2018年03月

2018年03月31日

チューリップは1/3ほど開花

3月25日にツボミが膨らみだし、
27日に最初の開花が始まったチューリップは、
本日31日で約1/3ほどが咲き出してベランダがきれいになってきた。
この時期は毎朝、無駄に早起きしている(^^ゞ

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ここまでの写真はベランダにまだ余り日が差し込まない午前7時頃に撮ったもの。



ここからは午前10時頃の写真。日光が当たっているほうが肉眼でも写真でもキレイなんだけれど、花びらが開きすぎるのが難点。

これなんか何の花かわからない(^^ゞ
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適度な開き具合のものを選んで。
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これは午前7時の最後の写真と同じチューリップ。
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こちらは初めて植えたユリ咲きの品種。
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今年はあえてシンプルな品種だけにしたので、それらの中でアクセントになってなかなかいい感じ。


このブログを訪れる人は、これからイヤというほどチューリップの写真を、しかも似たようなものばかり見せられるので、ご覚悟のほどを(^^ゞ

wassho at 10:39|PermalinkComments(0)   *チューリップ 

2018年03月30日

ラストツーリングは伊豆半島 その4 弓ヶ浜で宿泊

シーサイドツーリングを堪能して弓ヶ浜に到着。宿へのチェックインは午後5時。

ところでホテルならチェックイン・チェックアウトでいいと思うが、旅館や民宿でこの言葉を使うのはそぐわない気がする。以前に寺が運営するいわゆる宿坊に泊まった時もチェックイン・チェックアウトだった(/o\)

かといって適当な和訳も見あたらない。まだ日本に西洋式ホテルがなかった、あるいは普及していなかった時代に旅館などではチェックイン・チェックアウトをなんと呼んでいたのだろう? ナゾ


民宿に泊まることにしたいきさつは、5つ前のエントリーの序章編に書いた通り。今回選んだのは忠屋(ちゅうや)というところ。「やすらぎの温泉宿」とキャッチコピーをセットでネーミングにしているみたい。
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最初はどこかの旅行サイトでここを見つけて、予約申し込みをすると「この日に提供できるプランはない」と表示された。つまり満室という意味あるいは1人客はお断りの意思表示。もっとも「伊豆一人旅プラン」と謳っているサイトだったのだが。それでまたあれこれ探しているうちに「るるぶ」にもこの忠屋が乗っているのを見つけ、そこではなぜか予約できた。

だから少し心配になって、ネットで予約した後に確認の電話をしてみた。すると予約は通っていたし、また金曜日のこの日に泊まるのは私だけともわかった。こういう小さな民宿はいくつかの旅行サイトに掲載していても、予約システムとして「生きている」のは限られたサイトだけなのかもしれない。その辺の事情を現地に着いたら尋ねてみるつもりだったがーーー忘れた。


少し大きな民家といった佇まい。手前に伸びている建物に温泉がある。
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駐車場は砂利だったが、大きめの石をサイドスタンドにかまして問題なし。
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ロビーというか玄関というか。
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女将による手づくりの「さざえびな」。サザエを使った雛人形。房総のどこかで似たようなものを見た記憶がある。サザエが獲れる地方では作るものなのかな。これは1年中飾っておくものらしい。
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「さざえびな」とはボディにサザエの貝殻を使ったものね。
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部屋について一服。全景は撮らなかったがごく普通の6畳和室。
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窓からはホーホケキョのホトトギスとか、その他いくつかの野鳥の鳴き声がよく聞こえていい感じ。すぐ近くで鳴いているはずなのに姿は見つけられなかった。
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ところでこの後、いきなり雷が鳴って大雨が降ってきた。いわゆるゲリラ豪雨。もしバイクで走っている時なら大変だったかも。やはり日頃の行いがよいから宿に入ってから雨になったのだ。


温泉に入る。他に宿泊客はいないからiPhone持参で撮影。ヌード自撮りは宿のイメージダウンになるので自主規制(^^ゞ
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湯船は4人くらいが入れるサイズと大きくないものの、1人だけなので足を伸ばして寝そべって独占状態! 「ゴクラク、ゴクラク」と何度もつぶやく。温泉は海が近いからか塩分濃度高し。湯に浸かっている分には気付かないが、手を顔にあてて唇が温泉で濡れるとしょっぱかった。

脱衣場にあった説明によると、この温泉は源泉掛け流し。でもどこからもお湯は流れてきていない。蛇口が2つあるから、それを使って手動で断続的にかけ流すのか? でも24時間いつでも入れるシステムで、実際深夜にもう一度入った時もお湯の温度は変わらなかったから、どういう仕組みでかけ流しているのか不明。

そんな細かい疑問はともかく久し振りの温泉を堪能。貸し切りなので窓を全開にして、浴室内の温度を下げて長湯を楽しむ。唯一の難点は、そうすると天井からポタポタとしずくが落ちてくること。



