2017年06月
2017年06月30日
世界盆栽大会
開催されていたのは4月27日から30日で訪れたのは28日。バイクツーリングやラ・フォル・ジュルネのことなどを書いているうちにブログにするのが後回しになった。
別に盆栽にそれほど興味があるわけじゃなく、開催のしばらく前にテレビでこのイベントが紹介されていたのがきっかけ。「へ〜盆栽に世界大会ってあるんだ」といったところ。そうしたら28日に池袋で打ち合わせが入り、それでついでにと。もっとも池袋から会場である「さいたまスーパーアリーナ」までは電車で30分ほどかかるのだけれど、次の日からゴールデンウィークで既に連休気分(^^ゞ
初めてやってきた「さいたま新都心」。東京からだとJRで大宮のひとつ手前。何度か書いているが平仮名の施設名は文章に書く時にややこしいから嫌い。
盛大なノボリに迎えられる。
コンコースを歩いて行くと右側に植物展示あり。
盆栽というより植物アートのようで見応えあり。30メートルくらいの長さがあった。
屋根の鉄骨と一緒に盆栽も回っているような。盆栽エグザイルと命名(^^ゞ
コンコースを抜けると高層ビルに囲まれたエリアになる。さいたま新都心ができたのは2000年。おもに中央官庁のサテライトオフィスのイメージしかないが、実際のところはどうなんだろう?
駅から会場のさいたまスーパーアリーナまでは5分程度。
さいたまスーパーアリーナは未来建築的なデザイン。あまり縁がないので浦和レッズの埼玉スタジアムと勘違いしやすい。こちらは屋根付きのホール。ちなみに3万7000人収容規模。
右側はNTTドコモさいたまビル。建物上部の鉄塔まで含めると埼玉県で一番高い建物。
会場到着。「世界盆栽大会 in さいたま」として開かれるのが「日本の盆栽水石至宝展」ということのようだが、どうも名称的にややこしい。それに「in さいたま」と英語とのチャンポンにしているのがバカっぽい。水石(すいせき)とは室内観賞用のめずらしい形をした石のこと。
チケット売り場は混雑していなかった。
入口は地下から。
いよいよ入場。
入ってすぐの場所でいきなりの人だかり。
展示されているのは「飛龍」という今大会のシンボルとされている盆栽。滅多に見られない逸品らしい。
解説を読むと樹齢は1000年以上と推定され、1983年に採取され根付け作業が行われたとある。根付け作業とは鉢に入れて根付かせるという意味だろう。ということはこの木は自然の中でこんな盆栽らしい形をしていたということになる。盆栽って小さなサイズの時から剪定や矯正を繰り返して形を作ると思っていたが違うパターンもあるらしい。
歴史と盆栽というようなパネル展示コーナーを抜けると、
宮内庁出品の皇居から運んできたという盆栽。
皇居には盆栽が500鉢ほどあって、江戸城の時代から伝わるものもあるらしい。この盆栽がどんな由緒なのかの説明がなかったのが残念。
いろいろな種類の盆栽を鑑賞。
黒松
赤松
蝦夷松
五葉松はバリエーションが多かった。
下から覗くとこんな感じ。
幹がほとんど空洞になっているのに元気なのが不思議。
海岸に生えているのが黒松、山の中にあるのは赤松が多いという認識だけれど、五葉松って普段から目にしているのかな? もっとも盆栽の姿から庭や公園で見たものを思い出すのは難しい。ちなみに黒松は幹や枝が黒っぽく赤松は茶色っぽい。また黒松や赤松は松葉が2枚で1セットだが、五葉松は5枚1セット。
ところで以前にターナーの展覧会で「チャイルド・ハロルドの巡礼」という絵を見て、イタリアの松はこんな形をしているのかと書いたが、ローマは松並木が有名でそういう姿だと後で知った。
真柏(しんぱく)というのはイブキのことを盆栽ではそう呼ぶ。イブキといっても生け垣によく使われるカイヅカイブキ以外くらいしかすぐに思いつかないが。
それで真柏の盆栽は幹や枝に白骨化したような部分があるのが特徴。その部分をジン・シャリ(神・舎利)という。枝がジンで幹がシャリ。要するに枯れているわけだが自然にそうなるものではなく「木の皮を削ぎ落とす」「硫黄系の農薬を塗って脱色する」という工程で作り出すらしい。盆栽は樹木の栽培芸術ではあるが、見方によっては植物虐待(^^ゞ だいたい無理やり大きく成長しないように育てるんだから。
真柏(しんぱく)あれこれ。最初に見たシンボル盆栽と宮内庁の盆栽も真柏。
榎
花梨(カリン)
山紅葉(ヤマモミジ)
皐月(サツキ)
山藤
ーーー続く
別に盆栽にそれほど興味があるわけじゃなく、開催のしばらく前にテレビでこのイベントが紹介されていたのがきっかけ。「へ〜盆栽に世界大会ってあるんだ」といったところ。そうしたら28日に池袋で打ち合わせが入り、それでついでにと。もっとも池袋から会場である「さいたまスーパーアリーナ」までは電車で30分ほどかかるのだけれど、次の日からゴールデンウィークで既に連休気分(^^ゞ
初めてやってきた「さいたま新都心」。東京からだとJRで大宮のひとつ手前。何度か書いているが平仮名の施設名は文章に書く時にややこしいから嫌い。
盛大なノボリに迎えられる。
コンコースを歩いて行くと右側に植物展示あり。
盆栽というより植物アートのようで見応えあり。30メートルくらいの長さがあった。
屋根の鉄骨と一緒に盆栽も回っているような。盆栽エグザイルと命名(^^ゞ
コンコースを抜けると高層ビルに囲まれたエリアになる。さいたま新都心ができたのは2000年。おもに中央官庁のサテライトオフィスのイメージしかないが、実際のところはどうなんだろう?
駅から会場のさいたまスーパーアリーナまでは5分程度。
さいたまスーパーアリーナは未来建築的なデザイン。あまり縁がないので浦和レッズの埼玉スタジアムと勘違いしやすい。こちらは屋根付きのホール。ちなみに3万7000人収容規模。
右側はNTTドコモさいたまビル。建物上部の鉄塔まで含めると埼玉県で一番高い建物。
会場到着。「世界盆栽大会 in さいたま」として開かれるのが「日本の盆栽水石至宝展」ということのようだが、どうも名称的にややこしい。それに「in さいたま」と英語とのチャンポンにしているのがバカっぽい。水石(すいせき)とは室内観賞用のめずらしい形をした石のこと。
チケット売り場は混雑していなかった。
入口は地下から。
いよいよ入場。
入ってすぐの場所でいきなりの人だかり。
展示されているのは「飛龍」という今大会のシンボルとされている盆栽。滅多に見られない逸品らしい。
解説を読むと樹齢は1000年以上と推定され、1983年に採取され根付け作業が行われたとある。根付け作業とは鉢に入れて根付かせるという意味だろう。ということはこの木は自然の中でこんな盆栽らしい形をしていたということになる。盆栽って小さなサイズの時から剪定や矯正を繰り返して形を作ると思っていたが違うパターンもあるらしい。
歴史と盆栽というようなパネル展示コーナーを抜けると、
宮内庁出品の皇居から運んできたという盆栽。
皇居には盆栽が500鉢ほどあって、江戸城の時代から伝わるものもあるらしい。この盆栽がどんな由緒なのかの説明がなかったのが残念。
いろいろな種類の盆栽を鑑賞。
黒松
赤松
蝦夷松
五葉松はバリエーションが多かった。
下から覗くとこんな感じ。
幹がほとんど空洞になっているのに元気なのが不思議。
海岸に生えているのが黒松、山の中にあるのは赤松が多いという認識だけれど、五葉松って普段から目にしているのかな? もっとも盆栽の姿から庭や公園で見たものを思い出すのは難しい。ちなみに黒松は幹や枝が黒っぽく赤松は茶色っぽい。また黒松や赤松は松葉が2枚で1セットだが、五葉松は5枚1セット。
ところで以前にターナーの展覧会で「チャイルド・ハロルドの巡礼」という絵を見て、イタリアの松はこんな形をしているのかと書いたが、ローマは松並木が有名でそういう姿だと後で知った。
真柏(しんぱく)というのはイブキのことを盆栽ではそう呼ぶ。イブキといっても生け垣によく使われるカイヅカイブキ以外くらいしかすぐに思いつかないが。
それで真柏の盆栽は幹や枝に白骨化したような部分があるのが特徴。その部分をジン・シャリ(神・舎利)という。枝がジンで幹がシャリ。要するに枯れているわけだが自然にそうなるものではなく「木の皮を削ぎ落とす」「硫黄系の農薬を塗って脱色する」という工程で作り出すらしい。盆栽は樹木の栽培芸術ではあるが、見方によっては植物虐待(^^ゞ だいたい無理やり大きく成長しないように育てるんだから。
真柏(しんぱく)あれこれ。最初に見たシンボル盆栽と宮内庁の盆栽も真柏。
榎
花梨(カリン)
山紅葉(ヤマモミジ)
皐月(サツキ)
山藤
ーーー続く
2017年06月28日
オンキョー DP-X1A その4
音質は最高、操作性は最悪に続くパート3はデザインは凶悪というお話。
DP-X1Aは大きくて重たいから持ち運びに不便。またこのサイズでは片手で操作するのは不可能。不満には思っているが、それらは承知した上での購入だから仕方がない。でも使ってみてわかったのは、DP-X1Aのボディのエッジがやたらシャープだということ。
★ボディは直方体。つまり6つの面で構成されている。
★その面と面が接しているところがエッジ。
エッジ=面と面が作る角度は直角。工業製品で手で扱うものは面取りといって、エッジを少し丸めるか斜めに削ぎ落とすもの。でもDP-X1Aは面取りせずにキリッと直角のまま。実際にそんなことはないが、エッジで指を素早く滑らせれば切れそうな気がしてしまう。
実はエッジのシャープさは店頭で手に取った時に気がついていた。でも使っているうちに慣れるだろうと考えていたのである。しかし半年経った現在もまったく慣れない。前回のエントリーで「DP-X1Aは押しにくい電源ボタンを押し、見つけにくいアルバムリストを探す」のが毎日のストレスと書いたが、その前にDP-X1Aを触る度に指先に伝わる不快感がある。
使ってみて初めてわかったのは2面でできるエッジがシャープなら、3面が集まる「角」も尖っているかのようにシャープだということ。DP-X1Aを持った時にボディのその角が、手のひらの親指の付け根あたりに食い込むから痛い。まあそんなに長く持ち続けるものではないから実用上の支障はない。でも1日に何度もの不快感が、音質は気に入っているのに、どこかこの製品を好きになれない原因だと思う。
おそらくボディをシャープに見せるために面取りをしなかったんだろう。その成果は現れていてDP-X1Aの見栄えはなかなかいい。しかし面取りせずにシャープな印象を与えるなんて猿でもできるやり方。使い心地や人間の心理までをくみ取ってこそデザインである。操作画面の最悪さも「使う人の気持ちや行動」まで考えが及んでいないから。オンキョーにはそういった分野での成長を期待したい。
ところでアルミの削りだしで造られているDP-X1Aのボディは極めて堅牢。つまりメチャ固い。そして角は先ほど書いた通り。ここで力を込めて人の頭を殴ったら致命傷を与えられるに違いない(^^ゞ それがデザインは凶悪というオチm(_ _)m
いったん、おしまい
DP-X1Aは大きくて重たいから持ち運びに不便。またこのサイズでは片手で操作するのは不可能。不満には思っているが、それらは承知した上での購入だから仕方がない。でも使ってみてわかったのは、DP-X1Aのボディのエッジがやたらシャープだということ。
★ボディは直方体。つまり6つの面で構成されている。
★その面と面が接しているところがエッジ。
エッジ=面と面が作る角度は直角。工業製品で手で扱うものは面取りといって、エッジを少し丸めるか斜めに削ぎ落とすもの。でもDP-X1Aは面取りせずにキリッと直角のまま。実際にそんなことはないが、エッジで指を素早く滑らせれば切れそうな気がしてしまう。
実はエッジのシャープさは店頭で手に取った時に気がついていた。でも使っているうちに慣れるだろうと考えていたのである。しかし半年経った現在もまったく慣れない。前回のエントリーで「DP-X1Aは押しにくい電源ボタンを押し、見つけにくいアルバムリストを探す」のが毎日のストレスと書いたが、その前にDP-X1Aを触る度に指先に伝わる不快感がある。
使ってみて初めてわかったのは2面でできるエッジがシャープなら、3面が集まる「角」も尖っているかのようにシャープだということ。DP-X1Aを持った時にボディのその角が、手のひらの親指の付け根あたりに食い込むから痛い。まあそんなに長く持ち続けるものではないから実用上の支障はない。でも1日に何度もの不快感が、音質は気に入っているのに、どこかこの製品を好きになれない原因だと思う。
おそらくボディをシャープに見せるために面取りをしなかったんだろう。その成果は現れていてDP-X1Aの見栄えはなかなかいい。しかし面取りせずにシャープな印象を与えるなんて猿でもできるやり方。使い心地や人間の心理までをくみ取ってこそデザインである。操作画面の最悪さも「使う人の気持ちや行動」まで考えが及んでいないから。オンキョーにはそういった分野での成長を期待したい。
ところでアルミの削りだしで造られているDP-X1Aのボディは極めて堅牢。つまりメチャ固い。そして角は先ほど書いた通り。ここで力を込めて人の頭を殴ったら致命傷を与えられるに違いない(^^ゞ それがデザインは凶悪というオチm(_ _)m
いったん、おしまい
2017年06月27日
オンキョー DP-X1A その3
前回に書いたように、
オンキョーDP-X1Aに対する私の評価をまとめると次の3つである。
音質は最高 \(^o^)/
操作性は最悪 (/o\)
デザインは凶悪 (>_<)
今回は操作性が最悪な話。
いつもと違ってこのテーマに関して専門用語の解説はしないが、加えて今回は目の前で操作して見せないでわかりやすく書くことは難しい。だからそれは諦めた(^^ゞ
とにかく使いにくい(怒)
もう買ってから半年経つが毎日イラつく。
iPhoneで音楽を聴いていた時は説明書など読まなくても(説明書ってあったっけ?)最初から迷うことなど何もなかった。アルバムのボタンをタップして、そこにリストアップされたものから選ぶだけ。
ところがDP-X1Aはアルバムを選ぶ画面までたどり着くのに何度もスワイプする必要がある。さらに再生画面からアルバムリストに戻るにも(あるいはその逆も)何通りかの方法があって、また戻り方も微妙に違うのでなかなか思ったように戻れない。たまに一発で希望の画面がでてきたら、今日は縁起がいいゼと感じるくらいである。また戻る印のボタンは「現在どの画面にいる、またはどんな動作をしているか」によって機能が変わるようで、とにかく思ったように操作できなくてイライラする。
まあ文章を読んでもナンノコッチャ意味がわからないと思うので、毎日が平和すぎてたまにはイライラしたい人はDP-X1Aを買ってみてください(^^ゞ
またアルバムアーティストに対応していないのも信じがたい。
CDからリッピングする時はどこかのデータベースにアクセスして
アルバムのタイトル
曲名
その曲を演奏しているアーティスト
などの情報が音楽ファイルに書き込まれる。例えば交響曲とピアノ協奏曲の2つが収められたアルバムがあるとする。指揮者とオーケストラは2曲とも共通であるが、ピアノ協奏曲にはピアニストが加わる。つまり
交響曲のアーティスト: 指揮者&オーケストラ
ピアノ協奏曲のアーティスト:指揮者&オーケストラ&ピアニスト
となる。この場合iTunesなどの音楽管理ソフトは、交響曲とピアノ協奏曲を別のアーティスト(群)の演奏と見なし、アルバムのタイトルが同じでも、それらを別のアルバムと認識する。つまりアルバムのリストには、それぞれの曲別に同じタイトルのものが2つ並ぶのである。
別々のアルバムと認識されない方法のひとつがアルバムアーティストの設定。それを指揮者のアルバムとしたければ指揮者を、オーケストラでならオーケストラをアルバムアーティストに指定する。つまりアルバムの代表アーティストを決める機能。誰にするか特に決まりはないので自分で決めることになる。
iPhone(にインストールされているミュージックというアプリ)では、アーティストの画面でアルバムアーティストのリストが表示される。しかしDP-X1Aは【指揮者&オーケストラ&ピアニスト】といった個別のアーティスト群なのである。そのリストが役に立つ人もいるかもしれないが、アルバムアーティストのリストからアルバムを選べないのは不便きわまりない。なぜアーティストとアルバムアーティストの二本立てにしなかったのか理解に苦しむ。
話はそれるがCDからリッピングする時には作曲者の情報も書き込める。それを利用して作曲者リストからアルバムを選ぶ仕組みが是非欲しいと前から願っている。これはiPhone、DP-X1A共に対応していない。
私が聴くのはクラシックが多い。例えば「今日はモーツァルトのアルバムから選びたい」と思ったとする。クラシックのアルバムのタイトルは「モーツアルト交響曲〇〇番」など最初に作曲家の名前を記したものが多いから、アルバムリストでだいたいは選べる。しかし中にはまったくオリジナルのタイトルが付いている場合ある。また「ベートーベン弦楽4重奏〇〇番、モーツアルト弦楽4重奏〇〇番」というカップリングでのタイトルもあって、これだと語順に並べたアルバムタイトルのリストから見つけるのは難しいのである。
話は戻ってDP-X1A。とにかく操作性は最悪である。他にも再生に関する設定が音楽ソフトとOSに分かれてそれぞれあるのも煩わしい。またロックレンジアジャストという設定があって、これはワイド→ノーマル→ナローと狭くするほど音質がよくなるというシロモノなのだが「狭くすると音切れが発生する場合があります」という注意書きがある。そんな未完成なものを搭載するな!といいたい。実際ナローに設定するとブチブチと音が飛んで使い物にならない。
ところでDP-X1AはAndroidのOSで動いている。ということは別の音楽アプリをインストールすれば操作性に関してはカバーできるのかもしれない。今のところそれが可能なのか、どんな音楽アプリがあるのかなどは調べていない。そんな面倒なことをするために買った訳じゃないから、オンキョーには一刻も早い内蔵ソフトの改良を求めたい。
そしてアプリでは解決しないこともある。
スリープから復帰させる時はボディ側面の電源ボタンを押す。これが小さくて爪の先でしか押せないサイズ。実に使いにくい。仮にもう少し大きかったとしても、あんな場所じゃ同じだろう。iPhoneなら画面下にわかりやすく押しやすいボタンがあるのに。
操作性ではないがバッテリーの減りも早い。アルバム1枚でバッテリー表示は7〜8%減少する。ということは約10数枚分のCDを聴けるわけだから携帯音楽プレーヤーとしては充分ともいえるが、しかしiPhoneなら1〜2%程度である。
ムカツクのは音楽を再生していないスリープの状態でも、どんどんバッテリーが減ること。一晩で20%近く減る。もちろんWi-FiやBluetoothは切ってあるし、バックグランドで何も走らせていない。こいつは一体何に電力を消費しているのだ。そんなわけで電源もこまめに切るので、先ほど書いた電源ボタンの押しにくさに毎回毎回イラッとするのである。
ひょっとしたらと思い、デフォルトでインストールされていたアプリから、携帯音楽プレーヤーとして必要のないものをすべて無効にもしてみた。わずかに改善された程度で効果なし。ますます何に電力を消費しているのかナゾ。
まだ他にも不満があったかもしれないがこのくらいで。
iPhoneの時は部屋の明かりをつけたり水道の蛇口をひねるのと同じで「操作している」という感覚はなかった。このDP-X1Aは押しにくい電源ボタンを押し、見つけにくいアルバムリストを探すなどと何かと機械に意識を向けざるを得ない。些細なこととはいえ、それはチリも積もれば山となるストレスなのである。
