2017年09月

2017年09月29日

こんなソバを食べてみたい

ハフポストというオンラインメディアで取り上げられた
こちらの記事をとりあえず読んでみて。

  「そばが海外で、めちゃくちゃおしゃれになっている

日本のソバ屋あるいはジャンルを問わず料理人で、こんなレシピを考えた人っているのかな。もし食べられるお店があるのなら是非とも行ってみたい。

日本人だとどうしてもソバやうどんに対する固定概念があるので、こういう自由な発想は生まれにくい。寿司もアメリカでスシになり、カリフォルニアロールなどが日本で紹介された時にはビックリした。今回の衝撃度はそれを上回る気がする。だいたい焼きうどんや素麺チャンプルーがあるのに、どうして誰も今までソバを焼いてみなかったのだろう。もちろん日本にもスパゲッティ・ナポリタンやカレーうどんという独創的メニューはあるけれど。


ソバのようにあまりにも当たり前すぎて、それに対する新たな創意工夫なんて考えもしなかったものが、料理に限らず他にも身の回りにあるだろうし、それを何か見つけられればいいのになと思う。きっと楽しく暮らせるはず。



9月30日追記
海外のレシピサイトにも見たことがないソバがたくさん!
 http://www.taste.com.au/search-recipes/?q=soba

wassho at 23:47|PermalinkComments(0) 生活、日常 

2017年09月28日

世界地図に日本が載っていない

韓国で来年開かれる冬季オリンピックの公式サイトで、日本が描かれていない世界地図が使われているというニュースがあった。

反日的に嫌がらせをしたと騒ぎになり日本政府も抗議したが、韓国のオリンピック組織委員会は「単純なミス」として直ちに修正。

これが日本のない地図。
map-before

こちらが修正後。
小さくてわかりづらいが公式サイトではもっと大きく表示されている。
map-after

韓国人ならすぐに気付きそうなものだが、単純なミスだったのか地図を製作したイラストレータの日本に対する反感がそうさせたのかを詮索しても仕方がない。多少関心があるのは、いつからこの地図が使われていたのかということと、政府が外交ルートで抗議をしてすぐに修正されたが、抗議をせずに社会的な話題だけだったら、修正にどれくらい時間が掛かったかということかな。私なら直ちに抗議せず、今後の因縁をつける材料を得るためにしばらく様子を見るけど(^^ゞ



今回の件 (/_')/ソレハコッチニオイトイテ

実は世界地図で日本が描かれないことはたまにある。かつて私が係わっていた国際的なマーケティング団体(といってもマイナーな存在)がホームページを作った時も、その世界地図に日本がなかった(/o\) もっとも地図といってもグローバルなイメージを表現するために、デザインとして世界地図をデフォルメしたようなものであったが。その時についでにネットで画像検索してみたら他にもいくつか見つけた。


日本で使われる世界地図は真ん中に日本が描かれるレイアウトになる。アメリカで使われているのは南北アメリカ大陸がセンター。調べたことはないが各国とも自国を中心にするのだと思う。
japan

amerika


今回韓国で使われていた世界地図はヨーロッパ式で、たぶんこれがグローバルスタンダード。だから日本は極東と呼ばれその位置は右の端になる。それでデザインとして世界地図をモチーフにする時に省略されやすいのだと思う。問題となった韓国での地図だって、ブログに貼ったサイズならパッと見ただけでは違いがわからない。

まあだいたいヨーロッパの人々は日本の位置をあまり把握していない。以前に調査でヨーロッパを回った時に、興味半分で尋ねてみると東南アジアあたりを指す人が多かった。もっとも我々だってイギリスとイタリアはわかりやすいけれど、フランスやドイツなら迷う人が多いだろうし、オランダやデンマークになるとお手上げである。

そのマーケティング団体の日本が描かれていない地図は今でも使われている。私がそれを指摘しなかったから。単なるイメージデザインだし、それに英文メールを書くのが面倒だったんだもん(^^ゞ

wassho at 22:29|PermalinkComments(0) ノンジャンル 

2017年09月24日

園芸の用土

ベンジャミンとチューリップ用にあれこれ買ったものが届いた。
DSC08149



写真左下は赤玉土。「あかだまつち」と読む。省略しては赤玉ということが多いかな。その正体は関東ローム層の赤土の粒。ロームとは粘土が多く含まれている土壌。赤玉土として売られているものは大粒や細粒など粒の大きさによって分けられている。単に砕いたもの、粉にして丸めたもの、焼き固めたものなどがあるが、購入したのは丸めたもののようだ。

赤玉土は水はけがよくて保水性もあるのが特徴。ただし栄養分はゼロ。たいていの園芸植物は赤玉土と腐葉土を混ぜた用土で育つ。難点はいずれ崩れて微粒子になり用土を詰まらせること。


その右隣がバーミキュライト。蛭石(ひるいし)という鉱物を焼いて膨張させて作ったもの。特徴は赤玉土と同じ。耐火性があり軽量なので建築資材などにも使われている。単体で買ったのは初めてだが、培養土(それだけで植物を育てられるようにいろんなものをブレンドした土)にも多少は含まれている。

バーミキュライトの保水性は赤玉土より高いとのこと。現在ベンジャミンの挿し木を赤玉土だけで根を出させているが、もうすぐより「土らしい」用土に植え替えるので、その時に混ぜてみようと思っている。


写真右下は堆肥。ずっと堆肥は動物性のものを除き、腐葉土(葉っぱを発酵させたもの)をさらに完熟させたものと思っていた。しかし、それは不正解。

有機物を発酵させたものが堆肥の定義。腐葉土は葉っぱを原料とした堆肥という位置づけ。もっとも習慣として腐葉土を堆肥とは呼ばないが。

それで腐葉土以外の堆肥は動物性と植物性に分かれる。動物性は牛やニワトリの糞など(どちらもエサは植物だから遡れば植物性だけれど)。植物性の堆肥は樹皮、おがくず、ワラ、籾殻(もみがら)等で作ったものが多いようだ。いくつかの原料をブレンドしたものもある。

