2021年07月
2021年07月28日
オリンピックでメダル大国を目指すための国家戦略
下の表は過去5大会の国別メダル獲得数である。
ランキングは金メダルが基準になっている。
日本がベスト10に入ったのは3回。最高はアテネ大会の5位。200ほどの国が参加するのだからこれは立派な成績ではあるが、もう少しがんばりたいところ。アメリカ、ロシア、中国が強いのはまあそうだとして、イギリス、ドイツ、オーストラリア、フランス、イタリアの5カ国だって一度もベスト10入りを逃していない。まずはそのレベルに上がりたいもの。
オリンピックでそれぞれのスポーツは競技>種別>種目という3つのヒエラルキーで区分されている。まずは大分類である「競技」というレベルで33区分。これは陸上やサッカーといったスポーツの種類そのもの。
そして、いくつかの「競技」は中分類の「種別」を持っている。
<水泳の種別>
競泳、マラソンスイミング、飛び込み、水球、
アーティスティックスイミング※2017年にシンクロナイズドスイミングから名称変更
<バレーボールの種別>
バレーボール、ビーチバレーボール
<体操の種別>
体操、新体操、トランポリン
<バスケットボールの種別>
バスケットボール、3x3
<レスリングの種別>
フリースタイル、グレコローマンスタイル
<自転車の種別>
トラック、ロード、マウンテンバイク、BMXレーシング、BMXフリースタイル
<馬術の種別>
障害馬術、馬場馬術、総合馬術
<射撃の種別>
ライフル射撃、クレー射撃
<カヌーの種別>
スプリント、スラローム
<空手の種別>
形、組み手
種別を持つ競技は10で、種別の合計は28となる。
競技と種別までがスポーツのジャンル分けだと考えると、
競技33+種別28−競技と種別の重複10=51
だからオリンピックは51種類のスポーツが集まった大会といえる。もっとも陸上競技には種別がなく100m走もマラソンもハンマー投げも種目なのに、なぜレスリングはフリーとグレコローマンで種別に分けられているのかなど、この区分けには多少の疑問もあるが。
例によって前振りが長かったけれど(^^ゞ
ここからが本題。
競技または種別の下位にくるのが「種目」。
陸上競技を例に列挙すると
100m 走高跳
200m 棒高跳
400m 走幅跳
800m 三段跳
1,500m 砲丸投
5,000m 円盤投
10,000m ハンマー投
マラソン やり投げ
10種/7種
110mハードル/100mハードル
400mハードル
3,000m障害
20km競歩
50km競歩
4×100mリレー
4×400mリレー
ここに上げたのは24項目であるが、それぞれに男女があり、ただし女子には50km競歩が無く、また4×400mリレーは男女混合もあるので24×2−1+1=48が陸上競技の種目である。
そして33競技すべての種目を合計すると339種目になる。つまり東京オリンピックは339枚の金メダルを目指して争っている大会。もちろん団体競技があるから金メダリストの人数はそれ以上になる。
さて種目の多い競技ベスト10を上げると、
水泳 49種目
陸上 48種目
自転車 22種目
体操 18種目
レスリング 18種目
カヌー 16種目
柔道 15種目
射撃 15種目
ボート 14種目
重量挙げ 14種目
と水泳と陸上が断トツに多いことがわかる。だからこの2つの競技を強化することがメダル獲得競争のポイントである。また日本が発祥の柔道も種目が多いから、これは日本のメダル獲得に有利に働いている。
そしてマイナー競技である自転車、カヌー、射撃、ボートの種目数が多いことに着目すべき。すなわちこれらの競技を国内でもっと盛んにする=強い選手を育成することが、国家としてメダル獲得競争への戦略的対応となる。あくまで比較として書いておくと、例えばサッカーなら団体競技で男子・女子の2種目なので、メダルは最大で金銀銅のどれか2枚しか取れない。
メダルを取れる可能性がとても高い野球とソフトボールが、次のオリンピックから外れてしまうのは日本にとって痛手。関係者は今後も日本が強い競技が採用されるよう、あるいは日本が強い競技の種目が増えるように画策すべき。あるいは逆に日本がほとんど勝てない競技、例えば射撃なら「銃被害社会を助長する」とかナンクセをつけて、オリンピックから排除できればメダル獲得競争で日本には有利に働く。えっ、そんなのはスポーツマンシップにもとるって? いやこれは政治マターだからキタナイこと何でもありなのよ(^^ゞ
それは冗談としてガンバレ・ガンバレだけではメダル大国になれないので、スポーツ行政関係者はそのあたりのところをよろしく。
ところで本日は大会5日目、つまりは会期の1/3ほどが経過した時点であるが、
出だし順調な日本は国別ランキングでなんとトップ\(^o^)/
できれば過去最高となる3位または4位で踏みとどまって欲しいな。
各国のメダル獲得数
7月28日午後8時30分現在
ランキングは金メダルが基準になっている。
日本がベスト10に入ったのは3回。最高はアテネ大会の5位。200ほどの国が参加するのだからこれは立派な成績ではあるが、もう少しがんばりたいところ。アメリカ、ロシア、中国が強いのはまあそうだとして、イギリス、ドイツ、オーストラリア、フランス、イタリアの5カ国だって一度もベスト10入りを逃していない。まずはそのレベルに上がりたいもの。
オリンピックでそれぞれのスポーツは競技>種別>種目という3つのヒエラルキーで区分されている。まずは大分類である「競技」というレベルで33区分。これは陸上やサッカーといったスポーツの種類そのもの。
そして、いくつかの「競技」は中分類の「種別」を持っている。
<水泳の種別>
競泳、マラソンスイミング、飛び込み、水球、
アーティスティックスイミング※2017年にシンクロナイズドスイミングから名称変更
<バレーボールの種別>
バレーボール、ビーチバレーボール
<体操の種別>
体操、新体操、トランポリン
<バスケットボールの種別>
バスケットボール、3x3
<レスリングの種別>
フリースタイル、グレコローマンスタイル
<自転車の種別>
トラック、ロード、マウンテンバイク、BMXレーシング、BMXフリースタイル
<馬術の種別>
障害馬術、馬場馬術、総合馬術
<射撃の種別>
ライフル射撃、クレー射撃
<カヌーの種別>
スプリント、スラローム
<空手の種別>
形、組み手
種別を持つ競技は10で、種別の合計は28となる。
競技と種別までがスポーツのジャンル分けだと考えると、
競技33+種別28−競技と種別の重複10=51
だからオリンピックは51種類のスポーツが集まった大会といえる。もっとも陸上競技には種別がなく100m走もマラソンもハンマー投げも種目なのに、なぜレスリングはフリーとグレコローマンで種別に分けられているのかなど、この区分けには多少の疑問もあるが。
例によって前振りが長かったけれど(^^ゞ
ここからが本題。
競技または種別の下位にくるのが「種目」。
陸上競技を例に列挙すると
100m 走高跳
200m 棒高跳
400m 走幅跳
800m 三段跳
1,500m 砲丸投
5,000m 円盤投
10,000m ハンマー投
マラソン やり投げ
10種/7種
110mハードル/100mハードル
400mハードル
3,000m障害
20km競歩
50km競歩
4×100mリレー
4×400mリレー
ここに上げたのは24項目であるが、それぞれに男女があり、ただし女子には50km競歩が無く、また4×400mリレーは男女混合もあるので24×2−1+1=48が陸上競技の種目である。
そして33競技すべての種目を合計すると339種目になる。つまり東京オリンピックは339枚の金メダルを目指して争っている大会。もちろん団体競技があるから金メダリストの人数はそれ以上になる。
さて種目の多い競技ベスト10を上げると、
水泳 49種目
陸上 48種目
自転車 22種目
体操 18種目
レスリング 18種目
カヌー 16種目
柔道 15種目
射撃 15種目
ボート 14種目
重量挙げ 14種目
と水泳と陸上が断トツに多いことがわかる。だからこの2つの競技を強化することがメダル獲得競争のポイントである。また日本が発祥の柔道も種目が多いから、これは日本のメダル獲得に有利に働いている。
そしてマイナー競技である自転車、カヌー、射撃、ボートの種目数が多いことに着目すべき。すなわちこれらの競技を国内でもっと盛んにする=強い選手を育成することが、国家としてメダル獲得競争への戦略的対応となる。あくまで比較として書いておくと、例えばサッカーなら団体競技で男子・女子の2種目なので、メダルは最大で金銀銅のどれか2枚しか取れない。
メダルを取れる可能性がとても高い野球とソフトボールが、次のオリンピックから外れてしまうのは日本にとって痛手。関係者は今後も日本が強い競技が採用されるよう、あるいは日本が強い競技の種目が増えるように画策すべき。あるいは逆に日本がほとんど勝てない競技、例えば射撃なら「銃被害社会を助長する」とかナンクセをつけて、オリンピックから排除できればメダル獲得競争で日本には有利に働く。えっ、そんなのはスポーツマンシップにもとるって? いやこれは政治マターだからキタナイこと何でもありなのよ(^^ゞ
それは冗談としてガンバレ・ガンバレだけではメダル大国になれないので、スポーツ行政関係者はそのあたりのところをよろしく。
ところで本日は大会5日目、つまりは会期の1/3ほどが経過した時点であるが、
出だし順調な日本は国別ランキングでなんとトップ\(^o^)/
できれば過去最高となる3位または4位で踏みとどまって欲しいな。
各国のメダル獲得数
7月28日午後8時30分現在
2021年07月27日
マイナー競技は gorin.jp で
テレビでは毎日かなりのオリンピック中継がなされているものの、やはりメジャーな競技が中心。ワールドカップや世界大会があるようなスポーツはその時にも見られるから、オリンピックではオリンピックでしか見る機会のないマイナーな競技を見たいのだが。しかしマイナーな競技=人気が無い=視聴率が稼げない=放送されないという宿命からは逃れられずーーー
でも gorin.jp というサイトをたまたま見つけた。「民放テレビ局によるインターネットでのオリンピック公式競技動画配信サイト」ということらしい。
「Live」と「動画」のメニューがありマイナーなものまでカバーしている。マウンテンバイクの競技なんて生まれて初めて見てかな。
お勧めはLiveで、何がいいかというと(マイナースポーツなら)実況や解説の音声がほとんど入っていないこと。私はスポーツ中継で解説者の押しつけがましい話を聞かされるのが嫌いなので助かる。またこのLive中継は試合と試合の間の何もないところでも映像を流しぱなしで、なんとなく現地に出かけた感を味わえる。
難点は画質があまりよくないこと。21インチのパソコンディスプレイで全面表示にするとちょっと厳しい。だからテレビには接続していない。ただし試合会場によってかなり差があるようにも思う。
ゴチャゴチャ説明するよりアクセスしてもらえればわかると思うので。
マイナー競技を見たい人は是非に。
https://www.gorin.jp/
7月30日追伸
動画はページ最後の「もっと見る」をクリックすると過去のものに遡れるが、日付が古くなるほどクリックの反応が遅くなる。次の動画一覧が表示されるまで3秒近くかかることがあるから「もうこれより古い動画は削除された」と思わないように。今のところ開会式前のソフトやサッカーの予選の動画も見られる。
でも gorin.jp というサイトをたまたま見つけた。「民放テレビ局によるインターネットでのオリンピック公式競技動画配信サイト」ということらしい。
「Live」と「動画」のメニューがありマイナーなものまでカバーしている。マウンテンバイクの競技なんて生まれて初めて見てかな。
お勧めはLiveで、何がいいかというと(マイナースポーツなら)実況や解説の音声がほとんど入っていないこと。私はスポーツ中継で解説者の押しつけがましい話を聞かされるのが嫌いなので助かる。またこのLive中継は試合と試合の間の何もないところでも映像を流しぱなしで、なんとなく現地に出かけた感を味わえる。
難点は画質があまりよくないこと。21インチのパソコンディスプレイで全面表示にするとちょっと厳しい。だからテレビには接続していない。ただし試合会場によってかなり差があるようにも思う。
ゴチャゴチャ説明するよりアクセスしてもらえればわかると思うので。
マイナー競技を見たい人は是非に。
https://www.gorin.jp/
7月30日追伸
動画はページ最後の「もっと見る」をクリックすると過去のものに遡れるが、日付が古くなるほどクリックの反応が遅くなる。次の動画一覧が表示されるまで3秒近くかかることがあるから「もうこれより古い動画は削除された」と思わないように。今のところ開会式前のソフトやサッカーの予選の動画も見られる。
2021年07月26日
東京オリンピック開会式あれこれ その3
スケートボードで堀米雄斗と西矢椛の両選手が金メダルを獲得!
