2007年06月28日

為末と辰吉

夜のスポーツニュースでアスリート(運動選手)の名言特集のようなことをやっていた。途中から見たのだけれど、なかなかおもしろかった。


ハードルの為末大選手はベテランなのに、いろいろと若手からアドバイスをもらうことも多いらしい(この直後から放送を見たので正確じゃないかも知れないが、多分そういう文脈だと思う)。それで「自分より若い選手に教えてもらってプライドは傷つきませんか?」という質問に彼は


「誰よりも速く走ることにプライドをかけている」「大人になるといろいろとプライドが増えて」「年下の人に教えてもらうとプライドが傷つくということも理解できるが」「誰よりも速く走るというプライドを守るためなら、他のプライドはいくらでも捨てられる」と答えていた。


ウ〜ン、まさに正しい。本当のプライドとはこういうことだ。俗にプライドが高いといわれる人のほとんどはツマらぬことにこだわっているプライドっぽいだけの場合が多い。


しかし彼はこうも言っていた。「アスリートだから、そういう生き方ができます(意訳)」。ウ〜ン、そうなのである。彼のようにシンプルに生きることは難しいし、高い能力も必要。だから凡人はあれやこれやと生きる目標も曖昧で、何が最も大事かもよくわからず、とりあえずプライドの壁でも高くしておかないと不安で生きていけない。


ーーーと名言を素直に受け止めないのが私のプライドかな?(^^ゞ


ボクシングの辰吉丈一郎選手の名言も印象的だった。長かったので全部覚えていないが、要約すると「よく、生まれ変わったらこうするとか、次はああするとか言う人がいるけれどーーー次はないよ」。


2度3度とチャンスが回ってくることがあるとしても、大事なことほどチャンスは1回切りのことが多いと思っている。そして準備ができていないと、そのチャンスもつかめない。人生は厳しいのである。辰吉選手の生き様を重ね合わすと、この言葉には迫力がある。

だから本日は “できることを精一杯がんばってシンプルに、というかピュアに、そして毎日を完全燃焼” と名言に感銘を受けたっぽい下書きでした。


でもちょっとヒトヒネリ。
前にも書いたような気もするけれど、“だって、そうやって前向きに生きた方が、ぜったい楽なんだってば” の下書きでもありました。

wassho at 17:35│Comments(0) ノンジャンル 

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