2022年03月

2022年03月30日

芦花公園で彼岸桜が満開でビックリ

東京では今まさにサクラ(ソメイヨシノ)が満開を向かえているが、
これは10日ほど前の3月21日のお話。


1月16日から週に3日で合計3万歩の散歩ノルマを自分に課したことは以前に書いた。今のところ2日ほど散歩できない日があったが、それでも週に3万歩はキープできている。そして始めてから2ヶ月ほど経って脚力も回復してきたので、3連休最終日の3月21日にちょっと長めの距離を歩くことにした。

よその地域のことはあまり知らないのだが、私の生活エリアである目黒区や世田谷区には緑道といわれるものがたくさんある。緑道とは緑化の手入れがされた歩道で、通常の道路とは別に住宅地の中を縫うように通っているものが多い。小さな河川にフタをして暗渠(あんきょ=地下河川)としている場合もあって、強度的にクルマは通せないから歩道になっているとも聞く。いずれにせよ散歩にはもってこいの道である。


緑道の長さはまちまちでわずか数百メートルの場合もある。そしてこのあたりでおそらく一番長いのが地図に示した緑道。もし世田谷区あたりに土地勘があるなら、そんなに続くのかと思うかも知れない。
地図

東側からスタートすれば、まず東急田園都市線の池尻大橋駅から目黒川緑道が伸びている。全長約600m。その終点で北沢川緑道と烏山川緑道に分岐する。これらは河川を暗渠にしたものだから、それぞれ元の河川の名前がついている。北沢川緑道は約5km、烏山川緑道は約8km。グルッと一周してスタート地点に戻ると、緑道を通らない2kmほどの部分も含めて全部で15.6kmになる。これは地図上での計算だから実際には17〜18km位の見当。歩数だと2万5000歩程度。

結構長い距離なので、当日は池尻大橋までは電車を利用し、目黒川緑道〜烏山川緑道と歩いて、その終点にある芦花公園(ろかこうえん)を折り返し地点にした。そして帰りは北沢川緑道を進むが、疲れたらどこかで電車に乗る、最悪はタクシーで自宅に戻る(^^ゞ というプラン。


長々と書いたが、本日のテーマは散歩でも緑道でもないm(_ _)m

順調に歩いて芦花公園に到着。ここは昔は芦花公園という名前だったと思うのに、超久しぶりに訪れたら蘆花恒春園(ろかこうしゅんえん)となっていた。都立の公園なのだが、どうやら芦花公園の中に蘆花恒春園(また話がそれるので説明は割愛)があり、それをメインの名前にするようになったらしい。なお京王線の最寄り駅は芦花公園のままである。

芦花公園で休憩していたら、通りすがりの人の「サクラ、満開でキレイだったね」という声が聞こえてきた。最初に書いたようにこの日は3月21日。東京では開花宣言が前日の20日で、ひと枝につき数輪が咲き始めたばかり。だから河津桜でも咲いているのかと思った。

しかしその人達が来た方向を見ると、明らかに河津桜ではない、その位置からはソメイヨシノにしか見えないサクラが満開の様子が! ナンデ???


ビックリしながらそのエリアに近づいてみる。
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この写真だけなら、
芦花公園だけソメイヨシノがもう満開ですといっても信じてもらえるような光景。
こんなことは想定していなかったのでデジカメは持っておらず撮影はiPhone。


でもよく見ると花の形がちょっと違う。
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これは高遠小彼岸桜(たかとう・こ・ひがんざくら)という品種。
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つまり彼岸桜の一種。
春のお彼岸の頃に咲くから彼岸桜。だから咲く順番でいえば河津桜→彼岸桜→ソメイヨシノということになる。さらに早く咲くのが寒緋桜(かんひざくら)や寒桜。


彼岸桜は1列に並べて植えられており、これで全体の半分ほど。
彼岸桜は初めてじゃないが、これだけまとまった数を見たことはなかったような気がする。
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白いソメイヨシノと違って、ほんのりピンクの桜色で私好み。
というわけですっかり気に入って、来シーズンは彼岸桜の名所を回ろうかと考えている。

ところで芦花公園には公式Twitterがあるのに、なぜかこの彼岸桜のことは何もツイートしていない。そういうヤル気のない担当者は懲戒免職にして欲しい。


ただの長距離散歩のつもりだったのに、思いも掛けず満開のサクラを眺められて得した気分になったというお話。ちなみに散歩のほうは北沢川緑道に入って1/3位のところで電車の駅の真横を通ったのでツイ乗ってしまった(^^ゞ それでも2万歩は超えていたからヨシだろう。

wassho at 22:37|PermalinkComments(0) お花畑探訪 

2022年03月29日

コロナワクチンで38.5度発熱の副反応(/o\)

コロナのワクチン副反応については

 1回目:打ったのは本当にワクチンだったのかと疑うくらい何もなし
 2回目:37.3度の微熱

だけだったことは昨年の9月に書いた。しかし3回目はーーー


打ったのは3月27日の午後3時半頃。
しばらくは何もなかったが、夜遅くになって打った部分が痛くなってきた。それでも我慢できない痛みというほどではないし、腕の動きに支障もなかった。

28日の午前1時頃に就寝。
おそらく午前4時から5時頃だと思うが目が覚めた。
発熱していることが分かった。微熱ではなくしっかりとした発熱であることは確か。そのせいで目が覚めた可能性もある。しかし眠たかったので体温を測ることもなく、時刻すら確かめず速攻でそのまま寝入ってしまう。

午前7時半に起床。
目を開く前から「こりゃいかん」状態なことを感じる。
体温を測ると38.5度だった(>_<)
副反応なんて私には無縁と思っていたのに。


仕方がないのでそのまま寝ていることに。
38.5度もある割りには特に辛くもなく、まるで二度寝のようにぐっすり眠れた。

午後4時頃に起きて体温を測ってみると36.8度。
普段の体温がどれくらいか分からないのだが、ちょっと高めのような気がする。体感的にも若干ではあるが熱っぽい。あるいは38.5度だったときの感覚がまだ身体に残っていたのかもしれない。

それも徐々に収まり普通の生活に戻れたのに、
深夜になってまたブリ返してきた。午後11時頃に測ってみると37.1度。

しかし副反応が続いたのはそこまでだったようで本日は熱っぽさなし。
発熱で忘れていたが、腕の痛みは昨日の夕方にはなかったと思う。


3回目の副反応のデータはネットであまり見当たらなかったものの、下記の情報によると倦怠感、頭痛、筋肉痛は2回目と3回目でそれほど差がないのに、発熱だけは半分程度に減少している。

ワクチン3回目

       表はhttps://www3.nhk.or.jp/news/html/20211110/
         k10013341941000.htmlから引用

それなのに38.5度も発熱するとは。上でリンクを張った2回目のワクチン時の投稿と同じように、今回も何かにつけて少数派になるというアイデンティティは健在。

1回目と2回目の副反応がほとんどなかった人がどの程度いるか分からないが、私からのアドバイスとしては、だからといって油断するなということ。花粉症もある年から突然なるらしいから、それと同じようなもの。



ところで1回目と2回目はワクチン接種会場がかなり混雑していたのに、今回の3回目はガラガラだった。もうコロナ慣れしてきて打つ人が少なくなっているのかな。

コロナのmRNAワクチンは、今まで使われておらず未知のリスクがあるかもしれない。それでもパンデミックという非常事態の元で通常5年の治験をほぼすっ飛ばして認可されたもの。5年先のことは誰にも分からない状態。

そういうわけでワクチンが始まったときは、いろいろ考えはした。しかし医学的な情報を持っていないし、入手できたとしてもそれを判断できる専門的知識があるわけでもない。つまり考えても意味がない。ということで世の中に流されて打っておこうかという判断をした。流されての判断というのは変に聞こえるが、それもひとつの判断基準だし、医学面だけではなく社会生活も考慮したということ。