誠にメデタシ。ただし、このストリートという種目は階段の手すりにスケボーで飛び乗って滑り降りたりするもの。それが難しいことは想像できるとしても「決まったー!」とアナウンサーが叫ぶシーンでも「どこがすごかった」のかよくわからず。ということで必然的にまったく感動・感激できなくてーーー
でも「ケッ! 昭和生まれが」と言われたくないから、
そんな気持ちは胸にしまっておくことにしよう(^^ゞ
さて開会式について
一番よかったこと
一番残念だったこと
一番惜しかったこと
を書いてきたが、今回は一番改善して欲しいことについて。
前回に書いたようにオリンピックの開会式というのは、
1 国旗を掲揚したり大会の開始を宣言するいわば式典部分
2 選手の入場行進
3 式典部分に含まれるが、その最大の見せ場である聖火の点火
4 ショーというかエンタテイメントな部分
に分かれる。
23日に行われた開会式については批判的な意見が多いように思えるが、それでも開会式を観た人はそれなりに楽しめたと思う。なぜなら開会式で一番長い時間を占めるのは2の選手の入場行進であり、それが持っている本質的な価値や楽しさが、他のメニューにマイナスがあっても、かなりの部分を帳消しにしてくれるから。
逆にいえば4だけのイベントだったら暴動が起きていたかもね(^^ゞ
開会式の放送が始まって40分ほどが経ち、イマイチ盛り上がらないショーの内容に退屈しだした頃、選手の入場行進が始まった。
先頭は伝統にしたがってオリンピック発祥国のギリシャ。その次が難民選手団だった。このカテゴリーができたのは前回のリオデジャネイロから。会場ではスタンディングオベーションで彼らを迎え入れたと記憶する。今回は無観客となって声援すらないのが残念。
その後は国名のアイウエオ順でアイスランド、アイルランド、アゼルバイジャン、アフガニスタン、アメリカ領サモア、アメリカ領ヴァージン諸島、アラブ首長国連邦、アルジェリアと続く。
国名は知っていてもほとんど馴染みのない国々の人達である。彼らの姿を見ているうちに、コロナのことはちょっと脇に置いておいて、とりあえず世界中から集まれてよかったよなあという気分になってきた。それにオリンピック出場を勝ち取った選手の晴れ姿を見ていると、こちらまでうれしくなってくる
ちなみにアンティグア・バーブーダとかギニアビサウなどの知らない国名を聞くのもオリンピック開会式の楽しみのひとつ。全部で10カ国ほどあった。多分これまでのオリンピックで聞いているはずだけれど忘れちゃっている(^^ゞ
というわけで選手が歩いているだけなのに、
下手なショーよりはるかに満足度の高いのが入場行進。ただしーーー
やっぱり長い、長すぎる
なんたって出場する国や団体は205もある。開催国としてトリを務めた日本の選手団が入場し終えたのが放送開始から2時間40分後。つまり入場行進に要した時間は2時間。いくら楽しくてもさすがに後半は飽きてくる。
先に入場し終えた選手も座り込んだり寝転がったり。
選手団が入場する間隔は基本が30秒で、大人数の選手団の場合は1分ほどを取っているようだった。仮にすべてが30秒間隔でも205選手団あるから1時間43分かかる。
入場行進の時間を短縮するには理論的に3つしか方法がない。
1)入場行進に参加できる人数を減らす。
→君は開会式に参加できませんとオニのような宣告はできない。
2)アスリートなんだから走って入場させる。
→理屈としては成立するが、どう考えても無理がある。
というわけで残る方法は1つだけ。
ほとんどの国の入場行進のスタイルはこんな感じ。
つまり隊列は縦長に伸びている。
ただし横長に隊列を組んでいる国もある。
この場合は12列縦隊くらい。(横に長いのは横隊で数えるべきだが比較のため縦隊で)
3)つまりこのように隊列を横長にすれば短い間隔で入場させられる。
日本選手団は大人数で5列縦隊なので超縦長。これは選手間で2メートルの間隔を取るというコロナ対策ルールも影響していると思われる。
アメリカと中国はともに12〜14列縦隊。
コロナルールはあまり気にしていないみたい。
アメリカなどの写真を見ると、既にかなり横長の隊列を組んでいるようにも思えるが、
それでも会場の広さを考えれば、もっと横長に展開できる。
中央に設けられたグレー色のゾーンのうち上下を人で囲まれた内側が選手が行進するところ。それを例えばグレゾーンのすべてを使うようにすれば、今の倍の25列縦隊くらいで行進できるはず。
日本の選手団は582人(競技日程の都合で開会式に参加しない選手もいるし、入場行進に加わる関係者もいるけれど、とりあえずの数字として)。これで5列縦隊だと長さは116列になるが、25列縦隊なら23列で済む。こういうふうにしてどんどんと間隔を詰めて入場行進に要する時間を短縮すべき。ほとんどの国は1列で足りるんじゃないかな。またもっと少人数で参加している国なら3〜4カ国を同時に入場させればいい。
とりあえず「目指せ、入場行進1時間以内!」で、お願いしたいかな。
ーーー続く
誠にメデタシ。ただし、このストリートという種目は階段の手すりにスケボーで飛び乗って滑り降りたりするもの。それが難しいことは想像できるとしても「決まったー!」とアナウンサーが叫ぶシーンでも「どこがすごかった」のかよくわからず。ということで必然的にまったく感動・感激できなくてーーー
でも「ケッ! 昭和生まれが」と言われたくないから、
そんな気持ちは胸にしまっておくことにしよう(^^ゞ
さて開会式について
一番よかったこと
一番残念だったこと
一番惜しかったこと
を書いてきたが、今回は一番改善して欲しいことについて。
前回に書いたようにオリンピックの開会式というのは、
1 国旗を掲揚したり大会の開始を宣言するいわば式典部分
2 選手の入場行進
3 式典部分に含まれるが、その最大の見せ場である聖火の点火
4 ショーというかエンタテイメントな部分
に分かれる。
23日に行われた開会式については批判的な意見が多いように思えるが、それでも開会式を観た人はそれなりに楽しめたと思う。なぜなら開会式で一番長い時間を占めるのは2の選手の入場行進であり、それが持っている本質的な価値や楽しさが、他のメニューにマイナスがあっても、かなりの部分を帳消しにしてくれるから。
逆にいえば4だけのイベントだったら暴動が起きていたかもね(^^ゞ
開会式の放送が始まって40分ほどが経ち、イマイチ盛り上がらないショーの内容に退屈しだした頃、選手の入場行進が始まった。
先頭は伝統にしたがってオリンピック発祥国のギリシャ。その次が難民選手団だった。このカテゴリーができたのは前回のリオデジャネイロから。会場ではスタンディングオベーションで彼らを迎え入れたと記憶する。今回は無観客となって声援すらないのが残念。
その後は国名のアイウエオ順でアイスランド、アイルランド、アゼルバイジャン、アフガニスタン、アメリカ領サモア、アメリカ領ヴァージン諸島、アラブ首長国連邦、アルジェリアと続く。
国名は知っていてもほとんど馴染みのない国々の人達である。彼らの姿を見ているうちに、コロナのことはちょっと脇に置いておいて、とりあえず世界中から集まれてよかったよなあという気分になってきた。それにオリンピック出場を勝ち取った選手の晴れ姿を見ていると、こちらまでうれしくなってくる
ちなみにアンティグア・バーブーダとかギニアビサウなどの知らない国名を聞くのもオリンピック開会式の楽しみのひとつ。全部で10カ国ほどあった。多分これまでのオリンピックで聞いているはずだけれど忘れちゃっている(^^ゞ
というわけで選手が歩いているだけなのに、
下手なショーよりはるかに満足度の高いのが入場行進。ただしーーー
やっぱり長い、長すぎる
なんたって出場する国や団体は205もある。開催国としてトリを務めた日本の選手団が入場し終えたのが放送開始から2時間40分後。つまり入場行進に要した時間は2時間。いくら楽しくてもさすがに後半は飽きてくる。
先に入場し終えた選手も座り込んだり寝転がったり。
選手団が入場する間隔は基本が30秒で、大人数の選手団の場合は1分ほどを取っているようだった。仮にすべてが30秒間隔でも205選手団あるから1時間43分かかる。
入場行進の時間を短縮するには理論的に3つしか方法がない。
1)入場行進に参加できる人数を減らす。
→君は開会式に参加できませんとオニのような宣告はできない。
2)アスリートなんだから走って入場させる。
→理屈としては成立するが、どう考えても無理がある。
というわけで残る方法は1つだけ。
ほとんどの国の入場行進のスタイルはこんな感じ。
つまり隊列は縦長に伸びている。
ただし横長に隊列を組んでいる国もある。
この場合は12列縦隊くらい。(横に長いのは横隊で数えるべきだが比較のため縦隊で)
3)つまりこのように隊列を横長にすれば短い間隔で入場させられる。
日本選手団は大人数で5列縦隊なので超縦長。これは選手間で2メートルの間隔を取るというコロナ対策ルールも影響していると思われる。
アメリカと中国はともに12〜14列縦隊。
コロナルールはあまり気にしていないみたい。
アメリカなどの写真を見ると、既にかなり横長の隊列を組んでいるようにも思えるが、
それでも会場の広さを考えれば、もっと横長に展開できる。
中央に設けられたグレー色のゾーンのうち上下を人で囲まれた内側が選手が行進するところ。それを例えばグレゾーンのすべてを使うようにすれば、今の倍の25列縦隊くらいで行進できるはず。
日本の選手団は582人(競技日程の都合で開会式に参加しない選手もいるし、入場行進に加わる関係者もいるけれど、とりあえずの数字として)。これで5列縦隊だと長さは116列になるが、25列縦隊なら23列で済む。こういうふうにしてどんどんと間隔を詰めて入場行進に要する時間を短縮すべき。ほとんどの国は1列で足りるんじゃないかな。またもっと少人数で参加している国なら3〜4カ国を同時に入場させればいい。
とりあえず「目指せ、入場行進1時間以内!」で、お願いしたいかな。
ーーー続く
2021年07月25日
東京オリンピック開会式あれこれ その2
