2022年04月

2022年04月30日

西新井大師でフジとボタン その2

西新井大師は本堂の周りが割りとガラーンとして殺風景な雰囲気なのだが、
藤棚は池のそばにあり周りの木もそこそこ多くていい感じ。
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フジの房は1メートル弱くらいの長さ。
少し白っぽいというか紫の色が浅いフジだった。
もう開花終盤だったからかも知れない。
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藤棚の規模はこんな感じ。
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樹齢は700年らしい。
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この人は巡礼をしているのかな。
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巡礼というと四国八十八ヶ所を巡るお遍路さんが有名。
しかし日本仏教界のホームページによると全国に61もの巡礼種類がある。


この日は天気もよくフジと新緑と青空の組み合わせを楽しめた。
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そしてマスクを外して、
フジの甘いのにすっきりしている香りをクンクン。
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藤の写真を撮っていると上空に飛行船が到来。
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拡大して見ると意外とピントが合っていた。
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フジを満喫した後はボタン。西新井大師的にはボタンがメインの扱いらしく、ホームページにボタンの開花状況は載せられているがフジに関するお知らせはなし。

境内の隅のほうにあるボタン園。
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ここが第1で、他に第3まであるがそちらはかなり小さい。
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園内の雰囲気。
コロナ対策で鑑賞ルートが一方通行で定められており、
好き勝手にぶらぶらはできない。
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ーーー続く

wassho at 22:22|PermalinkComments(0) お花畑探訪 

2022年04月29日

西新井大師でフジとボタン

先日に八重桜を見に行った新宿御苑では、フジも咲いていたのに柵に囲まれていて近づけなかった。だからというわけでもないが、久しぶりにフジの名所を訪れようかと4月23日に足立区にある西新井大師まで出かけてきた。ここはフジと共にボタンでも知られる。

地図で少し色が明るくなっているのが足立区。
東京23区でもっとも北側にある。
地図


西新井大師は関東厄除け三大師のひとつである。
ところが寺の関東三大というのは似たようなものが色々とあってややこしい。

  関東厄除け三大師  真言宗  西新井大師・川崎大師・観福寺
  関東三大師     天台宗  佐野厄除け大師・青柳大師・川越大師
  関東厄除け三不動  天台宗  千葉厄除け不動・目黒不動・飛不動
  関東三大不動    真言宗  成田山新勝寺・高幡不動・不動ヶ岡不動
                 ※関東三大不動の三番目については諸説あり

人物で厄除け大師と呼ばれているのは天台宗の慈恵大師であるがネーミングでは「厄除けのつかない」三大師。逆に単に大師だけなら真言宗の弘法大師(空海)を指すのにネーミングでは厄除け三大師になっている。どうしてそんなにねじれてしまったのか。最近CMでリバイバルした昭和言葉でいうならワケワカメ。

さらに真言宗は関東厄除け三大師なのに、不動となると関東三大不動。逆に天台宗は関東三大師なのに不動となると関東厄除け三不動。なぜ大師と不動で「厄除け」の付け方を逆にしたのだろう。まさにイミフミコ(^^ゞ


さて西新井大師には地下鉄日比谷線と直通している東武線で西新井駅まで行き、そこから東武大師線に乗り換え大師前駅まで。大師線は西新井大師のために設けられたような路線。

西新井からひと駅で大師前駅到着。
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こういうアーチ型の屋根って今はほとんど見なくなったような気がする。またプラットフォームを見てわかるように大師線は単線である。車両は2両編成でワンマンカー。

そしてここは無人駅。23区内で無人駅って他にあるのかな。
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改札はなく大師線に乗るときに先払い、大師線で西新井駅まで行ったときに後払いするシステム。ここから乗って折り返して帰ってくれば、どこにも降りられないけれど無料で電車に乗れるね。

駅を出る。
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駅の前の道は西新井大師につながっていそうだったが、
参道から入りたかったので、
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こちらの商店街を進む。
何となくレトロな感じ。
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ダルマ屋さん。
西新井大師では毎年2月3日にダルマを炊き上げる(燃やす)ダルマ供養がおこなわれる。
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参道入口に到着。
ここまで駅から3分くらい。
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山門をくぐり境内に入る。
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入ってすぐのところにあった塩地蔵。
霊験あらたかに塩が噴き出してくるのかと思ったら、お供えされたものだった。
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今はどこの寺や神社でもコロナ対策で手水舎が使えない。
その代わりなのかボタンが入れられていた。
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まあまあ大きな本堂。
これは1971年(昭和46年)に再建されたもの。
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階段を上がって本堂の廊下をひとまわり。
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廊下から見えた光景。
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山門方向を振り返って。
藤棚が左に見える。
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さて眺める&クンクン開始。
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ところで屋台がいくつか出ているが、寺の境内で焼き鳥ってどうよ?
仏教で殺生は禁止じゃないのか。
もちろん焼きそばにも豚肉は使われていたりするものの焼き鳥はちょっとどぎついような。
たまたま目についたが他の寺ではどうなんだろう。
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まあ
(/_')/ソレハコッチニオイトイテ


ーーー続く

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2022年04月25日

ティーポットカバーはあるのに保温式のティーポットがないのはなぜ?

コーヒーをフレンチプレス方式で淹れるとき、専用器具は使わずにティーポットを使っている。抽出までの4分ほどの間に微妙に冷めてしまうのがフレンチプレスの難点。それをティーコージー(ティーポットカバー)を使うことで解決したことを以前に書いた。実際に使っているのは100円ショップで買った子供用のニット帽(^^ゞ
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ニット帽の効果には満足している。しかしティーポットが真空断熱のいわゆる魔法瓶構造で保温機能を持っていればティーコージーは不要になるわけで。

けれども、そういう製品がなぜか存在しない。

発想は同じであるが、こちらはコーヒー用。
ドリップで淹れたコーヒーを直接に魔法瓶構造のサーバーに落とすもの。

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そして紅茶用ではAmazonにある数百の商品の中から、
たった1つだけ見つけたのがオランダ製のこれ。
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どうして保温機能を持ったティーポットがないのだろう。ティーコージーがたくさん売られていることを考えると、ティーポットの保温に気を配っている人はそれなりにいるはずなのに。ひょっとしてニッチなマーケットを見つけちゃった?

