2006年06月09日
経営会議見学させられる?
村上サイダーのブログを読んで「擁護派?」というメールをいただいた。
結論を言うと「別に」である。
企業価値を高めろという彼の主張は、本業であるマネーゲームをおこなう時の錦の御旗であり建前である。「お宅の株を買った、だから儲けさせてくれ」とはいえないから「企業価値を高めろ」という。突き詰めていけば本質はそこになる。
しかし多少のシンパシーを感じるのは
その1
彼にとっては建前であろうと、また彼がとってもイケナイ人間であろうと、主張そのものは正しいから。
その2
そう思うのは、現場は優秀でも経営陣がヌル〜イ企業を山ほど見てきたから。企業価値を高めるには普通に仕事をがんばるだけでなくて、戦略でもビジネスモデルでも構造改革でも何と呼んでもいいけれど、もう一段レベルというかクオリティの高い仕事が経営陣に求められる。それを求めたい会社を一杯知っているから。
その3
企業価値を高めろなんて、誰でもいうし、そんなことを書いてあるビジネス書は掃いて捨てるほどある。しかし彼の場合は株主の立場で経営者に迫って実現力があるところが、正直言ってまぶしい。
その4
別にwassho株式会社の株を買い占められたのではないから(^^ゞ だから冷静に、仮に彼の99%が悪でも1%の正義を評価できる。彼が成果を上げたかどうかも問う必要がない。
村上ファンドという日本経済の異端児がもたらす緊張感が、いい方向に作用したらおもしろいなあと思っていたというところか。ぬる〜くナアナアでやっていたら何事も進歩がないからね。外圧で変化せざるを得ないというのも愉快じゃないし。
ところで技術や製造に自信のあるメーカは工場見学を積極的に受け入れている。最近はあまり行っていないけれど、製造メーカーと仕事をする時は可能な限り見学をお願いしている。私の仕事であるマーケティングとは関係ないとしても、それなりに発見があるし、刺激も受ける。一流どころの工場だと感激することすらある。皆さんも是非。
それで本日は “あなたの会社の経営会議は見学に値するレベルですか?” の下書きでした。
結論を言うと「別に」である。
企業価値を高めろという彼の主張は、本業であるマネーゲームをおこなう時の錦の御旗であり建前である。「お宅の株を買った、だから儲けさせてくれ」とはいえないから「企業価値を高めろ」という。突き詰めていけば本質はそこになる。
しかし多少のシンパシーを感じるのは
その1
彼にとっては建前であろうと、また彼がとってもイケナイ人間であろうと、主張そのものは正しいから。
その2
そう思うのは、現場は優秀でも経営陣がヌル〜イ企業を山ほど見てきたから。企業価値を高めるには普通に仕事をがんばるだけでなくて、戦略でもビジネスモデルでも構造改革でも何と呼んでもいいけれど、もう一段レベルというかクオリティの高い仕事が経営陣に求められる。それを求めたい会社を一杯知っているから。
その3
企業価値を高めろなんて、誰でもいうし、そんなことを書いてあるビジネス書は掃いて捨てるほどある。しかし彼の場合は株主の立場で経営者に迫って実現力があるところが、正直言ってまぶしい。
その4
別にwassho株式会社の株を買い占められたのではないから(^^ゞ だから冷静に、仮に彼の99%が悪でも1%の正義を評価できる。彼が成果を上げたかどうかも問う必要がない。
村上ファンドという日本経済の異端児がもたらす緊張感が、いい方向に作用したらおもしろいなあと思っていたというところか。ぬる〜くナアナアでやっていたら何事も進歩がないからね。外圧で変化せざるを得ないというのも愉快じゃないし。
ところで技術や製造に自信のあるメーカは工場見学を積極的に受け入れている。最近はあまり行っていないけれど、製造メーカーと仕事をする時は可能な限り見学をお願いしている。私の仕事であるマーケティングとは関係ないとしても、それなりに発見があるし、刺激も受ける。一流どころの工場だと感激することすらある。皆さんも是非。
それで本日は “あなたの会社の経営会議は見学に値するレベルですか?” の下書きでした。
wassho at 18:12│Comments(0)│
│マーケティング、ビジネス