2007年06月18日
情報流出(続き)、自賠責保険が必要な時代に
前回のおさらいをすると、ウィニーなどのファイル交換ソフトで情報が流出するのは、コンピューターウイルスに感染して、公開するつもりのないフォルダに入れていたファイルまで公開されてしまうから。
ところでファイル交換ソフトで何のファイルを交換しているのか。使っていないので想像でしかないけれど、おそらくはiPodなどに入れる音楽データとか、H系な画像や動画がほとんどを占めている気がする。また交換ソフトといっても、ユーザーが等しく自分のファイルと他人のファイルを交換しているのではなく、ごく一部の人が公開しているファイルを大多数の人が受け取っているという構図だと思う。
以前、iPodにたくさん曲を入れている人に「それって自分のCD?、それともレンタルしたのを取り込んでいるの?」と聞くと「ファイル交換ソフトで、いくらでもダウンロードできるよ」との答え。もっと以前はCDなどの音楽ファイルをアップローとしているホームページがいっぱいあったけれど、著作権絡みで取り締まりもうるさくなったので、今は(といっても数年たっているが)ファイル交換ソフトが主流とも教えてくれた。
「それってパソコンの他のファイルが流出したりしてやばいかもよ」と話すと、その人は得意げにこう説明した。「いや公開フォルダをキチンと指定すれば問題はない。パソコンに詳しくない人はパソコン全体を公開フォルダに指定してしまい、すべてのファイルが他人に見られてしまうけれど、私はキチンと公開フォルダを指定しているから」。ご丁寧にノートパソコンを広げて解説してくれた。
その公開の仕組みをおかしくするのがコンピュータウイルスだというのは、もうご理解いただいていると思う。そして、まあ世間全般的にコンピュータウイルスに対する関心は高いとはいえない。その人も実はIT企業にご勤務である。それに最近はウイルス以外にスパイウエアというやっかいなものもある。
二日かけてようやく本題(^^ゞ
ウイルスやスパイウエアからパソコンを守る基本は
1)対策ソフトをインストールする
2)ウイルス定義の更新をこまめに行う
ウイルス定義の更新というのは、ウイルスというのはどんどん新しいものが出回るから、それにあわせて対策ソフトをバージョンアップすること。
なんだけれど、これらはもちろんソフトを買うお金がかかる。そしてソフトのメーカーにもよるが、ウイルス定義の更新ができるのはソフトを使ってから1〜2年間だけで、その後はまたお金を払って「更新期限の延長」を申し込まないとウイルス定義の更新ができない=新しいウイルスには対応できない仕組みになっている。
お金がかかることは誰だってイヤなのである。ウインドウズのパソコンなら最初からウイルス対策ソフトが入っていることが多いものの、有料の更新期限の延長をしていないパソコンは結構ある。
病気のために健康保険に入らなければならない。クルマの事故に備えて自賠責保険に入らないと車検は降りない。今はパソコンのウイルス対策をするのかどうかは全くの任意で個人の自己責任になっている。これだけの普及率と生活やビジネスに占める重要性を考えると、もうそろそろ社会的仕組みとして対策を講じるべきだと思う。
ウイルス対策ソフトと最新の定義がないとネットワークにアクセスできないようなチップを埋め込むことをパソコンメーカに義務づけるーーーなんかハイパー管理社会みたいでイヤだけれど、そういうことも必要かも知れない。
企業ならウイルス対策ソフトは経費で落とせるので、パソコンの台数分(固定資産台帳かリース経費の項目で台数はわかる)のウイルス対策ソフトと最新の定義の証明を税務申告の時に義務づける、無申告だと税金2倍とか、個人なら確定申告で全額戻ってくるとかーーー思いつきで書いてみたが、本日は
“そろそろウイルス対策は国家的見地から考える時期。警察の捜査資料とか自衛隊のイージス艦情報とか、そんなものまで毎月のように流出していたマジでシャレにならない。個人の自覚ではなくシステムで防がないと事態は変わらない” の下書きでした。