残念ながら紹介した2つの製品は私の用途には合わない。なぜならどちらも内側にセットできる茶こしがついていないから(コーヒー用のものに茶こしがないのは当然だが)。ティーポットでフレンチプレスを入れるには、ティーポットの中の茶こしでコーヒー殻を取り除き、さらにティーポットからカップに注ぐときに、別の茶こしを使って微粉を取り除くのが私のやり方。

というわけで業界の皆さん、
私が使っているティーポットを割ってしまうまでに、

    保温機能のあるティーポット・茶こし付き

の開発を何卒よろしくお願いします m(_ _)m


ところで魔法瓶ってよく考えるとすごい言葉である。これって若い世代にも通じるのかな。日本の代表的メーカーは象印とタイガー。確認してみると社名は「象印マホービン株式会社」「タイガー魔法瓶株式会社」と魔法瓶の言葉が使われている。ただしどちらもロゴマークには魔法瓶の文字がない。

商品についてホームページを調べると、
魔法瓶構造を持った卓上タイプ(昔、魔法瓶と呼んでいたもの)についての名称は

   象印マホービンは

     マホービン(ガラス)
     マホービン(ステンレス)

   タイガー魔法瓶は

     真空断熱ステンレスポット

つまり象印はマーホービンでありタイガーはポットと微妙なところ。

なおタイガーはもうガラス製の魔法瓶は作っていないみたい。子供の頃に魔法瓶の中をのぞき込んで、何となく不思議な感じだったことが懐かしい。

ところで瓶(びん)というとガラス製を想像する。しかし本来は液体を入れる容器を意味して材質は関係ないようだ。そういえば花瓶は陶器製が多いし、鉄製のヤカンを鉄瓶と呼ぶ。
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だからステンレス製のものを魔法瓶と呼んでも辞書的にはおかしくないのかも知れない。話はそれるが象印は「マホービン」とカタカナ表記で、これは「魔法瓶」の漢字だと古くさいイメージだから変更したのかと思ったら、1961年(昭和36年)の社名変更のときから「マホービン」だった。

さて水筒タイプのものは両社ともに魔法瓶の言葉は使わず、製品によって名称はマグだったりボトルだったりで一定していない。それでふと思ったのは、今はもう真空断熱の保温や保冷ができる水筒ばかりで、私が子供の頃に遠足に持って出かけた、単なる塩化ビニール製の水筒ってないのかな? それは遠足の帰りには少しビニールの匂いのついたお茶になっていたものだ。Amazonや楽天をザッと見る限りそのようだけれど、そのうち調べてみましょう。

wassho at 22:47|PermalinkComments(0) 生活、日常 

2022年04月23日

新宿御苑で八重桜ざんまい その4

風景式庭園のあちこちで八重桜を見て回るうちに、雲がだいぶ取れてきた。
やはり青空こそ最高の写真テクニック(^^ゞ
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大きな八重桜が左右に植えられている。写真では分からないが、
右側の八重桜の存在感がこの位置からでも半端なかった。
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少し接近。
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さらに接近。
花デカッ!
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実は花そのものは普通のサイズ。それが密集してボール状になっているので大きく見える。またピンク、薄いピンク、白の色が混じってグラデーションをなしていて、それも花が大きく見える要因。それにしても見事な眺め。
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まさにKing of モフモフ。
園内案内図と照らし合わせると、これはフクロクジュという品種。
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ちなみにフクロクジュは漢字なら福禄寿。つまり先日ダルマのことを書いた七福神の神様の1人。どうしてこの名前なのかは少し調べたが分からなかった。


遠くから眺めても、近くに寄っても美しい。
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胴咲きまで華やか。
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お約束の内側から外を眺めるアングルで。
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苑内にはたくさんの品種の八重桜が咲いているが、このフクロクジュが群を抜いて素晴らしかった。八重桜の概念が変わるくらい。ただしネットでフクロクジュを検索しても、ここまで巨木で、またきれいににボール状に咲いているものは見つからなかった。だから、この1本を見るためだけに新宿御苑に来る価値はある。



さてフクロクジュが咲いている場所から、芝生広場と反対側に目をやるとこんな景色が広がっている。これが前回少し説明したフランス流の整形式庭園。
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異様な姿のプラタナス。
私のプラタナス好きは以前にここに来たときから始まった。
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プラタナス並木を整形式庭園の特徴である左右対称に配置して、
その内側には2つの庭がある。なお中には入れない。
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それぞれの外周にはバラが植えられている。
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ここのバラは名所扱いされることもあるが、数も少ないし、生け垣的に植えられているだけなので造園デザイン的にも平凡。だから見に来たことはない。

それよりも納得がいかないのが、この2つの庭のつまらなさ。整形式庭園のキモである幾何学的模様のキの字もないじゃないか。プラタナスがあるから何とかサマになってはいるものの手抜きとしか思えない。


さてその整形式庭園モドキから風景式庭園の芝生広場を振り返ると、
芝生が貼られていない不自然な場所がある。
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新宿御苑は

   1. 江戸時代は大名屋敷
   2. 明治になって農業試験場
   3. 庭園に大改造されて明治39年(1906年)に皇室専用の新宿御苑に
   4. 戦後の一時期は農業試験場的に使われていたが
   5. 昭和24年(1949年)に国民公園としての新宿御苑になる

と変遷してきた歴史を持つ。

そして明治39年(1906年)に農業試験場から庭園へ大改造される際に、赤坂離宮にある迎賓館のようなベルサイユ風の宮殿が建築されるはずだった。しかし明治37年から38年におきた日露戦争で資金難となり建設は中止に。

これは当時作成された完成予想図のようなもの。
矢印の所に宮殿が描かれている。
宮殿

つまりこの芝生が貼られていない不自然な場所は宮殿建設予定地だったところ。しかしである。宮殿を建てられなかったのは仕方ないとして、どうして100年以上が経った現在も砂利を敷いただけの更地状態なのだ? 芝生を貼るなり石畳にするなりすればいいのに。ナゾ


