2018年08月

2018年08月30日

自分のリミッターを外す

少し前に読んだ、いろいろなブランドの経営者へのインタビューをまとめた本に「自分のリミッターを外せ」ということが書いてあった。リミッターとは制限装置。だから「できないと思わず挑戦しろ」というような意味。

そんなことは百も承知ーーーなんだけれど、素直に反省すればリミッターかけまくっているかな。年齢と共に経験が積み重なってくる。それに基づく予測も精度が上がってくる。あるいはそう信じている。それで行動を起こす前から「できない」と考えることが多くなっているのかもしれない。そういえば子供の頃は世界征服も可能だと夢見ていた(^^ゞ

後先を考えずに突っ走るやつは迷惑な存在である。そういう老害をまき散らしてやろうと考えると、この夏の酷暑で疲れた身体に元気が出てきたゼ。

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2018年08月29日

デジタル・フォレンジック

昨日のテレビニュースで取り上げられていた。
初めて聞く言葉だった。

簡単にいうと、パソコンやスマホなどデジタル機器に保存されたデータが消去された場合にそれを復元すること。復元する技術は昔からあって、パソコンのスキルが多少あればできる程度のものをファイル・リカバリー、プロに頼む必要のある難易度の高いものをサルベージなどと呼んでいた。後者を最近はデジタル・フォレンジックと称するようだ。

ただしフォレンジック(forensic)は法廷のという意味で、デジタルデータをいろいろ解析して捜査や裁判の証拠を集めるというのが本来の意味らしい。その中には消去されたデータもあるから、その復元も守備範囲になる。日本では2006年のライブドア事件当たりからこの言葉が使われ出し、2010年に大阪地検特捜部が起こした証拠改ざん事件で捜査に導入されたとされる。現在、検察にはデジタル・フォレンジックを担当するDFセンターが設置されている。

デジタル・フォレンジックについては私も昨日知ったばかりなので、ここまで。興味があったら自分で調べてちょうだい。スマホをトイレに落としてしまった時にも役立つかもしれないよ。ところでforensicの発音はフォレンシクなのに、どうしてフォレンジックに濁ってしまったのだろう。


さて多くの人はパソコンのファイルをゴミ箱に持っていき、ゴミ箱を空にすれば消去できたと思っているが、それは見かけだけの話。本に例えれば目次を消しただけなので、本文は手つかずで残っている。目次なしで本文を取り出すのが消去データの復元技術ということになる。

Macには(Windowsのことは知らない)「空き領域を消去」という機能がある。これは目次を持たない本文がある場所(つまりゴミ箱で空にした領域)に数字のゼロを上書きして復元できなくする機能。(なぜゼロなのかと思われるかもしれないが、デジタルなので記録されるのはゼロかイチしかないから)

この機能には上書きする回数を1回、7回、35回と選べるオプションがある。ということは何回も上書きしなければ復元されてしまうということ。これを使ったことがある人は少ないかもしれないが、500GBの空き領域を1回上書きするのに1日ほどかかる。35回なら1ヶ月以上である。

隠し事をするなら、それなりの覚悟を持って(^^ゞ

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2018年08月23日

阿波おどりの人出の水増し疑惑

昨年の5月にクラシックの音楽祭であるラ・フォル・ジュルネで、生まれて初めて阿波おどりを見る。「踊るアホウに見るアホウ」じゃないけれど、その楽しさにすっかり魅了されて、8月には杉並区の高円寺で開催される阿波おどりにも出かけてきた。関東で高円寺に次ぐ規模の阿波おどりがあるのは埼玉の南越谷。今年はそちらを見に行こうかと考えていたが、別の予定が入ったので断念。ちなみに今週末の土日に開かれる。


阿波おどりの本場はもちろん徳島。今年はメインイベントとも呼べる「総踊り」を主催者である徳島市が中止し、それに反発した踊り手達が本来とは別の場所で強行したのは連日のニュースになった通り。来年の総踊りはどうなるかわからないが、上手い解決策が見つかったなら、今回の騒動による広告効果によって、日本中から観光客が訪れるかもしれない。


しかしである。
徳島阿波おどりの主催者が発表した4日間の人出は昨年が123万人、今年が108万人。その昨年の123万人だが、別の機関に委託した調査では、たったの21万人だったという結果が出ていたことが判明した。一応計算しておくと21万人÷123万人=17%である。分子分母を逆にすると約6倍の水増しとなる。

