2009年02月12日

♪もういくつ寝ると〜

ハイ、男子の存在価値を問われるバレンタインです(^^ゞ


今年は男性から女性へチョコを送る「逆チョコ」のプロモーションが盛んだ。その成果が現れたのかどうか、本日午後2時頃、某製菓メーカー本社前の特設路上チョコレート売り場の前を通りかかると、16名いた客のうち3名が男性であった。3名とも、かなり年配。1名は手提げ袋2つ分と大量購入。もっとも観察したのは1分ほどだし、毎年観察している訳でもないから、逆チョコプロモーションの成果かどうかは不明。


ところでバレンタインは欧米の風習を日本に取り入れたと思われているが、実際はかなり違う。ヨーロッパのことはよく知らないが、少なくともアメリカでのバレンタインは、好きな人(異性)にプレゼントを贈る日ーーーただそれだけである。つまり

その1)チョコレートを贈る日ではない。プレゼントは何だっていい。
    ただしクリスマスプレゼントなどと較べると「軽め」のものが贈られる。

その2)女性から男性へ贈る日ではない。
    恋人同士ならクリスマスプレゼントのように贈り合うのが基本。


日本風のバレンタインをいつ誰が仕掛けたのかは諸説あってはっきりしない。それでも日本のマーケティング史上に残る成功例なのは間違いない。今はちょっとニュアンスが変わってきたかも知れないけれど、昔のバレンタインは「この日だけは女性から告白してもいい日」という設定だった。この「口実を作ってあげる」というのはマーケティング的に重要なテクニックである。


当時は告白解禁日という設定にニーズがあった。今はそうでもないだろうが、昔は女性から告白するのは勇気がいったし、もっと昔はハバカラれるレベルのものだったらしい。もちろん「コクる」というお下品な言葉はなかった(^^ゞ


しかしまあ、
逆チョコというのは(プレゼントがチョコ限定であることを除けば) バレンタイン本来の姿に戻るともいえるが、

   告白にチョコを渡す(新規需要創出)
   義理チョコ(需要の拡大)
   本命チョコ(高付加価値商品へのシフト)
   逆チョコ(購買層の拡大)

と、見事なマーケティング戦略である。
その手はくわぬと思うか、踊らにゃソンソンと思うかは、皆さんのご判断で。


ところで「手作りチョコ」という、あのチョコレートのネーミングに違和感を覚えるのは私だけかな? 手作りクッキーでも手作りマヨネーズでも、原料から手作りするのに、チョコの場合は、完成しているチョコを溶かして、アレンジを加えるんだから、本当の意味での手作りとはーーーブツブツ。
そんなこと言っているから手作りチョコをもらえないのかな(^^ゞ

wassho at 19:21│Comments(0) ノンジャンル 

この記事にコメントする

名前:
URL:
  情報を記憶: 評価: 顔