ただ数日前に政府は4回目のワクチンの準備を始めるという報道があった。まだ打つのか、いったい何回打つの?というのが正直な気持ち。考えても意味がない状況は同じだけれど、ワクチンリスクは回数を重ねるほど上がると考えられるから、これ以上はリスクを上げない=もう打たないという判断を迫られるかも。

ただその判断は半か丁かの博打みたいなもので、合理性はないから確信を持って下す判断じゃない。政府や医学界にはサルにも分かるようなリスクの説明とデータの開示を求めたいところ。とはいっても最初のワクチンからまだ1年も経っておらず、いわば現在人体実験中だからそれも無理な話か。だいたい短期と長期のリスク比較なんてタダでさえ難しい。

とりあえずは疫病退散!と神頼みするしかないね(^^ゞ

wassho at 22:36|PermalinkComments(0) 生活、日常 

2022年03月28日

多摩川 等々力緑地北側の河津桜 その2

堤防の下にある多摩川沿線道路はクルマがビュンビュン走っているのに、歩道どころか路肩すらなく危険。しかしこの写真で分かるように河津桜を眺めるポイントは駐車場になっているのでスペースは確保できそう。そこに行くまでが危ないことに変わりないが、気をつけて歩きましょうということにした。
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なお駐車場の先にガードレールがあるが、路肩ギリギリに設置されており、内側を人が歩くような造りではない。つまり遠回りして反対側から安全に来ることもできない。この多摩川沿線道路は自動車専用道路でもないのに徹底的に歩行者無視である。


そしてこれが堤防の下から眺めた5本の河津桜。
青空と河津桜そして堤防の緑のコントラストが際だって抜群にキレイじゃないか。やはり花には日の光が当たっていないと。写真にも撮ったけれど目にもしっかりと焼き付けた。ビビりながらここまで歩いてきた甲斐があったというもの。
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少しズームして。
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ワォ! 顔の前をトラックが通り過ぎた(>_<)
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しかしキャビンと荷台の間から河津桜が見えるし、
ピントはそちらに合っているという傑作写真である?

日差しを浴びた姿を堪能して、今シーズンの河津桜花見は終了。
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下流方向に戻る。
河川敷内の道路は舗装の上に細かな砂利がたくさん乗っている。
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こんな看板があったので川岸のほうにいってみた。
ここは砂が固まってできた地面だということが足裏の感触で伝わってくる。
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最初は水辺まで近づけなかったが、
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少し進むと。
しかし、だからどうしたという光景だった(^^ゞ
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河川敷の上のほうに戻る。
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川の流れとの間には、どう表現したらいいのか説明に困る光景が続く。
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家庭菜園の場所まで戻ってきた。
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家庭菜園と書けば柔らかな言葉の響きになるが、ここは河川敷なので個人が自由に使える土地ではない。つまり不法占拠であり不法耕作。しかし河川敷に住んでいるホームレスは追い出されても、なぜか行政や警察は家庭菜園は見て見ぬ振りで、多摩川全体で百数十箇所の家庭菜園があるといわれている。事実上やった者勝ちの状態。またここはいかにも家庭菜園らしい造りだが、中にはどう見ても畑そのもので、絶対に作物を出荷しているやろというところもある。


それはさておき、
菜の花やスイセンを見て楽しむ。
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先に進む。これはユキヤナギ。
ユキヤナギはもっとたくさん咲いていると、まさに雪のように見えるのだが、この程度の花密度だと中途半端であまりキレイじゃない。
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堤防の上のサクラの形が印象的。
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丸子橋に近づいてきた。ここからだと橋が1本に見えるが、水色のアーチが見えるのが丸子橋で、その手前に東急線の鉄橋がある。
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ほらね。
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なぜか唐突に亀のオブジェ。
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ここで多摩川を離れ駅まで戻るつもりだったのに、
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橋を見れば渡ってみたくなるもの。
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丸子橋の下流にはJRの鉄橋があり新幹線も走っている。
新幹線が通るまで待って撮った写真だからよく見てね(^^ゞ
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橋の上から眺める多摩川。
このあたりだと水が流れていない部分のほうが広い。
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久しぶりに訪れた多摩川はやはり空が広くて気持ちよかった。
ソメイヨシノも見に行こうかと思っている。


おしまい

wassho at 22:14|PermalinkComments(0) お花畑探訪 

2022年03月27日

多摩川 等々力緑地北側の河津桜

東京と神奈川の境界線を流れる多摩川の堤防には多くのサクラが植えられている。ほとんどがソメイヨシノだが、ごく僅かに河津桜もあって、川崎市の等々力緑地近くにも5本の河津桜が並んでいる。

そのことは以前から知っていたものの「5本のために多摩川まで行くのもなあ」と、今までは腰が上がらず。しかし3月16日に横浜方面に出かけたので、だったらと帰りに途中下車して眺めてきた。

地図


東横線の新丸子駅で下車。
駅前の河津桜で開花状況を知ることができて便利。
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川の方角に向かって適当に住宅地を抜けていく。
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川の土手が見えてきた。
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堤防沿いを走る多摩川沿線道路。幸(さいわい)多摩線とも呼ぶ。
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道路を渡り、堤防の上から下流方向。
水色のアーチが2つ並んでいるのが丸子橋。
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上流方向。
右端に高いビルがいくつか建っているあたりが二子玉川。
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丘に家々が立ち並んでいるのがちょっと絵になる。対岸は大田区田園調布。ただしここから見えているのは有名な高級住宅地のエリアじゃない。
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水路施設らしきもの。
通路に鍵が掛かっていた。
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鍵の手前まで進んで、つまり少し地面から浮いた位置で河川敷を眺める。
広々としていい気持ち。
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このあたりで河口から14キロ。
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河津桜が視界に入ってきた。
写真中央からやや左寄りのピンク色がそう。
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河原には家庭菜園のようなものが見える。
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このあたりはサクラ多数。
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奥に見える白いデコボコした屋根のようなのが、Jリーグ川崎フロンターレの本拠地でもある等々力陸上競技場。手前のグランドは等々力緑地の施設ではなく石油会社ENEOSが持つ野球場。
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この場所は川崎市等々力(とどろき)という地名。そして対岸には世田谷区の等々力がある。川崎市の等々力の存在は、ここの陸上競技場でJリーグの試合がおこなわれるようになって知った。最初は「(世田谷の)等々力に球技場なんてあった?」と思っていたほど。そしてどうしてすぐ近くなのに同じ地名なのか不思議だった。

調べてみると、世田谷と川崎の等々力は、かつて等々力村というひとつの村だった。江戸時代に多摩川の付け替え工事で村が川によって分断される。それでも川崎側を飛び地とした1つの村だった。しかし明治の終わりにに多摩川を境界として北側が東京府、南側が神奈川県となり、それぞれが分かれて編入されることに。

ーーーということらしい。しかし元世田谷区民としては川崎にも等々力があることが未だにしっくりこない。東京と神奈川に分けて編入するときに、北等々力と南等々力など名前も変えればよかったのに。



(/_')/ソレハコッチニオイトイテ
河津桜の近くまでやって来た。
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遠くにもピンク色に見えるところがある。
河津桜だろうか? この日は訪れず。

そして到着。
駅からここまでの距離は2キロ程度。
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桜神宮の河津桜で充分に満足したから、
来るかどうか迷ったけれど、来てみればやはりサクラは楽しめるもの。
河川敷の広い空の下で見るのもまた格別。
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しかしである。
訪れたのは午後3時過ぎ。
そして堤防の内側から見る河津桜の向きは南西。つまり真逆光。
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写真はある程度レタッチ(補正)して明るくしてあるが、やはり日が当たっていないと生き生き感に欠ける。それは肉眼で見ても同じこと。

土手の斜面を少し降りて見ると、
思った通り日の当たる側のほうがきれい。
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やはり堤防の外側から眺めたい、撮りたい。

