2006年12月11日

ラストサムライ

日曜日にテレビでラストサムライを観た。
よくできた映画で楽しめた。
今更遅いけれど、映画館で観るべき映画だったと思う。


サムライだから江戸時代の映画と思っていたら舞台は明治。一言で言えば、渡辺謙率いる反乱士族軍に、明治政府軍事顧問として雇われていたトム・クルーズが捕まり、やがて味方となり、人数でも兵力でも圧倒的に有利な明治政府軍と戦い、そして玉砕するーーーというようなストーリー。


この映画、トム・クルーズ以外の主要な配役はほとんど日本人であるが、日本映画ではなくハリウッド映画(だよね?)


それで強く感じたのは殺陣(チャンバラシーン)の迫力。チャンバラは日本の文化?だから、殺陣も日本がオリジナルのはずなのに、迫力・スピード感・リアリティとも圧倒的にこのハリウッド映画が素晴らしい。これに較べたら日本映画の殺陣は「踊り」でしかない。(よく考えたら日本映画で殺陣のあるようなものを観たかどうかあまり記憶はない。正月のテレビドラマくらいか。それと較べちゃいけない気もするが)


本日は “進化がなければ新参者に抜かれるし、努力すればオリジナルも超えられる” のような感想の下書きでした。


ところで、この映画は渡辺謙演じるラストサムライが時代と折り合えず、死に場所を求めるというか、破滅の美学というか、そんなあたりがテーマだと私には思えた。自分は根性ナシのくせに、そういう世界には妙にひかれる。

wassho at 16:31│Comments(0) マーケティング、ビジネス | 映画、ドラマ、文学

この記事にコメントする

名前:
URL:
  情報を記憶: 評価: 顔