2018年06月
2018年06月30日
6月29日に梅雨明け
昨日、関東甲信地方は梅雨明けが発表された。もう長く生きているが6月に梅雨明けなんてたぶん生まれて始めてでビックリ。昨年より7日早く、平年よりはなんと22日も早いそうだ。
何をもって梅雨というのか、それに梅雨入り梅雨明けには速報値と確定値があるなど、梅雨は何かとややこしい気象現象。しかし平年だと6月8日にインで7月21日にアウトしている。つまり43日あった梅雨が22日も少くなくなって半分以下になったのだから、昔なら天の怒りを静めるために加持祈祷するレベル。
異常気象のことはこのブログでもよく書いている。それくらい頻繁に起きていて、もう何が異常で何が正常かよくわからなくなっているくらい。ついでにいうと異常気象は地球温暖化と関連づけられることが多い。しかし気象に影響を与えるのは温暖化だけじゃないので、できれば温暖化・CO2原理主義じゃない、もっと包括的に今なにが気象に起きているのかの説明を、どこかの科学者がしてくれないかなと思う。
話は変わるが昨年の8月は27日間も雨が降った。それを雨降りマークのカレンダーで表したものが視覚的にインパクトがあったので、このブログでも紹介した。
それを思い出し、この6月の天候をカレンダーにしてみた。
ーーーイマイチな出来映え。
雨が降った日だけにしてみたがーーー
やはり晴れマークがズラッと並ばないとインパクトはでないみたい。
「ブログ映え」のために、来年そんな梅雨にしなくていいからね(^^ゞ
何をもって梅雨というのか、それに梅雨入り梅雨明けには速報値と確定値があるなど、梅雨は何かとややこしい気象現象。しかし平年だと6月8日にインで7月21日にアウトしている。つまり43日あった梅雨が22日も少くなくなって半分以下になったのだから、昔なら天の怒りを静めるために加持祈祷するレベル。
異常気象のことはこのブログでもよく書いている。それくらい頻繁に起きていて、もう何が異常で何が正常かよくわからなくなっているくらい。ついでにいうと異常気象は地球温暖化と関連づけられることが多い。しかし気象に影響を与えるのは温暖化だけじゃないので、できれば温暖化・CO2原理主義じゃない、もっと包括的に今なにが気象に起きているのかの説明を、どこかの科学者がしてくれないかなと思う。
話は変わるが昨年の8月は27日間も雨が降った。それを雨降りマークのカレンダーで表したものが視覚的にインパクトがあったので、このブログでも紹介した。
それを思い出し、この6月の天候をカレンダーにしてみた。
ーーーイマイチな出来映え。
雨が降った日だけにしてみたがーーー
やはり晴れマークがズラッと並ばないとインパクトはでないみたい。
「ブログ映え」のために、来年そんな梅雨にしなくていいからね(^^ゞ
2018年06月29日
ワールドカップ2018 ポーランド戦
試合には負けたが、
祝！ 決勝トーナメント進出
まさに首の皮1枚を残しての1次リーグ突破。いきなり話が逸れるけれど、首の皮1枚〜とはギリギリ持ちこたえた、あるいはごく僅かな希望が残っている意味で使われる慣用句。しかし頭と胴体が首の皮1枚でしかつながっていないのなら、それは「死んでいる」ということだから、この慣用句はおかしいと思うゾ。
ポーランドのFIFAランキングは8位。しかし、そんなに強いとは感じなかった。やはり2連敗しているのには何か問題があるのか。また日本もセネガル戦では2回リードされても2回とも追いつき、今までにはなかった力強さを感じたのに、この試合では何となく頼りなかった。
勝つか引き分ければ1次リーグ突破の条件の下、前半はスコアレスだったものの後半早々ポーランドに先制点を決められてしまう。日本が負けた場合、同時に行われているセネガルvsコロンビア戦で
セネガルが勝利→日本が1次リーグ突破
引き分け→日本が1次リーグ敗退
コロンビアが勝利→セネガルとの得失点差等で決まる
という状況。日本はポーランドに追いつけないまま試合が進み、そしてコロンビアが1点先制の展開になる。この時点で日本とセネガルは得失点差では並んでおり、その場合の次の基準となるフェアプレーポイントで日本が3ポイント、セネガルが5ポイントだった。フェアプレーポイントとはイエローカードやレッドカードなどをもらった累積数で、ポイントが少ないほうが上位になる。
つまりこの時点の状況のまま日本vsポーランド、セネガルvsコロンビアの試合が終われば、日本はセネガルに対してフェアプレーポイントで上回って決勝トーナメント進出となる。
そして日本はそれに賭ける。後半の残り10分くらいは自陣エリアでボールを回すだけ。点は取れないが取られる心配もない。そしてコンタクトプレーがないからイエローやレッドカードも食らわない。ポーランドも予選敗退は決まっているし、このままで1勝できれば御の字とばかり日本の作戦につきあう。いわば勝負放棄の談合試合。当然スタジアムはブーイングの大嵐。勝っているチームが無理をせずボールを回すのはよくあるものの、負けているチームがそんなことをするのは初めて見た。