購入したのはバーク堆肥。バークとは樹皮のこと。植物性の堆肥で売られているのはほとんどバーク堆肥で、またなぜか樹皮ではなくバークという単語を使う。普通の植物堆肥はざっくりした土のような感じだが、購入したものはペレット(粒)に固められている。それがいいのかどうかわからないがとりあえず試しに。


写真左上は炭化鶏糞。鶏糞を乾燥させたものや堆肥にしたものは知っていたが、炭にしたものは初めて見たので、つい好奇心からクリック(^^ゞ アルカリ寄りらしいのでチューリップにはいいかと。


写真右上が土の再生材。前回のエントリーで書いたように、プランターに入っている土は熱湯消毒して有用な微生物なども殺してしまったので、この再生材を混ぜてリフレッシュさせる。中身はよくわからないが、通常の培養土に含まれている有機栄養分の約10倍を配合と書かれている。


次の週末あたりにベンジャミンの挿し木を植え替える予定。
マゼマゼする土いじりが楽しみ(^^ゞ

wassho at 19:26|PermalinkComments(0)   *チューリップ |   *チューリップ以外

2017年09月23日

土の熱湯消毒

ヤカン沸騰

チューリップ2017シーズン総集編(5)で書いたように、今シーズンはアブラムシが発生した。殺虫剤とお酢を掛けた後にいなくなったものの、死んだのか逃げたのかはわからず。もちろん土の表面に落ちていないかも確認したが見あたらなかった。

ひょっとしたら土の中に逃げ込んだか? そうでないとしても卵とか生み付けていないだろうかの不安が動機のその1。(アブラムシの生態についてはまったく無知である)


またプランターの土はだんだんと劣化してくる。

  養分が植物に吸い取られて減る。
  土の粒子がだんだんと細かくなって水はけが悪くなったり酸素が届かなくなる。
  植物に悪影響のある雑菌が増える。

といわれている。シーズン毎に新しい土も足しているので養分と粒子についてはそれなりにケアできていると思うけれど、雑菌については手つかずだったのが動機その2。


というわけでプランターの土を殺菌してみた。ネットで調べると一番多いアドバイスが、黒いビニール袋に土を湿らせて入れ、薄い形に広げて真夏の日差しに数日あてろというもの。つまり蒸す方法。でもそれはベランダが狭いので、まったく無理ではないとしても、やるとしたら少しずつの作業になるので効率が悪すぎる。

鉄板の上で土を焼け!との過激な手段もあった。 面白そうだがそのために鉄板を買うのもどうかと。それに私の持っているアウトドア用のコンロでは火力が足りそうもない。

それで選んだのが熱湯消毒。プランターの上から熱湯を掛けるだけだから簡単。雑菌と共に土の養分を作り出す微生物まで死んでしまいそうに思うが、後で養分多めの土と混ぜればOKらしい。

チューリップのメインプランターは横幅65センチの通称65型といわれるサイズ。土の容量は12リッター位。それに対してヤカン2リッター分の熱湯を使った。プランターの底からたくさん滲み出してくるから量的には充分だと思う。



しかし、この作業はけっこう面倒だった。お湯を掛けるのは簡単でも、65型のプランターだけで8つある。それ以外にもいろいろあって植物を植えていないプランター全部を熱湯消毒したから、結局12回くらいお湯を沸かしたと思う。お湯沸き待ちの時間というのは実に中途半端で、ただ待っているくらいしかやることがなく。

そして、やってみて気づいたのは土の表面には熱湯が掛かったとして、底にいくにつれて温度がどれくらい保たれているのか?の疑問。それと熱湯が土に触れるのは一瞬である。だから表面は消毒できたとしても、底のほうは雑菌にとって繁殖しやすいちょうどいい湯加減だったりして(^^ゞ

もっともこの熱湯消毒も半分は土いじりの遊びだから、それほどシリアスには考えず。それでも念のために株を引き抜いた翌週の6月10日と、8月前半の2回実施した。


もう1ヶ月もしたら来シーズンのチューリップを植える時期である。ジャネーの法則に従って1年は加速度的に早く過ぎてしまう。

wassho at 18:46|PermalinkComments(0)   *チューリップ |   *チューリップ以外

2017年09月20日

CDとハイレゾを聴き較べてみた(3)

ハイレゾロゴ

CDとハイレゾを聴き較べたというタイトルだが、実際はCDからリッピングしたものと比較した。その方がパソコンや携帯音楽プレーヤーなど同じ再生機器の中で瞬時に切り替えられるから。

moraからダウンロードしたハイレゾは、96kHz/24bitの解像度規格でファイル形式はFLAC。リッピングしたものは当然CDと同じ44.1kHz/16bitでファイル形式はAIFF。解像度の規格については2つ前のエントリーで触れたが、ファイル形式の説明は割愛する。今回の聴き較べには関係ない。

Macの場合、付属のiTunesというソフトではFLACのファイルは再生できない。別のソフトも持っているが、自宅でリッピングしたものを聴く場合は携帯音楽プレーヤー(オンキョーのDP-X1A)をDAC経由あるいは直接LINE OUTでアンプにつないでいるので、主にそちらを使って聴き較べた。

なおハイレゾの2枚、CDクォリティの2枚のファイルをそのままDP-X1Aに入れてしまうと、バラバラの場所に保存されて効率が悪いので、それぞれのタグを編集して1枚のアルバムに4つの曲が入っているように編集する。