話は戻って、それにしてもプラタナスってカッコイイね。もっともこれは冬から春限定で、これから葉がたくさん茂ると、この姿は眺められなくなるけれど。
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それでは全国のプラタナスかつ八重桜ファン待望のツーショット写真(^^ゞ
写っている八重桜は先ほどのフクロクジュ。
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さらに苑内をブラブラ。
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これはスターバックスの行列に並んでいる皆さん。
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池を眺めたり新緑の緑を楽しんでいると、
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ツツジが目に飛び込んできた。
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そちらに向かう。
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まだシーズンはじめだから赤いツツジがほとんど。でも私が好きなコンモリと丸い剪定。あちこちにツツジを見に出かけているが、この形に整えてあるところは少ない。手間が掛かるからだろうか。
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八重桜とのツーショット。
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ツツジではよくやる光を反射させ色を飽和させたような撮影。
これだけ咲いているとは思っていなかったから得した気分。
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さて世田谷区の桜新町で八重桜を久しぶりに見て、それに触発されてもっと八重桜を見たいと新宿御苑にやって来たわけだが、その思いは充分に満たされた。というかゲップが出るくらいにたくさんの八重桜を眺めた(^^ゞ

しかし20品種ほどあるといわれている八重桜のうち、どれだけ見たのかはよくわからない。先に書いたように品種の表示を充実さるべきだし、どこに何が植えられているかもっと詳細な案内図が必要。ついでにいうなら、とても広い苑内なので「20品種コンプリートしたければ、こういう順路で巡ると効率的」とか「珍しい品種だから、これだけは必ず見て帰れ」などのガイダンスも欲しいもの。

とはいっても八重桜だけでなく新緑も満喫できて目が癒やされた。それと周りのビルが目に入るとはいえ、都心のど真ん中でこの圧倒的なスケールと開放感は超貴重。広い空のおかげで、頭がスッキリし身体まで軽くなったような気分。次は紅葉でも見に来ようかな。


最後に八重桜と新緑と青空のスリーショットを。
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おしまい

wassho at 22:44|PermalinkComments(0) お花畑探訪 

2022年04月21日

新宿御苑で八重桜ざんまい その3

新宿御苑は

  日本庭園
  イギリス流の風景式庭園
  フランス流の整形式庭園

の3つに大きく分かれ、その他に江戸時代に大名屋敷だった頃の面影を残すエリアと、母と子の森と名付けられた自然観察エリアがある。その2つはまだ訪れたことがない。


日本庭園が自然を箱庭的に、つまり景観美を凝縮して再現したものだとすれば、イギリス流の風景式庭園はそれを等身大で表現しているようなイメージ。
イギリス

必然的に広大な敷地が求められるから日本ではそれほど多くない。訪れたことがあるとすぐに思い出せるのは、ここ新宿御苑以外だと、風景式と名乗ってはいないが葛飾区にある水元公園くらいかな。なお日本のガーデニングでいうイングリッシュガーデンはまた別のジャンル。

フランス流の整形式庭園とは左右対称&幾何学模様的に区画整理して造形美を追い求めたもの。代表例はベルサイユ宮殿。このスタイルがヨーロッパに広まって、それに対抗してイギリス人がまったく正反対のコンセプトで風景式庭園を考案したというのだから面白い。
ベルサイユ

ただし日本庭園もいろいろあるように、風景式・整形式庭園にもさまざまある。庭の話は言葉だけで説明するのは難しいから、興味があったら自分で調べてちょうだい。


新宿御苑の風景式庭園ゾーンに入ってきた。
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日本的な感覚としては、庭園とはもっと作り込んだものだとの意識があるから、ここは庭園というよりは芝生広場に木も植えられている場所のような印象。しかし代表的な風景式庭園としてこんな場所も上げられているから、やはりここも風景式の庭園なのだろう。



日本庭園ゾーンでは八重桜を12本まで数えた。
でもこちらでは数が多いのでカウントは中止。
広場をブラブラしながら八重桜を眺めることにする。
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それなりの人出ではあるが、敷地面積が58ヘクタールもある新宿御苑なので(東京ドーム換算だと約12.5個分)混雑感はほとんどない。
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もっともこれが八重桜ではなく、ソメイヨシノが満開のときだとここが人で埋まる。ただし幸か不幸か今はコロナ対策で事前予約&入場者数制限があるから、コロナ以前のようなイモ洗い状態は回避されているはず。なお弁当は食べられるが飲酒は禁止。たまに入場ゲートで手荷物検査があることも。これは昔からそうだったような気がする。


異なる品種が並んで咲いている姿をあれこれ。
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ひときわ大木な八重桜。
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花びらもびっしり。
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ちなみに先日、とあるサクラの名所で花びらをたくさん拾い集めている人がいた。どうしてそんなに? と思ったが、漏れ聞こえてきた会話によると「サクラの花びら風呂」のためのようだった。それはグッド・アイデア!と思い、この日に拾って帰るつもりだったが、すっかり忘れてしまい来年までオアズケ(^^ゞ


これがたぶんイチヨウという品種かな。
あまり自信がないけど。
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大きなサクラの場合はこの内側から外をのぞくようなアングルがわりと好き。
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前回の投稿で紹介した犬神家の一族ほどではないが股裂きになっている。
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そういう意識で見ると、サクラはまっすぐ伸びている木がほとんどないことに気づく。これなんて山で強風が吹く場所でもないのに、どうしてこんなに横を向く?
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八重桜とチューリップのコラボ。
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こちらはチューリップの花壇。
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チューリップはウチのベランダのほうが数段レベルが高いが(^^ゞ
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でもネモフィラは可愛いしチューリップと似合うよなあ。
ベランダでも挑戦してみようか。
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ーーー続く

園内図4


wassho at 20:52|PermalinkComments(0) お花畑探訪 

2022年04月20日

新宿御苑で八重桜ざんまい その2

相変わらず雲は多いものの、青空もよく顔を出すようになってきた。ただし数分おきに状況が変化するので写真ごとに空の様子が違い、別の日に撮ったもののようになっている。
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それにしても新緑ほど目にいいものはないね。私はこの季節、キリンにでもなって新緑の若くて柔らかい葉をモグモグ食べたい妄想に駆られる(^^ゞ

松の形も変わっているが、自然石を使ったような灯籠は珍しいのでは。
穴の開いている部分も、もっと石の形を残せばよかったのに。
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藤棚があったのだが、なぜか柵があって近づけず。
望遠ズームで写真は撮れるが、これではクンクンできないじゃないか (`´)
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本日の8本目となる大きな八重桜が見えてきた。
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新緑のキミドリとピンクの競演。
やはりこれも青空が背景だとよりきれいに見える。
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大きさをイメージしてもらえるかな。
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下からのぞいた光景がこれまた素晴らしい。
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いわゆる普通のしだれ桜と違って、垂(しだ)れている枝がかなり太い。
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そして、その枝がまるで絡まっているかのよう。
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ところで新宿御苑では品種を示す表示がない。
サクラだけで65品種も植えているのだから、それは対応して欲しいところ。
入場料を2.5倍にも値上げしたんだからサと、まだ腹が立っている(^^ゞ