晩ご飯。食事は部屋まで運ばれてくるスタイル。
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学生時代の民宿というのはこの半分くらいの品数だった。これなら充分に満足。ただしメインの煮付けが、伊豆名物の金目鯛ではなくカサゴだったのが少し残念。でも充分においしく、わずかな身も残さずたいらげる。また刺身のツマに添えられている海藻がおいしかったのが意外な驚き。普段そんなものは食べないのだが、海が近いと海藻も新鮮なのかな。女将によると刺身皿の右にあるのは、つい最近に解禁になったばかりの海藻とのこと。教えてもらった名前は忘れてしまったが、海藻にも旬があると知る。


ビールの酔いを醒ましてから、また温泉でのんびり。
そして部屋に戻って途中のセブンイレブンで買ってきたウイスキーをチビチビと。
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出張で一人でホテルに泊まることはよくあるけれど、民宿ではもちろん初めて。
それで発見。
和室で一人だとなぜか淋しい(^^ゞ


ーーー続く

wassho at 07:20|PermalinkComments(0)   *ツーリング 

2018年03月29日

ラストツーリングは伊豆半島 その3 東伊豆から南伊豆へ

伊豆スカイラインの料金所を抜けた先は伊豆高原というエリア。ここは高原とは名ばかりで標高は200メートルほどしかない。ディベロッパーがこのあたりを別荘地として開発した際に、売りやすいよう「高原」というネーミングを付けたマーケティング戦略。

それなりにリゾート感のある県道111号線を下ると国道135号線に突き当たる。伊豆半島東海岸を走る道路だが、このあたりでは内陸部を通っておりまだ海は見えない。そして道路沿いの景色がリゾートから観光地的な雰囲気に変わってくる。文章にすると商業的なニュアンスになってしまうが、それはそれで旅行に来た気分が盛り上がって悪いものじゃない。

海が見えるのは赤沢を抜けてから。そこから北川、熱川と温泉地の地名が続く。ちなみに熱川(あたがわ)と聞くと、今でも「加代、おみゃーにやる飯はにゃーずら」を思い出す。わかる年代の人にしかわからない話。山水館だったっけ?


次の稲取から135号線を離れて内陸部に向かい、やってきたのが稲取細野高原。
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こんな細い道をくぐり抜けて山を登ると、
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開放感たっぷりの丘陵に出る。
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ここは伊豆半島の隠れた名所と何かで知った。風景的に珍しいタイプであるのは確かだが、なんとなく荒涼とした雰囲気に今ひとつ馴染めず。どうしてこの季節にこの色合い? 後で知ったが細野高原は秋にススキを見に来るところらしい。

遠くの山並みと風車群。やっぱり春の景色は緑色じゃないと。
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細野高原から伊豆大島を望む。写真ではレンズの倍率しだいだから大きさは関係ないが、伊豆スカイラインの滝知山からみた時と較べると、距離的には半分以下なのでかなり近く感じる。
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細野高原から135号線に戻り南下を続ける。今井浜を過ぎると河津桜で有名な河津(かわづ)。河津桜は早咲きなのでとっくにシーズンオフ。その河津から内陸部を国道414号線で北上すると石川さゆりの唄で有名な天城峠と淨蓮の滝がある。またその手前には河津七滝といって7つの滝が並んでいる場所も。今回は時間の余裕がなく滝はオアズケ。まあ見たいものを残して置いたほうが、また伊豆に来るモチベーションになるというもの。

というわけで海を見ながらのツーリングに徹する。この頃になると天気は晴天で気温も15度と少し暑くなってきた。


道路沿いに眺望用のパーキングがあったので立ち寄る。
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もう南伊豆エリア。
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写真中央に見える三段になった地形が新島。その左の小さなのが利島(としま)で、さらに左が伊豆大島。そして写真右が神津島。新島と神津島の間に式根島が見えているが、ブログに貼った写真では水平線と見分けがつかない。
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またここからは見えていないが、この先に三宅島と御蔵島がある。伊豆七島にはなぜか半島から近い式根島は含まれず、伊豆大島、利島、新島、神津島、三宅島、御蔵島に加えて、かなり離れたところにある八丈島の7つということになっている。

パーキングから見える白浜海岸。
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伊豆の白浜は有名だが海岸としては3つに分かれている。写真の一番奥つまり南が大浜海岸、その右側が中央海岸、桟橋のような物を挟んでさらに右側が板戸海岸。板戸は一色(いちき)海岸とも呼ばれる。


パーキングを出発してその白浜は、バイクを駐める所を探しているうちに通り過ぎてしまった。それで立ち寄ったのが、その南に位置する外浦(そとうら)海岸。

ここにしたのは正解。誰もいなくて海岸独り占め!
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砂も白くてきれい。
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打ち上げられた海藻まで新鮮そうに思える。
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お約束のローアングル。
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美しい外浦海岸をバックにBMW F800R。
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ちょっと珍しいアングルで。
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外浦海岸の後はチェックインの時間も迫っていたので、下田市内は素通りして弓ヶ浜まで直行。弓ヶ浜手前のいくつかの目的地を訪れられなかったが、それは翌日に持ち越すことにした。


ーーー続く



8東伊豆


wassho at 08:39|PermalinkComments(0)   *ツーリング 

2018年03月28日

ラストツーリングは伊豆半島 その2 箱根と天城は雪景色!