21万人とカウントされた調査は阿波おどりのエリア内に携帯電話が何台稼働しているかをベースに算出したらしい。一方で123万人のカウントは「ホテルの宿泊者数、駐車場、そして実行委員会と徳島新聞とで阿波踊りの会場周辺を見て歩き、総合的に判断しました」とのこと。携帯電話方式の詳細は知らないが、どちらが実際の数字に近いかは明らかだろう。

もっとも123万人がデタラメな数字だったことに、そんなに驚いてはいない。何人の人が集まったという情報は、祭りだろうがイベントだろうが昔から超いい加減なのである。デモの場合なら、主催者と警察の発表する人数が一致することは絶対にない(^^ゞ 以前に寺社が発表する初詣客人数を合計すると日本の人口に匹敵すると書いたが、興味があったらそのカラクリを読んで欲しい。(リンクした記事の終盤近くにあります)


総踊りの中止は阿波おどりの慢性的な赤字体質に端を発している。そして携帯電話方式の調査は、赤字解消のプランを立てるにはまず正確な人出の把握が必要ということで実施されたとのこと。きわめて正しい手順。

それはさておき携帯電話を使うとは、自分の居場所を携帯電話会社に通知しているんだよなと改めて実感。いや別に後ろ指を指されるようなことはしていないけれど(^^ゞ


阿波おどり


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2018年08月18日

長崎では、お盆に花火

所変われば品変わるとか、郷に入れば郷に従えとか、そんなような話。

NHKに「ドキュメント72時間」という番組がある。タイトル通り72時間つまり3日間の出来事をドキュメント番組にまとめたもの。ただし何かを訴えたり問題提起をするような内容ではない。扱っているテーマも日常生活的なものが中心で、どちらかというと「ゆる〜い」番組構成。

8月17日放送のテーマが「長崎 お盆はド派手に花火屋で」だった。

お盆の行事といえば送り火とか精霊流しとか、静かなイベントのイメージがある。亡くなった人の霊を迎えたり送り返したりするものだから必然的にそうなる。盆踊りは賑やかだが、あれはもう宗教的なことからは独立したイベントになっていると思う。踊りながら祖先を思い浮かべたりしないだろう。

ところが長崎のお盆には花火や爆竹がつきものだとこの番組で知った。街には花火専門店があって、お盆になると続々と人がやってくる。ほとんどの人が大量に花火を買う。中には10万円以上の花火を買った人や、爆竹だけで40万円以上買っている人もいた! 他の都市でそんな大量に買ったらテロリストに間違われるかも(^^ゞ どうやら派手にやるほど供養になるというのが長崎県民の考え方らしい。

お墓参りをしている家族を写したシーンがあった。大人も子供もお墓の前で手持ち花火を始めた。場所がお墓でなければ、普通に花火で遊んでいる光景と変わりない。ただし昼間だが。そのうち打ち上げ花火が上げられた。お墓の前で打ち上げ花火!!! ちょっとしたカルチャーショックである。

また長崎では精霊船と呼ばれるものがある。船ではなく車輪のついた山車(だし)のような物で、大きなものはミニバン以上のサイズである。それを牽きながら市内を練り歩く。一部の道路は車両通行止めにして対応しているようだった。爆竹は主にこちらで使うみたい。番組のインタビューでは爆竹の入った段ボール箱ごと火をつけるとか言っていた人も。とにかくずっと爆竹が鳴り響いている。だから花火屋には耳栓も売っている。

私の文章だけで説明するのは難しい。8月25日に再放送があるから、異文化を覗いてみたければ見て欲しい。

ところで長崎県民は他府県に引っ越してお墓を建てたら、お盆の時に花火を打ち上げたいとムズムズするのだろうか?(^^ゞ


はなび


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2018年08月14日

焼き鳥にワサビ

以前に「たこ焼きにオリーブオイル」とか「ざるそばに七味唐辛子」なんてことを書いてきた。飲み物では「トマトジュースと牛乳を混ぜて飲む」。食べ物や飲み物の組み合わせについて他にも書いたかもしれないけれど、すぐには思い出せない。