あれこれ専門用語で知らないものがあってもご安心を。大事なのはここから。



聴き較べた。
CDとハイレゾの違いは

       まったくわからなかった!!! (/o\)


最初は携帯音楽プレーヤーとヘッドホンで。次に携帯音楽プレーヤーを、DAC経由でオーディオに接続してスピーカーで聴き較べてみたが結果は同じ。ハイレゾのほうがわずかに音の響きが多いようにも感じられたけれど、それはほとんど「気のせい」レベル。目隠しテストをしたら絶対に区別できないし、その響きで音がよくなったとも思えなかった。

まあ世間の評判から結果はだいたい予想していたが。ただし試聴を繰り返すうちに最初はまったく違いがわからなかったものが、少しずつ「気のせい」レベルの違いを感じる箇所が増えていった。心身のコンディションを万全にし、全神経を集中して聴き較べればもっと違いがわかるかもしれない。でも音楽を聴く上でそんな違いに何の意味がある?



ところで携帯音楽プレーヤーのDP-X1Aは44.1kHzの音楽ファイルを192kHzに変換して再生するアップサンプリングという機能がある。録音する時に音のアナログ波形を高いサンプリングレートで分割すれば音がよくなるのは当然。しかしデジタルに分割してしまったものをさらに再分割(アップサンプリング)して意味があるのかと購入前は懐疑的であったが、なぜか音は全神経を集中するまでもなくハッキリとよくなる。

またハイレゾの定義はCDの規格である44.1kHz/16bitより高解像度というもの。しかしハイレゾとして売られている音楽ファイルにはいろいろな種類がある。ハイレゾで録音してハイレゾのファイルにしたもの。これが正真正銘のハイレゾ。それに対してハイレゾじゃない録音なのに、アップサンプリングでハイレゾの規格に仕立てたものもあって、俗にニセレゾとか呼ばれる。しかし定義はファイルに対するものだからニセレゾでもハイレゾは名乗れる。

私が購入したファイルがどちらかはわからない。上記の2点を考え合わせると、仮にニセレゾだとしたら96kHzという中途半端なアップサンプリングでは効果がないのかもしれない。本当のハイレゾだとしても96kHz/24bitと44.1kHz/16bitでは違いが現れないということになる。



購入したのハイレゾのオリジナルであるCDの発売は2004年と2014年。その録音時期から考えて極端なニセレゾの可能性は低いと思う。ということで今回の実験からハイレゾで一番流通量の多い96kHz/24bitの規格のものは、CDより高いお金を払って購入する価値はないというのが現在の認識。96kHz/24bitよりもっと解像度が高い規格のファイルもあるので機会があれば聴いてみたいと思っている。高解像度になればなるほどファイルの価格も高くなるのが悩ましいところだが。もっともよほど音質に違いがなければ価格の安いCDをよりたくさん買うという選択をすると思う。以前に何度か書いたように、音質がよくなっても音楽から得られるものが変わる訳じゃない。


それと話は矛盾するが、 10年少し前にオーディセットを買い換えて「曇ったスプーンと磨かれたスプーン位の違い」なんて喜んでブログに書いたりしている。ここ最近ではイヤホンをiPhone付属のものから1万円くらいのものに換えたり、あるいは5万円ほどのヘッドホンを買った時、また携帯音楽プレーヤーをiPhoneからDP-X1Aに換えた時も音質の違いが顕著だった。 もしハイレゾに興味があって、つまりいい音質で音楽を聴きたくて、しかし再生装置にはお金を掛けていないのだったら、そちらをグレードアップしたほうが確実とアドバイスしておく。


おしまい

wassho at 08:15|PermalinkComments(0) 音楽、オーディオ 

2017年09月18日

CDとハイレゾを聴き較べてみた(2)

少し遠回りしながら話を進める。


自宅のインターネット回線はフレッツ光だったが、昨年末にiPhoneを機種変更した時にドコモ光に乗り換えた。「これくらいお得になります」という店員に「そのくらいのお得なら、フレッツ光を解約する手続きが面倒だからイヤだ」というと「ドコモ光はフレッツ光の回線を利用していているので解約手続きは必要ありません」とのこと。それだったらということで。

当時は乗り換えキャンペーン中だったみたい。月々の費用はそれほど変わらなかったと思うが、ボーナスとしてドコモのポイント5000円分をもらえた。消費者的にはラッキーであるが、NTTグループとしては5000円の経費を掛けて全体としての売り上げは増えないことになる。何かおかしな話である。


さてフレッツ光のポイントは使い切らなければいけなかったので、回線費用の支払いに充てて残った分を、moraというソニーが運営している音楽サイトのクーポンに換えた。

ポイント交換したmoraのクーポンは500円が2枚。1000円じゃないのは500円のクーポンしかなかったから。そしてこれが使い勝手のとても悪いクーポンだったのである。なぜかというとクーポンと他の支払いの併用ができない仕組みだから。例えば3000円の商品でクーポンを500円分使って、残りをクレジットカードでという支払いができない。ちょっと記憶が曖昧だがクーポンの利用は1枚単位で、1000円の商品を500円のクーポン2枚で買うこともできなかった気がする。なぜそんなシステムになっているのか理解に苦しむ。


というわけで初めてのハイレゾは大人買いするぞと意気込んでいたのに、クーポンが使いづらいのに嫌気がさして購買意欲消滅。とりあえず有効期限が近づいていたクーポン2枚分だけを買うことにした。

ところでCDを買う時はシングルかアルバムだが、ダウンロード販売ではアルバムの曲をバラ売りしている(場合が多い)。ポップスやロックなら好きな曲だけを買えるのは便利だと思うが、クラシックで1楽章分だけを買う奴がいるのかと前から不思議だったがーーー