でもこの多摩川沿線道路は交通量が多いしクルマの流れも速いのに、歩道どころか路肩すらも実質的にないのである。写真を撮ったのは信号のある場所。ここから河津桜まで約70メートルほどで歩いて行くのはかなり危険。さあどうする?
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ーーー続く

wassho at 22:38|PermalinkComments(0) お花畑探訪 

2022年03月26日

つぼみだした〜1つ咲いたチューリップ2022

初発芽したのは1月27日
その時に、

  今年は少し寒い気もするが、初発芽はだいたい例年通りのペース。
  ということは最初のツボミができるのが3月15日前後で、初開花は3月20日頃と予想。

と書いた。

しかし2月の平均気温が昨年の8.5度に対して5.2度と、かなり冷え込んだので成長は遅れ気味に。それでも3月になって急激に気温が上昇した日もあったせいか、現在のところ当初予想の1週間遅れといったところ。


これは3月20日の写真。
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品種によって大きさに差があるものの全体的に勢いが出てきた。
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間隔の開いているところは発芽していない。
1つの球根が2つ芽を出したりするので(育つのは1つだけ)発芽率を捉えるのは難しいが、だいたい10球根ほど発芽していない。植えたのは200球だから推定発芽率は95%と上出来。
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そして最初のツボミを確認。
というわけで今シーズンの初ツボミ日は3月20日。
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5日後、すなわち昨日である3月25日の様子。
少しツボミが増えている。
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黄色と赤。
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これは単色ではない品種だろう。
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フリンジ咲き(花びらの先端がキザギザ)のツボミ。
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開花するのは週明けと思っていたら、
本日にメデタク黄色チューリップが開花\(^o^)/
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まあこれで開花なのか、ツボミが膨らんできたのか微妙なところである。
でも本日を今シーズンの開花日に認定。
ちなみに昨年は3月16日だったから、10日遅れということになる。
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ただし花がずいぶんと小さい。
それと朝に見たときには茎がまっすぐだったのに、撮影した午後2時には少し傾いているのも気になる。小さい花にもかかわらずに。


一般にチューリップは寒い冬を越したほうが生育によいとされる。1月と2月の平均気温を足して2で割った「冬がどれだけ寒かったか簡易平均気温」の値を見ると、今シーズンは5.05度で、栽培を始めた過去12年間でトップタイの寒さ。ただし同じ5.05度だった2018年シーズンの開花率は58%とワースト3に入る低さなのである。だから「チューリップは寒い冬を好む説」はあまり信用していない。

3年前と4年前は48%と58%という悲惨な開花率で心が折れた(/o\) ここ2年は75%前後に持ち直したが、今シーズンは何とか80%台に乗って欲しいところ。

さて、
チューリップの開花を見るために、
無駄に早起きな日々が始まるかな(^^ゞ

wassho at 19:09|PermalinkComments(0)   *チューリップ 

2022年03月25日

桜神宮で河津桜

世田谷区にある東急田園都市線の桜新町駅すぐ近くの桜神宮。
河津桜の名所ということで3月14日に訪れてきた。

以前はこの近くに住んでいて、
その神社のことは知っていたが、あまりに地元過ぎて今までノーマーク(^^ゞ

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この付近は明治の終わりから大正になる頃に、関東で初となる高級別荘地として大規模に開発・分譲されたところ。電車だと渋谷からたった4駅なのに、当時は別荘を建てるくらい都心から離れている感覚だったのだろう。その不動産開発の際に多数のサクラが植えられた。これは街並みの景観を高めるためにサクラを活用した最初の事例だと聞いたことがある。


駅前のサクラ並木。
ただし駅前はソメイヨシノではなく八重桜が多い。
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駅を離れてもサクラが植えられている場所は多い。しかし今となってみれば東京はどこでもサクラがたくさん植えられているので、サクラが桜新町の特徴かというとそうでもない。

それに変わって、
桜新町のアイデンティティとなっているのがサザエさん。
こんな銅像が駅周辺のあちこちに置かれている。
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その由縁は作者の長谷川町子が桜新町に住んでいたから。駅から5〜6分の所に長谷川町子美術館があり、そこまでの道路は「サザエさん通り」と名付けられている。美術館の向かいにある彼女の自宅跡地に、長谷川町子記念館という施設も2020年にオープンした。

ところでサザエさんには三河屋という酒屋が出てくる。その三河屋は美術館近くに実在した。今はコンビニになっているらしいが、まだ三河屋だった時代に、よくビールを買っていたのは私のひそかな自慢話。


サザエさんの話、
\(^^\)(/^^)/ソレハコッチニオイトイテ


ところで桜神宮なのだけれど、
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なんとなく神宮と聞くと伊勢神宮、明治神宮、熱田神宮など神社界でも格式が高く、それに比例してとても広い敷地を持つ神社をイメージする。しかしこの桜神宮はとても小さな神社。どうして神宮なんて大げさな名前?と思ってしまう。


名称についての説明は特にないが、
どうやらここは「古式神道」という宗派?らしい。
普通の神社とは系列が違うのだろうか。
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ちなみにウィキペディアの「神宮号を名乗る神社の一覧」には29の神宮が記されているが、桜神宮の名前はなかった。まあどうでもいいけど。


鳥居の手前から。
神社としてはここから見えている範囲でほぼすべて。
ほかに幼稚園などがある。
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それにしても平日なのにかなり人が並んでいる。

しかしよく見ると、拝殿に並んでいる人はごくわずかで、
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行列は社務所に向かっている。
その理由は後ほど。
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河津桜は入口すぐの左側と本殿左右の3本。
数的にはもの足らないが、一番いい時期に来られたので充分に堪能できた。
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本殿と一緒に。
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他の河津桜と較べて少し色が濃いように思える。
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世の中にこんなキレイなものある?と見とれてしまう。
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サクラあるあるの胴咲き。
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本殿の左側にある木の下には、こんな看板が。
けっこう有名みたいだ。
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というわけで縁結びの願い事を書いたリボンがびっしりと。
社務所の行列はこれを買うためのもの。
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このリボンは花帯と呼ばれていて500円。
縁結びでブランド化に成功すると儲かりますなあ(^^ゞ

こうやって枝に結んで、
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そして御朱印と河津桜のツーショットを撮って、
あるいは結んだ花帯を背景に自撮りするのが桜神宮女子のお約束。
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皆様に河津桜の妖精のご利益がありますように。
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wassho at 23:10|PermalinkComments(0) お花畑探訪 

2022年03月23日

コマQ

今シーズンのウメと河津桜については、
咲く前に偵察してきたり、たまたま通りかかったものも含めて、

   池上梅園
   菅刈公園
   林試の森公園
   駒沢公園
   湯島天神
   芝公園
   京王百草園

とブログに綴ってきた。
実は現時点で、書いていない所がまだ3つ残っている(^^ゞ

しかし花の話ばかり続くのも芸がないので、
今回は桜神社というところで河津桜を見た後に訪れたコマQのことを先に書くことにする。

オバQ


コマQとは世田谷区にある駒沢給水塔のこと。オバQの仲間ではないよなんて書くと歳がばれるな(^^ゞ 略して駒給であり、愛称としてコマQと表記される。1923年(大正12年)に建てられた高さ30メートル・直径15メートルの塔2基が今でも残っている。

給水塔とはいわば水を貯めるタンク。コマQの場合は多摩川で取水・浄水した水をポンプでやや高台に立地する給水塔まで送り、そこから地形の高低差を利用して渋谷区へ配水する仕組み。ただし稼働していたのは1999年までで(それもすごいが)、現在は震災などの非常用施設として残されている模様。

いってみれば単なる水道施設なのだけど、コマQの場合はクラシックというか大正ロマン的というか、その独特のデザインで地域の歴史遺産的な扱いをされている。もっともそれほど知名度があるわけではない。