前回は開会式で一番よかったことと一番残念だったことを書いたが、
今回は一番惜しかったことについて。
さて
どのオリンピックの開会式が記憶に残っているかについては、もちろん世代によるけれど、ある年齢以上なら次の2つが断トツに票を集めるだろう。というかこの2つ以外をしっかりと覚えている人はあまりいないはず。
空飛ぶロケットマンに度肝を抜かれた
1984年のロサンゼルスオリンピック。
火がついたアーチェリーでの点火に感動した
1992年のバルセロナオリンピック。
オリンピックの開会式というのは、
1 国旗を掲揚したり大会の開始を宣言するいわば式典部分
2 選手の入場行進
3 式典部分に含まれるが、その最大の見せ場である聖火の点火
4 ショーというかエンタテイメントな部分
に分かれる。
1と2はあまりイジりようがないから、記憶に残る、言い換えれば評価される開会式とは3と4でレベルの高いサプライズを打ち出せるかにかかっている(ちょっとロジックが強引なのは承知の上)。
聖火の点火という狭い行為の範囲で、バルセロナ以上のサプライズを演出するのは相当に難しいかも知れない。しかしショーの内容・構成なら可能性は無限にあるわけで、37年も昔のロサンゼルスを未だに超えられないのはおかしなこと。
それはおそらくショーの企画において、いつの頃からか、サプライズよりもアーティスティックな表現だったり、あるいは問題提起を投げかけるような演出に重きをおきだしたからのように思える。クリエーターというのは観客のニーズに応えるよりも自分のやりたいことを優先しがち。それをディレクションするのがディレクターなりプロデューサーの仕事であるが、往々にしてそういう人もクリエーター上がりな訳で。そういう構造はマーケティングもエンタテイメントも同じである。
だから開会式について述べるならば、個々の演目のアーダコーダよりも、まず全体としてピントがずれていたという感想が先に出てしまう。
しかしそれでも今回は、その大切なサプライズに関して惜しいところもあったのである。
それは国立競技場の上空に浮かんだこの球体。もうほとんどの人は、これが多数のドローンに搭載されたライトによるものだと知っているだろう。その数なんと1842台
かなりの大きさである。
少し調べたが直径などの情報は得られなかった。
最初はこういう形というか光り方から変形していったのであるが、アナウンサーから解説があるまでドローンだとは思っていなかった。気球をプロジェクションマッピングのように照らしているのかなと。
なんたって1週間ほど前には、こんな巨大な顔アートがオリンピックの前座として登場していたわけで(^^ゞ ところでこの企画はおもしろかったのに単発で終わったのかな?
それはさておき、この演出はテレビで見る限りは立体感やサイズなどが把握できない。だから日本を含めて世界中のほとんどの人にとって、ドローンによるものだという解説がなければ、ミラーボールのようなものが光っている程度にしか認識されなかったと思う。そしてこの正体がドローンだと知らされてビックリしたはず。
何を言いたいかというと、どうして最初からもっとドローンだということを強調しなかったのかということ。グランドから1824台のドローンが次々と飛び立って、競技場の中でも球体だけではなく様々なトランスフォーメーションを披露して、最後に上空で地球の姿にでもなればよかったのに。ひょっとしたらロサンゼルスオリンピックのロケットマンと並ぶサプライズを演出できた可能性もあったと思う。(ロケットマンと違ってドローンショーは史上初じゃないから、その意味で「超えられない」けど)
実際はどうだったかというと、地球の模様になったドローンは特にフィナーレも無くフェードアウトして、その後は唐突にジョン・レノンのイマジンが流れて、連帯のようなものを訴える陳腐な演出。
そして、これら4人のドアップ映像が延々と流れる。
もちろんそれなりに有名な人達で、たとえば左下の男性はジョン・レジェンドといいグラミー賞を11回も獲り、また2019年の米ピープル誌で「世界で最もセクシーな男性」に選ばれたらしい。しかし「わっ、ジョン・レジェンドだ!東京オリンピックすげえ」と思った人は世界にどれくらいいたんだろうね。
ついでに書くと、残念ながらドローンや飛行制御のシステムは日本製ではなくアメリカのインテルのもの。そしてドローン自体はかなりコンパクトなサイズ。
やっぱり見たかったよね、
これが1842台も飛び上がって乱舞しながらマス・パフォーマンスする光景を。
ーーー続く
今回は一番惜しかったことについて。
さて
どのオリンピックの開会式が記憶に残っているかについては、もちろん世代によるけれど、ある年齢以上なら次の2つが断トツに票を集めるだろう。というかこの2つ以外をしっかりと覚えている人はあまりいないはず。
空飛ぶロケットマンに度肝を抜かれた
1984年のロサンゼルスオリンピック。
火がついたアーチェリーでの点火に感動した
1992年のバルセロナオリンピック。
オリンピックの開会式というのは、
1 国旗を掲揚したり大会の開始を宣言するいわば式典部分
2 選手の入場行進
3 式典部分に含まれるが、その最大の見せ場である聖火の点火
4 ショーというかエンタテイメントな部分
に分かれる。
1と2はあまりイジりようがないから、記憶に残る、言い換えれば評価される開会式とは3と4でレベルの高いサプライズを打ち出せるかにかかっている(ちょっとロジックが強引なのは承知の上)。
聖火の点火という狭い行為の範囲で、バルセロナ以上のサプライズを演出するのは相当に難しいかも知れない。しかしショーの内容・構成なら可能性は無限にあるわけで、37年も昔のロサンゼルスを未だに超えられないのはおかしなこと。
それはおそらくショーの企画において、いつの頃からか、サプライズよりもアーティスティックな表現だったり、あるいは問題提起を投げかけるような演出に重きをおきだしたからのように思える。クリエーターというのは観客のニーズに応えるよりも自分のやりたいことを優先しがち。それをディレクションするのがディレクターなりプロデューサーの仕事であるが、往々にしてそういう人もクリエーター上がりな訳で。そういう構造はマーケティングもエンタテイメントも同じである。
だから開会式について述べるならば、個々の演目のアーダコーダよりも、まず全体としてピントがずれていたという感想が先に出てしまう。
しかしそれでも今回は、その大切なサプライズに関して惜しいところもあったのである。
それは国立競技場の上空に浮かんだこの球体。もうほとんどの人は、これが多数のドローンに搭載されたライトによるものだと知っているだろう。その数なんと1842台
かなりの大きさである。
少し調べたが直径などの情報は得られなかった。
最初はこういう形というか光り方から変形していったのであるが、アナウンサーから解説があるまでドローンだとは思っていなかった。気球をプロジェクションマッピングのように照らしているのかなと。
なんたって1週間ほど前には、こんな巨大な顔アートがオリンピックの前座として登場していたわけで(^^ゞ ところでこの企画はおもしろかったのに単発で終わったのかな?
それはさておき、この演出はテレビで見る限りは立体感やサイズなどが把握できない。だから日本を含めて世界中のほとんどの人にとって、ドローンによるものだという解説がなければ、ミラーボールのようなものが光っている程度にしか認識されなかったと思う。そしてこの正体がドローンだと知らされてビックリしたはず。
何を言いたいかというと、どうして最初からもっとドローンだということを強調しなかったのかということ。グランドから1824台のドローンが次々と飛び立って、競技場の中でも球体だけではなく様々なトランスフォーメーションを披露して、最後に上空で地球の姿にでもなればよかったのに。ひょっとしたらロサンゼルスオリンピックのロケットマンと並ぶサプライズを演出できた可能性もあったと思う。(ロケットマンと違ってドローンショーは史上初じゃないから、その意味で「超えられない」けど)
実際はどうだったかというと、地球の模様になったドローンは特にフィナーレも無くフェードアウトして、その後は唐突にジョン・レノンのイマジンが流れて、連帯のようなものを訴える陳腐な演出。
そして、これら4人のドアップ映像が延々と流れる。
もちろんそれなりに有名な人達で、たとえば左下の男性はジョン・レジェンドといいグラミー賞を11回も獲り、また2019年の米ピープル誌で「世界で最もセクシーな男性」に選ばれたらしい。しかし「わっ、ジョン・レジェンドだ!東京オリンピックすげえ」と思った人は世界にどれくらいいたんだろうね。
ついでに書くと、残念ながらドローンや飛行制御のシステムは日本製ではなくアメリカのインテルのもの。そしてドローン自体はかなりコンパクトなサイズ。
やっぱり見たかったよね、
これが1842台も飛び上がって乱舞しながらマス・パフォーマンスする光景を。
ーーー続く
2021年07月24日
東京オリンピック開会式あれこれ
せっかく東京でオリンピックが開催されるのに、コロナのせいで無観客になって相当にガッカリである。だって次の機会がいずれまた訪れるとしても、年齢的に私はもう(^^ゞ もっともチケットは、あまりオリンピックらしさを味わえないマイナーな競技しか当選していなかったのであるが。(でもダフ屋を使えばと小声で)
昨日は20秒ほど時間をロスしているうちにブルーインパルスのスモークが消えてしまい悔しい思いをしたが、開会式はしっかりとテレビで観た。
とりあえず一番よかったことと、
一番残念だったことの2つから書いておきたい。
一番よかったというかポイントが高かったのは座席の色である。開会式を観た人なら納得してもらえるだろうし、観ていない人は「何を言い出すのか」と思うかも知れない。
無観客のサッカーや野球の試合は(テレビで)観たことはあるが、開会式という一種の祭りみたいなものを無観客で行うとどうなるのだろう、ガラガラのスタンドを写さないようにカメラはできるだけ寄り気味で撮影するのだろうかーーーなどと心配半分・興味半分だったのだが、
えっ、満席やん!