すっかり忘れていたが、昔オンキョーのCDプレーヤーを2台続けて買って、2台とも同じところが壊れたことがあった。この会社とは相性悪いのかも(^^ゞ
ーーー続く
2017年07月19日 追記
DP-X1Aには作曲者リストの画面があって、そこからアルバムを選ぶことができることを発見。何度もスワイプしないとその画面にたどり着かないので見落としていた。
またDP-X1Aの最初の画面は「フォルダ」という名前がつけられたパソコンでいえば第1階層の表示。携帯音楽プレーヤーの最初の画面にこんなものを持ってくるのが、これを設計したエンジニアがインターフェイスのイロハをわかっていない証拠。
ただし音楽ファイルをアルバムアーティスト毎のフォルダに分けてDP-X1Aに格納してあれば、例えば「フォルダ」画面でSDカードを選んで開けば、アルバムアーティストのフォルダのリストが表示される。つまりアルバムアーティストから選ぶことも一応できる。ただしアルバムのジャケット画像が表示されないので、私のようにアルバムはタイトルではなくジャケットでしか内容を覚えていない人間には実用性は低い。
オンキョーDP-X1Aに対する私の評価をまとめると次の3つである。
音質は最高 \(^o^)/
操作性は最悪 (/o\)
デザインは凶悪 (>_<)
今回は操作性が最悪な話。
いつもと違ってこのテーマに関して専門用語の解説はしないが、加えて今回は目の前で操作して見せないでわかりやすく書くことは難しい。だからそれは諦めた(^^ゞ
とにかく使いにくい(怒)
もう買ってから半年経つが毎日イラつく。
iPhoneで音楽を聴いていた時は説明書など読まなくても(説明書ってあったっけ?)最初から迷うことなど何もなかった。アルバムのボタンをタップして、そこにリストアップされたものから選ぶだけ。
ところがDP-X1Aはアルバムを選ぶ画面までたどり着くのに何度もスワイプする必要がある。さらに再生画面からアルバムリストに戻るにも(あるいはその逆も)何通りかの方法があって、また戻り方も微妙に違うのでなかなか思ったように戻れない。たまに一発で希望の画面がでてきたら、今日は縁起がいいゼと感じるくらいである。また戻る印のボタンは「現在どの画面にいる、またはどんな動作をしているか」によって機能が変わるようで、とにかく思ったように操作できなくてイライラする。
まあ文章を読んでもナンノコッチャ意味がわからないと思うので、毎日が平和すぎてたまにはイライラしたい人はDP-X1Aを買ってみてください(^^ゞ
またアルバムアーティストに対応していないのも信じがたい。
CDからリッピングする時はどこかのデータベースにアクセスして
アルバムのタイトル
曲名
その曲を演奏しているアーティスト
などの情報が音楽ファイルに書き込まれる。例えば交響曲とピアノ協奏曲の2つが収められたアルバムがあるとする。指揮者とオーケストラは2曲とも共通であるが、ピアノ協奏曲にはピアニストが加わる。つまり
交響曲のアーティスト: 指揮者&オーケストラ
ピアノ協奏曲のアーティスト:指揮者&オーケストラ&ピアニスト
となる。この場合iTunesなどの音楽管理ソフトは、交響曲とピアノ協奏曲を別のアーティスト(群)の演奏と見なし、アルバムのタイトルが同じでも、それらを別のアルバムと認識する。つまりアルバムのリストには、それぞれの曲別に同じタイトルのものが2つ並ぶのである。
別々のアルバムと認識されない方法のひとつがアルバムアーティストの設定。それを指揮者のアルバムとしたければ指揮者を、オーケストラでならオーケストラをアルバムアーティストに指定する。つまりアルバムの代表アーティストを決める機能。誰にするか特に決まりはないので自分で決めることになる。
iPhone(にインストールされているミュージックというアプリ)では、アーティストの画面でアルバムアーティストのリストが表示される。しかしDP-X1Aは【指揮者&オーケストラ&ピアニスト】といった個別のアーティスト群なのである。そのリストが役に立つ人もいるかもしれないが、アルバムアーティストのリストからアルバムを選べないのは不便きわまりない。なぜアーティストとアルバムアーティストの二本立てにしなかったのか理解に苦しむ。
話はそれるがCDからリッピングする時には作曲者の情報も書き込める。それを利用して作曲者リストからアルバムを選ぶ仕組みが是非欲しいと前から願っている。これはiPhone、DP-X1A共に対応していない。
私が聴くのはクラシックが多い。例えば「今日はモーツァルトのアルバムから選びたい」と思ったとする。クラシックのアルバムのタイトルは「モーツアルト交響曲〇〇番」など最初に作曲家の名前を記したものが多いから、アルバムリストでだいたいは選べる。しかし中にはまったくオリジナルのタイトルが付いている場合ある。また「ベートーベン弦楽4重奏〇〇番、モーツアルト弦楽4重奏〇〇番」というカップリングでのタイトルもあって、これだと語順に並べたアルバムタイトルのリストから見つけるのは難しいのである。
話は戻ってDP-X1A。とにかく操作性は最悪である。他にも再生に関する設定が音楽ソフトとOSに分かれてそれぞれあるのも煩わしい。またロックレンジアジャストという設定があって、これはワイド→ノーマル→ナローと狭くするほど音質がよくなるというシロモノなのだが「狭くすると音切れが発生する場合があります」という注意書きがある。そんな未完成なものを搭載するな!といいたい。実際ナローに設定するとブチブチと音が飛んで使い物にならない。
ところでDP-X1AはAndroidのOSで動いている。ということは別の音楽アプリをインストールすれば操作性に関してはカバーできるのかもしれない。今のところそれが可能なのか、どんな音楽アプリがあるのかなどは調べていない。そんな面倒なことをするために買った訳じゃないから、オンキョーには一刻も早い内蔵ソフトの改良を求めたい。
そしてアプリでは解決しないこともある。
スリープから復帰させる時はボディ側面の電源ボタンを押す。これが小さくて爪の先でしか押せないサイズ。実に使いにくい。仮にもう少し大きかったとしても、あんな場所じゃ同じだろう。iPhoneなら画面下にわかりやすく押しやすいボタンがあるのに。
操作性ではないがバッテリーの減りも早い。アルバム1枚でバッテリー表示は7〜8%減少する。ということは約10数枚分のCDを聴けるわけだから携帯音楽プレーヤーとしては充分ともいえるが、しかしiPhoneなら1〜2%程度である。
ムカツクのは音楽を再生していないスリープの状態でも、どんどんバッテリーが減ること。一晩で20%近く減る。もちろんWi-FiやBluetoothは切ってあるし、バックグランドで何も走らせていない。こいつは一体何に電力を消費しているのだ。そんなわけで電源もこまめに切るので、先ほど書いた電源ボタンの押しにくさに毎回毎回イラッとするのである。
ひょっとしたらと思い、デフォルトでインストールされていたアプリから、携帯音楽プレーヤーとして必要のないものをすべて無効にもしてみた。わずかに改善された程度で効果なし。ますます何に電力を消費しているのかナゾ。
まだ他にも不満があったかもしれないがこのくらいで。
iPhoneの時は部屋の明かりをつけたり水道の蛇口をひねるのと同じで「操作している」という感覚はなかった。このDP-X1Aは押しにくい電源ボタンを押し、見つけにくいアルバムリストを探すなどと何かと機械に意識を向けざるを得ない。些細なこととはいえ、それはチリも積もれば山となるストレスなのである。
すっかり忘れていたが、昔オンキョーのCDプレーヤーを2台続けて買って、2台とも同じところが壊れたことがあった。この会社とは相性悪いのかも(^^ゞ
ーーー続く
2017年07月19日 追記
DP-X1Aには作曲者リストの画面があって、そこからアルバムを選ぶことができることを発見。何度もスワイプしないとその画面にたどり着かないので見落としていた。
またDP-X1Aの最初の画面は「フォルダ」という名前がつけられたパソコンでいえば第1階層の表示。携帯音楽プレーヤーの最初の画面にこんなものを持ってくるのが、これを設計したエンジニアがインターフェイスのイロハをわかっていない証拠。
ただし音楽ファイルをアルバムアーティスト毎のフォルダに分けてDP-X1Aに格納してあれば、例えば「フォルダ」画面でSDカードを選んで開けば、アルバムアーティストのフォルダのリストが表示される。つまりアルバムアーティストから選ぶことも一応できる。ただしアルバムのジャケット画像が表示されないので、私のようにアルバムはタイトルではなくジャケットでしか内容を覚えていない人間には実用性は低い。
2017年06月25日
ヘルシーパーク裾野
6月17日に桂林寺でスイレンを見て、
その後に吉田うどんを食べ、山中湖をブラブラした続き。
風呂上がりにビールを飲めない温泉ツーリングなんてと今まで敬遠していたが、なぜか5月20日、5月27日に続いて今年は3度目。やっぱり気持ちがいいのと、バイクでたくさん走りたいという意欲が少なくなってきたのがその理由かもしれない。山中湖にもいくつか日帰り温泉があるが、ネットでの評価がさえなかったので御殿場エリアで探して見つけたのが、御殿場市の南西隣に位置する裾野市にある施設。
話は変わるがネットの口コミを鵜呑みにするつもりはないけれど、やはりネガティブなことが書かれていると敬遠したくなってしまう。昨今のサービス業はわずかなことが致命傷になりかねない。
ところで先日、クルマで帰省する時などの同乗者を募集するネットサービスのドキュメント番組をテレビで見た。例えば東京から大阪へ1人で向かうとして、もう3人集めれば高速代や燃料代を分け合って大幅に節約できる。乗せてもらう方も飛行機や新幹線よりはるかに安上がり。レポーターが「見ず知らずの人を乗せるのに不安はないですか」とドライバーに尋ねると「そのネットサービスでは、クルマを提供した人や同乗した人の評価を書き込むことになっており、それを見て判断するので」との答え。これから盛んになる民泊やUberなどの白タク配車サービス?でも、そういった評価が重要になってくる。もうずいぶんと前からヤフオクなどでは初めて利用する人、つまり評価のない人は入札お断りな場合のほうが多い。
話をさらに飛ばすと、先日成立した共謀罪。それによって監視社会になると危惧する声が多い。たぶんそうなると思うが、それに加えてすぐ先の未来は評価社会でもある。何をするにも他人の目を気にしながら行動することになる。他人の評価は丸呑みするというのが私の人生訓でも、ITの高度化によってそんな呑気なことはいってられないかもしれない。それにしても監視されて評価されて息が詰まるね。やっぱり老後は無人島にでも住むか。
山中湖交流プラザ「きらら」から国道413号線を進むと、以前に紅葉を見た旭日丘湖畔緑地公園を通る。そのすぐ先で国道138号線に左折。これは御殿場へ降りる道路だが、ところどころクネクネがきつくて結構ハード。山中湖からは下りになるのでなおさら。楽しかったのかツラかったのかよくわからず。
それから御殿場の中心部を離れ、自衛隊の演習場を突っ切る国道469号線などを経由して裾野市に入る。山中湖からは思っていた以上に遠くて30キロほどあった。
到着は午後3時半頃。
バイクは隅に専用スペースあり。もちろん無料。
建物の際にバイクを駐めたので全体を撮り忘れた。この写真は静岡新聞から拝借。
ヘルシーパーク裾野は裾野市の第3セクター経営で、温泉とプールが一緒になった施設。市営みたいなものだから料金も手頃。温泉は3時間で520円。湯河原や箱根の日帰り温泉の半額。3時間を超えると1時間に付き100円加算されるが、そんなにいることはないので。ちなみに屋外に無料の足湯もある。
お風呂は内風呂と露天風呂の2つ。この写真も静岡新聞のもので、晴れていたら富士山が見えるらしいが、この日に眺められたのは雲だけ(/o\)
20人くらいのお客さんがいて、湯河原や箱根の時のように半貸し切り状態ではなかったが混雑にはならずゆったりと入れた。
お湯は個性的。硫黄の匂いと、海の匂いと、もう1つ何かの匂いのミックス。それは嗅いだことのある匂いなのだが何だったかは思い出せず。全体としていい匂いとは言えないが特別に臭いわけじゃないし、匂いがあったほうが温泉という気分は出るかな。少し色も着いていたように思う。お湯はぬるめで内風呂と露天風呂とも同じ温度。湯温計はなかったが40度あるかないかではと思う。
泡やジェットはなかったが打たせ湯が秀逸。3メートルくらいの高さから、かなり太いお湯が落ちてきて「効く」。とても気に入った。難点は常時お湯が落ちているのではなく、ボタンを押して落とす仕組みなこと。そして連続してボタンを押しても、なぜか最初はかなり冷たいお湯が出てくる。それでも20回近くボタンを押したかな。
サウナがあって、お湯がぬるめだったので入ってみた。5分くらいが限界。やっぱり苦手。それにどう考えても、あんなところに長くいるのが健康にいいとは思えないんだけれど。サウナの後に水風呂に入っている人もいるが、私には罰ゲームにしか思えない(^^ゞ
早く帰らないと高速道路が込むと考えつつ、気持ちよさとのんびり感に逆らえず、1時間くらい温泉にいた。本日もゴクラク、ゴクラクなり。
午後5時頃にヘルシーパーク裾野を出発。最後にしっかりシャワーを浴びたつもりだったのに、ヘルメットの中に温泉とサウナの木の匂いが漂う。渋滞をくぐり抜けて午後7時過ぎに帰宅。走行260キロ。ツーリングの締めは温泉というのがこれからも増えそうな予感。
おしまい
その後に吉田うどんを食べ、山中湖をブラブラした続き。
風呂上がりにビールを飲めない温泉ツーリングなんてと今まで敬遠していたが、なぜか5月20日、5月27日に続いて今年は3度目。やっぱり気持ちがいいのと、バイクでたくさん走りたいという意欲が少なくなってきたのがその理由かもしれない。山中湖にもいくつか日帰り温泉があるが、ネットでの評価がさえなかったので御殿場エリアで探して見つけたのが、御殿場市の南西隣に位置する裾野市にある施設。
話は変わるがネットの口コミを鵜呑みにするつもりはないけれど、やはりネガティブなことが書かれていると敬遠したくなってしまう。昨今のサービス業はわずかなことが致命傷になりかねない。
ところで先日、クルマで帰省する時などの同乗者を募集するネットサービスのドキュメント番組をテレビで見た。例えば東京から大阪へ1人で向かうとして、もう3人集めれば高速代や燃料代を分け合って大幅に節約できる。乗せてもらう方も飛行機や新幹線よりはるかに安上がり。レポーターが「見ず知らずの人を乗せるのに不安はないですか」とドライバーに尋ねると「そのネットサービスでは、クルマを提供した人や同乗した人の評価を書き込むことになっており、それを見て判断するので」との答え。これから盛んになる民泊やUberなどの白タク配車サービス?でも、そういった評価が重要になってくる。もうずいぶんと前からヤフオクなどでは初めて利用する人、つまり評価のない人は入札お断りな場合のほうが多い。
話をさらに飛ばすと、先日成立した共謀罪。それによって監視社会になると危惧する声が多い。たぶんそうなると思うが、それに加えてすぐ先の未来は評価社会でもある。何をするにも他人の目を気にしながら行動することになる。他人の評価は丸呑みするというのが私の人生訓でも、ITの高度化によってそんな呑気なことはいってられないかもしれない。それにしても監視されて評価されて息が詰まるね。やっぱり老後は無人島にでも住むか。
山中湖交流プラザ「きらら」から国道413号線を進むと、以前に紅葉を見た旭日丘湖畔緑地公園を通る。そのすぐ先で国道138号線に左折。これは御殿場へ降りる道路だが、ところどころクネクネがきつくて結構ハード。山中湖からは下りになるのでなおさら。楽しかったのかツラかったのかよくわからず。
それから御殿場の中心部を離れ、自衛隊の演習場を突っ切る国道469号線などを経由して裾野市に入る。山中湖からは思っていた以上に遠くて30キロほどあった。
到着は午後3時半頃。
バイクは隅に専用スペースあり。もちろん無料。
建物の際にバイクを駐めたので全体を撮り忘れた。この写真は静岡新聞から拝借。
ヘルシーパーク裾野は裾野市の第3セクター経営で、温泉とプールが一緒になった施設。市営みたいなものだから料金も手頃。温泉は3時間で520円。湯河原や箱根の日帰り温泉の半額。3時間を超えると1時間に付き100円加算されるが、そんなにいることはないので。ちなみに屋外に無料の足湯もある。
お風呂は内風呂と露天風呂の2つ。この写真も静岡新聞のもので、晴れていたら富士山が見えるらしいが、この日に眺められたのは雲だけ(/o\)
20人くらいのお客さんがいて、湯河原や箱根の時のように半貸し切り状態ではなかったが混雑にはならずゆったりと入れた。
お湯は個性的。硫黄の匂いと、海の匂いと、もう1つ何かの匂いのミックス。それは嗅いだことのある匂いなのだが何だったかは思い出せず。全体としていい匂いとは言えないが特別に臭いわけじゃないし、匂いがあったほうが温泉という気分は出るかな。少し色も着いていたように思う。お湯はぬるめで内風呂と露天風呂とも同じ温度。湯温計はなかったが40度あるかないかではと思う。
泡やジェットはなかったが打たせ湯が秀逸。3メートルくらいの高さから、かなり太いお湯が落ちてきて「効く」。とても気に入った。難点は常時お湯が落ちているのではなく、ボタンを押して落とす仕組みなこと。そして連続してボタンを押しても、なぜか最初はかなり冷たいお湯が出てくる。それでも20回近くボタンを押したかな。
サウナがあって、お湯がぬるめだったので入ってみた。5分くらいが限界。やっぱり苦手。それにどう考えても、あんなところに長くいるのが健康にいいとは思えないんだけれど。サウナの後に水風呂に入っている人もいるが、私には罰ゲームにしか思えない(^^ゞ
早く帰らないと高速道路が込むと考えつつ、気持ちよさとのんびり感に逆らえず、1時間くらい温泉にいた。本日もゴクラク、ゴクラクなり。
午後5時頃にヘルシーパーク裾野を出発。最後にしっかりシャワーを浴びたつもりだったのに、ヘルメットの中に温泉とサウナの木の匂いが漂う。渋滞をくぐり抜けて午後7時過ぎに帰宅。走行260キロ。ツーリングの締めは温泉というのがこれからも増えそうな予感。
おしまい
2017年06月22日
長池親水公園〜山中湖交流プラザ きらら
6月17日に桂林寺でスイレンを見て、その後に吉田うどんを食べた続き。
毎度おなじみの長池親水公園で。
山中湖に来たら、とりあえずここでバイクと富士山のツーショットを撮るのが慣例になっている。長池親水公園は山中湖の北岸ほぼ中央に位置する駐車場と遊歩道があるだけの公園。つまり山中湖越しに富士山を眺めるための場所。
富士山をアップでドン。
何とか山頂は眺められた。五合目で観光している人はお気の毒かも。
なぜか富士山を眺めるのが好きである。そして気分がスッキリして気持ちも落ち着く。元気も出てくる。俗に言うパワースポットなんてものはまったく信じてはいないが、私にとって唯一の例外が富士山
ところでほとんどの人は高速道路や新幹線から富士山が見えると、程度の差はあるとしても「わあ富士山だ」と思うはず。それは普段の生活で富士山が見えないからである。そこで疑問なのは、日常的に富士山が視界に入っているエリアに住んでいる人たちはどうなんだろうかということ。やっぱり見慣れたら何とも思わないのかな?
