2019年12月

2019年12月31日

時刻はどうやって決める?

昔は太陽を観察して地球の自転にあわせて1日の長さを決め、それを24等分して時間、さらに60等分して分や秒の長さを決めていた。

やがて天文観測が正確になり、地球の自転周期(1回転する時間)は日によって0.00000001(1億分の1)秒ほど異なるということで、1967年からはセシウム原子の振動を利用した時計(仕組みわからないけど)で1秒の長さを定義することになっている。最高レベルのセシウム時計は1億分の1秒のさらに1000万分の1の精度らしい。


時間の長さをどう定義しているのかははとりあえず理解できたとしよう。しかし時刻、例えば今が午後1時というようなことはどうやって決めているんだろう。今でも天文観測? ちょっと検索してみたけれどよくわからなかった。

標準子午線(日本なら東経135度)を太陽が通過するのが正午と昔習った。しかし太陽は球体で幅があるし、子午線は理論上は幅ゼロでも、通過を観測するには線としていくらかの幅が必要である。太陽の幅のセンターと子午線の幅のセンターが一致した時が正午なのか。

でも太陽といったって遠くの光源だから、揺らいだ姿しか見えずセンターも曖昧である。正確に一致する瞬間って観測できるのだろうか。絶対値である時間が1億分の1秒のさらに1000万分の1の精度で定義されているのと較べれば、時刻はかなりアバウトにならざるを得ない気がする。


話は戻るが、天文観測によって地球の自転周期が1億分の1秒ほど揺らいでいるって、どうやって観測できたんだろう。さらににいえば何の制御もされていないのに、地球が1億分の1秒程の誤差で、というよりそのレベルの正確さで毎日1回転しているってとてもすごいことのように思えてくる。


そんな何の役にも立たないことを考えているうちに、
あと地球が半回転ほどすれば2020年になる。

よいお年を


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2019年12月29日

チューリップはクリスマスに初発芽

サボテンと多肉植物をヒナタボッコさせようとベランダに出てみると、
早くもチューリップが発芽していた。
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8つのプランターのうち4つで発芽が見られ全部で10芽。数が多い割には芽の大きさに差がほとんどないから一斉に発芽したと思われる。とりあえず今シーズンの初発芽は12月25日のクリスマスということにしよう。


今まで12月中に初発芽することはあまりなかった。
過去の初発芽日と、ついでに開花率のデータを調べると

   2014年  1月8日 80%
   2015年  1月25日 25%
   2016年  12月24日 57%
   2017年  1月30日 79%
   2018年  1月4日 58%
   2019年  1月20日 48%

初発芽の時期と開花率はあまり関係なさそうなのでひと安心。

ところでチューリップは冬が寒いほど春に良く育つ。しかし今年は暖冬の予報(/o\) 暖冬だと発芽率・開花率も下がるし、成長しても背が低くてブサイクなチューリップになる。とりあえず1月と2月には氷河期が来て欲しい。



日光浴中の緋牡丹。
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トゲを抜けばゼリーキャンディみたいでおいしそう(^^ゞ
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金盛丸。
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手前は「魅惑の月」という多肉植物。
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サボテンや多肉植物は暑い国が原産のイメージだが、この3品種は寒さにも強いらしい。とはいっても今の季節は部屋の中に入れているが、たまに日光に当てるようにしている。

こいつらが日を浴びているのを眺めていると、
こっちもポカポカしている気分になるから面白い。

wassho at 16:10|PermalinkComments(0)   *チューリップ |   *チューリップ以外

2019年12月27日

増上寺はガッカリ名所だった(/o\)

先日、芝公園のイエローオータムを見て、東京タワーの下まで行った時の続き。ついでに増上寺にも足を伸ばした。


「東京タワー前」の交差点にあるのが東京プリンスホテル。1964年の東京オリンピックに合わせて開業したから東京プリンスという名前。こちらは建物裏側だが、かなり時代を感じさせる外観。
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増上寺は東京プリンスと、プリンス系列のパークタワー東京に挟まれている。江戸時代は芝公園や東京タワーのある場所も含めてすべて増上寺の敷地だった。
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ちなみに現在の増上寺の敷地面積はネットで調べてもまったく見つからず。とりあえずGoogleマップでの計測では5.2ヘクタールとなった。


「東京タワー前」から増上寺の敷地へは、ここが一番近い入り口。しかしこちらから入って本堂のほうに抜けられるのかわからなかったので、
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増上寺正面方向に向かって坂を下りていく。
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お地蔵さんが並んでいるのが道路から見える。
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これは道路を挟んで東京プリンスの雑木林? 紅葉とピンクっぽい紅葉と、それと下の方は南国的な植物で、少し不思議な感じもあり何とも惹きつけられる光景だった。是非クリックで拡大して見て欲しい。
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坂を半分くらい下りたところで横から入る場所があった。
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たくさんのお地蔵さんが境内の北側に並んでいる。
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千躰子育地蔵尊という名前。こういうネーミングの数字はかなりサバを読んだものが多いが、実際に1300体以上あるとのこと。ここのお地蔵さんは子供が亡くなってーーーとかじゃなくて、子供の成長や健康を願って奉納されるらしい。ただし増上寺のホームページには解説がないので詳細は不明。