結果、幸いにもその賭けは当たりセネガルがそのまま負けたので、日本はフェアプレーポイントで上回って1次リーグを勝ち残ることができた。ルールで認められているとはいえ、何となくうれしさも半減な感じ。わざと負けたのに「フェアプレー」ポイントで勝ち上がったのが何とも皮肉。
まっ、うれしさ半減でも、よかったことには変わりない。
次がベスト16のトーナメント。今までベスト8まで進んだ実績はないので、あと1勝はして欲しい。対戦相手は1次リーグ3連勝のベルギー。そのFIFAランキングは3位で、61位の日本にしてみれば雲の上の存在(/o＼)
選手は急に強くならない。しかしワールドカップのわずか2ヶ月前に急遽起用された西野監督はどうだ。最初は振るわなかったが、今は勝負運が回ってきて采配が冴えているように思える。セネガルがコロンビアに追いつかないと読み、日本がポーランドに負けるという大博打にも勝った。だから彼がきっとやってくれるに違いない。よし、ベルギーに勝てばその次はブラジルかメキシコだ！
2018年06月25日
ワールドカップ2018 セネガル戦
結果は引き分けで、だからという訳じゃないが私には互角の勝負に思えた。しかしニュースなどを読むと、海外メディアも含めて日本が優勢に試合を進めたという論調がほとんど。やっぱりサッカーを見る目がないようである(/o＼)
それにセネガル戦がいい試合だったせいか、何となくお祝いムードも感じられるが、引き分けは引き分けで現在勝ち点３。次のポーランド戦の結果いかんでは予選リーグ敗退の可能性は残っている。もっとも消化試合になるよりテレビ観戦が楽しめるからいいけれど。
ちなみにFIFAランキングをみると
ポーランド 8位
コロンビア 16位
セネガル 27位
日本 61位
ヤバッ！ ポーランドが一番強いじゃん。もっともポーランドは既に２敗していて予選敗退が決まっている。１勝くらいしないと格好悪いと必死になってくるのか、もうやる気をなくしているのか。願わくば後者でありますように。それにしても日本は61位なんだ。前回ブラジル大会では47位だったのに。
2回リードされたのに2回とも追いついたことを評価する論調は多い。それは同感で日本は強くなったなあと私も思った。ゴールシーンを回想すると
セネガル1点目：キーパーの川島がパンチングしたボールが、彼の前にいたセネガルの選手に当たってゴールに入った。まあオウンゴールみたいなもの。
日本1点目：この大会で初めて知った乾貴士のスーパーゴール！
セネガル2点目：お見事でした。
日本2点目：本田が入れたけど、まあゴッツァン・ゴールかな。もちろん能力がなければゴッツァンできる位置にいないことはわかっている。
ところで長友がアップで写ることが多い気がする。彼の顔を見ると豊臣秀吉を連想してしまうのは私だけかな？
2018年06月23日
ワールドカップ2018 コロンビア戦
コロンビア戦のあった6月19日を挟んで、ずっと自宅にはいなかったので生中継での観戦はできなかった。ようやく録画していた放送を観たのが昨日。もちろん２−１で日本が勝利したこと、試合開始直後にコロンビアにレッドカード退場者が出たことなどは知っていた。
サッカーに限らず、結果のわかっている試合を録画で観るのは初めての体験かな。やっぱり盛り上がらないね(^^ゞ 日本の得点シーン、勝利が決まった試合終了のホイッスルでもテレビの前でのガッツポーズはなし。半分以上は早送りしながら観ていたかな。
ド素人の感想を述べると
（１）
中距離の縦パスが多くてよかった。ハイリスク・ハイリターンな戦法なはずだが、だからこそ観ていて楽しい。それに試合運びがスピーディーになる。過去の試合内容はまったく覚えていないけれど、なんとなく日本代表の動きはスピード感がないような印象を持っていて、その不満が解消された。
（２）
コロンビアは試合のほとんどを10人で戦ったわけだが、だからといって日本が優位に立っているようにはまったく見えなかった。理由のひとつは、日本がブルー、コロンビアが黄色い目立つユニフォームで、テレビ画面を眺めているとコロンビア選手の動きに目が向いてしまったからかもしれない。
次の理由はサッカーでは選手が1人減っても、それほど差がつかないゲームだということ。守備範囲が限定されている野球で1人いなくなるのとは根本的に違う。そして最後の理由はあまり書きたくないが、コロンビアとの実力差を考えれば1人じゃ足らなかった(>_<)
（３）
サッカーとは関係ないが、スタジアムに漢字だけで書かれた広告があったのにも目がいった。漢字とアルファベットを組み合わせたのは以前にも見たと記憶しているが、漢字だけのものは初めてだと思う。当然、中国企業が中国人だけに向けて発している広告となる。改めて中国の経済発展の凄さを思い知る。（細かく考えれば台湾も広告対象なのかもしれないし、漢字を意味を伝える文字ではなく、ロゴのデザインとして全世界にアピールしていたのかもしれないが）
実は個人的に、今回のワールドカップはまったく盛り上がっていない。前回の2014年は始まる前から♪♪もういくつ寝るとワールドカップ〜と楽しみにし、ブログに9本も記事を書いたのに。理由は自分でもよくわからない。普段はサッカーに関心はなくてもワールドカップだけは別だったのに。熱中能力が衰えてきたのかなあ〜。