場所は変わって山中湖の東岸にある山中湖交流プラザ「きらら」というところ。一度か二度ほど来たことはあるけれど、有料の駐車場はクルマ専用のようだしバイクや自転車の駐輪場も見あたらないので中に入ったことはなかった。今回は駐車場の奥まで進み路肩にバイクを駐める。
湖畔に降りる。ちなみに長池親水公園では湖畔に降りられない。
写真正面が富士山だが山頂は雲に隠れてしまった。
水はきれいで先日の霞ヶ浦とは大違い。
サイドスロー的に投げ入れていたからルアーじゃなくてフライフィッシングかな? 知識不足でよくわからず。とりあえず釣れているところは見なかった(^^ゞ
湖畔に降りた場所を振り返る。
ウッドデッキの遊歩道に上がる。
かなり先まで続いていた。
デイジー(ヒナギク)とマーガレットの違いは未だによくわからない。ネットで調べてもこれといった解説は見あたらない。私の基準は元気そうに思えたらデイジーで優しそうに感じたらマーガレット。単に名前のイメージから(^^ゞ これはデイジーかな。
遊歩道を最後まで進むと芝生の広場に出た。
セグウェイに乗っている人。ここの施設で貸し出しをしているみたい。
セグウェイの発表前(2000年頃だったと思う)は世紀の大発明とか革命的トランスポーターなど全世界的に話題となった。しかし発売から10年以上経った現在、それほど売れているとは思えず。特に日本はがんじがらめの規制があって難しいのかもしれない。
そこで提案! 安倍首相の「お友達」をセグウェイ日本の社長に迎えれば、岩盤規制に穴が空いて普及するよ(^^ゞ
ここに着いてから晴れてはいるものの富士山には雲がかかったまま。
そこで似たような形の山があったから撮ってみた(^^ゞ
これはきららのホームページの画像。こうしてみるとかなり広い。湖畔からはよく見えなかったが野外ステージのようなものもある。野外ステージの奥がセグウェイが走っていた芝生広場。
ーーー続く
毎度おなじみの長池親水公園で。
山中湖に来たら、とりあえずここでバイクと富士山のツーショットを撮るのが慣例になっている。長池親水公園は山中湖の北岸ほぼ中央に位置する駐車場と遊歩道があるだけの公園。つまり山中湖越しに富士山を眺めるための場所。
富士山をアップでドン。
何とか山頂は眺められた。五合目で観光している人はお気の毒かも。
なぜか富士山を眺めるのが好きである。そして気分がスッキリして気持ちも落ち着く。元気も出てくる。俗に言うパワースポットなんてものはまったく信じてはいないが、私にとって唯一の例外が富士山
ところでほとんどの人は高速道路や新幹線から富士山が見えると、程度の差はあるとしても「わあ富士山だ」と思うはず。それは普段の生活で富士山が見えないからである。そこで疑問なのは、日常的に富士山が視界に入っているエリアに住んでいる人たちはどうなんだろうかということ。やっぱり見慣れたら何とも思わないのかな?
場所は変わって山中湖の東岸にある山中湖交流プラザ「きらら」というところ。一度か二度ほど来たことはあるけれど、有料の駐車場はクルマ専用のようだしバイクや自転車の駐輪場も見あたらないので中に入ったことはなかった。今回は駐車場の奥まで進み路肩にバイクを駐める。
湖畔に降りる。ちなみに長池親水公園では湖畔に降りられない。
写真正面が富士山だが山頂は雲に隠れてしまった。
水はきれいで先日の霞ヶ浦とは大違い。
サイドスロー的に投げ入れていたからルアーじゃなくてフライフィッシングかな? 知識不足でよくわからず。とりあえず釣れているところは見なかった(^^ゞ
湖畔に降りた場所を振り返る。
ウッドデッキの遊歩道に上がる。
かなり先まで続いていた。
デイジー(ヒナギク)とマーガレットの違いは未だによくわからない。ネットで調べてもこれといった解説は見あたらない。私の基準は元気そうに思えたらデイジーで優しそうに感じたらマーガレット。単に名前のイメージから(^^ゞ これはデイジーかな。
遊歩道を最後まで進むと芝生の広場に出た。
セグウェイに乗っている人。ここの施設で貸し出しをしているみたい。
セグウェイの発表前(2000年頃だったと思う)は世紀の大発明とか革命的トランスポーターなど全世界的に話題となった。しかし発売から10年以上経った現在、それほど売れているとは思えず。特に日本はがんじがらめの規制があって難しいのかもしれない。
そこで提案! 安倍首相の「お友達」をセグウェイ日本の社長に迎えれば、岩盤規制に穴が空いて普及するよ(^^ゞ
ここに着いてから晴れてはいるものの富士山には雲がかかったまま。
そこで似たような形の山があったから撮ってみた(^^ゞ
これはきららのホームページの画像。こうしてみるとかなり広い。湖畔からはよく見えなかったが野外ステージのようなものもある。野外ステージの奥がセグウェイが走っていた芝生広場。
ーーー続く
2017年06月21日
吉田うどん
桂林寺でスイレンを眺めた後は国道139号線で富士吉田市に向かう。ノンビリとしたローカル国道でいい感じ。
富士吉田市は富士山の北東に位置していて、富士山の斜面も1/4位は富士吉田市に属する。そして名物がなぜか「うどん」。山梨県は「ほうとう」も有名なので、地理的気候的に昔は稲作ができずに麦を栽培していたのかもしれない。それはともかく今まで吉田うどんは食べたことがないので是非ともと考えたしだい。
富士吉田市の中心部は河口湖の南東で、ここに50軒以上のうどん屋がある。
それまで中央自動車道と並行して走っていた国道139号が、南側にそれて富士吉田の市街地に入ると、目の前に富士山がそびえ立っていて眺め良し。また市街地なんだけれど高い建物もないし建物密度も低いので、とても開放感のあるエリアである。
桂林寺から30〜40分でうどん屋に到着。このあたりのうどん屋は、普通の住宅の一部を店舗に使うというスタイルがほとんど。
訪れたのは「てんせいや」というお店。
ネットで調べて何となく。139号線沿いにあるので便利だし。
昭和な感じの店内。ネットではどの店も行列とか書いてあったが、すんなり入れたし席が埋まっていたのは1/5程度だった。時刻は写真にあるように午後1時過ぎの土曜日。
頼んだのは肉うどんにきんぴらのトッピング。麺は大盛りで。
麺は以前に須走の道の駅で食べた「ごうりきうどん」に近い。その時に書いた「麺にコシがあるというより、ボソッとした食感で全体的に固い印象。ツルツル・シコシコはしていない」というのは吉田うどんでも同じだった。
茹でたキャベツが具に入っているのも「ごうりきうどん」と同じだが、スープはまったく別物。吉田うどんは醤油のダシと味噌のダシをブレンドしたような味わい。けっこう濃いめでラーメンでもいけなくはないという感じ。また吉田うどんの肉は馬肉らしいが、きんぴら並みに濃い味付けだったのでよくわからなかった。
トータルな感想はまあ田舎うどんといったところ。悪くはないけど心は奪われず。でも店によって麺の硬さとかがかなり違うとのことなので(この店は柔らかめらしい)、また富士吉田を通ることがあったら、違ううどん屋でも食べてみたい。
さて139号線をそのまま走れば138号線となって山中湖へ行けるが、それじゃ芸がないので県道717号線に入り忍野村(おしの・むら)経由で山中湖へ抜けることにした。
参考までにこの付近の山梨県の地名。地図って改めてみると何かしら発見がある。何度も来ている山中湖なのに山中湖村という自治体名はまったく知らなかった。それに道志村が山梨県という意識もなかったなあ。なおこの地図にある自治体は富士吉田市と都留市を除いて山梨県南都留郡に属する。
717号は緩やかなカーブが続いてなかなか楽しい道路。忍野村の手前で全長約750メートルの鳥居地トンネルに入る。トンネルを走ってしばらくするとかなり寒くなってきた。バイクの気温計を見ると22度。それまでは27度くらいあった。まあトンネルの中だからと思っていると、トンネルを抜けても22度のまま。忍野村から山中湖村に入っても22度のまま。結局この日の山中湖周辺は22〜23度だった。うどんを食べたあたりの標高は770メートル。そして山中湖の標高は980メートルとそれほど違わないのになぜ? まるで「トンネルを抜けるとそこは雪国」(^^ゞ
717号で忍野村を忍野八海と反対側に進むと、何度か訪れた花の都公園を通る。無料見学ゾーンは、菜の花に似たキカラシ以外にほとんど花がなかったので今回は素通り。
左側が無料見学ゾーン、ただし駐車場は有料。正面に富士山が頭だけ見えていたので記念撮影。湖畔を離れると山中湖周辺はとてものどかな光景が広がっている。
ーーー続く
富士吉田市は富士山の北東に位置していて、富士山の斜面も1/4位は富士吉田市に属する。そして名物がなぜか「うどん」。山梨県は「ほうとう」も有名なので、地理的気候的に昔は稲作ができずに麦を栽培していたのかもしれない。それはともかく今まで吉田うどんは食べたことがないので是非ともと考えたしだい。
富士吉田市の中心部は河口湖の南東で、ここに50軒以上のうどん屋がある。
それまで中央自動車道と並行して走っていた国道139号が、南側にそれて富士吉田の市街地に入ると、目の前に富士山がそびえ立っていて眺め良し。また市街地なんだけれど高い建物もないし建物密度も低いので、とても開放感のあるエリアである。
桂林寺から30〜40分でうどん屋に到着。このあたりのうどん屋は、普通の住宅の一部を店舗に使うというスタイルがほとんど。
訪れたのは「てんせいや」というお店。
ネットで調べて何となく。139号線沿いにあるので便利だし。
昭和な感じの店内。ネットではどの店も行列とか書いてあったが、すんなり入れたし席が埋まっていたのは1/5程度だった。時刻は写真にあるように午後1時過ぎの土曜日。
頼んだのは肉うどんにきんぴらのトッピング。麺は大盛りで。
麺は以前に須走の道の駅で食べた「ごうりきうどん」に近い。その時に書いた「麺にコシがあるというより、ボソッとした食感で全体的に固い印象。ツルツル・シコシコはしていない」というのは吉田うどんでも同じだった。
茹でたキャベツが具に入っているのも「ごうりきうどん」と同じだが、スープはまったく別物。吉田うどんは醤油のダシと味噌のダシをブレンドしたような味わい。けっこう濃いめでラーメンでもいけなくはないという感じ。また吉田うどんの肉は馬肉らしいが、きんぴら並みに濃い味付けだったのでよくわからなかった。
トータルな感想はまあ田舎うどんといったところ。悪くはないけど心は奪われず。でも店によって麺の硬さとかがかなり違うとのことなので(この店は柔らかめらしい)、また富士吉田を通ることがあったら、違ううどん屋でも食べてみたい。
さて139号線をそのまま走れば138号線となって山中湖へ行けるが、それじゃ芸がないので県道717号線に入り忍野村(おしの・むら)経由で山中湖へ抜けることにした。
参考までにこの付近の山梨県の地名。地図って改めてみると何かしら発見がある。何度も来ている山中湖なのに山中湖村という自治体名はまったく知らなかった。それに道志村が山梨県という意識もなかったなあ。なおこの地図にある自治体は富士吉田市と都留市を除いて山梨県南都留郡に属する。
717号は緩やかなカーブが続いてなかなか楽しい道路。忍野村の手前で全長約750メートルの鳥居地トンネルに入る。トンネルを走ってしばらくするとかなり寒くなってきた。バイクの気温計を見ると22度。それまでは27度くらいあった。まあトンネルの中だからと思っていると、トンネルを抜けても22度のまま。忍野村から山中湖村に入っても22度のまま。結局この日の山中湖周辺は22〜23度だった。うどんを食べたあたりの標高は770メートル。そして山中湖の標高は980メートルとそれほど違わないのになぜ? まるで「トンネルを抜けるとそこは雪国」(^^ゞ
717号で忍野村を忍野八海と反対側に進むと、何度か訪れた花の都公園を通る。無料見学ゾーンは、菜の花に似たキカラシ以外にほとんど花がなかったので今回は素通り。
左側が無料見学ゾーン、ただし駐車場は有料。正面に富士山が頭だけ見えていたので記念撮影。湖畔を離れると山中湖周辺はとてものどかな光景が広がっている。
ーーー続く
2017年06月17日
桂林寺で睡蓮(スイレン)
梅雨なのにどういうわけか週末になるとカラッと晴れるので、渋々仕方なく先週に引き続いてバイクでツーリング(^^ゞ
6月11日に潮来あやめ園で見たハナショウブもよかったが、実は少しだけ咲いていたスイレンが大変印象に残った。モネの絵では馴染み深いが、ひょっとしたらスイレンが実際に咲いているのをしっかり見たことがあったかなと。
それでスイレンを見に行こうと考える。しかしハスの名所はたくさんあるがスイレンは意外と少ない。日帰りでいける範囲で何とか見つけたのが山梨県都留市(つる・し)にある桂林寺というお寺。仏教にゆかりのハスがある寺は多いけれどスイセンとは珍しい。2週続けてのツーリングとしてはちょっと遠いのが難点ではあるが、これから本格的な梅雨になって、しばらくはツーリングに行けないに違いないと言い訳して。
都留市まで足を伸ばせば、その後はいろんなプランが考えられる。あまりハードなクネクネを走る気になれなかったので、そのまま山中湖へ降りて、その途中の富士吉田市で名物の吉田うどんを食べることにした。そして山中湖の後はまたしても温泉。今回は裾野市にあるヘルシーパーク裾野というところに立ち寄ってきた。
桂林寺のホームページによると、ハスと違ってスイレンは太陽が高くなってから咲くので昼過ぎが見頃とのこと。それにあわせて出発は午前10時前。気温は25〜26度くらいで日差しも強かったので、今週はメッシュ革ジャンでも寒いということはなし。中央自動車道は途中そこそこの渋滞。
桂林寺は中央自動車道を大月ジャンクションで河口湖に向かう富士吉田線に乗り換え、都留インターを降りて5分くらいのところにある。ナビも設定できたがホームページに写真付き道案内があったのでスムーズに着くことができた。
桂林寺に到着は正午頃。
かなり傾斜のある駐車場で、帰りはどうUターンしようかなと考えながらバイクを駐める。写真を撮った時は私のバイクだけだが、ここに着いた時は法事客のような人たちのクルマで一杯でこのスペースにしか空きがなかった。
駐車場から少し上がると、寺の横側から境内に入る形になる。
桂林寺は戦国時代までさかのぼれる古刹。もっとも始まりは平安時代に空海がこの地を訪れーーーと、よくある弘法大師伝説をその由来としているみたい。
鐘楼(しょうろう)
本堂は新しく建て替えられた様子。
本堂の隣に薬師如来堂があり、
その間を通って、本堂の裏手に回ればスイレンの咲いている池がある。
桂林寺はごく普通規模のお寺なので、そんなに大きな池でないことは想定内。それでも思っていたサイズの半分くらいだった。
とはいってもスイレンがきれいに咲いて、なかなかの佇まい。
池の背景となる裏山の庭もよく手入れされている。
潮来あやめ園では高い位置からしかスイレンを眺められないのが物足りなかった。しかしここでは水面近くでカメラを構えると、時々こんな大きな鯉が跳ねてビックリさせられる。
モネになった気分(^^ゞ
住職の奥様と思われる方が出てこられて少し雑談。お茶もいただく。スイレンが一番たくさん咲いていた時期は少し前だったらしい。
実は駐車場に駐める時に地元の人に話しかけられ、花つながりで河口湖のラベンダーの話などしたのだが、その人が私のことを伝えてくれていた。バイクで来るなんて人間は珍しかったのかな。都会で暮らしていると寺には葬式以外に接点はないが、こういうところでは地域のコミュニケーションがあってぬくもりを感じる。
本堂に戻る途中にあった弁財天と叶が池の案内。叶が池は「かのうがいけ」と読むのかな。
どんな日照りでも枯れないという伝説。叶が池は叶井とも呼ばれ、それが転じてこのあたりの地名である金井となったらしい。この文章ではこの井戸を守るために桂林寺が建てられたとある。
葉っぱが浮いていて見た目は悪いが、水はきれいそうだった。
叶が池の隣に弁財天。七福神の絵を年賀状とかで見ることがあったら、その中で描かれている女性の神様が弁財天。
本堂のエリアにあった観音菩薩。菩薩には性別がないとの議論もあるが、観音菩薩も女性的な姿のものが多い。
下から続く階段。本来はこちらが参道のようだ。
見回すと桂林寺はあちこちにきれいな花が咲いている。あの奥さんが育てているのかな。
黄色い花のウチワサボテン。本体の形が平べったいから団扇(うちわ)と呼ぶ。どちらかというとシャモジに似てると思う。
光り輝いていたマツバギク。松葉のように細い花びらで菊みたいな形だからこの名前。
ラムズイヤーのようにうぶ毛で覆われているのはリクニス・コロナリア。和名はなぜか酔仙翁(スイセンノウ)。
ラークスパーかな(自信なし)。
スイレンをじっくり見られたし、ごく僅かだったが知らない土地の人と話もできて楽しかった。ちなみにスイレンよりハスのほうが咲くのが遅くて真夏に見頃となる。梅雨が「明けたら」ハス・ツーリングも行こう!