それでこの八重桜はたぶん関山(かんざん)だと思う。
関山は八重桜の代表的品種のひとつ。
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このビッグ関山の周りは芝生が広がっている。
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新宿御苑を見下ろしている巨大な建物はNTTドコモの代々木ビル。通称はドコモタワー。階段状になっている部分は内部にアンテナが設置されており、そのための必然的なデザインらしいが、どう見てもエンパイヤステートビルのパクリ(^^ゞ


芝生の上にある売店横にも八重桜。
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この9本目も同じ品種のようだ。
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八重桜の花びらが開ききっていない姿はバラのようにも見える。
実はサクラはバラ科の植物。
ソメイヨシノなど一重咲きのサクラだと想像しづらいが。
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隣にあった10本目。
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売店の奥にあった11本目は工事中で近づけず。
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少し先の木が密集しているところに12本目を発見。
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この木はかなり背が高く、ここからでは花の形はよく見えなかったが、
幹に生えた苔が印象的だった。
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芝生側に幹が伸びている木があったので、そちらに回ってみる。
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花は中央が白で周りがピンクの2色咲き。
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とても美しいのだが、この品種はおいしいのか虫がびっしり(>_<)
こんなに虫がたかっている八重桜は他になかった。
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この虫は花の上だけでなく、この周囲にたくさん飛んでいた。そして花の蜜を盗られると思ったのか、けっこう攻撃的に接近してくる。


たまらず芝生広場に退避。
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ここにある夏目漱石が小説の中でも書いた「ローマの松」の小型版のような松は、樹形だけじゃなくて幹の表面も独特。
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広場から池に降りたところにある旧御凉亭(きゅう・ごりょうてい)。台湾や中国南部の昔の建築様式で建てられたもの。前回に訪れたので今回はスルー。
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また藤棚を発見。
こちらは柵もなく近づけたが花が咲いていなかった(/o\)
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日本庭園ゾーンの終わりにあった本日の13本目は股裂きみたいな姿をしていた。犬神家の一族で、池から両脚を突き出しているシーンは衝撃的だったなんていうと歳がバレる(^^ゞ
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樹形はグロテスクでも花は可憐である。
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あまり八重桜らしくないが、
サクラの場合は花びらが6枚以上で八重咲きだから、これも八重桜。


次は風景式庭園という一番広い芝生ゾーンに移る。

園内図3


ーーー続く

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2022年04月19日

新宿御苑で八重桜ざんまい

4月12日に世田谷区の桜新町駅前商店街の八重桜並木を見てきた。
それでどうも八重桜スイッチが入ってしまったようでーーー。

世間ではサクラといえばソメイヨシノだが、幼い頃は庭に八重桜が植えられていたので、私にとってサクラといえば八重桜だった時期がある。印象的だったのは小学校の入学式。校門を入ってすぐに満開の大きなソメイヨシノがあり、母親がキレイなサクラねえと見とれていた。しかし私は庭にあるサクラと較べてずいぶんと小さい花なのに、これもサクラなのかと思ったことを覚えている。

ところで昔はサクラといえば入学式とセットで語られたものであるが、今では歌詞などでもすっかり卒業式に置き換わっている。花見の場所取りに新入社員が駆り出されたのも4月だからできたわけで。温暖化の影響で開花時期が早くなると季節の風物詩も変わってくるね。


さて桜新町のときにも書いたように、八重桜はあまり人気がないので大規模に植えられているところはとても少ない。その中で別格の規模を誇るのが新宿御苑。いわゆるサクラ=ソメイヨシノの名所としても名高いが、苑内にある約65種1000本のサクラのうち、約20品種300本が八重桜だといわれている。

もちろん花見客が最も多いのはソメイヨシノのシーズンであるが、新宿御苑の「推し」は八重桜で、イチヨウという八重桜の品種を同苑のシンボルとしている。ちなみに安倍元首相がミソをつけた内閣総理大臣主催の「桜を見る会」は新宿御苑で八重桜の時期に開かれていた。


訪れたのは4月17日。
地下鉄の新宿三丁目駅から5分くらいで新宿御苑に着く。JR新宿駅から歩いても10分ほどのはず。ここは新宿門で他に2つの出入り口がある。
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新宿御苑は2019年1月にロウバイを見に来て以来だから3年ぶり。あの時はロウバイはショボかったし、デジカメはご臨終するしで散々だった(>_<)


入場料は500円。
2019年には200円だったのに2.5倍もの大幅値上げ!
ナットクデキン(怒)
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チケットにはQRコードが印刷されていて、それをゲートにかざす。しかしこのQRコードでできることは他になく、どうしてそんな仕組みなのかよくわからない。
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ゲートをくぐったところに本日1本目の八重桜。
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よく見るとかなり無理な体勢をしている(^^ゞ
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この道の左右に芝生が広がっていて、
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右側もかなりの広さであるが、
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左側は先が見えないくらい。
ここから約600メートル先まで芝生広場が続いている。
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多くの人は芝生広場に進むが、まずは日本庭園ゾーンに向かう。
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新宿から10分の場所にあれだけの芝生が広がっているのもビックリするけれど、
こんな密林の雰囲気を味わえるのもスゴイ。
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大きな池が現れた。
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柳の両側に八重桜が植えられているのが見える。
こういう風情は街路樹のサクラじゃ味わえない。
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この時点での天候は基本的に曇り。
それでもときどき雲が切れて日が射すことがあり、すると新緑のキミドリが輝きだす。
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池を横切る橋を渡る。
途中に築島があって、その前後で橋のタイプが変えられている。
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橋の上から対岸の風景。
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柳&八重桜も別アングルで。
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そして本日2本目の八重桜にたどり着く。
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隣の3本目。
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ついでに柳の姿も。
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近くにあった4本目。
こちらはかなり葉が出ていたが葉桜は嫌いじゃない。
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雲が切れる頻度が高くなってきてウレシイ。
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5本目。
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6本目の八重桜は全体的に淡く緑がかった印象。
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7本目は葉の色が茶色いから山桜系の八重桜かなーーー
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と思って近づいてみたら八重桜じゃなかった。
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多くの桜は満開を過ぎてから葉をだす。それに対して山桜は満開のときから葉をだす。そしてその葉が茶色。だからあまりキレイに感じられず葉桜は好きだけれど山桜はちょっと苦手。