まあ大会が始まれば熱中するだろうと思っていて、またコロンビア戦は勝利したから弾みがつくはずだったが、録画で見たので未だエンジンがかからず。
だから次のセネガル戦は私のために勝利して欲しい(^^ゞ
2018年06月22日
ルドン 秘密の花園 その３
「ドムシー男爵の食堂装飾」の次は「『黒』に棲まう動植物」というコーナー。タイトルに黒と入っているのは、ここにあるのが版画でモノクロ作品だからだろう。
それでこういうタイプの作品が並ぶ。
「『起源』II. おそらく花の中に最初の視覚が試みられた」 1883年
「『起源』 ��. 不恰好なポリープは薄笑いを浮かべた醜い一つ目巨人のように岸辺を漂っていた」 1883年
これらが描かれたのは2つ前のエントリーで紹介した「植物人間」「キャリバン」「ゴヤ頌 ��. 沼の花、悲しげな人間の顔」と同じ時期だから、この頃のルドンはこういう作風だったということ。展示作品ではないが、これなんかはけっこうヤバイ感じ。なぜ彼がこういう絵を描いたのかは調べればわかるだろうが、このタイプには興味がないので調べていない。でも展覧会では、せっかく金を払っているのだからとじっくり眺めてきた。それであれこれ妄想するとーーー
まず
ルドンは印象派時代の画家である。その時代に印象派とはまったくベクトルの異なることをするのだからルドンは変わり者。こんな絵は好きじゃないけれど、これは褒め言葉のつもり。
そして
この時期のルドンを知った上で前回に紹介した「グラン・ブーケ」を観ると、少し印象が変わってくるのが面白い。あの美しい絵のどこかに、これらの絵と同じような薄気味悪さあるいは妖気のようなものが、わずかに含まれているように感じるのである。言い方を変えると花なのに話したり動き出しそうな感じ。考え過ぎかな？
次のコーナーは「蝶の夢、草花の無意識、水の眠り」。ここでルドンの作風は一変する。ちょっと一筋縄では行かない雰囲気は残しながらも陰から陽への大変身。
「蝶と花」 1910〜1914年
「小舟」 1900年
前々回のエントリーで紹介した作品でも、光り輝いているものをルドンはいつもこういう線を使って描く。いってみれば子供の絵と同じ表現方法。案外テクニックはなかったのかも？
「目を閉じて」 1900年以降
「ステンドグラス」 1907年頃
ステンドグラスは色ガラスを組み合わせて作るもの。どうやったってこんなステンドグラスは作れない。なぜこれがステンドグラスというタイトルなのかナゾ
「神秘」 1910年頃
「蝶」 1910年頃
次は「再現と想起という二つの岸の合流にやってきた花ばな」という難解なタイトルのコーナー。これはルドン自身が花について語った言葉から引用されているらしい。展示されていたのは花瓶に活けられた花の静物画。
「日本風の花瓶」 1908年
印象派の時代にフランスでは浮世絵を中心にジャポネスクブームがあった。つまり日本的な趣味がもてはやされた。ルドンは印象派とは真逆だから、世間とはかけ離れた孤高の人かと思っていたが、ちゃかり流行には乗っていたのね。
それはともかく、これはまるで花が宙に舞っているように感じる。グラン・ブーケの妖しさとは方向性は違うが、まるで生きている・動くもののようにように植物を描くのがルドン流。とはいっても展示されていた他の作品はそうではなかったけれど。
「青い花瓶の花」 1912〜1914年頃
「野の花のいけられた花瓶」 1910年頃
これは珍しく写実的で立体感のある作風。約90作品が展示されていた今回の展覧会で奥行きを感じさせるのは、これを含めて数点しかなかった。
グラン・ブーケを初めて見た時は、その美しさに惚れ惚れした。今回はその中にかすかな「妖しさ」を感じられたことが収穫。おそらくそれはルドンがモノクロの薄気味悪い絵を描いて習得した何かが反映されているのだろう。そしてルドンはグラン・ブーケだけの一発屋という認識も完全に覆った。少し捉えどころの難しい絵が多いが、それも想像力を膨らませられて楽しめる。それと背景に青を上手く配置したものが多く、写真を撮るなら青空の下に限ると思っている私と趣味が合う(^^ゞ
おしまい
それでこういうタイプの作品が並ぶ。
「『起源』II. おそらく花の中に最初の視覚が試みられた」 1883年
「『起源』 ��. 不恰好なポリープは薄笑いを浮かべた醜い一つ目巨人のように岸辺を漂っていた」 1883年
これらが描かれたのは2つ前のエントリーで紹介した「植物人間」「キャリバン」「ゴヤ頌 ��. 沼の花、悲しげな人間の顔」と同じ時期だから、この頃のルドンはこういう作風だったということ。展示作品ではないが、これなんかはけっこうヤバイ感じ。なぜ彼がこういう絵を描いたのかは調べればわかるだろうが、このタイプには興味がないので調べていない。でも展覧会では、せっかく金を払っているのだからとじっくり眺めてきた。それであれこれ妄想するとーーー
まず
ルドンは印象派時代の画家である。その時代に印象派とはまったくベクトルの異なることをするのだからルドンは変わり者。こんな絵は好きじゃないけれど、これは褒め言葉のつもり。