はい、私が買いました(^^ゞ


ハイレゾとの比較が目的だから手持ちのCDと同じ曲というのが絶対条件。そうなるとただでさえハイレゾはタイトル数が少ないから選べるものは限られる。その中で高解像度を確かめるにはオーケストラの各楽器がクリアに聞こえるかどうかがポイントと思って交響曲。そして音の響きの違いにも興味があったので、それがわかりやすいピアノ協奏曲をチョイス。


チャイコフスキー:交響曲 第6番「悲愴」 第3楽章
ヴァレリー・ゲルギエフ指揮  ウィーン・フィルハーモニー
モーツァルト


モーツァルト:ピアノ協奏曲 第19番  第3楽章
内田光子ピアノ・指揮  クリーヴランド管弦楽団
チャイコフスキー

ピアノ協奏曲とはピアノとオーケストラが「協奏」する音楽。そして「内田光子ピアノ・指揮」となっているが、これはピアニストが指揮者も兼ねるという演奏スタイルで弾き振りという。協奏曲のほとんどはピアノ協奏曲かバイオリン協奏曲なので、必然的に弾き振りをするのはピアニストかバイオリニストになるが、それをやる人はごく限られている。そりゃプロ野球の監督が選手を兼ねるよりはるかに大変だと思う。

ところでピアノ協奏曲でピアノを弾いていないパートというのは全体の1〜2割程度だと思う。弾いている時は指揮の代わりに目で合図でもするんだろうか。またピアノを弾かないパートではずっと指揮しているのかな。ピアノ演奏との切り替えが難しそうな気がするけれど。弾き振りを見たことがないので好奇心がそそられる。


ーーー続く

wassho at 20:52|PermalinkComments(0) 音楽、オーディオ 

2017年09月17日

CDとハイレゾを聴き較べてみた

数年前から音楽業界やオーディオ業界はハイレゾブームである。ハイレゾというのはハイ・レゾリューションの日本語的短縮。ハイは高いでレゾリューションは解像度とか分解能力という意味。一般的にはハイレゾは高解像度と訳される。要は従来より音を細かく記録できて、それが音質向上につながるということ。

その比較となるのはCD。CDの解像度はサンプリング周波数が44.1kHz、量子化ビット数は16bit。これは

  1秒間を44,100回(44.1kHz)に分割して
  その間の音量変化を65,536段階(16bit=2の16乗)で

記録するという意味。すべてのCDはこの解像度の規格で制作されている。一方のハイレゾはいろいろな規格があるが、一番発売タイトル数が多いと思われるサンプリング周波数96kHz、量子化ビット数24bitだと

  1秒間を96,000回(96kHz)に分割して
  その間の音量変化を16,777,216段階(24bit=2の24乗)で記録

ということになる。CDに対して1秒間を分割する回数は約2.2倍、音量変化の段階は約260倍の高解像度となる。密度が高いというほうがわかりやすいかな。詳しいことが知りたければ自分で調べてちょうだい。私もそんなに詳しくない。

とりあえず商品のポジション的にCDとハイレゾは、アナログ時代のテレビ放送とハイビジョン放送、あるいはDVDとブルーレイみたいな関係と思っていればよろしいかと。



何年か前に持っているCDはほとんどリッピングした。リッピングとはCDに入っている音楽ファイルをパソコンに取り込むこと。つまりコピーだから解像度もCDと同じ。今でもハイレゾには手を出さずCDを買って、それをリッピングしている。

ハイレゾを敬遠している主な理由は3つあって、


1)発売されているタイトルが少ない

2〜3年前のデータだが、アップルのiTune Storeで販売されている(ハイレゾでない曲)が4000万曲あるのに対して、ハイレゾでは日本で一番メジャーなe-onkyoでも10万曲程度といわれている。なおハイレゾは特殊な例を除いて基本的にはいわゆるダウンロード販売となる。

タイトル数はどんどん増えてくると思うが現状ではまだまだ少ない。私が持っているCDはほとんどがクラシックで、それがどの程度e-onkyoで売られているかを調べてみると

  András Schiff 29枚のCDを持っている→1枚もなかった(/o\)
  Hilary Hahn  16枚のCDを持っている→1枚だけだった(/o\)

ちなみにAndrás Schiffはピアニスト、Hilary Hahnはバイオリニストでどちらもメジャーなアーティストである。

この29枚+16枚には古いものもあるので、2016年に発売されたCDで探してみると、

  Elizabeth Joy RoeのField: Complete Nocturnes→なかった(>_<)
  Chiaroscuro QuartetのHaydn: String Quartets→あった!
  Khatia BuniatishviliのKaleidoscope→あった!
  Alisa WeilersteinのShostakovich: Cello Concertos→あった!
  Valery GergievのStravinsky: The Firebird→なかった(>_<)

初めて調べたが、新譜だと半分程度の確率でハイレゾも売られているみたい。悲観的に考えれば半分しか売られていないということだけれど。


2)ハイレゾは割高

一般にレコーディングではハイレゾよりさらに高い解像度で録音して、最終的にその解像度を落としてCDにする。高い解像度のままだとデータ量が大きすぎてCDに収まらないからである。ちなみに96kHz/24bitのハイレゾならデータ量はCDの約3.3倍になる。

ハイレゾの場合はCDよりは高い解像度に落とすことになる。ハイレゾでもレコーディング時の解像度を維持しないのは同じくデータ量の問題で、ダウンロードに時間が掛かりすぎたりパソコンのハードディスクの容量を圧迫するからである。

いずれにせよCDもハイレゾも元となる音源は同じで、商品に仕上げる手間も同じ。さらにいえばハイレゾはダウンロード販売だから、CD盤やジャケットを作る材料費や流通コストも掛からない。

それなのにハイレゾはCDより値段が高いのである(怒)