右が安国殿、左が大殿(だいでん)と呼ばれる本堂。
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大殿を正面から。正確には階段を上がったこの建物の2階が本堂。それ以外は3階が道場、1階が控え室、地下に宝物展示室という構成。
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増上寺は室町時代の1393年に開かれた古刹。浄土宗7大本山の筆頭であり、徳川将軍家の菩提寺でもある。全国的な知名度も高い。一言でいえば立派なお寺ーーーなのであるが。

どうもピンとこなかったというか、有り難みを感じなかったというのが正直なところ。ひとつはお堂が戦災で焼失して戦後に建て替えられたものだからだろう。この大殿は1974年(昭和49年)の再建。別にコンクリートがむき出しになっているわけでもないし、形としては寺院建築そのものだし、屋根だって瓦なのに、古いお寺の建物とは伝わってくるものがまったく違うから不思議。
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もうひとつは周りの高層ビルが視界に入るせいもあるが、それよりもやたらと開放的な敷地で木々に取り囲まれていないのがお寺のイメージとマッチしないのだと思う。地面がアスファルトで固められているのもそれに拍車をかけている。何となく増上寺のお堂は田舎の公民館的な雰囲気なのである。かなり期待外れだった。
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これは大殿から正門である三解脱門(三門)を眺めたところ。多少は木々の囲まれ感があるしアスファルトではなく石畳だし、だからちょっといい感じ。私の感じたことが伝わるといいのだけれど。
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それとこの三解脱門は江戸時代初期の1622年に建てられたもの。かなり距離が離れているとはいえ、やはり巨大木造建築のオーラのようなものは感じられると思う。

大殿もアスファルトを避けて、しかも遠くから撮ると多少は見られるようになるかな。東京タワーが背景にあるのは私は気にならない。
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前庭にある鐘楼堂。これも戦後に再建されたものだが木造だから違和感なし。それにしても見事なシダレザクラ。春になったらこれだけ見に来ようか。
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勝手に鐘をつくことも中に入ることもできないので、下からの写真。鐘そのものは1673年に鋳造されたもの。増上寺は除夜の鐘でも有名。その鐘つき料は2000円で、4人一組で鐘をつくから、ひと晩で2000円×4人×108回=86万4000円なり。坊主丸儲け(^^ゞ
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日比谷通りに出て三解脱門を眺めて増上寺見物はおしまい。ちなみに三解脱とは「貪(むさぼり)、瞋(いかり)、痴(おろか)」の3つの煩悩から解脱するということらしい。本堂よりこちらに手を合わせたほうが御利益あるかも。
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wassho at 22:30|PermalinkComments(0) イベント、旅行 

2019年12月25日

クリスマスに靴下の話

クリスマスのプレゼントといえば靴下がつきものだが、
どうしてこんな古びた、しかも穴の開いた靴下の写真を載せているかというと、
なんとこれは大学4年生の時に買ったスキーソックス!
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今じゃこんな白いソックスは履かないが、当時のスキーソックスはいわゆる「毛糸のソックス」的なものしかなかったのに、これはポップな感じだったのが気に入って買った。だからいつ買ったかまで覚えている。またこれは私が使っていたK2というスキー板のイメージにもピッタリだった。

ブランドはスノーバム。スポーツタカハシというお店のオリジナルブランドだったかな。そこはちょっと記憶が曖昧。
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大学を卒業しても30歳過ぎまではスキーに行っていたが、それでも年に数回がいいところ。だからソックスなんてほとんど痛まない。しかし、その後はスキーウエアなどと一緒にしまい込んでいたから、すっかり忘れた存在に。

それから10年ほどたった頃、もうスキーに行くこともないし、行くとしてもサイズが合わないから(^^ゞとスキーウエアを処分する時にこのソックスを再発見。

以来20年、冬の部屋履きソックスとして活躍してきた。実はこのソックスはアクリル製で、それほど暖かくはない。それでも12月の頭くらいまでは重宝する。そして驚異の耐久性。

   しかし先日とうとう穴が(/o\)


それにしても約40年よくぞ持ってくれたくれたと思う。もちろん実際に使っているのは40年間のごくごく一部だし、実は色違いでもう1足あるから「40年間のごくごく一部」×1/2がこのソックスの使用期間。それでも気分はほとんど苦労をともにしてきた戦友!

