2005年09月29日

ギャル三段活用

27日のオヤジ三段活用にワルのりして(^_^)

ギャルの言葉を広めたのは沢田研二である。あまりに昔のことでいつだったかも思い出せないが「OH!ギャル」との曲名だったと思う。曲は大ヒットし、なぜかギャルは流行語になった。当時は大学生以上24歳くらいまでがギャルの相当年齢。年齢以外に特にギャルの要件はなかったように思う。つまり若い女性の総称。ガールでは、もっと幼く子供のイメージがあるので、ギャルで微妙に年齢差を表現したのが日本語らしいといえばらしい。結構長く流行語として君臨したとは思うが流行語の宿命で、やがて「ナウいヤング」と同じように死語の運命をたどる。


ギャルは10年か20年の死語の時代を乗り越え、1990年代中半に突如コギャルとして復活する。ご存じの通りコギャルは女子高生が対象。ギャルの下限年齢より下だからコをつける律儀さが、やはり日本語的。コギャルを誰が命名したかはよく知らない。社会的にも、消費的にも存在感を増した女子高生を象徴するネーミングとしてマスコミが使い始めたのがきっかけのような気がする。その存在感を増した女子高生は、やがてガングロ・ヤマンバやエンコーなど凶暴化?するものが現れ、それと共にコギャルという言葉のイメージもダウンしたように思う。まだ死語ではなくても言葉としてのピークは過ぎてしまった。


ところがギャルの単語はしぶとく行き残り、現在ギャルといえば、高校生から20歳くらいまでの女性で、ある特定のファッションを好む女性を指す。このファッションの説明は難しい。まあ、ちょっと派手目なカジュアルとでも言おうか。凶暴化したコギャル・スピリットを引き継いでいるともいえなくもない。それらはギャル系ファッションと呼ばれて、それを着ているのがギャルになる図式。


沢田研二の頃のギャルのイメージと、今のギャル・ギャル系ファッションとは何のつながりもない。本日は“1文字のコをつけて復活し、コンセプトを変えターゲットを変えて生き延びる「ギャル」に学ぶ時代に対応するとは何か”の下書きでした。


追伸
ウインドウズだと、文字の端が読めなくなっていると苦情が来たので、レイアウト変更試行錯誤中。このネタもいずれブログで。

wassho at 20:04│Comments(0) マーケティング、ビジネス 

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