それでも新緑を背景にすると茶色との対比で面白い。
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本日の散策ルートはこんな感じ。
新宿門がマップの左上。
園内図2



ーーー続く

wassho at 22:19|PermalinkComments(0) お花畑探訪 

2022年04月16日

七福神ダルマ

これは今年の正月に目黒駅を中心としたエリアにある、
「元祖山手七福神」と呼ばれる七福神巡りをしたときに買った小さなダルマ。

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この類いに興味はないはずなのに、正月の浮かれ気分で最初のお寺でつい買ってしまい、次のお寺を訪れて「サッキは買って、コッチで買わないのもな〜」という気分になって、結局7つが揃うことに。

七福神巡りのことを書いたブログはこちらのリンクから。

   元旦は6/7福神めぐり
   元旦は6/7福神めぐり その2
   元旦は6/7福神めぐり その3
   元旦は6/7福神めぐり その4
   目黒不動尊で七福神のラストピースを
   目黒不動尊で七福神のラストピースを その2
   目黒不動尊で七福神のラストピースを その3


それから3ヶ月以上が過ぎて買ったことすらすっかり忘れていた。ところが数日前に棚の中で、買ったときに入れられる小さな紙袋のままダルマが放置されているのを発見。きっとバチが当たるな(^^ゞ

写真は左から

   福禄寿(ふくろくじゅ)
   寿老人(じゅろうじん)
   恵比寿天
   弁財天
   大黒天
   毘沙門天(びしゃもんてん)
   布袋(ほてい)

七福神巡りや、それぞれがどんな神様かは上にリンクを張った最初の投稿をご参考に。

ちょっとアングルを変えて。
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裏側には七福神が祀られているお寺が書かれている。
神様の名前も一緒に書いておいて欲しかった。
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せっかくなのでアップも。
左から福禄寿と寿老人
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恵比寿天と大黒天
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毘沙門天と布袋
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紅一点の弁財天
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これらのダルマにはおみくじが中に入っている。
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しかしダルマを7つ揃えると、7回もおみくじを引くことになり、それってどうよ?という気もする。ダルマは500円で、おみくじ単独だと100円だから、おみくじなしで400円にして欲しかったかな。これって抱き合わせ商法じゃ〜なんてセコいことをいうとまたバチが当たるかも。

おみくじにもまったく関心がなくて、小学生の頃以来となる超久しぶりの体験。
結果を報告すると

   大吉 3枚
   中吉 2枚
   小吉 1枚
   末吉 1枚

だった。
大凶でも引いたほうがネタになったのに(^^ゞ

ところでおみくじ用紙には、どの神様のおみくじかの記載がないので、ダルマから抜き出した後に神様別の結果が分からなくなってしまった。これは改善してほしいもの。それにはきっと七福神も賛成してくれるはず。


とりあえずテレビの前に並べてみた。
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可愛いすぎて何となく部屋の雰囲気にそぐわない。
どこに置こうか思案中。

wassho at 22:31|PermalinkComments(0) 生活、日常 

2022年04月15日

ど根性リンゴが逝く 三角柱も(/o\)

おととい4月13日には最高気温が26.4度もあったのに、昨日14日の午後は11度台までしか上がらずオー寒ッな1日だった。前日からは何とマイナス15度もの急低下。本日も午前9時に10.5度。冷たい雨まで降っていてたまらずコートを着用。令和になってから気温の変動幅が大きいといわれているようだが、これはまさに殺しに来ているね(^^ゞ

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さて2020年から始めた食べ終えた果物の種でのガーデニング。
その中で唯一残っていた株がリンゴ。しかも枯れかけから復活したので「ど根性リンゴ」と名付けていたが、それが枯れてしまった。

2021年2月2日
もうダメだろうと諦めかけた頃の様子。
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2021年3月16日
なんと頭頂部にわずかに残っていた緑色の部分が元気になってくる。
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ここまでの経緯をさらに知りたければ下記の投稿リンクからどうぞ。
https://wassho.livedoor.blog/archives/53386509.html


このど根性リンゴは6つ種を蒔いて4つ発芽したうちの1つで、他のと較べてほとんど背丈が伸びなかった株。2年目は暖かくなったら成長して欲しいなと願っていたが、どうやらチビッ子DNAを持っていたようでそうはならなかった。

2021年6月5日
何となく期待を持たせる復活ぶり。
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2021年7月17日
しかしここあたりが背丈のピーク。
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そしてナゾの微小の白いツブツブが葉につくことに悩まされる。
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まったく動かないので虫ではないように思える。カビなのか? とにかく小さすぎて肉眼では何か判別できない。見つけるたびに水で洗い流していた。


2021年8月22日
弱り始める(/o\)
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2022年1月15日
枯れたか? 前回と違って頭頂部に緑もなし。
でもど根性に期待してそのまま見守ることにした。
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2022年3月26日。
この時点で葉は明らかに乾燥しているが、
茎にわずかな緑色が残っているのに期待をつなぐ。
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2022年4月10日
しかし4月になってもこの状態では、死亡宣告をしてあげないとかわいそうというもの。
よってど根性リンゴのご臨終認定 Ω\ζ゜)チーン
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また2020年の6月に種を蒔いたが発芽せず、昨年の同時期に再チャレンジしたアメリカンチェリーだが、やはり前回と同じく発芽しなかった。残念無念

というわけで果物ガーデニングは全滅状態になっている。それでも果物を食べれば種は残るわけで(^^ゞ 先日に5品種の種を蒔いた。その話はいずれまた。


実は
今年のチューリップはかなり咲いたものの、それ以外は現在絶不調(>_<)

ベンジャミンは寒さに弱いので冬になる前に部屋に取り込む。するとおそらく体力維持のためだろうが葉を落とし始める。なぜか最も寒い時期ではなく、春になって外に出す前にたくさんの葉を落とす。しかし今年は部屋に入れた直後から落葉し始めた。例年だと葉の数は半分くらいになるが、言い換えれば半分ほどは残っているが、今年は1割ほど。見るも無惨な姿になっている。回復するかなあ。