上の写真はクリックで拡大してもパッと見には無観客に見えない。
もう少し近づいた写真ではこうなっている。
座席に何色かの色が付けられ、それがモザイクのような視覚的効果を生んで空席には見えにくい仕掛けになっている。
なるほど上手く考えたものだ、布か紙で座席を覆ったのだな。辞任や解任続きの開会式制作チームもやるときはやるじゃないかとテレビを観ている時は思っていたがーーー
実は新しい国立競技場の座席はもともとこういう色で作られている。
目的はまさに空席を目立たないようにするためで、海外のスタジアムではよく使われる手法らしい。東京ドームなどの座席は単色だけれど、日本で他に導入しているところはあるのかな。スポーツもそうだがコンサートなんかでも観客が少なければテンションが下がるから、これは文武両方にプレーヤーファーストな配慮かも知れない。なおかつコスト的には単色とほとんど変わらないと思われるから実に素晴らしいアイデアである。
さらに
モザイク効果に加えて色つきのライティングで見事に無観客ぽさが消し去られていた。
ここまで来ると詐欺レベル?
もちろん歓声や声援のなさまでは隠せないが。
しかし会場の一部にモザイクではなく赤い色をしている場所もあった。
どうしてここだけ?空席が目立つじゃない?と思ったが、写真をよく見るとこのエリアにはけっこう人がいる。調べてみたら記者席らしい。赤いのはテーブルが設置されているのだろうか(写真を拡大しても不鮮明でよくわからない)。
それにしても記者席がこんなに広いエリアだとは思っていなかった。マスコミのためのオリンピックかよと思わなくもないが、このおかげで全世界の人がオリンピックを楽しめるのだから仕方ないか。
まあとにかくガラーンとした会場で寂しい開会式になるのではと心配していたが、モザイク座席のおかげでそんな雰囲気を感じることはなくてメデタシめでたし。
開会式で一番よかったのが座席の色だったということは、
式典そのものには相当批判的なのか?
まあそれは何ともいえないところではあるのだが、
次は「あくまで個人の感想です」と言い訳を付けて一番残念だったことを。
開会式ではもちろん各国選手団の入場行進がある。その先頭には国名を記したプラカードを掲げた若いオネエちゃんがーーーいると思っていたら。
さすがに一番最初に入場してくるギリシャではそれなりの人選だったが、
それ以外ではメンズだったり、
オバチャンだったりすることも。
テレビの解説では「この時代は多様性が大事なので云々〜」つまり若いオネエちゃん、キレイなオネエちゃん以外の人もプラカードを持って行進に参加していますというようなことを言っていた。
多様性あるいはダイバーシティとは最近よく聞くキーワードである。もちろん大切なことは百も承知しているが、それがプラカードを持つ人にまで反映される社会はイヤや(^^ゞ というのが正直な気持ち。さらに言えば今回はマスクで顔が隠れていて助かったかな。何でもかんでも平等にすればいいってものじゃない。
ところで今回の開会式はゲーム、アニメ、漫画といった日本のサブカルチャーをかなりフューチャーした演出となっている。それでプラカードだって漫画の吹き出しを模したデザインになっているくらい。日本の売りはサブカルしかないのかと少し寂しくも思うが、
(/_')/ソレハコッチニオイトイテ
そこまでサブカル推しならばアイドルをプラカード担当にすればよかったのに。こんな雰囲気の人がいっぱいいて(参加している=プラカードが必要なのは205の国や団体)プラカードを掲げるだけでなく何かパフォーマンスもすれば楽しかったと思うけど。
もっとも日本的なアイドルがワールドワイドに受け入れられる・理解されるかというと、ちょっと疑問なところもあるから、やっぱりここはコスプレーヤーに登場願おうか。コスプレなら意味はわからなくてもインパクトは抜群だし楽しさも伝わる。付け加えれば老若男女のキャラクターがあってダイバーシティだし。
もちろん権利関係の調整はたいへんかも知れないが、7年間も準備期間があったし開会式だけで165億円の予算なのだから金がなくてできないということはなかったはず(←いろいろと含むところがある表現となっています)。次のオリンピックを企画する人は参考にしてね。
ちなみに前回の東京オリンピックは1964年だったから、2020年計算で今回は56年ぶり。いっぽう冬季オリンピックは札幌が1972年で1998年なので26年後ということになる。そのペースで次回がやってくれば何とか観られるかも知れない。いや、やはり諦めてパリかロサンゼルスに行くべきかだろうな。
ーーー続く
オリンピック期間中に開会式のネタが終わるか心配である(^^ゞ
昨日は20秒ほど時間をロスしているうちにブルーインパルスのスモークが消えてしまい悔しい思いをしたが、開会式はしっかりとテレビで観た。
とりあえず一番よかったことと、
一番残念だったことの2つから書いておきたい。
一番よかったというかポイントが高かったのは座席の色である。開会式を観た人なら納得してもらえるだろうし、観ていない人は「何を言い出すのか」と思うかも知れない。
無観客のサッカーや野球の試合は(テレビで)観たことはあるが、開会式という一種の祭りみたいなものを無観客で行うとどうなるのだろう、ガラガラのスタンドを写さないようにカメラはできるだけ寄り気味で撮影するのだろうかーーーなどと心配半分・興味半分だったのだが、
えっ、満席やん!
上の写真はクリックで拡大してもパッと見には無観客に見えない。
もう少し近づいた写真ではこうなっている。
座席に何色かの色が付けられ、それがモザイクのような視覚的効果を生んで空席には見えにくい仕掛けになっている。
なるほど上手く考えたものだ、布か紙で座席を覆ったのだな。辞任や解任続きの開会式制作チームもやるときはやるじゃないかとテレビを観ている時は思っていたがーーー
実は新しい国立競技場の座席はもともとこういう色で作られている。
目的はまさに空席を目立たないようにするためで、海外のスタジアムではよく使われる手法らしい。東京ドームなどの座席は単色だけれど、日本で他に導入しているところはあるのかな。スポーツもそうだがコンサートなんかでも観客が少なければテンションが下がるから、これは文武両方にプレーヤーファーストな配慮かも知れない。なおかつコスト的には単色とほとんど変わらないと思われるから実に素晴らしいアイデアである。
さらに
モザイク効果に加えて色つきのライティングで見事に無観客ぽさが消し去られていた。
ここまで来ると詐欺レベル?
もちろん歓声や声援のなさまでは隠せないが。
しかし会場の一部にモザイクではなく赤い色をしている場所もあった。
どうしてここだけ?空席が目立つじゃない?と思ったが、写真をよく見るとこのエリアにはけっこう人がいる。調べてみたら記者席らしい。赤いのはテーブルが設置されているのだろうか(写真を拡大しても不鮮明でよくわからない)。
それにしても記者席がこんなに広いエリアだとは思っていなかった。マスコミのためのオリンピックかよと思わなくもないが、このおかげで全世界の人がオリンピックを楽しめるのだから仕方ないか。
まあとにかくガラーンとした会場で寂しい開会式になるのではと心配していたが、モザイク座席のおかげでそんな雰囲気を感じることはなくてメデタシめでたし。
開会式で一番よかったのが座席の色だったということは、
式典そのものには相当批判的なのか?
まあそれは何ともいえないところではあるのだが、
次は「あくまで個人の感想です」と言い訳を付けて一番残念だったことを。
開会式ではもちろん各国選手団の入場行進がある。その先頭には国名を記したプラカードを掲げた若いオネエちゃんがーーーいると思っていたら。
さすがに一番最初に入場してくるギリシャではそれなりの人選だったが、
それ以外ではメンズだったり、
オバチャンだったりすることも。
テレビの解説では「この時代は多様性が大事なので云々〜」つまり若いオネエちゃん、キレイなオネエちゃん以外の人もプラカードを持って行進に参加していますというようなことを言っていた。
多様性あるいはダイバーシティとは最近よく聞くキーワードである。もちろん大切なことは百も承知しているが、それがプラカードを持つ人にまで反映される社会はイヤや(^^ゞ というのが正直な気持ち。さらに言えば今回はマスクで顔が隠れていて助かったかな。何でもかんでも平等にすればいいってものじゃない。
ところで今回の開会式はゲーム、アニメ、漫画といった日本のサブカルチャーをかなりフューチャーした演出となっている。それでプラカードだって漫画の吹き出しを模したデザインになっているくらい。日本の売りはサブカルしかないのかと少し寂しくも思うが、
(/_')/ソレハコッチニオイトイテ
そこまでサブカル推しならばアイドルをプラカード担当にすればよかったのに。こんな雰囲気の人がいっぱいいて(参加している=プラカードが必要なのは205の国や団体)プラカードを掲げるだけでなく何かパフォーマンスもすれば楽しかったと思うけど。
もっとも日本的なアイドルがワールドワイドに受け入れられる・理解されるかというと、ちょっと疑問なところもあるから、やっぱりここはコスプレーヤーに登場願おうか。コスプレなら意味はわからなくてもインパクトは抜群だし楽しさも伝わる。付け加えれば老若男女のキャラクターがあってダイバーシティだし。
もちろん権利関係の調整はたいへんかも知れないが、7年間も準備期間があったし開会式だけで165億円の予算なのだから金がなくてできないということはなかったはず(←いろいろと含むところがある表現となっています)。次のオリンピックを企画する人は参考にしてね。
ちなみに前回の東京オリンピックは1964年だったから、2020年計算で今回は56年ぶり。いっぽう冬季オリンピックは札幌が1972年で1998年なので26年後ということになる。そのペースで次回がやってくれば何とか観られるかも知れない。いや、やはり諦めてパリかロサンゼルスに行くべきかだろうな。
ーーー続く
オリンピック期間中に開会式のネタが終わるか心配である(^^ゞ
2021年07月23日
幻のブルーインパルス(涙)
先ほど部屋の中にいたらゴーッという爆音が聞こえたので「まさか、ひょっとしてブルーインパルス?」と思ってベランダに飛び出すと、隣のマンションにほとんどを遮られてはいたものの、白と青とピンクの飛行機雲(正しくはスモーク)が見えた。
すぐに部屋に戻りデジカメの電源を入れる。
しかしメモリーカードが入っていないとの表示が(>_<)
慌ててカードを差し込みベランダへ。
その間、長く見積もってもおそらく20秒ほど。
なのになのに再びベランダに出た時には飛行機雲は跡形もなくなっていた(/o\)
そんなに早く消えるものなの?