先ほどのハイレゾも発売されているCDの購入金額で比較してみると

  Chiaroscuro Quartet  CDは2471円→ハイレゾだと2500円
  Khatia Buniatishvili   CDは1357円→ハイレゾだと2600円
  Alisa Weilerstein    CDは2116円→ハイレゾだと3200円

1357円なんてCDがあるのは輸入盤を買ったからである(送料込みの価格)。こんなに安いことは滅多にないが、たいていは国内盤より2〜3割ほど安いので輸入盤があればそれを買うことが多い。それでこの3つの合計金額はCDは5944円でハイレゾなら8300円になる。比率にしてハイレゾは1.4倍高いという計算。

絶対金額は2356円でたいしたことはないが、けっこうな数のCDを買うのでチリも積もればナントやら。なにせ輸入盤を買っているくらいだからハイレゾはやたら高価に感じる。


3)引き返せなくなったら困る

ほとんどの人はアナログ放送時代のテレビの画質に不満を持っていなかったと思う。しかしハイビジョンが標準になった現在、今さらブラウン管のテレビを見たいとは思わないだろう。

それと同じで、もしハイレゾを聴いて手持ちのCDやリッピングしてあるファイルで音楽を楽しめなくなったら困る。それらのすべてがハイレゾとして売られているわけでもないし、仮に売られていたとしても、それを買い換える金額を考えると気が遠くなる。




もっともCDとハイレゾは「アナログ放送のブラウン管テレビ」と「ハイビジョン放送の液晶テレビ」ほどの差はないことはわかっていた。96kHz/24bitのハイレゾとCDの聴き分けテストで、ミュージシャンやオーディオメーカーの技術者といった耳のプロでも正解率は50%を切るといったデータも見たことがある。逆にいえば1.4倍のコストでハイレゾを購入する価値はないというのが現状での判断。

とはいっても食わず嫌いでハイレゾを聴いたことがないのも淋しい話。
それでついにCDとハイレゾを同一曲で、禁断の比較試聴をしてみた。


ーーー続く

wassho at 20:37|PermalinkComments(0) 音楽、オーディオ 

2017年09月14日

ブラッと鴨川から野島埼 その3

海岸沿いは野島埼の灯台まで走るつもりだったが、その手前に磯笛公園というところあったので立ち寄ってみた。灯台は何度か訪れているから、ひとつくらい初めての場所がないとツーリング的につまらない。
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芝生とベンチがあるだけのシンプルな公園。
磯部でのんびり過ごしましょうというような造り。
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野島埼の灯台も眺められる。
ちなみに野島「崎」ではなく野島「埼」が正しいみたい。読みは「のじま・さき」。
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遊歩道が延びていたので、
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先端まで歩いてみるが、特に景色が変わるはずもなし。
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先端部分の隣にあった海難殉職者之碑。殉職者ということは海上保安庁とか海上自衛隊ということなのかな。特に説明はなかった。何はともあれご冥福を。それにしてもこれをチェーンで囲う意味があるのか?
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隣は小さな漁港。
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漁船を引き揚げるスロープを降りてみる。中途半端な位置に立っているのは、海面ギリギリのところで撮ったらスロープだとわからないから(^^ゞ
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先端部分から見た公園の全景。
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磯笛公園から安房(あわ)グリーンラインの入口までは1キロもない。房総半島のほぼ最南端から内陸部を北上するこの広域農道は

  走って楽しい\(^o^)/
  だからバイクの事故が多い(>_<)
  それで取り締まりをよくやっている(/o\)

ので有名。全長は約16キロ。2010年開通で路面状態は良好。しかしカーブには段差のある舗装がしてあるのでどうにも走りにくい。前回はネズミ取りを事前に発見したが今回はやっていなかった。

安房グリーンラインは2/3が山道で、JR内房線の線路をまたいでからは平地で水田の中を走る直線道路になる。その後は県道296号を少し西に進んで、県道88号線で再び北上。

88号線沿いにあるのが道の駅:三芳村。
ここはこのBINGO!!というハンバーガーショップが有名。
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建物は物販棟と野菜直売棟に分かれており、こちらは物販棟。
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敷地の奥には水田が広がっている。
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物販棟の内部。
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物販棟にレストランもあったがハンバーガーを食べることに。和牛100%でパテ(ハンバーグの部分)は180gとビッグサイズなのが売り。お値段も850円からとそれなり。
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焼き上がるまで10分ほど掛かる。先払いでレシートに番号を書かれ、出来上がったら番号で呼んでくれるということだが、スピーカーを使うわけではないので店からはそんなに離れられない。なお食べる時は物販棟内のテーブルを利用することが可能。

これがパテ180gのハンバーガー。
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サイズがわかるように指を写したつもりだけれど、あまり意味なかったか。インスタ映えしない写真でゴメン。ちなみにマクドナルドのパテは40g程度らしい。大きさより厚みを見れば違いがわかるかな。

パテはスパイシーで美味しかったし、和牛かどうかは別として肉の旨みも感じられた。またジューシーというほどではないがパサパサ感はまったくなし。でもビッグサイズ過ぎて途中で飽きてくる。味に変化をつけるマスタードとかが欲しいが、お店にはそういうものはなかったと思う(未確認)。



その後は88号線でさらに北上。88号線の周りはほとんど水田で、稲木に稲を掛けて干していた。そんな風景を見るのは久し振り。子供の頃は実家の周りにまだ田んぼがあったので、何となく懐かしい気持ちになる。

ところでコンバインで刈り取ると、刈り取りと同時に脱穀なので稲は天日で干さずに乾燥機を使う。現在流通している米はほとんどがその方式。米の味は天日干しのほうが旨いらしく、一部のこだわり商品では天日干しであることをセールスポイントにして売られている。

