2009年04月09日
エコ替え?エコ買え?
トヨタが盛んに宣伝していたエコ替え。
エコを大義名分にした、魂胆が透けて見える手口に、CMを見るたびに不愉快な気分になる。
素直に「頼むから買って下さい」と言えばいいのに(^^ゞ
新しいクルマのほうが燃費がいいのは確か。
ただエコ(燃費)目的で車を買い換えるなら、買い換えに必要な費用と、買い換えによって節約できる燃料代をよく比較した方がいい。よほど毎月長距離を走る人でなければ元は取れないはず。
新しいクルマのほうが排ガスがキレイその他で地球に優しいのは確か。
ただエコ(地球に優しい)なココロザシで車を買い換えるなら、今のクルマをゴミにして、資源とエネルギーを使って新しい車を作ることと、どちらが地球に優しいかも考えたほうがいい。エコなクルマに買い換えるより、3年ほど世界中でクルマの生産を停止した方が、よほどエコなはず(←推測です、検証はしていません)。
しかし
経済的にはそうもいってられず、政府はクルマや家電のエコ替えというか、エコ買え!な政策を打ち出した。消費者にとっては値引きな訳だから、それなりの効果はあるだろう。クルマに関してはドイツで、よく似た政策で新車販売が4割増になったとのデータもある。
ところで、このニュースは昨日流れたのだが、実施はいつなのだろう? こんな話を聞いたら、しばらくは買い控えると思うけれどーーー。
さて
このエコ買え!も含めた景気対策(補正予算)は総額15兆円規模。本来の予算は88兆円なので、かなり金額である。補正予算という言葉は曲者で、もともとの予算の使い道を変更するという意味も含まれるけれど、ほとんどの場合は単なる追加予算。本来の予算もその多くを借金でまかなっているので、追加予算はまるまる借金である。
100年に一度の大不況を乗り切るには、この程度の対策は必要。
そんなに不景気ならジタバタせず、つつましやかにしばらく暮らそう。
どっちが正解かな?
政府は景気対策すべき、財政出動(金を使えということ)すべきーーーという論調が優勢ではあるが、政府というのは昔の王様のように自分自身の金を持っているのではなく、金の出所は税金つまり国民。
税金というのは自分が住んでいる国や自治体を維持するために分担する費用である。そして税の哲学には次の2つの考えがある。(話がわかりやすいように「国」を主語にする)
集まった税金で、国はやれることをやる。
国がやることに必要な金額を税金で集める。
政治・行政の中枢になればなるほど「何かする」のが仕事だから、考えが後者になってくる。ありとあらゆる名目で増税が企てられる。本日は “じゃぶじゃぶ金を使って対策をするなら、あるいは政治をするなら私にでもできるから、「エライ人」は前者の考えに立ち返り、知恵を使って欲しいものだ” の下書きでした。
エコを大義名分にした、魂胆が透けて見える手口に、CMを見るたびに不愉快な気分になる。
素直に「頼むから買って下さい」と言えばいいのに(^^ゞ
新しいクルマのほうが燃費がいいのは確か。
ただエコ(燃費)目的で車を買い換えるなら、買い換えに必要な費用と、買い換えによって節約できる燃料代をよく比較した方がいい。よほど毎月長距離を走る人でなければ元は取れないはず。
新しいクルマのほうが排ガスがキレイその他で地球に優しいのは確か。
ただエコ(地球に優しい)なココロザシで車を買い換えるなら、今のクルマをゴミにして、資源とエネルギーを使って新しい車を作ることと、どちらが地球に優しいかも考えたほうがいい。エコなクルマに買い換えるより、3年ほど世界中でクルマの生産を停止した方が、よほどエコなはず(←推測です、検証はしていません)。
しかし
経済的にはそうもいってられず、政府はクルマや家電のエコ替えというか、エコ買え!な政策を打ち出した。消費者にとっては値引きな訳だから、それなりの効果はあるだろう。クルマに関してはドイツで、よく似た政策で新車販売が4割増になったとのデータもある。
ところで、このニュースは昨日流れたのだが、実施はいつなのだろう? こんな話を聞いたら、しばらくは買い控えると思うけれどーーー。
さて
このエコ買え!も含めた景気対策(補正予算)は総額15兆円規模。本来の予算は88兆円なので、かなり金額である。補正予算という言葉は曲者で、もともとの予算の使い道を変更するという意味も含まれるけれど、ほとんどの場合は単なる追加予算。本来の予算もその多くを借金でまかなっているので、追加予算はまるまる借金である。
100年に一度の大不況を乗り切るには、この程度の対策は必要。
そんなに不景気ならジタバタせず、つつましやかにしばらく暮らそう。
どっちが正解かな?
政府は景気対策すべき、財政出動(金を使えということ)すべきーーーという論調が優勢ではあるが、政府というのは昔の王様のように自分自身の金を持っているのではなく、金の出所は税金つまり国民。
税金というのは自分が住んでいる国や自治体を維持するために分担する費用である。そして税の哲学には次の2つの考えがある。(話がわかりやすいように「国」を主語にする)
集まった税金で、国はやれることをやる。
国がやることに必要な金額を税金で集める。
政治・行政の中枢になればなるほど「何かする」のが仕事だから、考えが後者になってくる。ありとあらゆる名目で増税が企てられる。本日は “じゃぶじゃぶ金を使って対策をするなら、あるいは政治をするなら私にでもできるから、「エライ人」は前者の考えに立ち返り、知恵を使って欲しいものだ” の下書きでした。
wassho at 18:53│Comments(0)│
│社会、政治、経済