つい最近に発見したのは、焼き鳥にワサビが合うこと。ステーキだと醤油系のソースにワサビを合わせるのはもはや定番。私の好みでは焼き鳥のほうがワサビと相性がいい。

ワサビを置いている焼き鳥屋はまずないから、総菜とか冷凍食品の焼き鳥でお試しを。

焼き鳥にワサビ180814


wassho at 14:05|PermalinkComments(0) 生活、日常 

2018年08月13日

夏は白ワインをシャーベットにして

昨日の東京は最高気温が30度くらいで、ずいぶんと涼しく感じた。
30度で涼しいだなんて、感覚が麻痺してきたぜ(^^ゞ

ところで夏に限って私は白ワイン党になる。
しかも冷凍庫で凍らせてから飲む。

もしペットボトルに入った水をカチカチに凍らせれば、溶けて飲めるようになるまでかなりの時間がかかる。しかし白ワインは凍っていたとしても、室温で数分放置してからボトルを激しく振れば、あっという間にシャーベット状になる。シャーベット状になったものもすぐに液体に戻る。赤ワインもそうなのか、あるいはワインに限らずアルコールがそうなのか、他のお酒で試したことがないからわからない。とりあえず白ワインはすぐに溶ける。

この飲み方は甘めの白ワインのほうがおいしい。冷たくなると舌は甘味を感じなくなるから、ちょうどバランスが取れる。でも甘い白ワインって、なぜか最近はあまり売っていないのだが。

もし夏休みを取っているなら、ぜひ真っ昼間から一杯やってちょうだい(^^ゞ


こんな洒落た飲み方もやってみたいなあ。
白ワイン


wassho at 11:40|PermalinkComments(0) 生活、日常 

2018年08月11日

パイオニア SE-CH5BL その3

バランス接続できるプラグのついたイヤホンがとても少ない話の続きから。

eイヤホンというイヤホン専門店のサイトには約2800本のイヤホンが載っている。そのなかで、私が使っているオンキョーのDP-X1Aに挿せる2.5ミリ4極プラグがついているのは10本くらいだったと思う。しかも39万円とか12万円とかの商品が半分を占める!

イヤホンに凝る人が多くなっているのは事実だが、そんな超高価なイヤホンを買う人は限られている。それでバランス接続するためにどうしているかというと「リケーブル」で対応しているらしい。

リケーブルというのはイヤホンのケーブルを取り替えること。ある程度高級なイヤホンには写真のようにスピーカー部分からケーブルを取り外せるようになってものがある。本来はオリジナルより高級なケーブルに換えて音質向上を図ろうというマニアックな手段のためのもの。それを利用して2.5ミリ4極プラグのついたケーブルと交換するというわけ。なお2.5ミリ4極プラグのついたケーブルはたくさん売られている。
リケーブル


しかしリケーブルできるイヤホンは3〜4万円以上のクラスだし(たぶん)、交換用ケーブルもマニア向けのものだから最低でも1万円はする(10万円以上のケーブルもザラにある!)。つまりこの方法で2.5ミリ4極プラグのイヤホンを手に入れようとすると4〜5万円かかることになる。

はい、イヤホンごときにそんなに払う気はありません(^^ゞ

それで選んだのがパイオニアのSE-CH5BL。当時は6500円くらいだったと思う。これが破格に安いのは、パイオニアがオンキョーのDP-X1Aの姉妹機を売っていて、ある種のオプション的な商品だからだと思う。ちなみにパイオニアのオーディオ・ビジュアル関連商品は2015年からオンキョー&パイオニア株式会社というオンキョーの子会社に吸収されている。

SE-CH5BL


SE-CH5BLのことは、以前にバランス接続ってなんだろうと思った時に調べて知っていた。そして「これは購入対象外」との判断だった。なぜなら見た目もショボイし、なによりこれはSE-CH5Tという3500円くらいのイヤホンのプラグを2.5ミリ4極に交換しただけのものだから。つまりクオリティとしては3500円クラスであり、プラグを換えただけで3000円も値段が高いボッタクリ商品だから。

しかし前々回までに書いたように、壊れたソニーの同クラスのイヤホンに買い換えることができなくなり、あれこれ検討するのも面倒だし、なにより音楽なしで外出する期間が長引くのがイヤだった。それで価格も高くないし、とりあえずツナギのつもりでSE-CH5BLを購入したというのがいきさつ。


音の感想を書いておくと、まず高音はとてもきれいで響きもよく広がりもある。もっとも、これがバランス接続の効果なのか、あるいは単にSE-CH5BLの特徴なのかはわからない。いいところはそれだけで、中音〜低音域は普通。何より全体的にきれいな音はしているが、厚みがないというかリアリティに乏しいというか。うまく表現できないがそんな印象。

結論としてはSE-CH5BLとSE-CH5Tを一緒に買って、1万円ほどの費用でバランス接続とアンバランス接続による音の違いを実験したい人以外にはお勧めしない。6500円(実質的には3500円)のバランス接続より、1万円のアンバランス接続のほうがいい音がするというのが現在の認識。

