2006年06月19日

ネーミング(その2)

カルビのついでに思い出話を。


とある商品。抜群のネーミングで発売と同時にぐんぐんとシェアを伸ばす。そのネーミングはあるニーズに焦点を絞ったタイプ。そのニーズに焦点を絞るマーケティング自体がなかなか冴えている。これだけじゃわからないと思うけれど、何かと秘密厳守な仕事なのでご勘弁。


それでその商品。中身は悪くはないのだが、実はそのニーズに焦点を絞った内容じゃない。ごく普通の商品。つまりネーミングだけでヒットしている。



「今は、発売当初で宣伝もバンバン打っているから売れているが、こんな中身じゃ宣伝をやめたとたんに売れなくなりますよ」


担当者
「中身がともなっていないって? わかってるよ。でも大丈夫、ず〜っと宣伝の量落とさないから(^_^)」


ついでに書くと、それで充分利益が出るように事業は計画されている。本日は “マーケティングとはいつも正義が勝つとは限らない” の下書きでした。

wassho at 20:35│Comments(0) マーケティング、ビジネス 

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