2005年11月10日

マツキヨに行くのは

とある20代前半の女性との会話。

女「最近、忙しくてマツキヨ行ってないんですぅ」

私「何を買うの?」

女「買いたいもの探しに行くんですよ〜」


アホか!この女−−−と思った人は健全な判断力はあるけれどマーケティングには向いていない。


マツキヨを薬屋・化粧品屋と定義すれば、それらは利益率が高い商品。同じ集客量であれば、それらだけを売っていた方がはるかに儲かる。マツキヨで売っている、その他もろもろの商品は利益率はそれほど取れない。しかも店舗スペースを喰う。もちろん大幅にディスカウントして売っている。つまり効率の悪いビジネス。


しかし、その他もろもろの商品がたくさんあって、オモチャ箱的な期待や楽しさがあるからこそマツキヨは賑わっている。そしてマツキヨの薬や化粧品は他と較べて特別に安いわけではない。探せば安い店は他にある。でも例えば冒頭の彼女はマツキヨに楽しみに行って何かを買って、ついでに化粧品を買う。化粧品を買いたいときも、どうせならマツキヨで買って、ついでに何かを買って楽しんでくる。


冒頭の3行の会話から読み取るべきマーケティングのポイントは、プロの視点で見れば10以上あるのだが、とりあえず本日は“目先の商品、事業を見つめるだけじゃなくて、広〜い視点や大局観を持っていないと、いい仕事しているのになぜ儲からないんだろうと嘆く羽目になる”の下書きでした。

wassho at 17:14│Comments(0) マーケティング、ビジネス 

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1. ペプチドラゴン 六本木マツキヨ限定?  [ 大豆ペプチド&クラブミュージック ]   2005年12月03日 21:46
久々に、文字のブログになりまふ(笑) 昨日は、東京出張をしておりまして、取引先のIT関連会社をまわっておりました。日帰りのつもりが、なんとなく疲れたので六本木のアイビスに泊まることにしました(爆) ホテルでくつろいでると、くつろいだままでいるのもなんだなと思っ....

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