2007年02月05日

衆愚政治の二乗

民主主義では、意志決定のシステムとして(国民)全員参加の多数決ということになっている。


●カシコクない人はただしい判断ができない。
●カシコクない人はカシコイ人よりも多い。


という仮説に立てば、民主主義はいわゆる衆愚政治に陥る可能性を多分に内在している。


議員制度は、常に全員参加のシステムは運営的に無理だからと理由と、

●議員は全員で選ぶとしても、選ばれる人は、それなりにカシコイから

衆愚政治を避けられるだろうとという理由で、存在していると私は思っている。


柳沢大臣の「女性は子供を産む機械」失言で、野党は審議拒否である。問題発言とは思うが、審議拒否するほどの発言か。この問題で反対集会やデモがあったわけでもなし。要は政治的駆け引き、次の選挙を狙っての揚げ足取りのネガティブキャンペーンとしか思えない。(どの議員とはいわないけれど)鬼の首を取ったような態度には違和感を覚える。


柳沢バッシングは、そうしたほうが大衆に「受ける」と考えるからだ。

本日は “衆愚政治の二乗”という政治学用語を発明した(^^ゞーーーの下書きでした。

wassho at 18:37│Comments(0) 社会、政治、経済 

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