そして
この時期のルドンを知った上で前回に紹介した「グラン・ブーケ」を観ると、少し印象が変わってくるのが面白い。あの美しい絵のどこかに、これらの絵と同じような薄気味悪さあるいは妖気のようなものが、わずかに含まれているように感じるのである。言い方を変えると花なのに話したり動き出しそうな感じ。考え過ぎかな？
次のコーナーは「蝶の夢、草花の無意識、水の眠り」。ここでルドンの作風は一変する。ちょっと一筋縄では行かない雰囲気は残しながらも陰から陽への大変身。
「蝶と花」 1910〜1914年
「小舟」 1900年
前々回のエントリーで紹介した作品でも、光り輝いているものをルドンはいつもこういう線を使って描く。いってみれば子供の絵と同じ表現方法。案外テクニックはなかったのかも？
「目を閉じて」 1900年以降
「ステンドグラス」 1907年頃
ステンドグラスは色ガラスを組み合わせて作るもの。どうやったってこんなステンドグラスは作れない。なぜこれがステンドグラスというタイトルなのかナゾ
「神秘」 1910年頃
「蝶」 1910年頃
次は「再現と想起という二つの岸の合流にやってきた花ばな」という難解なタイトルのコーナー。これはルドン自身が花について語った言葉から引用されているらしい。展示されていたのは花瓶に活けられた花の静物画。
「日本風の花瓶」 1908年
印象派の時代にフランスでは浮世絵を中心にジャポネスクブームがあった。つまり日本的な趣味がもてはやされた。ルドンは印象派とは真逆だから、世間とはかけ離れた孤高の人かと思っていたが、ちゃかり流行には乗っていたのね。
それはともかく、これはまるで花が宙に舞っているように感じる。グラン・ブーケの妖しさとは方向性は違うが、まるで生きている・動くもののようにように植物を描くのがルドン流。とはいっても展示されていた他の作品はそうではなかったけれど。
「青い花瓶の花」 1912〜1914年頃
「野の花のいけられた花瓶」 1910年頃
これは珍しく写実的で立体感のある作風。約90作品が展示されていた今回の展覧会で奥行きを感じさせるのは、これを含めて数点しかなかった。
グラン・ブーケを初めて見た時は、その美しさに惚れ惚れした。今回はその中にかすかな「妖しさ」を感じられたことが収穫。おそらくそれはルドンがモノクロの薄気味悪い絵を描いて習得した何かが反映されているのだろう。そしてルドンはグラン・ブーケだけの一発屋という認識も完全に覆った。少し捉えどころの難しい絵が多いが、それも想像力を膨らませられて楽しめる。それと背景に青を上手く配置したものが多く、写真を撮るなら青空の下に限ると思っている私と趣味が合う(^^ゞ
おしまい
2018年06月16日
ルドン 秘密の花園 その２
４つ目のコーナーはこの展覧会のメインである「ドムシー男爵の食堂装飾」。貴族の邸宅にある36平米の食堂に飾られていた16枚の絵を一同に集めての展示。そのうちの１枚は前回のブログでも触れた、三菱一号館美術館が常設展示しているグランブーケ。残り15枚はオルセー美術館が所有していて貸し出されたもの。
このコーナーでは複製画を用いて、16枚の絵画が食堂でどのようにレイアウトされていたかを再現する展示もあった。そこだけ写真撮影がOKとなっていたので、食堂装飾の意味がわかるようにそれを先に載せておく。
複製画の展示風景
食堂でのイメージがつかみやすいとはいえるが、ナンダカナ〜という展示方法。最初の配置図でわかるように絵は食堂を取り囲むように壁に掛けられている。当然ながら窓や棚なども絵以外の部分が壁にはある。そこをどうして真っ黒に塗りつぶすかなあ(/o＼) まったく食堂の雰囲気が出ないじゃないか。実際の食堂がどのような造作だったかの資料がなかったのかもしれないが、そこは適当に部屋の中らしい雰囲気に仕上げておけばいいのに。とにかく黒い板に絵を貼って「食堂の再現」とホザく美術館のセンスのなさと、ヤッツケ仕事にはガッカリである。
さて、気を取り直していくつかの絵の紹介。でも本当の怒りはこの後に炸裂する！
ブログに貼り付けるとサイズ感がバラバラになる。それは配置図で想像してちょうだい。なお黒い板で再現された食堂に掲げられた複製画は、いくらか縮小したサイズだった。
「ひな菊」 1900〜1901年（製作年は他の作品も同じ）
「人物」
「人物（黄色い花）」
「花とナナカマドの実」
「花のフリーズ(赤いひな菊）」
「花と実のフリーズ」
「黄色い背景の樹」
「黄色い背景の樹」 ※同じタイトル
これらが食堂に飾られていた絵だという先入観があるせいか、どことなく壁紙的に感じる。いい雰囲気だが遠近感とかはまるでなし。でも食堂の壁を取り囲む、まさに壁紙的に使われていたのだから、こういうお気楽な感じがいいのだと思う。渾身の力作が16枚並んだら食欲が失せるかも(^^ゞ なおフリーズ（frise）というのはフランス語読みではフリゼで、室内装飾やじゅうたん用の生地という意味らしい。