というわけで感謝を込めてブログに登場させたというわけ。

遅ればせながらメリー・クリスマス!

wassho at 08:33|PermalinkComments(0) 生活、日常 

2019年12月23日

芝公園のイエローオータムと東京タワー その2

17号地から東京タワー方向へ歩いて行く。
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このあたりはレッドオータム。
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「東京タワー下」の交差点。
もう手を伸ばせばタワーに届きそうな位置まで来た。
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「東京タワー下」から次の交差点である「東京タワー前」までの間は「もみじ谷」という名前の園地になってる。残念ながら現在は工事で閉鎖中。
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フェンスの切れ目からのぞき込んでみる。
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「東京タワー前」から上っていくのが「東京タワー通り」。
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もみじ谷の紅葉越しに東京タワー。
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「東京タワー前」にある交番の隣にもイエローオータム。
タイミングよくパトカーが通りかかった。
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その先はメタセコイアの紅葉並木が続く。少し色が薄いかな。メタセコイアの紅葉はオレンジのイメージだが、イエローオータムになるのもあるらしい。
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わずかな範囲を散策しただけだが、いろいろなバリエーションの紅葉があって東京タワーも眺められて、お楽しみ密度の高いエリアである。


おしまい

wassho at 23:21|PermalinkComments(0) お花畑探訪 

2019年12月22日

芝公園のイエローオータムと東京タワー

最近、芝公園付近に行く機会が増えた。道路から見えるイチョウのイエローオータムがいつもキレイだったので、先日デジカメを持参して少し散策。

赤羽橋の交差点から見える東京タワーは圧倒的存在感。
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交差点の隣は芝公園の西南角になる。
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芝公園の名前はよく知られているが、1つの大きな公園があるわけではない。東京プリンスホテル、増上寺、パークタワー東京の敷地を囲むように造られている小さな園地の集合体である。
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公園の中に入る。マップだと17号地。
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燃えるような黄色という表現はおかしいけれど、そういいたくなる生命力を感じる。急角度で上に突き出している枝はまるでゴッホの絵のように力強い。
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そういえばゴッホは黄色フェチのくせにイチョウは描いていない(と思う)。調べてみるとヨーロッパのイチョウは1692年に日本から持ち帰られた種子から始まっている。ゴッホが活躍したのはそれから約200年後だが、まだあまり広まっていなかったのかな。


パークタワー東京をバックに。
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空を見上げながら。
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私はイエローオータム、レッドオータムと使い分けることが多い(英語としても通用するみたい)。赤も黄色も紅葉とひとくくりにするのに何となく違和感を感じるから。繊細な日本語なのに、なぜか紅葉については大雑把。それに紅葉の代表であるモミジを漢字にしたら紅葉なのだからややこしすぎる。いちおう黄葉という言葉もあるが、その読みはなぜか「おうよう」ではなくと紅葉と同じ「こうよう」。どうしてこうなった?


ーーー続く

wassho at 23:14|PermalinkComments(0) お花畑探訪 

2019年12月21日

金盛丸と魅惑の月と緋牡丹

ボロ市で買ったサボテンは金盛丸という品種。
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トゲが可愛かったから選んでみた。
現在、直径約6センチで小さいコブは約2センチ。
白い花が咲くみたいだ。


多肉植物は「魅惑の月」という変わった名前。
種類が無数にあるからネーミングにも苦労するんだろうな。
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似たような形がたくさんある中で、これが一番バラっぽかった。
高さのある金盛丸が大きく見えるけれど、これも直径約6センチ。


緋牡丹(ひぼたん)はピンクとオレンジ。
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去年買った赤と黄色の緋牡丹も一緒に全員集合。
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なかなかいい感じじゃない。
こっち方面に深入りしそうな予感(^^ゞ

wassho at 11:24|PermalinkComments(0)   *チューリップ以外 

2019年12月20日

緋牡丹を買いにボロ市へ

去年のボロ市で緋牡丹(ひぼたん)というサボテンの赤と黄色を買った。
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他の色も揃えて寄せ植えでも作ろうと思いつつズルズルと1年が。
私の行動範囲で緋牡丹を売っている店はないし、
現物を見ないで通販で買うのは何となくためらわれた。
商品代より送料のほうが高かったりもするし。

というわけで、そうだ!またボロ市で買おうということに。


世田谷のボロ市は毎年12月15〜16日と1月15〜16日の開催。
混雑している15日の日曜は避けて16日に行ってきた。

それでもこんな賑わい。
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会場の風景や出店しているお店は去年と変わらないから写真はほとんど撮らず。雰囲気を知りたかったら昨年の投稿を見てちょうだい。
   http://blog.livedoor.jp/wassho/archives/53304273.html
   http://blog.livedoor.jp/wassho/archives/53304615.html

去年になかったものといえばコレ。
日本も徐々にキャッスレス社会が進行中。
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お目当てのエリアに到着。ここは植物のお店が並んでいる。
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こういうのもいずれ手を出そうとは思っているが。
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多肉植物のお店。
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こちらはサボテンコーナー。
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サボテンも多肉植物の1種。その違いの定義をよく知らないが、トゲの有無じゃないらしい。でも、こうやってグループごとに分けられていると雰囲気はずいぶん違う。ちなみにサボテンはほとんど同じ大きさで、500円のものの隣に5000円のが置いてあったりするから値札には要注意である。

ここでサボテンと多肉植物を1つずつ買った。緋牡丹は売っていなかったので別の場所で。どんなものを買ったかは次回にでも。


ボロ市は、江戸時代にワラジに編み込むためのボロ布を売っていたのが発祥。その流れを汲んで今も骨董品のお店が多い。欲しいと思うものはないのだけれど、それを眺めながらぶらぶらするのは楽しい。骨董以外も珍しいものがいろいろ売られている。

