2006年01月31日

松下のCM(2)

先週、松下はファンヒーターの欠陥について国内全世帯にダイレクトメールを出すと書いた。昨日、家に帰るとそれが届いていた。でもーーー。


新聞で読んだところによると、松下は郵政公社の「指定した地域全世帯に配達する」というサービスを利用するということだった。今回の場合、指定地域は国内すべて。まあ、その程度の認識しかなかった。


ところで郵便受けにはチラシやダイレクトメールや無料タウンマガジンの類が毎日たくさん届く。私のマンションの場合は、集合郵便受けの下にそれらを捨てる専用のゴミ箱があるくらい。


それで、いつものように不要なチラシを捨てようとして、はたと気づいたのが松下の案内。てっきり郵便が届くと思っていたのだが、まさにチラシだった。ハガキより少し大きなサイズ、ハガキよりはるかに薄いぺらぺらな紙質。片面印刷で、宛名はもちろんない。何となく肩すかし。皆さんのお宅にはもう届きましたか? まだなら、そのうち届くはずだからチラシと間違えて捨てないように。(松下のファンヒーターを持っていなければ捨ててもいいのだが)


郵政公社=郵便と思っていたけれど、チラシ配りの業務もやっていたのね。郵便受けにチラシを入れることを広告業界用語ではポスティングとか投げ込みとかいう。専門の業者はいっぱいあるが全国をカバーするところは聞いたことがない。それに毎日ポスティングされるチラシの数は膨大だから、意外といい商売になるかもしれない。民業圧迫かどうかは別として。とにかく松下のチラシには正直ガッカリ、郵政公社の底力にはビックリというのが感想。


昨日とちょっと似ているけれど本日は “郵政公社は「郵」にこだわらずに配達とか物流とか自分の存在価値をしっかり見つめているんだなあ。世間の認識の方が遅れているかも” の下書きでした。

wassho at 20:13│Comments(0) マーケティング、ビジネス 

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