実は以前にその近くに住んでいたので何度か見たことはある。でも今回は桜神社にデジカメを持って訪れたので、ついでにコマQまで足を伸ばそうかと。



桜神社のすぐそばに水道道路と呼ばれる斜めに伸びる道路があって(写真左側)、
それがコマQまで続いている。
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その入口に由来を記した案内板。
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所々にある注意書き。
水道管が埋まっているのだろうが、
道路上に水が流れているわけではないのでビミョーに意味不明。
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前方にチラッと見えてきた。
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さらに近づく。
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なぜか「お願い」から「禁止」に言葉遣いがキツくなる。
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コマQに到着。
敷地の中には入れない。
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ちょいアップで。
左側に鉄橋のようなものがあって、これは2基の塔をつなぐもの。
パイプが通っていて2基の水量を調整するらしい。
もうひとつの塔はここからは見えない。
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最大ズームで。
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王冠に例えられる突起部分の上にあるグレーの球体は照明のカバー。外すと電球が現れる。現在は地元のお祭りの日とか年に数回点灯されているようだ。完成した当時は渋谷からもその明かりが見えたという。

給水塔の機能としては必要ないのに、どうして王冠のようなデザインを採用したのかは分かっていない。たぶん建築家の遊び心かな。ただよく見ると、大正ロマンを感じるというほどのものじゃないね。



もうひとつの塔も同じ形をしているのだが、
せっかくなら2つ並んでいるところを見たいと敷地沿いに移動する。
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ここが正門のようだ。
普段は無人管理となっている。
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いつ書いた表札なんだろう?
かすかに東京都・水道局・駒沢給水所と読めるが、ほとんど役目を果たしていない。
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コマQのことを駒沢給水塔と書いた。水道道路にあった世田谷区が設置した案内板でも給水塔と説明されているし、世間的にもそう呼ぶ。しかし東京都水道局のホームページによると正式名称はこの施設全体が駒沢給水所。そして塔は給水塔ではなく配水塔となっている。


さらに移動。
この道路は低い位置にあって塔はまったく見えない。
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最初の門の反対側あたり。
住宅が建っていてコマQには近づけない。
かろうじて塔の先端の丸いドームのようなものが2つ見えるだけ。
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だからなんだという写真ではあるが、とりあえずズームアップ。
このドームもおそらく機能的な意味はなく、前述の突起と合わせたデザインだと思う。
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ここからはさらにコマQの敷地から離れるので、先には進まなかった。


というわけでコマQが2つ並んでいるところは眺められず残念。ネットではそういう写真を見ることができるが、年に数回開かれている敷地内見学会か、近くのマンションの屋上などから撮ったものだろう。

クヤシイからGoogleマップの航空写真で全貌を。
最初からこれだけでよかったかも(^^ゞ

Googleマップ


wassho at 23:31|PermalinkComments(0) イベント、旅行 

2022年03月21日

京王百草園で傾斜地ならではのウメを楽しむ その3

この池は心字池(しんじいけ)と名付けられている。
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心という漢字を模しているから心字池なのだが、以前に書いたように文字の形を無視している心字池がほとんど。つまり池につけられがちなネーミングでしかない。この写真を見ればここもそうなのは明らか。

でも雰囲気がいいからヨシ!!


それはさておき、
この池の周りは適当にシャッターを切っても、
それなりにサマになるので助かる(^^ゞ
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こういう雰囲気の中でウメを眺めると幸せな気分になるね。

ところで、この日(3月12日)はポカポカ陽気で東京の最高気温は21.3度を記録。前日からそういう予報だったので、半袖ポロシャツ&スウェットの上着という服装で出かけた。最初に書いた急坂もあったし、園内も坂だらけで暑くなって上着はすぐに脱いだ。まさか半袖でウメを鑑賞するとはビックリである。


座って抹茶でもいただきたいところであるが、
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ここは撮影用に設けられた席だった。
バエる写真を撮れるようにこういう気配りも必要な時代である。
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百草園の歴史。
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ここから5キロほどしか離れていない府中市は、律令時代に国府(その地方を統括する役所)が置かれていた。現在は東京郊外であるこの地域は、江戸時代になるまでは関東の中心地。だから看板に大寺院と書かれている真慈悲寺(しんじひじ)はそれなりの規模だったはず。またこの説明にはないが、江戸時代に建立された松連寺(しょうれんじ)の庭の一部としてとして百草園が作られたみたいだ。


これはその松連寺を創建した寿昌院(じゅしょういん)という尼僧が、自ら植えたと伝えられている寿昌梅。寺が建てられたのは享保年間(1716〜1736)のこととされているから、事実だとすれば樹齢は少なくとも286年で、日本でも有数の古木ということになる。そのせいか花数は少なかった。
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出口に向かう下りの途中に、本日4つ目となる黄色い花を発見。
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ミツマタだった。
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ミツマタは枝が3つに分かれるから三つ叉。でもよく見ると枝先では花も3つに分かれて咲いている。ということは3×3でココノツマタ?
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最初のエリアにまた戻って、斜面で密集した(ように見える)ウメの姿を楽しむ。
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百草園は園内の半分しかウメは植えられていないし、全体的にも思っていたより規模は小さかった。しかし庭園風な造りがウメを引き立ていていて、満足度は期待値以上。なんたって斜面のウメは最高! 脚の悪い人以外には自信を持ってお勧めできる。


ところで、
百草園の手前は心臓破りの急坂だと一番最初の投稿で書いた。しかし園内で配布されていた京王電鉄ではなく、日野市発行の散歩の達人というリーフレットによると、そこを避けるルートもある模様。
散歩の達人

どれくらい楽になるのか、またどれくらい余分に時間が掛かるのかは不明だが、百草園のホームページにもこの情報が欲しかったな。



おしまい

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2022年03月20日

京王百草園で傾斜地ならではのウメを楽しむ その2

百草園は丘の斜面を利用して作られており、そのいわば中腹あたりに休憩所が設けられている。そこから眺めるウメも見事である。
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さらに上を目指す。
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謎の洞窟?
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上にあったのは展望台らしきスペース。
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写真が貼り付けてあるだけで何も説明はなかったが、
ここから富士山が見えるということなのだろう。方角は南西。
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見えたのは団地だけ(/o\)
前回に書いた筑波山と違って、富士山が見えないとチェッという気持ちになる。
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でも満開の梅を見下ろすことができたので満足。2枚目の写真中央にあるのは巨大なイチョウ。紅葉シーズンにも来てみようかな。
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斜面の上にウメは植えられていない。
竹を見たり木の根っこを見たりして、山歩き気分を味わう。
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少し下まで降りてくると池が見えた。
ここは休憩所の奥に広がっているエリア。
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池の畔にあった松尾芭蕉の句碑。
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石碑の文字は達筆すぎて読めないが、隣に普通の文字で書いた看板がある。

   志ばらくは
   花の上なる
   月夜かな

「志ばらく」はおそらく「しばらく」のことだと思うが、ネットで検索しても蕎麦屋の店名しかヒットしなかった(^^ゞ

松尾芭蕉が生きたのは大規模な照明のない江戸時代。だから、月明かりが出たので夜でも花見ができるぞと喜んでいる、そしてそれはわずかな時間でしかないと惜しんでいるような意味だと思う。

しかしこの花とはサクラのことだろう。奈良時代までは花見といえばウメだったが、それ以降はサクラに変わっている。百草園はサクラも多少は植えられているが別に名所でもない。それなのになにゆえこの句を選んだ? 付け加えると百草園は江戸時代から続いているものの、造られたのは松尾芭蕉が亡くなってから後のことであり、彼がここに来たわけでもない。


ところで
入口近くの庭園でロウバイが、傷みながらもまだ咲いていたことは前回に書いた。また黄色い花が見えて何となく元気そうだったので、こちらのロウバイは遅咲きの品種かと思って近づいてみると、
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サンシュユという木だった。
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花の大きさはウメと同じくらいだし、上に伸びる咲き方も似ている。もちろんウメに黄色はないから、各地の梅園はもっとサンシュユとウメを一緒に植えて欲しいな。ウメと一緒に写っている写真キレイでしょ。