それで当初はアンバランス接続でいいから別のイヤホンに買い換えようと思っていた。しかし、しばらくしたらSE-CH5BLの音に慣れてしまい、あまり不満に感じなくなってしまった。このあたりがオーディオの奥深いところ(^^ゞ


ところで写真にあるようにSE-CH5BLのケーブルは2本が編まれた形状になっている。使ってみてわかったが、このタイプはあまり絡まない。絡まないのはソニーのセレーションコードだけと思っていたので、これはうれしい誤算。編みケーブルを採用しているイヤホンはそこそこあるから、また次に買う時にはソニー製にこだわる必要が無くなった。


おしまい


2018年10月9日追記
コンプライのイヤーピースに交換して見違える(聞き違える?)ほどいい音になりました。
http://blog.livedoor.jp/wassho/archives/53296729.html


wassho at 16:18|PermalinkComments(0) 音楽、オーディオ 

2018年08月08日

パイオニア SE-CH5BL その2

前回書いたように「ソニーの」「低音重視型で」「1万円前後のもの」というイヤホン選びの選択基準が崩壊。それで購入したのがパイオニアのSE-CH5BLというイヤホン。

SE-CH5BL


これにしたのはSE-CH5BLがバランス接続のイヤホンだからである。

バランス接続というのは再生機器からイヤホンやヘッドホンへの音楽信号=電流の流し方の方法。反対語はアンバランス接続あるいはシングルエンド接続。世の中のほとんどのイヤホンやヘッドホンはアンバランス接続されている。しかし音質がよくなるということで、ここ数年にバランス接続できる再生機器が増えてきた。


このバランス接続、アンバランス接続は何が違うかをサクッと説明することは難しい。私自身も完全に理解しているわけじゃない。だから以下はかなりアバウトな内容。

イヤホンのケーブルというのは電線。イヤホンの中にある小さなスピーカーにつながっている。そのスピーカーにはプラスとマイナスの極がある。

「アンバランス接続」
    左側のスピーカーの+極へ  音楽信号が流れている
    左側のスピーカーの−極に  音楽信号は流れていない

    右側のスピーカーの+極へ  音楽信号が流れている
    右側のスピーカーの−極に  音楽信号は流れていない

「バランス接続」
    左側のスピーカーの+極へ  音楽信号が流れている
    左側のスピーカーの−極へ  音楽信号が流れている

    右側のスピーカーの+極へ  音楽信号が流れている
    右側のスピーカーの−極へ  音楽信号が流れている

これだけじゃ意味がわからないと思うけれど(^^ゞ なおバランス接続というのはプラスとマイナスの両極に信号が流れていてバランスが取れているというのが由来。

私が使っているオンキョーのDP-X1Aという携帯音楽プレーヤーはバランス接続ができる。劇的に音が変わると期待はしていないが、せっかくその機能があるのだから使ってみたかったというか、使わないのはもったいないと思っていたわけ。


ところで、バランス接続をするにはプレーヤー内部の回路構成が対応していることはもちろんだが、バランス接続用のイヤホンプラグを挿すイヤホンジャックが必要になってくる。

普通のイヤホンつまりアンバランス接続のイヤホンは通称ステレオミニプラグ、正式には3.5ミリ3極プラグというのが使われている。3.5ミリというのは直径で、3極というのは3つの信号経路を持っているという意味。

プラグに2本の線が入っているが、プラグはそこで絶縁されて電気的には3つ=3極に分かれている。先頭が左側のスピーカーの+極、真ん中が右側のスピーカーの+極とつながっている。アンバランス接続の場合、マイナス極は音楽信号に関係ないから、左右共用で根本の部分が受け持っている。
3極


パイオニアのSE-CH5BLについているのは2.5ミリ4極プラグ。バランス接続するには左右で別々にプラスとマイナスが必要だから3カ所で絶縁されて4つに分かれている。ちなみにバランス接続のイヤホンじゃないのに、プラグが4極だったら、おそらくそれはスマホ用のリモコンがついたイヤホン。そのリモコンが1極を使っている。
4極


DP-X1Aには3.5ミリ3極プラグと2.5ミリ4極プラグのためにイヤホンジャックが2つある。
DP-X1A



さて普通のイヤホンつまりアンバランス接続のイヤホンは3.5ミリ3極プラグが標準として確立している。しかし、バランス接続の場合は規格が乱立している。直径も2.5ミリ、3.5ミリ、4.4ミリがあり、またXLRやIRISといったまったく形状の異なるものもある。またバランス接続には4極が必要だが、2極のものを2本使うという方式もある。統一の気配はあるが、今のところ見込はなし。