またサンセベリアも部屋に取り込むと、2月から3月にかけて葉が株の根本から抜けるものが出てくる。その抜けた葉はまったく痛んでおらず青々&ツヤツヤしているのが不思議。それが例年は数本なのに今年は全体の半分ほど抜けた。ちょっとショックである。

これらの話もいずれまた。


さてこちらは
2018年に世田谷のボロ市で買ってきた緋牡丹というサボテン。
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正確には緋牡丹とはカラフルな部分だけで、その下にある緑色をしているのは台木となっている三角柱というサボテン。


緋牡丹が枯れてしまい、その後に三角柱も枯れたが、
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1本だけ残った三角柱が枝分かれして子供?を作り始めた。
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枝分かれした部分と、元の台木を植え替える。
昨年6月のこと。
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そのまま大きくなると思ったら、また枝分かれし始めた。
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本体はそのままで、枝分かれした部分がグングン伸びていく。
これは10月の写真。
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伸びた枝分かれを節ごとに切って植え直しても、また枝分かれするだろうし、そんなことを繰り返していたら三角柱が無限に増えてしまう。三角柱なんて見ていて楽しいサボテンでもないし。ということで放置を決定。

三角柱は寒さにやや弱いと聞いていたものの、ベランダに置いたまま冬になって12月から2月まではまったく変化はなかった。つまり元気だった。しかし3月の初旬を過ぎた頃から弱りだす。蓄積した寒さが後になって身に応えたのか?

2022年3月26日
台木だった三角柱がご臨終。
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枝分かれしたものを切って植えたのはまだ何とか。
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でも4月10日には先端から腐り始めていた。
ついに三角柱も全滅。
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緋牡丹は好きだからまた買うだろうし、その寿命は長くないからまた三角柱が残るはず。次回は枝分かれせず縦に長く伸びる栽培方法を調べて育ててみましょう。

wassho at 21:44|PermalinkComments(0)   *チューリップ以外 

2022年04月13日

桜新町で八重桜

3月14日に世田谷区の桜新町にある桜神社に河津桜を見に出かけた。ここは以前に住んでいた街。久々に訪れて駅前が八重桜の並木になっていることを思い出す。あれから1ヶ月ほど経ったから、もうそろそろかと思い調べてみると、商店街主催の桜祭りはコロナで中止になっていたものの八重桜は満開の模様。というわけで昨日の帰りに寄り道を。


駅に到着。
東急田園都市線は渋谷から次の用賀までは地下を走っている。
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ここは駅南口から東に150mほど離れた場所。駅前の通りには八重桜が100本ほど植えられている。八重桜はあまり人気がないのか、これだけの規模の所は東京都内に数えるほどしかない。
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先日に訪れた縁結びの桜神社には今日も若い女子が。
私もここに祀られたい(^^ゞ
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こちらは駅南口から西に100mと300mほどの場所。
ただいまの桜新町駅前は満開の八重桜で埋まっている。
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色が違っていたり、なかなかの巨木だったり。
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ところで桜神社の河津桜の投稿で書いたように、現在の桜新町のアイデンティティはサクラよりサザエさん。こんな花のサザエさんが置かれていた。これっていつも花で覆われているのかな?
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それにしても、この形だけでもうサザエさん以外の何者にも見えないのがスゴい。
よく見たら花はサクラではなくバラだけど(^^ゞ
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サザエさんファミリーが勢揃い。
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話はそれるが、サザエさんの旦那であるマスオさんについて、
多くの人が誤解していることが2つある。

1つはマスオさんは婿養子ではないということ。サザエさんの両親と一緒に住んでいるからそんなイメージがあるが、サザエさんもマスオさんもタラちゃんも苗字はフグ田であって磯野じゃない。つまり奥さんの実家で二世帯同居生活をしているだけ。

2つめはその婿養子の意味。
これはマスオさんと直接は関係ないけれどーーー。

結婚して男性が妻の苗字を名乗ると、それを婿養子にいったと表現する人が多い。しかし男性が苗字を変えるには次の2つの場合がある。

夫婦別姓の議論が続いているが、現時点においては結婚すると夫婦は男女どちらかの苗字に統一しなければならない。まずはその時に男性が女性の苗字を選択した場合。これは単に苗字だけの問題で、結婚した女性が男性の苗字を名乗るのと逆なだけである。

もうひとつの場合が婿養子であるが、婿養子は結婚の仕方がちょっと複雑で、

  男性が結婚する女性の親と養子縁組をする
  その上で、その女性と結婚する

ことを指す。というわけで必然的に女性側の苗字となる。婿養子は男性を女性側の戸籍に入れることによって「その家を継ぐ」ことを明確にする方法。子供になったのだから相続権も発生する。

でも婿養子になるケースはごく稀かな。直接的な統計は見つけられなかったが、男性で妻の苗字を名乗っている人は約4%しかいない。これには単なる苗字変更と婿養子の両方が含まれるが、おそらく婿養子は婚姻全体で見たらコンマ以下の割合だろう。

それでも婿養子という言葉はイメージだけで定着してしまっている。単に苗字を変更しただけなのに、その男性本人が「私は婿養子でして」とか「マスオさんになりました」とか言っていることもあるくらい。



話を八重桜に戻して、
とにかくこの日は八重桜のモフモフを堪能できた。
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サクラあるあるの胴咲きは八重桜でも。
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駅前から南に向かう道路。
通称サザエさん通り。
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このY字路を右に進むと長谷川町子美術館がある。
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レンガ造りで窓もほとんどないから周りの住宅と間違うことはない。
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美術館の向かいは新しくできた長谷川町子記念館。美術館の別館らしいが、なぜか似たような別の名前がつけられている。建物はこちらのほうが大きい。
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そして美術館の隣にはサザエさん公園まである。
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さほど広くない敷地の割りには背の高い木があったり、手入れもよく行き届いている。でも園内の半分くらいはフェンスで囲われて立ち入り禁止なのがつまらない。
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ところで長谷川町子美術館は1985年からあるし、桜新町と言えば「ああサザエさんのーーー」というイメージを持っている人は昔から少なからずいた。しかし私が桜新町に住んでいた15年ほど前は、今のように街中にサザエさんが溢れていたわけではない。サザエさん通りも当時からそう呼ぶ人はいても標識なんてなかった。