池の周りをウロウロ。
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藁葺きの家屋。
中に上がることはできないが、縁側は自由に座れて座布団まで置いてある。
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そのそばに咲いていた黄色い花はマンサク。
この花には割りと馴染みがあるが、いつも錦糸卵を連想してしまう(^^ゞ
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ーーー続く

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2022年03月19日

京王百草園で傾斜地ならではのウメを楽しむ

3月12日は今シーズンの観梅ハイライトとして京王百草園へ出かけてきた。ここはウメの名所として名高く、バイクで観梅ツーリングをしていた頃から気になっていた場所。ただしバイクを駐める場所がないので訪れていなかった。

京王というのは京王電鉄が経営しているから。百草園は「もぐさえん」と読む。百草はこのあたりの地名である。元から植物の多いところだったのだろうか。

場所は東京の西にある日野市(地図では少し色が薄くなっている)。決してメジャーとはいえないが、八王子の手前といえばイメージできる人は増えるかも知れない。東京駅からだとJR日野駅までの直線距離は約34キロ。ちなみに東京23区という呼称はよく知られているが、東京にはそれ以外の自治体として26の市、4つの町、9つの村がある。
地図



京王線の百草園駅。1つ手前の聖蹟桜ヶ丘駅周辺はかなり賑やかなのに、いきなりローカルな感じになる。京王線はこのパターンが多いような。
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まずはこの道路を200メートルほど。
おそらく百草園目当てだろうという人々が歩いていたのでついていった。
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この看板で脇道に入る。
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登り坂。百草園のホームページには「途中急坂がある」と注意書きがある。そこそこの勾配だが、それほどでもない。ーーーこのあたりまでは
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次の看板。
「あとひといき」なんて気が利いている。
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その看板の隣に湧き水?のようなものがあった。
ただし飲んでいいとも、いけないとも書かれていない。
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その次の看板。
たった130メートルかと安心したら、
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ここからがキツかった。
写真じゃそれほどの急勾配には見えないかも知れないが。
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道路に手すりがついている場所なんて見たことある?
それくらいの急坂。
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下り側にはこんな標識まで。
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130メートルが斜面の距離なのか、平面上での直線距離なのかは分からないが、たかが130メートルである。それでもかなりキツかった。コロナ対策のマスクを鼻の下まで降ろし、それでも息苦しくて顎の下まで。



息絶え絶えで(>_<) 百草園に到着。
入口の先が階段になっているのが見えたから、しばらく入らずに息を整えたほど。
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敷地の外からでも名所だと分かる。
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いざ参る。
券売所の上のウメもいい感じ。
入園料は300円。
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階段を上って、
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最初に入ったのは案内図で4のところ。
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間近で見るウメはもちろん美しいけれど、
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このコンモリと密集したした咲き方がたまらない。
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これは傾斜地ならではの光景。ずいぶんと規模は違うが、こういう眺めは2014年に訪れた木下沢(こげさわ)梅林以来だと思う。心臓破りの坂道を登ってきた甲斐があったというもの。


茅葺きの東屋(あずまや)などもあって雰囲気もいい。
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なんとロウバイがまだ咲いていた。とっくにシーズンオフなのに、ここは郊外で都心より多少は気温も低いから、まだ持ちこたえているのだろうか。
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でもまあ花はかなり痛んでおり、この程度の距離からの写真が精一杯。
残念ながらほとんど香りもしなかった。
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さらに階段を上っていく。
足腰が悪くなったら、ここへは来られないね。
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見下ろしてウメいっぱいの景色。
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こんな感じに木々が植えられている場所で、
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スプリンクラーを発見。
公園や庭園で見かけるのは珍しい気がする。
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この茶色いのはカサカサになったカエデの葉。
意外と落ちないものなんだ。
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さらに高いところから、これは北東方向の眺め。
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2本のビルが並んでいる後ろに筑波山が見えるらしい。
この日は見えなかったが、筑波山なら見えなくても別にいいか(^^ゞ
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ーーー続く

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2022年03月18日

iPhoneでマスクしたまま顔認証

iPhoneが発売された頃のロック解除は1桁から4桁(だったと思う)のPINコード=暗証番号を打ち込む方式だった。やがて指紋認証が装備される。指を触れるだけでいい、こんな便利なものがあるのかと感激したが、それが数年前から顔認証へとさらに進化した。

顔認証のためには画面を見る必要がある。しかしスマホを使うときは必ず画面を見るわけだから、実質的には何もしなくてもロックは解除される。ロックされていることも忘れてしまうほど。もう便利を通り超して神の領域と感じたもの。


しかしコロナでマスクをするようになると、それが仇となりマスクをした顔では認証されず、またセッセとPINコードを打ち込む羽目に。しかも今は6桁が必須。多い日はそれを1日に何10回も強いられる(/o\)

やがてApple Watchを併用すればマスクをしていてもロック解除される機能が追加された。でもApple Watchは持っておらず使う気もなく。またマスクで顔の半分だけ覆って2度登録するという裏技もネットで見つけたものの、何度試しても上手くいかなかった。

もちろんマスクは顔から完全に外さなくても、顎のあたりまで下げれば顔認証は機能する。しかしその方法で何度かマスクの紐が切れたことがあり、それがトラウマになって下げる気になれない。慎重にマスクを下げるなら指でPINコードを打ったほうが早い。

というわけで
指紋認証を復活させてくれ〜と切に願っていたが、数日前のアップデートでマスクをしていても顔認証されるようになった。どうやら目の周りだけを精密に認識するような仕組みが追加されたらしい。


iPhoneマスク


先ほどアップデートした。
立ち上げて最初に顔認証の設定が自動的に現れる。
基本的カメラに向かって顔を写し、ぐるりと顔を回すだけ。
ほとんど手間いらずで、設定時にマスクをする必要もない。
前もって数種類のマスクを準備しておいたのに(^^ゞ

目の周りだけを精密に認識する=メガネが影響するのか、今までなかったメガネを掛けた顔を登録する機能も追加されていた。こちらも登録。ただしサングラスは不可。おそらく目の周りが認識できないからだろう。私は滅多にサングラスを掛けないので、特に影響なし。

それで
  素顔
  マスクあり
  メガネあり
  マスク&メガネあり

で試してみると、どれも難なくクリア。
神様が復活\(^o^)/


実は1日に何10回もPINコードを打ち込む面倒さに嫌気がさして、iPhoneのロックを無効にしようかと考えたことがある。スマホの中身を見られていいとは思っていないが、見られて致命的に困るものは入っていない。多少重要なものは別のパスワードでガチガチに保護してあるから大丈夫。しかしメールの内容、登録されている他人の電話番号やメアドが悪用されては周りに迷惑を掛けてしまう。

   携帯電話を使い出して約30年、一度も紛失したことはないでしょ
   昔はパソコンだってログイン時にロックなんてなかったでしょ
   リスクの発生する可能性と利便性の向上程度をよく考えようよ

という悪魔の囁きψ(`∇´)ψ になんとか打ち勝って、
今までしのいできた。

悪魔がテクノロジーに退治されて、
とりあえずメデタシ。

ただしコロナでマスクが不可欠になったのは2020年の始め。
Appleにはもう少し早く対応してもらいたかったな。

wassho at 23:34|PermalinkComments(0) 生活、日常 

2022年03月16日

芝公園のウメ 銀世界 その2

銀世界の梅林をブラブラ。
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これはミモザで元気いっぱいの黄色い花。
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アカシアの仲間で黄色い花を咲かせる木の総称がミモザ。
ミモザサラダは、これが入っているのではなく黄色いのはゆで卵ね。

ところでこのミモザは、
なぜか芝公園・梅林の中に一軒家の料亭風の飲食店がありがあり、そこの敷地から公園側にはみ出していたもの。東京都が経営しているわけでもないのに、どうして都立公園の中に店を建てられるのかが不思議。土地の権利関係がいろいろ複雑なんだろうか?


