2008年04月17日
しつこくクルマの音の話
音の話の前に。
走る、曲がる、止まるというクルマの基本性能については、よほどマニアックなことをいわない限り、今はどのメーカー、どの車種を選ぼうと差はない。100万円のクルマなら100万円なりの、500万円なら500万円なりの基本性能を得ることができる。私が学生の頃は、同じクラスのクルマでも基本性能に多少の差はあった。エンジンはいいけれど足回りがよくないとか、その逆とか、あるいは基本性能は高いのにデザインがイマイチとかーーーそういう意味ではクルマの選び甲斐があった。
どのクルマを選んでも(価格なりに)基本性能に差がなくなったと言い切れるようになったのは15年くらい前からか。それは自動車の進歩であり成熟なのだけれど、選び甲斐がなくなれば、クルマに関心を持つ人も減る。それはどの産業にとっても進化に伴う悩みのタネ。ビックカメラに行くと大型テレビの画質をいろいろ見較べている人が一杯いる。大型テレビの画質はメーカーや方式によってかなり違う。つまり選び甲斐がある。でもブラウン管時代の後半期、人々は売り場でブランド名と値札しか見ていなかったはずである。
選び甲斐の話は、マーケティング的にきわめて重要なテーマなので、いずれじっくり。まあ、そういって書いたためしがないけれど(^^ゞ
さて、クルマの基本性能には差がないのだから、用途に合わせたボディタイプ(セダンとかミニバンとか)を決めたあとは、デザインやブランドの好みで選んでも大きな失敗はない。クルマのリサーチをすると、車内の小物入れやカップホルダーなどがクルマ選びの重要な要素となっていることがわかる。売れるクルマを開発するには優秀なエンジニアだけではなく優秀なインテリアプランナーが必要な時代である。(続く)
走る、曲がる、止まるというクルマの基本性能については、よほどマニアックなことをいわない限り、今はどのメーカー、どの車種を選ぼうと差はない。100万円のクルマなら100万円なりの、500万円なら500万円なりの基本性能を得ることができる。私が学生の頃は、同じクラスのクルマでも基本性能に多少の差はあった。エンジンはいいけれど足回りがよくないとか、その逆とか、あるいは基本性能は高いのにデザインがイマイチとかーーーそういう意味ではクルマの選び甲斐があった。
どのクルマを選んでも(価格なりに)基本性能に差がなくなったと言い切れるようになったのは15年くらい前からか。それは自動車の進歩であり成熟なのだけれど、選び甲斐がなくなれば、クルマに関心を持つ人も減る。それはどの産業にとっても進化に伴う悩みのタネ。ビックカメラに行くと大型テレビの画質をいろいろ見較べている人が一杯いる。大型テレビの画質はメーカーや方式によってかなり違う。つまり選び甲斐がある。でもブラウン管時代の後半期、人々は売り場でブランド名と値札しか見ていなかったはずである。
選び甲斐の話は、マーケティング的にきわめて重要なテーマなので、いずれじっくり。まあ、そういって書いたためしがないけれど(^^ゞ
さて、クルマの基本性能には差がないのだから、用途に合わせたボディタイプ(セダンとかミニバンとか)を決めたあとは、デザインやブランドの好みで選んでも大きな失敗はない。クルマのリサーチをすると、車内の小物入れやカップホルダーなどがクルマ選びの重要な要素となっていることがわかる。売れるクルマを開発するには優秀なエンジニアだけではなく優秀なインテリアプランナーが必要な時代である。(続く)
wassho at 18:10│Comments(0)│
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