ではご覧ください、ベランダから見上げる飛行機雲のないただの空(^^ゞ
写真中央にある大きな雲の前に白と青とピンクのラインが縦に伸びていたのにーーー
こちらは航空自衛隊が事前に公表していた飛行ルート。
私の自宅は都心部での飛行を終えた帰り道より約2キロほど南側に位置する。予定よりコースを外れて飛行したのだろうか。それに点線で示されているのはスモークを炊かないという意味だと思うがスモークが余っていたのかな。どちらも考えづらいが、でも私は確かにベランダからスモークを見たからそういうことなんだろう。
さて
コロナのせいですっかりケチがついた東京オリンピックはいよいよ本日から開幕。あれこれ思うところはたくさんあるけれど、とりあえずはテレビ観戦で楽しみたい。
参考までに都庁上空を飛ぶブルーインパルス。
こういうのを見たかったなあ。
写真はhttps://www.tokyo-np.co.jp/article/118592から引用
ところで政府はオリンピックのお祭り気分で政権の人気上昇を狙っているらしいが、無観客の開催なんてよその国でやっているオリンピックと変わらないわけだから、東京での開催を唯一実感できるブルーインパルスの飛行を全国で展開すればいいのに。東京では三日おきぐらいに飛んでね(^^ゞ
すぐに部屋に戻りデジカメの電源を入れる。
しかしメモリーカードが入っていないとの表示が(>_<)
慌ててカードを差し込みベランダへ。
その間、長く見積もってもおそらく20秒ほど。
なのになのに再びベランダに出た時には飛行機雲は跡形もなくなっていた(/o\)
そんなに早く消えるものなの?
ではご覧ください、ベランダから見上げる飛行機雲のないただの空(^^ゞ
写真中央にある大きな雲の前に白と青とピンクのラインが縦に伸びていたのにーーー
こちらは航空自衛隊が事前に公表していた飛行ルート。
私の自宅は都心部での飛行を終えた帰り道より約2キロほど南側に位置する。予定よりコースを外れて飛行したのだろうか。それに点線で示されているのはスモークを炊かないという意味だと思うがスモークが余っていたのかな。どちらも考えづらいが、でも私は確かにベランダからスモークを見たからそういうことなんだろう。
さて
コロナのせいですっかりケチがついた東京オリンピックはいよいよ本日から開幕。あれこれ思うところはたくさんあるけれど、とりあえずはテレビ観戦で楽しみたい。
参考までに都庁上空を飛ぶブルーインパルス。
こういうのを見たかったなあ。
写真はhttps://www.tokyo-np.co.jp/article/118592から引用
ところで政府はオリンピックのお祭り気分で政権の人気上昇を狙っているらしいが、無観客の開催なんてよその国でやっているオリンピックと変わらないわけだから、東京での開催を唯一実感できるブルーインパルスの飛行を全国で展開すればいいのに。東京では三日おきぐらいに飛んでね(^^ゞ
2021年07月18日
三角柱は素直に大きくなってくれない
緋牡丹を4つ育てていたが全滅してしまい、台木となっていた三角柱というサボテンの1つが枝分かれするように増えてきたので、6月6日にそれを新しいプランターに植えたことを以前に書いた。
こんな状態だったのを、
枝分かれしていた部分は3つにカットして。
こちらは台木だった部分。
特に何かを期待していたわけじゃない。眺めて楽しめるようなサボテンじゃないが、緋牡丹の台木としての役目を終えたとはいえ、まだ枯れていないのに捨てるのはかわいそうと思ってしただけのこと。
ちなみにトロピカルフルーツであるドラゴンフルーツはこの三角柱サボテンの実。もちろんこんなふうに実がなるまで育てるのは東京のベランダでは無理。
そんなわけで、
普通にそこそこ大きくなってくれればいいと思っていたのだけれど、
約1ヶ月半が経った昨日の状態がこれ。
大きくならずに、また枝分かれしている(/o\)
一般的な栽培方法に照らせば、新しく伸びだした芽のようなものをカットすれば、幹の部分に栄養が行き渡って大きくなるような気がする。しかし右側の元台木から伸びた新しい芽をカットして植えたのが左側である。それなのに右側からまた新しい芽が出ている。ということはカットしても意味は無いのかな。
少し調べたが役に立ちそうな情報は見当たらず。
とりあえずしばらくは放置で(^^ゞ
こんな状態だったのを、
枝分かれしていた部分は3つにカットして。
こちらは台木だった部分。
特に何かを期待していたわけじゃない。眺めて楽しめるようなサボテンじゃないが、緋牡丹の台木としての役目を終えたとはいえ、まだ枯れていないのに捨てるのはかわいそうと思ってしただけのこと。
ちなみにトロピカルフルーツであるドラゴンフルーツはこの三角柱サボテンの実。もちろんこんなふうに実がなるまで育てるのは東京のベランダでは無理。
そんなわけで、
普通にそこそこ大きくなってくれればいいと思っていたのだけれど、
約1ヶ月半が経った昨日の状態がこれ。
大きくならずに、また枝分かれしている(/o\)
一般的な栽培方法に照らせば、新しく伸びだした芽のようなものをカットすれば、幹の部分に栄養が行き渡って大きくなるような気がする。しかし右側の元台木から伸びた新しい芽をカットして植えたのが左側である。それなのに右側からまた新しい芽が出ている。ということはカットしても意味は無いのかな。
少し調べたが役に立ちそうな情報は見当たらず。
とりあえずしばらくは放置で(^^ゞ
2021年07月13日
牛乳カルピスを知らなかったなんて
割とポピュラーという説もあるようだが、
私は、物心がついてから今日に至るまでまったく知らなかった、
カルピスを水ではなく牛乳で薄めるという飲み方。
こんなおいしいものが世の中にあったのか、
死ぬまでに飲むことができて幸せーーーと感激した(^^ゞ
まだ飲んだことのない人は、
今すぐカルピスと牛乳を買いに行くべき!と断言したい。
なぜか3〜4年周期で夏にやたらカルピスを飲みたくなる。そして今年はその当たり年。いつものようにごく普通に水で薄めて「やっぱり夏はこれだな」と満足していた。それでふとカルピスにはカルピスソーダとかいろいろ種類があったと思いだし、どれくらいのラインナップがあるのかと公式ホームページにアクセスして、上に貼り付けたレシピを見つける。
早速に冷蔵庫から牛乳とカルピス(開封後は要冷蔵ね)を取り出し作ってみた。牛乳系のカルピスと牛乳そのものをミックスした味は、同じ牛乳同士でかえって想像が難しかったが、ミルクキャンディに少し酸味をきかせて冷たい飲み物にしたような味といえるかな。もちろん味の好みは人それぞれだろうが、私には衝撃的においしかったといういきさつ。
この飲み方を知ったのは2週間ほど前。それからは一度も水で薄める飲み方はしていない。というか最近はほぼ毎日牛乳を買ってくる生活(^^ゞ タンパク質の補給は充分かな。ひょっとしたらこれは牛乳嫌いの子供に牛乳を飲ませる方法としても役立つかも。
ちなみに公式ホームページには全部で43のレシピが載っていて、鯖の味噌煮に隠し味としてカルピスを使うなんてものまである。私が試したものの結果を記しておくと
プレーンヨーグルトにかける:あまり甘くならずイマイチ。
バニラアイスにかける:アイスとカルピスの味が喧嘩してダメ。
なおこれはカルピスのレシピじゃなく私の思いつき。
トマトジュースで割る:ほとんどカルピスの味がしないから無意味。
というわけでお勧めできるものはなし。
しかし私は普段からトマトジュースを牛乳と混ぜて飲んでいる。この牛乳を牛乳カルピスに置き換えればと思い、試してみるとドンピシャでおいしかった。トマトのリコピンと牛乳のタンパク質とカルピスの乳酸菌と、健康に良さそうなものが3つも揃っていいんじゃないかな。ただしこの「トマトジュース&牛乳」は夏に冷たいスープ代わりに飲むことが多いのだけれど「トマトジュース&牛乳カルピス」にすると甘くなるので食事時にはちょっと向かない。
今年の2月に新タマネギというものを生まれて初めて知ったことを書いた。新タマネギと牛乳カルピス、どちらも知らなかったなんて人生を損した気分もするが、こんな素晴らしいものが2つも残っていたことを喜ぶとしよう。こういう「割と当たり前なのに自分だけが知らない」ことってまだたくさんあるのだろうか? 人に「私の知らないこと教えて」と尋ねるわけにもいかないから、どうすればそれらを見つけられるか考えている。
私は、物心がついてから今日に至るまでまったく知らなかった、
カルピスを水ではなく牛乳で薄めるという飲み方。
こんなおいしいものが世の中にあったのか、
死ぬまでに飲むことができて幸せーーーと感激した(^^ゞ
まだ飲んだことのない人は、
今すぐカルピスと牛乳を買いに行くべき!と断言したい。
なぜか3〜4年周期で夏にやたらカルピスを飲みたくなる。そして今年はその当たり年。いつものようにごく普通に水で薄めて「やっぱり夏はこれだな」と満足していた。それでふとカルピスにはカルピスソーダとかいろいろ種類があったと思いだし、どれくらいのラインナップがあるのかと公式ホームページにアクセスして、上に貼り付けたレシピを見つける。
早速に冷蔵庫から牛乳とカルピス(開封後は要冷蔵ね)を取り出し作ってみた。牛乳系のカルピスと牛乳そのものをミックスした味は、同じ牛乳同士でかえって想像が難しかったが、ミルクキャンディに少し酸味をきかせて冷たい飲み物にしたような味といえるかな。もちろん味の好みは人それぞれだろうが、私には衝撃的においしかったといういきさつ。
この飲み方を知ったのは2週間ほど前。それからは一度も水で薄める飲み方はしていない。というか最近はほぼ毎日牛乳を買ってくる生活(^^ゞ タンパク質の補給は充分かな。ひょっとしたらこれは牛乳嫌いの子供に牛乳を飲ませる方法としても役立つかも。
ちなみに公式ホームページには全部で43のレシピが載っていて、鯖の味噌煮に隠し味としてカルピスを使うなんてものまである。私が試したものの結果を記しておくと