犬掛というところで県道258号線にそれて西へ進み鋸南富山インターから館山自動車道。アクアラインのトンネルは往きと同じく36度だったけれど、クルマの流れが悪かったのと久し振りのツーリングで疲れてしまい少々辛かった。

午後4時半帰宅で走行250キロ。最近はバイクへのモチベーションが下がり気味で、今年の夏のようにずっとバイクに乗れなくてもムズムズすることもない。それでも乗れば乗ったでやはり楽しいもの。


おしまい

wassho at 09:02|PermalinkComments(0)   *ツーリング 

2017年09月12日

ブラッと鴨川から野島埼 その2

前原海岸から出発。国道は避けて県道247号線でできるだけ海岸沿いの道路を走る。鴨川漁港に至るまでは街並みが少々田舎っぽくていい感じ。そこを過ぎると海岸線の崖の上のようなところに道路が走っている。国道128号線に合流するまでの距離は短いがなかなか楽しめた。


前エントリーで書いた東条海岸や前原海岸は以前に訪れたことがある。だからどこか知らない海岸に立ち寄りたかった。このあたりは海水浴場だらけだから「どこそこ海水浴場コッチ」の看板がいくらでもあると思っていたのに、それがそうでもなかった。

そうこうしているうちに国道128号線から分岐して房総フラワーラインと呼ばれる県道297号線に入る。この道路は海岸のすぐ横を走ってるが、防風林に遮られて海はほとんど見えない。ところどころ防風林が切れている細い路地のようなものがあって海に出られるのだが、その付近にバイクを駐められるスペースを見つけられず。歩道にも段差があって乗り入れられない。防風林を超えれば誰もいない砂浜が広がっているのに残念。


それで千倉まで来てしまった。前原海岸からの距離は30キロほど。千倉からの海岸沿いは国道410号線だが、その内側の道路が私のフェバリット・ルート。道路番号はグーグルマップなどでは表示されないから市道かと思う。そのルートに入るのために、410号線から曲がってすぐのところにあるのが南千倉の海岸。ここも来たことがあるのだけれど。
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サーフィンやSUP(スタンドアップ・パドルボード)以外に、正座して手で漕ぐカヌーのようなもので遊んでいる人がいた。手軽に楽しめそうだけれど正座は辛くないのかな?
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北側の風景。この先に延々と広がる房総フラワーライン沿いのビーチ。
あそこに出てみたかったのに。
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砂の色は前原海岸より少し明るい。
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房総半島では私の知る限り御宿だけが例外的に白い砂浜。九十九里の砂浜は黒っぽいが、1箇所だけ白いところがあるらしいので、そのうち確かめに行こうと思っている。


お約束のローアングル。
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砂浜に打ち上げられたワカメ?を採る人。
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トボトボ歩いていたら海岸に誰もいなくなった。
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ということでアイスコーヒータイム。
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顔を正面に向けている限り私だけの海を独占。
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ブルーとエメラルドグリーンの美しい海、たっぷりの日差しに心地よい海風、そして波音。たまにはこういうところに身を置かないと精神が朽ちてしまう。


駐車場へ戻る。久し振りの流木撮影。
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何のために突き刺してある?
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先ほど書いたように千倉港から野島埼手前まで国道410号線の内側を通る道路は、海のすぐそば、空が広々、適度なクネクネ、ちょっと鄙びた雰囲気とパーフェクトなルート。
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ーーー続く

wassho at 08:23|PermalinkComments(0)   *ツーリング 

2017年09月09日

ブラッと鴨川から野島埼

8月は27日間も雨が降ったりして、今年の夏ツーリングは7月の中頃に埼玉県行田市までハスを見に行っただけ。というわけでほぼ2ヶ月ぶりのバイク。特に目的地はなく、快晴の予報だったので夏の余韻を求めて海でも見てくるかと。南房総の内陸部も走って海あり山ありのプラン。でも何度か走った道ばかりで目新しさはなし。のんびりバイクを楽しむのが本日の目的。


ルートは館山自動車道を鋸南保田インターで降りて、長狭街道と呼ばれる県道34号線で東に進んで鴨川へ。そこから海岸沿いに野島埼まで南下。広域農道の安房グリーンラインと県道88号線で北上し、鋸南保田のひとつ南にある鋸南富山インターで館山自動車道に。
地図


出発は午前8時半。気温25度程度。当日の最高気温予想は28度で、服装に少し迷ったがメッシュ革ジャンとメッシュ革パンの組み合わせ。クールベストは使わず、インナーは超ピチピチ速乾シャツとTシャツの組み合わせ。Tシャツは着なくてもいいのだが体型隠し(^^ゞ

アクアラインの入口が事故渋滞でゲンナリしたが、それをやり過ごすと順調に走れた。トンネル内の気温は36度まで上昇。しかしスピードが出せたのでそれほど苦痛には感じず。



房総半島はバイクで楽しい道が多いが、長狭(ながさ)街道はその中でもお気に入り。丘陵部の谷間を縫うように走るので山道と違って開放感がある。

交通量は多くないが、たまに遅い車にブロックされることも。
今回はのんびりと時間調整。
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夏色の空と少し秋っぽい雲。
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道路沿いには水田が多い。まだ9月初めなのに稲はもうほとんどが刈り取られていた。そういえば千葉は収穫の早い早場米(はやばまい)の産地だと聞いたことがある。それと刈り取られた田んぼに何か植えられている。麦かな? ということは二毛作?



