2007年09月26日
中秋の名月

東京でもきれいなお月様が見られた。
中秋の名月っていうくらいだから満月だと思っていたら、
あくまで暦(旧暦)の上の話で、本当の満月は明日らしい。
ヘンナノーーー
昨日の月は白く明るく輝き、大きさは視覚的には10円玉くらい。いつ見られるのか忘れたが、もう少し大きくて黄色がかった満月のほうが私は好き。月を眺めたり、紅葉を「狩ったり」するのは日本人独特の繊細な感覚、あるいは美意識かも知れない。もっとも私は子供の頃から、あの月のまだら模様が、餅つきをしているウサギに見えたことは一度もないけれど。
人類がアポロ11号で月に降り立ったのは1969年。翌1970年の大阪万博に「月の石」が展示されたから何となく年号を覚えている。あれから約40年。
万博のテーマは「人類の進歩と調和」だった。確かに世の中は格段に進歩した。でも「月まで行ってきたゼェ!」レベルのことを、人類がほかに何か成し遂げたかというと、ちょっと疑問。
パソコンやインターネットは40年前のことを考えると、夢のまた夢のようなテクノロジーである。アポロの頃、宇宙船に積まれていたのは電卓に毛の生えたレベルの計算機。NASAにあるコンピューターを全部足しても、今のパソコン1台の能力にはるかに及ばない。でも月まで行った。メールや携帯どころかファックスすらなかったのに、何千人という技術者が協力して大事業を成し遂げたんだから、どう考えてもスゴイ。
何かについて調べて分析して報告するという作業において(パソコンやインターネットを使って調べる時間が圧倒的に短縮されたから)、我々は当時のNASA職員何十人分の仕事をこなすことができる。
本日は “それで、どこまで行った?” の下書きでした。
手段がいくら進歩しても、目的を高く持たないとね。
自分が後どこまで行けるのか考えると、何となく不安というか淋しくなったりもするな(^^ゞ
wassho at 18:54│Comments(0)│
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