料金は260円で入園料は410円。以前に訪れた時より、それぞれ10円のアップは2014年4月の消費税改訂の影響。ところでこの公園は4月29日、5月4日と5日は無料開園日となっている。それを知っていて、この日にしたのは有料日のほうが空いていると考えてのこと。
こんな看板に迎えられて、
ゲートをくぐる。
花壇の向こうに噴水。ちょっとゴージャス。
その脇からルピナスの植えられている公園・庭園樹園というエリアを目指す。最初は前回に紅葉を見に来た時と同じルートをたどる。
ハナミズキ。かなりの大木。
彫刻広場の彫刻を横目で見ながら、
美しい新緑の中を歩いて行く。気分爽快。
2013年に紅葉を見たカエデ見本園に到着。
今回はここに用はないのだが、どんな雰囲気になっているかと思い入ってみる。
ヤマツツジがきれいに咲いて、いいアクセントに。
木漏れ日が美しい。
モミジから透けて見える陽の光がなぜか好き。紅葉している時は幻想的だが、緑の葉の場合は生命力を感じる
カエデ見本園を抜けてしばらく歩くと植物園展示棟というところに着く。
さくらそう展をやっていた。サクラソウは何となく知ってはいても、種類も多く具体的なイメージがなかなか記憶に残らない。ナデシコと同じで覚えにくい花。
可憐な花姿。ただし、あまり桜に似ているとは思えないが。
植物園展示棟に近づくにつれて昭和なメロディーが聞こえてくる。その正体は森の音楽会。スイートピーという大正琴のバンド。しかし何ゆえスイートピー?
大正琴って、このアングルで写真を撮るとデスクワークをしているみたい(^^ゞ
植物園展示棟の隣はハーブガーデン。
確かに金色に見えなくはない。
ハーブがメインなので花は脇役。
ハーブガーデンの中に入ったのは、この小さな神様があるのを思いだしたから。ところで守り神を「設置する」という文章には前から違和感を感じている。
さて植物園展示棟から西に進むとルピナスのエリア。
木立の下にルピナスがニョキニョキと!
ルピナスを知らなければ地球の光景と思わないかも。
昨年に訪れた津久井湖城山公園よりかなり大規模。公表されている株数は城山公園の1万2000株に対して森林蔵公園は4万株。とにかくこの辺りすべてがルピナス。
ルピナスをアップでいくつか。
あちこちに置かれているこの人形は公園のキャラクターみたい。
ルピナスの斜面の上ではメンバーが勢揃いしていた。
ルピナスは木々の間に植えられている。だから地面には光と影があって肉眼ではそれがいい感じなのだが、写真に撮るとコントラストがつきすぎる場合もある。この写真をクリックして拡大すれば闇に埋もれたルピナスがゾンビのように見えるかも。
画像ソフトで暗部だけを明るくするとこうなる。
ルピナスがたくさん植えられているところはあまりない。
今年も見ることができて満足。
ーーー続く