さて3月23日〜24日の伊豆半島ツーリング。

出発は午前8時半。気温計は11度で少し寒い。それよりも気になったのは空模様。天気予報では23日の東京と伊豆半島はともに曇りのち晴れ。しかし今にも雨が降り出しそうな暗い雲。何とか持ってくれという気持ちで走り出す。

しかし東名高速に入って(高架道路なので)遠くの見通しがよくなると、西の空はかなり明るい。よかったと安心したのもつかのま一抹の不安がーーー。

東京から東名高速を走ると、やがて遠くに丹沢の山々が見えてくる。それらが真っ白ではないにしろ雪山なのだ。すっかり忘れていたが2日前の春分の日に、関東の一部では季節外れの大雪が降った。たぶんそれが残っているのだろう。予定では時間短縮のため箱根経由で伊豆スカイラインを通ることにしている。そういえば箱根で雪のためにクルマが立ち往生しているのをニュースで見たことを思いだした。でもゲリラ大雪みたいなものだし、次の日は暖かかったからもう除雪されているに違いないと願いながら進む。

もしまだ雪が残っているなら、途中でチェーン規制とかの表示があるだろうし、その場合はルートを変更すればいい。ただし伊豆スカイラインを使わず小田原から城ヶ崎までを海沿いに走ると2倍以上の時間が掛かってしまう。



幸い雪の交通情報はなく箱根新道で山を登る。ただし目の前にそびえているのは雪山。しばらくすると路肩に雪が見え始め、さらに進むと道路の横に見える山の斜面が真っ白になってきた。気温は4.5度まで下がる。そして悪いことに雨が降ってきた。降ってきたというより雨雲のエリアに突入したというべきか。当然、路面は濡れている。この程度の気温で凍結することはないはずだが、なんたって周りは雪で真っ白な山なのである。ひょっとしたら凍結しているんじゃないかとビビリまくり、後続車に迷惑をかけながらスローペースでコーナーを曲がる。

箱根新道を登り切ると雨はやんで路面もドライ。途中の斜面だけに雨雲がかかっていた模様。それで安心したのか伊豆スカイラインに向かう曲がり角を見逃して国道1号線を下ってしまう。Uターンしたついでに雪景色の記念撮影。
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当たり前だが雪のあるところにはバイクで出かけない。今まで路肩に多少の雪が残っていたことはあるが、こんな雪景色の中を走ったのは初めてである。最後のツーリングで貴重な経験ができた。




箱根峠の交差点で国道1号線から県道20号線に入る。走り始めて数分も経たないうちに路肩の雪はなくなった。こちらは南斜面だから日当たりがいいのかな。十国峠を通るこの20号線はとても気持ちのいい道。

熱海峠で伊豆スカイラインに。全長約40キロの観光道路。金曜日のまだ午前中なのでほとんどクルマもおらず快適な走行。


滝知山という最初のパーキングで小休止。
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伊豆半島東岸なら熱海と同じくらいの位置。
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海に突き出しているのが真鶴半島。水平線に見えるのは房総半島。
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初島。
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伊豆大島。
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熱海の温泉街。
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周りの山に雪はまったくなし。
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伊豆スカイラインにはところどころにパーキングがあって、眺望を楽しめるようになっている。富士山がきれいに見えるところもある。しかし上の写真でわかるように、この時は雲が厚かったので残りのパーキングはすべてパス。


適当なペースでライディングを楽しみながら伊豆スカイラインを「南下」する。最終出口は天城高原。しかしそこに近づくにつれてまた路肩に雪が見えだしてきた。熱海峠と天城高原の料金所の標高はどちらも635メートルほどで同じなのだが。ちなみに箱根峠の標高は846メートル。

またしても雪景色にたたずむBMW F800R。
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3月の終わりなのに、伊豆なのに白銀の世界!
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ここが伊豆だという証拠写真を撮っておかないと(^^ゞ
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とにかくラストツーリングは予想外の展開で始まった。
しかし路面が凍結さえしていなければ、雪を眺めながら走るのは最高!


ーーー続く

wassho at 08:44|PermalinkComments(0)   *ツーリング 

2018年03月27日

咲きました! チューリップ

少し茎の伸び方が足りない気もするけれど初開花の3本。
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明日開花するヤツ。
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これから毎朝が楽しみ。
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wassho at 08:37|PermalinkComments(0)   *チューリップ 

2018年03月25日

チューリップが蕾んだ

伊豆半島ツーリングに出かけた金曜日の朝にはまだなかった。
ツーリングから戻った土曜日は夜だったので確認せず。

だから最初のツボミが顔を見せたのが昨日か今日かはっきりしないが、
とにかくメデタシ!