プレーンヨーグルトにかける:あまり甘くならずイマイチ。
バニラアイスにかける:アイスとカルピスの味が喧嘩してダメ。
なおこれはカルピスのレシピじゃなく私の思いつき。
トマトジュースで割る:ほとんどカルピスの味がしないから無意味。
というわけでお勧めできるものはなし。
しかし私は普段からトマトジュースを牛乳と混ぜて飲んでいる。この牛乳を牛乳カルピスに置き換えればと思い、試してみるとドンピシャでおいしかった。トマトのリコピンと牛乳のタンパク質とカルピスの乳酸菌と、健康に良さそうなものが3つも揃っていいんじゃないかな。ただしこの「トマトジュース&牛乳」は夏に冷たいスープ代わりに飲むことが多いのだけれど「トマトジュース&牛乳カルピス」にすると甘くなるので食事時にはちょっと向かない。
今年の2月に新タマネギというものを生まれて初めて知ったことを書いた。新タマネギと牛乳カルピス、どちらも知らなかったなんて人生を損した気分もするが、こんな素晴らしいものが2つも残っていたことを喜ぶとしよう。こういう「割と当たり前なのに自分だけが知らない」ことってまだたくさんあるのだろうか? 人に「私の知らないこと教えて」と尋ねるわけにもいかないから、どうすればそれらを見つけられるか考えている。
2021年07月11日
正しい座り方をすれば高級チェアは不要かも
医者に診てもらったことはないものの、おそらくは人より骨盤が後傾していて、本来の私は背中が反り返ってお腹が突き出たような姿勢である。それを矯正するための「コマネチ・メソッド」を編み出したことをずいぶんと昔に書いた。
もうコマネチするのは習慣というか無意識のうちにやっていることなので、現在は上半身が後ろに傾いてはいない。コマネチ・メソッドによって姿勢の問題は解決したといえる。
しかし、残念ながらそれは立っているか歩いている場合に限定されてしまう。座っているとどうしても骨盤が後傾して、だんだんとお尻の位置が前にずれて、それにともなって背中が後ろに倒れてしまう。それはいわばくつろいだポジションであり、ビジネスの場などでは相手に失礼な態度に見えてしまうのが悩みの種。
それを避けるためには何度も座り直す必要がある。ひょっとしたら落ち着きのないやつだと思われているかも知れない。普段は意識しなくてもコマネチできるのに、なぜか座っている場合はコマネチを心掛けてもすぐにその状態が解けてしまう。
もう半分諦めてはいたが、先日見たテレビで解決のヒントを得た。番組は座り方と姿勢や体調の関係についてかなり幅広く扱った内容。その中でサラッと紹介されていたことに閃くものがあったのだ。
それは椅子に座る時は座面の最も奥、背もたれと交わるところに腰骨が位置するように座るのが正しい座り方というもの。
デスクチェアでやってみる。
骨盤がまっすぐに立って、その上に背骨が乗っている感じがする。背骨が伸びたいい姿勢をとっているのに、背中のどこにも力みを感じずとても楽である。もう一度書きたいくらいとてもとても楽! なおイラストと違って背中は背もたれにはまったく触れない(腰の後ろは触れている)。
そしてこれの素晴らしいところは、骨盤が椅子の深い場所にロックされるようになるからなのか、先ほど書いたように前にずれてこないこと。何時間でもこの姿勢をキープできそうである。
アーロンチェアに代表される高級ビジネスチェアを使っていたこともあったけれど、実はそれほどメリットを感じていなかった。何となく座り心地がいいとは感じても、身体の楽さや疲れない度合いにおいて普通のビジネスチェアとあまり変わりがないように思えて。
それは私の座り方が悪かったのかも知れない。しかしこの最も奥で座るメソッドを実践するなら背もたれはほとんど不要だし、高級ビジネスチェアといっても座面そのものが飛び抜けて優れているということはないので、他のビジネスツールに投資するほうがいいかもしれない。(高級ビジネスチェアは20万円前後)
ソファでも試した。
デスクチェアと較べてソファは座面が長いので一番奥には座りにくいが、いったんそこに骨盤が収まってしまうとデスクチェア以上の楽ちんワールドが待っている。
デスクチェアと違ってデスクでキーボードを打ったり字を書いたりということはないので、背中は自然と背もたれにもたれかかる。その時、普段より背中全体でもたれかかる、表現を変えれば背もたれが背中全体を支えている感触がある。
通常はソファ座面の真ん中あたりに座るから、背もたれと接するのは背中の一部。つまり最も奥で座るメソッドでは同じ体重をより広い面積で支えるので、圧力が低くソフトに感じるのだと思う。加えて先ほど書いたように骨盤の上に背骨が正しく乗って力みがないので、普通の座り方と較べて楽ちんさが2乗になる感じ。
ソファでもお尻が前にずれてくることはない。そしてこの最も奥で座るメソッドのもうひとつのメリットは、これはデスクチェアでも同じであるのだが、なぜか足を組む気がしないということ。足を組むのは身体の骨格を歪ませる要因になる。私はつい組んでしまうのでこれはとても助かる。
ただしデメリットもある。
ソファで試してもらえればわかるが、この座り方はとても楽なんだけれど、何となくかしこまったというかカチッとした座り方である。だから身体はすごく楽だと感じているにもかかわらず、テレビなどを見ている場合は、どうしてももっとダラケた姿勢を取りたくなってしまう(^^ゞ ダラケた姿勢というのはソファの座面の前方にお尻を下ろして背もたれに寝転ぶような座り方である。気分的にリラックスできても、そちらの方が身体に負担があるのがわかっているから心の中で葛藤が始まるのだ。
次のデメリットは悩ましい。
ビジネスの場でこの座り方はちょっと難しいかも知れない。だいたいソファというのはそんなに奥深く座るものじゃない。まだ自宅でしか試しておらず他人の評価を得ていないが、ソファには浅く腰掛けるというビジネスマナーは横に置くとしても、何となく座る位置が奥過ぎて滑稽に見えるような気もする。ビジネスの場でのソファでだんだんとのけぞってしまうのが悩みだったので、それが解決できないのなら残念。
最後のデメリットは特にソファで感じるのであるが、深い位置に座るので、それだけ太ももが座面に多く触れるというか押しつけられるようになり、圧迫感があって僅かながら血の巡りが悪くなっている感じがする。それと連動して、これは男子限定ではあるが、座った時にチンポジの修正が必要になることが多い(^^ゞ
コマネチ・メソッドには絶対の自信を持っているが、この最も奥で座るメソッドはその75%位かな。ただし前者が骨盤が後傾している人限定なのに対して、後者にはより一般性があるかなとも思う。
今このブログを座って読んでいるなら、
とりあえず椅子やソファの一番奥に座り直してみて。
もうコマネチするのは習慣というか無意識のうちにやっていることなので、現在は上半身が後ろに傾いてはいない。コマネチ・メソッドによって姿勢の問題は解決したといえる。
しかし、残念ながらそれは立っているか歩いている場合に限定されてしまう。座っているとどうしても骨盤が後傾して、だんだんとお尻の位置が前にずれて、それにともなって背中が後ろに倒れてしまう。それはいわばくつろいだポジションであり、ビジネスの場などでは相手に失礼な態度に見えてしまうのが悩みの種。
それを避けるためには何度も座り直す必要がある。ひょっとしたら落ち着きのないやつだと思われているかも知れない。普段は意識しなくてもコマネチできるのに、なぜか座っている場合はコマネチを心掛けてもすぐにその状態が解けてしまう。
もう半分諦めてはいたが、先日見たテレビで解決のヒントを得た。番組は座り方と姿勢や体調の関係についてかなり幅広く扱った内容。その中でサラッと紹介されていたことに閃くものがあったのだ。
それは椅子に座る時は座面の最も奥、背もたれと交わるところに腰骨が位置するように座るのが正しい座り方というもの。
デスクチェアでやってみる。
骨盤がまっすぐに立って、その上に背骨が乗っている感じがする。背骨が伸びたいい姿勢をとっているのに、背中のどこにも力みを感じずとても楽である。もう一度書きたいくらいとてもとても楽! なおイラストと違って背中は背もたれにはまったく触れない(腰の後ろは触れている)。
そしてこれの素晴らしいところは、骨盤が椅子の深い場所にロックされるようになるからなのか、先ほど書いたように前にずれてこないこと。何時間でもこの姿勢をキープできそうである。
アーロンチェアに代表される高級ビジネスチェアを使っていたこともあったけれど、実はそれほどメリットを感じていなかった。何となく座り心地がいいとは感じても、身体の楽さや疲れない度合いにおいて普通のビジネスチェアとあまり変わりがないように思えて。
それは私の座り方が悪かったのかも知れない。しかしこの最も奥で座るメソッドを実践するなら背もたれはほとんど不要だし、高級ビジネスチェアといっても座面そのものが飛び抜けて優れているということはないので、他のビジネスツールに投資するほうがいいかもしれない。(高級ビジネスチェアは20万円前後)
ソファでも試した。
デスクチェアと較べてソファは座面が長いので一番奥には座りにくいが、いったんそこに骨盤が収まってしまうとデスクチェア以上の楽ちんワールドが待っている。
デスクチェアと違ってデスクでキーボードを打ったり字を書いたりということはないので、背中は自然と背もたれにもたれかかる。その時、普段より背中全体でもたれかかる、表現を変えれば背もたれが背中全体を支えている感触がある。
通常はソファ座面の真ん中あたりに座るから、背もたれと接するのは背中の一部。つまり最も奥で座るメソッドでは同じ体重をより広い面積で支えるので、圧力が低くソフトに感じるのだと思う。加えて先ほど書いたように骨盤の上に背骨が正しく乗って力みがないので、普通の座り方と較べて楽ちんさが2乗になる感じ。
ソファでもお尻が前にずれてくることはない。そしてこの最も奥で座るメソッドのもうひとつのメリットは、これはデスクチェアでも同じであるのだが、なぜか足を組む気がしないということ。足を組むのは身体の骨格を歪ませる要因になる。私はつい組んでしまうのでこれはとても助かる。