誰が仕掛けたのだろう。商店街の人達? 町おこしのコンサル? サザエさんによる経済効果はどれくらい? そしてサザエさんのキャラクターを使うロイヤリティはどうなってる?
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いろいろと気になってしまうのは職業病(^^ゞ

wassho at 22:57|PermalinkComments(0) お花畑探訪 

2022年04月07日

満開\(^o^)/ ところにより不作(/o\) なチューリップ

4月1日にベランダのチューリップが、
そろそろ賑やかになってきたことを書いた。

初開花の3月26日。
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6日後の4月1日。
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そしてさらに6日経った本日4月7日の様子。
めでたく満開!
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と喜びたいところであるが、
奥に植えたチューリップと手前とではちょっと成長に差がある。
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最も不作な部分を真上から。
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もちろん品種によって開花時期は違うとしても、全体的にここまで差が出たことは今までなかったように思う。ベランダの場所によって日当たりが違うのもいつものことだし。未だツボミすらない株も多いけれど、まあ気長に待つこととしよう。


それ以外に今年の特徴はなぜか香りが強いこと。チューリップはほとんど匂いのしない花。しかし今年はベランダに出るとかすかに花の香りを感じる。別にいい匂いじゃないがヘンな匂いでもない。どれか香りのある品種でも植えたかと個別にクンクンしてみたが、ひとつひとつの花単独では特に感じられず。今のところナゾ

また茎が倒れてしまうのは毎年悩みの種だが、今年は倒れたり傾いたりするものが多い。茎を反対側に曲げてみたり(あまり無理にすると折れる)、茎の根本の土を押したりして角度を変えて対処しているがなかなか戻らない。しかし、たまに上手くいくと嬉しいから、これもチューリップ栽培の楽しみのひとつかも。
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写真を何枚か。
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♪♪並んだ 並んだ 赤 白 黄色(^_^)
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wassho at 20:51|PermalinkComments(0)   *チューリップ 

2022年04月06日

文京区・駒込にある吉祥寺でしだれ桜 その3

本堂に近づくと参道の左にしだれ桜、右にソメイヨシノの配置で植えられている。
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ただしソメイヨシノは盛り過ぎで少し寂しくなっていたのが残念なところ。ということはしだれ桜のほうが開花が遅い、あるいは開花期間が長いのか。両方が揃って満開の時期ってあるのかな。できればその時に来てみたい。

できるだけキレイなところを狙って。
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この鐘楼も左右にそれぞれのサクラ。
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鐘楼の裏側に大きな石碑が並んでいて荘厳な雰囲気。
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そして本堂と、そこから山門を振り返った風景。
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それにしても本堂の前が駐車場なんて珍しいのでは。

さらに変わっているのは、ここに駐められているクルマは参道を通ってやってくること。参道が一般道路になっているような所は別として、境内の参道でクルマが走っているところは記憶にない。サクラを見上げていて、ふと気がつくとクルマが迫っていたこともあった。もちろんサクラ見物をしている人は多いからクルマは超徐行している。ただしそれで音がしないから余計に気がつかない(>_<)

実は最初の投稿で紹介した山門の横はこんなふうに開いていて、クルマはここから出入りする。江戸時代に建てられた寺だから、クルマ社会になったときレイアウト的にこうするしかなかったのかも知れない。
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それはさておき、
本堂の脇にあるしだれ桜が超絶に見事だった。
姿形、花数、花色とも文句なし!
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こちらのしだれ桜は参道にあった八重咲きと違って5枚の花びら。
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しだれ桜はしだれて咲くサクラの総称で、20種類以上の品種があるとのこと。吉祥寺の品種は何だろうかと調べたがよく分からず。

ちなみに枝が垂れるのは植物ホルモンの一種が不足して、枝の組織が固くならないからと考えられている。それは病弱ってこと? そういわれてみれば何となく儚い(はかない)美しさのようにも見える。ただし寿命的にはソメイヨシノが平均60年なのに対して、しだれ桜は300年だから、そんなことはないのだろう。


さて吉祥寺がしだれ桜の隠れた名所という話は本当だった。そして来年こそは六義園のしだれ桜を見たいもの。もちろんその帰りには吉祥寺にも立ち寄ることは間違いなし。

ところでこの日(4月2日)は最低気温が3.6度で最高気温も12.9度とブルブルの寒さ。なのでダウンジャケット着用で出かけた。ダウンを着て花見なんてなんかヘンな感じである。3月12日に京王百草園でウメを見たときは21.3度もあって半袖だったのに。季節感めちゃくちゃな今年の春。


おしまい

wassho at 23:17|PermalinkComments(0) お花畑探訪 

2022年04月04日

文京区・駒込にある吉祥寺でしだれ桜 その2

山門をくぐると参道で待っているのはこの風景。
目と心が喜びだす(^^ゞ
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しだれ桜はソメイヨシノより開花が早いといわれることが多いが、
ここではそんなことはなく満開だった。開花時期は品種にもよるのだろう。
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しだれ桜が並んだアーチをくぐり抜けるなんて初めて。。
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参道の始まりにあるしだれ桜はモフッとした感じ。
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少し進んで山門を振り返る。
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参道の脇にはいろいろなものが並んでいる。
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これは有名な「八百屋お七」の比翼塚。
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比翼塚を辞書で引くと、

  情死あるいは後追い心中した男女を一所に合葬して建てた塚
  愛し合って死んだ男女を一緒に葬った塚

などとある。単に仲の良かった男女の夫婦塚のような場合もあるが、生前は幸せに結ばれなかった男女の悲恋を憐れんで一緒にしてあげるものが多いようだ。その意味は分かったが「比翼」という漢字が持つ力強いイメージと何となくそぐわない印象。

その比翼とは「二羽の鳥が翼を並べること。転じて男女の仲睦まじい様子の喩え」とのこと。そういわれてもやはり違和感があるね。もともとは中国から来た言葉。どちらも同じ漢字を使うけれど意味やニュアンスの感じ方が違うものもある。手紙は中国語でトイレットペーパーを意味するって知ってた?