昨年の投稿を見てもらえばわかるが、
それにしてもここは断捨離とは真逆の精神に満ちあふれているエリアである。

wassho at 23:30|PermalinkComments(0) イベント、旅行 |   *チューリップ以外

2019年12月18日

九品仏浄真寺のナゾ

これは前回までに3本投稿した「九品仏でPure Redのモミジに出会う」の番外編。
紅葉とはテーマが違うのでタイトルも変更してみた。



土地が50坪や100坪なら、その広さを直感的につかめる人は多くいるだろう。しかしヘクタール(3025坪、1万平方メートル)単位ならほとんどの人には難しいと思う。

こういうのは現場慣れしているかどうかの問題。都市開発のプロジェクトによく携わっていた頃は、土地を見ておおよそ何ヘクタールかわかったし、開発面積が何ヘクタールと企画書に書かれていれば、その規模も具体的に把握できた。不動産関係者だけでなく、例えば農業をやっている人なら、もっと広い面積が身体感覚に刻まれているかも知れない。

今でも、その頃に培ったヘクタール感覚は多少は残っているが、かなり怪しくなっている。だから公園や庭園など広い場所に出かけた時は、その面積を調べておくようにしている。積み重なれば、それなりに広さを身体でイメージできるようになるものである。


さて九品仏浄真寺はホームページによると、その面積が3万6000坪とある。
換算すると約12ヘクタール。

そんなに広かったか?というのが身体感覚が発した疑問。
先日訪れた六義園でさえ9ヘクタールである。
12ヘクタールはあり得ない数字だった。


ひょっとしたら?と思ってグーグルマップの航空写真で確認してみる。
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やっぱり墓地があった。
そのエリアには足を踏み入れていないので、広さを感じなかったんだ。

ーーーと納得しかけたが、見たところ墓地は敷地の4割程度だから、お堂などがある境内は12ヘクタールの6割で7.2ヘクタールという計算になる。私の身体感覚では、それもあり得ない数字だった。


ならばとグーグルマップの測量機能で確かめてみた。
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結果は約6.2ヘクタール。
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境内だけだと約3.7ヘクタール。
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3.7ヘクタールなら、私が歩き回って得た身体感覚ともマッチする。


ここで当然の疑問。
九品仏浄真寺は6.2ヘクタールしかない敷地を、どうして12ヘクタールと公表しているのだ。もちろんグーグルマップによる測量は誤差がある。それを考慮しなければいけないが、それにしても約2倍もの開きがある。

ひょっとして明治神宮が300万人、伏見稲荷が250万人などという初詣客数と同じように、水増ししたデタラメな数字で大きな寺だと見栄を張っているのか? 寺だから固定資産税の心配もなく言った者勝ちなのか?

ナゾである。

誰か真相を確かめてくれないかな。
私はバチが当たったらイヤだから、これ以上深入りしないけど(^^ゞ


※初詣客人数の水増しのからくりは、このリンクの最後のほうに。
 http://blog.livedoor.jp/wassho/archives/53020274.html

wassho at 23:26|PermalinkComments(0) ノンジャンル 

2019年12月17日

九品仏でPure Redのモミジに出会う その3

上品の阿弥陀如来が収められている上品堂から見た本堂。本堂の入り口は上品堂に向かって開いている。つまり山門からだと裏側に入り口がある。これって珍しいのでは? それだけ9体の阿弥陀如来を重視しているからかな。詳しい位置関係は境内マップで。
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戦国時代から秀吉の小田原征伐あたりまで、このあたりは奥沢城という城だった。城といっても当時は砦や駐屯地のようなものだが。その後、1678年に珂碩(かせき)という僧侶がこの寺を開く。

1678年は徳川4代目の家綱の時代。だからそんなに古い寺じゃない。京都だったらまだ新参者扱い(^^ゞ いつまでが古刹という定義はないが、まあ室町時代までかな。

お堂などが当時のままかどうかは調べたけれどわからなかった。また資料によると9体の阿弥陀如来像や本堂の釈迦如来像は、珂碩(かせき)によって「造立された」とあるが、それが本人によって彫られたことを意味しているかどうかも不明。


本堂の入り口。
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釈迦如来像をアップで。
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巨大な線香立て。
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「自粛を要請する」と同じく、いかにも日本的なロジック。 
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中に入ってみた。
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横から見上げる。
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運慶の四天王立像にはシビれたが、こういう普通の仏像にはまったく興味がわかない。信心が足りないのか、感性が鈍いのかどれも同じに見える。でもそんなことを大ぴっらにいうのも憚られるもの。感想を求められたら、とりあえず「いいお顔ですねえ」といっておけば丸く収まる(^^ゞ


縁側に出る。
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紅葉を背景に枯山水。でも枯山水の造りがイマイチ。
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入り口のお賽銭忖度は無視したので、燈明で穴埋めしておいた。
上段左の一番長いのが私が供えたロウソク。
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突然、映像が乱れて釈迦如来降臨か!
本当は暗かったから手ブレしただけ(^^ゞ
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本堂の周りは紅葉のカラーミックスがキレイ。
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大好物の太陽光に透けた紅葉。
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山門に戻り、
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東門に戻って紅葉見物終了。
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もう1週間早く来たほうがよかったかも知れない。でもノープロブレム。九品仏には、これから毎年、おそらくは複数回訪れることに決めたから。