現在これが一番大きい。
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隣りにもうひとつ。
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ギリギリ顔を見せているツボミ。
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上から見たらはの中に確認できるツボミ。
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ところで3月10日のエントリーで、あるプランターで真ん中の列だけ発芽していなくて、それは「品種による発芽時期の違い」と推測していた。しかし2週間経った今も発芽しないから、ここに植えた球根が不良だった可能性が高い(/o\)

3月10日
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3月19日
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3月25日
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でもよく見ると1つだけ新たな発芽が。
色がおかしいけれど、今後に期待できるのかな?
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定点観測。かなり力強い感じになってきた。

3月10日
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3月19日
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3月25日
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3月10日
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3月19日
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3月25日
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今週中には咲き始めると思う\(^o^)/

wassho at 20:22|PermalinkComments(0)   *チューリップ 

2018年03月23日

ラストツーリングは伊豆半島 序章

借りていた駐車場が閉鎖となり、35年振りの復帰から7年間親しんできたバイクを降りることになったことは何度か書いてきた。現在は売却先を選定中。これでバイクライフは終了なのか、あるいはまた乗り始めるかはわからないが、今回がBMW F800Rで行く最後のツーリングなのは確か。


実はバイクを買った時に出かけてみたいエリアが2つあった。それは東北地方と伊豆半島。東北はあまり訪れたことがないからであり、伊豆は以前によく遊びに行って雰囲気が好きだからと理由は正反対。

ところがバイクを買ったのが2011年の2月。そして翌月の3月11日に東日本大震災が起きてしまう。状況が落ち着いてしばらくした後に「復興のためにも東北に観光に来てくれ」というような呼びかけが始まった。でも行かなかった。それは復興のためにという理屈には納得できても、まだガレキの残るところに出かけてボランティアをするでもなく、ノホホンと観光をする気になれなかったから。

もちろん今なら東北までツーリングしてもなんの問題もないと思うが、もうひとつの理由は、やっぱり東北はバイクで行くにはチョット遠かった。伊豆半島の先端の石廊崎までなら片道200キロほどだが、それが例えば松島だと380キロになる。あちこち回るとなると2泊3日は欲しいところであり、それはなかなかハードルが高い。今回は泊まりがけなので絶景道路の多い福島の磐梯や猪苗代あたりも考えてみたが(300キロくらい)、そのあたりは季節的にまだ寒いかなと軟弱な理由で却下。まあ東北はいずれ別の交通手段で回ってみることにしようと思う。


一方の伊豆半島は、走って帰ってくるだけなら日帰りで一周ツーリングはギリギリ可能。しかし私はバイクに乗る以上に、現地をあれこれ見て回るのが趣味なので。というわけで今までは城ヶ崎がもっとも深くまで足を運んだ伊豆だった。泊まりで行かなかったのは時間が取れなかったこともあるけれど、週末は1人だと泊めてくれる宿がなかったから。

そこで今回は最後のツーリングを言い訳にして金曜日に泊まるプランで考えた。それでもいわゆる旅館は軒並みネットの予約ではじかれる。せっかく伊豆まで行くなら優雅に過ごしたかったのに。仕方ないので方針変更をして民宿を探したら予約できた。民宿に泊まったのは学生時代以来となる。幸いにも当時とはかなりレベルが違ってけっこう満足度は高かった。


ルートの概略地図。
1概略ルート

城ヶ崎までの海岸部分は過去に走っているので、東名の厚木インターから小田原厚木道路に入り、箱根経由で伊豆スカイラインを使って時間短縮。城ヶ崎に降りてから下田までは国道135号線。途中に細野高原という所に立ち寄り。

下田からは136号線となり弓ヶ浜で一泊。翌日は石廊崎と堂ヶ島が2大目的地。予定では伊豆半島の西側の付け根まですべて海岸線を走るつもりだったが、気が変わって西天城高原線と西伊豆スカイラインへ向かう。結果的にマーガレットラインも含めて伊豆の4大名道をすべて廻ったことになった。最後は修善寺から三島に抜けて東名高速へ。


ラストツーリングだし距離も長いので、いつもより回数を多く別けて書く予定。
出だしは何と雪景色の中をバイクで走る羽目に!


ーーー続く

wassho at 22:52|PermalinkComments(0)   *ツーリング 

2018年03月21日

稲村ヶ崎へ

タイトルは変えたが先週の土曜日に美術館を2軒ハシゴしたツーリングの続き。

ところで本日は春分の日なのに東京は雪! 自宅近くでは午前中に少し降った程度で、地面では溶けてしまい積もらなかったけれど。しかしニュースを見ると北部や標高の高いところではかなり本格的な雪景色になっている模様。なごり雪というのには遅すぎる。やはり気象が異常になっていくのはもう止まらないようで。


葉山の美術館で展覧会を見た後、バイクで湘南に来ることはしばらくないだろうから、もう少し走ろうかという気になる。湘南のシーサイドラインは国道134号線。葉山だけそれは内陸部を回っていて海沿いは県道207号線。これがいつも激混みなのに、この日はスイスイ走れた。ここで昼間に渋滞しなかったのは初めての経験かもしれない。

逗子で134号線に合流。海を眺めながら少し走ってやってきたのが稲村ヶ崎。
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有名な由比ヶ浜と七里ヶ浜に挟まれた小さな海岸。どちらかというとマイナースポットだったはずが、1990年にサザンオールスターズの「稲村ジェーン」という映画で一躍有名になる。ところで稲村ジェーンのタイトル名は知っていても、どんな映画か知らない人のほうが多いと思う。私も見たことがないのでまったく知らない。