ーーー続く
6月11日に潮来あやめ園で見たハナショウブもよかったが、実は少しだけ咲いていたスイレンが大変印象に残った。モネの絵では馴染み深いが、ひょっとしたらスイレンが実際に咲いているのをしっかり見たことがあったかなと。
それでスイレンを見に行こうと考える。しかしハスの名所はたくさんあるがスイレンは意外と少ない。日帰りでいける範囲で何とか見つけたのが山梨県都留市(つる・し)にある桂林寺というお寺。仏教にゆかりのハスがある寺は多いけれどスイセンとは珍しい。2週続けてのツーリングとしてはちょっと遠いのが難点ではあるが、これから本格的な梅雨になって、しばらくはツーリングに行けないに違いないと言い訳して。
都留市まで足を伸ばせば、その後はいろんなプランが考えられる。あまりハードなクネクネを走る気になれなかったので、そのまま山中湖へ降りて、その途中の富士吉田市で名物の吉田うどんを食べることにした。そして山中湖の後はまたしても温泉。今回は裾野市にあるヘルシーパーク裾野というところに立ち寄ってきた。
桂林寺のホームページによると、ハスと違ってスイレンは太陽が高くなってから咲くので昼過ぎが見頃とのこと。それにあわせて出発は午前10時前。気温は25〜26度くらいで日差しも強かったので、今週はメッシュ革ジャンでも寒いということはなし。中央自動車道は途中そこそこの渋滞。
桂林寺は中央自動車道を大月ジャンクションで河口湖に向かう富士吉田線に乗り換え、都留インターを降りて5分くらいのところにある。ナビも設定できたがホームページに写真付き道案内があったのでスムーズに着くことができた。
桂林寺に到着は正午頃。
かなり傾斜のある駐車場で、帰りはどうUターンしようかなと考えながらバイクを駐める。写真を撮った時は私のバイクだけだが、ここに着いた時は法事客のような人たちのクルマで一杯でこのスペースにしか空きがなかった。
駐車場から少し上がると、寺の横側から境内に入る形になる。
桂林寺は戦国時代までさかのぼれる古刹。もっとも始まりは平安時代に空海がこの地を訪れーーーと、よくある弘法大師伝説をその由来としているみたい。
鐘楼(しょうろう)
本堂は新しく建て替えられた様子。
本堂の隣に薬師如来堂があり、
その間を通って、本堂の裏手に回ればスイレンの咲いている池がある。
桂林寺はごく普通規模のお寺なので、そんなに大きな池でないことは想定内。それでも思っていたサイズの半分くらいだった。
とはいってもスイレンがきれいに咲いて、なかなかの佇まい。
池の背景となる裏山の庭もよく手入れされている。
潮来あやめ園では高い位置からしかスイレンを眺められないのが物足りなかった。しかしここでは水面近くでカメラを構えると、時々こんな大きな鯉が跳ねてビックリさせられる。
モネになった気分(^^ゞ
住職の奥様と思われる方が出てこられて少し雑談。お茶もいただく。スイレンが一番たくさん咲いていた時期は少し前だったらしい。
実は駐車場に駐める時に地元の人に話しかけられ、花つながりで河口湖のラベンダーの話などしたのだが、その人が私のことを伝えてくれていた。バイクで来るなんて人間は珍しかったのかな。都会で暮らしていると寺には葬式以外に接点はないが、こういうところでは地域のコミュニケーションがあってぬくもりを感じる。
本堂に戻る途中にあった弁財天と叶が池の案内。叶が池は「かのうがいけ」と読むのかな。
どんな日照りでも枯れないという伝説。叶が池は叶井とも呼ばれ、それが転じてこのあたりの地名である金井となったらしい。この文章ではこの井戸を守るために桂林寺が建てられたとある。
葉っぱが浮いていて見た目は悪いが、水はきれいそうだった。
叶が池の隣に弁財天。七福神の絵を年賀状とかで見ることがあったら、その中で描かれている女性の神様が弁財天。
本堂のエリアにあった観音菩薩。菩薩には性別がないとの議論もあるが、観音菩薩も女性的な姿のものが多い。
下から続く階段。本来はこちらが参道のようだ。
見回すと桂林寺はあちこちにきれいな花が咲いている。あの奥さんが育てているのかな。
黄色い花のウチワサボテン。本体の形が平べったいから団扇(うちわ)と呼ぶ。どちらかというとシャモジに似てると思う。
光り輝いていたマツバギク。松葉のように細い花びらで菊みたいな形だからこの名前。
ラムズイヤーのようにうぶ毛で覆われているのはリクニス・コロナリア。和名はなぜか酔仙翁(スイセンノウ)。
ラークスパーかな(自信なし)。
スイレンをじっくり見られたし、ごく僅かだったが知らない土地の人と話もできて楽しかった。ちなみにスイレンよりハスのほうが咲くのが遅くて真夏に見頃となる。梅雨が「明けたら」ハス・ツーリングも行こう!
ーーー続く
2017年06月15日
大竹海岸
6月11日に訪れた潮来あやめ園の続き。
午前11時半頃に潮来を離れ、霞ヶ浦の東岸を眺めてから、国道354号〜国道51号線と走って大竹海岸に着いたのは午後1時半。
快晴とはいかないものの、少しずつ雲も取れてきて初夏の雰囲気。
駐車場はかなり広い。海水浴シーズンじゃないから無料。
延々と続く砂浜。
鹿島灘は九十九里浜と同じくそのほとんどが砂浜である。
海岸線の全長はほぼ同じ。
九十九里浜:太東崎〜犬吠埼 66キロ
鹿島灘:犬吠埼〜大洗 70キロ
(正確には犬吠埼はどちらにも属していない)
北側方向。
南側方向。大竹海岸のさらに南には以前に訪れた鹿島灘海浜公園がある。
波が崩れ落ちる場所からかなり内側まで海水が届いている。相当に遠浅の地形だと思う。
サーフィンはロングボートとSUP(サップ:スタンド・アップ・パドルボード)がほとんど。この日の波サイズは小さめ。
ライフセーバーの講習会が開かれていた。
ビーチを北から南に歩いて行くとトラクターとノボリが。
防波堤を上がると、古ぼけた感じがいい雰囲気を出している海の家。
ハマグリ販売中。特大サイズは売り切れたみたい。
お店の中でも食べられるというので、手づくり番号札をもらって待っていたのは、
焼きハマグリ!
見た目通りの味だけれど、甘めの醤油がかけられていて美味しかった。ハマグリが10個入りで1000円。特大サイズはお店にもなくて残念。
海の家にはこんな看板があった。
焼きハマグリを食べ終えてお店を出ると「もうすぐハマグリの放流を開始しますので、潮干狩りをしたい方は受付をお急ぎください」とのアナウンス。ハマグリの放流?ナニソレ?
これはその放流を待っている人々。
するとバケツに入ったハマグリを持った人が現れて、
先ほどのトラクターでハマグリを撒いた(^^ゞ これが放流の正体!
トラクターで板を引きずっているからハマグリが砂の下に隠れるという仕組み。これから潮干狩りをする人の前で見せちゃいかんだろうという気もするが、家族連れは楽しそうに砂浜を掘り起こしていたから問題なしか。
ビーチを北に引き返す。散らばっている貝殻がきれい。
同じことを思った人がいたようで。
逆さ富士ならぬ逆さボート。
海を眺めながらしばし放心タイム。
帰りは東水戸道路という北関東自動車道の支線に大洗海岸の近くのインターから乗る。つまり51号線を北上して大洗海岸を通る。素通りするつもりだったが、やっぱりビーチが見えると立ち寄ってみたくなりーーー
しかし大洗サンビーチの駐車場には入ったものの、
ここは砂浜エリアまでが遠く、さらに砂浜自体も波打ち際まで距離があることを思い出し、
そのままバイクにまたがって再出発。
午後6時過ぎに帰宅。走行は320キロと久々の300キロ越え。潮来でハナショウブと嫁入り舟を見て、霞ヶ浦と大竹海岸の湖&海岸を眺めてと変わった組み合わせだったが、梅雨の晴れ間をたっぷり遊べた。
おしまい
午前11時半頃に潮来を離れ、霞ヶ浦の東岸を眺めてから、国道354号〜国道51号線と走って大竹海岸に着いたのは午後1時半。
快晴とはいかないものの、少しずつ雲も取れてきて初夏の雰囲気。
駐車場はかなり広い。海水浴シーズンじゃないから無料。
延々と続く砂浜。
鹿島灘は九十九里浜と同じくそのほとんどが砂浜である。
海岸線の全長はほぼ同じ。
九十九里浜:太東崎〜犬吠埼 66キロ
鹿島灘:犬吠埼〜大洗 70キロ
(正確には犬吠埼はどちらにも属していない)
北側方向。
南側方向。大竹海岸のさらに南には以前に訪れた鹿島灘海浜公園がある。
波が崩れ落ちる場所からかなり内側まで海水が届いている。相当に遠浅の地形だと思う。
サーフィンはロングボートとSUP(サップ:スタンド・アップ・パドルボード)がほとんど。この日の波サイズは小さめ。
ライフセーバーの講習会が開かれていた。
ビーチを北から南に歩いて行くとトラクターとノボリが。
防波堤を上がると、古ぼけた感じがいい雰囲気を出している海の家。
ハマグリ販売中。特大サイズは売り切れたみたい。
お店の中でも食べられるというので、手づくり番号札をもらって待っていたのは、
焼きハマグリ!
見た目通りの味だけれど、甘めの醤油がかけられていて美味しかった。ハマグリが10個入りで1000円。特大サイズはお店にもなくて残念。
海の家にはこんな看板があった。
焼きハマグリを食べ終えてお店を出ると「もうすぐハマグリの放流を開始しますので、潮干狩りをしたい方は受付をお急ぎください」とのアナウンス。ハマグリの放流?ナニソレ?
これはその放流を待っている人々。
するとバケツに入ったハマグリを持った人が現れて、
先ほどのトラクターでハマグリを撒いた(^^ゞ これが放流の正体!
トラクターで板を引きずっているからハマグリが砂の下に隠れるという仕組み。これから潮干狩りをする人の前で見せちゃいかんだろうという気もするが、家族連れは楽しそうに砂浜を掘り起こしていたから問題なしか。
ビーチを北に引き返す。散らばっている貝殻がきれい。
同じことを思った人がいたようで。
逆さ富士ならぬ逆さボート。
海を眺めながらしばし放心タイム。
帰りは東水戸道路という北関東自動車道の支線に大洗海岸の近くのインターから乗る。つまり51号線を北上して大洗海岸を通る。素通りするつもりだったが、やっぱりビーチが見えると立ち寄ってみたくなりーーー
しかし大洗サンビーチの駐車場には入ったものの、
ここは砂浜エリアまでが遠く、さらに砂浜自体も波打ち際まで距離があることを思い出し、
そのままバイクにまたがって再出発。
午後6時過ぎに帰宅。走行は320キロと久々の300キロ越え。潮来でハナショウブと嫁入り舟を見て、霞ヶ浦と大竹海岸の湖&海岸を眺めてと変わった組み合わせだったが、梅雨の晴れ間をたっぷり遊べた。
おしまい
2017年06月14日
霞ヶ浦
潮来あやめ園でハナショウブを見た後は、霞ヶ浦の東岸を少し走ってから鹿島灘に抜けた。あちこちにツーリングしているけれど霞ヶ浦に行くのは初めて。特に見るべき観光スポットはないし、バイク的に楽しそうな道路もなさそうなので。
ところで霞ヶ浦。琵琶湖についで日本で2番目に大きな湖だが、関東以外のエリアでは「何となく聞いたことがある程度」じゃないかと思う。私も霞ヶ浦ではなく、つい霞ヶ関と名前を間違う。
念のために場所はここ。
実は霞ヶ浦は西浦、北浦、外浪逆浦(そとなさかうら)という3つの湖の集合体。一般に霞ヶ浦と呼ばれるのは西浦で、いってみればそれが狭義の霞ヶ浦。また西浦と北浦から流れ出た水は外浪逆浦を経由して最終的に利根川に合流するが、合流するまでの途中の河川もなぜか広義の霞ヶ浦に含まれる。
面積は
西浦 172km平米
北浦 36km平米
外浪逆浦 6km平米
常陸利根川 6km平米
で合計220km平米。これは茨城県の面積の1/3を占める。ちなみに琵琶湖は670km平米でオール霞ヶ浦の約3倍の広さ。
潮来から県道5号線を進むと霞ヶ浦(西浦)の東岸沿いを通っている国道355号につながる。ただし国道は水際からは200メーターほど離れていて湖がよく見えないので、湖畔に一番近い細道に入った。
バイクを停めて記念撮影。
とりあえず広い!
石を積み上げたような壁が湖岸に続いていた。波消し装置だろうか?
霞ヶ浦といえば水が汚いイメージがついて回る。ウインドサーフィンやジェットスキーなどは盛んだが、昭和40年代から泳ぐことは禁止されている。この日の見た目もどんより濁った感じ。でもイヤな匂いとかはしなかった。
釣りをしている人。
関東以外では霞ヶ浦のイメージが希薄だろうと書いたが、釣りに興味がある人は別かもしれない。90年代中頃のバス・フィッシングの大ブームの時に霞ヶ浦は一躍脚光を浴びた。私も友人に誘われて一度だけ来たことがある。一匹も釣れなかったけれど(^^ゞ
写真では一部しか写っていないが、湖畔沿いの道幅はかなり狭い。
しばらく進むと公園があったので入ってみる。
天王崎園地という場所。
駐車場には見慣れない機材を積んだクルマがたくさん。
ラジコン・モーターボートの大会が開かれていた。
水しぶきを上げてラジコンボートが走っているのがわかるかな?
