2006年10月26日

テロリストじゃないってばぁ

0830e9b3.jpg出張とくに海外に行くとき、私は必ずスイス・アーミーナイフ(十徳ナイフ)を持って行く。ハサミやドライバーなんかをちょこっと使えて便利だから。今回も何かと活躍している。それをうっかり機内持ち込み手荷物のバックの中に入れたままにしてあったので、当然X線検査で引っかかる。

係官「ミスター、ナイフ持ってますね」

ヤバ、別に没収されてもいいけれど(本当は20年以上使っているので愛着がある)、いろいろ聞かれているうちに飛行機に乗れなかったら困る。実は中国に行ったときも同じことを1回やらかして、その時は見送りに来ていた中国人スタッフにフェンス越しに渡して何とか切り抜けた。

しらばっくれたって、どうせ見つかるので「ゴメンゴメン、スーツケースに入れ替えるのを忘れた」と正直に話し、ナイフも渡す。しかし、この係官、英語があまり話せないみたい。何となくイヤなムード。それに気がつくと私の後ろに別の大男の係官が二人立っている。彼らは検査の係官じゃなくて、どう見たって警備員。万事休す(>_<)


ところがナイフを受け取った係官は、ちょっと待てといって、その場にしゃがみ込む。カウンター越しなので彼が何をしているのかは私には見えない。カウンターの下に電話でもあるのか? しかし話し声は聞こえない。約1分後、立ち上がった係官は「OK」といって、ナイフを返してくれた。

??????????????????????????

こうして、私はナイフを持って機内に乗り込んだのである!


私の想像では、たぶんカウンターの下に定規があって、ナイフの刃渡りの長さを調べていたんだと思う。アーミーナイフは短いから、没収の規定外だったのかもしれない。しかしナイフはナイフである。その気になれば殺傷力もある。愛用のナイフが没収されなくてホッとしたものの、この空港のセキュリティは大丈夫かと心配になる。

というわけでテロリストの皆さん、やるんならライプチヒ空港は狙い目です。イヤ違った(^^ゞ 善良な市民の皆さん、アーミーナイフはスーツケースに移すのを忘れないように。次のホテルから私は「アーミーナイフ」と書いたメモを、ホテルの部屋のセキュリティボックスに入れるようにした。セキュリティボックスはホテルを発つとき必ず確認するからね。


なにはともあれライプチヒからまたプロペラ機に乗ってデュッセルドルフに到着。ところでライプチヒの空港では日本のように「ただいまからJAL〇〇〇便、搭乗手続きを開始いたします〜」みたいなアナウンスがないので、危うく乗り遅れそうになる。

wassho at 15:26│Comments(0)   *ドイツ 

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