八百屋お七は江戸初期の実話を元にした物語。歌舞伎、浄瑠璃、舞踊、文楽、落語、浮世絵など当時のほぼすべての芸能で取り上げられるほどに大ヒットした。かいつまんで書くと、

  お七という八百屋の娘がいた
  大火事によって自宅から焼け出され、家族とお寺で避難生活を送る
  その寺の小姓である吉三郎に恋をする

  やがて家が立て直されたので、お寺を去り2人は離ればなれに
  お七はまた火事になれば寺で暮らせて吉三郎に逢えると考え自宅に放火!

  火事の被害の多かった江戸時代、放火は殺人以上の大罪
  お七は火あぶりによって処刑される

そのお七家族が避難していたのは、この近くの円乗寺が通説。しかしここ吉祥寺だったとの言い伝えもあり、だからここに比翼塚もあるのだろう。もっとも史実で確認できるのは「お七という名前の娘が放火し処刑された」ことだけ。彼女が恋した相手の名前も庄之介、左兵衛、吉三などいろいろ創作されている。お七の墓に至っては全国38箇所もあるらしいから、どれだけ人気のある物語だったか伺い知れる。



さて参道で一番目を引くのはこの大仏。
造られたのは1722年だから江戸中期。
ちなみに、なぜか江戸時代はおおよそ前期100年、中期50年、後期100年で区分する。
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像高が2.93m、台座を含めた総高は4.17mあって、まあまあ大きい。満開のしだれ桜だけじゃなく大仏まで拝めて得した気分。大きな観音像とかもあるけれど、やはり大仏はこの姿でなくっちゃ。


ガイドブックには載らない背中まで見せるのがこのブログのいいところ(^^ゞ
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ーーー続く

wassho at 23:31|PermalinkComments(0) お花畑探訪 

2022年04月02日

文京区・駒込にある吉祥寺でしだれ桜

東京でしだれ桜の名所といえば、もっとも名高いのは六義園(りくぎえん)だろう。今シーズンのサクラ見物のメインとして見に行くつもりだった。しかし都立庭園が3月21日までコロナの蔓延防止措置で閉鎖されていたこともあり、スケジュールが決められずに出遅れてしまう(/o\)

SNSで訪れた人の情報を見たときには既に散り始めとのことだった。また今年は例年と較べてもともと花数が少なかったらしい。というわけで断念。まあ来年まで長生きする目標ができたと前向きに考えましょう。

それで六義園のことを調べているときに知ったのが、そのすぐ近くにある直線距離なら800mほどしか離れていない吉祥寺というお寺。どうやら隠れたしだれ桜の名所とのこと。「有名な隠れた名所」なるものはたくさんあるが、ここはサクラの名所ガイド的なものにはあまり載っていなかった。隣の六義園で散り始めならここも同じだろうと考えるが、SNS情報ではそうでもなさそう。それならばと出かけてみることに。


ところで「駒込にある吉祥寺」「吉祥寺というお寺」と書いたのは、もちろん吉祥寺(きちじょうじ)といえば地図で左側に示した吉祥寺を思い浮かべるから。東京の住みたい街ランキングでは常にトップ3に入っている人気エリア。吉祥寺は知っていても、それがある東京都武蔵野市なんて聞いたことがない人のほうが多いくらい。
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実はその街の吉祥寺は、今回訪れた寺の吉祥寺が名前の由来。この寺の建立は古く、室町時代後期に太田道灌(どうかん)が築いた江戸城の一画に彼によってなされた。現在の和田倉あたり。

しかし1590年に秀吉によって家康が駿河から江戸に移されると、現在の東京ドーム東隣の場所に移転させられる(>_<) おそらく家康による江戸城拡大の邪魔になったからだろう。

そして江戸の半分以上が被害に遭ったという、1657年の明暦の大火によってこの付近も焼け落ち、現在の地である駒込に再移転。
地図2

焼失した吉祥寺周辺は大名屋敷街として再開発されることになり、寺の門前町に住んでいた人々は幕府の斡旋で現在の武蔵野市東部に移住する。その場所に彼らが以前を懐かしんでつけた地名が吉祥寺村であり、現在の吉祥寺はそれに由来する。地名にも歴史ありだね。

なお寺の吉祥寺は「きっしょうじ」「きっちょうじ」と発音する場合もあるみたいだ。



地下鉄南北線の本駒込駅で下車。
ちなみに六義園の最寄り駅は隣の駒込駅。
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目の前は本郷通り。
緩やかな坂道を進む。
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寺は本郷通り沿いだし、こんな標識もあるから方向を間違わなければ迷う心配はない。
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駅から数分で吉祥寺に到着。
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山門に掲げられている額には「旃檀林(せんだんりん)」と書かれている。これは江戸時代に吉祥寺が開いていた僧侶の学問所の名前。これが後に駒澤大学となる。いやあ知らなかったなあ。


それはともかく、
山門をくぐる前からワクワクするね。
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ーーー続く

wassho at 21:15|PermalinkComments(0) お花畑探訪 

2022年04月01日

だんだんと賑やかになってきたベランダのチューリップ

3月26日に最初のチューリップが開花したときの写真がこれ。
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上の写真だと拡大しないと、どれが咲いているのか分からないくらいだが、
翌3月27日になるとさらに3つ開花。
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そして賑わいだしてきた3月30日。
毎朝、無駄に早起きする気持ちが分かるでしょ(^^ゞ
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初開花したときに花のサイズが小さくて気になっていた黄色のチューリップ。しかし4日経って大きくなってきた。写真センターの少し斜めになっているのがそれ。その下は開花2日目のもの。チューリップの花は咲いてからも成長することを忘れていた。
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ツボミのときにこれは単色ではないと思っていたのは、たぶんアプリコット・ビューティーという品種。今のところまだ単色だが、そのうち模様が現れてくるはず。
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紫も顔をのぞかせだした。
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これが4月1日。
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本日は4月になったというのに最低気温が3.9度と真冬の寒さ。また朝は雨も降っていて日差しは弱かった。チューリップの花は基本的に日中は開いて夜になると閉じる。


でもこんな天候だと閉じたまま。
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ちなみに開くときは花びらの内側が伸びて開く。逆に閉じるときは花びらの外側が伸びる。この開閉で伸びるを繰り返すから、チューリップは花がだんだんと大きくなる。


こちらの黄色はフォクシー・フォックストロット
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とりあえず赤・白・黄色と揃って咲いてくれてうれしい。
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では斉唱ください(^^ゞ

  ♫ どの花見てもキレイだな〜

wassho at 22:50|PermalinkComments(0)   *チューリップ