そして「グラン・ブーケ(大きな花束)」。平面的な描き方は他と同じでも、色使いは明らかに違っていて、これが食堂インテリアのアクセントとして、やや人目を引くように仕上がられた作品なことは明らか。
５年半ぶりに観たグランブーケだが、その美しさに見とれてしまう。高さは250センチあって迫力も充分。
それで他の15作品と並べて観てどうだったかというとーーー食堂作品のメインであるグランブーケは、別の場所(いつもの常設展示コーナー）にあって、なんとこのコーナーでは白黒のコピーが展示されていたのである！！！！！
どうしてそういうことをする？
どういう思考回路でそういう企画になる？
まったく理解できない。三菱一号館美術館はなかなか素敵な美術館であるが、展覧会の企画を担当している人間はカス中のカスである（怒）。3時間くらい正座させて説教したい。
気を沈めて(^^ゞ他の作品。なぜか「ドムシー男爵の食堂装飾」と同じグループ分類にされていたもの。ただし展示場所は食堂作品とは別だったと思う。5月3日のことなのでもう記憶が曖昧。
「ドムシー男爵夫人の肖像」 1900年
「神秘的な会話」 1896年
肖像画の背景の描き方はめずらしいかな。ルドンらしいといえばそうかも。男爵夫人の肖像画だから同じ分類なのはわかるが、「神秘的な会話」がなぜこの分類なのかはナゾ
ついでに実際の食堂の配置とは異なるが、何枚かの絵を組み合わせた画像があったので載せておく。こういう絵に囲まれて優雅に食事をしたいね。
ーーー続く
このコーナーでは複製画を用いて、16枚の絵画が食堂でどのようにレイアウトされていたかを再現する展示もあった。そこだけ写真撮影がOKとなっていたので、食堂装飾の意味がわかるようにそれを先に載せておく。
複製画の展示風景
食堂でのイメージがつかみやすいとはいえるが、ナンダカナ〜という展示方法。最初の配置図でわかるように絵は食堂を取り囲むように壁に掛けられている。当然ながら窓や棚なども絵以外の部分が壁にはある。そこをどうして真っ黒に塗りつぶすかなあ(/o＼) まったく食堂の雰囲気が出ないじゃないか。実際の食堂がどのような造作だったかの資料がなかったのかもしれないが、そこは適当に部屋の中らしい雰囲気に仕上げておけばいいのに。とにかく黒い板に絵を貼って「食堂の再現」とホザく美術館のセンスのなさと、ヤッツケ仕事にはガッカリである。
さて、気を取り直していくつかの絵の紹介。でも本当の怒りはこの後に炸裂する！
ブログに貼り付けるとサイズ感がバラバラになる。それは配置図で想像してちょうだい。なお黒い板で再現された食堂に掲げられた複製画は、いくらか縮小したサイズだった。
「ひな菊」 1900〜1901年（製作年は他の作品も同じ）
「人物」
「人物（黄色い花）」
「花とナナカマドの実」
「花のフリーズ(赤いひな菊）」
「花と実のフリーズ」
「黄色い背景の樹」
「黄色い背景の樹」 ※同じタイトル
これらが食堂に飾られていた絵だという先入観があるせいか、どことなく壁紙的に感じる。いい雰囲気だが遠近感とかはまるでなし。でも食堂の壁を取り囲む、まさに壁紙的に使われていたのだから、こういうお気楽な感じがいいのだと思う。渾身の力作が16枚並んだら食欲が失せるかも(^^ゞ なおフリーズ（frise）というのはフランス語読みではフリゼで、室内装飾やじゅうたん用の生地という意味らしい。
そして「グラン・ブーケ(大きな花束)」。平面的な描き方は他と同じでも、色使いは明らかに違っていて、これが食堂インテリアのアクセントとして、やや人目を引くように仕上がられた作品なことは明らか。
５年半ぶりに観たグランブーケだが、その美しさに見とれてしまう。高さは250センチあって迫力も充分。
それで他の15作品と並べて観てどうだったかというとーーー食堂作品のメインであるグランブーケは、別の場所(いつもの常設展示コーナー）にあって、なんとこのコーナーでは白黒のコピーが展示されていたのである！！！！！
どうしてそういうことをする？
どういう思考回路でそういう企画になる？
まったく理解できない。三菱一号館美術館はなかなか素敵な美術館であるが、展覧会の企画を担当している人間はカス中のカスである（怒）。3時間くらい正座させて説教したい。
気を沈めて(^^ゞ他の作品。なぜか「ドムシー男爵の食堂装飾」と同じグループ分類にされていたもの。ただし展示場所は食堂作品とは別だったと思う。5月3日のことなのでもう記憶が曖昧。
「ドムシー男爵夫人の肖像」 1900年
「神秘的な会話」 1896年
肖像画の背景の描き方はめずらしいかな。ルドンらしいといえばそうかも。男爵夫人の肖像画だから同じ分類なのはわかるが、「神秘的な会話」がなぜこの分類なのかはナゾ
ついでに実際の食堂の配置とは異なるが、何枚かの絵を組み合わせた画像があったので載せておく。こういう絵に囲まれて優雅に食事をしたいね。
ーーー続く
2018年06月15日
ルドン 秘密の花園
ラ・フォル・ジュルネの公演プログラムのあいまに訪れた展覧会。5月3日のことでブログに書くのがずいぶんと遅くなってしまった。
開催されていたのは三菱一号館美術館。ルドンは以前に「グラン・ブーケ」という作品を同じ三菱一号館美術館で観て(常設展示）とても強い印象を受けた。初めて知った画家だったので、その時に少し調べてわかったことは
