2006年05月12日

川のそばに住んでいた男の話

5月2日に 仏教系ネタを書いたので、今度はキリスト教で。
といっても登場人物が神様というだけだが。

ネタ元は少し前に見たホワイトハウスというNHKの海外テレビドラマ。
この話が交わされる前後の場面の演出も見応えがあったのだけれど、それを再現する文章力はないので、本題だけで。




==========
ある大きな川のそばに住んでいる男がいた。
彼は信心深い人間だった。



ある時、大雨になり
川が氾濫して洪水になりそうになった。

住民は次々と避難し始めたが、
男は逃げなかった。

「きっと神様が助けてくれる」
と、男は家の中で祈り続けた。



しかし、洪水はますますひどくなった。

市役所の防災係が男の家にやってきて、
早く避難しろといった。

しかし男は
「避難は必要ない、きっと神様が助けてくれる」
といって祈り続けた。



次に、ゴムボートに乗って避難する人たちが
男の家の前でとまり、一緒に乗って避難しようと誘った。

しかし男は
「避難は必要ない、きっと神様が助けてくれる」
といって祈り続けた。



さらに洪水がひどくなり、
あたり一面が川のようになったので、
男は屋根に上らなければならなかった。

そこへレスキュー隊のヘリコプターが
救助にやってきた。

「早くロープをつかめ」と隊員はいった。

しかし男は
「避難は必要ない、きっと神様が助けてくれる」
といって祈り続けた。



でも、洪水はますます激しくなり
男は溺れ死んだ。

Ω\ζ゜)チーン
↑あっ、仏教になっちゃった(^^ゞ



普段は行いのよい男だったので天国に召された。

そこで神に対面した男は猛烈に抗議した。

私は今まで神を信じ、善い行いを続け、
お祈りを欠かしたことは一度もありませんでした。
それなのに、なぜ、あなたは洪水の時に
私を助けてくださらなかったのですか!



「この愚か者!!!」
神は男にいった。

「おまえを助けようと、市役所の防災係を送り、次はゴムボートを家の前にとめ、最後にはヘリコプターまで飛ばしてやったのは、このワシじゃ!!!」

wassho at 22:12│Comments(2) ノンジャンル 

この記事へのコメント

1. Posted by ヤント   2006年05月15日 13:00
そう言うオチやったかあ〜

「天国」行けたんやんから
これぞホンマの「お助け」やと思たけど、
違うかったか〜
宗教が違えば「魂」の解釈も違うな〜

なんせ天国は酒は飲み放題やし
ネエちゃんはキレイや言うしなあ〜

やっぱり仏教の方が深くない?

2. Posted by 晴れ時々マーケティング   2006年05月15日 16:14
ヤント様


神様にお祈りしたことはないけれど、
今まで逃してきた、目の前まで来ていたはずのチャンスを
全部、いや10分の1でもゲットしていたら、
ずいぶんと違う人生だったかなぁ〜と


ところでパクもナカガワも神の使い? (^^ゞ

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