少し高い場所から見下ろして。
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上の写真の紅白部分を、
ズームレンズで寄ってみたらまた違う表情に。
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逆光でほんわかした雰囲気もいいもの。
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色違いをアップであれこれ。
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せっかくの芝公園なのだからウメと東京タワーを一緒に収めたいと、梅林内をあちこち探したのだが、これといった場所が見つからず。それで一番マシだったのがここからの光景。もう少しウメがたくさん密集して咲いている感じで撮りたかったな。
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実は芝公園には河津桜が1本だけあって、
そこからは景色の抜けもよく東京タワーがよく見えるらしい。
後で行くつもりだったのに、ウメを見終わったらすっかり忘れてしまい(^^ゞ

まあ楽しみは来年に取っておきましょう。


おしまい

wassho at 22:12|PermalinkComments(0) お花畑探訪 

2022年03月15日

芝公園のウメ 銀世界

先週、芝公園の近くまで出かけたので、ついでに公園の一角にある梅園を見てきた。サクラとイチョウやカエデに続いて、芝公園で花見というか植物を楽しむのはこれで4度目。


毎度おなじみの位置から東京タワー。
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上の写真を撮った場所のすぐそばは、芝公園で一番イエローオータムが多いエリア。私がゴッホのイチョウと名付けている燃え上がるようなイチョウの葉を落とした姿。
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後ろにそびえ立っているのは「ザ・プリンス パークタワー東京」。数あるプリンスホテルの中でも高級ブランドに属するホテルだが、他の30ほどのホテルや施設と一緒にシンガポールの政府系投資ファンドに売却されるという報道が2月にあった。かつては経済ニュースで話題の絶えなかった西武鉄道グループとセゾングループも、最近はこんな話しかーーー(/o\)


300メートルほど歩いて梅林のあるエリアへ到着。
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ここから見えている範囲で全体の2/3くらい。
それほど広くはない。
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こういうふうに違う色のウメが重なって見えるのが好き。しかしどこの梅林でもそういうところは少ない。見た目にはイイ感じだと思っても写真に撮るとそうでもなかったり。これもそういった1枚。
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上へ上へと伸びていくような力強さもウメの魅力。
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このウメには鳥が止まっていた。
定番のメジロじゃないのは確かでも、それ以上のことは分からず。
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芝公園の梅林は銀世界という名前がついている。
江戸時代に新宿にあった、そう呼ばれていた梅園を明治の終わりに移設したようだ。
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でも銀世界というと雪景色のことを連想してしまうから、何となくウメとはマッチしていないような。ところでよく考えると雪は白いのにどうして銀世界なのだ。白銀ともいうが白だけでいいのになぜわざわざ銀を足す必要がある?

一説によると昔の日本語では(いつ頃かは不明)白というのは光沢のない白い状態を指し、そして光沢のある白は、例えば白い絹織物なども銀と呼ばれていたらしい。それで雪は太陽を反射して光るから銀と表現されたと。

とりあえずそれはいいとして、
しかしウメは光らないぞ。ナゾ



ーーー続く

wassho at 22:48|PermalinkComments(0) お花畑探訪 

2022年03月14日

冬はみかん風呂

本日の東京は最高気温24.1度を記録。だいたい5月並の暖かさだった。街を歩いていると、まだコートや薄いダウンジャケットの人がいる一方で半袖の人もチラホラ。5月並みといっても、それは昼間だけのことだから何を着るかは迷うよね。ちなみに午後8時の気温は10.7度まで下がっている。

そんな日に冬の話をためらいながら書こう(^^ゞ

みかん

子供の頃はみかんをよく食べた。
でも大人になるにつれてあまり食べなくなった。
特に理由はなく自然の成り行き。

もっとも世間全般もそうなのか、みかんの生産量は1970年代中頃がピークで、2000年にはその1/3ほどに減少している。それからさらに20年以上が経っているから、現在はもっと落ち込んでいるのかも知れない。
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こちらのデータを見るとみかんが1人負けしていることが分かる。
データ2

1980年にはみかん14.5に対して、りんごは5.0だからトリプルスコアでみかんの圧勝。それが2009年になるとみかんはりんごと同じ4.5で並ばれている。ついでに書くとバナナは3.7から7.4と倍増している。

    データは下記から引用
     https://www.nochuri.co.jp/report/pdf/n0208re1.pdf
     https://www.maff.go.jp/j/wpaper/w_maff/h22/pdf/z_2_2_2_3.pdf

どうしてこんなに減ったのかは、今回のテーマではないから考えない。ただ「和室が減った→コタツが減った→みかんが食べられなくなった」なんて珍説もあるらしい。


話を戻すと、
今年の冬はよくみかんを食べた。
それはコタツを買ったわけではなく(^^ゞ 、
みかん風呂のため。
何かで読んで試してみたくなったのがきっかけ。

ゆず風呂のように、みかんをそのまま浮かべるのではなく、食べ終えた皮を乾燥させて使う。それを袋に入れて湯船に浮かべておくだけ。


この袋はハーブなどを煮出すのに使うもの。以前に夏のお茶風呂のことを書いた。水出し冷茶に使った茶葉が、紙パックからこぼれ出てくるので、紙パックをこれに入れてお茶風呂のときに使用している。
コットン 巾着袋

基本的にはこの布袋に

   乾燥させたみかんの皮を入れる
   浴槽に浮かべる

だけでいい。みかんの皮は5〜6個分くらい。

ただ、それだけでは少し香りが弱いので、食べ終えてまだ少し果肉が残っている房の部分も同じく乾燥させて入れるようになった。乾燥は、少なくとも冬の間は、外に出さず部屋の中で充分。2日ほどでカチンカチンになる。それをお湯を張る前から浴槽に入れておき、また入浴中はときどき浴槽の中で揉む。


浴室がみかんの香りで満たされることはなく、ごくわずかに感じる程度。それでもお湯をすくって顔を洗うような仕草をすると、少し目にしみるから、それなりにエキスは出ているのだと思う。乾燥させるのは、生のままだと果汁が多すぎるからだろう。

ただし、みかん風呂にしたからといって肌がスベスベするとか、よく温まるということはない。それでも、いつもとはちょっと違う雰囲気を味わえる。乾燥させる期間が必要だから、毎日はみかん風呂にできないが、かえってそれで飽きずに楽しめる。


次の冬に、
このブログのことを思い出したら試してみて。

wassho at 23:33|PermalinkComments(0) 生活、日常 

2022年03月12日

湯島天神でウメとメジロと猿 その3

湯島天神は梅まつり開催中で、境内にはいくつかの出店があった。しかし訪れたのが平日だったせいか2つ前のブログに書いた甘酒以外は営業しておらず。

でも猿回しをやっていた。


ウメを背景にした華やかな舞台で出番待ちの猿回しとお猿さん。
のぼりを見ると日光さる軍団の所属。
お兄さんはずっとスマホをいじっているのが今っぽい光景。
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お猿さんは手持ち無沙汰で退屈そう。
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この猿はなごみちゃんというメス猿。
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注意書きに「お猿さんの世界では目が合うとケンカの合図」と書かれている。
ヤンキーの語源はモンキーだったのか(^^ゞ


さて始まり始まりーーー
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タンバリンを叩いたり竹馬で歩いたり。
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転んでみせるのも芸のうち。
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ハードル3つ越えで大拍手。
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次は高さにチャレンジ。
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飛ぶと見せかけて下をくぐったり、
お兄さんにキックを入れたりはお約束(^^ゞ
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そして見事にハイジャンプをクリア!
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先ほどのもけっこうな高さだったが、
今度は上に棒を1本加え、下は台でかさ上げ。
お兄さんの身長と見較べると2メートルほどの高さ。
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さすがにこれはジャンプだけではクリアできないので、
お兄さんの肩まで駆け上がって飛ぶとのこと。
今までなかった着地用のマットも敷かれた。
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ヤンヤの大喝采!
ステージと観客が一体になる感覚があって盛り上がった。
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ただ何となく猿がお兄さんの肩からジャンプする瞬間に、彼も立ち上がったような気もしたけれど。それとセッティングの写真を見ると「付け足した棒と下の台の高さ」から「かがんだお兄さんの高さ」を引くと、ハードルの実質的な高さは1つ前のハイジャンプと変わらないことが分かる。