グラン・ブーケとは真逆の薄気味悪い絵をたくさん描いている
いろんな作品の中でグラン・ブーケだけが群を抜いて素晴らしい
ということ。あくまで私の判断基準でだけれど。というわけでルドンにはそれほど関心を持っていなかったのが正直なところ。でもラ・フォル・ジュルネの会場から至近距離に三菱一号館美術館があるので暇つぶしに。
オディロン・ルドンは1840年生まれのフランス人画家。明治維新が1868年で、また印象派の画家達と同世代。しかし印象派が｢現実｣を印象化して描いたのに対して、ルドンは架空世界を多く描いたという点でまったく違う。時期によって画風はかなりドラスティックに変遷するが、彼が名を残したのは私があまり好きではない薄気味悪い作品によるものだと思う。
展覧会サブタイトルの｢秘密の花園」はルドンの作品から植物をモチーフにしたものを集めたかららしいが、そうじゃない作品もかなり多かったように思う。不気味な絵にも植物が添えられているので、秘密の花園をのぞくという背徳感は味わえなかった(^^ゞ
「スペインにて」 1865年 エッチング
ルドンは版画家からキャリアをスタートしたとのこと。しかしまあモノクロの版画はそれだけを観に行けば違うのかも知れないが、色つきの油絵と一緒に展示されていると、あまり興味を持って眺められないのが正直なところ。
次も上記と同じく最初のコーナーにあった作品。制作年不詳のものが多いが初期の作品なのだと思う。ごく普通の絵が並ぶ。多少は印象派の影響を受けているのかも。
ちなみにペイルルバード、メドックとも地名。彼が生まれ幼少期を過ごしたのが南フランスのボルドー近郊のメドック村で、ペイルルバードは村の中の地区名。こちらのブログではとても爽やかな景色が広がっている。
「風景」 制作年不詳
「ペイルルバードの小道」 制作年不詳
「ペイルルバードのポプラ」 制作年不詳
「メドックの秋」 1897年
2つ目は「人間と樹木」というコーナー。だんだんと気持ち悪い絵が多くなってくる(>_<)
「荊の冠の頭部(キリストの頭部）」 1877年
「植物人間」 1880年
「キャリバン」 1881年 ※キャリバンはシェイクスピアの作品に登場する怪物
「荊の冠の頭部」はよく見ると普通の作風なのだが、一緒に並んでいる作品のせいで損をしているかも。上記の3点は木炭あるいは木炭と鉛筆で描かれたもの。同じコーナーで次の3点は油絵。だんだんとルドンの幻想感がにじみ出てくる。
「キャリバンの眠り」 1895〜1900年
「エジプトへの逃避」 制作年不詳
「ヤコブと天使」 1907年
ルドンは20歳頃に植物学者アルマン・クラヴォーと知り合い、顕微鏡で見える世界に没頭したとのこと。それが後半に出てくる「気持ち悪い絵シリーズpart2」に影響しているらしい。
次の2点は「植物学者アルマン・クラヴォー」というコーナーにあったが、顕微鏡とはあまり関係がないみたい。
「ゴヤ頌 ��. 沼の花、悲しげな人間の顔」 1885年 リトグラフ
絵が絵だし、ゴヤ頌と「頌（しょう）」がつくとなんのことかすぐはわからないが、このゴヤはスペインでもっとも偉大とされる画家の1人である、あのゴヤである。
「頌（しょう）」は「誉めたたえる・敬意を払う」という意味。漢字と読み方は違うが「家康公」みたいなもの。たまに絵画のタイトル和訳に「頌」を見かけるが、もう死語なので別の言葉に置き換えて欲しいものだ。ちなみにオリジナルのタイトルは「Hommage a Goya」。ゴヤへのオマージュというタイトルのほうがよっぽど意味が伝わる。絵が絵だし(2回目）このゴヤをあのゴヤとは思わずに絵を観ていた人のほうが多いと思う。
私には漫画の1カットに出てくるレベルのものにしか見えないが、当時はこういう絵にインパクトがあって価値を認められたのだろうか。だとしても格式高い宮廷画家だったゴヤは、あの世でブチ切れたに違いない(^^ゞ
「若き日の仏陀」 1905年
アルマン・クラヴォーはインド文化にも傾倒していたらしく、その流れでルドンも仏教に関心を持ったのかもしれない。それにしてもフランス人が描くとお釈迦様もずいぶんと印象が変わる。なかなかいい感じの幻想度合い。
偶然だろうが「ペイルルバードの小道」「キャリバンの眠り」とこの絵、そして次回に紹介するいくつかも、青や水色を背景にしたルドン作品に私が気に入ったものが多い。
ーーー続く
開催されていたのは三菱一号館美術館。ルドンは以前に「グラン・ブーケ」という作品を同じ三菱一号館美術館で観て(常設展示）とても強い印象を受けた。初めて知った画家だったので、その時に少し調べてわかったことは
グラン・ブーケとは真逆の薄気味悪い絵をたくさん描いている
いろんな作品の中でグラン・ブーケだけが群を抜いて素晴らしい
ということ。あくまで私の判断基準でだけれど。というわけでルドンにはそれほど関心を持っていなかったのが正直なところ。でもラ・フォル・ジュルネの会場から至近距離に三菱一号館美術館があるので暇つぶしに。