写真には入っていないが、ラジコンボートの後方に人間の乗り込んだモーターボートが併走して行く。たぶんラジコンを操縦している人も乗っているんだろう。どうも一定の直線距離の早さを競う大会のようだ。見えないくらい遠くの沖合にゴールがあって、帰りはラジコンボートも人の乗るモーターボートで運ばれてくる。つまり岸からは沖に向かって疾走するラジコンボートのスタートを見るだけ。やっている人は楽しいんだろうけど、観戦してもツマラナイ競技だった(^^ゞ
湖畔沿いの道路は湖の地形に沿って進む。でもあるところで道幅も広いこんな直線道路に。
水田を造るために干拓したのか? しかしここ以外も湖畔は基本的に水田で、この造成部分が湖畔全体に占める面積の割合は微々たるものに思える。
ひょっとしたらもう霞ヶ浦に来ることはないかもしれないので
BMW F800Rと最後の記念撮影。
湖畔沿いを走るのにも飽きてきたし、道幅が狭くてペースも上がらないので、干拓地を過ぎた先で国道355号に戻る。遠くに周りより高い山が見えたが筑波山だと思う。
高須崎というところで東向きに走る国道354号線に乗り換える。鹿島灘への途中経路くらいにしか思っていなかったが、この354号が意外にとてもよかった。何がよかったかというと、周りに水田が広がる田舎感たっぷりなところ。今の季節は水田の緑が美しいからなおさらいい気分。ところどころレンコンの畑も見える。道路も適度に左右に振れているからバイク的にも飽きない。
まあ私はクネクネを飛ばすより、田舎道をノンビリ走るのが好きなのかもしれない。そしてこういう景色のいい田舎道路を走る時はいつも、ヘルメットの下でジョン・デンバーのカントリーロードを熱唱していることは内緒である(^^ゞ サビの数小節しか覚えてないけど。
ところでジョン・デンバーってどうしているんだろうとネットで調べてビックリ。1997年に53歳の若さで亡くなっていた。自らが操縦する自家用飛行機で墜落事故を起こしたとのこと。今さらだけれど合掌m(_ _)m
354号線は北浦を橋で渡る。北浦こそ一度も来たことがないので、少し周りを走ってみるつもりだったが、突然に北浦が見えたと思ったら数百メートルの短い橋をあっという間に渡りきって通り過ぎてしまった。
素敵なカントリーロードは354号線が国道51号線につながる少し手前まで味わえる。そして鹿島灘を南北に伸びる51号線から海は見えないものの、何となく海の近くを走っている雰囲気は伝わってくる。
ーーー続く
ところで霞ヶ浦。琵琶湖についで日本で2番目に大きな湖だが、関東以外のエリアでは「何となく聞いたことがある程度」じゃないかと思う。私も霞ヶ浦ではなく、つい霞ヶ関と名前を間違う。
念のために場所はここ。
実は霞ヶ浦は西浦、北浦、外浪逆浦(そとなさかうら)という3つの湖の集合体。一般に霞ヶ浦と呼ばれるのは西浦で、いってみればそれが狭義の霞ヶ浦。また西浦と北浦から流れ出た水は外浪逆浦を経由して最終的に利根川に合流するが、合流するまでの途中の河川もなぜか広義の霞ヶ浦に含まれる。
面積は
西浦 172km平米
北浦 36km平米
外浪逆浦 6km平米
常陸利根川 6km平米
で合計220km平米。これは茨城県の面積の1/3を占める。ちなみに琵琶湖は670km平米でオール霞ヶ浦の約3倍の広さ。
潮来から県道5号線を進むと霞ヶ浦(西浦)の東岸沿いを通っている国道355号につながる。ただし国道は水際からは200メーターほど離れていて湖がよく見えないので、湖畔に一番近い細道に入った。
バイクを停めて記念撮影。
とりあえず広い!
石を積み上げたような壁が湖岸に続いていた。波消し装置だろうか?
霞ヶ浦といえば水が汚いイメージがついて回る。ウインドサーフィンやジェットスキーなどは盛んだが、昭和40年代から泳ぐことは禁止されている。この日の見た目もどんより濁った感じ。でもイヤな匂いとかはしなかった。
釣りをしている人。
関東以外では霞ヶ浦のイメージが希薄だろうと書いたが、釣りに興味がある人は別かもしれない。90年代中頃のバス・フィッシングの大ブームの時に霞ヶ浦は一躍脚光を浴びた。私も友人に誘われて一度だけ来たことがある。一匹も釣れなかったけれど(^^ゞ
写真では一部しか写っていないが、湖畔沿いの道幅はかなり狭い。
しばらく進むと公園があったので入ってみる。
天王崎園地という場所。
駐車場には見慣れない機材を積んだクルマがたくさん。
ラジコン・モーターボートの大会が開かれていた。
水しぶきを上げてラジコンボートが走っているのがわかるかな?
写真には入っていないが、ラジコンボートの後方に人間の乗り込んだモーターボートが併走して行く。たぶんラジコンを操縦している人も乗っているんだろう。どうも一定の直線距離の早さを競う大会のようだ。見えないくらい遠くの沖合にゴールがあって、帰りはラジコンボートも人の乗るモーターボートで運ばれてくる。つまり岸からは沖に向かって疾走するラジコンボートのスタートを見るだけ。やっている人は楽しいんだろうけど、観戦してもツマラナイ競技だった(^^ゞ
湖畔沿いの道路は湖の地形に沿って進む。でもあるところで道幅も広いこんな直線道路に。
水田を造るために干拓したのか? しかしここ以外も湖畔は基本的に水田で、この造成部分が湖畔全体に占める面積の割合は微々たるものに思える。
ひょっとしたらもう霞ヶ浦に来ることはないかもしれないので
BMW F800Rと最後の記念撮影。
湖畔沿いを走るのにも飽きてきたし、道幅が狭くてペースも上がらないので、干拓地を過ぎた先で国道355号に戻る。遠くに周りより高い山が見えたが筑波山だと思う。
高須崎というところで東向きに走る国道354号線に乗り換える。鹿島灘への途中経路くらいにしか思っていなかったが、この354号が意外にとてもよかった。何がよかったかというと、周りに水田が広がる田舎感たっぷりなところ。今の季節は水田の緑が美しいからなおさらいい気分。ところどころレンコンの畑も見える。道路も適度に左右に振れているからバイク的にも飽きない。
まあ私はクネクネを飛ばすより、田舎道をノンビリ走るのが好きなのかもしれない。そしてこういう景色のいい田舎道路を走る時はいつも、ヘルメットの下でジョン・デンバーのカントリーロードを熱唱していることは内緒である(^^ゞ サビの数小節しか覚えてないけど。
ところでジョン・デンバーってどうしているんだろうとネットで調べてビックリ。1997年に53歳の若さで亡くなっていた。自らが操縦する自家用飛行機で墜落事故を起こしたとのこと。今さらだけれど合掌m(_ _)m
354号線は北浦を橋で渡る。北浦こそ一度も来たことがないので、少し周りを走ってみるつもりだったが、突然に北浦が見えたと思ったら数百メートルの短い橋をあっという間に渡りきって通り過ぎてしまった。
素敵なカントリーロードは354号線が国道51号線につながる少し手前まで味わえる。そして鹿島灘を南北に伸びる51号線から海は見えないものの、何となく海の近くを走っている雰囲気は伝わってくる。
ーーー続く
2017年06月13日
潮来あやめ園 その2
ハナショウブが咲く期間はあやめ祭りということになっている。普段と何が違うかというと夜にライトアップされること、前回のエントリーで紹介した手漕ぎの「ろ舟」で遊覧できること。なお「ろ舟」は潮来市の運営と観光に力が入っている。そして一番の名物が嫁入り舟のイベントである。
ろ舟がこの地域の交通手段だった頃、嫁入り行列的にお披露目としても使われていたらしい。あやめ祭りの嫁入り舟はそれを再現したもの。
そのイベントのことは知っていたけれど、舟で川を下ってくるだけのものだと思っていた。ところが園内でハナショウブを見ていると「まもなく嫁入り舟が始まります。お嫁さんまず徒歩で園内を進み、その後に舟に乗ります」というアナウンス。ちなみに園内アナウンスは花嫁ではなく、お嫁さんといっていたのでブログでもそれにあわせている。
一部の通路はお嫁さんが通るために閉鎖され、フェンスの外側で待ち構える人たち。
お嫁さん登場。どこかからここまでは人力車で運ばれて来るとアナウンスがあったが、私のいた場所からその光景は見えず。ここから園内の中央を通り舟の乗り場に向かう。
偶然にもベストポジションに陣取っていた。
ゆっくりと進んでいくお嫁さん。
お嫁さんの紹介と共に、潮来に対する思いを綴った文章がアナウンスで朗読される。結婚式でよくある両親への作文みたいな感じ。幼い頃に両親に連れられてこのあやめ園にもよく来たとかなんとか。私の隣にいたオバちゃん達は「泣けるわ〜」といいながら満面の笑顔だった(^^ゞ
まさにアヤメのバージンロード。この先を左に曲がったところが舟の乗り場。お嫁さんの前後にいる男女は両親ではなく仲人。
嫁入り舟はアトラクションとしてのパレードではなく本物の花嫁。
もっとも募集要項を見ると、出身地や国籍は問わないとあるので誰でも応募できるみたい。またアヤメの咲く6月の1年前までに結婚したか、1年後までに結婚予定と条件はかなり緩やか。応募して選ばれる倍率は不明だが、あやめ祭り期間中に30組ほどが参加するとのことで人気のあるイベントである。結婚式を挙げなかった人が、この嫁入り舟を利用して両親に花嫁姿を見せるということもあるらしい。写真だとフ〜ンという感じかも知れないが、実際に目の前で見るとちょっと感動するよ。
いよいよ嫁入り舟で川下り。
新郎が常陸利根川の水門にあるイベント広場で待っているという趣向。
園内を練り歩いている時はスピーカーからの音楽だったが、
川下りは演奏隊の舟が伴走する。
お幸せに\(^o^)/
さて園内を下流に向かって進んでいく。
水門近くまで来た。写真の中央のモジャモジャと密集している葉っぱはスイレン。
気品ある美しさ。次はスイレンの名所を探そうかな。
アヤメ・カキツバタ・ハナショウブは似ていて見分けが付きにくいが、スイレンとハスも見た目はそっくり。水面に咲いているのがスイレンで(例外もあるが)、茎が伸びて水面より高い位置に咲いているのがハス。またハスの花の中心はレンコンみたいな形をしている。(ハスの茎がレンコンである)
水門のところへ上がる。
常陸利根川。霞ヶ浦が源流で犬吠埼の手前で利根川と合流して太平洋に注ぐ。対岸は千葉県香取市。雲が厚くて風景がさえない。
あやめ園の一番下流側から上流を見たところ。
ハナショウブをアップでいろいろ。潮来あやめ園は500品種100万株のハナショウブがあるという。ひとつの花が咲いているのは3日間ほど。花の命は短くてーーーなのである。
この色模様が一番多く咲いていたように思う。
少し色つきが薄いバージョン。
クッキリ輪郭なハナショウブ。
中央に小さく3つに分かれているが花柱と呼ばれる雌しべ。雄しべは花柱の下に隠れている。ハナショウブは雌しべの姿を愛でるのが通らしい。
淡い青紫バージョン。
ホワイト。
紫を2色。
何となくピエロのメーキャップを連想する(^^ゞ
マーブル模様のハナショウブ。
一部だけがマーブル。
マーブルで立ち上がっている部分が内花被片、白く横に広がっている部分を外花被片と呼ぶ。平たくいえば内側の花びらと外側の花びらで、外花被片はガク(ヘタ)に近いものらしい。アヤメは内花被片がしっかり立つが、ハナショウブはサイズが大きいので内花被片もクターっとしていることのほうが多い。
ピンク。
ハナショウブなどアヤメ類はすごく「和」を感じさせる花。今回は白無垢姿の花嫁まで見たのでなおさら。たまにはこんなことがないと自分が日本人だと忘れがち(^^ゞ
ーーー続く
ろ舟がこの地域の交通手段だった頃、嫁入り行列的にお披露目としても使われていたらしい。あやめ祭りの嫁入り舟はそれを再現したもの。
そのイベントのことは知っていたけれど、舟で川を下ってくるだけのものだと思っていた。ところが園内でハナショウブを見ていると「まもなく嫁入り舟が始まります。お嫁さんまず徒歩で園内を進み、その後に舟に乗ります」というアナウンス。ちなみに園内アナウンスは花嫁ではなく、お嫁さんといっていたのでブログでもそれにあわせている。
一部の通路はお嫁さんが通るために閉鎖され、フェンスの外側で待ち構える人たち。
お嫁さん登場。どこかからここまでは人力車で運ばれて来るとアナウンスがあったが、私のいた場所からその光景は見えず。ここから園内の中央を通り舟の乗り場に向かう。
偶然にもベストポジションに陣取っていた。
ゆっくりと進んでいくお嫁さん。
お嫁さんの紹介と共に、潮来に対する思いを綴った文章がアナウンスで朗読される。結婚式でよくある両親への作文みたいな感じ。幼い頃に両親に連れられてこのあやめ園にもよく来たとかなんとか。私の隣にいたオバちゃん達は「泣けるわ〜」といいながら満面の笑顔だった(^^ゞ
まさにアヤメのバージンロード。この先を左に曲がったところが舟の乗り場。お嫁さんの前後にいる男女は両親ではなく仲人。
嫁入り舟はアトラクションとしてのパレードではなく本物の花嫁。
もっとも募集要項を見ると、出身地や国籍は問わないとあるので誰でも応募できるみたい。またアヤメの咲く6月の1年前までに結婚したか、1年後までに結婚予定と条件はかなり緩やか。応募して選ばれる倍率は不明だが、あやめ祭り期間中に30組ほどが参加するとのことで人気のあるイベントである。結婚式を挙げなかった人が、この嫁入り舟を利用して両親に花嫁姿を見せるということもあるらしい。写真だとフ〜ンという感じかも知れないが、実際に目の前で見るとちょっと感動するよ。
いよいよ嫁入り舟で川下り。
新郎が常陸利根川の水門にあるイベント広場で待っているという趣向。
園内を練り歩いている時はスピーカーからの音楽だったが、
川下りは演奏隊の舟が伴走する。
お幸せに\(^o^)/
さて園内を下流に向かって進んでいく。
水門近くまで来た。写真の中央のモジャモジャと密集している葉っぱはスイレン。
気品ある美しさ。次はスイレンの名所を探そうかな。
アヤメ・カキツバタ・ハナショウブは似ていて見分けが付きにくいが、スイレンとハスも見た目はそっくり。水面に咲いているのがスイレンで(例外もあるが)、茎が伸びて水面より高い位置に咲いているのがハス。またハスの花の中心はレンコンみたいな形をしている。(ハスの茎がレンコンである)
水門のところへ上がる。
常陸利根川。霞ヶ浦が源流で犬吠埼の手前で利根川と合流して太平洋に注ぐ。対岸は千葉県香取市。雲が厚くて風景がさえない。
あやめ園の一番下流側から上流を見たところ。
ハナショウブをアップでいろいろ。潮来あやめ園は500品種100万株のハナショウブがあるという。ひとつの花が咲いているのは3日間ほど。花の命は短くてーーーなのである。
この色模様が一番多く咲いていたように思う。
少し色つきが薄いバージョン。
クッキリ輪郭なハナショウブ。
中央に小さく3つに分かれているが花柱と呼ばれる雌しべ。雄しべは花柱の下に隠れている。ハナショウブは雌しべの姿を愛でるのが通らしい。
淡い青紫バージョン。
ホワイト。
紫を2色。
何となくピエロのメーキャップを連想する(^^ゞ
マーブル模様のハナショウブ。
一部だけがマーブル。
マーブルで立ち上がっている部分が内花被片、白く横に広がっている部分を外花被片と呼ぶ。平たくいえば内側の花びらと外側の花びらで、外花被片はガク(ヘタ)に近いものらしい。アヤメは内花被片がしっかり立つが、ハナショウブはサイズが大きいので内花被片もクターっとしていることのほうが多い。
ピンク。
ハナショウブなどアヤメ類はすごく「和」を感じさせる花。今回は白無垢姿の花嫁まで見たのでなおさら。たまにはこんなことがないと自分が日本人だと忘れがち(^^ゞ
ーーー続く
2017年06月11日
潮来あやめ園
関東地方は6月7日に梅雨入りしたと発表されたものの、ほとんど雨は降っていないような。梅雨入りとは気圧配置や前線の状況などで判断され、雨が降り続くかどうかは結果であって梅雨入り宣言とは直接関係ないらしい。木曜日には土日とも東京は晴れの予報だった。梅雨の合間ならぬ梅雨の初めの晴天というのは何となく間抜けな感じ。でも、せっかくなのでバイクでひとっ走り。
梅雨の花といえばアジサイだが各地の名所はまだ見頃になっていない模様。ということでアヤメ目的のツーリングに(実際にはハナショウブ/花菖蒲)。昨年は西洋種のジャーマンアイリスを見てそのゴージャスさを堪能したが今年はオーソドックスに和種で。
訪れたのは茨城県潮来市(いたこ・し)の潮来あやめ園。このあたりはアヤメが多い土地柄らしい。常陸利根川を挟んで隣接する千葉県香取市の佐原あやめパークも有名。両者は2キロほどしか離れていない。アヤメ好きは両方を見て回るらしいが、ホームページを見ると似たような内容である。どちらかはジャーマンアイリスを栽培すればいいのに。ちなみに潮来あやめ園は無料で佐原あやめパークは入園料800円。
ルートは左下から反時計回り。往きは首都高の湾岸線から成田空港に向かう東関東自動車道に入れば終点が潮来とシンプル。インターから潮来あやめ園までは4〜5キロくらい。アヤメを見た後は霞ヶ浦の東岸を北上し、それから鹿島灘に抜けて大竹海岸へ。つまり湖と海をダブルで眺めるという趣向。帰りは大洗(おおあらい)まで北上して、水戸大洗インターから東水戸道路。これは北関東自動車道を延長した支線みたいなもの。10キロほど走ると北関東自動車道になり、友部ジャンクションで常磐自動車道に乗り換えて東京に戻る。
本当は土曜日にツーリングする予定だったが諸事情で本日に。快晴だった前日と違って朝から暗めの曇り空。そして気温も低い。メッシュ革ジャンを持ってガレージに向かっている途中でこれじゃ寒いかなと思いつつ、また自宅まで引き返すのも面倒で。出発は午前8時前で走り出しのバイク気温計は22.5度。首都高に入りスピードが上がるとけっこう寒い。それよりも湾岸線〜東関道と進んでも雲の厚さが変わらないのが心配だった。成田を過ぎた頃からようやく雲の色が薄くなってきてひと安心。
潮来観光協会のホームページを見ると「普通車は臨時駐車場であるアイモアというショッピングセンターの屋上に駐める」と書かれていた。それでバイクは?と思って電話で確かめると潮来駅の高架下に駐められるとの返事。
午前9時40分頃に高架下の駐輪場到着。しかし自転車は散乱しているしスクーターもひっくり返っていたりと治安状態に一抹の不安あり。昼間なら大丈夫と思うが、とりあえず革ジャンはいつものように鍵付きロープでバイクに巻き付けるのではなく、シートに設置してあるカバンに入れておいた。
駐輪場は駅から徒歩1分程度しか離れていない。しかしとても駅周辺とは思えないくらいに寂しい雰囲気が漂っている。
潮来駅。駅前もこんな感じ。駅の周りにはほとんど何もない。しかしなぜかビジネスホテルだけは数軒あった。よくわからない土地柄。
駅の中を覗いてみてビックリ。自動改札じゃない!