そんなことを考えると楽しめないから、気づかなかったことにしよう(^^ゞ

最後に逆立ちをしてくれたなごみちゃん。
袴から尻尾がでているのがカワイイね。
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まったく話は変わって、
サクラは枝じゃなくて幹に直接花が咲いている胴咲きをよく見る。
今まで見過ごしていたがウメにもあるみたい。
サクラと違って多少は枝が伸びるようだ。
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そろそろ帰ろうかと、
最後にまたウメを見上げていたら、
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メジロがいるのを発見!
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先日、西郷山公園で寒桜の枝に野生化した緑色のインコがいるのを見たが、ウメやサクラの写真によくあるメジロを見たのは初めて。いやあ風流ですなあ。ただ光量不足でメジロの色が冴えないのが残念。


今回のブログが「ウメとメジロと猿」と変わったタイトルなのは、こういう理由から。湯島天神のウメは「まあ普通」だったが、猿回しとメジロで楽しめたひとときだった。


おしまい

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2022年03月11日

湯島天神でウメとメジロと猿 その2

訪れたのは3月7日。この日は晴れてはいたものの極薄の雲が空に広がっている感じで、鮮やかな青空を背景にできなかったのが残念。またそういう光量があまり十分でない場合は、ピントも甘くなることが多い気がする。いろいろとカメラの設定をいじればいいのだろうけど。


薄めのピンクのウメ。
こういうのが一番なごむ気がする。
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枝とガク(花びらを支えている部分)がグリーンなので、
花びらは白いのに何となくグリーンぽさを感じるウメ。
爽やかな感じがしてこれもよし。
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湯島天神で一番色の濃いのがこの木。
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白梅なのに、数本だけピンクの花が咲いていたウメ。
突然変異みたいなものか。
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ピンと立った雄しべと、しなっとした雄しべ。
これは品種の違いなのか、開花からの経過時間の差なのか?
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あれこれ。
いわゆる深紅の紅梅がなかったのが残念。
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天満宮なので狛犬の台座にもウメ。
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境内にはいくつもの石碑があって、これには「講談高座 発祥の地」と書かれている。いわゆる一段高い場所で喋る高座はここから始まったらしい。その理由を読めば聴衆目線での配慮ではなかったようだ。落語の高座は講談とはまた別なのかな。
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これはガス灯。
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こちらがその解説なのだが異議あり!
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ここには「これは都内で屋外のガス灯としては唯一のもの」とあるが、私の知る限り少なくとも銀座にもガス灯はある。調べてみたら銀座のガス灯が復元されたのは昭和60年(1985年)。だからこの看板が制作された当時の解説としては正しいが、それをそのまま37年間も放置ってどうよ(/o\)

   厳格なエリート官僚だったミチザネが草葉の陰でーーー


ガス灯は単にガスの炎で照らしていると思っていたら、アップで撮るとメッシュの繊維状のカバーが被せてあった。もっともその部分は小さいし、昼間だったせいもありガス感はまったくなく電球が光っているように見える。
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湯島天神にはいくつかの出入り口があって、
これは東側にある男坂と呼ばれる急階段。
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男坂と直行して南北に延びているのが緩やかな女坂。
今じゃこんなネーミングはつけられないね(^^ゞ
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女坂の横の斜面にもたくさんのウメが植えられているが、
少し日当たりが悪いのか、まばらな咲き具合だった。
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ーーー続く

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2022年03月10日

湯島天神でウメとメジロと猿

ロウバイは見頃過ぎでウメは見頃かなり前だった池上梅園、散歩がてらに訪れたらウメが咲いていた菅刈公園駒沢公園に続いて、今年の本格的な観梅の第1弾は湯島天神。


神話においては天にいる神々が天津神(あまつかみ)で、略して天神。それに対して地上にいる神々が国津神(くにつかみ)。略すととなぜか漢字が変わり地祇(ちぎ)と呼ばれる。というわけで天神とはいわば神々の総称なわけであるが、いつの頃からか一般的には神として祀られている菅原道真(みちざね)のことを指すようになった。

その菅原道真を祭神とするのが天満宮。全国各地に〇〇天満宮があって、通称として〇〇天神と呼ばれることが多い。そして道真がウメの花を好んだことから、ほとんどの天満宮にはウメが植えられていて名所となっている。一番有名なのは京都の北野天満宮だろう。

湯島天満宮は、亀戸天神社・谷保天満宮と並んで関東三大天神と称される。ただしウメに関してはガッカリ名所だともよく聞く。でも有名どころだし一度は訪れておくかと。なお亀戸天神社谷保天満宮は訪問済みなので、これで関東三大天神をコンプリート。


湯島は「湯島の聖堂」なんて教科書で習うから、それなりに知名度は高い場所。でも湯島がどこにあるかを把握している人は意外と少ない気がする。ご覧のように湯島天神は上野公園のすぐそばで、地図で白抜きになっているエリアが文京区湯島。ちなみに湯島聖堂は江戸時代初期に建てられた学問所で、日本の学校教育発祥の地ともいわれている。
地図1


ついでにもう少し広いエリアで示した湯島天神。
地図2



最寄り駅は地下鉄千代田線の湯島。
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春日通りを数分ほど歩くと、
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湯島天神に到着。
春日通りをそのまま進むと後楽園だから、何となく江戸時代的な場所にいる気分。
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梅祭り開催中。
一番下の提灯が写ってない(>_<)
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ここは裏口で、境内案内図だと一番上の夫婦坂と書かれている場所。
案内図


というわけで本殿を裏手から。
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菅原道真は学問の神様とされる。さすがにすごい数の合格祈願だなと感心していると、これらは合格したお礼参りのものだった。ここで祈るとよく効くみたいだ(^^ゞ
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子供の頃に甘酒を飲んで酔っ払った記憶がある。受験生=ほとんどが未成年に酒を売ってもいいのかと思ったが、甘酒は原料の違いによってアルコールを含むものと含まないものがあるとのこと。含んでいても1%未満らしいが。
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本殿は建て替えられたのだろうか、まだ新しい印象で何となく有り難みが薄い。
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菅原道真は牛とも縁が深く「使いの牛」と呼ばれる牛の像がどこの天満宮にもある。その牛をナゼナゼしてお願い事をするのが習わしだが、
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なんと使いの牛には近づけない!
これも接触を防ぐコロナ対策だろう(/o\)
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境内の一画に設けられた梅園は、
広くはないもののウメの花は賑やか。
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写真に周りのビルが写ってしまうのは街中にある神社だから仕方ないところ。
でも見て回っている分には、それほど気にならない。

ただし仮にビルがなかったとしても風情のある美しい梅園かというと、ウメの木がそこそこ多いという程度。ガッカリ名所とはいわないが、印象としてはかなり微妙なところ。


でもここのウメを眺めれば、きっと菅原道真のご利益もあるに違いない(^^ゞ
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2枚目の巨大な石碑は1902年(明治35年)に営まれた彼の千年忌のときに建てられたもの。亡くなったのは903年だが法事だから1年前倒しなのだろう。



ところで梅園の一部は庭園風でイイ感じなのに、
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なぜか立ち入り禁止。
どうしてこんなことするかな。
湯島天神にミチザネの神罰が下りますように(^^ゞ
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そこにあった初めて見る作り物。
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画像検索してみたが似たようなものにはヒットせず。
植物の防寒対策である「ワラぼっち」とも違うし、何かを保護しているようにも見えない。ボサボサ頭のてるてる坊主でもないだろうしナゾ