オディロン・ルドンは1840年生まれのフランス人画家。明治維新が1868年で、また印象派の画家達と同世代。しかし印象派が｢現実｣を印象化して描いたのに対して、ルドンは架空世界を多く描いたという点でまったく違う。時期によって画風はかなりドラスティックに変遷するが、彼が名を残したのは私があまり好きではない薄気味悪い作品によるものだと思う。
展覧会サブタイトルの｢秘密の花園」はルドンの作品から植物をモチーフにしたものを集めたかららしいが、そうじゃない作品もかなり多かったように思う。不気味な絵にも植物が添えられているので、秘密の花園をのぞくという背徳感は味わえなかった(^^ゞ
「スペインにて」 1865年 エッチング
ルドンは版画家からキャリアをスタートしたとのこと。しかしまあモノクロの版画はそれだけを観に行けば違うのかも知れないが、色つきの油絵と一緒に展示されていると、あまり興味を持って眺められないのが正直なところ。
次も上記と同じく最初のコーナーにあった作品。制作年不詳のものが多いが初期の作品なのだと思う。ごく普通の絵が並ぶ。多少は印象派の影響を受けているのかも。
ちなみにペイルルバード、メドックとも地名。彼が生まれ幼少期を過ごしたのが南フランスのボルドー近郊のメドック村で、ペイルルバードは村の中の地区名。こちらのブログではとても爽やかな景色が広がっている。
「風景」 制作年不詳
「ペイルルバードの小道」 制作年不詳
「ペイルルバードのポプラ」 制作年不詳
「メドックの秋」 1897年
2つ目は「人間と樹木」というコーナー。だんだんと気持ち悪い絵が多くなってくる(>_<)
「荊の冠の頭部(キリストの頭部）」 1877年
「植物人間」 1880年
「キャリバン」 1881年 ※キャリバンはシェイクスピアの作品に登場する怪物
「荊の冠の頭部」はよく見ると普通の作風なのだが、一緒に並んでいる作品のせいで損をしているかも。上記の3点は木炭あるいは木炭と鉛筆で描かれたもの。同じコーナーで次の3点は油絵。だんだんとルドンの幻想感がにじみ出てくる。
「キャリバンの眠り」 1895〜1900年
「エジプトへの逃避」 制作年不詳
「ヤコブと天使」 1907年
ルドンは20歳頃に植物学者アルマン・クラヴォーと知り合い、顕微鏡で見える世界に没頭したとのこと。それが後半に出てくる「気持ち悪い絵シリーズpart2」に影響しているらしい。
次の2点は「植物学者アルマン・クラヴォー」というコーナーにあったが、顕微鏡とはあまり関係がないみたい。
「ゴヤ頌 ��. 沼の花、悲しげな人間の顔」 1885年 リトグラフ
絵が絵だし、ゴヤ頌と「頌（しょう）」がつくとなんのことかすぐはわからないが、このゴヤはスペインでもっとも偉大とされる画家の1人である、あのゴヤである。
「頌（しょう）」は「誉めたたえる・敬意を払う」という意味。漢字と読み方は違うが「家康公」みたいなもの。たまに絵画のタイトル和訳に「頌」を見かけるが、もう死語なので別の言葉に置き換えて欲しいものだ。ちなみにオリジナルのタイトルは「Hommage a Goya」。ゴヤへのオマージュというタイトルのほうがよっぽど意味が伝わる。絵が絵だし(2回目）このゴヤをあのゴヤとは思わずに絵を観ていた人のほうが多いと思う。
私には漫画の1カットに出てくるレベルのものにしか見えないが、当時はこういう絵にインパクトがあって価値を認められたのだろうか。だとしても格式高い宮廷画家だったゴヤは、あの世でブチ切れたに違いない(^^ゞ
「若き日の仏陀」 1905年
アルマン・クラヴォーはインド文化にも傾倒していたらしく、その流れでルドンも仏教に関心を持ったのかもしれない。それにしてもフランス人が描くとお釈迦様もずいぶんと印象が変わる。なかなかいい感じの幻想度合い。
偶然だろうが「ペイルルバードの小道」「キャリバンの眠り」とこの絵、そして次回に紹介するいくつかも、青や水色を背景にしたルドン作品に私が気に入ったものが多い。
ーーー続く
2018年06月05日
バスルームの照明はつけません
マイブームという言葉はもう死語っぽいかな。が最近やっている変わったことはバスルームの照明をつけないで入浴すること。
きっかけは実に単純で、お風呂に入ろうと思ったら電球が切れたのが始まり。予備の電球はあったが、もう裸だったしすぐ交換するのが面倒だったので、とりあえず洗面所の照明をつけておけば、そこそこ明るいだろうと。
これが意外といい感じだった。そこで洗面所の照明も消して真っ暗にしたらどうだと試すと、まるで未知の世界に突入ーーーとは大げさだけれど、とにかくなぜか暗いバスルームが気に入った。妙にリラックスできる。
実際には給湯操作パネルのライトがあるから真っ暗にはならない。逆にいうとそのわずかな明かりだけで、身体を洗ったりするにはなんの支障もない。ひげ剃りも慣れれば大丈夫。
昔「便所の100ワット」という表現があった。そんなに明るい電球は必要ない→やたら明るい性格の人をからかう言葉。考えてみるとバスルームの照明も無駄に明るいのかも。
暗いバスルームを好むかどうかは人によるだろう。でも照明のスイッチを入れないという単純なことだけで、今までにない体験ができるからお試しを。気に入らなければスイッチを入れればいいだけだし。