34号線から181号線に乗り換えてシーワールドや鴨川グランドホテルのある東条海岸へ。ここは以前にも訪れたことがあるマルキというサーフポイント。海水浴シーズンに来たことはないが、このビーチはサーフィン専用なのかな?
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南西側。
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北東側。
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砂浜から駐車場を見上げる。
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防波堤部分?に坐ってしばらく休憩。
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このあたりの海は海岸沿いがエメラルドグリーンで沖合とは色が違うことが多い。たぶん色の分かれ目が水深の分かれ目。浅いところでは太陽光線が海底で反射して水面に戻って目に入るとかいう原理だったと思う。
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128号線を3キロほど走って前原海岸。もう夏休みではないので鴨川シーワールド前は渋滞していなかった。ここはヤシの並木でトロピカルムード。東条海岸とつながった海岸で、途中の川を境に地名が分けられているみたいだ。
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バイクを駐めた左側の生け垣の向こう側は駐車場になっていた。ただし固められた砂地だからバイクには不向き。
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128号線で渡った時は川だったのだが、河口部分に水はなかった。砂に染み込んだのかな?
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突堤越しにエメラルドグリーン。美しきかな。
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砂浜に打ち込まれた謎の杭。立ち入り禁止とかの文字はなし。
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東条海岸のマルキとは3キロほどしか離れていないのに砂の色はかなり違う。
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この海岸の波消しブロックは効果が高いようで、砂浜がかなり沖合にまで広がっている。
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そこから90度横を向くと、波消しブロックのないところは砂浜が後退しているから、砂浜に立ちながら隣のエリアの沖合にいるという不思議な感覚。
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トロピカルムードを楽しみながら少し散策。
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ーーー続く

wassho at 23:42|PermalinkComments(0)   *ツーリング 

2017年09月07日

私は人を消したことがある(笑)

ツーリングやイベントに出かけたらよく写真を撮るが、特に何も考えずバシャバシャ撮っているだけである。撮りたいものが撮れていても、撮るつもりのなかったものまで写っている場合も多々ある。また風景を撮る時は人を入れたくないが、人が多い場所ではそうもいってられない。それでブログに写真を載せる時は、たまに加工している。


先日の高円寺での阿波おどり。撮っている時は踊り手しか見ていないので、画面下中央に野球帽の人がいるのに気がつかなかった。もし気づいていたとしても、この時は人垣の中で身動きができない状態だったので、野球帽を避けたアングルで撮ることはできなかったかもしれない。
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だから野球帽はいなかったことにした。
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これは熱海のアカオ・ハーブ&ローズガーデンでの写真。バラのアーチに人は入れたくなかったが、次々に人が来るので誰もいなくなるまで待っていられず。
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だからカップルはいなかったことにした。
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よく見れば阿波おどりは踊り手の影が不自然だし、バラのアーチでは上から塗り重ねたようになっている。でもブログの小さな写真では気付く人はいないだろう。

加工は特に難しくもなく、フォトショップ(写真用ソフトの名前)の修復ブラシツールという機能で消したい部分をなぞるだけ。私が使っているフォトショップはかなり古いので、最新のものならもっと上手に消すことができるかもしれない。


現実の社会でもこうやって簡単に人が消せればとか、あるいは自分を消して透明人間になれればいいのにとか思う(^^ゞ

wassho at 21:43|PermalinkComments(0) ノンジャンル 

2017年09月05日

カレンダーの視覚効果

8月19日に、東京は8月になって19日間連続の雨だということを書いた。その日は直径2センチくらいのヒョウまで降った。

その後も雨の降る日は21日まで続く。ただし8月の雨降り連続最長記録は1977年に記録した22日間ということで、惜しくも記録更新はならず。また雨が降った全日数は27日間で、これは1886年(明治19年)に並ぶタイ記録らしい。ここでも新記録まで後一歩及ばず。情けないぞ今年の8月(^^ゞ

もちろん雨が降ったといっても27日間ずっとザーザー降っていたわけではない。記録の基準は知らないが、短時間にパラッときたものも含まれる。いずれにせよ東京が夏らしかったのは8月10日あたりまでで、お盆休みを含めてそれ以降は「曇りたまに雨」の盛り上がりに欠ける天気だった。気温も低めで夏を楽しむ前に夏がどこかへいってしまった感じ。そういえば高円寺に阿波おどりを見に行った時もほとんど汗はかかなかった。


ところで22日間とか27日間という数字。それをカレンダーのデザインを使って視覚的にわかりやすく表現したものがあったので紹介したい。引用は読売新聞のこの記事から。

雨カレンダー

これを見ると本当によく雨が降ったんだなと思えてくる。一般に文字情報より視覚に訴えたほうがインパクトは強い。だからプレゼンなどではよく理解してもらうために、あるいは印象操作のために(^^ゞここぞという場面でグラフや図解・イラストを使ったりする。

数字はグラフにするのが普通だが、カレンダーで日数を表現するというアイデアはなかなか秀逸。例えばブラック企業で残業時間が月に百何十時間などという報道がある。その数字の意味は計算したらわかるが、百何十時間という情報だけでは伝わらないというか心に響かない。でもカレンダーを使って「終電まで残業させられた日」とでも示せば一発で状況が理解できる。

ところで雨カレンダーでは雨量に関係なく同じ傘マークなのがミソ。これによって雨が多かったという記事の趣旨を現実以上に強調表現している。でも悪質と非難されるほどの印象操作でもない。秀逸なアイデアと評価したのはそういう意味もある。残業カレンダーでは死に神マークかな(^^ゞ


カレンダー以外にも何か使えるものがないかと、あれこれ考え中。

wassho at 08:52|PermalinkComments(0) マーケティング、ビジネス | 生活、日常

2017年09月04日

ベンジャミンの挿し木に再挑戦

昨年の5月に20年ほど放置していたベンジャミンのプランターをサイズアップし、ついでに挿し木にも挑戦した。しかし普通の土に挿してしまい全滅(>_<) 6月に再度挑戦したもののうまく育たず、12月には4本から1本になってしまったことまではブログに書いた。