公園の入口の隙間から無理やりバイクで中へ入ることもできるが、
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面倒なので路肩に駐車。これがバイクの便利なところ。
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石碑が何本か。新田義貞の文字が見える。
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彼が鎌倉幕府を攻めた時、この稲村ヶ崎を突破したのが戦いの大きな節目とされている。新田義貞は足利尊氏と並んで鎌倉時代後期のキープレーヤー。名前くらいは教科書で見たことがあるはず。でもあまり世間に取り上げられることのない人物。稲村ヶ崎にかかわるとそういうジンクスがあるのかも。


公園は上に続いていたので登る。
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さらに上へ。
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3段目のここが最上部。標高30メートルくらいか。それほど広くはない。
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ローベルト・コッホの記念碑。
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初めて聞く名前だが、結核菌やコレラ菌の発見者であり、ツベルクリンのワクチンを開発した医学者だった。来日した時に鎌倉の霊仙山から見た富士山をたいへん気に入ったらしい。そこに記念碑が建てられたが、地盤が弱体化したので稲村ヶ崎に移されたとある。ほらやっぱり、こんなに偉大な医学者なのに稲村ヶ崎とかかわるとメジャーになれない(^^ゞ

ちなみに霊仙(りょうぜん)山も初耳。調べてみると今は地名として残っていない。また山と名前はついているが、稲村ヶ崎から500メートルほど北東にある小高い丘のことだった。地名で言うなら極楽寺あたり。


公園を見おろす。ビーチは短いし砂浜部分も狭い。ところで134号線は走っているとなかなかいい感じなのだが、こうやって写真で見るとただの田舎道路(^^ゞ
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「ヶ崎」な風景。
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下に降りる。
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公園の真下は岩肌。
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時々こうなるので先端まで進めず。
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♪江ノ島が見えてきた〜 真逆光なのでやたら暗く写っている。
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ここからの帰り道の選択肢は2つ。茅ヶ崎まで走って新湘南バイパス〜圏央道〜東名高速か、あるいは逗子方面に戻って横浜横須賀道路〜横浜新道〜第三京浜。もう少し海岸ツーリングを楽しみたい気持ちもあったが、遠回りになるし交通量も増えてきたので後者を選択。

由比ヶ浜の途中でナビが左折と指示したので従うと、そこは鎌倉のメインストリートつまり鶴岡八幡宮への参道。大渋滞ならUターンして逗子インターを目指そうと考えたが、意外とすんなり走れた。この鎌倉駅前エリアに足を踏み入れるのは20年振りくらいかなあ。基本は変わっていないが、ずいぶんときれいにまたモダンになっていた。

鶴岡八幡宮に突き当たって右折。しばらく「山の鎌倉住宅エリア」を走る。ところどころ岩が切り立っているところがあって、これも鎌倉の切り通しの痕跡なのかななどと想像。鎌倉霊園の横を抜けて朝比奈のインターから横浜横須賀道路。


午後6時半帰宅で走行150キロ。
さてラストランはどこへツーリングしようか。


おしまい

wassho at 20:18|PermalinkComments(0)   *ツーリング 

2018年03月19日

バイクで美術館をハシゴ 燈明崎〜神奈川県立近代美術館・葉山館編

横須賀美術館を後にして向かったのは、私が東京から一番近い楽園と呼んでいる燈明崎。横須賀市の浦賀にある小さな岬だが、その海岸がとても美しい。何度か来てもう見慣れた感もあるが、最初に訪れた時は「こんなところにこんな場所が」と本当に驚いた。

海を背景に取れる場所にバイクを駐めて。
看板のない場所にすべきだった。
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水や砂浜のきれいさがわかるかな?
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ここは燈明堂という日本で最初の和式灯台が、江戸時代に設置された場所でもある。
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岬の入口。岬を境に左右に砂浜がある。楽園は左側。
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50メートルほどの小さな砂浜だが、砂は真っ白。
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クラゲが打ち上げられていた。触ってみるとだいたい想像通りのプニョプニョ感。
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血管のような筋模様があるクラゲも。
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なぜかこのピンク色の海藻が好き。
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砂浜と岩肌の両方があるのも燈明崎のいいところ。
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右側の海岸は上から眺めるだけのつもりだったが、
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大きな流木があったので。流木は大好物なのだ。
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ちなみにGoogleで燈明崎と検索すると、本日現在で上から15番目くらいに私のブログが表示される。また同じく燈明崎での画像検索だと2番目がそのブログに載せた写真である。燈明崎の親善大使でもしようかな(^^ゞ



葉山に向けて出発。ペリー公園のある久里浜手前の開門橋を右折し県道212号線。しばらく進むと道路は県道27号線になりJR横須賀線の衣笠駅の前を通る。衣笠は横浜横須賀道路のインターチェンジがあるからよく目にする地名。しかし街中を走ったのは初めて。道路沿いにかなり長い商店街になっている。でも土曜日なのにシャッターが降りているお店も多かったかな。

そのまま進んで葉山町に入る。海岸線に降りてきたところが御用邸。その北隣が葉山しおさい公園で、そのまた隣が神奈川県立近代美術館の葉山館。その神奈川県立近代美術館は本館である1951年に開設された鎌倉館、鎌倉別館、葉山館の3館体制だったが、鎌倉館は建物老朽化で一昨年に閉鎖された。鎌倉別館も現在工事のために休館中。