きっかけは実に単純で、お風呂に入ろうと思ったら電球が切れたのが始まり。予備の電球はあったが、もう裸だったしすぐ交換するのが面倒だったので、とりあえず洗面所の照明をつけておけば、そこそこ明るいだろうと。
これが意外といい感じだった。そこで洗面所の照明も消して真っ暗にしたらどうだと試すと、まるで未知の世界に突入ーーーとは大げさだけれど、とにかくなぜか暗いバスルームが気に入った。妙にリラックスできる。
実際には給湯操作パネルのライトがあるから真っ暗にはならない。逆にいうとそのわずかな明かりだけで、身体を洗ったりするにはなんの支障もない。ひげ剃りも慣れれば大丈夫。
昔「便所の100ワット」という表現があった。そんなに明るい電球は必要ない→やたら明るい性格の人をからかう言葉。考えてみるとバスルームの照明も無駄に明るいのかも。
暗いバスルームを好むかどうかは人によるだろう。でも照明のスイッチを入れないという単純なことだけで、今までにない体験ができるからお試しを。気に入らなければスイッチを入れればいいだけだし。
2018年06月03日
ウズアジサイ オタフクアジサイ
自宅近くにアジサイが10数株ほど咲いているところがある。
昨日、通りがかりにiPhoneでパチリ。
いきなり話が脱線するが「写真をパチリと撮る」というのは、シャッターを切る音の擬音語だとされる。でもシャッター音は「カシャ」でしょ。この言葉が生まれたのはカメラが家庭に普及し始めた頃と思われる。だからフィルムを使うカメラでシャッターは機械式。機種によって多少は音が違ったとしても「パチリ」に近い音がしたとは思えない。
写真を撮られる時に目をつむらないように「パッチリ」開きましょうーーーというのが由来なら理解できるが、辞書ではシャッター音という解説しか載っていない。ナゾ
さて毎年キレイに咲いているアジサイ。ここではこの水色に近いブルーのが一番好き。
白はヘタクソに撮れた(/o＼)
それ以外に３色。
ここまでの５つはホンアジサイという種類。
それでこれがガクアジサイ。
花びらのように見える萼（ガク）が、本来の花部分を額縁（がくぶち）のように取り囲んでいるからガクアジサイ。何を言っているかわからなければ、以前に書いたエントリーを読むか自分で調べて。
アジサイも品種はたくさんあるが、基本的にホンアジサイとガクアジサイの系統区別を知っていればいいと思っていた。
しかし見慣れないアジサイを発見。
構造的にはホンアジサイに近いが、花びらのように見える萼（ガク）の形が明らかに違う。調べてみるとこれはウズアジサイという種類。オタフクアジサイと呼ばれることもあるらしい。
アジサイの名所もいくつか訪れているが、このウズアジサイを見たのは初めて。それが自宅近くのほぼ毎日通っている道路沿いに咲いているとはーーー不覚。
今年に初めて植えられたということも考えられるが、毎年見落としていた可能性のほうが高いだろう。今回は写真を撮ったから気付いた。つまりボーッと歩いていると目に入っていても見えていないことはあるものだと改めて実感。
たぶん今までの人生で100万円ほどお金を拾い損ねているな(^^ゞ
昨日、通りがかりにiPhoneでパチリ。
いきなり話が脱線するが「写真をパチリと撮る」というのは、シャッターを切る音の擬音語だとされる。でもシャッター音は「カシャ」でしょ。この言葉が生まれたのはカメラが家庭に普及し始めた頃と思われる。だからフィルムを使うカメラでシャッターは機械式。機種によって多少は音が違ったとしても「パチリ」に近い音がしたとは思えない。
写真を撮られる時に目をつむらないように「パッチリ」開きましょうーーーというのが由来なら理解できるが、辞書ではシャッター音という解説しか載っていない。ナゾ
さて毎年キレイに咲いているアジサイ。ここではこの水色に近いブルーのが一番好き。
白はヘタクソに撮れた(/o＼)
それ以外に３色。
ここまでの５つはホンアジサイという種類。
それでこれがガクアジサイ。
花びらのように見える萼（ガク）が、本来の花部分を額縁（がくぶち）のように取り囲んでいるからガクアジサイ。何を言っているかわからなければ、以前に書いたエントリーを読むか自分で調べて。
アジサイも品種はたくさんあるが、基本的にホンアジサイとガクアジサイの系統区別を知っていればいいと思っていた。
しかし見慣れないアジサイを発見。
構造的にはホンアジサイに近いが、花びらのように見える萼（ガク）の形が明らかに違う。調べてみるとこれはウズアジサイという種類。オタフクアジサイと呼ばれることもあるらしい。
アジサイの名所もいくつか訪れているが、このウズアジサイを見たのは初めて。それが自宅近くのほぼ毎日通っている道路沿いに咲いているとはーーー不覚。
今年に初めて植えられたということも考えられるが、毎年見落としていた可能性のほうが高いだろう。今回は写真を撮ったから気付いた。つまりボーッと歩いていると目に入っていても見えていないことはあるものだと改めて実感。
たぶん今までの人生で100万円ほどお金を拾い損ねているな(^^ゞ