ーーー続く

wassho at 23:18|PermalinkComments(0) お花畑探訪 

2022年03月03日

林試の森の河津桜はほぼ満開

先週後半からようやく春めいた気温になってきた。
ならば、そろそろ林試の森公園の河津桜も見頃になってきただろうと思い、
本日の帰りに遠回りして寄り道。


左側の河津桜は満開で、右側は7分咲きくらい。
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これはiPhoneの超広角レンズで撮った写真の上下をトリミングしてパノラマ風にしたもの。スマホでこれだけの範囲を撮れるのは便利。ただしレンズ性能はイマイチで、隅のほうがブレたようになってしまうのが難点。


上の写真の反対側に植えられているこちらは5分咲き強といったところ。
同じ広場なのに微妙に日当たりでも違うのだろうか。
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満開の木に近づいて。
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参考までにこちらが2月24日に偵察に来たときの写真。
この時は1/50咲き程度だった。ちょうど1週間でこれだけ違うのだから驚くね。
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まずは今年も満開のキレイな河津桜を見られて満足。
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密集感のあるところを。
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これは最初の写真で右側にあった河津桜。
林試に森に来たときは既に午後4時を回っていたので、こちらには夕日が強く当たっていた。
だから花の色に少し黄色味がかかっている。
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iPhoneのマクロで接写。
あまり近づくとピントが合わないが、花粉の粉っぽさが撮れたのでよしとしよう。
ブログのサイズでは拡大しないと分からないが。
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ところで2月24日に偵察に来たとき、これがツバキかサザンカかについてこう書いた。

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    両者はよく似ている。しかし花が散るときツバキは花ごとポトンと落下
    して、逆にサザンカは花びらがバラバラになるから、落ちている花を見れば
    判別できる。でも今回は見るのを忘れた(>_<) 花の形が少し平べったいから、
    これはサザンカのような気もするが。


今回はしっかり見てきた。
しかしビミョーな散り方(^^ゞ
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花のまま落下しているものもあるからツバキなのかも知れないと、
前回の見解を修正。


東京では今週末から10日間くらいが河津桜とウメの見頃だと思う。
予報によれば今のところ天気の崩れもなさそう。

wassho at 22:17|PermalinkComments(0) お花畑探訪 

2022年03月02日

性は本当に必要?

何となく意味ありげなタイトルになってしまったが心配ご無用。
今回のテーマはセックスやLGBTではなく日本語の言葉遣いについて。
逆にガッカリした?


前から少し気になってはいたのだが、
ブログに書くきっかけは数日前にTwitterで流れてきたこのトヨタの広告。

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「街の視線と家族の気持ちを惹きつける」もコピーとしてデキが悪いが、
 なんじゃこの「ノアのデザイン性」って?

デザイン性という言葉をそれほど多く聞いた記憶はないが、ネットで見出しを拾うと少なくとも2010年には使われていたことが分かった。ザッと調べただけだから、さらに古い事例もあるだろう。

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ノアの場合は「デザイン性」を「デザイン」と置き換えてもまったくニュアンスは変わらない。だからナンジャコレと引っ掛かったのだと思う。見出しを例に挙げた「トイレ収納」も同じ。

「企業用ウェッブサイト」と「外国人に聞いた場所」の見出しについては、「デザイン」にしてしまうと「高い」という形容詞は使えないが、「デザインがよい、優れている」と言い換えることができる。

ただし「デザイン性が高い場所」という表現は曲者。このアンケートの回答は六本木ヒルズや表参道だから、本来は「景観がいい」「雰囲気がオシャレ」などという用語を使うべきところ。「デザインがいい」なんて街に対する形容表現としては的外れ。

ところが「デザイン性」と性を付け加えることで、何となくそういう言い方もありかなと思わせるところがある。つまり「性」には言葉の意味を曖昧にして拡大する作用がある。「デザインがいい場所」では通用しなくても、「デザイン性が高い場所」なら景観や雰囲気のことなんだろうなあと連想が働く。



さて、
デザイン性よりもずっと気になっているものがある。それは関係性という言葉。関係だけで事足りるのに、なぜか性をつけて関係性ということが多くなっている。昔から使う人はいたが、数年ほど前から急増したように思う。

   WasshoさんはA社とどういう関係性ですか?
   このデータと今回の提言には重要な関係性があります

なんてビジネスの場でもよく聞くようになっていた。

何となく意識高い系クンが、関係というより関係性といったほうが難しく聞こえる、つまりそっちの方がカッコイイと思って使っているように感じている。ただし、もうそれなりに広まっているので、先輩がそういうからと無意識に使う若手もいる。

もっとも、ネットで関係性を検索して使われ方を拾ってみると、

   自己信頼が、人との関係性に与える影響とは?
   親密な関係性における暴力性とジェンダー
   働きがいと様々なアウトカムとの関係性について
   Google に外部リンクの関係性を伝える
   睡眠を中心とした生活習慣と子供の自立等との関係性に関する調査
   ロボットやAIと人間の関係性を究める
   日常の運転と認知機能の関係性について
   限界利益とは?関係性が深い損益分岐点と併せて解説
   IT新戦略とデジタル・ガバメント実行計画等の関係性

と様々な分野で使われていることが分かる。

例に挙げた関係性はすべて関係に置き換えられる。つまり性はつける必要がないし無駄な単語。それなのになぜ性をつけるのか?


先ほど、「性」には言葉の意味を曖昧にして拡大する作用があると書いた。言い換えれば抽象化でありまた婉曲表現にもなる。

   WasshoさんはA社とどういう関係ですか?

より「どういう関係性ですか?」と尋ねたほうが柔らかく聞こえなくもない。


さて、もうとても一般的になって話題にすら上がらなくなった「ほう」や「よろしかったですか」という言葉遣いについて、以前にこんなことを書いた

■■■■■■■■
  日本は曖昧に表現したり婉曲にものをいう文化がある。それは美徳だとも思うが、
  近年は過度に物事を直視しない、断定を避ける、面と向かってものをいわない傾向が
  あると感じる。その根底にあるのはリスクを恐れる心理の強まりではないだろうか。
  よくいわれる例えだが

  「お荷物をお預かりします」
   ではなく
  「お荷物のほうお預かりします」

  と、なんでも「ほう」をつける。これは断定を避ける心理かな。

  「注文はコーヒーでよろしいですか」
   ではなく
  「注文はコーヒーでよろしかったですか」

  という。これは相手に責任を転嫁して心理的に楽になるための方便。よろしいですか
  と尋ねると、自分が聞き取れたどうかの問題だが、よろしかったですかと尋ねれば
  相手がそういったかどうかの問題になる
■■■■■■■■

関係性という表現が使われるのも「ほう」や「よろしかったですか」と同じ意識が働いているように思う。引用した過去の投稿では、それを日本人の精神の軟弱化と関連付けている。自信のなさや喪失と言い換えてもいい。さてこちらはどうだろうか。

もっともそれほど真剣に考察したわけではないから、そういう考えもあるかも程度に聞き流して欲しい。それと数行前の文章を書いているときに気づいたが、関係と似たような意味の「関連」だと「関連性」という表現にはまったく違和感がない。関連性もほとんどの場合は関連に置き換えられるのにである。だから「関係性」という言葉に引っ掛かるのは、社会的心理の変化とかの大げさな話ではなく、単に聞き慣れているかどうかの問題かも知れない。


オマケとして
タイトルの「性」につられて、このブログを読んだ人に。

誰かとセックスしたことを

   〇〇と肉体関係を持つ、あるいは単に〇〇と関係を持つ

と表現する。
そのうちそれが

   肉体関係性を持つ、関係性を持つ

というようになるかもよ(^^ゞ

wassho at 22:46|PermalinkComments(0) ノンジャンル