葉山館は2003年開設だからモダンな建物。磨りガラス多し。
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バイク駐車場完備。
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エントランスはあっさりした雰囲気。
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開催されていたのは堀文子展。
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まとまって作品を観るのは初めて。しかし数年前にテレビの美術番組かドキュメンタリー番組で彼女の特集を見たような気がする。展覧会の感想はまた別の機会に。




展覧会を見終わって中庭のオブジェ。
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もちろん海も眺められる。
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沖合にヨットがいたが遠すぎて縦の線にしか写らない(^^ゞ
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ちょっとした散策路があるのでブラブラ。
変わった枝振りの松と松ぼっくり。
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やけに丸い石だと思ったら、これも作品らしい。
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私のモダンアート嫌いは何度かこのブログでも書いてきたが、これはその中でも最低の部類。こんなものをアートだと思って作っている、思われて展示されていること自体に腹が立ってくる。激オコ(^^ゞ


このあたりは一色海岸という。壁が白い帯になっているのが御用邸。
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ベンチでコーヒータイム。
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出かける時は美術館を2軒ハシゴして、ここが最終目的地の予定だったが、もう少し先まで足を伸ばすことにした。


ーーー続く

wassho at 20:53|PermalinkComments(0)   *ツーリング | 美術展

2018年03月17日

バイクで美術館をハシゴ 破崎緑地〜横須賀美術館編

もうすぐバイクを降りることになりそうだが、買う前に想定していなかった使い方が地方の美術館巡り。バイクでガーッと走ってシーンとした美術館で絵を観る。騒と静のコントラスト、身体と頭の両方が刺激されてツーリングが2倍楽しめる。

今回は観音崎にある横須賀美術館と神奈川県立近代美術館の葉山館で、そこそこ面白そうな展覧会が開かれていたのでハシゴしてきた。その途中にある破崎緑地、燈明崎を挟み、最後は稲村ヶ崎。稲村ヶ崎を除けば馴染みの場所ばかりでツーリング的には新鮮味に欠ける。でもバイクに乗るのは正月に近所を初乗りして以来なのでちょうどいい距離かと。


ルートは第三京浜から横浜新道そして横浜横須賀道路の終点まで。このあたりに来ると三浦海岸まで足を伸ばすのがいつものパターン。でも今回は美術館を2つ回るので浦賀にある燈明崎の後はダイレクトに葉山へ。
地図

出発は午前10時半。日差しはたっぷりなものの気温は8度とかなり低い。真冬用ジャケットではなく革ジャンにしたのを高速道路でちょっと後悔。


横浜横須賀道路を降りて馬堀海岸を過ぎると坂道になる。高台に防衛大学の校舎が見える少し先にあるのが破崎(やぶれざき)緑地と名付けられた展望場所。
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ここは東京湾越しに富士山が見える景色で有名。もっとも富士山が見えるのは空気の澄んでいる冬だけ。しかし寒くてバイクでは辛いので冬に来たことはない。もう3月半ばではあるが本日は気温も低いからギリギリ見えるかなと期待。

見えました\(^o^)/ (写真中央)
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ズームとトリミングで拡大。
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季節的に少し霞んではいるものの、写真より肉眼ではもっとはっきり見えている。
けっこう感激した。


ところで最初の地図を参照すれば分かるように、位置的に考えると三浦半島の東海岸から、西にある富士山を東京湾をまたいでは見えないはず。それが見えるのは、このあたりが東西に延びた地形で、また破崎緑地が海側に少し突き出ているから。

矢印が富士山の方向。先ほどの写真にある高層ビルが横須賀の中心部。
方向

航空写真だとわずかに海をかすめているだけのイメージにしかならないが、現地では充分に東京湾越しという雰囲気で眺められる。しかし三浦半島の東海岸に立っている、だから眺めているのは北方向の先入観があるから、海の向こうに富士山が見えるとビックリする。霞んでいる富士山でも感動したのはそういったことも含めて。とにかくここへの最後のツーリングで富士山を見られてラッキー。

なお、ここはバイクなら路肩に停められる。ただし駐車場はないのでクルマではかなり離れたところから坂道を登ってこなければならない。



横須賀美術館は観音崎手前の海沿いに建っている。
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バイク駐車場も完備。
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東京では本日に桜の開花が観測されたが、美術館の庭ではまだツボミ固く。
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一番ピンクが鮮やかだったのがこれ。
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今年は2月にバイクに乗る機会がなく梅を見に行けなかったのが残念。
そういえば花の写真をブログに載せるのも超久し振りな気がする。


開催されていたのは青山義雄展。
展覧会の感想はまた別の機会に。
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展覧会を見終わって美術館の屋上へ。
天気がよいので気持ちも晴れ晴れ。
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エレベータの乗降口のある塔屋。
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その中にあったのがこれ。
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恋人の聖地を名乗っただけで、たくさん人が集まるほど世の中は甘くないよ(^^ゞ