それにしても、あちこちの紅葉名所で探し回った「茶色の混ざっていない赤」のモミジが、こんなに自宅の近くにあったとは。まさに灯台もと暗し、チルチル・ミチルの青い鳥。

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おしまい

wassho at 23:36|PermalinkComments(0) お花畑探訪 

2019年12月16日

九品仏でPure Redのモミジに出会う その2

仁王門になってる山門。
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金剛力士像がいるから仁王門。「あ」と口を開いているのが阿形(あぎょう)で、「ン」と閉じているのが吽形(うんぎょう)。だいたい2つセットで設置されるから二王で、それが仁王になったのかな。仏を守る親衛隊みたいな役割。
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たいていの仁王像がそうだけれど、ビーチクを無駄に強調しすぎ(^^ゞ

横からもう1枚。
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山門は三門とも書いて、この2つは漢字が違うだけで同じもの。一般に敷地外部との出入り口にあるのが門というもの。大きな寺だと山門は境内の中にあって、そこから先がより重要なエリアだと示している(のだと思う)。

九品仏の境内マップ。出入り口の門としては参道につながる総門が上位だと思うが、山門やお堂は東門を起点に配置されている。
マップ



「げぼん」とルビが振ってあっても、
視覚的には下品(げひん)な阿弥陀如来だから、ちょっとびっくりする。
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極楽往生できればそれだけでハッピーと思いきや、実は

   上品(じょうぼん)、中品、下品の3区分があり
   それぞれ上生(じょうしょう)、中生、下生の3つの下位区分があって

3×3で合計9つの等級に分かれているらしい。下品下生なら「下の下」ということになる。何だ、あの世も格差社会か(^^ゞ

その9等級に対する阿弥陀如来像が9体あるから九品仏(くほんぶつ)。
地元では九品仏だけで通用するが、お寺の名前は九品仏浄真寺。


下品の阿弥陀如来。
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上品の阿弥陀如来。引きで撮ったから3体写っている。9体それぞれ印相といって指で示している形が異なるということだけれど、違いがよくわからない。
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9体の阿弥陀如来像と本堂の釈迦如来像を1体につき2年、トータル20年かけての修復作業が実施されている。寄付金は絶賛募集中!
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こちらは中品の阿弥陀如来。光り輝いていたから修復済みなんだろう。しかし右側の仏像のボディ部分は黒ずみが多いように思うが。
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この寺の阿弥陀如来はすべてブルーヘッド。昔は青を発色するラピスラズリなどの鉱物は大変高価なものだった。おそらくそれに由来して高貴を表現する着色だと思う。ただゴールドと調和が取れているかというと微妙。


ーーー続く

wassho at 22:30|PermalinkComments(0) お花畑探訪 

2019年12月15日

九品仏でPure Redのモミジに出会う

今年の紅葉見物は旧古河庭園と六義園だけのつもりだったが、

自宅近くの九品仏(くほんぶつ)というお寺が紅葉の名所で、また境内の雰囲気がまるで京都のようだという噂を聞きつけたので出かけてきた。

場所は自由が丘駅を出て10分少々。自宅から歩いても1時間はかからないだろう。ちなみに自由が丘駅は1927年(昭和2年)の開業当時は「九品仏前駅」という名前だった。だから九品仏がこのエリアのランドマークだったことがわかる。1929年に大井町線の九品仏駅ができて自由が丘駅に改称。


九品仏に到着。ここは東門。
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いきなり素晴らしい。
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そして、そして!
私の好きな「茶色の混ざっていない赤」のモミジがまさか自宅近くにあったとは。この色を探してあちこちの紅葉名所をバイクツーリングしていた時期もあったのに。
これはうれしい想定外。
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この色なら萎れていても美しい。
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とにかくこの赤、たまりません\(^o^)/
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他にも色とりどりの紅葉。
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このイエローオータムはイチョウ。
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ーーー続く

wassho at 21:25|PermalinkComments(0) お花畑探訪 

2019年12月14日

オーディオ塞翁が馬

先日、3度目となるテレビの修理を行った時のこと。

サービスマン氏が帰ってしばらく後、オーディオのスピーカーの右側がいつもと違う方向を向いているのに気がついた。テレビの横にスピーカースタンドが立っているから、修理の時に身体をぶつけてしまったのだろう。

向きを修正した。
ついでに気まぐれで、スピーカーの内振り角度を以前より内側に向けた。もちろん左側のスピーカーも同じように合わせた。

たいていの人はスピーカーを壁と平行に置いているが、オーディオの教科書的にはスピーカーとリスナーの位置関係は正三角形が望ましく、その三角形に合わせてスピーカーは60度内振りにすることになっている。
スピーカー三角形


今回の修正で60度に近づいたかな。
音楽を鳴らしてみた。
すると今まで聴いていた音は何だったのか思えるくらほど、いい感じに鳴った。

言葉で表現するのは難しいが立体感が増したした気がする。また写真でいうならピントがキチンと合ったようにクリアに聞こえる。ほんの2センチほどスピーカーを動かしただけなのに。オーディオマニアはセッティングにもあれこれこだわるというが、その意味がわかったような気がした。