それよりも問題なのは、バランス接続できる携帯音楽プレーヤーはそこそこあるのに、バランス接続用のプラグがついたイヤホンの品数がとても少ないということ。


ーーー続く

wassho at 20:47|PermalinkComments(0) 音楽、オーディオ 

2018年08月07日

パイオニア SE-CH5BL

music_earphone_wire

ゴールデンウイークが終わった頃、それまで使っていたソニーのMDR-XB90EXというイヤホンの右側から音が出なくなった。どうやら断線したらしい。今までにも断線は経験している。しかし初めのうちは音が途切れ途切れになっても、ケーブルやプラグなどをシゴくとしばらくは復活するというように、その症状は徐々に進行していた。今回は一発アウトでまったく音が出ない。だから最初はイヤホンではなく、携帯音楽プレーヤーの出力部分が故障したのかと疑ったくらい。

過去のブログを見てみるとMDR-XB90EXを購入したのは2015年の11月30日だから、約2年と5ヶ月の寿命だったことになる Ω\ζ゜)チーン


それで新しいものに買い換えるわけだが、イヤホンに関して私は「ソニーの」「低音重視型で」「1万円前後のもの」という明確な選択基準を持っている。

ソニーのイヤホンを選ぶのは、セレーションコードという表面に縦溝が入った絡みにくいケーブルが使われているから。ソニー製を使ってからケーブルが絡んでイライラすることが、日に数回から年に数回へと激減した。

一般的に低音重視型イヤホンは、ダンスミュージックとか向けに開発されているものだと思う。私が聴くのはほとんどクラシック。しかしクラシックほど低音のよくでるイヤホンを使うべきだと思っている。クラシックには高音域寄りの曲が多いので、音質バランスを多少崩してでも低音を強調したほうが、安定感があって聴き疲れしないからというのがその理由。

1万円前後というのは、私の耳にはそれくらいで充分でしょうということで(^^ゞ



というわけで店まで行って試聴する気もなく、通販でチャッチャと買うつもりだった。ところが「ソニーの」「低音重視型で」「1万円前後のもの」という条件に当てはまる商品がなかったのである(/o\)


どうやらソニーは現在、ワイヤレスやノイズキャンセリング・タイプのイヤホンに注力しているらしい。前回に購入した約2年半前にたくさんラインナップがあった有線の低音重視型イヤホンは、数も少なく3万円以上のものだけになっていた。

もっともワイヤレスやノイズキャンセリングにも興味はある。しかし今回は手を出さないことにした。

携帯音楽プレーヤーにはCDと同じくデジタル化された音楽が入っている。それをDAC(ダック=デジタル・アナログ・コンバーター)という回路でアナログの音楽信号に復元してイヤホンに流すわけである。つまりDACは増幅回路であるアンプと共に携帯音楽プレーヤーの心臓部分。

ワイヤレスのイヤホンは携帯音楽プレーヤーからBluetoothなどの電波を介してデジタルで音楽を受信し、DACとアンプはイヤホン側に組み込まれている。逆にいうと携帯音楽プレーヤーは音楽ファイルの読み出しをするだけで音質には関わらない。今使っているオンキョーのDP-X1Aという携帯音楽プレーヤーの音質はそこそこ満足している。それはDP-X1AのDACとアンプに満足しているということなので、もしワイヤレスのイヤホンを購入するなら、試聴してどんな音なのかを確かめたかった。

そしてその時はそんな暇がなかったというのが手を出さなかった理由。なおノイズキャンセリング機能(周囲の騒音とは逆位相の音を出して、騒音を聞こえなくする)はワイヤレスのイヤホンには、大抵組み込まれているみたい。ノイズキャンセリングは以前にBOSEのものを試したことがある。周りの音が魔法のように消えて、屋外で音楽を聴くには最高の環境を提供してくれる。でも飛行機や新幹線ならいいけれど、街中や地下鉄ではちょっとアブナイかもという気もしている。もちろんノイズキャンセリングの効き目は調節できるが。