ただしデメリットもある。
ソファで試してもらえればわかるが、この座り方はとても楽なんだけれど、何となくかしこまったというかカチッとした座り方である。だから身体はすごく楽だと感じているにもかかわらず、テレビなどを見ている場合は、どうしてももっとダラケた姿勢を取りたくなってしまう(^^ゞ ダラケた姿勢というのはソファの座面の前方にお尻を下ろして背もたれに寝転ぶような座り方である。気分的にリラックスできても、そちらの方が身体に負担があるのがわかっているから心の中で葛藤が始まるのだ。
次のデメリットは悩ましい。
ビジネスの場でこの座り方はちょっと難しいかも知れない。だいたいソファというのはそんなに奥深く座るものじゃない。まだ自宅でしか試しておらず他人の評価を得ていないが、ソファには浅く腰掛けるというビジネスマナーは横に置くとしても、何となく座る位置が奥過ぎて滑稽に見えるような気もする。ビジネスの場でのソファでだんだんとのけぞってしまうのが悩みだったので、それが解決できないのなら残念。
最後のデメリットは特にソファで感じるのであるが、深い位置に座るので、それだけ太ももが座面に多く触れるというか押しつけられるようになり、圧迫感があって僅かながら血の巡りが悪くなっている感じがする。それと連動して、これは男子限定ではあるが、座った時にチンポジの修正が必要になることが多い(^^ゞ
コマネチ・メソッドには絶対の自信を持っているが、この最も奥で座るメソッドはその75%位かな。ただし前者が骨盤が後傾している人限定なのに対して、後者にはより一般性があるかなとも思う。
今このブログを座って読んでいるなら、
とりあえず椅子やソファの一番奥に座り直してみて。
2021年07月10日
チューリップ総集編 2021 その4
総集編「その3」を書いたのが6月1日。その時はあと3回は書く予定で(ネタを考え済みで)、だから文末に「ーーー不定期に続く」と記した。それなのに1ヶ月が経った今、何を書くつもりだったのかまったく思い出せない(/o\)
まあ、どうせたいしたことを書くわけじゃないからと気を取り直し(^^ゞ 、前回はチューリップが朽ちていく姿の写真だったので、今回はカッコよく撮れた写真にしようかと。
しかし今シーズンに撮った写真を見返して、コレといった写真がないことに気づくーーー
その理由として考えられるのは
(1)私の撮影テクニック不足というか、いい構図を見つられない感性の鈍さ。
(2)今シーズンだと188球を植えていて、それはベランダ・ガーデニングとしては
数が多い部類だとは思うが、所詮は188球に過ぎず開花数は141で、これぞと
いう姿形のチューリップが出現するには数が少なすぎる。
客観的に考えて原因は(2)だと思っているが、じゃあ今まで大規模なチューリップ園に行った時に、どれだけカッコイイ写真を撮れたかと自問すると(1)も相当に占めていると認めざるを得ないのがツラいところ。
さて、
たいした写真はないのだから、もったいを付けずに今シーズンのナンバー1から。題して「あまりチューリップに見えないし、盛りを少し過ぎて花びらも開きすぎているけれど、光の当たり方の偶然で、何となくミステリアスな雰囲気に撮れたで賞」とでもしておこうか。
後はごく平凡な写真。
黄色と赤はよく似合う。
黄色とオレンジもいい感じ。
でも黄色とピンクの組み合わせはイマイチかな。
これは写真的にまったくまとまりがないのであるが、ベランダ・チューリップの雰囲気をよく捉えていると自分では気に入っている1枚。同好の士ならわかってくれるかも知れない。
花を撮る時にいつも悩むのは背景をボカすべきか、そうでないかということ。ブログ本文の画面で小さくなっている写真では差が出ないので、クリックなどで拡大して見較べて欲しい。上が背景のボケが大きい写真で、下が小さい写真。
カメラのレンズには「絞り」という、まさに口径を絞る装置が備わっている。それは光量を調節する機能であると同時に、ピントが合う前後の範囲を操作する役割も果たしている。絞りを開くとピントの合う範囲が狭くなり、被写体前後のボケが大きくなる。反対に絞りを絞るとピントの合う範囲が広くなり、被写体前後のボケは小さくなる。
どうしてそうなるのかの説明は難しいから省略するが、遠くを見る時に目を細めることがあるのは、目というレンズの絞りを絞ってボケを少なくする=よりくっきりと見るため本能的に行っている動作である。
チューリップは逆光が映える花だと思っている。光が花びらから透けていれば、適当に撮った写真でもそこそこサマになる。ただし逆光による効果が強力すぎて、比較すると逆光でない写真がつまらなく見えてしまう嫌いもあるが。
逆光じゃなくても「色の白いは七難隠す」と同じように、
光線が強ければ写真も生き生きしてくるもの。
こんな明と暗の境目も好き。
朽ちていく姿も光があればより美し。
逆光 of the year はこの写真。
今シーズンは珍しく室内から窓ガラス越しにも撮ってみた。1枚目の右下に少し反射が写り込んでいるものの思っていたよりクリアに撮れた。黙っていればわからないだろう。
より広い範囲を、あるいは密集的に撮れるのでうれしい。
改めて写真を眺めてみたが、やはりどこか物足りない。そこで今までに撮ったベランダ・チューリップで私がベストだと思っている1枚を。
これは2014年の撮影。これから咲こうとするチューリップの生命力と、背景の無機質なコンクリート打ちっぱなし壁との対比が気に入っている(知らなきゃそう見えないだろうが)。
もう夏になってチューリップの話をするのもミスマッチだし、6月1日に何を書こうとしていたのかを思い出さない限り、今シーズンの総集編はこれにておしまい。
まあ、どうせたいしたことを書くわけじゃないからと気を取り直し(^^ゞ 、前回はチューリップが朽ちていく姿の写真だったので、今回はカッコよく撮れた写真にしようかと。
しかし今シーズンに撮った写真を見返して、コレといった写真がないことに気づくーーー
その理由として考えられるのは
(1)私の撮影テクニック不足というか、いい構図を見つられない感性の鈍さ。
(2)今シーズンだと188球を植えていて、それはベランダ・ガーデニングとしては
数が多い部類だとは思うが、所詮は188球に過ぎず開花数は141で、これぞと
いう姿形のチューリップが出現するには数が少なすぎる。
客観的に考えて原因は(2)だと思っているが、じゃあ今まで大規模なチューリップ園に行った時に、どれだけカッコイイ写真を撮れたかと自問すると(1)も相当に占めていると認めざるを得ないのがツラいところ。
さて、
たいした写真はないのだから、もったいを付けずに今シーズンのナンバー1から。題して「あまりチューリップに見えないし、盛りを少し過ぎて花びらも開きすぎているけれど、光の当たり方の偶然で、何となくミステリアスな雰囲気に撮れたで賞」とでもしておこうか。
後はごく平凡な写真。
黄色と赤はよく似合う。
黄色とオレンジもいい感じ。
でも黄色とピンクの組み合わせはイマイチかな。
これは写真的にまったくまとまりがないのであるが、ベランダ・チューリップの雰囲気をよく捉えていると自分では気に入っている1枚。同好の士ならわかってくれるかも知れない。
花を撮る時にいつも悩むのは背景をボカすべきか、そうでないかということ。ブログ本文の画面で小さくなっている写真では差が出ないので、クリックなどで拡大して見較べて欲しい。上が背景のボケが大きい写真で、下が小さい写真。
カメラのレンズには「絞り」という、まさに口径を絞る装置が備わっている。それは光量を調節する機能であると同時に、ピントが合う前後の範囲を操作する役割も果たしている。絞りを開くとピントの合う範囲が狭くなり、被写体前後のボケが大きくなる。反対に絞りを絞るとピントの合う範囲が広くなり、被写体前後のボケは小さくなる。
どうしてそうなるのかの説明は難しいから省略するが、遠くを見る時に目を細めることがあるのは、目というレンズの絞りを絞ってボケを少なくする=よりくっきりと見るため本能的に行っている動作である。
チューリップは逆光が映える花だと思っている。光が花びらから透けていれば、適当に撮った写真でもそこそこサマになる。ただし逆光による効果が強力すぎて、比較すると逆光でない写真がつまらなく見えてしまう嫌いもあるが。
逆光じゃなくても「色の白いは七難隠す」と同じように、
光線が強ければ写真も生き生きしてくるもの。
こんな明と暗の境目も好き。
朽ちていく姿も光があればより美し。
逆光 of the year はこの写真。
今シーズンは珍しく室内から窓ガラス越しにも撮ってみた。1枚目の右下に少し反射が写り込んでいるものの思っていたよりクリアに撮れた。黙っていればわからないだろう。
より広い範囲を、あるいは密集的に撮れるのでうれしい。
改めて写真を眺めてみたが、やはりどこか物足りない。そこで今までに撮ったベランダ・チューリップで私がベストだと思っている1枚を。
これは2014年の撮影。これから咲こうとするチューリップの生命力と、背景の無機質なコンクリート打ちっぱなし壁との対比が気に入っている(知らなきゃそう見えないだろうが)。
もう夏になってチューリップの話をするのもミスマッチだし、6月1日に何を書こうとしていたのかを思い出さない限り、今シーズンの総集編はこれにておしまい。
2021年07月06日
バナナ味で歯みがき その2
前回に書いたように、現在バナナ味の歯みがきがあるのはライオンのチェックアップというブランドのみ。このブランドは歯科医院販売商品という建前なのでドラッグストアでは売っていない。しかしAmazonなどの通販では歯科関係者でなくても誰でも買えるという「本音と建前は別」の見本みたいな商品でもある。
というわけでAmazonで購入。
あまり深く考え得ないで注文したのだが届いた歯みがきを見て驚いた。
小さっ!