しかし、おかしいな。ここに引っ越してきた時、スピーカーの角度は正面向きから内振り、そして外振りも含めていろんな角度を試して決めたはずなのに。インテリアの配置も多少は変わったし、その影響だろうか。まあ結果オーライでよしとしよう。


しばらくは音楽を聴くのが楽しかった。
でもふと気がついた。
生演奏ではこんな立体感はない。

リビングルーム程度の面積ところでアンサンブルを演奏してもらえば違うかも知れない。しかしコンサートホール的な広さなら、音は拡散して響いても、意外とモノラル的に聞こえているような気もする。会場でそんなことを考えながら聴いたりはしないが。

いい音になったと喜んで聴いていたのに、ちょっと冷めた(^^ゞ

音の立体感とはオーディオでよくいわれるテーマである。しかしそれはオーディオ的なフェイクのような気もする。オーディオというより録音のと表現するべきか。そういえばピアノでもバイオリンでも、コンチェルトは生演奏と録音ではバランスがかなり違う。オーケストラのそれぞれの楽器を聞き分けられるのは生演奏より録音である。


2センチスピーカーを動かして喜んだり冷めたりの塞翁が馬。
でも偶然の産物で、コストゼロでいい音になったので満足している。

wassho at 09:41|PermalinkComments(0) 音楽、オーディオ 

2019年12月09日

単語登録は ; を使うと便利

パソコンでキーボードを打って日本語に変換するソフトのことをIM:インプットメソッドという。日本語だと入力方法という変な名前。ひと昔前はFEP:フロント・エンド・プロセッサ、略してフェップという言葉を使った。直訳すれば前処理だろうか。

しかしIMもFEPも、その名前で呼んでいる人はあまり見たことがない。
たいていは辞書かな?


私がパソコンを使い出したのは30年ほど前。当時とでは日本語への変換精度は比較にならないほど高くなった。よく使う言葉を変換候補の最初に持ってくるという予測変換は、携帯(ガラケー)が先行したが今では遜色ない。

だからIMの辞書にない単語を自分で登録したりする必要はほとんどなくなった。また短いフレーズも、例えばよく使っているなら「お世話になります。」が「お」と入力するだけで変換されるようになった。それでも頻繁に使う単語や短いフレーズは登録しておいたほうが便利なこともある。

その場合のコツは登録する単語やフレーズの「読み」の前に「;」の記号を入れること。

 : コロン
 ; セミコロン

であるが、日本語でセミコロンを使うことはまずないというのがその理由。
使うとしたら(;^^)のような顔文字くらい。
セミコロン

これは仕事でたくさんの商品名などをよく入力する場合に役立つ。例えば「ア」で始まる名前が30個ほどあるとして、それを「あ」の読みで単語登録すると、普通に文章を書いている時もやたらその商品名が変換候補に出てきてしまう。

それを「;あ」で登録しておけば商品名しか候補に現れない。そのうちよく使う商品名がリストの上位に並ぶようになる。また商品がたくさんあって、用途別に区別したいなら読みの前に入れる記号を「;」「;;」と分ければよい。読みの言葉は何でも構わないから、最初が「;」であれば「;:」でも「;。」でも、キーボードで「;」の近くのものを使えばOK。

自分の名前や住所、メアドなども単語登録しておくのも意外と便利である。メールの書き出しの挨拶や締めのフレーズも、相手や内容に応じてキータッチ2回で状況に応じたものを選べる。クリップボードをマルチ化して、そこからペーストするソフトもあるが「;」を使った単語やフレーズの登録のほうが効率的。

重宝するのが → などの記号。

私は→を「;m」、←を「;h」、↑を「;う」、↓を「;s」で登録している。それぞれ「みぎ・ひだり・うえ・した」の最初の入力。全角であるならば子音でアルファベットになってもOK。


おジイちゃんの知恵袋でした(^^ゞ


なおIMによっては「読み」をセミコロンなどの記号で登録できないものもある。Macに付属しているIMがそうで、変換精度はもう十分なのにATOKを買わされるはめになってしまい残念。

wassho at 22:39|PermalinkComments(0) ノンジャンル 

2019年12月06日

六義園で紅葉 その3

では松から紅葉に話を戻して、
これでもかというレッドオータムを。
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前回に書いた池の中にある「中の島」に渡る田鶴橋。
しかし通行止めだった。
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紅葉を見に来るのは、今シーズンはこれが最後だろうからと目に焼き付ける。
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少し高いところから。
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さらに昇って、
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六義園で一番高いところから。
今でも「バカと煙は高いところに〜」っていうのかな?
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午後3時を回り、木々の下を歩くともう上から光は降ってこない。
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でも横から差し込む光がキレイな景色もある。
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本日の紅葉狩りはこれにて終了。

旧古河庭園と較べると3倍の広さがあるので六義園のほうが楽しめたかな。しかし旧古河庭園にはバラもあるので甲乙つけがたい。確かなのは入場料は150円や300円なので、充分過ぎるくらい元は取れること。23区内にあって交通の便もいいから、遠くの紅葉名所に行けないときはお薦めである。