そんなわけで「ソニーの」「低音重視型で」「1万円前後のもの」という明確な選択基準は脆くも崩壊してしまい、新しいイヤホン探しをすることになったのである。


ーーー続く

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2018年08月06日

メキシコの田舎町。海岸に小さなボートが停泊していた。

暑中見舞い代わりに、15年か20年くらい前にネットでよく流れていた小話でも。

joao-ferreira-600336-unsplash

◇◇◇◇◇◇◇◇◇

メキシコの田舎町。海岸に小さなボートが停泊していた。
メキシコ人の漁師が小さな網に魚を捕ってきた。
その魚はなんとも活きがいい。それを見たアメリカ人旅行者は、
「すばらしい魚だね。どれくらいの時間、漁をしていたの」と尋ねた。


すると漁師は「そんなに長い時間じゃないよ」と答えた。
旅行者が「もっと漁をしていたら、もっと魚が捕れたんだろうね。惜しいなあ」と言うと、
漁師は、自分と自分の家族が食べるにはこれで十分だと言った。


「それじゃあ、あまった時間でいったい何をするの」と旅行者が聞くと、漁師は、

「日が高くなるまでゆっくり寝て、それから漁に出る。戻ってきたら子どもと遊んで、
 女房とシエスタして。夜になったら友達と一杯やって、ギターを弾いて、
 歌をうたってーーーこれでもう一日終わりだね」


すると旅行者は真面目な顔で漁師に向かってこう言った。
「ハーバード・ビジネス・スクールでMBAを取得した人間として、君にアドバイスし
 よう。いいかい、きみは毎日、もっと長い時間、漁をするべきだ。それで余った魚は
 売る。お金が貯まったら大きな漁船を買う。そうすると漁獲高は上がり、儲けも増える。
 その儲けで漁船を2隻、3隻と増やしていくんだ。やがて大漁船団ができるまでね。
 そうしたら仲介人に魚を売るのはやめだ。自前の水産品加工工場を建てて、そこに魚を
 入れる。
 その頃にはきみはこのちっぽけな村を出てメキシコシティに引っ越し、ロサンゼルス、
 ニューヨークへと進出していくだろう。
 きみはマンハッタンのオフィスビルから企業の指揮をとるんだ」


漁師は尋ねた。「そうなるまでにどれくらいかかるのかね」
「20年、いやおそらく25年でそこまでいくね」
「それからどうなるの」
「それから? そのときは本当にすごいことになるよ」
と旅行者はにんまりと笑い、

「今度は株を売却して、君は億万長者になるのさ」

「それで?」
「そうしたら引退して、海岸近くの小さな村に住んで、
 日が高くなるまでゆっくり寝て、 日中は釣りをしたり、
 子どもと遊んだり、奥さんとシエスタして過ごして、
 夜になったら友達と一杯やって、ギターを弾いて、
 歌をうたって過ごすんだ。
 どうだい。素晴らしいだろう」

james-connolly-363041-unsplash






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2018年08月01日

デスクの電源配線を「持ち上げて」整理 その2

スパゲッティ状態だったデスク周りの配線を、テーブルハングラックという製品を使ってデスクから釣り下げてスッキリはしたのだが。

いざ使い始めてみると、ACアダプターの発熱によって、足が猛烈に熱くて我慢できないという想定外の事態に。デスクの床に転がっていた時はそんなことはなかったのに。しかもACアダプターは1台減っているのに。

テーブルハングラックに収納した電源タップは膝くらいの高さに位置し、坐った時に膝からは20センチほど離れている。脚を組んだ場合、足先はラックの真下15センチくらいのところに収まる。ちなみにそこから床までは同じく15センチくらいである。つまり脚を組んだ場合、床下に転がっていた時とデスクから釣り下げた時とで、発熱体であるACアダプターと足先の距離は変わっていない。

ACアダプターが床にあった時、熱いと思ったことは一切なかったし、発熱を感じたことすらなかった。何が違うんだろう。だいたい暖められた空気は上昇するはず。

いろいろ考えたが理由は思い浮かばず。それに今さら床をスパゲッティ状態に戻すつもりはなかったので、諦めて小さなサーキュレーターを購入して風を当てている。

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サーキュレーターを使うと発熱を感じることはない。一番小さな風量にしていても、デスクの下に風が吹いていていい感じ。ちなみに熱くて我慢できないのは夏だけ。これはたぶん半パンで脚が露出しているからだろう。夏は我慢できないくらい熱いのに、冬に暖かさを感じることはまったくない。理不尽じゃあ(^^ゞ それにせっかくデスクの床に何もモノがない状態になったのに、サーキュレーターが鎮座することになって残念。


何はともあれ、
電源配線を持ち上げると熱の問題が発生する場合もあるというご報告。


おしまい

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