2005年09月20日
ブランドの機能美
昨日のコンテストで優勝した飛行機(プロペラ部門)は20数キロを飛んだ。大会記録は36キロらしい。人力のプロペラだけでこの距離、ライト兄弟もさぞ驚いているに違いない。
さて、よく飛んだ機体はどれも美しいという昨日の話。
ライト兄弟の時代から現代のジェット機や戦闘機にいたるまで飛行機というのは機能美の固まりである。デザインのためのデザインが入る余地はほとんどない。その時代の科学技術レベルで、風や空気と精一杯の折り合いをつけて飛行機の形となる。美しく見せようとはしていないが、機能美という美しさを感じるのが人間の不思議なところ。技術のことがわからなくても美しさを感じるのが機能美の不思議なところ。だからだろうか、機能美は古びない。
クルマの場合、100年前は別として、今はそのほとんどがデザインのためのデザインである。美しく見せよう、かっこよく見せよう、何かを表現しようーーーそしてよく売れますように。飛行機とはおかれている環境が違うが機能美とは対極のアプローチ。それは常に人や時代を意識するから、そのデザインは古びてしまう。
話が飛躍するし、わかる人にしかピンとこない話で申し訳ないが、ブランドということを考えるときに「飛行機の機能美か、クルマのデザインか」は自問した方がいい。20年30年前の飛行機のデザインに価値はあるが、クルマには懐かしさ以外のデザイン価値はない。
持続するブランドには「機能美」のような何かが必要。「デザイン」すらできていない昨今のブランドのために立ち上げたブランドは宣伝費の切れ目が縁の切れ目。この話はもっと整理していずれ。
本日は“飛行機の美しさに学ぶブランドの本質”の下書きでした。ロジックが強引なのは承知してます。
さて、よく飛んだ機体はどれも美しいという昨日の話。
ライト兄弟の時代から現代のジェット機や戦闘機にいたるまで飛行機というのは機能美の固まりである。デザインのためのデザインが入る余地はほとんどない。その時代の科学技術レベルで、風や空気と精一杯の折り合いをつけて飛行機の形となる。美しく見せようとはしていないが、機能美という美しさを感じるのが人間の不思議なところ。技術のことがわからなくても美しさを感じるのが機能美の不思議なところ。だからだろうか、機能美は古びない。
クルマの場合、100年前は別として、今はそのほとんどがデザインのためのデザインである。美しく見せよう、かっこよく見せよう、何かを表現しようーーーそしてよく売れますように。飛行機とはおかれている環境が違うが機能美とは対極のアプローチ。それは常に人や時代を意識するから、そのデザインは古びてしまう。
話が飛躍するし、わかる人にしかピンとこない話で申し訳ないが、ブランドということを考えるときに「飛行機の機能美か、クルマのデザインか」は自問した方がいい。20年30年前の飛行機のデザインに価値はあるが、クルマには懐かしさ以外のデザイン価値はない。
持続するブランドには「機能美」のような何かが必要。「デザイン」すらできていない昨今のブランドのために立ち上げたブランドは宣伝費の切れ目が縁の切れ目。この話はもっと整理していずれ。
本日は“飛行機の美しさに学ぶブランドの本質”の下書きでした。ロジックが強引なのは承知してます。
wassho at 19:16│Comments(0)│
│マーケティング、ビジネス