また六義園では午後9時まで開園を延長して紅葉のライトアップをおこなっている。そういうのは見たことがないから興味津々なのだけれど、もう寒いからなあ。来年にまた考えましょう。


おしまい

wassho at 19:40|PermalinkComments(0) お花畑探訪 

2019年12月05日

六義園で紅葉 その2

紅葉を眺めながら水路沿いを進むと出店の並ぶ一角が現れた。
和風テイストでいい感じ。
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平日なのにそこそこの人出。
でも園内は広いから混雑感はなかった。
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これは「つつじ茶屋」という茅葺きの東屋(あずまや)。茶屋という名前だが単なる休憩所でお茶が飲めるわけではない。また周りにツツジが植えられているのではなく、ツツジの木で建てられているから「つつじ茶屋」。
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しかし、ツツジは好きな花であちこちへ見に行っているけれど、柱になるような大きなものは見たことがない。花を見るのとはまた違うツツジの品種があるのだろうか。



庭園の中央にある池が見えてきた。こういう池は泉水(せんすい)と呼んだりする。
いい佇まいなのに、後ろに見える建物が邪魔すぎる(/o\)
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池の畔(ほとり)にある吹上茶屋の松には大きな雪吊りが。もっとも雪吊りは、雪が枝について折れるのを防ぐためのもの。もちろん東京ではそんな大雪は降らない。六義園の雪吊りは季節感の演出として設置されているそうだ。
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これも冬の風物詩である害虫対策の「こも巻き」。暖かいワラの中に虫を誘い込み、春になったら取り外したワラごと燃やす。江戸時代から伝わる手法だが、最近の研究によると害虫への効果はほとんどなく、逆に益虫を多く殺してしまうことが判明(>_<) 皇居などではすでに「こも巻き」は廃止されている。
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池の周りを歩く。
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吹上茶屋の雪吊りの正面に来た。ビューティフルじゃあ。
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こんな芝生ゾーンもある。
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池に突き出しているのが「中の島」で、そこに造られた築山が妹山・背山。読み方は「いものやま・せのやま」。妹が女性で背が男性。夫婦和合とか秘宝館的なニュアンスらしい。
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この六義園は面積約9ヘクタール。元は加賀藩の下屋敷跡地を徳川綱吉の側用人だった柳沢吉保(1659〜1714)が譲り受けて、自らの下屋敷として造園したもの。完成は1702年。ちなみに江戸城近くにある本宅が上屋敷、郊外にある別宅が下屋敷という区分。

江戸時代を通じて柳沢家の下屋敷であったが、明治になって三菱財閥創業者の岩崎弥太郎の所有となる。その後1938年(昭和13年)に当時の東京市に寄贈され公園となった。

ところでネットで調べると徳川綱吉が六義園に58回も訪れた記録があるいう情報と、記録は柳沢吉保の屋敷に58回だという情報が混在している。綱吉が亡くなったのは1709年だから六義園を訪問できたのは8年間。58回÷8年=7.25回で365日÷7.25回=50.3日だから、平均で50日おきにここまで来たとは考えづらい。だから柳沢吉保の上屋敷、下屋敷(六義園)を含めて、六義園ができる以前から58回と考えるのが妥当。

私の推察が正しいかどうかはわからないけれど、ネットの情報はたいして調べもせずコピペで延々と広まる。誰かが間違えても同様に広まってしまう。だから鵜呑みにするのは危険。もちろんすべてを細かくはチェックできないが「それ本当?」というセンサーを磨いておくことも大事。ちなみに多くの人がもっとも参考にするウィキペディアでは六義園に58回訪れたことになっている。



紅葉にちょっと飽きたので松で箸休め。というか、なぜか松が大好きである。
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そして本日、実は紅葉よりも感動したのがこの松。是非クリックで拡大して欲しい。
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これは逆光なんだけど色づいた松葉が何とも幻想的に見えた。また写真ではわからないが、水面から反射した光がゆっくりと揺れながら松の木を這って、ちょっとした幽玄の世界。

もっとも松を見上げたり写真に撮っているのは私だけだったかも。
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こちらは対岸から見たもの。
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順光だとまったくツマラナイ。
つまり感動したのは逆光が作り出した美しさということになる。わずかの光の角度の違いによって目に写る世界は大きく変わる。印象派の画家たちが光にこだわった理由を改めて実感できた気がした。

「いいものが見られた、来てよかった」と喜んでいたのだが、ふと我に返った。針葉樹の松って紅葉するのか?という疑問。ひょっとして病気で枯れかかっている? そのうち調べよう。でもこれだけキレイなら松枯れ病でも許す(^^ゞ