ーーー続く

wassho at 19:51|PermalinkComments(0)   *ツーリング | 美術展

2018年03月16日

トゥーランガリラ交響曲

テレビで録画しているクラシック音楽番組はNHKの「クラシック音楽館」と「ららら♪クラシック」それとテレ朝の「題名のない音楽会」。「ららら♪クラシック」はしばらく前にメインパーソナリティと番組構成が変更されてからつまらなくなった。「題名のない音楽会」は出光石油が単独のスポンサーとなっている。昭和シェル石油との合併問題で揺れる出光石油。業界的には、合併は必須なのに創業家が駄々をこねていると捉えられている。しかし、たいして視聴率がないだろうクラシック音楽番組のスポンサーを長年続けているのは、創業家の文化への理解の賜物だと勝手に想像しているので、私は断固として合併反対派(^^ゞ



トゥーランガリラ交響曲は3月4日にクラシック音楽館で放送されていた曲。それなりにクラシック歴は長いのだけれど、曲名も作曲者のオリヴィエ・メシアンのことも初耳だった。まだまだ奥が深いかクラシック。

もっとも知らなかったのは、この曲が本日現在Googleで「トゥーランガリラ」と検索しても85件しかヒットしない超マイナーな存在であると共に、(表現は矛盾するが)クラシックの中でも現代音楽の範疇に属するものだからだろう。現代音楽とは脈絡のないメロディーの組み合わせや不協和音とか、一口で言えば前衛的な音楽。その方面は趣味に合わないから興味もない。


さて番組で演奏が始まってしばらくして「これはアカンやつや」と思った(^^ゞ しかしなぜかドンドンとその音楽に引き込まれることに。何度かその録画を聴き直し、それからCDを買った。以来10日ほど、自宅でも常に持ち歩いている携帯音楽プレーヤーでも2回に1回はトゥーランガリラ交響曲が流れている。いわゆるハマってしまったというやつ。それにしても何回聴いてもどんな曲かまったく頭に入らない。やっぱり前衛音楽!

トゥーランガリラ交響曲


しかしどうしてトゥーランガリラ交響曲が気に入ったのだろう。聴いているうちに何となくウィレム・デ・クーニングの絵を見に行った時のことを思いだした。その時にテーマにしたのは哲学者カントの「芸術とは悟性によって秩序づけられた感性の戯れである」という言葉。その難解さに対して完成度が低い文章だが興味があればこのリンクからどうぞ。

    ウィレム・デ・クーニング展
    ウィレム・デ・クーニング展 続き

まあとにかくオリヴィエ・メシアンと私の悟性との相性がよかったのかもしれない。展覧会で観た1960年代のデ・クーニング作品の色彩が明るかったと同様に、トゥーランガリラ交響曲も頭が痛くなるような不協和音がずっと連続した曲じゃない。音の響きが美しいところも多い。だから私でも足を踏み入れられたのだろう。現代音楽入門には適した曲のようにも思う。今後そっち方面にのめり込むことはないだろうが、音楽的視野が広まったのはいいことだと番組には感謝している。


YouTubeでトゥーランガリラ交響曲の動画があったのでリンクしておく。
この曲の気に入り程度で、あなたの音楽的ヘンタイ度合いがわかるかも。


wassho at 19:04|PermalinkComments(0) 音楽、オーディオ 

2018年03月10日

チューリップは9割近く発芽して大きくなってきた

3週間ほど前は親指くらいの高さの発芽が全体の1/4位だったが、現在はこんな感じでベランダに生命力が満ちてきている。
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品種によって発芽時期が違うから、
このプランターの真ん中列はまだほとんど芽を出していない。
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3週間前と最近に発芽したものとの大きさの違い。
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ところで発芽の最初は、豆粒程度の大きさのものが地面に出てくるだけである。なのに周りの土を押し上げるようになっているものが多数。掘り起こして何が起きているのか確かめてみたい気もするが。
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真上からの写真のほうがわかりやすいか。
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前回にブログを書いた時はこんな現象はなかった。
例年はどうだったかはあまり覚えていない。まだまだ観察力不足だな。


定点観察ポジションから。
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今のところ順調に推移しているようでひと安心な3月中旬。

wassho at 23:31|PermalinkComments(0)   *チューリップ 

2018年03月08日

無駄遣いのすすめ〜価格.comマガジン

価格を調べる時にお世話になる価格.com。多くの場合、商品名でネット検索してGoogleからその商品の価格比較ページに入ることになる。だから同社のトップページはほとんど見たことがなかった。それで知らなかったが、価格.comには価格.comマガジンという商品紹介というか使用リポートのページがある。半年くらい前にたまたま見つけた。URLはhttps://kakakumag.com


これがなかなか面白い。何が気に入っているかというと家電などの実用商品以外に、普段はあまり情報に接することのない便利グッズとか、いろんな雑貨が紹介されているから。

昔はそういうものに詳しかった。いつの間に疎くなったんだろう。若い頃は調べるわけでもないのに芸能人の名前や流行っている音楽ことを知っていても、やがてそういう分野の情報音痴になる。それと同じようなものかな(/o\)


最初の記事は2012年に書かれている。ページの下にある「次へ」をクリックすると1つ前のページに移るが、もっと大きくジャンプしたければブラウザーのURL欄に表示されるpage=○○の数字を書き換えればいい。本日現在、page=196が最終ページ。