潮来駅の路線はJR鹿島線。山奥のド田舎じゃあるまいし、今時こんな駅があるとは思わなかった。ところでこういう場合、Suicaなどで乗り継いできた時にどうなるんだろう?
駅から潮来あやめ園に向かって歩く。
すぐに後100メートルの表示。
あやめ園は駅から500メートルあるかないかくらいの距離である。
クルマの臨時駐車場からだとその倍くらい。歩いても10分ほどだが、あやめ園周辺にはいわゆる呼び込みをやっている観光地駐車場もたくさんある。値段は500円と良心的。
潮来あやめ園は常陸利根川に注ぐ前川という細い川の左岸(上流から見て左ね)に造られている。駅から歩いてきて前川を渡る橋の上から見た上流側の風景。
下流側。
薄緑色の構造物が霞ヶ浦から流れてくる常陸利根川との合流地点にある水門。観光客用の船は8名程度が乗れる手漕ぎ式と、もう少し大型の船外モーター付きのボートがあった。
橋のたもとから園内に入り上流側から見て回ることにする。
民芸風衣装の栽培お手入れ係。雰囲気の演出のためによく見かける光景。
ここではこの人しかいなかった。
園内の中央にある大きな太鼓橋は水雲橋という名前。江戸時代後記に地元に貢献した人物の名前が由来。オリジナルは交通手段として先ほどの水門のあたりに昭和初期に架けられた。これは観光用にその名前を復活させたもの。
登ってみると園内の展望台としてだけではなく、その先にも伸びて前川も渡れるようになっていた。
橋の上から下流方向。
上流方向。あやめ園の面積は1.3ヘクタールでそれほど広くはない。
水雲橋の周りは広場になっている。
郵便局も出店。
これが「あやめ笠」という名前なことを知る。
小型のものは風鈴に。
このあたりは水郷筑波国定公園に指定されている。
といってもやたら広い範囲。霞ヶ浦周辺は水郷だけれど、なぜか犬吠埼の海岸までが含まれる。さらに筑波山までを加え水郷&筑波の国定公園という強引な組み合わせとネーミング。
※図はweblioから引用
国定公園に指定されているので観光用のキャッチフレーズは水郷潮来となる。ライバルの佐原あやめパークも正式名称は「水郷佐原あやめパーク」である。
潮来といえば
♪♪♪潮来の伊太郎〜ちょっと見なれば
橋幸夫そのものより漫才ブームの頃のモノマネしか思い出せないが(^^ゞ
水雲橋の下に並んでいる行列は「ろ舟(櫓舟・ろぶね)」に乗る人。ろ舟は船頭が漕ぐ方のボート。
一番上流側まで行って水雲橋を背景に。
川の畔には提灯。夜にはライトアップもされるとのこと。
いろいろ見て回る。
ところで潮来あやめ園という名前でも、ここで栽培されているのはハナショウブであってアヤメではない。佐原あやめパークも同じく。この地域はハナショウブのことも通称でまとめてアヤメって呼ぶのかなあ。まあ「いずれアヤメかカキツバタ」という言葉があるくらいこの3種類は似たような花。
今までにもブログで書いた簡単な見分け方は
アヤメ:花びらの根本に黄色い網の目模様がある。網の目→アヤメ
カキツバタ:花びらの根本に白い筋がある
ハナショウブ:花びらの根本に黄色い筋がある
ハナショウブは水田のように水を張って栽培する。だから水郷地帯に多い。
こちらはキャンペーンガールのあやめ娘。
プロのカメラマンが撮影していたので横から便乗。
左側の女性は安倍首相に表敬訪問していた人かな。
ーーー続く
梅雨の花といえばアジサイだが各地の名所はまだ見頃になっていない模様。ということでアヤメ目的のツーリングに(実際にはハナショウブ/花菖蒲)。昨年は西洋種のジャーマンアイリスを見てそのゴージャスさを堪能したが今年はオーソドックスに和種で。
訪れたのは茨城県潮来市(いたこ・し)の潮来あやめ園。このあたりはアヤメが多い土地柄らしい。常陸利根川を挟んで隣接する千葉県香取市の佐原あやめパークも有名。両者は2キロほどしか離れていない。アヤメ好きは両方を見て回るらしいが、ホームページを見ると似たような内容である。どちらかはジャーマンアイリスを栽培すればいいのに。ちなみに潮来あやめ園は無料で佐原あやめパークは入園料800円。
ルートは左下から反時計回り。往きは首都高の湾岸線から成田空港に向かう東関東自動車道に入れば終点が潮来とシンプル。インターから潮来あやめ園までは4〜5キロくらい。アヤメを見た後は霞ヶ浦の東岸を北上し、それから鹿島灘に抜けて大竹海岸へ。つまり湖と海をダブルで眺めるという趣向。帰りは大洗(おおあらい)まで北上して、水戸大洗インターから東水戸道路。これは北関東自動車道を延長した支線みたいなもの。10キロほど走ると北関東自動車道になり、友部ジャンクションで常磐自動車道に乗り換えて東京に戻る。
本当は土曜日にツーリングする予定だったが諸事情で本日に。快晴だった前日と違って朝から暗めの曇り空。そして気温も低い。メッシュ革ジャンを持ってガレージに向かっている途中でこれじゃ寒いかなと思いつつ、また自宅まで引き返すのも面倒で。出発は午前8時前で走り出しのバイク気温計は22.5度。首都高に入りスピードが上がるとけっこう寒い。それよりも湾岸線〜東関道と進んでも雲の厚さが変わらないのが心配だった。成田を過ぎた頃からようやく雲の色が薄くなってきてひと安心。
潮来観光協会のホームページを見ると「普通車は臨時駐車場であるアイモアというショッピングセンターの屋上に駐める」と書かれていた。それでバイクは?と思って電話で確かめると潮来駅の高架下に駐められるとの返事。
午前9時40分頃に高架下の駐輪場到着。しかし自転車は散乱しているしスクーターもひっくり返っていたりと治安状態に一抹の不安あり。昼間なら大丈夫と思うが、とりあえず革ジャンはいつものように鍵付きロープでバイクに巻き付けるのではなく、シートに設置してあるカバンに入れておいた。
駐輪場は駅から徒歩1分程度しか離れていない。しかしとても駅周辺とは思えないくらいに寂しい雰囲気が漂っている。
潮来駅。駅前もこんな感じ。駅の周りにはほとんど何もない。しかしなぜかビジネスホテルだけは数軒あった。よくわからない土地柄。
駅の中を覗いてみてビックリ。自動改札じゃない!
潮来駅の路線はJR鹿島線。山奥のド田舎じゃあるまいし、今時こんな駅があるとは思わなかった。ところでこういう場合、Suicaなどで乗り継いできた時にどうなるんだろう?
駅から潮来あやめ園に向かって歩く。
すぐに後100メートルの表示。
あやめ園は駅から500メートルあるかないかくらいの距離である。
クルマの臨時駐車場からだとその倍くらい。歩いても10分ほどだが、あやめ園周辺にはいわゆる呼び込みをやっている観光地駐車場もたくさんある。値段は500円と良心的。
潮来あやめ園は常陸利根川に注ぐ前川という細い川の左岸(上流から見て左ね)に造られている。駅から歩いてきて前川を渡る橋の上から見た上流側の風景。
下流側。
薄緑色の構造物が霞ヶ浦から流れてくる常陸利根川との合流地点にある水門。観光客用の船は8名程度が乗れる手漕ぎ式と、もう少し大型の船外モーター付きのボートがあった。
橋のたもとから園内に入り上流側から見て回ることにする。
民芸風衣装の栽培お手入れ係。雰囲気の演出のためによく見かける光景。
ここではこの人しかいなかった。
園内の中央にある大きな太鼓橋は水雲橋という名前。江戸時代後記に地元に貢献した人物の名前が由来。オリジナルは交通手段として先ほどの水門のあたりに昭和初期に架けられた。これは観光用にその名前を復活させたもの。
登ってみると園内の展望台としてだけではなく、その先にも伸びて前川も渡れるようになっていた。
橋の上から下流方向。
上流方向。あやめ園の面積は1.3ヘクタールでそれほど広くはない。
水雲橋の周りは広場になっている。
郵便局も出店。
これが「あやめ笠」という名前なことを知る。
小型のものは風鈴に。
このあたりは水郷筑波国定公園に指定されている。
といってもやたら広い範囲。霞ヶ浦周辺は水郷だけれど、なぜか犬吠埼の海岸までが含まれる。さらに筑波山までを加え水郷&筑波の国定公園という強引な組み合わせとネーミング。
※図はweblioから引用
国定公園に指定されているので観光用のキャッチフレーズは水郷潮来となる。ライバルの佐原あやめパークも正式名称は「水郷佐原あやめパーク」である。
潮来といえば
♪♪♪潮来の伊太郎〜ちょっと見なれば
橋幸夫そのものより漫才ブームの頃のモノマネしか思い出せないが(^^ゞ
水雲橋の下に並んでいる行列は「ろ舟(櫓舟・ろぶね)」に乗る人。ろ舟は船頭が漕ぐ方のボート。
一番上流側まで行って水雲橋を背景に。
川の畔には提灯。夜にはライトアップもされるとのこと。
いろいろ見て回る。
ところで潮来あやめ園という名前でも、ここで栽培されているのはハナショウブであってアヤメではない。佐原あやめパークも同じく。この地域はハナショウブのことも通称でまとめてアヤメって呼ぶのかなあ。まあ「いずれアヤメかカキツバタ」という言葉があるくらいこの3種類は似たような花。
今までにもブログで書いた簡単な見分け方は
アヤメ:花びらの根本に黄色い網の目模様がある。網の目→アヤメ
カキツバタ:花びらの根本に白い筋がある
ハナショウブ:花びらの根本に黄色い筋がある
ハナショウブは水田のように水を張って栽培する。だから水郷地帯に多い。
こちらはキャンペーンガールのあやめ娘。
プロのカメラマンが撮影していたので横から便乗。
左側の女性は安倍首相に表敬訪問していた人かな。
ーーー続く
2017年06月09日
オンキョー DP-X1A その2
前回エントリーで専門用語の解説は割愛すると書いた。でも読み返してみるとたいした専門用語は使っていなかった(^^ゞ 今回は聞き慣れない言葉が多いかもしれないがご容赦を。
さてオンキョーDP-X1Aに対する私の評価をまとめると次の3つである。
音質は最高 \(^o^)/
操作性は最悪 (/o\)
デザインは凶悪 (>_<)
音質にはとても満足している。そりゃiPhone、つまりは携帯電話のオマケ機能で聴いていた音と較べてよくなっていて当然だけれど。5万1000円で買ったとはいえ、発売当初は9万円ほどした機種なんだから。
音のよさを説明することは難しい。説明ができたとしても、そもそもが感覚の話だから内容が伝わるかどうかは別問題。それを承知で書けばーーー
端的に言えば音がクリアになった。それによって従来より音楽が活き々と聞こえるし、サウンドステージも広がったように感じる。おそらくiPhoneでは埋もれていた音が聞こえているからだろう。誤解のないように書いておくと「今までこんな音はこの曲には入っていなかった」とそこまで違うわけじゃない。埋もれていたのは微妙な音の輪郭。例えれば窓ガラス越しに見る風景と窓を開けて見る風景の違い。同じ風景を見ていてもやはりどこか違う。
クリアに聞こえるのはスマホという汎用機器と、音楽再生用に設計された機器が発生するノイズ量の差だろうと考えている。音にノイズが乗れば歪んで聞こえる。オーディオというのはノイズと歪みとの戦いの歴史でもある。また聞こえる音がクリアなだけじゃなくて、マニアがいう「音楽の背景が静か」と感じられるのもノイズが低いからだと思われる。
実はクリアな音だというのは携帯音楽プレーヤーとしてよりも、自宅でパソコンに換えてDP-X1AをDAC経由でオーディオに接続した時に顕著に感じる。CDだと探すのが面倒で聴きたい曲がすぐに聴けないからと始めたPCオーディオであるが、どこか微妙にしっくりこないところがあった。それが何なのか自分でもよくわかっていなかったが、DP-X1Aを接続してクリアさの問題だったと確認できたしだい。オーディオ的見地からパソコンはノイズのかたまり。その対策はいろいろあるがマニアックで面倒なもの。DP-X1Aであっさり解決してよかった。
ここまで音がよくなったことをノイズと関連づけて書いてきた。しかし、ひょっとしたらまったくの見当違いかもしれない。なぜなら機器によって使っている音楽ファイルのフォーマットがすべて違うから。
音源はすべてCDからのリッピング(パソコンに取り込む、コピーすること)である。ハイレゾは今のところ手を出していない。
MacにはiTunesではなくXLDという専門ソフトを使って取り込んでいる。より正確にリッピングできるらしいが、やたら時間が掛かるのが難点。何年か前に持っているCDほぼすべてをXLDでリッピングし直したのだが、暇を見つけながらの作業なので半年以上掛かった。
リッピングするフォーマットは無圧縮のAIFF。iPhone用にはそれをAACの256kbpsにコンバートしていた。それに対しDP-X1AではロスレスのALACへのコンバートである。なおかつイヤホンで聴く時は192kHzへのアップサンプリング、DAC経由でオーディオに接続する場合はDSD5.6MHzへ変換している。
少しだけ音楽ファイルのフォーマットについて解説すると
AIFF:CDに入っているフォーマットと同じ。
AAC:音楽データの聴覚的に不必要な部分を間引いて圧縮するフォーマット。
聴き分けられるかどうかは別として原理的に音質はオリジナルより低下する。
ALAC:間引かずに圧縮するフォーマット。
原理的に再生時の音質はオリジナルのAIFFと同じ。
音質はAIFF>ALAC>AACとなる。圧縮というのはファイルサイズを小さくするための手段で、同じデータのサイズもAIFF>ALAC>AACとなる。
つまりiPhoneはAAC、DP-X1AはALACとフォーマットレベルで音質が違うのだから差が付いて当然ということ。PCオーディオでのMacとDP-X1Aは、フォーマットレベルでほぼ同等でもサンプリングレートが異なっている。音質の違いがフォーマットやサンプリングレートによるものかどうかはiPhone、DP-X1A、Macで「ALACを使いアップサンプリングしない」という共通条件で聴き較べればわかる。でもそんなことはしていない。そこまでマニアじゃないし、結果オーライでいい音だったら、あるいはいい音と思えればそれで満足(^^ゞ
ところでアップサンプリング。生の音を録音する時に、よりハイレートでサンプリングするほどアナログの波形に近づいて音質が向上することはわかる。しかしいったんデジタルにしたものをアップサンプリングで再分割して何か意味があるのかと懐疑的だった。でも百聞は一見にしかず。確かに音はよくなる。一枚ベールを剥いだようにクリアだし響きもいい。少し音楽がきつく感じられなくもないが、アップサンプリングからオリジナル・サンプリングに戻すと物足りなくなってしまう。音声信号的に何が変化するのかは不明だが、これも結果オーライでよしとしている。
ちなみにオーディオに接続する時にDSD変換しているのは、なぜかDP-X1Aは192kHzではなく176.4kHzでしかアップサンプリングしないから。USB接続の場合に限り384kHzという設定もあるが、そのレートには自宅のDACが対応していない。それでDSD変換を試してみたら、音の押し出しがよくなったように感じられるのが気に入って使っている。もっともPCM176.4kHzとDSD5.6MHzの違いは極めて微妙で目隠しテストなら当てる自信はない。でも普段は目隠して音楽を聴くわけじゃないからこれでいいのだ。
やっぱり説明はできても話は伝わってないかな(^^ゞ
もうひとつだけわかりやすい音の違いを。iPhoneと較べてDP-X1Aでは低音がよく出るようになった。全体が高音域に偏っているクラシックこそ低音が重要というのが私の持論。iPhoneでイヤホンから聞こえる低音には物足りなさを感じていて、それはイヤホンという超小型スピーカーの限界だと思っていた。しかし同じイヤホンなのにDP-X1Aだと、かなりしっかり低音が聞こえる。つまりイヤホンを駆動するアンプの力量(音量じゃない)にiPhoneとは大きな差があるということ。それでもスピーカーで鳴る音と較べれば違いはある。しかし携帯している時はそんなに真剣に音楽を聴くわけじゃないから、DP-X1Aのイヤホンから出る低音にはとりあえず満足している。また現在のイヤホンは1万円クラスの製品だが、DP-X1Aならもうワンランク上のものを買ってもいいかなとも思っている。
そんなこんなでDP-X1Aの音質には満足している。何が音質に貢献しているのか正確なところはわかっていないが、エンジニアじゃないんだからそれは問題ではない。確かなのは5万円の投資に充分な見返りがあったこと。30万円のウオークマン、50万円のAstell&Kern(アステル&ケルン)ならどんな音なのだろうと興味はあっても、私にはDP-X1Aで必要充分。それにいい音で音楽を聴くのは気持ちがいいけれど、音の善し悪しで音楽から得られるものに差があるわけじゃない。訳もわからず一番音楽に感動できたのは、小学生の頃に親に隠れて小さなトランジスタラジオから片耳イヤホンで聴いていた深夜放送のポップスやロックだったりするんだから。
さて音質については褒めちぎったDP-X1A。しかしそれ以外はほとんど気に入っていない。
ーーー続く
2017年06月07日
オンキョー DP-X1A
昨年末にiPhoneを買い換えた時に事務手続きがスムーズに進まなかった。それがきっかけで自分に必要なスマホやモバイル機器は何かを考え、iPhone7ではなくiPhoneSEにして、その差額で携帯音楽プレーヤー買うのがいいという結論になったことは以前にも書いた。
購入したのはオンキョーのDP-X1Aという機種。