ーーー続く

wassho at 21:00|PermalinkComments(0) お花畑探訪 

2019年12月03日

六義園で紅葉

先日訪れた旧古河庭園の紅葉が思いのほか楽しめたので、
じゃあということで同じく東京都が管理する庭園である六義園にも出かけてきた。

場所は旧古河庭園からそう離れていない。
でもこちらは北区ではなく文京区となる。地下鉄だと1つ手前の駒込駅。
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駅前の様子。
ちなみにJR山手線だと駒込の隣駅が「おばあちゃんの原宿」として有名な巣鴨である。
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駅前を離れるとすぐに六義園の入り口が見えてくる。ただしここは裏門に当たる染井門。桜や紅葉の季節しか開門していないらしい。
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なお六義園は「6ぎえん」ではなく「りくぎえん」と読む。入園料は300円。旧古河庭園は150円だったけれど、どういう基準で価格設定しているのだろう。
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とりあえず歩き出すが見通しもきかないし、どこに向かっているのかよくわからず。
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しばらくしたら道順の案内があった。でも「どこへの道順」かを教えて欲しいかな。
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歩き進むと水路沿いに出た。園内マップでなら右下の染井門から、右上に向かって進んでいることになる。
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水面に映る紅葉を楽しむ。肉眼ではもっとくっきりと見えるのだが、それは脳が水面の揺れを補正して認識させているのかも知れない。
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この日も快晴で日差しと紅葉が織りなす陰影を堪能。
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ーーー続く

wassho at 23:01|PermalinkComments(0) お花畑探訪 

2019年12月02日

旧古河庭園でバラと紅葉 その4

前回も紹介した池は心字池(しんじいけ)という名前。

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心字池? どこかで聞いたなと思って調べると、日比谷公園や東京大学にあるのも心字池で、日本庭園ではよく使われる名前らしい。上から見ると「心」という漢字を形取っていて、禅宗の影響を受けて鎌倉時代からある造園手法とのこと。

しかし、そんな通り一遍の説明で「そうなんだ」と素直に納得しないのが私である(^^ゞ

なぜなら、心という漢字を少々崩して書いたとしても2つの「点」は独立して必要である。仮に1画目、2画目そして百歩譲って3画目を一体として線として囲んでも、つまり1つの池として掘っても、4画目はやはり独立させないと、他の丸い形をした文字と区別がつかなくなるじゃないか。

そう思って心字池の形を地図で確認してみると驚愕の事実を発見!

旧古河庭園の心字池。
ためしに90度ずつ回転させて眺めてみたが、心の文字がどこに当てはまるかわからず。
旧古河庭園


日比谷公園の心字池。
これを漢字1文字と説明するのはどう考えても無理でしょ。
日比谷公園


東大にある心字池。
ブーメランやないか!
東大


      紅葉に
      深まる謎が
      心字池

オソマツな一句でしたm(_ _)m



心字池の近くに滝もあった。写真では陰になってわかりにくいが、中央部分に滝が落ちている(クリックすると拡大する)。
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庭の中にある滝としては立派だとしても、大滝という名前はちょっと大げさかな。それなりの水量があるのだけれど、その水をどこから引いているのだろう。なお立て看板に記されている小川治兵衛はこの庭を造園した人。数々の名園を手がけ近代日本庭園の先駆者とされる京都の庭師。
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紅葉をアップ気味に撮ったものや、お約束の構図の写真など。
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帰り際にまた洋館を芝生越しに眺めて。
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これを設計したのはジョサイア・コンドルというイギリスの建築家。あの鹿鳴館や、復元されて今は美術館となっている三菱一号館なども彼の作品。つまり建物も庭も、東西の超一流どころを起用して造ったのが古河サンちのお宅だったのである。何ともうらやましい。


日本庭園のモミジもよかったが、通路にあるサクラの色づきもなかなかの風情。
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おしまい

wassho at 23:43|PermalinkComments(0) お花畑探訪 

2019年12月01日

旧古河庭園でバラと紅葉 その3

紅葉越しにバラ花壇を眺める。
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左下で丸く刈り込まれているのはツツジだろう。これだけじゃ花が咲くシーズンになっても、わざわざ見に来るほどの規模じゃないなあ〜などと考えたとき、ここは元々、個人の邸宅だったことを思い出す。

この写真に写っている範囲だけだとしても、現代の日本でこれだけの庭を持っている人ってどれくらいいるのだろう。少なくとも私の知り合いにはいないな(^^ゞ

一億総中流から格差社会になったといわれて久しい。それはそれで問題なのだけれど、おおよそ芸術に関する文化というものは、昔の超超超格差社会の上級国民の娯楽から始まっている。現代の庶民はそのおこぼれに預かっているようなもの。

今はまだ充分にストックがあるかも知れないが、数世紀先にはどうなっているのだろうと思ったりする。まあ生きちゃいないけど。でも既に失われて、知ることもできないものもあると思うと残念な気分。


敷地を下って日本庭園ゾーンに入り紅葉を楽しむ。
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この日は快晴で日差しが充分にあり、それが紅葉で反射したり陰影を作ったり、あるいは葉から光が透けていたりして美しかった。

それと旧古河庭園は平野部としては珍しく、私の好きな「茶色の混ざっていない赤」に近い紅葉が多い。もっとも写真はそういうものを中心に撮っているから、全体から受ける印象とは多少異なることも記しておく。


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日本庭園の中心部にある池。かなり大きくて、ボートでも浮かべて風流遊びをしてみたい。水面に映る紅葉にも酔えた。
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ーーー続く

wassho at 16:20|PermalinkComments(0) お花畑探訪