そのページにあるのが私と同じ世代なら感涙にむせぶ「水中モーター」。子供の頃、プラモデルの潜水艦にこのモーターを付けてお風呂で遊んだ記憶がよみがえる。なお写真は同ページからの引用(以下同じ)
モーター


あれこれ紹介しているとキリがないので、現在の一番新しいページからもうひとつだけ。チキンラーメンとコラボして作られた本格的なアウトドア用のクッカー(お鍋のこと)。
クッカー1


生卵も一緒に持ち運べる!
クッカー2

アウトドア用のコンロは災害対策用に持っているだけで、アウトドアで料理をする趣味はない。それにチキンラーメンすら長いこと食べていないけれど、なぜか無性に物欲をそそられる(^^ゞ。



価格.comマガジンで興味を引かれるのは、あってもなくていいような商品が中心。いわゆる無駄遣いの範疇に入るもの。世間一般的に、無駄遣いはしないほうがいいことになっている。私の場合も趣味的なものを除くと、最近は必需品以外の買い物をあまりしていない気がする。でももう少しクダラナイものに囲まれて生活するのもいいかなと思っている。

wassho at 18:28|PermalinkComments(0) 生活、日常 

2018年03月05日

8時間の作業が1秒で

トラック

少し刺激になったニュース。

詳しくは下記のリンクから読んでもらうとして要約すると

  三浦市農協では1日に約40品目600トンの野菜を
  北海道から大阪まで約50の市場に出荷しているが

  どのトラックをどこの出荷所で、どの野菜を、どれだけ積んで、
  どこの市場に向かわせるかを決める配車仕分け作業に

  今まで手作業で8時間を要していたが、
  新しく開発したコンピューター・システムにやらせたら
  わずか1秒で完了した。

というもの。
     http://wedge.ismedia.jp/articles/-/12062

8時間 vs 1秒である。ちなみに8時間は2万8800秒。
1秒÷2万8800秒の計算をするまでもなく、とてつもない効率化。


感想その1

8時間が1秒になったことについて、実はそれほどビックリしていない。ある市場に向かうトラックにニンジンが載りきらない〜ニンジンだけ別のトラックを用意するか〜それじゃもったいないから隣の市場に向かうトラックに載せて後で運ぶか〜いっそキャベツはA車、ニンジンはB車とわけて野菜別に2つの市場を順番に回らせるかーーーというようなことをアーでもないコーでもないと計画するのが配車仕分け作業だと思う。似たようなことは学生時代にバイトでやったことがある。コンピューターはそんな組み合わせ計算は得意。


感想その2

逆にいえば1秒で済む作業に今まで8時間もかけていたことになる。このシステムはAI(人工知能)も使われているが、それはより少ないトラックで運ぶことに関して。人間と同じ配車仕分けをするだけなら20年前でも同じようなシステムは組めたような気がする。

作業を50%自動化するシステムを構築するコストを1とすると、90%の自動化で10、95%の自動化なら100かかると聞いたことがある。開発費の相場が違うので、今回のシステムを20年前に導入しようとしたらかなり高価だったかもしれないが、もっと以前に50%の自動化=4時間の短縮を図ろうといういう気はなかったのかな。

別に三浦市農協の経営を批判しているわけじゃなくて、世の中には放置されている非効率な仕事が山ほどあって、それを改善できれば素晴らしい世の中になると常々思っている。


感想その3

しかし視点を変えれば、今まで人間がやっていた仕事がコンピューターに置き換わったことになる。悲観的に書くなら「奪われた」。

配車仕分けはスキルを要する知的な仕事である。そういった分野までーーー。そういえば米国の金融会社であるゴールドマンサックスでは、トレードをAIに置き換えたので2000名いたトレーダーが2名に削減されたというニュースも去年にあった。これから先10年くらいで、働くとか仕事というものが大きく変化する予感。コンピューターやロボットにできない創造性のある仕事をとよくいわれるけれど、私はあまり自信ないなあ(^^ゞ


もっともこんな見方もある。

宅配便で荷物を出すと集配所に集められ、ベルトコンベアに載せられ、伝票に書かれたバーコードを機械で読み込んで仕分けし、目的地別の各トラックの所まで運ばれてくる。ここまでは人手を介さない。そこからドライバーがトラックに積み込み受取人の所まで運んで渡す。これが現在の姿。

先日見たテレビでは近い未来にこうなるらしい。

トラックに荷物を積み込むのもロボットアームが行う。トラックは自動運転で無人。受取人の家の前で停車。トラックの中は宅配ボックスのようになっており、メールか何かで連絡された受取人が出てきて、その宅配ボックスのようなものを開いて荷物を受け取る。つまり最初から最後まで人手を介さない。

さて人の仕事を奪うことにならないかという質問に開発者はこう答えた。「宅配業界では人手が足りなくて、このシステムを導入するのだから、人の仕事を奪うことにはならない」。ロジック的に突っ込みどころはあるとしても、そういう発想も成り立つことは確か。



とりあえずコンピューターやロボットに負けないように、
ヨイショの営業技に磨きをかけなければ(^^ゞ

wassho at 23:56|PermalinkComments(0) マーケティング、ビジネス | 生活、日常