ここ最近はずっとiPhoneで音楽を聴いていて携帯音楽プレーヤーを使うという発想はなかったので、このジャンルにそれほど詳しいわけではない。昔からあるウォークマンを別とすれば、Astell&Kern(アステル&ケルン)という50万円ほどする韓国製のプレーヤーの人気が高いこと、数年前にオンキョーがパイオニアのオーディオ・ビジュアル部門を吸収して、オンキョーとパイオニアのダブルブランドで製品を出していることくらいが予備知識。携帯音楽プレーヤーはハイレゾブームに乗って、いろんな製品があることは知っていたが、具体的な機種までのイメージは持っていなかった。
(なお今回は専門用語の解説をすると長くなりすぎるので、
興味がある人は自分で調べて欲しい)
最初に馴染みのあるソニーのウォークマンを調べた。A30という機種が普及価格帯。それでもiPhoneより音質はいいだろうから充分と思ったが、メモリー容量が64ギガまでと少ないので候補から外れる。
その上位機種がNW-WM1A。
A30は4タイプあって2万円から4万円だったが、こちらはいきなりの10万円越え。当時は11万円ちょっとだったと思う。今までiPhoneで不満もなかった機能に10万円以上払うのもなんだかなあと保留。メモリー容量が128ギガというのも微妙に少ないと思えた。これの上位機種なら256ギガだが価格は30万円なので対象外。なお1世代前のNW-ZX100という機種も売られていてメモリーは128ギガで価格は6万円ほどだったので候補リストに入れる。
50万円のものを買う気はなかったがAstell&Kernのホームページも覗く。するとAK70という手ごろな価格の製品を見つけた。昨年末で6万円強。本体のメモリーは64ギガだがマイクロSDカードを挿せばプラス256ギガまで拡張できるのも高評価。デスクリサーチの段階で第1候補となる。
iPhoneSEに機種変更した後、同じビックカメラの携帯音楽プレーヤー売り場で実物を見較べ。結果的にオンキョーのDP-X1Aにした理由は3つ。
1)安かった(^^ゞ
当時、価格COMでの最安値は5万3000円ほど。ビックカメラはもう少し高かったが、1週間ほどの期間限定の年末特別価格で5万1000円で販売されていた。アステル&ケルンのA70との差額は約1万円。飲みに行けばすぐに消えてしまう金額ではあるが、買う時は細かな数字に引っかかるもの。
ところで不思議なことに6ヶ月経った現在、DP-X1Aの価格COM最安値は5万8000円と値上がりしている。
2)
A70は見た目の質感が少し低く感じられた。それはミントグリーンの色合いのせいもあるし、また展示品が多くの人に触られたもので少しヤレた感じになっていたこともある。上に書いたようにDP-X1Aより価格が高いものが安っぽく見えるのは、かなりのマイナス印象だった。ブランド的にアステル&ケルンに興味は持っていたのだが。
3)
DP-X1Aは本体メモリーは64ギガ。200ギガのマイクロSDカードを2枚挿すことができて合計464ギガ。その時点で私がどれだけの容量を必要としているのか把握していなかったとはいえ、まあ大は小を兼ねるかと。
なお最近、DP-X1Aのソフトがファームアップされて256ギガのカードまで使えるようになった。
以上がDP-X1Aの選定理由。ちなみに試聴して音質を確かめるなんてことはしていない。するつもりもなかったけれど、だいたいビッグカメラの展示品には音楽のファイルが入っていなかった(/o\)
ついでにいうとビックカメラでは盗難防止のいかつい器具がプレーヤーにドッキングされている。それが重くてプレーヤー自体の重量がまったく感知できない。モバイル機器の重さは重要なので改善を求めたい。特にDP-X1Aは重そうだったので毎日持ち歩くのに苦にならないか心配だった。そこで近くのeイヤホン渋谷店まで出向く。eイヤホンでは展示品に何もついておらず、DP-X1Aが許容範囲内の重さであることを確認できた。ただし販売価格が高かったのでビックカメラに引き返す。
ちなみにオンキョーのDP-X1Aの姉妹商品としてパイオニアのXDP-300Rという製品がある。基本的に同じ設計なのだが、差別化のために一部のパーツがスペックダウンされていて1万円ほど安い。
私がメインで聴くクラシックには、オンキョーのほうが向いているというのがネットでの口コミ評価。しかし両者を聴き較べれば微妙な違いがわかるかもしれないが、毎日それだけを使っている分には気にならないだろうし満足度も変わらないと思う。それでもオンキョーにしたのはパイオニアに年末特別価格がなく、その差が5000円ほどしかなかったから。そして5000円の違いで後になって「やっぱりオンキョーにしておけば」と思うのを避けたかったから。でも商品の細かな違いなんて買う時は気になっても、買った後はすっかり忘れているもの。やっぱりパイオニアにしておけばよかったとも思っている。
さてDP-X1Aの評価は満足半分で不満半分といったところである。
ーーー続く
購入したのはオンキョーのDP-X1Aという機種。
ここ最近はずっとiPhoneで音楽を聴いていて携帯音楽プレーヤーを使うという発想はなかったので、このジャンルにそれほど詳しいわけではない。昔からあるウォークマンを別とすれば、Astell&Kern(アステル&ケルン)という50万円ほどする韓国製のプレーヤーの人気が高いこと、数年前にオンキョーがパイオニアのオーディオ・ビジュアル部門を吸収して、オンキョーとパイオニアのダブルブランドで製品を出していることくらいが予備知識。携帯音楽プレーヤーはハイレゾブームに乗って、いろんな製品があることは知っていたが、具体的な機種までのイメージは持っていなかった。
(なお今回は専門用語の解説をすると長くなりすぎるので、
興味がある人は自分で調べて欲しい)
最初に馴染みのあるソニーのウォークマンを調べた。A30という機種が普及価格帯。それでもiPhoneより音質はいいだろうから充分と思ったが、メモリー容量が64ギガまでと少ないので候補から外れる。
その上位機種がNW-WM1A。
A30は4タイプあって2万円から4万円だったが、こちらはいきなりの10万円越え。当時は11万円ちょっとだったと思う。今までiPhoneで不満もなかった機能に10万円以上払うのもなんだかなあと保留。メモリー容量が128ギガというのも微妙に少ないと思えた。これの上位機種なら256ギガだが価格は30万円なので対象外。なお1世代前のNW-ZX100という機種も売られていてメモリーは128ギガで価格は6万円ほどだったので候補リストに入れる。
50万円のものを買う気はなかったがAstell&Kernのホームページも覗く。するとAK70という手ごろな価格の製品を見つけた。昨年末で6万円強。本体のメモリーは64ギガだがマイクロSDカードを挿せばプラス256ギガまで拡張できるのも高評価。デスクリサーチの段階で第1候補となる。
iPhoneSEに機種変更した後、同じビックカメラの携帯音楽プレーヤー売り場で実物を見較べ。結果的にオンキョーのDP-X1Aにした理由は3つ。
1)安かった(^^ゞ
当時、価格COMでの最安値は5万3000円ほど。ビックカメラはもう少し高かったが、1週間ほどの期間限定の年末特別価格で5万1000円で販売されていた。アステル&ケルンのA70との差額は約1万円。飲みに行けばすぐに消えてしまう金額ではあるが、買う時は細かな数字に引っかかるもの。
ところで不思議なことに6ヶ月経った現在、DP-X1Aの価格COM最安値は5万8000円と値上がりしている。
2)
A70は見た目の質感が少し低く感じられた。それはミントグリーンの色合いのせいもあるし、また展示品が多くの人に触られたもので少しヤレた感じになっていたこともある。上に書いたようにDP-X1Aより価格が高いものが安っぽく見えるのは、かなりのマイナス印象だった。ブランド的にアステル&ケルンに興味は持っていたのだが。
3)
DP-X1Aは本体メモリーは64ギガ。200ギガのマイクロSDカードを2枚挿すことができて合計464ギガ。その時点で私がどれだけの容量を必要としているのか把握していなかったとはいえ、まあ大は小を兼ねるかと。
なお最近、DP-X1Aのソフトがファームアップされて256ギガのカードまで使えるようになった。
以上がDP-X1Aの選定理由。ちなみに試聴して音質を確かめるなんてことはしていない。するつもりもなかったけれど、だいたいビッグカメラの展示品には音楽のファイルが入っていなかった(/o\)
ついでにいうとビックカメラでは盗難防止のいかつい器具がプレーヤーにドッキングされている。それが重くてプレーヤー自体の重量がまったく感知できない。モバイル機器の重さは重要なので改善を求めたい。特にDP-X1Aは重そうだったので毎日持ち歩くのに苦にならないか心配だった。そこで近くのeイヤホン渋谷店まで出向く。eイヤホンでは展示品に何もついておらず、DP-X1Aが許容範囲内の重さであることを確認できた。ただし販売価格が高かったのでビックカメラに引き返す。
ちなみにオンキョーのDP-X1Aの姉妹商品としてパイオニアのXDP-300Rという製品がある。基本的に同じ設計なのだが、差別化のために一部のパーツがスペックダウンされていて1万円ほど安い。
私がメインで聴くクラシックには、オンキョーのほうが向いているというのがネットでの口コミ評価。しかし両者を聴き較べれば微妙な違いがわかるかもしれないが、毎日それだけを使っている分には気にならないだろうし満足度も変わらないと思う。それでもオンキョーにしたのはパイオニアに年末特別価格がなく、その差が5000円ほどしかなかったから。そして5000円の違いで後になって「やっぱりオンキョーにしておけば」と思うのを避けたかったから。でも商品の細かな違いなんて買う時は気になっても、買った後はすっかり忘れているもの。やっぱりパイオニアにしておけばよかったとも思っている。
さてDP-X1Aの評価は満足半分で不満半分といったところである。
ーーー続く
2017年06月05日
湯河原 いずみの湯
熱海のアカオ・ハーブ&ローズガーデンでバラを見て、その後は宇佐見までわずかな距離だが伊豆半島ツーリングの雰囲気を楽しんだ5月27日の続き。
この日、最後のメニューは湯河原で温泉に入ってきた。熱海まで行ったんだったら熱海で温泉に入ればよさそうなものだが、知人が湯河原の「いずみの湯」を訪れてよかったといっていたのがその理由。熱海でどこの日帰り温泉施設がいいのか調べるのも面倒だったし、どのみち湯河原を通って帰るわけだから。
帰路は熱海ビーチラインを使わず国道135号線で湯河原まで。午後2時頃に「いずみの湯」に到着したが、そこでトラブル発生!
駐車場はこんなゲート式。しかしバイクを停めてもゲートが上がらない。どうもバイクにはセンサーが反応しないようだ。駐車場での経験はないが、田舎にたまにある自動感応式の信号もバイクだと反応しないから、それと同じような理由だと思われる。ただし信号の場合はバイク専用の押しボタンが道路脇にある。
しかし押しボタンは見あたらず、もっと前に行けば反応するかなとゲートに前輪が接するくらいまで進んでしまいーーー。バイクに乗っている人ならわかるが、この程度の勾配でも200kg以上の重さがあるバイクを引きながらバックするのは極めて困難なのである。しかたがないのでゲート脇にある看板に書いてあったホテルの電話番号に携帯から電話した。(いずみの湯はニューウェルシティ湯河原というホテルの別館)
応対に出た人はバイクでバックできないことの意味がよく理解できない様子だった。とにかくここまで来てくれと頼んで手動でゲートを上げてもらう。彼によればバイクはゲート横の隙間から駐車場に出入りして欲しいということだったが、そんなこともゲートがバイクでは反応しないことの表示もなし。不親切だとは思うが世間でバイクの扱いなんてそんなものかも。とりあえずバイクでここに来る人はご用心を。
入口は階段を下ったところにある。
そして次のトラブル発生。建物に入ると、そこにあるのは廊下。受付はもう1階下にある。そしてその廊下に「靴はロッカーに入れて、受付にはスリッパで来てくれ」という趣旨の張り紙がある。しかしその靴ロッカーが見あたらない。
これは下に降りて受付のあるロビーの入口。写真をクリックして拡大してもわかりづらいと思うが、右下に「靴はロッカーに入れて〜」の表示が一部写っている。
やっぱり上の階に靴ロッカーがあったのかと考え、再び戻るがそのような場所は見つけられず。また電話してやろうかと思ったが(^^ゞ 通りかかった利用客に尋ねると、靴ロッカーは上の写真の自動ドアを入った先の右側にあるとのこと。張り紙に靴ロッカーの場所は書いていないし、通路にここが靴ロッカーだというサインもない。どうも「いずみの湯」は何事も説明不足というか気配りが足らない企業体質のようである。
何はともあれ、ようやく受付でチェックイン。料金は1080円だがスマホでクーポン画面を見せると864円。216円引きと率にして2割安くなる。ところでアカオ・ハーブ&ローズガーデンはホームページにクーポンの案内があったので利用したが、いずみの湯ホームページにそんなものはない。じゃなぜクーポンを持っているかというと、どこかに行くなら「どこそこ クーポン」で検索すると、観光地やレジャー施設ならたいていクーポンが見つかると知り合いに教えてもらったから。今回はトクトククーポンというクーポン専門のサイトがヒットした。これから地道に倹約するゾ。
さてトラブルはまだ続く。チェックインをすると靴ロッカーの鍵と引き替えに手首バンドのついた番号札を渡される。風呂場に通じるドアはその番号札でタッチすると開く仕組み。脱衣場に入って番号札と同じロッカーを探す。しかし番号札は4桁の数字(だったと思う)なのにロッカーは「あ80」とかまったく違う番号体系なのである。一瞬、間違って女湯に入ってしまったのかとあせった(^^ゞ そこで脱衣場の外のミニ休憩コーナーのようなところにいた人に尋ねると、
番号札は風呂場のドアを開くためだけのもので、客にとって書かれている
数字に意味はない。
ロッカーは鍵が空いているものを自分で選んでつかう。
ということだった。意味のない数字を客に渡すべきではないし、とにかく「いずみの湯」の施設運営ロジックには客が迷わないようにするという発想はない。
なんだか細かなトラブルですっかり疲れてしまったが、いよいよ温泉に入ってリフレッシュタイム! ここからは撮影できないので、写真はホームページからの借用。
いずみの湯のセールスポイントはこの広い露天風呂。当日いた客は6〜7名で超ゆったり。
内湯もこの季節はガラス扉が開いているから露天風呂に近い感覚。
先週に訪れた箱根の「箱根の湯」との比較になってしまうが、お湯の温度はわずかに低め。温泉の質は似た感じ。どちらも硫黄臭がしたり白濁があるといったコテコテの温泉ではない。箱根の湯では「わずかにぬめり気を感じるけれど、肌あたりはとてもサラッとしている」と書いたが、いずみの湯のぬめり気はさらに少なめ。ということで温泉に入っているというありがた味や満足感は箱根の湯の方がまさっている。
残念なことにいずみの湯ではジェットバスや泡風呂といった設備がない。私はあれが大好きなのに。というか1人で来ていると、ああいった仕掛け風呂に出たり入ったりしないと間が持たない。ゆったりとひたすら湯に浸かっていられるほど、まだ温泉さとり境地には達していないから。なおいずみの湯にはサウナがある。ただし私はサウナが苦手なのでプラス評価はなし。
いずみの湯がまさっているのは広さから来る開放感。もっとも箱根の湯も昼の早い時間帯に訪れて客が少なかったから、広さ的な問題はなかったが。またインテリアというか各部造作のクオリティやセンスもいずみの湯がワンランク上。
箱根の湯は基本的に源泉掛け流しで一部濾過装置併用。いずみの湯は逆に基本的に循環方式で、この写真手前の小さな浴槽だけが源泉掛け流しとなっている。ちなみに写真左側の板張りはごろ寝する場所。
こちらの湯は少し熱かった。源泉掛け流しなので日によって温度が違うと書かれていた。そうなの? 湯温計は43度。ただし普通の露天風呂の湯温計は41度でそれは箱根の湯と同じだったが、両者が同じ温度とは思えないので温度の絶対値は参考程度。
源泉掛け流しと聞くといい温泉のイメージ。しかし入ってみたところ温度を除けばお湯の感触にまったく違いは感じられなかった。感覚が鈍いのかな。
入館時の印象は悪かったが、お風呂自体は堪能できた。お湯に入ったり上がったりを繰り返し40分くらいの温泉タイム。最後にお湯に浸かってから出ると着替える時に暑いので、ベンチで湯冷まししてからというのが前回の経験から学んだ知恵。おかげで服を着る時に汗をかかずに済んだ。
無料休憩室はテーブル席とタタミ席に分かれている。だからゴロ寝もできるタタミ席はそのせいで少し狭め。ただしリクライニングチェアのあるリラックスルームが別にあって、そちらを使う人が多いのか利用客はあまりいない。リラックスルームも無料だが、ただし324円の貸し浴衣を着ていないと入れない。
午後4時頃にいずみの湯を出発。135号線で小田原まで向かう。適度なクネクネが気に入っている県道740号線が平行しているが、温泉で心身共にマッタリモードになってしまったので今回は走らず。小田原からは小田原厚木道路〜東名と乗りつなぐ。帰宅は午後6時半で走行240キロ。先週に続いてバラ、海岸、温泉と内容盛りだくさんなツーリングにでかけられて満足な1日だった。
おしまい
この日、最後のメニューは湯河原で温泉に入ってきた。熱海まで行ったんだったら熱海で温泉に入ればよさそうなものだが、知人が湯河原の「いずみの湯」を訪れてよかったといっていたのがその理由。熱海でどこの日帰り温泉施設がいいのか調べるのも面倒だったし、どのみち湯河原を通って帰るわけだから。
帰路は熱海ビーチラインを使わず国道135号線で湯河原まで。午後2時頃に「いずみの湯」に到着したが、そこでトラブル発生!
