2006年06月29日
連係プレーができないと
準備する暇がなかったので、今回の引越はいわゆる「おまかせパック」で依頼した。引越のメニューは各社によって多少違うが、
(1)荷造りを自前でやる
(2)荷造りをしてもらう
(3)荷ほどきをしてもらう
の、いずれかを選択する。もちろん(1)が最も安い。私は(2)を頼んだ。これらはいわば手間賃。それと荷物の量と運ぶ距離によって運賃が決まる。後は様々なオプション料金。手間賃と運賃の比率が引越の条件によって様々だけれど、近距離な私の場合(1)の運賃のみと(2)の手間賃プラスで料金は4倍の開きがあった。楽しようと思えば、やはり金はかかるのである。
だが、荷造りを頼んだのは正解だった。前日に多少貴重品の整理をした程度で、ほとんど手つかずの家の中のあれやこれやを、2名の女性スタッフが8時半から始めて午前中にはすべて梱包してくれた。割れ物はウレタンシートでくるみ、衣類はきちんと畳んで、その他もろもろプロのワザを光らせて。私一人だったら、たぶん1週間はかかった。
しかし女性が、こういう作業をテキパキとこなしていくのを見ると、何となく心引かれる。1名は20代後半で妖怪人間ベムを思い出したし、もう1名20代中頃の女性はたぶんクラスで3本の指に入っていたであろう地味さだったけれど、思わず「二人とも嫁にきてくれ」といいそうになるのをグッとこらえた(^^ゞ
頼んでいないのに彼女たちは、引越後すぐ使うものが入った段ボール箱に「すぐ使う」と赤いマジックで書いてくれる。だから、それらを開ければ引っ越し先でシッチャカメッチャカになった状態でも、とりあえずの生活はできるという段取りになっている。
なんだけれどーーー。
彼女たちは荷造りの専門スタッフ。午前中で次の引っ越し先へと移動し、私の荷物のトラックへの積み込みと積みおろしは別の男性スタッフが担当する。彼らも働き者で誠実だったものの「すぐ使う」と、その他の段ボール箱を区別して家の中に運んでくれなかった。壁際いっぱいに段ボールを積み上げただけでは足りないので、2列と一部は3列に段ボールを並べたが、運悪く「すぐ使う」は奥の方や下の方に積まれてしまっている。
彼女たちが梱包した段ボールは、梱包し終わったものから次々と男性スタッフがトラックに積み込む。しかし「すぐ使う」は50箱ほどの内のほんの数箱。それらは別にして最後に積み込み、引っ越し先では他の段ボール箱と別の場所に運び込むべきであった。
本日は “せっかくの心配りも、部署が違って連係プレーができなければ、ナンの役にも立たないどころか、かえって顧客の怒りを買う” の下書きでした。マーケティングの様々な活動は顧客視点に立ってトータルにコーディネートされないと効果は出ません。
(1)荷造りを自前でやる
(2)荷造りをしてもらう
(3)荷ほどきをしてもらう
の、いずれかを選択する。もちろん(1)が最も安い。私は(2)を頼んだ。これらはいわば手間賃。それと荷物の量と運ぶ距離によって運賃が決まる。後は様々なオプション料金。手間賃と運賃の比率が引越の条件によって様々だけれど、近距離な私の場合(1)の運賃のみと(2)の手間賃プラスで料金は4倍の開きがあった。楽しようと思えば、やはり金はかかるのである。
だが、荷造りを頼んだのは正解だった。前日に多少貴重品の整理をした程度で、ほとんど手つかずの家の中のあれやこれやを、2名の女性スタッフが8時半から始めて午前中にはすべて梱包してくれた。割れ物はウレタンシートでくるみ、衣類はきちんと畳んで、その他もろもろプロのワザを光らせて。私一人だったら、たぶん1週間はかかった。
しかし女性が、こういう作業をテキパキとこなしていくのを見ると、何となく心引かれる。1名は20代後半で妖怪人間ベムを思い出したし、もう1名20代中頃の女性はたぶんクラスで3本の指に入っていたであろう地味さだったけれど、思わず「二人とも嫁にきてくれ」といいそうになるのをグッとこらえた(^^ゞ
頼んでいないのに彼女たちは、引越後すぐ使うものが入った段ボール箱に「すぐ使う」と赤いマジックで書いてくれる。だから、それらを開ければ引っ越し先でシッチャカメッチャカになった状態でも、とりあえずの生活はできるという段取りになっている。
なんだけれどーーー。
彼女たちは荷造りの専門スタッフ。午前中で次の引っ越し先へと移動し、私の荷物のトラックへの積み込みと積みおろしは別の男性スタッフが担当する。彼らも働き者で誠実だったものの「すぐ使う」と、その他の段ボール箱を区別して家の中に運んでくれなかった。壁際いっぱいに段ボールを積み上げただけでは足りないので、2列と一部は3列に段ボールを並べたが、運悪く「すぐ使う」は奥の方や下の方に積まれてしまっている。
彼女たちが梱包した段ボールは、梱包し終わったものから次々と男性スタッフがトラックに積み込む。しかし「すぐ使う」は50箱ほどの内のほんの数箱。それらは別にして最後に積み込み、引っ越し先では他の段ボール箱と別の場所に運び込むべきであった。
本日は “せっかくの心配りも、部署が違って連係プレーができなければ、ナンの役にも立たないどころか、かえって顧客の怒りを買う” の下書きでした。マーケティングの様々な活動は顧客視点に立ってトータルにコーディネートされないと効果は出ません。