改めて報告すると、その最後の1本も年明け早々に枯れた(/o\)



ところでウチのベンジャミンは三つ叉に枝が分かれていてブサイク。まあ20年もろくに手入れしていなかったくらいだから、ブサイクかどうかはあまり気にしていないのだが、メインの枝が3本あるので、上で広がって葉が茂る面積がかなり広い。だから寒くなって部屋に入れた時にけっこう場所を取るのである。
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それで三つ叉のうちの1本をカットした。
ついでにもう1本余分な枝もカット。
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そして、それらの枝に付いていた葉で挿し木に再挑戦しようかと。
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以上が7月8日の話。


1週間後の7月15日に赤玉に挿す。
この時点で18本。ちょっと葉を残し過ぎかもしれない。
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ペットボトルを切って(底に穴も開けて)プランターにしたのはサイズ的にぴったりだと思ったから。でも使ってみると土の湿り具合がわかるというメリットがあることに気がついた。ガーデニングでは「表面の土が乾いたら、たっぷりと水をあげましょう」となどと書かれていることが多いが、表面が乾いても下の方はそれほどでもないことを発見。

昨年末にDeNAが運営するキュレーションサイトのWELQやMERYなどでコピペ(というか盗作)が横行していることが問題となった。しかし、まともな専門家が言うことでも、あまりにも昔から言い伝えられているものについては、何の検証もなくそれが正しいとされていることが多々ある。ガーデニングや農業の専門家で、土の表面が乾いている時に10センチ下30センチ下の土の湿り気状態がどうなっているかを分析したことがある人は1%の1%位じゃないかな。料理なんかでも「こうしたほうがいい」というセオリーがたくさんあるけれど、別のやり方と食べ較べたことあるのかと時々疑問に思う。



話がそれた。

1ヶ月少し経った8月19日の状態。何本かは枯れてしまった。長めに切ったペットボトルに挿した大きな枝も1本が枯れてしまったのはちょっとショック。
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枯れた枝は取り除いて育成続行中。
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ちなみに枯れたのは4本で、どれも根は出ていなかった。
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7月15日の写真と同じように並べて撮影。
見較べるとほとんど成長していない印象。
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昨日の9月3日現在。
さらに2本が枯れる。これで残り12本。最終的に1本か2本がまともに育ってくれればいいのだけれど、枯れるペースが早いのでちょっと心配になってきた。


なおいくつかのペットボトルでは根が成長している様子が見られた。
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いつ赤玉から土に植え替えるか、それをどんな土にするか思案中。


三つ叉から二叉にしたベンジャミンに問題は起きていないが相変わらずブサイク。それに昨年プランターを入れ替えた甲斐なく幹はひょろっと細いまま。ところで樹齢25年は経っているはずだが、こういう観葉植物の寿命ってどれくらいなんだろう?
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wassho at 08:09|PermalinkComments(0)   *チューリップ以外 

2017年09月01日

高円寺の阿波おどり(5)

高円寺の阿波おどりは文句なく楽しかったし素晴らしかった。それは阿波おどり自体の魅力もさることながら、踊り手と観客の距離が近くて「見る阿呆」でもまるで一緒に踊っているようなライブ感を味わえたからだろう。商店街ではもう一歩前に出たら太鼓のバチが当たるんじゃないかという距離だし、高円寺駅〜新高円寺駅のメインストリートでも三歩前に出たらという近さである。

ただしそれは会場が狭いということで大混雑と引き替えでもある。私は身長が高いので人垣があっても割と見渡すことができるが、場所によっては小柄な人や子供なら他人の頭や背中しか見えないだろう。それじゃおもしろさ半減。

このお祭りがますます発展して欲しいと思う。しかし現在100万人の観客規模を同じコースで125万人に増やすことはおそらく不可能と思う。私が都知事ならメインストリートの東側500メートルに平行している環状七号線を閉鎖してコースにするのを許可するけれど、都知事になるつもりはないし(^^ゞ それに広い道路を使うということは観客との近さを失うことでもある。あちこちで観客が顔なじみの踊り手に声援を送る光景を見た。そんなローカルな味わいもこのお祭りの魅力で、それは引き継いで欲しい。

高円寺の皆さん、いろいろ知恵を絞ってガンバッテちょうだい。



純情演舞場で見ていた場所は、最近よくある海鮮バーベキュー居酒屋の入口付近。阿波おどり終了のアナウンスが流れて地面から立ち上がり、一緒にいたS君と「この店でいいか」と180度身体を反転させて入店。それから2〜3分でお店は満席になったから、高円寺の阿波おどりの後に一杯やりたければ即断即決が大事かも。

ちなみにS君とは知り合って40年近くになる。しかし飲み友達だったので、阿波おどりの最初のエントリーで書いた「企画付き飲み会」で、5年前にプロ野球を見に行った時に「初めて昼間に会った」という不思議な関係。



2時間ほど飲み食いして新高円寺の駅を目指す。しばらくして道が入り組んできたので居酒屋の店先にいた兄チャンに「新高円寺はこの方向?」と尋ねると「反対っすよ、全然遠いっすよ」といわれる。でも今から考えると違う方向を教えられた気がする。そういえば彼はやたら元気で、すっかり出来上がっていたし。


いつのまにかアーケードの中に入る。店の外まで人が溢れている!
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線路沿いもこの混雑。
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飲み直したくなってきた(^^ゞ
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高円寺の阿波おどりと浅草のサンバは東京の夏の2大イベント。次はもう少しマイナーなものにも目を向けようか。それとやっぱり本場である徳島で一度は阿波おどりを見たいかな。


おしまい

wassho at 08:27|PermalinkComments(0) イベント、旅行