駐車場はこんなゲート式。しかしバイクを停めてもゲートが上がらない。どうもバイクにはセンサーが反応しないようだ。駐車場での経験はないが、田舎にたまにある自動感応式の信号もバイクだと反応しないから、それと同じような理由だと思われる。ただし信号の場合はバイク専用の押しボタンが道路脇にある。
しかし押しボタンは見あたらず、もっと前に行けば反応するかなとゲートに前輪が接するくらいまで進んでしまいーーー。バイクに乗っている人ならわかるが、この程度の勾配でも200kg以上の重さがあるバイクを引きながらバックするのは極めて困難なのである。しかたがないのでゲート脇にある看板に書いてあったホテルの電話番号に携帯から電話した。(いずみの湯はニューウェルシティ湯河原というホテルの別館)
応対に出た人はバイクでバックできないことの意味がよく理解できない様子だった。とにかくここまで来てくれと頼んで手動でゲートを上げてもらう。彼によればバイクはゲート横の隙間から駐車場に出入りして欲しいということだったが、そんなこともゲートがバイクでは反応しないことの表示もなし。不親切だとは思うが世間でバイクの扱いなんてそんなものかも。とりあえずバイクでここに来る人はご用心を。
入口は階段を下ったところにある。
そして次のトラブル発生。建物に入ると、そこにあるのは廊下。受付はもう1階下にある。そしてその廊下に「靴はロッカーに入れて、受付にはスリッパで来てくれ」という趣旨の張り紙がある。しかしその靴ロッカーが見あたらない。
これは下に降りて受付のあるロビーの入口。写真をクリックして拡大してもわかりづらいと思うが、右下に「靴はロッカーに入れて〜」の表示が一部写っている。
やっぱり上の階に靴ロッカーがあったのかと考え、再び戻るがそのような場所は見つけられず。また電話してやろうかと思ったが(^^ゞ 通りかかった利用客に尋ねると、靴ロッカーは上の写真の自動ドアを入った先の右側にあるとのこと。張り紙に靴ロッカーの場所は書いていないし、通路にここが靴ロッカーだというサインもない。どうも「いずみの湯」は何事も説明不足というか気配りが足らない企業体質のようである。
何はともあれ、ようやく受付でチェックイン。料金は1080円だがスマホでクーポン画面を見せると864円。216円引きと率にして2割安くなる。ところでアカオ・ハーブ&ローズガーデンはホームページにクーポンの案内があったので利用したが、いずみの湯ホームページにそんなものはない。じゃなぜクーポンを持っているかというと、どこかに行くなら「どこそこ クーポン」で検索すると、観光地やレジャー施設ならたいていクーポンが見つかると知り合いに教えてもらったから。今回はトクトククーポンというクーポン専門のサイトがヒットした。これから地道に倹約するゾ。
さてトラブルはまだ続く。チェックインをすると靴ロッカーの鍵と引き替えに手首バンドのついた番号札を渡される。風呂場に通じるドアはその番号札でタッチすると開く仕組み。脱衣場に入って番号札と同じロッカーを探す。しかし番号札は4桁の数字(だったと思う)なのにロッカーは「あ80」とかまったく違う番号体系なのである。一瞬、間違って女湯に入ってしまったのかとあせった(^^ゞ そこで脱衣場の外のミニ休憩コーナーのようなところにいた人に尋ねると、
番号札は風呂場のドアを開くためだけのもので、客にとって書かれている
数字に意味はない。
ロッカーは鍵が空いているものを自分で選んでつかう。
ということだった。意味のない数字を客に渡すべきではないし、とにかく「いずみの湯」の施設運営ロジックには客が迷わないようにするという発想はない。
なんだか細かなトラブルですっかり疲れてしまったが、いよいよ温泉に入ってリフレッシュタイム! ここからは撮影できないので、写真はホームページからの借用。
いずみの湯のセールスポイントはこの広い露天風呂。当日いた客は6〜7名で超ゆったり。
内湯もこの季節はガラス扉が開いているから露天風呂に近い感覚。
先週に訪れた箱根の「箱根の湯」との比較になってしまうが、お湯の温度はわずかに低め。温泉の質は似た感じ。どちらも硫黄臭がしたり白濁があるといったコテコテの温泉ではない。箱根の湯では「わずかにぬめり気を感じるけれど、肌あたりはとてもサラッとしている」と書いたが、いずみの湯のぬめり気はさらに少なめ。ということで温泉に入っているというありがた味や満足感は箱根の湯の方がまさっている。
残念なことにいずみの湯ではジェットバスや泡風呂といった設備がない。私はあれが大好きなのに。というか1人で来ていると、ああいった仕掛け風呂に出たり入ったりしないと間が持たない。ゆったりとひたすら湯に浸かっていられるほど、まだ温泉さとり境地には達していないから。なおいずみの湯にはサウナがある。ただし私はサウナが苦手なのでプラス評価はなし。
いずみの湯がまさっているのは広さから来る開放感。もっとも箱根の湯も昼の早い時間帯に訪れて客が少なかったから、広さ的な問題はなかったが。またインテリアというか各部造作のクオリティやセンスもいずみの湯がワンランク上。
箱根の湯は基本的に源泉掛け流しで一部濾過装置併用。いずみの湯は逆に基本的に循環方式で、この写真手前の小さな浴槽だけが源泉掛け流しとなっている。ちなみに写真左側の板張りはごろ寝する場所。
こちらの湯は少し熱かった。源泉掛け流しなので日によって温度が違うと書かれていた。そうなの? 湯温計は43度。ただし普通の露天風呂の湯温計は41度でそれは箱根の湯と同じだったが、両者が同じ温度とは思えないので温度の絶対値は参考程度。
源泉掛け流しと聞くといい温泉のイメージ。しかし入ってみたところ温度を除けばお湯の感触にまったく違いは感じられなかった。感覚が鈍いのかな。
入館時の印象は悪かったが、お風呂自体は堪能できた。お湯に入ったり上がったりを繰り返し40分くらいの温泉タイム。最後にお湯に浸かってから出ると着替える時に暑いので、ベンチで湯冷まししてからというのが前回の経験から学んだ知恵。おかげで服を着る時に汗をかかずに済んだ。
無料休憩室はテーブル席とタタミ席に分かれている。だからゴロ寝もできるタタミ席はそのせいで少し狭め。ただしリクライニングチェアのあるリラックスルームが別にあって、そちらを使う人が多いのか利用客はあまりいない。リラックスルームも無料だが、ただし324円の貸し浴衣を着ていないと入れない。
午後4時頃にいずみの湯を出発。135号線で小田原まで向かう。適度なクネクネが気に入っている県道740号線が平行しているが、温泉で心身共にマッタリモードになってしまったので今回は走らず。小田原からは小田原厚木道路〜東名と乗りつなぐ。帰宅は午後6時半で走行240キロ。先週に続いてバラ、海岸、温泉と内容盛りだくさんなツーリングにでかけられて満足な1日だった。
おしまい
2017年06月03日
宇佐見海岸まで
5月27日にアカオ・ハーブ&ローズガーデンを見に行ったツーリングの続き。バラを楽しんだ後、せっかく熱海まで来たんだから少しだけ伊豆半島ツーリングの雰囲気も味わうことにする。
ところで小田原を過ぎた後、伊豆半島の東岸は
少しマイナーな真鶴
準メジャーな湯河原
メジャーな熱海
と続く。でも個人的な感覚として熱海あたりではあまり伊豆半島という気がしない。熱海までは来ることが多く、伊豆半島=私にとっては非日常のエリアという範疇から外れているからかもしれない。というわけで少しでもいいから熱海の先まで足を伸ばしたかったのである。
別に宇佐見海岸と決めていたわけではない。どこか適当な海岸までという算段。最初に長浜海浜公園というのが現れたが、国道135号線からビーチまでが少し離れていそうだったのでスルー。そしたら道路が崖の上を通るようになり、そこを降りたところが宇佐見海岸だったというだけのこと。
宇佐見海岸の横にある駐車場到着。アカオ・ハーブ&ローズガーデンからバイクを楽しんだのは20分ほど。
現在位置。アカオ・ハーブ&ローズガーデンがあるのは錦ヶ浦。ちなみに宇佐見から10分ほど走ると伊東である。
なかなか広い海岸。写っているのは海岸の半分強。
砂浜に降りる。
サーファーは数名いたが、当日は戯れる程度の波サイズ。
お約束のローアングル。
砂はキレイだった。
道路側を振り返ればサーフな雰囲気のペイント。
下を向けば、こんなものが打ち上げられていた(>_<)
天気もよく一足先に夏気分である。
駐車場の向かいにこんなお店があったので入ることにする。
1階はただの通路で、お店は2階にあって海岸がよく見える。
ここは民宿もやっているようで、泊まり客と思われる浴衣姿のお客さんも数組が食事をしていた。ところで看板にも伊勢エビとあったが、メニューの最初は5000円前後のものが並んでいて少し焦る。平然を装って(^^ゞメニューをめくり、注文したのが
おまかせ海鮮丼。
これ以外に小さな茶碗蒸し、もずくの小鉢、味噌汁と漬け物が付いて1980円。実は花の名前もあまり知らないが魚の名前はもっと知らない。でもメインの魚は何かわからないがとてもおいしかった。親指の先ほどだがアワビも乗っている。それと生しらす。今まで生しらすを食べたことがなく、とても期待して口に運んだのに、ちょっとショウガをつまみすぎて味がよくわからずじまい。
飛び込みで入ったお店だったが満足度は高かった。ここなら5000円レベルの伊勢エビを頼んでも間違いないかも。
1時間ほど宇佐見にいて、次の目的地に向かう。
ーーー続く
ところで小田原を過ぎた後、伊豆半島の東岸は
少しマイナーな真鶴
準メジャーな湯河原
メジャーな熱海
と続く。でも個人的な感覚として熱海あたりではあまり伊豆半島という気がしない。熱海までは来ることが多く、伊豆半島=私にとっては非日常のエリアという範疇から外れているからかもしれない。というわけで少しでもいいから熱海の先まで足を伸ばしたかったのである。
別に宇佐見海岸と決めていたわけではない。どこか適当な海岸までという算段。最初に長浜海浜公園というのが現れたが、国道135号線からビーチまでが少し離れていそうだったのでスルー。そしたら道路が崖の上を通るようになり、そこを降りたところが宇佐見海岸だったというだけのこと。
宇佐見海岸の横にある駐車場到着。アカオ・ハーブ&ローズガーデンからバイクを楽しんだのは20分ほど。
現在位置。アカオ・ハーブ&ローズガーデンがあるのは錦ヶ浦。ちなみに宇佐見から10分ほど走ると伊東である。
なかなか広い海岸。写っているのは海岸の半分強。
砂浜に降りる。
サーファーは数名いたが、当日は戯れる程度の波サイズ。
お約束のローアングル。
砂はキレイだった。
道路側を振り返ればサーフな雰囲気のペイント。
下を向けば、こんなものが打ち上げられていた(>_<)
天気もよく一足先に夏気分である。
駐車場の向かいにこんなお店があったので入ることにする。
1階はただの通路で、お店は2階にあって海岸がよく見える。
ここは民宿もやっているようで、泊まり客と思われる浴衣姿のお客さんも数組が食事をしていた。ところで看板にも伊勢エビとあったが、メニューの最初は5000円前後のものが並んでいて少し焦る。平然を装って(^^ゞメニューをめくり、注文したのが
おまかせ海鮮丼。
これ以外に小さな茶碗蒸し、もずくの小鉢、味噌汁と漬け物が付いて1980円。実は花の名前もあまり知らないが魚の名前はもっと知らない。でもメインの魚は何かわからないがとてもおいしかった。親指の先ほどだがアワビも乗っている。それと生しらす。今まで生しらすを食べたことがなく、とても期待して口に運んだのに、ちょっとショウガをつまみすぎて味がよくわからずじまい。
飛び込みで入ったお店だったが満足度は高かった。ここなら5000円レベルの伊勢エビを頼んでも間違いないかも。
1時間ほど宇佐見にいて、次の目的地に向かう。
ーーー続く
2017年06月02日
熱海 アカオ・ハーブ&ローズガーデン(4)
バラのガーデンは「フランスの香りのバラの庭」でおしまい。
最後にあらわれるのはハーブガーデン。
整然としたレイアウトの美しいガーデン。でも花がないと何か物足りない気分。 もう少ししたらラベンダーが咲くのかも。
噴水は休止中。
黄色いカラーリーフの木立。最初のエントリーで書いた「黄金のバラの庭」にもあったが、ガーデンの構成においていいアクセントになっていると思う。2つ前の写真のイエローリーフが普通の緑色だとしたらと想像してみて。
ハーブ工房への順路を進むと唐突に現れるゲームコーナー。木製で手づくりの遊具が並んでいる。バラや草花に飽きた子供をあやすには重宝するのかも。
右はパチンコで左はパターゴルフ。
手に持ってビー玉を動かす玩具。
投げ縄。
最後にあるのがハーブ工房。
ハーブを使った物作り体験ができる。
石鹸作りをしていた父娘。
コース別にテーブルが準備されている。
ハーブ工房の隣にあったこの白い石は、
何と! 私もベランダにローズマリーを植えようかな(^^ゞ
最後にまたイエローリーフを眺めて、
ハーブガーデンから退出。
出発地点へ下っていく。
「バラの谷」から始まる斜面を見上げる。
コーナーを曲がるとこんな表示があって、歩く距離はたいしたことない。
駐車場は国道135号線沿いに広がっている。
入口にある建物。ここは3階でレストラン。
2階はハーブハウス。
香りグッズ、ハーブティーやジャムなど。
1階の園芸ショップ。ミニバラは2500円。
普通サイズのバラも同じような値段。
安いのは980円だった。
午前9時に着いて正午前までアカオ・ハーブ&ローズガーデンにいた。最初に頂上まで運ばれるバスで、見学所要時間は約45分ですとアナウンスしていたから、日焼けしちゃったけれど充分に元は取れたぜ。
傾斜地に巧みにレイアウトされたいいガーデンだと思う。散策は変化に富んでいて飽きることがない。惜しむらくは最初の日本庭園のように、バラ越しに海を眺める場所がないこと。それと同じくバラと他の草花を混栽したガーデン作りの軽井沢レイクガーデンと較べると、庭造りがちょっと雑というか美意識が足りないかな。それでも必見のバラ園であることに変わりはない。
ーーーバラ以外の話がまだ続く
最後にあらわれるのはハーブガーデン。
整然としたレイアウトの美しいガーデン。でも花がないと何か物足りない気分。 もう少ししたらラベンダーが咲くのかも。
噴水は休止中。
黄色いカラーリーフの木立。最初のエントリーで書いた「黄金のバラの庭」にもあったが、ガーデンの構成においていいアクセントになっていると思う。2つ前の写真のイエローリーフが普通の緑色だとしたらと想像してみて。
ハーブ工房への順路を進むと唐突に現れるゲームコーナー。木製で手づくりの遊具が並んでいる。バラや草花に飽きた子供をあやすには重宝するのかも。
右はパチンコで左はパターゴルフ。
手に持ってビー玉を動かす玩具。
投げ縄。
最後にあるのがハーブ工房。
ハーブを使った物作り体験ができる。
石鹸作りをしていた父娘。
コース別にテーブルが準備されている。
ハーブ工房の隣にあったこの白い石は、
何と! 私もベランダにローズマリーを植えようかな(^^ゞ
最後にまたイエローリーフを眺めて、
ハーブガーデンから退出。
出発地点へ下っていく。
「バラの谷」から始まる斜面を見上げる。
コーナーを曲がるとこんな表示があって、歩く距離はたいしたことない。
駐車場は国道135号線沿いに広がっている。
入口にある建物。ここは3階でレストラン。
2階はハーブハウス。
香りグッズ、ハーブティーやジャムなど。
1階の園芸ショップ。ミニバラは2500円。
普通サイズのバラも同じような値段。
安いのは980円だった。
午前9時に着いて正午前までアカオ・ハーブ&ローズガーデンにいた。最初に頂上まで運ばれるバスで、見学所要時間は約45分ですとアナウンスしていたから、日焼けしちゃったけれど充分に元は取れたぜ。
傾斜地に巧みにレイアウトされたいいガーデンだと思う。散策は変化に富んでいて飽きることがない。惜しむらくは最初の日本庭園のように、バラ越しに海を眺める場所がないこと。それと同じくバラと他の草花を混栽したガーデン作りの軽井沢レイクガーデンと較べると、庭造りがちょっと雑というか美意識が足りないかな。それでも必見のバラ園であることに変わりはない。
ーーーバラ以外の話がまだ続く