左にあるのは普段から使っている、たまたま同じチェックアップブランドの商品で135g入り。これが一般的な歯みがきの大きさ。対してバナナ味は60gしかない。幼児が使うものだからサイズを小さくすることに合理性はあるが、価格がとても割高で
135gのチェックアップ・スタンダードが461円
60gのチェックアップ・バナナ味は580円
なのである。グラムあたりの単価を計算すると
チェックアップ・スタンダード:3.4円
チェックアップ・バナナ味:9.7円
となり3倍近くにもなる。
またチェックアップ・スタンダードもそこそこ高い商品なので、ボリュームゾーンの歯みがきが350円だとすればグラムあたり2.7円となり、それと比較すれば3.6倍という計算。この分野に詳しくないが、どうしてこんなに高いのだろう。私が使っていた鉄腕アトムやジャングル大帝の歯みがきも高かったのかな。
それはさておき、
キャップを開けて匂いを嗅ぐ。本物のバナナとはちょっと違う、あの懐かしい「歯みがきのバナナの香り」がする。ヤッター\(^o^)/ 求めていたのはコレである。
と思ったのもつかのま、歯ブラシに取り出してビックリ。
バナナ色じゃなくて透明!
パッケージに gel すなわちジェルと表記されているのは認識していたが、こういうことを意味していたのか。
ところでジェルの定義はけっこう難しくて
ジェルとは、物質が高い粘性を持って流動性を失い、固体・半固体になったもの
である。液体のような柔軟性と固体のような弾力を持ち、潰れやすい。
ジェルには「ゼリー状の」という意味がある。ドイツ語では「ゲル」。
日本語では「粘質」。
とか
分散系の一種で、ゾルと同じく液体分散媒のコロイドに分類されるが、そのうちで、
固体状のものを指す。日本語で「凝膠体」と呼ぶこともある。
などと解説されている。
それに従い「液体のような柔軟性と固体のような弾力」を持つものがジェルならば、普通の歯みがきだってジェルではないのか? よくわからないがトイレタリーや化粧品分野でジェルという場合は上記に加えて「透明や半透明」という条件が含まれているような気もする。
ところでこのバナナ味ジェル、あまり粘着度合いが高くなく「透明なんだ」と珍しがって歯ブラシを少し回転させながら眺めていたら、ブラシ面から滑り落ちてしまった(/o\)
本当は黄色い色をしていて欲しかったが、それはともかくコレで歯みがきをすると子供の頃と同じく口の中がバナナ味になって満足。ついでに書いておくと歯みがき後に甘ったるさが残ることはないよ。それにしても私はどうして突然にこんなことをしたくなったのだろう。我ながらナゾ
ちょっと割高な商品ではあるけれど、僅かな金額で幼い頃に一瞬とはいえタイムスリップできるから、たまに子供歯みがきを使うのはお勧め。ちなみに私は他のグレープ、いちご、メロン、桃、リンゴ味も制覇するつもりである(^^ゞ
おしまい
というわけでAmazonで購入。
あまり深く考え得ないで注文したのだが届いた歯みがきを見て驚いた。
小さっ!
左にあるのは普段から使っている、たまたま同じチェックアップブランドの商品で135g入り。これが一般的な歯みがきの大きさ。対してバナナ味は60gしかない。幼児が使うものだからサイズを小さくすることに合理性はあるが、価格がとても割高で
135gのチェックアップ・スタンダードが461円
60gのチェックアップ・バナナ味は580円
なのである。グラムあたりの単価を計算すると
チェックアップ・スタンダード:3.4円
チェックアップ・バナナ味:9.7円
となり3倍近くにもなる。
またチェックアップ・スタンダードもそこそこ高い商品なので、ボリュームゾーンの歯みがきが350円だとすればグラムあたり2.7円となり、それと比較すれば3.6倍という計算。この分野に詳しくないが、どうしてこんなに高いのだろう。私が使っていた鉄腕アトムやジャングル大帝の歯みがきも高かったのかな。
それはさておき、
キャップを開けて匂いを嗅ぐ。本物のバナナとはちょっと違う、あの懐かしい「歯みがきのバナナの香り」がする。ヤッター\(^o^)/ 求めていたのはコレである。
と思ったのもつかのま、歯ブラシに取り出してビックリ。
バナナ色じゃなくて透明!
パッケージに gel すなわちジェルと表記されているのは認識していたが、こういうことを意味していたのか。
ところでジェルの定義はけっこう難しくて
ジェルとは、物質が高い粘性を持って流動性を失い、固体・半固体になったもの
である。液体のような柔軟性と固体のような弾力を持ち、潰れやすい。
ジェルには「ゼリー状の」という意味がある。ドイツ語では「ゲル」。
日本語では「粘質」。
とか
分散系の一種で、ゾルと同じく液体分散媒のコロイドに分類されるが、そのうちで、
固体状のものを指す。日本語で「凝膠体」と呼ぶこともある。
などと解説されている。
それに従い「液体のような柔軟性と固体のような弾力」を持つものがジェルならば、普通の歯みがきだってジェルではないのか? よくわからないがトイレタリーや化粧品分野でジェルという場合は上記に加えて「透明や半透明」という条件が含まれているような気もする。
ところでこのバナナ味ジェル、あまり粘着度合いが高くなく「透明なんだ」と珍しがって歯ブラシを少し回転させながら眺めていたら、ブラシ面から滑り落ちてしまった(/o\)
本当は黄色い色をしていて欲しかったが、それはともかくコレで歯みがきをすると子供の頃と同じく口の中がバナナ味になって満足。ついでに書いておくと歯みがき後に甘ったるさが残ることはないよ。それにしても私はどうして突然にこんなことをしたくなったのだろう。我ながらナゾ
ちょっと割高な商品ではあるけれど、僅かな金額で幼い頃に一瞬とはいえタイムスリップできるから、たまに子供歯みがきを使うのはお勧め。ちなみに私は他のグレープ、いちご、メロン、桃、リンゴ味も制覇するつもりである(^^ゞ
おしまい
2021年07月04日
バナナ味で歯みがき
駅前の商店街を歩いている時に「そういえば子供の頃はバナナ味の歯みがきを使っていたな」と突然に思い出し、そしたら口の中がバナナ味になってしまった。
そのまま導かれるようにドラッグストアに入り(^^ゞ気がついたら歯みがきの棚の前に。しかし、それらしき商品が見当たらなかった。子供用の歯みがきは別の棚にあるのかな?と思いつつも、それ以上は探すのも面倒になってそのまま店を出た。
実はその棚に子供用の歯みがきは並んでいたのである。なぜ見つけられなかったかというと、自分が使っていた、つまりは50年以上も昔の商品イメージが頭にあって、無意識のうちにそれを探していたから。いわゆる先入観で目が曇るというやつ。人間の判断力なんて当てにならないというか、自分の目がいかに節穴かがわかり、これはこれで貴重な体験。
その時に思い浮かんでいたのはこんなやつね。
懐かしすぎるゼ。
自宅に戻ってから現在の子供用歯みがきラインナップを調べると、
不思議なことに気がついた。
<サンスター>
<花王>
<ライオン>
<ライオン歯科材>
歯医者ルートで販売するブランド。
ドラッグストアではあまり売っていないが通販ではAmazonなどで普通に買える。
昔と較べるとベタな子供向けではなく、洗練されたデザインになっているから店頭で見つけられなかったのかも知れない。それにしてもドラッグストアの店頭ではズラーッとたくさんの歯みがきが並んでいるのに、それらと較べると子供用のラインナップが寂しい。サンスターがたった2種類しか出していないなんて何となく意外。こういうのも少子化の影響?
※全部で17種類あるがライオン歯科材を除くと10種類になる。
さて子供用歯みがきを調べて何に気がついたかというと、ここで取り上げた17種類の歯みがきの中で黄色いパッケージは1本しかない。つまり
バナナ味がほとんどない!
ということ。
子供用歯みがきといえばバナナ味が基本と思っていたのは私の独り合点だったのかな。今の子供はバナナが好きじゃないのかな。イヤそんなことはないと思うけれどーーー
ちなみに1/17とは5.9%である。
ついでに17本の味の内訳を数えると
グレープ 5
いちご 5
メロン 2
桃 2
リンゴ 1
バナナ 1
レモンティー 1
ところで一番最後に載せた写真の歯みがきは、漫画キャラクターが描かれていなくてあまり子供的なデザインではないが、メーカーのホームページでは対象年齢が以下のように記されている。
バナナ味を好むのは幼児なのか。
それはいいとしても中学生になってもフルーツ味の歯みがきを使う子供もいるのかな。
ーーー続く
そのまま導かれるようにドラッグストアに入り(^^ゞ気がついたら歯みがきの棚の前に。しかし、それらしき商品が見当たらなかった。子供用の歯みがきは別の棚にあるのかな?と思いつつも、それ以上は探すのも面倒になってそのまま店を出た。
実はその棚に子供用の歯みがきは並んでいたのである。なぜ見つけられなかったかというと、自分が使っていた、つまりは50年以上も昔の商品イメージが頭にあって、無意識のうちにそれを探していたから。いわゆる先入観で目が曇るというやつ。人間の判断力なんて当てにならないというか、自分の目がいかに節穴かがわかり、これはこれで貴重な体験。
その時に思い浮かんでいたのはこんなやつね。
懐かしすぎるゼ。
自宅に戻ってから現在の子供用歯みがきラインナップを調べると、
不思議なことに気がついた。
<サンスター>
<花王>
<ライオン>
<ライオン歯科材>
歯医者ルートで販売するブランド。
ドラッグストアではあまり売っていないが通販ではAmazonなどで普通に買える。
昔と較べるとベタな子供向けではなく、洗練されたデザインになっているから店頭で見つけられなかったのかも知れない。それにしてもドラッグストアの店頭ではズラーッとたくさんの歯みがきが並んでいるのに、それらと較べると子供用のラインナップが寂しい。サンスターがたった2種類しか出していないなんて何となく意外。こういうのも少子化の影響?
※全部で17種類あるがライオン歯科材を除くと10種類になる。
さて子供用歯みがきを調べて何に気がついたかというと、ここで取り上げた17種類の歯みがきの中で黄色いパッケージは1本しかない。つまり
バナナ味がほとんどない!
ということ。
子供用歯みがきといえばバナナ味が基本と思っていたのは私の独り合点だったのかな。今の子供はバナナが好きじゃないのかな。イヤそんなことはないと思うけれどーーー
ちなみに1/17とは5.9%である。
ついでに17本の味の内訳を数えると
グレープ 5
いちご 5
メロン 2
桃 2
リンゴ 1
バナナ 1
レモンティー 1
ところで一番最後に載せた写真の歯みがきは、漫画キャラクターが描かれていなくてあまり子供的なデザインではないが、メーカーのホームページでは対象年齢が以下のように記されている。
バナナ味を好むのは幼児なのか。
それはいいとしても中学生になってもフルーツ味の歯みがきを使う子供もいるのかな。
ーーー続く