ちょっと前振りが長くて疲れましたm(_ _)m
ところでファイル交換ソフトで何のファイルを交換しているのか。使っていないので想像でしかないけれど、おそらくはiPodなどに入れる音楽データとか、H系な画像や動画がほとんどを占めている気がする。また交換ソフトといっても、ユーザーが等しく自分のファイルと他人のファイルを交換しているのではなく、ごく一部の人が公開しているファイルを大多数の人が受け取っているという構図だと思う。
以前、iPodにたくさん曲を入れている人に「それって自分のCD?、それともレンタルしたのを取り込んでいるの?」と聞くと「ファイル交換ソフトで、いくらでもダウンロードできるよ」との答え。もっと以前はCDなどの音楽ファイルをアップローとしているホームページがいっぱいあったけれど、著作権絡みで取り締まりもうるさくなったので、今は(といっても数年たっているが)ファイル交換ソフトが主流とも教えてくれた。
「それってパソコンの他のファイルが流出したりしてやばいかもよ」と話すと、その人は得意げにこう説明した。「いや公開フォルダをキチンと指定すれば問題はない。パソコンに詳しくない人はパソコン全体を公開フォルダに指定してしまい、すべてのファイルが他人に見られてしまうけれど、私はキチンと公開フォルダを指定しているから」。ご丁寧にノートパソコンを広げて解説してくれた。
その公開の仕組みをおかしくするのがコンピュータウイルスだというのは、もうご理解いただいていると思う。そして、まあ世間全般的にコンピュータウイルスに対する関心は高いとはいえない。その人も実はIT企業にご勤務である。それに最近はウイルス以外にスパイウエアというやっかいなものもある。
二日かけてようやく本題(^^ゞ
ウイルスやスパイウエアからパソコンを守る基本は
1)対策ソフトをインストールする
2)ウイルス定義の更新をこまめに行う
ウイルス定義の更新というのは、ウイルスというのはどんどん新しいものが出回るから、それにあわせて対策ソフトをバージョンアップすること。
なんだけれど、これらはもちろんソフトを買うお金がかかる。そしてソフトのメーカーにもよるが、ウイルス定義の更新ができるのはソフトを使ってから1〜2年間だけで、その後はまたお金を払って「更新期限の延長」を申し込まないとウイルス定義の更新ができない=新しいウイルスには対応できない仕組みになっている。
お金がかかることは誰だってイヤなのである。ウインドウズのパソコンなら最初からウイルス対策ソフトが入っていることが多いものの、有料の更新期限の延長をしていないパソコンは結構ある。
病気のために健康保険に入らなければならない。クルマの事故に備えて自賠責保険に入らないと車検は降りない。今はパソコンのウイルス対策をするのかどうかは全くの任意で個人の自己責任になっている。これだけの普及率と生活やビジネスに占める重要性を考えると、もうそろそろ社会的仕組みとして対策を講じるべきだと思う。
ウイルス対策ソフトと最新の定義がないとネットワークにアクセスできないようなチップを埋め込むことをパソコンメーカに義務づけるーーーなんかハイパー管理社会みたいでイヤだけれど、そういうことも必要かも知れない。
企業ならウイルス対策ソフトは経費で落とせるので、パソコンの台数分(固定資産台帳かリース経費の項目で台数はわかる)のウイルス対策ソフトと最新の定義の証明を税務申告の時に義務づける、無申告だと税金2倍とか、個人なら確定申告で全額戻ってくるとかーーー思いつきで書いてみたが、本日は
“そろそろウイルス対策は国家的見地から考える時期。警察の捜査資料とか自衛隊のイージス艦情報とか、そんなものまで毎月のように流出していたマジでシャレにならない。個人の自覚ではなくシステムで防がないと事態は変わらない” の下書きでした。
ちょっと前振りが長くて疲れましたm(_ _)m
wassho at 17:36│Comments(0)│
│社会、政治、経済